JP2014506141A - 認知機能を評価するシステムおよび方法 - Google Patents

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Abstract

認知機能を評価するためのシステムおよび方法が本明細書に開示される。実施形態例では、評価コンピュータは、個人に関する人口統計学的データを受信し、個人による試験の自己実施のために、携帯型タッチスクリーンパーソナルコンピューティングデバイスに認知評価試験を提供する。携帯型タッチスクリーンパーソナルコンピューティングデバイスは、認知評価刺激を生成し、タッチスクリーン作動を介して、個人から刺激に対する応答を受信し、応答の反応時間を測定し、応答および反応時間を、データベースに記憶するために、評価コンピュータに伝送する。評価コンピュータは、受信した応答および測定した反応時間を含む、個人に関する認知評価出来具合データを受信し、少なくとも第1の認知評価出来具合データに基づき、少なくとも個人の認知ベースラインを含む、出来具合尺度を生成する。
【選択図】図2

Description

(関連出願の相互参照)
本願は、参照することによってその内容全体が本明細書に含まれる、2010年11月24日に出願された、米国特許仮出願第61/417,189号の優先権を主張する。
経時的に自己と比較して、または特定の時間および/もしくは経時的に他人と比較して、自身の認知機能を評価することを望む多くの個人が存在する。加えて、個人の認知機能を評価することができることで利益を享受し得る多数の事業体が存在する。これらの個人および事業体が、年齢層、所得水準、健康状態等の特定の選択される特徴を用いて、他人と比較して認知機能を評価することを可能にすることは、特に有益であろう。従来技術は、個人およびこれらの事業体が、最新の、適切な、かつ統計的に有意なデータサンプル(例えば、同一の、または類似する人口統計学的特徴を有する他の個人)と比較して、認知機能を迅速に、信頼性があるように、かつ費用効果的に評価することを可能にする、いかなるシステムも提供しない。
集団の試験出来具合における変化を把握するために、体系的な基準データおよび臨床データの更新は重要である。しかしながら、現在の試験方法における効率、共有、および統合制約は、そのようなデータ収集を可能にしない。より具体的には、当業者に、好適な対象者から信頼性のあるデータを取得するという重大な問題が提示される。例えば、以前に試験を受けた対象者からの応答は、基準データの結果を歪ませる可能性があることを理解されたい。例えば、対象者が試験を過度に熟知している場合、データは、分析される収集データ集合にとって無益であるか、またはさらには有害である場合がある。そのような場合では、試験出来具合は、対象者の認知能力または機能の測定というよりはむしろ、訓練効果の測定と見なされる可能性がある。広くは、そのようなデータの使用は、好まれず、多くの人によって論理的根拠の乏しい科学であると見なされる場合がある。
現在利用可能な認知評価ツールには、従来の筆記試験、ならびにコンピュータ化された、およびインターネットベースの試験が挙げられる。様々な開発された試験ツールおよび試験実施方法にも関わらず、いくつかの理由のために、上述される制約が残る。
従来の認知評価方法を使用して、関心のある集団を代表する対象者の集まりが選択される。次いで、統計的に適切な対象者のサンプルは、基準化された出来具合尺度を作るために試験される。次いで、後の時点に同一の試験を受ける個人を、この過去の事前に選択された標準グループと比較することができる。基準化された出来具合尺度を最新の状態に維持することは、新しいサンプルグループを繰り返し識別し、試験し、結果を組み込まなければならないため、非常に時間がかかり、かつ高価である。新しいサンプルグループを識別することは、時間がかかり、かつ高価である。また、実際の試験実施も、同様に時間がかかり、かつ高価である。これらの費用には、典型的に、それぞれの基準化されたデータ集合につき、数百万ドル、および数千時間の作業を含む。例えば、従来技術で典型的に使用される臨床状況では、認知評価試験の典型的な一連の実施、分析、および報告に、個人当たり約$2,000〜$3,000の費用がかかる場合がある。データを最新の状態に維持することに関連する費用のため、基準化されたデータ集合は、多くの場合、古く、現在の社会的基準を反映していない。しかしながら、多くの場合、分析のために取得されるデータが、正当性を検証することができる信頼性のあるデータであることは、決定的に重要である、または少なくとも非常に重要であり、試験する個人の選択、試験実施等を含む、確立された手順は、莫大な費用をかけて厳守される。
また、従来の筆記試験、ならびにコンピュータ化された、およびインターネットベースの試験と関連する欠点も存在する。例えば、筆記試験は、一般的に、訓練された臨床医によって個々に実施されなければならない。これは、試験手順を、非効率かつ時間のかかるものにする。
さらに、訓練にも関わらず、試験手順に違いが生じることは不可避である。これらの違いは、指示の提示速度、表現法における句切り、声質、声の抑揚および変調、試験官が資料を注視する方向、視線を合わせる頻度および適切性等に関連する、非常に微妙なものである可能性がある。他の要因には、口頭指示における微妙な変化、試験資料の取り扱いにおける慣れおよび器用さが挙げられる。
試験実施中のさらなる違いには、臨床医の容姿、性別、および人種文化経歴が挙げられる。身長、髪の色、および衣装等の要因さえ、さらなる変動をもたらす。また、臨床医と対象者との間のラポール品質に関連する、対人的要因の異なる影響も存在する可能性がある。
個別の実施を必要としない試験でも、依然として採点する時間を要し、これらの試験の採点は、受験者にわたって必ずしも一貫して実施されるとは限らない。
コンピュータ化された、および/またはインターネットベースの認知評価ツールは、上述される問題のうちのいくつかに対処するが、依然として、従来の試験と同一の制約の多くを抱えている。全体として、試験実施は、よりしっかりと標準化され、詳細なタイミングパラメータが収集され、採点精度が改善される。しかしながら、個別の実施、ならびに非効率なデータ収集および共有による低処理量に関する制約が残存する。例えば、誰が試験を実施するべきか判定することは、困難であり、かつ高価である場合がある。また、多くの現在利用可能なコンピュータ試験には、対象者とコンピュータとの間のインターフェースに関連する追加の制約もある。例えば、異なるキーボードは、多くの場合、異なる応答時間を有し、これは、それから取得される反応時間データの品質を低下させる場合がある。例えば、ディスプレイおよびオペレーティングシステムは、異なるリフレッシュ速度および解像度を有し、オペレーティングシステム性能は、出来具合尺度、およびしたがって、データの信頼性に影響を及ぼす場合がある。したがって、これらの制約は、各コンピューティングデバイス構成および各個別のインターフェース環境の試験信頼性検証を必要とし得、これは、一般的に、実行不可能であるか、または非現実的である。さらに、認知評価試験の自己実施は、一般的に、検証することができる信頼性のあるデータの提供に認められていない。従来技術は、信頼性のあるデータを取得するために使用することが容易であり、かつ費用効果的な、いかなる評価基盤も提供せず、反対に、従来技術のシステムおよび方法は、一般的に、実現および実施することが困難であり、かつ費用効果的ではない。
本開示は、認知機能を評価するための、新しく、かつ革新的なシステムおよび方法を提供する。実施形態例では、評価コンピュータは、個人に関する人口統計学的データを受信し、個人による試験の自己実施のための認知評価試験を携帯型タッチスクリーンパーソナルコンピューティングデバイスに提供する。携帯型タッチスクリーンパーソナルコンピューティングデバイスは、認知評価刺激を生成し、タッチスクリーン作動を介して、個人から刺激に対する応答を受信し、応答の反応時間を測定し、データベースへの記憶のために、応答および反応時間を評価コンピュータに伝送する。実施形態例では、タッチスクリーン作動は、視線追跡および/もしくは音声認識評価で置換または補完されてもよい。評価コンピュータは、受信した応答および測定した反応時間を含む、個人に関する認知評価出来具合データを受信し、少なくとも第1の認知評価出来具合データに基づき、少なくとも個人の認知ベースラインを含む、出来具合尺度を生成する。
実施形態例は、携帯型タッチスクリーンパーソナルコンピューティングデバイス上の、自己実施可能な認知評価ツール一式(本明細書では、試験またはタスクと交換可能に称される)を含んでもよい。認知評価ツールを利用する個人は、少なくとも1つの人口統計学的特徴に関する情報を提供する。評価ツール結果および提供される人口統計学的特徴は、データを集約する、フィルタリングする、並べ替える、および分析することができるデータベースにアップロードされ、記憶される。
実施形態例では、個人が認知評価ツールを利用し、結果がデータベースにアップロードされる際、個人は、個人の出来具合を共通の人口統計学的特徴を有する他人の出来具合と比較する、報告を受信する。この報告は、結果のテキストおよびグラフ表示を含む、多くの形態をとることができる。さらに、収集されるデータに関心のある研究者または他の人は、データベースに、その中に含まれる認知の評定および関連人口統計学的データを問い合わせてもよい。
開示される方法および装置のさらなる特長ならびに利点は、以下の「発明を実施するための形態」および図面に記載され、それらから明らかになるであろう。
本発明の実施形態例による、携帯型タッチスクリーンパーソナルコンピューティングデバイス上の認知評価試験の画面レイアウト例のブロック図を図示する。 本発明の実施形態例による、認知評価方法例を図示するフローチャートである。 本発明の実施形態例による、認知評価システム例の詳細ブロック図である。 本発明の実施形態例による、認知評価方法例を図示するフローチャートである。
本明細書に開示される実施形態例は、携帯型タッチスクリーンパーソナルコンピューティングデバイス上に、自己実施される認知評価ツールを提供する。本明細書に詳細に開示される例示的な評価ツールは、一部において、コンピュータベースの刺激に対する反応時間測定に基づく。実施形態例では、ユーザ出来具合尺度は、評価コンピュータのデータベース(単数または複数)に自動的にアップロードされる。データは、ユーザ出来具合尺度の継続的なアップロードを通して、動的に基準化される。この手法は、自己報告される挙動および人口統計学に基づく基準作りを可能にし、認知機能に影響を及ぼし得る、大きいサンプル数の様々な人口統計学および挙動の作成を可能にする。また、認知評価試験の実施は、時間がかかり、かつ高価でもあり、そのため、試験の自己実施は、相当量の時間および金銭を節約する。上述されるように、例えば、従来技術で典型的に使用される臨床状況では、認知評価試験の典型的な一連の実施、分析、および報告に、個人当たり約$2,000〜$3,000の費用がかかる場合がある。反対に、現在開示されているシステムおよび方法を使用すると、認知評価試験の典型的な一連の実施、分析、および報告に、約$24の費用しかかからない場合がある。これらの費用節約は、試験選択および/または対象者選択の費用の節約と併せて、従来技術方法より数桁小さい出費をもたらし、これは、大幅に大きいデータ処理量を可能にする。さらに、自己実施は、ある点ではより高い品質の認知評価データを提供し得る。例えば、試験を受ける個人は、タッチスクリーンユーザインターフェースが極めて簡単かつ直観的であると感じ、そのため、思考過程は、マウス、キーボードの操作、解答用紙内での移動等について考えることによって邪魔されない。ユーザインターフェースの学習は、ほぼ不要であり得る。
自己実施の利益は、基準化された出来具合尺度の生成およびデータの検証における、相当量の出費を節約し得、しかしながら、また、開示される自己実施の方法は、信頼性がなく、検証に不適なデータの使用も必要とする場合がある。例えば、中毒状態で試験を受ける個人は、不良データを提供する。したがって、本明細書に開示されるように、認知評価データを収集するために自己実施を使用することは、従来技術の教示の多くに反する。しかしながら、本明細書に開示される、現在開示されている携帯型タッチスクリーンパーソナルコンピューティングデバイスは、受信されるデータが、一般的に使用するのに不適であり得る匿名データである際にさえ、これらの問題を克服する、直観的かつ使用が容易なユーザインターフェースを提供する。現在開示されているシステムおよび方法は、iPad(登録商標)等の一般的なデバイス等の携帯型タッチスクリーンパーソナルコンピューティングデバイスを介した、直観的な可動型評価基盤を提供し、これは、有利に、向上されたアクセス性、向上された使用性、認知能力のより区分化された分析、削減された試験実施の訓練、削減された実施費用、削減または排除された対象者選択費用等を通して、認知試験出来具合の処理量の向上を可能にする。さらに、認知機能評価を実施することに関連する費用および問題は、大幅に低減され、検証された出来具合尺度を含む、最新の、適切な、かつ統計的に有意なデータ集合に対する、迅速で、信頼性があり、かつ費用効果的な認知機能評価が、より容易に提供され得る。
出来具合尺度を有するデータベース(単数または複数)は、認知出来具合における人口統計学的変数の影響を評定する第三者によって問い合わせられてもよい。さらに、第三者は、様々なタスクの出来具合に対する認知機能を評定するために、データを使用することができる。製品開発者は、標的購買者層に認知的に適切な製品を作るのに役立てるために、データを使用してもよい。
本開示に含むために選択される例示的な試験は、注意力、記憶力、実行機能、および処理速度に関連する能力を測定することによって、認知機能を評価する。
本明細書で使用される場合、「注意力」とは、特定のタスクに関連のない情報を無視する一方で、目の前のタスクに関連する情報に注目する、個人の能力を指す。
本明細書で使用される場合、「記憶力」とは、情報を短期間または長期間生物学的に記憶する、個人の能力を指す。
本明細書で使用される場合、「実行機能」は、計画を立てる、問題を解決する、および目の前のタスクに適切なアクションを開始し、不適切なアクションを抑制する、個人の能力を表す。
本明細書で使用される場合、「処理速度」とは、個人が知覚情報をいかに早く知覚し、解釈することができるかを指す。
本明細書で使用される場合、「認知機能」とは、個人が環境内の情報を知覚し、覚え、行動する、総合的な能力を指し、また、上述される主要知能のうちの1つを指すために使用することもできる。例えば、本用語は、以下の文脈、「認知機能の改善につながる認知訓練」または「注意力は、主要認知機能と見なされる」のいずれかでも使用することができる。
本明細書で使用される場合、「認知ベースライン」とは、所与の時点での認知機能の安定状態を指す。ベースラインは、経時的な、および/または例えば、老化もしくは病状、事象もしくは化学物質への暴露等による、認知低下、向上、あるいは維持を評価するための評価基準としての役割を果たすことができる。例えば、評価ツールは、軽度TBIを含む外傷性脳損傷(TBI)のスクリーニング手段として使用されてもよい。例えば、軍事的用途は、爆風暴露の1時間以内に、生理学的測定手順と一体となった評価試験を提供してもよい。
注意力、記憶力、実行機能、および処理速度は、それらが「主要」認知機能と見なすことができるため、認知ベースラインの作成を支援する、精神的処理の側面として選択され、結果として、神経論理的に正常な個人、および神経論理的に障害のある個人の両方における、認知ベースラインを評価する、最も有用な手段を提供する。具体的には、これらの機能は、運転または問題解決等の認知低下の影響を受ける、現実世界のタスクの出来具合に関与しており、結果として、これらの特定の機能の測定は、認知能力の評価における予測値を提供する。以下に列挙される試験のそれぞれは、正確度測定および反応時間測定の両方を使用して、これらの機能のうちの1つ以上を汲みあげる。これらのタスクでは、反応時間測定が重視されるため、それらは、認知機能の高精度の評価およびそれにおける変化を提供することができる。異なる認知機能が使用されても使用されなくてもよく、同様に、例示的な認知機能のうちの1つ以上が、認知ベースラインを判定するため、および/または認知機能を評価するために使用されなくてもよいことを理解されたい。
さらに、本明細書に記載されるシステム例は、主として反応時間測定を採用する、一式の試験を含み、従来の神経心理学的試験より認知機能の微妙な変化により敏感な認知出来具合の継続的な変数測定を提供する。Lees et al.(2010)Translating cognitive neuroscience to the driver’s operational environment: A neuroergonomics approach. American Journal of Psychology,123, 391−411。継続的な変数測定は、それらが、認知機能の継続的な測定を可能にするため、個人における、および個人にわたる変化のより優れた検出精度を提供する。例えば、臨床状況で使用される大部分の評価試験は、比較的容易であり、主観的採点方法(すなわち、臨床医が応答を評点付けし、採点する)を使用し、これらの得点を公称的(障害がある対障害がない)または順序的(IQ試験のような)に解釈する。これは、脳傷害を経験した後のような認知機能における総欠陥を表すのには役立つが、大部分の健全な成人にとって、試験を実施するのはそれ程難しくない可能性があるため、正常で健全な成人の認知機能における微妙な変化の測定にはそれ程役立たない。したがって、これらの試験は、正常な十分に機能している個人における認知変化を差異認識しない。しかしながら、反応時間測定を使用する、本明細書に記載される試験は、ユーザが、異なる刺激条件下で、刺激に応答するのにどれくらい長くかかるかにおける差に基づき、認知機能におけるわずかな差を検出することを可能にする。
開示される実施形態例は、個人の個人用認知ベースラインを作成することを可能にする。ベースラインは、個人の出来具合を、選択される特徴に基づき同等者となる個人の「同等者(peers)」もしくは「同世代(cohorts)」(本明細書で交換可能に使用される)の出来具合と比較するため、または様々な状況下(例えば、薬物を摂取する前および摂取した後)での個人の出来具合を比較するため、あるいは、自身または自身の同等者に対する認知低下または向上の測定のように経時的な比較のために使用することができる。
同等者を定義するために選択される特徴には、限定されることなく、性別、生年、民族性(例えば、スペイン系アメリカ人/ラテンアメリカ系アメリカ人、アメリカ先住民、もしくはアラスカ先住民、アジア人、黒人またはアフリカ系アメリカ人、ハワイ先住民、あるいは太平洋諸島民、白人)、最高学歴(例えば、高校、ある単科大学、学士号、大学院学位)、年収(例えば、0〜9,999、10,000〜24,999、25,000〜49,999、50,000〜74,999、75,000以上)、健康状態(例えば、1週間当たりに運動(激しい、適度、および軽度)を実施する回数として測定される)、1週間当たりに娯楽に費やす時間:ビデオゲーム遊び、読書、インターネットサーフィン、テレビ鑑賞、1日当たりの睡眠時間、個人が読み書き可能な言語の数、および個人が過去2年間以内に新しい言語または楽器を習得したか否か等の特徴が挙げられる。
適切な試験の例には、限定されることなく、以下が挙げられる。
視覚短期間記憶(VSTM)。視覚短期間記憶タスクでは、個人は、4色のパッチを画面の中央に短時間提示され、色を覚えるよう求められる。短時間経過した後、1色のパッチが示され、個人は、その色が提示された色のうちの1つであるか否かを尋ねられる。例えば、所与の試行では、個人に、青色、赤色、緑色、および黄色のパッチを短い間提示し、それらを覚えるよう求めることができる。次いで、個人が紫色を示された場合、個人は、紫色が、提示され、記憶されたセットにはないため、「合致なし」と応答する。この試験は、視覚情報を短期間覚える能力を測定する。
空間作業記憶(SPWM)。空間作業記憶タスクでは、画面上に1〜3個の物体が短い間点灯され、次いで消え、個人は、物体のそれぞれの場所を覚えるよう求められる。短時間経過した後、1個の物体が画面上に現れ、参加者は、その物体が、覚えている物体のうちの1つと同一の位置にあるか否かを応答する。このタスクは、空間視覚情報を短期間覚える能力を測定する。
Nバック。Nバックタスクでは、個人は、文字の連続ストリームを画面の中央に提示され、現在の試行で提示される文字が、以前の試行で提示されたものと合致するか否かを応答するよう求められる。例えば、個人は、文字H、続いて文字Tを見ることができ、HおよびTのアイデンティティが合致するか否かを応答するよう求められてもよい(本実施例の場合)。この試験は、参加者が、短期間記憶において、いかに良く情報を保持し、操作することができるかを測定する。このタスクの別のバージョンでは、個人は、文字の連続ストリームを画面の中央に提示され、現在の試行で提示される文字が、2つ前の試行で提示されたものと合致するか否かを応答するよう求められる。
ストループタスク。ストループタスクでは、個人は、画面の中央に提示される、書かれた単語の色の名前を可能な限り迅速に言うよう求められる。単語は、色の単語(例えば、緑色または赤色のいずれかで書かれた赤色という単語)、または色ではない単語(例えば、赤色で書かれた猫という単語)のいずれかであってもよい。不正確な色/単語の組み合わせ(例えば、緑色で書かれた赤色という単語)が、個人の反応時間をどれだけ遅くするかを見ることによって、注意を集中する能力が評価される。このタスクは、個人が、注意力および実行機能処理をいかに良く制御することができるかの測定を提供する。
注意の瞬き。注意の瞬きタスクでは、個人は、画面の中央に高速に提示される文字のストリームを見て、1個または2個のいずれかの所定の標的文字について、ストリームを探すよう求められる。2個の標的がある試行では、第1の標的を検出することは、個人の第2の標的を検出する能力を邪魔し、この邪魔の程度が、注意力機能を評価するために使用される。
タスク切り替え。タスク切り替えタスクでは、個人は、画面の中央に数字(例えば、1〜10)を見せられ、数字は、色付きパッチ上に現れる。パッチの色によって、個人は、番号のパリティ(例えば、高対低)、または番号が奇数であるか偶数であるかを応答しなければならない。重要なことに、各試行で、色付きパッチは、以前の試行と同一の色であり、結果として、参加者は、各試行で同一のタスクを実施するか、または以前の試行とは異なる色であり、結果として、タスクの切り替えがもたらされるかのいずれかである。例えば、所与の試行で、観測者は、ピンク色のパッチ上に番号2を見ることができる。この試行では、個人は、パリティ判断タスクを実施してもよい。続く試行で、色付きパッチが同一のままである場合、個人は、パリティタスクの実施を継続する。しかしながら、色付きパッチの色が変化する場合、これは、個人が、この試行で奇数/偶数タスクに切り替え、実施するべきであることを示唆する。このタスクは、実行機能の一部である、タスクを迅速に切り替える能力を測定する。
トレイルA及びB。トレイルタスクでは、個人は、指を使用して、可能な限り迅速にドットを順に接続する。トレイルAでは、個人は、120個のドットを順に接続するよう求められる。トレイルBでは、個人は、はるかに多いドットまたは110個のドットおよびA〜Jを、番号と文字を交互に順に接続するよう求められる。この試験は、個人が、カテゴリ内(トレイルA)、またはカテゴリ間(トレイルB)からの情報をいかに迅速に検索し、順に処理することができるかを測定する。トレイル試験は、注意力および実行機能を測定する。
フランカータスク。フランカータスクでは、個人は、いくつかの物体を含む表示を提示される。標的である物体のうちの1つは、常に画面の中央に提示され、参加者は、アイテムが、2個の標的タイプのうちのいずれであるかを識別するよう求められる。標的には、所与の試行での標的と同一であるか、または異なる、邪魔となる物体が両側に配置される。例えば、参加者は、複数の矢印を含む表示を見ることができる。標的である1個の矢印は、画面の中央に提示され、参加者のタスクは、矢印が左を差しているか右を差しているかを報告することである。この矢印は、同一の方向または異なる方向のいずれかを指す矢印によって両側を包囲される。このタスクは、個人が、いかに良く関連視覚情報に注意を集中し、関係のない視覚情報を無視することができるかを評価し、注意力および実行機能の測定を提供する。
視覚探索タスク。視覚探索タスクでは、個人は、物体のアレイを提示され、標的物体をできる限り迅速に発見することを求められる。例えば、個人は、上または下に間隙を有する特定の色のボックスを探索し、間隙の場所(上または下)を報告するよう言われてもよい。このタスクは、注意機能の一部である、個人が、いかに迅速に基本的視覚情報を発見し、識別することができるかを評価する。
知覚運動速度(PMS)。このタスクでは、個人は、図式的な顔を提示され、楽しい顔であるのに応えて、可能な限り早くボタンを押し、悲しい顔には応答しないことを求められる。悲しい顔に応答しない能力は、実行機能の測定を提供し、楽しい顔に対して行われる応答の速度は、処理速度の測定を提供する。
基本的処理速度。このタスクでは、個人は、何も表示されていない画面を監視し、様々な経過時間の後、小さい円が画面の中央に現れる。参加者は、円が現れるのを見た際に、可能な限り迅速にボタンを押すよう求められる。このタスクは、基本的視覚処理速度を測定する。
数唱。このタスクでは、観測者は、2〜8個の番号の列を見て、それらのアイデンティティおよびそれらの順序を覚えるよう求められる。列が画面から削除された後、参加者は、覚えることができる限り多くの番号を打ち込む必要がある。この試験は、言語短期間記憶の測定を提供する。
また、当業者に既知の追加の試験も使用することができる。当業者によって理解されるように、本明細書に開示されるシステムおよび方法は、上述されるすべての試験またはこれらの試験の一部を様々な組み合わせで利用することができる。また、実施形態は、様々な数のこれらの試験、典型的に、1個の試験、2個の試験、3個の試験、4個の試験、5個の試験、6個の試験、7個の試験、8個の試験、9個の試験、10個の試験、11個の試験、12個の試験、13個の試験、14個の試験、15個の試験、16個の試験、17個の試験、18個の試験、19個の試験、または20個の試験を含む、1〜20個程度の試験を使用することもできる。
一式の試験は、iPad(登録商標)、iPhone(登録商標)、または他の同様のデバイス等のタッチ作動画面を有するパーソナルコンピューティングデバイス上で実施される。このため、上述される試験は、タッチスクリーンユーザインターフェースと共に使用するために適合される。iPad(登録商標)の実施例では、大部分の試験を、画面の各端部に応答ボタンを提供するように適合させることができる。試験を受ける個人は、iPad(登録商標)の両端部を保持し、画面の左側の回答選択または画面の右側の回答選択を選択するために、個人の親指を使用することができる。
図1は、携帯型タッチスクリーンパーソナルコンピューティングデバイス上の認知評価試験、例えば、上述されるNバック試験の画面レイアウト例のブロック図を図示する。画面レイアウト例は、刺激領域2と、左側選択ボタン3と、右側選択ボタン4と、ヘッダー5と、フッター6とを含む。刺激領域2は、所与の時間に実施されている特定の認知試験に従って提供される、例えば、文字(例えば、「Z」)、番号、色、形状等の個人が反応するための刺激を提供する。刺激領域2内に提供される刺激は、中央に位置してもよく、周辺に位置してもよく、および/または刺激領域2内を秩序的に、または無秩序に動き回ってもよい。また、例えば、刺激領域2は、画面レイアウト1全体に及ぶことを含む、より小さい、またはより大きい領域を被覆するように提供されてもよい。次いで、個人は、左側選択ボタン3または右側選択ボタン4のいずれかを押すことによって、刺激領域2内に提供される刺激に反応する。左側選択ボタン3および右側選択ボタン4は、パーソナルコンピューティングデバイスのディスプレイ画面上に提供される、タッチスクリーンボタンである。個人は、使用の容易さ、快適さ等のために、左側選択ボタン3および/もしくは右側選択ボタン4を、例えば、ディスプレイの縁部に沿って上方または下方に移動させるように設定を変更すること、あるいは画面をカスタマイズすることが可能であってもよいことを理解されたい。さらに、タッチスクリーン左側選択ボタン3および右側選択ボタン4は、必須ではなく、タッチスクリーンボタンの他の構成は、より多い、もしくはより少ないボタン、異なる位置付け、異なるサイズおよび/または形状等を含むことを理解されたい。また、例えば、上述されるように、トレイル試験のように個人が刺激領域2の周囲上を指またはスタイラスで辿る際、応答を提供するためのタッチスクリーンボタンは必須ではないことも理解されたい。ヘッダー5には、行われている認知試験に関する情報、現在時間、バッテリー寿命、無線接続情報、終了ボタン等が提供されてもよい。また、フッター6にも、進捗バー等の情報、および機能ボタン(例えば、練習開始、試験開始、継続、戻る)が提供されてもよい。画面レイアウト1は、例証的な実施例にすぎず、使用性、審美性、ブランド設定等のために、様々に修正されてもよいことを理解されたい。
さらに、例えば、視覚探索試験では、左側選択は、「下」であってもよく、右側選択は、「上」であってもよい。指向矢印を利用するフランカー試験では、左側選択は、「左」であってもよく、右側選択は、「右」であってもよい。同様に、Nバック試験では、左側選択は、「合致しない」であってもよく、右側選択は、「合致する」であってもよい。画面の下部付近(例えば、フッター6内)の進捗ラインおよびアイコンは、ユーザに、特定の練習セッションまたは評価における残りの質問の指標を提供するために使用されてもよい。
また、試験が適切に自己実施される可能性を向上させるために、理解するのが容易な試験の指示および説明も提供される。携帯型タッチスクリーンパーソナルコンピューティングデバイス上で実施することができるように記載される試験の一部の実施例が、以下に記載される。
評価を開始する前の一般的冒頭指示:
認知機能の正確な測定を得るために、試験中に邪魔されない、または気が散らないよう、必ず、静かな場所に座ってください。
デバイスの画面の両側を両手で保持し、親指を使用して応答してください。
続けるには、継続キーを押してください。
VSTMの実施のための例示的な画面
VSTM概略紹介及び指示:
この試験は、あなたの視覚記憶を測定します。画面上に、4色のボックスのセットが点灯表示されますので、各ボックスの色を覚えてください。
(図)
短時間経過した後、別の色のボックスが示され、以前のセットであなたが見たボックスのうちの1個の色と合致するか否かを尋ねられます。
四角形が以前のセット内の1個と合致する場合は、左手の親指で「合致する」キーを押してください。四角形が以前のセット内の1個と合致しない場合は、右手の親指で「合致しない」キーを押してください。
試行の最初のブロックは、練習です。できる限り4個のボックスの色を覚え、可能な限り正確に答えてください。
VSTM練習
VSTM評価指示:
このタスクは、あなたが練習で実施したものと同一です。可能な限り正確に答えることを忘れないでください。
SPWMの実施のための例示的な画面
SPWM概略紹介及び指示:
この試験は、あなたの空間記憶を測定します。2個または3個の黒色のドットのセットが表示されますので、これらのドットの位置を覚えるよう努めてください。
(図)
短時間経過した後、赤色のドットが表示されますので、赤色のドットが、黒色のドットのうちの1個の位置と一致するか否かを答えてください。
赤色のドットの位置が黒色のドットのうちの1個の位置と合致する場合、左手親指で「合致する」キーを押してください。赤色のドットの位置が黒色のドットのうちの1個の位置と合致しない場合、右手親指で「合致しない」キーを押してください。
試行の最初のブロックは、練習です。できる限り黒色のドットの位置を覚え、可能な限り正確に答えてください。
SPWM練習
SPWM評価指示:
このタスクは、あなたが練習で実施したものと同一です。可能な限り正確に答えることを忘れないでください。
Nバックの実施のための例示的な画面
Nバック−1概略紹介及び指示:
この試験は、あなたの作業記憶を測定します。画面の中央に一連の文字が現れますので、現在の文字が、直前に見たものと合致するか否かを答えてください。
現在の文字が以前の文字と合致する場合、左手親指で「合致する」キーを押してください。合致しない場合、右手親指で「合致しない」キーを押してください。
試行の最初のブロックは、練習です。可能な限り正確に答えるようにしてください。
Nバック−1練習
Nバック−1評価指示:
このタスクは、あなたが練習で実施したものと同一です。可能な限り正確に答えることを忘れないでください。
Nバック−2練習指示:
試験のこのパートは、先ほど行ったものと同様ですが、今回は、現在の文字が2文字前に見たものと合致するか否かを答えてください。
現在の文字が2文字前の文字と合致する場合、左手親指で「合致する」キーを押してください。合致しない場合、右手親指で「合致しない」キーを押してください。
試行の最初のブロックは、練習です。可能な限り正確に答えるようにしてください。
Nバック−2練習
Nバック−2評価指示:
このタスクは、あなたが練習で実施したものと同一です。可能な限り正確に答えることを忘れないでください。
ストループの実施のための例示的な画面
ストループ概略紹介及び指示:
この試験は、いかに良く邪魔なものを遮断することができるかを測定します。
画面の中央に色付きの単語が提示されます。単語の色を答えてください。
単語の色と合致するボタンを押してください。例えば、以下が表示される場合、緑色キーを押します(緑色で印刷された赤色という色単語の絵画)。
試行の最初のブロックは、練習です。可能な限り迅速かつ正確に答えるようにしてください。
ストループ練習
ストループ評価指示:
このタスクは、あなたが練習で実施したものと同一です。可能な限り迅速かつ正確に答えることを忘れないでください。
瞬きの実施のための例示的な画面
瞬き概略紹介及び指示:
この試験は、あなたが、時間にわたって物事にいかに迅速に注意を払うことができるかを測定します。画面の中央に文字のストリームが高速に提示されますので、ストリームの標的文字を注視してください。
瞬き標的1練習指示:
試験の最初のパートでは、画面の中央の文字のストリームを注視し、赤色の文字を探してください。
ストリームが終了した際、常にB、G、またはSである、赤色の文字のアイデンティティを答えるよう求められます。画面の下部の「B」、「G」、または「S」ボタンを使用して答えてください。
できる限り正確に答えてください。
瞬き標的1練習
瞬き標的X練習指示:
試験のこのパートでは、画面の中央の文字のストリームを注視して、文字Xを探します。
一部の試行では、ストリーム中にXが存在します。他の試行では、Xが存在しません。ストリーム中にXがあったか否かを尋ねられますので、Xがあった場合は「はい」ボタンを、なかった場合は「いいえ」ボタンを押してください。
できる限り正確に答えることを忘れないでください。
瞬き標的X練習
瞬き組み合わせ練習指示:
試験のこのパートでは、各試行で、赤色の文字および文字Xの両方を探してください。
ストリームの終わりで、最初に、赤色の文字のアイデンティティを答え、次に、Xがあったか否かを答えてください。
できる限り正確に答えることを忘れないでください。
瞬き組み合わせ練習
瞬き組み合わせ評価指示:
このブロックは、あなたがたった今実施した練習とまったく同様です。
可能な限り迅速かつ正確に答えることを忘れないでください。
タスク切り替えの実施のための例示的な画面
タスク切り替え概略紹介及び指示:
この試験は、あなたが、2つの異なるタスクをいかに迅速に切り替えることができるかを測定します。
最初に、各タスクを個別に練習します。次いで、タスクを組み合わせ、あなたがいかに良くそれらを切り替えることができるかを測定します。
タスク1練習指示:
各試行で、中に番号が書かれたボックスが表示されます。数字が番号5より大きいか小さいかを判断してください。左手親指を使用して、大きいか小さいかを答えてください。番号が5より大きい場合、「大きい」キーを押してください。
番号が5より小さい場合、「小さい」キーを押してください。できる限り迅速かつ正確に答えてください。
タスク1練習
タスク2練習指示:
前と同様に、各試行で、中に番号が書かれたボックスが表示されます。
このタスクでは、数字が奇数であるか偶数であるかを判断してください。右手親指を使用して、番号が奇数である場合は「奇数」ボタンを、番号が偶数である場合は「偶数」ボタンを押してください。
できる限り迅速かつ正確に答えてください。
タスク2練習
タスク切り替え組み合わせ練習指示:
これから、あなたがたった今練習したように、2つのタスクを切り替えることが求められます。
青色またはピンク色のいずれかの四角形の中に数字が表れます。四角形が青色の場合は、左手親指を使用して、大きい/小さいタスクを実施してください。
四角形がピンク色の場合は、右手親指を使用して、奇数/偶数タスクを実施してください。
四角形の色は、予測不可能に変化しますので、両方のタスクを実施する準備をしておいてください。試行のこのブロックは、練習です。
できる限り迅速かつ正確に答えてください。
組み合わせタスク練習
タスク切り替え組み合わせ評価指示:
このブロックは、あなたがたった今実施した練習とまったく同様です。可能な限り迅速かつ正確に答えることを忘れないでください。
トレイルの例示的な実施
トレイルA概略紹介及び指示:
このタスクは、空間内の情報をいかに迅速に探索することができるかを測定します。このタスクは、ドットを接続するのと類似しており、可能な限り迅速に、指を使用して、1〜20の番号が付いたドットを順に接続しなければなりません。
タスクをより難しいものにするために、いったん開始されると、指を離すことはできません、そうでなければ、タスクを最初からやり直さなければなりません。
仮想練習実演を用いたトレイルA練習。
トレイルBのための任意選択指示。
第2の指示セットに基づくトレイル練習。
特定の実施形態では、評価の完了は、例えば、
試験を完了しました。得点を見るためには、「結果」ボタンを押してください。
と述べる終了画面を生成することができる。
練習セッション中および/または実際の評価中の応答に続き、評価を受ける個人に、個人の応答の正確性に関するフィードバックを与えることができる。特定の実施形態では、このフィードバックは、評価の練習段階中にのみ提供される。例えば、フィードバックは、応答が提供された後に、「正解」もしくは「不正解」、または「無回答」を述べてもよい。
最初に、個人に、ユーザがユーザの既存のプロファイルを選択する、または新しいプロファイルを作成することができる、ホーム画面が提示されてもよい。個人は、ユーザに異なるタイプの人口統計学的データを導く一連の質問に答えさせることによって、ユーザプロファイルを作成してもよい。プロファイル作成中、本明細書に開示されるシステムおよび方法は、ユーザに特定の質問を尋ねる。いくつかの実施形態では、選択用に定義された応答オプション(例えば、ドロップダウンリスト)を提供することができる。他の実施形態では、質問は、定義された応答オプションが提供されていない、自由回答形式であってもよい。いくつかの実施形態は、これらの質問タイプの組み合わせを採用してもよい。また、特定の実施形態は、ユーザが、具体的に要求されていない個人的な特徴を入力することも可能にできる。
次に、個人は、利用可能な一式(例えば、瞬き、フランカー、Nバック、PMS、ポスナー、速度、SPWM、ストループ、タスク切り替え、トレイルA及びB、視覚探索、VSTM)から試験を選択することができる。個人による選択に続き、選択された試験の上述されるような指示が提供され、練習質問が提供される。次いで、個人は、試験を受ける。回答選択は、中間デバイスを必要とすることなく、タッチスクリーン上で直接行われ、出来具合(例えば、正解率および応答時間)が記録される。得点およびユーザ出来具合データは、パーソナルコンピューティングデバイスに返送するために、情報を並べ替え、フィルタリングし、集約することができる、評価コンピュータデータベースにアップロードされる。データの報告は、評価コンピュータデータベースとの通信に基づき、パーソナルコンピューティングデバイス上で作成することができる、またはデータベースで作成され、パーソナルコンピューティングデバイスにダウンロードすることができる。温冷図式平面を介して、平均データを表すことができ、平均の上または下に個人得点をプロットすることができる。平均データは、個人が個人自身と比較するのに関心のある集団を反映するように、継続的に変化してもよい。同世代のベースラインは、個人が一式の試験を自己実施し、追加の出来具合データが収集されるにつれて、継続的に更新されてもよい。
データ集合内の個人は、選択される人口統計学的特徴に基づき、異なるグループまたは同世代と比較されてもよい。例えば、個人は、試験結果が同年齢(例えば、47歳)の同世代に対して分析されることを要求してもよい。あるいは、個人は、45〜50歳等の個人の年齢の前後の年齢を要求してもよい。あるいは、ユーザは、20歳等の異なる同等者グループ、あるいはより身体的に活動的な、もしくはそれ程身体的に活動的ではない、および/またはより社交的な、もしくはそれ程社交的ではないグループとの比較を要求することができる。研究は、身体的活動が、認知機能に影響を及ぼす(例えば、より高い身体的活動率を有する個人は、認知の特定の領域において、より高い認知機能得点を有する)と思われることを示したことを理解されたい。あるいは、本明細書に開示されるシステムおよび方法は、1つ以上の選択される特徴に基づく、デフォルト同世代作成を利用することができる。データベースが第三者によって問い合わせられる際も同様である。データベース内の個人の同世代グループは、選択される人口統計学、およびこれらの人口統計学が、問い合わせを提出する関係者によってどのように定義されるかに基づいて変化してもよい(例えば、本明細書に記載されるシステムおよび方法は、「レトロスペクティブ同世代グループ」の作成を可能にする)。
図2は、本発明の実施形態例による、認知評価方法例を図示するフローチャートである。例示的な方法は、個人がその上で認知評価タスクを実施することができる、携帯型タッチスクリーンパーソナルコンピューティングデバイス10と、限定されることなく、データベースを使用して、記憶されるデータを記憶する、集約する、フィルタリングする、分析する、および並べ替えることができる、評価コンピュータ12とを利用する。
使用を開始すると、ユーザは、ホームページに入る(14)。所望により、本明細書に記載される方法は、ユーザのホームページへの入力をアップロードし(15)、データベースに記録する(16)ことができる。ホームページで、ユーザは、既存のプロファイルを選択する(17)、またはプロファイルを作成(もしくは編集)する(18)ことを選択することができる。ユーザ(またはユーザに本明細書に記載される認知評価を実施するよう指図する事業体)は、ユーザのプロファイルを特定のユーザの固有の識別子とリンク付ける(20)か、または固有の識別子とは独立して人口統計学的情報のみをアップロードし(22)、その後にプロファイルデータをアップロードし(21)、記録する(20、22)ことをできるようにするかを決定することができる。固有のユーザ識別子は、限定されることなく、パスワード、指紋、プロファイル名、顔印画等を含む、ユーザに固有の任意の好適なデータから作成することができる。加えて、携帯電話等のいくつかのパーソナルコンピューティングデバイスは、デフォルトでユーザと結び付けることができ、別個のユーザ識別子を必要としなくてもよい。
ユーザプロファイルの作成および/または選択に続き、ユーザは、認知評価タスクを選択することができる(24)。所望により、本明細書に開示される方法は、タスク選択をアップロードし(25)、データベースに記憶してもよい(26)。この情報は、ユーザの試験を完了する能力または意欲を評価するために、中断された試験、選択されたが行われなかった試験等の割合を、人口統計学的データと併せて、またはそれとは独立して評価するのに有用であり得る。
タスク選択に続き、プロセッサは、ユーザの要求に基づき、評価ツールを実行することができる。ユーザは、試験指示を提示されてもよく、上記により詳細に記載されるように、選択した試験を受けることができる(28)。すべての試験結果は、データベースにアップロードされ(30)、また、特定のユーザとリンク付けられる結果は、ユーザの以前にアップロードされたデータともリンク付けられる(32)。また、ユーザIDとリンク付けられていない結果も、プロファイルの関連人口統計学的情報と共に記憶される(33)。データの記憶は、同一の、または異なるコンピューティングデバイス上の異なる記憶媒体にわたって、例えば、RAIDサーバ内の複数のハードドライブ、またはクラウドストレージシステム内の複数のコンピューティングデバイスにわたって、データを分散させることを含む、任意の好適な方法で達成することができる。
所望により、ユーザのパーソナルコンピューティングデバイスによって、受験のタイミングに関する情報と共に、正解した、不正解した、または無回答だった質問の数に関連する結果をローカルに生成することができる(34)。また、ユーザのパーソナルコンピューティングデバイス10は、ユーザプロファイルによって特定される以前の出来具合も記憶することができ、表示は、以前の出来具合に対して変化する(34)。評価コンピュータ12は、データベースにデータ投入するために、結果を分析してもよい(35)。分析されたデータは、表にし、データベースによってダウンロードすることができる(36)。ユーザに、ダウンロードされた結果が提示されてもよい(37)。加えて、評価コンピュータ12は、例えば、挙動特徴、病歴特徴、教育特徴、および訓練経験特徴を含んでもよい、共有される人口統計学的特徴によって定義される同等者または同世代に対する最新の比較データを提供することができる。特定の報告を生成するために、ユーザの活動履歴またはユーザグループの活動を分析することができる。報告は、テキスト、チャート、グラフ、アニメーション、および/または図の形態であってもよい。報告は、ユーザの活動履歴の任意の側面に関連するデータを含むことができる。例えば、報告は、ある期間にわたる、特定の認知タスクのユーザの出来具合のレベルを追跡することができ、時間の経過に基づき、ユーザの出来具合のレベルがどのように変化したかを示す、またはユーザの他の認知タスクの出来具合のレベル、ユーザの同一のタスクの以前の出来具合、ユーザの人口統計学的特徴を共有する、もしくは共有する他人の出来具合と関連して示す。
ユーザ情報を集約することは、例えば、累計を更新すること、同一の認知タスクの累計を更新すること、個人評価タスクおよび/またはタスクのグループの経時的な出来具合を算術平均すること等を伴うことができる。例えば、ユーザ情報を、データベース内のユーザの活動履歴に既に含まれている任意のデータと共に集約することができる。
生成される、および/またはユーザに提示される結果に基づき、パーソナルコンピューティングデバイス10および/または評価コンピュータ12は、以前の結果との比較に基づき、推奨またはユーザ警告を生成することができる(38)。また、評価コンピュータ12は、特定のユーザの同世代との比較に基づき、推奨またはユーザ警告を生成することもできる(40)。
ステップ35および38では、ユーザの認知機能を評定するため、およびユーザに使用するプログラムの推奨を行うために、ユーザの情報履歴を使用することができる。例えば、ユーザが欠如を示す認知タスクでそのユーザが上達すること、ユーザが既に優れているが、より上達することを望む、そのユーザの特定の認知タスクを実施する能力を高めること等を助長するユーザプログラムを推奨するために、ステップ35および38を通して、ユーザの出来具合のレベルを使用することができる。これらのプログラムは、コンピュータベースであっても非コンピュータベース(例えば、食事または身体的活動の推奨)であってもよい。推奨は、ユーザが関わるべきプログラム、いつおよびどれくらいの長さユーザが特定のプログラムと関わるべきかを提供するスケジュール、および/またはユーザの特定の認知評価タスクの出来具合のレベルの目標もしくはチェックポイント等を含むことができる。これらの方法は、さらに、自己および同世代と比較した際の、ユーザの自己の経時的な個人出来具合の比較を可能にし、個人の認知能力のさらにより高精度の経時的な監視を可能にする。また、警告/推奨は、医者を受診することを勧めることもできる。したがって、情報は、医者のスクリーニング手段として、個人の医療記録の一部となってもよい。また、本明細書に開示される方法は、他の外部ソースからアップロードされる認知データおよび関連人口統計学的特徴を利用することもできる(42)。
加えて、外部の契約者は、認知能力における人口統計学的影響を評価するために、データベース内の「すべての結果」データ(すなわち、アップロードされ、人口統計学的情報とリンク付けられたすべてのデータではあるが、ユーザIDは決して提示されない、また削除されている)にアクセスし、このデータを問い合わせることができる。このアクセスは、1回当たりの問い合わせ料金に基づいてもよく、事前に購入された時間割り当てに基づいて提供されてもよい。あるいは、外部の契約者は、1時間、1日、1週間、1ヶ月、1年、または無期限等の規定期間のアクセスに定額料金を支払うことができる。また、契約者は、「すべての結果」データへの無料アクセスを与えられてもよい。
図3は、本発明の実施形態例による、認知評価システム例の詳細ブロック図である。パーソナルコンピューティングデバイス110は、個人がタッチ作動画面上で認知評価を実施することを可能にする、ハードウェアおよびソフトウェアの任意の好適な組み合わせであってもよい。パーソナルコンピューティングデバイス110は、プロセッサと、タッチスクリーンと、通信デバイスとを含む。実施形態例では、パーソナルコンピューティングデバイス110は、視線追跡および/または音声認識技術を含んでもよい。本明細書に記載される一式の評価ツールは、パーソナルコンピューティングデバイス110上に記憶されてもよく、またはパーソナルコンピューティングデバイス110がアクセスすることができる外部媒体上にあってもよい。
プロセッサは、パーソナルコンピューティングデバイス110の本質および用途によって、ユーザが本明細書に記載される一式の試験を実行し、それと対話することを可能にするのに好適な任意の汎用または専用マイクロプロセッサであってもよい。
通信デバイスは、パーソナルコンピューティングデバイス110が、データベースを含む評価コンピュータ112とデータを送受信することを可能にするための任意の好適なデバイスであってもよい。例えば、通信デバイスは、限定されることなく、802.11xプロトコルベースの無線(WiFi)カード、イーサネットデバイス、モデム、ブルートゥースモジュール、IRリンク等であってもよい。パーソナルコンピューティングデバイス110は、2つ以上の通信デバイスを活用することができる、例えば、パーソナルコンピューティングデバイスは、WiFiカードおよびブルートゥースモジュールを有することができる。通信デバイスは、任意の好適な方法で、例えば、有線または無線接続を使用して、パーソナルコンピューティングデバイス110に接続することができる。
評価コンピュータ112のデータベースは、任意のタイプの好適なデータ構造を具現化してもよく、記憶およびその中に記憶されるデータの分析を好適に可能にするように、評価コンピュータ112のハードウェアおよびソフトウェアの任意の好適な組み合わせを使用して提供されてもよい。例えば、データベースは、例えば、データベースサーバ、サーバクラスタ、および/または1つ以上のコンピュータを含む、評価コンピュータ112を備える1つ以上のコンピュータ上に提供されてもよい。評価コンピュータ112は、例えば、分散コンピューティングネットワークの複数のコンピュータ上に提供されてもよく、データベースは、複数の別個のコンピュータの間で分散されても分散されなくてもよいことを理解されたい。評価コンピュータ112は、プロセッサと、通信デバイスとを含む。評価コンピュータ112のデータベースは、複数の携帯型タッチスクリーンパーソナルコンピューティングデバイスからパーソナルコンピューティングデバイスの通信デバイス(単数または複数)を通してアップロードされる、認知評価出来具合および人口統計学的特徴を受信することができる。
図の簡略化のために、当業者に既知のプロセッサおよび通信デバイス等の具体的なハードウェアは、図3には明確に描写されていない。代わりに、この図は、ホームページ提示モジュール114、プロファイル作成および選択モジュール117、試験選択提示モジュール124、試験提示モジュール128、ホームページ入力記憶およびアップロードモジュール115、プロファイル記憶およびアップロードモジュール121、試験選択記憶およびアップロードモジュール125、試験結果記憶およびアップロードモジュール130、ローカル結果分析モジュール134、ローカル推奨生成モジュール135(図3の文脈では、「推奨」は、上述される推奨および「ユーザ警告」を含む)、結果および推奨表示モジュール140、ならびに新しい試験選択または終了オプションモジュール142等の機能モジュールを含む、パーソナルコンピューティングデバイス110を描写する。また、図3は、試験一式入力記録モジュール116、ユーザIDとリンク付けられたプロファイルデータ記録モジュール120、ユーザIDのないすべてのプロファイルデータ記録モジュール122、ユーザIDとリンク付けられた試験選択(および関連プロファイルデータ)記録モジュール126、ユーザIDのないすべての試験選択データ(他のプロファイル情報とリンク付けられた試験選択を伴う)記録モジュール127、ユーザIDとリンク付けられた試験結果(および関連プロファイルデータ)記録モジュール132、ユーザIDのないすべての試験結果データ(他のプロファイル情報とリンク付けられた試験結果を伴う)記録モジュール、結果分析モジュール135、結果ダウンロードモジュール136、ならびに推奨ダウンロードモジュール(また、分析された結果に基づき、推奨を作成することもできる)を含む、評価コンピュータ112も描写する。また、評価コンピュータ112は、第三者データ受信モジュール144、第三者データ統合モジュール146、第三者問い合わせ受信モジュール148、第三者問い合わせ分析モジュール150、および第三者問い合わせ分析ダウンロードモジュール152を含むこともできる。評価コンピュータ112は、本明細書に開示される認知機能の評価のために、データを記憶し、データにアクセスする、1つ以上のデータベースを含んでもよいことを理解されたい。前述の説明および図に基づき、当業者は、本明細書に開示されるシステムの様々な考えられるシステムアーキテクチャ、および様々なモジュールがどのように相互接続され、機能し得るかを理解する。
本明細書に記載されるコンピュータおよびコンピュータシステムは、データの取得、処理、記憶、および/または通信で使用されるソフトウェアアプリケーションを記憶するためのメモリ等の動作可能に関連付けられるコンピュータ可読媒体を含むことができる。そのようなメモリは、その動作可能に関連付けられるコンピュータまたはコンピュータシステムの内部、外部、遠隔、またはローカルであってもよいことを理解することができる。また、メモリは、ソフトウェアまたは他の命令を記憶するための任意の手段を含むことができる。
広くは、コンピュータ可読媒体は、本明細書に開示される実施形態に従って記憶、通信、または処理されるデータを表す電子信号を搬送することができる、任意の媒体を含むことができる。適切な場合には、本明細書に記載される方法ステップは、有形コンピュータ可読媒体(単数または複数)上に記憶される命令として具現化または実行することができる。
図4は、認知機能を評価するためのプロセス例400のフローチャートである。プロセス400は、図4に図示されるフローチャートを参照して記載されるが、プロセス400と関連付けられる行為を実施する、多くの他の方法が使用されてもよいことが理解される。例えば、ブロックの多くの順序は、変更されてもよく、特定のブロックは、他のブロックと組み合わせられてもよく、記載されるブロックの多くは、任意選択である。
評価コンピュータは、個人に関する人口統計学的特徴データを受信する(ブロック402)。例えば、個人は、個人のiPad(登録商標)から評価コンピュータに伝送される調査に、個人の年齢、人種、健康状態、睡眠習慣、所得水準、運動レベル等についての情報を記入してもよい。携帯型タッチスクリーンパーソナルコンピューティングデバイスに、1つ以上の認知評価試験が提供される(ブロック404)。iPad(登録商標)は、個人が実施することを選択することができる、いくつかの認知評価試験をダウンロードする。
携帯型タッチスクリーンパーソナルコンピューティングデバイスは、認知評価試験を実行することによって、個人による認知評価試験の自己実施を可能にする(ブロック406)。例えば、iPad(登録商標)は、ユーザが認知評価試験を自己実施することを可能にする。携帯型タッチスクリーンパーソナルコンピューティングデバイスは、個人が知覚可能な認知評価刺激を生成する(ブロック408)。例えば、iPad(登録商標)は、その画面上にフランカー試験を提供する。携帯型タッチスクリーンパーソナルコンピューティングデバイスは、タッチスクリーン作動を介して、個人から刺激に対する応答を受信する(ブロック410)。例えば、個人は、フランカー試験によって提供される矢印の方向に基づき、個人の親指で、iPad(登録商標)画面の左側または右側のタッチスクリーンボタンを押す。また、実施形態例では、タッチスクリーンは必須ではなくてもよく、タッチ作動は、視線追跡および/または音声認識で置換されてもよい。携帯型タッチスクリーンパーソナルコンピューティングデバイスは、刺激に対する応答の反応時間を測定する(ブロック412)。例えば、iPad(登録商標)は、個人からの各応答の時間を測定する。携帯型タッチスクリーンパーソナルコンピューティングデバイスは、受信した応答および測定した反応時間を、データベースに記憶するために、評価コンピュータに伝送する(ブロック414)。例えば、iPad(登録商標)は、記憶および分析のために、左側および右側選択、ならびに対応する測定した応答時間を、評価コンピュータにアップロードする。
評価コンピュータは、受信した応答および測定した反応時間を含む、個人に関する認知評価出来具合データを受信する(ブロック416)。例えば、評価コンピュータで、行われた具体的な試験、試験の実施時間、各選択応答、および対応する測定した応答時間を示すデータが受信され、即時または将来の分析のために記憶される。評価コンピュータは、認知評価出来具合データに基づき、少なくとも個人の第1の認知ベースラインを含む、出来具合尺度を生成する(ブロック418)。例えば、個人の認知ベースラインは、応答、反応時間等に基づき、作成または更新される。また、多くの異なる個人から取得される認知評価出来具合データに基づき、基準化された出来具合尺度が生成されてもよい。さらに、生成された出来具合尺度は、統計的分析を使用して検証されてもよい。
また、ユーザ出来具合尺度は、パーソナルコンピューティングデバイス(例えば、iPad(登録商標))で、および/または評価コンピュータで生成されてもよいことも理解されたい。例えば、認知評価試験の実施の前に、携帯型タッチスクリーンパーソナルコンピューティングデバイスは、個人の出来具合のリアルタイム比較または分析を提供するために使用されてもよい、基準値の集合を受信してもよい。標準的な基準化された出来具合尺度は、汎用であっても専用であってもよい(例えば、個人の特定の人口統計学的特徴に合わせられてもよい)。評価コンピュータで実施され得る分析の一部は、携帯型タッチスクリーンパーソナルコンピューティングデバイス上で実施されてもよいことを理解されたい。また、例えば、iPad(登録商標)は、インターネットにアクセスする度に、記憶される基準値の集合に対する更新を受信してもよい。したがって、個人は、インターネット接続が利用可能ではない際にさえ、携帯型タッチスクリーンパーソナルコンピューティングデバイスから、出来具合尺度に基づくリアルタイムフィードバックを受け取ってもよい。
本明細書に開示されるシステムおよび方法の利益には、血圧、血糖、またはコレステロールベースラインによって提供されるものと同様の、臨床医および研究者が使用することができる、社会的認知ベースラインの作成、個人に様々な時点もしくは事象で試験を自己実施させることによる、個人または事業体の、個人の以前の出来具合に対する、あるいは個人の同世代に対する個人の出来具合を迅速かつ信頼性があるように追跡する能力、訓練された臨床医によって実施されなければならない心理学的試験と比較した費用の削減、中間回答選択デバイス(ユーザの応答をキーボードにマップすることを要求し、ひいては試験を与える前により多く練習することを要求し、試験におけるエラーがより多い、キーボード等)が不在であることによる費用削減および信頼性のあるデータの収集が挙げられる。また、個人、事業体、または研究者は、提示される質問に基づく、データについての報告を生成するために、評価コンピュータのデータベースに問い合わせることもできる。これらの利益は、本明細書に開示されるシステムおよび方法をどのように使用することができるかの現実世界実施例の文脈において、以下に記載される。
軍隊のための用法
本明細書に開示されるシステムおよび方法は、以前は、不当な負担および出費なく、そのような評価を実施することができなかった、多数の個人ならびに異なる事業体が、迅速に、信頼性があるように、かつ容易に信頼性のある認知評価を実施することを可能にし得る。例えば、本明細書に開示される実施形態は、軍隊が、兵役の開始時、兵役に就いている間定期的に、配置前、配置中、軽度または外傷性の脳損傷の後にいつでも、および/または配置からの戻り時に、軍人の認知機能を評価することを可能にする。軍人は、軍人の兵役を通して持ち運ぶための個別のパーソナルコンピューティングデバイスを与えられてもよく、または軍隊が個人または個人のグループの認知出来具合を評定することを望む特定の時にパーソナルコンピューティングデバイスを提供されてもよい。例えば、評価試験は、爆風暴露の1時間以内に実施されてもよく、生理学的測定手順(例えば、心拍変動性)と一体化されてもよい。
したがって、この本明細書に開示される実施形態の用途は、軍務に就く人が、認知評価試験を自己実施すること、遠隔位置で試験を実施すること、商用の既製のコンピューティングハードウェアを用いて試験を実施すること、特定の時に大きい数の個人を試験すること、試験出来具合尺度を経時的に集約すること、ならびに試験出来具合尺度を軍隊訓練、兵役記録、および/または医療記録等の特徴とリンク付けることを可能にすることを含む、非常に多くの利益を提供する。
臨床研究での用法−環境シミュレータ
本明細書に記載される実施形態は、臨床研究グループが、個人またはグループの認知機能をシミュレータベースの出来具合尺度とリンク付けることを可能にし得る。例えば、個人または個人のグループが、運転等の現実世界活動において、どのように認知的に実施するかを調査することに関心がある人は、制御されたシミュレーションベースの技術(例えば、車両シミュレータ、飛行シミュレータ、自転車運転シミュレータ、軍用プラットフォームシミュレータ)を通して、運転技能および挙動をしばしば評定する。運転シナリオ中に犯したエラーの数、車線逸脱、衝突、速度違反等のシミュレータベースの出来具合尺度を、開示される発明によって集積される認知出来具合尺度および人口統計学と自動的にリンク付けることができる。
臨床研究での用法−物質への暴露
本明細書に記載される実施形態は、臨床研究グループが、個人またはグループの認知機能を、化学物質への暴露とリンク付けることを可能にし得る。例えば、本明細書に開示されるシステムおよび方法は、化学物質(例えば、薬剤、アルコール、ニコチン、工業副生成物、食物ベースの栄養素等)の摂取、暴露、もしくは治療を通した投与への暴露前、暴露後、および/または暴露中の患者あるいは研究対象者の認知機能を評価するために使用することができる。
作業またはリハビリテーション療法士および医師のための用法
本明細書に記載される実施形態は、作業もしくはリハビリテーション療法士または医師が、患者または研究対象者の認知機能をリハビリテーション治療または療法とリンク付けることを可能にし得る。
したがって、この本明細書に開示される実施形態の用途は、患者の認知機能もしくは研究対象者の認知応答のリハビリテーション治療または療法実施計画あるいは療法計画との自動リンク付けを含む、非常に多くの利益を提供する。これは、1回の来院時の患者または研究対象者の出来具合測定および長期にわたる出来具合の測定の報告、ならびに認知出来具合尺度のデジタル医療記録とのリンク付けを可能にする。
雇用者および人事部のための用法
本明細書に記載される実施形態は、雇用者および人事部が、採用の前および採用過程中に、被雇用者の認知機能を試験することを可能にし得る。したがって、この本明細書に開示される実施形態の用途は、被雇用者が、採用時に、被雇用者の出来具合測定の自動化採点および報告を用いて自己試験すること、および長期にわたる出来具合の測定、ならびに認知評価を追加のデジタル被雇用者試験手段とリンク付ける可能性を含む、非常に多くの利益を提供する。個人の出来具合尺度は、被雇用者の能力の得意領域および苦手領域を判定するための、認知機能の複数の領域のベースラインを作成するために使用することができる。これらの測定は、人材を割り当てることができる、または訓練することができる、仕事の生産性を向上させるのに適切であり得る業務領域を診断するために使用することができる。
運動競技での用法
本明細書に記載される実施形態は、スポーツ従事者が、スポーツ関連頭部損傷の前および後、ならびに/または頭部損傷のある、もしくはない一連のシーズンにわたり、選手の認知機能を試験することを可能にし得る。この用途は、アマチュアおよびプロのスポーツ選手の認知機能の損傷前ベースラインおよび損傷後評価を取得する能力、ならびに遠隔位置でその試験を実施する能力を与える。加えて、脳損傷の不在下では、習慣的な運動が認知出来具合に与える影響を評価することができる。
個人による用法
本明細書に記載される実施形態は、個人が、自己および/または選択される、または所定の人口統計学的特徴に基づく同等者に対する経時的な認知出来具合を追跡することを可能にし得る。また、個人は、認知機能または能力訓練分野を知らせるために、欠如分野を識別することもできる。また、そのような訓練に基づく向上も監視することができる。
両親及び教師による用法
また、両親および教師も、子供達の認知発達を評価するために、本明細書に開示されるシステムおよび方法を利用することができる。同等者に対する出来具合を評価するため、または他の領域における認知能力と出来具合との間の潜在的分離を見い出すために、提供される一式の試験の出来具合を、学級の出来具合または他の要因と比較することができる。これは、両親および教師が、適切な学習環境を作り出すために、特定の子供達の能力を理解することを可能にし得る。
認知機能における環境の影響を評価するための用法
特定の実施形態では、ユーザプロファイルの一部は、個人の地理的位置に関する情報を提供することができる。GPSまたは同様の位置システムを有さないパーソナルデバイスでは、ユーザは、居住地の郵便番号を入力すること、または位置を提示することができる。GPSまたは同様の位置システムを有するデバイスでは、現在位置を追跡することができ、データは、居住位置および現在位置を反映することができる。このデータは、認知機能における位置の影響を理解することを目指す研究者にとって特に有用である可能性がある。位置を、都市対地方、電力供給装置との近接度、博物館との近接度、大学との近接度、地価、位置またはその付近を通る危険物の輸送、環境雑音レベル、居住する州または郡、公共交通機関へのアクセス、犯罪統計、地方酒類条例等の環境的要因と相関させることができる。本質的に、研究者は、認知機能と地理的位置と関連付けられる可能性がある任意の他の尺度との間の相関を見出すために、本明細書に開示されるシステムおよび方法を使用することができる。
疲労を評価するための用法
疲労は、多くの業務上の事故および交通事故の一因である。さらに、疲労は、注意力、記憶力、および他の認知機能を低下させる可能性があり、犠牲の大きい過ちをもたらす。機敏である際、および疲労により正常に機能していない際の同世代の認知出来具合のベースラインを作成するために、本明細書で使用されるシステムおよび方法を使用することができる。また、個人の機敏時の出来具合データが入手可能である際、疲労している際と比較した機敏である際の個人出来具合を利用することもできる。個人の個人機敏時データが入手可能ではない際、個人出来具合を、同世代認知ベースラインと比較することができる。この本明細書に開示されるシステムおよび方法の使用は、交代勤務労働者、運転手、入院者、手術前の外科医、ゲームに出場前のスポーツ選手等の疲労レベルを評価するために有用である可能性がある。特定の実施形態では、警察官は、運転手の疲労レベルを評価するために、本明細書に記載される携帯型タッチスクリーンパーソナルコンピューティングデバイスを携行してもよい。運転手が特定のレベルを下回る場合、これは、召喚の根拠−疲労時の運転を提供することができる。
技術開発における用法
本明細書に記載される実施形態は、製品または技術研究および開発グループが、個人またはグループ認知機能を利用挙動尺度とリンク付けることを可能にし得る。したがって、この本明細書に開示される実施形態の用途は、人口統計学的データのフィルタリングならびに個人およびグループの認知機能の技術利用挙動尺度との自動リンク付け、識別される人口統計学的グループの認知能力に合う技術設計の支援、ならびに市場人口統計学の認知能力に合う技術の設計を含む、非常に多くの利益を提供する。
例えば、対象ユーザの身体的特徴に適合するように物理的対象物を設計する、人間工学の概念と同様に、本明細書に開示されるシステムおよび方法は、対象物の設計を対象ユーザの認知能力と合致させることを可能にする。
一例は、ビデオゲーム設計および/またはマーケティングでの使用である。人口統計学および認知機能出来具合尺度の自動リンク付けは、ゲーム設計者およびマーケティング会社に情報を提供し得、これは、ランニングシューズを設計している企業に人口統計学的グループの生理学的測定を提供するのと同様であり得る。次いで、ゲーム設計者および/またはマーケティング担当者は、彼らが開発または販売することを望む対象ユーザの認知能力に適合する製品を設計することができる。
特に、ゲームシステムを設計することは、プレーヤーが、シナリオ、速度、およびゲームまたはゲームレベル内の刺激に対する応答にどのように応答することができるかを理解することを伴う。プレーヤー体験を最適化するゲーム設計を「ひねり出す」ために使用される現在の方法には、遊び試験、いくつかの生理学的応答測定(GSRまたはEEG等)、および環境を通したプレーヤー移動の視覚マップが挙げられる。本明細書に開示されるシステムおよび方法をゲームの設計で利用することによって、ゲーム力学が標的視聴者の認知能力と合致する可能性が高くなり得、楽しみを増加させ、結果としてゲームによって生み出される収益をもたらす。
また、人口統計学的データの認知機能出来具合尺度との自動リンク付けを使用して、可動型デバイス等のパーソナルデバイスに対するユーザ満足も向上させることができる。可動型デバイスおよびコンピュータインターフェースデバイス製造業者は、彼らの標的ユーザの認知能力と「合致する」インターフェースを開発することを目指す。記憶力およびまたは視覚的に邪魔になるものをフィルタリングする能力の差を理解することは、携帯電話市場等のより成熟した市場向けのユーザインターフェース設計に有益であり得る。また、この概念は、自動車製造業者、ならびにダッシュボード制御装置およびディスプレイ、操縦席用ディスプレイ、ならびに設計するために人的要因および認知機能尺度を利用することができる他の領域にも広げることができる。
本開示を通して、iPad(登録商標)、iPhone(登録商標)、ならびに例えば、ゲームコンソール(wii、Xbox、Nintendo等)、ゲームコンソール制御デバイス(加速度計、コンピュータビジョン、生体インターフェース、聴覚器、KINECT等)、携帯電話、ならびに回答選択のための手持ち式タッチスクリーンおよび/または物理的ボタンを有する他のデバイスを含む、他の同様のデバイスを包含することが意図される、「携帯型タッチスクリーンパーソナルコンピューティングデバイス」という語句が使用されている。
例示的な実施形態を記載する文脈で(特に以下の特許請求の範囲の文脈で)使用される、「1つの(a)」、「1つの(an)」、「その(the)」という用語、および同様の指示対象は、本明細書にそうではないと示されていない限り、または文脈と明確に矛盾しない限り、単数および複数の両方を含むと解釈される。本明細書の値の範囲の列挙は、単に、範囲内に含まれるそれぞれの別個の値を個別に参照する省略表記方法としての役割を果たすことが意図される。本明細書にそうではないと示されていない限り、それぞれの個別の値は、本明細書に個別に列挙されているかのように特許明細書に組み込まれる。本明細書に記載されるすべての方法は、本明細書にそうではないと示されていない限り、または文脈と明確に矛盾しない限り、任意の好適な順序で実施することができる。本明細書に提供される任意もしくはすべての実施例、または例示的な言語(例えば、「等」)の使用は、単に、例示的な実施形態の理解をより容易にすることが意図され、例示的な実施形態の範囲に制約を課さず、そうでなければ主張される。明細書中の言語は、例示的な実施形態の実践に必要不可欠ないずれの主張されていない要素を指すとも解釈されるべきではない。
さらに、非常に多くの特許および刊行物が引用されてきた。上記に言及される引用文献は、参照することによってそれらの全体が本明細書に個々に組み込まれる。
本明細書に記載される、開示される方法および手順のすべてを、1つ以上のコンピュータプログラムまたはコンポーネントを使用して実現することができることが理解される。これらのコンポーネントは、RAM、ROM、フラッシュメモリ、磁気もしくは光学ディスク、光学メモリ、または他の記憶媒体を含む、任意の従来のコンピュータ可読媒体上に、一連のコンピュータ命令として提供されてもよい。命令は、プロセッサによって実行されるように構成されてもよく、プロセッサが実行する際、一連のコンピュータ命令は、開示される方法および手順のすべてもしくは一部の性能を実施または促進する。
本明細書に記載される実施形態例に対する様々な変更および修正が当業者に明らかになることを理解されたい。そのような変更および修正は、本主題の趣旨および範囲から逸脱することなく、かつその意図される利点を縮小することなく行うことができる。したがって、そのような変更および修正は、添付の特許請求の範囲によって網羅されることが意図される。

Claims (19)

  1. 認知機能を評価するための方法であって、
    評価コンピュータで、個人に関する人口統計学的データを受信することと、
    携帯型タッチスクリーンパーソナルコンピューティングデバイスに、少なくとも1個の認知評価試験を提供することであって、前記少なくとも1個の認知評価試験は、前記携帯型タッチスクリーンパーソナルコンピューティングデバイスによって実行される際、前記個人が知覚可能な認知評価刺激を生成することと、タッチスクリーン作動を介して、前記個人から前記刺激に対する応答を受信することと、前記刺激に対する前記応答の反応時間を測定することと、前記受信した応答および測定した反応時間を、データベースに記憶するために、前記評価コンピュータに伝送することとにより、前記個人による前記少なくとも1個の認知評価試験の自己実施を可能にする、ことと、
    前記受信した応答および測定した反応時間を含む、前記個人に関する第1の認知評価出来具合データを受信することと、
    少なくとも前記第1の認知評価出来具合データに基づき、少なくとも前記個人の第1の認知ベースラインを含む、出来具合尺度を生成することと、
    を含む、方法。
  2. 生成される前記出来具合尺度は、複数の人口統計学的特徴によって定義される複数の個人に関する基準化された出来具合尺度をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記基準化された出来具合尺度は、統計的に検証される、請求項2に記載の方法。
  4. 前記基準化された出来具合尺度は、動的に生成される、請求項2に記載の方法。
  5. 時間反応値、刺激、出来具合尺度、人口統計学、試験、および挙動のうちの少なくとも1つに関するデータは、前記コンピュータがアクセス可能なデータベースに記憶される、請求項1に記載の方法。
  6. 前記刺激は、視覚刺激、触覚刺激、および聴覚刺激のうちの少なくとも1つである、請求項1に記載の方法。
  7. 測定される能力には、注意力、記憶力、実行機能、および処理速度のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
  8. 測定は、継続的に行われる、請求項1に記載の方法。
  9. 前記個人に、前記第1の認知評価出来具合データに関するフィードバックを提供することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  10. 前記個人を識別することと、
    第1の認知評価出来具合データを前記個人のユーザプロファイルと関連付けることと、
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  11. 前記出来具合尺度の生成は、前記測定した反応時間に関する情報と共に、少なくとも、正解した質問の数、不正解した質問の数、および無回答だった質問の数に関連する結果を含む、前記第1の認知評価出来具合データを記憶することを含む、請求項1に記載の方法。
  12. 前記第1の認知評価出来具合データを、前記データベースに記憶される前記個人の以前の出来具合からの第2の認知評価出来具合データと比較することをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記第1の認知評価出来具合データを、前記データベースに記憶される複数の異なる個人の出来具合からの第2の認知評価出来具合データと比較することをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  14. 前記出来具合尺度を前記データベースに記憶することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  15. 前記第1の認知ベースラインは、前記個人が認知評価試験を実施する度に自動的に更新される、請求項1に記載の方法。
  16. 前記個人は、前記個人に関するすべての人口統計学的特徴データを自己報告する、請求項1に記載の方法。
  17. 前記携帯型タッチスクリーンパーソナルコンピューティングデバイスは、前記第1の認知評価出来具合データに基づき、前記携帯型タッチスクリーンパーソナルコンピューティングデバイス上に記憶される基準化された出来具合尺度との比較を含む、ユーザ出来具合尺度を生成し、前記ユーザ出来具合尺度を前記個人にリアルタイムに表示する、請求項1に記載の方法。
  18. 前記携帯型タッチスクリーンパーソナルコンピューティングデバイスは、視線追跡および音声認識のうちの少なくとも1つを介して、前記個人から前記刺激に対する応答を受信する、請求項1に記載の方法。
  19. 認知機能を評価するためのシステムであって、
    認知評価出来具合データ、人口統計学的特徴データ、および出来具合尺度を記憶する、有形コンピュータ可読媒体と、
    前記有形コンピュータ可読媒体に動作可能に連結される、少なくとも1つの処理デバイスであって、
    評価コンピュータで、個人に関する人口統計学的データを受信し、
    携帯型タッチスクリーンパーソナルコンピューティングデバイスに、少なくとも1個の認知評価試験を提供し、前記少なくとも1個の認知評価試験は、前記携帯型タッチスクリーンパーソナルコンピューティングデバイスによって実行される際、前記個人が知覚可能な認知評価刺激を生成し、タッチスクリーン作動を介して、前記個人から前記刺激に対する応答を受信し、前記刺激に対する前記応答の反応時間を測定し、前記受信した応答および測定した反応時間を、データベースに記憶するために、前記評価コンピュータに伝送することにより、前記個人による前記少なくとも1個の認知評価試験の自己実施を可能にし、
    前記受信した応答および測定した反応時間を含む、前記個人に関する第1の認知評価出来具合データを受信し、
    少なくとも前記第1の認知評価出来具合データに基づき、少なくとも前記個人の第1の認知ベースラインを含む、出来具合尺度を生成する、
    命令を実行する、少なくとも1つの処理デバイスと、
    を備える、システム。
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