JP2014240592A - ケーソン圧入装置およびケーソン圧入工法 - Google Patents

ケーソン圧入装置およびケーソン圧入工法 Download PDF

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Abstract

【課題】安価に、作業能率の低下や作業の中断又は中止を防止することができるケーソン圧入装置およびケーソン圧入工法を提供する。【解決手段】ケーソン圧入装置100は、地盤90に固定されたグランドアンカー99a、99bに接続されるジャッキ反力引張材1a、1bと、圧入ジャッキ3a、3bおよびリフトアップジャッキ4a、4bが固定された圧入桁2と、外周側コンクリート型枠7aおよび内周側コンクリート型枠7bによって囲まれたコンクリート打設部7cに打設されたケーソン躯体9に埋め込まれ、上方に突出する支持部材6a、6bとを具備し、圧入ジャッキ3a、3bはジャッキ反力引張材1a、1bに係止して圧入桁2を下方に移動して、圧入柱5a、5bを介してケーソン躯体9を地盤90中に圧入し、リフトアップジャッキ4a、4bは、支持部材6a、6bに係止して圧入桁2を上方に移動させる。【選択図】図1

Description

本発明はケーソン圧入装置およびケーソン圧入工法、特に、順次継ぎ足しながら形成されるコンクリート製ケーソンを、地盤に圧入するためのケーソン圧入装置およびケーソン圧入工法に関する。
従来から、地盤に縦穴を形成する工法として、筒状のケーソンの上部に、圧入桁を乗せ、圧入桁をジャッキで下降させることによってケーソンを地盤に圧入するケーソン圧入工法が知られている。すなわち、ケーソンが、ジャッキの1ブロック(1ステップに同じ)分だけ圧入されたところで、クレーンで圧入桁を持ち上げ、圧入されたケーソンの上部に、1ブロック分の高さのケーソンを継ぎ足し、再度、クレーンで圧入桁を継ぎ足されたケーソンの上部に乗せて、圧入桁をジャッキで下降させ、以後、上記作業を繰り返している。
このとき、圧入桁の持ち上げやケーソンの継ぎ足しに、外部のクレーンを用いることから、作業能率が低く、又、強風時にはクレーンが風で煽られ、作業を中断または中止しなければならないという問題があった。そこで、圧入桁を昇降可能に支持する圧入桁昇降装置を設けたケーソン圧入装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−168891号公報(第2−3頁、図1)
特許文献1に開示されたケーソン圧入装置は、圧入されたケーソンの周囲に複数の専用の圧入桁昇降装置を配置したものであって、圧入桁昇降装置は、地上に設置された圧入桁昇降用架台と、圧入桁昇降用架台に設けられたスライドガイドと、スライドガイドに案内されて昇降自在なガイド体と、ガイド体を昇降させる圧入桁昇降駆動機構とによって構成されている。そして、ガイド体は圧入桁に接続されている。したがって、外部のクレーンを用いる必要がなくなるため、作業能率の低下が防止され、強風時における作業の中断または中止が防止される。
しかしながら、特許文献1に開示されたケーソン圧入装置は、専用の圧入桁昇降装置を使用するものであることから、圧入桁昇降装置の製造コストが加わることによってケーソン圧入装置の製造コストが上昇するという問題がある。特に、大径のケーソンを設置する場合には、多数の圧入桁昇降装置が必要になることから、製造コストの上昇と共に、圧入桁昇降装置を設置するための施工コストも上昇するという問題があった。
さらに、コンクリート製ケーソンを圧入する場合には、ケーソンを継ぎ足すタイミング毎に、圧入されたケーソンの上部の内周側および外周側の両側にコンクリート型枠を形成する作業や、ケーソンを圧入するタイミング毎に、ケーソンからコンクリート型枠を離す作業や、さらに、かかる作業のための足場を設置したり撤去したりする作業が必要であることから、作業が煩雑で、施工期間の短縮や施工コストの低減が阻害されていた。
本発明は上記問題を解決するものであって、第1の目的は、安価に、作業能率の低下を防止し、強風時などにおける作業の中断又は中止を防止することができるケーソン圧入装置およびケーソン圧入工法を提供することにある。
また、第2の目的は、コンクリート製ケーソンを継ぎ足す作業を簡素かつ迅速にすることができるケーソン圧入装置およびケーソン圧入工法を提供することにある。
さらに、第3の目的は、コンクリート製ケーソン内の地盤(土砂)を撤去する掘削作業を円滑にすることができるケーソン圧入装置およびケーソン圧入工法を提供することにある。
(1)本発明に係るケーソン圧入装置は、地盤に固定されたグランドアンカーに接続されるジャッキ反力引張材と、圧入ジャッキおよびリフトアップジャッキが固定された圧入桁と、圧入柱と、コンクリート型枠と、前記コンクリート型枠に挟まれたコンクリート打設部に打設されたケーソン躯体に埋め込まれ、上方に突出する支持部材とを具備し、
前記圧入ジャッキは、前記ジャッキ反力引張材に係止して前記圧入桁を下方に移動させることによって、前記圧入柱を介してケーソン躯体を地盤中に圧入し、
前記リフトアップジャッキは、前記支持部材に係止して前記圧入桁を上方に移動させることを特徴とする。
(2)また、本発明に係るケーソン圧入装置は、地盤に固定されたグランドアンカーに接続されるジャッキ反力引張材と、圧入ジャッキおよびリフトアップジャッキが固定された圧入桁と、圧入柱と、前記リフトアップジャッキに昇降自在かつ自由落下不能に保持された支持部材と、コンクリート型枠とを具備し、
前記圧入ジャッキは、前記ジャッキ反力引張材に係止して前記圧入桁を下方に向かって移動させることによって、前記圧入柱を介してケーソン躯体を地盤中に圧入し、
前記リフトアップジャッキは、前記支持部材を下方に向かって移動して、前記支持部材の下面を前記ケーソン躯体の上面に押し付けることによって、前記圧入桁を上方に移動させることを特徴とする。
(3)前記(2)において、前記圧入桁または前記圧入ジャッキに、前記ジャッキ反力引張材に係止して、前記圧入桁の自由落下を防止するストッパーが設けられていることを特徴とする。
(4)前記(1)〜(3)において、前記圧入桁に懸架されたコンクリート型枠用足場と、前記コンクリート型枠用足場に固定され、前記コンクリート型枠を進退させるコンクリート型枠進退装置とを具備することを特徴とする。
(5)前記(1)〜(4)において、前記圧入柱が、前記圧入桁に設置されていることを特徴とする。
(6)さらに、本発明に係るケーソン圧入工法は、地盤に固定されたグランドアンカーに接続されるジャッキ反力引張材と、圧入ジャッキおよびリフトアップジャッキが固定された圧入桁と、圧入柱と、コンクリート型枠と、前記コンクリート型枠に挟まれたコンクリート打設部に打設されたケーソン躯体に埋め込まれ、上方に突出する支持部材とを具備し、前記圧入ジャッキは、前記ジャッキ反力引張材に係止して前記圧入桁を下方に移動させることによって、前記圧入柱を介してケーソン躯体を地盤中に圧入し、前記リフトアップジャッキは、前記支持部材に係止して前記圧入桁を上方に移動させケーソン圧入装置を用いたケーソン圧入工法であって、
既に圧入されているケーソン躯体の側面に連続して、該ケーソン躯体の上部にコンクリート型枠の下部を押し当てる工程と、
前記コンクリート型枠に挟まれたコンクリート打設部にコンクリートを打設する工程と、
前記打設されたコンクリートが固化して一体化したケーソン躯体の側面から前記コンクリート型枠を引き離す工程と、
前記リフトアップジャッキと前記支持部材との係止を開放して、前記圧入ジャッキを駆動して前記圧入桁を下方に移動させることによって、前記圧入柱を介して前記ケーソン躯体を地盤に圧入する工程と、
前記圧入されたケーソン躯体に囲まれた地盤を撤去する工程と、
前記圧入ジャッキと前記ジャッキ反力引張材との係止を開放して、前記リフトアップジャッキを駆動して前記圧入桁を上方に移動させる工程と、
を繰り返すことを特徴とする。
(7)前記(6)において、前記支持部材に延長ロッドを接合して支持部材の長さを延長する工程を有することを特徴とする。
(8)さらに、本発明に係るケーソン圧入工法は、地盤に固定されたグランドアンカーに接続されるジャッキ反力引張材と、圧入ジャッキおよびリフトアップジャッキが固定された圧入桁と、圧入柱と、前記リフトアップジャッキに昇降自在かつ自由落下不能に保持された支持部材と、コンクリート型枠とを具備し、
前記圧入ジャッキは、前記ジャッキ反力引張材に係止して前記圧入桁を下方に向かって移動させることによって、前記圧入柱を介してケーソン躯体を地盤中に圧入し、前記リフトアップジャッキは、前記支持部材を下方に向かって移動して、前記支持部材の下端を前記ケーソン躯体の上面に押し付けることによって、前記圧入桁を上方に移動させるケーソン圧入装置を用いたケーソン圧入工法であって、
既に圧入されているケーソン躯体の側面に連続して、該ケーソン躯体の上部にコンクリート型枠の下部を押し当てる工程と、
前記コンクリート型枠に挟まれたコンクリート打設部にコンクリートを打設する工程と、
前記打設されたコンクリートが固化して一体化したケーソン躯体の側面から前記コンクリート型枠を引き離す工程と、
前記リフトアップジャッキと前記支持部材との係止を開放して、前記圧入ジャッキを駆動して前記圧入桁を下方に移動させることによって、前記圧入柱を介して前記ケーソン躯体を地盤に圧入する工程と、
前記圧入されたケーソン躯体に囲まれた地盤を撤去する工程と、
前記圧入ジャッキと前記ジャッキ反力引張材との係止を開放して、前記リフトアップジャッキを駆動して前記圧入柱を下方に向けて移動させて、前記圧入柱の下面を前記ケーソン躯体の上面に押し付けることによって、前記圧入桁を上方に移動させる工程と、
を繰り返すことを特徴とする。
(9)前記(8)において、前記圧入桁または前記圧入ジャッキに、前記ジャッキ反力引張材に係止して、前記圧入桁の自由落下を防止するストッパーが設けられ、
前記コンクリート打設部を形成する工程において、前記ストッパーを駆動して、前記圧入桁の自由落下を防止することを特徴とする。
(10)前記(6)〜(9)において、前記ケーソン圧入装置は、前記圧入桁に懸架されたコンクリート型枠用足場と、前記コンクリート型枠用足場に固定され、前記コンクリート型枠を進退させるコンクリート型枠進退装置とを具備し、
前記コンクリート型枠を設置する工程において、前記コンクリート型枠進退装置が、前記コンクリート型枠を前記ケーソン躯体に向かって進出させ、
前記コンクリート型枠を引き離す工程において、前記コンクリート型枠進退装置が、前記コンクリート型枠を前記ケーソン躯体から離れる方向に退出させることを特徴とする。
(11)前記(6)〜(10)において、前記支持部材は、前記圧入桁と前記ケーソン躯体の上面との間に一時的に配置されるものであって、前記ケーソン躯体を地盤に圧入する工程の前に、前記支持部材は前記圧入桁と前記ケーソン躯体の上面との間に配置され、前記圧入桁を上方に移動させる工程においてあるいは前記圧入桁を上方に移動させる工程の後に、前記支持部材は前記圧入桁と前記ケーソン躯体の上面との間から撤去されることを特徴とする。
(12)さらに、本発明に係るケーソン圧入装置は、前記(1)〜(3)の何れかにおいて、前記圧入桁に設置され、前記ケーソン躯体の内周側に配置された上下方向の支持架構と、該支持架構に設置された取り付け柱と、該取り付け柱に折り畳み自在に設置されたコンクリート型枠用折り畳み足場とを有し、
該コンクリート型枠用折り畳み足場は、一方の端部が前記取り付け柱に回動自在に設置された中段骨材および下段骨材と、
前記中段骨材の他方の端部および前記下段骨材の他方の端部がそれぞれ回動自在に設置され、前記取り付け柱に対して平行な姿勢を保持する共通縦材と、
前記中段骨材の他方の端部および前記下段骨材の他方の端部が、それぞれ前記中段骨材の一方の端部および前記下段骨材の一方の端部よりも上方になるように起立自在で、前記中段骨材の他方の端部および前記下段骨材の他方の端部が、前記中段骨材の一方の端部および前記下段骨材の一方の端部よりも下方に倒伏しないように、前記中段骨材、前記下段骨材および前記共通縦材の少なくとも1つを支持するストッパー材と、
前記中段骨材に固定された中段床板と、
前記下段骨材に固定された下段床板と、
を具備することを特徴とする。
(13)さらに、本発明に係るケーソン圧入装置は、前記(1)〜(3)の何れかにおいて、前記圧入桁に設置され、前記ケーソン躯体の内周側に配置された上下方向の取り付け柱と、該取り付け柱に設置された水平方向の腹起こし材と、該腹起こし材に設置された上下方向の取り付け間柱と、該取り付け間柱に折り畳み自在に設置されたコンクリート型枠用折り畳み足場とを有し、
該コンクリート型枠用折り畳み足場は、一方の端部が前記取り付け間柱に鉛直面内で回転可能に設置された中段骨材および下段骨材と、
前記中段骨材の他方の端部および前記下段骨材の他方の端部がそれぞれ回動自在に設置され、前記取り付け柱に対して平行な姿勢を保持する共通縦材と、
前記中段骨材の他方の端部および前記下段骨材の他方の端部が、それぞれ前記中段骨材の一方の端部および前記下段骨材の一方の端部よりも上方になるように起立自在で、前記中段骨材の他方の端部および前記下段骨材の他方の端部が、前記中段骨材の一方の端部および前記下段骨材の一方の端部よりも下方に倒伏しないように、前記中段骨材、前記下段骨材および前記共通縦材の少なくとも1つを支持するストッパー材と、
前記中段骨材に固定された中段床板と、
前記下段骨材に固定された下段床板と、
を具備することを特徴とする。
(14)さらに、本発明に係るケーソン圧入装置は、前記(1)〜(3)の何れかにおいて、前記圧入桁に設置され、前記ケーソン躯体の内周側に配置された上下方向の支持架構と、該支持架構に設置された取り付け柱と、該取り付け柱に折り畳み自在に設置されたコンクリート型枠用折り畳み足場とを有し、
該コンクリート型枠用折り畳み足場は、一方の端部が前記取り付け柱に回動自在に設置された中段骨材、下段骨材および補助骨材と、
前記中段骨材の他方の端部および前記補助骨材の他方の端部がそれぞれ回動自在に設置され、前記取り付け柱に対して平行な姿勢を保持する中段縦材と、
前記中段骨材の他方の端部寄りの位置および前記下段骨材の他方の端部がそれぞれ回動自在に設置され、前記取り付け柱に対して平行な姿勢を保持する下段縦材と、
前記中段骨材の他方の端部、前記補助骨材の他方の端部および前記中段骨材の他方の端部が、それぞれ前記中段骨材の一方の端部、前記補助骨材の一方の端部および前記下段骨材の一方の端部よりも上方になるように起立自在で、前記中段骨材の他方の端部、前記補助骨材の他方の端部および前記中段骨材の他方の端部が、それぞれ前記中段骨材の一方の端部、前記補助骨材の一方の端部および前記下段骨材の一方の端部よりも下方に倒伏しないように、前記中段骨材、前記下段骨材、前記補助骨材、前記中段縦材および前記下段縦材の少なくとも1つを支持するストッパー材と、
前記中段骨材に固定された中段床板と、
前記下段骨材に固定された下段床板と、
を具備することを特徴とする。
(15)さらに、本発明に係るケーソン圧入装置は、前記(1)〜(3)の何れかにおいて、前記圧入桁に設置され、前記ケーソン躯体の内周側に配置された上下方向の取り付け柱と、該取り付け柱に設置された水平方向の腹起こし材と、該腹起こし材に設置された上下方向の取り付け間柱と、該取り付け間柱に折り畳み自在に設置されたコンクリート型枠用折り畳み足場とを有し、
該コンクリート型枠用折り畳み足場は、一方の端部が取り付け間柱に傾動自在に設置された中段骨材、下段骨材および補助骨材と、
前記中段骨材の他方の端部および前記補助骨材の他方の端部がそれぞれ回動自在に設置され、前記取り付け間柱に対して平行な姿勢を保持する中段縦材と、
前記中段骨材の他方の端部寄りの位置および前記下段骨材の他方の端部がそれぞれ回動自在に設置され、前記取り付け間柱に対して平行な姿勢を保持する下段縦材と、
前記中段骨材の他方の端部、前記補助骨材の他方の端部および前記中段骨材の他方の端部が、それぞれ前記中段骨材の一方の端部、前記補助骨材の一方の端部および前記下段骨材の一方の端部よりも上方になるように起立自在で、前記中段骨材の他方の端部、前記補助骨材の他方の端部および前記中段骨材の他方の端部が、それぞれ前記中段骨材の一方の端部、前記補助骨材の一方の端部および前記下段骨材の一方の端部よりも下方に倒伏しないように、前記中段骨材、前記下段骨材、前記補助骨材、前記中段縦材および前記下段縦材の少なくとも1つを支持するストッパー材と、
前記中段骨材に固定された中段床板と、
前記下段骨材に固定された下段床板と、
を具備することを特徴とする。
(16)さらに、前記(12)〜(15)の何れかにおいて、前記ストッパー材は、第1管体と、該第1管体に進退自在に挿入された第2管体とを具備し、前記第1管体の前記第2管体とは反対側の端部と、前記第2管体の前記第1管体とは反対側の端部との距離が、所定の長さよりも短くならないことを特徴とする。
(17)さらに、本発明に係るケーソン圧入工法は、前記(6)〜(9)の何れかにおいて、前記圧入桁に設置され、前記ケーソン躯体の内周側に配置された上下方向の支持架構と、該支持架構に設置された取り付け柱と、該取り付け柱に折り畳み自在に設置されたコンクリート型枠用折り畳み足場とを有するケーソン圧入装置を用いたケーソン圧入工法であって、
前記コンクリート型枠用折り畳み足場は、一方の端部が前記取り付け柱に回動自在に設置された中段骨材および下段骨材と、前記中段骨材の他方の端部および前記下段骨材の他方の端部がそれぞれ回動自在に設置され、前記取り付け柱に対して平行な姿勢を保持する共通縦材と、前記中段骨材の他方の端部および前記下段骨材の他方の端部が、それぞれ前記中段骨材の一方の端部および前記下段骨材の一方の端部よりも上方になるように起立自在で、前記中段骨材の他方の端部および前記下段骨材の他方の端部が、前記中段骨材の一方の端部および前記下段骨材の一方の端部よりも下方に倒伏しないように、前記中段骨材、前記下段骨材および前記共通縦材の少なくとも1つを支持するストッパー材と、前記中段骨材に固定された中段床板と、前記下段骨材に固定された下段床板と、を具備し、
前記圧入されたケーソン躯体に囲まれた地盤を撤去する工程に際して、前記共通縦材を上方に引き上げ、前記中段骨材および前記下段骨材を前記取り付け柱に対して平行にし、前記圧入されたケーソン躯体に囲まれた地盤を撤去する工程が終了した際、前記共通縦材を下方に戻し、前記中段骨材および前記下段骨材を前記取り付け柱に対して垂直にすることを特徴とする。
(18)さらに、本発明に係るケーソン圧入工法は、前記(6)〜(9)の何れかにおいて、前記圧入桁に設置され、前記ケーソン躯体の内周側に配置された上下方向の取り付け柱と、該取り付け柱に設置された水平方向の腹起こし材と、該腹起こし材に設置された上下方向の取り付け間柱と、該取り付け間柱に折り畳み自在に設置されたコンクリート型枠用折り畳み足場とを有するケーソン圧入装置を用いたケーソン工法であって、
前記コンクリート型枠用折り畳み足場は、一方の端部が前記取り付け間柱に鉛直面内で回転可能に設置された中段骨材および下段骨材と、前記中段骨材の他方の端部および前記下段骨材の他方の端部がそれぞれ回動自在に設置され、前記取り付け柱に対して平行な姿勢を保持する共通縦材と、前記中段骨材の他方の端部および前記下段骨材の他方の端部が、それぞれ前記中段骨材の一方の端部および前記下段骨材の一方の端部よりも上方になるように起立自在で、前記中段骨材の他方の端部および前記下段骨材の他方の端部が、前記中段骨材の一方の端部および前記下段骨材の一方の端部よりも下方に倒伏しないように、前記中段骨材、前記下段骨材および前記共通縦材の少なくとも1つを支持するストッパー材と、前記中段骨材に固定された中段床板と、前記下段骨材に固定された下段床板と、を具備し、
前記圧入されたケーソン躯体に囲まれた地盤を撤去する工程に際して、前記共通縦材を上方に引き上げ、前記中段骨材および前記下段骨材を取り付け間柱に対して平行にし、前記圧入されたケーソン躯体に囲まれた地盤を撤去する工程が終了した際、前記共通縦材を下方に戻し、前記中段骨材および前記下段骨材を取り付け間柱に対して垂直にすることを特徴とする。
(19)さらに、本発明に係るケーソン圧入工法は、前記(6)〜(9)の何れかにおいて、前記圧入桁に設置され、前記ケーソン躯体の内周側に配置された上下方向の支持架構と、該支持架構に設置された取り付け柱と、該取り付け柱に折り畳み自在に設置されたコンクリート型枠用折り畳み足場とを有するケーソン圧入装置を用いたケーソン圧入工法であって、
前記コンクリート型枠用折り畳み足場は、一方の端部が前記取り付け柱に回動自在に設置された中段骨材、下段骨材および補助骨材と、前記中段骨材の他方の端部および前記補助骨材の他方の端部がそれぞれ回動自在に設置され、前記取り付け柱に対して平行な姿勢を保持する中段縦材と、前記中段骨材の他方の端部寄りの位置および前記下段骨材の他方の端部がそれぞれ回動自在に設置され、前記取り付け柱に対して平行な姿勢を保持する下段縦材と、前記中段骨材の他方の端部、前記補助骨材の他方の端部および前記中段骨材の他方の端部が、それぞれ前記中段骨材の一方の端部、前記補助骨材の一方の端部および前記下段骨材の一方の端部よりも上方になるように起立自在で、前記中段骨材の他方の端部、前記補助骨材の他方の端部および前記中段骨材の他方の端部が、それぞれ前記中段骨材の一方の端部、前記補助骨材の一方の端部および前記下段骨材の一方の端部よりも下方に倒伏しないように、前記中段骨材、前記下段骨材、前記補助骨材、前記中段縦材および前記下段縦材の少なくとも1つを支持するストッパー材と、前記中段骨材に固定された中段床板と、前記下段骨材に固定された下段床板と、を具備し、
前記圧入されたケーソン躯体に囲まれた地盤を撤去する工程に際して、前記中段縦材を上方に引き上げ、前記中段骨材、前記補助骨材および前記下段骨材を前記取り付け柱に対して平行にし、前記圧入されたケーソン躯体に囲まれた地盤を撤去する工程が終了した際、前記中段縦材を下方に戻し、前記中段骨材、前記補助骨材および前記下段骨材を前記取り付け柱に対して垂直にすることを特徴とする。
(20)さらに、本発明に係るケーソン圧入工法は、前記(6)〜(9)の何れかにおいて、前記圧入桁に設置され、前記ケーソン躯体の内周側に配置された上下方向の取り付け柱と、該取り付け柱に設置された水平方向の腹起こし材と、該腹起こし材に設置された上下方向の取り付け間柱と、該取り付け間柱に折り畳み自在に設置されたコンクリート型枠用折り畳み足場とを有するケーソン圧入装置を用いたケーソン圧入工法であって、
前記コンクリート型枠用折り畳み足場は、一方の端部が取り付け間柱に傾動自在に設置された中段骨材、下段骨材および補助骨材と、前記中段骨材の他方の端部および前記補助骨材の他方の端部がそれぞれ回動自在に設置され、前記取り付け間柱に対して平行な姿勢を保持する中段縦材と、前記中段骨材の他方の端部寄りの位置および前記下段骨材の他方の端部がそれぞれ回動自在に設置され、前記取り付け間柱に対して平行な姿勢を保持する下段縦材と、前記中段骨材の他方の端部、前記補助骨材の他方の端部および前記中段骨材の他方の端部が、それぞれ前記中段骨材の一方の端部、前記補助骨材の一方の端部および前記下段骨材の一方の端部よりも上方になるように起立自在で、前記中段骨材の他方の端部、前記補助骨材の他方の端部および前記中段骨材の他方の端部が、それぞれ前記中段骨材の一方の端部、前記補助骨材の一方の端部および前記下段骨材の一方の端部よりも下方に倒伏しないように、前記中段骨材、前記下段骨材、前記補助骨材、前記中段縦材および前記下段縦材の少なくとも1つを支持するストッパー材と、前記中段骨材に固定された中段床板と、前記下段骨材に固定された下段床板と、を具備し、
前記圧入されたケーソン躯体に囲まれた地盤を撤去する工程に際して、前記中段縦材を上方に引き上げ、前記中段骨材、前記補助骨材および前記下段骨材を取り付け間柱に対して平行にし、前記圧入されたケーソン躯体に囲まれた地盤を撤去する工程が終了した際、前記中段縦材を下方に戻し、前記中段骨材、前記補助骨材および前記下段骨材を取り付け間柱に対して垂直にすることを特徴とする。
(i)本発明に係るケーソン圧入装置およびケーソン圧入工法は、ケーソン躯体に埋め込まれた支持部材を具備し、圧入ジャッキはジャッキ反力引張材に係止して圧入桁を下方に移動させて、ケーソン躯体を地盤中に圧入し、リフトアップジャッキは、支持部材に係止して圧入桁を上方に移動させる。したがって、ケーソン躯体を圧入する度に、圧入桁を持ち上げるために、外部のクレーンや、専用の圧入桁昇降装置等を使用することが不要になるため、ケーソン圧入装置の製造コストを安価に抑えることができ、また、作業が簡素になるため、施工の迅速化や施工コストの低廉化を図ることができる。
(ii)また、圧入桁にコンクリート型枠用足場が固定され、コンクリート型枠を進退自在に支持するコンクリート型枠進退機構がコンクリート型枠用足場に設けられている。
したがって、ケーソン躯体の圧入を繰り返す度に、コンクリート型枠やコンクリート型枠用足場の設置および撤去を繰り返す必要がなくなるから、コンクリート型枠用足場の設置および撤去のために繰り返し発生していたコストが不要になる。
特に、ケーソン躯体が地盤の深い位置にまで圧入された場合でも、コンクリート型枠用足場を設置するために、高い技能や長い時間を必要とすることがなくなるから、作業が迅速になり、施工工期の短縮や施工コストの低減が促進される。
さらに、コンクリート型枠進退機構を具備しているから、コンクリート打設部の形成作業やコンクリート型枠のケーソン躯体からの引き離し作業が容易になり、施工期間の短縮化や施工コストの低廉化がさらに促進される。
(iii)さらに、ケーソン躯体に埋め込まれた支持部材に代えて、リフトアップジャッキに昇降自在かつ自由落下不能に保持された支持部材を具備することによって、支持部材を延長する継ぎ足し作業が不要になるため、施工期間の短縮化や施工コストの低廉化をさらに図ることができる。
さらに、コンクリート型枠用折り畳み足場を具備するケーソン圧入装置およびこれを用いたケーソン圧入工法は、圧入されたケーソン躯体に囲まれた地盤を撤去する工程に際して、中段縦材を上方に引き上げることによって、中段骨材や下段骨材等を取り付け柱に近接させ、取り付け柱に対して平行に折り畳むことができる。したがって、掘削機器によって圧入されたケーソン躯体に囲まれた地盤を撤去する際、特に、ケーソン躯体に近い範囲において掘削機器が作業用の足場に干渉しないため、地盤の撤去作業が容易かつ迅速になるから、施工期間の短縮化や施工コストの低廉化をさらに図ることができる。
本発明の実施の形態1に係るケーソン圧入装置を説明する側面視の断面図。 図1に示すケーソン圧入装置の使用状況を示す平面図。 本発明の実施の形態2に係るケーソン圧入工法における各工程に沿って作業状況を説明する側面視の断面図。 本発明の実施の形態2に係るケーソン圧入工法における各工程に沿って作業状況を説明する側面視の断面図。 本発明の実施の形態3に係るケーソン圧入装置を説明する側面視の断面図。 図5に示すケーソン圧入装置の使用状況を示す平面図。 本発明の実施の形態4に係るケーソン圧入工法における各工程に沿って作業状況を説明する側面視の断面図。 本発明の実施の形態4に係るケーソン圧入工法における各工程に沿って作業状況を説明する側面視の断面図。 本発明の実施の形態5に係るケーソン圧入装置を説明する全体を示す側面視の断面図。 図9に示すケーソン圧入装置の一部(ロッドずれ止め)を抜き出して示す斜視図。 本発明の実施の形態6に係るケーソン圧入工法における各工程に沿って作業状況を説明する側面視の断面図。 本発明の実施の形態6に係るケーソン圧入工法における各工程に沿って作業状況を説明する側面視の断面図。 本発明の実施の形態7に係るケーソン圧入装置を説明するものであって、ケーソン躯体の内側から外側に向かって見た立面図。 本発明の実施の形態7に係るケーソン圧入装置を説明する中段部を示す平面図。 本発明の実施の形態7に係るケーソン圧入装置を説明する下段部を示す平面図。 本発明の実施の形態7に係るケーソン圧入装置を説明するものであって、展開した状態を示す側面図。 本発明の実施の形態7に係るケーソン圧入装置を説明するものであって、折り畳んだ状態を示す側面図。 本発明の実施の形態7に係るケーソン圧入装置を説明するものであって、腹起こし材が円弧状である場合を示す平面図。 本発明の実施の形態8に係るケーソン圧入装置を説明するものであって、展開した状態を示す側面図。 本発明の実施の形態8に係るケーソン圧入装置を説明するものであって、折り畳んだ状態を示す側面図。 本発明の実施の形態8に係るケーソン圧入装置を説明するものであって、ストッパー材の変形例を示す側面図であって、(a)は固定式、(b)は引っ張り式、(c)はシリンダ式。 本発明の実施の形態9に係るケーソン圧入工法を説明するものであって、作業の一部の工程における作業状況を説明する側面視の断面図。
[実施の形態1]
図1および図2は本発明の実施の形態1に係るケーソン圧入装置を説明するものであって、図1は側面視の断面図、図2の(a)および(b)はそれぞれ使用状況を示す平面図である。なお、各部は模式的に示すものであって、本発明は図示された形態(形状や数量等)に限定されるものではない。
(ケーソン圧入装置)
図1において、ケーソン圧入装置100は、地盤90に固定されたグランドアンカー99a、99bに接続具98a、98bによって接続されるジャッキ反力引張材1a、1bと、圧入ジャッキ3a、3bおよびリフトアップジャッキ4a、4bが固定された圧入桁2と、圧入柱5a、5bと、外周側コンクリート型枠7aおよび内周側コンクリート型枠7bと、外周側コンクリート型枠7aおよび内周側コンクリート型枠7bによって囲まれたコンクリート打設部7cに打設されたコンクリート8(図3の(b)参照)に埋め込まれ、上方に突出する支持部材6a、6bとを具備している。
そして、ケーソン躯体9によって囲まれた範囲は、掘削底面92まで、掘削(当該範囲の地盤が撤去)されている。
なお、以下の説明(含む「符号の説明」)において、同じ内容については符号の添え字「a、b」や符号の修飾語「外周側、内周側」の記載を省略する場合がある。
なお、ジャッキ反力引張材1a、1b(およびこれを係止する圧入ジャッキ3a、3b)の数量や、支持部材6a、6b(およびこれを係止するリフトアップジャッキ4a、4b)の数量や、圧入柱5a、5bの数量は、何れも限定するものではなく、適宜、1個(1本)や3個(3本)以上にしてもよい。
また、グランドアンカー99の上端の位置(接続具98の位置)は限定するものではなく、地盤面91から十分に長い範囲が突出して、グランドアンカー99自体がジャッキ反力引張材1として機能するようにしてもよい。このとき、接続具98は不要になるから、「地盤90に固定されたグランドアンカー99に接続具98によって接続されるジャッキ反力引張材1」は「地盤90に固定されるグランドアンカー99であるジャッキ反力引張材1」に均等である。
圧入ジャッキ3は、リフトアップジャッキ4と支持部材6との係止を開放した状態で、ジャッキ反力引張材1に係止して、ジャッキ反力引張材1の圧入ジャッキ3よりも下方部分を上方に引き上げることによって、圧入桁2を下方に移動させる。このとき、圧入桁2とケーソン躯体9の上面との間に圧入柱5が配置され、圧入柱5を介してケーソン躯体10は地盤90に圧入される(これについては実施の形態2において詳細に説明する)。
リフトアップジャッキ4は、圧入ジャッキ3とジャッキ反力引張材1との係止を開放した状態で、支持部材6に係止して、支持部材6を下方に移動させるものである。すなわち、支持部材6の下部がケーソン躯体9に埋め込まれた(固定された)状態で、支持部材6が下方に移動されると、圧入桁2が上方に移動することになる。
なお、本発明は、圧入ジャッキ3およびリフトアップジャッキ4の型式を限定するものではなく、それぞれジャッキ反力引張材1および支持部材6を開放自在に把持する把持機構(コレットチャック等)を有し、把持機構が設置されたピストンまたはシリンダを、シリンダまたはピストンに対して移動させるものである。
また、本発明は、ジャッキ反力引張材1および支持部材6の形状(外面形状)を限定するものではなく、例えば、棒材や管材であるが、ジャッキ反力引張材1は前記把持機構による把持を確実にするため、外面に環状の凹凸が軸方向に繰り返し複数形成されているものが好ましい。
外周側コンクリート型枠7aは、地盤面91に設置された外周側コンクリート型枠用足場11aに取り付けられ、内周側コンクリート型枠7bは、圧入されたケーソン躯体9の内周面に設置された内周側コンクリート型枠用足場11bに取り付けられている。なお、外周側コンクリート型枠7aおよび内周側コンクリート型枠7bは、何れも複数の部材(板材や管材ないし棒材等)によって形成されている。
外周側コンクリート型枠用足場11aは、ケーソン躯体9を圧入する際(圧入桁2を下方に移動させる際)、圧入桁2に干渉しない位置に移動させられるか、一旦解体され、再度、コンクリート打設部7cを形成する位置に移動または組み立てられる。
また、内周側コンクリート型枠用足場11bは、ケーソン躯体9を圧入する際(圧入桁2を下方に移動させる際)、圧入桁2に干渉しない位置に移動するか、一旦撤去して、再度、コンクリート打設部7cを形成するために、新たに、ケーソン躯体9の内周面に取り付けられるか、元の位置に戻して上方に継ぎ足される。
なお、内周側コンクリート型枠用足場11bをケーソン躯体9の内周面に取り付ける要領は限定するものではなく、例えば、内周面に固定ボルトを植え込むことによって、内周側コンクリート型枠用足場11bを取り付けている。
図2の(a)において、ケーソン圧入装置100は、平面視矩形状のケーソン躯体9の四隅にそれぞれ配置されている。このとき、ケーソン圧入装置100は、1個のリフトアップジャッキ4aおよび1本の支持部材6aを具備している。なお、コンクリート型枠7およびコンクリート型枠用足場11が撤去された状態を示している。
図2の(b)において、ケーソン圧入装置100は、平面視円形状のケーソン躯体9の上方を覆うように、井桁状に配置されている。このとき、隣接するケーソン圧入装置100同士では、ジャッキ反力引張材1および圧入ジャッキ3を共通にしている。すなわち、双方の圧入桁2が当接し、一方の圧入桁2に固定された圧入ジャッキ3によって、他方の圧入桁2が下方に移動させられる。なお、井桁状に配置される場合であっても、ケーソン圧入装置100毎にジャッキ反力引張材1および圧入ジャッキ3を具備してもよい。なお、コンクリート型枠7およびコンクリート型枠用足場11が撤去された状態を示している。
以上のように、本発明のケーソン圧入装置100によると、ケーソン躯体9を圧入する度に、圧入桁2を持ち上げるために、外部のクレーンや、専用の圧入桁昇降装置(ケーソン躯体9の周囲に配置される)を使用することが不要になるため、ケーソン圧入装置100の製造コストを安価に抑えることができる。
[実施の形態2]
図3および図4は本発明の実施の形態2に係るケーソン圧入工法を説明するものであって、各工程に沿って作業状況を説明する側面視の断面図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
(ケーソン圧入工法)
実施の形態2として説明するケーソン圧入工法は、実施の形態1で説明したケーソン圧入装置100を用いるものであって、以下の工程を有している。
図3の(a)において、地盤面91に外周側コンクリート型枠用足場11aを設置し、外周側コンクリート型枠用足場11aに外周側コンクリート型枠7aを取り付ける。また、既に圧入されているケーソン躯体9の内周面に、内周側コンクリート型枠用足場11bを設置して、内周側コンクリート型枠用足場11bに内周側コンクリート型枠7bを取り付ける。このとき、外周側コンクリート型枠7aおよび内周側コンクリート型枠7bの一部(下端部から所定の距離の範囲)を、ケーソン躯体9の外周面および内周面の一部(上面から所定の距離の範囲)に押し当て、コンクリート打設部7cを形成する(工程1)。
なお、圧入桁2は地盤面91から初期高さHの位置にあって、圧入桁2(圧入ジャッキ3およびリフトアップジャッキ4を含む)の重量は、リフトアップジャッキ4が係止している支持部材6を介してケーソン躯体9に伝わっている。また、ケーソン躯体9によって囲まれた範囲は、掘削底面92まで、掘削(当該範囲の地盤が撤去)されている。
図3の(b)において、コンクリート打設部7cにコンクリート8を打設する(工程2)。このとき、支持部材6の下寄りの範囲はコンクリート8に埋め込まれ、支持部材6の上寄りの範囲は、コンクリート8の上面から上方に突出している。なお、コンクリート8を打設する前に、コンクリート打設部7cに所定の鉄筋(図示しない)を配設しておく。
図3の(c)において、打設されたコンクリート8が養生し固化して、ケーソン躯体9と一体化したところで、固化したコンクリート8および既に圧入されているケーソン躯体9の側面から外周側コンクリート型枠7aおよび内周側コンクリート型枠7bを引き離す(工程3)。そして、外周側コンクリート型枠用足場11aおよび内周側コンクリート型枠用足場11bを撤去する。
なお、以下の説明の便宜上、固化したコンクリート8と既に圧入されているケーソン躯体9とが継ぎ足され、一体化したものを「ケーソン躯体10」と称す。
そして、リフトアップジャッキ4と支持部材6との係止を開放して、圧入ジャッキ3を駆動して圧入桁2を下方に移動させることによって、圧入桁2に設置された圧入柱5の下面をケーソン躯体10の上面に当接する(工程4)。このとき、圧入桁2は、圧入柱5の下面とケーソン躯体10の上面との間隔Aだけ、初期高さHから下降している。
図4の(a)において、さらに圧入ジャッキ3を駆動して圧入桁2を下方に移動させることによって、ケーソン躯体10を地盤90に圧入量Bだけ圧入する(工程5)。圧入量Bは外周側コンクリート型枠7aおよび内周側コンクリート型枠7bの高さより低く、打設されたコンクリート8の高さに同じである。
そして、ケーソン躯体10によって囲まれた範囲を掘削底面93の位置まで、掘削機器80を用いて掘削する(工程6)。このとき、ケーソン躯体10の内部から、内周側コンクリート型枠7bおよび内周側コンクリート型枠用足場11bが撤去されているから、掘削作業が阻害されることはない。
図4の(b)において、ケーソン躯体10によって囲まれた全範囲を圧入後の掘削底面93の位置にまで掘削したところで、圧入ジャッキ3とジャッキ反力引張材1との係止を開放して、リフトアップジャッキ4を駆動して、支持部材6を下方に移動することによって、圧入桁2を、工程1を開始した際の位置である初期高さHにまで、上方に移動させる(工程7)。すなわち、圧入桁2は、間隔Aと圧入量Bとを合計したジャッキアップ量Cだけ上昇する。
なお、支持部材6の長さが短いときは、工程7を実行する前に、予め支持部材6上部に延長ロッドを継ぎ足しておく。
そして、ケーソン躯体10をケーソン躯体9と、掘削底面93を掘削底面92と、それぞれ読み替えて工程1に戻り、工程1〜工程7を繰り返す。
なお、以上は、圧入柱5が圧入桁2に設置されていたが、本発明はこれに限定するものではなく、圧入柱5を圧入桁2に設置しないで、工程3の後に、圧入柱5を圧入桁2とケーソン躯体10の上面との間に配置し、工程5の後で、圧入柱5を圧入桁2とケーソン躯体10の上面との間から撤去するようにしてもよい。
以上のように、本発明のケーソン圧入工法によると、ケーソン圧入装置100を用いることによって、一旦、圧入ジャッキ3がジャッキ反力引張材1に係止可能な状態で、支持部材6に係止するリフトアップジャッキ4によって、圧入桁2が自由落下(下降)不能に配置された後は、ケーソン躯体10を圧入する毎に、圧入桁2を持ち上げるために外部のクレーンを用意したり、あるいは専用の圧入桁昇降装置(ケーソン躯体9の周囲に配置される)を設置したりすることが不要になる。このため、作業が簡素になることによって、施工工期の短縮化や施工コストの低廉化を図ることができる。
[実施の形態3]
図5および図6は本発明の実施の形態3に係るケーソン圧入装置を説明するものであって、図5はケーソン圧入装置の側面視の断面図、図6の(a)および(b)はそれぞれケーソン圧入装置の使用状況を示す平面図である。なお、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付し、一部の説明を省略する。また、各部は模式的に示すものであって、本発明は図示された形態(形状や数量等)に限定されるものではない。また、以下の説明(含む「符号の説明」)において、同じ内容については符号の添え字「a、b」や符号の修飾語「外周側、内周側」の記載を省略する場合がある。
図5および図6において、ケーソン圧入装置200は、実施の形態1において説明したケーソン圧入装置100における、地盤面91に設置される外周側コンクリート型枠用足場11aおよびケーソン躯体9の内周面に設置される内周側コンクリート型枠用足場11bに代えて、圧入桁2に外周側コンクリート型枠用足場13aおよび内周側コンクリート型枠用足場13bを設置(懸架)したものである。
すなわち、圧入桁2に支持架構12a、12bを設置し、支持架構12a、12bのケーソン躯体9の外周側に外周側コンクリート型枠用足場13aが固定され、支持架構12a、12bのケーソン躯体9の内周側に内周側コンクリート型枠用足場13bが固定されている。なお、圧入柱5は圧入桁2に固定されていないが、予め固定したものであってもよい。
そして、外周側コンクリート型枠用足場13aには、外周側コンクリート型枠7aを進退自在に支持する外周側コンクリート型枠進退機構14aが設けられ、外周側コンクリート型枠進退機構14aに外周側コンクリート型枠7aが取り付けられている。
同様に、内周側コンクリート型枠用足場13bには、内周側コンクリート型枠7bを進退自在に支持する内周側コンクリート型枠進退機構14bが設けられ、内周側コンクリート型枠進退機構14bに内周側コンクリート型枠7bが取り付けられている。
さらに、支持架構12a、12bにはそれぞれ、リフトアップジャッキ4a、4bが設置されている。
なお、支持架構12a、12bは2個所に限定するものではなく、1個所であっても3個所以上であってもよい。また、リフトアップジャッキ4a、4bは支持架構12a、12bにのみ設置されるものではなく、圧入桁2に直接設置されてもよい。
なお、以下の説明(含む「符号の説明」)において、同じ内容については符号の添え字「a、b」や符号の修飾語「外周側、内周側」の記載を省略する場合がある。
したがって、後記するように(実施の形態4参照)、コンクリート型枠7によってコンクリート打設部7cを形成するタイミング毎(ケーソン躯体10を圧入するタイミング毎)に、コンクリート型枠用足場13を設置することが不要になるから、コンクリート型枠用足場13を設置や撤去するコストが不要になる。
特に、掘削底面93の位置が深くなった場合、実施の形態1の内周側コンクリート型枠用足場11bは、掘削底面92からの距離が増加し、掘削底面92から高く上がった位置に設置することになり、設置に技能と時間を要していたが、実施の形態3のケーソン圧入装置200で、この点が解消される。
さらに、コンクリート型枠進退機構14を具備しているから、コンクリート打設部7cの形成作業やコンクリート型枠7のケーソン躯体10からの引き離し作業が容易になり、施工コストが安価になる。
なお、以上は、コンクリート型枠進退機構14として、コンクリート型枠7を進退させるコンクリート型枠進退機構14を示しているが、本発明はこれに限定するものではなく、コンクリート型枠7を進退させる機構と共に、コンクリート型枠7を昇降させる機構を具備してもよい。このとき、コンクリート型枠7を比較的高さの低いものにして、打設したコンクリートが固化したところで、コンクリート型枠7を上方に移動して、固化したコンクリートの上に、コンクリートを打設する作用を繰り返すようにしてもよい(所謂、スライド型枠に同じ)。
[実施の形態4]
図7〜図8は本発明の実施の形態4に係るケーソン圧入工法を説明するものであって、各工程に沿って作業状況を説明する側面視の断面図である。なお、実施の形態3と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
実施の形態4として説明するケーソン圧入工法は、実施の形態3で説明したケーソン圧入装置200を用いるものであって、以下の工程を有している。なお、実施の形態2における工程に対応する工程については、工程番号の一の位を実施の形態2における工程番号と同じにし、工程番号の十の位を「1」にする。
図7の(a)において、既に圧入されているケーソン躯体9の側面に連続して、ケーソン躯体9の上部にコンクリート型枠7の下部を押し当て、コンクリート打設部7cを形成する(工程11)。すなわち、コンクリート型枠進退機構14を駆動してコンクリート型枠7を進出させる。
なお、圧入桁2(圧入ジャッキ3、リフトアップジャッキ4、コンクリート型枠7、支持架構12、コンクリート型枠用足場13、およびコンクリート型枠進退機構14を含む)の重量は、リフトアップジャッキ4が係止している支持部材6を介してケーソン躯体9に伝わっている。また、ケーソン躯体9によって囲まれた範囲は、掘削底面92まで、掘削(当該範囲の地盤が撤去)されている。
図7の(b)において、コンクリート型枠7によって囲まれたコンクリート打設部7cにコンクリート8を打設する(工程12)。このとき、コンクリート8の上面から支持部材6は上方に突出している。なお、コンクリート8を打設する前に、コンクリート打設部7cに所定の鉄筋(図示しない)を配設しておく。
図7の(c)において、打設されたコンクリート8が養生し固化して、ケーソン躯体9と一体化したところで、コンクリート型枠進退機構14を駆動してコンクリート型枠7を後退させ、ケーソン躯体10(固化したコンクリート8と既に圧入されているケーソン躯体9とが一体化したもの)の側面からコンクリート型枠7を引き離す(工程13)。
このとき、コンクリート型枠用足場13は圧入桁2に設置されたままである。そして、圧入桁2とケーソン躯体10の上面との間に圧入柱5を配置する(工程14)。
図8の(a)において、リフトアップジャッキ4と支持部材6との係止を開放して、圧入ジャッキ3を駆動して圧入桁2を下方に移動させることによって、圧入柱5を介してケーソン躯体10を地盤90に圧入する(工程15)。すなわち、ケーソン躯体10の上面に載置された圧入柱5の上面とを圧入桁2の下面と間隔A(図示しない)と、圧入量Bとを合計した下降量C(ジャッキアップ量に同じ)だけ、圧入桁2は下降する。そして、圧入されたケーソン躯体10に囲まれた範囲を掘削底面93の位置まで、掘削機器80を用いて掘削する(工程16)。
図8の(b)において、ケーソン躯体10によって囲まれた全範囲を掘削底面93の位置にまで掘削したところで、圧入ジャッキ3とジャッキ反力引張材1との係止を開放して、リフトアップジャッキ4を駆動して、支持部材6を下方に移動することによって、圧入桁2を上方に少し移動させる。このとき、支持部材6の長さが短いときは、予め上部に延長ロッドを継ぎ足しておく。そして、少し上昇したところで、圧入柱5を圧入桁2とケーソン躯体10の上面との間から撤去する(工程17)。
図8の(c)において、支持部材6をさらに下方に移動して、圧入桁2を初期高さHの位置にまで上方に移動させる(工程18)。
そして、ケーソン躯体10をケーソン躯体9と、掘削底面93を掘削底面92と、それぞれ読み替えて工程1に戻り、工程11〜工程18を繰り返す。
なお、以上は、圧入柱5が圧入桁2とは別個に用意されたものであるが、本発明はこれに限定するものではなく、圧入柱5を圧入桁2に設置してもよい。このとき、工程14および工程17は不要になる。また、支持部材6の上部に延長ロッドを継ぎ足すタイミングは、工程18の直前に限定するものではなく、何れの工程の前であってもよいし、支持部材6の長さが十分に長い場合は、延長ロッドの継ぎ足しを省略してもよい。
以上のように、本発明のケーソン圧入工法によると、実施の形態2で説明したケーソン圧入工法における作用効果と同じ作用効果が得られると共に、コンクリート型枠進退機構14を備えたコンクリート型枠用足場13が圧入桁2に設置されているから、コンクリート型枠7によってコンクリート打設部7cを形成するタイミング毎(ケーソン躯体10を圧入するタイミング毎)に、コンクリート型枠用足場13を設置することが不要になるから、コンクリート型枠用足場13の製造コストが安価になると共に、施工工期が短縮され、施工コストが安価になる。
特に、掘削底面93の位置が深くなった場合、実施の形態2の内周側コンクリート型枠用足場11bは、掘削底面92から離れた高い位置に設置することになり、設置に技能と時間を要していたが、実施の形態4のケーソン圧入工法で、この点が解消される。
さらに、コンクリート型枠進退機構14を具備しているから、コンクリート打設部7cの形成作業やコンクリート型枠7のケーソン躯体10からの引き離し作業が容易になり、施工コストが安価になる。
[実施の形態5]
図9および図10は本発明の実施の形態5に係るケーソン圧入装置を説明するものであって、図9は全体を示す側面視の断面図、図10は一部(ロッドずれ止め)を抜き出して示す斜視図である。なお、実施の形態3と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。また、以下の説明(含む「符号の説明」)において、同じ内容については符号の添え字「a、b」や符号の修飾語「外周側、内周側」の記載を省略する場合がある。
図9において、ケーソン圧入装置300は、実施の形態3において説明したケーソン圧入装置200において、ケーソン躯体10に下寄りの範囲が埋め込まれていた支持部材6を、ケーソン躯体10から撤去したもの(抜き去ったもの)である。
すなわち、支持部材6は、リフトアップジャッキ4によって昇降自在かつ自由落下不能に保持され、支持部材6が下降された際に限って、支持部材6の下面がケーソン躯体10の上面に当接するようにしたものである。
また、圧入柱5bが圧入桁2に固定されている。なお、圧入桁2に固定された圧入柱5の数量は限定するものではなく、2本以上であってもよい。また、実施の形態3に準じて、圧入柱5bが圧入桁2に固定されないものであってもよい。
したがって、ケーソン圧入装置300は、実施の形態3のケーソン圧入装置200と同様の作用効果を奏した上で、後記するように(実施の形態6参照)、支持部材6を継ぎ足す必要がないことから、支持部材6のコストの低減と、支持部材6を継ぎ足す作業のコストの低減を図ることができる。よって、ケーソン圧入装置300は製造コストを安価に抑えることができる。
図10において、ロッドずれ止め20は、支持部材6の下面をケーソン躯体10の上面に当接する際、支持部材6の下面が移動することを防止するためのものであるが、ケーソン圧入装置300は、ロッドずれ止め20を具備しないものであってもよい(実施の形態6参照)。
すなわち、ロッドずれ止め20は、ずれ止め基板21と、ずれ止め基板21の中央に固定されたずれ止め円筒22と、ずれ止め基板21をケーソン躯体10の上面に固定するための固定手段(例えば、ボルト)が貫通するずれ止め孔23とを具備している。
そして、支持部材6が円筒状である場合、ずれ止め円筒22の内周に支持部材6が侵入したり、あるいは、支持部材6の内周にずれ止め円筒22が侵入したりする。また、支持部材6が中実の円柱状である場合、ずれ止め円筒22の内周に支持部材6が侵入する。なお、支持部材6が円筒状や円柱状でない場合には、支持部材6の形状に対応してずれ止め円筒22の形状は、円筒状でない形状に変更されるものである。
[実施の形態6]
図11および図12は本発明の実施の形態6に係るケーソン圧入工法を説明するものであって、各工程に沿って作業状況を説明する側面視の断面図である。なお、実施の形態5と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
実施の形態6として説明するケーソン圧入工法は、実施の形態5で説明したケーソン圧入装置300を用いるものであって、以下の工程を有している。なお、実施の形態4における工程に対応する工程については、工程番号の一の位を実施の形態4における工程番号の一の位と同じにし、工程番号の十の位を「2」にする。
図11の(a)において、既に圧入されているケーソン躯体9の側面に連続して、ケーソン躯体9の上部にコンクリート型枠7の下部を押し当て、コンクリート打設部7cを形成する(工程21)。すなわち、コンクリート型枠進退機構14を駆動してコンクリート型枠7を進出させ、コンクリート型枠7がケーソン躯体9の上部を把持するようにした後、支持部材6は上方に移動して、支持部材6の下面がコンクリート打設部7cの上に位置するようにする。
このとき、支持部材6の下面はケーソン躯体9の上面から離れているものの、圧入桁2(圧入ジャッキ3、リフトアップジャッキ4、コンクリート型枠7、支持架構12、コンクリート型枠用足場13、およびコンクリート型枠進退機構14を含む)の重量は、支持架構12、コンクリート型枠用足場13およびコンクリート型枠進退機構14を経由して、コンクリート型枠7とケーソン躯体9の上部との間の摩擦力として、ケーソン躯体9に伝わっている。また、ケーソン躯体9によって囲まれた範囲は、掘削底面92まで、掘削(当該範囲の地盤が撤去)されている。
図11の(b)において、コンクリート型枠7によって囲まれたコンクリート打設部7cにコンクリート8を打設する(工程22)。このとき、支持部材6はリフトアップジャッキ4によって自由落下不能に保持され、支持部材6の下面はコンクリート8の上面から離れている。なお、コンクリート8を打設する前に、コンクリート打設部7cに所定の鉄筋(図示しない)を配設しておく。
図11の(c)において、打設されたコンクリート8が養生し固化して、ケーソン躯体9と一体化したところで、コンクリート型枠進退機構14を駆動してコンクリート型枠7を後退させ、ケーソン躯体10(固化したコンクリート8と既に圧入されているケーソン躯体9とが一体化したもの)の側面からコンクリート型枠7を引き離す(工程23)。このとき、コンクリート型枠用足場13は圧入桁2に設置されたままであり、圧入桁2に固定された圧入柱5bは、ケーソン躯体10の直上に位置している。
図12の(a)において、リフトアップジャッキ4と支持部材6との係止を開放して、圧入ジャッキ3を駆動して圧入桁2を下方に移動させることによって、圧入柱5を介してケーソン躯体10を地盤90に圧入する(工程25)。このとき、圧入桁2は、圧入柱5bの下面とケーソン躯体10の上面との間隔A(図示しない)と、圧入量Bとを合計した下降量C(ジャッキアップ量Cに同じ)だけ下降する。
そして、圧入されたケーソン躯体10に囲まれた範囲を掘削底面93の位置まで、掘削機器80を用いて掘削する(工程26)。
図12の(b)において、ケーソン躯体10によって囲まれた全範囲を掘削底面93の位置にまで掘削したところで、リフトアップジャッキ4を駆動して、支持部材6を下方に移動し、支持部材6の下面をケーソン躯体10の上面に押し当てる(工程28)。このとき、支持部材6の下端部を保持するロッドずれ止め20(図10参照)をケーソン躯体10の上面に設置してもよい。また、圧入ジャッキ3とジャッキ反力引張材1は係止したままで、圧入桁2の自由落下(下降)を防止している。
図12の(c)において、圧入ジャッキ3とジャッキ反力引張材1との係止を開放して、リフトアップジャッキ4を駆動して、支持部材6を下方に移動することによって、圧入桁2を上方に移動させる。すなわち、支持部材6の下面をケーソン躯体10の上面に押し当て、支持部材6を下方に移動して、圧入桁2をジャッキアップ量(下降量に同じ)Cだけ持ち上げて、初期高さHの位置にまで上方に移動させる(工程29)。
そして、ケーソン躯体10をケーソン躯体9と、掘削底面93を掘削底面92と、それぞれ読み替えて工程21に戻り、工程21〜工程29を繰り返す。
なお、ロッドずれ止め20を設置した場合、工程21において支持部材6を上方に移動したところで、ロッドずれ止め20を撤去する。
なお、以上は、圧入柱5および支持部材6が圧入桁2に昇降自在(自由落下不能)に支持され、支持部材6は下降したときに、その下面がケーソン躯体10の上面に押し当てられるものであるから、支持部材6の上部に延長ロッドを継ぎ足す必要が無い。すなわち、実施の形態4における「圧入柱5を配置する(工程14)」や、「支持部材6の長さが短いときは、予め上部に延長ロッドを継ぎ足しておき、圧入柱5を撤去する(工程17)」に対応した工程を具備しない。
また、以上は、圧入柱5が圧入桁2に固定されているため、実施の形態4における圧入柱5を配置する工程14および圧入柱5を撤去する工程17に相当する工程は不要になっている。したがって、実施の形態4における効果を奏した上で、施工がさらに迅速になるから、施工工期の短縮と施工コストの低廉化をさらに促進することができる。
なお、本発明は、支持部材6が圧入桁2に固定されたものに限定するものではなく、支持部材6を圧入桁2とは別個にして、実施の形態4における工程14および工程17に相当する工程を有してもよい。
さらに、工程21において、圧入桁2の重量は、コンクリート型枠7とケーソン躯体9の上部との間の摩擦力としてケーソン躯体9に伝わっているが、本発明はこれに限定するものではなく、前記摩擦力に代わるものとして、あるいは、前記摩擦力と併用するものとして、ジャッキ反力引張材1に係止して圧入桁2の自由落下を防止するストッパー(圧入時は開放自在)を圧入桁2または圧入ジャッキ3に設置してもよい。
[実施の形態7]
図13〜図17は本発明の実施の形態7に係るケーソン圧入装置を説明するものであって、図13はケーソン躯体の内側から外側に向かって見た立面図、図14は中段部を示す平面図、図15は下段部を示す平面図、図16は展開した状態を示す側面図、図17は折り畳んだ状態を示す側面図である。なお、実施の形態3または5と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
実施の形態7に係るケーソン圧入装置400は、実施の形態3、5に係るケーソン圧入装置200、300における圧入桁2に設置された内周側コンクリート型枠用足場13bに替えて、折り畳み自在なコンクリート型枠用折り畳み足場(以下「折り畳み足場」と称す)410を有するものであって、折り畳み足場410を除く部位についてはケーソン圧入装置200、300に同じであるから、以下、折り畳み足場410について説明する。
(折り畳み足場)
図13〜図17において、圧入桁2に設置された支持架構12a、12b内の、ケーソン躯体9の内周側に配置されたものの一部をヨーク900a、900bと称している。
そして、ヨーク900a、900bにはそれぞれ取り付け柱920a、920bが取り付けられている。また、ヨーク900a、900bのそれぞれに跨がって、腹起こし材910a、910bが上下方向で2段設置され、腹起こし材910a、910bに取り付け間柱920cが取り付けられている。
折り畳み足場410は、取り付け柱920a、920bに取り付けられたリンク機構420a、420b、および取り付け間柱920cに取り付けられたリンク機構420c、を具備している。なお、一部の部材の端面に斜線を付し、側面等との相違を明確にしている。
(リンク機構)
リンク機構420a、420bおよびリンク機構420cは、それぞれ同様の構造であるから、リンク機構420aについて説明し、リンク機構420cについては、取り付け柱920aを取り付け間柱920cと読み替えるものとする。なお、以下の説明(含む「符号の説明」)において、同じ内容については符号の添え字「a、b、c」の記載を省略する。
リンク機構420は、取り付け柱920に対して回動自在に設置された中段骨材130および下段骨材120と、取り付け柱920に対して平行な姿勢を保って移動する共通縦材230と、これらの動きを規制するストッパー材310と、中段骨材130および下段骨材120にそれぞれ固定された中段床板115および下段床板125と、を具備している。
(中段骨材)
中段骨材130の一方の端部131が、取り付け柱920に設置された取り付け腕931に回動自在に取り付けられている。取り付け腕931はケーソン躯体9の内周側に突出し、取り付け腕931の先端部には一対の取り付け板941が固定され、取り付け板941には、中段取り付けピン951が貫通自在な図示しない取り付け孔が形成されている。一方、中段骨材130の一方の端部131には、中段取り付けピン951が貫通自在な図示しない取り付け孔が形成され、端部131が一対の取り付け板941に挟まれた状態で、中段取り付けピン951が両者の取り付け孔を貫通している。すなわち、中段骨材130の一方の端部131が、取り付け柱920に設置された取り付け腕931に中段取り付けピン951によって回動自在に取り付けられている。
なお、中段骨材130の他方の端部132には、展開時に下方に突出した(折り畳み時に内周側に突出したに同じ)中段骨突部133が設けられ、中段骨突部133に中段連結ピン231が貫通自在な図示しない貫通孔が形成されている。
(下段骨材)
また、同様に、下段骨材120の一方の端部121が、取り付け柱920に設置された取り付け腕932に回動自在に取り付けられている。取り付け腕932はケーソン躯体9の内周側に突出し、取り付け腕932の先端部には一対の取り付け板942が固定され、取り付け板942には、下段取り付けピン952が貫通自在な図示しない取り付け孔が形成されている。一方、下段骨材120の一方の端部121には、下段取り付けピン952が貫通自在な図示しない取り付け孔が形成され、端部121が一対の取り付け板942に挟まれた状態で、下段取り付けピン952が両者の取り付け孔を貫通している。すなわち、下段骨材120の一方の端部121が、取り付け柱920に設置された取り付け腕932に下段取り付けピン952によって回動自在に取り付けられている。
なお、下段骨材120の他方の端部122には、展開時に下方に突出した(折り畳み時に内周側に突出したに同じ)下段骨突部123が設けられ、下段骨突部123に下段連結ピン232が貫通自在な図示しない貫通孔が形成されている。
(共通縦材)
共通縦材230には、中段連結ピン231および下段連結ピン232が、それぞれ貫通自在な図示しない貫通孔が形成され、共通縦材230は、中段骨材130および下段骨材120に中段連結ピン231および下段連結ピン232によって回動自在に連結されている。また、中段連結ピン231が貫通する貫通孔に近い下方の位置に、ストッパー連結ピン233が貫通自在な図示しない貫通孔が形成されている。
さらに、共通縦材230には、先端部(上端部)に、吊り上げ手段(これについては別途詳細に説明する)の一部が係止するための吊り上げ用孔234が設けられている。
そして、共通縦材230には、先端部(上端部)および先端部に近い位置に中段手摺り235が水平方向に固定され、下端部に近い位置に下段手摺り236が水平方向に固定されている。
(ストッパー)
ストッパー材310は、 外管313と、外管313の内部に進退自在に配置された内管312とから構成され、内管312の一方(外管313とは反対側)の端部311にはストッパー取り付けピン953が貫通自在な図示しない貫通孔が形成され、外管313の他方(内管312とは反対側)の端部314には、ストッパー連結ピン233が貫通自在な図示しない貫通孔が形成されている。
取り付け柱920にケーソン躯体9の内周側に突出した取り付け腕933が取り付けられて、その先端部には一対の取り付け板943が固定されている。一対の取り付け板943は、ストッパー材310の一方の端部311を挟み、前者に後者がストッパー取り付けピン953によって回動自在に取り付けられている。
また、ストッパー材310の他方の端部314は、ストッパー連結ピン233によって共通縦材230に回動自在に連結されている。このとき、ストッパー材310の側面(鉛直面)は、共通縦材230の側面(鉛直面)に対向している。
そして、ストッパー取り付けピン953とストッパー連結ピン233との距離は、一定の値よりも短くならないようになっている。
なお、ストッパー材310の取り付け位置は限定するものではなく、下段骨材120の下方に取り付けてもよく、中段骨材130の下方および下段骨材120の下方の両方に取り付けてもよい。また、ストッパー材310の形態は、図示するものに限定するものではない(これについては別途詳細に説明する)。
(中段床板、下段床板)
中段床板115が中段骨材130に固定され、下段床板125が下段骨材120に固定されている。なお、中段床板115は中段骨材130a、130b、130cの3本の腕材に固定され、下段床板125は下段骨材120a、120b、120cの3本の腕材に固定されているが、本発明はこれに限定するものではなく、固定する腕材の本数は何れであってもよい。
また、中段床板115および下段床板125の形態はいずれであってもよく、鋼板(アンチスリップ鋼板)、グレーチング、複数の棒材ないし管材を並べた桟等、何れであってもよい。
(リンク機構の動き)
以下、説明の便宜上、中段取り付けピン951の位置を「A」、中段連結ピン231の位置を「E」、下段連結ピン232の位置を「F」、および下段取り付けピン952の位置を「G」と称し、ストッパー取り付けピン953の位置およびストッパー連結ピン233の位置をそれぞれ「H」および「I」と称す。
(展開した状態)
図16に示す展開時において、位置A、位置E、位置F、位置Gおよび位置Aを結ぶ線は、平行四辺形を呈し、中段骨材130は下段骨材120に平行であって、取り付け柱920に対して垂直になっている。
また、位置A、位置E、位置I、位置Hおよび位置Aを結ぶ線は、平行四辺形でも台形でもない四角形を呈し、位置Eと位置Iが近接しているため、略三角形を呈している。
そして、ストッパー取り付けピン953(位置H)とストッパー連結ピン233(位置I)との距離は、中段骨材130および下段骨材120が取り付け柱920に対して垂直になったときに、最も短くなるように構成されているから、中段骨材130の他方の端部132および下段骨材120の他方の端部122が、それぞれ前者の一方の端部131および後者の一方の端部121よりも下に倒伏することがない。
(折り畳み過程)
共通縦材230の吊り上げ用孔234に、図示しない吊り上げ手段(例えば、チェインブロック、ウインチ等)の一部を連結して、共通縦材230を吊り上げると、ストッパー材310は伸ばされ、中段骨材130の一方の端部131および下段骨材120の一方の端部121よりも、それぞれ前者の他方の端部132および後者の他方の端部122が高い位置になるように起立する。このとき、展開時に平行四辺形を呈していた位置A、位置E、位置F、位置Gおよび位置Aを結ぶ線は、一旦、長方形を呈した後、平行四辺形を呈する。
(折り畳んだ状態)
図17において、中段骨材130、下段骨材120および共通縦材230は、取り付け柱920に対して平行になり、中段骨材130および下段骨材120の内周側に共通縦材230が位置している。
一方、ストッパー材310も取り付け柱920に対して平行になり、中段骨材130および下段骨材120の内周側で、共通縦材230に並んでいる。すなわち、位置Hと位置Iを結ぶ直線は、位置Eと位置Fを結んだ直線上に位置している。
以上のように、折り畳み足場410は、取り付け柱920(ヨーク900に同じ)に近接した状態に折り畳むことができ、内周側に突出しないため、ケーソン躯体10によって囲まれた範囲を掘削底面93の位置まで、掘削機器80を用いて掘削する際、特にケーソン躯体9に近い範囲においても、掘削作業が阻害されることはない(図22参照)。
なお、以上は、折り畳み足場410として、取り付け柱920a、920bに取り付けられたリンク機構420a、420bと、取り付け間柱920cに取り付けられたリンク機構420cとを具備する折り畳み足場410を示しているが、本発明はこれに限定するものではなく、リンク機構420の数は何れであってもよい。また、リンク機構420の全てが取り付け柱(ヨークに設置されている)に取り付けられても、あるいは、リンク機構420の全てが取り付け間柱(腹起こし材に設置されている)に取り付けられてもよい。
(円弧状の腹起こし材)
図18は本発明の実施の形態7に係るケーソン圧入装置を説明するものであって、腹起こし材が円弧状である場合を示す平面図である。なお、実施の形態3または5と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図18において、腹起こし材910は円弧状であって、腹起こし材910の内周側に、外周側が円弧状で、内周側が直線状の調整材990が設置され、調整材990に取り付け間柱920d、920e、920fが、それぞれ取り付けられている。
そして、取り付け間柱920d、920e、920fに、リンク機構420a、420b、720cが、それぞれ取り付けられている。
すなわち、調整材990を取り付けることによって、折り畳み足場410を円弧状の腹起こし材910に対しても取り付けることができる。
[実施の形態8]
図19および図20は本発明の実施の形態8に係るケーソン圧入装置を説明するものであって、図19は展開した状態を示す側面図、図20は折り畳んだ状態を示す側面図である。なお、実施の形態7と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
実施の形態8に係るケーソン圧入装置500は、実施の形態7に係るケーソン圧入装置400における中段骨材130を、下段骨材120よりも長い中段骨材110に変更したコンクリート型枠用折り畳み足場(以下「折り畳み足場」と称す)510を有するものである。したがって、以下、折り畳み足場510について、主に、折り畳み足場410と相違する点について説明する。なお、中段骨材110の数量は限定するものではなく、それぞれが同様の構造であるため、以下の説明(含む「符号の説明」)において部材の符号に「a、b、c」等の添え字の記載を省略する。
(リンク機構)
図19において、ケーソン圧入装置500を構成する折り畳み足場510は、1または2以上のリンク機構520を有している。
リンク機構520は、取り付け柱920に対して回動自在に設置された中段骨材110、補助骨材140および下段骨材120と、取り付け柱920に対して平行な姿勢を保って移動する中段縦材210および下段縦材220と、これらの動きを規制するストッパー材310と、中段骨材110および下段骨材120にそれぞれ固定された中段床板115および下段床板125と、を具備している。
(中段骨材)
取り付け腕931はケーソン躯体9の内周側に突出し、取り付け腕931の先端部には一対の取り付け板941が固定され、取り付け板941には、中段取り付けピン951が貫通自在な図示しない取り付け孔が形成されている。
一方、中段骨材110の一方の端部111には、中段取り付けピン951が貫通自在な図示しない取り付け孔が形成され、端部111が一対の取り付け板941に挟まれた状態で、中段取り付けピン951が両者の取り付け孔を貫通している。すなわち、中段骨材110の一方の端部111が、取り付け柱920に設置された取り付け腕931に中段取り付けピン951によって回動自在に取り付けられている。
また、中段骨材110の他方の端部112には、中段連結ピン211が貫通自在な図示しない貫通孔が形成されている。また、一方の端部111と他方の端部112との間で、他方の端部112に近い位置に、展開時に下方に突出(折り畳み時に内周側に突出するに同じ)中段骨突部113が設けられ、中段骨突部113に中段連結ピン221が貫通自在な図示しない貫通孔が形成されている。
(下段骨材)
また、下段骨材120は、一方の端部121が、取り付け柱920に設置された取り付け腕932に回動自在に取り付けられている。取り付け腕932はケーソン躯体9の内周側に突出し、取り付け腕932の先端部には一対の取り付け板942が固定され、取り付け板942には、下段取り付けピン952が貫通自在な図示しない取り付け孔が形成されている。一方、下段骨材120の一方の端部121には、下段取り付けピン952が貫通自在な図示しない取り付け孔が形成され、端部121が一対の取り付け板942に挟まれた状態で、下段取り付けピン952が両者の取り付け孔を貫通している。すなわち、下段骨材120の一方の端部121が、取り付け柱920に設置された取り付け腕932に下段取り付けピン952によって回動自在に取り付けられている。
また、下段骨材120の他方の端部122には、展開時に下方に突出(折り畳み時に内周側に突出するに同じ)下段骨突部123が設けられ、下段骨突部123に下段連結ピン222が貫通自在な図示しない貫通孔が形成されている。
(補助骨材)
補助骨材140は、一方の端部141が、取り付け柱920に設置された補助取り付け腕934に回動自在に取り付けられている。
補助取り付け腕934はケーソン躯体9の内周側に突出し、先端部にストッパー取り付けピン953が貫通自在な図示しない貫通孔が形成され、先端部よりも外周側(取り付け柱920に近い位置)に補助取り付けピン954が貫通自在な図示しない貫通孔が形成されている。
そして、補助骨材140は、補助取り付けピン954によって、補助取り付け腕934に回動自在に取り付けられている。このとき、補助骨材140の一方の側面(鉛直面)は、補助取り付け腕934の一方の側面に対向している。
また、補助骨材140の他方の端部142は、補助連結ピン212によって中段縦材210に回動自在に連結されている。
(中段縦材)
中段縦材210には、中段連結ピン211および補助連結ピン212が、それぞれ貫通自在な図示しない貫通孔が形成され、中段縦材210は、中段骨材110および補助骨材140に中段連結ピン211および補助連結ピン212によって回動自在に連結されている。
また、中段連結ピン211が貫通する貫通孔に近い下方の位置に、ストッパー連結ピン233が貫通自在な図示しない貫通孔が形成されている。
さらに、中段縦材210には、先端部(上端部)に、吊り上げ手段(これについては別途詳細に説明する)の一部が係止するための吊り上げ用孔214が設けられ、先端(上端)および先端に近い位置に中段手摺り215が水平方向に固定されている。
(下段縦材)
下段縦材220には、上端部および下端部に、それぞれ中段連結ピン221および下段連結ピン222が貫通自在な図示しない貫通孔が形成されている。そして、下段縦材220は、中段骨材110および下段骨材120に中段連結ピン221および下段連結ピン222によって回動自在に連結されている。
さらに、下段縦材220には、下端部に近い位置に下段手摺り226が水平方向に固定されている。
(ストッパー)
ストッパー材310は、 外管313と、外管313の内部に進退自在に配置された内管312とから構成され、内管312の一方(外管313とは反対側)の端部311にはストッパー取り付けピン953が貫通自在な図示しない貫通孔が形成され、外管313の他方(内管312とは反対側)の端部314にはストッパー連結ピン213が貫通自在な図示しない貫通孔が形成されている。
そして、ストッパー材310の一方の端部311は、実施の形態7と同様に、ストッパー取り付けピン953によって補助取り付け腕934に回動自在に取り付けられ、他方の端部314は、ストッパー連結ピン213よって中段縦材210に回動自在に取り付けられている。
そして、ストッパー取り付けピン953とストッパー連結ピン233との距離は、一定の値よりも短くならないようになっている。
なお、ストッパー材310の取り付け位置は限定するものではなく、下段骨材120の下方に取り付けてもよく、中段骨材110の下方および下段骨材120の下方の両方に取り付けてもよい。また、ストッパー材310の形態は、図示するものに限定するものではない(これについては別途詳細に説明する)。
(中段床板、下段床板)
中段床板115が中段骨材110に固定され、下段床板125が下段骨材120に固定されている。このとき、中段骨材110は下段骨材120よりも長いため、中段床板115を下段床板125よりも広くすることができる。そのため、施工に必要な機器類を、主に、中段床板115に載置し、下段床板125への載置を最少にすることができる。そうすると、折り畳み足場410を折り畳む際、前記機器類の撤去が容易になる。
なお、中段床板115および下段床板125がそれぞれ固定される中段骨材110の数および下段骨材120の数は限定するものではなく、何れであってもよい。
また、中段床板115および下段床板125の形態は限定するものではなく、鋼板(アンチスリップ鋼板)、グレーチング、複数の棒材ないし管材を並べた桟等、何れであってもよい。
(リンク機構の動き)
図19および図20において、説明の便宜上、中段取り付けピン951の位置を「A」、中段連結ピン211の位置を「B」、補助連結ピン212の位置を「C」、補助取り付けピン954の位置を「D」と称し、中段連結ピン221の位置を「E」、下段連結ピン222の位置を「F」、および下段取り付けピン952の位置を「G」と称す。また、ストッパー取り付けピン953およびストッパー連結ピン213の位置をそれぞれ「H」および「I」と称す。
(展開した状態)
図19に示す展開時において、中段骨材110と補助骨材140とは互いに平行であって、両者は取り付け柱920に対して垂直になり、中段縦材210は取り付け柱920に平行になっている。このとき、位置A、位置B、位置C、位置Dおよび位置Aを結ぶ線は、長方形を呈している。
また、下段骨材120は中段骨材110に平行であって、取り付け柱920に対して垂直になっているものの、位置A、位置E、位置F、位置Gおよび位置Aを結ぶ線は、平行四辺形を呈している。
一方、位置A、位置B、位置I、位置Hおよび位置Aを結ぶ線は、平行四辺形でも台形でもない四角形を呈し、位置Eと位置Iが近接しているため、略三角形を呈している。
そして、ストッパー取り付けピン953(位置H)とストッパー連結ピン213(位置I)との距離は、中段骨材110および下段骨材120が取り付け柱920に対して垂直になったとき、最も短くなるように構成されているから、中段骨材110の他方の端部132および下段骨材120の他方の端部122が、それぞれ一方の端部111および一方の端部121も下に倒伏することがない。
なお、平面視において、位置Aと位置Bとを結ぶ線、位置Hと位置Iとを結ぶ線および位置Fと位置Gとを結ぶ線は、何れも同一平面内にあるため、重なる。一方、位置Cと位置Dとを結ぶ線(補助骨材140)は、位置Aと位置Bとを結ぶ線(中段骨材110)とは重なることなく、所定の隙間を空けて平行になる(何れも図示しない)。
(折り畳み過程)
中段縦材210の吊り上げ用孔214に、図示しない吊り上げ手段(例えば、チェインブロック、ウインチ等)の一部を連結して、中段縦材210を吊り上げると、ストッパー材310は伸ばされ、中段骨材110の一方の端部131および下段骨材120の一方の端部121よりも、それぞれ他方の端部132および他方の端部122が高い位置になるように起立する。
このとき、位置A、位置B、位置C、位置Dおよび位置Aを結ぶ線は、長方形を呈していたものが、平行四辺形を呈するようになる。
一方、展開時に平行四辺形を呈していた位置A、位置E、位置F、位置Gおよび位置Aを結ぶ線は、一旦、長方形を呈した後、平行四辺形を呈する。
(折り畳んだ状態)
図20において、中段骨材110、補助骨材140および下段骨材120は起立して、取り付け柱920に対して平行になっている。
また、中段縦材210および下段縦材220は、取り付け柱920に対して平行になり、中段縦材210は下段縦材220の外周側(取り付け柱920寄りの位置)に位置している。
このとき、中段縦材210、中段骨材110および下段骨材120は、それぞれ取り付け柱920から等しい距離にあり、下段縦材220およびストッパー材310は、それぞれ取り付け柱920から等しい距離にある。
すなわち、立面視において、位置Aと位置Bとを結ぶ直線は、位置Cと位置Dとを結ぶ直線に重なり、位置Eと位置Fとを結ぶ直線は、位置Hと位置Iとを結ぶ直線に重なっている。
以上のように、折り畳み足場510は、ヨーク900に近接した状態に折り畳むことができ、内周側に突出しないため、ケーソン躯体10によって囲まれた範囲を掘削底面93の位置まで、掘削機器80を用いて掘削する際、特にケーソン躯体9に近い範囲においても、掘削作業が阻害されることはない(図22参照)。
なお、以上説明した折り畳み足場510は、取り付け柱920に取り付けられたリンク機構520を具備するものであり、このとき、リンク機構520の数は何れであってもよい。また、リンク機構520の全てが取り付け柱(ヨークに設置されている)に取り付けられても、リンク機構520の全てが取り付け間柱(腹起こし材に設置されている)に取り付けられてもよく、あるいは、リンク機構520の一部が取り付け柱に、残りのリンク機構520が取り付け間柱に取り付けられてもよい。また、調整材990を用いて円弧状の腹起こし材910に間接的に取り付けてもよい。
(ストッパー材の変形例)
図21は本発明の実施の形態8に係るケーソン圧入装置を説明するものであって、ストッパー材の変形例を示す側面図であって、(a)は固定式、(b)は引っ張り式、(c)はシリンダ式である。なお、図19および図20と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付すと共に、一部の符号については記載を省略する。
(固定式のストッパー材)
図21の(a)において、ストッパー材321は、取り付け柱920および取り付け腕931の一方または両方に固定され、リンク機構520が展開した際、中段骨材110を取り付け柱920に対して垂直な姿勢に支持している。すなわち、取り付け柱920に対して垂直な姿勢の中段骨材110の下面が、ストッパー材321の上面に当接している。
また、ストッパー材322は、取り付け柱920および取り付け腕932の一方または両方に固定され、リンク機構520が展開した際、下段骨材120を取り付け柱920に対して垂直な姿勢に支持している。すなわち、取り付け柱920に対して垂直な姿勢の下段骨材120の下面が、ストッパー材322の上面に当接している。
なお、ストッパー材321またはストッパー材322の一方を撤去してもよい。あるいは、ストッパー材321またはストッパー材322の一方が補助骨材140を支持してもよい。
(引っ張り式のストッパー材)
図21の(b)において、ストッパー材330は、取り付け腕931と、補助骨材140の他方の端部142とに跨がって設置され、両端間の距離が一定の値以上にならない部材である。例えば、可撓性を有する、チェーンや多関節リンク、あるいは、外管と、該外管に進退自在に挿入され、外管の一方の端部(内管とは反対側の端部)と内管の他方の端部(外管とは反対側の端部)との距離が、一定の値以上にならないように構成された伸縮部材である。
そして、リンク機構520が展開した際、中段骨材110を取り付け柱920に対して垂直な姿勢に支持している。すなわち、中段骨材110が取り付け柱920に対して垂直な姿勢のとき、ストッパー材330の両端間は最大に大きくなっている。
なお、ストッパー材330は、取り付け腕931と、補助骨材140の他方の端部142とに跨がって設置されるものに替えて、取り付け腕931と、中段縦材210の下端部とに跨がって設置したり、下段縦材220を下方に延長して、その下端部と取り付け腕932とに跨がって設置したりしてもよい。
(シリンダーのストッパー材)
図21の(c)において、ストッパー材340は、空圧シリンダーであって、ストッパー材340と同様に、取り付け腕933と中段縦材210とに跨がって設置されている。 このとき、ストッパー材340は、中段縦材210を上方に持ち上げることができるから、中段縦材210の上端部に形成されていた吊り上げ用孔214の形成を省略してもよい。したがって、折り畳み足場510を折り畳む際、中段縦材210を吊り上げるための機器を用意する必要がなくなるため、折り畳み作業が容易かつ迅速になる。
また、ストッパー材310、321、322、330の何れか1以上と共に設置して、折り畳み足場510を展開した際、ストッパー材340への空圧の供給を停止するようにしてもよい。また、空圧シリンダーに替えて、油圧シリンダーにしてもよい。
[実施の形態9]
図22は本発明の実施の形態9に係るケーソン圧入工法を説明するものであって、ケーソン圧入装置400を用いた作業の一部の工程における作業状況を説明する側面視の断面図である。なお、実施の形態6(特に、図12の(a))と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。また、一部の部材については記載を省略する。
図22において、リフトアップジャッキ4と支持部材6との係止を開放して、圧入ジャッキ3を駆動して圧入桁2を下方に移動させることによって、圧入柱5を介してケーソン躯体10を地盤90に圧入する(工程25)。このとき、圧入桁2は、圧入柱5bの下面とケーソン躯体10の上面との間隔A(図示しない)と、圧入量Bとを合計した下降量C(ジャッキアップ量Cに同じ)だけ下降する。
そして、図示しない吊り上げ手段(例えば、圧入桁2に設置したホイスト、チエーンブロック等)によって、共通縦材230を吊り上げ、折り畳み足場410のリンク機構420を折り畳む(工程26の1)。そうすると、共通縦材230、中段骨材130および下段骨材120は起立して、支持架構12a、12bの内周(ヨーク900の内周に同じ)に近接して平行になるから、そこで、圧入されたケーソン躯体10に囲まれた範囲を、掘削機器80を用いて掘削底面93の位置まで掘削する(工程26の2)。
このとき、掘削機器80を支持架構12a、12bに近づけても、掘削機器80と折り畳み足場410との干渉がないことから、ケーソン躯体10に囲まれた範囲の特にケーソン躯体10に近い範囲における掘削作業が容易かつ迅速になる。よって、施工工期の短縮や施工コストの低減を図ることが可能になる。
さらに、掘削底面93の位置までの掘削が終了したところで、共通縦材230を吊り下げ、折り畳み足場410を展開する(工程26の3)。
なお、以上は、ケーソン圧入装置400を用いた作業を示しているが、ケーソン圧入装置500を用いた作業であっても、同様の作用効果が得られる。
本発明によれば、外部のクレーンや、ケーソン躯体の周囲に設置される専用の圧入桁昇降装置等を不要にするため、装置が安価で、施工工期の短縮や施工コストの低減を可能にするから、各種形態で様々な地盤(傾斜地、河床や海底地盤等)に設置されるコンクリート製ケーソンの圧入装置ないし圧入工法として広く使用することができる。
1 ジャッキ反力引張材
2 圧入桁
3 圧入ジャッキ
4 リフトアップジャッキ
5 圧入柱
6 支持部材
7a 外周側コンクリート型枠
7b 内周側コンクリート型枠
7c コンクリート打設部
8 コンクリート
9 ケーソン躯体
10 ケーソン躯体
11a 外周側コンクリート型枠用足場
11b 内周側コンクリート型枠用足場
12 支持架構
13a 外周側コンクリート型枠用足場
13b 内周側コンクリート型枠用足場
14a 外周側コンクリート型枠進退機構
14b 内周側コンクリート型枠進退機構
20 ロッドずれ止め
21 ずれ止め基板
22 ずれ止め円筒
23 ずれ止め孔
80 掘削機器
90 地盤
91 地盤面
92 掘削底面
93 掘削底面
98 接続具
99 グランドアンカー
100 ケーソン圧入装置(実施の形態1)
110 中段骨材
111 端部
112 端部
113 中段骨突部
115 中段床板
120 下段骨材
121 端部
122 端部
123 下段骨突部
125 下段床板
130 中段骨材
131 端部
132 端部
133 中段骨突部
140 補助骨材
141 端部
142 端部
200 ケーソン圧入装置(実施の形態3)
210 中段縦材
211 中段連結ピン
212 補助連結ピン
213 ストッパー連結ピン
214 吊り上げ用孔
215 中段手摺り
220 下段縦材
221 中段連結ピン
222 下段連結ピン
226 下段手摺り
230 共通縦材
231 中段連結ピン
232 下段連結ピン
233 ストッパー連結ピン
234 吊り上げ用孔
235 中段手摺り
236 下段手摺り
300 ケーソン圧入装置(実施の形態5)
310 ストッパー材
311 端部
312 内管
313 外管
314 端部
321 ストッパー材
322 ストッパー材
330 ストッパー材
340 ストッパー材
400 ケーソン圧入装置(実施の形態7)
410 コンクリート型枠用折り畳み足場(折り畳み足場)
420a リンク機構
420b リンク機構
420c リンク機構
500 ケーソン圧入装置(実施の形態8)
510 コンクリート型枠用折り畳み足場(折り畳み足場)
520 リンク機構
900a ヨーク
900b ヨーク
910a 腹起こし材
910b 腹起こし材
920a 取り付け柱
920b 取り付け柱
920c 取り付け間柱
920d 取り付け間柱
920e 取り付け間柱
920f 取り付け間柱
931 取り付け腕
932 取り付け腕
933 取り付け腕
934 補助取り付け腕
941 取り付け板
942 取り付け板
943 取り付け板
951 中段取り付けピン
952 下段取り付けピン
953 ストッパー取り付けピン
954 補助取り付けピン
990 調整材

Claims (20)

  1. 地盤に固定されたグランドアンカーに接続されるジャッキ反力引張材と、圧入ジャッキおよびリフトアップジャッキが固定された圧入桁と、圧入柱と、コンクリート型枠と、前記コンクリート型枠に挟まれたコンクリート打設部に打設されたケーソン躯体に埋め込まれ、上方に突出する支持部材とを具備し、
    前記圧入ジャッキは、前記ジャッキ反力引張材に係止して前記圧入桁を下方に移動させることによって、前記圧入柱を介してケーソン躯体を地盤中に圧入し、
    前記リフトアップジャッキは、前記支持部材に係止して前記圧入桁を上方に移動させることを特徴とするケーソン圧入装置。
  2. 地盤に固定されたグランドアンカーに接続されるジャッキ反力引張材と、圧入ジャッキおよびリフトアップジャッキが固定された圧入桁と、圧入柱と、前記リフトアップジャッキに昇降自在かつ自由落下不能に保持された支持部材と、コンクリート型枠とを具備し、
    前記圧入ジャッキは、前記ジャッキ反力引張材に係止して前記圧入桁を下方に向かって移動させることによって、前記圧入柱を介してケーソン躯体を地盤中に圧入し、
    前記リフトアップジャッキは、前記支持部材を下方に向かって移動して、前記支持部材の下面を前記ケーソン躯体の上面に押し付けることによって、前記圧入桁を上方に移動させることを特徴とするケーソン圧入装置。
  3. 前記圧入桁または前記圧入ジャッキに、前記ジャッキ反力引張材に係止して、前記圧入桁の自由落下を防止するストッパーが設けられていることを特徴とする請求項2記載のケーソン圧入装置。
  4. 前記圧入桁に懸架されたコンクリート型枠用足場と、前記コンクリート型枠用足場に固定され、前記コンクリート型枠を進退させるコンクリート型枠進退装置とを具備することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のケーソン圧入装置。
  5. 前記圧入柱が、前記圧入桁に設置されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のケーソン圧入装置。
  6. 地盤に固定されたグランドアンカーに接続されるジャッキ反力引張材と、圧入ジャッキおよびリフトアップジャッキが固定された圧入桁と、圧入柱と、コンクリート型枠と、前記コンクリート型枠に挟まれたコンクリート打設部に打設されたケーソン躯体に埋め込まれ、上方に突出する支持部材とを具備し、前記圧入ジャッキは、前記ジャッキ反力引張材に係止して前記圧入桁を下方に移動させることによって、前記圧入柱を介してケーソン躯体を地盤中に圧入し、前記リフトアップジャッキは、前記支持部材に係止して前記圧入桁を上方に移動させケーソン圧入装置を用いたケーソン圧入工法であって、
    既に圧入されているケーソン躯体の側面に連続して、該ケーソン躯体の上部にコンクリート型枠の下部を押し当てる工程と、
    前記コンクリート型枠に挟まれたコンクリート打設部にコンクリートを打設する工程と、
    前記打設されたコンクリートが固化して一体化したケーソン躯体の側面から前記コンクリート型枠を引き離す工程と、
    前記リフトアップジャッキと前記支持部材との係止を開放して、前記圧入ジャッキを駆動して前記圧入桁を下方に移動させることによって、前記圧入柱を介して前記ケーソン躯体を地盤に圧入する工程と、
    前記圧入されたケーソン躯体に囲まれた地盤を撤去する工程と、
    前記圧入ジャッキと前記ジャッキ反力引張材との係止を開放して、前記リフトアップジャッキを駆動して前記圧入桁を上方に移動させる工程と、
    を繰り返すことを特徴とするケーソン圧入工法。
  7. 前記支持部材に延長ロッドを接合して支持部材の長さを延長する工程を有することを特徴とする請求項6記載のケーソン圧入工法。
  8. 地盤に固定されたグランドアンカーに接続されるジャッキ反力引張材と、圧入ジャッキおよびリフトアップジャッキが固定された圧入桁と、圧入柱と、前記リフトアップジャッキに昇降自在かつ自由落下不能に保持された支持部材と、コンクリート型枠とを具備し、
    前記圧入ジャッキは、前記ジャッキ反力引張材に係止して前記圧入桁を下方に向かって移動させることによって、前記圧入柱を介してケーソン躯体を地盤中に圧入し、前記リフトアップジャッキは、前記支持部材を下方に向かって移動して、前記支持部材の下端を前記ケーソン躯体の上面に押し付けることによって、前記圧入桁を上方に移動させるケーソン圧入装置を用いたケーソン圧入工法であって、
    既に圧入されているケーソン躯体の側面に連続して、該ケーソン躯体の上部にコンクリート型枠の下部を押し当てる工程と、
    前記コンクリート型枠に挟まれたコンクリート打設部にコンクリートを打設する工程と、
    前記打設されたコンクリートが固化して一体化したケーソン躯体の側面から前記コンクリート型枠を引き離す工程と、
    前記リフトアップジャッキと前記支持部材との係止を開放して、前記圧入ジャッキを駆動して前記圧入桁を下方に移動させることによって、前記圧入柱を介して前記ケーソン躯体を地盤に圧入する工程と、
    前記圧入されたケーソン躯体に囲まれた地盤を撤去する工程と、
    前記圧入ジャッキと前記ジャッキ反力引張材との係止を開放して、前記リフトアップジャッキを駆動して前記圧入柱を下方に向けて移動させて、前記圧入柱の下面を前記ケーソン躯体の上面に押し付けることによって、前記圧入桁を上方に移動させる工程と、
    を繰り返すことを特徴とするケーソン圧入工法。
  9. 前記圧入桁または前記圧入ジャッキに、前記ジャッキ反力引張材に係止して、前記圧入桁の自由落下を防止するストッパーが設けられ、
    前記コンクリート打設部を形成する工程において、前記ストッパーを駆動して、前記圧入桁の自由落下を防止することを特徴とする請求項8記載のケーソン圧入工法。
  10. 前記ケーソン圧入装置は、前記圧入桁に懸架されたコンクリート型枠用足場と、前記コンクリート型枠用足場に固定され、前記コンクリート型枠を進退させるコンクリート型枠進退装置とを具備し、
    前記コンクリート型枠を設置する工程において、前記コンクリート型枠進退装置が、前記コンクリート型枠を前記ケーソン躯体に向かって進出させ、
    前記コンクリート型枠を引き離す工程において、前記コンクリート型枠進退装置が、前記コンクリート型枠を前記ケーソン躯体から離れる方向に退出させることを特徴とする請求項6〜9の何れか一項に記載のケーソン圧入工法。
  11. 前記支持部材は、前記圧入桁と前記ケーソン躯体の上面との間に一時的に配置されるものであって、前記ケーソン躯体を地盤に圧入する工程の前に、前記支持部材は前記圧入桁と前記ケーソン躯体の上面との間に配置され、前記圧入桁を上方に移動させる工程においてあるいは前記圧入桁を上方に移動させる工程の後に、前記支持部材は前記圧入桁と前記ケーソン躯体の上面との間から撤去されることを特徴とする請求項6〜10の何れか一項に記載のケーソン圧入工法。
  12. 前記圧入桁に設置され、前記ケーソン躯体の内周側に配置された上下方向の支持架構と、該支持架構に設置された取り付け柱と、該取り付け柱に折り畳み自在に設置されたコンクリート型枠用折り畳み足場とを有し、
    該コンクリート型枠用折り畳み足場は、一方の端部が前記取り付け柱に回動自在に設置された中段骨材および下段骨材と、
    前記中段骨材の他方の端部および前記下段骨材の他方の端部がそれぞれ回動自在に設置され、前記取り付け柱に対して平行な姿勢を保持する共通縦材と、
    前記中段骨材の他方の端部および前記下段骨材の他方の端部が、それぞれ前記中段骨材の一方の端部および前記下段骨材の一方の端部よりも上方になるように起立自在で、前記中段骨材の他方の端部および前記下段骨材の他方の端部が、前記中段骨材の一方の端部および前記下段骨材の一方の端部よりも下方に倒伏しないように、前記中段骨材、前記下段骨材および前記共通縦材の少なくとも1つを支持するストッパー材と、
    前記中段骨材に固定された中段床板と、
    前記下段骨材に固定された下段床板と、
    を具備することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のケーソン圧入装置。
  13. 前記圧入桁に設置され、前記ケーソン躯体の内周側に配置された上下方向の取り付け柱と、該取り付け柱に設置された水平方向の腹起こし材と、該腹起こし材に設置された上下方向の取り付け間柱と、該取り付け間柱に折り畳み自在に設置されたコンクリート型枠用折り畳み足場とを有し、
    該コンクリート型枠用折り畳み足場は、一方の端部が前記取り付け間柱に鉛直面内で回転可能に設置された中段骨材および下段骨材と、
    前記中段骨材の他方の端部および前記下段骨材の他方の端部がそれぞれ回動自在に設置され、前記取り付け柱に対して平行な姿勢を保持する共通縦材と、
    前記中段骨材の他方の端部および前記下段骨材の他方の端部が、それぞれ前記中段骨材の一方の端部および前記下段骨材の一方の端部よりも上方になるように起立自在で、前記中段骨材の他方の端部および前記下段骨材の他方の端部が、前記中段骨材の一方の端部および前記下段骨材の一方の端部よりも下方に倒伏しないように、前記中段骨材、前記下段骨材および前記共通縦材の少なくとも1つを支持するストッパー材と、
    前記中段骨材に固定された中段床板と、
    前記下段骨材に固定された下段床板と、
    を具備することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のケーソン圧入装置。
  14. 前記圧入桁に設置され、前記ケーソン躯体の内周側に配置された上下方向の支持架構と、該支持架構に設置された取り付け柱と、該取り付け柱に折り畳み自在に設置されたコンクリート型枠用折り畳み足場とを有し、
    該コンクリート型枠用折り畳み足場は、一方の端部が前記取り付け柱に回動自在に設置された中段骨材、下段骨材および補助骨材と、
    前記中段骨材の他方の端部および前記補助骨材の他方の端部がそれぞれ回動自在に設置され、前記取り付け柱に対して平行な姿勢を保持する中段縦材と、
    前記中段骨材の他方の端部寄りの位置および前記下段骨材の他方の端部がそれぞれ回動自在に設置され、前記取り付け柱に対して平行な姿勢を保持する下段縦材と、
    前記中段骨材の他方の端部、前記補助骨材の他方の端部および前記中段骨材の他方の端部が、それぞれ前記中段骨材の一方の端部、前記補助骨材の一方の端部および前記下段骨材の一方の端部よりも上方になるように起立自在で、前記中段骨材の他方の端部、前記補助骨材の他方の端部および前記中段骨材の他方の端部が、それぞれ前記中段骨材の一方の端部、前記補助骨材の一方の端部および前記下段骨材の一方の端部よりも下方に倒伏しないように、前記中段骨材、前記下段骨材、前記補助骨材、前記中段縦材および前記下段縦材の少なくとも1つを支持するストッパー材と、
    前記中段骨材に固定された中段床板と、
    前記下段骨材に固定された下段床板と、
    を具備することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のケーソン圧入装置。
  15. 前記圧入桁に設置され、前記ケーソン躯体の内周側に配置された上下方向の取り付け柱と、該取り付け柱に設置された水平方向の腹起こし材と、該腹起こし材に設置された上下方向の取り付け間柱と、該取り付け間柱に折り畳み自在に設置されたコンクリート型枠用折り畳み足場とを有し、
    該コンクリート型枠用折り畳み足場は、一方の端部が取り付け間柱に傾動自在に設置された中段骨材、下段骨材および補助骨材と、
    前記中段骨材の他方の端部および前記補助骨材の他方の端部がそれぞれ回動自在に設置され、前記取り付け間柱に対して平行な姿勢を保持する中段縦材と、
    前記中段骨材の他方の端部寄りの位置および前記下段骨材の他方の端部がそれぞれ回動自在に設置され、前記取り付け間柱に対して平行な姿勢を保持する下段縦材と、
    前記中段骨材の他方の端部、前記補助骨材の他方の端部および前記中段骨材の他方の端部が、それぞれ前記中段骨材の一方の端部、前記補助骨材の一方の端部および前記下段骨材の一方の端部よりも上方になるように起立自在で、前記中段骨材の他方の端部、前記補助骨材の他方の端部および前記中段骨材の他方の端部が、それぞれ前記中段骨材の一方の端部、前記補助骨材の一方の端部および前記下段骨材の一方の端部よりも下方に倒伏しないように、前記中段骨材、前記下段骨材、前記補助骨材、前記中段縦材および前記下段縦材の少なくとも1つを支持するストッパー材と、
    前記中段骨材に固定された中段床板と、
    前記下段骨材に固定された下段床板と、
    を具備することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のケーソン圧入装置。
  16. 前記ストッパー材は、第1管体と、該第1管体に進退自在に挿入された第2管体とを具備し、前記第1管体の前記第2管体とは反対側の端部と、前記第2管体の前記第1管体とは反対側の端部との距離が、所定の長さよりも短くならないことを特徴とする請求項12〜15の何れか一項に記載のケーソン圧入装置。
  17. 前記圧入桁に設置され、前記ケーソン躯体の内周側に配置された上下方向の支持架構と、該支持架構に設置された取り付け柱と、該取り付け柱に折り畳み自在に設置されたコンクリート型枠用折り畳み足場とを有するケーソン圧入装置を用いたケーソン圧入工法であって、
    前記コンクリート型枠用折り畳み足場は、一方の端部が前記取り付け柱に回動自在に設置された中段骨材および下段骨材と、前記中段骨材の他方の端部および前記下段骨材の他方の端部がそれぞれ回動自在に設置され、前記取り付け柱に対して平行な姿勢を保持する共通縦材と、前記中段骨材の他方の端部および前記下段骨材の他方の端部が、それぞれ前記中段骨材の一方の端部および前記下段骨材の一方の端部よりも上方になるように起立自在で、前記中段骨材の他方の端部および前記下段骨材の他方の端部が、前記中段骨材の一方の端部および前記下段骨材の一方の端部よりも下方に倒伏しないように、前記中段骨材、前記下段骨材および前記共通縦材の少なくとも1つを支持するストッパー材と、前記中段骨材に固定された中段床板と、前記下段骨材に固定された下段床板と、を具備し、
    前記圧入されたケーソン躯体に囲まれた地盤を撤去する工程に際して、前記共通縦材を上方に引き上げ、前記中段骨材および前記下段骨材を前記取り付け柱に対して平行にし、前記圧入されたケーソン躯体に囲まれた地盤を撤去する工程が終了した際、前記共通縦材を下方に戻し、前記中段骨材および前記下段骨材を前記取り付け柱に対して垂直にすることを特徴とする請求項6〜9の何れか一項に記載のケーソン圧入工法。
  18. 前記圧入桁に設置され、前記ケーソン躯体の内周側に配置された上下方向の取り付け柱と、該取り付け柱に設置された水平方向の腹起こし材と、該腹起こし材に設置された上下方向の取り付け間柱と、該取り付け間柱に折り畳み自在に設置されたコンクリート型枠用折り畳み足場とを有するケーソン圧入装置を用いたケーソン工法であって、
    前記コンクリート型枠用折り畳み足場は、一方の端部が前記取り付け間柱に鉛直面内で回転可能に設置された中段骨材および下段骨材と、前記中段骨材の他方の端部および前記下段骨材の他方の端部がそれぞれ回動自在に設置され、前記取り付け柱に対して平行な姿勢を保持する共通縦材と、前記中段骨材の他方の端部および前記下段骨材の他方の端部が、それぞれ前記中段骨材の一方の端部および前記下段骨材の一方の端部よりも上方になるように起立自在で、前記中段骨材の他方の端部および前記下段骨材の他方の端部が、前記中段骨材の一方の端部および前記下段骨材の一方の端部よりも下方に倒伏しないように、前記中段骨材、前記下段骨材および前記共通縦材の少なくとも1つを支持するストッパー材と、前記中段骨材に固定された中段床板と、前記下段骨材に固定された下段床板と、を具備し、
    前記圧入されたケーソン躯体に囲まれた地盤を撤去する工程に際して、前記共通縦材を上方に引き上げ、前記中段骨材および前記下段骨材を取り付け間柱に対して平行にし、前記圧入されたケーソン躯体に囲まれた地盤を撤去する工程が終了した際、前記共通縦材を下方に戻し、前記中段骨材および前記下段骨材を取り付け間柱に対して垂直にすることを特徴とする請求項6〜9の何れか一項に記載のケーソン圧入工法。
  19. 前記圧入桁に設置され、前記ケーソン躯体の内周側に配置された上下方向の支持架構と、該支持架構に設置された取り付け柱と、該取り付け柱に折り畳み自在に設置されたコンクリート型枠用折り畳み足場とを有するケーソン圧入装置を用いたケーソン圧入工法であって、
    前記コンクリート型枠用折り畳み足場は、一方の端部が前記取り付け柱に回動自在に設置された中段骨材、下段骨材および補助骨材と、前記中段骨材の他方の端部および前記補助骨材の他方の端部がそれぞれ回動自在に設置され、前記取り付け柱に対して平行な姿勢を保持する中段縦材と、前記中段骨材の他方の端部寄りの位置および前記下段骨材の他方の端部がそれぞれ回動自在に設置され、前記取り付け柱に対して平行な姿勢を保持する下段縦材と、前記中段骨材の他方の端部、前記補助骨材の他方の端部および前記中段骨材の他方の端部が、それぞれ前記中段骨材の一方の端部、前記補助骨材の一方の端部および前記下段骨材の一方の端部よりも上方になるように起立自在で、前記中段骨材の他方の端部、前記補助骨材の他方の端部および前記中段骨材の他方の端部が、それぞれ前記中段骨材の一方の端部、前記補助骨材の一方の端部および前記下段骨材の一方の端部よりも下方に倒伏しないように、前記中段骨材、前記下段骨材、前記補助骨材、前記中段縦材および前記下段縦材の少なくとも1つを支持するストッパー材と、前記中段骨材に固定された中段床板と、前記下段骨材に固定された下段床板と、を具備し、
    前記圧入されたケーソン躯体に囲まれた地盤を撤去する工程に際して、前記中段縦材を上方に引き上げ、前記中段骨材、前記補助骨材および前記下段骨材を前記取り付け柱に対して平行にし、前記圧入されたケーソン躯体に囲まれた地盤を撤去する工程が終了した際、前記中段縦材を下方に戻し、前記中段骨材、前記補助骨材および前記下段骨材を前記取り付け柱に対して垂直にすることを特徴とする請求項6〜9の何れか一項に記載のケーソン圧入工法。
  20. 前記圧入桁に設置され、前記ケーソン躯体の内周側に配置された上下方向の取り付け柱と、該取り付け柱に設置された水平方向の腹起こし材と、該腹起こし材に設置された上下方向の取り付け間柱と、該取り付け間柱に折り畳み自在に設置されたコンクリート型枠用折り畳み足場とを有するケーソン圧入装置を用いたケーソン圧入工法であって、
    前記コンクリート型枠用折り畳み足場は、一方の端部が取り付け間柱に傾動自在に設置された中段骨材、下段骨材および補助骨材と、前記中段骨材の他方の端部および前記補助骨材の他方の端部がそれぞれ回動自在に設置され、前記取り付け間柱に対して平行な姿勢を保持する中段縦材と、前記中段骨材の他方の端部寄りの位置および前記下段骨材の他方の端部がそれぞれ回動自在に設置され、前記取り付け間柱に対して平行な姿勢を保持する下段縦材と、前記中段骨材の他方の端部、前記補助骨材の他方の端部および前記中段骨材の他方の端部が、それぞれ前記中段骨材の一方の端部、前記補助骨材の一方の端部および前記下段骨材の一方の端部よりも上方になるように起立自在で、前記中段骨材の他方の端部、前記補助骨材の他方の端部および前記中段骨材の他方の端部が、それぞれ前記中段骨材の一方の端部、前記補助骨材の一方の端部および前記下段骨材の一方の端部よりも下方に倒伏しないように、前記中段骨材、前記下段骨材、前記補助骨材、前記中段縦材および前記下段縦材の少なくとも1つを支持するストッパー材と、前記中段骨材に固定された中段床板と、前記下段骨材に固定された下段床板と、を具備し、
    前記圧入されたケーソン躯体に囲まれた地盤を撤去する工程に際して、前記中段縦材を上方に引き上げ、前記中段骨材、前記補助骨材および前記下段骨材を取り付け間柱に対して平行にし、前記圧入されたケーソン躯体に囲まれた地盤を撤去する工程が終了した際、前記中段縦材を下方に戻し、前記中段骨材、前記補助骨材および前記下段骨材を取り付け間柱に対して垂直にすることを特徴とする請求項6〜9の何れか一項に記載のケーソン圧入工法。
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