JP2003196474A - 与信管理システム、与信管理方法およびそのプログラム - Google Patents

与信管理システム、与信管理方法およびそのプログラム

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JP2003196474A
JP2003196474A JP2001392446A JP2001392446A JP2003196474A JP 2003196474 A JP2003196474 A JP 2003196474A JP 2001392446 A JP2001392446 A JP 2001392446A JP 2001392446 A JP2001392446 A JP 2001392446A JP 2003196474 A JP2003196474 A JP 2003196474A
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management system
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JP2001392446A
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Tomomi Araki
智美 荒木
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NTT Comware Corp
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NTT Comware Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 与信管理をより精度よく行うことができる与
信管理システム、与信管理方法およびそのプログラムを
提供する。 【解決手段】 定性情報データベース23aは、取引先
を特定する取引先コードに関連付けて、該取引先の信用
を定性的に評価するための評価項目について、所定の評
価ランクを付与した情報である定性情報を格納する。評
価数値化処理部24は、定性情報データベース23aよ
り取引先の定性情報を参照して、評価ランクを数値化す
ることで取引先の取引先評価値を算出する。評価ランク
決定処理部26は、評価数値化処理部24が数値化した
取引先評価値を基に、該取引先に対する取引先評価ラン
クを決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、信用を供与する
与信の管理を行う与信管理システム、与信管理方法およ
びそのプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、商品を納品して、その代金が振り
込まれるまである程度の期間があり、該期間の間におけ
る未清算の代金は、信用を供与する与信として管理され
ていた。特に不況下では、企業の倒産により与信が、不
良債権になってしまう場合があり、これを防ぐため、各
企業の業績について指標となる定量的なデータ(財務諸
表)を収集し、それらのデータを基に各企業の経営状態
を判断し、該企業に対する与信を管理することが行われ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
は定量的なデータを基に企業の経営状態を判断していた
が、一概にそれらのデータを根拠として該企業が経営不
振であるとはいえない場合があり、与信管理の指標とし
て十分でないという問題があった。
【0004】この発明は、上述した事情を考慮してなさ
れたもので、与信管理をより精度よく行うことができる
与信管理システム、与信管理方法およびそのプログラム
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決すべくなされたもので、本発明による与信管理
システムにおいては、信用を供与する与信の管理を行う
与信管理システムであって、取引先を特定する取引先識
別子に関連付けて、該取引先の信用を定性的に評価する
ための評価項目について、所定の評価ランクを付与した
情報である定性情報を格納する定性情報データベース
と、定性情報データベースより取引先毎の定性情報を参
照して、評価ランクを数値化することで取引先の取引先
評価値を算出する評価数値化手段とを具備することを特
徴とする。
【0006】これにより、本発明の与信管理システム
は、取引先の経営状態を定性的に表す事象について評価
した定性情報を反映して、取引先の経営状態の評価を行
うことができる。すなわち、取引先の経営状態を考慮し
て精度の良い与信管理を行うことができる。
【0007】また、本発明の与信管理システムにおいて
は、上記評価数値化手段は、評価項目の一つまたは複数
の評価ランクを基に、所定の評価値項目について評価値
を算出し、該評価値項目の評価値を用いて取引先評価値
を算出することを特徴とする。これにより、本発明の与
信管理システムは、複数の評価項目と一つの評価項目値
を対応させることができるので、より柔軟に評価値計算
を行うことができる。
【0008】また、本発明の与信管理システムにおいて
は、上記評価数値化手段が数値化した取引先評価値を基
に、該取引先に対する取引先評価ランクを決定する評価
ランク決定手段を更に具備することを特徴とする。これ
により、本発明の与信管理システムは、取引先を所定の
取引先評価ランクに分類できるので、取引先評価ランク
別に種々の処理を行うことができる。
【0009】また、本発明の与信管理システムにおいて
は、利用者端末とネットワークを介して接続可能な与信
管理システムであって、利用者端末へ、評価項目毎に評
価ランクの入力を促す評価ランク入力画面を提示する画
面提示手段と、利用者端末より、評価ランク入力画面に
て入力された定性情報を受信する受信手段とを更に具備
することを特徴とする。これにより、本発明の与信管理
システムは、ネットワークを介して利用者端末より定性
情報を取得することができる。
【0010】また、本発明の与信管理システムにおいて
は、定性情報に異常な情報が含まれていないかを抽出す
るための異常判定情報を格納する異常判定情報データベ
ースと、定性情報データベースより定性情報を参照し、
異常判定情報データベースより異常判定情報を参照し
て、該定性情報に対して異常の有無を判定した情報であ
る異常判定結果を出力する異常判定手段とを更に具備す
ることを特徴とする。これにより、本発明の与信管理シ
ステムは、取得した定性情報の中より異常を検出するこ
とができる。
【0011】また、本発明の与信管理システムにおいて
は、ネットワーク経由で利用者端末へ情報を通知するた
めの通知先に関する情報である通知先情報を、取引先識
別子に関連付けて格納する通知先情報データベースと、
異常判定手段が異常と判定した場合に、該異常と判定し
た定性情報に含まれる取引先識別子を基に、通知先情報
データベースより通知先情報を参照して、異常判定結果
を該通知先情報で指定される通知先へ通知する異常通知
手段とを更に具備することを特徴とするこれにより、本
発明の与信管理システムは、定性情報より異常を検出し
た場合に、該異常判定結果を所定の通知先へ通知するこ
とができる。
【0012】また、本発明の与信管理システムにおいて
は、信用を供与する与信の管理を行う、利用者端末とネ
ットワークを介して接続可能な与信管理システムであっ
て、所定の月日間隔で処理する請求額および入金金額
と、処理する月日の情報である処理月日情報とを少なく
とも含む与信情報の入力を促す入力画面を利用者端末へ
提示する入力画面提示手段と、入力された与信情報を基
に、与信限度額を算出する与信限度額算出手段とを具備
することを特徴とする。これにより、本発明の与信管理
システムは、請求額および入金金額に関する情報を基
に、与信限度額を算出することができる。
【0013】また、本発明の与信管理方法においては、
信用を供与する与信の管理を行う与信管理方法であっ
て、取引先を特定する取引先識別子に関連付けて、該取
引先の信用を定性的に評価するための評価項目につい
て、所定の評価ランクを付与した情報である定性情報を
格納する定性情報データベースより取引先毎の定性情報
を参照して、評価ランクを数値化することで取引先の取
引先評価値を算出することを特徴とする。
【0014】また、本発明の与信管理方法においては、
信用を供与する与信の管理を行う、利用者端末とネット
ワークを介して接続可能な与信管理システムを用いた与
信管理方法であって、所定の月日間隔で処理する予定請
求額および入金金額と、処理する月日の情報である処理
月日情報とを少なくとも含む与信情報の入力を促す入力
画面を利用者端末へ提示するステップと、利用者端末に
おいて入力された与信情報を基に、与信限度額を算出す
るステップとを有することを特徴とする。
【0015】また、本発明のプログラムにおいては、信
用を供与する与信の管理を行う与信管理システム用のプ
ログラムであって、取引先を特定する取引先識別子に関
連付けて、該取引先の信用を定性的に評価するための評
価項目について、所定の評価ランクを付与した情報であ
る定性情報を格納する定性情報データベースより取引先
毎の定性情報を参照して、評価ランクを数値化すること
で取引先の取引先評価値を算出することをコンピュータ
へ実行させるためのプログラムである。
【0016】また、本発明のプログラムにおいては、信
用を供与する与信の管理を行う、利用者端末とネットワ
ークを介して接続可能な与信管理システム用のプログラ
ムであって、所定の月日間隔で処理する予定請求額およ
び入金金額と、処理する月日の情報である処理月日情報
とを少なくとも含む与信情報の入力を促す入力画面を利
用者端末へ提示するステップと、利用者端末において入
力された与信情報を基に、与信限度額を算出するステッ
プとをコンピュータへ実行させるためのプログラムであ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明する。ただし、以下の実施の形態は特許請
求の範囲に記載された発明を限定するものではなく、ま
た実施の形態の中で説明されている特徴の組み合わせの
すべてが発明の解決手段に必要であるとは限らない。ま
ず、本発明の一実施形態における与信管理システムの概
略構成について図を用いて説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施形態による与信管
理システムを含むシステムの概略構成を示すブロック図
である。この図において符号10は、ネットワーク11
に接続可能な端末A、端末B、端末C、…(以下、利用
者端末10とする)である。12は、与信を管理するの
に必要な情報を格納するデータベース23を具備し、与
信を管理する与信管理システムである。尚、与信管理シ
ステム12は、管理している与信に関する情報を、ネッ
トワーク11を介して利用者端末10へ提供する。
【0019】13は、取引先の概況、財務諸表などの情
報を少なくとも含む取引先情報や、各取引先との契約に
関する情報や、過去の商品の取引による請求金額に関す
る情報や、今後の取引予定による請求金額の予定に関す
る情報を少なくとも含む契約・請求情報を格納する取引
先情報データベース13aを具備する営業システムであ
る。14は、種々の企業の概況情報や、該企業の信用を
示すための情報である信用情報である企業詳細情報を格
納する企業詳細情報データベース14aを具備し、ネッ
トワーク11を介して上述した企業詳細情報を提供する
企業情報提供システムである。
【0020】以上のシステムにおいて、与信管理システ
ム12は、取引先に関する情報を営業システム13や企
業情報提供システム14より取得して、更に利用者端末
10より各取引先の経営状態を示す種々の事象について
チェックシートを用いて評価した情報である定性情報を
取得し、それらの情報を基に与信を管理する。尚、与信
管理システム12や、利用者端末10は、例えばCRT
(Cathode Ray Tube)や液晶表示装置等
である表示装置(または表示部)と、例えばキーボード
やマウスまたはボタンである入力装置(または入力部)
と、例えばブラウザなどのインターネット上のコンテン
ツ(電子メールを含む)を利用するためのソフトウェア
とを具備する。
【0021】次に、上述した与信管理システム12の内
部構成について図を用いて説明する。図2は、本発明の
一実施形態による与信管理システム12の内部の概略構
成を示すブロック図である。この図において符号21
は、与信管理システム12内のデータを制御する制御部
である。22は、ネットワーク11を介して種々の情報
を送受信する送受信処理部である。また、上述したよう
にデータベース23は、与信管理を行うために以下に示
す4種のデータベースを格納する。
【0022】ここで、データベース23の格納する各デ
ータベースについて図を用いて説明する。まず、与信管
理システム12が具備する定性情報データベース23a
の構成例について説明する。図3(a)は、本発明の一
実施形態における与信管理システム12が具備する定性
情報データベース23aの構成例を示す図である。図に
おいて、“取引先コード”とは、取引先を特定する識別
子である。“取引先名”とは、取引先の法人名称や組織
名称に関する情報である。“取引先分類コード”とは、
取引先の法人を規模や業種などにより分類した分類カテ
ゴリを特定する識別子である。尚、“取引先分類コー
ド”は、上述した取引先の定性情報を収集するためのチ
ェックシートの種類を特定する情報でもある。これによ
り、取引先の規模や業種に対応した事象を評価するチェ
ックシートを用いて定性情報を収集することができる。
【0023】“定性情報”とは、上述したように取引先
の経営状態および経営リスクを示す事象を評価した情報
であり、以下に示す情報を含む。“チェックシート結
果”とは、取引先別に、取引先の規模や業種に対応した
チェック項目を含むチェックシートを用いて、経営状態
および経営リスクを示す事象を評価したチェック結果の
情報である。“評点・与信ランク情報”とは、“チェッ
クシート結果”を基に、取引先の信用度を示すために算
出した評点と、与信ランクに関する情報である。“変更
履歴情報”とは、“チェックシート結果”の更新履歴に
関する情報である。以上に示した訂正情報データベース
23aは、“取引先コード”に関連付けて該取引先に関
する“定性情報”を格納する。
【0024】ここで、本発明の一実施形態における与信
管理システム12が利用者端末10に提示するチェック
シートの一例を示す。図5は、本発明の一実施形態にお
ける与信管理システム12が利用者端末10に提示する
チェックシートの一例を示す図である。図に示すよう
に、a:経営トップを見る、b:取引先を見る、c:経
理・財務を見る、d:社内を見る、の4つに分類され
る、経営状態を定性的に表す事象について、A〜Fまで
の評価ランクを用いて評価を行う。尚、A〜Fまでの評
価ランクは、A:この傾向が顕著である。B:この傾向
が強い。C:ややこの傾向がある。D:この傾向は弱
い。E:全くこの傾向はない。F:わからない。として
分類する。また、経営状態を定性的に表す事象とは、例
えば、aの分類では「訪問しても社長不在が目立つ。行
き先・帰社時間を社員が把握していない。」などであ
り、この傾向が強ければ「B」の評価ランクをチェック
する。
【0025】次に、与信管理システム12が具備する雛
型情報データベース23bの構成例について説明する。
図3(b)は、本発明の一実施形態における与信管理シ
ステム12が具備する雛型情報データベース23bの構
成例を示す図である。図において、“チェックシート雛
型情報”とは、ネットワーク11経由で利用者端末10
へ提示されるチェックシートの雛型に関する情報であ
る。“取引先分類コード”は、上述した通り、取引先の
規模や業種を特定する識別しである。この“取引先分類
コード”に関連付けて、該“取引先分類コード”で特定
される取引先の規模や業種に対応したチェック項目を含
むチェックシートの雛型である“チェックシート雛型”
を格納する。また、“与信限度額算定シート雛型情報”
とは、商品の取引により発生した請求金額や、該請求に
対して支払われた入金金額を入力することで、与信限度
額を算定するシートである与信限度額算定シートの雛型
に関する情報である。
【0026】次に、与信管理システム12が具備する異
常判定情報データベース23cの構成例について説明す
る。図4(a)は、本発明の一実施形態における与信管
理システム12が具備する異常判定情報データベース2
3cの構成例を示す図である。図に示すように、上述し
た“取引先分類コード”に関連付けて、“チェックシー
ト結果”の評価ランクのそれぞれに、取引先の規模や業
種に対応した、経営状態の悪化を示す異常の有無を判定
するため、評価項目別に評価ランクの閾値を関連付けた
テーブルである“異常判定テーブル”(異常判定情報)
が格納されている。また、“取引先コード”に関連付け
て、該“取引先コード”で特定される取引先について、
上記“チェックシート結果”を“異常判定テーブル”を
用いて異常判定した結果である“異常判定結果”を格納
する。
【0027】次に、与信管理システム12が具備する通
知先情報データベース23dの構成例について説明す
る。図4(b)は、本発明の一実施形態における与信管
理システム12が具備する通知先情報データベース23
cの構成例を示す図である。図に示すように“取引先コ
ード”に関連付けて“取引先名”を含む以下に示す情報
を格納する。“通知情報分類情報”とは、“取引先コー
ド”で特定される取引先に関する情報であって、ネット
ワーク11を介して通知しようとする情報のカテゴリを
特定する情報である。通知しようとする情報のカテゴリ
とは、異常判定結果情報や、与信限度管理情報などであ
る。“通知情報”として、例えば電子メールアドレスな
どのネットワーク11経由で種々の情報を送信する際の
宛先に関する情報である“通知先情報”と、“通知情報
分類情報”により分類された通知情報の通知に好適な通
知文の雛型である“通知文雛型”とを格納する。
【0028】以上に説明したように、データベース23
は、与信管理に関する種々の情報を格納する。次に、与
信管理システム12の内部構成の説明に戻る。24は、
定性情報データベース23aより取引先毎の“定性情
報”より“チェックシート結果”を参照して、上述した
評価ランクA〜Fを点数化(数値化)することで、取引
先の与信評価点(取引先評価値)を算出する評価数値化
処理部である。ここで、評価数値化処理部24が、図5
に示したチェックシートを基に出力した与信評価点の例
について図を用いて説明する。
【0029】図6は、本発明の一実施形態における与信
管理システム12が出力する取引先別の与信評価点の一
例を示す図である。図に示すように、評価数値化処理部
24は、チェックシートを基に、経営状態を定性的に表
す事象(評価項目)の分類a〜d別に評価点を示す与信
評価点表60を出力する。この時、評価数値化処理部2
4は、チェックシートの一つの評価項目から与信評価点
表60の一つの評価値項目について評価点を算出する場
合と、チェックシートの複数の評価項目から与信評価点
表60の一つの評価値項目について評価点を算出する場
合とがある。また、評価数値化処理部24は、事象の分
類a〜d別に集計した評価点を評価点提示欄61に表示
する。また、評価数値化処理部24は、事象の分類a〜
d別に重み付けを行い4つの評価点の合計が100点と
なる重み付け評価点を、重み付け評価点提示欄62に表
示する。また、評価数値化処理部24は、重み付け評価
点提示欄62の合計を、取引先の評点として評点提示欄
63に表示する。
【0030】25は、“定性情報”を取得するために、
利用者端末10へ、図5に示したチェックシートの評価
項目毎に評価ランクの入力を促す評価ランク入力画面を
提示する画面提示処理部である。26は、評価数値化処
理部24が数値化した与信評価値を基に、該取引先に対
する取引先評価ランクを決定する評価ランク決定処理部
である。上述したように評価数値化処理部24は、10
0点満点で与信評価値を算出するので、評価ランク決定
処理部26は、Aランク:80点以上〜100点以下、
Bランク:60点以上〜80点未満、Cランク40点以
上〜60点未満、Dランク0点以上〜40点未満という
ように、ランク付けして、Dランクを取引先として不合
格とする。
【0031】尚、評価ランク決定処理部26がDランク
判定を行った場合は、典型的なDランクの理由を複数
個、利用者端末10へ与信管理システム12が提示して
もよい。また、評価ランク決定処理部26のランク判定
方法は上述した限りではなく、与信評価点の算出方法
や、ランク付け方法に応じて任意の点数を任意のランク
に割り当てて好適である。
【0032】27は、定性情報データベース23aより
“定性情報”を参照し、異常判定情報データベース23
cより“異常判定テーブル”を参照して、“定性情報”
に含まれる評価ランクに対して異常の有無を判定した情
報である異常判定結果を出力する異常判定処理部であ
る。尚、異常判定処理部27が出力した異常判定結果
は、該取引先を特定する“取引先コード”に関連付けら
れて異常判定情報データベース23cに格納される。2
8は、異常判定処理部27が異常と判定した場合に、該
異常と判定した“定性情報”に含まれる“取引先コー
ド”を基に、通知先情報データベース23dより“通知
先情報”を参照して、異常判定結果を該“通知先情報”
で指定される通知先へ通知する異常通知処理部である。
【0033】29は、所定の月日間隔で処理する請求額
および入金金額と、処理する月日の情報である処理月日
情報とを少なくとも含む与信情報の入力を促す図7に示
す「与信限度額算定シート」を利用者端末10へ提示す
る入力画面提示処理部である。図7に示すように、利用
者端末10において、取引先への請求および取引先から
の入金が開始した月を請求・入金開始月選択欄71にお
いて選択する。1項の“請求額”へ当月に取引先に請求
する請求額(単位:百万)を入力する。2項の“現預金
入金金額”へ当月に取引先から入金された現金の金額を
入力する。3項の“手形受取高”へ当月に取引先から発
行された手形の金額を入力する。4項の“手形期日入金
高”へ当月に取引先が決済した手形の金額を入力する。
また、5項の“未入金残高(前月末)”は、請求・入金
開始月選択欄71において選択された月のみ、未入金残
高があれば手入力で金額を入力する。また、8項の“手
形未決済残高”も同様である。
【0034】以上の入力により、「与信限度額算定シー
ト」は以下の項目について所定の計算式により自動で金
額を算出する。6項の“未入金残高(累計)”は、5
項、1項、2項、3項を用いた以下の式で求まる。 “未入金残高(累計)”=“未入金残高(前月末)”+
“請求額”−(“現預金入金額”+“手形受取高”) また、8項の“手形未決済残高(累計)”は、以下の式
で求まる。 “手形未決済残高(累計)”=“手形未決済残高(前月
末)”−“手形期日入金高” また、9項の“請求残高(累計)”は、以下の式で求ま
る。 “請求残高(累計)”=“未入金残高(累計)”+“手
形未決済残高(累計)”
【0035】また、10項の“与信限度額”は、9項の
“請求残高(累計)”における過去の最大金額を入力す
る。図に示すように、7月から1月までの入力を終えた
時点で、12月に“請求残高(累計)”が過去最高の1
0百万円であり、これが“与信限度額”となっている。
また、8月以降の5項の“未入金残高(前月末)”に
は、前月における6項の“未入金残高(累計)”の金額
が自動で入力される。同様に、7項の“手形未決済残高
(前月末)”には、前月における8項の“手形未決済残
高(累計)”の金額が自動で入力される。
【0036】以上により、取引先へ納品したものの請求
額および現預金入金額などを「与信限度額算定シート」
に入力することで、与信限度額を算出することができ
る。尚、「与信限度額算定シート」は、表計算ソフトウ
ェアなどを用いることで簡便に作成することができる。
また、与信限度額の算出方法として、与信管理システム
12が、過去の取引先との請求額および現預金入金額
を、それらの情報を格納するデータベースより参照し
て、その情報を「与信限度額算定シート」へ自動で入力
し、与信限度額を算定する方法でもよい。
【0037】30は、上述した過去の最大金額を“与信
限度額”として算出する計算プログラムを「与信限度額
算定シート」へ埋め込む処理を行う与信限度額算出部で
ある。尚、与信限度額算出部30が「与信限度額算定シ
ート」へ埋め込む計算プログラムは、上述した限りでは
なく、“請求残高(累計)”の平均値と任意の数の積を
とったり、“請求残高(累計)”の過去の最大金額と任
意の数の積をとったりなど、「与信限度額算定シート」
に含まれる種々のパラメータを用いて、精度よい“与信
限度額”を算出するための計算プログラムを用いて好適
である。
【0038】また、与信限度額を算出する方法として、
上述した与信限度額算出部30が計算プログラムを「与
信限度額算定シート」へ埋め込む方法に限定されない。
例えば、「与信限度額算定シート」の10項を除く1項
〜9項までの情報を、ネットワーク11経由で利用者端
末10より、与信管理システム12の送受信処理部22
が受信し、それらの情報を基に与信限度額算出部30が
与信限度額を算出してもよい。この際、算出した与信限
度額を、送受信処理部22が、ネットワーク11を介し
て利用者端末10へ通知する。この方法の詳細は後述す
る。
【0039】31は、利用者端末10から受信した“取
引先コード”を含む取引先概況カードの作成要求を基
に、営業システム13および企業情報提供システム14
から該“取引先コード”で特定される取引先に関する情
報である取引先情報を取得し、所定の書式で、取引先概
況カードを作成する取引先概況カード作成部である。
尚、取引先概況カードとは、取引先に関する会社概況、
財務諸表や社長の氏名、会社住所、資本金などの情報を
まとめ所定の書式で表示したものである。
【0040】尚、上記に示した各処理部は専用のハード
ウェアにより実現されるものであってもよく、また、各
処理部はメモリおよびCPU(中央演算装置)により構
成され、各処理部の機能を実現する為のプログラムをメ
モリにロードして実行することによりその機能を実現さ
せるものであってもよい。また、上記メモリは、ハード
ディスク装置や光磁気ディスク装置、フラッシュメモリ
等の不揮発性のメモリや、CD−ROM等の読み出しの
みが可能な記録媒体、RAM(Random Acce
ss Memory)のような揮発性のメモリ、あるい
はこれらの組み合わせによるコンピュータ読み取り、書
き込み可能な記録媒体より構成されるものとする。
【0041】次に、上述した与信管理システム12の動
作について説明する。与信管理システム12の動作は、
大きく以下の3点がある。 ・チェックシート情報の管理および異常情報の通知 ・取引先概況カードの作成 ・取引先の一次評価および与信限度額の算出 まず、与信カリシステム12が、チェックシート情報の
管理および異常情報の通知を行う動作について図を用い
て説明する。
【0042】図8は、本発明の一実施形態による与信管
理システム12が、チェックシート情報の管理および異
常情報の通知を行う動作を示すフロー図である。まず、
利用者端末10が、チェックシート取得要求として、利
用者を特定する“利用者コード”および“取引先コー
ド”が与信管理システム12に送信する(t1)。これ
により、与信管理システム12の送受信処理部22は、
“利用者コード”および“取引先コード”を受信する。
次に、与信管理システム12は、“利用者コード”によ
り利用者を認証する。次に、与信管理システム12は、
“取引先コード”を基に、定性情報データベース23a
から該“取引先コード”で特定される取引先のチェック
シートを検索する(t2)。
【0043】尚、チェックシートへの入力が初めての取
引先である場合は、与信管理システム12は、“取引先
コード”を基に、“取引先分類コード”を営業システム
13の取引先情報データベース13aより参照する。次
に、与信管理システム12は、“取引先分類コード”を
基に、該“取引先分類コード”で分類される企業規模や
業種に応じた“チェックシート雛型”を雛型情報データ
ベース23bから検索する。また、“チェックシート雛
型”が更新された場合に、与信管理システム12は、自
動で定性情報データベース23aに格納されるチェック
シートの構成を更新してもよい。
【0044】次に、画面提示処理部25は、利用者端末
10へ、検索したチェックシートへ評価ランクの入力を
促す評価ランク入力画面を提示する(t3)。これによ
り、利用者端末10の表示装置に、図5に示したチェッ
クシートが表示される。次に、利用者が利用者端末10
の入力装置を用いてチェックシートへの入力を行う(t
4)。次に、チェックシートへの入力が終わった場合、
利用者端末10は、入力後のチェックシート情報を与信
管理システム12へ送信する(t5)。これにより、与
信管理システム12の送受信処理部22は、入力後のチ
ェックシート情報を受信する。
【0045】次に、与信管理システム12の制御部21
は、受信したチェックシート情報を定性情報データベー
ス23aへ“チェックシート結果”として格納する。次
に、異常判定処理部27は、定性情報データベース23
aより“定性情報”を参照し、異常判定情報データベー
ス23cより“異常判定テーブル”を参照して、“定性
情報”に含まれる評価ランクに対して異常判定した情報
である異常判定結果を出力する(t6)。次に、異常通
知処理部28は、異常判定結果が異常と判定された場合
に、該異常と判定した“定性情報”に含まれる“取引先
コード”を基に、通知先情報データベース23dより
“通知先情報”を検索する(t7)。
【0046】次に、異常通知処理部28は、異常の判定
を含む異常判定結果を検索した“通知先情報”で指定さ
れる通知先へ通知する(t8)。次に、利用者端末10
において、異常判定結果を基に、「取引先の○○情報を
調査せよ」などの指示を提示する(t9)。以上に示し
たように、与信管理システム12は、チェックシートに
関する情報を管理し、“チェックシート結果”に異常が
あればそれを通知することができる。
【0047】次に、与信カリシステム12が、取引先概
況カードを作成する動作について図を用いて説明する。
図9は、本発明の一実施形態による与信管理システム1
2が、取引先概況カードを作成する動作を示すフロー図
である。まず、利用者端末10が、取引先概況カードの
作成要求を送信する(t11)。尚、この作成要求に
は、取引先を特定する“取引先コード”が含まれてい
る。また、与信管理システム12は、“利用者コード”
を作成要求に含ませて、利用者の認証を行っても良い。
これにより与信管理システム12の送受信処理部22
は、取引先概況カードの作成要求を受信する。
【0048】次に、取引先概況カード作成部31は、営
業システム13および企業情報提供システム14へ、受
信した作成要求に含まれる“取引先コード”で特定され
る取引先に関する情報である取引先情報を要求する(t
12)。これにより、営業システム13および企業情報
提供システム14は、“取引先コード”で特定される取
引先に関する取引先情報を与信管理システム12へ送信
する(t13)。次に、取引先概況カード作成部31
は、受信した取引先情報を基に、取引先の取引先概況カ
ードを作成する(t14)。
【0049】次に、与信管理システム12は、取引先概
況カードの作成要求を出した利用者端末10へ、自動作
成した取引先概況カードを修正・変更可能な入力画面を
提示する(t15)。次に、利用者端末10において、
取引先概況カードへ入力したい情報を入力する(t1
6)。次に、利用者端末10から入力情報が与信管理シ
ステム12へ送信される(t17)。これにより、与信
管理システム12の送受信処理部22が入力情報を受信
する。次に、与信管理システム12は、受信した入力情
報を加えた取引先概況カードをデータベース23に保存
する。
【0050】以上に示したように、与信管理システム1
2は、利用者端末10からの作成要求に応じて、取引先
概況カードを作成することができる。尚、取引先情報を
取得する方法は、上述した方法に限らず、ネットワーク
11を経由して取得する種々の方法を用いて好適であ
る。また、与信管理システム12が、取引先情報を具備
してもよい。
【0051】次に、与信管理システム12が、取引先の
一次評価および与信限度額を算出する動作について図を
用いて説明する。図10は、本発明の一実施形態による
与信管理システム12が、取引先の一次評価および与信
限度額を算出する動作を示すフロー図である。まず、利
用者端末10が、与信管理システム12へ取引先の一次
評価を要求する(t21)。尚、この要求には、取引先
を特定する“取引先コード”が含まれている。これによ
り、与信管理システム12の送受信処理部22は、“取
引先コード”を含む一次評価の要求を受信する。
【0052】次に、評価数値化処理部24は、定性情報
データベース23aより受信した“取引先コード”で特
定される取引先の“チェックシート結果”を参照して、
評価ランクA〜Fを点数化することで、取引先の与信評
価点を算出する。次に、評価ランク決定処理部26は、
評価数値化処理部24が数値化した取引先の与信評価値
を基に、該取引先に対する取引先評価ランクを決定する
(これを一次評価とする)(t22)。次に、与信管理
システム12は、取引先の一次評価を要求する利用者端
末10へ一次評価結果を送信する(t23)。以上に示
したように、与信管理システム12は、利用者端末10
からの要求に応じて、取引先を評価する一次評価の結果
を通知することができる。
【0053】次に、与信限度額の算出に関する処理につ
いて説明する。まず、利用者端末10は、「与信限度額
算定シート」の要求を与信管理システム12へ行う(t
24)。これにより与信管理システム12の送受信処理
部22は、「与信限度額算定シート」の要求を受信す
る。尚、この要求には、“取引先コード”が含まれてい
る。次に、与信限度額算出部30は、“取引先コード”
で特定される取引先に対応した与信限度額を算出するた
めの計算プログラムを「与信限度額算定シート」へ埋め
込む(t25)。
【0054】次に、入力画面提示処理部29は、所定の
月日間隔で処理する請求額および入金金額と、処理する
月日の情報である処理月日情報とを少なくとも含む与信
情報の入力を促す図7に示す「与信限度額算定シート」
を利用者端末10へ提示する(t26)。尚、「与信限
度額算定シート」には、与信限度額を算出する計算プロ
グラムが埋め込まれている。以上により、利用者端末1
0の表示装置に、「与信限度額算定シート」が表示され
る。
【0055】次に、利用者が、利用者端末10におい
て、「与信限度額算定シート」の所定の入力欄に入力す
る(t27)。入力を受けて、「与信限度額算定シー
ト」に埋め込まれた与信限度額の計算プログラムが、与
信限度額を算出する(t28)。以上により、与信管理
システム12は、利用者端末10からの要求に応じて、
与信限度額を自動で算出する計算プログラムを含む、
「与信限度額算定シート」を利用者端末10へ提示する
ことができる。尚、与信管理システム12が、一次評価
を行うタイミングは、上述した利用者端末10からの要
求に限らず、チェックシートを取得したタイミングで行
ってもよい。
【0056】次に、上述した与信限度額の算出方法と異
なる算出方法の例を以下に示す。この算出方法は、利用
者端末10から取引先の与信限度額に関する情報の要求
があった場合に、該要求に応じて与信管理システム12
が与信限度額を算出して通知する方法である。尚、以下
の動作には、自動で算出した与信限度額を承認する処理
も含んでいる。図11は、本発明の一実施形態による与
信管理システム12が、与信限度額を算出する動作を示
すフロー図である。
【0057】まず、利用者端末10が、与信管理システ
ム12へ取引先の与信限度額に関する情報を要求する
(t31)。これにより、与信管理システム12の送受
信処理部22は、与信限度額の要求を受信する。尚、こ
の要求には、取引先を特定する“取引先コード”が含ま
れている。次に、与信限度額算出部30は、受信した
“取引先コード”で特定される取引先の過去の請求額や
入金金額に関する情報を営業システム13へ要求する
(t32)。次に、営業システム13は、取引先情報デ
ータベース13aから該“取引先コード”で特定される
取引先の過去の請求・契約情報を参照して、請求額や、
入金金額などの情報を与信管理システム12へ返信する
(t33)。
【0058】次に、与信限度額算出部30は、営業シス
テム13より取得した過去の請求額や入金金額を基に、
与信限度額を算出する(t34)。次に、与信管理シス
テム12は、算出された与信限度額を利用者端末10へ
送信する(t35)。以上により、与信管理システム1
2は、利用者端末10からの要求に応じて、特定の取引
先の与信限度額に関する情報を提供することができる。
ただし、t35で利用者端末10へ送信した与信限度額
は、自動で算出したものであり、正式に承認されたもの
ではない。
【0059】次に、与信管理システム12は、与信限度
額算出部30が算出した与信限度額について、所定の人
物へ承認するよう促す承認処理を行う(t36)。ここ
で与信限度額の承認が無事終了した場合に、与信管理シ
ステム12は、承認された与信限度額を利用者端末10
へ送信する(t37)。以上に示すように、与信管理シ
ステム12は、過去の取引先との取引情報を基に、与信
限度額を算出することができる。
【0060】また、上述した各種処理を行う処理部の機
能を実現する為のプログラムをコンピュータ読み取り可
能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプ
ログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行す
ることにより各処理を行っても良い。なお、ここでいう
「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハ
ードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシ
ステム」とは、WWWシステムを利用している場合であ
れば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含
むものとする。
【0061】また、「コンピュータ読み取り可能な記録
媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、
ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシス
テムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことを
いう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」
とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の
通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバ
やクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発
メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持
しているものも含むものとする。
【0062】また、上記プログラムは、このプログラム
を記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝
送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により
他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここ
で、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネ
ット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回
線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体
のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能
の一部を実現する為のものであっても良い。さらに、前
述した機能をコンピュータシステムに既に記録されてい
るプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆ
る差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。以
上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も
含まれる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による与信
管理システムにおいては、信用を供与する与信の管理を
行う与信管理システムであって、取引先を特定する取引
先識別子に関連付けて、該取引先の信用を定性的に評価
するための評価項目について、所定の評価ランクを付与
した情報である定性情報を格納する定性情報データベー
スと、定性情報データベースより取引先毎の定性情報を
参照して、評価ランクを数値化することで取引先の取引
先評価値を算出する評価数値化手段とを具備するので、
取引先の経営状態を定性的に表す事象について評価した
定性情報を反映して、取引先の経営状態の評価を行うこ
とができる。すなわち、取引先の経営状態を考慮して精
度の良い与信管理を行うことができる。更に、取引先の
売上高や利益などの定量的な情報も合わせて考慮するこ
とで、より制度のよい与信管理をおこなうことができ
る。
【0064】また、本発明の与信管理システムにおいて
は、上記評価数値化手段は、評価項目の一つまたは複数
の評価ランクを基に、所定の評価値項目について評価値
を算出し、該評価値項目の評価値を用いて取引先評価値
を算出することにより、複数の評価項目と一つの評価項
目値を対応させることができるので、より柔軟に評価値
計算を行うことができる。また、評価項目によっては、
取引先に適用できない項目(この場合の評価ランクはF
ランク)などがあるので、各取引先に適用できる項目が
一つは含まれる複数の評価項目から評価値項目を算出す
ることで、対応する評価項目の評価ランクが全てFラン
クとなることで、評価値が算出されない評価値項目が出
現する確率を減少させることができる。
【0065】また、本発明の与信管理システムにおいて
は、上記評価数値化手段が数値化した取引先評価値を基
に、該取引先に対する取引先評価ランクを決定する評価
ランク決定手段を更に具備することにより、取引先を所
定の取引先評価ランクに分類できるので、取引先評価ラ
ンク別に種々の処理を行うことができる。これにより、
取引先の経営状態を定性的に表す事象を基に評価を行っ
た場合の、取引先の評価ランクを決定することができ
る。
【0066】また、本発明の与信管理システムにおいて
は、利用者端末とネットワークを介して接続可能な与信
管理システムであって、利用者端末へ、評価項目毎に評
価ランクの入力を促す評価ランク入力画面を提示する画
面提示手段と、利用者端末より、評価ランク入力画面に
て入力された定性情報を受信する受信手段とを更に具備
することにより、ネットワークを介して利用者端末より
定性情報を取得することができる。これにより、簡便に
定性情報のデータベースを構築することができる。
【0067】また、本発明の与信管理システムにおいて
は、定性情報に異常な情報が含まれていないかを抽出す
るための異常判定情報を格納する異常判定情報データベ
ースと、定性情報データベースより定性情報を参照し、
異常判定情報データベースより異常判定情報を参照し
て、該定性情報に対して異常の有無を判定した情報であ
る異常判定結果を出力する異常判定手段とを更に具備す
ることにより、取得した定性情報の中より異常を検出す
ることができる。これにより、定性情報のなかで、取引
先の定性的な事象が、取引先の経営状態の悪化を示すま
たは予想するものである場合に、異常な事象として判定
することができる。
【0068】また、本発明の与信管理システムにおいて
は、ネットワーク経由で利用者端末へ情報を通知するた
めの通知先に関する情報である通知先情報を、取引先識
別子に関連付けて格納する通知先情報データベースと、
異常判定手段が異常と判定した場合に、該異常と判定し
た定性情報に含まれる取引先識別子を基に、通知先情報
データベースより通知先情報を参照して、異常判定結果
を該通知先情報で指定される通知先へ通知する異常通知
手段とを更に具備することにより、定性情報より異常を
検出した場合に、該異常判定結果を所定の通知先へ通知
することができる。これにより、取引先に出入りする担
当者へ、異常判定結果を送付することで注意を促すと共
に、該異常判定結果を裏付ける情報を調査するよう指示
することもできる。
【0069】また、本発明の与信管理システムにおいて
は、信用を供与する与信の管理を行う、利用者端末とネ
ットワークを介して接続可能な与信管理システムであっ
て、所定の月日間隔で処理する請求額および入金金額
と、処理する月日の情報である処理月日情報とを少なく
とも含む与信情報の入力を促す入力画面を利用者端末へ
提示する入力画面提示手段と、入力された与信情報を基
に、与信限度額を算出する与信限度額算出手段とを具備
することにより、請求額および入金金額に関する情報を
基に、与信限度額を算出することができる。これによ
り、与信管理システムは、与信限度額を適正に設定する
ので、精度よく与信管理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による与信管理システム
を含むシステムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の一実施形態による与信管理システム
12の内部の概略構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の一実施形態における与信管理システ
ム12が具備する定性情報データベース23aおよび雛
型情報データベース23bの構成例を示す図である。
【図4】 本発明の一実施形態における与信管理システ
ム12が具備する異常判定情報データベース23cおよ
び通知先情報データベース23dの構成例を示す図であ
る。
【図5】 本発明の一実施形態における与信管理システ
ム12が利用者端末10に提示するチェックシートの一
例を示す図である。
【図6】 本発明の一実施形態における与信管理システ
ム12が出力する取引先別の与信評価点の一例を示す図
である。
【図7】 本発明の一実施形態による与信管理システム
12が、利用者端末10へ表示させる「与信限度額算定
シート」の一例を示す図である。
【図8】 本発明の一実施形態による与信管理システム
12が、チェックシート情報の管理および異常情報の通
知を行う動作を示すフロー図である。
【図9】 本発明の一実施形態による与信管理システム
12が、取引先概況カードを作成する動作を示すフロー
図である。
【図10】 本発明の一実施形態による与信管理システ
ム12が、取引先の一次評価および与信限度額を算出す
る動作を示すフロー図である。
【図11】 本発明の一実施形態による与信管理システ
ム12が、与信限度額を算出する動作を示すフロー図で
ある。
【符号の説明】
10 端末A、端末B、端末C、…(利用者端末1
0) 11 ネットワーク 12 与信管理システム 13 営業システム 13a 取引先情報データベース 14 企業情報提供システム 14a 企業詳細情報データベース 21 制御部 22 送受信処理部 23 データベース 23a 定性情報データベース 23b 雛型情報データベース 23c 異常判定情報データベース 23d 通知先情報データベース 24 評価数値化処理部 25 画面提示処理部 26 評価ランク決定処理部 27 異常判定処理部 28 異常通知処理部 29 入力画面提示処理部 30 与信限度額算出部 31 取引先概況カード作成部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信用を供与する与信の管理を行う与信管
    理システムであって、 取引先を特定する取引先識別子に関連付けて、該取引先
    の信用を定性的に評価するための評価項目について、所
    定の評価ランクを付与した情報である定性情報を格納す
    る定性情報データベースと、 前記定性情報データベースより前記取引先毎の前記定性
    情報を参照して、前記評価ランクを数値化することで前
    記取引先の取引先評価値を算出する評価数値化手段とを
    具備することを特徴とする与信管理システム。
  2. 【請求項2】 前記評価数値化手段は、 前記評価項目の一つまたは複数の前記評価ランクを基
    に、所定の評価値項目について評価値を算出し、該評価
    値項目の評価値を用いて前記取引先評価値を算出するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の与信管理システム。
  3. 【請求項3】 前記評価数値化手段が数値化した前記取
    引先評価値を基に、該取引先に対する取引先評価ランク
    を決定する評価ランク決定手段を更に具備することを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の与信管理シス
    テム。
  4. 【請求項4】 利用者端末とネットワークを介して接続
    可能な前記与信管理システムであって、 前記利用者端末へ、前記評価項目毎に前記評価ランクの
    入力を促す評価ランク入力画面を提示する画面提示手段
    と、 前記利用者端末より、前記評価ランク入力画面にて入力
    された前記定性情報を受信する受信手段とを更に具備す
    ることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに
    記載の与信管理システム。
  5. 【請求項5】 前記定性情報に異常な情報が含まれてい
    ないかを抽出するための異常判定情報を格納する異常判
    定情報データベースと、 前記定性情報データベースより前記定性情報を参照し、
    前記異常判定情報データベースより前記異常判定情報を
    参照して、該定性情報に対して異常の有無を判定した情
    報である異常判定結果を出力する異常判定手段とを更に
    具備することを特徴とする請求項1から請求項4のいず
    れかに記載の与信管理システム。
  6. 【請求項6】 前記ネットワーク経由で前記利用者端末
    へ情報を通知するための通知先に関する情報である通知
    先情報を、前記取引先識別子に関連付けて格納する通知
    先情報データベースと、 前記異常判定手段が異常と判定した場合に、該異常と判
    定した前記定性情報に含まれる前記取引先識別子を基
    に、前記通知先情報データベースより前記通知先情報を
    参照して、前記異常判定結果を該通知先情報で指定され
    る通知先へ通知する異常通知手段とを更に具備すること
    を特徴とする請求項4または請求項5に記載の与信管理
    システム。
  7. 【請求項7】 信用を供与する与信の管理を行う、利用
    者端末とネットワークを介して接続可能な与信管理シス
    テムであって、 所定の月日間隔で処理する請求額および入金金額と、処
    理する月日の情報である処理月日情報とを少なくとも含
    む与信情報の入力を促す入力画面を前記利用者端末へ提
    示する入力画面提示手段と、 入力された前記与信情報を基に、与信限度額を算出する
    与信限度額算出手段とを具備することを特徴とする与信
    管理システム。
  8. 【請求項8】 信用を供与する与信の管理を行う与信管
    理方法であって、 取引先を特定する取引先識別子に関連付けて、該取引先
    の信用を定性的に評価するための評価項目について、所
    定の評価ランクを付与した情報である定性情報を格納す
    る定性情報データベースより前記取引先毎の前記定性情
    報を参照して、前記評価ランクを数値化することで前記
    取引先の取引先評価値を算出することを特徴とする与信
    管理方法。
  9. 【請求項9】 信用を供与する与信の管理を行う、利用
    者端末とネットワークを介して接続可能な与信管理シス
    テムを用いた与信管理方法であって、 所定の月日間隔で処理する予定請求額および入金金額
    と、処理する月日の情報である処理月日情報とを少なく
    とも含む与信情報の入力を促す入力画面を前記利用者端
    末へ提示するステップと、 前記利用者端末において入力された前記与信情報を基
    に、与信限度額を算出するステップとを有することを特
    徴とする与信管理方法。
  10. 【請求項10】 信用を供与する与信の管理を行う与信
    管理システム用のプログラムであって、 取引先を特定する取引先識別子に関連付けて、該取引先
    の信用を定性的に評価するための評価項目について、所
    定の評価ランクを付与した情報である定性情報を格納す
    る定性情報データベースより前記取引先毎の前記定性情
    報を参照して、前記評価ランクを数値化することで前記
    取引先の取引先評価値を算出することをコンピュータへ
    実行させるためのプログラム。
  11. 【請求項11】 信用を供与する与信の管理を行う、利
    用者端末とネットワークを介して接続可能な与信管理シ
    ステム用のプログラムであって、 所定の月日間隔で処理する予定請求額および入金金額
    と、処理する月日の情報である処理月日情報とを少なく
    とも含む与信情報の入力を促す入力画面を前記利用者端
    末へ提示するステップと、 前記利用者端末において入力された前記与信情報を基
    に、与信限度額を算出するステップとをコンピュータへ
    実行させるためのプログラム。
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