JP2014236699A - トローリング用の魚形ルアー - Google Patents

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Abstract

【課題】外観状態と硬軟度並びに動きが、捕獲対象魚の餌になる生魚(ベイトフイッシュ)と酷似したリアルなトローリング用の魚形ルアーを提供する。
【解決手段】ホログラムシート(28)の表面に生魚の外観状態と酷似した画像(29)がカラー印刷された転写シート(28L)(28R)を、柔軟な透明の熱可塑性樹脂から成る左右対称なボディハーフセグメント(10L)(10R)の裏面へ、その画像(29)が表側から透視できる状態に貼り付けた上、両ボディハーフセグメント(10L)(10R)同士の少なくとも半分を占める前頭側だけを貼り合わせ、残余の後尾側を開放状態として、その後尾側からルアーボディ(10)の中空内部を通じて前方へ、釣り針(36)付きの釣り糸(37)を導出配線する。
【選択図】図28

Description

本発明は各種マグロやカジキ、シイラ、カツオ、その他の大型回遊魚を海面(表層)に誘い出して食餌させるトローリング用の魚形ルアー(擬似餌)に関する。
主として漁師が遠洋のマグロ延縄漁業に使用する所謂ソフトルアーが、特許文献1に開示されている。
この業務用ルアーの場合、柔軟な合成樹脂から内部に空洞を有する魚形状に形成されている点、その空洞における魚形の尾ビレ側が開口部として形成されている点並びに空洞へ通し込まれた釣り糸(ライン)の開口部側に釣り針(フック)が取り付けられている点で、その基本的な構成が本発明に最も近似する公知技術であると考えられる。
他方、上記特許文献1に開示されているような漁師の延縄漁用(業務用)ではなく、一般的な釣り人による磯や船などからの1本釣り用ルアーとしては、その魚形のルアー本体(ボディ)を軟質樹脂から射出成形したり、透明又は半透明に形成したりすることが特許文献2に、また魚形のルアー本体を透明又は半透明の半割り体(ボディハーフ)から接合して、中空に形成することが特許文献3、4に、更にルアー本体の表面を凹凸状に形成して、その凸状の鱗片にホログラム処理を施したり、或いはルアー本体の平坦な表面へ、ホログラム処理が施された鱗片状のシールを貼着したりすることが特許文献5に、各々記載されている。
特開2009−278953号公報 特許第4225395号公報 特開平10−127209号公報 特開2002−34391号公報 特開平10−127208号公報
ところが、特許文献1に記載のルアーはあくまでも漁師が使う延縄漁業用であるため、釣り糸(6)へ留め金(9)を介して取り付け固定した円錐形状の錘(8)によって、そのルアー(1)を海中へ沈降させなければならない。ルアー(1)を海面(表面)から浮上しない使用状態に保つための錘(8)が、必須不可欠である。
ルアー(1)の空洞部(1a)へ通し込んだ釣り糸(6)の錘(8)と釣り針(7)との相互間に、スポンジなどの匂い含浸部材(10)を内蔵設置して、これに含浸させた生餌の匂い付き海水を、操業中に海中へ少しづつ発散させることにより、集魚作用する趣旨からも、ルアー(1)を海中へ沈降させる必要がある。
更に、特許文献1に記載のルアーは柔軟性を有する合成樹脂から成るソフトルアーであるとしても、その本体(ボディ)は魚形の頭部から尾ビレ部までの全体として連続一体に成形されたものであるため、捕獲対象魚の餌になる生魚(ベイトフィツシュ)と同じ状態の着色は、その表面(外周面)へ塗装などによって施すほかなく、耐候性や耐擦性などに劣る結果となる。
特許文献2に記載のソフトルアーも、そのルアー本体(2)が軟質樹脂から一体成形されており、これの内部に設置された摂餌体(3)の摂餌成分を、そのルアー本体(2)からの露出部分を経て水中へ流出させることによって、集魚作用するようになっている。その意味でも、そのソフトルアーは湖でのバス釣り用として、特許文献1に記載のルアーと本質的に異ならず、やはり水中での沈降状態に使用されるものである。
また、特許文献2に記載のソフトルアーは軟質樹脂から成るとしても、摂餌成分が含有された軟質樹脂の摂餌体(3)を、そのルアー本体(2)の内部へ脱落しないように充填することにより、空洞がない状態(強度を保てる状態)のもとで使用し、延いては釣り針(5)から離脱しないようになっている。
次に、特許文献3に記載されているルアーのボディ(1)は、たとえ中空であるとしても、金属、プラスチック又は紙から形成された反射板(3)のみならず、ライン(釣り糸)を繋ぐためのラインアイ(5)と、釣り針(フック)を取り付けるためのフックハンガー(6)又はヒートン(7)も、そのボディハーフ(半割り体)(2)(2)同士の接合部に設置されている意味から、硬質のプラスチック製品であると考えられるため、水中へ沈降された使用状態において、生魚(ベイトフィツシュ)のリアルな動きを発揮することができない。
また、ルアーボディ(1)自体の表面処理によって付与された色彩或いは模様と、光を受けて反射する反射板(3)との相乗作用によって、集魚効果を得るようになっているが、その反射板(3)は金属、プラスチック又は紙から板状に形成されており、しかもルアーボディ(1)内の中央部に沿って介在しているため、たとえ反射板(3)の表面へホログラム処理、レーザー処理、メッキ処理、金属蒸着処理或いは塗装を施したとしても、ルアーボディ(1)自身が言わば硬直状態となり、生魚(ベイトフィツシュ)が身体を屈曲させるような弾性変形や、尾ビレを左右方向へ振るような動きなどを期待することができない。
特許文献4に記載されているルアーの本体(1)も、やはり水中での沈降状態に使用される硬質な合成樹脂製品である。
そして、ルアー本体(1)の表面へ貼り付けた光反射性表面シート(S1)と、そのルアー本体(1)内の中央部に介在する板材(10)の両側へ貼り付けた光反射性内部シート(S2)によって、集魚上の効果的な反射光を醸し出すようになっているが、このような構成であっても特許文献3に記載のルアーと同じく、その板材(10)は金属又は合成樹脂から成るため、ルアー本体(1)が生魚(ベイトフィツシュ)のような弾性変形や振れ動きなどを行えず、延いては優れた集魚効果を期待することができない。
更に、特許文献5に記載されているルアーのボディ(1)は、たとえ一対のボディハーフ(半割り体)を接合することにより、中空に形成されるとしても、やはりフロントフック(4)を取り付けるためのフックハンガー(2)と、リヤーフック(5)を取り付けるためのヒートン(3)とを具備している意味から、水中へ沈降させて使用する硬質のプラスチック製品であると考えられる。
しかも、そのホログラム処理(12)を施した凸状の鱗片(10)は、ルアーボディ(1)の表面に加工されており、他方ホログラム処理(12)を施した鱗片状のシール(20)は、ルアーボディ(1)の平坦な表面に貼着されているため、その何れも耐候性や耐擦性などに劣り、やはり生魚(ベイトフィツシュ)のような弾性変形や振れ動きなどを行えないこととも相俟って、優れた集魚効果を得られないのである。
要するに、ルアー本体(ボディ)の意匠(外観状態)と硬軟度(材質/質感)並びに動きが捕獲対象魚の餌になる生魚(ベイトフィツシュ)と酷似したリアルなトローリング用の魚形ルアーは、未だ開発されておらず、まして市販されていない現状である。
本発明はこのような諸問題の改良を目的としており、その目的を達成するために、請求項1では柔軟性を有する透明又は半透明の熱可塑性樹脂から捕獲対象魚の餌となる生魚の輪郭形状に成形された左右対称な一対のボディハーフセグメントと、
その各ボディハーフセグメントとほぼ同じ大きさ並びに相似な輪郭形状をなすホログラムシートのホログラム形成面に、上記生魚の外観状態と同一又は類似の画像がカラー印刷された転写シートの左右一対とを備え、
両ボディハーフセグメントの裏面へ対応的な一対の上記転写シートを、その画像がボディハーフセグメントの表側からホログラム像との混合状態に透視され得る関係として、各々無色の有機溶剤又は接着剤により貼り付け一体化した上、
その両ボディハーフセグメントにおける魚形の少なくとも半分を占める前頭側だけを、可塑剤同士の融合作用、無色の有機溶剤又は接着剤により縁取り状態に貼り合わせて、断面ほぼ楕円形の中空ルアーボディに組み立てる一方、
同じく両ボディハーフセグメントにおける魚形の残る多くとも半分を占める後尾側を、貼り合わせない開放状態に保って、
予じめ先端部に釣り針が付属一体化された釣り糸を、上記ルアーボディの開放状態にある後尾側から挿入して、前頭側の口部へ導出配線することにより、そのルアーボディを釣り糸に沿って前後方向へ移動できるように設定したことを特徴とする。
又、請求項2では柔軟性を有する熱可塑性樹脂から両ボディハーフセグメントにおける魚形の少なくとも半分を占める前頭側とほぼ同じ大きさ並びに輪郭形状に形成された一定厚みの保形芯膜を、
その両ボディハーフセグメントにおける魚形の少なくとも半分を占める前頭側だけに介挿セットして、両ボディハーフセグメントと上記保形芯膜とをその可塑剤同士の融合作用により、縁取り状態に貼り合わせ一体化したことを特徴とする。
請求項3では高強度な熱可塑性樹脂から両ボディハーフセグメントにおける魚形の口部付近に介挿フィットし得る側面視の先細り台形で、且つ断面ほぼ楕円形に成形された口部保形芯筒を、
その両ボディハーフセグメントにおける魚形の口部付近だけに介挿セットして、両ボディハーフセグメント同士を無色の有機溶剤又は接着剤により、縁取り状態に貼り合わせ一体化したことを特徴とする。
請求項4ではルアーボディに組み立られる両ボディハーフセグメントを、向かい合う断面ほぼ半楕円形に成形すると共に、
その魚形の口部から背ビレ部の後端位置付近までの間を、背中面に沿って連続的に縁取る背中側接合面とする一方、
上記魚形の口部から腹ビレ部の中間位置付近までの間を、又は同じく魚形の口部から尻ヒレ部の中間位置付近までの間を、腹面に沿って連続的に縁取る腹側接合面として、
上記両ボディハーフセグメントの背中側接合面同士並びに腹側接合面同士を、無色の有機溶剤又は接着剤によって合掌状態に貼り合わせ一体化するか、又は軟質塩化ビニル樹脂の保形芯膜を介して、その可塑剤同士の融合作用により貼り合わせ一体化したことを特徴とする。
請求項5ではルアーボディのボディハーフセグメント同士が縁取り状態に貼り合わされる前頭側での平均肉厚を厚く、貼り合わされず開放状態に残る後尾側での平均肉厚を薄く相違変化させたことを特徴とする。
更に、請求項6では各転写シートのホログラムシートを、紙質基材シートとホログラム形成樹脂シート並びにそのホログラム形成面に融着又は蒸着された金属反射層とから成る積層体として、
その金属反射層の表面に生魚のリアルな画像をオフセット印刷方式によってカラー印刷すると共に、
上記転写シートをボディハーフセグメントの裏面へ貼り付け一体化した後、そのボディハーフセグメントをルアーボディに組み立てる前に、上記転写シートにおけるホログラムシートの紙質基材シートだけを除去することを特徴とする。
請求項1の上記構成によれば、生魚(ベイトフイッシュ)の外観状態と同一又は類似の画像が、転写シートを形作るホログラムシートのホログラム形成面へカラー印刷されるようになっているため、特許文献1や特許文献3〜5のようなルアーボディの立体的な表面へ、直かに着色塗装したり、光反射性シートを貼り付けたり、凹凸加工したりするものに比して、その画像をフラットなシート状態のもとで制約なく高精度に印刷することができ、製造メーカーにおいて各種画像の魚形ルアーを豊富に提供しやすい効果がある。
そして、このような画像を備えた転写シートは、生魚(ベイトフィツシュ)の輪郭形状をなす透明又は半透明なボディハーフセグメントの裏面(内面)に貼り付けられており、その貼り付けられた後の両ボディハーフセグメントが、断面ほぼ楕円形の中空ルアーボディに組み立てられているため、上記転写シートの画像はルアーボディによる表側(外側)からの被覆状態にあり、不慮に汚損したり、剥離したりするおそれがない。
しかも、上記転写シートの画像はルアーボディの表側(外側)から、ホログラム像との混合状態に透視・観察されることとなり、そのホログラムの光拡散や光散乱、光反射、光回析などの機能とも相俟って、生魚(ベイトフイッシュ)の鱗がキラキラと輝く活動を印象づけることができ、捕獲対象魚の優れた集魚効果を得られるのである。
更に、上記ルアーボディの両ボディハーフセグメントは柔軟性を有する熱可塑性樹脂から成形されており、その全体的な魚形の少なくとも半分を占める前頭側だけが貼り合わせ一体化されていて、残余の多くとも半分を占める後尾側は貼り合わされておらず、開放状態にあるため、そのルアーボディは生魚(ベイトフイッシュ)の身体を屈曲する如き弾性変形作用と、尾ビレ部が存在する後尾側の滑らかな振れ動き作用を促進することができ、その生魚と酷似したリアルな活動を得られる。
その捕獲対象魚の喰い付き時には、ルアーボディが釣り糸に沿って前後方向へ移動し、その釣り糸の前端部に付属している釣り針が、ルアーボディから引き離される(針落ち状態になる)ことも、捕獲対象魚に抵抗感や違和感を与えない効果がある。
その場合、請求項2の構成を採用するならば、断面ほぼ楕円形に組み立てられる中空のルアーボディが、自然に扁平化してしまうことを保形芯膜によって、その中空内部から突っ張る状態に防止することができ、ルアーボディの太さ(胴囲)を生魚(ベイトフイッシュ)のそれにふさわしく調整し得るのである。
しかも、ルアーボディの屈曲する如き弾性変形作用を行えるため、外観状態(意匠)や硬さ/軟らかさ並びに動きが生魚(ベイトフイッシュ)と酷似したリアルな魚形ルアーとなる効果がある。
そして、このような保形芯膜を介して、両ボディハーフセグメントを縁取り状態に貼り合わせれば、その可塑剤の融合作用により経時的に自づと固着一体化するため、特別な有機溶剤や接着剤を使う必要もなく、その両ボディハーフセグメントからルアーボディへの組立作業を容易にすばやく行える効果もある。
他方、請求項3の構成を採用するならば、ルアーボディがその魚形の少なくとも半分を占める前頭側だけ貼り合わされるにとどまり、残る多くとも半分を占める後尾側が貼り合わされない開放状態にあるとしても、そのルアーボディの口部付近に別個な高強度の熱可塑性樹脂から成る口部保形芯筒が介挿セットされた組立状態となっているため、捕獲対象魚に抵抗感や違和感を与えない柔軟性がありながらも、その捕獲対象魚の喰い付き時ルアーボディの口部に集中する引張応力を分散させることができ、耐久強度の向上にも役立つ。
又、請求項4の構成を採用するならば、上記ルアーボディを向かい合う断面ほぼ半楕円形の両ボディハーフセグメントから、その魚形の背中側接合面並びに腹側接合面同士の連続的な縁取り状態として、安定良く正確に貼り合わせることができ、特に軟質塩化ビニル樹脂の保形芯膜を介して貼り合わせる構成によれば、特別な有機溶剤や接着剤を塗布する必要もなく、ただ単に押し付け(挟み付け)るだけで、その可塑剤同士の融合作用が経時的に硬化するため、極めて容易に貼り合わせ作業し得るのであり、利便性と量産性がますます向上する。
請求項5の構成を採用するならば、ルアーボディが柔軟性を有する熱可塑性樹脂から成り、その魚形の少なくとも半分を占める前頭側だけが、縁取り状態に貼り合わされている一方、残余の多くとも半分を占める後尾側が開放状態に保たれている構成とも相俟って、そのルアーボディに生魚(ベイトフィツシュ)が身体を屈曲するような弾性変形作用と、尾ビレ部から左右方向へ円滑に振れ動く開閉作用などを与えることができ、生魚のリアルな動きを印象づけ得る効果がある。
更に、請求項6の構成を採用するならば、転写シートの画像をホログラム像との混合状態として、透明又は半透明なルアーボディの表側(外側)から透視・観察することができ、しかも金属反射層から反射する金属光沢などが相乗的に働いて、生魚の鱗がキラキラと輝く印象により、優れた集魚効果を得られるのである。
その場合、上記転写シートを両ボディハーフセグメントの裏面(内面)へ貼り付け後、その両ボディハーフセグメントをルアーボディへ組み立てる前に、その転写シートにおけるホログラムシートの紙質基材シート(台紙)だけを除去することは、両ボディハーフセグメントの柔軟性に悪影響を及ぼさないためであり、ルアーボディの上記弾性変形や尾ビレ部の振れ動きなどを阻害するおそれはない。
本発明の第1実施形態に係る魚形ルアーの側面図である。 図1の平面図である。 ルアーボディにおける貼り合わされていない後尾側の開放状態を示す図2に対応する平面図である。 図1の4−4線断面図である。 図1の5−5線断面図である。 図1の6−6線断面図である。 図1の右側ボディハーフセグメントを抽出して示す側面図である。 図1の左側ボディハーフセグメントを抽出して示す側面図である。 保形芯膜を抽出して示す側面図である。 図9の10−10線断面図である。 背丈の大きな保形芯膜を示す図9に対応する側面図である。 図11の保形芯膜と両ボディハーフセグメントとの対応位置関係を示す分解状態の断面図である。 図12からの貼り合わせ状態を示す断面図である。 背丈の小さな保形芯膜を示す図9に対応する側面図である。 図14の保形芯膜と両ボディハーフセグメントとの対応位置関係を示す分解状態の断面図である。 図15からの貼り合わせ状態を示す断面図である。 目の転写シールを抽出して示す平面図である。 図17の18−18線断面図である。 魚形の左側転写シートを抽出して示す側面図である。 魚形の右側転写シートを抽出して示す側面図である。 図19の21−21線に沿う拡大断面図である。 右側ボディハーフセグメントの裏面(内面)に対する転写シートの貼り付け状態を示す側面図である。 左側ボディハーフセグメントの裏面(内面)に対する転写シートの貼り付け状態を示す側面図である。 図22の24−24線断面図である。 図23の25−25線断面図である。 転写シートの変形実施形態であって、転写シール又はタック紙としてのそれを示している。 図26の27−27線に沿う拡大断面図である。 ルアーと釣り針との取付位置関係を示す側面図である。 図28の29−29線断面図である。 図28の30−30線断面図である。 保形芯膜の変形実施形態を抽出して示す側面図である。 図31の32−32線断面図である。 図31の保形芯膜による釣り針の根元保護状態を示す図29に対応する断面図である。 図33の34−34線断面図である。 ルアーと釣り針との別な取付位置関係を示す図28に対応する側面図である。 本発明の第2実施形態に係る魚形ルアーを示す図1に対応する側面図である。 図36の37−37線断面図である。 図37の38−38線断面図である。 図36の39−39線断面図である。 図36の40−40線断面図である。 図36の41−41線断面図である。 ルアーの口部保形芯筒を抽出して示す斜面図である。 図36のルアーと釣り針との取付位置関係を示す図28に対応する側面図である。 図43の44−44線断面図である。 図43の45−45線断面図である。 ルアーの使用によるマグロのトローリング漁を説明するための全体概略側面図である。 図46のP1部分を抽出して示す拡大図である。 図46から抵抗板を抽出して示す斜面図である。 図46のP2部分を抽出して示す拡大図である。 図46から船体による釣り竿(ボートロッド)の支持部分を抽出して示す拡大図である。
以下、図面に基いて本発明の具体的構成を詳述すると、図1〜35はその本発明の好適な第1実施形態であって、マグロ(捕獲対象魚)のトローリング漁にふさわしい魚形ルアー(A)の組立状態とその構成部材(分解状態)を示している。
(10L)(10R)はその中空のルアーボディ(10)を形作ることになる一対のボディハーフセグメント(ボディ半割り体)であり、柔軟性を有する透明又は半透明の熱可塑性樹脂から、図7、8のような魚形の口部(11)や背ビレ部(12)、腹ビレ部(13)、尻ヒレ部(14)並びに尾ビレ部(15)も含む全体的な左右対称の輪郭形状を備えた向かい合う断面ほぼ半楕円形に射出成形されている。その輪郭形状として、上記マグロの餌になるイワシ(生魚/ベイトフイッシュ)のそれ(流線型)を例示している。
上記ボディハーフセグメント(10L)(10R)の熱可塑性樹脂としてはポリスチレンやアクリル樹脂、ポリビニルアセタール、酢酸ビニル樹脂、AS樹脂、ABS樹脂、ポリプロピレンなどの採用を考えることができるが、特に水分を吸収せず、耐候性に富むものが好ましく、アクリル樹脂が最も好ましい。因みに、ポリ塩化ビニル樹脂は水分を吸収して白濁化し、死んだ魚の外観状態を印象づけることになるため、本発明のルアーボディ(10)には好ましくない。
(16b)は各ボディハーフセグメント(10L)(10R)における魚形の口部(11)から背ビレ部(12)の後端位置付近までの間を、背中面に沿って連続的に縁取るフラットな背中側接合面、(16s)は同じく各ボディハーフセグメント(10L)(10R)における魚形の口部(11)から尻ヒレ部(14)の中間位置付近までの間を、腹面に沿って連続的に縁取るフラットな腹側接合面であり、そのボディハーフセグメント(10L)(10R)の背中側接合面(16b)同士並びに腹側接合面(16s)同士が、別個な保形芯膜(17)を介して貼り合わせ一体化されることになる。
つまり、保形芯膜(17)は可塑剤を豊富に含有する熱可塑性樹脂、好ましくは透明又は半透明の軟質塩化ビニル樹脂から図9、10に抽出して示す如く、上記ボディハーフセグメント(10L)(10R)における背ビレ部(12)の後端位置付近と尻ヒレ部(14)の中間位置付近とを結ぶ仮想線(Z−Z)よりも前頭側と同じ大きさ(占有面積)並びに輪郭形状に作成された一定な厚み(例えば約0.5mm)の平膜であり、そのボディハーフセグメント(10L)(10R)の口部(11)と対応する位置には側面視の細長いコ字形をなす釣り糸逃し切欠(18)が付与されている。
そして、このような大きさ(占有面積)と輪郭形状の保形芯膜(17)を図1〜5から明白なように、ボディハーフセグメント(10L)(10R)の上記仮想線(Z−Z)よりも前頭側へ正しく整合する縁取り状態に介在させて、そのボディハーフセグメント(10L)(10R)の背中側接合面(16b)同士並びに腹側接合面(16s)同士を縁取り状態に貼り合わせることにより、断面ほぼ楕円形に組み立てられるルアーボディ(10)が、自然に扁平化することをその中空内部から突っ張る状態に防止する。
その際、背中側接合面(16b)と連続する背ビレ部(12)の全体同士や腹側接合面(16s)と連続する腹ビレ部(13)の全体同士、同じく尻ヒレ部(14))のほぼ前半分同士も一緒に貼り合わせて、その貼り合わせ代を充分に大きく確保する。
図9、10のような保形芯膜(17)を介して合掌状態にあるボディハーフセグメント(10L)(10R)同士を挟み付け(押し付け)れば、その保形芯膜(17)の材料である上記塩化ビニル樹脂などの可塑剤が、上記したアクリル樹脂やポリスチレンなどから成るボディハーフセグメント(10L)(10R)に移行して、その言わば可塑剤同士の交流作用により短時間での強く融合一体化することになるため、特別な接着剤や有機溶剤を用いる必要なく、断面ほぼ楕円形のルアーボディ(10)に便利良く組み立てることができる。その融合部分(貼り合わせ部分)を図7、8や図22、23に施したドットによって示す。
図示実施形態のマグロを捕獲対象魚とするベイトフイッシュがイワシの魚形ルアー(A)について、その大きさの目安となるMサイズの一例を挙げると、そのルアーボディ(10)の口部(11)から尾ビレ部(15)までの全体長さ(L)は約225mm、そのルアーボディ(10)を断面ほぼ楕円形に組み立てている最も太い部位における長軸の長さ(Y)は約46mm、同じく短軸の長さ(X)は約20.5mmである。
また、上記ルアーボディ(10)を縁取る状態に延在するフラットな背中側接合面(16b)並びに腹側接合面(16s)の幅(貼り合わせ代)(W1)はほぼ同等の約5mm〜6mm、同じく背中側接合面(16b)と腹側接合面(16s)との口部(11)を縁取る位置における幅(貼り合わせ代)(W2)は、最も広い約10mm〜13mmである。
その場合、図9の符号(H)は上記断面ほぼ楕円形をなすルアーボディ(10)の最も太い部位における長軸と対応した部位における保形芯膜(17)の背丈を示しているが、そのルアーボディ(10)の内部に介挿セットされる上記保形芯膜(17)の背丈(H)を、大きく又は小さく寸法化することによって、上記ルアーボディ(10)の胴囲を細く又は太く調整することができる。
上記断面ほぼ半楕円形に成形されたボディハーフセグメント(10L)(10R)の大きさを一定として、これとの相関々係上、保形芯膜(17)の上記背丈(H)を図11、12の符号(H1)で示すように大きく寸法化すれば、そのルアーボディ(10)の断面ほぼ楕円形に組み立てられる長軸の長さ(Y)が、図13の符号(Y1)で示すように長くなる一方、短軸の長さ(X)が同図の符号(X1)で示すように短くなる言わば胴囲の細いルアーボディ(10)を得られる。
逆に、上記保形芯膜(17)の背丈(H)を図14、15の符号(H2)で示すように小さく寸法化すれば、そのルアーボディ(10)の断面ほぼ楕円形に組み立てられる長軸の長さ(Y)が、図16の符号(Y2)で示すように短くなる一方、短軸の長さ(X)が同図の符号(X2)で示すように長くなる言わば胴囲の太いルアーボディ(10)を得られるのである。
他方、上記ボディハーフセグメント(10L)(10R)における背ビレ部(12)の後端位置付近と尻ヒレ部(14)の中間位置付近とを結ぶ仮想線(Z−Z)よりも後尾側には上記保形芯膜(17)が介在しておらず、そのボディハーフセグメント(10L)(10R)同士の直かに貼り合わされてもおらず、開放状態にある。これによって、ルアーボディ(10)の尾ビレ部(15)が図3のように左右方向へ自由自在に振れ動く如く、開閉できるようになっている。
上記ルアーボディ(10)のボディハーフセグメント(10L)(10R)同士が縁取り状態に貼り合わされる上記仮想線(Z−Z)よりも前頭側での平均肉厚は、例えば約3mm〜5mmの寸法として厚く成形されている。これに比して、貼り合わされることなく開放状態に残存している上記仮想線(Z−Z)よりも後尾側での平均肉厚は、例えば約0.5mm〜2.0mmの寸法として、しかもその尾ビレ部(15)へ行く程徐々に薄く扁平化されており、これによって生魚(ベイトフイッシュ)を思わせる柔軟性(捕獲対象魚のマグロが喰い付く食感)と、その身体の滑らかな弾性変形や尾ビレ部(15)の自由な振れ動きなどを発揮・促進させることができるようになっている。
(19)は上記ボディハーフセグメント(10L)(10R)における魚形の口部(11)を縁取るフラットな背中側接合面(16b)と腹側接合面(16s)から各々陥没する釣り糸挿通凹溝であり、その背中側接合面(16b)同士並びに腹側接合面(16s)同士が上記保形芯膜(17)を介して貼り合わされた組立状態のもとで、図4、5のようなルアーボディ(10)の中空内部並びに保形芯膜(17)の釣り糸逃し切欠(18)と連通する釣り糸挿通孔(20)を形作ることになる。
(21)は断面ほぼ半楕円形をなすボディハーフセグメント(10L)(10R)の表側(外側)凸曲面へ隆起状態に賦形されたエラ蓋部、(12a)(13a)(14a)(15a)は上記背ビレ部(12)と腹ビレ部(13)、尻ヒレ部(14)並びに尾ビレ部(15)の表面(外面)に各々賦形された凹凸条であり、これらに当る光を反射させて、そのルアーボディ(10)を生魚(ベイトフィツシュ)のようにキラキラと輝やかすことができるようになっている。
また、(22)は同じくボディハーフセグメント(10L)(10R)の表側(外側)凸曲面に賦形された円形の目受け入れ凹段面であり、ここに生魚(ベイトフィツシュ)の目を表わす転写シール(S1)が、各々嵌め込み状態に接着されることとなる。
その転写シール(S1)としては、例えば図17、18のようなホログラム処理や金属蒸着処理などが施された軟質反射シート(23)の表面に、生魚(ベイトフィツシュ)の目(24)となる着色塗装やカラー印刷などと、その透明な熱可塑性樹脂の円錐カバー(25)によるマスキングとを行う一方、同じく軟質反射シート(23)の裏面に離型シート(26)を予じめ接着させた所謂タック紙として用意しておき、その離型シート(26)を剥ぎ取り露出させた接着剤層(27)により、上記ルアーボディ(10)の目受け入れ凹段面(22)へ貼り付け使用できるように定めることが好ましい。
更に、(28L)(28R)は上記ルアーボディ(10)のボディハーフセグメント(10L)(10R)とほぼ同じ大きさ並びにほぼ相似な輪郭形状(ベイトフイッシュの魚形)を有する左右一対の転写シートであり、その各個は印刷用ホログラムシート(28)の表面(片面)に生魚(ベイトフイッシュ)の外観状態(意匠となる模様又は/及び色彩)と同一又は類似するリアルな画像(絵柄)(29)をカラー印刷したものである。
各転写シート(28L)(28R)の上記ホログラムシート(28)は図19〜21に抽出して示す如く、印刷上の搬送特性を有する紙質基材シート(台紙)(30)とホログラム形成樹脂シート(31)並びにそのホログラム形成面にアルミニウムや銀などの金属粉が融着又は金属箔が蒸着された金属反射層(32)とから成る積層体であり、その金属反射層(32)の金属光沢を反射する表面に、上記生魚(ベイトフイッシュ)を印象づけるリアルな画像(29)が、好ましくは紫外線硬化型インキや油性インキを用いて、オフセット印刷方式により多色刷りされている。
このような画像(29)のカラー印刷は、その転写シート(28L)(28R)をルアーボディ(10)のボディハーフセグメント(10L)(10R)へ貼り付ける前に、そのホログラムシート(28)の表面へ行われるものであるため、その作業上の制約を受けることなく、しかも希望する各種生魚の高精度な外観状態(意匠)を得られることになる。
そして、上記ボディハーフセグメント(10L)(10R)の縁取り状態に延在している背中側接合面(16b)と腹側接合面(16s)を除き、その断面ほぼ半楕円形をなしている裏側(内側)凹曲面の全体と尾ビレ部(15)のフラット面へ、その裏側(内側)から上記転写シート(28L)(28R)を図22〜25のように、ケトン類(好ましくはアセトン)やその他の無色な有機溶剤又は無色の接着剤によって、その画像(29)がルアーボディ(10)の表側(外側)から透視される転写状態に貼り付けるのである。
その貼り付け作業は断面ほぼ半楕円形に成形されているボディハーフセグメント(10L)(10R)の裏面(内面)へ、転写シート(28L)(28R)を転動ローラー(図示省略)などによって押し付けながら行うため、その押し付け力を受けたボディハーフセグメント(10L)(10R)が、断面ほぼ半楕円形の弯曲した成形状態から展開して、扁平状態に変形することとなる。
その際、上記転写シート(28L)(28R)のホログラムシート(28)を形作っているホログラム形成樹脂シート(31)は、ポリエチレン樹脂やポリエチレンテレフタレート樹脂、その他の柔軟性を有する熱可塑性樹脂の表面に、レリーフ型のホログラムが賦形されたものであるため、ボディハーフセグメント(10L)(10R)に追従・変形することができ、上記押し付け力を解除すれば、そのボディハーフセグメント(10L)(10R)と一緒に復元するが、上記ホログラム形成樹脂シート(31)の裏打ち状態にある印刷用の紙質基材シート(台紙)(30)は、ボディハーフセグメント(10L)(10R)に追従・変形できる伸縮性や柔軟性を有しないため、その転写シート(28L)(28R)を貼り付けられた扁平状態のボディハーフセグメント(10L)(10R)が、貼り付け前の断面ほぼ半楕円形に復元変形することを阻害することになり、生魚(ベイトフィツシュ)に酷似した太さのルアーボディ(10)を得られないのである。
そこで、ルアーボディ(10)のボディハーフセグメント(10L)(10R)へ転写シート(28L)(28R)を貼り付けたならば、そのボディハーフセグメント(10L)(10R)を湯水に漬けて、上記転写シート(28L)(28R)の繊維がほぐれ軟化した紙質基材シート(30)をブラシ(図示省略)などにより掻き取り除去する。その紙質基材シート(30)の除去方法はブラシによる掻き取りだけに限らず、薬品による溶解やその他の適当な方法を採用することができる。
何れにしても、ホログラムシート(28)に生魚(ベイトフイッシュ)の画像(29)を施された転写シート(28L)(28R)は、表側(外側)から透明のルアーボディ(10)によって被覆されることとなるため、その画像(29)の表側(外側)から汚損するおそれはなく、ホログラム像との混合状態に透視・観察される画像(29)として、金属反射層(32)の光反射作用とも相俟ち、生魚(ベイトフィツシュ)の鱗がキラキラと輝く活動を強く印象づけることができる。
上記転写シート(28L)(28R)の貼り付けに当っては、その画像(29)が施されているホログラムシート(28)の表面(片面)を、ボディハーフセグメント(10L)(10R)の裏面(内面)へ無色の有機溶剤又は接着剤の塗布によって、直かに貼り付けてもさしつかえないが、図26、27の部分変形実施形態に示す如く、上記ホログラムシート(28)の表面(片面)へ塗布した無色の有機溶剤層又は接着剤層(33)を介して、透明な熱可塑性樹脂フィルムの離型シート(34)をその画像(29)のマスキング状態に予じめ接着させた所謂タック紙又は転写シール(S2)として用意しておき、使用時にその離型シート(34)を剥ぎ取り露出させた上記有機溶剤層又は接着剤層(33)により、上記転写シート(28L)(28R)のホログラムシート(28)をやはり図22〜25のように、ボディハーフセグメント(10L)(10R)の裏側(内側)から貼り付けて、その画像(29)をルアーボディ(10)の表側(外側)から透視できるように定めることが好ましい。
その場合、図26、27の上記部分変形実施形態では、そのタック紙又は転写シール(S2)として用意する転写シート(28L)(28R)のホログラムシート(28)を、左右一対の転写シート(28L)(28R)が共有する大きな定形の台紙とし、その画像(29)のマスキング状態に接着される透明の離型シート(34)も、そのホログラムシート(28)と同じ大きさ並びに形状として、その離型シート(34)又は/及びホログラムシート(28)に上記ボディハーフセグメント(10L)(10R)と対応する魚形の縁取りカット線又は型抜き線(35)を付与しておくことにより、そのカット線又は型抜き線(35)から転写シート(28L)(28R)の左右一対を切り抜いて、ボディハーフセグメント(10L)(10R)へ転写し得る状態に作成してある。
そして、上記ルアーボディ(10)を形作るボディハーフセグメント(10L)(10R)の裏側(内側)凹曲面の全体と尾ビレ部(15)のフラット面へ、図22〜25のように転写シート(28L)(28R)を貼り付け、その転写シート(28L)(28R)の紙質基材シート(30)を除去した後、そのボディハーフセグメント(10L)(10R)の縁取り状態にある上記背中側接合面(16b)同士並びに腹側接合面(16s)同士を、保形芯膜(17)が介在する融合状態に貼り合わせ一体化して、図1〜6のような断面ほぼ楕円形の中空ルアーボディ(10)を備えた魚形ルアー(A)に組み立てるのである。
その組立状態を示す図1〜6から看取できるように、上記ルアーボディ(10)における背ビレ部(12)の後端位置付近と尻ヒレ部(14)の中間位置付近とを結ぶ仮想線(Z−Z)よりも前頭側は、ルアーボディ(10)における全体長さ(L)の約3分の2以上、好ましくは約5分の3を占有して、上記保形芯膜(17)が介在した可塑剤の融合作用により、縁取り状態に貼り合わされた中空の断面ほぼ楕円形をなしているが、その仮想線(Z−Z)よりも後尾側に約3分の1以下、好ましくは約5分の2だけ残る占有部位は貼り合わされておらず、上記保形芯膜(17)も介在せず、自然な開放状態にある。
そのため、ルアーボディ(10)の開放状態にある後尾側から上記前頭側の中空内部へ、予じめ先端部(後端部)に釣り針(フック)(36)が結束されている釣り糸(ライン)(37)を挿入して、その保形芯膜(17)の釣り糸逃し切欠(18)から口部(11)の釣り糸挿通孔(20)を経て、そのルアーボディ(10)の口部(11)から前方へ導出配線することができる。
その結果、ルアーボディ(10)の中空内部に介在する上記保形芯膜(17)を言わばセンター仕切り壁として、その左右何れの空間に釣り糸(37)が通し込まれたとしても、ルアー(A)は使用中、その釣り糸(37)に沿って前後方向へ移動し、その先端部(後端部)に付属している釣り針(36)が、ルアー(A)から引き離されることになる所謂針落ち状態を達成し得るのである。
その場合、釣り糸(37)の先端部(後端部)は図28〜30のような折り返し状態にかしめ付け固定された接続リング(38)として、釣り針(36)の根元部(前端部)に形成された取付リング(39)と高強力なポリエチレン繊維の可撓な紐(好ましくは商品名「ダイニーマ」)(40)を介して連結されており、その連結紐(40)の作用長さ(D)を長短調整することによって、釣り針(36)を上記ルアーボディ(10)における腹側接合面(16s)の後端部(開放縁部)へ後尾側から係止させて、その釣り針(36)の鋭利な先端側だけがルアーボディ(10)の外方(下方)へ部分的に張り出し露呈する長さを、常時適当な一定に位置決めセットすることができる。上記腹側接合面(16s)の後端部(開放縁部)がその釣り針(36)を受け止める位置決めストッパーとして働くようになっているのである。
また、釣り糸(37)は上記保形芯膜(17)をセンター仕切り壁とする左右何れの空間へ通し込んでも良いが、図31、32の部分変形実施形態に示す如く、その釣り糸(37)と釣り針(36)との連結部分を特に包囲する透明な軟質塩化ビニル樹脂などのカバー片(41)をやはり可塑剤同士の融合作用や熱融着、無色の接着剤などによって、上記保形芯膜(17)へ取り付け固定することが好ましい。
そして、その保形芯膜(17)とカバー片(41)との相互間へ、図33、34のように上記釣り糸(37)を通し込み配線することにより、ルアーボディ(10)が金属の釣り針(36)と頻繁に擦れ合って、早期に損傷することを防止するのである。
上記ルアーボディ(10)の全体長さ(L)に占める前頭側と後尾側との比率につき、先にはそのルアーボディ(10)を縁取り状態に貼り合わされる前頭側が、全体長さ(L)の約3分の2以上、好ましくは約5分の3を占有する一方、ルアーボディ(10)の開放状態に残る後尾側が、同じく全体長さ(L)の約3分の1以下、好ましくは約5分の2を占有する旨として説示したが、その図28と対応する図35の部分変形実施形態から明白なように、上記ルアーボディ(10)における背ビレ部(12)の後端位置付近と腹ビレ部(13)の中間位置付近とを結ぶ仮想線(Z−Z)よりも前頭側が、その全体長さ(L)の約2分の1以上を占有して、上記保形芯膜(17)の介在した縁取り状態に貼り合わされ、上記仮想線(Z−Z)よりも後尾側が同じく全体長さ(L)の約2分の1以下を占有して、保形芯膜(17)の介在しない開放状態に保たれても良い。釣り針(36)を上記腹側接合面(16s)の後端部(開放縁部)へ、後尾側から係止させて使うことに変りはない。
要するに、ルアーボディ(10)における後尾側の開放状態に保たれる占有範囲を大きく設定すると、その身体を屈曲する如き弾性変形作用と尾ビレ部(15)の振れ動き作用が促進される一方、前頭側の貼り合わされる占有範囲が相対的に小さくなるため、そのルアーボディ(10)の組立強度が低下する。
逆に、ルアーボディ(10)の縁取り状態に貼り合わされる占有範囲を大きく設定すると、その組立強度が向上する一方、後尾側に残る開放状態の占有範囲が小さくなるため、ルアーボディ(10)の弾性変形や尾ビレ部(15)の振れ動きなどに劣ることとなる。
その結果、先に例示した比率の数値に拘らず、捕獲対象魚の習性や生息地などを初め、その餌となる生魚(ベイトフィツシュ)の種類や形状、活動などの諸条件に応じて、上記前頭側と後尾側との相対比率を予じめ適当に設定・調整すれば良い。
(42)は上記釣り糸(37)の接続リング(38)を折り返し状態にかしめ付け固定した1個又は2個のリベットであり、これを被覆する軟質塩化ビニル樹脂などのカバーチューブ(43)が、その釣り糸(37)に通し込まれている。
そして、そのリベット(42)のカバーチューブ(43)は上記ルアー(A)を釣り糸(37)から吊り下げたり、或いは釣り糸(37)を前方から引っ張ったりすると、上記ルアーボディ(10)における口部(11)の釣り糸挿通孔(20)へ係止することになって、その係止位置から釣り針(36)の根元部(前端部)を結束している位置までの距離が一定に決まる。
そのため、その距離を上記連結紐(40)における作用長さ(D)の調整によって、ルアーボディ(10)から釣り針(36)の先端側が外方(下方)へ部分的に張り出し露呈する位置関係を、予じめ最適に調整セット(設定)できるわけである。しかも、その調整セットされた状態にある釣り針(36)とルアー(A)は、釣り糸(37)に対して360度の自由自在に相対回転し得る。
次に、図36〜45は本発明の好適な第2実施形態を示しており、これでは先の図1や図4〜6と対応する図36〜41から明白なように、上記第1実施形態の保形芯膜(17)を使用せず、ルアーボディ(10)の左右対称なボディハーフセグメント(ボディ半割り体)(10L)(10R)をケトン類(好ましくはアセトン)やその他の無色な有機溶剤又は無色の接着剤によって、直かに貼り合わせ一体化している。
つまり、上記ボディハーフセグメント(10L)(10R)における背ビレ部(12)の後端位置付近と尻ヒレ部(14)の中間位置付近とを結ぶ仮想線(Z−Z)よりも前頭側が、その背中側接合面(16b)同士並びに腹側接合面(16s)同士の合掌状態として貼り合わされることによって、やはり断面ほぼ楕円形のルアーボディ(10)に組み立てられている一方、上記仮想線(Z−Z)よりも後尾側が貼り合わされず、開放状態にあり、その尾ビレ部(15)の左右方向へ振れ動く開閉作用が許容されている。
そして、上記第1実施形態の保形芯膜(17)に代る保形芯筒(44)がルアーボディ(10)の口部(11)付近へ、そのボディハーフセグメント(10L)(10R)による左右方向からの挟み付け状態に内蔵設置されている。そのために、保形芯筒(44)は高強度な熱可塑性樹脂、好ましくは透明又は半透明のポリカーボネートやポリアセタール、繊維強化樹脂(FRP)などから、図37、38や図41、42のようなルアーボディ(10)の口部(11)からエラ蓋部(21)までの内部空間に対応合致し得る側面視の先細り台形状で、且つ断面ほぼ楕円形に射出成形されている。
しかも、その口部保形芯筒(44)の長手中心線(前後中心線)上にはルアーボディ(10)の釣り糸挿通孔(20)と対応合致することになる釣り糸挿通孔(45)と、これよりも径大な円形のリベット受け止め口(46)とが、その前後位置関係のもとに貫通形成されている。そのリベット受け止め口(46)には釣り糸(37)の接続リング(38)をかしめ付け固定したリベット(42)が、係止されることになる。延いては、釣り針(36)がルアーボディ(10)の口部(11)から前方へ抜け出さぬようになっているのである。
尚、図36〜45の第2実施形態におけるその他の構成は上記第1実施形態と実質的に同一であるため、その図36〜45に図1〜35と同じ符号を記入するにとどめて、その詳細な説明を省略する。
本発明の魚形ルアー(A)は大型回遊魚の代表であるマグロのトローリング漁にふさわしい擬似餌として、図示の実施形態に基き説明した上記構成を備えているため、漁師が使う漁船のみに限らず、プレジャーボート(クルーザー)を利用した所謂スポーツフィッシングとしての特異なトローリングに供することができ、一般的な釣り人でも余暇を楽しみながら優れた釣り果を得られるのである。
図46〜50は本発明の使用状態を示しており、その魚形(イワシの輪郭形状)ルアー(A)を用いて、捕獲対象魚であるマグロのトローリング漁を行うに当っては、上記ルアーボディ(10)の開放状態にある後尾側から前頭側の中空内部と、その口部(11)の釣り糸挿通孔(20)とを経由して、前方へ導出配線した釣り針(フック)(36)付き釣り糸(37)を、後述する適当な長さの枝糸(ブランチライン)(BL)として、その前端部(根元部)へ取り付けたスナップ開閉式の係止金具(47)により、幹糸(メインライン)(ML)の途中へ着脱自在に接続できるように準備しておく。
他方、プレジャーボート(クルーザー)などの船体(B)におけるコックピットデッキやフライングデッキ、その他の適当な高さ位置へ、例えば最長約12mまで伸ばすことができるテレスコピック式(振り出し式の5本継ぎ)の繊維強化樹脂(FRP)から成る高弾力性の立て竿(スティック)(48)を、例えば約7.35mの背丈(3本継ぎ)として取り付け固定すると共に、釣り人(M1)の手元になる船体(B)の適当な位置へ、巻取リール(49)が付属する釣り竿(ボートロッド)(50)の受け金具(51)を取り付け固定しておく。
そして、捕獲後の最終的には垂れ下がることとなる比較的短い一定長さ(例えば約8m)の垂れ糸(タグライン)(TL)と、これよりもはるかに長い適当な長さ(例えば約100m)の上記幹糸(メインライン)(ML)とを、上記立て竿(スティック)(48)の上端部(竿先部)から海の沖方向(後方)へ繰り出して、その幹糸(メインライン)(ML)の先端部(後端部)へ抵抗板(ジャンボバード)(JB)を取り付ける。
更に、その幹糸(メインライン)(ML)の途中へ複数(図示実施形態では合計4個)の枝糸係止リング(52)を、適当な前後相互間隔(例えば約10m)おきに造形して、その各枝糸係止リング(52)へ図47の拡大図に示す如く、上記枝糸(ブランチライン)(BL)のスナップ開閉式係止金具(47)を着脱自在に係止させることにより、その魚形ルアー(A)を上記幹糸(メインライン)(ML)から吊り下がる接続状態に保つ。
その場合、図46の全体図から確認できるように、幹糸(メインライン)(ML)から魚形ルアー(A)を吊り下げる枝糸(ブランチライン)(BL)の作用長さは、上記立て竿(スティック)(48)の上端部(竿先部)から沖方向(後方)へ延長された幹糸(メインライン)(ML)の言わば後下がり傾斜角度に応じて、例えば約3.5m〜6.5m、約3m〜5m、約2.5m〜4.0m並びに約2.0m〜2.5mというような順次段階的に短かく相違変化させることにより、その複数(図示の実施形態では合計4個)のルアー(A)を悉く海面(L−L)と平均的に同じ高さか、又はその海面(L−L)よりも若干浮上する高さに位置決め調整セットし、海中へ沈降しない状態に保つのである。
上記抵抗板(ジャンボバード)(JB)は繊維強化樹脂(FRP)やポリプロピレンなどから、図48のような前後方向へ一定長さ(例えば約1,000mm)だけ延在する胴体(53)と、左右方向へ一定長さ(例えば約300mm)だけ横架する翼板(54a)(54b)(54c)の複数(例えば3枚)とが直交する形態に組み立てられており、その重量(例えば約10Kg)も含む引張抵抗力によって、上記垂れ糸(タグライン)(TL)と幹糸(メインライン)(ML)とを立て竿(スティック)(48)からの一直線状に緊張させるだけでなく、その翼板(54a)(54b)(54c)によって海水を激しくはね上げる積極的な動きと音が、マグロの餌となる生魚(イワシ)の群れを感得させ、集魚作用を果すものであり、海中を曳かれる潜行板ではない。
但し、幹糸(メインライン)(ML)の根元部(前端部)は上記釣り竿(ボードロッド)(50)に付属している巻取リール(49)への巻き付け状態にあって、これから繰り出されるようになっており、その幹糸(メインライン)(ML)の途中に造形されたブレーカー係止リング(55)と、上記垂れ糸(タグライン)(TL)の先端部(後端部)に結束されたスナップフック金具(56)とが、図49に抽出して示すような好ましくは生分解性樹脂の組紐から成るブレーカー(57)を介して、切り離すことができる状態に連結されている。
上記幹糸(メインライン)(ML)が枝糸(ブランチライン)(BL)のルアー(A)に喰い付いたマグロの動きにより、その先端部(後端部)から強い引っ張り力を受けた時には、その途中に介在しているブレーカー(57)が切断されて、それまでの垂れ糸(タグライン)(TL)と連結していた配線系統から、釣り竿(ボードロッド)(50)の巻取リール(49)に巻き取られる配線系統へ、自づと変更されるようになっているのである。
更に、(CL)は上記垂れ糸(タグライン)(TL)の先端部(後端部)付近へ着脱自在に接続される補助制御糸(アクションライン)であり、その垂れ糸(タグライン)(TL)から船体(B)へ垂れ下がる補助制御糸(アクションライン)(CL)の下端部を、その船体(B)に同乗した釣り人(M1)の言わば補助者(M2)が、引っ張ったり、放したり操作することによって、上記魚形ルアー(A)を人為的に昇降させる協力も行えるようになっている。(58)はその補助制御糸(アクションライン)(CL)の上端部に結束されたスナップ開閉式の係止金具を示しており、上記枝糸(ブランチライン)(BL)の係止金具(47)と同じものである。
上記幹糸(メインライン)(ML)の巻取リール(49)を付属している釣り竿(ボードロッド)(50)は図50のように、その船体(B)に固定設置された受け金具(51)へ、抜き差し自在に差し込みセットされるようになっている。(59)はその釣り竿(ボードロッド)(50)に設置された複数の幹糸(メインライン)ガイド金具であり、これによって上記枝糸係止リング(52)やブレーカー係止リング(55)を有する幹糸(メインライン)(ML)が、円滑に支障なく挿通されるようになっている。
尚、上記幹糸(メインライン)(ML)と垂れ糸(タグライン)(TL)並びに補助制御糸(アクションライン)(CL)としては、上記した高強力なポリエチレン繊維の可撓な紐(商品名「ダイニーマ」)を採用し、枝糸(ブランチライン)(BL)としてはナイロン糸を採用することが好ましい。
先に目安として例示した長さなどの数値から明白なように、上記トローリング漁の操業範囲は広大であるため、その操業中であることを他船に知らせる目印の旗(60)を、上記垂れ糸(タグライン)(TL)に取り付けて安全性を確保することが望ましい。
上記のような立て竿(スティック)(48)から順次垂れ糸(タグライン)(TL)とブレーカー(57)、幹糸(メインライン)(ML)並びに抵抗板(JB)が一直線状になった準備完了後、レジヤーボート(クルーザー)などの船体(B)を適当な速度(例えば約5ノット〜8ノット)で走らせ、その抵抗板(JB)を曳行すると、波の抵抗を受けて、幹糸(メインライン)(ML)に張力差が生じ、これを弾力性がある立て竿(スティック)(48)の反発力により緩和し、その幹糸(メインライン)(ML)の弛緩を解消して、すばやく緊張させることになる。
また、船体(B)の走行中にはバウンドやローリング、ピッチングなどが発生し、上記立て竿(スティック)(48)の上端部が前後方向や左右方向へ振れ動くため、延いては上記幹糸(メインライン)(ML)から複数の枝糸(ブランチライン)(BL)を介して並列状態に吊り下がっている魚形ルアー(A)が、波も受けて、海面(L−L)を叩いたり、ジャンピング(海面から出没又は昇降)したり、或いは海面(L−L)上をトビウオの如く飛んだりすることを繰り返すことになり、これらの複雑且つ不規則(アットランダム)な動きと、これに伴ない発生する音並びに輝きが、捕獲対象魚であるマグロの索餌本能を大いに刺激する。併せて、抵抗板(JB)の曳行中に発生する海水の激しいはね上げと、その動きに伴なう音も、同じくマグロの索餌本能に強くアピールし、有効な集魚効果を得られることになる。
更に、上記ルアー(A)自身の中空ボディ(10)は透明又は半透明の柔軟な熱可塑性樹脂から成り、生魚(イワシ)の外観状態と同一又は類似する画像(絵柄)(29)を備えた転写シート(28L)(28R)が、ルアーボディ(10)の裏側(内側)凹曲面に貼り付け一体化されているため、そのルアーボディ(10)の表側(外側)凸曲面に各方向から当る光の輝きも、上記マグロにリアルな生魚(イワシ)の動きを印象づけることとなり、集魚効果の向上に役立つ。
特に、そのルアーボディ(10)におけるボディハーフセグメント(10L)(10R)の裏面(内面)に貼り付けられた転写シート(28L)(28R)は、ホログラムシート(28)とその表面に多色刷りされた画像(29)とから成るため、そのホログラムシート(28)を形作っている金属反射層(32)の光反射作用とも相俟って、ルアーボディ(10)の表側(外側)からホログラム像との混合状態に透視・観察される画像(29)が、鱗のキラキラと輝く生魚(ベイトフィツシュ/イワシ)を思わせる外観状態となる。
しかも、上記ルアーボディ(10)は柔軟性を有する熱可塑性樹脂から成る中空品であり、生魚が身体を屈曲させて泳ぐような弾性変形や尾ビレ部(15)の振れ動きも行なえるようになっているため、その活動も生魚のそれを思わせることとなり、優れた釣り果を得られるのである。
その場合、垂れ糸(タグライン)(TL)から船体(B)へ垂れ下がる補助制御糸(アクションライン)(CL)を、釣り人(M1)の補助者(M2)やその他の同乗者が、引っ張ったり、放したり操作して、上記ルアー(A)を積極的に昇降させる如く、その動きを人為的に制御することもできる。
そして、上記ルアー(A)は幹糸(メインライン)(ML)から枝糸(ブランチライン)(BL)を介して、海面(L−L)と平均的に同じ高さか又は海面(L−L)から若干浮上する高さに吊り下げられているため、大型の回遊魚であるマグロは上記集魚作用を受けて、海面(表面)(L−L)へ集まり、海中(下方)から飛び出してルアー(A)の就中後尾側へ喰い付くことになる。そのルアー(A)の全体がマグロに呑み込まれることもある。
その時には、上記弾力性に富む立て竿(スティック)(48)がその上端部(竿先部)から急速に弓の如く弯曲変形すると共に、その負荷に応じた復元変形も行うため、上記マグロに強いショックを与えるおそれはなく、その弾性変形に伴って生成される時間差が、上記マグロの所謂口離れや口切れなどを防止することになる。
併せて、ルアー(A)のボディ(10)が柔軟な熱可塑性樹脂から成る中空品であり、その特にマグロの喰い付きやすいルアーボディ(10)の後尾側が、前頭側からの徐々に薄肉・扁平化されているため、マグロに生魚(イワシ)との違和感を与えるおそれがなく、口離れの防止に寄与するのであり、しかもそのルアーボディ(10)の後部側には釣り針(フック)(36)が存在するため、上記立て竿(スティック)(48)の復元反撥力とも相俟って、その釣り針(36)に対するマグロの確実な口掛かり状態を得られるのである。
そして、上記ルアー(A)の釣り針(36)に口掛かりしたマグロは、その釣り糸(枝糸)(37)を引っ張ることになるため、ルアー(A)の後尾側がマグロに喰い切られて残る前頭側や、喰い切られることなく全体的に残るルアー(A)は、釣り針(36)と引き離される如く、釣り糸(枝糸)(37)に沿って幹糸(メインライン)(ML)が存在する前方へ移動することとなり、マグロに対するルアー(A)の抵抗感やルアー(A)自身の損傷などを可及的に減少させることができる。
更に、上記ルアー(A)に喰い付いたマグロの強い引っ張り力を受けると、幹糸(メインライン)(ML)の途中を立て竿(スティック)(48)に連結しているブレーカー(57)が切断され、その立て竿(スティック)(48)の上端部から垂れ糸(タグライン)(TL)が垂れ下がる一方、幹糸(メインライン)(ML)は釣り竿(ボードロッド)(50)の巻取リール(49)と連続する配線系統へ変更されるため、釣り人(M1)がその幹糸(メインライン)(ML)の巻取リール(49)を回転操作して、マグロを船体(B)へ引き寄せ、ギヤフなどを用いて船体(B)の内部へ取り込むのである。その際、マグロが喰い付いていないルアー(A)の釣り糸(枝糸)(37)については、その係止金具(47)を上記幹糸(メインライン)(ML)から取りはずせば良い。
冒頭の特許文献1に記載されている延縄漁では、ルアー(擬似餌)を錘によって海中へ沈めており、また従来のトローリング漁では漁船から左右方向へ横竿を張り出して、これから吊り下げたルアーを潜行板により海中へ沈めた状態のもとで曳行している。そのため、その何れの漁法においても、ルアーの動きが単調であって、複雑且つ不規則に変化せず、その動きに伴なう音や輝きなども起生し難い結果、捕獲対象魚の集魚作用と延いては釣り果に劣るのである。
これに比して、本発明の魚形ルアー(A)を用いた上記トローリング漁の場合、海面(表層)を回遊魚の言わば漁場として、そのルアー(A)が弾力性のある立て竿(スティック)(48)や抵抗板(JB)の働きによって、海面(L−L)を叩いたり、トビウオの如く飛んだり、小魚の逃げ惑ったりする複雑且つ不規則な動きを繰り返し、その動きに伴なう音や輝きなども発生するため、捕獲対象魚(マグロ)の索餌本能を大いに刺激することができ、有効な集魚作用と延いては優れた釣り果を得られるのである。
捕獲対象魚の餌になる生魚(ベイトフィッシュ)は、その対象魚の種類や生息地、釣りを行う季節・天候・場所などの諸条件によって異なり、同じ種類の対象魚であっても、個体毎の学習効果や生息地などの如何では、その餌になる生魚が異なることもある。
この点、本発明の魚形ルアー(A)ではボディハーフセグメント(10L)(10R)の裏面(内面)へ貼り付ける転写シート(28L)(28R)を製造メーカーにおいて、その画像(29)だけが異なるそれと言わば互換使用して、その左右対称な一対のボディハーフセグメント(10L)(10R)からルアーボディ(10)に便利良く組み立てることができ、各種画像(29)の魚形ルアー(A)を豊富に提供し得る効果がある。
尚、図示の実施形態ではマグロを捕獲対象魚として、ルアー(A)のボディ(10)自身をその餌であるイワシの魚形に作成しているが、捕獲対象魚の餌となる比較的小さな生魚(ベイトフィッシュ)である限り、サバやその他の輪郭形状に作成してもさしつかえない。捕獲対象魚の餌となり得ても、その魚形でないイカやタコなどは本発明に含まれない。
(10)・ルアーボディ
(10L)(10R)・ボディハーフセグメント
(11)・口部
(12)・背ビレ部
(13)・腹ビレ部
(14)・尻ヒレ部
(15)・尾ビレ部
(16b)・背中側接合面
(16s)・腹側接合面
(17)・保形芯膜
(20)・釣り糸挿通孔
(28)・ホログラムシート
(28L)(28R)・転写シート
(29)・画像
(30)・紙質基材シート
(31)・ホログラム形成樹脂シート
(32)・金属反射層
(36)・釣り針
(37)・釣り糸
(40)・連結紐
(41)・カバー片
(42)・リベット
(43)・カバーチューブ
(44)・保形芯筒
(45)・釣り糸挿通孔
(46)・リベット受け止め口
(48)・立て竿(スティック)
(49)・巻取リール
(50)・釣り竿(ボートロッド)
(57)・ブレーカー
(A)・ルアー
(B)・船体
(H)(H1)(H2)・背丈
(JB)・抵抗板
(M1)・釣り人
(S1)(S2)・転写シール
(Z−Z)・仮想線
(W1)(W2)・貼り合わせ代
(ML)・幹糸(メインライン)
(BL)・枝糸(ブランチライン)
(TL)・垂れ糸(タグライン)
(CL)・補助制御糸(アクションライン)
(L−L)・海面
ところが、特許文献1に記載のルアーはあくまでも漁師が使う延縄漁業用であるため、釣り糸(6)へ留め金(9)を介して取り付け固定した円錐形状の錘(8)によって、そのルアー(1)を海中へ沈降させなければならない。ルアー(1)を海面(表)から浮上しない使用状態に保つための錘(8)が、必須不可欠である。
又、請求項4の構成を採用するならば、上記ルアーボディを向かい合う断面ほぼ半楕円形の両ボディハーフセグメントから、その魚形の背中側接合面同士並びに腹側接合面同士の連続的な縁取り状態として、安定良く正確に貼り合わせることができ、特に軟質塩化ビニル樹脂の保形芯膜を介して貼り合わせる構成によれば、特別な有機溶剤や接着剤を塗布する必要もなく、ただ単に押し付け(挟み付け)るだけで、その可塑剤同士の融合作用が経時的に硬化するため、極めて容易に貼り合わせ作業し得るのであり、利便性と量産性がますます向上する。
上記のような立て竿(スティック)(48)から順次垂れ糸(タグライン)(TL)とブレーカー(57)、幹糸(メインライン)(ML)並びに抵抗板(JB)が一直線状になった準備完了後、レジヤーボート(クルーザー)などの船体(B)を適当な速度(例えば約5ノット〜8ノット)で走らせ、その抵抗板(JB)を曳行すると、波の抵抗を受けて、幹糸(メインライン)(ML)に張力差が生じ、これを弾力性がある立て竿(スティック)(48)の反発力により緩和し、その幹糸(メインライン)(ML)の弛緩を解消して、すばやく緊張させることになる。
そして、上記ルアー(A)は幹糸(メインライン)(ML)から枝糸(ブランチライン)(BL)を介して、海面(L−L)と平均的に同じ高さか又は海面(L−L)から若干浮上する高さに吊り下げられているため、大型の回遊魚であるマグロは上記集魚作用を受けて、海面(表)(L−L)へ集まり、海中(下方)から飛び出してルアー(A)の就中後尾側へ喰い付くことになる。そのルアー(A)の全体がマグロに呑み込まれることもある。
併せて、ルアー(A)のボディ(10)が柔軟な熱可塑性樹脂から成る中空品であり、その特にマグロの喰い付きやすいルアーボディ(10)の後尾側が、前頭側からの徐々に薄肉・扁平化されているため、マグロに生魚(イワシ)との違和感を与えるおそれがなく、口離れの防止に寄与するのであり、しかもそのルアーボディ(10)の後側には釣り針(フック)(36)が存在するため、上記立て竿(スティック)(48)の復元反撥力とも相俟って、その釣り針(36)に対するマグロの確実な口掛かり状態を得られるのである。

Claims (6)

  1. 柔軟性を有する透明又は半透明の熱可塑性樹脂から捕獲対象魚の餌となる生魚の輪郭形状に成形された左右対称な一対のボディハーフセグメントと、
    その各ボディハーフセグメントとほぼ同じ大きさ並びに相似な輪郭形状をなすホログラムシートのホログラム形成面に、上記生魚の外観状態と同一又は類似の画像がカラー印刷された転写シートの左右一対とを備え、
    両ボディハーフセグメントの裏面へ対応的な一対の上記転写シートを、その画像がボディハーフセグメントの表側からホログラム像との混合状態に透視され得る関係として、各々無色の有機溶剤又は接着剤により貼り付け一体化した上、
    その両ボディハーフセグメントにおける魚形の少なくとも半分を占める前頭側だけを、可塑剤同士の融合作用、無色の有機溶剤又は接着剤により縁取り状態に貼り合わせて、断面ほぼ楕円形の中空ルアーボディに組み立てる一方、
    同じく両ボディハーフセグメントにおける魚形の残る多くとも半分を占める後尾側を、貼り合わせない開放状態に保って、
    予じめ先端部に釣り針が付属一体化された釣り糸を、上記ルアーボディの開放状態にある後尾側から挿入して、前頭側の口部へ導出配線することにより、そのルアーボディを釣り糸に沿って前後方向へ移動できるように設定したことを特徴とするトローリング用の魚形ルアー。
  2. 柔軟性を有する熱可塑性樹脂から両ボディハーフセグメントにおける魚形の少なくとも半分を占める前頭側とほぼ同じ大きさ並びに輪郭形状に形成された一定厚みの保形芯膜を、
    その両ボディハーフセグメントにおける魚形の少なくとも半分を占める前頭側だけに介挿セットして、両ボディハーフセグメントと上記保形芯膜とをその可塑剤同士の融合作用により、縁取り状態に貼り合わせ一体化したことを特徴とする請求項1記載のトローリング用の魚形ルアー。
  3. 高強度な熱可塑性樹脂から両ボディハーフセグメントにおける魚形の口部付近に介挿フィットし得る側面視の先細り台形で、且つ断面ほぼ楕円形に成形された口部保形芯筒を、
    その両ボディハーフセグメントにおける魚形の口部付近だけに介挿セットして、両ボディハーフセグメント同士を無色の有機溶剤又は接着剤により、縁取り状態に貼り合わせ一体化したことを特徴とする請求項1記載のトローリング用の魚形ルアー。
  4. ルアーボディに組み立られる両ボディハーフセグメントを、向かい合う断面ほぼ半楕円形に成形すると共に、
    その魚形の口部から背ビレ部の後端位置付近までの間を、背中面に沿って連続的に縁取る背中側接合面とする一方、
    上記魚形の口部から腹ビレ部の中間位置付近までの間を、又は同じく魚形の口部から尻ヒレ部の中間位置付近までの間を、腹面に沿って連続的に縁取る腹側接合面として、
    上記両ボディハーフセグメントの背中側接合面同士並びに腹側接合面同士を、無色の有機溶剤又は接着剤によって合掌状態に貼り合わせ一体化するか、又は軟質塩化ビニル樹脂の保形芯膜を介して、その可塑剤同士の融合作用により貼り合わせ一体化したことを特徴とする請求項1記載のトローリング用の魚形ルアー。
  5. ルアーボディのボディハーフセグメント同士が縁取り状態に貼り合わされる前頭側での平均肉厚を厚く、貼り合わされず開放状態に残る後尾側での平均肉厚を薄く相違変化させたことを特徴とする請求項1記載のトローリング用の魚形ルアー。
  6. 各転写シートのホログラムシートを、紙質基材シートとホログラム形成樹脂シート並びにそのホログラム形成面に融着又は蒸着された金属反射層とから成る積層体として、
    その金属反射層の表面に生魚のリアルな画像をオフセット印刷方式によってカラー印刷すると共に、
    上記転写シートをボディハーフセグメントの裏面へ貼り付け一体化した後、そのボディハーフセグメントをルアーボディに組み立てる前に、上記転写シートにおけるホログラムシートの紙質基材シートだけを除去することを特徴とする請求項1記載のトローリング用の魚形ルアー。
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