JP2014241279A - 電極合材 - Google Patents

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Abstract

【課題】内部短絡等の不具合が生じ難く、かつ優れた電池性能が得られる電極材を製造できる電極合材を提供する。【解決手段】BET比表面積が350〜650m2/gで、かつDBP吸油量が270〜340cm3/100gであり、さらにJIS K6217−6に記載の凝集体径の測定方法により測定される、モード径(Dmod)に対するD90径(D90)の比D90/Dmodが1.90〜2.20であるカーボンブラックと、複合金属酸化物と、バインダー樹脂とを含有することを特徴とする電極合材。【選択図】なし

Description

本発明は、電極合材に関する。
電池の電極材としては、例えば、集電体と、複合金属酸化物、導電材、及びバインダー樹脂を含む電極合材によって該集電体上に形成された活物質層と、を有するものが挙げられる。導電材としては、カーボンブラックが広く用いられている。優れた電池性能を得るには、カーボンブラックの導電性付与効果が優れていることが重要である。
優れた導電性を有するカーボンブラックとしては、例えば、以下に示すものが知られている。
(i)液状炭化水素(原料油)を、炉内において分子状酸素及び水蒸気の存在下に部分酸化反応させて合成ガスを製造すると同時に得られる、DBP吸油量が290〜640cm/100gのカーボンブラック(例えば、特許文献1〜4)。
(ii)液状炭化水素(原料油)を、炉内において分子状酸素及び水蒸気の存在下に部分酸化反応させて合成ガスを製造すると同時に得られる、DBP吸油量が400cm/100g以上で、かつ比表面積が1000m/g以上のカーボンブラック(例えば、特許文献5)。
しかし、前記したようなDBP吸油量が高く、優れた導電性付与効果を有するカーボンブラックは、溶剤に対する分散性が悪く、電極合材に用いると内部短絡等の不具合が生じやすいという問題がある。
一方、カーボンブラックとしては、アセチレンブラック等の溶剤への分散性に優れるものが知られている。しかし、アセチレンブラック等を用いた場合は導電性付与効果が低く、電極合材に用いると充分な電池性能が得られ難い。
特開昭60−60912号公報 特開昭60−67564号公報 特開昭60−88073号公報 特開昭60−152569号公報 特開昭60−197763号公報
本発明は、内部短絡等の不具合が生じ難く、かつ優れた電池性能が得られる電極材を製造できる電極合材を提供する。
本発明の電極合材は、下記条件(1)〜(3)を満たすカーボンブラックと、複合金属酸化物と、バインダー樹脂とを含有することを特徴とする。
(1)BET比表面積が350〜650m/gである。
(2)DBP吸油量が270〜340cm/100gである。
(3)JIS K6217−6に記載の凝集体径の測定方法により測定される、モード径(Dmod)に対するD90径(D90)の比D90/Dmodが1.90〜2.20である。
本発明の電極合材を用いれば、内部短絡等の不具合が生じ難く、かつ優れた電池性能が得られる電極材を製造できる。
モード径(Dmod)とD90径(D90)の求め方を説明するためのグラフである。
本発明の電極合材は、例えば非水系電池の電極材の形成に用いられる電極合材であって、カーボンブラックと、複合金属酸化物と、バインダー樹脂と、を含有する。
[カーボンブラック]
カーボンブラックは、下記条件(1)〜(3)を満たす。下記条件(1)〜(3)を満たすカーボンブラックは、溶剤等への分散性が良好であり、また導電性付与効果が良好で優れた電池性能を実現できる。
(1)BET比表面積が350〜650m/gである。
(2)DBP吸油量が270〜340cm/100gである。
(3)JIS K6217−6に記載の凝集体径の測定方法により測定される、モード径(Dmod)に対するD90径(D90)の比D90/Dmodが1.90〜2.20である。
カーボンブラックのBET比表面積は、350〜650m/gであり、350〜550m/gが好ましく、350〜500m/gがより好ましい。カーボンブラックのBET比表面積が下限値以上であれば、添加時に優れた電池性能が得られる。カーボンブラックのBET比表面積が上限値以下であれば、添加時のカーボンブラックの分散性が良好になり、電極材において内部短絡等の不具合が生じ難くなる。
なお、カーボンブラックのBET比表面積は、ASTM D 3037に準拠した方法で測定される。
カーボンブラックは、一次粒子が葡萄房状に連なった連鎖体からなる二次粒子で構成された粉末である。この葡萄房状連鎖体の空隙部分等にDBP(n−ジブチルフタレート)が吸収されるため、DBP吸油量はカーボンブラックが有する重要な指標値である。
カーボンブラックのDBP吸油量は、270〜340cm/100gであり、270〜320cm/100gが好ましく、285〜315cm/100gがより好ましい。カーボンブラックのDBP吸油量が下限値以上であれば、添加時に良好な導電性が得られやすい。カーボンブラックのDBP吸油量が上限値以下であれば、良好な分散性が得られやすい。
なお、カーボンブラックのDBP吸油量は、ASTM D 2414に準拠した条件で、サンプル量9gで測定される値である。
カーボンブラックは、JIS K6217−6に記載の凝集体径の測定方法により測定される、モード径(Dmod)に対するD90径(D90)の比D90/Dmodが1.90〜2.20である。
なお、D90径(D90)とは、体積基準で求めた粒度分布の全体積を100%とした累積体積分布曲線において90%となる点の粒子径、すなわち体積基準累積90%径を意味する。また、モード径(Dmod)とは、粒度分布において最も出現比率が大きい粒子径、すなわち分布の極大値における粒子径を意味する。
比D90/Dmodは、粒度分布の広がりを表す指標となる。比D90/Dmodが大きくなる、すなわち粒度分布がブロードとなると樹脂等への添加時に良好な分散性能が得られ易いが、導電性付与効果が低下する。そのため、導電性能と分散性能を両立するためには、比D90/Dmodのコントロールが重要となる。
前記比D90/Dmodは、1.90〜2.20であり、2.00〜2.20が好ましく、2.10〜2.20がより好ましい。前記比D90/Dmodが前記範囲内であれば、安定した導電性能が発現する。
カーボンブラックのDmodは、0.110〜0.140μmが好ましく、0.115〜0.135μmがより好ましい。Dmodが前記範囲内であれば、良好な分散性と導電性が両立されやすくなる。
カーボンブラックのD90は、0.230〜0.300μmが好ましく、0.250〜0.290μmがより好ましい。D90が前記範囲内であれば、良好な分散性と導電性が両立されやすくなる。
カーボンブラックとしては、良好な分散性と導電性が両立されやすい点から、前記BET比表面積が350〜550m/g、DBP吸油量が270〜320cm/100g、前記比D90/Dmodが1.90〜2.20であるカーボンブラックが特に好ましい。
カーボンブラックの平均一次粒子径は、30〜55nmが好ましく、35〜50nmがより好ましい。カーボンブラックの平均一次粒子径が下限値以上であれば、溶剤等への分散性がより良好になる。カーボンブラックの平均一次粒子径が上限値以下であれば、良好な導電性の電極合材が得られやすい。
なお、カーボンブラックの平均一次粒子径は、実施例に記載の方法により測定される値である。
カーボンブラックの揮発分は、0.8質量%以下が好ましく、0.5質量%以下がより好ましい。カーボンブラックの揮発分が上限値以下であれば、添加時に導電性能が良好な電極合材が得られやすい。
なお、カーボンブラックの揮発分は、実施例に記載の方法で測定される。
カーボンブラックの灰分は、0.05質量%以下が好ましく、0.03質量%以下がより好ましい。カーボンブラックの灰分が上限値以下であれば、安定した導電性能を発現する電極材が得られやすい。
なお、カーボンブラックの灰分は、ASTM D 1506に準拠した方法で測定される。
カーボンブラックの24M4DBP吸油量は、130〜200cm/100gが好ましく、140〜180cm/100gがより好ましい。24M4DBP吸油量が下限値以上であれば、安定した導電性能を有する電極材が得られやすい。24M4DBP吸油量が上限値以下であれば、良好な分散性を有する電極材が得られやすい。
24M4DBP吸油量は、JIS K 6217−4に記載の条件でサンプル量20gを用いて測定される。
カーボンブラックは、ヨウ素吸着量が420〜660mg/gで、かつ1質量%水溶液のpHが9〜11であることが好ましい。これにより、導電性能の安定した電極材が得られやすい。
ヨウ素吸着量は、JIS K 6217−1に記載の方法で測定される。
カーボンブラックにおけるBET比表面積に対するCTAB(セチルトリメチルアンモニウムブロマイド)吸着比表面積との比(CTAB/BET)は、0.3〜0.8が好ましく、0.6〜0.8がより好ましい。前記比(CTAB/BET)が前記範囲内であれば、添加時に安定した分散性能が得られやすい。
CTAB吸着比表面積は、JIS K 6217−3に記載の条件で測定される。
本発明の電極合材(100質量%)中のカーボンブラックの割合は、0.05〜15質量%が好ましく、0.5〜12質量%がより好ましく、1〜10質量%が更に好ましく、1.5〜8質量%が特に好ましい。前記カーボンブラックの割合が下限値以上であれば、安定した電池性能が得られやすい。前記カーボンブラックの割合が上限値以下であれば、安定した電池性能が得られやすい。また、カーボンブラックの割合を少なくすることで、電極合材内の複合金属酸化物の割合を増加させることが可能となり、エネルギー密度の向上と安定した電池性能を両立しやすくなる。
(カーボンブラックの製造方法)
カーボンブラックの製造方法としては、オイルファーネス法が挙げられる。
オイルファーネス法の具体例としては、例えば、原料油を、炉内において分子状酸素及び水蒸気の存在下に部分酸化反応させて、合成ガスを生成させると同時にカーボンブラックを製造する方法等が挙げられる。
カーボン製造炉としては、例えばLG炉、SG炉が挙げられ、特にSG炉が好ましい。
前記条件(1)〜(3)を満たすカーボンブラックを得る条件としては、原料油1トン当たりの炉内に供給される水蒸気の比(スチーム比)、原料油1トン当たりに炉内に供給される分子状酸素の比(酸素比)、単位時間当たり炉内に供給される原料油の供給量、および原料油をエマルジョン化しないことの4項目に相当する製造条件全てのコントロールが重要である。特に条件(3)を満たすためには、原料油の供給量、原料油のエマルジョン化抑制のコントロールが特に重要となる。
スチーム比は、原料油1トン当たり200〜450kg/tが好ましく、250〜300kg/tがより好ましい。スチーム比が前記範囲内であれば、条件(1)〜(3)を満たすカーボンブラックが得られやすい。
酸素比は、原料油1トン当たり500〜650Nmが好ましく、550〜600Nmがより好ましい。酸素比が前記範囲内であれば、条件(1)及び(2)を満たすカーボンブラックが得られやすい。
単位時間当たり炉内に供給される原料油の供給量は、1000〜1800kg/時間が好ましく、1200〜1600kg/時間がより好ましい。単位時間当たり炉内に供給される原料油の供給量が前記範囲内であれば、条件(1)〜(3)を満たすカーボンブラックが得られやすい。
原料油はエマルジョン化しないでフィードさせることが好ましい。これにより、条件(1)〜(3)を満たすカーボンブラックが得られやすい。
炉内温度は、1250〜1350℃が好ましく、1300〜1350℃がより好ましい。
炉内圧力は、15〜45kg/cmが好ましく、25〜35kg/cmがより好ましい。
また、得られたカーボンブラックは、窒素ガス雰囲気下で乾燥することが好ましい。乾燥温度は、300〜900℃が好ましく、350〜700℃が更に好ましく、400〜600℃が特に好ましい。乾燥温度が300℃以上であれば、揮発分が少なくなり添加時に高い導電性が得られやすい。乾燥温度が900℃以下であれば、溶剤に対する良好な分散性能が得られやすい。
原料油としては、カーボンブラックの製造に通常用いられるものを使用でき、例えば、クレオソート油等の石炭系炭化水素、エチレンボトム油(EHE油)等の石油系炭化水素等が挙げられる。これらの中でもEHE油が好ましい。
原料油のBMCI値は、100〜200が好ましく、120〜180が更に好ましく、130〜160が特に好ましい。BMCI値が100以上であれば、歩留まりが低下し難く経済面から好ましい。BMCI値が200以下であれば、原料の安定供給が容易である。
なお、原料油のBMCI値は、下式で求められる。
BMCI値=48640/K+473.7S−456.8
ただし、前記式中、Kは原料油の平均沸点であり、Sは原料油の比重である。
原料油のC/H比は、5〜20が好ましく、10〜18が更に好ましい。C/H比が5以上であれば、歩留まりが低下し難く経済面から好ましい。C/H比が20以下であれば、原料の安定供給が容易である。
原料油の不純物として、ナトリウム分は10質量ppm以下が好ましく、5質量ppm以下が更に好ましく、3質量ppm以下が特に好ましい。ナトリウム分が10質量ppm以下であれば、鉄等の金属分が生成カーボン中に多く残存することを抑制しやすい。
原料油の鉄含有量は、10質量ppm以下が好ましく、8質量ppm以下がさらに好ましく、4質量ppm以下が特に好ましい。鉄含有量が10質量ppm以下であれば、カーボン中に金属が残存して電池特性に悪影響を及ぼすことを抑制しやすい。
原料油のニッケル、銅及びマンガンの含有量は、それぞれ8質量ppm以下が好ましく、4質量ppm以下が更に好ましく、2質量ppm以下が特に好ましい。ニッケル、銅及びマンガンの含有量が8質量ppm以下であれば、カーボン中に金属が残存して電池特性に悪影響を及ぼすことを抑制しやすい。
原料油の硫黄分は、1質量%以下が好ましく、0.5質量%以下が更に好ましく、0.01質量%以下が特に好ましい。硫黄分が1質量%以下であれば、電池特性に悪影響を及ぼすことを抑制しやすい。
[複合金属酸化物]
複合金属酸化物としては、特に限定されず、電極活物質として通常用いられる複合金属酸化物を用いることができる。
複合金属酸化物としては、例えば、LiMO(但し、Mは1種以上の遷移金属を表し、0.05≦x≦1.10である。)で表されるリチウム遷移金属複合酸化物が挙げられる。Mとしては、Mn、Co又はNiの少なくとも1種が好ましい。
リチウム遷移金属複合酸化物の具体例としては、例えば、LiCoO、LiNiO、LiMnO、LiMn、LiMnO、LiMn1/2Ni1/2、LiNi1/3Co1/3Mn1/3等が挙げられる。
また、複合金属酸化物としては、例えば、LiFePO、LiFeP、LiMnPO、LiCoPO、LiNiPO、LiFeSiO、LiMnSiO、LiNiSiO、LiCoSiO等のオリビン型金属リチウム塩を用いてもよい。
本発明の電極合材に含有される複合金属酸化物は、1種でもよく、2種以上でもよい。
本発明の電極合材(100質量%)中の複合金属酸化物の割合は、70〜99.9質量%が好ましく、76〜99質量%がより好ましい。前記複合金属酸化物の割合が下限値以上であれば、安定した電池性能が得られやすい。前記複合金属酸化物の割合が上限値以下であれば、安定した電池性能が得られやすい。
[バインダー樹脂]
バインダー樹脂としては、特に限定されず、電極材に通常用いられるバインダー樹脂を用いることができる。
バインダー樹脂の具体例としては、例えば、ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系樹脂、スチレン・ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム等の不飽和結合を有する重合体等が挙げられる。
本発明の電極合材に含有されるバインダー樹脂は、1種でもよく、2種以上でもよい。
本発明の電極合材(100質量%)中のバインダー樹脂の割合は、0.05〜15質量%が好ましく、0.5〜12質量%がより好ましい。前記バインダー樹脂の割合が下限値以上であれば、安定した電池性能が得られやすい。前記バインダー樹脂の割合が上限値以下であれば、安定した電池性能が得られやすい。
[他の成分]
本発明の電極合材は、必要に応じて、カーボンブラック、複合金属酸化物及びバインダー樹脂以外の他の成分をさらに含有してもよい。
他の成分としては、例えば、界面活性剤等が挙げられる。
本発明の電極合材が他の成分を含有する場合、本発明の電極合材(100質量%)中の他の成分の割合は、0.05〜15質量%が好ましく、0.5〜12質量%がより好ましい。
本発明の電極合材を用いて電極材を製造する方法としては、特に限定されず、例えば、溶媒に溶解又は分散させたスラリーを集電体上に塗工した後に溶媒を揮発させる方法、電極合材の各成分を混練した混練物を集電体上に塗工する方法等が挙げられる。
集電体としては、電極材の集電体として通常用いられているものを用いることができ、例えば、アルミニウム、アルミニウムを主成分とする合金等からなる金属箔等が挙げられる。
溶媒としては、電極材の製造に通常用いられる溶媒を用いることができ、例えば、アルキルアルコール類(メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール等。)、アルキルケトン類(アセトン、メチルエチルケトン等。)、エーテル類(テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジグライム等。)、アミド類(ジエチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルイミダゾリジノン等。)等が挙げられる。
以上説明した本発明の電極合材を用いれば、条件(1)〜(3)を満たすカーボンブラックを用いているため、内部短絡等の不具合が生じ難く、かつ優れた電池性能が得られる電極材を製造できる。さらに、カーボンブラックを少ない量で使用しても電池性能が得られ、電極合材中の複合金属酸化物の割合を増加させることが可能となり、電池のエネルギー密度の向上が容易な電極材を製造できる。
従来から、分散性が良好なカーボンブラックとしては、アセチレンブラック等のDBP吸油量270cm/100g未満かつBET比表面積350m/g未満のカーボンブラック(以下、「カーボンブラック(a)」という。)が市販されているが、カーボンブラック(a)は電池等への添加時に導電性付与効果が低い。また、導電性付与効果が高いカーボンブラックとしては、DBP吸油量340cm/100g超かつBET比表面積650m/g超のカーボンブラック(以下、「カーボンブラック(b)」という。)が市販されているが、溶剤への添加時には分散性が低い。本発明で使用するカーボンブラックは、理由は明らかではないが、カーボンブラック(a)の分散性及び導電性とカーボンブラック(b)の分散性及び導電性から想定される中間の性能と比較しても、より良好な分散性及び導電性を有している。これにより、前記効果が得られると考えられる。
以下、実施例によって本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の記載によっては限定されない。
[測定方法]
(カーボンブラックのDPB吸油量)
カーボンブラックのDPB吸油量は、ASTM D 2414に準拠した条件で、サンプル量9gで測定した。
(カーボンブラックのBET比表面積)
カーボンブラックのBET比表面積は、ASTM D 3037に準拠した条件で測定した。
(カーボンブラックの比D90/Dmod
カーボンブラックの比D90/Dmodは、JIS K6217−6に記載の凝集体径の測定方法により測定した。
具体的には、界面活性剤(SIGMA CHEMICAL社製「NONIDET P−40」)を3滴加えた20容量%エタノール水溶液に、精秤したカーボンブラックを加えて、カーボンブラック濃度が0.01質量%の試料液を調製した。該試料液を超音波洗浄機(ULTRASONIC STIRRING BATH:LAKOMANUFACTURING CO.製)を用いて20分間分散処理することにより、カーボンブラックスラリーとした。遠心沈降式の粒度分布測定装置(BROOK HAVEN INSTRUMENTS社製「BI−DCP PARTICLSIZER」)にスピン液(純水)10mLを注入し、更にバッファー液(20容量%エタノール水溶液)1mLを注入した後、前記カーボンブラックスラリー1mLを注入し、回転数10000rpmで遠心沈降させ、真比重1.78でストークス相当径を計算し、図1に示すような、ストークス相当径に対して相対的な発生頻度のヒストグラムを作った。
ヒストグラムのピークAから直線BをY軸に平行に引き、ヒストグラムのX軸との交点をCとした。このときのCでのストークス直径が、モード径(Dmod)となる。また、このヒストグラムにおいて積算量が90%となる点Dから直線EをY軸に平行に引き、ヒストグラムのX軸との交点をFとした。このときのFでのストークス直径が、D90径(D90)となる。
(カーボンブラックの平均一次粒子径)
カーボンブラックの平均一次粒子径は、透過型電子顕微鏡を用いて求めた。具体的にはカーボンブラック試料を150kHz、0.4kWの超音波分散機により、10分間クロロホルムに分散させて分散試料を作成し、これをカーボン補強した支持膜に振り掛けて固定した。これを透過型電子顕微鏡で撮影し、50000〜200000倍に拡大した画像からEndterの装置を用いてランダムに1000個以上のカーボンブラックの粒子径を測定し、その平均値を平均一次粒子径とした。
(カーボンブラックの揮発分)
磁性るつぼ(直径15mm、高さ30mm、容量10mL)及び落とし蓋を950±20℃で30分間空焼きした後、デシケータ中で室温(25℃)まで冷却し、該磁性るつぼ及び落とし蓋の質量(M)を0.1mg単位まで正確に秤量した。次いで、カーボンブラックの2gを、磁性るつぼ中に蓋下2mmを越えない程度に押し詰めて落とし蓋をし、その質量(M)を0.1mg単位まで正確に秤量した。その後、950±20℃の電気炉で7分間加熱し、デシケータ中で室温(25℃)まで冷却して、再度、質量(M)を0.1mg単位まで正確に秤量して、以下の式により揮発分を算出した。
揮発分(質量%)=(M−M)/(M−M
(カーボンブラックの灰分)
カーボンブラックの灰分は、ASTM D 1506に準拠した条件で測定した。
(カーボンブラックの24M4DBP吸油量)
JIS K 6217−4に記載の条件で、サンプル量20gを用いて実施した。
(カーボンブラックのCTAB吸着比表面積)
JIS K 6217−3に記載の条件で測定を実施した。
(カーボンブラックのヨウ素吸着量)
JIS K 6217−1に記載の方法で測定を実施した。
(カーボンブラックのpH測定法)
カーボンブラック1g±0.01gを0.01gまで正確に秤量して20mLビーカーに採取後、1mLのエチルアルコールと、あらかじめ沸騰させた蒸留水10mLを加え、カーボンブラックの分散液とし、時計皿で蓋をして、25℃の恒温室にて60分間放冷した。分散液が25℃になっていることを確認し、pH標準液4,7,9で校正したpHメーターを用いて、測定開始から1分後の指示値を読み取った。
[原料油]
本製造例に用いた原料油の性状を以下に示す。
種類:EHE油
初留温度:198℃
10%留出温度:220℃
50%留出温度:279℃
C/H比:13.5
不純物:ナトリウム3質量ppm、鉄4質量ppm、ニッケル2質量ppm、銅2質量ppm、マンガン2質量ppm、硫黄10質量ppm
BMCI値:145
[製造例1]
ファーネス炉を用いて、炉内への原料油の供給量(オイル供給量)を1400kg/時間、原料油1トンあたりの炉内に供給される水蒸気の比(スチーム比)を250kg/t、酸素比を570Nm/t、メタン濃度を0.70体積%、炉内温度を1335℃、炉内圧力を30kg/cmとしてカーボンブラックを得た。さらに得られたカーボンブラックを450℃窒素雰囲気中で乾燥した。原料油1トンあたりカーボンブラックの収量は、223kg/tであった。
[製造例2〜4]
オイル供給量、スチーム比、酸素比、メタン濃度、炉内温度、炉内圧力をそれぞれ表1に示すように変更した以外は、製造例1と同様にしてカーボンブラックを得た。
製造例1〜4で得られたカーボンブラックのDBP吸油量、BET比表面積、Dmod、D90、比D90/Dmod、平均一次粒子径、収率及び灰分を表1に示す。
[製造例5]
ファーネス炉を用いて、炉内へのエマルジョン原料油の供給量2222kg/時間(原料油としての供給量2000kg/時間)、原料油1トンあたりの炉内に供給される水蒸気の比(スチーム比)を515kg/t、酸素比を635Nm/t、メタン濃度を0.83体積%、炉内温度を1305℃、炉内圧力を30kg/cmとしてカーボンブラックを得た。さらに得られたカーボンブラックを450℃、窒素雰囲気中で乾燥した。原料油1トンあたりカーボンブラックの収量は、130kg/tであった。
Figure 2014241279
[実施例1]
(電極材の製造)
遊星回転ボールミルLP−1(株式会社伊藤製作所製)を用い、混練温度25℃、回転数300rpmの条件下、複合金属酸化物であるLiFePOの100質量部、製造例1で得られたカーボンブラックの10質量部、バインダー樹脂であるポリフッ化ビニリデンの10質量部、及びn−メチル−2−ピロリドンの170質量部をこの順に入れ、10分間混練してスラリーを得た。アルミニウム箔(30mm×140mm)上にポリエチレン(PE)塗工枠(厚み0.2mm)を載せ、ガラス棒を用いて前記スラリーを塗工した。その後、スラリーが塗工されたアルミニウム箔を、ホットスターラHS−5BH(アズワン株式会社製)にて110℃、1時間の条件で加熱し、n−メチル−2−ピロリドンを揮発させた。SUSローラーを用いて表面を平坦にさせてから、塗工後のアルミニウム箔を20mm×20mmにカットした後、SUSローラーを用いて切り出した断片を平坦にし、ハンドプレスSSP−10A(株式会社島津製作所)を用いてプレス(プレス温度25℃、プレス圧力370MPa、プレス時間1分間)を行った。さらに、バキュームオーブン(Isotemp Vacuum Oven Model 280A、Fischer Scientific製)を用いて、110℃、5時間の条件で減圧乾燥を行い、電極材とした。電極材は複数製造し、アルゴン雰囲気のドライボックス内で測定した厚みが25±3mmのものを電池特性の評価に用いた。
(評価セルの製造)
評価セルの組み立ては、アルゴン雰囲気のドライボックス内で行った。樹脂ローラーにより、ニッケル板(25mm×25mm)にリチウム箔(25mm×25mm)を定着させた。次いで、前記リチウム箔上にセパレータ(26mm×26mm)を積層した後、電極材(20mm×20mm)をスラリー塗工面が前記セパレータ側となるように積層し、さらにアルミニウム板(22mm×22mm)を積層した。次いで、前記セパレータと材質が同じ26mm×55mmの包装材を正方形となるように二つ折りにしたものの間に、ニッケル板、リチウム箔、セパレータ、電極材及びアルミニウム板の積層体を挟み込んだ状態で、電解液注入部を備えた筺体内に挿入した。このとき、デジタルテスターCDM−03D(株式会社カスタム製)を用いて回路内抵抗を測定し、抵抗値が0.001Ω未満で短絡が生じていないことを確認した。
ヒートシーラーFT−130(富士インパルス株式会社製)を用いて、前記筺体における電解液注入部以外の部分を封止した後、電解液注入部から電解液(1M LiPFを含むエチレンカーボネート(EC)/ジメチルカーボネート(DMC)=1/2)0.6mLを注入し、90Torrで5分間置くことで電極材に電解液を浸み込ませ、電解液を電池内部に充分に拡散させた。その後、筺体の電解液注入部をヒートシーラーFT−130により封止し、評価セルとした。
[実施例2〜11]
カーボンブラック、複合金属酸化物、バインダー樹脂を表2に示すように変更した以外は、実施例1と同様にして評価セルを製造した。
[比較例1]
比較対象のカーボンブラックとして、製造例5で得られたDBP吸油量が324cm/100g、BET比表面積が800m/g、比D90/Dmodが1.80(D90=0.200μm、Dmod=0.111μm)のカーボンブラックを用いた以外は、実施例1と同様にして評価セルを得た。
[比較例2]
比較対象のカーボンブラックとして、DBP吸油量が193cm/100g、BET比表面積が55m/g、比D90/Dmodが3.47(D90=0.406μm、Dmod=0.117μm)の市販カーボンブラックを用いた以外は、実施例1と同様にして評価セルを得た。
[比較例3]
比較対象のカーボンブラックとして、DBP吸油量が166cm/100g、BET比表面積が256m/g、比D90/Dmodが1.70(D90=0.292μm、Dmod=0.172μm)の市販カーボンブラックを用いた以外は、実施例1と同様にして評価セルを得た。
[比較例4]
比較例1のカーボンブラックと比較例3のカーボンブラックを質量比59/41でブレンドして得られる、DBP吸油量が280cm/100g、BET比表面積が576m/g、比D90/Dmodが1.75(D90=0.238μm、Dmod=0.136μm)となるカーボンブラックを用いた以外は、実施例1と同様にして評価セルを得た。
[比較例5]
比較例1のカーボンブラックと比較例2のカーボンブラックを質量比52/48でブレンドして得られる、DBP吸油量が280cm/100g、BET比表面積が443m/g、比D90/Dmodが2.62(D90=0.299μm、Dmod=0.114μm)となるカーボンブラックを用いた以外は、実施例1と同様にして評価セルを得た。
[比較例6〜8]
比較例2のカーボンブラックを用い、カーボンブラックの使用量、複合金属酸化物の種類、樹脂バインダーの使用量を表3に示すように変更した以外は、実施例1と同様にして評価セルを得た。
[電池特性]
評価セルをドライボックスから取り出し、SUS板で電池電極部を15Nmのトルクで固定した。ポケットテスター(株式会社カスタム製)を用いて開回路電圧を測定し、3.4Vの電圧を示した評価セルについて、充放電装置HJ1001SD8(北斗電工株式会社製)を用いて充放電測定を行った。充放電測定では、レート0.2Cの定電流で5時間充電を行った後、さらに4.1Vの定電圧で2.5時間充電を行い、30分間静止させた後、レート30Cで2.0Vまで放電を行った。評価セルの理論容量に対するレート30Cでの放電における放電容量の割合を容量維持率とした。
なお、レート1Cは、評価セルの理論容量を1時間で放電できる電流値を示す。
[電池抵抗]
電池特性の評価と同様にして評価セルを製造した。
評価セルをドライボックスから取り出し、SUS板で電池電極部を15Nmのトルクで固定した。ポケットテスター(株式会社カスタム製)を用いて開回路電圧を測定し、3.4Vの電圧を示した評価セルについて、充放電装置HJ1001SD8(北斗電工株式会社製)を用いてSOC50%とした後、周波数応答アナライザ1260型(ソーラトロン社製)、ポテンショ/ガルバノスタット1287型(ソーラトロン社製)を用いて交流インピーダンス測定を行った。測定条件は、振幅AC電位2mV、DC電位0CV、測定周波数25mHz〜100kHzとした。
[分散性能]
各例で得た電極材において、目視で観察して突起物の個数を計測し、分散性を以下の基準で評価した。
◎:目視で確認できる突起物がない。
○:目視で確認できる突起物の数が10個未満。
△:目視で確認できる突起物の数が10個以上100個未満。
×:目視で確認できる突起物の数が100個以上。
[複合金属酸化物の割合]
各例で得た電極合材中の複合金属酸化物の割合を、下式にて算出した。
複合金属酸化物の割合(質量%)=M/(M+M+M)×100
ただし、Mは複合金属酸化物の質量(質量部)、Mはカーボンブラックの質量(質量部)、Mはバインダー樹脂の質量(質量部)である。
実施例及び比較例で用いたカーボンブラックのDBP吸油量、BET比表面積、比D90/Dmod、複合金属酸化物の割合、及び評価結果を表2及び表3に示す。
Figure 2014241279
Figure 2014241279
表2に示すように、条件(1)〜(3)を満たすカーボンブラックを用いた実施例1〜11では、カーボンブラックの分散性が良好であり、またレート30Cでの容量維持率が充分に高く、電池抵抗が小さく、優れた電池性能が得られた。また、実施例9〜11では、カーボンブラックの含有量が少なくても安定した電池性能が得られた。これにより、複合金属酸化物の割合を多くすることで、安定した電池性能を得つつ、電池のエネルギー密度を高くできる。
一方、表3に示すように、条件(2)を満たすものの条件(1)、(3)を満たさないカーボンブラックを用いた比較例1では、カーボンブラックの分散性が充分でなく、電池抵抗が極端に低くなっており、内部短絡のおそれがあった。また、条件(1)〜(3)をいずれも満たさないカーボンブラックを用いた比較例2及び3では、レート30Cでの容量維持率が低く、実施例と比較して電池性能が劣っていた。
また、条件(1)及び(2)を満たすものの条件(3)を満たさない、2種のカーボンブラックをブレンドしたものを用いた比較例4及び5では、カーボンブラックの分散性が充分でなかった。
また、条件(1)〜(3)をいずれも満たさないカーボンブラックを用いた比較例6〜8では、カーボンブラックが異なる以外は同様の組成の電極合材を用いた実施例9〜11に比べて、レート30Cでの容量維持率が低く、電池性能が劣っていた。

Claims (1)

  1. 下記条件(1)〜(3)を満たすカーボンブラックと、複合金属酸化物と、バインダー樹脂とを含有することを特徴とする電極合材。
    (1)BET比表面積が350〜650m/gである。
    (2)DBP吸油量が270〜340cm/100gである。
    (3)JIS K6217−6に記載の凝集体径の測定方法により測定される、モード径(Dmod)に対するD90径(D90)の比D90/Dmodが1.90〜2.20である。
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