JP7051498B2 - スライダーの引手およびスライダーの引手の製造方法 - Google Patents
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第1回目の射出成形で引手本体の厚み方向の片面側の下カバー体を形成する。この下カバー体は、上カバー体を形成する面側に一対の爪を備えるものである。そして第2回目の射出成形の前に一対の爪の間に紐の両端部を揃えた状態で予め挿入し、第2回目の射出成形時の樹脂の勢いで紐の両端部がふらつかないようにする。そのうえで第2回目の射出成形をし、それによって引手本体の厚み方向の反対面側の上カバー体を形成する。
ちなみに射出成形時の樹脂の勢いで紐の両端部がふらつくと、紐の一部が引手本体の表面に露出するおそれがあり、その場合には外観に悪影響を与えることになる。
すなわち溶着部は横棒部の内部に埋設してあるものである。
すなわち埋設部は溶着部の他に非溶着部を備えるものである。
すなわち溶着部の前後方向の長さ寸法は非溶着部の前後方向の長さ寸法よりも短いものである。
横棒部の前後方向の長さ寸法は縦棒部の前後方向の長さ寸法よりも短いものである。
すなわち埋設部は、引手本体の厚み方向に曲がりながら前後方向に延びるものであり、埋設部における折返し部側の端部に対して埋設部における紐の両端部を前記引手本体の厚み方向の一方側に配置してあることである。
すなわち溶着部は紐の両端部に位置すると共に、引手本体の内部においてその厚み方向の一方側に偏って埋設されているものである。
そして引手本体は、直交する前後方向と左右方向のうち横棒部と、横棒部の左右方向の中間部から前後方向の一方向に延びる縦棒部とを備えるものである。また仕掛品は、横棒部の厚み方向の片面側となる横棒半身部と、縦棒部の厚み方向の片面側となる第1の縦棒半身部と、第1の縦棒半身部および第1の横棒半身部の上に突出する状態で露出する紐露出部であって第1の縦棒半身部の全長に亘って延びると共に紐の両端面が第1の横棒半身部における前後幅の中間部の上に配置される紐露出部とを備えるものである。
スライダーSは、スライドファスナーのエレメント(図示せず)を噛合および分離させるスライダー胴体1と、スライダー胴体1を移動させるためにスライダー胴体1に取り付けられた引手2とを備えるものである。
本実施形態では溶着部5cは紐5の両側部のうち両端部であり、非溶着部5dは紐5の両側部のうち折返し部5a側の部分となっている。また溶着部5cの前後方向の長さ寸法L1は非溶着部5dの前後方向の長さ寸法L2よりも短いものである。
また引手本体6は、厚み方向から視て、左右方向に延びる横棒部6aと、横棒部6aの左右方向の中間部から前後方向の一方向に延びる縦棒部6bとを備えるものである。横棒部6aの前後方向の長さ寸法L3は縦棒部6bの前後方向の長さ寸法L4よりも短いものである。
縦棒部6bの前側と後側を区別する必要がある場合は、前側とはスライダー胴体1側であるものとし、後側とは横棒部6a側であるものとする。また横棒部6aの前側と後側とを区別する必要がある場合は、前側とはスライダー胴体1側(縦棒6b側)であるものとし、後側とは横棒部6aを中心にして縦棒部6bとは反対側であるものとする。
また第1の直線部5hは引手本体6の厚み方向(上下方向)の中間部に配置され、第2の直線部5jは引手本体6の厚み方向の一方側である上側に偏って配置される。そして第2の直線部5jは溶着部5cを含むことから、溶着部5cは引手本体6の内部においてその厚み方向の一方側である上側に偏って埋設される。
また第一実施形態の引手2は、埋設部5bを引手本体6の厚み方向に曲がりながら前後方向に延びるものとし、埋設部5bにおける折返し部側の端部(非溶着部5dの一部)に対して埋設部5bにおける紐5の両端部(溶着部5c)と非溶着部5dの残部とを引手本体6の厚み方向の一方側に配置してあるので、たとえば埋設部5bを真っ直ぐに延ばしたものに比べて、引手本体6に対する紐5の取付強度を向上することができる。
紐露出部5nは紐の両側部であり、最終的には埋設部になる。紐露出部5nは、第1の縦棒半身部7bの前後方向の全長に亘って延びると共に紐5の両端面が第1の横棒半身部7aにおける前後幅の中間部の上に配置される。
下型12は上型13に対向する面(パーティング面)に、紐5の溶着された両端部を位置決めする紐穴12aを備える。紐穴12aは、前後方向に延びるもので、溝状である。そして紐穴12aはその溝幅(左右方向の幅)を、紐5の両側左右に隣り合わせた紐5が嵌合する長さにしてある。
また紐穴12aは前側の溝である前溝部12bと後側の溝である後溝部12cとを備え、前溝部12bを後溝部12cに対して段差状に浅く形成してある。前溝部12bは紐5の第1の直線部5hに対応する部分である。後溝部12cは紐5の湾曲部5iおよび紐5の第2の直線部5jに対応する部分である。
下型は上型に対向する面(パーティング面)に、仕掛品8の第1の半身体7を位置決めする仕掛品穴を備える。
上型は下型に対向する面(パーティング面)に第2の半身体9に対応する形状の第2の半身体穴を備える。
第2の射出成形工程が終わった段階では、折返し部5aはU字状となっている。そしてU字状の折り曲げ部分をスライダー胴体1の引手取付部4の貫通穴に挿入してから、引手本体6を折り曲げ部分の内側に通すことによって、スライダー胴体1と紐5を一体にする。
したがって折返し部5aは本実施形態の引手2では、スライダー胴体1に通したものであり、スライダー胴体1に対して着脱不能なものであったが、本発明はこれに限らず、スライダー胴体1に対して着脱可能なものであっても良い。
1 スライダー胴体
2 引手
3 胴体本体部
4 引手取付部
5 紐
5a 折返し部
5b 埋設部
5c 溶着部
5d 非溶着部
5h 第1の直線部
5i 湾曲部
5j 第2の直線部
5n 紐露出部
6 引手本体
6a 横棒部
6b 縦棒部
6a1 横棒部のうち縦棒部側の面
7 第1の半身体
7a 横棒半身部
7b 縦棒半身部
8 仕掛品
9 第2の半身体
11 第1の金型
12 下型
12a 紐穴
12b 前溝部
12c 後溝部
13 上型
13a 第1の半身体穴
13b 横棒穴部
13c 縦棒穴部
L1 溶着部の前後方向の長さ寸法
L2 非溶着部の前後方向の長さ寸法
L3 横棒部の前後方向の長さ寸法
L4 縦棒部の前後方向の長さ寸法
Claims (8)
- 長手方向の中間部で折り返してある紐(5)と、前記紐(5)のうち長手方向の両側部を埋設してある樹脂製の引手本体(6)とを備え、
前記紐(5)は、前記紐(5)のうち折返し側の折返し部(5a)と、折返し部(5a)の両端から延びると共に前後方向に平行に且つ左右方向に隣り合わせに並べた状態で前記引手本体(6)に埋設された埋設部(5b)と、
を備え、
前記埋設部(5b)は、前記紐(5)の両側部の少なくとも一部において隣り合わせに並べた状態で溶着された溶着部(5c)を備え、
前記引手本体(6)は、直交する前後方向と左右方向のうち左右方向に延びる横棒部(6a)と、前記横棒部(6a)の左右方向の中間部から前後方向の一方向に延びる縦棒部(6b)とを備え、前記縦棒部(6b)の内部と前記横棒部(6a)の内部との両方に亘って前記埋設部(5b)を埋設すると共に、前記横棒部(6a)の内部に前記紐(5)の両端面を埋設してあることを特徴とするスライダーの引手。 - 前記溶着部(5c)は前記横棒部(6a)の内部に埋設してあることを特徴とする請求項1記載のスライダーの引手。
- 前記埋設部(5b)は前記溶着部(5c)の他に非溶着部(5d)を備えることを特徴とする請求項1または2記載のスライダーの引手。
- 前記溶着部(5c)の前後方向の長さ寸法(L1)は前記非溶着部(5d)の前後方向の長さ寸法(L2)よりも短いことを特徴とする請求項3記載のスライダーの引手。
- 前記横棒部(6a)の前後方向の長さ寸法(L3)は前記縦棒部(6b)の前後方向の長さ寸法(L4)よりも短いことを特徴とする請求項1~4の何れかに記載のスライダーの引手。
- 前記埋設部(5b)は、前記引手本体(6)の厚み方向に曲がりながら前後方向に延びるものであり、前記埋設部(5b)における折返し部(5a)側の端部に対して前記埋設部(5b)における前記紐(5)の両端部を前記引手本体(6)の厚み方向の一方側に配置してあることを特徴とする請求項1~5の何れかに記載のスライダーの引手。
- 前記溶着部(5c)は前記紐(5)の両端部に位置すると共に、前記引手本体(6)の内部においてその厚み方向の一方側に偏って埋設されていることを特徴とする請求項6に記載のスライダーの引手。
- 紐(5)の両側部の少なくとも一部を隣り合わせに並べた状態で溶着する溶着工程と、
前記紐(5)の両側部を前後方向に平行に且つ左右方向に隣り合わせに並べた状態で第1の金型(11)内で位置決めし、その位置決めした状態で引手本体(6)のうち厚み方向の片面側である第1の半身体(7)を射出成形することによって前記第1の半身体(7)の上に前記紐(5)の両側部が固定された仕掛品(8)を形成する第1の射出成形工程と、
第2の金型内で前記仕掛品(8)を位置決めした状態で前記引手本体(6)のうち厚み方向の反対面側である第2の半身体(9)を射出成形することによって一体となった前記第1の半身体(7)と前記第2の半身体(9)の内部に前記紐(5)の両端面が埋設された完成品を形成する第2の射出成形工程とを備え、
前記引手本体(6)は、直交する前後方向と左右方向のうち左右方向に延びる横棒部(6a)と、前記横棒部(6a)の左右方向の中間部から前後方向の一方向に延びる縦棒部
(6b)とを備えるものであり、
前記仕掛品(8)は、前記横棒部(6a)の厚み方向の片面側となる第1の横棒半身部(7a)と、前記縦棒部(6b)の厚み方向の片面側となる第1の縦棒半身部(7b)と、前記第1の縦棒半身部(7b)および前記第1の横棒半身部(7a)の上に突出する状態で露出する紐露出部(5n)であって前記第1の縦棒半身部(7b)の全長に亘って延びると共に前記紐(5)の両端面が前記第1の横棒半身部(7a)における前後幅の中間部の上に配置される前記紐露出部(5n)とを備えることを特徴とするスライダーの引手の製造方法。
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