JP2014238658A - 承認時間予測装置、承認時間予測方法及び承認時間予測プログラム - Google Patents

承認時間予測装置、承認時間予測方法及び承認時間予測プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】案件の承認申請を行う前であっても承認時間の予測をすることができるとともに、より実態に則した確度の高い予測を行うことができる承認時間予測装置を提供する。【解決手段】承認者と、承認を申請した承認申請日時と、承認完了日時とが対応付けられた案件承認情報を複数蓄積する案件承認情報テーブル112と、案件承認情報テーブル112に基づいて、承認者最短時間と、承認者最長時間とを算出する承認者時間算出部120と、承認者と承認者最短時間と承認者最長時間とを承認者情報として記憶装置110に記録する承認者テーブル更新部130と、承認者テーブル111に基づいて、承認を申請する予定の承認申請予定案件の承認にかかる案件承認最短日時151と案件承認最長日時152とを算出する予測承認時間算出部150とを備える。【選択図】図1

Description

この発明は、承認時間予測装置、承認時間予測方法及び承認時間予測プログラムに関する。特に、過去の実績から承認時間を予測する承認時間予測装置、承認時間予測方法及び承認時間予測プログラムに関する。
従来技術として、案件の承認を申請すると、過去の実績から、案件の承認までの最短の回覧ルートを算出し、算出した回覧ルートで承認をする技術がある(特許文献1参照)。
また、案件の承認を申請すると、処理担当者の在席時間、過去の平均処理時間、最終処理期限から逆算した処理有効期限を定め、この処理有効期限に基づいて承認処理の滞留、遅延を防止する技術がある(特許文献2参照)。
特開2001−160087号公報 特開2006−079381号公報
特許文献1及び特許文献2の技術は、案件の承認申請をした後に承認時間を予測するものであるため、お客様から承認に必要な時間について質問された際に素早い回答を行うことや、申請者が承認に必要な時間を考慮した計画を立てることが難しいという課題がある。
また、承認者の過去の実績や在席時間などは均等化されているものではなく、例えば、月別、曜日別などにより、異なる傾向を有するものである。従来技術では、このような傾向を加味して承認時間を予測することができないので、実態に則した予測をすることができないという課題がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、案件の承認申請を行う前であっても承認時間の予測をすることができるとともに、より実態に則した確度の高い予測を行うことができる承認時間予測装置を提供することを目的とする。
本発明に係る承認時間予測装置は、案件の承認にかかる承認時間を予測する承認時間予測装置において、
承認された承認済案件について、前記承認済案件の承認をした承認者と、前記承認者に前記承認済案件の承認を申請した承認申請日時と、前記承認者が前記承認済案件の承認を完了した承認完了日時とが対応付けられた案件承認情報を複数蓄積する案件承認情報蓄積部と、
前記案件承認情報蓄積部に蓄積された前記案件承認情報に含まれる前記承認者と前記承認申請日時と前記承認完了日時とに基づいて、前記承認者の承認にかかる時間の最短時間である承認者最短時間と、前記承認者の承認にかかる時間の最長時間である承認者最長時間とを算出する承認者時間算出部と、
前記承認者と、前記承認者時間算出部により算出された前記承認者の前記承認者最短時間と前記承認者最長時間とを、承認者情報として記憶装置に記録する承認者情報記録部と、
前記承認者情報記録部により記録された前記承認者情報に含まれる前記承認者の前記承認者最短時間と前記承認者の前記承認者最長時間とに基づいて、承認を申請する予定の承認申請予定案件の承認にかかる最短時間である案件承認最短時間と、前記承認申請予定案件の承認にかかる最長時間である案件承認最長時間とを処理装置により算出する予測承認時間算出部と
を備えることを特徴とする。
前記承認者時間算出部は、
前記案件承認情報蓄積部に蓄積された前記複数の案件承認情報から、予め設定された複数の期間の期間毎に、当該期間に前記承認申請日時が含まれる前記案件承認情報を処理装置により抽出し、抽出した期間毎の前記案件承認情報に含まれる前記承認者と前記承認申請日時と前記承認完了日時とに基づいて、前記承認者の前記承認者最短時間と前記承認者最長時間とを期間毎に算出し、
前記承認者情報記録部は、
期間毎に算出された前記承認者の前記承認者最短時間と前記承認者最長時間とを、期間毎の前記承認者情報として記録し、
前記予測承認時間算出部は、
前記承認申請予定案件の承認を申請する日時が含まれる期間の前記承認者情報に基づいて、前記案件承認最短時間と前記案件承認最長時間とを算出する
ことを特徴とする。
前記案件承認情報蓄積部は、さらに、
前記承認済案件について、前記承認済案件の案件種別を対応付けた前記案件承認情報を蓄積し、
前記承認者時間算出部は、
前記複数の案件承認情報から、期間及び案件種別毎に、当該期間に前記承認申請日時が含まれ、かつ、当該案件種別と同一の案件種別である前記案件承認情報を抽出し、抽出した期間及び案件種別毎の前記案件承認情報に含まれる前記承認者と前記承認申請日時と前記承認完了日時とに基づいて、前記承認者の前記承認者最短時間と前記承認者最長時間とを期間及び案件種別毎に算出し、
前記承認者情報記録部は、
期間及び案件種別毎に算出された前記承認者の前記承認者最短時間と前記承認者最長時間とを、期間及び案件種別毎の前記承認者情報として記録し、
前記予測承認時間算出部は、
前記承認申請予定案件の承認を申請する日時が含まれる期間であり、かつ、前記承認申請予定案件の案件種別が対応付けられている前記承認者情報に基づいて、前記案件承認最短時間と前記案件承認最長時間とを算出する
ことを特徴とする。
前記案件承認情報蓄積部は、さらに、
前記承認済案件について、前記承認者に承認の依頼があった際の勤務状況を対応付けた前記案件承認情報を蓄積し、
前記承認者時間算出部は、
前記複数の案件承認情報から、期間及び案件種別及び勤務状況毎に、当該期間に前記承認申請日時が含まれ、かつ、当該案件種別と同一の案件種別が対応付けられ、かつ、当該勤務状況と同一の勤務状況が対応付けられている前記案件承認情報を抽出し、抽出した期間及び案件種別及び勤務状況毎の前記案件承認情報に含まれる前記承認者と前記承認申請日時と前記承認完了日時とに基づいて、前記承認者の前記承認者最短時間と前記承認者最長時間とを期間及び案件種別及び勤務状況毎に算出し、
前記承認者情報記録部は、
期間及び案件種別及び勤務状況毎に算出された前記承認者の前記承認者最短時間と前記承認者最長時間とを、期間及び案件種別及び勤務状況毎の前記承認者情報として記録し、
前記予測承認時間算出部は、
前記承認申請予定案件の承認を申請する日時が含まれる期間であり、かつ、前記承認申請予定案件の案件種別が同一であり、かつ、前記承認申請予定案件の承認をする前記承認者の勤務状況が同一である前記承認者情報に基づいて、前記案件承認最短時間と前記案件承認最長時間とを算出する
ことを特徴とする。
前記複数の期間は、月別かつ曜日別の期間、及び月別の期間であることを特徴とする。
前記予測承認時間算出部は、前記案件承認最短時間と前記案件承認最長時間とに基づいて、前記承認申請予定案件の承認までの最短日時である案件承認最短日時と、前記承認申請予定案件の承認までの最長日時である案件承認最長日時とを算出し、
前記予測承認時間算出部により算出された前記案件承認最短日時と前記案件承認最長日時とを出力するとともに、前記承認者の前記承認者最短時間と前記承認者最長時間とを出力する算出結果出力部を備えることを特徴とする。
本発明に係る承認時間予測方法は、
案件の承認にかかる承認時間を予測する承認時間予測装置であって、承認された承認済案件について、前記承認済案件の承認をした承認者と、前記承認者に前記承認済案件の承認を申請した承認申請日時と、前記承認者が前記承認済案件の承認を完了した承認完了日時とが対応付けられた案件承認情報を複数蓄積する案件承認情報蓄積部を備える承認時間予測装置の承認時間予測方法において、
承認時間算出部が、前記案件承認情報蓄積部に蓄積された前記案件承認情報に含まれる前記承認者と前記承認申請日時と前記承認完了日時とに基づいて、前記承認者の承認にかかる時間の最短時間である承認者最短時間と、前記承認者の承認にかかる時間の最長時間である承認者最長時間とを算出する承認者時間算出工程と、
承認者情報記録部が、前記承認者と、前記承認者時間算出工程により算出された前記承認者の前記承認者最短時間と前記承認者最長時間とを、承認者情報として記憶装置に記録する承認者情報記録工程と、
予測承認時間算出部が、前記承認者情報記録工程により記録された前記承認者情報に含まれる前記承認者の前記承認者最短時間と前記承認者の前記承認者最長時間とに基づいて、承認を申請する予定の承認申請予定案件の承認にかかる最短時間である案件承認最短時間と、前記承認申請予定案件の承認にかかる最長時間である案件承認最長時間とを処理装置により算出する予測承認時間算出工程とを備えることを特徴とする。
本発明に係る承認時間予測プログラムは、
案件の承認にかかる承認時間を予測する承認時間予測装置であって、承認された承認済案件について、前記承認済案件の承認をした承認者と、前記承認者に前記承認済案件の承認を申請した承認申請日時と、前記承認者が前記承認済案件の承認を完了した承認完了日時とが対応付けられた案件承認情報を複数蓄積する案件承認情報蓄積部を備える承認時間予測装置の承認時間予測プログラムにおいて、
承認時間算出部が、前記案件承認情報蓄積部に蓄積された前記案件承認情報に含まれる前記承認者と前記承認申請日時と前記承認完了日時とに基づいて、前記承認者の承認にかかる時間の最短時間である承認者最短時間と、前記承認者の承認にかかる時間の最長時間である承認者最長時間とを算出する承認者時間算出処理と、
承認者情報記録部が、前記承認者と、前記承認者時間算出処理により算出された前記承認者の前記承認者最短時間と前記承認者最長時間とを、承認者情報として記憶装置に記録する承認者情報記録処理と、
予測承認時間算出部が、前記承認者情報記録処理により記録された前記承認者情報に含まれる前記承認者の前記承認者最短時間と前記承認者の前記承認者最長時間とに基づいて、承認を申請する予定の承認申請予定案件の承認にかかる最短時間である案件承認最短時間と、前記承認申請予定案件の承認にかかる最長時間である案件承認最長時間とを処理装置により算出する予測承認時間算出処理とをコンピュータである前記承認時間予測装置に実行させることを特徴とする。
この発明に係る承認時間予測装置によれば、承認者と承認者最短時間と承認者最長時間とを承認者情報として記憶装置に記録しているので、案件の承認申請を行う前であっても承認時間の予測をすることができるので利便性を高めることができるとともに、より実態に則した確度の高い承認時間の予測を行うことができるという効果を奏する。
本実施の形態に係る承認時間予測装置100のブロック構成図である。 (a)は本実施の形態に係る社員マスタテーブル113の形式を示す図であり、(b)は社員マスタテーブル113の一例を示す図である。 (a)は本実施の形態に係るグループマスタテーブル114の形式を示す図であり、(b)はグループマスタテーブル114の一例を示す図である。 (a)は本実施の形態に係るプロセス定義マスタテーブル115の形式を示す図であり、(b)はプロセス定義マスタテーブル115の一例を示す図である。 (a)は本実施の形態に係るプロセスマスタテーブル116の形式を示す図であり、(b)はプロセスマスタテーブル116の一例を示す図である。 (a)は本実施の形態に係る勤務状況マスタテーブル117の形式を示す図であり、(b)は勤務状況マスタテーブル117の一例を示す図である。 (a)は本実施の形態に係る月・曜日マスタテーブル118の形式を示す図であり、(b)は月・曜日マスタテーブル118の一例を示す図である。 (a)は本実施の形態に係る案件テーブル119の形式を示す図であり、(b)は案件テーブル119の一例を示す図である。 (a)は本実施の形態に係る案件承認情報テーブル112の形式を示す図であり、(b)は本実施の形態に係る承認者テーブル111の形式を示す図である。 本実施の形態に係る案件承認情報テーブル112の一例を示す図である。 本実施の形態に係る承認者テーブル111の一例を示す図である。 本実施の形態に係る承認者テーブル111の他例を示す図であり、図11の状態から承認者テーブル更新処理により更新された後の状態を示す図である。 本実施の形態に係る各種マスタテーブル、各種テーブルの項目の関係を示した図である。 本実施の形態に係る承認時間予測装置100の承認者時間算出処理及び承認者テーブル更新処理を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る承認時間予測装置100の予測承認時間算出処理を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る承認時間予測装置100に送信する承認時間予測要求を入力する承認時間予測要求画面220の一例である。 本実施の形態に係る承認時間予測装置100の予測承認時間算出処理のシーケンスを示す図である。 本実施の形態に係る承認時間予測装置100の算出結果出力部160により出力される算出結果出力画面230の一例である。 本実施の形態に係る承認時間予測装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係る承認時間予測装置100のブロック構成図である。
承認時間予測装置100は、利用者によって利用される端末装置200とネットワークなどを介して接続されている。利用者は、端末装置200から承認時間予測装置100に対して、承認を申請する予定の案件(承認申請予定案件)について、承認を申請してから承認が完了するまでの承認時間を予測することを要求する承認時間予測要求を送信する。
端末装置200は、表示部210を備え、利用者は表示部210に表示される承認時間予測要求画面等を介して承認時間予測要求を送信する。
あるいは、利用者は、承認時間予測装置100が備える表示装置に表示される承認時間予測要求画面等に対して承認時間予測要求を入力してもよいし、ネットワークを介さずに直接接続されている端末装置から承認時間予測要求を送信してもよい。
承認時間予測装置100は、記憶装置110、承認者時間算出部120、承認者テーブル更新部130、条件入力部140、予測承認時間算出部150、算出結果出力部160を備える。
記憶装置110には、承認者テーブル111、案件承認情報テーブル112、社員マスタテーブル113、グループマスタテーブル114、プロセス定義マスタテーブル115、プロセスマスタテーブル116、勤務状況マスタテーブル117、月・曜日マスタテーブル118、案件テーブル119が記憶されている。
本実施の形態では、記憶装置110は承認時間予測装置100の内部に備わっているが、この態様に限られず、記憶装置110は承認時間予測装置100の外部のデータベース装置などに備えられていてもよい。
案件承認情報テーブル112は、承認された承認済案件について、承認済案件の承認をした承認者と、承認者に承認済案件の承認を依頼(申請)した承認依頼日時(承認申請日時)と、承認者が承認済案件の承認を完了した承認完了日時とが対応付けられた案件承認情報を複数蓄積する案件承認情報蓄積部の一例である。
案件承認情報は、案件承認情報テーブル112の1レコードの情報である。案件承認情報には、承認済案件を示す申請番号と、案件種別示すプロセスIDと、承認者を示す承認者IDと、当該承認者の承認順序を示す承認者順序と、当該承認者の勤務状況を示す勤務状況IDと、承認依頼日時が含まれる期間を示す月・曜日IDと、承認依頼日時と、承認完了日時とが設定されている。案件承認情報テーブル112の詳細については後述する。
承認者時間算出部120は、案件承認情報テーブル112に蓄積された案件承認情報に含まれる承認者IDと承認依頼日時と承認完了日時とに基づいて、当該承認者の承認にかかる時間の承認者最短時間と承認者最長時間とを算出する。
承認者時間算出部120は、例えば、月・曜日別かつ案件種別別かつ勤務状況別に、各承認者の承認者最短時間と承認者最長時間とを算出する。
承認者テーブル更新部130は、各承認者と、承認者時間算出部120により算出された当該承認者の承認者最短時間と承認者最長時間とを、記憶装置110の承認者テーブル111(承認者情報)に記録する承認者情報記録部の一例である。
承認者テーブル更新部130は、例えば、1日に1度起動され、承認者テーブル111を更新する。承認者テーブル更新部130を起動する時間は、適宜設定可能であるものとする。例えば、承認者テーブル更新部130を「毎日午前0時に起動する」、あるいは、「1日おきの午前1時に起動する」などと設定できるものとする。
条件入力部140は、承認時間を予測する条件を入力する。条件入力部140は、利用者により、表示部210に表示された承認時間予測要求画面220(図16参照)に入力された条件を入力する。条件入力部140は、端末装置200から送信された上記条件が含まれる承認時間予測要求を入力し、承認時間予測要求に含まれる条件を入力する。条件入力部140は、例えば、案件種別、承認依頼日時、承認者の承認時間を予測するための過去の実績のうち、どの期間を用いるか(例えば、月別の実績を用いるか、月・曜日別の実績を用いるか)などを、承認時間の予測の条件として入力する。
予測承認時間算出部150は、承認者テーブル111に含まれる各承認者の承認者最短時間と承認者最長時間とに基づいて、承認を申請する予定の承認申請予定案件の承認にかかる最短時間である案件承認最短時間と案件承認最長時間とを処理装置により算出する。
承認申請予定案件とは、条件入力部140が入力した案件種別、承認依頼日時等から定められる案件である。
算出結果出力部160は、予測承認時間算出部150により算出された案件承認最短時間と案件承認最長時間とに基づいて算出された案件承認最短日時151と案件承認最長日時152とを、端末装置200の表示部201に出力する。また、算出結果出力部160は、承認申請予定案件の承認をする各承認者の承認者最短時間と承認者最長時間とを、案件承認最短日時151及び案件承認最長日時152と併せて出力するとしてもよい。
次に、記憶装置110に記憶されている各種テーブルの構成について説明する。
図2は、(a)は本実施の形態に係る社員マスタテーブル113の形式を示す図であり、(b)は社員マスタテーブル113の一例を示す図である。
図3は、(a)は本実施の形態に係るグループマスタテーブル114の形式を示す図であり、(b)はグループマスタテーブル114の一例を示す図である。
図4は、(a)は本実施の形態に係るプロセス定義マスタテーブル115の形式を示す図であり、(b)はプロセス定義マスタテーブル115の一例を示す図である。
図5は、(a)は本実施の形態に係るプロセスマスタテーブル116の形式を示す図であり、(b)はプロセスマスタテーブル116の一例を示す図である。
図6は、(a)は本実施の形態に係る勤務状況マスタテーブル117の形式を示す図であり、(b)は勤務状況マスタテーブル117の一例を示す図である。
図7は、(a)は本実施の形態に係る月・曜日マスタテーブル118の形式を示す図であり、(b)は月・曜日マスタテーブル118の一例を示す図である。
図8は、(a)は本実施の形態に係る案件テーブル119の形式を示す図であり、(b)は案件テーブル119の一例を示す図である。
図9は、(a)は本実施の形態に係る案件承認情報テーブル112の形式を示す図であり、(b)は本実施の形態に係る承認者テーブル111の形式を示す図である。
図10は、本実施の形態に係る案件承認情報テーブル112の一例を示す図である。
図11は、本実施の形態に係る承認者テーブル111の一例を示す図である。
図12は、本実施の形態に係る承認者テーブル111の他例を示す図であり、図11の状態から承認者テーブル更新処理により更新された後の状態を示す図である。
図13は、本実施の形態に係る各種マスタテーブル、各種テーブルの項目の関係を示した図である。
社員マスタテーブル113は、社員情報のマスタテーブルである。図2(a)に示すように、社員マスタテーブル113は、社員ID、社員名、当該社員が属するグループのグループIDの項目を有する。社員IDのデータタイプは数字(NUMBER)、社員名のデータタイプは文字列(VARCHAR2)、グループIDのデータタイプは文字列(VARCHAR2)である。社員IDは、主キーとして用いられる。
図2(b)に示すように、例えば、1レコード目には、社員ID「001」、社員名「A」、グループID「G_001」が登録されている。
グループマスタテーブル114は、社員が属するグループの情報のマスタテーブルである。図3(a)に示すように、グループマスタテーブル114は、グループID、グループ名称の項目を有する。グループID、グループ名称のデータタイプは文字列である。グループIDは、主キーとして用いられる。
図3(b)に示すように、例えば、1レコード目には、グループID「G_001」、グループ名称「経理」が登録されている。
プロセス定義マスタテーブル115は、承認のプロセスを定義する情報のマスタテーブルである。図4(a)に示すように、プロセス定義マスタテーブル115は、プロセスID、プロセス名の項目を有する。プロセスID、プロセス名のデータタイプは文字列である。プロセスIDは、主キーとして用いられる。
図4(b)に示すように、例えば、1レコード目には、プロセスID「P_001」、プロセス名「発注」が登録されている。
プロセスマスタテーブル116は、プロセスIDが定義されたプロセスについて具体的な承認方法が登録されたマスタテーブルである。図5(a)に示すように、プロセスマスタテーブル116は、プロセスID、申請者グループID、承認者順序、承認者ID、最終承認者フラグの項目を有する。プロセスID、申請者グループIDのデータタイプは文字列である。承認者順序、承認者ID、最終承認者フラグのデータタイプは数字である。プロセスID、申請者グループID、承認者順序は、主キーとして用いられる。
図5(b)に示すように、例えば、1レコード目には、プロセスID「P_001」、申請者グループID「G_001」、承認者順序「1」、承認者ID「003」、最終承認者フラグ「0」が登録されている。2レコード目には、プロセスID「P_001」、申請者グループID「G_001」、承認者順序「2」、承認者ID「002」、最終承認者フラグ「0」が登録されている。3レコード目には、プロセスID「P_001」、申請者グループID「G_001」、承認者順序「3」、承認者ID「001」、最終承認者フラグ「1」が登録されている。この情報は、プロセス「P_001」(発注)において、申請者のグループが「G_001」の場合は、承認者ID(社員ID)「003」、「002」、「001」の承認者の順での承認が必要であることを示している。
勤務状況マスタテーブル117は、勤務状況に関するマスタテーブルである。図6(a)に示すように、勤務状況マスタテーブル117は、勤務状況ID、勤務状況名の項目を有する。勤務状況ID、勤務状況名のデータタイプは文字列である。勤務状況IDは、主キーとして用いられる。
図6(b)に示すように、例えば、1レコード目には、勤務状況ID「K_001」、勤務状況名「通常」が登録されている。その他、勤務状況マスタテーブル117には、勤務状況名「打ち合わせ有り」(勤務状況ID「K_002」)、勤務状況名「出張中」(勤務状況ID「K_003」)、勤務状況名「休日」(勤務状況ID「K_004」)が登録されている。
月・曜日マスタテーブル118は、月・曜日別に予め設定された期間の種類に関するマスタテーブルである。図7(a)に示すように、月・曜日マスタテーブル118は、月・曜日ID、月・曜日名の項目を有する。月・曜日ID、月・曜日名のデータタイプは文字列である。月・曜日IDは、主キーとして用いられる。
図7(b)に示すように、例えば、1レコード目には、月・曜日ID「MW_01_Mon」、月・曜日名「1月・月曜日」が登録されている。その他、月・曜日ID「MW_01_Tue」に対して月・曜日名「1月・火曜日」、月・曜日ID「MW_01_Wed」に対して月・曜日名「1月・水曜日」、・・・、月・曜日ID「MW_01_Fri」に対して月・曜日名「1月・金曜日」が登録されている。2月についても同様に、月・曜日ID「MW_02_Mon」に対して月・曜日名「2月・月曜日」、・・・、月・曜日ID「MW_02_Fri」に対して月・曜日名「2月・金曜日」と登録されている。これらの期間は、月別かつ曜日別に予め定めた期間の種類の一例である。
また、7レコード目の月・曜日ID「MW_01_Ful」に対しては、月・曜日名「1月」が登録されており、84レコード目の月・曜日ID「MW_12_Ful」に対しては、月・曜日名「12月」が登録されている。これは、曜日に関わらない月別の期間を示している。これらの期間は、月別に予め定めた期間の種類の一例である。
また、6レコード目の月・曜日ID「MW_01_Hol」に対しては、月・曜日名「1月・休日」が登録されており、83レコード目の月・曜日ID「MW_12_Hol」に対しては、月・曜日名「12月・休日」が登録されている。これは、月別の休日を示す期間の種別の一例を示している。
案件テーブル119は、承認の申請がされた案件に関する情報を設定するテーブルである。図8(a)に示すように、案件テーブル119は、申請番号、件名、申請者ID、申請日時、プロセスID、ステータスの項目を有する。件名、プロセスID、ステータスのデータタイプは文字列である。申請番号、申請者IDのデータタイプは、数字である。申請日時のデータタイプは、DATETIME書式である。申請番号は、主キーとして用いられる。
図8(b)に示すように、例えば、1レコード目には、申請番号「001」、件名「開発案件1」、申請者ID「009」、申請日時「2008−01−07 09:00:00」、プロセスID「P_001」、ステータス「承認済」が登録されている。
案件承認情報テーブル112は、案件の承認状況に関する実績情報が設定されるテーブルである。図9(a)に示すように、案件承認情報テーブル112は、申請番号、承認者順序、プロセスID、承認者ID、勤務状況ID、月・曜日ID、承認依頼日時、承認完了日時の項目を有する。プロセスID、勤務状況ID、月・曜日IDのデータタイプは文字列である。月・曜日IDには、承認依頼日時に対応する月・曜日IDが設定される。申請番号、承認者順序、承認者IDのデータタイプは、数字である。申請依頼日時、承認完了日時のデータタイプは、DATETIME書式である。申請番号、承認者順序は、主キーとして用いられる。
図10に示すように、例えば、1レコード目には、申請番号「001」、承認者順序「1」、プロセスID「P_001」、承認者ID「003」、勤務状況ID「K_001」、月・曜日ID「MW_01_Mon」、承認依頼日時「2008−01−07 09:00:00」、承認完了日時「2008−01−07 19:00:00」と設定されている。承認依頼日時「2008−01−07 09:00:00」は1月の月曜日なので、月・曜日IDには「MW_01_Mon」と設定される。これは、申請番号「001」の案件の承認における1番目の承認者「003」の承認実績に関する情報である。同様に、2番目の承認者「002」についての承認実績については2レコード目に設定され、3番目の承認者「001」についての承認実績については3レコード目に設定されている。
4レコード目からは、申請番号「002」の案件の承認に関する情報が設定されている。
承認者テーブル111は、実績を基に各承認者の勤務状況別、月と曜日別(月別または月・曜日別)に承認に必要な承認者最短時間、承認者最長時間が設定されるテーブルである。図9(b)に示すように、承認者テーブル111は、社員ID、プロセスID、勤務状況ID、月・曜日ID、承認者最短時間、承認者最長時間の項目を有する。プロセスID、勤務状況ID、月・曜日IDのデータタイプは文字列である。社員ID、承認者最短時間、承認者最長時間のデータタイプは数字である。社員ID、プロセスID、勤務状況ID、月・曜日IDは、主キーとして用いられる。
図11に示すように、例えば、1レコード目には、社員ID「001」、プロセスID「P_001」、勤務状況ID「K_001」、月・曜日ID「MW_01_Mon」、承認者最短時間「3」、承認者最長時間「21」と設定されている。これは、社員ID「001」の社員が、プロセスID「P_001」の案件を承認する場合、勤務状況が「K_001」(通常)であり、承認の申請を依頼された日時が「MW_01_Mon」(1月・月曜日)である場合には、承認にかかる最短時間が3時間、承認に係る最長時間が21時間であることを示している。
2レコード目では、社員ID「001」の社員が、プロセスID「P_001」の案件を承認する場合、勤務状況が「K_001」(通常)であり、かつ、承認の申請を依頼された日時が「MW_01_Tue」(1月・火曜日)である場合には、承認にかかる最短時間が4時間、承認に係る最長時間が20時間であることを示している。
6レコード目では、社員ID「001」の社員が、プロセスID「P_001」の案件を承認する場合、勤務状況が「K_001」(通常)であり、かつ、承認の申請を依頼された日時が「MW_01_Ful」(1月)である場合には、承認にかかる最短時間が20時間、承認に係る最長時間が42時間であることを示している。
上述したように、承認者テーブル111は、承認者テーブル更新部130により、定期的あるいは不定期に更新される。
図12は、図11の状態の承認者テーブル111が、承認者テーブル更新部130により更新された後の状態を示している。承認者テーブル更新部130による承認者テーブル111の更新処理の詳細については後述する。
図13は、上述した各種マスタテーブル、各種テーブルの項目の関係を示した図である。
図14は、本実施の形態に係る承認時間予測装置100の承認者時間算出処理及び承認者テーブル更新処理を示すフローチャートである。
図14を用いて、承認時間予測装置100の承認者時間算出処理及び承認者テーブル更新処理の動作について説明する。
S101において、承認者時間算出部120は、記憶装置110に記憶されている承認者テーブル111に登録されている承認者から1人を選択し、選択した承認者の社員IDを取得する。あるいは、社員マスタテーブル113に登録されている社員IDから選択するものとしてもよい。
S102において、承認者時間算出部120は、記憶装置110に記憶されているプロセス定義マスタテーブル115に登録されているプロセスIDからプロセスIDを1つ取得する。
S103において、承認者時間算出部120は、記憶装置110に記憶されている勤務状況マスタテーブル117に登録されている勤務状況IDから勤務状況IDを1つ取得する。
S104において、承認者時間算出部120は、記憶装置110に記憶されている月・曜日マスタテーブル118に登録されている月・曜日IDから月・曜日IDを1つ取得する。
S105において、承認者時間算出部120は、記憶装置110に記憶されている案件承認情報テーブル112から、例えば、直近5年分の案件の承認に関する案件承認情報(実績データ)を取得する。上述したように、案件承認情報とは、案件承認情報テーブル112の1レコードを意味するものとする。
承認者最短時間及び承認者最長時間を求めるための案件承認情報を何年分とするかについては、適宜設定可能であるものとする。ここでは、直近の5年分としたが、例えば、直近の2年分としてもよいし、あるいは5年前から2年前までの過去3年間分などと指定することもできるものとする。
承認者時間算出部120は、取得した案件承認情報から、「社員ID」(承認者ID)、「プロセスID」、「勤務状況ID」、「月・曜日ID」の各条件に合う案件承認情報を実績として処理装置により抽出する。「社員ID」は、S101あるいはS115において選択されたものである。「プロセスID」は、S102あるいはS113において選択されたものである。「勤務状況ID」は、S103あるいはS111において選択されたものである。「月・曜日ID」は、S104あるいはS109において選択されたものである。
承認者時間算出部120は、「社員ID」(承認者ID)及び「プロセスID」(案件種別の一例)及び「勤務状況ID」(勤務状況の一例)及び「月・曜日ID」(予め設定された複数の期間の一例)毎に、案件承認情報を抽出する。
ここでは、「社員ID」及び「プロセスID」及び「勤務状況ID」及び「月・曜日ID」毎に案件承認情報テーブル112から案件承認情報を抽出したが、「社員ID」及び「月・曜日ID」毎でもよい。あるは、「社員ID」及び「プロセスID」及び「月・曜日ID」毎に案件承認情報を抽出するようにしてもよい。
また、実績として収集する条件を付けることも可能とする。例えば、30分〜5日の範囲の実績データの中での最短時間・最長時間を採用する等の条件を付けてもよい。
承認者時間算出部120は、案件承認情報を抽出する際、承認依頼日と承認完了日に差異がある場合は、その実績は承認依頼日のものとする。例えば、承認依頼日が2012/12/31、承認完了日が2013/01/01の場合は、2012年の12月の月曜日の実績とする。
勤務状況IDにより示される勤務状況は、承認依頼された日時のものとする。例えば、承認者の予定が会議中の日時に承認依頼が届いた場合は、勤務状況「打ち合せ有り」の実績を条件とする。
また、最終承認まで終えていなくても、承認が済んでいる承認者の分は実績として収集する。例えば、承認者が3名の承認フローで第2承認者まで承認が終わっている場合は、第1承認者と第2承認者の実績を収集する際にはその案件承認情報は利用し、第3承認者の実績を収集する際にはその案件承認情報は利用しない。
実績データを収集する際には、時間単位で収集するものとし、分以下は全て切り上げるものとする。
ただし、承認時間予測装置100における動作条件は、上記に限られず、承認時間予測装置100の管理者や利用者などにより変更可能であるとしてもよい。
S106において、承認者時間算出部120は、抽出した案件承認情報に基づいて、処理対象の承認者IDにより示される承認者の承認者最短時間及び承認者最長時間を処理装置により算出する。
以下に、承認者の承認者最短時間及び承認者最長時間の算出方法の一例について説明する。
まず、承認者時間算出部120は、「社員ID」(承認者ID)、「プロセスID」、「勤務状況ID」、「月・曜日ID」の各条件に基づいて抽出した案件承認情報の中から、直近5年の各年の最短時間と最長時間を求める。直近5年とは、例えば、今年度であるm年度からm−4年度までの5年にあたる。ただし、案件承認情報テーブル112に、今年度(m年度)のデータがない場合、または少ない場合には、m−1年度からm−5年度までの5年であってもよい。また、年度ではなく日付で1年を区切り過去の5年であってもよい。
min(Xm)をm年度の中での最小値、min(Xm)をm年度の中での最大値とする。
各年の最短時間を、min(Xm−4)、min(Xm−3)、min(Xm−2)、min(Xm−1)、min(Xm)とする。
各年の最長時間を、max(Xm−4)、max(Xm−3)、max(Xm−2)、max(Xm−1)、max(Xm)とする。
次に、以下の(1),(2)の通り、各年の最短時間の平均値、及び各年の最長時間の平均値を算出する。
(1)avg(min(Xm)、min(Xm−1)、min(Xm−2)、min(Xm−3)、min(Xm−4))
(2)avg(max(Xm)、max(Xm−1)、max(Xm−2)、max(Xm−3)、max(Xm−4))
avg(a、b、c)は、a、b、cの平均値とする。
承認者時間算出部120は、(1)により算出された最短時間の平均値、(2)により算出された最長時間の平均値を、「社員ID」(承認者ID)、「プロセスID」、「勤務状況ID」、「月・曜日ID」の各条件に合う承認者最短時間、承認者最長時間とする。
S107において、承認者テーブル更新部130は、承認者時間算出部120により算出された承認者最短時間、承認者最長時間を、承認者テーブル111に記録する。
承認者テーブル更新部130は、承認者テーブル111において、「社員ID」(承認者ID)、「プロセスID」、「勤務状況ID」、「月・曜日ID」の各条件に合うレコードの承認者最短時間、承認者最長時間の項目欄を更新する。
ここで、承認者最短時間及び承認者最長時間の算出方法について、具体例を用いて説明する。
例として、社員Cさん(003)、プロセスが発注(P_001)、勤務状況が通常(K_001)、1月の月別(MW_01_Ful)の承認者最短時間・承認者最長時間の算出方法について説明する。
(1−1)承認者時間算出部120は、直近5年分の案件承認情報テーブル112の中から、承認者IDが003、プロセスIDがP_001、勤務状況が通常、1月に承認された案件承認情報を実績として取得する(S105)。
(1−2)承認者時間算出部120は、取得した案件承認情報を、承認年ごとに分類し、各承認年の最短時間と最長時間を求める。承認者時間算出部120は、求めた5個の最短時間と最長時間から、最短時間の平均値と最長時間の平均値とを算出する。算出した平均値を、社員Cさんについてのプロセスが発注、勤務状況が通常、1月の月別の場合の承認者最短時間及び承認者最長時間とする(S106)。
(1−3)承認者テーブル更新部130は、算出した新たな承認者最短時間と承認者最長時間とを、承認者テーブル111に登録する(S107)。
(1−1)〜(1−3)を承認者ごと、プロセスごと、勤務状況ごと、月・曜日の条件ごとに繰り返すことにより、承認案件情報(実績データ)からそれぞれの条件での承認者最短時間と承認者最長時間を算出することが可能となる(以下に示す、S108〜S115の処理に対応)。
S108において、承認者時間算出部120は、月・曜日マスタテーブル118に登録されている全ての月・曜日IDについて、承認者最短時間及び承認者最長時間を算出したかについて判定する。
全ての月・曜日IDについて承認者最短時間及び承認者最長時間を算出したと判定した場合には(S108でYES)、S110に進む。
承認者最短時間及び承認者最長時間を算出していない月・曜日IDがあると判定した場合には(S108でNO)、S109に進む。
S109において、月・曜日マスタテーブル118の次の月・曜日IDを選択し、S105に処理を戻す。つまり、「社員ID」(承認者ID)、「プロセスID」、「勤務状況ID」、「月・曜日ID」の各条件のうち、「月・曜日ID」を次のIDに変えて、S105〜S107の承認者最短時間及び承認者最長時間の算出処理を実行する。
S110において、承認者時間算出部120は、勤務状況マスタテーブル117に登録されている全ての勤務状況IDについて、承認者最短時間及び承認者最長時間を算出したかについて判定する。
全ての勤務状況IDについて承認者最短時間及び承認者最長時間を算出したと判定した場合には(S110でYES)、S112に進む。
承認者最短時間及び承認者最長時間を算出していない勤務状況IDがあると判定した場合には(S110でNO)、S111に進む。
S111において、勤務状況マスタテーブル117の次の勤務状況IDを選択し、S104に処理を戻す。つまり、「勤務状況ID」を次のIDに変えて、S104〜S108の承認者時間算出処理及び承認者テーブル更新処理を実行する。
S112において、承認者時間算出部120は、プロセス定義マスタテーブル115に登録されている全てのプロセスIDについて、承認者最短時間及び承認者最長時間を算出したかについて判定する。
全てのプロセスIDについて承認者最短時間及び承認者最長時間を算出したと判定した場合には(S112でYES)、S114に進む。
承認者最短時間及び承認者最長時間を算出していないプロセスIDがあると判定した場合には(S112でNO)、S113に進む。
S113において、プロセス定義マスタテーブル115の次のプロセスIDを選択し、S103に処理を戻す。つまり、「プロセスID」を次のIDに変えて、S103〜S110の承認者時間算出処理及び承認者テーブル更新処理を実行する。
S114において、承認者時間算出部120は、承認者テーブル111に登録されている全ての社員ID(承認者ID)について、承認者最短時間及び承認者最長時間を算出したかについて判定する。
全ての社員ID(承認者ID)について承認者最短時間及び承認者最長時間を算出したと判定した場合には(S114でYES)、承認者時間算出処理及び承認者テーブル更新処理を終了する。
承認者最短時間及び承認者最長時間を算出していない社員ID(承認者ID)があると判定した場合には(S114でNO)、S115に進む。
S115において、承認者テーブル111の次の社員ID(承認者ID)を選択し、S102に処理を戻す。つまり、社員ID(承認者ID)を次のIDに変えて、S102〜S112の承認者時間算出処理及び承認者テーブル更新処理を実行する。
以上で、承認者時間算出処理及び承認者テーブル更新処理についての説明を終わる。
次に、具体的なデータ例を用いて、関係する各テーブルの値がどのように変化するかについて説明する。ここでは、承認者時間算出部120及び承認者テーブル更新部130が2013/1/8(火)に動き、社員IDが003である承認者、プロセスIDがP_001、勤務状況IDがK_001、月・曜日IDがMW_01_Monの実績を収集する場合の例を説明する。承認者時間算出部120及び承認者テーブル更新部130により実績を収集し、承認者テーブル111を更新する機能を実績収集機能とする。
実績収集機能の実行前の承認者テーブル111の状態は図11であり、社員IDが003である承認者、プロセスIDがP_001、勤務状況IDがK_001、月・曜日IDがMW_01_Monの案件承認情報レコードは、1369レコードである。実績収集機能の実行前の1369レコードの承認者最短時間は9時間、承認者最長時間は80時間である。以下の具体例における案件承認情報テーブル112のデータは、図10の例とは対応しないものとする。
(2−1)以下の条件に合う案件承認情報を案件承認情報テーブル112から取得する(S105)。
対象年月日 :2009年〜2013年の1月の月曜に承認依頼されたもの
社員ID :003
プロセスID:P_001
勤務状況ID:K_001
月・曜日ID:MW_01_Mon
(2−2)取得した案件承認情報から、各年の最短時間・最長時間を求める(S106)。
2009/1 最短時間:9、最長時間80
2010/1 最短時間:8、最長時間80
2011/1 最短時間:8、最長時間79
2012/1 最短時間:9、最長時間78
2013/1 最短時間:7、最長時間77
(2−3)(2−2)で求めた最短時間・最長時間の平均値を算出し、承認者最短時間、承認者最長時間とする(単位は[hour](時間)、小数点以下は切り上げ)。
承認者最短時間:9
承認者最長時間:79
(2−4)(2−3)で求めた承認者最短時間、承認者最長時間を承認者テーブル111の1369レコードに登録する(S107)。実績収集機能の実行前の1369レコードの承認者最短時間は9時間、承認者最長時間は80時間であったが、実績収集機能の実行後の1369レコードの承認者最短時間は9時間、承認者最長時間は79時間となる(図12参照)。
上記(2−1)〜(2−4)を承認者テーブル111に登録されている承認者、プロセス数、勤務状況、月・曜日の組み合せの数だけ実行する。
以上で、承認者時間算出処理及び承認者テーブル更新処理についての具体的データを用いた説明を終わる。
図15は、本実施の形態に係る承認時間予測装置100の予測承認時間算出処理を示すフローチャートである。予測承認時間算出機能は、利用者によって選択された条件(プロセス、申請日時、月・曜日の条件の有無)を基に、承認の申請から最終承認までに必要な承認フロー最短時間(案件承認最短時間)と承認フロー最長時間(案件承認最長時間)とを算出する。また、算出した承認フロー最短時間と承認フロー最長時間とに基づいて、承認フロー最短日時(案件承認最短日時151)と承認フロー最長日時(案件承認最長日時152)とを算出し、端末装置200の表示部210に表示する機能である。
図15を用いて、承認時間予測装置100の予測承認時間算出処理の動作について説明する。
S201において、条件入力部140は、端末装置200から送信される承認時間予測要求を入力する。承認時間予測要求には、承認時間の予測のシミュレートを行う案件の条件が含まれる。
図16は、本実施の形態に係る承認時間予測装置100に送信する承認時間予測要求を入力する承認時間予測要求画面220の一例である。
図16に示すように、承認時間予測要求画面220は、手続フロー名入力欄、申請日時入力欄、月・曜日条件入力欄を備える。
手続フロー名入力欄には、プロセス定義マスタテーブル115に定義されているプロセス名から、承認時間を予測する案件のプロセス名を入力する。
申請日時入力欄には、案件の承認の申請を予定している日時を入力する。
月・曜日条件入力欄には、「月のみ」欄と、「月・曜日」欄とが表示され、いずれかをチェックする。チェックにより、曜日に関わらない「月のみ」で分類された案件承認情報(実績データ)で予測承認時間を算出するのか、「月・曜日」で分類された案件承認情報(実績データ)で予測承認時間を算出するのかの月・曜日別種別が選択される。月・曜日別種別はチェック機能により選択される。
予測承認時間算出部150は、条件入力部140から、「プロセス名」、「申請日時」、「月・曜日別種別」(月のみ、あるいは、月・曜日)を入力する。
S202において、予測承認時間算出部150は、入力したプロセス名に基づいて、プロセス定義マスタテーブル115からプロセスIDを取得する。このプロセスIDを処理対象プロセスIDとする。
予測承認時間算出部150は、プロセスマスタテーブル116を検索し、処理対象プロセスIDに対応する承認フローの情報(すなわち、承認すべき承認者の承認者IDとその順番)を取得する。以下、この承認フローの情報を処理対象承認フロー情報とする。
予測承認時間算出部150は、処理対象承認フロー情報から承認者の承認者IDを選択する。選択した承認者を処理対象承認者、処理対象承認者の承認者IDを処理対象承認者IDとする。また、承認フローにおけるN番目の承認者を第N承認者とする(例えば、1番目は第1承認者、2番目は第2承認者)。
S203において、処理対象承認者は処理対象承認フロー情報の第1番目か否かを判定する。S203において、処理対象承認者が第1番目の承認者の場合(S203においてYES)、S209に進む。S203において、処理対象承認者が第1番目の承認者でない場合(S203においてNO)、S204に進む。
S209において、予測承認時間算出部150は、処理対象承認者IDと申請日時とに基づいて、処理対象承認者の申請日時(承認依頼日)のスケジュールを取得する。処理対象承認者の申請日時(承認依頼日)のスケジュールは、例えば、社内システムで公開されている社員のスケジューラなどから処理対象承認者IDの申請日時におけるスケジュールを取得するものとする。
予測承認時間算出部150は、取得した処理対象承認者の申請日時(承認依頼日)のスケジュールから勤務状況マスタテーブル117に記憶されたどの勤務状況に該当するかを判断して、処理対象承認者の勤務状況とする。予測承認時間算出部150は、処理対象承認者の勤務状況に基づいて、勤務状況マスタテーブル117から処理対象承認者の勤務状況の勤務状況IDを取得する。
予測承認時間算出部150は、条件入力部140により入力した申請日時と、月・曜日別種別とに基づいて、月・曜日マスタテーブル118から処理対象承認者の月・曜日IDを決定する。
S210において、予測承認時間算出部150は、処理対象承認者IDと、処理対象プロセスIDと、処理対象承認者の勤務状況IDと、月・曜日IDとに基づいて承認者テーブル111を検索し、処理対象承認者の承認者最短時間及び承認者最長時間を処理装置により抽出する。
図17は、本実施の形態に係る承認時間予測装置100の予測承認時間算出処理のシーケンスを示す図である。
図15のS210では、図17のS301とS302との処理が実行され、第1承認者の第1承認者最短時間と第1承認者最長時間とが算出される。
第2承認者以降の処理については、S204からの処理となる。
S204において、予測承認時間算出部150は、処理対象承認者は、第2承認者以降の承認者であり、ここでは2番目の第2承認者を処理対象承認者として説明する。
予測承認時間算出部150は、前承認者(第1承認者)の第1承認者最短時間の場合の承認日(前最短承認候補日301aとする)と、第1承認者最長時間の場合の承認日(前最長承認候補日302aとする)とを確定する。
予測承認時間算出部150は、申請日時と、第1承認者最短時間と、第1承認者最長時間とに基づいて、日時換算を処理装置により実行し、申請日時から第1承認者最短時間が経過した日時に対応する前最短承認候補日301aと申請日時から第1承認者最長時間が経過した日時に対応する前最長承認候補日302aとを決定する(図17のS303)。前最短承認候補日301aと前最長承認候補日302aとを合わせて候補日とする。
予測承認時間算出部150は、決定された候補日から1つの候補日(例えば、前最短承認候補日301a)を選択し、第2承認者の承認依頼日とする。
S205において、予測承認時間算出部150は、処理対象承認者の承認依頼日を前最短承認候補日301aとし、処理対象承認者(第2承認者)の承認依頼日のスケジュールを取得する。スケジュールの取得方法は、S209において説明したものと同様である。
予測承認時間算出部150は、取得した処理対象承認者(第2承認者)の承認依頼日のスケジュールから勤務状況マスタテーブル117に記憶されたどの勤務状況に該当するかを判断して、処理対象承認者の勤務状況とする。予測承認時間算出部150は、処理対象承認者の勤務状況に基づいて、勤務状況マスタテーブル117から処理対象承認者(第2承認者)の勤務状況IDを取得する(図17のS304に対応)。
予測承認時間算出部150は、承認依頼日と、月・曜日別種別とに基づいて、月・曜日マスタテーブル118から処理対象承認者の承認依頼日の月・曜日IDを決定する(図17のS304に対応)。
S206において、予測承認時間算出部150は、処理対象承認者IDと、処理対象プロセスIDと、処理対象承認者の承認依頼日の勤務状況IDと、処理対象承認者の承認依頼日の月・曜日IDとに基づいて承認者テーブル111を検索し、処理対象承認者の承認依頼日における承認者最短時間及び承認者最長時間を抽出する(図17のS305,S306に対応)。
S207において、全ての候補日について承認者最短時間及び承認者最長時間を抽出したか否かを判定する。全ての候補日について抽出した場合(S207においてYES)、S208に処理を進める。まだ承認者最短時間及び承認者最長時間を抽出していない候補日がある場合(S207においてNO)、S204に戻り、次の候補日について承認者最短時間及び承認者最長時間を算出する。
S208において、予測承認時間算出部150は、全ての候補日について承認者最短時間及び承認者最長時間を算出すると、すわなち、図17のS304〜S309の処理を終了すると、算出した全ての承認者最短時間及び承認者最長時間の中から、最小の時間を第2承認者最短時間とし、最大の時間を第2承認者最長時間とする(図17のS310)。
S211において、予測承認時間算出部150は、処理対象承認フロー情報の全て(例えば、N人)の承認者について、第N承認者最短時間と第N承認者最長時間とを算出したか否かを判定する。全ての承認者について算出した場合(S211においてYES)、S213に処理を進める。まだ第N承認者最短時間及び第N承認者最長時間を算出していない承認者がある場合(S211においてNO)、S212において処理対象承認フロー情報における次の承認者を選択し、S202に戻り、次の承認者について第N承認者最短時間及び第N承認者最長時間を算出する。
S213において、予測承認時間算出部150は、承認フロー最短時間と承認フロー最長時間とを算出する。
例えば、予測承認時間算出部150は、図17のS311に示すように、承認フローの各承認者の第N承認者最短時間を加算することにより承認フロー最短時間を算出する。また、図17のS312に示すように、承認フローの各承認者の第N承認者最長時間を加算することにより承認フロー最長時間を算出する。
予測承認時間算出部150は、条件として入力した申請日時と、算出した承認フロー最短時間及び承認フロー最長時間に基づいて、案件承認最短日時151及び案件承認最長日時152を処理装置により算出する。
S214において、算出結果出力部160は、予測承認時間算出部150により算出された案件承認最短日時151及び案件承認最長日時152を端末装置200の表示部210に出力する。
図18は、本実施の形態に係る承認時間予測装置100の算出結果出力部160により出力される算出結果出力画面230の一例である。
図18に示すように、算出結果出力画面230は、承認フロー名が表示される承認フロー名表示欄、申請日時を表示する申請日時表示欄、月・曜日条件を表示する月・曜日条件表示欄を備える。また、算出結果出力画面230は、承認時間の予測結果として、フロー最短承認日(案件承認最短日時151)及びフロー最長承認日(案件承認最長日時152)を表示するフロー承認日表示欄を備える。承認フローの各承認者の第N承認者最短時間及び第N承認者最長時間を表示する各承認者予測時間表示欄を備える。
次に、承認フロー最短時間及び承認フロー最長時間の算出方法の一例について詳細に説明する。特に、図15におけるS202〜S213までの処理について説明する。
ここでは、第N番目の第N承認者を処理対象承認者とする。
(3−1)第N承認者の「承認者ID」、入力条件である「プロセスID」、「勤務状況ID」、「月・曜日ID」を検索キーにして、承認者テーブル111から第N承認者の第N承認者最短時間(=minN)、第N承認者最長時間(=maxN)を取得する。
(3−2)第N承認者の候補日時を算出する。
K(N−1、A)は、第(N−1)承認者(つまり、前承認者)のA個目の候補日とする。Nが2以上のとき(つまり、第2承認者以降の承認の場合)、前承認者の候補日時の数Aは、A=1,2,…,2の(N−1)乗となる。Nが1のとき(つまり、第1承認者の場合)、Aは2の0乗で1となり、前承認者はいないが候補日時はユーザが入力した申請日時となる。
このとき、第N承認者の候補日は、K(N−1、A)+minN、K(N−1、A)+maxNとなる。
(3−3)(3−1)と(3−2)とを繰り返し、第N承認者の全ての候補日を算出する。
(3−4)全てのK(N、A)を求めたら、第N承認者の第N承認者最短時間、第N承認者最長時間を求める
第N承認者最短時間は、(3−2)で使った全てのminNの中の最小値(最短時間)となる。
第N承認者最長時間は、(3−2)で使った全てのmaxNの中の最大値(最長時間)となる。
(3−5)第N承認者が処理対象承認フロー情報の最終承認者かのチェックを行う。このチェックは、プロセスマスタテーブル116の再承認者フラグを参照することにより行う。
第N承認者が最終承認者である場合、承認フロー最短時間、及び承認フロー最長時間を算出するとともに、案件承認最短日時151と案件承認最長日時152とを求める。
案件承認最短日時151は、最終承認者の候補日K(N、1)、…、K(N、2のN乗)の中の最速日時である。また、案件承認最長日時152は、候補日K(N、1)、…、K(N、2のN乗)の中の最遅日時である。
第N承認者が最終承認者でない場合、承認者を第(N+1)承認者に変え、(3−1)〜(3−5)を繰り返す。
次に、一例として、承認者が3名の承認フロー、月・曜日別の条件は「月・曜日別」の場合の予測承認時間算出処理について説明する。
(4−1)予測承認時間算出部150は、入力条件の申請日時の第1承認者の予定を確認する(図15のS209)。予測承認時間算出部150は、確認した結果を基に、承認者テーブル111に登録されているレコード中から適切な承認者最短時間・承認者最長時間を取得し、それぞれを第1承認者の第1承認者最短時間と第1承認者最長時間とする(図15のS210,図17のS303a)。予測承認時間算出部150は、申請日時に第1承認者最短時間を加えた日を第1承認者の最短承認日時とし、第1承認者最長時間を加えた日を第1承認者の最長承認日時とする。
(4−2)第1承認者の最短承認日時を第2承認者の承認依頼日時として、第2承認者の予定を確認し(図15のS205)、承認者テーブル111に登録されているレコードの中で適切な第2承認者の承認者最短時間・承認者最長時間を取得する。第1承認者の最短承認日時に取得した承認者最短時間・承認者最長時間のそれぞれを加えたものが、第2承認者の最短承認日時・最長承認日時の候補日時となる(図15のS206,図17のS305,S306)。同様のことを第1承認者の最長承認日時に対して行い、第2承認者の最短承認日時・最長承認日時の候補日時を算出する。これにより、のべ4つの候補日時が算出される(S304〜S309)。各候補日時を算出する為に第1承認者の最短承認日時・最長承認日時に加えた時間の中で、最短のものを第2承認者最短時間、最長のものを第2承認者最長時間とする(図15のS207,図17のS310)。
(4−3)(4−2)と同様のことを、第2承認者の4つの候補日時と、承認者テーブル111に登録されている第3承認者の承認者最短時間・承認者最短時間とを用いて、第3承認者の最短承認日時・最長承認日時の候補日時を算出する。ここでは、のべ8つの候補日時が算出される。この候補日時を算出する為に第2承認者の候補日時に加えた時間の中で、最短のものを第3承認者の第3承認者最短時間、最長のものを第3承認者最長時間とする。
(4−4)第1承認者から第3承認者までの承認時間の総和を算出し、最短のものが選択した承認フロー最短時間、最長のものが承認フロー最長時間となる(図15のS213,図17のS311,S312)。
承認者を置き換えて(4−1)〜(4−3)の処理を繰り返した後で(4−4)の処理を行うことで、第4承認者以降がいる場合でも承認フロー最短時間・承認フロー最長時間と各承認者の第N承認者最短時間・第N承認者最長時間を算出することが可能である。
次に、具体的なデータ例を用いて、予測承認時間算出部150の予測承認時間算出処理(予測承認時間算出機能)及び算出結果出力部160の算出結果出力処理(算出結果出力機能)を説明する。ここでは、予測承認時間算出機能を使用する社員(申請者)は社員IDが010の社員、シミュレートを行う条件は「フローは発注」、「申請日時は2013/01/08 09:00」、「勤務状況は通常」、「月・曜日別種別は月・曜日別」の例を説明する。
(5−1)承認時間予測要求画面220(図16)でシミュレートを行う条件を入力する。
承認フロー名には「発注」を入力、申請日時には、「2013/01/08 09:00」を入力、月・曜日条件には「月と曜日」にチェックをするものとする。図4(b)に示すように、プロセス定義マスタテーブル115から、承認フロー名「発注」の場合のプロセスIDは「P_001」と定まる。
また、月・曜日IDは、申請日時「2013/01/08 09:00」の日付「2013/01/08」から曜日を判断して「MW_01_Tue」と定める。例えば、承認時間予測装置100に、または承認時間予測装置100に接続された別の装置に、日付から曜日を取得できるカレンダー部を備え、このカレンダー部を用いて日付から曜日を判断する。
(5−2)社員マスタテーブル113(図2(b))より、申請者ID「010」の申請者はグループID「G_001」であることがわかる。
そして、プロセスマスタテーブル116(図5(b))より、プロセスID「P_001」、グループID(申請者グループID)「G_001」の場合の承認フロー情報が決定する。プロセスID「P_001」、グループID「G_001」の場合、承認者「003」、「002」、「001」の順に承認することがわかる(図5(b)参照)。
第1承認者「003」が決定し、第1承認者の2013/01/08 09:00のスケジュールを確認する。ここでは、勤務状況は通常であるものとする。
上記の条件に基づいて、承認者テーブル111より、次の情報を取得する。
社員ID:003、プロセスID:P_001、勤務状況ID:K_001、月・曜日ID:MW_01_Tueのレコードは、1370レコードとなる(図12参照)。
第1承認者最短時間:3(以降、単位は[hour])
2013/01/08 12:00:第1承認者候補日1
第1承認者最長時間:50
2013/01/10 11:00:第1承認者候補日2
(5−3)プロセスマスタテーブル116の第1承認者(003)の最終承認者フラグを確認し、第1承認者が最終承認者ではないので、次の承認者が第2承認者であると決定する(図5(b)参照)。第2承認者は社員IDが002の社員である(図5(b)参照)。
(5−4)(5−2)と同様に第2承認者のスケジュール等を確認し、承認者テーブル111より次の情報を取得する。
社員ID:002、プロセスID:P_001、勤務状況ID:K_001、月・曜日ID:第1承認者候補日1に対応した月・曜日ID:MW_01_Tueのレコードは、686レコードとなる(図12参照)。
第1承認者候補日1に、取得した承認者最短時間と承認者最長時間をそれぞれ加えることで、次のように第2承認者候補日を作成する。
第1承認者候補日1の第2承認者最短時間:30
2013/01/09 18:00:第2承認者候補日1
第1承認者候補日1の第2承認者最長時間:48
2013/01/10 12:00:第2承認者候補日2
(5−5)まだ第1承認者候補日2についての処理が残っているので、(5−4)を繰り返し、次のような第2承認者候補日3、第2承認者候補日4を作成する。ここでは、承認者テーブル111の688レコードの承認者最短時間と承認者最長時間とを取得する。
第1承認者候補日2の第2承認者最短時間:2
2013/01/10 13:00:第2承認者候補日3
第1承認者候補日2の第2承認者最長時間:22
2013/01/11 09:00:第2承認者候補日4
(5−6)第1承認者の全ての候補日時に対して、第2承認者の最短時間・最長時間の候補日時を算出したので、第2承認者最短時間と第2承認者最長時間とが次のように決定される。
第2承認者最短時間:2
第2承認者最長時間:48
(5−7)(5−2)と同様に第3承認者のスケジュール等を確認し、承認者テーブル111より次のような情報を取得する。
社員ID:001、プロセスID:P_001、勤務状況ID:K_001、月・曜日ID:第2承認者候補日1に対応した月・曜日ID:MW_01_Wedのレコードは、3レコードとなる(図12参照)。
第2承認者候補日1に、取得した承認者最短時間と承認者最長時間をそれぞれ加えることで、次のように第3承認者候補日を作成する。
第2承認者候補日1の第3承認者最短時間:2
2013/01/09 20:00:第3承認者候補日1
第2承認者候補日1の第3承認者最長時間:18
2013/01/11 12:00:第3承認者候補日2
(5−8)まだ第2承認者候補日2〜4が残っているので、(5−7)を繰り返し、次のような第3承認者候補日3〜8を作成する。
第2承認者候補日2の第3承認者最短時間:21(図12のNO.4レコード)
2013/01/11 09:00:第3承認者候補日3
第2承認者候補日2の第3承認者最長時間:75(図12のNO.4レコード)
2013/01/13 15:00:第3承認者候補日4
第2承認者候補日3の第3承認者最短時間:21(図12のNO.4レコード)
2013/01/11 10:00:第3承認者候補日5
第2承認者候補日3の第3承認者最長時間:75(図12のNO.4レコード)
2013/01/13 16:00:第3承認者候補日6
第2承認者候補日4の第3承認者最短時間:30(図12のNO.5レコード)
2013/01/12 15:00:第3承認者候補日7
第2承認者候補日4の第3承認者最長時間:72(図12のNO.5レコード)
2013/01/14 09:00:第3承認者候補日8
(5−9)第2承認者の全ての候補日に対して、第3承認者の承認者最短時間・承認者最長時間の候補日を算出したので、第3承認者最短時間・第3承認者最長時間を決定する。
第3承認者最短時間:2
第3承認者最短時間:75
(5−10)第3承認者のプロセスマスタテーブル116の最終承認者フラグを確認する。発注のフローは第3承認者が最終承認者なので、承認フロー最短時間・承認フロー最長時間の算出を行う。申請日時から最短の日時(案件承認最短日時151)は2013/01/09 20:00であり、案件承認最長日時152は2013/01/14 09:00である。
また、第3承認者候補日1〜8のそれぞれの場合の予測承認時間を算出する。
第3承認者候補日1の場合:
3(第1承認者分)+30(第2承認者分)+2(第3承認者分)=35(最短)
最終承認日時:2013/01/09 20:00
第3承認者候補日 2の場合:
3(第1承認者分)+30(第2承認者分)+18(第3承認者分)=51
最終承認日時:2013/01/11 12:00
第3承認者候補日3の場合:
3(第1承認者分)+48(第2承認者分)+21(第3承認者分)=72
最終承認日時2013/01/11 09:00
第3承認者候補日4の場合:
3(第1承認者分)+48(第2承認者分)+75(第3承認者分)=126
最終承認日時2013/01/13 15:00
第3承認者候補日5の場合:
50(第1承認者分)+2(第2承認者分)+21(第3承認者分)=73
最終承認日時2013/01/11 10:00
第3承認者候補日6の場合:
50(第1承認者分)+2(第2承認者分)+75(第3承認者分)=127
最終承認日時2013/01/13 16:00
第3承認者候補日7の場合:
50(第1承認者分)+22(第2承認者分)+30(第3承認者分)=102
最終承認日時2013/01/12 15:00
第3承認者候補日8の場合:
50(第1承認者分)+22(第2承認者分)+72(第3承認者分)=144(最長)
最終承認日時2013/01/14 09:00
以上の計算結果から、申請日時から承認フローが完了するまでの承認フロー最短時間・承認フロー最長時間の算出を行う。最短の日時(案件承認最短日時151)は2013/01/09 20:00であると決定され、案件承認最長日時152は2013/01/14 09:00であると決定される。
(5−11)算出結果出力画面230(シミュレート結果表示画面)(図18)に以下の情報を表示する。
承認フロー名 :発注
申請日時 :2013/01/08 09:00
月・曜日条件 :月・曜日別
フロー最短承認日 :2013/01/09 20:00(案件承認最短日時151)
フロー最長承認日 :2013/01/14 09:00(案件承認最長日時152)
第1承認者最短時間:3
第1承認者最長時間:50
第2承認者最短時間:2
第2承認者最長時間:48
第3承認者最短時間:2
第3承認者最長時間:75
以上で、具体的なデータ例を用いた、予測承認時間算出部150の予測承認時間算出処理(予測承認時間算出機能)及び算出結果出力部160の算出結果出力処理(算出結果出力機能)の説明を終了する。
図19は、本実施の形態に係る承認時間予測装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
図19を用いて、承認時間予測装置100のハードウェア構成例について説明する。
承認時間予測装置100はコンピュータであり、承認時間予測装置100の各要素をプログラムで実現することができる。
承認時間予測装置100のハードウェア構成としては、バスに、演算装置901、外部記憶装置902、主記憶装置903、通信装置904、入出力装置905が接続されている。
演算装置901は、プログラムを実行するCPU(Central・Processing・Unit)である。
外部記憶装置902は、例えばROM(Read・Only・Memory)やフラッシュメモリ、ハードディスク装置である。
主記憶装置903は、RAM(Random・Access・Memory)である。
通信装置904は、例えば通信ボード等であり、LAN(Local・Area・Network)等に接続されている。通信装置904は、LANに限らず、IP−VPN(Internet・Protocol・Virtual・Private・Network)、広域LAN、ATM(Asynchronous・Transfer・Mode)ネットワークといったWAN(Wide・Area・Network)、あるいは、インターネットに接続されていても構わない。LAN、WAN、インターネットは、ネットワークの一例である。
入出力装置905は、例えばマウス、キーボード、ディスプレイ装置等である。マウスの代わりに、タッチパネル、タッチパッド、トラックボール、ペンタブレット、あるいは、その他のポインティングデバイスが用いられてもよい。ディスプレイ装置は、LCD(Liquid・Crystal・Display)、CRT(Cathode・Ray・Tube)、あるいは、その他の表示装置でもよい。
プログラムは、通常は外部記憶装置902に記憶されており、主記憶装置903にロードされた状態で、順次演算装置901に読み込まれ、実行される。
プログラムは、図1に示す「〜部」として説明している機能を実現するプログラムである。
更に、外部記憶装置902にはオペレーティングシステム(OS)も記憶されており、OSの少なくとも一部が主記憶装置903にロードされ、演算装置901はOSを実行しながら、図1に示す「〜部」の機能を実現するプログラムを実行する。
また、アプリケーションプログラムも外部記憶装置902に記憶されており、主記憶装置903にロードされた状態で、順次演算装置901により実行される。
また、本実施の形態の説明において、「〜の判断」、「〜の判定」、「〜の抽出」、「〜の検知」、「〜の設定」、「〜の登録」、「〜の選択」、「〜の生成」、「〜の入力」、「〜の出力」等として説明している処理の結果を示す情報やデータや信号値や変数値が主記憶装置903にファイルとして記憶されている。
また、承認時間予測装置100が受信したデータが主記憶装置903に記憶される。
また、暗号鍵・復号鍵や乱数値やパラメータが、主記憶装置903にファイルとして記憶されてもよい。
なお、図19の構成は、あくまでも承認時間予測装置100のハードウェア構成の一例を示すものであり、承認時間予測装置100のハードウェア構成は図19に記載の構成に限らず、他の構成であってもよい。
上記実施の形態に係る承認時間予測装置100は、実績収集機能と承認時間シミュレーション機能とを加える。実績収集機能とは、実績を基に各承認者の勤務状況別、月と曜日別(月別または月・曜日別)に承認に必要な最短時間、最長時間を算出する機能である。勤務状況とは「自席を離れる用事がない(以降、通常)」「打ち合せの予定有り(以降、打ち合せ有り)」「出張予定有り(以降、出張中)」「休日」のことである。月別とは「実績を月別に分類すること(以降、月別)」であり、月・曜日別とは「実績を月別、かつ曜日別に分類すること(以降、月・曜日別)」を意味している。承認時間シミュレーション機能とは、実績収集機能で算出した最短時間・最長時間を基に、申請者が承認依頼を提出してから最終承認者が承認するまでの最短時間・最長時間を算出する機能である。
ユーザは、承認フロー全体の最短時間・最長時間だけでなく、各承認者の最短時間・最長時間も得られる。このとき得られる時間とは、各承認者の過去の実績とスケジュールを考慮した計算結果である。
これによりユーザは、承認フローを利用する際に承認までのおおよその時間を事前に把握することが可能になり、お客様から承認を得るまでの時間について質問された際には、お客様に素早い回答をすることが可能になる。
上記実施の形態では、承認者時間算出部120、承認者テーブル更新部130、条件入力部140、予測承認時間算出部150、算出結果出力部160の各要素がそれぞれ独立した機能ブロックであるとして説明した。しかし、これに限られるわけではなく、例えば、承認者時間算出部120、承認者テーブル更新部130をひとつの機能ブロックで実現し、条件入力部140、予測承認時間算出部150、算出結果出力部160をひとつの機能ブロックで実現しても良い。あるいは、これらの機能ブロックを、他のどのような組み合わせで構成しても構わない。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、この実施の形態のうち、部分的に実施しても構わない。あるいは、この実施の形態のうち、部分的に組み合わせて実施しても構わない。なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
100 承認時間予測装置、110 記憶装置、111 承認者テーブル、112 案件承認情報テーブル、113 社員マスタテーブル、114 グループマスタテーブル、115 プロセス定義マスタテーブル、116 プロセスマスタテーブル、117 勤務状況マスタテーブル、118 月・曜日マスタテーブル、119 案件テーブル、120 承認者時間算出部、130 承認者テーブル更新部、140 条件入力部、150 予測承認時間算出部、151 案件承認最短日時、152 案件承認最長日時、160 算出結果出力部、200 端末装置、210 表示部、220 承認時間予測要求画面、230 算出結果出力画面、901 演算装置、902 外部記憶装置、903 主記憶装置、904 通信装置、905 入出力装置。

Claims (8)

  1. 案件の承認にかかる承認時間を予測する承認時間予測装置において、
    承認された承認済案件について、前記承認済案件の承認をした承認者と、前記承認者に前記承認済案件の承認を申請した承認申請日時と、前記承認者が前記承認済案件の承認を完了した承認完了日時とが対応付けられた案件承認情報を複数蓄積する案件承認情報蓄積部と、
    前記案件承認情報蓄積部に蓄積された前記案件承認情報に含まれる前記承認者と前記承認申請日時と前記承認完了日時とに基づいて、前記承認者の承認にかかる時間の最短時間である承認者最短時間と、前記承認者の承認にかかる時間の最長時間である承認者最長時間とを算出する承認者時間算出部と、
    前記承認者と、前記承認者時間算出部により算出された前記承認者の前記承認者最短時間と前記承認者最長時間とを、承認者情報として記憶装置に記録する承認者情報記録部と、
    前記承認者情報記録部により記録された前記承認者情報に含まれる前記承認者の前記承認者最短時間と前記承認者の前記承認者最長時間とに基づいて、承認を申請する予定の承認申請予定案件の承認にかかる最短時間である案件承認最短時間と、前記承認申請予定案件の承認にかかる最長時間である案件承認最長時間とを処理装置により算出する予測承認時間算出部と
    を備えることを特徴とする承認時間予測装置。
  2. 前記承認者時間算出部は、
    前記案件承認情報蓄積部に蓄積された前記複数の案件承認情報から、予め設定された複数の期間の期間毎に、当該期間に前記承認申請日時が含まれる前記案件承認情報を処理装置により抽出し、抽出した期間毎の前記案件承認情報に含まれる前記承認者と前記承認申請日時と前記承認完了日時とに基づいて、前記承認者の前記承認者最短時間と前記承認者最長時間とを期間毎に算出し、
    前記承認者情報記録部は、
    期間毎に算出された前記承認者の前記承認者最短時間と前記承認者最長時間とを、期間毎の前記承認者情報として記録し、
    前記予測承認時間算出部は、
    前記承認申請予定案件の承認を申請する日時が含まれる期間の前記承認者情報に基づいて、前記案件承認最短時間と前記案件承認最長時間とを算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の承認時間予測装置。
  3. 前記案件承認情報蓄積部は、さらに、
    前記承認済案件について、前記承認済案件の案件種別を対応付けた前記案件承認情報を蓄積し、
    前記承認者時間算出部は、
    前記複数の案件承認情報から、期間及び案件種別毎に、当該期間に前記承認申請日時が含まれ、かつ、当該案件種別と同一の案件種別である前記案件承認情報を抽出し、抽出した期間及び案件種別毎の前記案件承認情報に含まれる前記承認者と前記承認申請日時と前記承認完了日時とに基づいて、前記承認者の前記承認者最短時間と前記承認者最長時間とを期間及び案件種別毎に算出し、
    前記承認者情報記録部は、
    期間及び案件種別毎に算出された前記承認者の前記承認者最短時間と前記承認者最長時間とを、期間及び案件種別毎の前記承認者情報として記録し、
    前記予測承認時間算出部は、
    前記承認申請予定案件の承認を申請する日時が含まれる期間であり、かつ、前記承認申請予定案件の案件種別が対応付けられている前記承認者情報に基づいて、前記案件承認最短時間と前記案件承認最長時間とを算出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の承認時間予測装置。
  4. 前記案件承認情報蓄積部は、さらに、
    前記承認済案件について、前記承認者に承認の依頼があった際の勤務状況を対応付けた前記案件承認情報を蓄積し、
    前記承認者時間算出部は、
    前記複数の案件承認情報から、期間及び案件種別及び勤務状況毎に、当該期間に前記承認申請日時が含まれ、かつ、当該案件種別と同一の案件種別が対応付けられ、かつ、当該勤務状況と同一の勤務状況が対応付けられている前記案件承認情報を抽出し、抽出した期間及び案件種別及び勤務状況毎の前記案件承認情報に含まれる前記承認者と前記承認申請日時と前記承認完了日時とに基づいて、前記承認者の前記承認者最短時間と前記承認者最長時間とを期間及び案件種別及び勤務状況毎に算出し、
    前記承認者情報記録部は、
    期間及び案件種別及び勤務状況毎に算出された前記承認者の前記承認者最短時間と前記承認者最長時間とを、期間及び案件種別及び勤務状況毎の前記承認者情報として記録し、
    前記予測承認時間算出部は、
    前記承認申請予定案件の承認を申請する日時が含まれる期間であり、かつ、前記承認申請予定案件の案件種別が同一であり、かつ、前記承認申請予定案件の承認をする前記承認者の勤務状況が同一である前記承認者情報に基づいて、前記案件承認最短時間と前記案件承認最長時間とを算出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の承認時間予測装置。
  5. 前記複数の期間は、月別かつ曜日別の期間、及び月別の期間であることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の承認時間予測装置。
  6. 前記予測承認時間算出部は、前記案件承認最短時間と前記案件承認最長時間とに基づいて、前記承認申請予定案件の承認までの最短の日時である案件承認最短日時と、前記承認申請予定案件の承認までの最長の日時である案件承認最長日時とを算出し、
    前記予測承認時間算出部により算出された前記案件承認最短日時と前記案件承認最長日時とを出力するとともに、前記承認者の前記承認者最短時間と前記承認者最長時間とを出力する算出結果出力部を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の承認時間予測装置。
  7. 案件の承認にかかる承認時間を予測する承認時間予測装置であって、承認された承認済案件について、前記承認済案件の承認をした承認者と、前記承認者に前記承認済案件の承認を申請した承認申請日時と、前記承認者が前記承認済案件の承認を完了した承認完了日時とが対応付けられた案件承認情報を複数蓄積する案件承認情報蓄積部を備える承認時間予測装置の承認時間予測方法において、
    承認時間算出部が、前記案件承認情報蓄積部に蓄積された前記案件承認情報に含まれる前記承認者と前記承認申請日時と前記承認完了日時とに基づいて、前記承認者の承認にかかる時間の最短時間である承認者最短時間と、前記承認者の承認にかかる時間の最長時間である承認者最長時間とを算出する承認者時間算出工程と、
    承認者情報記録部が、前記承認者と、前記承認者時間算出工程により算出された前記承認者の前記承認者最短時間と前記承認者最長時間とを、承認者情報として記憶装置に記録する承認者情報記録工程と、
    予測承認時間算出部が、前記承認者情報記録工程により記録された前記承認者情報に含まれる前記承認者の前記承認者最短時間と前記承認者の前記承認者最長時間とに基づいて、承認を申請する予定の承認申請予定案件の承認にかかる最短時間である案件承認最短時間と、前記承認申請予定案件の承認にかかる最長時間である案件承認最長時間とを処理装置により算出する予測承認時間算出工程と
    を備えることを特徴とする承認時間予測方法。
  8. 案件の承認にかかる承認時間を予測する承認時間予測装置であって、承認された承認済案件について、前記承認済案件の承認をした承認者と、前記承認者に前記承認済案件の承認を申請した承認申請日時と、前記承認者が前記承認済案件の承認を完了した承認完了日時とが対応付けられた案件承認情報を複数蓄積する案件承認情報蓄積部を備える承認時間予測装置の承認時間予測プログラムにおいて、
    承認時間算出部が、前記案件承認情報蓄積部に蓄積された前記案件承認情報に含まれる前記承認者と前記承認申請日時と前記承認完了日時とに基づいて、前記承認者の承認にかかる時間の最短時間である承認者最短時間と、前記承認者の承認にかかる時間の最長時間である承認者最長時間とを算出する承認者時間算出処理と、
    承認者情報記録部が、前記承認者と、前記承認者時間算出処理により算出された前記承認者の前記承認者最短時間と前記承認者最長時間とを、承認者情報として記憶装置に記録する承認者情報記録処理と、
    予測承認時間算出部が、前記承認者情報記録処理により記録された前記承認者情報に含まれる前記承認者の前記承認者最短時間と前記承認者の前記承認者最長時間とに基づいて、承認を申請する予定の承認申請予定案件の承認にかかる最短時間である案件承認最短時間と、前記承認申請予定案件の承認にかかる最長時間である案件承認最長時間とを処理装置により算出する予測承認時間算出処理と
    をコンピュータである前記承認時間予測装置に実行させることを特徴とする承認時間予測プログラム。
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