JP7367483B2 - 電子決裁方法、電子決裁装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の決裁者に稟議書の承認もしくは否認を確認する処理を行う電子決裁方法および電子決裁装置に関する。
コンピューターシステムが、稟議書の承認もしくは否認を確認する処理を複数の決裁者の端末に対して順次実行する稟議処理を実行する電子決裁機能を実現することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6-332818号公報
ところで、前記稟議処理が開始されるときに前記稟議処理の終了時期を予測すること、または、前記稟議処理の完了期限を守るための前記稟議処理の開始期限を予測することが必要な場合がある。
しかしながら、前記決裁者各々が決裁に要する時間は、前記決裁者各々の事情に応じて大きく変動し得る。そのため、前記稟議処理に要する時間が前記決裁者の人数に基づく比例計算により導出される場合、前記稟議処理の終了時期を高い精度で予測することはできない。
本発明の目的は、稟議処理の終了時期を高い精度で予測することができる電子決裁方法および電子決裁装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る電子決裁方法は、コンピューターにより実行される工程として、決裁要求工程と、決裁取得工程と、を含む個別決裁処理を、予め設定された決裁順序に従って順次実行する稟議処理を含む。前記決裁要求工程は、予め前記決裁順序が設定された複数の決裁者の通信の宛先のうちの1つである対象宛先に対して稟議書の決裁を求める決裁要求情報を送信する工程である。前記決裁取得工程は、前記対象宛先から承認もしくは否認を表す決裁情報を受信する工程である。前記電子決裁方法は、さらに決裁者情報取得工程と、決裁時期予測工程と、決裁予測提示工程と、を含む。前記決裁者情報取得工程は、前記決裁者各々の決裁に要する標準時間を表す標準決裁時間情報および前記決裁者各々の行動予定情報を取得する。前記決裁時期予測工程は、予め設定される開始時点を基準にして前記行動予定情報に基づく前記決裁者各々の既存予定期間を除外しつつ前記決裁者各々の前記標準決裁時間情報が表す時間を積算することにより、前記稟議処理における前記決裁者ごとの前記決裁情報の受信の予測時期である予測決裁時期を導出する工程である。前記決裁予測提示工程は、少なくとも前記決裁順序が最後の前記決裁者に対応する前記予測決裁時期の情報を含む決裁予測情報をユーザーへ提示する工程である。
本発明の他の局面に係る電子決裁装置は、プロセッサーを備え、前記プロセッサーが、決裁要求処理と決裁取得処理とを含む個別決裁処理を、予め設定された決裁順序に従って順次実行する稟議処理を実行する。前記決裁要求処理は、予め前記決裁順序が設定された複数の決裁者の通信の宛先のうちの1つである対象宛先に対して稟議書の決裁を求める決裁要求情報を送信する。前記決裁取得処理は、前記対象宛先から承認もしくは否認を表す決裁情報を受信する。前記プロセッサーは、決裁者情報取得部と、決裁時期予測部と、決裁予測提示部と、をさらに含む。前記決裁者情報取得部は、前記決裁者各々の決裁に要する標準時間を表す標準決裁時間情報および前記決裁者各々の行動予定情報を取得する。前記決裁時期予測部は、予め設定される開始時点を基準にして前記行動予定情報に基づく前記決裁者各々の既存予定期間を除外しつつ前記決裁者各々の前記標準決裁時間情報が表す時間を積算することにより、前記稟議処理における前記決裁者ごとの前記決裁情報の受信の予測時期である予測決裁時期を導出する。前記決裁予測提示部は、少なくとも前記決裁順序が最後の前記決裁者に対応する前記予測決裁時期の情報を含む決裁予測情報をユーザーへ提示する。
本発明によれば、稟議処理の終了時期を高い精度で予測することができる電子決裁方法および電子決裁装置を提供することが可能になる。
図1は、実施形態に係る電子決裁方法を実現するホスト装置の構成を示すブロック図である。 図2は、実施形態に係る電子決裁方法の手順の一例を示すフローチャート図である。 図3は、実施形態に係る電子決裁方法における決裁時期予測処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図4は、実施形態に係る電子決裁方法における要求期限予測処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図5は、実施形態に係る電子決裁方法における稟議処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図6は、実施形態に係る電子決裁方法において参照される登録ユーザーデータの構成の一例を示すブロック図である。 図7は、実施形態に係る電子決裁方法において参照される稟議マスターデータの構成の一例を示すブロック図である。 図8は、実施形態に係る電子決裁方法において参照される行動予定データの構成の一例を示すブロック図である。 図9は、実施形態に係る電子決裁方法において記録される実績記録データの構成の一例を示すブロック図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[ホスト装置10の構成]
本発明の実施形態に係る電子決裁方法は、稟議処理を含む。前記稟議処理は、稟議書の承認もしくは否認を確認する処理を複数の決裁者の端末装置8に対して順次実行する処理である。前記電子決裁方法は、ホスト装置10によって実現される。ホスト装置10は、電子決裁装置の一例である。
ホスト装置10は、ネットワーク80を通じて端末装置8およびサーバー装置9と通信可能である。ホスト装置10、端末装置8およびサーバー装置9は、パーソナルコンピューター、スマートフォンまたはタブレットコンピューターなどのコンピューターである。
図1が示すように、ホスト装置10は、CPU(Central Processing Unit)1、RAM(Random Access Memory)2、二次記憶装置3、通信装置4、入力装置5および表示装置6などを含む。
入力装置5は、人の操作に従って情報を入力する装置であり、例えばキーボードおよびマウス、または、タッチパネルなどを含む。表示装置6は、情報を表示可能な液晶ディスプレーなどの装置である。なお、前記人の操作は、人の手による操作の他、人の声による操作または人の目線による操作なども含む。
通信装置4は、ネットワーク80を通じて他の端末装置8などとの間で通信を行う通信インターフェイスデバイスである。CPU1は、端末装置8との間のデータの送信および受信の全てを、通信装置4を通じて行う。
CPU1は、各種の演算、データ処理およびホスト装置10が備える各種の電気機器の制御を実行する。CPU1は、RAM2、二次記憶装置3、通信装置4、入力装置5および表示装置6との間でデータおよび制御信号の受け渡しが可能である。
RAM2は、コンピューター読み取り可能な揮発性の記憶装置である。RAM2は、CPU1により実行されるコンピュータープログラムPg1、および、CPU1によって参照もしくは出力される各種のデータを一時記憶可能である。
二次記憶装置3は、コンピューター読み取り可能な不揮発性の記憶装置である。二次記憶装置3は、CPU1により実行されるコンピュータープログラムPg1およびCPU1によって参照または記録される各種のデータを記憶する。
例えば、SSD(Solid State Drive)およびハードディスクドライブの一方または両方の組合せが、二次記憶装置3として採用される。
CPU1は、二次記憶装置3に記憶されたコンピュータープログラムPg1をRAM2に展開した上で実行するプロセッサーである。これにより、CPU1は、各種のデータ処理および制御を実行する。
CPU1は、コンピュータープログラムPg1の実行により実現される複数の処理モジュールを含む。本実施形態において、前記複数の処理モジュールは、前記電子決裁方法を実現する電子決裁部1xと、電子決裁部1xを構成する複数のサブモジュールとを含む。
ところで、前記稟議処理が開始されるときに前記稟議処理の終了時期を予測することが必要な場合がある。
しかしながら、前記決裁者各々が決裁に要する時間は、前記決裁者各々の事情に応じて大きく変動し得る。そのため、前記稟議処理に要する時間が前記決裁者の人数に基づく比例計算により導出される場合、前記稟議処理の終了時期を高い精度で予測することはできない。
一方、電子決裁部1xは、前記稟議処理の終了時期を高い精度で予測することができる前記電子決裁方法を実現する。
CPU1は、電子決裁部1xを構成する前記サブモジュールとして、主処理部11、決裁要求部12、決裁取得部13、決裁時期予測部14、決裁予測提示部15、実績記録部16、標準時間更新部17、決裁要求期限予測部18および期限予測提示部19などを含む。
また、サーバー装置9は、データ記憶装置90を備える。データ記憶装置90は、SSDまたはハードディスクドライブなどの不揮発性の記憶装置である。サーバー装置9のデータ記憶装置90は、登録ユーザーデータD1、稟議マスターデータD2および行動予定データD3を予め記憶している。
ホスト装置10は、通信装置4およびネットワーク80を通じて、データ記憶装置90の記憶データを取得すること、および、データ記憶装置90にデータを記録することが可能である。登録ユーザーデータD1、稟議マスターデータD2および行動予定データD3は、前記電子決裁方法が実行されるときに電子決裁部1xによって参照される。
[登録ユーザーデータD1]
登録ユーザーデータD1は、複数の端末装置8を利用する複数のユーザーに関するデータである。前記複数のユーザーは、前記稟議処理における複数の決裁者を含む。
図6に示されるように、登録ユーザーデータD1は、複数のユーザーID(D11)と、それぞれユーザーID(D11)に対応付けられた複数の宛先データD12とを含む。さらに、登録ユーザーデータD1は、それぞれユーザーID(D11)に対応付けられた複数の名前データD13および複数の所属データD14なども含む。
ユーザーID(D11)は、前記ユーザー各々を識別するデータである。宛先データD12は、前記ユーザー各々が利用する端末装置8の通信の宛先を表す。例えば、宛先データD12が、電子メールアドレスまたは前記電子決裁方法において採用される所定のチャットシステムの通信アドレスなどである。
[稟議マスターデータD2]
稟議マスターデータD2は、前記稟議書の種類ごとの決裁者に関するデータである。図7に示されるように、稟議マスターデータD2は、複数の稟議種ID(D21)と、それぞれ稟議種ID(D21)に対応付けられた複数の決裁者リストD22および複数の標準時間リストD23とを含む。
稟議種ID(D21)は、前記稟議書の種類を識別する情報である。例えば、前記稟議書の種類が、少額購買稟議、高額購買稟議、採用稟議および契約締結稟議などを含むことが考えられる。
決裁者リストD22は、稟議種ID(D21)に対応する一人または複数の決裁者に対応するユーザーID(D11)のリストである。決裁者リストD22におけるユーザーID(D11)の並び順は、複数の決裁者による決裁順序を表す。
標準時間リストD23は、決裁者リストD22における一人または複数の決裁者に対応する標準決裁時間D230のリストである。標準決裁時間D230は、決裁者各々の決裁に要する標準時間である。なお、標準時間リストD23は、標準決裁時間情報の一例である。
[行動予定データD3]
行動予定データD3は、前記ユーザー各々の行動予定に関するデータである。図8に示されるように、行動予定データD3は、複数のユーザーID(D11)と、それぞれユーザーID(D11)に対応付けられた複数の予定期間D31および複数の予定種D32のデータとを含む。
予定期間D31のデータは、前記ユーザー各々の既存の予定の開始日時および終了日時を特定する情報である。予定期間D31のデータは、前記ユーザー各々の既存予定情報の一例である。なお、前記ユーザーは前記決裁者を含む。
予定種D32は、前記ユーザー各々の既存の予定の種類を特定するデータである。例えば、前記予定の種類が、会議および出張などを含むことが考えられる。
なお、登録ユーザーデータD1、稟議マスターデータD2および行動予定データD3のうちの一部または全部が、通信装置4がネットワーク80を通じて通信可能な端末装置8またはその他の装置である外部装置の記憶装置に記憶されていてもよい。
[電子決裁方法]
以下、図2に示されるフローチャートを参照しつつ、前記電子決裁方法の手順の一例について説明する。
主処理部11は、入力装置5に対して予め定められた電子決裁起動操作が行われたときに、前記電子決裁方法の処理を開始する。以下の説明において、S101,S102,…は、前記電子決裁方法における複数の工程の識別符号を表す。
<工程S101>
前記電子決裁方法において、まず、主処理部11が、稟議種類選択処理を実行し、処理を工程S102へ移行させる。前記稟議種類選択処理は、電子決裁の対象となる稟議の種類である稟議種を選択する処理である。
前記稟議種の選択は、稟議マスターデータD2における稟議種ID(D21)の選択に相当する。
例えば、主処理部11は、表示装置6に予め定められた選択メニュー画面を表示させ、入力装置5に対する選択操作に従って前記稟議種を選択する。
<工程S102>
工程S102において、主処理部11は、工程S101で選択された前記稟議種に対応する一人または複数の前記決裁者に対応する標準決裁時間D230の情報および行動予定データD3をサーバー装置9のデータ記憶装置90から取得する。その後、主処理部11は、処理を工程S103へ移行させる。
即ち、工程S102において、主処理部11は、サーバー装置9のデータ記憶装置90に記憶された稟議マスターデータD2から、工程S101で選択された前記稟議種に相当する稟議種ID(D21)に対応する決裁者リストD22および標準時間リストD23を読み出す。
データ記憶装置90から読み出された標準時間リストD23が、前記稟議種に対応する前記決裁者に対応する標準決裁時間D230の情報を含む。
さらに、主処理部11は、データ記憶装置90に記憶された行動予定データD3から、少なくとも決裁者リストD22に含まれる全てのユーザーID(D1)に対応する予定期間D31を読み出す。読み出された予定期間D31が、前記決裁者各々の行動予定情報の一例である。
工程S102において、主処理部11が、行動予定データD3から、決裁者リストD22に含まれる全てのユーザーID(D1)に対応する予定種D32を前記行動予定情報としてさらに読み出すことも考えられる。
稟議マスターデータD2および行動予定データD3の一部または全部が、前記外部装置の記憶装置に記憶されている場合、工程S102において、主処理部11は、前記外部装置から通信装置4を通じて必要なデータを取得する。
なお、工程S102は、前記決裁者各々の決裁に要する標準時間を表す標準決裁時間情報および前記決裁者各々の行動予定情報を取得する決裁者情報取得工程の一例である。また、工程S102の処理を実行する主処理部11は、決裁者情報取得部の一例である。
<工程S103>
工程S103において、主処理部11は、複数の次処理の候補から1つを選択し、選択結果に応じて処理の移行先を制御する。本実施形態において、前記複数の次処理の候補は、決裁時期確認処理、要求期限確認処理、稟議決裁処理および終了を含む。
例えば、主処理部11は、表示装置6に予め定められた選択メニュー画面を表示させ、入力装置5に対する選択操作に従って次処理を選択する。
前記決裁時期確認処理は、前記稟議処理が開始される前に、ユーザーが前記稟議処理の終了時期の予測結果を確認したい場合に選択される。
前記要求期限確認処理は、前記稟議処理が開始される前に、ユーザーが前記稟議処理の完了期限を守るための前記稟議処理の開始期限の予測結果を確認したい場合に選択される。
主処理部11は、前記決裁時期確認処理を前記次処理として選択する場合に処理を工程S104へ移行させ、前記要求期限確認処理を前記次処理として選択する場合に処理を工程S105へ移行させ、前記稟議決裁処理を前記次処理として選択する場合に処理を工程S106へ移行させる。
また、主処理部11は、前記終了を前記次処理として選択する場合に前記電子決裁方法の処理を終了させる。
<工程S104>
工程S104において、決裁時期予測部14および決裁予測提示部15が、前記決裁時期確認処理を実行し、その後、処理を工程S103へ移行させる。前記決裁時期確認処理の具体例については後述する(図3参照)。
<工程S105>
工程S105において、決裁要求期限予測部18および期限予測提示部19が前記決裁時期確認処理を実行し、その後、処理を工程S103へ移行させる。前記決裁要求期限確認処理の具体例については後述する(図4参照)。
<工程S106>
工程S106において、決裁要求部12および決裁取得部13などが前記稟議決裁処理を実行し、その後、処理を工程S103へ移行させる。前記稟議決裁処理の具体例については後述する(図5参照)。
[決裁時期確認処理]
次に、図3に示されるフローチャートを参照しつつ、前記決裁時期確認処理の手順の一例について説明する。以下の説明において、S201,S202,…は、前記決裁時期確認処理における複数の工程の識別符号を表す。
<工程S201>
まず、決裁時期予測部14が、ユーザーによる入力装置5に対する操作に従って、前記稟議処理の開始時点を設定する。前記開始時点は、例えば1時間、半日または1日を最小単位として設定される。
<工程S202>
次に、決裁時期予測部14は、図2の工程S102で得られた決裁者リストD22から、決裁者リストD22が表す前記決裁順序の順番で、1人の決裁者のユーザーID(D11)である対象決裁者IDを選択する。
以下の説明において、前記対象決裁者に対応する前記決裁者のことを対象決裁者と称する。前記対象決裁者は、決裁者リストD22によって予め前記決裁順序が設定された複数の決裁者から順次選択される1人である。
<工程S203>
さらに、決裁時期予測部14は、前記稟議処理が前記開始時点に開始されたと仮定した場合における前記対象決裁者IDに対応する前記決裁者の予測決裁時期を導出する。
前記予測決裁時期は、通信装置4が前記決裁者の端末装置8からの決裁情報の受信の予測時期である。
前記決裁情報は、前記稟議書に対する前記決裁者各々による承認もしくは否認を表す。前記決裁情報は、前記対象決裁者の宛先に対して前記稟議書の決裁を求める決裁要求情報が送信された場合に、決裁取得部13が前記対象決裁者の宛先からの応答として受信する情報である。
前記決裁要求情報の送信および前記決裁情報の受信は、図5に示される前記稟議決裁書理において実行される。前記稟議決裁書理の具体例については後述する。
前記決裁順序の1番目の前記対象決裁者についての前記予測決裁時期は、前記決裁要求情報が、工程S201で設定される前記開始時点に送信されることを前提として導出される。
一方、前記決裁順序の2番目以降の前記対象決裁者についての前記予測決裁時期は、前記決裁要求情報が、前記決裁順序が1つ前の前記決裁者について導出された前記予測決裁時期に送信されることを前提として導出される。
工程S203において、決裁時期予測部14は、前記開始時点または1つ前の前記決裁者の前記予測決裁時期を基準にして、前記対象決裁者の予定期間D31が表す前記既存予定期間を除外しつつ、前記対象決裁者の標準決裁時間D230を加算することにより、前記対象決裁者の前記予測決裁時期を導出する。
<工程S204>
そして、決裁時期予測部14は、決裁者リストD22が表す前記決裁順序の最後の前記対象決裁者IDが選択されるまで、工程S202および工程S203の処理を繰り返す。
その後、決裁時期予測部14は、処理を工程S205へ移行させる。
工程S201~工程S204において、決裁時期予測部14は、前記開始時点を基準にして、行動予定データD3の予定期間D31が表す前記既存予定期間を除外しつつ、前記決裁者各々の標準決裁時間D230を積算することにより、前記稟議処理における前記決裁者ごとの前記予測決裁時期を導出する。
なお、工程S201~工程S204は、決裁時期予測工程の一例である。
<工程S205>
工程S205において、決裁予測提示部15が、前記予測決裁時期の導出結果を表す決裁予測情報をホスト装置10のユーザーへ提示する。前記決裁予測情報は、少なくとも前記決裁順序が最後の前記決裁者に対応する前記予測決裁時期の情報を含む。工程S205は、決裁予測提示工程の一例である。
例えば、決裁予測提示部15は、表示装置6に前記決裁予測情報を表示させることにより、ユーザーへ前記決裁予測情報を提示する。その後、決裁予測提示部15は、前記決裁時期確認処理を終了させる。
前記決裁順序が最後の前記決裁者に対応する前記予測決裁時期は、前記稟議処理が前記開始時点で開始された場合における前記稟議処理の完了時期の予測結果である。決裁予測提示部15が、全ての前記決裁者に対応する前記予測決裁時期の情報を前記決裁予測情報に含めることも考えられる。
前記決裁時期確認処理が実行されることにより、前記稟議処理の終了時期が高い精度で予測される。その結果、ユーザーは、前記決裁予測情報を確認することにより、前記稟議処理が前記開始時点で開始される場合の前記稟議処理の終了の予測時期を適切に把握することができる。
[要求期限確認処理]
次に、図4に示されるフローチャートを参照しつつ、前記要求期限確認処理の手順の一例について説明する。以下の説明において、S301,S302,…は、前記要求期限確認処理における複数の工程の識別符号を表す。
<工程S301>
まず、決裁要求期限予測部18が、ユーザーによる入力装置5に対する操作に従って、前記稟議書の決裁期限を設定する。前記決裁期限は、例えば1時間、半日または1日を最小単位として設定される。
<工程S302>
次に、決裁要求期限予測部18は、図2の工程S102で得られた決裁者リストD22から、決裁者リストD22が表す前記決裁順序の逆の順番で、1人の決裁者のユーザーID(D11)である前記対象決裁者IDを選択する。
<工程S303>
さらに、決裁要求期限予測部18は、前記稟議処理が前記決裁期限に終了すると仮定した場合における前記対象決裁者IDに対応する前記決裁者についての予測決裁要求期限を導出する。
前記予測決裁要求期限は、前記決裁期限に最終の前記決裁者の端末装置8から前記決裁情報を受信するために必要な、前記対象決裁者の端末装置8への前記決裁要求情報の送信の予測期限である。
前述したように、前記決裁情報は、前記稟議書に対する前記対象決裁者による承認もしくは否認を表す。前記対象決裁者の宛先に対して前記決裁要求情報が送信された場合に、前記決裁情報が、前記対象決裁者の宛先からの応答として受信される。
工程S302で最初に選択される前記対象決裁者についての前記予測決裁要求期限は、前記決裁情報が、工程S301で設定される前記決裁期限に受信されることを前提として導出される。工程S302で最初に選択される前記対象決裁者は、前記決裁順序の最後の前記対象決裁者である。
一方、工程S302で2番目以降に選択される前記対象決裁者についての前記予測決裁要求期限は、前記決裁情報が、1つ前に前記対象決裁者として選択された前記決裁者について導出された前記予測決裁要求期限に受信されることを前提として導出される。
工程S303において、決裁要求期限予測部18は、前記決裁期限または前記決裁順序が1つ後の前記決裁者の前記予測決裁要求期限を基準にして、前記対象決裁者の予定期間D31が表す前記既存予定期間を除外しつつ、前記対象決裁者の標準決裁時間D230を逆算することにより、前記対象決裁者の前記予測決裁要求期限を導出する。
<工程S304>
そして、決裁要求期限予測部18は、決裁者リストD22が表す前記決裁順序の最初の前記対象決裁者IDが選択されるまで、工程S302および工程S303の処理を繰り返す。
その後、決裁要求期限予測部18は、処理を工程S305へ移行させる。
工程S301~工程S304において、決裁要求期限予測部18は、前記決裁期限を基準にして、行動予定データD3の予定期間D31が表す前記既存予定期間を除外しつつ、前記決裁者各々の標準決裁時間D230を逆算することにより、前記稟議処理における前記決裁者ごとの前記予測決裁要求期限を導出する。
なお、工程S301~工程S304は、決裁要求期限予測工程の一例である。
<工程S305>
工程S305において、期限予測提示部19が、前記予測決裁要求期限の導出結果を表す期限予測情報をホスト装置10のユーザーへ提示する。
前記期限予測情報は、少なくとも前記決裁順序が最初の前記決裁者に対応する前記予測決裁要求期限の情報を含む。工程S305は、期限予測提示工程の一例である。
例えば、期限予測提示部19は、表示装置6に前記期限予測情報を表示させることにより、ユーザーへ前記期限予測情報を提示する。その後、期限予測提示部19は、前記決裁要求期限確認処理を終了させる。
前記決裁順序が最初の前記決裁者に対応する前記予測決裁要求期限は、前記稟議処理を前記決済期限に終了させるために必要な、前記稟議処理の開始時点の予測結果である。期限予測提示部19が、全ての前記決裁者に対応する前記予測決裁要求期限の情報を前記期限予測情報に含めることも考えられる。
前記要求期限確認処理が実行されることにより、前記稟議処理を前記決済期限に終了させるための前記稟議処理の開始期限が高い精度で予測される。その結果、ユーザーは、前記期限予測情報を確認することにより、前記稟議処理を前記決済期限に終了させるための前記稟議処理の開始期限を適切に把握することができる。
[稟議決裁処理]
次に、図5に示されるフローチャートを参照しつつ、前記稟議決裁処理の手順の一例について説明する。以下の説明において、S401,S402,…は、前記稟議決裁処理における複数の工程の識別符号を表す。
<工程S401>
前記稟議決裁書理において、決裁要求部12は、稟議書データを登録する処理を実行する。前記稟議書データは、前記稟議書の内容を表す電子データである。
前記稟議書データは、ホスト装置10によるワードプロセッサーの処理などによって予め生成され、二次記憶装置3またはサーバー装置9のデータ記憶装置90に記録される。
例えば、前記稟議書データを登録する処理は、ユーザーによる入力装置5に対する操作に従って二次記憶装置3またはデータ記憶装置90に予め記憶されている電子データを、前記稟議書データとして選択し、データ記憶装置90の指定領域に記憶させる処理である。
決裁要求部12は、処理を工程S401から工程S402へ移行させる。
<工程S402>
工程S402において、決裁時期予測部14が、決裁時期予測処理を実行する。前記決裁時期予測処理は、図3に示される前記決裁時期確認処理における工程S201~工程S204の処理である。
但し、決裁時期予測部14は、前記決裁時期予測処理の工程S201において、前記決裁時期予測処理を開始する今の時点を前記稟議処理の前記開始時点として設定する。
前記決裁時期予測処理が実行されることにより、これから開始される前記稟議処理における前記決裁者各々の前記予測決裁時期が導出される。決裁時期予測部14は、前記決裁時期予測処理の終了後に、処理を工程S403へ移行させる。
<工程S403>
工程S403において、決裁要求期限予測部18が、要求期限予測処理を実行する。前記要求期限予測処理は、図4に示される前記要求期限確認処理における工程S301~工程S304の処理である。
前記要求期限予測処理が実行されることにより、これから開始される前記稟議処理を前記決裁期限までに終了させるために必要と考えられる前記決裁者各々の前記予測決裁要求期限が導出される。決裁要求期限予測部18は、前記要求期限予測処理の終了後に、処理を工程S404へ移行させる。
<工程S404>
工程S404において、決裁要求部12が、図2の工程S102で得られた決裁者リストD22が表す前記決裁者の宛先データD12の中から、決裁者リストD22が表す前記決裁順序の順番に従って、対象宛先データを選択する。
前記対象宛先データは、決裁者リストD22が表す前記決裁者から選択される1人の対象決裁者に対応する宛先データD12である。決裁要求部12は、処理を工程S404から工程S405へ移行させる。
以下の説明において、前記対象宛先データが表す前記決裁対象者の宛先のことを対象宛先と称する。
<工程S405>
工程S405において、決裁要求部12は、前記決裁要求情報の送信タイミングが、前記対象宛先に対応する前記予測決裁要求期限に対し遅れている遅延状態が生じているか否かを判定する。
前記決裁要求情報の送信タイミングは、後述する工程S408の処理が実行されるタイミングである。工程S405から工程S408までに要する時間はごく短時間である。そのため、決裁要求部12は、工程S405の処理が実行される時点を前記決裁要求情報の送信タイミングとして、前記遅延状態の有無を判定する。
決裁要求部12は、前記遅延状態の有無を判定した後、処理を工程S406へ移行させる。
<工程S406>
工程S406において、決裁要求部12は、前記対象宛先へ送信される前記決裁要求情報を生成する。前述したように、前記決裁要求情報は、前記対象宛先に対して前記稟議書の決裁を求める旨を表す情報である。
工程S406において、決裁要求部12は、前記対象宛先に対応する前記予測決裁時期を表す要望期限情報を前記決裁要求情報に含める。前記対象宛先に対応する前記予測決裁時期は、工程S402において導出される。
さらに、決裁要求部12は、前記対象宛先について前記遅延状態が生じていると判定されている場合に、予め定められた急ぎ要求情報を前記決裁要求情報に含める。前記急ぎ要求情報は、前記対象決裁者に対して通常よりも急いで決裁することを要求する旨を表す。
そして、決裁要求部12は、前記決裁要求情報を生成した後、処理を工程S407へ移行させる。
<工程S407>
工程S407において、決裁要求部12は、前記対象宛先に対して前記稟議書の決裁を求める前記決裁要求情報を送信する。その後、決裁要求部12は、処理を工程S408へ移行させる。
工程S404、工程S406および工程S407は、決裁要求工程の一例である。従って、工程S404、工程S406および工程S407の処理が決裁要求処理の一例である。
<工程S408>
工程S408において、決裁取得部13が、前記対象宛先から承認もしくは否認を表す前記決裁情報を受信する処理を実行する。決裁取得部13は、前記決裁情報を受信した後に、処理を工程S409へ移行させる。
工程S408は、決裁取得工程の一例である。従って、工程S408の処理が決裁取得処理の一例である。また、工程S404および工程S406~工程S408の処理が、個別決裁処理の一例である。
<工程S409>
工程S409において、実績記録部16が、前記対象宛先についての実績決裁時間D40を導出し、導出した実績決裁時間D40を含む実績記録データD4をサーバー装置9のデータ記憶装置90に記録する(図9参照)。
実績決裁時間D40は、前記決裁者ごとに前記個別決裁処理(S404、S406、S407)に要した時間から予定期間D31を除外した時間である。
図9に示されるように、実績記録データD4は、図2の工程S101で選択された前記稟議種を表す稟議種ID(D21)および前記対象決裁者に対応するユーザーID(D11)の組合せと、実績決裁時間D40とが対応付けられたデータである。
工程S409において、実績記録部16は、前記決裁者ごとに前記個別決裁処理に要した時間から予定期間D31のデータに基づく前記既存予定期間を除外した時間を表す実績決裁時間D40のデータをデータ記憶装置90に記録する。工程S409は、実績記録工程の一例である。
実績記録部16は、実績記録データD4を記録した後、処理を工程S410へ移行させる。実績記録データD4は、実績決裁時間情報の一例である。
<工程S410>
工程S410において、決裁取得部13が、工程S408で得られた前記決裁情報が承認を表す場合に処理を工程S411へ移行させ、前記決裁情報が否認を表す場合に処理を工程S412へ移行させる。
<工程S411>
工程S411において、決裁取得部13は、前記対象宛先が前記決裁順序の最後の前記決裁者の宛先である場合に処理を工程S413へ移行させ、そうでない場合に処理を工程S404へ移行させる。
以上に示されるように、決裁要求部12は、前記決裁要求工程の処理を実行する(工程S404,S406,S407)。前記決裁要求工程は、予め前記決裁順序が設定された前記複数の決裁者の通信の宛先のうちの1つである前記対象宛先に対して前記稟議書の決裁を求める前記決裁要求情報を送信する工程である。
さらに、決裁取得部13は、前記決裁取得工程の処理を実行する(工程S408)。前記決裁取得工程は、前記対象宛先から承認もしくは否認を表す前記決裁情報を受信する工程である。
そして、決裁要求部12および決裁取得部13は、工程S404および工程S406~工程S408において、前記決裁要求工程および前記決裁取得工程を含む前記個別決裁処理を、前記決裁順序に従って順次実行する。工程S404および工程S406~工程S408の処理が前記稟議処理の一例である。
<工程S412>
工程S412において、主処理部11が、予め定められた稟議中断処理を実行し、処理を工程S414へ移行させる。前記稟議中断処理は、前記決裁者の少なくとも一人が前記稟議書を否認した場合に実行される処理である。
<工程S413>
一方、工程S413において、主処理部11が、予め定められた稟議完了処理を実行し、処理を工程S414へ移行させる。前記稟議完了処理は、全ての前記決裁者が前記稟議書を承認した場合に実行される処理である。
<工程S414>
工程S414において、標準時間更新部17が、標準時間更新処理を実行する。前記標準時間更新処理は、工程S409で記録された実績記録データD4の実績決裁時間D40に基づいて、対応する標準決裁時間D230のデータを更新する処理である。工程S414は、標準時間更新工程の一例である。
例えば、標準時間更新部17は、標準決裁時間D230を、予め定められた直近期間に記録された実績決裁時間D40の平均値、中央値または最大値などの代表値へ更新する。更新対象の標準決裁時間D230は、図2の工程S101で選択された前記稟議種に対応する標準決裁時間D230である。
工程S414の処理により、前記決裁者各々による決裁の実情に沿った標準決裁時間D230が設定される。その結果、前記予測決裁時期または前記予測決裁要求期限が、より高い精度で導出される。
1 :CPU
1x :電子決裁部
2 :RAM
3 :二次記憶装置
4 :通信装置
5 :入力装置
6 :表示装置
8 :端末装置
9 :サーバー装置
10 :ホスト装置
11 :主処理部
12 :決裁要求部
13 :決裁取得部
14 :決裁時期予測部
15 :決裁予測提示部
16 :実績記録部
17 :標準時間更新部
18 :決裁要求期限予測部
19 :期限予測提示部
80 :ネットワーク
90 :データ記憶装置
D1 :登録ユーザーデータ
D12 :宛先データ
D13 :名前データ
D14 :所属データ
D2 :稟議マスターデータ
D22 :決裁者リスト
D23 :標準時間リスト
D230 :標準決裁時間
D3 :行動予定データ
D31 :予定期間
D32 :予定種
D4 :実績記録データ
D40 :実績決裁時間
Pg1 :コンピュータープログラム

Claims (6)

  1. コンピューターにより実行される工程として、
    予め決裁順序が設定された複数の決裁者の通信の宛先のうちの1つである対象宛先に対して稟議書の決裁を求める決裁要求情報を送信する決裁要求工程と、
    前記対象宛先から承認もしくは否認を表す決裁情報を受信する決裁取得工程と、を含む個別決裁処理を、前記決裁順序に従って順次実行する稟議処理を含む電子決裁方法であって、
    前記決裁者各々の決裁に要する標準時間を表す標準決裁時間情報および前記決裁者各々の行動予定情報を取得する決裁者情報取得工程と、
    予め設定される開始時点を基準にして前記行動予定情報に基づく前記決裁者各々の既存予定期間を除外しつつ前記決裁者各々の前記標準決裁時間情報が表す時間を積算することにより、前記稟議処理における前記決裁者ごとの前記決裁情報の受信の予測時期である予測決裁時期を導出する決裁時期予測工程と、
    少なくとも前記決裁順序が最後の前記決裁者に対応する前記予測決裁時期の情報を含む決裁予測情報をユーザーへ提示する決裁予測提示工程と、を含む、電子決裁方法。
  2. 前記稟議処理が実行されるときに、前記決裁者ごとに前記個別決裁処理に要した時間から前記行動予定情報に基づく前記既存予定期間を除外した時間を表す実績決裁時間情報を記憶装置に記録する実績記録工程と、
    前記実績決裁時間情報に基づいて前記標準決裁時間情報を更新する標準時間更新工程と、をさらに含む、請求項1に記載の電子決裁方法。
  3. 予め設定される決裁期限を基準にして前記行動予定情報に基づく前記決裁者各々の既存予定期間を除外しつつ、前記決裁者各々の前記標準決裁時間情報が表す時間を逆算することにより、前記稟議処理における前記決裁者ごとの前記決裁要求情報の送信の予測期限である予測決裁要求期限を導出する決裁要求期限予測工程と、
    少なくとも前記決裁順序が最初の前記決裁者に対応する前記予測決裁要求期限の情報を含む期限予測情報をユーザーへ提示する期限予測提示工程と、を含む、請求項1または請求項2に記載の電子決裁方法。
  4. 前記決裁要求情報の送信タイミングが、前記対象宛先に対応する前記予測決裁要求期限に対し遅れている場合に、前記決裁要求工程は、予め定められた急ぎ要求情報を前記決裁要求情報に含める処理を含む、請求項3に記載の電子決裁方法。
  5. 前記決裁要求工程は、前記対象宛先に対応する前記予測決裁時期を表す要望期限情報を前記決裁要求情報に含める処理を含む、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電子決裁方法。
  6. プロセッサーを備え、
    前記プロセッサーが、
    予め決裁順序が設定された複数の決裁者の通信の宛先のうちの1つである対象宛先に対して稟議書の決裁を求める決裁要求情報を送信する決裁要求処理と、
    前記対象宛先から承認もしくは否認を表す決裁情報を受信する決裁取得処理と、を含む個別決裁処理を、前記決裁順序に従って順次実行する稟議処理を実行する電子決裁装置であって、
    前記プロセッサーは、
    前記決裁者各々の決裁に要する標準時間を表す標準決裁時間情報および前記決裁者各々の行動予定情報を取得する決裁者情報取得部と、
    予め設定される開始時点を基準にして前記行動予定情報に基づく前記決裁者各々の既存予定期間を除外しつつ前記決裁者各々の前記標準決裁時間情報が表す時間を積算することにより、前記稟議処理における前記決裁者ごとの前記決裁情報の受信の予測時期である予測決裁時期を導出する決裁時期予測部と、
    少なくとも前記決裁順序が最後の前記決裁者に対応する前記予測決裁時期の情報を含む決裁予測情報をユーザーへ提示する決裁予測提示部と、をさらに含む、電子決裁装置。
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