JP2014234249A - 用紙処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の用紙群を排紙トレイ上に積載する際に、先に積載された第一の用紙群の積載位置に対して、後に積載された第二の用紙群の積載位置を、用紙の幅方向以外の方向に変更し、かつ、第一の用紙群を揃った状態に保ちながら第二の用紙群を積載する。
【解決手段】第一の用紙群を構成する用紙を排出する際には、兼用部材54を用紙の後端に接触させず、第一の用紙群が第一の積載位置に積載されるように兼用部材54を制御し、第二の用紙群を構成する用紙を排出する際には、当該用紙の後端に兼用部材54を接触させて、第一の積載位置から用紙の幅方向以外の方向に変位した第二の積載位置に第二の用紙群が積載されるよう、かつ、第一の用紙群を兼用部材54により押圧して第一の積載位置において第一の用紙群を揃えるように兼用部材54を制御する。
【選択図】図7

Description

本発明は、用紙に処理を行う用紙処理装置に関する。
従来より、用紙に処理を行う用紙処理装置において、連続して先に搬送される先行用紙が排紙トレイ上に載置された後、この先行用紙の排紙トレイ上における載置位置とはオフセットさせた位置に、先行用紙の後に続いて搬送される後続用紙が載置されるように、排紙トレイを排出方向と略直角の水平方向に移動するトレイシフト動作を行う用紙処理装置が知られている(下記特許文献1)。
特開2012−96895号公報
しかし、上記特許文献1に記載の用紙処理装置によっては、同一のトレイにおいて用紙の排出方向と略直角の水平方向の一方向に載置位置をオフセットさせるのみであり、他の方向には載置位置をオフセットさせることができないという問題点があった。例えば、上記特許文献1に記載の用紙処理装置において、トレイシフト動作を行っている際に、実行中のジョブを中断して、ジョブを割り込ませて実行する場合には、割込ジョブを構成する割込用紙は、先行用紙若しくは後続用紙と同じ載置位置に載置されるか、又は、別の排紙トレイに載置されることとなる。割込用紙が先行用紙若しくは後続用紙と同じ載置位置に載置される場合には、割込用紙を先行用紙若しくは後続用紙から一目で判別することができないため、載置された用紙の中から割込用紙を選別する作業が発生し、ユーザーの負荷が増大する。割込用紙が別の排紙トレイに載置される場合には、例えば別のトレイがメインの排紙トレイよりも下部に設けられ、用紙を除去しにくい位置にある場合には、作業性が悪くなる。このように、従来の用紙処理装置においては同一のトレイにおいて用紙の幅方向以外の方向に載置位置を変更することはできなかった。
また、上記特許文献1に記載の用紙処理装置によっては、先に排紙トレイに載置された用紙は特に固定されていないため、既に載置された先行用紙の上に後続用紙が載置される際に、先行用紙がずれる場合があるという問題点があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、複数の用紙群を排紙トレイ上に積載する際に、先に積載された第一の用紙群の積載位置に対して、後に積載された第二の用紙群の積載位置を、用紙の幅方向以外の方向に変更し、かつ、第一の用紙群を揃った状態に保ちながら第二の用紙群を積載することを目的とする。
本発明は、以下の手段を提供する。すなわち、
用紙からなる第一の用紙群を排出し、その後前記第一の用紙群とは異なる第二の用紙群を排出する排紙部と、
前記排紙部から排出された用紙を積載する排紙トレイと、
前記排紙トレイ上の用紙を積載する位置を変更し、かつ、前記排紙トレイ上に積載された用紙を揃える兼用部材と、
少なくとも前記兼用部材の動作を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、
前記排紙部が前記第一の用紙群を構成する用紙を排出する際には、前記排紙トレイ上で当該用紙の後端に前記兼用部材を接触させず、前記第一の用紙群が第一の積載位置に積載されるように前記兼用部材を制御し、
前記排紙部が前記第二の用紙群を構成する用紙を排出する際には、前記排紙トレイ上で当該用紙の後端に前記兼用部材を接触させて、前記第一の積載位置から用紙の幅方向以外の方向に変位した第二の積載位置に前記第二の用紙群が積載されるよう、かつ、前記排紙トレイに排出済みの前記第一の用紙群を前記兼用部材により押圧して前記第一の積載位置において前記第一の用紙群を揃えるように前記兼用部材を制御する
ことを特徴とする用紙処理装置。
本発明の用紙処理装置によれば、先に積載された第一の用紙群の積載位置に対して、後に積載された第二の用紙群の積載位置を、用紙の幅方向以外の方向に変更し、かつ、第一の用紙群を揃った状態に保ちながら第二の用紙群を積載することが可能となる。
本発明に係る画像形成システム全体の断面図である。 本発明に係る画像形成システムの制御系を説明するブロック図である。 本発明に係る排紙装置の構成を模式的に示す説明図である。 本発明に係る排紙装置を含む画像形成システムの実施例1における動作方法を説明するフローチャートである。 実施例1において、排紙部が第一の用紙群を排出している時点における排紙装置の状態を示す図である。 実施例1において、兼用部材が第一のジョブに含まれる用紙群(第一の用紙群)の後端を押圧する時点における排紙装置の状態を示す図である。 実施例1において、排紙部が第二の用紙群を排出している時点における排紙装置の状態を示す図である。 本発明に係る排紙装置を含む画像形成システムの実施例2における動作方法を説明するフローチャートである。 本発明に係る排紙装置を含む画像形成システムの実施例3における動作方法を説明するフローチャートである。 本発明に係る排紙装置を含む画像形成システムの実施例4における動作方法を説明するフローチャートである。 実施例4において、第一のジョブを完了した時点における排紙装置の状態を示す図である。 実施例4において、排紙トレイが第一の排紙トレイ位置から第二の排紙トレイ位置へ移動する時点における排紙装置の状態を示す図である。 実施例4において、第二のジョブを完了した時点における排紙装置の状態を示す図である。 実施例4において、第三のジョブを完了した時点における排紙装置の状態を示す図である。 実施例4において、排紙トレイが第二の排紙トレイ位置から第一の排紙トレイ位置へ移動する時点における排紙装置の状態を示す図である。 実施例4において、第四のジョブを完了した時点における排紙装置の状態を示す図である。
以下図面を参照して、本発明に係る用紙処理装置の実施例を説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
(実施例1)
〔画像形成システムの構成〕
図1及び図2を参照して、本発明に係る用紙処理装置を含む画像形成システムの装置構成を説明する。
まず、図1に示す画像形成システム全体の断面図を参照して、本実施例に係る画像形成システムの全体構成を説明する。本実施例に係る画像形成システムは、画像形成装置1と、用紙処理装置2とを有する。画像形成装置1は、例えば複写機といった電子写真方式の画像形成装置であり、画像データに基づいて用紙に画像を形成する。画像形成装置1は、原稿読取装置5と、感光体11と、帯電部12と、像露光部13と、現像部14と、転写部15Aと、分離部15Bと、クリーニング装置16と、用紙トレイ17Aと、中間搬送部17Bと、排紙ローラー17Cと、搬送経路切替板17Dと、反転搬送部17Eと、定着装置18と、画像形成制御部100(図2参照)と、操作表示部150とを有する。
原稿読取装置5は、画像形成装置1本体の筐体上部に配置され、画像を読み取る際に原稿を自動的に移動させる自動原稿送り部を備えている。この原稿読取装置5は、原稿に形成された画像を読み取り、所定の画像信号を出力する。出力された画像信号は、A/D変換が施されることにより画像データとして作成される。
原稿読取装置5が備える画像読取制御部110(図2参照)は、画像データに、シェーディング補正やディザ処理、圧縮等の処理を施し、この処理により得られるデータを最終的な画像データとして画像形成制御部100に出力する。なお、画像形成制御部100は、画像読取制御部110から画像データを取得するのみならず、画像形成装置1に接続されたパーソナルコンピューターや他の画像形成装置から画像データを受信してもよい。
感光体11は、帯電部12によりその表面が一様に帯電させられる。像露光部13は、画像データを基に画像形成制御部100から出力される出力情報に対応して、レーザビームにより感光体11の表面を走査露光する。これにより、一様に帯電した感光体11の表面に潜像が形成される。現像部14はトナーにより当該潜像を反転現像し、これにより、感光体11の表面にトナー画像が形成される。
用紙トレイ17Aに収納された用紙Pは、転写部15Aへ給紙される。転写部15Aは、感光体11の表面上のトナー画像を用紙Pへ転写し、その後、分離部15Bは、トナー画像が転写された用紙Pを感光体11から分離する。クリーニング装置16は、転写部15Aによりトナー画像が用紙Pに転写された後の感光体11の表面に残留しているトナーを除去する。
中間搬送部17Bは、分離された用紙Pを定着装置18へ搬送する。定着装置18は、用紙Pに対する加熱および加圧により定着処理を施す。排紙ローラー17Cは、定着処理が施された用紙Pを用紙処理装置2へ排出(供給)する。
一方、用紙Pの両面に画像形成を行う場合、定着装置18により定着処理が施された用
紙Pは、搬送経路切換板17Dにより、その搬送方向が排紙ローラー17C側から下方(反転搬送部17E)側へと切り換えられる。反転搬送部17Eは、用紙Pをスイッチバックすることにより用紙Pの表裏を反転させた上で用紙Pを転写部15Aへ搬送する。転写部15Aは、トナー画像を用紙Pの裏面へ転写し、当該用紙Pは定着装置18を経て、排紙ローラー17Cから用紙処理装置2へ供給される。
用紙処理装置2は、画像形成装置1の後段に配置されており、当該画像形成装置1から排出される用紙Pに対して用紙処理を行う。本実施形態にかかる用紙処理装置2が行う用紙処理は、例えば、ステープル処理、すなわち、複数枚の用紙Pに対してステープルを施す処理である。用紙処理装置2は、導入部20と、中間スタッカー40と、ステープル部43と、排紙装置50と、用紙処理制御部200(図2参照)とを主体に構成されている。
導入部20は、画像形成装置1から排出された用紙Pを用紙処理装置2の内部に導入する。この導入部20は、画像形成装置1の排紙ローラー17Cと対応するように、その位置が設定されている。
ここで、導入部20から導入された用紙Pに関する搬送経路の概要について説明する。導入部20下流の搬送経路は、第1の搬送経路R1と、第2の搬送経路R2と、第3の搬送経路R3とに分岐しており、導入部20からの用紙Pは、切換ゲート(図示せず)の切り換えに応じて、いずれかの搬送経路R1〜R3に供給される。ステープル処理を行うことなく用紙Pを機外のトレイに排出する場合、切換ゲートは、第1の搬送経路R1または第2の搬送経路R2に設定される。一方、ステープル処理を行う場合、切換ゲートは、第3の搬送経路R3に設定される。各搬送経路R1〜R3は、多数の搬送ローラーとガイド部材とにより構成されている。
第1の搬送経路R1は、導入部20からの用紙Pをサブ排紙トレイ60に搬送するための経路である。このサブ排紙トレイ60は、機外の上部に配置されている。サブ排紙トレイ60は、許容する積載量が少ないことから、例えば厚紙などといった特殊な用紙Pに対する少量排紙の際に利用される。
第2の搬送経路R2は、導入部20からの用紙Pを排紙装置50の排紙トレイ51に搬送するための経路である。第2の搬送経路R2の最後段には、排紙部(第1の排紙ローラー)53が配置されており、第2の搬送経路R2に従って搬送された用紙Pは、排紙部53によって排紙トレイ51へと排出される。
第3の搬送経路R3は、導入部20からの用紙Pを中間スタッカー40に搬送するための経路である。第3の搬送経路R3の最後段には、第2の排紙ローラー26が配置されている。この第2の排紙ローラー26は、中間スタッカー40の上方(具体的には、中間スタッカー40に積載される用紙面を基準として当該用紙面よりも上方)に配置されており、第3の搬送経路R3に従って搬送された用紙Pを中間スタッカー40に排出する。中間スタッカー40上の用紙(あるいは用紙束)は、用紙搬送部42により搬送された後、排紙部53により、排紙トレイ51に排出される。
なお、画像形成装置1から排出される用紙Pとは別ルートで用紙処理装置2に用紙Pを導入することを可能にするため、用紙処理装置2には、用紙供給ユニット30が備えられている。この用紙供給ユニット30は、給紙用トレイと、用紙送り機構とで構成されており、給紙用トレイに載置された用紙Pは、用紙送り機構によって取り込まれた後に、所定の搬送経路を経て、導入部20下流側の搬送経路へと搬送される。
中間スタッカー40は、ステープル部43によるステープル処理に供するために、第2の排紙ローラー26から排出される用紙Pを順次積載する機能を担っている。また、この中間スタッカー40は、後述するシフト動作を行う場合、用紙Pの積載位置に応じて用紙Pの搬送位置を用紙幅方向(用紙搬送方向と直交する方向)にずらすため、用紙Pを一時的に載置する機能も担っている。
中間スタッカー40は、当該中間スタッカー40に載置される用紙Pの先端部がその後端部よりも上向きとなるように傾斜した格好で配置されている。第2の排紙ローラー26から排出された用紙Pは、中間スタッカー40上またはその上に積載されている最上面の用紙上に落下すると、中間スタッカー40の傾斜面または最上面の用紙面上を下降し、用紙Pの後端部が後端ガイド板(図示せず)に当接して停止する。
中間スタッカー40の周囲には、整合部材41や、用紙搬送部42が配置されている。
整合部材41は、ステープル処理に際し、中間スタッカー40に順次積載される用紙Pの側端(用紙搬送方向と平行な用紙Pの端部)の位置を整合する。整合部材41としては、例えば、用紙幅方向に往復動する一対の可動板で構成されている。整合部材41は、第2の排紙ローラー26から用紙Pが排出される度に動作し、用紙Pの側端とそれぞれ当接することにより、中間スタッカー40に積載される最上面の用紙Pに対する側端位置の整合を行う。
用紙搬送部42は、中間スタッカー40に載置された用紙P(あるいは、ステープル処理が施された複数枚の用紙P)を当該中間スタッカー40から排紙部53へと搬送する。用紙搬送部42は、例えば、用紙幅方向に整列する一対のコンベアー機構で構成されている。個々のコンベアー機構は、駆動プーリーと、従動プーリーと、これらのプーリーの間に掛け渡されるタイミングベルトとで構成されている。用紙搬送部42は、駆動プーリーの回転駆動にともない搬送ベルトを回転させることで、中間スタッカー40上に載置されている用紙Pを排紙部53へと搬送する。
ステープル部43は、ステープル針を打ち出すステープラーと、当該ステープル針を用紙Pに沿って折り曲げるクリンチャーとで構成されている。このステープル部43は、中間スタッカー40に積載された複数枚の用紙Pを対象として、予め定めた位置および向きに従ってステープルを施すことにより、ステープル処理を行う。例えば、ステープル部43は、用紙束の後端部近傍にステープルを施すことにより端部綴じを行う。
排紙装置50は、用紙搬送部42によって搬送された用紙を排出して積載する装置であり、排紙トレイ51、排紙部53および兼用部材54を備えている。排紙装置50の詳細な構成については図3を用いて後述する。
次に、図2は、本実施例にかかる画像形成システムの制御系を説明するブロック図である。この画像形成システムの制御系は、画像形成制御部100と、用紙処理制御部200とで構成されている。これらの各制御部100,200は、互いに通信可能に構成されている。
画像形成制御部100は、画像形成装置1を制御するとともに、用紙処理制御部200を制御することにより画像形成システム全体を統合的に制御する機能を担っている。画像形成制御部100としては、CPU、ROM、RAM、I/Oインターフェースを主体に構成されたマイクロコンピューターを用いることができる。
画像形成制御部100は、画像読取制御部110等より入力された画像データを取得する。また、画像形成制御部100は、入力された画像データに基づいて、画像形成装置1の各部を制御し、入力された画像データに応じた画像を用紙Pに形成する。具体的には、画像形成制御部100は、画像形成部120、用紙トレイ17Aから用紙Pを給紙する給紙部130、用紙Pを搬送する搬送部140をそれぞれ制御する。ここで、画像形成部120は、感光体11、帯電部12、像露光部13、現像部14、転写部15A、分離部15Bおよび定着装置18といった画像形成を担う各要素を機能的に示すものである。
操作表示部150は、ユーザーによって設定される種々の情報を画像形成制御部100に出力する。操作表示部150としては、例えば、ディスプレイ上に表示される情報に従い、入力操作を行うことが可能なタッチパネルを用いることができる。かかる操作表示部150を通じて、ユーザーは、印刷条件、例えば、シフト動作の要否の選択や、シフト動作時の移行量の設定または選択、用紙Pの種類(例えば、重量)、画像の濃度や倍率、用紙処理(ステープル処理)の有無の設定などをすることができる。また、画像形成制御部100は、操作表示部150を制御することにより、当該操作表示部150を介してユーザーに種々のメッセージを表示することができる。
通信部160は、自己の装置に接続する用紙処理装置2との通信を確立する入出力部として機能する。これにより、画像形成制御部100は、画像形成装置1の通信部160および用紙処理装置2の通信部280を介して、用紙処理装置2の用紙処理制御部200と相互に通信を行うことができる。
用紙処理制御部200は、用紙処理装置2を制御する機能を担っている。用紙処理制御部200としては、CPU、ROM、RAM、I/Oインターフェースを主体に構成されたマイクロコンピューターを用いることができる。
用紙処理制御部200は、用紙Pを搬送する搬送部210を制御したり、整合部材41を駆動する整合駆動部220を制御したり、ステープル部43のステープラーおよびクリンチャーを駆動するためのステープル駆動部230を制御したりする。また、用紙処理制御部200は、必要に応じて排紙トレイ51の位置を変更するように制御する。また、用紙処理制御部200は、兼用部材54を制御することにより、後述するように兼用部材54を第一の固定位置および第二の固定位置に移動させることができる。
〔排紙装置50の構成〕
図3は、排紙装置50の構成を模式的に示す説明図であり、水平方向から見た排紙装置50付近の断面図である。排紙装置50は、排紙トレイ51、排紙部53、および兼用部材54を備えている。
排紙トレイ51は、排紙部53から排出された用紙を順次積載するトレイであり、不図示の駆動部により上下方向(図1に示すW1方向)および用紙の幅方向に沿って駆動可能に構成されている。兼用部材54は、後述のように制御部によって第一の固定位置および第二の固定位置に位置するように制御され、排紙トレイ51上に積載された用紙の後端を押圧したり、排紙トレイ51上の用紙を積載する位置を変更したりする。図3において兼用部材54は第一の固定位置に位置している。兼用部材54は、ただ一つ設けられていても本発明の目的を達することができるが、複数個設けられていることが望ましい。
〔動作方法〕
以下に、図4のフローチャートおよび図5〜7の説明図を参照して、本発明に係る排紙装置50を含む画像形成システムの動作方法について説明する。なお、以下の説明にある制御は全て画像形成制御部100および用紙処理制御部200のいずれが実行してもよいため、単に「制御部」と表記する場合、画像形成制御部100および用紙処理制御部200のいずれをも含むものとする。また、制御部における判断は、制御部が備えるCPUが行う。
まず、第一のジョブが入力されて画像形成動作が開始すると、制御部は兼用部材54を制御して第一の固定位置に固定するように制御する(S401)。制御部は、第一のジョブの画像データに基づいて用紙に第一のジョブ用の画像形成を行うように画像形成部120を制御し、排紙トレイ51上に排出するように排紙部53を制御する(S402)。図5はこの時点での排紙トレイ51の状態を示している。このとき、兼用部材54は第一の固定位置にあるため、兼用部材54は、排紙トレイ51上で排紙部53から排紙された用紙の後端に接触することはなく、排出された用紙P1は排紙トレイ51上の搬送方向の上流側の位置(第一の積載位置)に積載される。
続いて、制御部は、第一のジョブが完了した否かを判断する(S403)。第一のジョブが完了していないと判断した場合は(S403;No)、再び第一のジョブ用の画像形成を行うように画像形成部120を制御する(S402)。一方、第一のジョブが完了したと判断した場合は(S403;Yes)、制御部は排紙トレイ51上の用紙の積載位置を第二の積載位置へ変更すると判断する(S404)。
積載位置を変更すると判断すると、制御部は、兼用部材54を第二の固定位置に移動し、固定するように制御する(S405)。図6は、この時点での排紙装置50の状態を示している。兼用部材54は矢印Aの方向に移動し、第二の固定位置に位置している。このとき兼用部材54は、既に排紙トレイ51上に積載されている、第一のジョブに含まれる用紙群(第一の用紙群)P2の後端Bを押圧する。これにより第一の用紙群の後端は排紙トレイ51へ密着し、第一の用紙群は、揃った状態に保たれる。このため、第二のジョブを構成する用紙群(第二の用紙群)が積載される際に、第一の用紙群がずれるおそれがない。ここで、第一の用紙群および第二の用紙群は、二枚以上の用紙であってもよいし、一枚の用紙であってもよい。
その後、制御部は第二のジョブの画像データに基づいて用紙に第二のジョブ用の画像形成を行うように画像形成部120を制御し、排紙トレイ51上に排出するように排紙部53を制御する(S406)。図7はこの時点での排紙トレイ51の状態を示している。兼用部材54は第二の固定位置に固定されているため、兼用部材54は排出された用紙P3の後端に接触し、用紙P3は排紙トレイ51上の第一の積載位置よりも搬送方向の下流側に変位した位置(第二の積載位置)に積載される。
続いて、制御部は、第二のジョブが完了したか否かを判断する(S407)。第二のジョブが完了していないと判断した場合は(S407;No)、制御部は兼用部材54を第二の固定位置に固定するように制御しつつ、第二のジョブ用の画像形成を行うように画像形成部120を制御する(S406)。
一方、第二のジョブが完了したと判断した場合は(S407;Yes)、画像形成動作を終了する。
以上に説明した制御方法によって画像形成動作を行うことによって、先に積載された第一の用紙群の積載位置に対して、後に積載された第二の用紙群の積載位置を、用紙の幅方向以外の方向に変更することが可能となる。このため、第一の用紙群と第二の用紙群とを容易に判別することができる。また、第二の用紙群を排出する際に兼用部材54が第一の用紙群を押圧することで、第一の用紙群を揃った状態に保ちながら第二の用紙群を積載することが可能となる。そして、排紙トレイ51上の用紙を積載する位置を変更する動作と、排紙トレイ51上に積載された用紙を揃える動作を、それぞれ独立の部材を設けることなく単一の兼用部材54で実行できるため、構成を簡易にすることができる。
なお、制御部は、排紙部53がステップS406およびS407で第二の用紙群を排出する際に、兼用部材54が第一の用紙群を押圧する状態に保つように兼用部材54および排紙トレイ51の位置を制御することが望ましい。具体的には、排紙トレイ51を上下方向に動かさないように制御部が制御するのが望ましい。このように制御することで、第一の用紙群を、より確実に揃った状態に保つことができる。他にも、排紙トレイ51が上下方向に動くのと連動して兼用部材54を上下方向に移動させ、第一の用紙群を押圧する状態に保つように制御部が排紙トレイ51および兼用部材54を制御してもよい。このように制御することで、第一の用紙群および第二の用紙群の厚みに応じて排紙トレイ51の高さを調整しつつ、第一の用紙群を、揃った状態に保つことができる。
(実施例2)
実施例1においては、第一のジョブ用の画像形成を行う際に、制御部は、兼用部材54を第一の固定位置に固定するように制御したが、本実施例においては、制御部は、排紙部53が第一の用紙群を構成する用紙を排出した後に、第二の固定位置に位置するように兼用部材54を制御する。
図8のフローチャートを参照して、本実施例における動作方法について説明する。
まず、第一のジョブが入力されて画像形成動作が開始すると、制御部は兼用部材54を制御して第一の固定位置へ移動するように制御する(S801)。制御部は第一のジョブの画像データに基づいて用紙に第一のジョブ用の画像形成を行うように画像形成部120を制御し、排紙トレイ51上に排出するように排紙部53を制御する(S802)。
次に、制御部は兼用部材54を第二の固定位置へ移動するように制御する(S803)。兼用部材54が第二の固定位置へ移動することで、排紙トレイ51上の用紙の後端を押圧して、用紙の後端は排紙トレイ51へ密着する。
続いて、制御部は、第一のジョブが完了したか否かを判断する(S804)。第一のジョブが完了していないと判断した場合は(S804;No)、制御部は再び兼用部材54を第一の固定位置へ移動するように制御し(S801)、第一のジョブ用の画像形成を行うように画像形成部120を制御する(S802)。一方、第一のジョブが完了したと判断した場合は(S804;Yes)、制御部は排紙トレイ51上の用紙の積載位置を第二の積載位置へ変更すると判断する(S805)。
この後、制御部は、兼用部材54を第二の固定位置に固定するように制御し(S806)、図4におけるステップS405〜S407と同様の制御方法により第二のジョブが完了するまで第二のジョブ用の画像形成を行うように画像形成部120を制御し(S807、S808)、画像形成動作を終了する。
以上に説明した制御方法によって画像形成動作を行うことによって、第一の用紙群を積載する際に、一枚ごとに兼用部材54が用紙の後端を押圧し、排紙トレイ51に密着させることができる。これにより、第一の用紙群をより確実に揃った状態に保つことができる。
なお、本実施例における制御方法は以上に説明した方法に限定されることはなく、制御部は複数枚ごと(例えば三枚ごと)に第一の用紙群を構成する用紙を押圧するように制御部を制御してもよい。その中でも、以上に説明したように、制御部は用紙を一枚ごとに押圧するように兼用部材54を制御することにより、第一の用紙群をより確実に揃った状態に保つことができる。
(実施例3)
以上の実施例においては、制御部は、第一のジョブが完了してから、第二のジョブを実行するように排紙部53を制御したが、本実施例においては、制御部は、第一の用紙群を排出する第一のジョブを中断し、第二の用紙群を排出する第二のジョブを割り込ませ、第一の用紙群を構成する用紙の排出動作に第二の用紙を構成する用紙の排出動作を割り込ませるように排紙部53を制御する。
図9のフローチャートを参照して、本実施例における動作方法について説明する。
まず、第一のジョブが入力されて画像形成動作が開始すると、図8におけるステップS801〜S803と同様の制御方法により、第一のジョブ用の画像形成を行う(S901〜S903)。
続いて、制御部は、第二のジョブが入力されたか否かを判断する(S904)。第二のジョブが入力されていないと判断した場合は(S904;No)、再び第一のジョブ用の画像形成を行うように制御する(S901〜S903)。一方、第二のジョブが入力されたと判断した場合は(S904;Yes)、制御部は排紙トレイ51上の用紙の積載位置を第二の積載位置へ変更すると判断する(S905)。
その後、制御部は、兼用部材54を第二の固定位置に固定するように制御し(S906)、図4におけるステップS406、S407と同様の制御方法により第二のジョブが完了するまで第二のジョブ用の画像形成を行うように画像形成部120を制御する。(S907、S908)。
制御部は、第二のジョブが完了したと判断した場合は(S908;Yes)、制御部は、第一のジョブを再開するための操作を要求する通知を行うように操作表示部150を制御する(S909)。具体的には、制御部が操作表示部150を制御して操作表示部150上に「割込ジョブを完了しました。仕掛ジョブを再開するには、割込ジョブを取り除いて下さい」等のメッセージを表示し、「仕掛ジョブを再開する」等のアイコンを表示する。このとき、兼用部材54は第二の固定位置にあるため、第二の用紙群の後端に接触し続けている。
そして、制御部は第一のジョブを再開するための操作がなされたか否かを判断する(S910)。具体的には、制御部は、ユーザーが上述のアイコン等を操作した場合に第一のジョブを再開するための操作がなされたと判断する。
操作がなされない場合は、制御部は、第一のジョブ再開操作要求通知の表示を続けるように操作表示部150を制御する(S910;No)。また、所定時間が経過するまで操作がなされない場合には、制御部は、画像形成システムに備えられた不図示のスピーカー等を制御して、音声等で改めて通知を行ってもよい。一方、操作がなされた場合は(S910;Yes)、制御部は第一のジョブを再開すると判断する(S911)。
その後、制御部は、第二のジョブの入力による中断の前と同様の制御方法(S901〜S904)により、第一のジョブが完了するまで第一のジョブ用の画像形成を行い(S912〜S915)、第一のジョブが完了すると(S915;Yes)、画像形成動作を終了する。第一のジョブの再開後は、兼用部材54が第一の固定位置にある状態(S912)で第一のジョブ用の画像形成(S913)を行うため、排出された用紙は、第一の積載位置に積載される。第一の積載位置には、第二のジョブの入力による中断の前に既に排出された第一の用紙群が積載されているため、第一のジョブを構成する用紙群は、全て第一の積載位置に積載され、全体として一つの用紙群として判別されるように積載される。
以上に説明した制御方法によって画像形成動作を行うことによって、制御部が、第一のジョブを中断し、第二のジョブを割り込ませて実行するように排紙部53を制御する場合であっても、割り込まれた第二のジョブを構成する第二の用紙群が、第二の積載位置に積載されるため、第二の用紙群を容易に第一の用紙群と判別することができる。
また、制御部が、排紙トレイ51上に積載された第二の用紙群が取り除かれたと判断するまでは、兼用部材54が第二の固定位置に位置するように制御することで、より確実に第一の用紙群を揃った状態に保つことができる。例えば、第二の用紙群を排紙トレイ51上から取り除く際に第一の用紙群がずれることを防ぐことができる。
そして、制御部が、第二の用紙群が取り除かれたと判断した場合、第一のジョブの実行を再開するように排紙部を制御することで、より適切なタイミングで第一のジョブを再開することができ、第一のジョブと第二のジョブを混同することをより確実に防ぐことができる。
さらに、制御部が、第二のジョブの実行が完了した後に、ユーザーにより第一のジョブを再開するための操作(アイコン等を操作)がなされた場合に、排紙トレイ51上に積載された第二の用紙群が取り除かれたと判断することで、ユーザーの使用状況に応じて第一のジョブを再開するための操作を行うことにより、より適切なタイミングで第一のジョブを再開することができ、第一のジョブと第二のジョブを混同することをより確実に防ぐことができる。
なお、本実施例では、制御部は、操作表示部150が操作された場合に、第二の用紙群が取り除かれたと判断するが、兼用部材54の第二の用紙群と接触する位置に用紙の有無を検知する不図示のセンサーを設け、ユーザーが第二の用紙群を取り除いた場合に、当該センサーが用紙が無くなったことを示す出力を制御部に伝達し、このセンサーからの出力によって、制御部は第二の用紙群が取り除かれたと判断してもよい。
(実施例4)
本実施例に係る画像形成システムは、排紙トレイ51上の用紙を積載する位置を、用紙の幅方向について変更するシフト部を有する。シフト部は例えば、図1中の整合部材41、排紙トレイ51の用紙の幅方向の位置を変更する駆動部、排紙部53に設けられて用紙を幅方向に移動させるローラー等を用いることができる。以下では、シフト部は、排紙トレイ51の用紙の幅方向の位置を変更する不図示の駆動部であり、制御部は排紙トレイ51の位置を第一の排紙トレイ位置および第二の排紙トレイ位置に変更するように制御できる場合について説明する。
なお、本実施例においては、排紙装置50は、排紙トレイ51上に排出された用紙をより確実に揃った状態に保つため、また、第二の積載位置に排出された用紙の安定性等により、複数の兼用部材を備えるのがより望ましい。以下の説明においては第一の兼用部材54aおよび第二の兼用部材54bの二つの兼用部材を備えるものとする。
図10のフローチャートおよび図11〜図16の説明図を参照して、本実施例に係る排紙装置50を含む画像形成システムの動作方法について、第一のジョブから第四のジョブが入力された場合を例として説明する。
まず、画像形成動作が開始すると、制御部は第一の兼用部材54aおよび第二の兼用部材54bを制御して第一の固定位置に固定するように制御し(S1001)、図4におけるステップS402、S403と同様の制御方法により、第一のジョブが完了するまで第一のジョブ用の画像形成を行うように画像形成部120を制御する(S1002、S1003)。このとき、排紙トレイ51は第一の排紙トレイ位置に位置しており、第一の兼用部材54aおよび第二の兼用部材54bは第一の固定位置に位置しているため、第一のジョブを構成する用紙Paは、第一の排紙トレイ位置に位置する排紙トレイ51上の、第一の積載位置に積載される(図11参照)。
制御部は、第一のジョブが完了したと判断した場合(S1003;Yes)、排紙トレイ51の位置を用紙の幅方向に変更すると判断し(S1004)、図12中の矢印Cに示す方向に移動し、排紙トレイ51の位置を第一の排紙トレイ位置から第二の排紙トレイ位置に変更するように制御する(S1005)(図12参照)。
次に、制御部は、第一のジョブ用の画像形成動作(S1002、S1003)と同様の制御方法により、第二のジョブ用の画像形成動作を行うように画像形成部120を制御する(S1006、S1007)。このとき、排紙トレイ51は第二の排紙トレイ位置に位置しており、第一の兼用部材54aおよび第二の兼用部材54bは第一の固定位置に位置しているため、第二のジョブを構成する用紙Pbは、第二の排紙トレイ位置に位置する排紙トレイ51上の、第一の積載位置に積載される(図13参照)。
制御部は、第二のジョブが完了したと判断した場合(S1007;Yes)、制御部は排紙トレイ51上の用紙の積載位置を第二の積載位置へ変更すると判断し(S1008)、第一の兼用部材54aおよび第二の兼用部材54bを第二の固定位置に移動し、固定するように制御する(S1009)。このとき、第一の兼用部材54aおよび第二の兼用部材54bは第一のジョブを構成する用紙Paおよび第二のジョブを構成する用紙Pbを押圧する。
その後、制御部は、第一のジョブ用の画像形成動作(S1002、S1003)と同様の制御方法により、第三のジョブ用の画像形成動作を行うように画像形成部120を制御する(S1010、S1011)。このとき、第一の兼用部材54aおよび第二の兼用部材54bは第二の固定位置に位置しているため、第一の兼用部材54aおよび第二の兼用部材54bは排紙部53から排出された第三のジョブを構成する用紙Pcの後端に接触し、また、排紙トレイ51は第二の排紙トレイ位置に位置しているため、当該用紙Pcは第二の排紙トレイ位置に位置する排紙トレイ51上の第二の積載位置に積載される(図14参照)。
制御部は、第三のジョブが完了したと判断した場合(S1011;Yes)、排紙トレイ51の位置を用紙の幅方向に変更すると判断し(S1012)、図15中の矢印Dに示す方向に移動し、排紙トレイ51の位置を第二の排紙トレイ位置から第一の排紙トレイ位置に変更するように制御する(S1013)。このとき、第一の兼用部材54aおよび第二の兼用部材54bは、幅方向の一定位置に固定されていても良いし、不図示の駆動部によって、排紙トレイ51の移動に連動して用紙の幅方向に移動するように制御部が制御しても良い(図15参照)。
さらに、制御部は、第一のジョブ用の画像形成動作(S1002、S1003)と同様の制御方法により、第四のジョブ用の画像形成動作を行うように画像形成部120を制御する(S1014、S1015)。このとき、第一の兼用部材54aおよび第二の兼用部材54bは第二の固定位置に位置しているため、第一の兼用部材54aおよび第二の兼用部材54bは排紙部53から排出された第四のジョブを構成する用紙Pdの後端に接触し、また、排紙トレイ51は第一の排紙トレイ位置に位置しているため、第一の排紙トレイ位置に位置する排紙トレイ51上の第二の積載位置に積載される(図16参照)。
以上のように制御することで、同一のトレイ上において、より多くの種類の用紙群Pa〜Pdを、揃った状態に保ちながら、それぞれ判別することができる状態で積載することが可能となる。なお、本実施例では、制御部は第一の排紙トレイ位置および第二の排紙トレイ位置に変更するように制御できたが、排紙トレイ位置を多くすることで、さらに多くの種類の用紙群を積載することができる。
以上の実施例においては、本発明に係る用紙処理装置は画像形成システムに備えられていたが、これに限られることはなく、画像形成装置単体の排紙部にも適用することができる。
1 画像形成装置
2 用紙処理装置
50 排紙装置
51 排紙トレイ
53 排紙部
54 兼用部材
100 画像形成制御部
120 画像形成部
150 操作表示部
200 用紙処理制御部

Claims (8)

  1. 用紙からなる第一の用紙群を排出し、その後前記第一の用紙群とは異なる第二の用紙群を排出する排紙部と、
    前記排紙部から排出された用紙を積載する排紙トレイと、
    前記排紙トレイ上の用紙を積載する位置を変更し、かつ、前記排紙トレイ上に積載された用紙を揃える兼用部材と、
    少なくとも前記兼用部材の動作を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、
    前記排紙部が前記第一の用紙群を構成する用紙を排出する際には、前記排紙トレイ上で当該用紙の後端に前記兼用部材を接触させず、前記第一の用紙群が第一の積載位置に積載されるように前記兼用部材を制御し、
    前記排紙部が前記第二の用紙群を構成する用紙を排出する際には、前記排紙トレイ上で当該用紙の後端に前記兼用部材を接触させて、前記第一の積載位置から用紙の幅方向以外の方向に変位した第二の積載位置に前記第二の用紙群が積載されるよう、かつ、前記排紙トレイに排出済みの前記第一の用紙群を前記兼用部材により押圧して前記第一の積載位置において前記第一の用紙群を揃えるように前記兼用部材を制御する
    ことを特徴とする用紙処理装置。
  2. 前記制御部は、前記排紙部が前記第一の用紙群を構成する用紙を排出した後に、前記排紙トレイ上の前記第一の積載位置に積載された前記第一の用紙群を押圧するように前記兼用部材を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の用紙処理装置。
  3. 前記制御部は、前記第一の用紙群を排出する第一のジョブを中断し、前記第二の用紙群を排出する第二のジョブを割り込ませ、前記第一の用紙群を構成する用紙の排出動作に前記第二の用紙群を構成する用紙の排出動作を割り込ませるように前記排紙部を制御する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の用紙処理装置。
  4. 前記制御部は、前記第二のジョブが完了した後に、前記排紙トレイ上に積載された前記第二の用紙群が取り除かれたと判断するまでは、前記第二の用紙群の後端に前記兼用部材を接触させ続けるように前記兼用部材を制御する
    ことを特徴とする請求項3に記載の用紙処理装置。
  5. 前記制御部は、前記第二の用紙群が取り除かれたと判断した場合、前記第一のジョブの実行を再開するように前記排紙部を制御する
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の用紙処理装置。
  6. 前記制御部は、前記第二のジョブが完了した後に、ユーザーにより前記第一のジョブを再開するための操作がなされた場合に、前記排紙トレイ上に積載された前記第二の用紙群が取り除かれたと判断する
    ことを特徴とする請求項5に記載の用紙処理装置。
  7. 前記制御部は、前記排紙部が前記第二の用紙群を排出する際に、前記兼用部材が前記第一の用紙群を押圧する状態に保つように前記兼用部材および前記排紙トレイの位置を制御する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の用紙処理装置。
  8. 前記排紙トレイ上の用紙を積載する位置を、用紙の幅方向について変更するシフト部をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の用紙処理装置。
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