JPH09172453A - 回覧業務管理方法および回覧業務管理装置 - Google Patents

回覧業務管理方法および回覧業務管理装置

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JPH09172453A
JPH09172453A JP33318195A JP33318195A JPH09172453A JP H09172453 A JPH09172453 A JP H09172453A JP 33318195 A JP33318195 A JP 33318195A JP 33318195 A JP33318195 A JP 33318195A JP H09172453 A JPH09172453 A JP H09172453A
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node
circulation
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work
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JP33318195A
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Inventor
Tomoko Suzaki
智子 洲崎
Hirotoshi Ise
広敏 伊勢
Masaki Nakaoka
正樹 中岡
Tomomi Koga
友美 古賀
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回覧業務全体の処理期限を決定すると自動的
に各ノードにおける処理期限を設定する回覧業務管理方
法および管理装置を提供すること。 【解決手段】 回覧業務実行時に各ノードにおける履歴
情報(遷移時刻,開始時刻,終了時刻)を作成(回覧業
務処理200,300)して履歴情報記憶手段40に記
憶し、履歴情報記憶手段40に記憶された履歴情報に基
づいて各ノードごとの処理能力(滞留時間平均,処理時
間平均,最小処理時間)を算出(処理能力算出処理40
0)してノード情報記憶手段50に記憶する。業務全体
の処理期限が与えられたとき、該業務全体の処理期限を
各ノードの処理能力に依存した値で各ノードの処理期限
として分配する(処理期限算出処理500)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフィスなどにお
いて複数の作業者間で行われる電子化された文書の回覧
業務を支援する回覧業務管理方法および回覧業務管理装
置に関し、特に、回覧業務の期限の変更や修正などを支
援する回覧業務管理方法および管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、文書・書類を管理する業務やオフ
ィス業務における生産性を向上することを目的とするワ
ークフロー管理システムが各社から多種類製品化されて
いる。ワークフロー管理システムとは、複数の作業者を
経て進められる回覧業務を支援するシステムであり、デ
ータベースやメールを利用して、複数の作業者間で電子
化された文書やデータを共有し、共有された情報の状態
遷移を自動化するとともにその状態を管理するシステム
である。ワークフロー管理システムにおいては、業務管
理機能として、各ノード(各作業者の作業に相当)ごと
に文書の処理期限を定義し、作業者に作業を促す機能を
備えている。例えば、「日立イメージ&ワークフローシ
ステム TEAMSTER TEAMSTER/AWユ
ーザーズガイド」(平成7年3月 株式会社日立製作所
発行)では、各フェーズ(各作業者の作業,すなわちノ
ードに相当)における処理期限を入力するようになって
おり、各フェーズにおける期限を合計することにより回
覧業務全体の処理期限を決定することができるようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、各
ノード毎に処理期限が設定され、それらを合計すること
によって回覧業務全体の処理期限が決定できるようにな
っている。従って、回覧業務全体の実際の期限が予め決
められている場合には、逆算して、合計がその期限内に
納まるように各ノード個々の処理期限を決定(配分)し
なければならない。そのためには、各ノードにおける業
務の内容,業務処理の効率(処理能力)などを熟知して
いなくてはならなく、また、それらを仮に熟知していた
としても必ずしも各ノードの処理期限を適切に配分でき
るとは限らないという問題があった。本発明の目的は、
回覧業務全体の実際の処理期限を決定した場合、自動的
に各ノードにおける処理期限を決定することが可能な回
覧業務管理方法および回覧業務管理装置を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の回覧業務管理方法は、回覧業務実行時の各
ノードにおける履歴情報を作成(履歴情報作成処理30
0)して記憶手段40に記憶する。記憶手段40に記憶
された履歴情報に基づいて処理装置(CPU:図2の
8)により各ノードごとの処理能力を算出(処理能力算
出処理400)して記憶する(ノード情報記憶手段5
0)。業務全体の処理期限が与えられたとき、該業務全
体の処理期限を算出した各ノードの処理能力に依存した
値で各ノードの処理期限として分配する(処理期限算出
処理500)ことを特徴としている。
【0005】また、本発明の回覧業務管理装置は、回覧
業務の履歴情報を記憶する履歴情報記憶手段40と、該
履歴情報記憶手段(40)に記憶された履歴情報に基づ
いて各ノードの業務ごとの処理能力を算出する処理能力
算出手段(400に相当)と、該処理能力算出手段で算
出されたノード毎に該処理能力を記憶するノード情報記
憶手段(50)と、該ノード情報記憶手段(50)に記
憶されたノード情報と業務全体の処理期限に基づいて各
ノードごとの処理期限を算出する処理期限算出処理手段
(500に相当)を有する。本発明は、上記回覧業務管
理方法および管理装置により、業務全体の処理期限が与
えられたとき各ノードの処理期限を最適な値に決定する
ことが可能になる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明においては、まず、サーバ
は定義されている情報に従って回覧業務を制御する。作
業者が業務を行うとサーバは履歴情報記憶手段に業務処
理情報を記憶する。履歴情報記憶手段に記憶された業務
処理情報から各ノードの処理能力を算出し、ノード情報
記憶手段に記憶しておく。定義者が新たに回覧業務を定
義し、回覧業務全体の処理期限を決定すると、各ノード
の処理能力をノード情報記憶手段から読み出し、回覧業
務全体の処理期限と各ノードの処理能力とに基づいて各
ノード個々の処理期限を決定する。以上により、回覧業
務全体の処理期限を決定すると、自動的に各ノードにお
ける処理期限を設定することが可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は、本発明の実施例である回覧業務管理
方法の概要を示す図(機能ブロック図)である。同図に
おいて、20,30,40,50はサーバが具備している
記憶手段である。記憶手段20は定義情報を記憶するデ
ータベース(定義情報記憶手段)であり、記憶手段30
は各ノードのトレイの状態を記憶するデータベース(ト
レイ情報記憶手段)であり、記憶手段40はノード毎に
ノードの履歴を記憶するデータベース(履歴情報記憶手
段)であり、記憶手段50はノードの情報を記憶するデ
ータベース(ノード情報記憶手段)である。
【0008】また、100は回覧業務を制御する回覧管
理処理、200は作業者が回覧業務を行うための回覧業
務処理、300は作業者の履歴情報を作成する履歴作成
処理、400は履歴情報記憶手段40に記憶された履歴
情報から各ノードの処理能力を算出してノード情報記憶
手段50に記憶する処理能力算出処理、500は業務全
体の処理期限が与えられたとき、ノード情報記憶手段5
0に記憶された各ノードごとの処理能力と定義情報記憶
手段20に記憶された回覧業務全体の処理期限とから各
ノードの処理期限を算出して定義情報記憶手段20に記
憶する処理期限算出処理であり、これらの各処理10
0,200,300,400,500はサーバのCPU
(中央処理装置)によって実行される。
【0009】まず、図1を用いて本発明の実施例におけ
る回覧業務管理方法の概略を説明する。回覧管理処理1
00は定義情報記憶手段20に記憶されている定義に従
ってトレイ情報記憶手段30の内容を更新するととも
に、回覧業務を制御管理する。回覧業務処理200は作
業者にトレイ情報記憶手段30に記憶されているトレイ
情報を表示し、業務処理の実行を促す。作業者が業務処
理を実行すると、回覧業務処理200中の履歴作成処理
300は作業者が属するノードの履歴情報として文書の
遷移時刻情報、作業開始時刻情報、作業終了時刻情報を
履歴情報記憶手段40に記憶する。
【0010】回覧管理処理100と回覧業務処理200
における処理が終了すると、処理能力算出処理400で
は履歴情報記憶手段40から各ノードの履歴情報(遷移
時刻情報、作業開始時刻情報、作業終了時刻情報)を読
み出し、その履歴情報に基づいて各ノードの処理能力を
算出し、ノード情報記憶手段50に記憶する。定義者が
定義情報記憶手段20に回覧業務全体の処理期限を与え
ると、処理期限算出処理500は定義情報記憶手段20
から定義情報を読み込み、定義情報上のノード情報をノ
ード情報記憶手段50から読み込み、ノード情報記憶手
段50に記憶されている各ノードの処理能力を参照して
各ノードごとの処理期限を算出する。算出した各ノード
の処理期限を新たに定義情報記憶手段20に追加記憶す
る。
【0011】図2は、本発明の回覧業務管理方法を実現
する場合の装置の構成例を示す図である。同図におい
て、1はクライアント、2はディスプレイ装置、3はマ
ウスなどのポインティングデバイス、4はキーボード、
5はクライアント1のCPU、6はCPU5のメモリ、
7はサーバ、8はサーバ7のCPU、9はサーバ7が具
備する記憶装置、10はCPU8のメモリである。同図
にはクライアント1が1つだけ示されているが、実際に
は同様の構成のクライアントが複数接続されており、電
子化された文書がそれら複数のクライアント間で回覧さ
れる。
【0012】次に、図1で概要を説明した回覧業務管理
方法が、図2の装置構成においてどのように実行される
かを説明する。まず、クライアント1(複数あるクライ
アントの1つ)のキーボード4から回覧管理開始を要求
すると、クライアント1のCPU5はサーバ7のCPU
8に対して回覧管理開始要求信号を送信する。サーバ7
のCPU8は要求された業務の定義情報を定義情報記憶
手段20から読み出し、回覧業務管理を開始する。サー
バ7のCPU8は、遷移が必要な文書を他のノードに遷
移させるとともに、履歴情報記憶手段40にその遷移時
刻を追加する。
【0013】次に、クライアント1のキーボード4から
回覧業務開始要求を出すと、クライアント1のCPU5
はサーバ7のCPU8に回覧業務開始を要求する。回覧
業務開始要求を受け付けたサーバ7のCPU8はトレイ
情報記憶手段30から作業者の属するノードのトレイ情
報を読み出し、クライアント1のCPU5に送信する。
クライアント1のCPU5は受け取ったトレイ情報をデ
ィスプレイ装置2に表示する。ディスプレイ装置2に表
示された文書一覧の中からマウスなどのポインティング
デバイス3を用いて特定の文書(作業を行うべき文書)
を指定するとクライアント1のCPU5は、指定された
文書に対する作業の開始をサーバ7のCPU8に要求す
る。サーバのCPU8は履歴情報記憶手段40に開始時
刻を追加する(回覧業務処理200,履歴作成処理30
0)。
【0014】作業者が必要な作業を終了してキーボード
4から回覧業務終了要求を出すと、クライアント1のC
PU5はサーバ7のCPU8に回覧業務終了を要求す
る。サーバ7のCPU8は履歴情報記憶手段40に終了
時刻を追加する(履歴作成処理300)。最後に、作業
者がキーボード4から回覧管理終了を要求すると、クラ
イアント1のCPU5はサーバ7のCPU8に回覧管理
終了要求を送信する。サーバ7のCPU8は管理してい
た業務の各ノードの履歴情報記憶手段40から履歴情報
を読み出し、その履歴情報に基づいて処理能力を算出し
(処理能力算出処理400)、ノード情報記憶手段50
に記憶する。
【0015】次に、キーボード4により回覧業務全体の
処理期限を指定すると、クライアント1のCPU5は、
処理期限の設定をサーバ7のCPU8に要求する。サー
バ7のCPU8は定義情報記憶手段20に記憶された定
義情報とノード情報記憶手段50に記憶された処理能力
をメモリ10に読み込んで、これらから各ノード毎の処
理期限を決定し、決定されたノード毎の処理期限を定義
情報記憶手段20に追加する。
【0016】図3は、本発明の回覧業務管理方法におけ
る定義情報記憶手段20に格納される定義情報の一例を
示す図である。定義情報は、同図に示すようにスクリプ
トとして提供される。スクリプトは、ビジネスプロセス
の名称すなわち業務名(#flow)、ユーザキー名称(#us
er key)、回覧業務全体の処理期限(#limit)、作成者
名や作成日時(#create)など回覧業務全体の属性を規
定するフィールド部(A)と、フローデータの属性(#f
lowdata)、属性名,属性型,属性値(#attr)を規定す
るフィールド部(B)と、回覧業務を構成するノード名
(#node)、ノード種別(#type)、ノードに属するユー
ザ名(#user)、ノード毎の処理期限(#limit)などノ
ードに関する属性を規定するフィールド部(C、D・
・)で構成される。
【0017】図3の例では、業務名(#flow)として
「査定業務」が、回覧業務全体の処理期限(#limit)と
して「3月8日」が、作成者名,作成日時(#create)と
して具体的な名前,日時が、フローデータの属性(#flo
wdata)として案件の名称「申込書」が定義されてい
る。また、属性名,属性型,属性値(#attr)として各
案件に付与される属性の具体的な名称、型、値が記述さ
れ、1つの案件に1つのあるいは複数の属性が付与され
る。図3の例は、ノード名(#node)が「支社」と「上
席査定」の2つのノードについて、それぞれ、ノードI
D(#node id)が「2001」と「1001」、ノード
種別(#type)が「ソースノード」と「作業ノード」、
当該ノードに属するユーザ名として「○○、△△」と
「××、□□」が定義され、処理期限算出処理500に
よって、ノード毎の処理期限(#limit)としてそれぞれ
のノードの処理期限として「3月3日」と「3月5日」
が算出された場合を示している。
【0018】図4は本発明の回覧業務管理方法における
フローデータのデータ構造の例を示す図である。同図に
おいて、21は業務IDすなわち回覧される文書をサー
バ上で一意に決定するための識別子である。22はシス
テム属性すなわち回覧管理処理で文書の状態を示す情報
であり、処理中/遷移中/保留中/キャンセルなどの状
態属性を持つ。図4の例は、業務IDが「0001」,
「0005」,「0002」であり、それぞれの業務I
Dに対応してシステム属性が「処理中」,「保留中」,
「遷移中」の場合を示している。
【0019】図5は本発明の回覧業務管理方法における
回覧管理処理100の処理フロー例を示す図である。同
図において、101〜108は処理ステップである。ま
ず、定義情報記憶手段20からフローデータ情報を取得
し(ステップ101)、取得したフローデータを利用し
て定義情報を解釈する(ステップ102)。解釈した結
果が回覧の開始処理かどうかチェックし(ステップ10
3)、開始処理のときには回覧開始処理を実行した後
(ステップ106)、再びステップ101のフローデー
タ情報取得に戻る。ここで回覧開始処理とは、回覧業務
の業務IDを新規に生成する処理である。回覧開始処理
でない場合には(ステップ103;NO)、次の遷移先を
決定する(ステップ104)。次の遷移先の状態が回覧
終了状態かどうかチェックし(ステップ105)、回覧
終了状態なら処理を終了する。回覧終了状態でない場合
(ステップ105;NO)、ステップ104で決定された
遷移先情報に基づいて次ノードに配布し(ステップ10
7)、遷移履歴(遷移時刻)を履歴情報記憶手段40に
出力した後(ステップ108)、再びステップ101の
フローデータ情報取得処理に戻る。
【0020】図6は本発明の回覧業務管理方法における
トレイ情報記憶手段30に格納されるトレイ情報のデー
タ構造の例である。同図において、31はノードIDす
なわちサーバ上でノードを一意的に決定するための識別
子である。32は業務名、33は業務ID(図4参照)
である。トレイ情報とはノードに配布された文書を管理
するための情報であり、ノードID31と業務名32と
文書の識別子である業務ID33とを対応付けるための
情報である。図6に示した例は、ノードID31として
「1001」、業務名32として「査定業務」、「査定
業務」、「新規契約」、業務ID33として「000
1」、「0005」、「0001」の場合を示してい
る。
【0021】図7は本発明の回覧業務管理方法における
回覧業務処理200の処理フロー例を示す図である。同
図において、201〜206は処理ステップである。ま
ず、作業者が回覧業務の開始要求を行うと、トレイ情報
記憶手段30から所属するノードのトレイ情報を読み込
み、ディスプレイ装置2上に表示する(ステップ20
1)。作業者によってポインティングデバイス3で文書
の選択を受付け(ステップ202)、選択された業務を
開始するとともに(ステップ203)、業務開始履歴
(開始時刻)を履歴情報記憶手段40に出力して履歴情
報に追加する(ステップ204)。また、業務が終了し
た時点で作業者の業務終了指示を受付けて業務を終了し
(ステップ205)、業務終了履歴(終了時刻)を履歴
情報記憶手段40に出力して履歴情報に追加する(ステ
ップ206)。
【0022】図8は本発明の回覧業務管理方法における
履歴情報記憶手段40に格納された履歴情報のデータ構
造例を示す図である。同図において、41はノードI
D、42は業務名、43は業務ID、44は遷移時刻す
なわち文書がノードトレイに遷移した時刻、45は開始
時刻すなわちノードが文書を処理しはじめた業務開始時
刻、46は終了時刻すなわちノードが文書処理を終了し
た時刻である。
【0023】図8の例は、ノードID41として「10
01」、業務名42として「査定業務」,「査定業務」,
「契約更新」,「査定業務」,「査定業務」,「査定業
務」,「契約業務」,「査定業務」、業務ID43として
「0001」,「0005」,「0001」,「000
3」,「0002」,「0004」,「0012」,「00
06」、遷移時刻44として「12.03.10.34.42」,「12.
03.10.53.12」,「12.03.11.32.06」,「12.03.12.24.5
5」,「12.03.14.12.35」,「12.03.15.01.00」,「12.03.
15.54.48」,「12.03.16.17.57」、開始時刻45として
「12.04.09.14.32」,「12.04.10.03.43」,「12.03.16.3
2.06」,「12.04.16.33.11」,「12.04.17.35.05」,「12.
05.08.40.00」,「12.03.18.14.37」,「12.05.09.18.2
1」、終了時刻46として「12.04.09.51.05」,「12.04.
10.36.52」,「12.03.16.43.18」,「12.04.17.21.51」,
「12.04.17.41.27」,「12.05.09.01.15」,「12.03.20.1
2.33」,「12.05.10.01.00」を有する場合を示してい
る。なお、上記時刻表現は月日時分秒を表わすものと
し、例えば、「12.03.10.34.42」は、12月3日10時
34分42秒を表している。
【0024】図9は本発明の回覧業務管理方法における
履歴作成処理300の処理フロー例を示す図である。同
図において、301〜304は処理ステップである。同
図の履歴作成処理フローは、図5のステップ108と図
7のステップ204と206において実行される処理フ
ローである。まず、対象とする業務名と業務IDによっ
て履歴情報を検索する(ステップ301)。業務名と業
務IDに該当する履歴情報(時刻)が存在するかどうか
チェックし(ステップ302)、該当する履歴情報が存
在すれば、その業務種別の該当欄に時刻を出力する(ス
テップ303)。該当する履歴情報(時刻)が存在しな
ければ新規に行を追加し、該対象とする業務名、業務I
Dを格納した後(ステップ304)、該当欄に履歴情報
(時刻)を出力する(ステップ303)。
【0025】図10は本発明の回覧業務管理方法におけ
るノード情報記憶手段50に格納される一つの業務に対
するノード情報のデータ構造の一例である。このような
ノード情報は各業務ごとに作成される。同図において、
51はノードID、52はノード名、53は滞留時間平
均すなわちそのノードに業務が滞留していた時間の平均
であり、54は処理時間平均すなわちそのノードで業務
処理にかかった時間の平均であり、55は最少処理時間
すなわちそのノードで業務を行うのに最低限必要だと思
われる時間である。56はユーザ欄で、ユーザ名を格納
し作業者を規定するユーザテーブル7へのポインタであ
る。滞留時間平均53、処理時間平均54、最少処理時
間55はノードの処理能力を表わす情報である。
【0026】図10のノード情報の例は、ノードID5
1として「1001」,「1002」,「1003」,
「1004」、ノード名52として「上席査定」,「査
定」,「課長承認」,「結果入力」、滞留時間平均53と
して「1:30:20」,「45:00」,「2:15:05」,「15:01」、
処理時間平均54として「10:20」,「5:12」,「15:0
5」,「2:01」、最少処理時間55として「8:12」,「2:0
0」,「7:05」,「1:01」が格納されている場合を示して
いる。また、ユーザ56がユーザテーブル57のユーザ
名「○○」,「××」,「△△」,「□□」のうちの特定
のユーザをポイントすることを表している。
【0027】図11は本発明の回覧業務管理方法におけ
る処理能力算出処理400の処理フロー例を示す図であ
る。同図において、401〜408は処理ステップであ
る。まず、履歴情報記憶手段40に格納されている履歴
情報をノードIDで条件検索し、該当するノードIDに
対応する履歴情報(遷移時刻、開始時刻、終了時刻)を
読み込む(ステップ401)。ここで、滞留合計、履歴
数、処理合計の初期値を0に設定するとともに、最少作
業時間を十分に大きな値minに設定しておく(ステッ
プ402)。
【0028】履歴情報の検索によって読み込まれた時刻
のうち、未処理のものが在るかどうかチェックし(ステ
ップ403)、未処理のものが存在すれば(ステップ4
03;YES)、終了時刻から遷移時刻を引いて滞留時間
を求め、求めた滞留時間を滞留合計に足して新たな滞留
合計とする。また、終了時刻から開始時刻を引いて処理
時間を求め、求めた処理時間を処理合計に足して新たな
処理合計とする。次いで、処理時間を最少処理時間と比
較し最小処理時間が処理時間より大きければ処理時間を
新たに最少処理時間とする。履歴数に1を足して新たな
履歴数とする(ステップ405)。その後、再びステッ
プ403に戻る。
【0029】ステップ403のチェックの結果、未処理
のものが存在しないなら(ステップ403;NO)、滞留
合計を履歴数で割って滞留時間平均を求めるとともに、
処理合計を履歴数で割って処理時間平均を求める(ステ
ップ404)。なお、履歴数はサーバのCPU内のレジ
スタなどに保持されているものとする。
【0030】次に、ノード情報を検索し、すでに処理能
力が登録済みかどうかチェックし(ステップ406)、
すでに登録済みなら(ステップ406;YES)、登録済
みの処理能力を読み出す。読み出した滞留時間平均とス
テップ404で求めた滞留時間平均の平均を計算し、ノ
ード情報を変更する。また、読み出した処理時間平均と
ステップ404で求めた処理時間平均の平均を計算し、
ノード情報を変更する。なお、滞留時間平均、処理時間
平均を計算する場合は履歴数を考慮し、履歴数による重
み付けを行って平均を求めるものとする。さらに、読み
出した最少処理時間と算出した最少処理時間を比較し、
より短い方にノード情報を変更して(ステップ408)
処理を終了する。ステップ406のチェックの結果、処
理能力が登録済みでなかったら(ステップ406;N
O)、ステップ404で算出した滞留時間平均と処理時
間平均とステップ405で求めた最少処理時間をノード
情報に出力し(ステップ407)、処理を終了する。
【0031】図12は本発明の回覧業務管理方法におけ
る処理期限算出処理500の処理フロー例を示す図であ
る。同図において、501〜509は処理ステップであ
る。まず、処理期限算出を行うべき業務名と処理期限を
受け付ける(ステップ501)。定義情報記憶手段20
から定義上の全てのノードIDを読み込む(ステップ5
02)。最少処理時間合計、処理時間平均合計、滞留時
間平均合計を0に初期化する(ステップ503)。
【0032】次に、読み込んだノードで未処理のものが
あるかどうかチェックし(ステップ504)、未処理の
ものがなければ処理期限分配を行って(ステップ50
8:図13参照)、処理期限算出処理を終了する。未処
理のものがあれば(ステップ504;YES)、ノード情
報記憶手段50に処理能力が登録されているかどうかを
チェックし(ステップ505)、処理能力が登録されて
いなければ処理能力の入力を操作者に促す(ステップ5
09)。操作者はキーボード4により経験から最適と思
われる処理能力を入力する。
【0033】ノード情報記憶手段50に処理能力が登録
されているなら(ステップ505;YES)、ノード情報
記憶手段50から処理能力(最少処理時間、処理時間平
均、滞留時間平均)を読み込み(ステップ506)、読
み込んだ最小処理時間を最少処理時間合計に足して新た
な最少処理時間合計にし、読み込んだ処理時間平均を処
理時間平均合計に足して新たな処理時間平均合計とし、
読み込んだ滞留時間平均を滞留時間平均合計に足して新
たな滞留時間平均合計として(ステップ507)、ステ
ップ504に戻る。
【0034】図13は本発明の回覧業務管理方法におけ
る処理期限分配処理(図12のステップ508)の処理
フロー例を示す図である。同図において、601〜60
6は処理ステップである。まず、図12のステップ50
7で求めた最少処理時間合計が与えられた回覧業務全体
の処理期限より短いかどうかチェックし(ステップ60
1)、最少処理時間合計が与えられた回覧業務全体の処
理期限より短くない場合は(ステップ601;NO)、回
覧業務全体の処理期限の設定が短すぎることを定義者
(操作者)に促すとともに、最短処理期限(最少処理時
間合計)を表示して(ステップ604)、処理期限分配
処理を終了する。
【0035】図12のステップ507で求めた最少処理
時間合計が与えられた回覧業務全体の処理期限より短い
場合は(ステップ601;YES)、次に、処理時間平均
合計が与えられた回覧業務全体の処理期限より短いかど
うかをチェックする(ステップ603)。処理時間平均
合計が与えられた回覧業務全体の処理期限より短ければ
処理時間平均(図10の54)の比で与えられた回覧業
務全体の処理期限を分配する(ステップ605)。ま
た、処理時間平均合計が与えられた回覧業務全体の処理
期限より長ければ滞留時間平均(図10の53)の比で
与えられた回覧業務全体の処理期限を分配する(ステッ
プ603)。その後、各ノードの処理期限を定義情報記
憶手段20に書き込み(ステップ606)、処理期限分
配処理を終了する。
【0036】図14は本発明の回覧業務管理方法におけ
る処理期限を分配された業務の各ノードにおける回覧業
務処理フロー例を示す図である。同図において、701
〜707は処理ステップである。まず、作業者が回覧業
務を開始すると、トレイ情報記憶手段30から所属する
ノードのトレイ情報を読み込み(ステップ701)、期
限が近いものから優先的に表示する(ステップ70
2)。作業者による文書の選択を受付け(ステップ70
3)、選択された業務を開始し(ステップ704)、業
務開始履歴を履歴情報記憶手段40に追加する(ステッ
プ705)。当該ノードで必要な業務を行い、それが終
了し作業者からの業務終了を受付けたら(ステップ70
6)、業務終了履歴を履歴情報記憶手段40に追加する
(ステップ707)。
【0037】以上述べたように、本実施例によると、各
ノード毎に業務名対応に回覧業務処理の過去の履歴情報
(遷移時刻、開始時刻、終了時刻)を保持しておくこと
により、各ノード毎の処理能力(滞留時間平均、処理時
間平均、最小処理時間)を算出でき、それによって回覧
業務全体の処理期限が与えられたとき、各ノードの処理
期限が最適になるように分配することが可能になる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、回覧業務の実行時の履
歴情報に基づいて各ノードの処理能力を算出し、回覧業
務全体の処理期限を与えた場合、その算出された処理能
力を参照することによって各ノードにおける処理期限を
自動的に最適な値に決定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である回覧業務管理方法の概要
を示す図である。
【図2】本発明の実施例である回覧業務管理方法を実現
する場合の装置構成を示す図である。
【図3】図3は本発明の実施例である回覧業務管理方法
における定義情報の一例を示す図である。
【図4】図4は本発明の実施例である回覧業務管理方法
におけるフローデータのデータ構造を示す図である。
【図5】本発明の実施例である回覧業務管理方法におけ
る回覧管理処理フローを示す図である。
【図6】本発明の実施例である回覧業務管理方法におけ
るトレイ情報のデータ構造を示す図である。
【図7】本発明の実施例である回覧業務管理方法におけ
る回覧業務処理フローを示す図である。
【図8】本発明の実施例である回覧業務管理方法におけ
る履歴情報のデータ構造を示す図である。
【図9】本発明の実施例である回覧業務管理方法の履歴
作成処理フローを示す図である。
【図10】本発明の実施例である回覧業務管理方法のノ
ード情報のデータ構造を示す図である。
【図11】本発明の実施例である回覧業務管理方法にお
ける処理能力算出処理フローを示す図である。
【図12】本発明の実施例である回覧業務管理方法にお
ける処理期限算出処理フローを示す図である。
【図13】本発明の実施例である回覧業務管理方法にお
ける処理期限分配処理フローを示す図である。
【図14】本発明の実施例である回覧業務管理方法にお
ける処理期限を与えた業務の回覧業務処理フローを示す
図である。
【符号の説明】
1:クライアント、2:ディスプレイ装置、3:ポイン
ティングデバイス、4:キーボード、5,8:CPU
(中央処理装置)、6,10:メモリ、7:サーバ、
9:記憶装置、20:定義情報記憶手段、30:トレイ
情報記憶手段、40:履歴情報記憶手段、50:ノード
情報記憶手段、100:回覧管理処理、200:回覧業
務処理、300:履歴作成処理、400:処理能力算出
処理、500:処理期限算出処理
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古賀 友美 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地の12 株式会社日立製作所情報・通信開発本部内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回覧に関連する各種情報を記憶する記憶
    手段と情報処理を行う処理装置を有し、複数のノードを
    介して実行される文書回覧を管理するための文書回覧業
    務管理方法であって、 回覧業務実行時の各ノードにおける履歴情報を前記記憶
    手段に記憶するステップと、前記記憶手段に記憶された
    履歴情報に基づいて前記処理装置により各ノードごとの
    処理能力を算出するステップと、業務全体の処理期限が
    与えられたとき、該業務全体の処理期限を前記算出した
    各ノードの処理能力に依存した値で各ノードの処理期限
    として分配するステップとを有することを特徴とする回
    覧業務管理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の回覧業務管理方法におい
    て、前記履歴情報は業務の遷移時刻と、処理開始時刻
    と、処理終了時刻を含むことを特徴とする回覧業務管理
    方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の回覧業務管理方
    法において、各ノードの前記処理能力は、回覧される文
    書が当該ノードのトレイに滞留する時間に関する情報
    と、当該ノードで回覧文書の処理に要した時間に関する
    情報と、当該ノードにおいて当該業務を行う最少処理時
    間に関する情報を含むことを特徴とする回覧業務管理方
    法。
  4. 【請求項4】 予め定義された回覧経路を記憶する回覧
    経路記憶手段と、回覧経路に沿って文書を回覧管理する
    回覧管理手段と、作業者によって文書処理が行われる文
    書処理手段と、文書処理履歴を記憶する履歴情報記憶手
    段と、業務全体の処理期限を管理する手段とを有する回
    覧業務管理装置において、さらに、前記履歴情報記憶手
    段に記憶された履歴情報を利用して各ノードの処理能力
    を求める処理能力算出手段と、各ノード毎に算出された
    処理能力を記憶するノード情報記憶手段と、該ノード情
    報記憶手段に記憶された処理能力と前記業務全体の処理
    期限とに基づいて各ノードの処理期限を算出する処理期
    限算出手段とを有することを特徴とする回覧業務管理装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の回覧業務管理装置におい
    て、前記履歴情報記憶手段に記憶される履歴情報は業務
    の遷移時刻と、処理開始時刻と、処理終了時刻を含むこ
    とを特徴とする回覧業務管理装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載の回覧業務管理装
    置において、前記ノード情報記憶手段は、処理能力とし
    て、回覧される文書が当該ノードのトレイに滞留する時
    間に関する情報と、当該ノードで回覧文書の処理に要し
    た時間に関する情報と、当該ノードにおいて当該業務を
    行う最少処理時間に関する情報を記憶するものであるこ
    とを特徴とする回覧業務管理装置。
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