JP2014500366A - 吸水性表面改質されたクレイ結合ポリマー - Google Patents

吸水性表面改質されたクレイ結合ポリマー Download PDF

Info

Publication number
JP2014500366A
JP2014500366A JP2013543415A JP2013543415A JP2014500366A JP 2014500366 A JP2014500366 A JP 2014500366A JP 2013543415 A JP2013543415 A JP 2013543415A JP 2013543415 A JP2013543415 A JP 2013543415A JP 2014500366 A JP2014500366 A JP 2014500366A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clay
polymer
water
modified
platelet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013543415A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5897598B2 (ja
Inventor
トルシュテン、リンドナー
アクセル、マイヤー
ミヒャエル、メラー
ヨーゼフ、ブロイ
マヌエラ、シュティルナー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Procter and Gamble Co
Original Assignee
Procter and Gamble Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Procter and Gamble Co filed Critical Procter and Gamble Co
Publication of JP2014500366A publication Critical patent/JP2014500366A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5897598B2 publication Critical patent/JP5897598B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F2/00Processes of polymerisation
    • C08F2/44Polymerisation in the presence of compounding ingredients, e.g. plasticisers, dyestuffs, fillers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L15/00Chemical aspects of, or use of materials for, bandages, dressings or absorbent pads
    • A61L15/16Bandages, dressings or absorbent pads for physiological fluids such as urine or blood, e.g. sanitary towels, tampons
    • A61L15/42Use of materials characterised by their function or physical properties
    • A61L15/60Liquid-swellable gel-forming materials, e.g. super-absorbents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09CTREATMENT OF INORGANIC MATERIALS, OTHER THAN FIBROUS FILLERS, TO ENHANCE THEIR PIGMENTING OR FILLING PROPERTIES ; PREPARATION OF CARBON BLACK  ; PREPARATION OF INORGANIC MATERIALS WHICH ARE NO SINGLE CHEMICAL COMPOUNDS AND WHICH ARE MAINLY USED AS PIGMENTS OR FILLERS
    • C09C1/00Treatment of specific inorganic materials other than fibrous fillers; Preparation of carbon black
    • C09C1/40Compounds of aluminium
    • C09C1/42Clays
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L15/00Chemical aspects of, or use of materials for, bandages, dressings or absorbent pads
    • A61L15/16Bandages, dressings or absorbent pads for physiological fluids such as urine or blood, e.g. sanitary towels, tampons
    • A61L15/18Bandages, dressings or absorbent pads for physiological fluids such as urine or blood, e.g. sanitary towels, tampons containing inorganic materials
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2004/00Particle morphology
    • C01P2004/20Particle morphology extending in two dimensions, e.g. plate-like
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2004/00Particle morphology
    • C01P2004/20Particle morphology extending in two dimensions, e.g. plate-like
    • C01P2004/22Particle morphology extending in two dimensions, e.g. plate-like with a polygonal circumferential shape
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2004/00Particle morphology
    • C01P2004/54Particles characterised by their aspect ratio, i.e. the ratio of sizes in the longest to the shortest dimension
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2300/00Characterised by the use of unspecified polymers
    • C08J2300/14Water soluble or water swellable polymers, e.g. aqueous gels

Abstract

カルボキシレート及び/若しくはカルボン酸部分を有する、重合性モノマー又はオリゴマーと、液体中に均一に分散可能な基底表面改質されたクレイと、を含む、酸性重合水溶液が提供され、またそのような液体を製造するための方法、該液体及び方法により製造される表面改質されたクレイ結合吸水性ポリマー、並びにそのような表面改質されたクレイ結合吸水性ポリカルボキシレート/ポリカルボン酸ポリマーを含む使い捨て吸収性物品も提供される。

Description

重合性モノマー及び液体中に均一に分散可能な表面改質されたクレイを含む酸性重合水溶液、そのような液体を製造するための方法、前記液体を用いて製造され、又は本明細書に記載の前記方法により製造される吸水性の表面改質されたクレイ結合(SMC)ポリマー、並びにこれらの吸水性SMCポリマーを含有する吸水性物品。
おむつのような使い捨て吸収性物品の重要な構成要素は、吸水性ポリマー類、例えば、ヒドロゲル形成及び/若しくは水膨潤性ポリマー類(吸水ル化材料、AGM(absorbent gelling material)、又は超吸収性ポリマー類、又はSAP(super-absorbent polymer)とも呼ばれる)を含む吸収性コア構造体である。このポリマー材料は、多量の体液、例えば尿を、その物品が使用されている間に確実に吸収し、閉じ込めることができ、それによって再ぬれを低減し、皮膚を良好に乾燥させる。
特に有用な吸水性ポリマー又はSAPは、多くの場合、最初に、不飽和カルボン酸若しくはその誘導体、例えば、アクリル酸、アクリル酸のアルカリ金属(例えば、ナトリウム及び/若しくはカリウム)又はアンモニウム塩、アルキルアクリレート、及び同様物を、(比較的少量の)二官能性若しくは多官能性モノマー(例えば、N,N’−メチレンビスアクリルアミド、トリメチロールプロパントリアクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、又はトリアリルアミン)等のポリ架橋化合物の存在下で重合することにより製造される。二官能性又は多官能性モノマー材料は、非水溶性であるが、水膨潤性にすることにより、ポリマー鎖を架橋する役割を果たす。これらの架橋された吸水性ポリマーは、ポリマー主鎖に付着した多数のカルボキシレート基を含有する。一般に、中和されたカルボキシレート基は、架橋されたポリマーネットワークにより、体液を吸収するための浸透性の駆動力を生成すると考えられる。
溶液重合は、ポリマー(その均一性)を提供するために最も効率的かつ有効であることが分かっているため、そのような反応は、典型的に、モノマー及び架橋剤の水溶液を用いて行われ、典型的に、(例えば、安全性とコストの理由で)水が好ましい反応溶媒である。したがって、典型的に、電解質モノマー、例えば(部分的に)中和された不飽和カルボン酸(すなわち、不飽和カルボキシレート塩)、及び架橋剤は、水溶液の形態で使用される(得られる吸水性ポリマーは、架橋された高分子電解質(例えば、ポリカルボキシレート)ポリマーである)。
近年では、ナノサイズのクレイ粒子により結合される、幾つかの吸収性ポリマーが提案されている。重合後にクレイが添加される幾つかの超吸収性材料とは異なり、ポリマー間のクレイ形態の強力な結合を保証するために、重合前にナノサイズのクレイを添加することが重要であることが明らかになっている。これは、例えば、「Nanocomposite Polymer Gels」;Schexnailder/Schmidt;Coloid Polym Sci(2009)287:1〜11に記載されている。前記クレイ結合したポリマーの幾つかは、膨張時に弾性又は伸縮性のヒドロゲルを形成する。例えば、あるクレイ粒子により結合された、ある特定のイソプロピルポリアミドを含む、含水ヒドロゲル形成又は成形された物品は、Macromolecules 2002,35,10162〜10171(Kazutoshi Haraguchiら)に記載され、これらの弾性の形成されたヒドロゲルは、医療目的が意図され、要求に応じて(例えば、温度変化により駆動されると)、迅速に脱水し、したがって収縮することができる用途で使用され得る。国際公開第WO 2009/041870号及び同第WO 2009/041903号は、クレイ結合したポリアクリレートの製造を願望するが、クレイは、アクリレート又はアクリル酸の存在下で凝集するため、ポリアクリレートはナノサイズのクレイ粒子により結合され得ないことを記載している。彼らは、液体中でナノサイズのクレイ粒子とアクリル酸エステルとを混合し、発泡体、繊維、フィルム等に形成され得るクレイ結合ポリアクリル酸エステルを形成することにより製造される、クレイ結合ヒドロゲルの(粒子中に作製され得る)繊維、発泡体、及びフィルムをそこで教示している。次いでこれらのポリアクリルエステル形状は、ポリアクリレート形状を得るために、従来の加水分解技術を使用して加水分解される。しかしながら、加水分解溶液の浸透は、一般に緩速プロセスである拡散によってのみ駆動されるため、完全な発泡体、繊維若しくはゲル、又は更にはポリアクリルエステルの完成粒子のバッチの加水分解は、極めて緩速かつエネルギーを要するプロセスである。更に、そのような形状が粒子状にされる場合であっても、ポリマー形状全体にわたって極めて均一な加水分解を達成することは困難であり、すなわち、ポリマーの一部は、他よりも早く、より広い範囲で加水分解され得る。更に、加水分解の副産物(例えば、メタノール又はエタノール)は、生成物から除去される必要があり、これらの副産物のレベルは、極めて低いレベルまで下げられる必要がある(毒性、臭気)。
したがって、提案されるクレイ結合ポリエステル形状、及びその加水分解は、(例えば、微粒子)クレイ結合ポリアクリレート(粒子)の商用規模生産に適していない。
しかしながら、本発明は、重合性カルボキシレート/カルボン酸モノマー又はオリゴマーの存在下、すなわち、酸性液体中で、クレイの凝集のない、又はほとんどクレイの凝集もなく、均一なクレイ小板の分散を可能にする、重合反応液を提供する。分散されたクレイ小板は、したがって、極めて均一な様式で、重合中にポリマーを結合することができる。更に、このプロセスは、後次のエステル加水分解が必要とされないものである。したがって、得られるクレイ結合ポリカルボン酸塩/ポリカルボン酸ポリマーは、吸水性物品中に好適に組み込まれ得る。
a)i)均一に分散した、対向する基底小板表面及び小板エッジを有するクレイ小板と、ii)溶解又は均一に分散した、カルボン酸基及び/若しくはカルボキシレート基を含む重合性モノマー、並びに/又は1つ以上の前記モノマーの重合性オリゴマーと、を含む重合反応水溶液を得る工程であって、
前記水溶液が、6以下のpHを有し、かつ前記クレイ小板の前記基底表面が、表面改質化合物で改質される、工程と、
b)工程a)の前記液体中で前記モノマー及び/又はオリゴマーの重合を開始する工程と、を含む重合反応により得られる吸水性の表面改質されたクレイ結合ポリカルボン酸及び/又はポリカルボン酸塩ポリマーが提供される。
吸水性の表面改質されたクレイ結合ポリカルボン酸ポリマー及び/又はポリカルボキシレートポリマーを製造するための方法も提供され、これには、
a)i)均一に分散した、対向する基底小板表面及び小板エッジを有するクレイ小板と、ii)溶解又は均一に分散した、カルボン酸基及び/若しくはカルボキシレート基を含む重合性モノマー、並びに/又は1つ以上の前記モノマーの重合性オリゴマーと、を含む重合反応水溶液を得る工程と、
前記水溶液が、6以下のpHを有し、かつ前記クレイ小板の前記基底表面が、表面改質化合物で改質される、工程と、
b)重合開始剤系を得る工程と、
c)前記a)の液体と前記b)の重合開始剤系とを組み合わせて、前記モノマー及び/又はオリゴマーを重合させる工程と、を含む。
前記吸水性の表面改質されたクレイ結合ポリマーは、本明細書において、吸水性SMCポリマーと呼ばれる。このSMCポリマーは、i)中和されないSMCポリカルボン酸ポリマー、又はii)完全に中和されるSMCポリカルボキシレートポリマー、又はiii)(例えば、本明細書に記載されるモル%レベルのいずれかで)カルボキシレート基及びカルボン酸基を有するSMCポリマーであってよい。これらのEMCポリマーi)、ii)、若しくはii)のいずれか、又はそれらの混合物は、本明細書において、EMCポリカルボキシレート及び/若しくはポリカルボン酸ポリマーと呼ばれる。
本明細書において以下に記載されるように、そのようなポリマー類を製造するための方法も提供される。
クレイ小板表面を本明細書に記載されるように改質することにより、クレイ小板は、カルボン酸モノマー及び/若しくはカルボキシレートモノマー、又はそのオリゴマーを含む酸性重合液中に良好に分散され得、ポリカルボン酸/ポリカルボキシレートポリマーを形成する必要があることが明らかになった。基底表面改質化合物は、例えば、小板表面を(例えば、少なくとも)液体のpHにおいて、例えば、前記6以下のpH、又は所望によりpH 6以下のpHレベルの範囲、例えば、pHレベル3〜6の範囲、又はpHレベル3〜5.5若しくは3〜5の範囲で中性にし得る。酸性水中で小板の陰性基底表面に誘引される陽性のエッジを有し、前記クレイ小板の凝集をもたらす、非改質クレイ小板とは異なり、表面改質されたクレイ小板は、酸性水中で凝集体を形成する傾向が極めて低い。それにより、均一に分散された、エッジ改質されたクレイ小板を含む酸性水溶液を得ることができる。本明細書において好ましい実施形態では、前記得られる重合反応水溶液は、少なくとも重合反応の開始前に、顕微鏡的に均一な分散液である。
前記ポリマーが、前記表面改質されたクレイ小板が実質的に均一に分散される方法/液体を用いて、前記改質されたクレイ小板により結合される、そのような吸水性SMCポリマーは、2つの結合点(例えば、2つのクレイ小板)の間にポリマー鎖セグメントの長さの狭い分散を有すると考えられる。したがって、吸水性SMCポリマーが、流体吸収に起因して膨張すると、それらは(実質的に)すべて移動し、同程度まで延伸すると考えられる。機構的に、同一の改質されたクレイ小板に結合されたポリマーは、共働して力(伸長又は圧力)を維持し、次いでこれは、架橋が有機架橋基によりのみ達成される、従来の架橋ポリマーネットワークと比較して、破断するまでの伸びを増加させると考えられる。このSMCポリマーは、せん断応力/歪みに対する耐性の増加を有し得る。これは、変形、したがってゲルブロッキングを減少させる。更に、クレイ小板の親水性性質に起因して、得られるSMCポリマーは、吸収速度において利点を有し得ると考えられる。
前記表面改質化合物は、クレイ小板の基板に結合することができるカチオン性部分を有し得る。幾つかの実施形態では、前記表面改質化合物は、1つ以上のアルキル化された窒素部分及び/又はアルコキシル化された窒素部分を有する。表面改質クレイに更に親水性を与えるために、前記表面改質化合物はまた、アニオン性部分又は1つ以上のヒドロキシル基を有してもよい。本明細書に記載される幾つかの好ましい実施形態では、表面改質化合物は、モノマー、オリゴマー、又はそれから形成したポリマーにイオン結合又は共有結合することができる1つ以上の部分を有し、幾つかの実施形態では、前記表面改質化合物は、前記重合可能なモノマー又は重合可能なオリゴマー又は前記ポリマーに共有結合され得る不飽和部分(C=C基等)を含み、並びに/又は前記表面改質化合物が、前記モノマー、オリゴマー、又はポリマー(例えば、オリゴ−エチレンオキシド等のオリゴ−アルキレンオキシド等からのヒドロキシル基等)のカルボキシ部分に共有結合又はイオン結合され得る部分を含む。
幾つかの実施形態では、前記表面改質化合物は、前記小板表面を立体的に障害する化合物であり、前記化合物が、例えば少なくとも10オングストローム(A)の長さを有し、好ましくは、前記化合物が、少なくとも6個の炭素原子の炭素鎖を含む少なくとも1つの部分を有する。
広くは、吸水性高分子電解質ポリマーは、尿のような流体に必要な吸収及び保持を駆動するために必要な浸透圧を提供する。したがって、ここで幾つかの実施形態では、本明細書に記載の吸水性SMCポリマーの能力を更に高めるために、ポリマー又はその一部が、負に帯電しているモノマーから製造された、高分子電解質、例えば、アニオン性ポリマーであってよい。重合性モノマー又はオリゴマーは、部分的又は完全に中和されてよく、前記モノマー又はオリゴマーの全部又は一部は、したがって、カチオン性対イオンを有する少なくとも1つのカルボキシレート基(例えば、カルボキシレート塩モノマー)を含み、例えば、少なくとも20モル%(溶液若しくは分散液中、又はポリマー中の全オリゴマー若しくはモノマーに基づいて)のモノマー又はオリゴマーが中和され、例えば、少なくとも20モル%は、カチオン性対イオン(例えば、ナトリウム)を有する、カルボキシレート含有モノマー又はオリゴマー(例えば、アクリレート等のモノマー)を有する。したがって、得られるポリマーは、部分的又は完全に中和されてもよく、例えば、カルボキシレート基を持つ、少なくとも20モル%の重合されたモノマー又はオリゴマーを有する。幾つかの実施形態では、このモル百分率は、少なくとも40モル%、又は60モル%であってよい。
本明細書における幾つかの実施形態では、重合反応液に添加される、及び/又はその前にモノマー若しくはオリゴマー溶液又は分散液に添加される、及び/又はクレイ分散若しくはエッジ改質されたクレイ分散液に添加される、分散補助剤の添加が有用であり得る。これは、モノマー溶液又はオリゴマー溶液/分散液が、部分的に又は完全に中和されるとき、例えば、上記され、かつ以下に記載されるように、カルボン酸塩形態を含むために特に有用であり得る。有用な分散補助剤は、例えば、単糖類及びオリゴ糖又は多糖類を含み、これには、例えば、カルボキシメチルセルロース(CMC)が含まれる。
本明細書における幾つかの実施形態では、液体のpHは、3〜5.5又は3〜5であってよい。
本明細書における幾つかの実施形態では、クレイエッジは、更に、本明細書に記載されるように、前記クレイ小板の均一な分散を更に改善するために、改質され得、かつ、本明細書に記載されるように、より均一に改質されたクレイ結合ポリマーに改質され得る。
本発明の別の態様では、i)均一に分散した、対向する基底小板表面及び改質された小板エッジを有するクレイ小板と、ii)溶解又は均一に分散した、アクリル酸/アクリレートモノマー、並びに/又は前記モノマーの重合性オリゴマーと、を含む重合反応水溶液が提供され、前記水溶液は、6以下のpHを有し、かつ前記小板エッジは改質され、例えば、少なくとも20モル%の前記モノマー及び/又は重合性オリゴマーは、塩形態である。
本明細書に記載の本発明の更なる実施形態は、本明細書に記載のSMCポリマーを含む、婦人衛生物品及びおむつ等の吸収性物品に関する。
本明細書における幾つかの実施形態では、本明細書に記載の水性重合液又は方法は、いずれの有機架橋剤化合物も含まず、SMCポリマーは、ポリマーを内部で架橋する、有機架橋剤化合物を含まない。
本明細書における幾つかの実施形態では、本明細書に記載の水性重合液又は方法は、有機架橋剤化合物を含み、SMCポリマーは、ポリマーを内部で架橋する、有機架橋剤化合物を含む。
重合液中、及び/又はSMCポリマー中、(クレイ)対(モノマー及び/又はオリゴマー)の重量比は、例えば、最大1:10、例えば、1:1000若しくは1:500、若しくは1:200〜1:10、1:7、若しくは1:5であってよい。
クレイ及びクレイ小板
本発明は、酸性水溶液中に小板として分散され得るクレイの使用を必要とする。クレイ小板は、本明細書では「表面」とも呼ばれる、対向する基底小板表面、及び本明細書では「エッジ」と呼ばれる小板エッジ表面(それらがほぼ二次元であるため)を有し、前記小板の基底表面は、本明細書に記載されるように、改質される本発明のためのものである。重合液中の表面改質されたクレイは、好ましくは、均一に分散され、(例えば、重合の直前、例えば、重合の温度/圧力条件で)例えば、クレイ小板の著しい凝集/軟凝集が存在しないようにする。
前記クレイ小板は、本明細書において以下に記載されるように、表面改質される。これは、クレイ小板が、酸性水溶液中の小板として分散可能であり、すなわち、カルボン酸及び/又はカルボキシレート基を有する重合性モノマー又はオリゴマーを含む。特に、クレイ小板が小さいとき、例えば、それらが300以下、若しくは例えば、200以下の低アスペクト比を有するとき、又は高いせん断混合が問題であるとき、酸性液中の凝集が問題となり得るため、本明細書に記載される表面改質は非常に有益である。
本明細書に記載の重合液中、例えば、本明細書に記載の重合反応前及び重合中、並びに好ましくはSMCポリマー中の前記クレイ小板及び前記表面改質クレイ小板は、例えば、800nm未満、好ましくは500未満、好ましくは300nm未満、例えば、200nm未満、又は100nm未満の重量平均最大粒径(長さ)を有してよく、例えば、前記重量平均最大粒径(長さ)は、少なくとも5nm、少なくとも10nm、又は少なくとも20nmである。
前記液体中、例えば、本明細書に記載の重合反応前及び重合中、並びに好ましくはSMCポリマー中の表面改質されたクレイ小板及びエッジ改質クレイ小板は、例えば、300以下、200以下、又は100以下のアスペクト比を有してよい。クレイのアスペクト比は、一般に、5を超える、又は10を超える。(基底表面は、常に、エッジ表面よりも大きい。)
最終SMCポリマーでは、典型的に、クレイ小板は、例えば、上述の寸法及びアスペクト比が、例えば、均一である(又はその少なくとも90重量%若しくは少なくとも95重量%)個別の改質された小板として提示され、前記SMCポリマーゲルのマイクロスライスの除去により(超ミクロトームにより)決定され得、これを当該技術分野において既知の低温TEM法に提出する。
クレイは、当該技術分野において既知の(及び以下に参照される)方法により、表面改質する前に精製して、例えば、金属等を除去してもよい。
本明細書に記載の幾つかの実施形態では、改質されるクレイは、ジ−八面体クレイ又はトリ−八面体クレイである。
本明細書において改質される好適なクレイの例は、いわゆる膨潤性クレイ、すなわち、ヘクトライトを含む、スメクタイト型クレイであり、ラポナイト(すなわち、合成クレイ)、モンモリロナイト、サポナイト、バーミキュライト若しくはカオリン、又はそれらの混合物を含み、一実施形態では、ラポナイトを含む、モンモリロナイト及び/又はヘクトライトが好ましい。(これらのクレイは、水膨潤性と呼ばれる場合が多いが、本明細書に記載される実施形態では、クレイは、実質的に個別のクレイ小板として提示され、したがってそれらはもはや水膨潤性でないことに留意されたい。)
表面改質及び改質化合物、並びに得られる表面改質されたクレイ
重合液中のクレイは、改質された基底表面又は以下に称されるような「表面」を有する。本明細書に記載の方法では、これは、モノマーの添加前、又はモノマーの添加と同時に行われてよい。幾つかの実施形態では、表面改質は、モノマーの添加前に行われる(例えば、酸性水溶液を製造する前)。表面改質されたクレイを得るため、クレイは、例えば、改質化合物を含む液体中に分散され、及び/又はクレイは、液体中に分散され、改質化合物は、次いで分散液に添加され、所望により溶液若しくは分散液としても添加され得る。
クレイ対表面改質化合物の比は、(乾燥クレイ及び乾燥表面改質化合物の重量に基づく重量比)例えば、1:1〜100:1の範囲内であり得る。
以下では、表面改質化合物は、それらがクレイに添加される前であるとして記載される。得られる表面改質されたクレイ及び得られるSMCポリマーは、したがって、前記クレイ表面を有する前記化合物の対応する反応生成物を含むことを理解されたい。
表面改質化合物は、本明細書に指定されるpHで、クレイ小板の負に電荷された基底表面に結合し得る、部分を有する。
表面改質化合物は、クレイ小板の負に電荷された基底表面に結合し得る、カチオン性部分(及び/又は本明細書に記載の液体及び本明細書に記載の反応のpHでカチオン性)を有する化合物であってよい。表面改質されたクレイは、中性の(液体のpHで)表面を有し得る。
例えば、表面改質化合物は、例えば、線形、分枝、又は環化アミノ、アンモニウム化合物を含む、アルキル化窒素部分、又はアルコキシル化窒素部分を含んでよい。そのような部分は、反応液/反応のpHでカチオン性であり得る。
表面改質化合物は、アミン若しくはイミンから選択される1つ以上の部分を有し得、これには、例えばジアミン若しくはジイミン等のその誘導体、及び/又はエチレン若しくはポリ−若しくはオリゴ−エチレンのその誘導体、ヘキサメチレンジアミン及びその誘導体、エチレンジアミン及びその誘導体、オリゴ−アルキレンイミン及びその誘導体、例えば直鎖又は分枝鎖ポリエチレンイミン、オリゴ−エーテルアミン及びその誘導体、直鎖又は分枝鎖アミド、又はそれらの混合物を含む。
表面改質化合物は、アクリルアミド部分を有し得る。表面改質化合物は、ウレタン部分(負の基底表面に水素結合することにより結合された)を有し得る、又はより好ましくは、カチオン改質されたウレタン部分、若しくは更にその改質を有してよい。
直鎖又は分枝鎖ポリエチレンイミン、ヘキサメチレンジアミン、又はエチレンジアミン、又はこれらのいずれかの誘導体、又はそれらの混合物から選択される部分であることが、特に好ましい。
表面改質化合物は、カチオン改質されたオリゴ糖類若しくは多糖類、又はその誘導体であってもよい。
加えて、表面改質化合物は、1つ以上の更なる部分を有し得る、又は親水性である。これは、反応液中の表面改質されたクレイの分散を補助し、及び/又は吸水性SMCポリマーの親水性、したがって親水性流体(例えば、尿、血液、生理食塩水)の親和性を更に強化することができる。これは、例えば、アニオン部分又は−OHであってよい。幾つかの実施形態では、親水性を更に改善するように、表面改質化合物はアルコキシル化部分、カルボキシル化部分、若しくはスルホン酸化部分、又は硫酸化部分である、少なくとも1つの部分を有することが好ましい。
表面改質化合物は、クレイ表面に化学的に結合されると、立体的に障害する部分を導入して、クレイ小板の凝集を障害し、したがって減少させる。したがって、表面改質化合物は、立体的に障害する部分を有し得る。本明細書に記載の幾つかの好ましい実施形態では、表面改質化合物は、少なくとも6個の炭素原子、及び/又は少なくとも10オングストローム、又は少なくとも15オングストロームの長さを有する、立体障害を提供し得る、1つ以上の部分を有する。これは、オリゴマー鎖部分であることが好ましい場合がある。
表面改質化合物は、例えば、オリゴ−エチレンオキシド(EO)部分等のオリゴ−アルキレンオキシド(AE)部分を有してよく、例えば、少なくとも2個、好ましくは少なくとも5個若しくは少なくとも10個、及び例えば、最高100個又は最高60個若しくは最高40個の平均数のAO(例えば、EO)−繰り返し単位を有する。本明細書に記載の幾つかの実施形態では、表面改質化合物が、多数の2〜40個の繰り返し単位を有するオリゴ−エトキシレートである、少なくとも1つの部分を有することが好ましい場合がある。
表面改質化合物、特に、上述されるカチオン基を有するものは、モノマー若しくはオリゴマーにイオン結合又は共有結合することができる、更なる部分、又はそれにより形成されるポリマーを有してよく、例えば、表面改質化合物は、1つ以上の不飽和部分(例えば、C=C基を有する)、及び/又はオリゴ−エーテル若しくはポリエーテル部分等のモノマー、オリゴマー、又はそのポリマーのカルボキシル基とのエステル若しくはアミド結合を形成し得る、1つ以上の部分を有し得る。次いで、表面改質化合物は、クレイ小板の表面と結合するだけでなく、化合物は、ポリマーにイオン結合又は共有結合することもできる。そのような実施形態では、クレイ小板は、均一な分散(及びしたがって重合後の最終ポリマーにおける均一な組み込み)を保証するように表面改質されるだけでなく、表面改質は、例えば、ポリマーを強力に共有/イオン結合するように更に機能する。本明細書において上述される、例えば、カチオン基を有する表面改質化合物は、例えば、アルキレン(例えば、エチレン)等の重合性部分を含み、及び/又は不飽和部分は、例えば、アクリル酸のエステル、及び/若しくはアクリル酸のアルキル化誘導体、例えば、メタクリル酸であってよい。
上述のように、表面改質ステップ中及び/又は酸性重合液の調製中に(重合の開始前)、超音波処理ステップ及び/又は混合ステップを適用することが有用であり得、(例えば、高い)せん断混合の適用が好ましい。例えば、Y−Tronのミキサが使用され得る。クレイの剥離はまた、高せん断ミキサ(例えば、CBレーディゲミキサ、Schugiミキサ、Littlefordミキサ、Draisミキサ)の使用により影響を受け得る。任意のミキサの先端速度は、例えば、少なくとも20ms−1、又は少なくとも30ms−1〜例えば45、40、又は35ms−1.であってよい。
特に高アスペクト比を有する小板の場合、せん断力は、個別のクレイ小板の破壊をもたらさないように選択されてよい。例えば、より高いせん断力を可能にするために、以下に定義されるように、低アスペクト比のクレイ小板(例えば、300以下又は200以下のアスペクト比)を選択することが有益であり得る。
クレイ小板の表面改質は、任意の液体中で行われ得る。例えば、それは水中で行われてよい。あるいは、表面改質は、水の非存在下で、例えば、好ましくは無水液中、例えば、40を超える誘電定数、好ましくは50を超える誘電定数を有する無水液、例えば、プロピレン炭酸塩、エチレン炭酸塩等の中で行われてもよい。
クレイは、モノマー及び/又はオリゴマー、並びに同時に表面改質化合物と混合されてもよい。しかしながら、本明細書に記載の幾つかの実施形態では、本明細書に記載のモノマー及び/又はオリゴマーの酸性溶液と混合する前に、クレーが改質されることが好ましい。本明細書に記載の幾つかの実施形態では、モノマー又はオリゴマーを有する液体に添加する前に、クレイを表面改質することが好ましい。幾つかの実施形態では、モノマー又はオリゴマーを有する液体に添加する前に、クレイの表面を改質し、次に得られる改質されたクレイを洗浄する、並びに/あるいは改質されたクレイを濾過及び/又は透析に付することが好ましい。
クレイの分散、クレイの改質、及び/又は重合液体の形成は、例えば、約15〜25℃の温度で、又は所望により、例えば、40℃を超える温度、45℃を超える温度、又は50℃を超える温度まで、例えば、最高90℃、最高70℃、又は最高60℃まで加熱しながら行われてよい。表面改質は、代替又は追加として、上述されるような、せん断及び/又は温度条件下で行われてよい。更に、これらのせん断及び/又は温度条件下はまた、重合前(開始剤系の添加前)又は随意に重合の一部中(ゲルが形成するまで)、表面改質されたクレイを含む重合液に適用されてもよい。
水性液の液相は、少なくとも水を含み、所望によりその他、例えば、有機液を含み得、又は水で構成されてもよい。液相は、少なくとも80重量%の水、好ましくは少なくとも90重量%の水、又は更には100重量%の水を含むことが極めて好ましい場合がある。
本発明の別の実施形態では、対向する基底小板表面及び改質された小板表面を有するクレイ小板と、アクリル酸及び/又はアクリレート塩モノマーを含む重合反応水溶液を製造するための方法が提供され、この方法は、
i.a)アクリル酸及び/若しくはアクリレート塩モノマーの水溶液又は分散液である、第1の水性混合物を得る工程と、
i.b)例えば水中で、クレイ、随意にクレイ分散液を得る工程と、
i.c)例えば水中で、表面改質化合物、随意にその分散液又は溶液を得る工程と、
i.d)まずi.a)とi.b)を組み合わせ、次いで、これをi.c)と組み合わせ、又はまずia)とi.b)を組み合わせ、同時にi.c)を組み合わせ、又はまずi.b)とi.c)を組み合わせ、次いで、この組み合わせをi.a)と組み合わせる工程と、
及び
i.e)i.d)の工程において、せん断力混合、例えば、超音波混合又は機械的混合を適用する工程と、を含み、
6以下のpHを有し、前記重合性モノマー、重合性オリゴマー、及び/又はそれらの混合物を含み、均一に分散された、改質された基底表面(本明細書では、「表面」とも呼ばれる)を持つクレイ小板を有する、前記重合反応水溶液を得る。
次いで、重合開始剤系をこの液体に添加することができ、必要に応じて、開始剤を活性化して、モノマー及び/又はオリゴマーの重合(及び所望により表面改質化合物、例えば、そのC=C部分に対するその共役結合)を開始することができる。
したがって、得られた重合液は、重合の開始前、及び所望により重合中に不活性ガスでパージされ得る。
有機架橋剤(すなわち、クレイを含有しない)は、当該技術分野において既知の有機架橋剤等の重合液に添加されてもよい。例えば、典型的な架橋剤は、二官能性又は多官能性モノマーであり、したがって、重合され得る、2つ以上の基、例えば、N,N’−メチレンビスアクリルアミド、トリメチロールプロパントリアクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、又はトリアリルアミンを有する。
重合液は、例えば、表面改質クレイ0.1〜10重量%、水5〜95重量%、モノマー/オリゴマー(好ましくはモノマー)5〜95重量%、有機架橋剤(所望により分散補助剤、例えば、CMC)0〜10重量%を含み、次いで、例えば、重合開始剤0.01〜5重量%をその液体に添加して、重合を開始する。
随意のエッジ改質及びエッジ改質化合物
本明細書に記載の幾つかの実施形態では、クレイ小板は、更に、いわゆる、エッジ改質化合物によっても改質される小板エッジを有し得る。
前記エッジ改質化合物は、典型的に、
i)リン酸化化合物であって、好ましくは、リン酸化塩、縮合リン酸塩、その誘導体及びその酸形態、ホスホン酸、その誘導体及びその塩、並びにそれらの組み合わせからなる群から選択される、リン酸化化合物、
ii)前記式SiRIIIIIIVのシラン化化合物であって、R、RII、RIII、RIV部分がそれぞれ、サブグループa)アルキル、アリール、O−アルキル(アルコキシ)、N−アルキル、アルケン、アルケニル、及びb)水素、ハロゲン化物、及びc)ヒドロキシ、カルボキシ含有部分、エポキシ含有部分、イソシアノ含有部分からなる群から選択され、但し、前記部分のうちの少なくとも1つかつ最大3つが、前記サブグループa)から選択され、前記部分のうちの少なくとも1つかつ最大3つが、前記サブグループc)から選択され、前記部分の最大1つが前記サブグループb)から選択されるものとする、シラン化化合物、
iii)フッ素化化合物であって、好ましくは、MF塩であり、Mが、一価カチオンである、フッ素化化合物、からなる群から選択される。
そのようなエッジ改質化合物の混合物が使用されてよい。
リン酸化化合物は、リン酸塩及び/又はその誘導体及び/若しくはその酸形態、縮合リン酸塩及び/又はその誘導体及び/若しくはその酸形態、ホスホン酸、その誘導体及びその塩、並びにそれらの組み合わせからなる群から選択され得る。例えば、ピロリン酸ナトリウム十水和物が、好適に使用されてよい。オルガノ蛍光体誘導体は、本明細書において有用であり得る。
シラン化化合物は、例えば、式:SiRIIIIIIVのオルガノシラン化合物であってよく、部分R、RII、RIII、RIVは、それぞれ、サブグループ:a)アルキル、アリール、アルコキシ、N−アルキル、アルケン、アルケニル、b)水素、ハロゲン化物、及びc)ヒドロキシ、カルボキシ含有部分、エポキシ含有部分、イソシアノ含有部分からなる群から選択され、但し、前記部分のうちの少なくとも1つかつ最大3つが、サブグループa)から選択され、前記部分のうちの少なくとも1つかつ最大3つが、サブグループc)から選択され、前記部分の最大1つが前記サブグループb)から選択されるものとする。
前記部分R、RII、RIII、RIVのうちの少なくとも1つは、前記重合性モノマー又は重合性オリゴマーに結合するのに適した部分であることが有益であり得る。例えば、前記部分のうちの少なくとも1つは、ビニル等の不飽和部分である。例えば、シラン化化合物として使用することが有用であり得る。7−オクテンジメチルメトキシシラン。
前記エッジ改質化合物は、1つ以上のフッ素化化合物を含み、又はそれで構成され得る。これは、好ましくはフッ化物塩、例えばMFを含んでよく、幾つかの実施形態では、前記カチオンMが、ナトリウム又はアンモニウム等の一価対イオンであることが好ましい場合がある。
本明細書に記載の幾つかの実施形態では、前記エッジ改質化合物は、クレイのエッジの電荷を改質するだけでなく、前記小板エッジを立体的に障害して、酸性液体中のクレイ小板の凝集のリスクを更に減少させる化合物であり得る。それに加えて、前記エッジ改質化合物は、少なくとも10オングストローム(A)、少なくとも15オングストローム、又は少なくとも20オングストロームのうちの少なくとも1つの部分であり得る。
重合性モノマー及びオリゴマー
重合水溶液は、重合性モノマー(以下モノマーと呼ばれる)、及び/又は前記モノマーの重合性オリゴマー(例えば、2〜典型的に5000重合されたモノマーを有する前記オリゴマー)を含む。重合性であるために、モノマー、及びしたがってそのオリゴマーは、重合性部分、例えば、C=C部分を含み、モノマーが、単一のC=C部分等の単一重合性部分を有することが好ましい場合がある。
本明細書に記載の幾つかの好ましい実施形態では、前記重合液中でモノマーを使用する場合がある。
更に、前記モノマー及びしたがって前記そのオリゴマーは、1つ以上のカルボン酸及び/又はカルボキシレート部分を有する。好適なモノマーは、例えば、アクリル酸及び/又はアクリレートモノマーであり得る。
前記モノマー及び/又はオリゴマーは、水溶液を、pH 6以下、典型的にpH 6以下、又は更には5以下の酸性にする。
モノマー又はオリゴマーは、前記液体中で中和され得る、又は部分的に中和されてよく、例えば、それらはカルボキシレート、例えば、アクリレート、カチオン対イオンを有する基を含んでよく、例えば、モノマー(又はそのオリゴマー)は、カルボキシレート(例えば、アクリレート)塩を含み得る、又はカルボキシレートであってよい。対イオンは、典型的にナトリウムである。
本明細書に記載の幾つかの実施形態では、少なくとも20重量%(全モノマー又はオリゴマーに基づく)の前記モノマー及び/又は前記オリゴマーは中和され、例えば、塩対イオンを有する。幾つかの実施形態では、これは、少なくとも40モル%、少なくとも50モル%、又は少なくとも60モル%であってよく、100モル%又は80モル%もの高さであり得る。
得られるSMCポリマーは、したがって、上述のモル%レベルのいずれかで、i)中和されないSMCポリカルボン酸ポリマー、ii)完全に中和されるSMCポリカルボキシレートポリマー、又はiii)カルボキシレート及びカルボン酸基を有するSMCポリマーであり得る。これらのSMCポリマーi)、ii)、又はii)のいずれか、又はそれらの組み合わせは、本明細書において、SMCポリカルボキシレート及び/若しくはポリカルボン酸ポリマーと呼ばれる。
前記中和されたモノマー/オリゴマーが存在するときの縮合のリスクを更に減少させるために(カルボキシレート塩)、エッジ改質化合物は、本明細書に記載される、立体的に障害する部分を有してよく、及び/又はクレイ小板は、以下に記載されるように、基底表面改質を有することにより、更に改質されてよい。
重合
重合液中で重合を開始するために、及び本明細書に記載の吸水性SMCポリマーを得るために、重合開始剤系が、液体に添加されてよい。
この開始剤系は、固体又は液体形態で、例えば、液体、例えば、水溶液(例えば、水)中の溶液又は分散液として添加され得る。
この開始剤系は、重合を開始するための複数の化合物を含み得る、又は単一の化合物を含んでよい。
開始剤系は、活性剤化合物等の活性剤、又は例えば、光放射を含む熱又は放射を含み得るか、あるいは活性は必要とされない場合がある。
開始剤系は、従来の(例えば、ラジカル)重合開始剤(及び光学触媒)から適切に選択され得る。良好な水分散性/溶解性を示す材料が好ましい。この系の開始剤化合物は、例えば、過酸化物、ヒドロペルオキシド、過酸化水素、過硫酸塩、アゾ化合物及び酸化還元開始剤を含む。有用な有機過酸は、例えば、アセチルアセトン過酸化物、メチルエチルケトン過酸化物、tert−ブチルヒドロペルオキシド、クメンヒドロペルオキシド、tert−アミルペルピバレート、tert−ブチルペルピバレート、tert−ブチルペルネオヘキサノエート、tert−ブチルペルイソブチレート、tert−ブチルペル−2−エチルヘキサノエート、tert−ブチルペルイソノナノエート、tert−ブチルペルマレエート、tert−ブチル過ベンゾエート、ジ(2−エチルヘキシル)ペルオキシ二炭酸塩、ジシクロヘキシルペルオキシ二炭酸塩、ジ(4−tert−ブチルシクロヘキシル)ペルオキシ二炭酸塩、ジミリスチルペルオキシ二炭酸塩、ジアセチルペルオキシ二炭酸塩、アリルパーエステル、クミルペルオキシネオデカン酸塩、tert−ブチルペル−3,5,5−トリ−メチルヘキサノエート、アセチルシクロヘキシルスルホニルペルオキシド、ジラウリルペルオキシド、ジベンゾイルペルオキシド、及びtert−アミルペルネオデカノエートである。好ましいアゾ化合物には、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、及び2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチル−バレロニトリル)、特に水溶性アゾ開始剤、例えば、2,2’−アゾビス−{2−[1−(2−ヒドロキシエチル)−2−イミダゾリン−2−イル]プロパン}ジヒドロクロリド、2,2’−アゾビス−(2−アミジノプロパン)ジヒドロクロリド、2,2’−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]ジヒドロクロリド、及び2,2’−アゾビス[2−(5−メチル−2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]ジヒドロクロリドが挙げられる。2,2’−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]ジヒドロクロリド及び2,2’−アゾビス[2−(5−メチル−2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]ジヒドロクロリドに極めて特定の選好が付与される。
本明細書に記載の幾つかの実施形態について、過硫酸塩(例えば、ペルオキソ二硫酸ナトリウム、ペルオキソ二硫酸カリウム、及びペルオキソ二硫酸アンモニウム)、ヒドロペルオキシド(例えば、t−ブチルヒドロペルオキシド及びクメンヒドロペルオキシド)、並びにアゾ化合物(例えば、2,2’−アゾビス−2−アミジノプロパン塩酸塩、例えば、VA−044、V−50、及びV−501(すべてWako Pure Chemical Industries Ltd.により製造される)、及びFe2+の混合物)、並びに過酸化水素、又は過酸化水素及びアスコルビン酸が有用であり得る。後者が、本明細書で使用するための好ましい開始剤系であり得る。一実施形態では、2つ以上の重合開始剤の混合物、例えば、上述のアゾ化合物の類の一つ、及びペルオキソ又はペルオキシド化合物の類の一つが使用される。これは、迅速な重合を保証すると考えられる。例えば、米国公開第US2008/242817号に記載されるように、アゾ化合物開始剤又は酸化還元開始剤の使用は、重合の速度を指示するために有益である。
開始剤化合物又は系は、例えば、少なくとも0.1重量%の重合性モノマー若しくはオリゴマー、又は例えば、少なくとも0.3重量%若しくは少なくとも0.5重量%、又は少なくとも0.7重量%、典型的に、最大10重量%若しくは5重量%若しくは3重量%のレベルで重合反応液の上に導入されてよい。
重合速度は、使用される開始剤系の識別及び量、並びに使用される温度を通じて制御され得る。
例えば、TMEDA(N,N,N’,N’テトラメチルエチレンジアミン)等の重合触媒も存在し得る。
重合性モノマー/オリゴマーの重合は、高度に発熱性であってよく、したがって、重合液は、重合中に冷却され得る。
吸水性SMCポリマー及びそれを用いる吸収性物品
本発明はまた、例えば、本明細書に記載される重合水溶液を用いて得られる、又は本明細書において前記液体を使用する方法により得られる、吸水性表面改質されたクレイ結合ポリカルボン酸及び/又はポリカルボキシレートポリマーにも関し、本明細書において吸水性SMCポリマーと呼ばれる。
本明細書で使用される「吸水性ポリマー」又は「吸水性SMCポリマー」は、本明細書に記載されるCRC方法により測定されるように、ポリマー1グラム当たり少なくとも10グラムの生理食塩水(脱ミネラル化水中0.9%の生理食塩溶液)を吸収及び保持し得るポリマーのことをいう。明らかにSMCポリマーは、尿、血液等の他の水溶液も同様に吸収する。前記CRCは、少なくとも20g/g、30g/g、又は少なくとも40g/gであることが好ましい場合がある。上限は、例えば、最大150g/g、又は最大100g/gであり得る。
本明細書に記載の吸水性SMCポリマーは、典型的に、例えば、それらは前記生理食塩水を吸収することにより、脱ミネラル化水中0.9%の生理食塩溶液中で膨張するように、水膨潤性、すなわち、水ゲル化し、それによりゲルを形成し得る。明らかに、本明細書に記載のポリマーは、尿及び血液のような他の液体中でも膨張する。
前記表面改質されたクレイ小板は、前記ポリマーの間に架橋点を形成し、それにより前記ポリマーを結合する。典型的に、実質的にすべての前記ポリマーは、前記重合反応中に少なくとも1つ、典型的に複数の表面改質されたクレイ小板に結合され、これは、以下に記載される方法により得られるSMCポリマーの抽出可能なレベルを決定することにより特徴付けられてもよい。SMCポリマーの抽出可能なレベルは、好ましくは15%未満(前記ポリマーの重量で)、好ましくは10%未満、及び最も好ましくは6%未満であり、更には3%未満の抽出可能物であり得る。
幾つかの実施形態では、ポリマーが、表面改質化合物を用いて、共有結合及び/又はイオン結合を用いて、例えば、不飽和部分又はモノマー/オリゴマー/ポリマーのカルボキシ部分と反応し得る部分を有する、モノマー、オリゴマー、又はポリマーに結合することができる表面改質化合物の部分を用いて、前記クレイにも結合されることが極めて好ましい。
SMCポリマーに存在する表面改質されたクレイの量は、例えば、変形に対して必要な耐性及び/又は必要な吸収度に応じて選択されてよい。例えば、(ポリマーの重量で)0.1重量%、0.5重量%、2重量%、又は5重量%〜40重量%、30重量%、20重量%、又は10重量%の表面改質されたクレイが使用されてよい。
SMCポリマーは、ゲル、フィルム、若しくは発泡体の形態であり得、又は本明細書に記載の一実施形態では、本発明の目的で、薄片、繊維、凝集体、ブロック、顆粒、球体を含む粒子を含む、特定の形態であり得る。
得られる吸水性SMCポリマーは、水を含んでよいしたがって、得られる吸水性SMCポリマーは、ゲルの形態であり得る。吸水性SMCポリマー、又はそのゲルは、例えば、10重量%未満又は5重量%未満の液体(例えば、水)を含む、乾燥吸水性SMCポリマー、例えば、その粒子を得るように更に処理、例えば、乾燥されてよい。代替又は追加として、吸水性SMCポリマーは、例えば、従来の粒子形成工程、例えば、湿式研削及び乾燥、又は研削及び任意に乾燥、並びに任意に所望の粒径画分/範囲を得るための後次のふるい分けにより、更に処理されて、粒子状吸水性SMCポリマーを得てもよい。
粒子状の吸水性SMCポリマーは、例えば、EP−A−0691133に記載される方法により測定され得るように、最大1mm、更には10マイクロメートル〜1mmの間、又は好ましくは50μm〜800μmの間の質量メジアン粒径を有する粒子の形態であってよい。
本発明の一実施形態では、粒子の少なくとも80重量%は、10μm〜1200μm又は更には50μm〜800μmの間の粒径、及び100若しくは200〜800μm若しくは600μmの間の質量メジアン粒径を有する。
吸水性SMCポリマー又はその粒子は、表面架橋及び/又は有機及び/若しくは無機材料を用いたダスティング、及び/又は無機及び/若しくは有機材料を用いたコーティング等の表面処理により更に処理されてよい。
重合反応は、重合中に有機架橋化合物も展開し得るが、本明細書に記載の幾つかの実施形態では、重合反応は、いずれの有機架橋化合物も存在しない。いずれの場合も、重合後に、例えば、ポリマー表面を表面架橋するために、有機架橋剤が添加されてよい。
本明細書に記載される吸水性SMCポリマー、又は本明細書に記載されるその粒子は、吸収性物品において有用である。したがって、本発明の別の態様では、吸収性物品又は典型的に使い捨て吸収性物品が提供され、本明細書に記載される吸水性SMCポリマー、又は本明細書に記載されるその粒子を含む。
本明細書に記載の使い捨て吸収性物品は、体液を吸収するように、ユーザの身体に対して配設される物品を含み、そのような物品には、これらに限定されないが、おむつ等のユーザの下部胴体の周囲に締結される物品(締結具付き幼児(例えば、乳児又はよちよち歩きの幼児)用おむつ、トレーニングパンツ、成人用失禁おむつ及び成人用失禁パンツも含む)、成人用失禁パッド、おむつライナー、又はおむつインサート等の物品、並びに生理用ナプキン、パンティーライナー、及びタンポン等を含む婦人衛生物品も含む。
本明細書に記載の吸収性物品は、例えば、本明細書に記載されるSMCポリマーを含む吸収性構造、例えば、吸収性コアを含み、又は好ましくは、パルプ、接着剤、不織布材料等の追加の成分を含んでよい。例えば、吸収性構造は、発泡体、フィルム、織布ウェブ、及び/又は不織布ウェブ等の1つ以上の支持材料又はラッピング材料を含んでもよい。好ましくは、特に吸収性構造が上記の吸収性物品の貯蔵層である場合、又は吸収性構造が貯蔵層として機能する層を含む場合、その構造又は層は、その構造の可能な他の成分と比較して、大量の本明細書に記載のSMCポリマーを含み、好ましくは、SMCポリマーは、構造の50重量%を超えるか、更には70重量%を超えるか、更には80重量%を超え、又は更には90重量%を超えるレベルで存在する。本明細書に記載の吸収性構造は、非吸収性繊維等の構造剤又はマトリックス剤、及び/又は熱可塑性接着剤等の熱可塑性成分、若しくは例えば、非吸収性繊維熱可塑性接着剤成分を含んでもよい。吸収性構造は、代替又は追加として、SMCポリマーの不動化のためのマトリックスを提供することができる、エアフェルト材料セルロース繊維等の吸収性繊維材料を含んでよい。
しかしながら、吸収性構造が液体貯蔵層である場合、又は吸収性構造が1つ以上の液体貯蔵層を含む場合、前記液体構造又は前記液体貯蔵層は、大量の本明細書に記載のSMCポリマーを含み、ほんのわずかな吸収剤(セルロース)繊維を含み、又は含まず、例えば、好ましくは、構造の40重量%未満、又は前記吸収性繊維(セルロース)材料の(前述の構造の)20重量%未満、10重量%未満、若しくは5重量%未満、並びに/又は好ましくは本明細書に記載のSMCポリマーの(構造の)50重量%未満、70重量%超、80重量%超、若しくは90重量%超を含むことが好ましい場合がある。好ましくは、SMCポリマー対いずれか任意の吸収剤若しくは非吸収性繊維、又は他のマトリックス薬剤の重量比は、少なくとも1:1、好ましくは少なくとも3:2、少なくとも2:1、少なくとも3:1、又は少なくとも4:1である。
好ましくは、吸収性構造は、少なくともSMCポリマー(SMCポリマーを含む部分)をラップするラッピング材料、いわゆるコアラップ材料を含む。好ましい一実施形態では、コアラップ材料は、ユーザの皮膚から上層と下層とを含み、後者は、ユーザの皮膚から最も遠くにあり、コアラップ材料は、上層及び/又は下層の全体として、例えば、スパンボンド、メルトブロウン、及び/又はカード不織材等の不織布材料から提供され得る。好ましい材料の一つは、スパンボンド層と、メルトブロウン層と、もう一つのスパンボンド層とを含む、いわゆるSMS材料である。
本発明の好ましい実施形態では、吸収性構造は、ラッピング材料である本明細書に記載のSMCポリマーと、非吸収性繊維の形態であり得る、熱可塑性材料及び/又は接着剤及び/又は熱可塑性接着剤と、を含む。
本明細書で好ましい使い捨て吸収性物品は、トップシートとバックシートとを有し、そのそれぞれが、前部と、後部と、それらの間に位置決めされる股部とを有する。本発明のSMCポリマーを有する吸収性構造は、典型的に、トップシートとバックシートとの間に位置決めされる。好ましいバックシートは、蒸気透過性であるが、液体不透過性である。好ましいトップシート材料は、少なくとも部分的に親水性であり、また、いわゆる有孔トップシートも好ましい。
これらの好ましい吸収性物品は、典型的に、液体不透過性(しかし、好ましくは空気又は水蒸気透過性)バックシート、バックシートに接合した、ないしは別の方法で関連付けられた流体透過性トップシートを含む。このような物品は、当該技術分野において周知であり、本明細書全体を通じて言及される様々な文献に詳細に開示されている。
本明細書で好ましいおむつ及びトレーニングパンツは、当該技術分野において既知のように、1組以上の脚弾性部及び/又はバリアレッグカフを有する。
本明細書で参照される試験方法
測定は、特に明記しない限り、周囲温度23±2℃、相対湿度50±10%で行われるべきである。
含水率
含水量は、ポリマーを105℃で3時間乾燥し、乾燥後のポリマーの重量減少によって含水量を決定することを伴うEdana試験番号ERT 430.1−99(1999年2月)によって決定することができる。
遠心保持容量(CRC)
本明細書で参照される遠心分離保持能は、EDANA(ヨーロッパ使い捨て及び不織布協会(European Disposables and Nonwovens Association))推奨試験方法No.441.2−02「遠心分離保持能」によって測定される。
抽出可能物
吸水性ポリマー粒子の抽出可能な画分は、EDANA(ヨーロッパ使い捨て及び不織布協会)推奨試験方法No.470.2−02「抽出可能物」に従って決定される。
EDANA試験方法は、例えば、ヨーロッパ使い捨て品及び不織布協会(Avenue Eugene Plasky 157,B−1030 Brussels,Belgium)で入手可能である。
本明細書に開示される寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限定されるものとして理解されるべきではない。それよりむしろ、特に規定がない限り、こうした各寸法は、列挙された値とその値周辺の機能的に同等の範囲との両方を意味することを意図している。例えば、「40ミリメートル」として開示される寸法は、「約40ミリメートル」を意味するものである。
相互参照される、又は関連するすべての特許又は特許出願を含む、本願に引用されるすべての文書を、特に除外すること又は限定することを明言しないかぎりにおいて、その全容にわたって本願に援用するものである。いずれの文献の引用も、こうした文献が本願で開示又は特許請求されるすべての発明に対する先行技術であることを容認するものではなく、また、こうした文献が、単独で、あるいは他のすべての参照文献とのあらゆる組み合わせにおいて、こうした発明のいずれかを参照、教示、示唆又は開示していることを容認するものでもない。更に、本文書において、用語の任意の意味又は定義の範囲が、参考として組み込まれた文書中の同様の用語の任意の意味又は定義と矛盾する場合には、本文書中で用語に割り当てられる意味又は定義に準拠するものとする。
本発明の特定の実施形態が例示され記載されてきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には自明であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正を添付の特許請求の範囲で扱うものとする。

Claims (16)

  1. 吸水性の表面改質されたクレイ結合ポリカルボン酸及び/又はポリカルボキシレートポリマーであって、
    a)i)均一に分散した、対向する基底小板表面及び小板エッジを有するクレイ小板と、ii)溶解又は均一に分散した、カルボン酸基及び/若しくはカルボキシレート基を含む重合性モノマー、並びに/又は前記モノマーのうちの1つ以上の重合性オリゴマーと、を含む重合反応水溶液を得る工程であって、
    前記水溶液が、6以下のpHを有し、かつ前記クレイ小板の前記基底表面が、表面改質化合物で改質される、工程と、
    b)工程a)の前記液体中で前記モノマー及び/又はオリゴマーの重合を開始する工程と、を含む重合反応により得られる吸水性の表面改質されたクレイ結合ポリカルボン酸及び/又はポリカルボキシレートポリマー。
  2. 吸水性の表面改質されたクレイ結合ポリカルボン酸ポリマー及び/又はポリカルボキシレートポリマーを製造するための方法であって、
    a)i)均一に分散した、対向する基底小板表面及び小板エッジを有するクレイ小板と、ii)溶解又は均一に分散した、カルボン酸基及び/若しくはカルボキシレート基を含む重合性モノマー、並びに/又は前記モノマーのうちの1つ以上の重合性オリゴマーと、を含む重合反応水溶液を得る工程であって、
    前記水溶液が、6以下のpHを有し、かつ前記クレイ小板の前記基底表面が、1つ以上の表面改質化合物で改質される、工程と、
    b)重合開始剤系を得る工程と、
    c)前記a)の液体を前記b)の重合開始剤系と組み合わせて、前記モノマー及び/又はオリゴマーを重合させる工程と、を含む、方法。
  3. 前記ポリマー中の少なくとも20モル%の前記重合されたモノマー及び/若しくはオリゴマーが、それぞれ、カチオン性対イオンを持つカルボキシレート基を有し、又は少なくとも20モル%の前記重合性モノマー及び/若しくは前記重合性オリゴマーが、前記反応液中で中和される、請求項1又は2に記載の吸水性の表面改質されたクレイ結合ポリカルボン酸ポリマー及び/若しくはポリカルボキシレートポリマー、又は方法。
  4. 前記反応液が、モノマーを含み、前記モノマーが、アクリル酸及び/又はアクリレート塩であり、前記ポリマーが、ポリアクリル酸ポリマー及び/又はポリアクリレートポリマーである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の吸水性の表面改質されたクレイ結合ポリカルボン酸ポリマー及び/若しくはポリカルボキシレートポリマー、又は方法。
  5. 前記1つ以上の表面改質化合物が、クレイ小板の基底小板に結合することが可能なカチオン性部分を有し、好ましくは前記化合物が、アニオン性部分及び/又は1つ以上のヒドロキシル基も有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の吸水性の表面改質されたクレイ結合ポリカルボン酸ポリマー及び/若しくはポリカルボキシレートポリマー、又は方法。
  6. 前記1つ以上の表面改質化合物が、前記重合性モノマー又は重合性オリゴマーに共有結合することが可能な不飽和部分を含み、及び/又は前記表面改質化合物が、前記モノマー、オリゴマー、又はポリマーの前記カルボキシ部分に共有結合又はイオン結合することが可能な部分を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の吸水性の表面改質されたクレイ結合ポリカルボン酸ポリマー及び/若しくはポリカルボキシレートポリマー、又は方法。
  7. 前記1つ以上の表面改質化合物が、前記小板表面を立体的に障害する1つ以上の化合物であり、前記化合物が、少なくとも10オングストローム(A)の長さを有し、好ましくは、前記化合物が、少なくとも6個の炭素原子の炭素鎖を含む少なくとも1つの部分を有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の吸水性の表面改質されたクレイ結合ポリカルボン酸ポリマー及び/若しくはポリカルボキシレートポリマー、又は方法。
  8. 前記1つ以上の表面改質化合物が、1つ以上のオリゴ−アルキレンオキシド(AE)部分、好ましくは、1つ以上のオリゴ−エチレンオキシド部分を有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の吸水性の表面改質されたクレイ結合ポリカルボン酸ポリマー及び/若しくはポリカルボキシレートポリマー、又は方法。
  9. 前記表面改質化合物が、1つ以上のアルキル化された窒素部分及び/又はアルコキシル化された窒素部分を有する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の吸水性の表面改質されたクレイ結合ポリカルボン酸ポリマー及び/若しくはポリカルボキシレートポリマー、又は方法。
  10. 前記1つ以上の表面改質化合物が、オリゴ−若しくはポリ−エチレンイミン、オリゴ−若しくはポリ−エチレンジアミン、又はエチレンジアミン、又はこれらのうちのいずれかの誘導体、及びそれらの混合物、好ましくは、ヘキサメチレンジアミン若しくはエチレンジアミン、又はそれらの誘導体、又はそれらの混合物を含み、又はそれらである、請求項1〜9のいずれか一項に記載の吸水性の表面改質されたクレイ結合ポリカルボン酸ポリマー及び/若しくはポリカルボキシレートポリマー、又は方法。
  11. 前記ポリマーが、それぞれ、有機架橋化合物により更に架橋され、又は前記重合性反応液が、有機架橋化合物を含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の吸水性の表面改質されたクレイ結合ポリカルボン酸ポリマー及び/若しくはポリカルボキシレートポリマー、又は方法。
  12. 前記クレイ小板が、
    i)リン酸化化合物であって、好ましくは、リン酸化塩、縮合リン酸塩、その誘導体及びその酸形態、ホスホン酸、その誘導体及びその塩、並びにそれらの組み合わせからなる群から選択される、リン酸化化合物、
    ii)前記式SiRIIIIIIVのシラン化化合物であって、R、RII、RIII、RIV部分がそれぞれ、サブグループa)アルキル、アリール、O−アルキル(アルコキシ)、N−アルキル、アルケン、アルケニル、及びb)水素、ハロゲン化物、及びc)ヒドロキシ、カルボキシ含有部分、エポキシ含有部分、イソシアノ含有部分からなる群から選択され、但し、前記部分のうちの少なくとも1つかつ最大3つが、前記サブグループa)から選択され、前記部分のうちの少なくとも1つかつ最大3つが、前記サブグループc)から選択され、前記部分の最大1つが前記サブグループb)から選択されるものとする、シラン化化合物;
    ii)フッ素化化合物であって、好ましくは、MF塩であり、Mが、一価カチオンである、フッ素化化合物、
    又は上記のいずれかの混合物からなる群から選択される1つ以上のエッジ改質化合物により改質されるエッジを有する、請求項1〜11のいずれか一項に記載の吸水性の表面改質されたクレイ結合ポリカルボン酸ポリマー及び/若しくはポリカルボキシレートポリマー、又は方法。
  13. 前記pHが、3.0〜5.0の範囲内である、請求項1〜12のいずれか一項に記載の吸水性の表面改質されたクレイ結合ポリカルボン酸ポリマー及び/若しくはポリカルボキシレートポリマー、又は方法。
  14. 前記吸水性の表面改質されたクレイ結合ポリアクリレートポリマー及び/若しくはポリアクリル酸ポリマーを製造するのに適した重合性反応水溶液を製造するための方法であって、
    i.a)アクリル酸及び/若しくはアクリレート塩モノマー、又はそのオリゴマーの水溶液又は分散液である、第1の水性混合物を得る工程と、
    i.b)クレイ又はクレイ分散液を得る工程と、
    i.c)クレイ小板の基板、又はその分散液若しくは溶液に結合することができるカチオン性部分を有する表面改質化合物を得る工程と、
    i.d)A.前記i.a)の溶液又は分散液と、前記i.b)のクレイ又はクレイ分散液とを最初に組み合わせた後、この混合物を前記i.c)の表面改質化合物又は分散液若しくは溶液と組み合わせる工程、又は
    B.前記i.a)の溶液又は分散液と、前記i.b)のクレイ又はクレイ分散液と、前記i.c)の表面改質化合物又は分散液若しくは溶液とを同時に組み合わせる工程、又は
    C.前記i.b)のクレイ又はクレイ分散液と、前記i.c)の表面改質化合物又は分散液若しくは溶液とを組み合わせ、かつ、その表面改質クレイ又は分散液を、前記i.a)の溶液又は分散液と組み合わせる工程、
    i.e)少なくとも工程i.d)A、i.d)B、又はi.d)Cにおいて、超音波又はせん断力混合する工程と、を含み、
    6以下のpHを有し、前記重合性モノマー、重合性オリゴマー、及び/又はそれらの混合物を含み、かつ均一に分散された、改質された基底表面を持つクレイ小板を有する、前記重合反応水溶液を得る、方法。
  15. i)均一に分散した、対向する基底小板表面及び小板エッジを有するクレイ小板と、ii)溶解又は均一に分散した、アクリル酸モノマー及び/若しくはアクリル酸塩モノマー、並びに/又は1つ以上の前記モノマーの重合性オリゴマーと、を含み、前記水溶液が6以下のpHを有し、かつ前記クレイ小板の基底表面が、クレイ小板の基底表面に結合することができるカチオン性部分を有する表面改質化合物で改質される、工程14に記載の方法により得られる重合反応水溶液。
  16. 請求項1〜13のいずれか一項に記載の表面改質されたクレイ結合ポリマーを含む、着用者により着用される、使い捨て吸収性物品。
JP2013543415A 2010-12-15 2011-12-14 吸水性表面改質されたクレイ結合ポリマー Active JP5897598B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP10195087.1A EP2465547B1 (en) 2010-12-15 2010-12-15 Method for making water-absorbent modified clay-linked polymers
EP10195087.1 2010-12-15
PCT/US2011/064889 WO2012082884A1 (en) 2010-12-15 2011-12-14 Water-absorbent surface-modified-clay linked polymers

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015052300A Division JP6073399B2 (ja) 2010-12-15 2015-03-16 吸水性表面改質されたクレイ結合ポリマー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014500366A true JP2014500366A (ja) 2014-01-09
JP5897598B2 JP5897598B2 (ja) 2016-03-30

Family

ID=43901058

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013543415A Active JP5897598B2 (ja) 2010-12-15 2011-12-14 吸水性表面改質されたクレイ結合ポリマー
JP2015052300A Active JP6073399B2 (ja) 2010-12-15 2015-03-16 吸水性表面改質されたクレイ結合ポリマー

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015052300A Active JP6073399B2 (ja) 2010-12-15 2015-03-16 吸水性表面改質されたクレイ結合ポリマー

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9518134B2 (ja)
EP (1) EP2465547B1 (ja)
JP (2) JP5897598B2 (ja)
CN (2) CN105056293B (ja)
CA (1) CA2821417A1 (ja)
WO (1) WO2012082884A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014504317A (ja) * 2010-12-15 2014-02-20 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 吸水性のエッジ改質されたクレイ結合ポリマー
JP2017014329A (ja) * 2015-06-29 2017-01-19 富士フイルム株式会社 平板状粒子とそれを含むハードコート層形成用組成物、フィルム、偏光板保護フィルム、偏光板及び液晶表示装置
US9751995B2 (en) 2014-08-04 2017-09-05 Lg Chem, Ltd. Superabsorbent polymer and a preparation method thereof
US10258962B2 (en) 2014-08-04 2019-04-16 Lg Chem, Ltd. Superabsorbent polymer and method for preparing the same
US10981146B2 (en) 2015-01-23 2021-04-20 Lg Chem, Ltd. Super-absorbent polymer and method for preparing same

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2465547B1 (en) * 2010-12-15 2017-03-08 The Procter and Gamble Company Method for making water-absorbent modified clay-linked polymers
WO2016021899A1 (ko) * 2014-08-04 2016-02-11 주식회사 엘지화학 고흡수성 수지 제조용 표면 개질 나노클레이 및 고흡수성 수지 제조용 중화액
KR102075736B1 (ko) 2016-06-21 2020-02-10 주식회사 엘지화학 고흡수성 수지의 제조 방법 및 고흡수성 수지
WO2018074669A2 (ko) 2016-10-19 2018-04-26 주식회사 엘지화학 고흡수성 수지
CN108779198B (zh) 2016-10-19 2020-09-22 株式会社Lg化学 超吸收性聚合物
US10669382B2 (en) 2016-10-19 2020-06-02 Lg Chem, Ltd. Super absorbent polymer
KR102103000B1 (ko) 2016-10-19 2020-04-21 주식회사 엘지화학 고흡수성 수지의 제조 방법
WO2018135629A1 (ja) * 2017-01-23 2018-07-26 住友精化株式会社 吸水性樹脂の製造方法
US10875985B2 (en) 2017-04-19 2020-12-29 The Procter & Gamble Company Superabsorbent polymer particles comprising one or more than one area(s) with clay platelets and at least two distinct areas substantially free of clay platelets
EP3391960B1 (en) * 2017-04-19 2023-11-22 The Procter & Gamble Company Superabsorbent polymer particles comprising one, or more than one area(s) with clay platelets and at least two distinct, non-adjacent areas with no clay platelets
JP6899434B2 (ja) * 2017-06-09 2021-07-07 花王株式会社 表面処理用組成物
CN115650448B (zh) * 2022-02-15 2023-05-16 扬州工业职业技术学院 一种基于改性硅藻土的复合絮凝剂及其应用
WO2024006847A2 (en) * 2022-06-29 2024-01-04 University Of Pittsburgh - Of The Commonwealth System Of Higher Education Sorbent with gas-permeable and hydrophobic membrane
CN117017626A (zh) * 2023-08-12 2023-11-10 广东美登新材料科技有限公司 一种成人纸尿裤用ab组合芯体及其制备方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005247963A (ja) * 2004-03-03 2005-09-15 Kawamura Inst Of Chem Res 高分子ヒドロゲルの製造方法
JP2009046553A (ja) * 2007-08-17 2009-03-05 Kawamura Inst Of Chem Res カルボン酸基又はスルホン酸基を有する有機無機複合ヒドロゲルの製造方法
JP2009149759A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 Kawamura Inst Of Chem Res カチオン性有機・無機複合ヒドロゲルの製造方法
WO2010037890A1 (es) * 2008-10-01 2010-04-08 Nanobiomatters, S. L. Materiales nanocompuestos con propiedades de barrera a la radiación electromagnética y procedimiento para su obtención
JP2011213793A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Kawamura Institute Of Chemical Research 有機無機複合ヒドロゲルの製造方法

Family Cites Families (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3068185A (en) * 1958-06-13 1962-12-11 Minerals & Chem Philipp Corp Method for preparing aqueous dispersions of clay coated with polymers of ethylenically unsaturated monomers and aqueous film forming compositions produced thereby
US4412018A (en) * 1980-11-17 1983-10-25 Nl Industries, Inc. Organophilic clay complexes, their preparation and compositions comprising said complexes
US4885161A (en) * 1987-03-11 1989-12-05 Medi-Tech International Corporation Wound dressings in gelled paste form
DE4135013C2 (de) 1991-10-23 2000-07-27 Linde Ag Hydraulisches Antriebssystem
US5767213A (en) * 1992-05-29 1998-06-16 The Dow Chemical Company Direct application of surface treatment to absorbent polymers
JP3389620B2 (ja) * 1992-12-10 2003-03-24 株式会社豊田中央研究所 アクリル樹脂組成物
JP2811540B2 (ja) * 1993-10-20 1998-10-15 呉羽化学工業株式会社 ガスバリヤー性フィルム及びその製造方法
DE69422030T3 (de) 1994-07-05 2004-04-22 The Procter & Gamble Company, Cincinnati Absorbierendes quellbares Material enthaltend eine trockene Mischung von wenigstens zwei verschiedenen Typen von Hydrogel formenden Partikeln und Verfahren zu seiner Herstellung
CN1155250A (zh) * 1994-08-01 1997-07-23 伦纳德·珀尔斯坦恩 高效超吸水剂和具有吸水剂的吸水装置
US6610780B1 (en) * 1999-05-26 2003-08-26 Alberta Research Council Inc. Networked polymer/clay alloy
ATE255661T1 (de) * 1999-05-26 2003-12-15 Alberta Res Council Verstärkter verbundwerkstoff aus vernetzter polymer/ton legierung
BR0113999A (pt) * 2000-09-21 2003-08-12 Rohm & Haas Processo para preparar uma dispersão polimérica aquosa nanocompósita de argila, dispersão nanocompósita aquosa, espessador, dispersante, aglutinante, composição de tinta flexográfica, verniz de sobre impressão, modificador de pó de cimento seco, semente polimérica nanocompósita de argila, composição polimérica nanocompósita de argila, e, método para preparar uma pluralidade de partìculas poliméricas nanocompósitas de argila ocas
US20030105208A1 (en) * 2001-10-23 2003-06-05 Helena Twardowska Thermosetting inorganic clay nanodispersions and their use
US6790896B2 (en) * 2002-03-18 2004-09-14 The University Of Chicago Composite materials with improved phyllosilicate dispersion
US20050245393A1 (en) * 2002-08-23 2005-11-03 Norbert Herfert Superabsorbent polymers and method of manufacturing the same
WO2004018005A1 (en) * 2002-08-23 2004-03-04 Basf Aktiengesellschaft Superabsorbent polymers and method of manufacturing the same
US7022299B2 (en) * 2002-10-15 2006-04-04 National Chung-Hsing University Exfoliative clay and derivative thereof and method for producing the same
EP1514843A1 (en) * 2003-09-15 2005-03-16 Engelhard Corporation Synthetic organoclay materials
ATE393204T1 (de) * 2004-02-03 2008-05-15 Procter & Gamble Zusammensetzung zum waschen oder behandeln von wäsche
US20060199889A1 (en) * 2005-03-02 2006-09-07 Hunter Douglas L Silanated clay compositions and methods for making and using silanated clay compositions
US20060199890A1 (en) * 2005-03-02 2006-09-07 Southern Clay Products, Inc. Nanocomposites including modified fillers
DE102005044035A1 (de) 2005-09-14 2007-03-15 Basf Ag Verfahren zum Vertropfen von Flüssigkeiten
FR2897870A1 (fr) * 2006-02-27 2007-08-31 Cray Valley S A Sa Dispersion aqueuse de polymere nanocomposite a base de silice
EP1837348B9 (en) * 2006-03-24 2020-01-08 Nippon Shokubai Co.,Ltd. Water-absorbing resin and method for manufacturing the same
US7750070B2 (en) * 2006-12-19 2010-07-06 The Goodyear Tire & Rubber Company Process for production of clay nanocomposite
CN101808730A (zh) 2007-09-27 2010-08-18 Sca卫生用品公司 粘土连接的聚合物凝胶
US8222477B2 (en) * 2008-10-20 2012-07-17 Evonik Stockhausen, Llc Superabsorbent polymer containing clay, particulate, and method of making same
BR112012027407B1 (pt) * 2010-04-26 2020-04-07 Nippon Catalytic Chem Ind resina absorvedora de água tipo ácido poliacrílico (sal), material sanitário contendo a mesma, método para produzir e identificar a mesma e método para produzir ácido poliacrílico (sal)
EP2465546B1 (en) * 2010-12-15 2015-01-14 The Procter and Gamble Company Water-absorbent modified clay linked polymers
EP2465547B1 (en) * 2010-12-15 2017-03-08 The Procter and Gamble Company Method for making water-absorbent modified clay-linked polymers
US8999884B2 (en) * 2011-06-01 2015-04-07 The Procter & Gamble Company Absorbent structures with coated water-absorbing material
US20150307667A1 (en) * 2012-12-03 2015-10-29 Nippon Shokubai Co., Ltd. Polyacrylic acid (salt)-based water absorbent resin, and method for producing polyacrylic acid (salt)-based water absorbent resin

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005247963A (ja) * 2004-03-03 2005-09-15 Kawamura Inst Of Chem Res 高分子ヒドロゲルの製造方法
JP2009046553A (ja) * 2007-08-17 2009-03-05 Kawamura Inst Of Chem Res カルボン酸基又はスルホン酸基を有する有機無機複合ヒドロゲルの製造方法
JP2009149759A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 Kawamura Inst Of Chem Res カチオン性有機・無機複合ヒドロゲルの製造方法
WO2010037890A1 (es) * 2008-10-01 2010-04-08 Nanobiomatters, S. L. Materiales nanocompuestos con propiedades de barrera a la radiación electromagnética y procedimiento para su obtención
JP2011213793A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Kawamura Institute Of Chemical Research 有機無機複合ヒドロゲルの製造方法

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6015018763; Wen-Fu Lee, Yung-Chu Chen: 'Preparation of Reactive Mineral Powders Used for Poly(sodium acrylate) Composite Superabsorbents' Journal of Applied Polymer Science Vol. 97, No. 3, 2005, pp. 855-861, Wiley Periodicals, Inc. *

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014504317A (ja) * 2010-12-15 2014-02-20 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 吸水性のエッジ改質されたクレイ結合ポリマー
JP2016020499A (ja) * 2010-12-15 2016-02-04 ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー 吸水性のエッジ改質されたクレイ結合ポリマー
US9751995B2 (en) 2014-08-04 2017-09-05 Lg Chem, Ltd. Superabsorbent polymer and a preparation method thereof
KR101790241B1 (ko) * 2014-08-04 2017-10-26 주식회사 엘지화학 고흡수성 수지 및 이의 제조 방법
US10258962B2 (en) 2014-08-04 2019-04-16 Lg Chem, Ltd. Superabsorbent polymer and method for preparing the same
US10981146B2 (en) 2015-01-23 2021-04-20 Lg Chem, Ltd. Super-absorbent polymer and method for preparing same
US11654416B2 (en) 2015-01-23 2023-05-23 Lg Chem, Ltd. Method for preparing super-absorbent polymer
JP2017014329A (ja) * 2015-06-29 2017-01-19 富士フイルム株式会社 平板状粒子とそれを含むハードコート層形成用組成物、フィルム、偏光板保護フィルム、偏光板及び液晶表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5897598B2 (ja) 2016-03-30
CN103260658B (zh) 2015-11-25
WO2012082884A1 (en) 2012-06-21
CN105056293A (zh) 2015-11-18
JP6073399B2 (ja) 2017-02-01
JP2015147932A (ja) 2015-08-20
CN103260658A (zh) 2013-08-21
EP2465547A1 (en) 2012-06-20
CN105056293B (zh) 2018-02-02
CA2821417A1 (en) 2012-06-21
US9518134B2 (en) 2016-12-13
EP2465547B1 (en) 2017-03-08
US20120157623A1 (en) 2012-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6073399B2 (ja) 吸水性表面改質されたクレイ結合ポリマー
JP6195876B2 (ja) 吸水性のエッジ改質されたクレイ結合ポリマー
EP2277557B1 (en) Coated superabsorbent polymer particles and processes therefore
JP2010501698A (ja) 優れたゲル完全性、吸収能力、および透過性を有する超吸収性ポリマー
US11384221B2 (en) Absorbent core having water-absorbing polymer particles
JPH0788171A (ja) 紙おむつ用吸収剤組成物
WO2009041870A1 (en) Claylinked polymer gels
WO2018194782A1 (en) Agglomerated superabsorbent polymer particles having a specific size ratio
JP5179044B2 (ja) ドライ感に優れる薄型高吸収性複合体およびその製法
JP4863830B2 (ja) 布ライクな高速吸収性複合体およびその製法
US10767029B2 (en) Agglomerated superabsorbent polymer particles comprising clay platelets with edge modification and/or surface modification
EP3391963B1 (en) Process to prepare agglomerated superabsorbent polymer particles comprising clay platelets with edge modification and/or surface modification
US11053370B2 (en) Agglomerated superabsorbent polymer particles having a specific size ratio
WO2011011206A1 (en) Super absorbent polymer composite particles and processes therefore

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130611

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140507

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20140730

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140806

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141027

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20141121

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150316

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20150326

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150515

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150814

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160302

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5897598

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250