JP7197949B1 - 特許実用新案評価システム - Google Patents

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【課題】ユーザの希望に沿った母集合における評価結果を得ることができる特許実用新案評価システムを提供する。【解決手段】特許実用新案年金管理システム1は、管理情報データベース2と、情報処理装置3と、入力装置4と、を備える。情報処理装置3は、入力装置4に入力された情報に基づいて検索論理式を生成する検索論理式生成部33を備える。管理情報データベース2は、検索論理式生成部33で生成された検索論理式を蓄積する。情報処理装置3は、評価対象を選択する評価対象選択部31と、管理情報データベース2に蓄積された検索論理式の中から検索論理式が設定される検索論理式設定部35と、検索論理式設定部35で設定された検索論理式を用いて出願群を抽出する検索部36と、検索部36で抽出された出願群を母集合として評価対象を評価した評価結果を設定する評価設定部37と、をさらに備える。【選択図】図1

Description

本発明は、1以上の特許出願又は特許権、若しくは、実用新案登録出願又は実用新案権を評価する特許実用新案評価システムに関する。
従来から、特許出願又は特許権、若しくは、実用新案登録出願又は実用新案権を評価する特許実用新案評価システムが知られている。
例えば、特許文献1には、複数の管理対象権利をパテントポートフォリオに分類し、パテントポートフォリオを構成する関連性のある出願や特許のグループ間の評価スコアや情報を可視化した特許実用新案評価システムが開示されている。特許文献1の特許実用新案評価システムは、ユーザが事前に設定したパテントポートフォリオ番号ごとに、既存の特許解析ソフトによって得られる特許価値スコアを得ることができる。
特開2015-125484号公報
しかしながら、特許文献1の特許実用新案評価システムにおいて、既存の特許解析ソフトによって得られる特許価値スコアは、例えば、全ての特許出願及び実用新案登録出願など、既存の特許解析ソフトによって設定された特定の母集合に基づいた評価結果となっている。すなわち、特許文献1の特許実用新案評価システムでは、特許価値スコアの評価の基礎となる母集合をユーザが設定することができない。そのため、特許文献1の特許実用新案評価システムで得られる特許価値スコアは、ユーザの希望に沿った母集合における評価結果とはならない場合があった。
本発明は、ユーザの希望に沿った母集合における評価結果を得ることができる特許実用新案評価システムを提供する。
本発明は、
1以上の特許出願又は特許権、若しくは、実用新案登録出願又は実用新案権を評価する特許実用新案評価システムであって、
前記特許実用新案評価システムは、
管理情報データベースと、
前記管理情報データベースにアクセス可能な情報処理装置と、
ユーザが入力操作可能な入力装置と、を備え、
前記情報処理装置は、
複数の特許出願及び実用新案登録出願の出願関連情報を蓄積した特許実用新案情報データベースにアクセス可能であり、
前記入力装置に入力された情報に基づいて検索論理式を生成する検索論理式生成部を備え、
前記管理情報データベースは、
前記検索論理式生成部で生成された1以上の前記検索論理式を蓄積し、
前記情報処理装置は、
評価対象となる特許出願又は特許権、若しくは、実用新案登録出願又は実用新案権を選択する評価対象選択部と、
前記管理情報データベースに蓄積された前記検索論理式の中から1以上の前記検索論理式が設定される検索論理式設定部と、
前記検索論理式設定部で設定された前記検索論理式を用いて、1以上の特許出願及び/又は実用新案登録出願によって構成される出願群を抽出する検索部と、
前記検索部で抽出された前記出願群を母集合として前記評価対象を評価した評価結果を設定する評価設定部と、
前記評価設定部における評価結果を出力可能な出力部と、をさらに備える。
また、本発明は、
1以上の特許出願又は特許権、若しくは、実用新案登録出願又は実用新案権を評価する特許実用新案評価システムであって、
前記特許実用新案評価システムは、
管理情報データベースと、
前記管理情報データベースにアクセス可能な情報処理装置と、
ユーザが入力操作可能な入力装置と、を備え、
前記情報処理装置は、
複数の特許出願及び実用新案登録出願の出願関連情報を蓄積した特許実用新案情報データベースにアクセス可能であり、
前記入力装置に入力された情報に基づいて検索論理式を生成する検索論理式生成部を備え、
前記管理情報データベースは、
前記検索論理式生成部で生成された1以上の前記検索論理式を蓄積し、
前記情報処理装置は、
前記管理情報データベースに蓄積された前記検索論理式の中から1以上の前記検索論理式が設定される検索論理式設定部と、
前記検索論理式設定部で設定された前記検索論理式を用いて、1以上の特許出願及び/又は実用新案登録出願によって構成される出願群を抽出する検索部と、
前記検索部で抽出された前記出願群に含まれる少なくとも1つの特許出願及び/又は実用新案登録出願を、前記検索部で抽出された当該出願群を母集合として評価した評価結果を設定する評価設定部と、
前記評価設定部における評価結果を出力可能な出力部と、をさらに備える。
本発明によれば、ユーザの希望に沿った母集合における評価結果を得ることができる。
本発明の一実施形態の特許実用新案年金管理システムのブロック図である。 図1の特許実用新案年金管理システムにおいて、情報処理装置が実行する検索論理式を生成する処理のフローチャートである。 図1の特許実用新案年金管理システムにおいて、検索論理式を生成する処理時に表示装置の表示部に表示される検索論理式作成画面の一例を示した図である。 図1の特許実用新案年金管理システムにおいて、情報処理装置が実行する管理対象権利の評価及び年金納付の要否を設定する処理のフローチャート(その1)である。 図1の特許実用新案年金管理システムにおいて、情報処理装置が実行する管理対象権利の評価及び年金納付の要否を設定する処理のフローチャート(その2)である。 図1の特許実用新案年金管理システムにおいて、情報処理装置が実行する管理対象権利の評価及び年金納付の要否を設定する処理のフローチャート(その3)である。 図1の特許実用新案年金管理システムにおいて、表示装置の表示部に表示される、次回の特許年金納付期限日が現在から6か月先までの間にある管理対象権利の管理対象権利リストデータを示した図である。 図1の特許実用新案年金管理システムにおいて、管理対象権利の評価及び年金納付の要否を設定する処理時に表示装置の表示部に表示される評価結果確認画面の一例を示した図である。
以下、本発明の特許実用新案評価システムの一実施形態としての特許実用新案年金管理システムについて、添付図面に基づいて説明する。なお、図面は、符号の向きに見るものとする。
<特許実用新案年金管理システムの構成>
本実施形態の特許実用新案年金管理システム1は、存続する1以上の特許権及び/又は実用新案権である管理対象権利を維持又は更新するための費用納付を管理するシステムである。特許実用新案年金管理システム1は、管理対象権利である各特許権及び/又は実用新案権を評価可能である。以下、本明細書等では説明を簡単且つ明確にするために、管理対象権利を維持又は更新するための費用を年金とも言い、管理対象権利を維持又は更新するための費用納付を年金納付とも言う。
図1に示すように、特許実用新案年金管理システム1は、管理情報データベース2と、情報処理装置3と、入力装置4と、表示装置5と、備える。本実施形態では、入力装置4及び表示装置5は、インターネット100を介して情報処理装置3に接続されている。入力装置4及び表示装置5は、例えば、ユーザが所有するパーソナルコンピュータやスマートフォン等の情報端末であってもよい。
入力装置4は、例えば、顧客の端末が備えるキーボード及びマウス等である。入力装置4は、例えば、スマートフォンのタッチパネル等であってもよい。
表示装置5は、情報処理装置3から出力された情報を表示可能な装置である。表示装置5は、例えば、液晶ディスプレイやOLED(Organic Light-Emitting Diode)ディスプレイ等である。表示装置5は、情報処理装置3から出力された情報を表示する表示部51を備える。
管理情報データベース2は、管理対象権利である特許権及び/又は実用新案権に関する書誌情報を記憶して蓄積している。
管理対象権利に関する書誌情報は、各々の管理対象権利を識別可能な識別情報を含む。識別情報は、管理対象権利の出願番号、設定登録番号、及び、ファミリーIDを含む。本実施形態では、設定登録番号は、具体的には、特許番号又は実用新案登録番号である。識別情報は、さらに、管理対象権利の公開番号を含んでいてもよい。ファミリーIDは、優先権又は分割出願によって直接、間接的に結び付けられた一群の特許出願及び/又は実用新案登録出願に対して同一の記号番号を付したものである。以下、説明を簡単且つ明確にするために、特許出願及び/又は実用新案登録出願を出願ともいう。
管理対象権利に関する書誌情報は、さらに、各々の管理対象権利の対象国、出願日、登録日、次回の年金納付期限日、直近の年金納付日、出願人名、権利者名、請求項数、共有に係る権利か否かの共有情報、共有に係る権利である場合の各権利者の持分割合、等を含む。
管理情報データベース2は、さらに、各々の管理対象権利についての年金納付の要否に関する年金納付要否情報を記憶して蓄積している。年金納付要否情報は、各々の管理対象権利について、年金納付要、又は、年金納付不要、のいずれかを識別可能な情報である。例えば、年金納付要否情報は、初期状態においては年金納付要となっており、後述するユーザによる入力装置4の操作に基づいて、年金納付不要に変更可能となっている。
管理情報データベース2は、さらに、各々の管理対象権利について、情報処理装置3の後述する評価設定部37における直近の評価結果を蓄積している。
管理情報データベース2には、さらに、各々の管理対象権利の発明又は考案の名称(以下、名称ともいう)、明細書、特許又は実用新案登録請求の範囲(以下、請求の範囲ともいう)、要約書、図面、等の情報が蓄積されていてもよい。なお、本実施形態では、各々の管理対象権利の名称、明細書、請求の範囲、要約書、図面の情報は、情報量が多く管理情報データベース2の記憶容量が大きくなるため、省略されている。
また、日本、及び/又は、世界各国でなされた各出願には、当該出願の請求の範囲の記載内容、及び/又は、明細書の記載内容に基づいて、国際特許分類(International Patent Classification、以下IPCとも言う)のなかから該当する分類が少なくとも1つ付与されている。さらに各出願の出願国によっては、国際特許分類と同様に、欧州米国共通特許分類(Cooperative. Patent Classification、以下CPCとも言う)、FI(File Index)、及び、Fターム(File Forming Term)の各分類群についても、各分類群のなかから該当する分類が付与されている。例えば、FI及びFタームは、IPCの日本国内運用としての分類群の1つであり、日本国になされた出願については、当該出願の請求の範囲の記載内容、及び/又は、明細書の記載内容に基づいて、国際特許分類、FI、及び、Fタームの分類群それぞれについて、該当する分類が少なくとも1つ付与されている。
管理情報データベース2には、さらに、各々の管理対象権利に付与された国際特許分類、欧州米国共通特許分類、FI(File Index)、Fターム(File Forming Term)、等の分類情報が蓄積されていてもよい。なお、本実施形態では、各々の管理対象権利の分類情報は、管理情報データベース2の記憶容量を低減するために省略されている。本実施形態では、各々の管理対象権利の分類情報は、必要に応じて、後述する産業財産権情報データベース200から取得する。
管理情報データベース2は、さらに、1以上の検索論理式と、各検索論理式と管理対象権利とを紐付ける紐付け情報を蓄積している。
検索論理式は、所定の技術内容に関連する1又は複数の出願で構成される出願群を作成するために、後述する産業財産権情報データベース200から抽出する出願の条件を定めたものである。後述するように、特許実用新案年金管理システム1は、産業財産権情報データベース200から、検索論理式を満たす1又は複数の出願によって構成される出願群を作成する。
検索論理式は、1つの検索式、若しくは、2以上の検索式の論理和又は論理積による組み合わせによって構成される。各検索式は、1つ検索項目と、当該検索項目における1以上の検索条件と、によって構成される。各検索式の検索項目は、例えば、各出願の出願日、優先権主張日、公開・公表日、設定登録日、特許公報又は実用新案登録公報の発行日を含む日付情報、各出願の出願人名及び権利者名を含む出願人権利者情報、国際特許分類、欧州米国共通特許分類、FI、及び、Fタームの各分類群について各出願に付与された分類に関する分類情報、各出願の願書に添付された明細書、請求の範囲、及び、要約書に記載された文書情報、各出願の権利状況(審査請求前、審査係属中、審判継続中、拒絶査定確定、特許査定、権利存続中、取下・放棄・満了、等)に関するステータス情報、出願から特許になるまでの審査経過情報、年金納付状況、審査の過程や明細書で引用した引用文献情報、他の出願の審査の過程や明細書において当該出願が引用された被引用文献情報、等である。
本実施形態では、1つの検索論理式に、複数の管理対象権利を紐付け可能になっている。
これにより、少ない数の検索論理式で、多くの数の管理対象権利に対して適切な検索論理式に基づいた評価結果を得ることができる。
本実施形態では、管理情報データベース2は、複数の検索論理式と、各検索論理式に対応する紐付け情報と、を蓄積している。
これにより、多数の管理対象権利を管理情報データベース2に蓄積された検索論理式と紐付けることができる。
情報処理装置3は、各種プログラムが記憶されたハードディスクやRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などの非一時的な記憶媒体3aと、当該記憶装置に記憶されたプログラムを読み出して実行するCPU(Central Processing Unit)等で構成された1つ又は複数のプロセッサ3bと、を有する。情報処理装置3は、物理的な計算機であってもよいし、仮想計算機(Virtual Machine:VM)、コンテナ(container)、又はこれらの組み合わせにより実現されるものであってもよい。プロセッサ3bの構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
情報処理装置3は、インターネット100を介して、複数の特許出願及び実用新案登録出願の出願関連情報を蓄積した産業財産権情報データベース200にアクセス可能である。
複数の特許出願及び実用新案登録出願の出願関連情報を蓄積した産業財産権情報データベース200は、例えば、独立行政法人工業所有権情報・研修館が提供するJ-PlatPat(登録商標)、欧州特許庁及び欧州特許条約加盟国の特許庁が提供するEspacenet(登録商標)、世界知的所有権機関が提供するWIPO Patentscope(登録商標)、米国特許商標庁が提供するPatent Full-Text and Image Database等の無料データベースであってもよいし、民間企業が提供する商用データベースであってもよい。
産業財産権情報データベース200には、日本、及び/又は、世界各国でなされた特許出願及び実用新案登録出願の出願願連情報が蓄積されている。出願願連情報には、各々の出願に関する書誌情報、願書に添付された明細書、請求の範囲、及び、要約書に記載された文書情報、願書に添付された図面に関する図面情報、出願から特許になるまでの審査経過情報、年金納付状況、審査の過程や明細書で引用した引用文献情報、並びに、他の出願の審査の過程や明細書において当該出願が引用された被引用文献情報、等が含まれていてよい。
産業財産権情報データベース200に蓄積されている各々の出願に関する書誌情報には、各出願を識別可能な出願番号、公開・公表番号、設定登録番号、優先権主張番号、及び、分割出願における原出願番号を含む番号情報と、各出願の出願日、優先権主張日、公開・公表日、設定登録日、登録公報発行日を含む日付情報と、各出願の出願人名及び権利者名を含む出願人権利者情報と、国際特許分類、欧州米国共通特許分類、FI、及び、Fタームの各分類群について各出願に付与された分類に関する分類情報と、が含まれていてよい。
そして、産業財産権情報データベース200には、国際特許分類、欧州米国共通特許分類、FI、及び、Fタームの各分類群のうち、分類情報に含まれる分類群の各分類の定義に関する情報が蓄積されている。
情報処理装置3は、管理情報データベース2にアクセス可能である。
情報処理装置3は、評価対象選択部31と、情報取得部32と、検索論理式生成部33と、紐付け情報生成部34と、検索論理式設定部35と、検索部36と、評価設定部37と、評価結果比較部371と、年金納付要否設定部38と、出力部39と、を有する。評価対象選択部31と、情報取得部32と、検索論理式生成部33と、紐付け情報生成部34と、検索論理式設定部35と、検索部36と、評価設定部37と、評価結果比較部371と、年金納付要否設定部38と、出力部39とは、情報処理装置3のプロセッサ3bがプログラムを実行することで実現される機能ブロックである。
評価対象選択部31は、管理情報データベース2に蓄積された複数の管理対象権利から、評価対象となる1つの評価対象権利を選択する。評価対象選択部31は、ユーザによる入力装置4の操作に基づいて、管理情報データベース2に蓄積された複数の管理対象権利から、評価対象となる1つの評価対象権利を選択する。
情報取得部32は、評価対象選択部31で選択された評価対象となる1つの評価対象権利に関する情報と、当該評価対象権利の出願関連情報と、を取得可能である。本実施形態では、情報取得部32は、管理情報データベース2にアクセスして、評価対象選択部31で選択された評価対象権利の識別情報と、年金納付要否情報と、を取得可能であり、産業財産権情報データベース200にアクセスして、評価対象選択部31で選択された評価対象となる1つの評価対象権利の出願関連情報を取得可能である。情報取得部32が産業財産権情報データベース200から取得可能な出願関連情報は、各出願を識別可能な出願番号、公開・公表番号、特許番号、優先権主張番号、及び、分割出願における原出願番号を含む番号情報と、各出願の出願日、優先権主張日、公開・公表日、設定登録日、登録公報発行日を含む日付情報と、各出願の出願人名及び権利者名を含む出願人権利者情報と、国際特許分類、欧州米国共通特許分類、FI、及び、Fタームの各分類群について各出願に付与された分類に関する分類情報と、が含まれる各々の出願に関する書誌情報と、各出願の出願から特許になるまでの審査経過情報と、年金納付状況と、審査の過程や明細書で引用した引用文献情報と、他の出願の審査の過程や明細書において当該出願が引用された被引用文献情報、等が含まれる。
検索論理式生成部33は、ユーザによる入力装置4の操作に基づいて、1以上の検索式によって構成される検索論理式を生成する。
紐付け情報生成部34は、検索論理式生成部33で生成された検索論理式と、管理情報データベース2に蓄積された1以上の管理対象権利と、を紐付ける紐付け情報を生成する。紐付け情報生成部34において、紐付け情報は、ユーザによる入力装置4の操作に基づいて生成されてもよいし、自動で生成されてもよい。
検索論理式設定部35は、管理情報データベース2に蓄積された検索論理式、及び/又は、検索論理式生成部33で生成された検索論理式から、評価対象選択部31で選択された評価対象となる1つの管理対象権利の評価に用いる母集合を生成するための検索論理式を設定する。検索論理式設定部35において、検索論理式は、ユーザによる入力装置4の操作に基づいて設定されてもよいし、自動で設定されてもよい。
検索部36は、検索論理式生成部33で生成された検索論理式、又は、検索論理式設定部35で設定された検索論理式を用いて、産業財産権情報データベース200から、当該検索論理式を満たす1以上の出願によって構成される出願群を抽出する。
評価設定部37は、検索部36で抽出された出願群を母集合として、評価対象選択部31で選択された評価対象権利を評価した評価結果を設定する。
評価設定部37で設定される評価は、公知の評価方法による評価であってよい。
評価設定部37で設定される評価の一例は、評価対象となる出願の発明者(考案者)情報に基づいて算出される発明者(考案者)評価と、評価対象となる出願の被引用回数に基づいて算出される影響力評価と、評価対象となる出願の出願日と被引用文献の出願日との差に基づいて算出される持続性評価と、評価対象となる出願のファミリー出願数に基づいて算出される市場性評価と、評価対象となる出願に対する分割出願、国内優先権に基づく出願の数に基づいて算出される注力度評価と、早期審査の有無及び拒絶査定不服審判の有無に基づいて算出される出願人重要度評価と、包袋閲覧回数及び無効審判請求の有無に基づいて算出される他社注目度評価と、を組み合わせて算出される。
本実施形態では、発明者(考案者)評価、影響力評価、持続性評価、市場性評価、注力度評価、出願人重要度評価、及び、他社注目度評価のそれぞれに所定の加重係数を掛けて、評価総合点によって評価する。そして、検索部36で抽出された出願群を母集合として、評価総合点が上位1%以内である出願をAA評価、評価総合点が上位1%超3%以内である出願をA+評価、評価総合点が上位3%超5%以内である出願をA評価、評価総合点が上位5%超10%以内である出願をA-評価、評価総合点が上位10%超20%以内である出願をB+評価、評価総合点が上位20%超40%以内である出願をB評価、評価総合点が上位40%超60%以内である出願をB-評価、評価総合点が上位60%超である出願をC評価、と設定する。したがって、本実施形態では、検索部36で抽出された出願群の母集合によって、評価対象権利の評価結果が異なる場合がある。
評価結果比較部371は、評価対象選択部31で選択された評価対象権利の評価設定部37における評価結果と、管理情報データベース2に蓄積された当該評価対象権利の評価設定部37における直近の評価結果と、を比較する。
年金納付要否設定部38は、管理情報データベース2に蓄積された各々の管理対象権利に対して、ユーザによる入力装置4の操作に基づいて、年金納付の要否を設定する。
出力部39は、評価対象選択部31で選択された評価対象権利の識別情報と、評価設定部37で設定された当該評価対象権利の評価結果と、管理情報データベース2に蓄積された紐付け情報によって当該評価対象権利に紐付いた検索論理式と、検索論理式生成部33で生成された検索論理式と、検索論理式設定部35で設定された検索論理式と、年金納付要否設定部38で設定された当該評価対象権利の年金納付の要否に関する情報又は管理情報データベース2に蓄積された当該評価対象権利の年金納付の要否に関する情報と、を含む情報を表示装置5に出力可能である。
出力部39は、さらに、産業財産権情報データベース200に蓄積された、国際特許分類、欧州米国共通特許分類、FI、及び、Fタームの各分類群のうち、分類情報に含まれる分類群の各分類の定義に関する情報を産業財産権情報データベース200から取得して表示装置5に出力可能である。
また、出力部39は、検索論理式生成部33で生成された検索論理式と、紐付け情報生成部34で生成された紐付け情報と、年金納付要否設定部38で設定された当該管理対象権利の年金納付の要否に関する情報と、を管理情報データベース2に出力可能である。
<管理情報データベースに蓄積される検索論理式を生成する処理の一例>
続いて、本実施形態の特許実用新案年金管理システム1において、情報処理装置3が実行する管理情報データベース2に蓄積される検索論理式を生成する処理の一例について、図2及び図3を参照しながら説明する。
例えば、不図示のホーム画面等において、ユーザが入力装置4を操作して、管理情報データベース2に蓄積される検索論理式を作成することを示す情報が情報処理装置3に入力されると、情報処理装置3は、管理情報データベース2に蓄積される検索論理式を生成する処理を開始する。
図2に示すように、まず、情報処理装置3は、ユーザによる入力装置4の検索論理式作成操作を受け付けることを示す情報を出力部39から表示装置5に出力する(ステップS110)。すると、表示装置5は、検索論理式作成画面を表示部51に表示する。図3は、表示部51に表示される検索論理式作成画面の一例である。
図3に示すように、検索論理式作成画面には、1つの検索項目と当該検索項目における1以上の検索条件とによって構成される1以上の検索式が表示される。各検索式には、検索式番号が付与されている。検索論理式作成画面は、各検索式に対して、検索項目を定める検索項目設定部51aと、当該検索項目における検索条件を定める検索条件設定部51bと、を有する。検索項目は、例えば、出願日、優先権主張日、公開・公表日、設定登録日、及び、特許公報発行日等の日付や、IPC、CPC、FI、及び、Fターム等の分類や、明細書及び特許請求の範囲等に用いられているキーワード等、である。入力装置4は、マウスやタッチパネル等を有しており、検索項目設定部51aは、例えば、プルダウンメニュー等であり、ユーザが入力装置4を操作して、複数の検索項目の中から、当該検索式に用いる1つの検索項目をユーザが選択可能になっている。入力装置4は、キーボードやキーパッドを有しており、検索条件は、ユーザが入力装置4を操作して、自由に設定可能となっている。
検索論理式作成画面は、検索論理式作成部51cとヒット件数表示部51dとを有する。入力装置4は、キーボードやキーパッドを有しており、検索論理式作成部51cは、ユーザが入力装置4を操作して、各検索式の検索式番号を論理積及び/又は論理和によって組み合わせる論理演算式を作成する。そして、この論理演算式による各検索式を論理積及び/又は論理和によって組み合わせが検索論理式となる。
本実施形態では、検索論理式は、2以上の検索式の論理和又は論理式を有する。具体的には、検索論理式は、日付情報、分類情報、文書情報、及び、ステータス情報のうちの少なくとも1つを検索項目とする第1検索式と、日付情報、分類情報、文書情報、及び、ステータス情報の少なくとも1つを検索項目とする第2検索式と、の論理和又は論理積を有する。
これにより、複雑な検索論理式を作成可能となり、ユーザは、自らの希望を細やかに反映させた検索論理式を作成可能となる。
さらに、検索論理式作成画面には、検索実行アイコン51eと、検索論理式登録アイコン51fと、検索論理式作成終了アイコン51gと、が表示されている。本実施形態では、検索実行アイコン51eは、「検索」と表示されたアイコンであり、検索論理式登録アイコン51fは、「式保存」と表示されたアイコンであり、検索論理式作成終了アイコン51gは、「検索論理式作成終了」と表示されたアイコンである。
ユーザが入力装置4を操作して、検索実行アイコン51eをクリック、タッチ等によって操作すると、情報処理装置3は、産業財産権情報データベース200にアクセスして、検索部36において、検索実行アイコン51eの操作時に検索論理式作成部51cに表示されている検索論理式を満たす出願を検索し、該当する出願の件数を示す情報を出力部39から表示装置5に出力する。そして、表示装置5は、出力部39から出力された情報に基づいて、検索実行アイコン51eの操作時に検索論理式作成部51cに表示されている検索論理式を満たす出願の件数をヒット件数表示部51dに表示する。これにより、ユーザは、検索実行アイコン51eの操作時において検索論理式作成部51cに表示されている検索論理式を満たす出願の件数を確認できる。なお、検索実行アイコン51eの操作では、検索論理式作成部51cに表示されている検索論理式は、出力部39から管理情報データベース2へは出力されない。
ユーザは、検索論理式作成部51cに表示されている検索論理式を満たす出願の件数を、ヒット件数表示部51dに表示された件数によって確認した後、検索論理式作成部51cに表示されている検索論理式を、管理対象権利の評価に用いる検索論理式としたい場合、入力装置4を操作して、検索論理式登録アイコン51fをクリック、タッチ等によって操作する。
情報処理装置3は、検索論理式登録アイコン51fが操作されたか否かを判定する(ステップS120)。検索論理式登録アイコン51fが操作された場合(ステップS120:YES)は、ステップS130へと進み、検索論理式登録アイコン51fが操作されない場合(ステップS120:NO)は、ステップS170へと進む。
ステップS130では、情報処理装置3は、検索部36において、検索論理式作成部51cに表示されている検索論理式を用いて、産業財産権情報データベース200から、当該検索論理式を満たす1以上の出願によって構成される出願群を抽出する。そして、ステップS140へと進む。
ステップS140では、情報処理装置3は、情報取得部32において、ステップS130で抽出された出願群に含まれる各出願の番号情報を取得する。そして、ステップS150へと進む。
ステップS150では、紐付け情報生成部34において、管理情報データベース2に蓄積された1以上の管理対象権利のうち、ステップS130で抽出された出願群に含まれる管理対象権利を検索論理式に紐付ける紐付け情報を生成する。これにより、検索論理式作成部51cに表示されている検索論理式と、管理情報データベース2に蓄積された1以上の管理対象権利の中で当該検索論理式を満たす管理対象権利と、が紐付けされる。そして、ステップS160へと進む。
このようにして、紐付け情報生成部34は、管理情報データベース2に蓄積された管理対象権利が、検索部36で抽出された出願群に含まれる場合、管理情報データベース2に蓄積されており、且つ、当該出願群に含まれる出願と、検索部36で用いられた検索論理式とを紐付ける紐付け情報を生成する。
これにより、ユーザが作成した検索論理式に対して、管理情報データベース2に蓄積された管理対象権利を紐付ける作業をユーザが行わなくても、ユーザが作成した検索論理式に、管理情報データベース2に蓄積された管理対象権利を紐付けることができるので、利便性が向上する。
ステップS160では、情報処理装置3は、検索論理式作成部51cに表示されている検索論理式と、ステップS150で生成された紐付け情報と、を出力部39から管理情報データベース2に出力する。すると、管理情報データベース2には、ステップS160で出力部39から出力された、検索論理式作成部51cに表示されている検索論理式と、ステップS150で生成された紐付け情報と、が蓄積される。そして、ステップS170へと進む。
ステップS170では、検索論理式作成終了アイコン51gが操作されたか否かを判定する。検索論理式作成終了アイコン51gが操作された場合(ステップS170:YES)は、ステップS180へと進み、検索論理式作成終了アイコン51gが操作されない場合(ステップS170:NO)は、ステップS120へと戻る。
ステップS180では、情報処理装置3は、不図示のホーム画面を示す情報を出力部39から表示装置5に出力する。すると、表示装置5は、表示部51に不図示のホーム画面を表示し、管理情報データベース2に蓄積される検索論理式を生成する一連の処理が終了する。
<管理対象権利の評価及び年金納付の要否を設定する処理の一例>
次に、本実施形態の特許実用新案年金管理システム1において、情報処理装置3が実行する各管理対象権利の評価及び年金納付の要否を設定する一連の処理の一例について、図4から図8を参照しながら説明する。
(評価対象選択処理)
図4に示すように、最初に、情報処理装置3は、評価対象選択処理を実行する。具体的には、まず、情報処理装置3は、管理情報データベース2にアクセスして、情報取得部32において、ユーザが権利者である管理対象権利のうち、次回の年金納付期限日が現在から6か月先までの間にある管理対象権利に関する識別情報及び権利者情報を取得する(ステップS210)。そして、ステップS210で取得した、次回の年金納付期限日が現在から6か月先までの間にある管理対象権利に関する識別情報及び権利者情報を、出力部39から表示装置5に出力する(ステップS220)。
すると、表示装置5は、ステップS220で出力部39から出力された管理対象権利に関する識別情報及び権利者情報を示した管理対象権利リストデータを表示部51に表示する。図7は、ステップS220によって、表示部51に表示される管理対象権利リストデータの一例である。
ユーザは、ステップS220によって表示部51に表示される表示画面を参照し、入力装置4を操作して、評価を行う評価対象権利を選択する。例えば、入力装置4は、マウスを有し、ステップS220で表示部51に表示される表示画面(図7参照)において、カーソルを移動させて評価を行う評価対象権利が表示された部分でクリック操作する。また、例えば、入力装置4は、スマートフォンのタッチパネルであり、ステップS220によって表示部51に表示される表示画面において、カーソルを移動させて評価を行う評価対象権利が表示された部分をタッチ操作してもよい。
すると、評価対象選択部31は、ステップS310へと進み、ユーザによる入力装置4の操作に基づいて、評価対象となる評価対象権利を選択する。
ステップS310において、ユーザによる入力装置4の操作によって評価対象となる評価対象権利が選択されると、ステップS320へと進み、情報処理装置3は、管理情報データベース2にアクセスして、情報取得部32において、ステップS310で選択された評価対象権利の識別情報と、年金納付要否情報と、を取得し、産業財産権情報データベース200にアクセスして、ステップS310で選択された評価対象権利の出願関連情報を取得する。続いて、ステップS330へと進み、情報処理装置3は、管理情報データベース2にアクセスして、情報取得部32において、ステップS310で選択された評価対象権利と同一のファミリーIDを有する管理対象権利の識別情報と、年金納付要否情報と、を取得し、産業財産権情報データベース200にアクセスして、ステップS310で選択された評価対象権利と同一のファミリーIDを有する管理対象権利の出願関連情報を取得する。
(評価処理)
続いて、図5に示すように、情報処理装置3は、評価処理を実行する。まず、情報処理装置3は、管理情報データベース2にアクセスし、情報取得部32において、管理情報データベース2に蓄積された検索論理式と紐付け情報とを参照して、ステップS310で選択された評価対象権利と紐付いた検索論理式の有無を判定する(ステップS410)。ステップS410において、ステップS310で選択された評価対象権利と紐付いた検索論理式があると判定された場合(ステップS410:YES)は、ステップS420へと進み、ステップS310で選択された評価対象権利と紐付いた検索論理式がないと判定された場合(ステップS410:NO)は、ステップS411へと進む。
ステップS420では、情報処理装置3は、情報取得部32において、管理情報データベース2から、ステップS310で選択された評価対象権利と紐付いた検索論理式を取得し、検索論理式設定部35において、ステップS310で選択された評価対象権利と紐付いた検索論理式が設定される。本実施形態では、ステップS310で選択された評価対象権利と紐付いた検索論理式が2以上ある場合、検索論理式設定部35において、各検索論理式が設定される。そして、ステップS430へと進む。
これにより、ユーザの作業量を低減しながら、検索論理式設定部35において適切な検索論理式を設定することができる。
ステップS411では、情報処理装置3は、検索論理式設定部35において、何ら条件のない検索論理式が設定される。そして、ステップS430へと進む。
ステップS430では、情報処理装置3は、検索部36において、ステップS420又はステップS411で設定された検索論理式を用いて、産業財産権情報データベース200から、当該検索論理式を満たす1以上の出願によって構成される出願群を抽出する。ステップS310で選択された評価対象権利と紐付いた検索論理式が2以上ある場合、情報処理装置3は、検索部36において、産業財産権情報データベース200から、各検索論理式を満たす1以上の出願によって構成される各出願群を抽出する。例えば、検索論理式設定部35において、第1検索論理式と前記第2検索論理式とが設定されている場合、検索部36は、第1検索論理式に基づいた出願群である第1出願群と、第2検索論理式に基づいた出願群である第2出願群と、を抽出する。そして、ステップS440へと進む。
ステップS440では、情報処理装置3は、評価設定部37において、検索部36で抽出された出願群を母集合として、評価対象選択部31で選択された評価対象権利を評価した評価結果を設定する。ステップS310で選択された評価対象権利と紐付いた検索論理式が2以上ある場合、情報処理装置3は、評価設定部37において、ステップS430で抽出された各出願群を母集合として、評価対象選択部31で選択された評価対象権利を評価した各評価結果を設定する。例えば、検索論理式設定部35において、第1検索論理式と前記第2検索論理式とが設定されている場合、評価設定部37は、第1出願群を母集合として評価対象権利を評価した第1評価結果と、第2出願群を母集合として評価対象権利を評価した第2評価結果と、を設定する。そして、ステップS450へと進む。
ステップS450では、ステップS440で設定された評価対象権利の評価結果と、管理情報データベース2に蓄積された当該評価対象権利の直近の評価結果とを比較した比較結果を取得する。具体的には、ステップS440で設定された評価対象権利の評価結果が、管理情報データベース2に蓄積された当該評価対象権利の直近の評価結果と同一であるか異なるかについての情報を取得する。
ステップS460では、情報処理装置3は、ステップS310で選択された評価対象権利の識別情報を含む書誌情報及び年金納付要否情報と、ステップS310で選択された評価対象権利と同一のファミリーIDを有する管理対象権利の書誌情報及び年金納付要否情報と、ステップS440で設定された評価対象権利の評価結果に関する情報と、ステップS450で取得した、ステップS440で設定された評価対象権利の評価結果と管理情報データベース2に蓄積された当該評価対象権利の直近の評価結果との比較結果と、検索論理式設定部35で設定された検索論理式に関する情報と、を表示装置5に出力する。
したがって、評価結果比較部371において、評価対象権利の評価設定部37における評価結果が、管理情報データベース2に蓄積された評価対象権利の評価設定部37における直近の評価結果と異なると判定された場合、出力部39は、評価対象権利の評価設定部37における評価結果が、管理情報データベース2に蓄積された評価対象権利の評価設定部37における直近の評価結果と異なることを示す情報を表示装置5に出力する。
また、ステップS310で選択された評価対象権利と紐付いた検索論理式が2以上ある場合、出力部39は、ステップS460において、評価設定部37で設定された、第1出願群を母集合として評価対象権利を評価した第1評価結果と、第2出願群を母集合として評価対象権利を評価した第2評価結果とを、比較可能に出力する。
図8に示すように、情報処理装置3においてステップS460が実行されると、表示装置5の表示部51には、評価結果確認画面が表示される。
評価結果確認画面は、ステップS310で選択された評価対象権利の識別情報を含む書誌情報及び年金納付要否情報が表示されるメイン表示領域511と、ステップS310で選択された評価対象権利と同一のファミリーIDを有する管理対象権利の書誌情報及び年金納付要否情報が表示されるファミリー特許情報表示領域512と、ステップS440で設定された評価結果が表示される評価結果表示領域513と、評価結果比較部371において、評価対象権利の評価設定部37における評価結果が、管理情報データベース2に蓄積された評価対象権利の評価設定部37における直近の評価結果と異なると判定された場合に、評価対象権利の評価設定部37における評価結果が、管理情報データベース2に蓄積された評価対象権利の評価設定部37における直近の評価結果と異なることを示す情報を表示する評価結果更新表示領域514と、ステップS420又はステップS411で設定された検索論理式が表示される検索論理式表示領域515と、年金納付の設定が完了した際に操作される年金納付要否設定完了アイコン516と、を有する。
このとき、メイン表示領域511に表示される、ステップS310で選択された評価対象権利の年金納付要否情報と、ファミリー特許情報表示領域512に表示される、ステップS310で選択された評価対象権利と同一のファミリーIDを有する各管理対象権利の年金納付要否情報とは、チェックボックスやプルダウンメニュー等になっており、入力装置4の操作によって、年金納付要否の設定を変更可能となっている。
検索論理式表示領域515は、前述した検索論理式作成画面と略同一の表示態様となっており、ステップS420又はステップS411で設定された検索論理式が表示され、入力装置4の操作によって編集可能となっている。なお、検索論理式表示領域515は、検索論理式作成画面に対して、検索論理式作成終了アイコン51gが省略され、評価結果更新アイコン51hが追加されている。本実施形態では、評価結果更新アイコン51hは、「評価更新」と表示されたアイコンである。
評価結果比較部371において、評価対象権利の評価設定部37における評価結果が、管理情報データベース2に蓄積された評価対象権利の評価設定部37における直近の評価結果と異なると判定された場合、評価結果更新表示領域514には、評価対象権利の評価設定部37における評価結果が、管理情報データベース2に蓄積された評価対象権利の評価設定部37における直近の評価結果と異なることを示す情報が表示される。本実施形態では、評価結果更新表示領域514には、評価対象権利の評価設定部37における評価結果が、管理情報データベース2に蓄積された評価対象権利の評価設定部37における直近の評価結果と異なることを示す文字情報と、管理情報データベース2に蓄積された評価対象権利の評価設定部37における直近の評価結果と、が表示される。
したがって、ユーザは、表示装置5の表示部51に表示される評価結果確認画面を参照することで、ステップS310で選択された評価対象権利の識別情報を含む書誌情報及び年金納付要否情報と、ステップS310で選択された評価対象権利と同一のファミリーIDを有する管理対象権利の書誌情報及び年金納付要否情報と、ステップS310で選択された評価対象権利の評価結果と、当該評価結果に用いた検索論理式と、を一覧できる。
さらに、ユーザは、表示装置5の表示部51に表示される評価結果確認画面を参照することで、評価結果比較部371において、評価対象権利の評価設定部37における評価結果が、管理情報データベース2に蓄積された評価対象権利の評価設定部37における直近の評価結果と異なると判定された場合に、評価対象権利の評価設定部37における評価結果が、管理情報データベース2に蓄積された評価対象権利の評価設定部37における直近の評価結果と異なることを容易に確認できる。
また、検索論理式表示領域515には、検索論理式表示領域515に表示させる検索論理式を選択可能な検索論理式選択部515aが設けられている。検索論理式選択部515aは、例えばプルダウンメニューであり、ユーザによる入力装置4の操作によって、検索論理式表示領域515に表示させる検索論理式を変更可能となっている。
そして、ステップS310で選択された評価対象権利と紐付いた検索論理式が2以上ある場合、ユーザが入力装置4を操作して、検索論理式選択部515aで検索論理式表示領域515に表示させる検索論理式を選択すると、検索論理式選択部515aで選択された検索論理式が検索論理式表示領域515に表示され、それに伴って、検索論理式選択部515aで選択された検索論理式を満たす出願によって構成される出願群を母集合として検索論理式設定部35で設定された評価結果が、評価結果表示領域513に表示される。例えば、検索論理式設定部35において、第1検索論理式と前記第2検索論理式とが設定されている場合、検索論理式選択部515aで第1検索論理式を選択すると、検索論理式表示領域515には第1検索論理式が表示され、評価結果表示領域513には第1出願群を母集合として評価対象権利を評価した第1評価結果が表示される。同様に、検索論理式選択部515aで第2検索論理式を選択すると、検索論理式表示領域515には第2検索論理式が表示され、評価結果表示領域513には第2出願群を母集合として評価対象権利を評価した第2評価結果が表示される。
このように、ステップS310で選択された評価対象権利と紐付いた検索論理式が2以上ある場合、ユーザが検索論理式選択部515aで検索論理式表示領域515に表示させる検索論理式を切り換えることによって、評価設定部37で設定された、第1出願群を母集合として評価対象権利を評価した第1評価結果と、第2出願群を母集合として評価対象権利を評価した第2評価結果とを、比較可能となっている。
これにより、ステップS310で選択された評価対象権利に紐付いた検索論理式が第1検索論理式と第2検索論理式とを含む場合でも、第1出願群を母集合として評価対象権利を評価した第1評価結果と、第2出願群を母集合として評価対象権利を評価した第2評価結果とを容易に比較できる。
ユーザは、特許実用新案年金管理システム1において、図8で示した評価結果確認画面を参照しながら、ステップS310で選択された評価対象権利を維持又は更新するかの判断を行う。そして、必要に応じて入力装置4を操作して、メイン表示領域511に表示される、ステップS310で選択された評価対象権利の年金納付要否情報と、ファミリー特許情報表示領域512に表示される、ステップS310で選択された評価対象権利と同一のファミリーIDを有する各管理対象権利の年金納付要否情報とについて、年金納付要否の設定を変更する。
すると、図6に示すように、年金納付要否設定部38は、ユーザによる入力装置4の操作に応じて、メイン表示領域511に表示される、ステップS310で選択された評価対象権利と、ファミリー特許情報表示領域512に表示される、ステップS310で選択された評価対象権利と同一のファミリーIDを有する各管理対象権利と、の年金納付要否の設定を変更する(ステップS610)。そして、ステップS620へと進む。
(検索論理式編集処理)
ユーザは、図8で示した評価結果確認画面において、入力装置4を操作することによって、検索論理式表示領域515に表示された、ステップS420又はステップS411で設定された検索論理式を編集可能となっている。
ユーザが入力装置4を操作して、検索実行アイコン51eをクリック、タッチ等によって操作すると、情報処理装置3は、産業財産権情報データベース200にアクセスして、検索部36において、検索実行アイコン51eの操作時に検索論理式作成部51cに表示されている検索論理式を満たす出願を検索し、該当する出願の件数を示す情報を出力部39から表示装置5に出力する。そして、表示装置5は、出力部39から出力された情報に基づいて、検索実行アイコン51eの操作時に検索論理式作成部51cに表示されている検索論理式を満たす出願の件数をヒット件数表示部51dに表示する。なお、検索実行アイコン51eの操作では、評価結果は更新されない。
ユーザは、検索論理式表示領域515のヒット件数表示部に表示されている検索論理式を満たす出願の件数を確認した後、検索論理式表示領域515に表示されている検索論理式を満たす出願群を母集合とした場合の評価対象権利の評価結果を参照したい場合、入力装置4を操作して、評価結果更新アイコン51hをクリック、タッチ等によって操作する。
情報処理装置3は、入力装置4によって評価結果更新アイコン51hが操作されたか否かを判定する(ステップS620)。入力装置4によって評価結果更新アイコン51hが操作された場合(ステップS620:YES)、ステップS621へと進み、情報処理装置3は、検索論理式設定部35に設定された検索論理式を、検索論理式表示領域515に表示されている検索論理式に書き換えて、ステップS430へと戻る。
入力装置4によって評価結果更新アイコン51hが操作されていない場合(ステップS620:NO)は、ステップS630へと進む。
ユーザは、評価結果確認画面において、評価結果表示領域513に表示される更新された評価結果を確認した後、ステップS310で選択された評価対象権利に紐付ける検索論理式を、検索論理式表示領域515に表示されている検索論理式に設定変更したい場合、入力装置4を操作して、検索論理式登録アイコン51fをクリック、タッチ等によって操作する。
情報処理装置3は、入力装置4によって検索論理式登録アイコン51fが操作されたか否かを判定する(ステップS630)。入力装置4によって検索論理式登録アイコン51fが操作された場合(ステップS630:YES)、ステップS640へと進み、検索論理式作成終了アイコン51gが操作されない場合(ステップS630:NO)は、ステップS670へと進む。
ステップS640では、情報処理装置3は、情報取得部32において、ステップS430で抽出された出願群に含まれる各出願の番号情報を取得する。そして、ステップS650へと進む。
ステップS650では、紐付け情報生成部34において、管理情報データベース2に蓄積された1以上の管理対象権利のうち、ステップS430で抽出された出願群に含まれる管理対象権利を当該検索論理式に紐付ける紐付け情報を生成する。これにより、検索論理式表示領域515に表示されている検索論理式と、管理情報データベース2に蓄積された1以上の管理対象権利の中で当該検索論理式を満たす管理対象権利と、が紐付けされる。そして、ステップS660へと進む。
ステップS660では、情報処理装置3は、検索論理式表示領域515に表示されている検索論理式と、ステップS650で生成された紐付け情報と、を出力部39から管理情報データベース2に出力する。すると、管理情報データベース2には、ステップS660で出力部39から出力された、検索論理式表示領域515に表示されている検索論理式と、ステップS650で生成された紐付け情報と、が蓄積される。そして、ステップS670へと進む。
ユーザは、図8で示した評価結果画面を参照し、メイン表示領域511に表示される、ステップS310で選択された評価対象権利の年金納付要否情報と、ファミリー特許情報表示領域512に表示される、ステップS310で選択された評価対象権利と同一のファミリーIDを有する各管理対象権利の年金納付要否情報とについて、年金納付要否の設定の変更が完了すると、入力装置4を操作して、年金納付要否設定完了アイコン516をクリック、タッチ等によって操作する。
ステップS670では、情報処理装置3は、年金納付要否設定完了アイコン516が操作された否かを判定する。
年金納付要否設定完了アイコン516が操作されていない場合(ステップS670:NO)は、ステップS610へと戻り、年金納付要否の設定変更、検索論理式の再編集、及び、年金納付要否設定の変更完了を待機する。
年金納付要否設定完了アイコン516が操作された場合(ステップS670:YES)は、ステップS680へと進み、情報処理装置3の出力部39は、年金納付要否設定完了アイコン516が操作された時点において、年金納付要否設定部38で設定した、ステップS310で選択された評価対象権利の年金納付要否の設定と、ステップS310で選択された評価対象権利と同一のファミリーIDを有する各管理対象権利の年金納付要否の設定とを、管理情報データベース2に出力する。すると、管理情報データベース2は、ステップS310で選択された評価対象権利の年金納付要否の設定と、ステップS310で選択された評価対象権利と同一のファミリーIDを有する各管理対象権利の年金納付要否の設定とを、年金納付要否設定完了アイコン516が操作された時点において、年金納付要否設定部38で設定した内容に書き換えて記憶する。
そして、ステップS220へと戻り、情報処理装置3は、ステップS210で取得した、次回の年金納付期限日が現在から6か月先までの間にある管理対象権利に関する識別情報及び権利者情報を、出力部39から表示装置5に出力し(ステップS220)、表示装置5は、ステップS220で出力部39から出力された管理対象権利に関する識別情報及び権利者情報を表示部51に表示する。そして、ユーザは、引き続き、別の管理対象権利について、評価結果を確認しながら年金納付の要否を設定する。
なお、管理対象権利の評価及び年金納付の要否を設定する処理は、ユーザが入力装置4を操作して、情報処理装置3に一連の処理を終了することを示す情報が入力されると、一連の処理を終了する。情報処理装置3に一連の処理を終了することを示す情報が入力される場合は、例えば、ホーム画面に戻る、ログアウト等を示す情報が入力される場合である。
このように、ユーザが検索論理式を作成し、評価対象権利ごとに適切な検索論理式を満たす出願群を母集合とした評価対象権利の評価結果を得ることができるので、ユーザの希望に沿った母集合における評価結果を得ることができる。
そして、本実施形態の特許実用新案年金管理システム1は、評価対象選択部31において管理情報データベース2に蓄積された管理対象権利から評価対象権利を選択することによって、特許実用新案年金管理システム1の操作と並行して別の端末や別のブラウザから産業財産権情報データベース200にアクセスしなくても、当該評価対象権利の評価を得ることができるので、評価対象権利の評価を容易に得ることができる。
さらに、本実施形態の特許実用新案年金管理システム1は、情報処理装置3が年金納付要否設定部38を備えるので、評価対象選択部31において管理情報データベース2に蓄積された管理対象権利から評価対象権利を選択することによって、当該評価対象権利の評価を得るとともに、当該評価対象権利の評価を参照して、当該評価対象権利を維持又は更新するかの判断及び設定を容易且つ適切に行うことができる。
以上、本発明の一実施形態について、添付図面を参照しながら説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上記実施形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
例えば、本実施形態では、情報処理装置3は、各検索論理式と評価対象権利とを紐付ける紐付け情報を生成する紐付け情報生成部34を備え、管理情報データベース2は、紐付け情報生成部34で登録された紐付け情報を蓄積し、検索論理式設定部35は、評価対象選択部31で選択された評価対象権利と、管理情報データベース2に蓄積された紐付け情報と、に基づいて、評価対象権利に紐づいた検索論理式が設定されるものとしたが、検索論理式設定部35は、例えば、ユーザの入力装置4の操作に基づいて検索論理式が設定され、特許実用新案年金管理システム1は、紐付け情報を有していないものであってもよい。この場合でも、ユーザが入力装置4を操作して検索論理式を設定することによって、評価対象権利ごとに適切な検索論理式を満たす出願群を母集合とした評価対象権利の評価結果を得ることができる。
また、例えば、本実施形態では、特許実用新案評価システムの一実施形態として特許実用新案年金管理システムについて説明したが、特許実用新案評価システムは、管理対象権利を維持又は更新するための費用納付を管理するシステムでなくてもよく、例えば、公報に記載された情報を検索及び閲覧可能な従来の特許実用新案検索システムであってもよい。この場合、特許実用新案評価システムは、産業財産権情報データベース200を備えていてもよい。そして、管理情報データベース2には、管理対象権利の書誌情報及び年金納付情報が蓄積されていなくてもよく、評価設定部37における直近の評価結果は、産業財産権情報データベース200に蓄積されていてもよい。さらに、この場合、情報処理装置3において、評価対象選択部31が省略されていてもよく、評価設定部37が、検索部36で抽出された出願群に含まれる少なくとも1つの特許出願及び/又は実用新案登録出願を、検索部36で抽出された当該出願群を母集合として評価した評価結果を設定するものであってもよい。
また、例えば、本実施形態では、特許実用新案年金管理システム1は、評価対象選択部31と、情報取得部32と、検索論理式生成部33と、紐付け情報生成部34と、検索論理式設定部35と、検索部36と、評価設定部37と、評価結果比較部371と、年金納付要否設定部38と、出力部39と、を有する1つの情報処理装置3を備えるものとしたが、特許実用新案年金管理システム1は、複数の情報処理装置3を備えていてもよい。例えば、特許実用新案年金管理システム1は、評価対象選択部31と、情報取得部32と、検索論理式生成部33と、紐付け情報生成部34と、評価設定部37と、評価結果比較部371と、年金納付要否設定部38と、出力部39と、を有する1つの情報処理装置3と、検索論理式設定部35と、検索部36と、を有する異なる1つの情報処理装置3と、を備えていてもよい。その場合、少なくとも1つの情報処理装置3、例えば、検索論理式設定部35と検索部36とを有する情報処理装置3は、その他の情報処理装置3とは別の装置、例えば、産業財産権情報データベース200に組み込まれていてもよい。
また、例えば、本実施形態では、紐付け情報によって2以上の検索論理式が所定の管理対象権利に紐付いており、評価対象選択部31において当該所定の管理対象権利が評価対象権利として選択された場合、検索論理式設定部35は、各検索論理式が設定されるものとしたが、検索論理式設定部35は、ユーザが入力装置4を操作して、入力装置4に入力された情報に基づいて、評価対象権利に紐付いた2以上の検索論理式の中から1つの検索論理式が設定されるものであってもよい。
これにより、評価対象権利が紐付け情報によって2以上の検索論理式に紐付いている場合でも、ユーザの希望に応じた検索論理式を設定して、ユーザの希望に応じた検索論理式を満たす出願群を母集合とする評価結果を得ることができる。
また、例えば、ステップS160において、ステップS130で抽出された出願群に含まれる各出願のステップS140で取得した番号情報を管理情報データベース2に出力するようにしてもよい。この場合、管理情報データベース2には、ステップS130で抽出された出願群に含まれる各出願のステップS140で取得した番号情報が蓄積される。そして、ステップS430では、管理情報データベース2に蓄積された、ステップS130で抽出された出願群に含まれる各出願のステップS140で取得した番号情報を用いて、当該番号情報を満たす出願によって構成される出願群を抽出してもよい。同様に、ステップS660において、ステップS430で抽出された出願群に含まれる各出願のステップS640で取得した番号情報を管理情報データベース2に出力するようにしてもよい。この場合、管理情報データベース2には、ステップS430で抽出された出願群に含まれる各出願のステップS640で取得した番号情報が蓄積される。そして、ステップS430では、管理情報データベース2に蓄積された、ステップS430で抽出された出願群に含まれる各出願のステップS640で取得した番号情報を用いて、当該番号情報を満たす出願によって構成される出願群を抽出してもよい。
これにより、ステップS430において出願群を抽出する時間を短縮することが可能となり、利便性が向上する。
また、例えば、本実施形態では、情報処理装置3と、入力装置4及び表示装置5とは、インターネット100を介して情報処理装置3に接続されているものとしたが、情報処理装置3と、入力装置4及び表示装置5とは、インターネット100を介さずに接続されていてもよい。この場合、管理情報データベース2は、インターネット100を介して情報処理装置3に接続されていてもよい。例えば、情報処理装置3は、入力装置4及び表示装置5とともに、ユーザが所有するパーソナルコンピュータやスマートフォン等の情報端末に搭載されていてもよい。
また、例えば、本実施形態では、特許実用新案年金管理システム1の外部に産業財産権情報データベース200が存在し、情報処理装置3がインターネット100を介して産業財産権情報データベース200にアクセス可能であるものとしたが、特許実用新案年金管理システム1が産業財産権情報データベース200を備えており、情報処理装置3がインターネット100を介さずに産業財産権情報データベース200にアクセス可能であってもよい。
本明細書には少なくとも以下の事項が記載されている。括弧内には、上記した実施形態において対応する構成要素等を一例として示しているが、これに限定されるものではない。
(1) 1以上の特許出願又は特許権、若しくは、実用新案登録出願又は実用新案権を評価する特許実用新案評価システム(特許実用新案年金管理システム1)であって、
前記特許実用新案評価システムは、
管理情報データベース(管理情報データベース2)と、
前記管理情報データベースにアクセス可能な情報処理装置(情報処理装置3)と、
ユーザが入力操作可能な入力装置(入力装置4)と、を備え、
前記情報処理装置は、
複数の特許出願及び実用新案登録出願の出願関連情報を蓄積した特許実用新案情報データベース(産業財産権情報データベース200)にアクセス可能であり、
前記入力装置に入力された情報に基づいて検索論理式を生成する検索論理式生成部(検索論理式生成部33)を備え、
前記管理情報データベースは、
前記検索論理式生成部で生成された1以上の前記検索論理式を蓄積し、
前記情報処理装置は、
評価対象となる特許出願又は特許権、若しくは、実用新案登録出願又は実用新案権を選択する評価対象選択部(評価対象選択部31)と、
前記管理情報データベースに蓄積された前記検索論理式の中から1以上の前記検索論理式が設定される検索論理式設定部(検索論理式設定部35)と、
前記検索論理式設定部で設定された前記検索論理式を用いて、1以上の特許出願及び/又は実用新案登録出願によって構成される出願群を抽出する検索部(検索部36)と、
前記検索部で抽出された前記出願群を母集合として前記評価対象を評価した評価結果を設定する評価設定部(評価設定部37)と、
前記評価設定部における評価結果を出力可能な出力部(出力部39)と、をさらに備える、特許実用新案評価システム。
(1)によれば、ユーザが検索論理式を作成し、評価対象ごとに適切な検索論理式を満たす出願群を母集合とした評価対象の評価結果を得ることができるので、ユーザの希望に沿った母集合における評価結果を得ることができる。
(2) (1)に記載の特許実用新案評価システムであって、
前記特許実用新案情報データベースに蓄積された前記出願関連情報は、
各特許出願及び実用新案登録出願を識別可能な出願番号及び設定登録番号の少なくとも1つを有する番号情報と、
各特許出願及び実用新案登録出願の出願日、優先権主張日、公開公表日、及び、設定登録日の少なくとも1つを有する日付情報と、
各特許出願及び実用新案登録出願に付与された国際特許分類、欧州米国共通特許分類、FI、及び、Fタームの少なくとも1つを有する分類情報と、
各特許出願及び実用新案登録出願の願書に添付された、明細書に記載された文書に関する情報、特許請求の範囲又は実用新案登録請求の範囲に記載された文書に関する情報、及び、要約書に記載された文書に関する情報の少なくとも1つを有する文書情報と、
各特許出願及び実用新案登録出願の権利状況に関するステータス情報と、を含み、
前記検索論理式は、
前記日付情報、前記分類情報、前記文書情報、及び、前記ステータス情報のうちの少なくとも1つを検索項目とする第1検索式と、前記日付情報、前記分類情報、前記文書情報、及び、前記ステータス情報の少なくとも1つを検索項目とする第2検索式と、の論理和又は論理積を有する、特許実用新案評価システム。
(2)によれば、複雑な検索論理式を作成可能となり、ユーザは、自らの希望を細やかに反映させた検索論理式を作成可能となる。
(3) (1)又は(2)に記載の特許実用新案評価システムであって、
前記情報処理装置は、
前記検索論理式と前記評価対象とを紐付ける紐付け情報を生成する紐付け情報生成部(紐付け情報生成部34)をさらに備え、
前記管理情報データベースは、
前記紐付け情報生成部で登録された前記紐付け情報を蓄積し、
前記検索論理式設定部は、前記評価対象選択部で選択された前記評価対象と、前記管理情報データベースに蓄積された前記紐付け情報と、に基づいて、前記評価対象に紐づいた前記検索論理式が設定される、特許実用新案評価システム。
(3)によれば、ユーザの作業量を低減しながら、検索論理式設定部において適切な検索論理式を設定することができる。
(4) (3)に記載の特許実用新案評価システムであって、
前記紐付け情報生成部で生成される前記紐付け情報は、1つの前記検索論理式に複数の前記評価対象を紐付け可能である、特許実用新案評価システム。
(4)によれば、少ない数の検索論理式で、多くの数の特許出願及び/又は実用新案登録出願に対して適切な検索論理式に基づいた評価結果を得ることができる。
(5) (4)に記載の特許実用新案評価システムであって、
前記管理情報データベースは、
複数の前記検索論理式と、
各前記検索論理式に対応する前記紐付け情報と、を蓄積する、特許実用新案評価システム。
(5)によれば、多数の特許出願及び/又は実用新案登録出願を管理情報データベースに蓄積された検索論理式と紐付けることができる。
(6) (5)に記載の特許実用新案評価システムであって、
前記紐付け情報によって2以上の前記検索論理式が所定の前記評価対象に紐付いており、前記評価対象選択部において当該所定の前記評価対象が選択された場合、
前記検索論理式設定部は、前記入力装置に入力された情報に基づいて、当該所定の前記評価対象に紐付いた1つの前記検索論理式が設定される、特許実用新案評価システム。
(6)によれば、評価対象が紐付け情報によって2以上の検索論理式に紐付いている場合でも、ユーザの希望に応じた検索論理式を設定して、ユーザの希望に応じた検索論理式を満たす出願群を母集合とする評価結果を得ることができる。
(7) (5)に記載の特許実用新案評価システムであって、
前記管理情報データベースに蓄積された複数の前記検索論理式は、前記紐付け情報によって所定の前記評価対象に紐付いた第1検索論理式と第2検索論理式とを含み、
前記評価対象選択部において当該所定の前記評価対象が選択された場合、
前記検索論理式設定部は、前記第1検索論理式と前記第2検索論理式とが設定され、
前記検索部は、前記第1検索論理式に基づいた前記出願群である第1出願群と、前記第2検索論理式に基づいた前記出願群である第2出願群と、を抽出し、
前記評価設定部は、前記第1出願群を母集合として当該所定の前記評価対象を評価した第1評価結果と、前記第2出願群を母集合として当該所定の前記評価対象を評価した第2評価結果と、を設定し、
前記出力部は、前記第1評価結果と前記第2評価結果とを比較可能に出力する、特許実用新案評価システム。
(7)によれば、評価対象に紐付いた検索論理式が第1検索論理式と第2検索論理式とを含む場合でも、第1出願群を母集合として評価対象権利を評価した第1評価結果と、第2出願群を母集合として評価対象権利を評価した第2評価結果とを容易に比較できる。
(8) (3)から(7)のいずれかに記載に特許実用新案評価システムであって、
前記管理情報データベースは、前記評価対象となる1以上の特許出願及び/又は実用新案登録出願を識別可能な出願番号及び設定登録番号の少なくとも1つを有する番号情報を蓄積し、
前記評価対象選択部は、前記管理情報データベースに前記番号情報が蓄積された1以上の特許出願及び/又は実用新案登録出願から前記評価対象を選択する、特許実用新案評価システム。
(8)によれば、評価対象選択部において管理情報データベースに蓄積された特許出願及び/又は実用新案登録出願から評価対象を選択することによって、特許実用新案評価システムの操作と並行して別の端末や別のブラウザから産業財産権情報データベースにアクセスしなくても、当該評価対象の評価を得ることができるので、評価対象の評価を容易に得ることができる。
(9) (8)に記載の特許実用新案評価システムであって、
前記紐付け情報生成部は、
前記管理情報データベースに前記番号情報が蓄積された特許出願及び/又は実用新案登録出願が、前記検索部で抽出された前記出願群に含まれる場合、
前記管理情報データベースに前記番号情報が蓄積されており、且つ、前記出願群に含まれる特許出願及び/又は実用新案登録出願と、前記検索部で用いられた前記検索論理式とを紐付ける前記紐付け情報を生成する、特許実用新案評価システム。
(9)によれば、ユーザが作成した検索論理式に対して、管理情報データベースに蓄積された特許出願及び/又は実用新案登録出願を紐付ける作業をユーザが行わなくても、ユーザが作成した検索論理式に、管理情報データベースに蓄積された特許出願及び/又は実用新案登録出願を紐付けることができるので、利便性が向上する。
(10) (8)又は(9)に記載の特許実用新案評価システムであって、
前記管理情報データベースに前記番号情報が蓄積された1以上の特許出願及び/又は実用新案登録出願は、設定登録されて存続する特許権又は実用新案権であり、
前記管理情報データベースには、前記管理情報データベースに前記番号情報が蓄積された各特許権又は実用新案権について、権利を維持又は更新するための費用納付の要否に関する情報が蓄積されており、
前記情報処理装置は、
前記管理情報データベースに前記番号情報が蓄積された各特許権又は実用新案権に対して、前記入力装置に入力された情報に基づいて、前記費用納付の要否を設定する費用納付要否設定部(年金納付要否設定部38)をさらに備える、特許実用新案評価システム。
(10)によれば、情報処理装置が年金納付要否設定部を備えるので、評価対象選択部において、管理情報データベースに蓄積された特許出願及び/又は実用新案登録出願から評価対象を選択することによって、当該評価対象の評価を得るとともに、当該評価対象の評価を参照して、当該評価対象を維持又は更新するかの判断及び設定を容易且つ適切に行うことができる。
(11) (1)から(10)のいずれかに記載の特許実用新案評価システムであって、
前記管理情報データベースは、前記検索部で抽出された前記出願群に含まれる各特許出願及び/又は実用新案登録出願を識別可能な出願番号及び設定登録番号の少なくとも1つを有する番号情報を蓄積する、特許実用新案評価システム。
(11)によれば、出願群を抽出する時間を短縮することが可能となり、利便性が向上する。
(12) (1)から(11)のいずれかに記載の特許実用新案評価システムであって、
前記管理情報データベースは、各前記評価対象について前記評価設定部における直近の評価結果を蓄積し、
前記情報処理装置は、
前記評価対象の前記評価設定部における評価結果と、前記管理情報データベースに蓄積された前記評価対象の前記評価設定部における直近の評価結果と、を比較する評価結果比較部(評価結果比較部371)をさらに備え、
前記評価結果比較部において、前記評価対象の前記評価設定部における評価結果が、前記管理情報データベースに蓄積された前記評価対象の前記評価設定部における直近の評価結果と異なると判定された場合、前記出力部は、前記評価対象の前記評価設定部における評価結果が、前記管理情報データベースに蓄積された前記評価対象の前記評価設定部における直近の評価結果と異なることを示す情報を出力する、特許実用新案評価システム。
(12)によれば、評価対象の評価設定部における評価結果が、管理情報データベースに蓄積された評価対象の評価設定部における直近の評価結果と異なると判定された場合に、ユーザは、評価対象の評価設定部における評価結果が、管理情報データベースに蓄積された評価対象の評価設定部における直近の評価結果と異なることを容易に確認できる。
(13) 1以上の特許出願又は特許権、若しくは、実用新案登録出願又は実用新案権を評価する特許実用新案評価システム(特許実用新案年金管理システム1)であって、
前記特許実用新案評価システムは、
管理情報データベース(管理情報データベース2)と、
前記管理情報データベースにアクセス可能な情報処理装置(情報処理装置3)と、
ユーザが入力操作可能な入力装置(入力装置4)と、を備え、
前記情報処理装置は、
複数の特許出願及び実用新案登録出願の出願関連情報を蓄積した特許実用新案情報データベース(産業財産権情報データベース200)にアクセス可能であり、
前記入力装置に入力された情報に基づいて検索論理式を生成する検索論理式生成部(検索論理式生成部33)を備え、
前記管理情報データベースは、
前記検索論理式生成部で生成された1以上の前記検索論理式を蓄積し、
前記管理情報データベースに蓄積された前記検索論理式の中から1以上の前記検索論理式が設定される検索論理式設定部(検索論理式設定部35)と、
前記検索論理式設定部で設定された前記検索論理式を用いて、1以上の特許出願及び/又は実用新案登録出願によって構成される出願群を抽出する検索部(検索部36)と、
前記検索部で抽出された前記出願群に含まれる少なくとも1つの特許出願及び/又は実用新案登録出願を、前記検索部で抽出された当該出願群を母集合として評価した評価結果を設定する評価設定部(評価設定部37)と、
前記評価設定部における評価結果を出力可能な出力部(出力部39)と、をさらに備える、特許実用新案評価システム。
(13)によれば、ユーザが作成した検索論理式を満たす出願群に含まれる特許出願及び/又は実用新案登録出願に対し、ユーザが作成した検索論理式を満たす当該出願群を母集合とした評価結果を得ることができるので、ユーザの希望に沿った母集合における評価結果を得ることができる。
1 特許実用新案年金管理システム(特許実用新案評価システム)
2 管理情報データベース
3 情報処理装置
4 入力装置
31 評価対象選択部
33 検索論理式生成部
35 検索論理式設定部
36 検索部
37 評価設定部
38 年金納付要否設定部(費用納付要否設定部)
39 出力部
371 評価結果比較部
200 産業財産権情報データベース(特許実用新案情報データベース)

Claims (12)

  1. 1以上の特許出願又は特許権、若しくは、実用新案登録出願又は実用新案権を評価する特許実用新案評価システムであって、
    前記特許実用新案評価システムは、
    管理情報データベースと、
    前記管理情報データベースにアクセス可能な情報処理装置と、
    ユーザが入力操作可能な入力装置と、を備え、
    前記情報処理装置は、
    複数の特許出願及び実用新案登録出願の出願関連情報を蓄積した特許実用新案情報データベースにアクセス可能であり、
    前記入力装置に入力された情報に基づいて検索論理式を生成する検索論理式生成部を備え、
    前記管理情報データベースは、
    前記検索論理式生成部で生成された1以上の前記検索論理式を蓄積し、
    前記情報処理装置は、
    評価対象となる特許出願又は特許権、若しくは、実用新案登録出願又は実用新案権を選択する評価対象選択部と、
    前記管理情報データベースに蓄積された前記検索論理式の中から1以上の前記検索論理式が設定される検索論理式設定部と、
    前記検索論理式設定部で設定された前記検索論理式を用いて、1以上の特許出願及び/又は実用新案登録出願によって構成される出願群を抽出する検索部と、
    前記評価対象の発明者情報、被引用回数、出願日と被引用文献の出願日との差、ファミリー出願数、分割出願及び国内優先権に基づく出願の数、早期審査の有無及び拒絶査定不服審判の有無、並びに包袋閲覧回数及び無効審判請求の有無の少なくとも一つに基づき前記評価対象の評価点を算出し、前記評価対象について前記検索部で抽出された前記出願群を母集合とした中での前記評価対象の前記評価点を評価したものを評価結果として設定する評価設定部と、
    前記評価設定部における評価結果を出力可能な出力部と、をさらに備え
    前記情報処理装置は、
    前記検索論理式と前記評価対象とを紐付ける紐付け情報を生成する紐付け情報生成部をさらに備え、
    前記管理情報データベースは、
    前記紐付け情報生成部で登録された前記紐付け情報を蓄積し、
    前記検索論理式設定部は、前記評価対象選択部で選択された前記評価対象と、前記管理情報データベースに蓄積された前記紐付け情報と、に基づいて、前記評価対象に紐づいた前記検索論理式が設定される、特許実用新案評価システム。
  2. 請求項1に記載の特許実用新案評価システムであって、
    前記特許実用新案情報データベースに蓄積された前記出願関連情報は、
    各特許出願及び実用新案登録出願を識別可能な出願番号及び設定登録番号の少なくとも1つを有する番号情報と、
    各特許出願及び実用新案登録出願の出願日、優先権主張日、公開公表日、及び、設定登録日の少なくとも1つを有する日付情報と、
    各特許出願及び実用新案登録出願に付与された国際特許分類、欧州米国共通特許分類、FI、及び、Fタームの少なくとも1つを有する分類情報と、
    各特許出願及び実用新案登録出願の願書に添付された、明細書に記載された文書に関する情報、特許請求の範囲又は実用新案登録請求の範囲に記載された文書に関する情報、及び、要約書に記載された文書に関する情報の少なくとも1つを有する文書情報と、
    各特許出願及び実用新案登録出願の権利状況に関するステータス情報と、を含み、
    前記検索論理式は、
    前記日付情報、前記分類情報、前記文書情報、及び、前記ステータス情報のうちの少なくとも1つを検索項目とする第1検索式と、前記日付情報、前記分類情報、前記文書情報、及び、前記ステータス情報の少なくとも1つを検索項目とする第2検索式と、の論理和又は論理積を有する、特許実用新案評価システム。
  3. 請求項1又は2に記載の特許実用新案評価システムであって、
    前記紐付け情報生成部で生成される前記紐付け情報は、1つの前記検索論理式に複数の前記評価対象を紐付け可能である、特許実用新案評価システム。
  4. 請求項に記載の特許実用新案評価システムであって、
    前記管理情報データベースは、
    複数の前記検索論理式と、
    各前記検索論理式に対応する前記紐付け情報と、を蓄積する、特許実用新案評価システム。
  5. 請求項に記載の特許実用新案評価システムであって、
    前記紐付け情報によって2以上の前記検索論理式が所定の前記評価対象に紐付いており、前記評価対象選択部において当該所定の前記評価対象が選択された場合、
    前記検索論理式設定部は、前記入力装置に入力された情報に基づいて、当該所定の前記評価対象に紐付いた1つの前記検索論理式が設定される、特許実用新案評価システム。
  6. 請求項に記載の特許実用新案評価システムであって、
    前記管理情報データベースに蓄積された複数の前記検索論理式は、前記紐付け情報によって所定の前記評価対象に紐付いた第1検索論理式と第2検索論理式とを含み、
    前記評価対象選択部において当該所定の前記評価対象が選択された場合、
    前記検索論理式設定部は、前記第1検索論理式と前記第2検索論理式とが設定され、
    前記検索部は、前記第1検索論理式に基づいた前記出願群である第1出願群と、前記第2検索論理式に基づいた前記出願群である第2出願群と、を抽出し、
    前記評価設定部は、前記第1出願群を母集合とした中での前記評価対象の前記評価点を評価したものを第1評価結果として設定し、前記第2出願群を母集合とした中での前記評価対象の前記評価点を評価したものを第2評価結果として設定し、
    前記出力部は、前記第1評価結果と前記第2評価結果とを比較可能に出力する、特許実用新案評価システム。
  7. 請求項からのいずれか一項に記載に特許実用新案評価システムであって、
    前記管理情報データベースは、前記評価対象となる1以上の特許出願及び/又は実用新案登録出願を識別可能な出願番号及び設定登録番号の少なくとも1つを有する番号情報を蓄積し、
    前記評価対象選択部は、前記管理情報データベースに前記番号情報が蓄積された1以上の特許出願及び/又は実用新案登録出願から前記評価対象を選択する、特許実用新案評価システム。
  8. 請求項7に記載の特許実用新案評価システムであって、
    前記紐付け情報生成部は、前記管理情報データベースに前記番号情報が蓄積された特許出願及び/又は実用新案登録出願が、前記検索部で抽出された前記出願群に含まれる場合、
    前記管理情報データベースに前記番号情報が蓄積されており、且つ、前記出願群に含まれる特許出願及び/又は実用新案登録出願と、前記検索部で用いられた前記検索論理式とを紐付ける前記紐付け情報を生成する、特許実用新案評価システム。
  9. 請求項7又は8に記載の特許実用新案評価システムであって、
    前記管理情報データベースに前記番号情報が蓄積された1以上の特許出願及び/又は実用新案登録出願は、設定登録されて存続する特許権又は実用新案権であり、
    前記管理情報データベースには、前記管理情報データベースに前記番号情報が蓄積された各特許権又は実用新案権について、権利を維持又は更新するための費用納付の要否に関する情報が蓄積されており、
    前記情報処理装置は、
    前記管理情報データベースに前記番号情報が蓄積された各特許権又は実用新案権に対して、前記入力装置に入力された情報に基づいて、前記費用納付の要否を設定する費用納付要否設定部をさらに備える、特許実用新案評価システム。
  10. 請求項1からのいずれか一項に記載の特許実用新案評価システムであって、
    前記管理情報データベースは、前記検索部で抽出された前記出願群に含まれる各特許出願及び/又は実用新案登録出願を識別可能な出願番号及び設定登録番号の少なくとも1つを有する番号情報を蓄積する、特許実用新案評価システム。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載の特許実用新案評価システムであって、
    前記管理情報データベースは、各前記評価対象について前記評価設定部における直近の評価結果を蓄積し、
    前記情報処理装置は、
    前記評価対象の前記評価設定部における評価結果と、前記管理情報データベースに蓄積された前記評価対象の前記評価設定部における直近の評価結果と、を比較する評価結果比較部をさらに備え、
    前記評価結果比較部において、前記評価対象の前記評価設定部における評価結果が、前記管理情報データベースに蓄積された前記評価対象の前記評価設定部における直近の評価結果と異なると判定された場合、前記出力部は、前記評価対象の前記評価設定部における評価結果が、前記管理情報データベースに蓄積された前記評価対象の前記評価設定部における直近の評価結果と異なることを示す情報を出力する、特許実用新案評価システム。
  12. 1以上の特許出願又は特許権、若しくは、実用新案登録出願又は実用新案権を評価する特許実用新案評価システムであって、
    前記特許実用新案評価システムは、
    管理情報データベースと、
    前記管理情報データベースにアクセス可能な情報処理装置と、
    ユーザが入力操作可能な入力装置と、を備え、
    前記情報処理装置は、
    複数の特許出願及び実用新案登録出願の出願関連情報を蓄積した特許実用新案情報データベースにアクセス可能であり、
    前記入力装置に入力された情報に基づいて検索論理式を生成する検索論理式生成部を備え、
    前記管理情報データベースは、
    前記検索論理式生成部で生成された1以上の前記検索論理式を蓄積し、
    前記情報処理装置は、
    前記管理情報データベースに蓄積された前記検索論理式の中から1以上の前記検索論理式が設定される検索論理式設定部と、
    前記検索論理式設定部で設定された前記検索論理式を用いて、1以上の特許出願及び/又は実用新案登録出願によって構成される出願群を抽出する検索部と、
    前記検索部で抽出された前記出願群に含まれる少なくとも1つの特許出願及び/又は実用新案登録出願を評価対象とし、前記評価対象の発明者情報、被引用回数、出願日と被引用文献の出願日との差、ファミリー出願数、分割出願及び国内優先権に基づく出願の数、早期審査の有無及び拒絶査定不服審判の有無、並びに包袋閲覧回数及び無効審判請求の有無の少なくとも一つに基づき前記評価対象の評価点を算出し、前記評価対象について前記検索部で抽出された前記出願群を母集合とした中での前記評価対象の前記評価点を評価したものを評価結果として設定する評価設定部と、
    前記評価設定部における評価結果を出力可能な出力部と、をさらに備え
    前記情報処理装置は、
    前記検索論理式と前記評価対象とを紐付ける紐付け情報を生成する紐付け情報生成部をさらに備え、
    前記管理情報データベースは、
    前記紐付け情報生成部で登録された前記紐付け情報を蓄積し、
    前記検索論理式設定部は、前記評価対象と、前記管理情報データベースに蓄積された前記紐付け情報と、に基づいて、前記評価対象に紐づいた前記検索論理式が設定される、特許実用新案評価システム。
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