JP2014240320A - エレベータ用電磁ブレーキ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】この発明は、簡易な構成で付勢部材の付勢力に非線形性を持たせ、制動時の衝突音を低減できるようにし、部品点数および制御装置の増大を抑えて、煩雑な調整・管理作業を不要にできるエレベータ用電磁ブレーキ装置を得る。【解決手段】電磁ブレーキ装置は、ロータの制動面に対向して配置されるブレーキシューと、ブレーキシューを制動面に接離させる可動体と、電磁コイルを有し、電磁コイルの励磁時に可動体を吸引してブレーキシューを制動面から離反させる電磁フィールドと、電磁フィールドと可動体との間に装着されて、電磁コイルの非励磁時に可動体を電磁フィールドから離反する方向に付勢してブレーキシューを制動面に当接させる付勢部材20と、を備え、付勢部材20は、ゴム22により円筒形コイルばね21の全体を被覆して構成されている。【選択図】図5
Description
この発明は、制動時に発生する騒音を低減するエレベータ用電磁ブレーキ装置に関するものである。
従来のエレベータ用電磁ブレーキ装置は、回転体に接離可能な制動部材と、制動部材を回転体に付勢するばねと、ばねの付勢力に抗して制動部材を回転体から離反させる電磁石と、を備えていた(例えば、特許文献1参照)。
しかし、特許文献1に記載の従来のエレベータ用電磁ブレーキ装置では、制動時、電磁石の電流を遮断するため、ばねのばね力のみにより電磁石が急速に開放され、制動部材が回転体に衝突してブレーキが動作するので、制動部材が回転体に衝突するときに、大きな衝突音が発生するという問題があった。
電磁ブレーキ装置の設置場所によっては、制動部材が回転体に衝突するときに発生する衝突音が、かご内や乗り場の乗客に聞こえることから、その衝突音を低減させる方策が種々提案されている。
例えば、特許文献2に記載の従来のエレベータ用電磁ブレーキ装置では、回転体に衝突する可動体の移動途中で可動体に当接し、可動体の移動の向きを変える変位拘束治具を備え、変位拘束部材が移動途中の可動体に当接して、可動体を一旦停止させた後、再度動きを開始させて、可動体を回転体に低速で衝突させて、衝突音を低減していた。
また、特許文献3に記載の従来のエレベータ用電磁ブレーキ装置では、固定鉄心とアーマチュアとの間に圧縮コイルばねとゴムとを並べて配置し、圧縮コイルばねの反力とゴムの反力との和を非線形な特性とし、電磁吸引力と付勢力との差を小さくし、ブレーキシューを低速でドラムに衝突させて、衝突音を低減していた。
また、特許文献4に記載の従来のエレベータ用電磁ブレーキ装置では、電磁石に印加する電流を制御することで、電磁石の吸引力とばね力との差に比例する制動部材の運動エネルギーを低減して、回転体に衝突する直前の制動部材の速度を低減し、衝突音を低減させていた。
特許文献2に記載の従来のエレベータ用電磁ブレーキ装置では、変位拘束部材が必要となるので、部品点数が増大するとともに、変位拘束部材による可動体の拘束位置を調整・管理する煩雑な作業が必要となるという問題があった。
また、特許文献3に記載の従来のエレベータ用電磁ブレーキ装置では、ゴムを円錐台形状に形成し、かつゴム挿入穴をゴムの底面の外径と同一の内径を有する円形穴に形成して、圧縮コイルばねの反力とゴムの反力との和を非線形な特性としているので、ゴムを増設する分、部品点数が増大するとともに、ゴムおよびゴム挿入穴の形状の寸法管理が必要となるという問題があった。
また、特許文献4に記載の従来のエレベータ用電磁ブレーキ装置では、電磁石1個に対して制御装置が1個必要となるので、複数個の電磁石によって電磁ブレーキ装置が構成される場合には、多くの制御装置が必要となるという問題があった。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、簡易な構成で付勢部材の付勢力に非線形性を持たせ、制動時の制動部材と回転体との衝突により発生する衝突音を低減できるようにし、部品点数および制御装置の増大を抑えて、煩雑な調整・管理作業を不要にできるエレベータ用電磁ブレーキ装置を得ることを目的とする。
この発明によるエレベータ用電磁ブレーキ装置は、回転体の制動面に対向して配置される制動部材と、上記制動部材に連結され、上記制動部材を上記制動面に接離させる方向に往復移動可能に配設された磁性材料で作製された可動体と、電磁コイルを有し、上記電磁コイルの励磁時に上記可動体を吸引して上記制動部材を上記制動面から離反させる磁性材料で作製された電磁フィールドと、上記電磁フィールドと上記可動体との間に装着されて、上記電磁コイルの非励磁時に上記可動体を上記電磁フィールドから離反する方向に付勢して上記制動部材を上記制動面に当接させる付勢部材と、を備え、上記付勢部材は、ゴムにより圧縮コイルばねの少なくとも一部を被覆して構成されている。
この発明によれば、付勢部材は、ゴムにより圧縮コイルばねの少なくとも一部を被覆して構成されているので、付勢部材の付勢力が非線形となり、ブレーキ作動過程における付勢力と電磁吸引力との差が小さくなる。これにより、ブレーキ作動過程での制動部材の運動エネルギーが低減されるので、制動部材の動作速度が低減され、制動部材が低速で制動面に衝突し、衝突音が低減される。そこで、変位拘束部材、ゴム、制御装置などの増設が不要となり、部品点数および制御装置の増大が抑制されるとともに、変位拘束部材やゴムの設置に伴う煩雑な調整・管理作業を不要にできる。
以下、本発明のエレベータ用電磁ブレーキ装置の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1はエレベータの全体構成を説明する模式図、図2はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ用電磁ブレーキ装置を備えた巻き上げ機を示す一部破断正面図、図3はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ用電磁ブレーキ装置を備えた巻き上げ機を示す一部破断側面図、図4はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ用電磁ブレーキ装置を備えた巻き上げ機を示す断面図、図5はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ用電磁ブレーキ装置における付勢部材を示す図であり、図5の(a)は側面図、図5の(b)は上面図を示している。図6はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ用電磁ブレーキ装置における電磁石の吸引力およびばね力のギャップに対する特性図である。
図1はエレベータの全体構成を説明する模式図、図2はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ用電磁ブレーキ装置を備えた巻き上げ機を示す一部破断正面図、図3はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ用電磁ブレーキ装置を備えた巻き上げ機を示す一部破断側面図、図4はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ用電磁ブレーキ装置を備えた巻き上げ機を示す断面図、図5はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ用電磁ブレーキ装置における付勢部材を示す図であり、図5の(a)は側面図、図5の(b)は上面図を示している。図6はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ用電磁ブレーキ装置における電磁石の吸引力およびばね力のギャップに対する特性図である。
図1において、駆動装置である巻き上げ機2が、昇降路1内の上部に設置されている。主索3が巻き上げ機2の綱車2aに巻き付けられて昇降路1内に垂下されている。そして、かご4が主索3の一端に連結され、つり合い重り5が主索の他端部に連結されて、昇降路1内に吊り下げられている。巻き上げ機2が駆動されて、かご4およびつり合い重り5がかご用ガイドレール6およびつり合い重り用ガイドレール(図示せず)に案内されて昇降路1内を昇降する。また、巻き上げ機2に取り付けられた電磁ブレーキ装置15(図示せず)が作動して、かご4が静止保持される。
つぎに、巻き上げ機2の構成について、図2から図5を参照しつつ説明する。
巻き上げ機2は、図2から図4に示されるように、椀状部10aを有する回転体であるロータ10と、軸受12を介してロータ10を回転可能に支持する主軸11と、ロータ10を制動させるための電磁ブレーキ装置15と、フレーム9に固定されたステータ13と、を備えている。そして、綱車2aが、ロータ10の椀状部10aの底面側に一体に形成されている。フレーム9に固定されたステータ13にはコイル(図示せず)が巻回され、ステータ13と対向するロータ10の椀状部10aの外周面には永久磁石(図示せず)が装着されている。ロータ10の椀状部10aの内周面には、電磁ブレーキ装置15のブレーキシューが当接する制動面10bが形成されている。
電磁ブレーキ装置15は、磁性材料で作製された可動体16と、可動体16に連結された制動部材であるブレーキシュー17と、可動体16の内周側に配設された磁性材料で作製された電磁フィールド18と、電磁フィールド18に装着され、励磁して磁気吸引力を発生させる電磁コイル19と、制動力を発生する付勢部材20と、を備える。可動体16は、半径方向に往復移動可能に電磁フィールド18に装着され、付勢部材20が、可動体16と電磁フィールド18との間に配設され、可動体16を半径方向外方に付勢している。付勢部材20は、図5に示されるように、ゴム22により圧縮コイルばねである金属製の円筒形コイルばね21の全体を被覆して円筒形に作製されている。なお、可動体16、電磁フィールド18、電磁コイル19および付勢部材20が電磁石を構成する。
このように構成された電磁ブレーキ装置15は、ボルト14によりフレーム9に締着固定されて、椀状部10aの内周側に配設され、ブレーキシュー17が可動体16の往復移動に連動して制動面10bに接離するようになっている。そして、電磁コイル19が非励磁の時に、可動体16が付勢部材20の付勢力により半径方向外方に移動し、ブレーキシュー17が制動面10bに押し当てられ、ロータ10に制動がかかる。
つぎに、電磁ブレーキ装置15の動作について図6を参照しつつ説明する。図6において、ギャップXは可動体16と電磁フィールド18との間のギャップであり、ギャップXがaの時がブレーキ作動時、ギャップXが0の時がブレーキ開放時である。Fm1はブレーキ開放時の電磁石の電磁吸引力、Fm2はブレーキ作動時の電磁石の電磁吸引力、Fs1は付勢部材20による付勢力である。Fs2は比較例としての付勢部材による付勢力である。なお、ギャップXが0、aの時の付勢力が付勢部材20の付勢力と同等となるように設計された円筒形コイルばねを比較例の付勢部材とした。
まず、電磁コイル19が非励磁状態にあり、ブレーキシュー17が付勢部材20の付勢力によりロータ10の椀状部10aの制動面10bに押圧され、可動体16と電磁フィールド18との間のギャップXがaとなっている(図6のA)。これにより、電磁ブレーキ装置15がブレーキ作動状態となり、ロータ10に制動がかかり、かご4が静止保持される。
そこで、かご4の戸が閉じられ、かご4を昇降させる処理が開始されると、電磁コイル19が電圧を印加されて励磁され、電磁フィールド18と可動体16との間に電磁吸引力Fm1が発生する。そして、電磁吸引力Fm1が徐々に増加して付勢部材20の付勢力Fs1より大きくなると(図6のB)、可動体16の電磁フィールド18側への移動が開始され、ブレーキシュー17が制動面10bから離反し、制動力が解除される。これにより、綱車2aの回転が可能となり、巻き上げ機2が駆動されて、かご4の昇降が開始される。
そして、電磁吸引力Fm1がさらに増加し、可動体16が電磁フィールド18に移動し、ギャップXが徐々に小さくなり、ついには可動体16が電磁フィールド18に当接し、ギャップXが0となる(図6のB→C)。
昇降していたかご4が目的階に着床し、かご4を静止保持させる処理が開始されると、電磁コイル19への電圧の印加が停止される。これにより、電磁フィールド18と可動体16との間に発生していた電磁吸引力Fm2が急激に低下する(図6のC→D)。電磁吸引力Fm2が付勢部材20の付勢力Fs1より小さくなると(図6のD)、付勢部材20の付勢力Fs1により可動体16の電磁フィールド18からの離反が開始される。そして、可動体16が電磁フィールド18から離反し、ギャップXが徐々に大きくなり、ついにはブレーキシュー17が制動面10bに当接し、ギャップXがaとなる(図6のD→A)。電磁ブレーキ装置15がブレーキ作動状態となり、ロータ10に制動がかかり、かご4が静止保持される。
ここで、円筒形コイルばね21の全体をゴム22で被覆して構成された付勢部材20を用いることによる効果について説明する。
円筒形コイルばね21の全体をゴム22で被覆して構成されている付勢部材20を用いた場合、電磁吸引力Fm1の増大に伴い(図6のB→C)、円筒形コイルばね21が収縮するとともに、円筒形コイルばね20のコイル間に位置するゴム22の部分が圧縮され、付勢部材20の付勢力Fs1はギャップXの減少に比例して増大する。そして、ギャップXがbとなると、円筒形コイルばね20のコイル間に位置するゴム22の部分の剛性が急激に大きくなる。そこで、付勢部材20としてのばね定数が大きくなり、ギャップXの減少に対する付勢部材20の付勢力Fs1の増加率が大きくなる。このように、付勢部材20の付勢力Fs1は、図6に示されるように、C1とDとの間の増加率がBとC1との間の増加率より大きくなる非線形性を有する。
一方、付勢部材20に替えて、円筒形コイルばねのみで構成されている比較例としての付勢部材を用いた場合、電磁吸引力Fm1の増大に伴い(図6のB→C)、円筒形コイルばねが収縮し、比較例の付勢部材の付勢力Fs2はギャップXの減少に比例して一定の増加率で増大する線形性を有する(図6のB→D)。
電磁吸引力は、ギャップXの2乗に反比例し、電磁コイル19に電圧を印加することで発生する電流の2乗に比例する非線形性を有する。ここで、図6から、ブレーキ作動過程では、付勢部材20の付勢力Fs1を非線形性とすることで、比較例の付勢部材の付勢力Fs2に対して、付勢部材20の付勢力Fs1を電磁吸引力Fm2に近づけられることがわかる。これにより、付勢部材20は、比較例に対し、電磁吸引力Fm2と付勢力Fs1との差が小さくなり、ブレーキシュー17の運動エネルギーを低減できる。その結果、ブレーキシュー17の動作速度が低減され、ブレーキシュー17が低速でロータ10の椀状部10aに衝突し、衝突音を低減できる。
この実施の形態1によれば、付勢部材20が円筒形コイルばね21の全体をゴム22で被覆して構成され、付勢力Fs1を非線形にしているので、ブレーキ作動過程での付勢力Fs1と電磁吸引力Fm2との差が小さくなり、ブレーキ作動時にブレーキシュー17と椀状部10aとの衝突により発生する衝突音を低減できる。そこで、変位拘束部材を配置する必要がないので、部品点数の増大を抑制できるとともに、変位拘束部材による可動体の拘束位置を調整・管理する煩雑な作業が不要となる。また、円錐台形状のゴムを配置する必要がないので、部品点数の増大を抑制できるとともに、ゴムおよびゴム挿入穴の形状の寸法管理が不要となる。さらに、電磁石のそれぞれに対して制御装置を配置する必要がないので、装置の小型化および低コスト化が図られる。
付勢部材20が円筒形コイルばね21の全体をゴム22で被覆して構成されているので、構成部材の設計変更などを伴うことなく、従来の円筒形コイルばねを付勢部材20に置き換えるだけで電磁ブレーキ装置15を構成できる。また、付勢力を発生させる付勢部材が従来と同様にばねのみであるので、煩雑な調整作業や寸法管理が不要となる。
実施の形態2.
図7はこの発明の実施の形態2に係るエレベータ用電磁ブレーキ装置における付勢部材を示す図であり、図7の(a)は側面図、図7の(b)は上面図を示している。
図7はこの発明の実施の形態2に係るエレベータ用電磁ブレーキ装置における付勢部材を示す図であり、図7の(a)は側面図、図7の(b)は上面図を示している。
図7において、付勢部材20Aは、ゴム22により円筒形コイルばね21の上部側と下部側とを被覆して作製されている。
なお、実施の形態2では、付勢部材20に替えて付勢部材20Aを用いている点を除いて、上記実施の形態1と同様に構成されている。
なお、実施の形態2では、付勢部材20に替えて付勢部材20Aを用いている点を除いて、上記実施の形態1と同様に構成されている。
付勢部材20Aを用いた電磁ブレーキ装置においては、電磁吸引力Fm1の増大に伴い、円筒形コイルばね21が収縮するとともに、円筒形コイルばね20の上部側および下部側のコイル間に位置するゴム22の部分が圧縮され、付勢部材20の付勢力はギャップXの減少に比例して増大する。そして、ギャップXが小さくなると、円筒形コイルばね20の上部側および下部側のコイル間に位置するゴム22の部分の剛性が急激に大きくなる。そこで、付勢部材20Aとしてのばね定数が大きくなり、ギャップXの減少に対する付勢部材20Aの付勢力の増加率が大きくなる。このように、付勢部材20Aの付勢力は、ギャップXが0となる近傍で、増加率が大きくなる非線形性を有する。
したがって、この実施の形態2においても、上記実施の形態1と同様の効果を奏する。
したがって、この実施の形態2においても、上記実施の形態1と同様の効果を奏する。
なお、上記実施の形態1では、ゴム22が円筒形コイルばね21の全体を被覆し、上記実施の形態2では、ゴム22が円筒形コイルばね21の上部側と下部側とを被覆しているが、ゴム22は、円筒形コイルばね21のコイル間に配置されて、円筒形コイルばね21の収縮過程で、螺旋ピッチの縮小により圧縮されるように円筒形コイルばね21に被覆されていればよく、例えば円筒形コイルばね21の上部側のみに被覆してもよい。
また、上記各実施の形態では、ゴムを円筒形コイルばねに被覆して構成される付勢部材を用いているが、ゴムが被覆される圧縮コイルばねは円筒形コイルばねに限定されず、例えば円錐コイルばねを用いてもよい。
また、上記各実施の形態では、ゴムを円筒形コイルばねに被覆して構成される付勢部材を用いているが、ゴムが被覆される圧縮コイルばねは円筒形コイルばねに限定されず、例えば円錐コイルばねを用いてもよい。
10 ロータ(回転体)、10b 摺動面、16 可動体、17 ブレーキシュー(制動部材)、18 電磁フィールド、19 電磁コイル、20,20A 付勢部材、21 円筒形コイルばね(圧縮コイルばね)、22 ゴム。
Claims (1)
- 回転体の制動面に対向して配置される制動部材と、
上記制動部材に連結され、上記制動部材を上記制動面に接離させる方向に往復移動可能に配設された磁性材料で作製された可動体と、
電磁コイルを有し、上記電磁コイルの励磁時に上記可動体を吸引して上記制動部材を上記制動面から離反させる磁性材料で作製された電磁フィールドと、
上記電磁フィールドと上記可動体との間に装着されて、上記電磁コイルの非励磁時に上記可動体を上記電磁フィールドから離反する方向に付勢して上記制動部材を上記制動面に当接させる付勢部材と、を備え、
上記付勢部材は、ゴムにより圧縮コイルばねの少なくとも一部を被覆して構成されていることを特徴とするエレベータ用電磁ブレーキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013123591A JP2014240320A (ja) | 2013-06-12 | 2013-06-12 | エレベータ用電磁ブレーキ装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2013
- 2013-06-12 JP JP2013123591A patent/JP2014240320A/ja active Pending
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