JP2009271660A - 画像形成装置、情報処理装置、ワークフロー管理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 印刷要求に設定されたワークフロー情報に従い、印刷される出力物に対して作業者が行うワークフローを管理することである。
【解決手段】 S702で、CPUは受信したPDLデータにワークフロー情報が含まれているかどうかを判断する。ここで、CPU201が図6に示す形式のXMLファイルを受信していると判断した場合は、S703で、CPUがHDDに記憶される制御プログラムを実行して、受信しているXMLファイルを解析し、ワークフロー情報をフロー管理部403管理下のHDDに記憶する。次に、S704で、CPUはHDDに保存したワークフロー情報を解析し、各工程の担当である作業者に通知すべき期限を計算する。そして、S706で、CPU201は、期限日時情報を記載した電子メールデータを作成する。次に、S707で、CPUは、工程のメールアドレスを参照して、作成した電子メールを工程の作業者に送信することを特徴とする。
【選択図】 図7
【解決手段】 S702で、CPUは受信したPDLデータにワークフロー情報が含まれているかどうかを判断する。ここで、CPU201が図6に示す形式のXMLファイルを受信していると判断した場合は、S703で、CPUがHDDに記憶される制御プログラムを実行して、受信しているXMLファイルを解析し、ワークフロー情報をフロー管理部403管理下のHDDに記憶する。次に、S704で、CPUはHDDに保存したワークフロー情報を解析し、各工程の担当である作業者に通知すべき期限を計算する。そして、S706で、CPU201は、期限日時情報を記載した電子メールデータを作成する。次に、S707で、CPUは、工程のメールアドレスを参照して、作成した電子メールを工程の作業者に送信することを特徴とする。
【選択図】 図7
Description
本発明は、情報処理装置と画像形成装置とが通信して、印刷される出力物に対して作業者が行うワークフローを管理する情報処理システムに関する。
従来から企業内では、業務を円滑に進めるために、スケジュール管理システムを利用して各作業者のスケジュールを管理する事が行われている。スケジュール管理システムは、例えば、特許文献1のように、期限通知機能を有する。期限通知とは、ある事項について期限が迫っている、もしくは行動を促す通知である。登録した予定内容を、指定した時刻に指定した端末へ通知して、作業者の注意を促す事を指す。
一方、事務手続きや企画書など複数の作業者が関わる一連の業務手順は、ワークフローとして定義して運用がなされている。
このような業務手順に従った業務の管理・運用を電子化して、その業務の流れをオンラインで管理して運用するオンラインワークフロー支援システムが実現されている。
そして、オンラインワークフロー支援システムでも、スケジュール管理システムがとり入れられ、ワークフローの遅延を防止する事が考えられている(例えば、特許文献2)。
しかし、すべてのワークフローが電子化されているわけではなく、紙をベースとしたワークフローもいまだ運用がなされている。例えば、法的に実際の紙に押印やサインが必要な書類等である。
また、外部機関を含めてオンラインで電子情報のやり取りを行う為には、大掛かりなワークフロー支援システムが必要である。加えて、電子情報が頻繁にネットワーク上を移動するワークフローの場合、電子情報のデータサイズやネットワーク環境によっては、パフォーマンスが著しく低下し、効率が低下する事も考えられる。このような事情から、オフラインによる紙ベースのワークフローもいまだ多く行われている。
特開2003−333181号公報
特開2006−185011号公報
このように、紙ベースのワークフローは、大掛かりなワークフローシステムがいらないという利点や、回覧原稿の特性によっては紙で回す方が、利便性が高いという点があるが、以下のような課題を抱えている。
例えば、仕様書や特許包装等の原稿を、複数の作業者で回覧して、内容をチェックするワークフローの場合である。回覧する作業者のリストと期限をメモで回覧原稿に付与して回覧するケースが多い。
よって、回覧順番と最終期限を意識して各作業者は作業する事になるが、各作業者がチェックに要する時間はその個人に委ねられる。
よって、ワークフローの停滞が発生しやすく、ワークフロー全体の遅延につながりやすい。このような場合に、特許文献1や特許文献2の期限通知システムを適用したとしても以下のような問題がある。
特許文献1や特許文献2のシステムでは、ワークフローの開始時に各作業者に期限を通知するシステムである。よって、フローの途中である作業者がその期限を遅延した場合には、その工程以降の作業者に予め通知されている期限は意味のないものになってしまう。
また、複数の作業者が関わるワークフローにおいて、期限を守り円滑に実行するには、最終期限だけを作業者に通知するのではなく、各工程における適切な期限を作業者に通知する事が望ましい。
さらに、各工程の進捗状況をモニタリングし、進捗状況に応じて期限を再計算して通知することが望ましい。
しかし、オンラインのシステムと異なり、ネットワークから切り離されたオフラインによる紙ベースのワークフローの場合、進捗状況のモニタリングは困難である。よって、各工程の作業者に適切な期限を通知することも困難である。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、印刷要求に設定されたワークフロー情報に従い、印刷される出力物に対して作業者が行うワークフローを管理できる仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明の画像形成装置は以下に示す構成を備える。
情報処理装置から印刷情報を受信して処理する画像形成装置であって、前記印刷情報にワークフロー情報が設定されているかどうかを判断する判断手段と、前記判断手段により前記ワークフロー情報が設定されていると判断した場合に、前記ワークフロー情報を解析して当該ワークフローを構成する最初の工程を完了すべき終了期限を計算する期限計算手段と、前記期限計算手段により計算された最初の工程の終了期限を示す情報を含む通知メールを作成するメール作成手段と、前記メール作成手段により作成された通知メールを前記ワークフロー情報により特定される前記最初の工程を行う作業者に送信するメール送信手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、印刷要求に設定されたワークフロー情報に従い、印刷される出力物に対して作業者が行うワークフローを管理できる。
また、オフラインによる印刷される出力物をベースとするワークフローでありながら、各工程の作業者に適切に期限通知を行える。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
<ワークフロー支援システム>
図1は、本実施形態を示す画像形成装置を適用するワークフロー支援システムの全体構成を示す図である。本システムにおいて、紙原稿を出力する画像形成装置には、プリンタ、複写機、複合機(MFP:Multi Function Peripheral)が含まれる。なお、画像形成装置は、情報処理装置から印刷情報を受信して後述するワークフロー処理と、印刷処理を行う。ここで、印刷情報は、情報処理装置にインストールされている画像形成装置に対応するプリンタドライバにより生成される。なお、Webサーバ機能を備える場合には、画像形成装置から後述するワークフロー処理設定を行うための操作画面を情報処理装置に提示して、情報処理装置のブラウザを介して表示し、その画面に対する印刷要求者のワークフロー情報を取得してもよい。
〔第1実施形態〕
<ワークフロー支援システム>
図1は、本実施形態を示す画像形成装置を適用するワークフロー支援システムの全体構成を示す図である。本システムにおいて、紙原稿を出力する画像形成装置には、プリンタ、複写機、複合機(MFP:Multi Function Peripheral)が含まれる。なお、画像形成装置は、情報処理装置から印刷情報を受信して後述するワークフロー処理と、印刷処理を行う。ここで、印刷情報は、情報処理装置にインストールされている画像形成装置に対応するプリンタドライバにより生成される。なお、Webサーバ機能を備える場合には、画像形成装置から後述するワークフロー処理設定を行うための操作画面を情報処理装置に提示して、情報処理装置のブラウザを介して表示し、その画面に対する印刷要求者のワークフロー情報を取得してもよい。
また、図1に示す作業者は、画像形成装置と電子メールのやり取りを行う端末を操作して、工程作業指示を画像形成装置から受信したり、工程完了メールを画像形成装置に送信する処理を行う。ここで、作業者が操作する端末には、PDA(Personal Digital Assistants)や携帯電話、さらにクライアントPC等が含まれる。
さらに、本システムでは、各作業者間のおいて、画像形成装置110の出力物を、手渡しにより回覧して、あらかじめ設定された工程を順次実行して所定のワークフローを完了する例である。
図1に示すように、画像形成装置110は、イーサネット(登録商標)からなるLAN100に接続されている。また、本システムには、Eメールサーバを兼ねるファイルサーバコンピュータ(以下サーバ)131、クライアント端末120もLAN100に接続されている。
また、サーバ132、クライアント端末123は、LAN101に接続されている。LAN100、LAN101、クライアント端末121及びクライアント端末122は、WAN(公衆回線)160を介して相互に接続されている。
本実施形態におけるシステムにおいては、これらの接続数に限られることはない。また、本実施形態では接続方法としてLANを適用しているが、これに限られることはない。例えば、USBなどのシリアル伝送方式、セントロニクスやSCSIなどのパラレル伝送方式なども適用可能である。
作業者140〜143はワークフローの各工程の作業を実施する作業者である。回覧原稿150は、本実施形態におけるオフラインのワークフローで回覧する原稿である。
画像形成装置110は、コピー機能、ファクシミリ機能を有するとともに、原稿画像を読み取り、該読み取って得られた画像データをLAN100上の各装置に送信するデータ送信機能を有する。また、画像を添付ファイルとして電子メールを作成しサーバ131を利用して電子メールを送信することができる。
また、画像形成装置110は、PDL(Page Description Language)データの解釈とレンダリング機能を有し、LAN100上に接続されているコンピュータから指示されたPDLデータを受信して印刷することが可能である。
画像形成装置110は、画像形成装置110で読み取った画像や、LAN100上に接続されているコンピュータから指示されたPDLデータを、画像形成装置110内の外部記憶装置、例えばハードディスクの特定領域に保存することが可能である。
また、原稿画像を読取り、ハードディスクにデジタル画像として保存することも可能である。また、ハードディスクに保存されたデジタル画像を印刷することが可能である。
さらに、画像形成装置110は、以下のデバイスを備えて構成される。
画像形成装置110は、画像入力デバイスであるスキャナ部112、画像出力デバイスであるプリンタ部113を備える。さらに、画像形成装置110は、画像形成装置110全体の動作制御を司るコントローラ(Controller Unit)200(図2)、ユーザインタフェース(UI)である操作部111を備える。
ここで、スキャナ部112は、原稿上の画像を露光走査して得られた反射光をCCDに入力することで画像の情報を電気信号に変換する。さらに電気信号をR,G,B各色からなる輝度信号に変換し、当該輝度信号を画像データとしてコントローラ200に対して出力する。
なお、原稿は原稿フィーダにセットされ、ユーザが操作部111から読み取り開始を指示すると、コントローラ200からスキャナ部112に原稿読み取り指示が与えられる。
スキャナ部112は、この指示を受けると原稿フィーダから原稿を1枚ずつフィードして、原稿の読み取り動作を行う。なお、原稿の読み取り方法は原稿フィーダによる自動送り方式ではなく、原稿を不図示のガラス面上に載置し、露光部を移動させることで原稿の走査を行う方法であってもよい。
プリンタ部113は、コントローラ200から受け取った画像データを用紙上に形成する画像形成デバイスである。
なお、本実施形態において画像形成方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式となっているが、本発明はこれに限られることはない。例えば、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に印字するインクジェット方式などでも適用可能である。
クライアント端末120〜123は、オペレーティングシステム(以下OS)や各種のアプリケーションプログラムがCPUにより実行され、OSの管理下で、アプリケーションを実行することで種々のデータ処理を行う。サーバコンピュータ131、132についても同様である。
<コントローラの詳細説明>
図2A、図2Bは、図1に示した画像形成装置110のコントローラ200の構成を説明するためのブロック図である。ここで、図2Aは、モデム207でWAN(広域通信網)に接続され、かつ、ネットワークにも接続可能な画像形成装置の例であり、図2Bは、ネットワークに接続可能な画像形成装置の例である。また、電子メールは、電子メールを送受信するメール処理プログラムをCPUが実行することで実現される。
図2A、図2Bは、図1に示した画像形成装置110のコントローラ200の構成を説明するためのブロック図である。ここで、図2Aは、モデム207でWAN(広域通信網)に接続され、かつ、ネットワークにも接続可能な画像形成装置の例であり、図2Bは、ネットワークに接続可能な画像形成装置の例である。また、電子メールは、電子メールを送受信するメール処理プログラムをCPUが実行することで実現される。
図2において、コントローラ200は、スキャナ部112やプリンタ部113と電気的に接続されており、一方ではLAN100を介してサーバ131、そしてクライアント端末120と接続されている。これにより画像データやデバイス情報の入出力が可能となっている。
CPU201は、ROM202に記憶された制御プログラム等に基づいて接続中の各種デバイスとのアクセスを統括的に制御すると共に、コントローラ内部で行われる各種処理についても統括的に制御する。ROM202には装置のブートプログラムなどが格納されている。RAM203は、CPU201が動作するためのシステムワークメモリであり、かつ画像データを一時記憶するためのメモリでもある。このRAM203は、記憶した内容を電源off後も保持しておくSRAM、及び電源off後には記憶した内容が消去されてしまうDRAMにより構成されている。HDD204は、ハードディスクドライブであり、システムソフトウェアや画像データを格納することが可能となっている。
操作部I/F205は、システムバス211と操作部111とを接続するためのインタフェース部である。この操作部I/F205は、操作部111に表示するための画像データをシステムバス211から受取り、操作部111に出力すると共に、操作部111から入力された情報をシステムバス211へと出力する。
Network I/F206は、LAN100及びシステムバス211に接続し、情報の入出力を行う。Modem207は、WAN160及びシステムバス211に接続しており、情報の入出力を行う。スキャナI/F208は、スキャナ部112から受け取った画像データに対して、補正、加工、及び編集を行う。
なお、スキャナI/F208は、受け取った画像データがカラー原稿か白黒原稿か、文字原稿か写真原稿かなどを判定する。そして、その判定結果を画像データに付随させる。こうした付随情報を属性データと称する。
画像処理部209は、画像データの方向変換、画像圧縮、伸張部などを行う。また、HDD204に保存されている画像同士を合成して一枚の画像にすることが可能である。プリンタI/F210は、画像処理部209から送られた画像データを受取り、この画像データに付随させられている属性データを参照しながら画像データに画像形成処理を施す。画像形成処理後の画像データは、プリンタ部113に出力される。
なお、画像形成装置110に対するユーザ指示やユーザへの情報提示は、例えば、操作部111を介して行うようにしてもよいし、LAN100を介して接続されたクライアント端末120を介して行うようにしてもよい。
<コンピュータのハードウェア構成図>
図3は、図1に示したサーバ131、132やクライアント端末120〜123のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3は、図1に示したサーバ131、132やクライアント端末120〜123のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3において、CPU301、RAM302、ROM303、Network I/F305、ハードディスクドライブ(HDD)306、MODEM309がシステムバス310を介して互いに通信可能に接続されている。
また、表示装置307、キーボード等の入力装置304、及びポインティングデバイス308が、システムバス310を介して互いに通信可能に接続されている。
ROM303或いはHDD306には、予め制御プログラムが格納されている。CPU301は、当該制御プログラムを必要に応じてROM303或いはHDD306からRAM302上へ読み出して実行することで、コンピュータとしての機能を発揮する。
また、CPU301は、表示装置307を介して各種情報の表示を行うと共に、入力装置304やポインティングデバイス308からユーザ指示等を受け付ける。さらに、Network I/F305、MODEM309を介して他の装置との通信を行う。
<画像形成装置のソフトウエア構成>
図4は、図1に示した画像形成装置110のソフトウェアモジュールの構成を示した図である。画像形成装置の各種機能の制御にかかわるこれらソフトウェアモジュールは、RAM203にロードされてCPU201により実行される。UI部401は、操作部I/F205を介して操作部111に表示を行ったり、操作部111からのユーザの入力を処理したりするソフトウェアモジュールである。
図4は、図1に示した画像形成装置110のソフトウェアモジュールの構成を示した図である。画像形成装置の各種機能の制御にかかわるこれらソフトウェアモジュールは、RAM203にロードされてCPU201により実行される。UI部401は、操作部I/F205を介して操作部111に表示を行ったり、操作部111からのユーザの入力を処理したりするソフトウェアモジュールである。
通信部402は、Network I/F206やModem207を操作して通信を行うソフトウェアモジュールである。フロー管理部403は、ワークフローの設定ファイルを解析し、保存管理するソフトウェアモジュールである。ワークフロー設定の詳細については後述する。
電子メール送信部404は、電子メールデータを作成して所定の宛先に通信部を介して送信するソフトウェアモジュールである。電子メール受信部405は、通信部を介して受信した電子メールデータを解析するソフトウェアモジュールである。
PDLデータ受信部406は、通信部02を介してクライアント端末120のプリンタドライバから受信したPDLデータとそれに付随する属性情報を解析するソフトウェアモジュールである。
<紙ベースのワークフローのための紙の出力>
まず、紙ベースのワークフローの起点となるユーザがクライアント端末120と画像形成装置110を用いて、回覧原稿の出力を行う処理例を説明する。
まず、紙ベースのワークフローの起点となるユーザがクライアント端末120と画像形成装置110を用いて、回覧原稿の出力を行う処理例を説明する。
例えば、図1においては紙ベースのワークフローの起点となるユーザは作業者140となる。ユーザはクライアント端末120上のアプリケーションプログラムを用いて文書を作成する。そして、画像形成装置110用のプリンタドライバを用いて画像形成装置110で印刷を行う。このときプリンタドライバの設定として、ワークフローの情報を入力する。
図5は、本実施形態を示す情報処理装置で表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。本例は、クライアント端末120のプリンタドライバが提供する設定画面を示している。
図5において、印刷部数や面付け等の設定を行うページ設定タブ501、ステイプル設定や製本の設定を行う仕上げタブ502、そして給紙段の設定を行う給紙タブ503がある。本実施形態では、タブの並びにさらにワークフローの設定を行うワークフロータブ504を備える。
図5はワークフロー設定用のワークフロータブ504が選択された場合の画面を表示した状態を示している。
ユーザはワークフロー名称505にワークフローの名称、例えば「仕様書回覧」を入力し、そしてそのワークフローの開始者情報情報506を、例えば「西山」と入力する。
ここで、開始者情報は、そのワークフローを開始させるユーザの電子メールアドレスである。開始者情報は直接入力を行わなくても、クライアントPC120や別サーバのユーザのデータベースから検索して指定する方法でもよい。
さらに、ユーザは工程担当一覧507に、ワークフローの各工程を担当する作業者の電子メールアドレスを入力する。
例えば、図1においては作業者141〜143の電子メールアドレスがそれに該当する。そして、終了期限508に、そのワークフローの終了期限日付、例えば「2007/8/31」を入力する。
また、ワークフローの進捗状況を確認したい場合は、ステータス通知509で"する"を選択する。これにより、各工程の終了時に、各工程の作業者より、ワークフローの開始者である作業者140に進捗状況が記載された電子メールが送信される。なお、510はOKボタンで、設定した内容を確定するために押下される。さらに、511はキャンセルボタンで、本UI画面を閉じる場合に押下される。
これにより、作業者140は回覧原稿の進み具合を知ることが可能となる。このようにして入力したワークフロー情報は、プリンタドライバからPDLデータと共にLAN100を介して画像形成装置110に送られる。
図6は、図5に示したUI画面で設定されて画像形成装置110に送信されるワークフロー情報の例を示す図である。本例は、プリンタドライバから画像形成装置110に送られるワークフロー情報の例を示す。本実施形態では、ワークフロー情報は、例えばXML形式で記載するものとする。
ただし、XML形式でなくても、独自のフォーマットを用いて記載してもよい。
図6において、タグ601はワークフローの概要情報を示し、ワークフローの名称、ワークフローの最終締め切り期限を指定するための期限日付、そして、各工程の進捗情報を各工程毎に通知させるためのステータス通知のON/OFF情報からなる。
タグ602〜タグ605は、ワークフローのそれぞれのステップの設定と順番を示す。"Order"タグのid要素が順番を示している。タグの出現順番をそれぞれのステップの順番としてもよい。ここで、タグ602〜タグ605は、画像形成装置で印刷された出力物を回覧して順次工程を進行させるための工程指示情報として機能する。したがって、工程指示情報を参照することで、工程の数、工程の順序等をCPU201が確認することができる。
タグ602はワークフローの最初のステップである開始者の情報を示すものである。"User"タグには電子メールアドレスが記載される。同様にタグ603〜605には、各作業者の電子メールアドレスが記載される。これらは、図5に示した工程担当一覧に設定されたユーザの電子メールアドレスに対応する。
画像形成装置110では、通信部402を介してプリンタドライバからPDLデータと図6に示す形式のXMLファイルを受け取ると、XMLファイルはPDLデータ受信部406からフロー管理部403に渡される。フロー管理部403は、受け取ったXMLファイルの解析を行い、内部形式に変換し、HDD204にフロー情報として記憶する。以上が、紙ベースのワークフローのための紙原稿出力時の一連の流れである。
これにより、紙ベースのワークフローの流れ、及び各工程の作業者の宛先を画像形成装置110に記憶することが可能である。このようにして印刷された結果物としの印刷出力用紙が、ネットワークから離れオフラインで、手渡しや郵送などでにより作業者間を順次回覧される。
なお、本実施形態では、ワークフロー設定をクライアント端末120のプリンタドライバで行ったが、ワークフロー設定は画像形成装置に設定できればよい。例えば、画像形成装置がWebサーバとなり、WebサービスやWebページでワークフロー設定と印刷画像を受け取るように構成することも可能である。
<画像処理装置での期限通知メール送信実行>
次に、ワークフローの各工程の作業者に期限通知メールを送信する処理の流れを説明する。なお、本説明には、ワークフローの起点である開始者に進捗メールを送信する処理も含まれている。
次に、ワークフローの各工程の作業者に期限通知メールを送信する処理の流れを説明する。なお、本説明には、ワークフローの起点である開始者に進捗メールを送信する処理も含まれている。
図7は、図1に示した画像形成装置の印刷処理を説明するフローチャートである。本例は、ワークフロー管理処理において、情報処理装置から印刷情報を受信して印刷するPDL印刷時の画像形成装置110の処理を示す。なお、S701〜S708は各ステップを示す。また、各ステップは、図2に示したCPU201がRAM203にロードする制御プログラムを実行することで実現される。
S701で、クライアント端末120のプリンタドライバが送信したPDLデータをNetwork I/F206を介して受信する。なお、図5に示したワークフロー設定用画面で、ワークフロー情報に対する設定がなされている場合にはPDLデータとともに、図6に示した形式のワークフロー情報が記載されたXMLファイルをNetwork I/F206を介して受信する。
そして、S702で、CPU201は受信したPDLデータにワークフロー情報が含まれているかどうかを判断する。ここで、CPU201が図6に示す形式のXMLファイルを受信していると判断した場合は、S703に進み、XMLファイルが存在しないと判断した場合は、S708へ進み、PDLデータをレンダリングしてプリンタ部113で印刷を行い、本処理終了する。
そして、S703では、CPU201がHDD204に記憶される制御プログラムを実行して、受信しているXMLファイルを解析し、ワークフロー情報を内部形式に変換し、フロー管理部403管理下のHDD204に記憶する。
ここで、ワークフローデータは、画像形成装置110上で一意となるIDが振られて、管理される。本実施形態では、UUID(Universally Unique Identifer)を採用してIDを作成することにするが、UUID以外の方法でIDを作成してもよい。ここで、UUIDは、疑似乱数で、例えば128ビットで構成されている情報である。
次に、S704で、CPU201はHDD204に保存したワークフロー情報を解析し、ワークフローの期限日付を読み出す。そして、S705で、CPU201は、PDL受信した時点の日付と期限日付から適当なアルゴリズムによって、工程1の担当である作業者に通知すべき期限を計算する。ここで、S705は、本実施形態において、期限計算処理に対応する。
例えば、図1に示す場合には、作業者141に通知する期限である。PDLデータを受信した日時から期限日時までの日数を工程数で均等に割った日数で各工程の期限を算出してもよいし、各作業者の能力を重み付けして算出してもよい。
そして、S706で、CPU201は、期限日時情報を記載した電子メールデータを作成する。ここで、S706は、本実施形態において、メール作成処理に含まれる。
次に、S707で、CPU201は、図6に示したXMLファイルに設定されている工程1のメールアドレスを参照して、作成した電子メールを工程1の作業者に送信する。
最後に、S708で、CPU201は、S701で受信したPDLデータをレンダリングして、プリンタ部113で印刷を行い、本処理を終了する。このようにして印刷された紙が回覧原稿150として作業者間を回覧されることになる。
以下、S706で作成する電子メールデータ例について説明する。
図8は、図1に示した画像形成装置110により作成される電子メールデータの一例を示す図である。
図8において、FROMフィールド901には、画像形成装置110の電子メールアドレスが入る。Toフィールド902には、工程1の作業者である作業者の電子メールアドレスが入る。
例えば、図1に示す場合は、作業者141となる。件名903には、ワークフローの名称に加えて、ワークフローのID情報が含まれる。ここで、IDは、図7に示したS703で割り当てられたIDである。
また、本文904には、作業者に通知すべき期限情報を記載する。なお、この期限は、図7に示した期限508の「2007/8/31」よりも前の日付となる。このため、図8に示す期限情報は、20070810と記されている例を示す。
一般的に紙で原稿が回覧される場合、図9に示すテキスト形式に示すメールを受け取ることにより、作業者は、原稿をいつまでに次の人に回覧すればよいかを知ることができる。
また、詳細は後述するが、作業者は次の工程の作業者である作業者に原稿を回覧したタイミングで、本メールをメールの発信先である画像形成装置110に返信すれば、次工程の作業者に同様のメールが画像形成装置110から送信される。
このメールには次工程の作業者が守るべき期限が記載される。例えば、図1の場合は、作業者141がメールを返信すると、期限通知メールが作業者142に届くことになる。
なお、各工程で押印して承認作業を行うワークフローの場合、途中で差し戻しが発生する可能性もある。
前の工程の作業者に原稿を戻した場合は、件名の最後に、例えば"1"を記入してメールを画像形成装置110に返信する。これにより、画像形成装置110は、期限通知メールを前の工程の作業者に送信する。
このようにして、ワークフローの開始者に原稿を戻した場合は、件名の最後に"2"を記入してメールを返信する。これにより、期限通知メールが、ワークフローの開始者に送信される。
以下、前工程に原稿を差し戻した場合に、画像形成装置に返信する電子メールデータ例について説明する。
図9は、図1に示した画像形成装置110に返信される電子メールデータの一例を示す図である。本例は、前工程に原稿を差し戻した場合に、画像形成装置に返信する電子メールデータ例である。なお、画像形成装置に返信する電子メールデータを作成するのは、メールを受信したクライアント端末とするが、図8に示す電子メールを受信したユーザが、他のデバイスを用いて画像形成装置110に、図9に示すテキストと同様の電子メールを返信する構成としてもよい。また、本例では、電子メールが、単純なテキストメールとなっているが、電子メールにテキストを強調したり、流し文字表示したりする等のプログラムを実行できるように構成してもよい。これにより、当該電子メールを受信した作業者が、テキストの内容の中で重要な箇所を素早く認識できる。また、メールを、前工程を担当するユーザに戻す場合には、その理由を記載してもよい。
図9において、FROMフィールド1001には、差し戻しを実行した作業者の電子メールアドレスが入る。Toフィールド1002には、画像形成装置110の電子メールアドレスが入る。また、件名フィールド1003には、返信を示す「Re:」が設定される。
また、前工程の作業者に原稿を差し戻した時のメール返信の為、件名フィールド1003の件名の最後には"1"が追記されている。本文フィールド1004は、その内容を修正してもしなくてもよい。
図10は、本実施形態を示す画像形成装置におけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本例は、ワークフロー管理処理において、作業者からの返信メール受信時の画像形成装置110の処理例である。なお、S801〜S812は各ステップを示す。また、各ステップは、図2に示したCPU201がRAM203にロードする制御プログラムを実行することで実現される。
まず、S801で、CPU201は、Network I/F206を介してクライアント端末から電子メールを受信する。次に、S802で、CPU201は、いずれかのクライアント端末から受信したメールデータの解析を行い、S803で、CPU201は、受信したメールが作業者からの返信メールであるかを判断する。なお、S803は、本実施形態において、受信する返信メールは、作業者からの作業完了メールに対応する。
本実施形態では、図9に一例を示すメールのように件名に、UUIDが記載されていて、且つそのUUIDに該当するワークフローがHDD204に記憶されている場合に、作業者からの返信メールとCPU201が判断し、S804に進み、作業者からの返信メールでないと判断した場合に、本処理を終了する。
そして、S804で、CPU201は、件名に記載されたUUIDに該当するワークフロー情報をHDD204から読み出す。そして、S805で、次に期限通知する作業者の電子メールアドレス情報を取得する。
そして、S806で、受信メールのFROMに記載されている電子メールアドレスから、次工程作業者があるかどうか、つまり、通知先の作業者があるかどうかをワークフロー情報に基づいてCPU201が判断する。ここで、S806は、本実施形態において、次の工程を実行すべき作業者が設定されているかどうかを判定する次工程判定のための処理(次工程判定ステップ)に対応する。
ここで、次工程が存在しないとCPU201が判断した場合は、S810に進み、次工程が存在するとCPU201が判断した場合、S807に進む。
例えば、作業者141からの返信メールを受信した場合には、S805で決定される作業者は作業者142となる。
一方、作業者143からの返信メールを受信した場合には、次工程は存在しないため、S806はNoとなり、S810に進む。
次に、S807では、次工程の作業者が守るべき期限をCPU201が計算し、S808で、それに基づいて電子メールデータをCPU201が作成する。ここで作成する電子メールデータは、図9と同様のものである。
そして、S809で、CPU201は、該作業者に期限メールを送信する。
これにより、プリンタドライバが提供するユーザインタフェース、例えば図5に示したUI画面において、ステータス通知509を”する”に設定して登録したワークフローの場合、S810の判断でYES、S811に進む。ここで、ステータス通知509を”する”は、各工程の進捗状況を示す進捗情報を各工程終了毎に通知を要求する情報として機能し、S810は、ステータス通知509を通知するに設定しているかどうかを判定する要求判定処理に対応する。
そして、S811では、CPU201は、本ワークフローの工程を開始した開始者(印刷要求者)に進捗状況を知らせるためのメールを作成する。そして、S812で、CPU201は、作成した本ワークフローの工程を開始した開始者に進捗状況を知らせるためのメールを開始者に送信して、本処理を終了する。なお、本実施形態では、S806でNOと判定され、S810でNOと判定された場合に、本処理を終了している。しかしながら、S810で、NOと判定された場合は、ワークフローの工程が完了しているので、CPU201が工程完了通知を示すメールを作成して、S812へ進み、工程を開始した開始者へメールを送信する処理を加えて、工程完了状態を開始者が確認できるようにしてもい。
さらに、S803で、返信されたメールのSubjectに、前工程を実行した作業者に工程を差し戻す情報が設定されている場合、前工程の作業者に差し戻しを要求する差し戻し要求メールを送信してもよい。
この場合、CPU201は、前工程を実行した作業者に新たに計算された終了期限を示す情報を含む通知メールを再作成して、当該前工程を実行した作業者に再送信する。つまり、新たな最終期限が再計算されて、前工程の作業者に通知される。
図11は、本実施形態を示す画像形成装置から送信される返信メールの一例を示す図である。本例は、図1に示した作業者142が画像形成装置110に返信メールを送信したときに、S812で、画像形成装置110が開始者に送信するメールの一例である。
図11に示すように、本メールは、画像形成装置110が送信するメールであるため、FROMフィールド1101には画像形成装置110の電子メールアドレスが入る。
また、Toフィールド1102には、開始者の電子メールアドレスが入る。さらに、件名フィールド1103には、ワークフロー名称及びID情報が入る。
また、本文1104には、作業者142の作業が完了した旨を記載する。このメールにより開始者である作業者140は、ワークフローの進捗状況を確認することができる。
以上のように、紙原稿を回覧するワークフローでも、電子メールによって各作業者は自己の適切な期限を知ることができる。これにより、ワークフロー全体が停滞しにくくなる。
また、ワークフローを開始する開始者が進捗状況を逐次把握することもできるため、停滞している工程を認識でき、必要に際して作業の促進を依頼することが可能となる。
〔第2実施形態〕
上記第1実施形態で扱ったワークフローは分岐しないが、途中で分岐して進むフローであってもよい。以下、その実施形態について説明する。
上記第1実施形態で扱ったワークフローは分岐しないが、途中で分岐して進むフローであってもよい。以下、その実施形態について説明する。
図12は、本実施形態を示すワークフローシステムにおける工程モデルの一例を示す図である。本例は、工程A〜工程Eからなり、工程Aから並列的な工程B、Cに分かれ、それらを受けて、工程Dが実行され、さらに工程Eが実行されるモデルである。
本実施形態では、例えば、図12に示すように、工程A1201の後に、工程B1202、工程C1203に分岐し、それら工程の完了後に工程D1204が行われるフローとなっている。
この場合、画像形成装置110は、工程B1202及び工程C1203の作業者からの返信メールを2つとも受信した後に、工程D1204の作業者に期限通知メールを送信する。
以下、図13に示すメモリマップを参照して本発明に係る画像形成装置で読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
図13は、本発明に係る画像形成装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
本実施形態における図7、図10に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
従って、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバやftpサーバ等も本発明の請求項に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではない。例えばそのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行う。そして、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込ませる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではない。
110 画像形成装置
120〜123 クライアント端末
140〜143 作業者
120〜123 クライアント端末
140〜143 作業者
Claims (21)
- 情報処理装置から印刷情報を受信して処理する画像形成装置であって、
前記印刷情報にワークフロー情報が設定されているかどうかを判断する判断手段と、
前記判断手段により前記ワークフロー情報が設定されていると判断した場合に、前記ワークフロー情報を解析して当該ワークフローを構成する最初の工程を完了すべき終了期限を計算する期限計算手段と、
前記期限計算手段により計算された最初の工程の終了期限を示す情報を含む通知メールを作成するメール作成手段と、
前記メール作成手段により作成された通知メールを前記ワークフロー情報により特定される前記最初の工程を行う作業者に送信するメール送信手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記メール送信手段により送信されたメールを受信した作業者から工程が完了したことを示す作業完了メールを受信するメール受信手段と、
前記メール受信手段により前記作業完了メールを受信した場合、前記ワークフロー情報を解析して、次の工程を実行すべき作業者が設定されているかどうかを判定する次工程判定手段とを備え、
前記次工程判定手段により、次の工程を実行すべき作業者が設定されていると判定した場合、前記期限計算手段により計算される次工程の終了期限を示す情報を含む通知メールを前記メール送信手段により送信することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記メール送信手段は、前記次工程判定手段により、次の工程を実行すべき作業者が設定されていないと判定した場合、前記印刷情報を送信している印刷要求者に工程完了通知を示すメールを送信することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
- 前記メール受信手段が前記メール送信手段によりメール送信された作業者から受信するメールが前工程を実行した作業者に工程を戻すための差し戻し要求メールであるかを確認する確認手段を備え、
前記メール送信手段は、前記確認手段が差し戻し要求メールであることを確認した場合、前記期限計算手段により再計算される次工程の終了期限を示す情報を含む通知メールを再送信することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。 - 前記ワークフロー情報は、前記印刷情報に基づいて出力される出力物を回覧して順次工程を進行させるための工程指示情報と、各工程を実行する作業者のメールアドレスと、ワークフローが完了する最終締め切り期限情報と、各工程の進捗状況を各工程毎に通知を要求する情報とを含むことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記期限計算手段は、各工程を完了すべき終了期限を計算する場合、各工程に設定された重み付けを参照して終了期限を計算することを特徴とする請求項1、2、4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記進捗状況を各工程毎に通知を要求する情報が設定されているかどうかを判定する要求判定手段を備え、
前記メール送信手段は、前記要求判定手段が各工程毎に通知を要求する情報が要求するに設定されていると判定した場合、前記メール受信手段が各工程終了毎に各作業者から通知される作業完了メールを受信する毎に、ワークフローの進捗情報を示す進捗メールを印刷要求者に通知することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。 - 印刷情報を画像形成装置に送信する情報処理装置であって、
前記印刷情報に対して、ワークフローを特定するワークフロー情報を設定する設定手段と、
前記ワークフロー情報を前記印刷情報に含めて前記画像形成装置に送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記ワークフロー情報は、前記印刷情報に基づいて出力される出力物を回覧して順次工程を進行させるための工程指示情報と、各工程を実行する作業者のメールアドレスと、ワークフローが完了する最終締め切り期限情報とを含むことを特徴とする請求項8記載の情報処理装置。
- 前記設定手段は、各工程の進捗状況を各工程毎に通知を要求する情報を設定することを特徴とする請求項8記載の情報処理装置。
- 情報処理装置から印刷情報を受信して処理する画像形成装置におけるワークフロー管理方法であって、
前記印刷情報にワークフロー情報が設定されているかどうかを判断する判断ステップと、
前記判断ステップにより前記ワークフロー情報が設定されていると判断した場合に、前記ワークフロー情報を解析して当該ワークフローを構成する最初の工程を完了すべき終了期限を計算する期限計算ステップと、
前記期限計算ステップにより計算された最初の工程の終了期限を示す情報を含む通知メールを作成するメール作成ステップと、
前記メール作成ステップにより作成された通知メールを前記ワークフロー情報により特定される前記最初の工程を行う作業者に送信するメール送信ステップと、
を備えることを特徴とするワークフロー管理方法。 - 前記メール送信手段により送信されたメールを受信した作業者から工程が完了したことを示す作業完了メールを受信するメール受信ステップと、
前記メール受信ステップにより前記作業完了メールを受信した場合、前記ワークフロー情報を解析して、次の工程を実行すべき作業者が設定されているかどうかを判定する次工程判定ステップとを備え、
前記次工程判定ステップにより、次の工程を実行すべき作業者が設定されていると判定した場合、前記期限計算ステップにより計算される次工程の終了期限を示す情報を含む通知メールを前記メール送信ステップにより送信することを特徴とする請求項11記載のワークフロー管理方法。 - 前記メール送信ステップは、前記次工程判定ステップにより、次の工程を実行すべき作業者が設定されていないと判定した場合、前記印刷情報を送信している印刷要求者に工程完了通知を示すメールを送信することを特徴とする請求項12記載のワークフロー管理方法。
- 前記メール受信ステップが前記メール送信ステップによりメール送信された作業者から受信するメールが前工程を実行した作業者に工程を戻すための差し戻し要求メールであるかを確認する確認ステップを備え、
前記メール送信ステップは、前記確認ステップが差し戻し要求メールであることを確認した場合、前記期限計算ステップにより再計算される次工程の終了期限を示す情報を含む通知メールを再送信することを特徴とする請求項13記載のワークフロー管理方法。 - 前記ワークフロー情報は、前記印刷情報に基づいて出力される出力物を回覧して順次工程を進行させるための工程指示情報と、各工程を実行する作業者のメールアドレスと、ワークフローが完了する最終締め切り期限情報と、各工程の進捗状況を各工程毎に通知を要求する情報と含むことを特徴とする請求項11記載のワークフロー管理方法。
- 前記期限計算ステップは、各工程を完了すべき終了期限を計算する場合、各工程に設定された重み付けを参照して終了期限を計算することを特徴とする請求項11、12、14のいずれか1項に記載のワークフロー管理方法。
- 前記進捗状況を各工程毎に通知を要求する情報が設定されているかどうかを判定する要求判定ステップを備え、
前記メール送信ステップは、前記要求判定ステップが各工程毎に通知を要求する情報が要求するに設定されていると判定した場合、前記メール受信ステップが各工程終了毎に各作業者から通知される作業完了メールを受信する毎に、ワークフローの進捗情報を示す進捗メールを印刷要求者に通知することを特徴とする請求項15記載のワークフロー管理方法。 - 印刷情報を画像形成装置に送信する情報処理装置におけるワークフロー管理方法であって、
前記印刷情報に対して、ワークフローを特定するワークフロー情報を設定する設定ステップと、
前記ワークフロー情報を前記印刷情報に含めて前記画像形成装置に送信する送信ステップと、
を備えることを特徴とするワークフロー管理方法。 - 前記ワークフロー情報は、前記印刷情報に基づいて出力される出力物を回覧して順次工程を進行させるための工程指示情報と、各工程を実行する作業者のメールアドレスと、ワークフローが完了する最終締め切り期限情報とを含むことを特徴とする請求項17記載のワークフロー管理方法。
- 前記設定ステップは、各工程の進捗状況を各工程毎に通知を要求する情報を設定することを特徴とする請求項18記載のワークフロー管理方法。
- 請求項11〜20のいずれか1項に記載のワークフロー管理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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