JP2014238975A - 導光板及び計器 - Google Patents

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Abstract

【課題】輝度斑をできるだけ解消して、均一な光で文字板を背後から照明する。
【解決手段】正面の文字板と、文字板の背面に配置された拡散反射板との間に配される正面視円弧形状の導光板10において、文字板に対面する正面10Aに、円弧形状の周方向に沿って延在し且つ円弧形状の半径方向に間隔をおいて形成された多数の円弧状溝11を有すると共に、拡散反射板に対面する背面10Bに、円弧形状の半径方向に沿って放射状に延在し且つ円弧形状の周方向に間隔をおいて形成された多数の放射状凸条12を有する。放射状凸条の形成された間隔は、入光端18から遠くなるほど漸次小さくなるように設定されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車の計器等の文字板の背後に配置される導光板及び該導光板を備えた計器に関する。
この種の導光板として、周方向の端面から入射された光源からの光を、文字板を背面から照らすように導く正面視円弧形状の導光板が知られている。特許文献1には、正面視円弧形状の導光板の背面に放射状溝を形成すると共に、背面又は正面に円弧状溝を形成した導光板が記載されている。
図14(a)及び図14(b)を用いて、特許文献1に記載された従来の導光板の背面に形成された放射状溝の作用を説明する。
図14(a)に示すように、導光板210の内部を、導光板210の正面210A及び背面210Bで反射しながら進む光L201、L202のうち、放射状溝212の壁212aに対する入射角の関係で、一部の光L201は、入射角が小さくなることで、放射状溝212の壁212aを透過し、残りの一部の光L202は、入射角が大きくなることで、放射状溝212の壁212aで反射される。
図14(b)に示すように、放射状溝212の壁212aを透過した光L201は、導光板210の背後に配置された拡散反射板6で拡散反射され、導光板210を再び透過して、文字板2に向けて進行する。一方、放射状溝212の壁212aで反射された光L202は、強い光のまま文字板2に向けて進行する。
この際、放射状溝212の壁212aを透過した光L201は、拡散反射板6で拡散反射された上で、文字板2を広い範囲にわたり均一に照明するので、放射状溝212の壁212aで直接反射された光L202よりも弱い。そのため、放射状溝212による輝度斑が発生する。
特開2011−40367号公報
上述のように、導光板210の背面に放射状溝212が形成されている場合、放射状溝212の壁212aで直接反射される光が生じやすいため、放射状溝212による輝度斑が発生する可能性が高かった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、輝度斑をできるだけ解消して、均一な光で文字板を背後から照明することのできる導光板及び該導光板を備えた計器を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 正面の文字板と、該文字板の背面に配置された拡散反射板との間に、それぞれ前記文字板及び前記拡散反射板との間に空気層を介して配置され、周方向の端面から入射された光源からの光を、前記文字板を背面から照らすように導く正面視円弧形状の光透過性の導光板であって、
前記文字板に対面する正面に、前記円弧形状の周方向に沿って延在し且つ前記円弧形状の半径方向に間隔をおいて形成された多数の円弧状溝を有すると共に、前記拡散反射板に対面する背面に、前記円弧形状の半径方向に沿って放射状に延在し且つ前記円弧形状の周方向に間隔をおいて形成された多数の放射状凸条を有することを特徴とする導光板。
(2) 前記放射状凸条の形成された間隔が、前記光源からの光の入射される端面より遠くなるほど漸次小さくなるように設定されていることを特徴とする上記(1)に記載の導光板。
(3) 上記(1)又は(2)に記載の導光板が、前記文字板と前記拡散反射板との間に、それぞれ前記文字板及び前記拡散反射板との間に空気層を介して配置された計器であって、
互いに対向する前記導光板の背面及び前記拡散反射板の正面のうちの少なくとも一方に、前記導光板の背面の前記空気層を確保するための凹部が設けられていることを特徴とする計器。
(4) 上記(1)又は(2)に記載の導光板が、前記文字板と前記拡散反射板との間に、それぞれ前記文字板及び前記拡散反射板との間に空気層を介して配置された計器であって、
互いに対向する前記導光板の背面と前記拡散反射板の正面との間に、前記導光板の背面の前記空気層を確保するためのスペーサが挟まれていることを特徴とする計器。
上記(1)の構成の導光板によれば、表面に円弧状溝を形成すると共に、背面に放射状溝ではなく放射状凸条を形成したので、円弧形状に沿って多くの光を誘導することができ、放射状凸条の壁に入射する多くの光の入射角を小さくすることができて、できるだけ多くの光を、放射状凸条の壁を透過させて拡散反射板に向かわせることができる。つまり、放射状凸条の壁で直接反射される光を少なくすることができ、輝度斑をできるだけ解消して、均一な光で文字板を背後から照明することができる。
上記(2)の構成の導光板によれば、光源から遠くなるほど光の伝達量が減少するが、それを補うように光源から遠くなるほど放射状凸条の密度が増えるので、円弧形状の導光体の周方向における照明光量の分布の均一化を図ることができる。
上記(3)の構成の計器によれば、導光板及び拡散反射板の対向面の少なくとも一方に設けられた凹部により、導光板と拡散反射板との間に一定間隔の空気層を確保することができ、その空気層があることにより、拡散反射板での光の拡散反射範囲を広げることができる。従って、導光板を透過する光による文字板に対する照明範囲を広げることができて、輝度斑の改善に寄与することができる。
上記(4)の構成の計器によれば、導光板及び拡散反射板の間にスペーサが挟まれていることにより、導光板と拡散反射板との間に一定間隔の空気層を確保することができ、その空気層があることにより、拡散反射板での光の拡散反射範囲を広げることができる。従って、導光板を透過する光による文字板に対する照明範囲を広げることができて、輝度斑の改善に寄与することができる。
本発明によれば、輝度斑をできるだけ解消して、均一な光で文字板を背後から照明することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は本発明の実施形態の導光板を組み込んだ計器の正面図である。 図2は図1のII−II矢視断面図である。 図3(a)及び図3(b)は、図2に示した導光板の正面図及び背面図である。 図4は図3に示した導光板の一部を拡大して模式的に示す斜視図である。 図5は図3に示した導光板の正面の円弧状溝の作用説明図で、図5(a)は導光板の内部を進む光が円弧状溝に沿って進む様子を示す説明図、図5(b)は図5(a)の光が導光板の背面の放射状凸条に入射する際の入射角の説明図、図5(c)は図5(b)の光が放射状凸条の壁を透過する様子を示す説明図である。 図6は図3に示した導光板の正面の円弧状溝が無い比較例の場合の作用説明図で、図6(a)は導光板の内部を進む光の経路を示す説明図、図6(b)は図6(a)の光が導光板の背面の放射状凸条に入射する際の入射角の説明図、図6(c)は図6(b)の光の一部が放射状凸条の壁で反射される様子を示す説明図である。 図7は図5(a)の光の経路を実証するためのシミュレーション結果を示す図である。 図8は図3に示した導光板の背面の放射状凸条の作用説明図で、図8(a)は導光板の内部を進んだ光が放射状凸条の壁を透過する様子を示す図、図8(b)は図8(a)の光が拡散反射板で拡散反射されて再び導光板を透過して文字板に向けて進む様子を示す図である。 図9(a)は導光板の背面に空気層が確保されている場合の光の拡散を示す概略説明図、図9(b)は導光板の背面に空気層が確保されていない場合の光の拡散を示す概略説明図である。 図10(a)〜図10(c)は導光板の背面に空気層を確保するための構成例をそれぞれ示す概略断面図である。 図11(a)〜図11(c)は前記円弧状溝の断面形状のバリエーションを示す図である。 図12(a)〜図12(c)は前記放射状凸条の断面形状のバリエーションを示す図である。 図13は本発明の他の実施形態の導光板の構成図で、図13(a)は正面側から見た斜視図、図13(b)は背面側から見た斜視図である。 図14は従来の導光板の背面に形成された放射状溝の作用説明図で、図14(a)は導光板の内部を進んだ光のうち一部の光が放射状凸条の壁を透過し、他の一部の光が放射状凸条の壁で反射される様子を示す図、図14(b)は図14(a)の透過光と反射光が文字板に向けて進む様子を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は実施形態の導光板を組み込んだ計器の正面図、図2は図1のII−II矢視断面図、図3(a)及び図3(b)は導光板の正面図及び背面図、図4は導光板の一部を拡大して模式的に示す斜視図である。
図1及び図2に示すように、この計器1は、自動車のインストルメントパネルに設けられる計器(表示装置ともいわれる)であり、ウォーニングや目盛などの意匠が設けられた文字板2と、文字板2の正面を回動するように設けられた指針3と、ケーシング4と、文字板2の背後に設けられた回路基板5と、文字板2の背後で回路基板5より前側に設けられた導光板10と、導光板10の背後で回路基板5より前側に設けられた拡散反射板6と、回路基板5上に搭載されたLED等の導光板用光源8及びウォーニング用光源9と、文字板2の正面を覆う表ガラス7と、を備えている。
導光板10は、文字板2と、文字板2の背後に設けられた拡散反射板6との間に設けられており、導光板10の正面(表面)10Aは空気層Kを介して文字板2の背面に対面し、導光板10の背面(裏面)10Bは空気層Kを介して拡散反射板6の正面に対面している。拡散反射板6の正面は、前方に光を拡散反射できるように、例えば、白色系の平滑な平面として形成されている。拡散反射板6には、例えば、ケーシング4に一体に形成された壁面の一部が利用されている。
導光板10は、アクリル樹脂などの光透過性材料により構成されており、正面10Aと背面10Bとが互いに平行をなす平滑な平面として形成されている。また、導光板10は、図3に示すように、文字板2に設けられた目盛に沿って正面視円弧形状に形成されており、外周面14と内周面15とが平滑な円弧面として構成されている。
また、導光板10の周方向の両端は、回路基板5に向けて曲がっており、曲がった部分の端面が、導光板用光源8からの光の入射する入光端18となっている。導光板10は、入光端18に入射される光源8からの光を誘導して、文字板2に設けた目盛を背後から照明する役目を担っている。
図3(a)及び図4に示すように、文字板2(図2参照)に対面する導光板10の正面10Aには、導光板10の円弧形状の周方向に沿って延在し且つ導光板10の円弧形状の半径方向に一定間隔をおいて多数の円弧状溝11が形成されている。また、図3(b)及び図4に示すように、拡散反射板6(図2参照)に対面する背面10Bには、導光板10の円弧形状の半径方向に沿って放射状に延在し且つ導光板10の円弧形状の周方向に間隔をおいて多数の放射状凸条12が形成されている。図4に示すように、円弧状溝11と放射状凸条12は、距離を隔ててほぼ垂直に交差する関係にある。
導光板10の正面10Aの円弧状溝11は、図4に示すように、導光板10の正面10Aに垂直な両側壁11aと、導光板10の正面10Aに平行な底壁11bとを有する断面四角形状に形成されている。また、導光板10の背面10Bの放射状凸条12は、図4に示すように、導光板10の背面10Bに斜めに交差する傾斜した2つの側壁12aを有する断面三角形状に形成されている。また、図3(b)に示すように、放射状凸条12の配置される間隔が、入光端18から遠くなるほど(矢印Xで示す方向に行くほど)漸次小さくなるように設定されており、それにより、放射状凸条12は、入光端18から遠くなるほど(周方向の中央部に行くほど)高密度に形成されている。
次に上記構成の導光板10の作用を説明する。
図5は導光板の正面の円弧状溝の作用説明図、図6は導光板の正面の円弧状溝が無い比較例の場合の作用説明図である。なお、これらの図5及び図6においては、円弧状溝11や放射状凸条12を、代表として1つだけ図示してある。
まず、図6を用いて、導光板10の正面10Aに円弧状溝11〔図5(a)参照〕が無い場合の光の経路について説明する。図6(a)は導光板10の内部を進む光L11、L12、L13の経路を示す説明図、図6(b)は図6(a)の光L11、L12、L13が導光板10の背面の放射状凸条12に入射する際の入射角の説明図、図6(c)は図6(b)の光の一部が放射状凸条12の側壁12aで反射される様子を示す説明図である。
図6(a)に示すように、導光板10の内部に光源8から入射された光L11、L12、L13のうち、外周面14に近い位置を進む光L11は、円弧状にカーブした外周面14に対し、光の進行方向の手前側〔図6(a)の下側〕に近い位置で入射角θ1にて入射し反射される。また、外周面14と内周面15の中間位置を進む光L12は、円弧状にカーブした外周面14に対し、光L11よりも遠い位置で入射角θ2にて入射し反射される。また、内周面15に近い位置を進む光L13は、円弧状にカーブした外周面14に対し、光L11、L12よりも遠い位置で入射角θ1にて入射し反射される。
よって、内周面15に近い位置を進む光L12、L13ほど、外周面14に対する入射角が小さくなる(θ1>θ2>θ3)。これにより、外周面14に近い位置を進む光L11は、外周面14で反射されて円弧形状にほぼ沿って導光板10内を進むが、それより内周側を進む光L12、L13は、導光板10の外周面14で導光板10の内周側に向かって小さな反射角で反射され、導光板10の円弧形状に沿っては進みにくくなる。
このため、図6(b)に示すように、光L11は、放射状凸条12に対してほぼ垂直な角度α1(小さな入射角に相当する)で入射するが、光L12、L13は、放射状凸条12に対して垂直に近い角度で入射しなくなる(つまり、α2、α3は90°から大きくはずれ、放射状凸条12に対する入射角が大きくなる)。従って、放射状凸条12に対し垂直に入射する光は、放射状凸条12の側壁12aを透過するものの、図6(c)に示すように、角度を持って入射する光L12、L13(入射角の大きい光)は、放射状凸条12の側壁12aで、導光板10内部に反射されてしまう。このように拡散反射板6に向けて透過せずに、直接放射状凸条12の壁12aで反射された光L12、L13は、文字板2に向かって進行する場合は、輝度斑の発生に繋がりやすくなるし、文字板2に向かって進行しない場合は、照明効率の低下に繋がりやすくなるので、改善の必要性がある。
次に、図5を用いて、導光板10の正面10Aに円弧状溝11がある場合の光の経路について説明する。図5(a)は導光板10の内部を進む光L11、L12、L13の経路を示す説明図、図5(b)は図5(a)の光L11、L12、L13が導光板10の背面の放射状凸条12に入射する際の入射角の説明図、図5(c)は図5(b)の光の一部が放射状凸条12の壁12aを透過する様子を示す説明図である。
図5(a)に示すように、導光板10の内部に光源8から入射された光L11、L12、L13のうち、外周面14に近い位置を進む光L11は、円弧状にカーブした外周面14に対し、光の進行方向の手前側〔図5(a)の下側〕に近い位置で入射角θ1にて入射し反射される。また、外周面14と内周面15の中間位置を進む光L12は、導光板10の正面10Aに設けた円弧状溝11の側壁11aに入射角θ2にて入射し反射される。また、内周面15に近い位置を進む光L13は、導光板10の正面10Aに設けた円弧状溝11の側壁11aに入射角θ3にて入射し反射される。
このように光L12、L13が、図6(a)の比較例のように導光板10の外周面14ではなく、円弧状溝11で反射されることにより、光L11の外周面14に対する入射角θ1、光L12の円弧状溝11に対する入射角θ2、及び、光L13の円弧状溝11に対する入射角θ3をほぼ等しくすることができる(θ1≒θ2≒θ3)。よって、外周面14や円弧状溝11で反射された光L11、L12、L13をほぼ平行にすることができ、光L11、L12、L13の何れも、ほぼ円弧形状に沿って誘導することができるようになる。
上述したように円弧状溝11を設けることにより、入光端18から入射された光を円弧形状にほぼ沿って導けることは、図7に示すシミュレーション結果からも確認できた。
よって、図5(b)に示すように、何れの光L11、L12、L13も放射状凸条12に対してほぼ垂直に入射させることができ(α1≒α2≒α3≒90°)、図5(c)に示すように、多くの光L11、L12、L13を、放射状凸条12の側壁12aを透過させて、拡散反射板6に入射させることができる。
図8は、導光板10の背面10Bの放射状凸条12の作用説明図で、図8(a)は導光板10の内部を進んだ光L1が放射状凸条12の側壁12aを透過する様子を示す図、図8(b)は図8(a)の光L1が拡散反射板6で拡散反射されて、再び導光板10を透過して文字板2に向けて進む様子を示す図である。
この導光板10では、導光板10の背面10Bに、従来のような放射状溝ではなく、放射状凸条12を形成しているので、図8(a)に示すように、放射状凸条12の側壁12aに入射する多くの光L1の入射角を小さくすることができて(垂直に近い角度で入射させることができて)、できるだけ多くの光を、放射状凸条12の側壁12aを透過させて、拡散反射板6に向かわせることができる。つまり、放射状凸条12の側壁12aで直接反射される光を少なくして、図8(b)に示すように、拡散反射板6で拡散反射する光を多くすることができるので、輝度斑をできるだけ解消して、均一な光L1で文字板2を背後から照明することができる。
また、この導光板10では、光源8から遠くなるほど光の伝達量が減少するが、それを補うように光源8から遠くなるほど放射状凸条12の密度を増やすようにしているので、円弧形状の導光板10の周方向における照明光量の分布の均一化を図ることができる。
また、この導光板10を使用した計器1では、導光板10の背面10Bに放射状凸条12が設けられている関係から、導光板10と拡散反射板6との間に空気層Kを確保しているので、拡散反射板6での光の拡散反射範囲を広げることができる。この点について、図9を用いて説明する。図9(a)は導光板の背面に空気層が確保されている場合の光の拡散を示す概略説明図、図9(b)は導光板の背面に空気層が確保されていない場合の光の拡散を示す概略説明図である。
図9(b)に示すように、導光板10と拡散反射板6との間に空気層が確保されていない場合は、拡散反射板6での光の拡散反射範囲が狭くなる。従って、導光板10を透過する光による文字板に対する照明範囲H2が狭くなる傾向がある。これに対し、図9(a)に示すように、導光板10と拡散反射板6との間に空気層Kが確保されている場合は、拡散反射板6での光の拡散反射範囲を広げることができる。従って、導光板10を透過する光による文字板に対する照明範囲H1を広げることができて、輝度斑の改善に寄与することができる。
次に、導光板10の背面10B側に空気層Kを確保するための構成例について、図10(a)〜図10(c)を用いて説明する。
図10(a)の例では、導光板10の背面10Bに凹部25を形成し、この凹部25により、導光板10の背面10Bと拡散反射板6の正面との間に空気層Kを確保している。この場合の導光板10の背面10Bの放射状凸条12(図8参照)は、凹部25の内底面に形成されている。
図10(b)の例では、ケーシング4の一部の壁で構成された拡散反射板6の正面に凹部25を形成し、この凹部25により、導光板10の背面10Bと拡散反射板6の正面との間に空気層Kを確保している。この場合の導光板10の背面10Bの放射状凸条12(図8参照)は、少なくとも凹部25の形成されている範囲に形成されている。
図10(a)及び図10(b)の例では、互いに対向する導光板10の背面10B及び拡散反射板6の正面のうちの何れか一方に凹部25を形成していたが、導光板10の背面10B及び拡散反射板6の正面の両方に凹部を形成して空気層Kを確保してもよい。
また、図10(c)の例では、導光板10の背面10Bと拡散反射板6の正面との間にスペーサ26を挟むことにより、導光板10の背面10Bと拡散反射板6の正面との間に空気層Kを確保している。
これら図10(a)〜図10(c)に示す構成例のように、導光板10や拡散反射板6に凹部25を設けたり、導光板10と拡散反射板6の間にスペーサ26を挟んだりすることにより、導光板10と拡散反射板6との間に一定間隔の空気層Kを確保することができる。そして、その空気層Kがあることにより、拡散反射板6での光の拡散反射範囲を広げることができ、それにより、導光板10を透過する光による文字板2に対する照明範囲を広げることができて、輝度斑の改善に寄与することができるようになる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
図11(a)〜図11(c)は前記円弧状溝の断面形状のバリエーションを示す図である。
上記実施形態の導光板10では、図11(a)に示すように、導光板10の正面10Aに断面四角形状の円弧状溝11を形成した場合を示したが、図11(b)に示すように、断面三角形状の円弧状溝11Bを形成してもよいし、図11(c)に示すように、断面半円状又は断面半楕円状の円弧状溝11Cを形成してもよい。
図12(a)〜図12(c)は前記放射状凸条の断面形状のバリエーションを示す図である。
上記実施形態の導光板10では、図12(a)に示すように、導光板10の背面10Bに断面三角形状の放射状凸条12を形成した場合を示したが、図12(b)に示すように、断面台形状の放射状凸条12Bを形成してもよいし、図12(c)に示すように、断面半円状又は断面半楕円状の放射状凸条12Cを形成してもよい。
また、上記実施形態では、周方向の両端に入光端18がある導光板10について示したが、本発明は、周方向の片端だけに入光端がある導光板についても適用することができる。図13は、片端だけに入光端がある他の実施形態の導光板の構成図で、図13(a)は正面側から見た斜視図、図13(b)は背面側から見た斜視図である。
図13(a)に示すように、この導光板110は、正面視円弧形状をなしており、正面10Aに円弧状溝11が設けられると共に、図13(b)に示すように、背面10Bに放射状凸条12が設けられている。そして、この場合は、周方向の片端だけに入光端18が設けられている関係で、放射状凸条12の配置される間隔が、入光端18から遠くなるほど(矢印Xで示す方向に行くほど)漸次小さくなるように設定されており、それにより、放射状凸条12は、入光端18から遠くなるほど(入光端18から遠い端部に近くなるほど)高密度に形成されている。
ここで、上述した本発明に係る導光板及び計器の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[4]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 正面の文字板(2)と、該文字板(2)の背面に配置された拡散反射板(6)との間に、それぞれ前記文字板(2)及び前記拡散反射板(6)との間に空気層(K)を介して配置され、周方向の端面(18)から入射された光源(8)からの光を、前記文字板(2)を背面から照らすように導く正面視円弧形状の光透過性の導光板(10、110)であって、
前記文字板(2)に対面する正面(10A)に、前記円弧形状の周方向に沿って延在し且つ前記円弧形状の半径方向に間隔をおいて形成された多数の円弧状溝(11)を有すると共に、前記拡散反射板(6)に対面する背面(10B)に、前記円弧形状の半径方向に沿って放射状に延在し且つ前記円弧形状の周方向に間隔をおいて形成された多数の放射状凸条(12)を有することを特徴とする導光板(10、110)。
[2] 前記放射状凸条(12)の形成された間隔が、前記光源(8)からの光の入射される端面(18)より遠くなるほど漸次小さくなるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の導光板(10、110)。
[3] 上記[1]又は[2]に記載の導光板(10、110)が、前記文字板(2)と前記拡散反射板(6)との間に、それぞれ前記文字板(2)及び前記拡散反射板(6)との間に空気層(K)を介して配置された計器(1)であって、
互いに対向する前記導光板(10、110)の背面(10B)及び前記拡散反射板(6)の正面のうちの少なくとも一方に、前記導光板(10、110)の背面(10B)の前記空気層(K)を確保するための凹部(25)が設けられていることを特徴とする計器(1)。
[4] 上記[1]又は[2]に記載の導光板(10、110)が、前記文字板(2)と前記拡散反射板(6)との間に、それぞれ前記文字板(2)及び前記拡散反射板(6)との間に空気層(K)を介して配置された計器(1)であって、
互いに対向する前記導光板(10、110)の背面(10B)と前記拡散反射板(6)の正面との間に、前記導光板(10、110)の背面(10B)の前記空気層(K)を確保するためのスペーサ(26)が挟まれていることを特徴とする計器(1)。
2 文字板
6 拡散反射板
8 LED(光源)
10 導光板
10A 正面
10B 背面
11 円弧状溝
12 放射状凸条
18 入光端(光の入射される周方向の端面)
25 凹部
26 スペーサ
110 導光板
K 空気層

Claims (4)

  1. 正面の文字板と、該文字板の背面に配置された拡散反射板との間に、それぞれ前記文字板及び前記拡散反射板との間に空気層を介して配置され、周方向の端面から入射された光源からの光を、前記文字板を背面から照らすように導く正面視円弧形状の光透過性の導光板であって、
    前記文字板に対面する正面に、前記円弧形状の周方向に沿って延在し且つ前記円弧形状の半径方向に間隔をおいて形成された多数の円弧状溝を有すると共に、前記拡散反射板に対面する背面に、前記円弧形状の半径方向に沿って放射状に延在し且つ前記円弧形状の周方向に間隔をおいて形成された多数の放射状凸条を有することを特徴とする導光板。
  2. 前記放射状凸条の形成された間隔が、前記光源からの光の入射される端面より遠くなるほど漸次小さくなるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の導光板。
  3. 請求項1又は2に記載の導光板が、前記文字板と前記拡散反射板との間に、それぞれ前記文字板及び前記拡散反射板との間に空気層を介して配置された計器であって、
    互いに対向する前記導光板の背面及び前記拡散反射板の正面のうちの少なくとも一方に、前記導光板の背面の前記空気層を確保するための凹部が設けられていることを特徴とする計器。
  4. 請求項1又は2に記載の導光板が、前記文字板と前記拡散反射板との間に、それぞれ前記文字板及び前記拡散反射板との間に空気層を介して配置された計器であって、
    互いに対向する前記導光板の背面と前記拡散反射板の正面との間に、前記導光板の背面の前記空気層を確保するためのスペーサが挟まれていることを特徴とする計器。
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