JP2023165416A - 認知機能低下を評価するための検査方法及び装置 - Google Patents

認知機能低下を評価するための検査方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】認知機能低下を評価するための検査方法及び装置を提供する。【解決手段】認知機能低下を評価するための検査方法は、ユーザを対象に複数の検査項目のそれぞれに対して提示したミッションをどの程度遂行するかを検査して、複数の検査項目のそれぞれに対する検査点数を算出する検査ステップと、複数の検査項目のうち少なくとも1つの検査項目を複数の神経認知カテゴリのうちいずれか1つの神経認知カテゴリに分類するカテゴリ分類ステップと、神経認知カテゴリに分類された検査項目に対する検査点数に基づいて、神経認知カテゴリに認知機能低下があるか否かを評価する評価ステップと、を備える。【選択図】図17

Description

本発明は、認知機能低下を評価するための検査方法及び装置に関する。
高齢化社会が持続するにつれ、認知症患者が急増している。しかし、認知症に対する治療薬がない状態だ。したがって、認知症に対する最も革新的な対策は、認知症に発展する可能性が高い軽度認知障害を早期に発見し、予防的な治療を行うことである。軽度認知障害は認知症前段階の高危険群の状態を指す。軽度認知障害患者の約10~15%が認知症と報告されている。
ただし、軽度認知障害は定型化された診断方法がなく、医師が患者を対面で診療し、患者の状態を総合的に調べて判断している。従来の認知機能低下を評価する検査は、記憶力を評価する検査を中心に構成されており、記憶力低下が特徴であるアルツハイマー病認知症を評価するにあたっては有効な検査であるが、記憶力以外の他の認知機能低下が特徴である他の認知症を評価するには精度が低下する問題がある。
前述した背景技術は、発明者が本発明の導出のために保有していたり、本発明の導出過程で習得した技術情報であり、必ずしも本発明の出願前に一般公衆に公開された公知技術とは限らない。
大韓民国国内公開特許公報第10-2018-0109529号(2018.10.08.)
本発明の一課題は、オンラインで認知機能低下を評価する検査時に明示的で理解しやすいユーザインタフェースを提供することにある。
本発明の一課題は、オンラインで認知機能低下を評価する検査時にユーザが直接介入して検査を実行し、検査者の介入を最小化することにある。
本発明の一課題は、オンラインで認知機能低下を評価する検査が完了された後に検査結果を直ちに確認し、保存されている過去の結果を確認して追跡を可能にすることにある。
本発明が解決しようとする課題は、以上で述べた課題に限定されず、言及されていない本発明の他の課題及び利点は、下記の説明によって理解されることができ、本発明の実施形態でより明確に理解されるであろう。さらに、本発明が解決しようとする課題及び利点は、特許請求の範囲に示された手段及びその組み合わせで実現できることが分かるであろう。
本発明の一実施形態に係る認知機能低下を評価するための検査方法は、認知機能低下を評価するための検査装置のプロセッサによって実行される認知機能低下を評価するための検査方法であって、ユーザを対象に複数の検査項目のそれぞれに対して提示したミッションをどの程度遂行するかを検査し、複数の検査項目のそれぞれに対する検査点数を算出する検査ステップと、複数の検査項目のうち少なくとも1つの検査項目を複数の神経認知カテゴリのうち、いずれか1つの神経認知カテゴリに分類するカテゴリ分類ステップと、神経認知カテゴリに分類された検査項目に対する検査点数に基づいて神経認知カテゴリに認知機能低下があるか否かを評価する評価ステップと、を含むことができる。
本発明の一実施形態に係る認知機能低下を評価するための検査装置は、プロセッサ及びプロセッサと動作可能に接続され、プロセッサで実行される少なくとも1つのコードを記憶するメモリを含み、メモリはプロセッサを介して実行される際、プロセッサがユーザを対象に複数の検査項目のそれぞれに対して提示したミッションをどの程度遂行するかを検査し、複数の検査項目のそれぞれに対する検査点数を算出する検査プロセスを実行し、複数の検査項目のうち少なくとも1つの検査項目を複数の神経認知カテゴリのいずれかの神経認知カテゴリに分類するカテゴリ分類プロセスを実行し、神経認知カテゴリに分類された検査項目に対する検査点数に基づいて神経認知カテゴリに認知機能低下があるか否かを評価する評価プロセスを実行するようにするコードを記憶することができる。
その他にも、本発明を実装するための他の方法、他のシステム及び前記方法を実行するためのコンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体がさらに提供されることができる。
前述したもの以外の他の側面、特徴、利点が、以下の図面、特許請求の範囲及び発明の詳細な説明から明確になるであろう。
本発明によれば、オンラインで認知機能低下を評価する検査時に明示的かつ理解しやすいユーザインタフェースを提供することにより、高齢のユーザが困難なく認知機能低下を評価する検査を行うことができる。
また、オンラインで認知機能低下を評価する検査時に、ユーザが直接介入して検査を実行し、検査者の介入を最小化することにより、ユーザに対する検査精度を向上させることができる。
また、オンラインで認知機能低下を評価する検査が完了された後、検査結果をすぐに確認し、記憶されている過去の結果を確認して追跡できるようにすることで、患者に対して迅速かつ正確な診断及び予防策を提示することができる。
本発明の効果は以上で言及されたものに限定されず、言及されていない他の効果は以下の記載から当業者にはっきりと理解されるであろう。
図1は、本実施形態に係る認知機能低下を評価するための検査環境の例示図である。 図2は、本実施形態に係る認知機能低下を評価するための検査装置の構成を概略的に説明するために示すブロック図である。 図3は、図2の認知機能低下を評価するための検査装置のうち検査管理部の構成を概略的に説明するために示すブロック図である。 図4は、本実施形態に係る認知機能低下を評価するための検査を行うためにユーザ端末に提供される画面の例示図である。 図5A~図5Hは、本実施形態に係る認知機能低下を評価するための検査を行うためにユーザ端末に提供される画面の例示図である。 図6A~図6Hは、本実施形態に係る認知機能低下を評価するための検査を行うためにユーザ端末に提供される画面の例示図である。 図7A~図7Kは、本実施形態に係る認知機能低下を評価するための検査を行うためにユーザ端末に提供される画面の例示図である。 図8A~図8Hは、本実施形態に係る認知機能低下を評価するための検査を行うためにユーザ端末に提供される画面の例示図である。 図9A~図9Oは、本実施形態に係る認知機能低下を評価するための検査を行うためにユーザ端末に提供される画面の例示図である。 図10A~図10Gは、本実施形態に係る認知機能低下を評価するための検査を行うためにユーザ端末に提供される画面の例示図である。 図11A~図11Uは、本実施形態に係る認知機能低下を評価するための検査を行うためにユーザ端末に提供される画面の例示図である。 図12A~図12Nは、本実施形態に係る認知機能低下を評価するための検査を行うためにユーザ端末に提供される画面の例示図である。 図13A~図13Iは、本実施形態に係る認知機能低下を評価するための検査を行うためにユーザ端末に提供される画面の例示図である。 図14A~図14Gは、本実施形態に係る認知機能低下を評価するための検査を行うためにユーザ端末に提供される画面の例示図である。 図15A~図15Jは、本実施形態に係る認知機能低下を評価するための検査を行うためにユーザ端末に提供される画面の例示図である。 図16は、他の実施形態に係る認知機能低下を評価するための検査装置の構成を概略的に説明するために示すブロック図である。 図17は、本実施形態に係る認知機能低下を評価するための検査方法を説明するためのフローチャートである。 図18は、本実施形態に係る認知機能低下を評価するための検査方法を説明するためのフローチャートである。 図19は、本実施形態に係る認知機能低下を評価するための検査方法を説明するためのフローチャートである。 図20は、本実施形態に係る認知機能低下を評価するための検査方法を説明するためのフローチャートである。
本発明の利点及び特徴、並びにそれらを達成する方法は、添付の図面と共に詳細に説明される実施形態を参照すれば明確になるであろう。しかしながら、本発明は、以下に提示される実施形態に限定されるものではなく、互いに異なる様々な形態で実装されることができ、本発明の思想及び技術範囲に含まれる全ての変換、均等物から代替物を含むものと理解されるべきである。以下に提示される実施形態は、本発明の開示を完全にし、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものである。本発明を説明することにおいて、関連する公知技術に対する具体的な説明が本発明の要旨を阻害する可能性があると判断される場合、その詳細な説明を省略する。
本出願で使用される用語は、単に特定の実施形態を説明するために使用されたものであり、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は、文脈上明らかに別段の意味を持たない限り、複数の表現を含む。本出願において、「含む」または「有する」などの用語は、本明細書に記載の特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品、またはそれらを組み合わせたものが存在することを指定するものであり、1つまたは複数の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品、またはそれらを組み合わせたものの存在または追加の可能性を予め排除しないことと理解されるべきである。第1、第2などの用語は様々な構成要素を説明するために使用されることができるが、構成要素は前記用語によって限定されるべきではない。前記用語は、1つの構成要素を他の構成要素と区別する目的でのみ使用される。
さらに、本出願において、「部」は、プロセッサまたは回路などのハードウェア構成(hardware component)及び/またはプロセッサなどのハードウェア構成によって実行されるソフトウェア構成(software component)であることができる。
以下、本発明に係る実施形態を添付された図面を参照して詳細に説明することにし、添付図面を参照して説明することにあたり、同一又は対応する構成要素には同一の図面番号を付与し、これに対する重複する説明は省略することにする。
図1は、本実施形態に係る認知機能低下を評価するための検査環境の例示図である。図1を参照すると、認知機能低下を評価するための検査環境1は、認知機能低下を評価するための検査装置100(以下、検査装置と表記する)と、ユーザ端末200及びネットワーク300を含むことができる。
検査装置100は、ユーザを対象に複数の検査項目のそれぞれに対して提示したミッションをどの程度遂行するかを検査し、複数の検査項目のそれぞれに対する検査点数を算出する検査プロセスを実行することができる。本実施形態において検査プロセスは、後述する特許請求の範囲で検査ステップと表現されることができる。
本実施形態において、検査装置100は、第1検査プロセス~第10検査プロセスを含む検査プロセスを実行することができる。
第1検査プロセスは、制限時間(例えば、30秒)内に既定の提示カテゴリに該当する単語の発話及び制限時間内に指示された図案のドローイングをどの程度遂行するかを評価する第1検査項目に対する検査を実行し、第1検査点数を算出するプロセスを含むことができる。ここで、第1検査項目は流暢性検査を含むことができる。
流暢性検査は、実行機能を構成する認知的柔軟性を測定するために実行することができる。流暢性検査は、限られた時間内に自然に認知的柔軟性がどの程度算出されるかを評価する検査だと言える。流暢性検査は、与えられた時間にカテゴリ課題とスペリング課題を付与し、できるだけ多くの単語を算出する言語流暢性検査と、与えられた点を繋げて図形をできるだけ多く描く視知覚流暢性検査とを含むことができる。言語流暢性は言語と実行機能の両方を必要とし、前頭側頭葉認知症と進行性非流暢性失語患者は両類型の言語流暢性と課題の両方においてしばしば有意な損傷を見せる傾向がある。
第1検査プロセスは、第1制限時間内に既定の提示カテゴリに該当する単語の発話をどの程度遂行するかを評価する第1検査項目に対する検査を実行し、第1検査点数を算出するプロセスを含むことができる。ここで、第1-1検査項目は言語流暢性検査を含むことができる。これから、第1検査プロセスは、ユーザを対象として言語流暢性検査を実行し、第1検査点数を算出するプロセスを含むことができる。
本実施形態に係る第1検査プロセスに含まれる流暢性検査と従来の流暢性検査とを比較した相違点は、次のとおりであることができる。従来の流暢性検査は、ユーザが発話する単語を検査者が検査紙に書き取っていた。一方、本実施形態に係る流暢性検査は、音声認識モジュール(図示せず)を用いてユーザが発話する内容を録音し、リアルタイムでテキストに変換した後、これに基づいて流暢性評価モデルを適用してユーザの言語流暢性程度を評価することができる。音声認識モジュールを使用してテキストに変換する過程で重みを置くことで、ユーザの反応が不正確にテキスト化されることを防止することができる。ユーザが応答しなければならない単語は、動物、果物、服など、ある特定のカテゴリに該当する単語であり、カテゴリは複数の名詞単語を含むことができればどれでも可能である。
第1検査プロセスに含まれる流暢性検査の点数化過程及び解釈は次の通りである。第1既定の時間(例えば、30秒)の間に応答された単語の数を点数として活用することができる。第1既定の時間の間に発話された全単語の数だけでなく、第2既定の時間(例えば、5秒など様々な時間が可能)単位で応答した単語の数を数えて点数化することができる。第1既定の時間のうち序盤(例えば、0~15秒まで)に応答した単語の数に対し、第1重みを付与して採点することができ、第1既定の時間のうち後半(例えば、16~30秒まで)に応答した単語の数に対しても第2重みを付与して採点することができる。ここで、第1重みは、応答した単語数に第1値(例えば、2)を掛けて生成することができ、第1値は2に固定されるものではなく、1.5から2の間の数字のうちいずれか1つであることができる。また、第2重みは、応答した単語数に第2値(例えば、1.5)を掛けて生成することができ、第2値は1.5に固定されるものではなく、1.5から2の間の数字のうちいずれか1つであることができる。
第2検査プロセスは、第1検査プロセスの実行が完了した後に実行することができる。第2検査プロセスは、既定のカテゴリの手がかりを知らせて単語または絵を学習するようにし、学習した単語または絵を既定の時間(例えば、20分)が経過した後にどの程度記憶するかを評価する第2検査項目に対する検査を実行し、第2検査点数を算出するプロセスを含むことができる。ここで、第2検査項目は言語手がかり記憶検査を含むことができる。
エピソード記憶をはじめとする長期記憶の形成は、1)記銘または符号化、2)貯蔵及び保持、3)想起の過程を通じて形成されることができる。記憶評価は、これら3つのステップに対し、詳細で総合的な評価に基づいて、エピソード記憶の損傷有無、損傷の程度、または損傷の特性などを把握することができる。言語手がかり記憶検査を通じて想起失敗であるか、または記憶策の問題であるかを判断することにより、記憶機能について正確に把握することができる。さらに、言語手がかり記憶検査は、認知症の類型を識別するに当たって診断的価値を有することができる。
本実施形態において第2検査プロセスは、第2-1検査プロセス及び第2-2検査プロセスを含むことができる。
第2-1検査プロセスは、既定のカテゴリの手がかりを知らせて単語または絵を学習する能力がどの程度遂行されるかを評価する第2-1検査項目に対する検査を実行し、第2-1検査点数を算出するプロセスを含むことができる。ここで、第2-1検査項目は、言語手がかり記憶検査のうち学習検査を含むことができる。これにより、第2-1検査プロセスは、ユーザを対象として言語手がかり記憶検査のうち学習検査を実行し、第2-1検査点数を算出するプロセスを含むことができる。
第2-2検査プロセスは、第2-1検査プロセスの実行が完了し、既定の時間が経過した後に実行することができる。本実施形態において、第2-1検査プロセスの実行が完了した時刻から既定の時刻まで、他の検査プロセスが実行されることができる。例えば、第2-1検査プロセスの実行が完了した後、第2-2検査プロセスを実行するのではなく、第2-1検査プロセスの実行が完了し、第3検査プロセスを実行した後、第2-2検査プロセスを実行することができる。
第2-2検査プロセスは、第2-1検査プロセスで学習した単語または絵を既定の時間が経過した後にどの程度記憶するかを評価する第2-2検査項目に対する検査を実行し、第2-2検査点数を算出するプロセスを含むことができる。ここで、第2-2検査項目は、言語手がかり記憶検査のうち再認検査を含むことができる。これにより、第2-2検査プロセスは、ユーザを対象として言語手がかり記憶検査のうち再認検査を実行し、第2-2検査点数を算出するプロセスを含むことができる。
本実施形態に係る第2検査プロセスに含まれる言語手がかり記憶検査において、短期記憶及び長期記憶は、1)記銘または符号化、2)貯蔵及び保持、3)想起の過程を通じて形成されることができる。また、上述した3つの過程に対する詳細かつ総合的な評価に基づいて、短期記憶の損傷有無、損傷の程度または特性などを含む記憶評価を実行することができる。本実施形態に係る言語手がかり記憶検査により、記憶機能について正確に把握することができ、認知症の類型を評価するに当たって診断的価値を確保することができる。ここで、記憶機能について正確に把握できるというのは、想起失敗の問題であるか、または記憶策の問題であるかなどを把握することを含むことができる。
本実施形態に係る第2検査プロセスに含まれる言語手がかり記憶検査と従来の言語手がかり記憶検査とを比較した相違点は、次のとおりであることができる。従来の言語手がかり記憶検査は、複数の単語または絵を呼び、何個の単語を再生するのかを確認する検査だと言える。しかし、本実施形態に係る言語手がかり記憶検査は、単語が属するカテゴリを知らせる手がかりを提供して学習を実施し、自由再生でも単語が属するカテゴリを知らせながら質問することができる。
本実施形態に係る第2検査プロセスに含まれる言語手がかり記憶検査を通じて正常群と軽度認知障害、正常群とアルツハイマー病認知症を評価することができる。本実施形態に係る言語手がかり記憶検査は、イラストの記憶と関連のある脳の部位である海馬状隆起(parahippocampus)の灰白質体積と有意な相関関係を示すことができる。したがって、本実施形態に係る言語手がかり記憶検査は、短時間で正確に言語記憶力を評価することができる。
本実施形態において、第2検査プロセスに含まれる言語手がかり記憶検査は単語干渉記憶検査に発展されることができる。単語干渉記憶検査は、リストーラーニングパラダイム(list-learning paradigm)に基づいて最新の記憶力(recent memory)を測定する言語記憶検査と言える。リストーラーニングパラダイムは、最新の記憶力評価に広く使用されているパラダイムであり、通常、一連の単語リストを覚えてそれを再認または再生させる手順で構成することができる。単語干渉記憶検査は、まず、最初の単語リスト(listA、以下第1リストと表記する)を反的に提示した後に、学習した単語を再認できる能力(最大学習量)を測定することができる。次に、最初の単語リスト(list A)と意味的に関連付けられた新しい単語リスト(list B、以下第2リストと表記する)を提示し、新しく学習した単語を再認できる能力(干渉抑制)を測定することができる。第2リストを学習及び想起する際、前のステップで学習した第1リストが意味的に干渉を起こしつつ単語干渉記憶検査の遂行に影響を及ぼすことになり、これをプロアクティブセマンティック干渉(proactive semantic interference)と言える。プロアクティブセマンティック干渉は、アルツハイマー認知症における特徴的な記憶の貯蔵及び発表プロセスの問題によって引き起こされることが理解され、非常に初期のアルツハイマー認知症を予測する重要な認知マーカーとして知られている。単語干渉記憶検査は、最大学習量とともに、プロアクティブセマンティック干渉を抑制し、新しい情報を区別する能力を測定することによって、初期のアルツハイマー病認知症で表れる可能性のある記憶力問題を敏感に検知するように構成することができる。
従来の検査LASSI-L(Loewenstein-Acevedo Scales for Semantic Interference and Learning)は、3つの意味カテゴリのうちの1つに該当する合計15の単語を再生させる。しかしながら、本実施形態に係る単語干渉記憶検査は、韓国の高齢者の全体的な学歴及び日常的な機能水準を考慮して記憶しなければならない単語の数を合計8個に減らした。また、韓国の高齢者に馴染みのある買い物リスト及び買い物かごの概念を適用し、慣れ親しんで具体的な単語で構成した。さらに、デジタル環境で容易に採点及び点数化ができるように、従来の検査で使用された再生パラダイム(覚えるべき単語を直接思い出して話す方式)ではなく、再認パラダイム(提示される単語を見て覚えた単語であるか否かを判断する方式)を適用した。また、第2リストの再認時に、第1リストに含まれる単語を排除しなければならない非ターゲット単語として提示することによって、再認パラダイム内でもプロアクティブセマンティック干渉を測定できるように考案した。
単語干渉記憶検査の点数化過程及び解釈は次の通りである。第1に、第1リストに対する再認点数と、正確な「はい」(true positive)の反応数と、正確な「いいえ」(true negative)の反応の数とを算出することができる。ここで、再認点数は一実施形態であり、正確な「はい」(true positive)の反応数と、正確な「いいえ」(true negative)の反応数を合わせた値から基準値(例えば、4)を差し引いて算出することができる。第2に、第2リストに対する再認点数と、正確な「はい」(true positive)の反応数と、正確な「いいえ」(true negative)の反応の数と偽陽性(false positive)の誤り数を算出することができる。第3に、単語干渉記憶検査の全体所要時間を算出することができる。単語干渉記憶検査の点数化の結果、全体的に再認点数が高いほど言語的最新の記憶力がより優れていると評価することができる。第1リストに対する再認点数が高いほど学習可能な最大言語的記憶能力がより高いと評価することができる。第2リストに対する再認点数が高いほどプロアクティブ干渉を抑制する能力に優れていると評価することができる。第2リストに対する偽陽性の誤りが多いほどプロアクティブセマンティック干渉の影響に対してより脆弱であると解釈することができる。
第3検査プロセスは、第2-1検査プロセスの実行が完了した後に実行することができる。第3検査プロセスは、提示された記号画像を見て、提示された記号画像にマッチングされている任意の数字を既定の制限時間(例えば、45秒)内にどの程度正確かつ迅速に選択するかを評価する第3検査項目に対する検査を実行し、第3検査点数を算出するプロセスを含むことができる。ここで、第3検査項目は記号数字マッチング検査を含むことができる。これにより、第3検査プロセスは、ユーザを対象として記号数字マッチング検査を実行し、第3検査点数を算出するプロセスを含むことができる。
実行機能に属する処理速度(processing speed)は、視覚情報を迅速かつ正確に目通しし、順番を当てて識別することで評価することができる。本実施形態に係る記号数字マッチング検査は、視覚運動処理速度、短期視覚記憶学習能力、認知的な柔軟性、注意、集中、同期化を測定することができる。記号数字マッチング検査は、画面の中央に表示されている記号を見て、画面の下部の数字板から上述した記号と繋がっている数字を見つけてタッチしなければならない検査である。画面の中央に表示される記号は、合計n個の記号が交互に提示され、画面の下部に提示される数字は1つの記号と繋がっている。
本実施形態に係る第3検査プロセスに含まれる記号数字マッチング検査と従来の記号数字書き込み検査とを比較した相違点は、次のとおりであることができる。従来の記号数字マッチング検査は紙-ペン検査方式で実施され、紙の上部につながっている数字-記号表を見て、下部の応答部に書かれている数字の下の空白に該当数字とマッチングされている記号を手書きで書く方式である。本実施形態に係る記号数字マッチング検査は、画面の中央に記号セット内にある記号のうち1つが表示され、その下に数字-記号が繋がっている応答部で当該記号とマッチングされている数字をタッチする方式である。画面の中央に表示される記号セットが生成される方法は次の通りである。記号は、正方形の形で生成されることができる4つの頂点と、4つの頂点の1/2の位置を通るすべての直線及び曲線の組み合わせで生成されることができる。従来の記号数字書き込み検査は、筆記具を用いて答案を作成するため、書き込み能力が必要となる場合がある。しかしながら、本実施形態に係る記号数字マッチング検査は、視覚情報を処理する機能に焦点を当てることができる。本実施形態に係る記号数字マッチング検査で用いられる記号は、既存の記号の著作権を考慮し、言語化することができず、新しく制作した単純な形態の記号を適用することができる。序盤の質問では、距離が近い記号を選択するように構成し、易しい難易度で配置することができる。後半の質問に進むにつれて、すべての記号を探索するように構成して難易度を高めることができる。
第3検査プロセスに含まれる記号数字マッチング検査の点数化過程及び解釈は次の通りである。採点に活用される指標は、1)与えられた時間内にタッチした数字の数、2)与えられた時間内に画面の中央に表示される記号に繋がっている数字をタッチした数、3)与えられた時間内に画面の中央に表示される記号と繋がっていない数字をタッチした数、4)各数字ボタンをタッチするのに要した平均時間及び標準偏差を含むことができる。
第4検査プロセスは、第2-2検査プロセスの実行が完了した後に実行することができる。第4検査プロセスは、既定の提示画像を学習し、学習した提示画像を既定の時間(例えば、20分)が経過した後にどの程度記憶するかを評価する第4検査項目に対する検査を実行し、第4検査点数を算出するプロセスを含むことができる。ここで、第4検査項目は視覚図式記憶検査を含むことができる。
Buschke(1984)が開発したFree and Cued Selective Reminding Testは、単語に関連したカテゴリの手がかりを提供し、学習過程での想起に対する連合を生成し、それを再生時にも活用する言語記憶検査である。従来の自由再生課題に基づく記憶検査は、記憶過程での非効率的な戦略の使用、処理容量の減少などにより、効率性の低下と記憶構造物の損傷による記憶貯蔵の障害を区別することができない。また、自由再生課題の低調な遂行が認知症の特徴というよりは、老化やうつ病でも同様の結果を観察することができる。しかし、手がかり再生課題での損傷は、アルツハイマー型認知症の初期診断により特徴的であることができる。符号化ステップである学習過程で、複数の単語を一つの意味クラスタにカテゴリ化し、それを即時に再生させる過程が含まれてこそ、符号化過程の効率性低下を防ぎ、記憶構造物の異常による記憶力低下自体の問題を探知することができる。このような手がかり再生課題を用いた記憶力検査は、ほとんど単語刺激及び意味的手がかりを使用する。しかし、絵刺激は、患者の視知覚能力を評価することができ、単語刺激に比べて文盲の高齢者にとってより身近でよりアプローチしやすい刺激である。本実施形態に係る視覚図式記憶検査では、絵刺激を用いて視覚言語記憶課題を構成し、絵刺激と図式手がかりを用いて記憶の効率性を高めるように構成した。研究の結果、本実施形態に係る視覚図式記憶検査における即時の自由再生は、正常、軽度認知障害、アルツハイマー型認知症の3つの集団を上手く区分する課題であって、学習課題は視覚的再認の属性でレビー小体型認知症を他の集団と最も上手く区別した。本実施形態に係る視覚図式記憶検査では、学習、即時の手がかり再生、即時の自由再生など、記憶の貯蔵や保有よりは、符号化に大きな影響を受ける小検査において各集団間の差がよく表れた。
本実施形態において第4検査プロセスは、第4-1検査プロセス及び第4-2検査プロセスを含むことができる。
第4-1検査プロセスは第2-2検査プロセスの実行を完了してから実行出来る。第4-1検査プロセスは、既定の第1提示画像を示し、第1提示画像内の色数を把握する過程を通じて視知覚刺激を入力する第4-1検査項目に対する検査を実行し、第4-1検査点数を算出するプロセスを含むことができる。ここで、第4-1検査項目は、視覚図式記憶検査のうち学習検査を含むことができる。これにより、第3-1検査プロセスは、ユーザを対象として視覚図`式記憶検査のうち学習検査を実行し、第4-1検査点数を算出するプロセスを含むことができる。
第4-2検査プロセスは、第4-1検査プロセスの実行が完了し、既定の時間が経過した後に実行することができる。本実施形態において、第3-1検査プロセスの実行が完了した時刻から既定の時刻まで、他の検査プロセスが実行されることができる。例えば、第4-1検査プロセスの実行が完了した後、第4-2検査プロセスを実行するのではなく、第5検査プロセス~第7検査プロセスを実行した後、初めて第4-2検査プロセスを実行することができる。本実施形態において検査プロセスの実行手順は、以下のようにすることができる。まず、第1検査プロセスを実行し、次に第2-1検査プロセスを実行、その次に第3検査プロセスを実行、その次に第2-2検査プロセスを実行、その次に第4-1検査プロセスを実行、その次に第5検査プロセス~第7検査プロセスを順次実行、その次に第4-2検査プロセスを実行、その次に第3-2検査プロセスを実行、その次に第8検査プロセス~第10検査プロセスを順次実行することができる。
本実施形態において、第2-2検査プロセスが必ず第3検査プロセスの実行を完了した後に実行して、第4-2検査プロセスが必ず第7検査プロセスの実行が完了した後に実行することと開示しているが、これに限定されない。すなわち、第2-2検査プロセス及び第4-2検査プロセスは、第3プロセス~第10検査プロセスのうちいずれか1つの実行が完了した後に実行することもできる。
第4-2検査プロセスは、第4-1検査プロセスで学習した提示画像を既定の時間が経過した後にどの程度記憶するかを評価する第4-2検査項目に対する検査を実行し、第4-2検査点数を算出するプロセスを含むことができる。ここで、第4-2検査項目は、視覚図式記憶検査のうち再認検査を含むことができる。これにより、第4-2検査プロセスは、ユーザを対象として視覚図式記憶検査のうち再認検査を実行し、第4-2検査点数を算出するプロセスを含むことができる。
本実施形態に係る第4検査プロセスに含まれる視覚図式記憶検査と従来の視覚図式記憶検査とを比較した相違点は次のとおりであることができる。本実施形態に係る視覚図式記憶検査は、言語化できない抽象的な画像を用いて意味記憶による干渉を排除することができる。また、画像は色、柄、重なりの度合いに変化を与えて1つのセットとして構成することができる。また、視覚図式記憶検査のうち再認検査を実行する際に学習した画像と同じセットに含まれている画像を干渉画像として提示することができる。また、同じ手がかりを含むセット内で任意に画像を選択して提示することにより、過去の検査実行によって馴染みの画像を選択するようになる学習の効果を排除することができる。
第5検査プロセスは、第4-1検査プロセスの実行が完了した後に実行することができる。第5検査プロセスは、既定の提示単語及び既定の提示単語の色を正確に発話するか否かを評価する第5検査項目に対する検査を実行し、第5検査点数を算出するプロセスを含むことができる。ここで、第5検査項目はストループ検査を含むことができる。
ストループ検査は、目標反応とは無関係の反応を抑制し、目標を維持する能力を測定することができる。ストループ検査は、認知症患者と正常高齢者の検査実行能力の差が有意に表れ、認知症患者と正常高齢者を区別するのに効率的な指標であることができる。
本実施形態において第5検査プロセスは、第5-1検査プロセス及び第5-2検査プロセスを含むことができる。
第5-1検査プロセスは、既定の単語を正しく発話するか否かを評価する第5-1検査項目に対する検査を実行し、第5-1検査点数を算出するプロセスを含むことができる。ここで、第5-1検査項目は第1ストループ検査を含むことができる。これにより、第5-1プロセスは、ユーザを対象として第1ストループ検査を実行し、第5-1検査点数を算出するプロセスを含むことができる。
第5-2検査プロセスは、既定の提示単語の色を正確に発話するか否かを評価する第5-2検査項目に対する検査を実行し、第5-2検査点数を算出するプロセスを含むことができる。ここで、第5-2検査項目は第2ストループ検査を含むことができる。これにより、第5-2プロセスは、ユーザを対象として第2ストループ検査を実行し、第5-2検査点数を算出するプロセスを含むことができる。
本実施形態に係る第5検査プロセスに含まれるストループ検査と従来のストループ検査とを比較した相違点は、次のとおりであることができる。従来のストループ検査は、検査紙で検査を行い、提示された単語を連続的に読み上げ、正確に読み取った単語数をカウントして検査点数を算出する方式であった。しかしながら、本実施形態に係るストループ検査は、色名が書かれた単語と同じ単語を選択する単語読み上げ課題と、単語の色と一致する単語を選択する色読み上げ課題とを含むことができる。本実施形態に係るストループ検査は、有意な検査結果を示すことができる時間を考慮して実行時間を短縮し、遂行時間中の正反応数を評価することができる。
第6検査プロセスは、第5検査プロセスの実行が完了した後に実行することができる。第6検査プロセスは、既定の顔提示画像に表れる感情の状態を認識するか否かを評価する第6検査項目に対する検査を実行し、第6検査点数を算出するプロセスを含むことができる。ここで、第6検査項目は顔感情検査を含むことができる。これにより、第6検査プロセスは、ユーザを対象として顔感情検査を実行し、第6検査点数を算出するプロセスを含むことができる。
一般的に認知症患者は認知機能の変化で感情認識障害が発生することがある。また、認知症患者は健常者に比べて他人との感情の交換に於いて困難な場合があるし、対人関係に於いては共感力の低下も在り得る。特に、前頭側頭型認知症(frontotemporal dementia、FTD)は無感動、社会的処理方式の誤り、社会的認識の損傷等、対人関係に於いて行動の変化を見せることがある。また、前頭側頭型認知症は正常群と比べて顔の感情認識が低下することがある。これに対し本実施例による顔鑑定検査は6つの基本感情(嬉しい、怖い、悲しい、怒った、苦々しい、驚くべき)を含んでいる第1顔提示イメージと、感情を含んでいないすなわち無感情の第2顔提示イメージを複数個で提供し、各表情に含まれている感情を敏感に気づくか確認することができる。
本実施形態に係る第6検査プロセスに含まれる顔感情検査と従来の顔感情検査とを比較した相違点は、次のとおりであることができる。従来の顔鑑定検査は顔表情写真を見て正確な感情を捜し出す方式であった。しかし、本実施例による顔鑑定検査は段階別感情の強さを提示し、一致する感情を評定することができる。また、顔の感情検査は弱い情緒と強い情緒での感情を区別する程度、そして肯定情緒と否定情緒間の差異の平定ができる。また、顔鑑定検査で算出される差異点数(contrast)は、主要うつ病障害(major depressive disorder)とFTDの鑑別に有用と言える。顔鑑定検査は刺激に対する性別偏向を排除するために男女比率を合わせて刺激を提示することができる。
第7検査プロセスは、第6検査プロセスの実行が完了した後に実行することができる。第7検査プロセスは、既定の制限時間内に提示された数字をどの程度正確かつ迅速に選択するかと、数字と曜日を提示し、数字に対応する曜日をどの程度正確かつ迅速に選択するかを評価する第7検査項目に対する検査を実行し、第7検査点数を算出するプロセスを含むことができる。ここで、第7検査項目はトレイルメイキング検査を含むことができる。
トレイルメイキング検査(Trail Making Test)は、視覚概念及び視覚運動能力を評価するために制作された検査であることができる。トレイルメイキング検査は、数字つなぎ検査及び数字-アルファベットつなぎ検査を含むことができる。ここで、数字-アルファベットつなぎ検査とは、数の番号が付けられたり、アルファベットの文字が付けられたりした円をそれぞれの順序に従って交互に変えながら線を描いて繋ぐ検査である。トレイルメイキング検査は、視知覚能力、視覚的探索、運動速度、複合的視覚走査、敏捷性などを総合的に必要とすることがある。また、数字-アルファベットつなぎ検査は、セット転換能力などの認知機能の変換、逆行的抑制、2種類の並列思考を維持することができる能力を必要とすることができる。
本実施形態において第7検査プロセスは、第7-1検査プロセス及び第7-2検査プロセスを含むことができる。
第7-1検査プロセスは、第7-1制限時間内に開始と表示された任意の数字を選択し、提示された他の数字を降順または昇順でどれほど正確かつ迅速に選択するかを評価する第7-1検査項目に対する検査を実行し、第7-1検査点数を算出するプロセスを含むことができる。ここで、第7-1検査項目は数字つなぎ検査を含むことができる。これにより、第7-1検査プロセスは、ユーザを対象として言語数字つなぎ検査を実行して第7-1検査点数を算出するプロセスを含むことができる。
第7-2検査プロセスは、数字と曜日を提示し、第7-2制限時間内に数字に対応する曜日をどの程度正確かつ迅速に選択するかを評価する第7-2検査項目に対する検査を実行して第7-2検査点数を算出するプロセスを含むことができる。ここで、第7-2検査項目は数字-曜日つなぎ検査を含むことができる。これにより、第7-2検査プロセスは、ユーザを対象として図案数字-曜日つなぎ検査を実行して第7-2検査点数を算出するプロセスを含むことができる。
本実施形態に係るトレイルメイキング検査は、従来のトレイルメイキング検査とは異なり、韓国高齢者の特性を考慮して、アルファベットの代わりに馴染みのある曜日(月、火、水、木、金、土、日)に置き換えて開発された韓国版高齢者型トレイルメイキング検査をデジタル版として開発した。
第8検査プロセスは、第4-2検査プロセスの実行が完了した後に実行することができる。第8検査プロセスは、既定の提示対象体の大きさを降順または昇順に並べるか否かを評価する第8検査項目に対する検査を実行し、第8検査点数を算出することができる。ここで、第8検査項目は大きさ重量検査を含むことができる。
大きさ重量検査は、動物と物体を3つずつ提示し、それぞれの刺激を大きさ別、重量別に整列させることで意味記憶を評価する言語性検査であることができる。大きさ重量検査は、動物、物体の刺激を韓国の高齢者に馴染むように修正した韓国型バージョンに開発し、妥当性のあるように使用できるかを評価した。研究の結果、検査点数は、正常群とアルツハイマー病認知症(AD)との間で有意な差を示し、2つの群を鑑別することができる。また、検査点数はアルツハイマー病認知症と意味型原発性進行性失語(SV-PPA)との間でも有意な差を示し、両臨床群を鑑別することができる。SV-PPA患者の脳映像の結果から意味的な情報を想起するのに関与する脳領域であるright inferior frontal cortex、bilateral temporal corticesの灰白質の体積と、検査点数で有意な相関関係が表れた。
本実施形態において第8検査プロセスは、第8-1検査プロセス及び第8-2検査プロセスを含むことができる。
第8-1検査プロセスは、既定の提示対象体の大きさを降順または昇順に並べるか否かを評価する第8-1検査項目に対する検査を実行し、第8-1検査点数を算出することができる。ここで、第8-1検査項目は大きさ検査を含むことができる。これにより、第8-1検査プロセスは、ユーザを対象として大きさ検査を実行し、第8-1検査点数を算出するプロセスを含むことができる。
第8-2検査プロセスは、既定の提示対象体の重量を降順または昇順に並べるか否かを評価する第8-2検査項目に対する検査を実行し、第8-2検査点数を算出することができる。ここで、第8-2検査項目は重量検査を含むことができる。これにより、第8-2検査プロセスは、ユーザを対象として重量検査を実行し、第8-2検査点数を算出するプロセスを含むことができる。
本実施形態に係る第8検査プロセスに含まれる大きさ重量検査と従来の大きさ重量検査とを比較した相違点は、次のとおりであることができる。本実施形態に係る大きさ重量検査は、大きさに応じた対象体と重量に応じた対象体をそれぞれ複数(例えば、5つ)のカテゴリに分類し、カテゴリ間の水準別区分を通じて難易度を低/中/高に構成することができる。重量の差及び大きさの差が大きいカテゴリ間の組み合わせは、難易度が低い可能性がある。重量の差及び大きさの差が小さいカテゴリ間の組み合わせは、難易度が高い可能性がある。また、序盤は簡単な質問で構成し、後半は難しい質問で構成することができる。対象体の画像は、線からなっている絵で、対象体(例えば、動物、物体など)の特徴がよく表れるように構成することができる。また、韓国の高齢者にとって慣れていない対象体は排除するように構成することができる。
第9検査プロセスは、第8検査プロセスの実行が完了した後に実行することができる。第9検査プロセスは、任意の画像と、任意の画像に対するナレーションを提供し、ナレーションの提供が完了した後の質問に対する正反応の収集結果に基づいて社会的状況の理解度を評価する第9検査項目に対する検査を実行し、第9検査点数を計算するプロセスを含むことができる。ここで、第9検査項目は心の理論検査を含むことができる。これにより、第9検査プロセスは、ユーザを対象として心の理論検査を実行し、第9検査点数を算出するプロセスを含むことができる。
社会認知は日常生活で絶えず接する社会的情報を知覚、解釈、処理する能力である。心の理論は、他人が持っている信仰、必要、意図などの心の状態を解読または推論できる能力を意味し、他人を理解し、彼らの行動を予測できるようにすることができる。心の理論検査は、認知的側面と情緒的側面で構成することができる。心の理論検査は、心の理論に基づいて社会的状況に対する理解と対処能力を評価できるように構成することができる。
本実施形態に係る第9検査プロセスに含まれる心の理論検査と従来の絵画配列検査とを比較した相違点は、次のとおりであることができる。従来の絵画配列検査(WAIS-R)は、与えられた絵を物語の流れに合うように順番に並べて社会的状況を理解しているかを確認する検査である。しかし、従来の絵画配列検査は高齢者にとっては難易度が高く、遂行に困難がある。そこで、本実施形態に係る心の理論検査は、高齢者に優しい内容に物語を修正し、場面ごとに提示される内容から人物の意図、社会的状況を理解する程度と人物の感情を聞く検査で構成することができる。
第10検査プロセスは、第9検査プロセスの実行が完了した後に実行することができる。第10検査プロセスは、既定の提示図形の色と異なる色の図形を見つけるか否かを評価する第10検査項目に対する検査を実行し、第10検査点数を算出するプロセスを含むことができる。ここで、第10検査項目は色知覚検査を含むことができる。これにより、第10検査プロセスは、ユーザを対象として色知覚検査を実行し、第10検査点数を算出するプロセスを含むことができる。
本実施形態に係る第10検査プロセスに含まれる色知覚検査と従来の色知覚検査とを比較した相違点は、次のとおりであることができる。従来の色知覚検査としてのファンズワースマンセル100ヒューテスト(the Farnsworth Munsell 100 hue test)は、色の3つの属性である色調、彩度及び明度に基づいて、類似の色を4つの色領域に分けて並べている。ユーザは、両端の色を基準として色の順番に合わせて配置することで色の差を区別するかを確認する。一方、本実施形態に係る色知覚検査は、パーキンソン病認知症患者が青色及び緑色の区別において困難を示すことを考慮し、緑色と青色系列の色系を基準として色を選別して構成することができる。本実施形態に係る色知覚検査は、従来の検査と同様に色全体を並べる方式ではなく、2つの色を選び、色の差が小さいのは難易度を高く、色の差が大きいのは難易度を低く構成することができる。
検査装置100は、第1検査プロセス~第10検査プロセスの実行が完了した後に、複数の検査項目のうち少なくとも1つの検査項目を複数の神経認知カテゴリのうちいずれか1つの神経認知カテゴリに分類するカテゴリ分類プロセスを実行することができる。本実施形態においてカテゴリ分類プロセスは、後述する特許請求の範囲でカテゴリ分類ステップと表現されることができる。
検査装置100は、第2検査項目(言語手がかり記憶検査)及び第4検査項目(視覚図式記憶検査)を記憶力に対する認知機能低下を評価することができる第1神経認知カテゴリに分類することができる。
検査装置100は、第6検査項目(顔感情検査)及び第9検査項目(心の理論検査)を社会認知に対する神経認知障害を鑑別することができる第2神経認知カテゴリに分類することができる。
検査装置100は、第8検査項目(大きさ重量検査)を言語に対する認知機能低下を評価することができる第3神経認知カテゴリに分類することができる。
検査装置100は、第10検査項目(色知覚検査)を知覚に対する認知機能低下を評価することができる第4神経認知カテゴリに分類することができる。
検査装置100は、第1検査項目(流暢性検査)、第3検査項目(記号数字マッチング検査)、第5検査項目(ストループ検査)及び第7検査項目(トレイルメイキング検査)を注意執行に対する認知機能低下を評価できる第5神経認知カテゴリに分類することができる。
検査装置100は、カテゴリ分類プロセスの実行が完了した後に、神経認知カテゴリに分類された検査項目に対する検査点数に基づいて、神経認知カテゴリに認知機能低下があるか否かを評価する評価プロセスを実行することができる。本実施形態において評価プロセスは、後述する特許請求の範囲で評価ステップと表現されることができる。
検査装置100は、第2検査点数(言語手がかり記憶検査点数)及び第4検査点数(視覚図式記憶検査点数)に基づいて、記憶力としての第1神経認知カテゴリに対する認知機能低下があるか否かを評価する第1評価プロセスを実行することができる。
検査装置100は、第6検査点数(顔感情検査点数)及び第9検査点数(心の理論検査点数)に基づいて、社会認知としての第2神経認知カテゴリに対する認知機能低下があるか否かを評価する第2評価プロセスを実行することができる。
検査装置100は、第8検査点数(大きさ重量検査点数)に基づいて、言語としての第3神経認知カテゴリに対する認知機能低下があるか否かを評価する第3評価プロセスを実行することができる。
検査装置100は、第10検査点数(色知覚検査点数)に基づいて、知覚としての第4神経認知カテゴリに対する認知機能低下があるか否かを評価する第4評価プロセスを実行することができる。
検査装置100は、第1検査点数(流暢性検査点数)、第3検査点数(記号数字マッチング検査点数)、第5検査点数(ストループ検査点数)及び第7検査点数(トレイルメイキング検査点数)に基づいて、注意執行としての第5神経認知カテゴリに対する認知機能低下があるか否かを評価する第5評価プロセスを実行することができる。
本実施形態において、検査装置100は、サーバ形態で独立して存在するか、検査装置100が提供する認知機能低下を評価するための検査機能をアプリケーション形態で具現してユーザ端末200に搭載することができる。
ユーザ端末200は、検査装置100が提供する認知機能低下を評価するための検査アプリケーション及び/または認知機能低下を評価するための検査サイトにアクセスし、認知機能低下を評価するための検査サービスを受けることができる。ここで、ユーザ端末200は、検査を受けるユーザ、すなわち被験者が備えた端末を含むことができる。
このようなユーザ端末200は、コンピューティング装置(図示せず)の機能を実行することができる通信端末を含むことができ、ユーザが操作するデスクトップコンピュータ201、スマートフォン202、ノートパソコン203の他に、タブレットPC、スマートTV、携帯電話、PDA(personal digital assistant)、メディアプレーヤー、マイクロサーバ、GPS(global positioning system)装置、電子書籍端末、デジタル放送用端末、ナビゲーション、キオスク、MP3プレーヤー、デジタルカメラ、家電機器及びその他のモバイルまたは非モバイルコンピューティング装置であることができるが、これらに限定されない。また、ユーザ端末200は、通信機能及びデータプロセッシング機能を備えた時計、メガネ、ヘアバンド及びリングなどのウェアラブル端末であることができる。このようなユーザ端末200は、上述した内容に限定されず、ウェブブラウジングが可能な端末は制限なく借用されることができる。
ネットワーク300は、検査装置100とユーザ端末200とを接続させる役割を果たすことができる。このようなネットワーク300は、例えば、LAN(local area network)、WAN(wide area network)、MAN(metropolitan area network)、ISDN(integrated service digital network)などの有線ネットワークや、WLAN(wireless LAN)、CDMA(code-division multiple access)、衛星通信などの無線ネットワークを網羅することができるが、本発明の範囲がこれに限定されるものではない。また、ネットワーク300は、近距離通信及び/または遠距離通信を用いて情報を送受信することができる。ここで、近距離通信はBluetooth、RFID(radio frequency identification)、IrDA(infrared data association)、UWB(ultra-wideband)、ZigBee、Wi-Fi技術を含むことができ、遠距離通信はCDMA(code-division multiple access)、FDMA(frequency-division multiple access)、TDMA(time-division multiple access)、OFDMA(orthogonal frequency-division multiple access)、SC-FDMA(single carrier frequency-division multiple access)技術を含むことができる。
ネットワーク300は、ハブ、ブリッジ、ルーター、スイッチなどのネットワーク要素の接続を含むことができる。ネットワーク300は、インターネットなどのパブリックネットワーク、及び安全な企業プライベートネットワークなどのプライベートネットワークをはじめとする1つまたは複数の接続ネットワーク、例えば、複数のネットワーク環境を含むことができる。ネットワーク300へのアクセスは、1つまたは複数の有線または無線アクセスネットワークを介して提供されることができる。
さらにネットワーク300は、CAN(controller area network)通信、V2I(vehicle to infrastructure、路車間)通信、V2X(vehicle to everything)通信、ウェーブ(wireless access in vehicular environment)通信技術と、事物など分散された構成要素間で情報をやり取りして処理するIoT(Internet of Things、モノのインターネット)網及び/または5G通信をサポートすることができる。
図2は、本実施形態に係る認知機能低下を評価するための検査装置の構成を概略的に説明するために示すブロック図である。以下の説明において、図1の説明と重複する部分は、その説明を省略する。図2を参照すると、検査装置100は、通信部110、記憶媒体120、プログラム記憶部130、データベース140、検査管理部150及び制御部160を含むことができる。
通信部110は、ネットワーク300と連動して検査装置100とユーザ端末200との間の送受信信号をパケットデータの形態で提供するために必要な通信インタフェースを提供することができる。さらに、通信部110は、検査管理部150の要求情報をユーザ端末200に送信し、ユーザ端末200の応答情報を受信する役割を果たすことができる。ここで、通信網とは、検査装置100とユーザ端末200とを接続させる役割を果たす媒体であり、ユーザ端末200が検査装置100に接続した後に情報を送受信できるように接続経路を提供する経路を含むことができる。また、通信部110は、他のネットワーク装置と有無線接続を介して制御信号またはデータ信号などの信号を送受信するために必要なハードウェア及びソフトウェアを含む装置であることができる。
記憶媒体120は、制御部160が処理するデータを一時的または恒久的に記憶する機能を実行する。ここで、記憶媒体120は磁気記憶媒体(magnetic storage media)またはフラッシュ記憶媒体(flash storage media)を含むことができるが、本発明の範囲がこれに限定されるものではない。このような記憶媒体120は、内蔵メモリ及び/または外部メモリを含むことができ、DRAM、SRAM、またはSDRAMなどの揮発性メモリ、OTPROM(one time programmable ROM)、PROM、EPROM、EEPROM、maskROM、flashROM、NANDフラッシュメモリ、またはNORフラッシュメモリなどの不揮発性メモリ、SSD、CF(compact flash)カード、SDカード、Micro-SDカード、Mini-SDカード、Xdカード、またはメモリスティック(memory stick)などのフラッシュドライブ、またはHDDなどの記憶装置を含むことができる。
プログラム記憶部130は、ユーザを対象に複数の検査項目のそれぞれに対して提示したミッションをどの程度遂行するかを検査し、複数の検査項目のそれぞれに対する検査点数を算出する検査プロセスを実行する作業、複数の検査項目のうち少なくとも1つの検査項目を複数の神経認知カテゴリのうちいずれか1つの神経認知カテゴリに分類するカテゴリ分類プロセスを実行する作業、神経認知カテゴリに分類された検査項目に対する検査点数に基づいて、神経認知カテゴリに認知機能低下があるか否かを評価する評価プロセスを実行する作業などを行う制御ソフトウェアを搭載している。
データベース140は、認知機能低下を評価するための検査情報を記憶する管理データベースを含むことができる。例えば、管理データベースには、第1検査プロセス~第10検査プロセスに関する情報、第1神経認知カテゴリ分類プロセス~第5神経認知カテゴリ分類プロセスに関する情報、第1評価プロセス~第5評価プロセスに関する情報、アルツハイマー病認知症を評価するプロセスに関する情報、前側頭葉認知症を評価するプロセスに関する情報とパーキンソン病認知症及びレビー小体型認知症を評価するプロセスに関する情報などが記憶されることができる。
また、管理データベースには、後述する指示文に対応する正解が記憶されることができる。例えば、管理データベースには、第1指示文に対応する正解テキスト、第2-1指示文に対応する正解単語または絵、第2-2指示文に対応する正解単語または絵、第3指示文に対応する正解、第4-1指示文及び第4-2指示文に対応する正解、第5-1及び第5-2指示文に対応する正解、第6指示文に対応する正解、第7-1指示文及び第7-2指示文に対応する正解、第8-1及び第8-2指示文に対応する正解、第9指示文に対応する正解及び第10指示文に対応する正解が記憶されることができる。
また、管理データベースには、検査点数を算出する方法が記憶されることができる。本実施形態において、指示文に対応してユーザ端末200から受信した一連の入力と正解を比較し、全体の正解に対する誤答の数をカウントして検査点数を算出することができる。ここで誤答の個数が多いほど検査点数が低くなり、誤答の個数が少ないほど検査点数が高くなることがある。
本実施形態において検査点数は、後述する所要時間のカウント結果によって変わることができる。例えば、所要時間のカウント結果が制限時間を超えた場合、検査点数はさらに低くなることができる。
また、管理データベースには、認知機能低下を評価するための基準点数が記憶されることができる。ここで基準点数の算出過程を説明すると、次のとおりであることができる。
第1過程で、正常群に対して第1~第10検査プロセスを実行することができる。ここで正常群は認知機能低下がない健常者グループで、性別/学歴/年齢によって異なるように分類されることができる。正常群に対して第1~第10検査プロセスを実行した結果として、正常群の第1~第10検査点数を算出されることができる。
第2過程で正常群の第1検査点数~第10検査点数に対し、第1~第10平均値と、第1~第10標準偏差を算出することができる。
第3過程で、正常群に対する第1~第10検査項目のうち少なくとも1つを第1神経認知カテゴリ~第5神経認知カテゴリのいずれか1つに分類することができる。正常群に対する第2検査項目及び第4検査項目を第1神経認知カテゴリに分類、正常群に対する第6検査項目及び第9検査項目を第2神経認知カテゴリに分類、正常群に対する第8検査項目を第3神経認知カテゴリに分類、正常群に対する第10検査項目を第4神経認知カテゴリに分類、正常群に対する第1検査項目、第3検査項目、第5検査項目及び第7検査項目を第5神経認知カテゴリに分類することができる。
第4過程において、第1~第10検査点数に対する第1~第10平均値及び第1~第10標準偏差を用いて第1~第10Z-スコアを算出することができる。ここで、Z-スコアは、標準偏差を単位としてみたときに検査点数が平均値からどのくらい離れているかが分かるスコアだと言える。
本実施形態において、Z-スコアが第1標準偏差(例えば、-1.5SD)以下である場合、当該検査項目が含まれる神経認知カテゴリに認知機能低下があることを評価することができる。これにより基準点数は、Z-スコアが第1標準偏差(例えば、-1.5SD)である正常群の検査点数だと言える。本実施形態において基準点数は、第1~第10基準点数を含むことができる。本実施形態においてZ-スコアもまた、第1~第10Z-スコアを含むことができる。
選択的な実施形態として、基準点数は規準のカットオフ点数として表現されることができる。ここで、規準のカットオフ点数は、上述したZ-スコアが第1標準偏差(例えば、-1.5SD)である正常群の検査点数だと言える。本実施形態において規準のカットオフ点数は、第1~第10規格のカットオフ点数を含むことができる。
本実施形態において、基準点数は定期的に更新されることができる。ユーザが認知機能低下を評価するための検査を行うために、ユーザ端末200を介して認知機能低下を評価するための検査アプリケーションを実行するか、または認知機能低下を評価するための検査サイトにアクセスするたびに、リアルタイムで基準点数を更新されることができる。
従来は、基準点数を算出するために、大規模な対象者に検査を行い、結果点数を収集する過程で多くの人員と時間がかかり、新しい結果が生成されても、新しい結果が基準点数に反映されるのに長い時間がかかる問題があった。
一方、本実施形態では、リアルタイムに収集された検査結果をデータベース140に記憶され、即時に基準点数を更新するため、常に最新の基準点数を維持することができる。このリアルタイム基準点数の更新を通じて、ユーザが常に正確な基準点数に基づいて認知状態を診断するのに役立つことができる。また、検査過程がオンラインで行われるため、検査場所と時間の制約がなく最新の基準点数に基づいて診断を補助することが可能となる。
また、データベース140は、認知機能低下を評価するための検査サービスを提供されるユーザの情報を記憶するユーザデータベースを含むことができる。ここで、ユーザの情報は、ユーザの名前、所属、身分事項、性別、年齢、学歴、連絡先、Eメール、住所、画像などを含むユーザに関する固有情報と、アイディー(ID)(またはEメール)及びパスワード(password)など、ユーザの認証(ログイン)に関する情報、接続国、接続位置、接続に用いた装置に関する情報、接続されたネットワーク環境など接続に関する情報などを含むことができる。
また、ユーザデータベースには、ユーザの情報と、認知機能低下を評価するための検査アプリケーションまたは認知機能低下を評価するための検査サイトにアクセスしたユーザが提供された情報及び/またはカテゴリ履歴、ユーザが設定した環境設定情報、ユーザが使用したリソース使用量情報、ユーザのリソース使用量に対応した課金及び決済情報が記憶されることができる。
検査管理部150は、ユーザを対象に複数の検査項目のそれぞれに対して提示したミッションをどの程度遂行するかを検査し、複数の検査項目のそれぞれに対する検査点数を算出する検査プロセスを実行することができる。
検査管理部150は、検査プロセスの実行が完了した後に、複数の検査項目のうち少なくとも1つの検査項目を複数の神経認知カテゴリのうちいずれか1つの神経認知カテゴリに分類するカテゴリ分類プロセスを実行することができる。
検査管理部150は、カテゴリ分類プロセスの実行が完了した後に、神経認知カテゴリに分類された検査項目に対する検査点数に基づいて、神経認知カテゴリに認知機能低下があるか否かを評価する評価プロセスを実行することができる。
検査管理部150は、評価プロセスの実行が完了した後に、評価結果をユーザ端末200及び/または診療者(例えば、医師)の端末(図示せず)に送信することができる。
制御部160は、一種の中央処理装置としてプログラム記憶部130に搭載された制御ソフトウェアを検査装置100全体の動作を制御することができる。制御部160は、プロセッサ(processor)などのデータを処理できるあらゆる種類の装置を含むことができる。ここで、「プロセッサ(processor)」とは、例えば、プログラム内に含まれたコードまたは命令語で表された機能を実行するために物理的に構造化された回路を有する、ハードウェアに組み込まれたデータ処理装置を意味することができる。このようにハードウェアに組み込まれたデータ処理装置の一例として、マイクロプロセッサ(microprocessor)、中央処理装置(central processing unit:CPU)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(application-specific integrated circuit)、FPGA(field programmable gate array)などの処理装置を網羅することができるが、本発明の範囲がこれに限定されるものではない。
図3は、図2の認知機能低下を評価するための検査装置のうち検査管理部の構成を概略的に説明するために示すブロック図であり、図4~図15は、本実施形態に係る認知機能低下を評価するための検査を実施するためにユーザ端末に提供される画面の例示図である。以下の説明において、図1及び図2の説明と重複する部分は、その説明を省略する。図3~図15を参照すると、本実施形態に係る検査管理部150は、提供部151、第1処理部152、第2処理部153、第3処理部154及び送信部155を含むことができる。
提供部151は、認知機能低下を評価するための検査アプリケーション及び/または認知機能低下を評価するための検査サイトにアクセスしたユーザ端末200に検査のための各種情報を提供することができる。以下、図4~図15に示す図は、提供部151の処理によりユーザ端末200に出力される画面だと言える。
図4は、認知機能低下を評価するための検査を行うために提供部151がユーザ端末200に提供する第1画面の例示図である。図4を参照すると、第1画面は検査を表すアイコン及びテキストを含むことができる。一実施形態として、提供部151は、第1検査プロセスに対して、第1検査を表すアイコン及びテキスト(第1検査)をユーザ端末200に提供することができる。ここでテキストで表現された第1検査は、第1検査プロセスの略で、高齢者を考慮して簡単明瞭に提供することができる。このような方法で、提供部151は、第2検査プロセス~第10検査プロセスに対して、第2検査~第10検査を表すアイコン及びテキストをユーザ端末200に提供することができる。
第1処理部152~第3処理部154で処理されたデータは、提供部151によってユーザ端末200に提供されることができる。特に、第1処理部152が提供する一連のデータは、本来提供部151が提供するものであるが、説明の便宜上、第1処理部152が提供すると仮定して説明する。
第1処理部152は、第1検査プロセスを実行することができる。本実施形態において、第1処理部152は、練習検査を除く第1検査プロセスを複数回実行することができる。
第1処理部152は、第1検査プロセスを実行する際に、第1制限時間内に既定の提示カテゴリに該当する1つ以上の単語を発話するようにする第1指示文をユーザ端末200に提供することができる。
第1処理部152は、ユーザ端末200から第1指示文に対応して既定の提示カテゴリに該当する1つ以上の単語に対する発話結果を受信して発話テキストに変換することができる。
第1処理部152は、発話テキストを正解テキストと比較して第1検査点数を算出することができる。本実施形態において、第1検査点数は、第1検査プロセスを実行した全体回数に対し、正解と判明された発話テキストが多いほど高く算出されることができる。
本実施形態において、第1処理部152は、第1検査プロセスを実行する前に、ユーザ端末200に第1検査プロセスの実行方法をテキスト及び説明表示画面のうち1つ以上提供し、第1検査プロセスに対する練習検査を実行させることができる。
本実施形態において、第1検査点数が第1規準のカットオフ点数より高い場合、流暢性が良好であると評価することができ、第1検査点数が第1規準のカットオフ点数より低い場合、流暢性が低下したと評価されることができる。
図5A~図5Hは、第1検査プロセスを実行するためにユーザ端末200に提供される画面の例示図である。本実施形態において、図5A~図5Hは第1検査プロセスを説明する画面の例示図である。
図5Aは、第1検査プロセスの開始画面を示している。開始ボタン501の入力が受信されると、次の画面に切り替えることができる。
図5Bは、第1検査プロセスの実行方法をテキストで提供し、第1検査プロセスに対する練習検査プロセス(第1練習検査プロセス)の開始を知らせる画面を示している。練習開始ボタン502が入力されると、次の画面に切り替えることができる。
図5Cは、第1練習検査プロセスを実行する画面を示している。ユーザは、第1練習指示文を確認した後、マイクボタン503を入力して、プログレスバー504を見ながら単語を発話することができる。本実施形態において、プログラスバー504は、制限時間をカウントする機能及び作業の進行度合いを示す機能とのうち1つ以上を実行することができる。
図5Dは、第1練習検査プロセスの再実行を知らせる画面を示している。ユーザがマイクボタン503を入力していなかったり、単語を発話した数が既定の数(例えば、3つ)未満であったり、発話声量が小さい場合、第1練習検査プロセスが再実行されることができる。
図5Eは、第1練習検査プロセスの実行が完了し、本検査の実行を知らせる画面を示している。
図5Fは、第1指示文及び第1検査プロセスの開始を知らせる画面を示している。開始ボタン505が入力されると、次の画面に切り替えることができる。
図5Gは、第1検査プロセスを実行する画面を示している。ユーザは、第1指示文を確認した後、マイクボタン506を入力し、プログラスバー507を見ながら第1指示文に対応して単語を発話することができる。
図3に戻り、第1処理部152は、第2-1検査プロセス及び第2-2検査プロセスを含む第2検査プロセスを実行することができる。本実施形態において、第1処理部152は、第2検査プロセスを複数回実行することができる。
第1処理部152は、第2-1検査プロセスを実行する際に、複数の提示単語または複数の提示絵を示し、複数の提示単語または複数の提示絵のうち、既定のカテゴリの手がかりに該当する単語または絵を選択させる第2-1指示文をユーザ端末200に提供することができる。
第1処理部152は、ユーザ端末200から第2-1指示文に対応して複数の提示単語または提示絵のうちいずれか1つの単語または絵を選択した単語または絵の選択結果を受信することができる。
第1処理部152は、単語または絵の選択結果と正解単語または正解画像とを比較して第2-1検査点数を算出することができる。本実施形態において、第2-1検査点数は、第2-1プロセスを実行した全体回数に対し、正解と判明された単語選択結果が多いほど高く算出されることができる。
本実施形態において、第1処理部152は、第2-1検査プロセスを実行する前に、ユーザ端末200に第2-1検査プロセスの実行方法をテキスト及び説明表示画面のうち1つ以上提供することができる。
第1処理部152は、第2-1検査プロセスの実行が完了し、既定の時間が経過した後に第2-2検査プロセスを実行することができる。
第1処理部152は、第2-2検査プロセスを実行する際に、既定の提示単語または既定の提示絵と共に、既定の提示単語または既定の提示絵が前の検査で見た単語であるか否かを選択させる第2-2指示文をユーザ端末200に提供することができる。
第1処理部152は、第2-2指示文に対応して既定の提示単語または既定の提示絵が前の検査で見た単語または絵であるか否かを選択した結果と、正解単語または正解絵とを比較して第2-2検査点数を算出することができる。本実施形態において、第2-2検査点数は、第2-2プロセスを実行した全体回数に対し、正解と判明された選択結果が多いほど高く算出されることができる。
本実施形態において、第1処理部152は、第2-2検査プロセスを実行する前に、ユーザ端末200に第2-2検査プロセスの実行方法をテキスト及び説明表示画面のうち1つ以上提供することができる。
選択的な実施形態として、第1処理部152は、第2-1検査点数及び第2-2検査点数のうち1つ以上を合計して第2検査点数に算出することができる。また、第1処理部152は、第2-1検査点数及び第2-2検査点数を合計せず、第2-1検査点数及び第2-2検査点数のそれぞれを認知機能低下の評価時に用いることができる。本実施形態において、第2検査点数が第2規準のカットオフ点数より高い場合、言語記憶力が良好であると評価することができ、第2検査点数が第2規準のカットオフ点数より低い場合、言語記憶力が低下したと評価することができる。
図6A~図6Hは、第2検査プロセスを実行するためにユーザ端末200に提供される画面の例示図である。図6A~図6Dは、第2-1検査プロセスを説明する画面の例示図であり、図6E~図6Hは、第2-2検査プロセスを説明する画面の例示図である。本実施形態に係る第2検査プロセスは、説明の便宜上、単語または絵のうち単語を例えて説明しており、単語の代わりに絵が含まれることができる。
図6Aは、第2-1検査プロセスの開始画面を示いている。開始ボタン601の入力が受信されると、次の画面に切り替えることができる。
図6Bは、第2-1検査プロセスの実行方法をテキストで提供し、第2-1検査プロセスの開始を知らせる画面を示している。開始ボタン602が入力されると、次の画面に切り替えることができる。
図6Cは、第2-1検査プロセスのうち一部を実行する画面を示している。ユーザは、第2-1指示文を確認した後、プログラスバー603を見ながら複数の提示単語のいずれか1つの単語を選択することができる。
図6Dは、第2-1検査プロセスの実行が完了し、次の検査プロセスの開始を知らせる画面を示している。
図6Eは、第2-2検査プロセスの開始画面を示している。開始ボタン606の入力が受信されると、次の画面に切り替えることができる。ここで、第2-2検査プロセッサの開始画面は、第7検査プロセスの実行が完了した後にユーザ端末200に提供されることができる。
図6Fは、第2-2検査プロセスの実行方法をテキストで提供し、第2-2検査プロセスの開始を知らせる画面を示している。開始ボタン604が入力されると、次の画面に切り替えることができる。
図6Gは、第2-2検査プロセスを実行する画面を示している。ユーザは、第2-2指示文を確認した後、プログラスバー612を見ながら「はい」ボタン605及び「いいえ」ボタン606のうち1つを選択することができる。
図6Hは、第2-2検査プロセスの実行が完了し、次の検査プロセスの開始を知らせる画面を示している。
図3に戻り、第1処理部152は、第3検査プロセスを含む第3検査プロセスを実行することができる。本実施形態において、第1処理部152は、練習検査を除く第3検査プロセスを複数回実行することができる。
第1処理部152は、第3検査プロセスを実行する際に、画面中央に任意の記号画像を表示し、任意の記号画像と同じ画像にマッチングされている任意の数字を第3制限時間内に選択させる第3指示文をユーザ端末200に提供することができる。
第1処理部152は、ユーザ端末200から第3指示文に対応して任意の記号画像と同じ画像にマッチングされている任意の数字に対する選択結果を受信し、選択した結果を正解と比較して第3検査点数を算出することができる。本実施形態において、第3検査点数は、正解と判明した選択結果が多いほど高く算出されることができる。
本実施形態において、第1処理部152は、第3検査プロセスを実行する前に、ユーザ端末200に第3検査プロセスの実行方法をテキスト及び説明表示画面のうち1つ以上で提供し、第3検査プロセスに対する練習検査を実行させることができる。
本実施形態において、第3検査点数が第3規準のカットオフ点数より高い場合、執行機能がより良好であると評価することができ、第3検査点数が第3規準のカットオフ点数より低い場合、執行機能が低下したと評価することができる。
図7A~図7Kは、第3検査プロセスを実行するためにユーザ端末200に提供される画面の例示図である。
図7Aは、第5検査プロセスの開始画面を示している。開始ボタン701の入力が受信されると、次の画面に切り替えられ、説明表示画面が表示されることができる。
図7B~図7Dは、第3検査プロセスに対する説明表示画面を示している。図7B~図7Dは、一度に一括表示したり、順次敵に表示したりすることができ、所定の時間が経過すると次の画面に進むことができる。図7Bでは、画面の中央にいずれか1つの記号画像を表示し、手の画像702は説明指示文に従って移動しながら数字1を選択する様子を示している。図7Cでは、画面の中央に異なる記号画像を表示している。図7Dでは、手の画像703は、説明指示文に従って移動しながら数字5を選択する様子を示している。
図7Eは、第3検査プロセスに対する練習検査プロセス(第3練習検査プロセス)の開始を知らせる画面を示している。練習開始ボタン704が入力されると、次の画面に切り替えることができる。
図7Fは、第3練習検査プロセスを実行する画面を示している。図7Fの画面は、第3練習指示文と、画面の中央に表示された記号画像と、画面の下部に表示される複数の記号画像と、複数の記号画像のそれぞれにマッチングされている複数の数字とを含むことができる。ユーザは、第3練習指示文を確認した後、画面の中央に表示された記号画像と最も類似の記号画像を探し、見つけた記号画像にマッチングされている数字を選択することができる
図7Fにおいて、画面の中央に表示された記号画像と、画面の下部に表示される複数の記号画像とは、タッチによって反応しななくてもよい。図7Fにおいて、複数の記号画像のそれぞれにマッチングされている複数の数字は、タッチによって反応することができる。
図7Gは、練習誤答時に提供する画面を示し、図7Hは、練習連続誤答時に提供する画面を示している。図7G及び図7Hでは、記号画像に対応する数字を再選択させる指示文が出力されることができる。
図7Iは、第3練習検査プロセスを終了し、第3検査プロセスを実行するためのカウントダウンを示す。図7Iでは、第3検査プロセスの開始前に、3、2、1、開始の画面を表示することができる。
図7Jは、第3検査プロセスの実行画面を示している。図7Jの画面は、第3指示文と、画面の中央に表示された記号画像と、画面の下部に表示される複数の記号画像と、複数の記号画像のそれぞれにマッチングされている複数の数字とを含むことができる。ユーザは、第3指示文を確認した後、画面の中央に表示された記号画像と最も類似の記号画像を探し、見つけた記号画像にマッチングされている数字を選択することができる。図7Jにおいて、ユーザが数字を選択するまでに経過した時間がプログラスバー705によってカウントされることができる。
図7Kは、第3検査プロセスの実行が完了し、次の検査プロセスの開始を知らせる画面を示している。
図3に戻り、第1処理部152は、第4-1検査プロセス及び第4-2検査プロセスを含む第4検査プロセスを実行することができる。本実施形態において、第1処理部152は、第4検査プロセスを複数回実行することができる。
第1処理部152は、第4-1検査プロセスを実行する際に、既定の第1提示画像を示し、既定の第1提示画像内の色数が既定の数以上であるか否かを選択させる第4-1指示文をユーザ端末200に提供することができる。
第1処理部152は、ユーザ端末200から第4-1指示文に対応して既定の第1提示画像内の色数が既定の数以上であるか否かを選択した結果を受信し、選択した結果を正解と比較して第4-1検査点数を算出することができる。本実施形態において、第4-1検査点数は、第4-1検査プロセスを実行した全体回数に対し、正解と判明された選択結果が多いほど高く算出されることができる。
本実施形態において、第1処理部152は、第4-1検査プロセスを実行する前に、ユーザ端末200に第4-1検査プロセスの実行方法をテキスト及び説明表示画面のうち1つ以上提供することができる。
第1処理部152は、第4-1検査プロセスの実行が完了し、既定の時間が経過した後に第4-2検査プロセスを実行することができる。
第1処理部152は、第4-2検査プロセスを実行する際に、既定の第2提示画像を示し、既定の第2提示画像が前に示した既定の第1提示画像と同じであるか否か選択させる第4-2指示文をユーザ端末200に提供することができる。
第1処理部152は、ユーザ端末200から第4-2指示文に対応して既定の第2画像が前に示した既定の第1提示画像と同じであるか否かを選択した結果を受信し、選択結果を正解と比較することができる。
第1処理部152は、第4-2指示文が提供された時刻から、既定の第2画像が前に示した既定の第1提示画像と同じであるか否か選択した時刻までの第1所要時間をカウントすることができる。
第1処理部152は、比較の結果及び第1所要時間をカウントした結果を反映して第4-2検査点数を算出することができる。本実施形態において、第4-2検査点数は、第4-2検査プロセスを実行した全体回数に対し、正解と判明された選択結果と、第1所要時間をカウントした結果によって異なるように算出されることができる。第4-2検査プロセスを実行した全体の回数に対し、正解と判明された選択結果が多いとしても、第1所要時間をカウントした結果が大きいと、第4-2検査点数は低くなることができる。また、第4-2検査プロセスを実行した全体の回数に対し、正解と判明された選択結果が少ないとしても、第1所要時間をカウントした結果が小さいと、第4-2検査点数は高くなることができる。
本実施形態において、第1処理部152は、第4-2検査プロセスを実行する前に、ユーザ端末200に第4-2検査プロセスの実行方法をテキスト及び説明表示画面のうち1つ以上提供することができる。
選択的な実施形態として、第1処理部152は、第4-1検査点数と第4-2検査点数とを合計して第4検査点数に算出することができる。また、第1処理部152は、第4-1検査点数と第4-2検査点数とを合計せず、第4-1検査点数及び第4-2検査点数のそれぞれを認知機能低下の評価時に用いることができる。本実施形態において、第4検査点数が第4規準のカットオフ点数より高い場合、視知覚記憶力が良好であると評価することができ、第4検査点数が第4規準のカットオフ点数より低い場合、視知覚記憶力が低下したと評価することができる。
図8A~図8Hは、第4検査プロセスを実行するためにユーザ端末200に提供される画面の例示図である。図8A~図8Dは、第4-1検査プロセスを説明する画面の例示図であり、図8E~図8Hは、第4-2検査プロセスを説明する画面の例示図である。
図8Aは、第4-1検査プロセスの開始画面を示している。開始ボタン801の入力が受信されると、次の画面に切り替えることができる。
図8Bは、第4-1検査プロセスの実行方法をテキストで提供し、第4-1検査プロセスの開始を知らせる画面を示している。開始ボタン802が入力されると、次の画面に切り替えることができる。
図8Cは、第4-1検査プロセスを実行する画面を示している。ユーザは、第4-1指示文を確認した後、第1提示画像内の色数が既定の数以上であるか否かに対応して「はい」ボタン803及び「いいえ」ボタン804のうち1つを選択することができる。ここで、制限時間をカウントする機能及び作業の進行度合いを示す機能のうち1つ以上を実行するプログラスバー(図示せず)をさらに含むことができる。
図8Dは、第4-1検査プロセスの実行が完了し、次の検査プロセスの開始を知らせる画面を示している。
図8Eは、第4-2検査プロセスの開始画面を示している。開始ボタン805の入力が受信されると、次の画面に切り替えることができる。ここで、第4-2検査プロセッサの開始画面は、第2-2検査プロセスの実行が完了した後にユーザ端末200に提供されることができる。
図8Fは、第4-1検査プロセスの実行時に提供した第1提示画像に対する再生の勧誘を知らせる画面を示している。
図8Gは、第4-2検査プロセスを実行する画面を示している。ユーザは、第4-2指示文を確認した後、第2提示画像が第1提示画像と同じであるか否かに対応して「はい」ボタン806及び「いいえ」ボタン807のうち1つを選択することができる。ここで、制限時間をカウントする機能及び作業の進行度合いを示す機能のうち1つ以上を実行するプログラスバー(図示せず)をさらに含むことができる。
図8Hは、第4-2検査プロセスの実行が完了し、次の検査プロセスの開始を知らせる画面を示している。
図3に戻り、第1処理部152は、第5-1検査プロセス及び第5-2検査プロセスを含む第5検査プロセスを実行することができる。本実施形態において、第1処理部152は、練習検査を除く第5検査プロセスを複数回実行することができる。
第1処理部152は、第5-1検査プロセスを実行する際に、既定の提示単語と2つの選択単語を示し、既定の提示単語と同じ単語を2つの選択単語の中から選択させる第5-1指示文をユーザ端末200に提供することができる。
第1処理部152は、ユーザ端末200から第5-1指示文に対応して既定の提示単語と同じ単語を2つの選択単語の中から選択した結果を受信し、選択した結果を正解と比較して第5-1検査点数を算出することができる。本実施形態において、第5-1検査点数は、第5-1検査プロセスを実行した全体回数に対し、正解と判明された選択結果が多いほど高く算出されることができる。
本実施形態において、第1処理部152は、第5-1検査プロセスを実行する前に、ユーザ端末200に第5-1検査プロセスの実行方法をテキスト及び説明表示画面のうち1つ以上提供し、第5-1検査プロセスに対する練習検査を実行させることができる。
第1処理部152は、第5-1検査プロセスの実行が完了してから第5-2検査プロセスを実行することができる。
第1処理部152は、第5-2検査プロセスを実行する際に、既定の提示単語と2つの色選択単語を示し、既定の提示単語と同じ色を有する単語を2つの色選択単語の中から選択させる第5-2指示文をユーザ端末200に提供することができる。
第1処理部152は、ユーザ端末200から第5-2指示文に対応して既定の提示単語と同じ色を有する単語を2つの色選択単語の中から選択した結果を受信し、選択した結果を正解と比較して第5-2検査点数を算出することができる。本実施形態において、第5-2検査点数は、第5-2検査プロセスを実行した全体回数に対し、正解と判明された選択結果が多いほど高く算出されることができる。
本実施形態において、第1処理部152は、第5-2検査プロセスを実行する前に、ユーザ端末200に第5-2検査プロセスの実行方法をテキスト及び説明表示画面のうち1つ以上提供し、第5-2検査プロセスに対する練習検査を実行させることができる。
選択的な実施形態として、第1処理部152は、第5-1検査点数と第5-2検査点数とを合計して第5検査点数に算出することができる。また、第1処理部152は、第5-1検査点数と第5-2検査点数とを合計せず、第5-1検査点数及び第5-2検査点数のそれぞれを認知機能低下の評価時に用いることができる。本実施形態において、第5検査点数が第5規準のカットオフ点数より高い場合、抑制機能が良好であると評価することができ、第5検査点数が第5規準のカットオフ点数より低い場合、抑制機能が低下したと評価することができる。図9A~図9Oは、第5検査プロセスを実行するためにユーザ端末200に提供される画面の例示図である。図9A~図9Iは、第5-1検査プロセスを説明する画面の例示図であり、図9J~図9Oは、第5-2検査プロセスを説明する画面の例示図である。
図9Aは、第5-1検査プロセスの開始画面を示している。開始ボタン901の入力が受信されると、第5-1検査プロセス画面に切り替えることができる。
図9Bは、第5-1検査プロセスの実行方法をテキストで提供し、第5-1検査プロセスに対する練習検査プロセス(第5-1練習検査プロセス)の開始を知らせる画面を示している。練習開始ボタン902が入力されると、次の画面に切り替えることができる。
図9Cは、第5-1練習検査プロセスを実行する画面を示している。ユーザは、第5-1練習指示文を確認した後、第1選択単語903及び第2選択単語904の中から提示単語と同じ単語を選択することができる。ここで、制限時間をカウントする機能及び作業の進行度合いを示す機能のうち1つ以上を実行するプログラスバー(図示せず)をさらに含むことができる。
図9Dは、図9Cから第1選択単語905を選択した結果に対し、正解であることを表示した画面を示している。ここで、第1選択単語905は、図9Cの第1選択単語903と同じである。
図9Eは、第5-1練習検査プロセスの再実行を知らせる画面を示している。第5-1練習検査プロセスの実行結果が誤答である場合、第5-1練習検査プロセスが再実行されることができる。
図9Fは、第5-1練習検査プロセスの実行が完了し、本検査の実行を知らせる画面を示している。
図9Gは、第5-1検査プロセスを実行する画面を示している。ユーザは、第5-1指示文を確認した後、プログラスバー906を見ながら第1選択単語907及び第2選択単語908の中から提示単語と同じ単語を選択することができる。
図9Hは、図9Gから第1選択単語909を選択した結果に対し、正解であることを表示した画面を示している。ここで、第1選択単語909は、図9Gの第1選択単語907と同じである。
図9Iは、第5-1検査プロセスの実行が完了し、次の検査プロセスの開始を知らせる画面を示している。
図9Jは、第5-2検査プロセスの開始画面を示している。
図9Kは、第5-2検査プロセスの実行方法をテキストで提供し、第5-2検査プロセスに対する練習検査プロセス(第5-2練習検査プロセス)の開始を知らせる画面を示している。練習開始ボタン910が入力されると、次の画面に切り替えることができる。
図9Lは、第5-2練習検査プロセスを実行する画面を示している。ユーザは、第5-2練習指示文を確認した後、第1選択単語911及び第2選択単語912の中から提示単語と同じ色を有する単語を選択することができる。ここで、制限時間をカウントする機能及び作業の進行度合いを示す機能のうち1つ以上を実行するプログラスバー(図示せず)をさらに含むことができる。図9Lは、ユーザが第2選択単語912を選択した例が示されている。
図9Mは、第5-2練習検査プロセスの実行が完了し、本検査の実行を知らせる画面を示している。
図9Nは、第5-2検査プロセスを実行する画面を示している。ユーザは、第5-2指示文を確認した後、プログラスバー913を見ながら第1選択単語914及び第2選択単語915の中から提示単語と同じ色を有する単語を選択することができる。図9Nでは、ユーザが第2選択単語915を選択した例が示されている。
図9Oは、第5-2検査プロセスの実行が完了し、次の検査プロセスの開始を知らせる画面を示している。
図3に戻り、第1処理部152は第6検査プロセスを実行することができる。本実施形態において、第1処理部152は、練習検査を除く第6検査プロセスを複数回実行することができる。
第1処理部152は、第6検査プロセスを行う際に、感情が表現されている既定の顔提示画像と、感情の状態を選択できる複数のボタンとを提供できる。第1処理部152は、既定の顔提示画像に表れた感情の状態を複数のボタンのうちいずれか1つで選択させる第6指示文をユーザ端末200に提供することができる。ここで、複数の感情ボタンは喜びボタン、驚きボタン、悲しみボタン、恐怖ボタン、怒りボタン、無表情ボタンを含むことができる。
第1処理部152は、ユーザ端末200から第6指示文に対応して既定の顔提示画像に表れた感情の状態を複数のボタンのうちいずれか1つで選択した結果を受信し、選択した結果を正解と比較して、第6検査点数を算出することができる。本実施形態において、第6検査点数は、第6検査プロセスを実行した全体の回数に対し、正解と判明された選択結果が多いほど高く算出されることができる。
本実施形態において、第1処理部152は、第6検査プロセスを実行する前に、ユーザ端末200に第6検査プロセスの実行方法をテキストで提供し、第6検査プロセスに対する練習検査を実行させることができる。
本実施形態において、第6検査点数が第6規準のカットオフ点数より高い場合、感情の状態認識力が良好であると評価することができ、第6検査点数が第6規準のカットオフ点数より低い場合、感情の強度認識力が低下したと評価することができる。
図10A~図10Gは、第6検査プロセスを実行するためにユーザ端末200に提供される画面の例示図である。
図10Aは、第6検査プロセスの開始画面を示している。開始ボタン1001の入力が受信されると、次の画面に切り替えることができる。
図10Bは、第6検査プロセスの実行方法をテキストで提供し、第6検査プロセスに対する練習検査プロセス(第6練習検査プロセス)の開始を知らせる画面を示している。練習開始ボタン1002が入力されると、次の画面に切り替えることができる。
図10Cは、第6練習検査プロセスを実行する画面を示している。使用者は第6練習指示文を確認した後、顔提示イメージに現れる感情の状態が何かを複数個の鑑定ボタン1003~1008のうちどれか一つに選択できる。ここで制限時間をカウントする機能および作業進行程度を図示する機能のうち、1つ以上を実行するプログラムバー(図示せず)がさらに含まれられる。
図10Dは、第6検査プロセスの実行結果画面を示している。一例として、複数個のボタン1003~1008のうち悲しみボタン1005を選択した例が図示されている。
図10Eは、第6練習検査プロセスの実行が完了し、本検査の実行を知らせる画面を示している。
図10Fは、第6検査プロセスを実行する画面の一実施形態を示している。ユーザは、第6指示文を確認した後、プログラスバー1009を見ながら顔提示画像に表れた感情の状態を複数のボタン1003~1008のうちいずれか1つで選択することができる。ユーザが複数のボタン1003~1008のうちいずれか1つの選択を完了、または制限時間のカウントが完了したら、次の画面に切り替えることができる。ここで、複数のボタン1003~1008のうち1つが選択されるまでの時間カウント結果値が第1処理部152に出力されることができる。
図10Gは、第6検査プロセスの実行が完了し、次の検査プロセスの開始を知らせる画面を示している。
図3に戻り、第1処理部152は、第7-1検査プロセス及び第7-2検査プロセスを含む第7検査プロセスを実行することができる。本実施形態において、第1処理部152は、練習検査を除く7-1検査プロセス及び第7-2検査プロセスを複数回実行することができる。
第1処理部152は、第7-1検査プロセスを実行する際に、第7-1制限時間(例えば、300秒)内に開始と表示された任意の数字を選択し、提示された他の数字を降順または昇順に選択させる第7-1指示文をユーザ端末200に提供することができる。
第1処理部152は、ユーザ端末200からの第7-1指示文に対応して開始と表示された任意の数字を選択し、提示された他の数字を降順または昇順に選択した結果を受信することができる。
第1処理部152は、数字を降順または昇順に選択した結果が正解になるまで経過した時間をカウントし、第7-1検査点数を算出することができる。すなわち、第7-1制限時間内に誤りなく課題を遂行した時間を第7-1点数に算出することができる。誤りなしに課題を遂行した時間が短いほど、執行機能がより良好であると評価することができる。また、第7-1制限時間内に5回間違えると、第7-1検査に失敗したとみなすことができる。
本実施形態において、第1処理部152は、第7-1検査プロセスを実行する前に、ユーザ端末200に第7-1検査プロセスの実行方法をテキスト及び説明表示画面のうち1つ以上で提供し、第7-1検査プロセスに対する練習検査を実行させることができる。
第1処理部152は、第7-1検査プロセスの実行が完了し、既定の時間が経過した後に第7-1検査プロセスを実行することができる。
第1処理部152は、第7-2検査プロセスを実行する際に、第7-2制限時間内に提示された数字と曜日の中から任意の数字と、任意の数字に対応する曜日とを交互に選択させる第7-2指示文をユーザ端末200に提供することができる。
第1処理部152は、ユーザ端末200から第7-2指示文に対応して任意の数字と、任意の数字に対応する曜日とを交互に選択した結果を受信することができる。
第1処理部152は、数字を降順または昇順に選択した結果が正解になるまで経過した時間をカウントし、第7-2検査点数を算出することができる。すなわち、第7-2制限時間内に誤りなく課題を遂行した時間を第7-2点数に算出することができる。誤りなしに課題を遂行した時間が短いほど、執行機能がより良好であると評価することができる。また、第7-2制限時間内に5回間違えると、第7-2検査に失敗したとみなすことができる。
本実施形態において、第1処理部152は、第7-2検査プロセスを実行する前に、ユーザ端末200に第7-2検査プロセスの実行方法をテキスト及び説明表示画面のうち1つ以上で提供し、第7-2検査プロセスに対する練習検査を実行させることができる。
選択的な実施形態として、第1処理部152は、第7-1検査点数と第7-2検査点数とを合計して第7検査点数に算出することができる。また、第1処理部152は、第7-1検査点数と第7-2検査点数とを合計せず、第7-1検査点数及び第7-2検査点数のそれぞれを執行機能の評価時に用いることができる。本実施形態において、第7-1検査点数及び第7-2検査点数の合計結果が第7規準のカットオフ点数より高い場合、執行機能がより良好であると評価することができ、第7検査点数が第7規準のカットオフ点数より低い場合、執行機能が低下したと評価することができる。
図11A~図11Uは、第7-1検査プロセスを実行するためにユーザ端末200に提供される画面の例示図である。
図11Aは、第7-1検査プロセスの開始画面を示している。開始ボタン1101の入力が受信されると、次の画面に切り替えられ、説明表示画面が表示されることができる。
図11B~図11Fは、第7-1検査プロセスに対する説明表示画面を示している。図11B~図11Dは、一度に一括表示したり、順次敵に表示したりすることができ、所定の時間が経過すると次の画面に進むことができる。図11Bにおいて、画面に任意の数字を示すことができる。図11Bにおいて、画面に任意の数字のうちいずれか1つの数字に開始というフレーズを表示することができる。また、任意の数字のうち最後の数字には終了というフレーズが表示されることもできる。図11C~図11Fにおいて、開始と書かれた数字1を選択し、次の数字を昇順に選択させる指示文を出力することができる。また、図11C~図11Fにおいて、手の画像1102が数字1、2、3を順番にタッチすると、タッチが完了した数字は色が変わることがある。そして、タッチが完了した数字同士は、線分によって互いにつながるように表示することができる。
図11Gは、第7-1検査プロセスに対する練習検査プロセス(第7-1練習検査プロセス)の開始を知らせる画面を示している。練習開始ボタン1103が入力されると、次の画面に切り替えることができる。
図11Hは、第7-1練習検査プロセスを実行する画面を示している。図11Hの画面には、例えば、数字を昇順に選択させる第7-1練習指示文と、任意の数字を表示することができる。任意の数字のうち最初に選択すべき数字には、開始というフレーズが表示されることができる。また、任意の数字のうち最後に選択すべき数字には、終了というフレーズが表示されることができる。
図11Iは、最初の1回の練習誤答時に提供する画面を示し、図11Jは、2回以上の練習連続誤答時に提供する画面を示す。図11I及び図11Jでは、数字を再選択させる指示文を出力することができる。
図11Kは、いずれの数字も選択していない時間が既定の時間(例えば、10秒)を経過したときに提示される画面を示している。図11Kにおいでは、数字を選択して検査を開始させる指示文を出力することができる。
図11Lは、1つ以上の数字を選択した後、次の数字を選択していない時間が既定の時間(例えば、20秒)を経過したときに提示される画面を示す。図11Lでは、次の順序の数字を選択させる指示文を出力することができる。
図11Mは、第7-1練習検査プロセスを終了し、第7-1検査プロセスを実行するために検査開始ボタン1104を選択させる指示文が出力される画面を示す。
図11Nは、第7-1検査プロセスを実行するためのカウントダウンを示す。図11Nでは、第7-1検査プロセス開始前に、3、2、1、開始の画面を表示することができる。
図11O及び図11Pは、第7-1検査プロセスの実行画面を示している。図11O及び図11Pの画面には、例えば、数字を昇順に選択させる第7-1指示文と、任意の数字を表示することができる。任意の数字のうち最初に選択すべき数字には、開始というフレーズが表示されることができる。また、任意の数字のうち最後に選択すべき数字には、終了というフレーズが表示されることができる。図11Pの画面において、タッチが完了した数字は色が変わることができる。図11Pの画面において、タッチが完了した数字同士は、線分によって互いにつながるように表示することができる。図11O及び図11Pから、ユーザは経過時間がカウントされるプログラスバー1105を見ながら数字を選択することができる。
図11Qは、最初の1回の誤答時に提供する画面を示し、図11Rは、2回以上の誤答時に提供する画面を示す。図11Q及び図11Rにおいて、誤った順序で選択された数字は、他の色(例えば、赤色)に変わることができる。また、図11Q及び図11Rにおいて、数字を再選択させる指示文を出力することができる。指示文が出力される状況でも、経過時間は続けてカウントされることができる。
図11Sは、いずれの数字も選択していない時間が既定の時間(例えば、10秒)を経過したときに提示される画面を示している。図11Sにおいでは、数字を選択して検査を開始させる指示文を出力することができる。
図11Tは、1つ以上の数字を選択した後、次の数字を選択していない時間が既定の時間(例えば、20秒)を経過したときに提示される画面を示す。図11Tでは、次の順序の数字を選択させる指示文を出力することができる。
図11Uは、第7-1検査プロセスの実行が完了し、次の検査プロセスの開始を知らせる画面を示している。
図12A~図12Nは、第7-2検査プロセスを実行するためにユーザ端末200に提供される画面の例示図である。
図12Aは、第7-2検査プロセスの開始画面を示している。開始ボタン2101の入力が受信されると、次の画面に切り替えられ、説明表示画面が表示されることができる。
図12B及び図12Cは、第7-2検査プロセスに対する説明表示画面を示している。図12B及び図12Cは、一度に一括表示したり、順次敵に表示したりすることができ、所定の時間が経過すると次の画面に進むことができる。図12Bにおいて、画面に任意の数字と任意の曜日を示すことができる。図12Bにおいて、数字と曜日を交互に選択させる指示文を表示することができる。任意の数字のうちいずれか1つの数字に開始というフレーズを表示することができる。また、任意の数字のうち最後の数字には終了というフレーズが表示されることもできる。図12Cにおいて、開始と書かれた数字1を選択し、曜日の開始である月を選択させる指示文を出力することができる。図12Cにおいて、手の画像1202が数字1、月、2、火、3を順番にタッチすると、タッチが完了した数字及び曜日は色が変化することができる。そして、タッチが完了した数字と曜日同士は、線分によって互いにつながるように表示することができる。
図12Dは、第7-2検査プロセスに対する練習検査プロセス(第7-2練習検査プロセス)の開始を知らせる画面を示している。練習開始ボタン1203が入力されると、次の画面に切り替えることができる。
図12Eは、第7-2練習検査プロセスを実行する画面を示している。図12Eの画面には、例えば、数字と曜日を交互に選択させる第7-2練習指示文と、任意の数字と任意の曜日を表示することができる。任意の数字のうち最初に選択すべき数字には、開始というフレーズが表示されることができる。また、任意の数字のうち最後に選択すべき数字または曜日には、終了というフレーズが表示されることができる。ユーザは、図12Eに示された任意の数字と任意の曜日を見ながら数字と曜日を交互に選択して練習検査を遂行することができる。
図12Fは、第7-2練習検査プロセスを終了し、第7-2検査プロセスを実行するために検査開始ボタン1204を選択させる指示文が出力される画面を示す。
図12Gは、第7-2検査プロセスを実行するためのカウントダウンを示す。図12Gでは、第7-2検査プロセス開始前に、3、2、1、開始の画面を表示することができる。
図12H及び図12Iは、第7-2検査プロセスの実行画面を示している。図12H及び図12Iの画面には、例えば、数字と曜日を交互に選択させる第7-2指示文と、任意の数字及び任意の曜日を表示することができる。任意の数字のうち最初に選択すべき数字には、開始というフレーズが表示されることができる。また、任意の数字及び任意の曜日のうち最後に選択すべき数字または曜日には、終了というフレーズが表示されることができる。図12Iの画面において、タッチが完了した数字または曜日は色が変わることができる。図12Iの画面において、タッチが完了した数字及び曜日同士は、線分によって互いにつながるように表示することができる。図12H及び図12Iから、ユーザは経過時間がカウントされるプログラスバー1205を見ながら数字及び曜日を交互に選択することができる。
図12Jは、最初の1回の誤答時に提供する画面を示し、図12Kは、2回以上の誤答時に提供する画面を示す。図12J及び図12Kでは、数字及び曜日のうちの1つ以上を再選択させる指示文を出力することができる。指示文が出力される状況でも、経過時間は続けてカウントされることができる。
図12Lは、いずれの数字も選択していない時間が既定の時間(例えば、10秒)を経過したときに提示される画面を示している。図12Lにおいでは、数字を選択して検査を開始させる指示文を出力することができる。
図12Mは、1つ以上の数字または曜日を選択した後、次の数字または曜日を選択していない時間が既定の時間(例えば、20秒)を経過したときに提示される画面を示す。図12Mでは、次の順序の数字または曜日を選択させる指示文を出力することができる。
図12Nは、第7検査プロセスの実行が完了し、次の検査プロセスの開始を知らせる画面を示している。
図3に戻り、第1処理部152は、第8-1検査プロセス及び第8-2検査プロセスを含む第8検査プロセスを実行することができる。本実施形態において、第1処理部152は、第8検査プロセスを複数回実行することができる。
第1処理部152は、第8-1検査プロセスを実行する際に、第1対象体の名前及び第1対象体の形状を含む複数の第1対象体提示画像を示し、第1対象体のそれぞれに対する大きさを判断して複数の第1対象体提示画像を降順または昇順に選択させる第8-1指示文をユーザ端末200に提供することができる。
第1処理部152は、ユーザ端末200から第8-1指示文に対応して第1対象体提示画像を降順または昇順に選択した結果を受信し、選択した結果を正解と比較して第8-1検査点数を算出することができる。本実施形態において、第8-1検査点数は、第8-1プロセスを実行した全体回数に対し、正解と判明された選択結果が多いほど高く算出されることができる。
本実施形態において、第1処理部152は、第8-1検査プロセスを実行する前に、ユーザ端末200に第8-1検査プロセスの実行方法をテキスト及び説明表示画面のうち1つ以上で提供することができる。
第1処理部152は、第8-1検査プロセスの実行が完了してから第8-2検査プロセスを実行することができる。
第1処理部152は、第8-2検査プロセスを実行する際に、第2対象体の形状を含む複数の第2対象体提示画像を示し、第2対象体のそれぞれに対する重量を判断して複数の第2対象体提示画像を降順または昇順に選択させる第8-2の指示文をユーザ端末200に提供することができる。
第1処理部152は、ユーザ端末200から第8-2指示文に対応して第2対象体提示画像を降順または昇順に選択した結果を受信し、選択した結果を正解と比較して第8-1検査点数を算出することができる。
本実施形態において、第1処理部152は、第8-2検査プロセスを実行する前に、ユーザ端末200に第8-2検査プロセスの実行方法をテキスト及び説明表示画面のうち1つ以上で提供することができる。本実施形態において、第8-2検査点数は、第8-2プロセスを実行した全体回数に対し、正解と判明された選択結果が多いほど高く算出されることができる。
選択的な実施形態として、第1処理部152は、第8-1検査点数と第8-2検査点数とを合計して第8検査点数に算出することができる。また、第1処理部152は、第8-1検査点数と第8-2検査点数とを合計せず、第8-1検査点数及び第8-2検査点数のそれぞれを認知機能低下の評価時に用いることができる。本実施形態において、第8検査点数が第8規準のカットオフ点数より高い場合、意味記憶力が良好であると評価することができ、第8検査点数が第8規準のカットオフ点数より低い場合、意味記憶力が低下したと評価することができる。
図13A~図13Jは、第8検査プロセスを実行するためにユーザ端末200に提供される画面の例示図である。図13A~図13Eは、第8-1検査プロセスを説明する画面の例示図であり、図13F~図13Jは、第8-2検査プロセスを説明する画面の例示図である。
図13Aは、第8-1検査プロセスの開始画面を示している。開始ボタン1301の入力が受信されると、第8-1検査プロセス画面に切り替えることができる。
図13Bは、第8-1検査プロセスの実行方法をテキストで提供し、第8-1検査プロセスの開始を知らせる画面を示している。開始ボタン1302が入力されると、次の画面に切り替えることができる。
図13Cは、第8-1検査プロセスを実行する画面を示している。ユーザは、第8-1指示文を確認した後、プログラスバー1303を見ながら複数の第1対象体提示画像を大きさ順に選択することができる。ユーザは、選択の修正が必要な場合、入力修正ボタン1304を入力して再選択を行っている。ユーザが選択を完了して確認ボタン1305を入力すると、次の画面に切り替えることができる。
図13Dは、第8-1検査プロセスの実行結果画面を示している。第1対象体提示画像に、ユーザが選択した順序を示す数字が出力されることができる。
図13Eは、第8-1検査プロセスの実行が完了し、次の検査プロセスの開始を知らせる画面を示している。
図13Fは、第8-2検査プロセスの開始画面を示している。
図13Gは、第8-2検査プロセスの実行方法をテキストで提供し、第8-2検査プロセスの開始を知らせる画面を示している。開始ボタン1306が入力されると、次の画面に切り替えることができる。
図13Hは、第8-2検査プロセスを実行する画面を示している。ユーザは、第8-2指示文を確認した後、プログラスバー1307を見ながら複数の第2対象体提示画像を重量順に選択することができる。ユーザは、選択の修正が必要な場合、入力修正ボタン1308を入力して再選択を行っている。ユーザが選択を完了して確認ボタン1309を入力すると、次の画面に切り替えることができる。
図13Iは、第8-2検査プロセスの実行が完了し、次の検査プロセスの開始を知らせる画面を示している。
図3に戻り、第1処理部152は、第9検査プロセスを含む第9検査プロセスを実行することができる。本実施形態において、第1処理部152は、練習検査を除く第9検査プロセスを複数回実行することができる。
第1処理部152は、第9検査プロセスを実行する際に、画面に任意の1つのメイン画像及びメイン画像に対するナレーションを提供し、ナレーションの提供が完了した後にメイン画像に含まれる複数のサブ画像を見ながら質問に対する答えを選択させる第9指示文をユーザ端末200に提供することができる。
第1処理部152は、ユーザ端末200から第9指示文に対応して前記質問に対する答えの選択結果を受信し、選択した結果を正解と比較して第9検査点数を算出することができる。本実施形態において、第9検査点数は、正解と判明した選択結果が多いほど高く算出されることができる。
本実施形態において、第1処理部152は、第9検査プロセスを実行する前に、ユーザ端末200に第9検査プロセスの実行方法をテキスト及び説明表示画面のうち1つ以上で提供し、第9検査プロセスに対する練習検査を実行させることができる。
本実施形態において、第9検査点数が第9規準のカットオフ点数より高い場合、社会的状況の理解度がより良好であると評価することができ、第9検査点数が第9規準のカットオフ点数より低い場合、社会的状況の理解度が低下したと評価することができる。
図14A~図14Gは、第9検査プロセスを実行するためにユーザ端末200に提供される画面の例示図である。
図14Aは、第9検査プロセスの開始画面を示している。開始ボタン1401の入力が受信されると、次の画面に切り替えられ、説明表示画面が表示されることができる。
図14Bは、説明表示画面を示している。図14Bは、短い話を聞いて質問に答える検査であることを示すことができる。
図14Cは、第9検査プロセスの開始を知らせる画面を示している。検査開始ボタン1402が入力されると、第9検査画面に切り替えることができる。
図14D~図14Fは、第9検査画面を示している。図14Dは、画面に任意の1つのメイン画像と、メイン画像に対するナレーションを提供することができる。図14Eには、ナレーションの提供が完了した後にメイン画像に含まれる複数のサブ画像と、質問をするという指示文を表示することができる。図14Fには、複数のサブ画像と、質問と、質問に対して選択できる回答ボタン(例えば、「はい」ボタン1403及び「いいえ」ボタン1404)とを表示することができる。ユーザは複数のサブ画像を見ながら、質問に対する回答として回答ボタンのうち一つを選択することができる。
図14Gは、第9検査プロセスの実行が完了し、次の検査プロセスの開始を知らせる画面を示している。
図3に戻り、第1処理部152は第10検査プロセスを実行することができる。本実施形態において、第1処理部152は、練習検査を除く第10検査プロセスを複数回実行することができる。
第1処理部152は、第10検査プロセスを行う際に、複数の既定の提示図形を示し、複数の既定の提示図形から色が異なる図形を選択させる第10指示文をユーザ端末200に提供することができる。
第1処理部152は、ユーザ端末200から第10指示文に対応して複数の既定の提示図形から色が異なる図形を選択した結果を受信し、選択した結果を正解と比較して第10検査点数を算出することができる。本実施形態において、第10検査点数は、第10検査プロセスを実行した全体の回数に対し、正解と判明された選択結果が多いほど高く算出されることができる。
本実施形態において、第1処理部152は、第10検査プロセスを実行する前に、ユーザ端末200に第10検査プロセスの実行方法をテキスト及び説明表示画面のうち1つ以上提供し、第10検査プロセスに対する練習検査を実行させることができる。
本実施形態において、第10検査点数が第10規準のカットオフ点数より高い場合、色区分能力が良好であると評価することができ、第10検査点数が第10規準のカットオフ点数より低い場合、色区分能力が低下したと評価することができる。
図15A~図15Jは、第10検査プロセスを実行するためにユーザ端末200に提供される画面の例示図である。
図15Aは、第10検査プロセスの開始画面を示している。開始ボタン1501の入力が受信されると、次の画面に切り替えることができる。
図15Bは、第10検査プロセスの実行方法をテキストで提供し、第10検査プロセスに対する練習検査プロセス(第10練習検査プロセス)の開始を知らせる画面を示している。練習開始ボタン1502が入力されると、次の画面に切り替えることができる。
図15Cは、第10練習検査プロセスを実行する画面を示している。ユーザは、第10練習指示文を確認した後、プログラスバー1503を見ながら、複数の既定の提示図形から色が異なる図形を選択することができる。図形の選択が完了、または制限時間のカウントが完了したら、次の画面に切り替えることができる。
図15Dは、図15Cに示された第10練習検査プロセスの実行結果画面を示している。選択した図形が正解である場合、正解記号及び/または正解効果音を用いて正解であることを出力し、選択した図形が誤答である場合、誤答記号及び/または誤答効果音を用いて誤答であることを出力することができる。
図15Eは、第10練習検査プロセスの再実行を知らせる画面を示している。第10練習検査プロセスの実行結果が誤答である場合、第10練習検査プロセスが再実行されることができる。
図15Fは、第10練習検査プロセスの実行が完了し、本検査の実行を知らせる画面を示している。
図15Gは、第10検査プロセスの実行方法をテキストで提供し、第10検査プロセスの開始を知らせる画面を示している。開始ボタン1504が入力されると、次の画面に切り替えることができる。
図15Hは、第10検査プロセスを実行する画面を示している。ユーザは、第10指示文を確認した後、プログラスバー1505を見ながら、複数の既定の提示図形から色が異なる図形を選択することができる。図形の選択が完了、または制限時間のカウントが完了したら、次の画面に切り替えることができる。
図15Iは、図15Hに示された第10検査プロセスの実行結果画面を示している。選択した図形が正解の場合、正解記号及び/または正解効果音を用いて正解であることを出力することができる。また、選択した図形が誤答である場合、誤答記号及び/または誤答効果音を用いて誤答であることを出力することができる。
図15Jは、第10検査プロセスの実行が完了し、検査結果出力のために待機を知らせる画面を図示している。
図3に戻り、第1処理部152の第1検査プロセス~第10検査プロセスの実行が完了すると、第2処理部153は、複数の検査項目のうち少なくとも1つの検査項目を複数の神経認知カテゴリのうちいずれか1つの神経認知カテゴリに分類するカテゴリ分類プロセスを実行することができる。
第2処理部153は、第2検査項目及び第4検査項目を第1神経認知カテゴリに分類することができる。第2処理部153は、第6検査項目及び第9検査項目を第2神経認知カテゴリに分類することができる。第2処理部153は、第8検査項目を第3神経認知カテゴリに分類することができる。第2処理部153は、第10検査項目を第4神経認知カテゴリに分類することができる。第2処理部153は、第1検査項目、第3検査項目、第5検査項目及び第7検査項目を第5神経認知カテゴリに分類することができる。
第2処理部153のカテゴリ分類プロセスの実行が完了すると、第3処理部154は、神経認知カテゴリに分類された検査項目に対する検査点数に基づいて、神経認知カテゴリに認知機能低下があるか否かを評価する評価プロセスを実行することができる。
本実施形態において、第3処理部154は、第1神経認知カテゴリ~第5神経認知カテゴリのうちの1つ以上で認知機能低下があると評価された場合、ユーザに軽度認知障害の可能性があることを出力する評価結果を生成することができる。
本実施形態において評価プロセスは、第1評価プロセス~第5評価プロセスを含むことができる。
第3処理部154は、第2検査点数及び第4検査点数に基づいて、第1神経認知カテゴリに認知機能低下があるか否かを評価する第1評価プロセスを実行することができる。
第3処理部154は、第1評価プロセスを実行する際に、第2検査項目に対する第2検査点数を第2基準点数と比較し、第2検査点数が第2基準点数未満であることによって第1比較結果を生成することができる。本実施形態において、第2検査点数は、言語手がかり記憶検査点数を含むことができる。本実施形態において第2基準点数は、第2Z-スコアが第2標準偏差(例えば、-1.5SD)である正常群の第2検査点数を含むことができる。
本実施形態において第1比較結果は、第1-1比較結果及び第1-2比較結果を含むことができる。第1-1比較結果は、第2検査点数が第2基準点数未満である場合に生成されることができる。第1-1比較結果から、ユーザの言語記憶力が低下したことがわかる。第1-2比較結果は、第2検査点数が第2基準点数以上である場合に生成されることができる。第1-2比較結果から、ユーザの言語記憶力が良好であることがわかる。本実施形態において、第1比較結果は、第1-1比較結果に置き換えることができる。
第3処理部154は、第1評価プロセスを実行する際に、第4検査項目に対する第4検査点数を第4基準点数と比較し、第4検査点数が第4基準点数未満であることによって第2比較結果を生成することができる。本実施形態において第4検査点数は、視覚図式記憶検査点数を含むことができる。本実施形態において第4基準点数は、第4Z-スコアが第4標準偏差(例えば、-1.5SD)である正常群の第4検査点数を含むことができる。
本実施形態において第2比較結果は、第2-1比較結果及び第2-2比較結果を含むことができる。第2-1比較結果は、第4検査点数が第4基準点数未満である場合に生成されることができる。第2-1比較結果から、ユーザの視知覚記憶力が低下したことがわかる。第2-2比較結果は、第4検査点数が第4基準点数以上である場合に生成されることができる。第2-2比較結果から、ユーザの視知覚記憶力が良好であることが分かる。本実施形態において、第2比較結果は、第2-1比較結果に置き換えることができる。
第3処理部154は、第1比較結果及び第2比較結果のうち1つ以上が生成されることにより、第1神経認知カテゴリ、すなわち記憶力に認知機能低下があることを評価することができる。
第3処理部154は、第6検査点数及び第8検査点数に基づいて、第2神経認知カテゴリに認知機能低下があるか否かを評価する第2評価プロセスを実行することができる。
第3処理部154は、第2評価プロセスを実行する際に、第6検査項目に対する第6検査点数を第6基準点数と比較し、第6検査点数が第6基準点数未満であることによって第3比較結果を生成することができる。本実施形態において、第6検査点数は顔感情検査点数を含むことができる。本実施形態において第6基準点数は、第6Z-スコアが第6標準偏差(例えば、-1.5SD)である正常群の第6検査点数を含むことができる。
本実施形態において第3比較結果は、第3-1比較結果及び第3-2比較結果を含むことができる。第3-1比較結果は、第8検査点数が第8基準点数未満である場合に生成されることができる。第3-1比較結果から、ユーザに対する感情の強度認識力が低下したことがわかる。第3-2比較結果は、第8検査点数が第8基準点数以上である場合に生成されることができる。第3-2比較結果から、ユーザに対する感情の強度認識力が良好であることがわかる。本実施形態において、第3比較結果は、第3-1比較結果に置き換えることができる。本実施形態において、第3比較結果は、第3-1比較結果に置き換えることができる。
第3処理部154は、第2評価プロセスを実行する際に、第9検査項目に対する第9検査点数を第9基準点数と比較し、第9検査点数が第4基準点数未満であることによって第4比較結果を生成することができる。本実施形態において第9検査点数は、心の理論検査点数を含むことができる。本実施形態において第9基準点数は、第9Z-スコアが第9標準偏差(例えば、-1.5SD)である正常群の第9検査点数を含むことができる。
本実施形態において第4比較結果は、第4-1比較結果及び第4-2比較結果を含むことができる。第4-1比較結果は、第9検査点数が第9基準点数未満である場合に生成されることができる。第4-1比較結果から、ユーザに対する社会的状況の理解度が低下したことがわかる。第4-2比較結果は、第9検査点数が第9基準点数以上である場合に生成されることができる。第4-2比較結果から、ユーザに対する社会的状況の理解度が良好であることがわかる。本実施形態において、第4比較結果は、第4-1比較結果に置き換えることができる。第3処理部154は、第3比較結果及び第4比較結果のうち1つ以上が生成されることにより、第2神経認知カテゴリ、すなわち社会認知に認知機能低下があることを評価することができる。
第3処理部154は、第8検査点数に基づいて、第3神経認知カテゴリに認知機能低下があるか否かを評価する第3評価プロセスを実行することができる。
第3処理部154は、第3評価プロセスを実行する際に、第8検査項目に対する第8検査点数を第8基準点数と比較し、第8検査点数が第8基準点数未満であることによって第5比較結果を生成することができる。本実施形態において、第8検査点数は大きさ重量検査点数を含むことができる。本実施形態において第8基準点数は、第8Z-スコアが第8標準偏差(例えば、-1.5SD)である正常群の第8検査点数を含むことができる。
本実施形態において第5比較結果は、第5-1比較結果及び第5-2比較結果を含むことができる。第5-1比較結果は、第8検査点数が第8基準点数未満である場合に生成されることができる。第5-1比較結果から、ユーザの意味記憶力が低下したことがわかる。第5-2比較結果は、第8検査点数が第8基準点数以上である場合に生成されることができる。第5-2比較結果から、ユーザの意味記憶力が良好であることがわかる。本実施形態において、第5比較結果は、第5-1比較結果に置き換えることができる。
第3処理部154は、第10検査点数に基づいて、第4神経認知カテゴリに認知機能低下があるか否かを評価する第4評価プロセスを実行することができる。
第3処理部154は、第4評価プロセスを実行する際に、第10検査項目に対する第10検査点数を第10基準点数と比較し、第10検査点数が第10基準点数未満であることによって第6比較結果を生成することができる。本実施形態において、第10検査点数は色知覚検査点数を含むことができる。本実施形態において第10基準点数は、第10Z-スコアが第10標準偏差(例えば、-1.5SD)である正常群の第10検査点数を含むことができる。
本実施形態において第6比較結果は、第6-1比較結果及び第6-2比較結果を含むことができる。第6-1比較結果は、第10検査点数が第10基準点数未満である場合に生成されることができる。第6-1比較結果から、ユーザの色区分能力が低下したことがわかる。第6-2比較結果は、第10検査点数が第10基準点数以上である場合に生成されることができる。第6-2比較結果から、ユーザの色区分能力が良好であることがわかる。本実施形態において、第6比較結果は第6-1比較結果に置き換えることができる。
第3処理部154は、第1検査点数、第3検査点数、第5検査点数及び第7検査点数に基づいて第5神経認知カテゴリに認知機能低下があるか否かを評価する第5評価プロセスを実行することができる。
第3処理部154は、第5評価プロセスを実行する際に、第1検査項目に対する第1検査点数を第1基準点数と比較し、第1検査点数が第1基準点数未満であることによって第7比較結果を生成することができる。本実施形態において、第1検査点数は流暢性検査点数を含むことができる。本実施形態において第1基準点数は、第1Z-スコアが第1標準偏差(例えば、-1.5SD)である正常群の第1検査点数を含むことができる。
本実施形態において第7比較結果は、第7-1比較結果及び第7-2比較結果を含むことができる。第7-1比較結果は、第1検査点数が第1基準点数未満である場合に生成されることができる。第7-1比較結果から、ユーザの流暢性が低下したことがわかる。第7-2比較結果は、第1検査点数が第1基準点数以上である場合に生成されることができる。第7-2比較結果から、ユーザの流暢性が良好であることがわかる。本実施形態において、第7比較結果は第7-1比較結果に置き換えることができる。
第3処理部154は、第5評価プロセスを実行する際に、第3検査項目に対する第3検査点数を第3基準点数と比較し、第3検査点数が第3基準点数未満であることによって第8比較結果を生成することができる。本実施形態において、第3検査点数は記号数字マッチング検査点数を含むことができる。本実施形態において第3基準点数は、第3Z-スコアが第3標準偏差(例えば、-1.5SD)である正常群の第3検査点数を含むことができる。
本実施形態において第8比較結果は、第8-1比較結果及び第8-2比較結果を含むことができる。第8-1比較結果は、第3検査点数が第3基準点数未満である場合に生成されることができる。第8-1比較結果から、ユーザの抑制機能が低下したことがわかる。第8-2比較結果は、第3検査点数が第3基準点数以上である場合に生成されることができる。第8-2比較結果から、ユーザの抑制機能が良好であることがわかる。本実施形態において、第8比較結果は第8-1比較結果に置き換えることができる。
第3処理部154は、第5評価プロセスを実行する際に、第5検査項目に対する第5検査点数を第5基準点数と比較し、第5検査点数が第5基準点数未満であることによって第9比較結果を生成することができる。本実施形態において第5検査点数は、時空間注意力検査点数を含むことができる。本実施形態において第5基準点数は、第5Z-スコアが第5標準偏差(例えば、-1.5SD)である正常群の第5検査点数を含むことができる。
本実施形態において第9比較結果は、第9-1比較結果及び第9-2比較結果を含むことができる。第9-1比較結果は、第5検査点数が第5基準点数未満である場合に生成されることができる。第9-1比較結果から、ユーザの注意力及び作業記憶力が低下したことがわかる。第9-2比較結果は、第5検査点数が第5基準点数以上である場合に生成されることができる。第9-2比較結果から、ユーザの注意力及び作業記憶力が良好であることがわかる。本実施形態において、第9比較結果は、第9-1比較結果に置き換えることができる。
第3処理部154は、第5評価プロセスを実行する際に、第7検査項目に対する第7検査点数を第7基準点数と比較し、第7検査点数が第7基準点数未満であることによって第10比較結果を生成することができる。本実施形態において第7検査点数はヘイリング検査点数を含むことができる。本実施形態において第7基準点数は、第7Z-スコアが第7標準偏差(例えば、-1.5SD)である正常群の第7検査点数を含むことができる。
本実施形態において第10比較結果は、第10-1比較結果及び第10-2比較結果を含むことができる。第10-1比較結果は、第7検査点数が第7基準点数未満である場合に生成されることができる。第10-1比較結果から、ユーザの言語的抑制力が低下したことがわかる。第10-2比較結果は、第7検査点数が第7基準点数以上である場合に生成されることができる。第10-2比較結果から、ユーザの言語的抑制力が良好であることがわかる。本実施形態において、第10比較結果は、第10-1比較結果に置き換えることができる。
第3処理部154は、第7比較結果、第8比較結果、第9比較結果及び第10比較結果のうち1つ以上が生成されることにより、第5神経認知カテゴリ、すなわち注意執行に認知機能低下があることを評価することができる。
送信部155は、鑑別プロセスの実行が完了した後に、鑑別結果をユーザ端末200及び/または診療者(例えば、医師)の端末(図示せず)に送信することができる。
図16は、他の実施形態に係る認知機能低下を評価するための検査装置の構成を概略的に説明するために示すブロック図である。以下の説明において、図1~図15の説明と重複する部分は、その説明を省略する。図16を参照すると、別の実施形態に係る検査装置100は、プロセッサ170とメモリ180を含むことができる。
本実施形態において、プロセッサ170は、図2及び図3に開示された通信部110、記憶媒体120、プログラム記憶部130、データベース140、検査管理部150及び制御部160が実行する機能を処理することができる。
このようなプロセッサ170は、検査装置100全体の動作を制御することができる。ここで、「プロセッサ(processor)」とは、例えば、プログラム内に含まれたコードまたは命令語で表された機能を実行するために物理的に構造化された回路を有する、ハードウェアに組み込まれたデータ処理装置を意味することができる。このようにハードウェアに組み込まれたデータ処理装置の一例として、マイクロプロセッサ、中央処理装置、プロセッサコア、マルチプロセッサ、ASIC、FPGAなどの処理装置を網羅することができるが、本発明の範囲はこれに限定されない。
メモリ180はプロセッサ170と動作可能に接続され、プロセッサ170で実行される動作に関連して少なくとも1つのコードを記憶することができる。
さらに、メモリ180は、プロセッサ170が処理するデータを一時的または恒久的に記憶する機能を実行することができ、データベース140に構築されたデータを含むことができる。ここで、メモリ180は磁気記憶媒体またはフラッシュ記憶媒体を含むことができるが、本発明の範囲はこれに限定されない。このようなメモリ180は、内蔵メモリ及び/または外部メモリを含むことができ、DRAM、SRAM、またはSDRAMなどの揮発性メモリ、OTPROM、PROM、EPROM、EEPROM、mask ROM、flash ROM、NANDフラッシュメモリまたはNORフラッシュメモリなどの不揮発性メモリ、SSD、CFカード、SDカード、Micro-SDカード、Mini-SDカード、xDカードまたはメモリスティックなどのフラッシュドライブまたはHDDなどの記憶装置を含むことができる。
図17~図20は、本実施形態に係る認知機能低下を評価するための検査方法を説明するためのフローチャートである。以下の説明において、図1~図16の説明と重複する部分は、その説明を省略する。本実施形態に係る認知機能低下を評価するための検査方法は、検査装置100が周辺構成要素の助力でプロセッサ170で実行すると仮定して説明する。
図17を参照すると、S1710ステップで、プロセッサ170はユーザを対象に複数の検査項目のそれぞれに対して提示したミッションをどの程度遂行するか検査し、複数の検査項目のそれぞれに対する検査点数を算出することができる。本実施形態において、S1710ステップは、後述する特許請求の範囲で検査ステップと表現されることができる。
図18には、検査ステップの詳細フローチャートが示されている。図18を参照すると、S1710-1ステップにおいて、プロセッサ170はユーザを対象として、制限時間内に既定の提示カテゴリに該当する単語の発話をどの程度遂行するか評価する第1検査項目に対する検査を実行し、第1検査点数を算出する第1検査ステップを実行することができる。
S1710-2ステップにおいて、プロセッサ170は、第1検査ステップの実行が完了した後に、既定のカテゴリの手がかりを知らせて単語または絵を学習するようにし、学習した単語または絵を既定の時間が経過した後にどの程度記憶するかを評価する第2検査項目に対する検査を実行し、第2検査点数を算出する第2検査ステップを実行することができる。
S1710-3ステップにおいて、プロセッサ170は、第2検査ステップの実行が完了した後に、提示された記号画像を見て提示された記号画像にマッチングされている任意の数字を既定の制限時間内にどの程度正確かつ迅速に選択するかを評価する第3検査項目に対する検査を実行し、第3検査点数を算出する第3検査ステップを実行することができる。
S1710-4ステップにおいて、プロセッサ170は、第3検査ステップの実行が完了した後に、既定の提示画像を学習するようにし、学習した提示画像を既定の時間が経過した後にどの程度記憶するかを評価する第4検査項目に対する検査を実行し、第4検査点数を算出する第4検査ステップを実行することができる。
S1710-5ステップにおいて、プロセッサ170は、第4検査ステップの実行が完了した後に、既定の提示単語及び既定の提示単語の色を正確に発話するかを評価する第5検査項目に対する検査を実行し、第5検査点数を算出する第5検査ステップを実行することができる。
S1710-6ステップにおいて、プロセッサ170は、第5検査ステップの実行が完了した後に、既定の顔提示画像に現れる感情の状態を把握するかを評価する第6検査項目の検査を実行し、第6検査点数を算出する第6検査ステップを実行することができる。
S1710-7ステップにおいて、プロセッサ170は、第6検査ステップの実行が完了した後に、既定の制限時間内に提示された数字をどの程度正確かつ迅速に選択するかと、数字と曜日を提示し、数字に対応する曜日をどの程度正確かつ迅速に選択するかを評価する第7検査項目の検査を実行し、第7検査点数を算出する第7検査ステップを実行することができる。
S1710-8ステップにおいて、プロセッサ170は、第7検査ステップの実行が完了した後に、既定の提示対象体の大きさ及び重量を降順または昇順に並べるかを評価する第8検査項目の検査を実行し、第8検査点数を算出する第8検査ステップを実行することができる。
S1710-9ステップにおいて、プロセッサ170は、第8検査ステップの実行が完了した後に、任意の画像と任意の画像に対するナレーションを提供し、ナレーションの提供が完了した後の質問に対する正反応数の収集結果に基づいて社会的状況の理解度を評価する第9検査項目に対する検査を実行し、第9検査点数を算出する第9検査ステップを実行することができる。
S1710-10ステップにおいて、プロセッサ170は、第9検査ステップの実行が完了した後に、既定の提示図形の色と異なる色の図形を見つけるかを評価する第10検査項目に対する検査を実行し、第10検査点数を算出する第10検査ステップを実行することができる。
図17に戻り、S1720ステップにおいて、プロセッサ170は検査ステップの実行が完了した後に、複数の検査項目のうち少なくとも1つの検査項目を複数の神経認知カテゴリのうちいずれか1つの神経認知カテゴリに分類することができる。本実施形態において、S1720ステップは、後述する特許請求の範囲でカテゴリ分類ステップと表現されることができる。
図19には、カテゴリ分類ステップの詳細フローチャートが示されている。図19を参照すると、S1720-1ステップにおいて、プロセッサ170は第2検査項目及び第4検査項目を記憶力に対する認知機能低下を評価することができる第1神経認知カテゴリに分類することができる。
S1720-2ステップにおいて、プロセッサ170は第6検査項目及び第9検査項目を社会認知に対する認知機能低下を評価することができる第2神経認知カテゴリに分類することができる。
S1720-3ステップにおいて、プロセッサ170は第8検査項目を言語に対する認知機能低下を評価することができる第3神経認知カテゴリに分類することができる。
S1720-4ステップにおいて、プロセッサ170は第10検査項目を知覚に対する認知機能低下を評価することができる第4神経認知カテゴリに分類することができる。
S1720-5ステップにおいて、プロセッサ170は第1検査項目、第3検査項目、第5検査項目及び第7検査項目を注意執行に対する認知機能低下を評価することができる第5神経認知カテゴリに分類することができる。
図17に戻り、S1730ステップにおいて、プロセッサ170はカテゴリ分類ステップの実行が完了した後に、神経認知カテゴリに分類された検査項目に対する検査点数に基づいて神経認知カテゴリに認知機能低下があるか否かを評価することができる。本実施形態において、S1730ステップは、後述する特許請求の範囲で評価ステップと表現されることができる。
図20には、評価ステップの詳細フローチャートが示されている。図20を参照すると、S1730-1ステップにおいて、プロセッサ170は第1評価プロセスを実行することができる。プロセッサ170は、第1評価プロセスを実行する際に、第2検査項目に対する第2検査点数を第2基準点数と比較し、第2検査点数が第2基準点数未満であることによって第1比較結果を生成することができる。プロセッサ170は、第1評価プロセスを実行する際に、第4検査項目に対する第4検査点数を第3基準点数と比較し、第4検査点数が第4基準点数未満であることによって第2比較結果を生成することができる。プロセッサ170は、第1比較結果及び第2比較結果のうち1つ以上が生成されることにより、第1神経認知カテゴリ、すなわち記憶力に認知機能低下があることを評価することができる。
記憶力に認知機能低下があることを評価する際に、第1検査項目~第10検査項目のうち第2検査項目及び/または第4検査項目のみを用いることにより、第1検査項目~第10検査項目全体を実行する場合のリソース及びプロセッシング速度と比較し、より少ないコンピュータリソースを使用し、より高いプロセッシング速度で評価結果を算出することができ、認知機能低下評価の精度及び信頼性を高めることができる。
S1730-2ステップにおいて、プロセッサ170は第2評価プロセスを実行することができる。プロセッサ170は、第2評価プロセスを実行する際に、第6検査項目に対する第6検査点数を第6基準点数と比較し、第6検査点数が第6基準点数未満であることによって第3比較結果を生成することができる。プロセッサ170は、第2評価プロセスを実行する際に、第9検査項目に対する第9検査点数を第9基準点数と比較し、第9検査点数が第9基準点数未満であることによって第4比較結果を生成することができる。
プロセッサ170は、第3比較結果及び第4比較結果のうち1つ以上が生成されることにより、第2神経認知カテゴリ、すなわち社会認知に認知機能低下があることを評価することができる。
社会認知に認知機能低下があることを評価する際に、第1検査項目~第10検査項目のうち第6検査項目及び/または第9検査項目のみを用いることにより、第1検査項目~第10検査項目全体を実行する場合のリソース及びプロセッシング速度と比較し、より少ないコンピュータリソースを使用し、より高いプロセッシング速度で評価結果を算出することができ、認知機能低下評価の精度及び信頼性を高めることができる。
S1730-3ステップにおいて、プロセッサ170は第3評価プロセスを実行することができる。プロセッサ170は、第3評価プロセスを実行する際に、第8検査項目に対する第8検査点数を第8基準点数と比較し、第8検査点数が第8基準点数未満であることによって第5比較結果を生成することができる。プロセッサ170は、第5が生成されることにより、第3神経認知カテゴリ、すなわち言語に認知機能低下があることを評価することができる。
言語に認知機能低下があることを評価する際に、第1検査項目~第10検査項目のうち第8検査項目のみを用いることにより、第1検査項目~第10検査項目全体を実行する場合のリソース及びプロセッシング速度と比較し、より少ないコンピュータリソースを使用し、より高いプロセッシング速度で評価結果を算出することができ、認知機能低下評価の精度及び信頼性を高めることができる。
S1730-4ステップにおいて、プロセッサ170は第4評価プロセスを実行することができる。プロセッサ170は、第4評価プロセスを実行する際に、第5検査項目に対する第5検査点数を第10基準点数と比較し、第5検査点数が第10基準点数未満であることによって第6比較結果を生成することができる。プロセッサ170は、第6比較結果が生成されることにより、第4神経認知カテゴリ、すなわち知覚に認知機能低下があることを評価することができる。
知覚に認知機能低下があることを評価する際に、第1検査項目~第10検査項目のうち第10検査項目のみを用いることにより、第1検査項目~第10検査項目全体を実行する場合のリソース及びプロセッシング速度と比較し、より少ないコンピュータリソースを使用し、より高いプロセッシング速度で評価結果を算出することができ、認知機能低下評価の精度及び信頼性を高めることができる。
S1730-5ステップにおいて、プロセッサ170は第5評価プロセスを実行することができる。プロセッサ170は、第5評価プロセスを実行する際に、第1検査項目に対する第1検査点数を第1基準点数と比較し、第1検査点数が第1基準点数未満であることによって第7比較結果を生成することができる。プロセッサ170は、第5評価プロセスを実行する際に、第3検査項目に対する第3検査点数を第3基準点数と比較し、第3検査点数が第3基準点数未満であることによって第8比較結果を生成することができる。プロセッサ170は、第5評価プロセスを実行する際に、第5検査項目に対する第5検査点数を第5基準点数と比較し、第5検査点数が第5基準点数未満であることによって第9比較結果を生成することができる。プロセッサ170は、第5評価プロセスを実行する際に、第7検査項目に対する第7検査点数を第7基準点数と比較し、第7検査点数が第7基準点数未満であることによって第10比較結果を生成することができる。プロセッサ170は、第7比較結果、第8比較結果、第9比較結果及び第10比較結果のうち1つ以上が生成されることにより、第5神経認知カテゴリ、すなわち注意執行に認知機能低下があることを評価することができる。
注意執行に認知機能低下があることを評価する際に、第1検査項目~第10検査項目のうち第1検査項目、第3検査項目、第5検査項目及び/または第7検査項目のみを用いることにより、第1検査項目~第10検査項目全体を実行する場合のリソース及びプロセッシング速度と比較し、より少ないコンピュータリソースを使用し、より高いプロセッシング速度で評価結果を算出することができ、認知機能低下評価の精度及び信頼度を高めることができる。
以上説明した本発明に係る実施形態は、コンピュータ上で様々な構成要素を介して実行することができるコンピュータプログラムの形態で実装されることができ、そのようなコンピュータプログラムはコンピュータで読み取り可能な媒体に記録されることができる。このとき、媒体は、ハードディスク、フロッピーディスク及び磁気テープなどの磁気媒体、CD-ROM及びDVDなどの光記録媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)などの磁気光学媒体(magneto-optical medium)、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令語を記憶及び実行するように特別に構成されたハードウェア装置を含むことができる。
一方、前記コンピュータプログラムは、本発明のために特別に設計及び構成されているか、コンピュータソフトウェア分野の当業者に公知され使用可能なものであることができる。コンピュータプログラムの例には、コンパイラによって作成されるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを使用し、コンピュータによって実行されることができる高級言語コードも含まれることができる。
本発明の明細書(特に特許請求の範囲におき)において「前記」の用語及び同様の指示用語の使用は、単数及び複数の両方に該当するものであることができる。また、本発明において範囲(range)を記載した場合、前記範囲に属する個別の値を適用した発明を含むものとして(これに反する記載がない場合)、発明の詳細な説明に前記範囲を構成する各個別の値を記載したのと同じである。
本発明に係る方法を構成するステップについて明らかに順序を記載したり反したりする記載がない場合、前記ステップは適当な順序で行われることができる。必ずしも前記ステップの記載順序に従って本発明が限定されるものではない。本発明において、すべての例または例示的な用語(例えば、等)の使用は、単に本発明を詳細に説明するためのものであり、特許請求の範囲によって限定されない限り、前記の例または例示的な用語によって本発明の範囲が限定されるものではない。さらに、当業者は、様々な修正、組み合わせ及び変更が追加された特許請求の範囲またはその均等物の範囲内で設計条件及び要因によって構成され得ることを理解するであろう。
したがって、本発明の思想は、前記説明した実施形態に限定されて決められてはならず、後述する特許請求の範囲のみならず、この特許請求の範囲と均等またはこれから等価的に変更された全ての範囲は、本発明の思想の範疇に属するとする。

Claims (16)

  1. 認知機能低下を評価するための検査装置のプロセッサによって実行される認知機能低下を評価するための検査方法として、
    ユーザを対象に複数の検査項目のそれぞれに対して提示したミッションをどの程度遂行するかを検査し、前記複数の検査項目のそれぞれに対する検査点数を算出する検査ステップと、
    前記複数の検査項目のうち少なくとも1つの検査項目を複数の神経認知カテゴリのうちいずれか1つの神経認知カテゴリに分類するカテゴリ分類ステップと、
    前記神経認知カテゴリに分類された前記検査項目に対する検査点数に基づいて前記神経認知カテゴリに認知機能低下があるか否かを評価する評価ステップと、を含む、
    認知機能低下を評価するための検査方法。
  2. 前記検査ステップは、
    提示された記号画像を見て前記提示された記号画像にマッチングされている任意の数字を既定の制限時間内にどの程度正確かつ迅速に選択するかを評価する第3検査項目に対する検査を実行し、第3検査点数を算出する第3検査ステップを含む、
    請求項1に記載の認知機能低下を評価するための検査方法。
  3. 前記第3検査ステップは、
    画面の中央に任意の記号画像を表示し、前記任意の記号画像と同じ画像にマッチングされている任意の数字を第3制限時間内に選択させる第3指示文を提供するステップと、
    前記第3指示文に対応して前記任意の記号画像と同じ画像にマッチングされている任意の数字に対する選択結果を記憶するステップと、
    前記数字に対する選択結果を正解と比較して前記第3検査点数を算出するステップと、を含む、
    請求項2に記載の認知機能低下を評価するための検査方法。
  4. 前記第3指示文を提供するステップの前に、
    前記第3検査ステップの実行方法をテキスト及び画像で提供し、前記第3検査ステップに対する練習検査を実行するステップをさらに含む、
    請求項3に記載の認知機能低下を評価するための検査方法。
  5. 前記検査ステップは、
    既定の顔提示画像に現れる感情の状態を把握するかを評価する第6検査項目に対する検査を実行し、第6検査点数を算出する第6検査ステップを含む、
    請求項1に記載の認知機能低下を評価するための検査方法。
  6. 前記第6検査ステップは、
    感情が表現されている前記既定の顔提示画像と、前記既定の顔提示画像に表れる感情の状態が何であるかを選択できる複数の感情ボタンを提供し、前記既定の顔提示画像に表れる感情の状態を前記複数の感情ボタンのうちいずれか1つで選択させる第6指示文を提供するステップと、
    前記第6指示文に対応して前記既定の顔提示画像に表れる感情の状態を前記複数の感情ボタンのうちいずれか1つで選択した結果を受信し、前記選択した結果を正解と比較して前記第6検査点数を算出するステップと、を含む、
    請求項5に記載の認知機能低下を評価するための検査方法。
  7. 前記第6指示文を提供するステップの前に、
    前記第6検査ステップの実行方法をテキストで提供し、前記第6検査ステップに対する練習検査を実行するステップをさらに含む、
    請求項6に記載の認知機能低下を評価するための検査方法。
  8. 前記検査ステップは、
    既定の制限時間内に提示された数字をどの程度正確かつ迅速に選択するかと、数字と曜日を提示し、前記数字に対応する曜日をどの程度正確かつ迅速に選択するかを評価する第7検査項目に対する検査を実行し、第7検査点数を算出する第7検査ステップを含む、
    請求項1に記載の認知機能低下を評価するための検査方法。
  9. 前記第7検査ステップは、
    第7-1検査ステップを含み、
    前記第7-1検査ステップは、
    第7-1制限時間内に開始と表示された任意の数字を選択し、提示された他の数字を降順または昇順で選択させる第7-1指示文を提供するステップと、
    前記第7-1指示文に対応し、開始と表示された任意の数字を選択し、提示された他の数字を降順または昇順で選択した結果を記憶するステップと、
    前記他の数字を降順または昇順に選択した結果が正解になるまで経過した時間をカウントし、第7-1検査点数を算出するステップと、を含む、
    請求項8に記載の認知機能低下を評価するための検査方法。
  10. 前記第7検査ステップは、
    前記第7-1検査ステップの実行が完了して実行される第7-2検査ステップを含み、
    前記第7-2検査ステップは、
    第7-2制限時間内に提示された数字と曜日の中から任意の数字と、前記任意の数字に対応する曜日とを交互に選択させる第7-2指示文を提供するステップと、
    前記第7-2指示文に対応して前記任意の数字と、前記任意の数字に対応する曜日とを交互に選択した結果を記憶するステップと、
    前記任意の数字に対応する曜日を交互に選択した結果が正解になるまで経過した時間をカウントし、第7-2検査点数を算出するステップと、を含む、
    請求項9に記載の認知機能低下を評価するための検査方法。
  11. 前記第7-1検査ステップの前に、
    前記第7-1検査ステップの実行方法をテキストで提供し、前記第7-1検査ステップに対する練習検査を実行するステップをさらに含み、
    前記第7-2検査ステップの前に、
    前記第7-2検査ステップの実行方法をテキストで提供し、前記第7-2検査ステップに対する練習検査を実行するステップをさらに含む、
    請求項10に記載の認知機能低下を評価するための検査方法。
  12. 前記検査ステップは、
    任意の画像と前記任意の画像に対するナレーションを提供し、前記ナレーションの提供が完了した後の質問に対する正反応数の収集結果に基づいて社会的状況の理解度を評価する第9検査項目に対する検査を実行し、第9検査点数を算出する第9検査ステップを含む、
    請求項1に記載の認知機能低下を評価するための検査方法。
  13. 前記第9検査ステップは、
    任意の1つのメイン画像を提示しながら前記メイン画像に対するナレーションを提供し、前記ナレーションの提供が完了した後に前記メイン画像に含まれる複数のサブ画像を見ながら質問に対する答えを選択させる第9指示文を提供するステップと、
    前記第9指示文に対応し、前記質問に対する答えの選択結果を記憶するステップと、
    前記質問に対する答えの選択結果を正解と比較して前記第9検査点数を算出するステップと、を含む、
    請求項12に記載の認知機能低下を評価するための検査方法。
  14. 前記第9指示文を提供するステップの前に、
    前記第9検査ステップの実行方法をテキスト及び画像で提供し、前記第9検査ステップに対する練習検査を実行するステップをさらに含む、
    請求項13に記載の認知機能低下を評価するための検査方法。
  15. コンピュータを用いて請求項1に記載の方法を実行させるためのコンピュータプログラムが記憶されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
  16. 認知機能低下を評価するための検査装置として、
    プロセッサと、
    前記プロセッサと動作可能に接続され、前記プロセッサで実行される少なくとも1つのコードを記憶するメモリを含み、
    前記メモリは、前記プロセッサを介して実行される際、前記プロセッサがユーザを対象に複数の検査項目のそれぞれに対して提示したミッションをどの程度遂行するかを検査し、前記複数の検査項目のそれぞれに対する検査点数を算出する検査プロセスを実行し、
    前記複数の検査項目のうち少なくとも1つの検査項目を複数の神経認知カテゴリのうちいずれか1つの神経認知カテゴリに分類するカテゴリ分類プロセスを実行し、
    前記神経認知カテゴリに分類された前記検査項目に対する検査点数に基づいて、前記神経認知カテゴリに認知機能低下があるか否かを評価する評価プロセスを実行するようにするコードを記憶する、
    認知機能低下を評価するための検査装置。
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