JP2014500417A5 - - Google Patents
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Description
本発明は、家具内に内側空間を形成する側壁とそれに隣接する扉との間に少なくとも適用され、該内部空間を開放する際に横方向に引く形式の扉を利用した新たな装置に関する。
本発明の主たる特徴は、家具の一部を横方向に引くことができるようにするために、扉の側部に沿ってヒンジ垂直材を設けることである。垂直材は、家具の内部空間の肩部の外面に沿って、スライドできる。垂直材にはまた長手方向のガイドが設けられる。ガイドは、肩部と一体化され、一対の揺動部材の2つの端部の一方の垂直移動するようにしてある。各揺動部材は、それぞれのピボットを中心に動作することができる。また、揺動部材は、内部空間の同一肩部に一体的にヒンジされており、合流して互いに一体化する一対のアームによって形成されている。垂直材と係合しないそのようなアームは、荷重分配バーによって他の揺動部材の対応するアームに接続される。分配バーは、引き込み部屋内でスライドする際にバランスを失っても、扉の重量を垂直材に均一に伝達するように構成されている。
通常のスィング(揺動)式扉に比べて、引き戸式扉は、占有空間をできるだけ小さくできるという利点がある。特に、扉を開閉するにあたって、スィング式扉はそれらのヒンジを中心に回転する。そのため、扉の動きが大きく、有効に利用できない面に及ぶ。この状況は、壁に対する扉の開閉及び位置決め、また、扉又は家具の扉揺動部の開閉及び位置決めに悪い影響を及ぼすとともに、特にアパート、事務室、小さな囲まれた空間などの空間に問題を生じる。
一般に、特に石造建築用の引き込み式扉は上端に一対のローラ付きブラケットが設けてある。該ローラはガイドに沿ってスライドする。ブラケットは壁に設けられた隠れ部屋に沿って引き込み扉を押し込む側に伸びている。従来の詳細で完全な構造が、例えば、欧州特許第0417000号に開示されている。
家具の特定部分で、スライド扉ウィング部の引き込みは隣接する可視扉ウィングの背後の構成に完全に又は部分的に通常対応する。両ウィングには、それぞれの支持と移動のためのガイド又はトラックが設けられ、家具は一般にブランド式固定前壁を備えておらず、その背後に、開放される部屋のウィングが押し込まれて隠される。
いずれの場合でも、再び家具部分に、幾つかの解決策が提案されており、それは、家具の側壁に平行な位置までスライド扉ウィングを動かして開放するものである。この種の第1の公知の解決策の一つは仏国特許第2.690.195によって構成される。この特許の開示によれば、家具のスライド扉は2つの垂直部材に設けられ、それらは共に2つの前ガイドと家具の上部及び下部に係合され、中間肩部に回転可能に設けられる。肩部はガイドに連結されておらず、内部空間を開放する間、一方の縁に沿って肩部に向けて回転して閉じることができ、それにより、家具の有効内部空間の横にある部屋に案内されて収容される。
この解決策は、確かに、家具の内部空間を開放しなければならない場合、また、家具を開放しておく場合、扉の占有スペースを減少するという課題を解消し、扉の開放中や閉鎖中の占有スペースを最小にする。しかし、家具の前部と上下ガイドに重量が作用するため、また、扉が直角に回転するように装置が精巧に作られているため、引き込み部屋に入れたり出したりするにあたって、常時垂直安定状態で扉を支持することは難しい。そのため、この解決策を使用するのは制約がある。
別の公知の解決策は、ドイツ特許第19902918号によって構成される。この解決策によれば、スライド扉ウィングは垂直材に横方向から連結されて回転するようになっており、これにより家具の側部で移動できる。垂直材は、パンタグラフのような構造に配置されたバーの端部で支持されている。該構造では、一端が垂直材及び家具底部のガイドに沿ってスライドでき、引き込み扉を収容する一つの部屋に収容される。
この解決策は、家具扉の占有スペースの問題の解決に構成するものであるが、適用が限られる。その主な理由は、扉を引き込んだ状態にあっても、支持用パンタグラフを収容するために相当広い部屋が必要で、その結果、小さな穴を有する扉を提供できる又は一方の縁に沿って互いにヒンジされた二重ウィング扉を提供できる必要がある、からである。
この2番目の場合、外観が劣るだけでなく、横木に作用する大きな片持ち荷重が作用し、そのために支持ガイドが短時間で損傷する。しかし、この解決策の最大の欠点は、横木が閉鎖位置にあって扉が引き込まれた状態にあるとき、その支持能力が最小になり、そのために、家具を閉じるときに扉のバランスが保てずずれることである。
この2番目の場合、外観が劣るだけでなく、横木に作用する大きな片持ち荷重が作用し、そのために支持ガイドが短時間で損傷する。しかし、この解決策の最大の欠点は、横木が閉鎖位置にあって扉が引き込まれた状態にあるとき、その支持能力が最小になり、そのために、家具を閉じるときに扉のバランスが保てずずれることである。
WO2007/148366に最近の解決策が開示されている。この解決策では、家具のスライド扉が第1の扉ウィングを有する扉で構成されている。第1の扉ウィングは第2の扉ウィングに接合されている。第2の扉ウィングは、引き込み部屋内でスライドできるように設けられている。この解決策の特徴は、第1の扉ウィングは、上下縁に配置されたガイド部材によって案内され、前縁と引き込み部屋の内側に平行に横たわる上下ガイド上をスライドできること、また、支持要素が扉を閉じる際に捩られ、引き込み部屋で折り畳まれた状態まで扉ウィングを引き込むために十分な力を支持要素に伝えることができることにある。
この解決策は、上述の仏国特許第2690195の動作状態を改善するものであるが、3つの部材に設けられた扉の存在によって制約され、外観が低下する。また、この解決策は、著しく構造が複雑で、そのために、この主の家具のキャビネットや部品の製造及びメンテナンスに著しい時間と費用がかかる。
以上の解決策及びその他の類似の公知の解決策は、横方向の部屋に扉ウィングを入れたり又そこから出したりする際に、ストロークの端部を減衰させるものでなく、また、家具の垂直材を覆わないウィングの閉鎖状態を提供するものでなく、有効内部空間の利用に悪影響を及ぼすものである。
本発明の目的は、2つ以上の同じウィング部材をヒンジ又は折り畳む必要なく、横方向に引く扉に(大きくて重い扉でも、また、単一のパネルでも)適用できる装置を提供することにある。
この目的を達成するため、本発明は、容易にバランスを保つことができ、極めて軽量で、動作が静かで、長期の使用に耐える、扉又は扉ウィングを横方向に引き込む適用のための装置を提供することである。
本発明の別の課題は、開閉動作を減衰できる、扉又は扉ウィングを横方向に引き出す適用のための装置を提供し、最高の動作状態を確立するとともに家具の耐久性を向上することである。
本発明の別の課題は、家具の横方向縁又は垂直材を覆うことができる、扉又は扉ウィングを横方向に引き出す適用のための装置を提供し、有効内部空間を確保し、外観の優れた家具を提供することである。
以上の目的及びその他の目的は、横方向に引き出す家具の扉に沿って垂直材を回動可能に介在し、前記垂直材がスライドすると共に往復動作するように構成された一対の揺動部材に連結された請求項1の発明によって達成できる。
本発明に係る装置及び本発明の目的が達成されることは、単に例示的で非限定的な実施例及び図面を参照した以下の説明に記載されている。
すべての図面において、同一の構成は同一の参照符号で示されている。
図1,2,3a,3bを参照すると、検討する装置1は、一つのプロフィールによって構成された垂直材10からなる。垂直材10において、上端部10aと下端部10bはそれぞれ、ガイド(案内部)20,25に沿ってスライドできる。ガイド20,25は、引き込み式扉Aが設けられる内部空間Vの側部の外表面上で水平方向に固定されている。引き込み式扉Aと装置1は、引き込み部屋Bに収容できる。引き込み部屋Bは、家具Mの一部の有効内部空間Vに隣接しており、家具の外壁、天井、床によって構成されている。
さらに詳細に説明すると、垂直材又はプロフィール10は、外側に長手方向溝11を有する。該長手方向の溝は長手方向キャビティを有し、該キャビティは半円形の断面12を有する。垂直材10はまた、内側の長手方向溝12aと、T形状の横肩部13を有する。プロフィール10には、中間の部屋12bを形成する、壁又は長手方向のリブ14が設けてある。該中間の部屋12bは、長手方向の溝12aの存在によって、半円形キャビティ12に向けて開放されている。
垂直材10の肩部13は、プロフィール15の内側部屋15aに収まるように設計されている。プロフィール15は、垂直材10の長さよりも僅かに短い長さを有し、2つのC形を重ねた形状をしており、部屋15aの反対側に配置されて一連のヒンジ90の基部を収容するように設計された部屋15bを有する(後に詳細に説明する)。
プロフィール15の部屋15aは、長手方向にスライドさせながら垂直材10の肩部13を収容するように設計されており、公知のいずれかの方法(例えば、図3の固定シート16を用いる方法)によって軸方向と横断方向に調整及び固定できるようにしてある。
上述のように、垂直材10は、上部キャリッジ30と下部キャリッジ40を介して、ガイド20,25に沿ってスライドできる。これらキャリッジは、垂直材の端部10a,10bにそれぞれ固定されている。
図4を参照すると、上部キャリッジ30はプレート31で構成されている。プレート31は、一対の自由プーリ32,33を支持するもので、ステム31aを備えている。ステム31aはベースプレート31bを有する。一対のねじ34がベースプレート31bを貫通し、少なくとも一つのコントラストプレート35のねじ部にねじ込まれるようにしてある。コントラストプレート35は、垂直材10の端部10aの部屋12bに収容される。また、コントラストプレート35は、垂直材10の溝12bに案内されるように構成された肩部35bが設けてある。したがって、ねじ34をねじ込むと、キャリッジ30が垂直材10の端部10aの正しい位置に固定される。この位置は、コントラストプレート35の肩部によって決まる。
キャリッジ30は、レール21に沿ってプーリ32,33の溝部を収容して、ガイド20に取り付けられる。これにより、キャリッジは、上部ガイド20の部屋22に沿ってスライドでき、垂直に伸びる上部エッジ23の存在によってキャリッジの横方向の脱落が防止される。
最後に、上部ガイド20は下部の部屋24を有する。部屋24にはストローク制限ブロック36が通過する。ブロック36はアバットメント(被当接部)37に当接するように構成されている。これにより、キャリッジ30、垂直材10、及び引き込み部屋Bの前部の扉Aの停止位置が定まる。
上端10a及び下端10bの近傍(好ましくは、キャリッジ30,40の近く)には、扉Aが部屋Bに引き込まれるのを防止するために、一対の装置80が垂直材10に設けてある。装置80は、扉Aによって動作する。具体的には、扉Aが弾性アーム81の円形ゴムパッド83に作用する。パッド83は、ローラ82を設けたアームの反対側端部にある。揺動して空間Vを閉じるように扉Aが回転する間、ローラ82は家具Mの一部にある肩部の表面に設けた部屋に横から押し込まれる。これにより、垂直材10が引き込み部屋Bに引き込まれるのを防止する。部屋Bに扉Aを収容する最初の段階では、ローラ82がその着座位置から出るまで、ゴムパッド83が扉Aの表面に沿ってスライドし、アーム81が回転する。また、公知の方法で図5に示すように、部屋B内で扉Aが解放される。
再び図5を参照すると、下部キャリッジ40は、一対の自由ローラ42,43を支持するプレート41を有する。プレート41は垂直ステム41aを有する。ステム41aは、垂直材10の部屋12bに配置され、少なくとも1つのねじ44によって外側コントラストプレート45に連結されている。プレート45は、キャリッジ40を垂直材10の端部10bに正しく固定するために、垂直材10の部屋12bに収容されている。
下部キャリッジ40は、下部ガイド25に取り付けられる。このとき、ローラ42,43がガイドシート27に沿って収容される。これにより、キャリッジが引き込み部屋B内を移動する。
最後に、下部ガイド25には、規制ブロック46の通過する上部部屋28が設けてある。ブロック46は被当接部37に当接し、キャリッジ40、垂直材10,及び扉Aの停止位置を、引き込み部屋Bの後端に定める。上述のように、扉Aが部屋Bに戻るのを防止するために、下端10bの近傍に装置80が設けてある。
当然、垂直材10の端部10a,10bにキャリッジ30,40を配置して固定することで、引き込み部屋B内での扉の動きやそこに扉を配置する際に、それぞれのガイド20〜25に沿ってキャリッジ30,40のストローク内で平行に配置することができる。
図1〜図6を参照すると、垂直材10の半円筒キャビティ12は、2つのキャリッジ50の一対の環状自由ホイール52,53を収容するように設計されている。これら自由ホイールは、上部キャリッジ30及び/又は下部キャリッジ40を取り付けて固定する前に、垂直材10の中間部でキャビティ12に収容される。中間キャリッジ50は、以下で説明する一対の揺動部材60の端部又はアーム61を用いて、垂直材10(すなわち、それにヒンジされた扉A)の動的な連結を確保するためのものである。
特に、図6を参照すると、中間キャリッジ50は、実質的に、プレート51で構成されている。プレート51は、ピボットによって、一対の自由ホイール52,53を支持するように構成されている。ホイール52,53は、垂直材10の半円筒キャビティ12に収容される。コントラストプレート54がキャビティ12に案内され、一対の横方向ガイド51a,51bで保持される。ガイド51a,51bは、例えば4つのねじ56によって、ベースプレート51に連結される。ピボット59は、コントラストプレート54に一体的に設けられ、ベアリング又はブッシングの介在によって、揺動部材60のアーム61の端部をヒンジする。
コントラストプレート54には、ナット又はねじ付き突起54aが設けられる。ナット又はねじ付き突起には、ねじ58のステムがねじ込まれる。ねじの頭部は、ベースプレート51の部屋51cに収容される。
ねじ58を回転すると、コントラストプレート54はガイド51a,51bに沿って移動し、結果、揺動部材60のピボット59とアーム61の端部が横方向に移動する。部屋Bに引き込む際、また、家具Mの一部の内部空間V上に揺動して閉じる際に、キャリッジ50の少なくとも1つのねじ58を動作することで、扉Aと垂直材10が垂直方向に調整されて安定して固定される。コントラストプレート54の最大及び最小ストローク長は、図示しない歯止め(爪)によって制限される。歯止めは、プレート51に一体化され、コントラストプレート54のスロット(55)内でスライドできる。
特に図1,2を参照すると、一対の揺動部材60が、対応する数のキャリッジ50によって垂直材10に連結されている。各揺動部材60は、キャリッジ50を介して垂直材10に連結されて垂直方向に移動するアーム61と、他方のアーム61に例えば垂直に剛結された第2のアーム62によって構成されている。第2のアーム62は、振動ピボット64が設けてある。
図8、10,14〜16に示す形態の実施例によれば、各揺動部材60のアーム61,62は、ディスク63に溶接又は適当な方法で安定的に連結される。ディスク63は、ピボット64と同軸に設けられ、後述するように、スライド扉の開閉動作を減衰させる装置を設けることができるように設計されている。
いずれの場合でも、添付の図面に示す実施形態によれば、両揺動部材60のピボット64は、引き込み部屋B内でガイド20〜25を支持する家具の一部の肩部の外面に安定して連結される。その結果、例えばブッシング又はベアリングが介在して、揺動部材60が振動する。
2つの揺動部材60のアーム62は、分配バー66によって回転可能に連結される。これにより、引き込み部屋B内での垂直材10の移動及びそれを押したり引いたりする動作に応じて、また、ガイド20と25に沿った扉Aのそれらの動作に応じて、アーム62は同期して振動する。
上述のように、スライド扉又はウィングAは、図3に示すように、Cの文字を重ねた形状のプロフィール15の一部を介して、垂直材10に連結されてヒンジされる。適当な調整とロッキング16により、プロフィール15の内側部屋15aは、垂直材10のプロフィール13の横材を収容する。
特に図7を参照すると、プロフィール15の一部の外側部屋15bは、複数のヒンジ90のベース91を収容するように設計されている。各ヒンジ90は、少なくとも1つのねじ93によって少なくとも1つのブロック92をロックして、垂直材10に一体化されたプロフィール15の外面に対して、プロフィール15の選択された垂直位置に固定される。
特に図8〜13を参照して、家具Mの一部の部屋Bに設けられた上述した装置の主要部及び家具の一部の肩部とスライド扉又はウィングAの縁の間に配置された構成に基づいて、特定の目的に沿ったそれらの動作を以下に説明する。
図8,9を参照すると、家具Mの一部の内部空間Vを閉鎖する扉Aが、家具Mの一部の部屋B内に完全に引き込んだ状態で示してある。この状態で、内部空間Vは完全に解放してアクセス可能である。扉は、装置によってこの状態に案内されて保持される。
引き込んだ状態で、垂直材10は部屋Bの後端に収容され、端部のキャリッジ30,40によって垂直に支持されている。垂直材10は、ガイド20,25に沿ってスライドし、複数のヒンジ90によって扉を支持している。2つの揺動部材60の2つのアーム61が存在することによって、部屋B内に完全に引き込んだ状態で扉Aは安定して保持される。アーム61は、キャリッジ50によって、垂直材10に沿って移動する。このとき、バー66で連結された第2のアーム62は揺動部材60の動きに同期し、移動中及び位置決めされた状態で常時垂直材10及び扉Aの垂直度を維持する。
図10,11は、上述のように、例えば凹状ハンドルを手動で操作することによって、家具Mの一部の部屋Bから扉Aを最大に引き出した状態を示す。扉Aを引き出すと、同時に垂直材10が引き出される。ガイド20,25に沿ってスライドすると、垂直材10が2つの揺動部材60のアーム61に係合して該アーム61をピボット64を中心に回転する。実際、揺動部材60は、ガイド20,25を支持する壁と同じ壁に一体的に固定されたピボット64を有するので、垂直材10が移動することにより2つの揺動部材60のアーム61が回転する。その回転は、アーム61と垂直材10の間にキャリッジ50を設けたことで容易に行われる。キャリッジ50により、アーム61は垂直材10と共に振動することができる。
アーム61が回転すると、当然に、2つの揺動部材60の直交アーム62も回転する。この回転は、アーム62に回転自在に設けた分配バー66が存在することにより、必然的に同期される。
装置1にバー62が存在しない場合、扉Aが引かれている最中に偶発的に問題が生じた場合又は不規則に扉が引かれた場合、2つのアーム61は同期せずに非平行に回転する。その結果、垂直材10からのそれぞれの距離又は中心位置が変化し、扉Aが傾いた状態で引かれて家具Mに対する垂直性が失われる。
分配バー66の機能は、扉Aを片持ち状態で支える力だけでなく、部屋Bの中を移動する扉Aを引いたり押したりする不規則な動作を垂直材10に分散させることによって、扉A及び垂直材10のバランスを保つことである。
今までに例示して実施形態において、扉Aに横方向の肩部を設けた装置1によれば、その他の形態に比べて、内部空間Vの広さをより効率的に利用できる。これらの構造的及び機能的特徴により、1つのパネルとして提供される大きく又重い引き戸(扉A)の家具Mに装置1を提供できる。その場合、扉を折り畳む必要がない。また、簡単で安全な構成をもって、本発明の目的に基づいて、扉は引き戸用の部屋Bに収容される。
引き戸用部屋Bの中で扉Aを支持してその動作を安定させるために一対の揺動部材60は垂直材10を協働する。したがって、そのような揺動部材60が存在することで、そのような移動は極めて軽く且つ静かである。
図12,13を参照すると、そのような構成を採用したことにより、扉Aを部屋Bから完全に引き出すと、垂直材10のキャリッジ30,40は、戻り防止装置80として機能するガイド20,25の外側規制部でロックされる。
垂直材10が引き出し部屋Bの縁に配置されてヒンジ90のベース91が垂直材10のプロフィール15に一体的に固定されていることにより、ヒンジ90において移動可能な2つの対をなすレバー95,96(すなわち、それらの固定ベース97)が引き出し部屋Bの縁から突出し、そのために、図13の完全に閉じた状態に至るまでの図12の任意の中間位置まで、扉Aが回転する。
図12,13において、家具Mに設けた複数のヒンジ90は二重レバー形式のものである。この場合、扉Aが完全に閉じると、扉Aは家具Mの横方向垂直部の肩部に重なる。その結果、扉は視覚的に見えなくなり、美的及び視覚的な効果が著しく向上する。また、家具M用空間を最大限有効に利用できる。
横方向の引き戸に本発明の装置を適用した第1の形態によれば、内部空間Vの壁の外面に設ける代わりに、装置は部屋Bの外壁内面に設け、上述の緩衝システムのボックス72(以下に詳述する。)に加えて、前記面上にガイド20、25と揺動部材60のピボット64を配置することができる。
図14、15,16を参照すると、上述のように、部屋B内で扉A及びその垂直材10の動きを緩衝するためのシステム70の好適な実施例を仮想線で示した部分正面図が示してある。
図1,2を参照して更に詳細に説明すると、少なくとも1つの揺動部材60のディスク63の内側には、揺動部材60のアーム61,62の位置に都合良く向けられたカム71の面が設けてある。
ディスク又はカバー63は、家具Mの有効内部空間の同一外面に固定されており、ボックス72の隆起端の周りを回転するようにしてある。また、ガイド20,25が固定されており、その底部に各揺動部材60の回転用ピボット64が固定されている。
ピボット73はボックス72の底部にしっかりと固定されている。アーム74の端部が軸支されている。該アーム74にはプローブローラ75が設けてある。反対側の端部は、一つ又は複数の弾性手段76の端部に連結されている。弾性手段の反対側端部はボックス72の底部に一体化されている。弾性手段76を引く力により、プローブ75は揺動部材60のカバー63のカム71に接触して配置される。
ボックス72のベースには、複数のダンパー又は油圧制御式ブレーキ装置77が設けられる。該ブレーキ装置は、適当な把持位置に設けられた円形ラック78の複数の部分に対して動作する。
図14において、垂直材10は部屋Bの端部に配置されており、ディスク又はカバー63のカム71は最大偏心部71aの表面を有する。最大偏心部は、弾性手段76を有するプローブ75の接点上流側に配置されている。弾性手段は、部屋Bに扉Aが入ると、それに反応する。ダンパー77がラック78の係合していることは、それらは一方向に回転するために、無関係である。
図15において、カム71の最大偏心部71aの表面は、プローブ75と軸方向に整列し、部屋B内に扉Aを手動で押し込む工程と、ダンパー77とラック78の接触の影響無しで弾性手段が反応して扉Aを部屋Bの中に入れる後の工程との間の死点を構成する。
図16において、最大偏心部71aは、プローブ75から離れて位置しており、部屋B内で垂直材10の当接部がストローク制限当接部38に案内されるまで、ラック78’に対するダンパー77’の動作によって弾性手段76の押圧動作にブレーキがかかる。
図16の位置から始めて部屋Bから扉Aを引き出すために、弾性手段76に徐々に力を加えると、プローブ75がカム71の最大偏心部71aに接触して扉Aが手動で引き出される。図15の同じ死点に達するまで、ラック78’に対するダンパー77’の動作は無関係である。
死点を超えると、弾性手段76は蓄積した力を戻し、扉Aを部屋Bの出口に向けて押圧する。出口の最終箇所で、ラック78に対するダンパー77の動作によって弾性手段76のスラスト力が弱まる。
図14,15,16は、装置1は、扉が容易に且つ安全に、そして徐々に引かれるように、部屋Bに対する扉の出入りの課程で緩衝装置を適用してもよいことを示している。
当然、上述した装置の構成は種々の使用条件に応じて変更できる。例えば、板又は薄い積層部材によって部屋Bの2つの壁を上部領域で連結してもよい。これにより、埃に対する適当な保護を補償するとともに家具Mの全体を頑丈にした場合でも、部屋Bの適当な高さを有し、内部空間Vの上縁を覆う扉を有することができる。
カム71と減衰ボックス72を2つの揺動部材60の一方にのみ適用してもよい。同様に、ダンパー77とリングギヤ78の存在を無くしてもよいし、そのたの従来のブレーキシステムに置き代えてもよい。
揺動部材60のアーム61,62の間の角度は別の角度であってもよい。同様に、一対の可動レバー95,96が設けられた従来の他の形式のヒンジ19が固定される他の形式の構造15の垂直材10の肩部13に適用してもよい。
以上の説明より、装置1は、適当な幅を有する部屋に収容され、相互に連結されてヒンジで折り畳まれる2つ又はそれ以上のウィング部からなる扉Aにも適用できることが明らかである。同様に、2つの相互に反対側に引かれる扉又は一つの家具の肩部にも適用できる。
上述の変更及び改変は、保護が求められている新規な発明の範囲に属する。
本願請求項に係る発明が優先権を主張するイタリア特許出願番号BL2010A000020の開示内容は参照することにより本願に組み込まれる。
特許請求の範囲に記載の技術的特徴は引用符号が付されているが、それらの引用符号は発明の理解を図るために含まれるものだって、そのような符号は例えば該符号によって特定される各要素の解釈に限定的に作用するものでない。
Claims (16)
- 横方向に引き込む扉、特に家具、に用いられる装置であって、少なくとも家具(M)の有効内部空間(V)の側壁と該家具の扉(A)の間に用いられ、前記内部空間(V)の開放中に前記扉(A)が横方向に引かれるようにした装置(1)において、
前記装置は、前記側壁と前記扉(A)の縁との間に、前記扉(A)がスライドして回転するように介在された垂直材(10)と、
前記側壁の外面に水平に固定された長手方向ガイド(20,25)であって、前記垂直材(10)が前記長手方向ガイド(20、25)にスライド自在に連結された上端(10a)と下端(10b)を有し、前記装置(1)が前記家具(M)の一部に設けられたとき、前記家具(M)の一部の深さ内で前記垂直材(10)がスライドするようにしたものと、
一対の揺動部材(60)であって、各揺動部材は互いに連結されて一体化された一対の第1と第2のアーム(61,62)によって形成されており、前記第1のアーム(61)は前記垂直材(10)に垂直方向にスライド自在に連結されており、前記第2のアーム(62)は荷重分配バー(66)によって互いに連結されているものと、
前記一対の揺動部材(60)のそれぞれに対して、前記側壁の前記外面に回転するように一体的に連結されている動作ピボット(64)を有する装置。 - 前記垂直材(10)は、一つのプロフィールによって形成されている、請求項1の装置。
- 前記垂直材(10)は、細長い半円形の断面(12)を有する長手方向のキャビティと内側の長手方向の溝(12a)を備えた外側の長手方向に伸びる溝(11)と、長手方向のプロフィール(15)を収容するように構成されたT形の横方向肩部(13)を有し、
前記扉(A)を回転するように支持するためにヒンジ(90)が設けられている、請求項2の装置。 - 前記垂直材(10)は、前記垂直材(10)の前記上端と前記下端(10a,10b)に固定された上部キャリッジ(30)と下部キャリッジ(40)を介して前記ガイド(20,25)に沿ってスライドできる、請求項3の装置。
- 前記上部キャリッジ(30)は一対の自由プーリ(32,33)を支持するプレート(31)によって構成されており、
前記プレート(31)は、少なくとも1つのコントラストプレート(35)のねじ部にねじ込まれる一対のねじ(34)が貫通するベースプレート(31b)を有するステム(31a)が設けられ、前記垂直材(10)の上端(10b)の部屋(12b)に収容され、前記垂直材(10)の溝(12b)内でガイドされるように構成された肩部(35b)が設けられた、請求項4の装置。 - 前記長手方向ガイド(20,25)は上部ガイド(20)と下部ガイド(25)を有し、
前記上部キャリッジ(30)は、前記上部ガイド(20)に設けられ、前記上部ガイド(20)の前記レール(21)に沿って前記プーリ(32,33)の溝を収容し、前記上部キャリッジ(30)は前記上部ガイド(20)の部屋(22)に沿ってスライドすることができ、前記上部ガイド(20)の直交する上部エッジ(23)の存在によって横方向に抜けることが防止されている、請求項5の装置。 - 前記下部キャリッジ(40)は、一対の自由ローラ(42,43)を支持するプレート(41)によって構成されており、
前記プレート(41)は、前記垂直材(10)の部屋(12b)に配置される直交ステム(41a)が設けられ、少なくとも1つのねじ(44)によって外部のコントラストプレート(45)に連結されており、
前記コントラストプレート(45)は、前記下部キャリッジ(40)を前記垂直材(10)の端部に固定するために、前記垂直材(10)の外側長手方向溝(11)に収容されている、請求項4の装置。 - 前記長手方向ガイド(20,25)は上部ガイド(20)と下部ガイド(25)を有し、
前記下部キャリッジ(40)は、前記下部ガイド(25)に設けられ、前記部屋(B)内で移動する前記下部ガイド(25)の前記ガイドシート(27)に沿って前記キャリッジ(40)のローラ(42,43)が収容される、請求項7の装置。 - 前記垂直材(10)の長手方向キャビティ(12)は2つの中間キャリッジ(50)の一対の環状自由ホイール(52,53)を収容しており、
前記ホイール(52,53)は前記垂直材(10)の中間部分に挿入されており、
前記中間キャリッジ(50)は、前記垂直材(10)、及びヒンジされた扉(A)を、前記一対の揺動部材(60)の端部又はアーム(61)に動的に連結する、請求項1又は2の装置。 - 前記中間キャリッジ(50)は一対の自由ホイール(52,53)を支持するベースプレート(51)によって構成されており、
コントラストプレート(54)は前記ホイールによってガイドされ、一対の横方向ガイド(51a,51b)によって、前記ベースプレート(51)に一体化されたピンを収容するスロット(55)によって制限されるストロークをもって保持されており、
前記コントラストプレート(54)は、前記第1のアーム(61)の端部を動作可能に支持するピボット(59)が設けられている、請求項9の装置。 - 前記コントラストプレート(54)にはねじ突出部(54a)が設けられ、
ねじ(58)のステムは、前記ねじの頭部が前記ベースプレート(51)の部屋(51c)に収容されるようにねじ込まれ、
前記ねじ(58)を回転することにより、前記コントラストプレート(54)は前記ガイド(51a,51b)に沿って並進移動されて、前記ピボット(59)と前記揺動部材(60)のアーム(61)の端部が横方向に移動し、
これにより、前記装置(1)が取り付けられる際に、また、
前記家具(M)の前記引き込み部屋(B)への引き込み中に、さらに、前記家具(M)の有効内部空間(V)を閉じる際に、前記扉(A)と前記垂直材(10)が垂直方向に向くように、調整される、請求項10の装置。 - 前記一対の揺動部材(60)は、対応する数の前記中間キャリッジ(50)によって前記垂直材(10)に連結されており、
前記揺動部材(60)はそれぞれ、前記中間キャリッジ(50)を介して前記垂直材(10)に対して垂直に移動する前記第1のアーム(61)と前記第1のアーム(61)に直交するように剛結されると共にピボット(64)が設けられた前記第2のアーム(62)によって構成されており、
前記揺動部材(60)の前記第1と第2のアーム(61,62)はディスク(63)に安定して連結され、
前記ディスク(63)は、前記ピボット(64)に対して同軸であり、前記スライド扉の開閉動作を減衰するように設計されている、請求項11の装置。 - 前記両揺動部材(60)の前記ピボット(64)は、前記引き込み部屋(B)内で前記ガイド(20,25)を支持する家具の同一面に安定して連結されており、これにより、
前記揺動部材(60)は往復動作する、請求項12の装置。 - 前記2つの揺動部材(60)の前記第2のアーム(62)は前記分配バー(66)によって互いに回転可能に連結されており、
これにより、前記引き込み部屋(B)内で前記ガイド(20,25)に沿って前記垂直材(10)及び前記扉(A)が移動すると同期して動作するようにしてある、請求項13の装置。 - 前記装置は、前記扉(A)を引き込む部屋(B)の内面の一方又は他方に、また、減衰システムのボックス(72)に、前記ガイド(20,25)の表面又は前記揺動部材(60)のピボット(64)に接続できる、請求項14の装置。
- カム(71)は、前記2つの揺動部材(60)の少なくとも一方のディスク(63)の内側に設けられ、前記第1と第2のアーム(61,62)に対して方向付けられており、
前記ディスク(63)は前記ボックス(72)の隆起部を中心に回転するようにしてあり、
前記ボックスの基部は、前記ガイド(20,25)を支持するとともにプローブローラ(75)を設けたアーム(74)の支点となるピボット(73)を支持する面に固定されており、
前記プローブ(75)は、前記扉(A)を引き込み部屋(B)に容易に入れたり出したりできるように、弾性手段(76)によって前記カム(71)のエッジに接触して配置されており、
ダンパが、前記部屋(B)内の初期位置又は最終位置の近傍で、前記扉(A)の速度を制限する、請求項15の装置。
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- 2011-12-01 BR BR112013013053A patent/BR112013013053B1/pt active IP Right Grant
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7247348B2 (ja) | 2018-12-20 | 2023-03-28 | ユリウス ブルーム ゲー・エム・ベー・ハー | 可動に支持された少なくとも1つの扉を案内するためのガイドシステム |
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