JP2014234862A - 樹脂歯車用芯金及び樹脂歯車用複合部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】強度を確保しつつ十分な軽量化及び小型化を図れる樹脂歯車用芯金と、その芯金を用いた樹脂歯車用複合部材と、を提供する。【解決手段】ボス部12と外周面に凹凸形状13が設けられたリング部14とが連結部を介して同軸に設けられ、外周面にはギヤ歯22を有する樹脂外周材21が接合され、ボス部12にシャフトSが嵌合されて使用される樹脂歯車用芯金10であって、ボス部12及びリング部14が、軸方向に環帯状に延びて板状の連結部16における内周部及び外周部の同じ側に配置され、ボス部12と連結部16とリング部14とが一体に連続した材料からなり、ボス部12が連結部16及びリング部14よりも厚く形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、樹脂外周材をリング部の外周面に接合する共に、シャフトをボス部に嵌合して使用される樹脂歯車用芯金と、この樹脂歯車用芯金に樹脂外周材が溶着された樹脂歯車用複合部材とに関する。
従来より、樹脂外周材を芯金の外周面に接合した樹脂歯車が多用されている。
例えば下記特許文献1、2等には、パワーステアリング装置のウオームホイールとして、金属製の芯金の外周面に樹脂外周材が接合され、この樹脂外周材にギヤ歯が設けられたものが記載されている。
このようなウオームホイールでは、樹脂を用いることで軽量化が図られると共にギヤの噛み合い音が防止されている。
芯金は、シャフトが嵌合されるボス部と、樹脂外周材が接合されるリング部と、ボス部とリング部とを連結する連結部とで構成されている。ボス部に嵌合されるシャフトには、ステアリングホイールの操蛇力が伝達され、また路面の反力が伝達されるため、ボス部とシャフトとの間の十分な接合強度が要求される。
このような芯金は、特許文献1では円盤状の金属素材を鍛造加工により深皿状に成形し、ボス部に軸孔を形成すると共にリング部に外周凹凸部を形成することで製造されている。
また特許文献2では、切削、鍛造、板金プレス等の手法のうち、板金プレスを用いて板材を成形することでコストを抑えて芯金が製造されている。
特開2001−141033号公報 特開2011−106575号公報
しかしながら、特許文献1では、鍛造により芯金を深皿形状に製造するため、厚肉にして強度を確保しつつ軽量化できるものの、芯金の軸方向の形状が大きかった。軸方向の形状を小型化するために、ボス部とリング部とを内外に重ねて配置するとすれば、十分な強度を確保できるように厚肉の材料を用いるため、プレス圧を十分に高くすることが必要となり、設備を大型化する必要が生じ、製造が容易でない。
特許文献2では、板金プレスにより芯金を製造するため、薄肉の板材を用いれば、ボス部とリング部とを内外に重ねて容易に配置でき、小型化して軽量化できるものの、強度が低下してシャフトを十分な強度で嵌合できない。一方、厚肉の板材を用いれば、強度を確保できるものの、芯金の重量が大きくなり、またプレス圧を大きくすることで設備を大型化する必要が生じて、製造が容易でない。
そこで、本発明では、強度を確保しつつ十分な軽量化及び小型化を図れる製造容易な樹脂歯車用芯金を提供すること、またそのような芯金を用いた樹脂歯車用複合部材を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の樹脂歯車用芯金は、ボス部と外周面に凹凸形状が設けられたリング部とが連結部を介して同軸に設けられ、外周面に樹脂外周材を接合すると共にボス部にシャフトを嵌合して使用する樹脂歯車用芯金であって、ボス部及びリング部が、上記軸方向に環帯状に延びて板状の連結部における内周部及び外周部の同じ側に配置され、ボス部と連結部とリング部とが一体に連続した材料からなり、ボス部が連結部及びリング部よりも厚く形成されている。
この樹脂歯車用芯金は、パワーステアリング装置の樹脂歯車用芯金として特に好適に用いることができる。
この樹脂歯車用芯金では、ボス部の厚みがリング部の最大厚みの1.1倍以上1.3倍以下であるのが好適である。
またこの樹脂歯車用芯金では、ボス部と連結部との間、及び連結部とリング部との間に、連続したメタルフローを有するのが好適である。
本発明の樹脂歯車用複合部材は、上述のような樹脂歯車用芯金と、樹脂歯車用芯金のリング部の外周面に溶着された樹脂外周材とを備え、樹脂外周材にギヤ歯を形成して使用されるものである。
本発明の樹脂歯車用芯金によれば、ボス部及びリング部が、軸方向に環帯状に延び板状の連結部を介して一体に連続した材料からなり、ボス部が連結部及びリング部よりも厚く形成されているので、ボス部とリング部と連結部とのそれぞれに局部的に過剰な薄肉部分がなく、各部の強度を確保できる。しかも、ボス部と連結部との間の連結部分及び連結部とリング部との間の連結部分に境界がなく、連続しているため、各部間の連結強度を確保できる。またボス部とリング部と連結部とが一体に連続した材料から形成されていても、ボス部が連結部及びリング部よりも厚く形成されているため、シャフトに嵌合されるボス部の強度を確実に確保することが可能である。
そのため、ボス部、連結部、リング部、ボス部と連結部との間の連結部分、及び連結部とリング部との間の連結部分のそれぞれの強度を確保できることで、各部をできるだけ薄肉化させて、強度を確保しつつ十分な軽量化を図ることが可能である。
また環帯状のボス部及びリング部が、板状の連結部の内周部及び外周部の同じ側に連結されているため、軸方向の全長を小型化できることに加え、ボス部を連結部及びリング部よりも厚くすることで薄肉化が図られているため、板材を金型で厚み方向に加圧することで製造でき、製造が容易である。
その結果、強度を確保しつつ十分な軽量化及び小型化を図れる製造容易な樹脂歯車用芯金を提供することが可能であり、またこの樹脂歯車用芯金を用いた樹脂歯車用複合部材を提供することが可能である。
本発明の実施形態の樹脂歯車用芯金及び複合部材を示す断面図である。 本発明の実施形態の樹脂歯車用芯金及び複合部材を示す正面図である。
以下、本発明の実施形態について図を用いて詳細に説明する。この実施形態では、パワーステアリング装置のウオームホイールに用いる樹脂歯車用の金属製芯金及び複合部材の例を用いて説明する。
この実施形態の複合部材20は、図1及び図2に示すように、樹脂歯車用芯金10と、この樹脂歯車用芯金10に溶着して接合された樹脂外周材21と、を備えている。
この複合部材20は、ステアリングホイールからの操舵力やタイヤに受ける路面からの反力が伝達されるシャフトSがボス部12に嵌合されると共に、樹脂外周材21の外周面にギヤ歯22を設け、このギヤ歯22にモータ等の駆動装置により回転するウオームWを螺合させた状態で装着され、ウオームWの回転力をシャフトSに伝達するために使用するものである。
樹脂歯車用芯金10は金属材料からなり、ボス部12とボス部12の径方向外側に離間して配置されるリング部14とが連結部16を介して同軸に設けられている。ここではボス部12及びリング部14が軸方向の同じ側に一体的に連続して形成されることで、連続部16が形成されており、ボス部12とリング部14との間には、軸方向の一方側に開口した中空部18が形成されている。これより径方向断面形状が略U字状となっている。
この樹脂歯車用芯金10では、各部の大きさは特に限定されるものではないが、例えば軸方向の全長がボス部12の軸方向の長さの2倍以下、特に1.5倍以下とすることで、樹脂歯車用芯金10の軸方向の大きさを小型化できる。
特に限定されるものではないが、例えばリング部14の最大径がボス部12の外径の2倍〜5倍であって、リング部14の最大径がボス部12の厚みの10倍〜20倍としてもよい。
樹脂歯車用芯金10のボス部12は、軸方向に延びる環帯状の形状に形成されている。環帯状の形状は、厚みが略一定で略一定の断面形状が軸方向に連続した略円筒形状となっている。
ボス部12の内側には、シャフトSが挿入される貫通孔11が形成されている。このボス部12の厚みは、シャフトSを嵌合して固定するために十分な強度を得られることが必要であり、少なくとも連結部16の厚み及びリング部14の厚みよりも厚くしている。
樹脂歯車用芯金10のリング部14は、軸方向に延びる環帯状の形状に形成されている。ここでは外周面の全周に凹凸形状13が設けられ、軸方向の両端側に凹凸のない平滑部17が全周に連続して設けられている。
リング部14における環帯状の形状は、ボス部と同様であるが、凹凸形状13が設けられているため、最大厚みが全周で略一定となることで環帯状の輪郭形状となっている。
リング部14の凹凸形状13は、樹脂外周材が確実に樹脂歯車用芯金10に固定される大きさ及び形状に形成されている。この実施形態では、軸方向に延びる複数の筋状の凸部又は凹部が周方向に略一定間隔で全周に並設されている。各凸部又は凹部の形状は適宜設定することができ、例えば周方向に交互に逆勾配の傾斜面が繰り返される波形乃至ジグザグ形状としてもよい。
リング部14は、ボス部12に比べて大きくて強度が要求されないため、ボス部12の厚みより薄肉でよい。そのため、ボス部12の厚みがリング部14の最大厚みの1.1倍以上2倍以下、特に1.3倍以下となるようにするのが好適である。
ボス部12の厚みがリング部14の最大厚みに対して過剰に薄いと、リング部14を軽量化のために十分に薄肉に形成した際、ボス部12にシャフトSを嵌合した際の嵌合強度が不足したり、耐久性が不足したりする場合がある。一方、ボス部12の厚みがリング部14の最大厚みに対して過剰に厚いと、樹脂外周材の強度に比べてリング部14の強度が過剰となり、軽量化を十分に図れない場合がある。
樹脂歯車用芯金10の連結部16は、板状に形成されており、内周部がボス部12と連結し、外周部がリング部14と連結している。板状とは厚みが略一定に形成されていればよい。連結部16は平板、即ち円板状であっても曲面板状であってもよい。リング部14と連結部16との連結部分、及び連結部16とボス部との連結部分はそれぞれ曲率半径の小さい湾曲形状となっている。
板状の連結部16の厚みはボス部12より薄く形成され、リング部14の最大厚みと同じであってもよく、異なっていてもよい。ボス部12の厚みは、連結部16の最大厚みの1.1倍以上2倍以下、特に1.3倍以下となるようにするのが好適である。
連結部16の径方向の幅、即ちボス部12の外周面とリング部14の内周面との間の間隔は、ボス部12の厚みより大きくしてもよい。この間隔を広く設けることで、ボス部12及びリング部14の厚みを抑えて軽量化を図ることができる。
この樹脂歯車用芯金10では、ボス部12と連結部16とリング部14とが一体に連続した金属材料からなる。少なくともボス部12と連結部16との間の連結部分、及び連結部16とリング部14との間の連結部分が全長にわたり物理的に切断された部位がないことが望ましい。特に、ボス部12と連結部16との間の少なくとも一部、及び連結部16とリング部14との間の少なくとも一部に、それぞれ連続したメタルフローが形成されていることが望ましい。
このような樹脂歯車用芯金10を製造するには、例えば金属の板材を軸方向に加圧することで絞り形状体を成形する絞り工程と、絞り工程より高い圧力で絞り形状体を軸方向に加圧することで、絞り形状体の厚みを変化させる鍛造工程と、を備えた製造方法を採用してもよい。
金属の板材としては、例えば中心孔を有する円板状の板材を用いることができる。金属材料としては特に限定されず、熱間圧延軟鋼板(SPHC)等を用いてもよいが、リン酸皮膜処理等を施した材料を用いるのが好適である。
絞り工程では、例えば板材を径方向中間の位置と外周側の位置及び内周側の位置とを軸方向に沿って相対加圧して絞り加工を施してもよい。これにより、外周側と内周側とを、中間位置に対して軸方向の同じ側となるように変形させ、略U字状の断面が環状に連続して、軸方向の一端側が閉塞すると共に他端側が開口した絞り形状体を作製する。
鍛造工程では、絞り形状体を樹脂歯車用芯金10に対応した金型で軸方向に絞り加工より高い圧力で加圧することで鍛造加工を施し、各部の厚み及び形状を調整する。この調整と同時に、又はその後の鍛造工程で凹凸形状13をリング部14の外周に設けてもよい。鍛造工程では、各部を板材より薄くしてもよく、リング部14及び連結部16の一方又は双方を板材より薄くしてもよく、ボス部12を板材より厚くしてもよい。
この鍛造加工は、絞り形状体が樹脂歯車用芯金10に近似しているため容易に加工できる。
最後に、適宜仕上加工を施すことで、樹脂歯車用芯金10を製造する。
このような樹脂歯車用芯金10を用いて複合部材20を製造するには、例えば内周面及び外周面が断面円形を有する円筒状の樹脂外周材21を準備し、樹脂歯車用芯金10のリング部14に嵌合させ、凹凸形状13の頂部を樹脂外周材21の内周面に接触させた状態で、樹脂歯車用芯金10を誘導加熱してもよい。これにより、樹脂外周材21の内周面を溶融させ、凹凸形状13を樹脂外周材21に完全に埋設させた状態でリング部14に溶着できる。
得られた複合部材20に対して、その後樹脂外周材21の外周面に所望のギヤ歯22を形成し、ボス部12にシャフトを嵌合させ、ウオームホイールとしての使用に供することができる。
以上のような樹脂歯車用芯金10及び複合部材によれば、軸方向に延びる環帯状のボス部12及びリング部14が板状の連結部16を介して一体に連続した材料からなり、ボス部12が連結部16及びリング部14よりも厚く形成されている。これにより、ボス部12とリング部14と連結部16とのそれぞれに局部的に過剰な薄肉部分が無く、各部の強度を確保できる。しかも、ボス部12と連結部16との間及び連結部16とリング部14との間に境界がないため、各部間の連結強度を確保できる。
また、ボス部12とリング部14と連結部16とが一体に連続した材料から形成されていても、ボス部12が連結部16及びリング部14よりも厚く形成されているため、シャフトSが嵌合されるボス部12の強度を容易に確保することが可能である。そのため、各部をできるだけ薄肉化させ、強度を確保しつつ十分な軽量化を図ることが可能である。
また環帯状のボス部12及びリング部14が、板状の連結部16の内周部及び外周部の同じ側に連結されているので、軸方向の全長を小型化できる。しかもボス部を連結部及びリング部よりも厚くすることで薄肉化が図られているため、板材を使用して容易に加工を施すことができる。
この実施形態の樹脂歯車用芯金10では、ボス部12の外周面及び内周面と、リング部14の内周面、外周面及び凹凸形状13とが、それぞれ軸方向に沿って設けられ、しかもボス部12及びリング部14が連結部16の内周部及び外周部に連結され、両者が連結部16に対して軸方向の同じ側に配置されているので、例えばプレス装置により板材を軸方向に加圧することで、樹脂歯車用芯金10を容易に製造することが可能である。
上記実施形態は本発明の範囲内において適宜変更可能である。例えば上記では樹脂歯車としてパワーステアリング装置のウオームホイールの場合について説明したが、他の歯車であっても本発明を適用可能である。
樹脂歯車用芯金10のリング部14の外周面に円環状の樹脂外周材21を嵌合させ、樹脂歯車用芯金10を誘導加熱して樹脂外周材21をリング部14に溶着した例を説明したが、他の方法により樹脂外周材21をリング部14の外周面に接合することができる。例えば樹脂歯車用芯金10の外周面に溶融樹脂を射出成形して樹脂外周材21を形成してもよい。
また樹脂歯車用芯金10の各部の形状も変更可能であり、例えば上記では、樹脂歯車用芯金10の連結部16を板状に形成したが、ボス部12とリング部14とを連結できる加工可能な形状であれば板状でなくてもよい。
S シャフト
W ウオーム
10 樹脂歯車用芯金
11 貫通孔
12 ボス部
13 凹凸形状
14 リング部
16 連結部
17 平滑部
18 中空部
20 複合部材
21 樹脂外周材
22 ギヤ歯

Claims (5)

  1. ボス部と、外周面に凹凸形状が設けられたリング部と、が連結部を介して同軸に設けられ、上記外周面に樹脂外周材を接合すると共に上記ボス部にシャフトを嵌合して使用する樹脂歯車用芯金であって、
    上記ボス部及び上記リング部が、上記軸方向に環帯状に延びて板状の上記連結部における内周部及び外周部の同じ側に配置され、
    上記ボス部と上記連結部と上記リング部とが一体に連続した材料からなり、上記ボス部が上記連結部及び上記リング部よりも厚く形成されている、樹脂歯車用芯金。
  2. ボス部と、外周面に凹凸形状が設けられたリング部と、が連結部を介して同軸に設けられ、上記外周面に樹脂外周材を接合すると共に上記ボス部に操蛇力が伝達されるシャフトを嵌合して使用するパワーステアリング装置の樹脂歯車用芯金であって、
    上記ボス部及び上記リング部が、上記軸方向に環帯状に延びて板状の上記連結部における内周部及び外周部の同じ側に配置され、
    上記ボス部と上記連結部と上記リング部とが一体に連続した材料からなり、上記ボス部が上記連結部及び上記リング部よりも厚く形成されている、パワーステアリング装置の樹脂歯車用芯金。
  3. 前記ボス部の厚みは、上記リング部の最大厚みの1.1倍以上1.3倍以下である、請求項1又は2に記載の樹脂歯車用芯金。
  4. 前記ボス部と前記連結部との間、及び該連結部と前記リング部との間に連続したメタルフローを有する、請求項1乃至3の何れかに記載の樹脂歯車用芯金。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の樹脂歯車用芯金と、該樹脂歯車用芯金のリング部の外周面に溶着された樹脂外周材とを備え、該樹脂外周材にギヤ歯を形成して使用される、樹脂歯車用複合部材。
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