JPH09110257A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09110257A
JPH09110257A JP7270278A JP27027895A JPH09110257A JP H09110257 A JPH09110257 A JP H09110257A JP 7270278 A JP7270278 A JP 7270278A JP 27027895 A JP27027895 A JP 27027895A JP H09110257 A JPH09110257 A JP H09110257A
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sheet
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discharge
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Application number
JP7270278A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Imai
今井光浩
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置において、通常ジョブの排出用
紙と割込ジョブの排出用紙の区別を同一トレイ上で容易
に行えるようにすること。 【解決手段】 排紙ローラRから排紙トレイTの用紙載
置部材28に排出される用紙を排紙ローラRの軸方向に
移動させるように前記排紙ローラRをその軸方向に移動
させる排紙ローラ移動装置と、前記排紙ローラRから用
紙載置部材28上に排出される用紙後端を排紙方向にお
いて排紙ローラRに近い近接位置および遠い遠隔位置の
2位置に選択的に排出させる用紙後端位置制御部材33
とを備えた画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、デジタル複写機、プ
リンタ等の画像記録装置に関し、特に、単一の排紙トレ
イに画像が記録された用紙を複数枚排出する際に、用紙
の位置を用紙搬送方向および用紙搬送方向と直角方向に
ずらして排出することにより排紙トレイ上に仕分けた状
態で積載できるようにした排紙装置を有する画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】前記デジタル複写機およびプリンタ等の
画像形成装置において、単一の排紙トレイに画像が記録
された用紙を複数枚排出する際に、用紙を仕分けた状態
で排出する技術として、従来、下記(J01)の技術が知
られている。なお、以後の説明の理解を容易にするため
に、図面において互いに直交する矢印X,Y,Zの方向
に直交座標軸X軸、Y軸、Z軸を定義し、矢印X方向を
前方、矢印Y方向を左方、 矢印Z方向を上方とする。
この場合、X方向(前方)と逆向き(−X方向)は後
方、Y方向(左方)と逆向き(−Y方向)は右方、Z方
向(上方)と逆向き(−Z方向)は下方となる。また、
前方(X方向)及び後方(−X方向)を含めて前後方向
又はX軸方向といい、左方(Y方向)及び右方(−Y方
向)を含めて左右方向又はY軸方向といい、上方(Z方
向)及び下方(−Z方向)を含めて上下方向又はZ軸方
向ということにする。さらに図中、「○」の中に「・」
が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味
し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表か
ら裏に向かう矢印を意味するものとする。
【0003】(J01)図28に示す技術 図28においては、排紙トレイ01上に用紙Sを排出す
る際、用紙Sの用紙搬送方向(−Y方向)と直角方向
(X軸方向)に一定距離往復移動する排紙ローラ02を
用いて、単一の排紙トレイ01上への排紙位置を図28
Cに示されるように用紙搬送方向と直角方向に互いにず
らすことにより、排紙トレイ01上の排出用紙Sをグル
ープ毎に(部数別に)仕分けられるように構成されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記
(J01)の技術においては、画像形成装置の操作パネル
等に設けられた割り込みボタンを操作することにより、
現在の複写状態を保持したまま別の複写を行う割込ジョ
ブの場合、割込ジョブにおいて複写された用紙S´は割
り込み前に複写され排紙トレイ01に排出された用紙S
と同様に用紙搬送方向と直角方向にずらされて仕分けら
れる。このため、排紙トレイ01から用紙を取り出す際
に前記割込ジョブにおいて複写された用紙S´を区別す
ることが困難であるという問題がある。
【0005】また、前記割込ジョブにおいて複写された
用紙を区別するために、従来、下記の技術が知られてい
る。 (J02)特開平2−43163号公報記載の技術 この公報に記載の技術においては、画像形成装置には2
つの用紙排出部が設けられており、前記割込ジョブによ
り複写された用紙は前記用紙排出部を切り替えて排出さ
れるようになっている。 (J03)特開平5−105311号公報記載の技術 この公報に記載の技術においては、画像形成装置は用紙
仕分け用の複数のビンを有しており、割込ジョブにより
複写された用紙は前記用紙仕分け用のビンを切り替えて
排出されるようになっている。しかしながら、前記(J
02)、(J03)の技術においては、画像形成装置に複数
の排出トレイまたは、用紙仕分け用のビンを設けるた
め、装置が複雑化しコスト高になってしまう。
【0006】本発明は、前述の事情に鑑み、下記(O0
1)の記載内容を課題とする。 (O01)デジタル複写機およびプリンタ等の画像形成装
置において、通常ジョブの排出用紙と割込ジョブの排出
用紙の区別を同一トレイ上で容易に行えるようにするこ
と。
【0007】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本発明を説明するが、本発明の要素に
は、後述の実施例の要素との対応を容易にするため、実
施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。な
お、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する
理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明
の範囲を実施例に限定するためではない。
【0008】(第1発明)前記課題を解決するために、
本出願の第1発明の画像形成装置(F)は、下記の要件
を備えたことを特徴とする、(Y01)入力された画像デ
ータに基づいて用紙に画像を記録する画像記録手段
(G)、(Y02)画像が記録された用紙を排紙ローラ
(34a+46)に搬送する用紙搬送装置(H2)、(Y
03)用紙載置部材(28)と、用紙載置部材(28)よ
りも上方に配置された排紙口(29)とを有する排紙ト
レイ(T)、(Y04)排紙口(29)に対応して配置さ
れ、前記排紙口(29)から用紙を排出する上下一対の
駆動排紙ローラ(46)および従動排紙ローラ(34
a)を有する排紙ローラ(34a+46)、(Y05)前記
排紙ローラ(34a+46)から排出される用紙を排紙
ローラ(34a+46)の軸方向に移動させるように前
記排紙ローラ(34a+46)をその軸方向に移動させ
る排紙ローラ移動装置(D)、(Y06)前記排紙ローラ
(34a+46)から用紙載置部材(28)上に排出さ
れる用紙後端を排紙方向において排紙ローラ(34a+
46)に近い近接位置および遠い遠隔位置の2位置に選
択的に排出させる用紙後端位置制御部材(33;28+
122〜126)。
【0009】(第1発明の実施態様1)また、本出願の
第1発明の実施態様1の画像形成装置(F)は、前記第
1発明の画像形成装置(F)において、下記の要件を備
えたことを特徴とする、(Y07)前記排紙ローラ(34
a+46)から排紙方向前方に突出した突出位置と突出
しない収納位置との間で移動可能に設けられて前記排紙
ローラ(34a+46)から排出される用紙後端をガイ
ドするとともに、前記収納位置よりも前記突出位置にお
いて排紙ローラ(34a+46)から排出される用紙後
端を排紙方向前方に排出させる前記用紙後端位置制御部
材(33;28+122〜126)。
【0010】(第1発明の実施態様2)また、本出願の
第1発明の実施態様2の画像形成装置(F)は、前記第
1発明の画像形成装置(F)において、下記の要件を備
えたことを特徴とする、(Y08)前記排紙口(29)か
ら前記用紙載置部材(28)に排出される用紙の後端を
位置決めする用紙後端支持面(31)と、前記用紙後端
支持面(31)から排紙方向前方に突出した突出位置と
突出しない収納位置との間で移動可能に設けられ、前記
突出位置においては排紙ローラ(34a+46)から排
出される用紙後端を前記用紙後端支持面(31)よりも
前方にガイドする移動ガイド部材(63)を有する前記
用紙後端位置制御部材(33)。
【0011】(第2発明)また、本出願の第2発明の画
像形成装置(F)は、下記の要件を備えたことを特徴と
する、(Y01)入力された画像データに基づいて用紙に
画像を記録する画像記録手段(G)、(Y02)画像が記
録された用紙を排紙ローラ(34a+46)に搬送する
用紙搬送装置(H2)、(Y03)用紙載置部材(28)
と、用紙載置部材(28)よりも上方に配置された排紙
口(29)とを有する排紙トレイ(T)、(Y04)前記
排紙口(29)に対応して配置され、前記排紙口(2
9)から用紙を排出する上下一対の駆動排紙ローラ(4
6)および従動排紙ローラ(34a)を有する排紙ロー
ラ(34a+46)、(Y09)用紙に記録するべき複数
ページ分の画像データを記憶する画像記憶メモリ(10
a)、(Y010)前記画像記憶メモリ(10a)に記憶さ
れた画像データの記録部数を記憶する記録部数記憶メモ
リ(M)、(Y011)前記画像記憶メモリ(10a)に記
憶された画像データをページ順に且つ前記記録部数だけ
前記画像記録手段(G)に入力する画像記録制御部
(9)、(Y012)前記用紙載置部材(28)に載置さ
れる用紙の位置を部数別に前記排紙ローラ(34a+4
6)の軸方向にずれた異なる複数位置に選択的に排出す
る第1仕分装置(E1)、(Y013)前記用紙載置部材
(28)に載置される用紙の位置を部数別に用紙排出方
向にずれた異なる複数位置に選択的に排出する第2仕分
装置(E2)、(Y014)前記排紙トレイ(T)に排出さ
れる用紙の仕分方向を変更するために前記第1仕分装置
(E1)および第2仕分装置(E2)の作動を制御する仕
分制御手段(84)。
【0012】(第3発明)また、本出願の第3発明の画
像形成装置(F)は、下記の要件を備えたことを特徴と
する、(Y01)入力された画像データに基づいて用紙に
画像を記録する画像記録手段(G)、(Y02)画像が記
録された用紙を排紙ローラ(34a+46)に搬送する
用紙搬送装置(H2)、(Y03)用紙載置部材(28)
と、用紙載置部材(28)よりも上方に配置された排紙
口(29)とを有する排紙トレイ(T)、(Y04)前記
排紙口(29)に対応して配置され、前記排紙口(2
9)から用紙を排出する上下一対の駆動排紙ローラ(4
6)および従動排紙ローラ(34a)を有する排紙ロー
ラ(34a+46)、(Y012)前記用紙載置部材(2
8)に載置される用紙の位置を部数別に前記排紙ローラ
(34a+46)の軸方向にずれた異なる複数位置に選
択的に排出する第1仕分装置(E1)、(Y013)前記用
紙載置部材(28)に載置される用紙の位置を部数別に
用紙排出方向にずれた異なる複数位置に選択的に排出す
る第2仕分装置(E2)、(Y015)原稿画像を読取る画
像読取手段(IIT)、(Y016)前記画像読取手段
(IIT)により読取った画像データを記憶する前記画
像記憶メモリ(10a)、(Y017)画像データの記録部
数を入力する記録部数入力部材(70)から入力された
記録部数を記憶する前記記録部数記憶メモリ(M)、
(Y018)割込ジョブ要求スイッチ(69)、(Y019)
ジョブスタートスイッチ(68)、(Y020)前記ジョ
ブスタートスイッチ(68)の入力によりスタートする
ジョブが通常ジョブであるのか割込ジョブであるのかを
判断するジョブ判別手段(82)、(Y021)前記記録
部数入力部材(70)から入力された記録部数を前記通
常ジョブおよび割込ジョブに応じて前記記録部数記憶メ
モリ(M)の異なるメモリ部分に記憶させる部数記憶制
御手段(83)、(Y022)前記ジョブスタートスイッ
チ(68)がONされた場合に前記画像読取手段(II
T)により画像データを読取らせて、読取った画像デー
タを前記通常ジョブおよび割込ジョブに応じて前記画像
記憶メモリ(10a)の異なるメモリ部分に記憶させ、
記憶した画像データを前記記録部数記憶メモリ(M)に
記憶された部数だけ順次前記画像記録手段(G)に入力
する前記画像記録制御部(9)、(Y023)用紙の最初
の排出位置を設定する初期排出位置設定手段(80)、
(Y024)前記第1仕分装置(E1)および第2仕分装置
(E2)のうち、通常のジョブで使用する仕分装置を設
定する通常ジョブ用仕分設定手段(81)、(Y025)
割込ジョブの場合には前記排紙トレイ(T)に排出され
る用紙を前記通常ジョブの仕分と区別できる位置に仕分
けるように前記第1仕分装置(E1)および第2仕分装
置(E2)の作動を制御する前記仕分制御手段(8
4)。
【0013】(第3発明の実施態様1)また、本出願の
第3発明の実施態様1の画像形成装置(F)は、前記第
3発明の画像形成装置(F)において、下記の要件を備
えたことを特徴とする、(Y026)前記用紙載置部材
(28)に載置される用紙の位置を部数別に前記排紙ロ
ーラ(34a+46)の軸方向にずれた異なる2位置に
選択的に排出する前記第1仕分装置(E1)、(Y027)
前記用紙載置部材(28)に載置される用紙の位置を部
数別に用紙排出方向にずれた異なる2位置に選択的に排
出する前記第2仕分装置(E2)、(Y028)前記通常ジ
ョブの時には前記第1仕分装置(E1)または第2仕分
装置(E2)のうちの一方の仕分装置を作動させ且つ割
込ジョブの時には他方の仕分装置を作動させる前記仕分
制御手段(84)。
【0014】(第3発明の実施態様2)また、本出願の
第3発明の実施態様2の画像形成装置(F)は、前記第
3発明の実施態様1の画像形成装置(F)において、下
記の要件を備えたことを特徴とする、(Y029)前記割
込ジョブの開始時に用紙の排出位置を前記排紙ローラ
(34a+46)の軸方向にずらせてから前記他方の仕
分装置の作動を開始させる前記仕分制御手段(84)。
【0015】(第3発明の実施態様3)また、本出願の
第3発明の実施態様3の画像形成装置(F)は、前記第
3発明の実施態様1の画像形成装置(F)において、下
記の要件を備えたことを特徴とする、(Y030)前記割
込ジョブの開始時に用紙の排出位置を前記用紙排出方向
にずらせてから前記他方の仕分装置の作動を開始させる
前記仕分制御手段(84)。
【0016】(第3発明の実施態様4)また、本出願の
第3発明の実施態様4の画像形成装置(F)は、前記第
3発明の画像形成装置(F)において、下記の要件を備
えたことを特徴とする、(Y026)前記用紙載置部材
(28)に載置される用紙の位置を部数別に前記排紙ロ
ーラ(34a+46)の軸方向にずれた異なる2位置に
選択的に排出する前記第1仕分装置(E1)、(Y027)
前記用紙載置部材(28)に載置される用紙の位置を部
数別に用紙排出方向にずれた異なる2位置に選択的に排
出する前記第2仕分装置(E2)、(Y031)前記通常ジ
ョブおよび割込ジョブのいずれの時にも前記第1仕分装
置(E1)または第2仕分装置(E2)のうちの一方の仕
分装置を作動させるとともに前記割込ジョブは他方の仕
分装置により前記通常ジョブと異なる位置に用紙を排出
する前記仕分制御手段(84)。
【0017】
【作用】次に、前述の特徴を備えた本発明の作用を説明
する。 (第1発明の作用)前述の特徴を備えた本出願の第1発
明の画像形成装置(F)では、画像記録手段(G)は入
力された画像データに基づいて用紙に画像を記録する。
用紙搬送装置(H2)は、画像が記録された用紙を排紙
ローラ(34a+46)に搬送する。排紙口(29)に
対応して配置された上下一対の駆動排紙ローラ(46)
および従動排紙ローラ(34a)を有する排紙ローラ
(34a+46)は、前記排紙口(29)から用紙を排
紙トレイ(T)に排出する。用紙後端位置制御部材(3
3;28+122〜126)は、前記排紙ローラ(34
a+46)から用紙載置部材(28)上に排出された用
紙後端が排出方向において排紙ローラ(34a+46)
に近い近接位置および遠い遠隔位置の2位置のいずれか
となるように、前記用紙を排出させる。排紙ローラ移動
装置(D)は、前記排紙ローラ(34a+46)から排
出される用紙を排紙ローラ(34a+46)の軸方向に
移動させるように前記排紙ローラ(34a+46)をそ
の軸方向に移動させる。
【0018】したがって、排紙トレイ(T)上に排出さ
れる用紙を用紙搬送方向と直角方向に仕分けする場合、
例えば最初は排紙ローラ(34a+46)を軸方向に移
動させずに排紙する。そして、所定枚数の排出用紙を前
記排紙ローラ(34a+46)によって排紙トレイ
(T)上に排出した後、次の所定枚数の用紙は排紙ロー
ラ(34a+46)を軸方向に移動させながら排紙す
る。排紙ローラ(34a+46)が軸方向に移動すると
きに排出される用紙は、前記排紙ローラ(34a+4
6)を軸方向に移動させずに排出された用紙に対して、
排紙ローラ(34a+46)が軸方向に移動した距離だ
けずれて用紙載置部材(28)上に載置される。したが
って、前記排出トレイに排出される用紙は用紙搬送方向
と直角方向に仕分される。
【0019】また、排紙トレイ(T)上に排出される用
紙を用紙搬送方向に仕分けする場合、例えば最初は前記
用紙後端位置制御部材(33;28+122〜126)
により用紙後端を排出方向において排紙ローラ(34a
+46)に近い近接位置に排紙する。そして、所定枚数
の排出用紙を前記排紙ローラ(34a+46)に近い近
接位置に排出した後、次の所定枚数の用紙は前記用紙後
端位置制御部材(33;28+122〜126)により
用紙後端を排出方向において排紙ローラ(34a+4
6)から遠い遠隔位置に排紙する。したがって、前記排
紙トレイ(T)に排出される用紙は用紙排出方向に仕分
けされる。
【0020】(第1発明の実施態様1の作用)前述の特
徴を備えた本出願の第1発明の実施態様1の画像形成装
置(F)では、用紙後端位置制御部材(33;28+1
22〜126)は前記排紙ローラ(34a+46)から
排出される用紙後端をガイドするとともに、前記収納位
置よりも前記突出位置において排紙ローラ(34a+4
6)から排出される用紙後端を排紙方向前方に排出させ
る。したがって、排紙トレイ(T)上に排出される用紙
を用紙搬送方向に仕分けする場合、例えば最初は用紙後
端位置制御部材(33;28+122〜126)を前記
排紙ローラ(34a+46)から排紙方向前方に突出し
ない収納位置に移動させて排紙する。このとき排紙ロー
ラ(34a+46)により排出される用紙は、その後端
が前記用紙後端位置制御部材(33;28+122〜1
26)にガイドされて前記近接位置に排出される。そし
て、所定枚数の排出用紙を前記用紙後端位置制御部材
(33;28+122〜126)を前記収納位置に移動
させて排紙トレイ(T)上に排出した後、次の所定枚数
の用紙は用紙後端位置制御部材(33;28+122〜
126)を前記排紙ローラ(34a+46)から排紙方
向前方に突出した突出位置に移動させて排紙する。この
とき排紙ローラ(34a+46)により排出される用紙
は用紙後端位置制御部材(33;28+122〜12
6)にガイドされて前記収納位置よりも排紙方向前方に
排出される。したがって、前記排紙トレイ(T)に排出
される用紙は用紙排出方向に仕分けされる。したがっ
て、前記用紙後端位置制御部材(33;28+122〜
126)の移動ガイド部材(63)が突出位置に移動さ
れて排出される用紙は、その後端が前記近接位置よりも
用紙排出方向前方の前記遠隔位置に排出される。
【0021】(第1発明の実施態様2の作用)前述の特
徴を備えた本出願の第1発明の実施態様2の画像形成装
置(F)では、用紙後端位置制御部材(33;28+1
22〜126)の用紙後端支持面(31)は、前記排紙
口(29)から前記用紙載置部材(28)に排出される
用紙の後端を位置決めする。前記用紙後端位置制御部材
(33;28+122〜126)の移動ガイド部材(6
3)は、前記用紙後端支持面(31)から排紙方向前方
に突出した突出位置において排紙ローラ(34a+4
6)から排出される用紙後端を前記用紙後端支持面(3
1)よりも前方にガイドする。したがって、排紙口(2
9)から排出される用紙の後端は空中を自由落下するの
ではなく、前記突出位置に有る移動ガイド部材(63)
に沿ってガイドされながら落下するため、排紙トレイ
(T)の用紙載置部材(28)へ着地した用紙はその後
端が揃った状態で載置される。
【0022】前記排紙トレイ(T)上に排出される用紙
を用紙搬送方向に仕分けする場合、所定枚数(部数1に
対応する枚数)の用紙を排紙トレイ(T)上に排出して
それらの用紙の後端を前記用紙後端支持面(31)によ
って位置決めさせる。そして、次の所定枚数の用紙は用
紙後端位置制御部材(33;28+122〜126)の
移動ガイド部材(63)を前記突出位置に移動させて排
出する。このとき排紙ローラ(34a+46)により排
出される用紙は、その後端が移動ガイド部材(63)に
より前記用紙後端支持面(31)よりも前方にガイドさ
れて排紙トレイ(T)上に排出される。したがって、前
記用紙後端位置制御部材(33;28+122〜12
6)の移動ガイド部材(63)が突出位置に移動されて
排出される用紙は、その後端が前記近接位置よりも用紙
排出方向前方の前記遠隔位置に排出される。したがっ
て、用紙を用紙排出方向に仕分けすることができる。
【0023】(第2発明の作用)前述の特徴を備えた本
出願の第2発明の画像形成装置(F)では、画像記録手
段(G)は入力された画像データに基づいて用紙に画像
を記録する。用紙搬送装置(H2)は、画像が記録され
た用紙を排紙ローラ(34a+46)に搬送する。排紙
口(29)に対応して配置された上下一対の駆動排紙ロ
ーラ(46)および従動排紙ローラ(34a)を有する
排紙ローラ(34a+46)は、前記排紙口(29)か
ら用紙を排紙トレイ(T)に排出する。画像記憶メモリ
(10a)は、用紙に記録するべき複数ページ分の画像
データを記憶する。記録部数記憶メモリ(M)は、前記
画像記憶メモリ(10a)に記憶された画像データの記
録部数を記憶する。画像記録制御部(9)は、前記画像
記憶メモリ(10a)に記憶された画像データをページ
順に且つ前記記録部数だけ前記画像記録手段(G)に入
力する。第1仕分装置(E1)は前記用紙載置部材(2
8)に載置される用紙の位置を部数別に前記排紙ローラ
(34a+46)の軸方向にずれた異なる複数位置に選
択的に排出する。したがって、第1仕分装置(E1)に
より、排出トレイに排出される用紙を部数別に用紙搬送
方向と直角方向に仕分けることができる。第2仕分装置
(E2)は、前記用紙載置部材(28)に載置される用
紙の位置を部数別に用紙排出方向にずれた異なる複数位
置に選択的に排出する。したがって、第2仕分装置(E
2)により、排出トレイに排出される用紙を部数別に用
紙搬送方向に仕分けることができる。仕分制御手段(8
4)は前記第1仕分装置(E1)および第2仕分装置
(E2)の作動を制御して、前記排紙トレイ(T)に排
出される用紙の仕分方向を変更する。
【0024】(第3発明の作用)前述の特徴を備えた本
出願の第3発明の画像形成装置(F)では、画像読取手
段(IIT)は原稿画像を読取る。前記画像記憶メモリ
(10a)は前記画像読取手段(IIT)により読取っ
た画像データを記憶する。前記記録部数記憶メモリ
(M)は、画像データの記録部数を入力する記録部数入
力部材(70)から入力された記録部数を記憶する。ジ
ョブ判別手段(82)は、前記ジョブスタートスイッチ
(68)の入力によりスタートするジョブが通常ジョブ
であるのか割込ジョブであるのかを判断する。前記通常
ジョブであるのか割込ジョブであるのかの判断は、割込
ジョブ要求スイッチ(69)が入力されたか否かによっ
て判断する。
【0025】部数記憶制御手段(83)は、前記記録部
数入力部材(70)から入力された記録部数を前記通常
ジョブおよび割込ジョブに応じて前記記録部数記憶メモ
リ(M)の異なるメモリ部分に記憶させる。また、前記
画像記録制御部(9)は、前記ジョブスタートスイッチ
(68)がONされた場合に前記画像読取手段(II
T)により画像データを読取らせて、読取った画像デー
タを前記通常ジョブおよび割込ジョブに応じて前記画像
記憶メモリ(10a)の異なるメモリ部分に記憶させ、
記憶した画像データを前記記録部数記憶メモリ(M)に
記憶された部数だけ順次前記画像記録手段(G)に入力
する。画像記録手段(G)は、入力された画像データに
基づいて用紙に画像を記録する。用紙搬送装置(H2)
は、画像が記録された用紙を排紙ローラ(34a+4
6)に搬送する。上下一対の駆動排紙ローラ(46)お
よび従動排紙ローラ(34a)を有する排紙ローラ(3
4a+46)は、前記排紙口(29)に対応して配置さ
れ、前記排紙口(29)から用紙を排紙トレイ(T)に
排紙する。
【0026】初期排出位置設定手段(80)は、用紙の
最初の排出位置を設定する。通常ジョブ用仕分設定手段
(81)は、前記第1仕分装置(E1)および第2仕分
装置(E2)のうち、通常のジョブで使用する仕分装置
を設定する。第1仕分装置(E1)は前記用紙載置部材
(28)に載置される用紙の位置を部数別に前記排紙ロ
ーラ(34a+46)の軸方向にずれた異なる複数位置
に選択的に排出する。したがって、第1仕分装置(E
1)により、排出トレイに排出される用紙を部数別に用
紙搬送方向と直角方向に仕分けることができる。第2仕
分装置(E2)は、前記用紙載置部材(28)に載置さ
れる用紙の位置を部数別に用紙排出方向にずれた異なる
複数位置に選択的に排出する。したがって、第2仕分装
置(E2)により、排出トレイに排出される用紙を部数
別に用紙搬送方向に仕分けることができる。前記仕分制
御手段(84)は、通常ジョブにおいては、前記通常ジ
ョブ用仕分設定手段(81)で設定された仕分装置を作
動させる。その場合、前記設定された仕分装置により排
出用紙の仕分けが行われる。その場合の用紙の最初の排
出位置は前記初期排出位置設定手段(80)により設定
された位置である。前記仕分制御手段(84)は、割込
ジョブの場合には前記排紙トレイ(T)に排出される用
紙を前記通常ジョブの仕分と区別できる位置に仕分ける
ように前記第1仕分装置(E1)および第2仕分装置
(E2)の作動を制御する。
【0027】(第3発明の実施態様1の作用)前述の特
徴を備えた本出願の第3発明の実施態様1の画像形成装
置(F)では、前記第1仕分装置(E1)は、前記用紙
載置部材(28)に載置される用紙の位置を部数別に前
記排紙ローラ(34a+46)の軸方向にずれた異なる
2位置に選択的に排出する。したがって、第1仕分装置
(E1)により、排出トレイに排出される用紙を部数別
に用紙搬送方向と直角方向に仕分けることができる。前
記第2仕分装置(E2)は、前記用紙載置部材(28)
に載置される用紙の位置を部数別に用紙排出方向にずれ
た異なる2位置に選択的に排出する。したがって、第2
仕分装置(E2)により、排出トレイに排出される用紙
を部数別に用紙搬送方向に仕分けることができる。前記
仕分制御手段(84)は、前記通常ジョブの時には前記
第1仕分装置(E1)または第2仕分装置(E2)のうち
の一方の仕分装置を作動させ且つ割込ジョブの時には他
方の仕分装置を作動させる。したがって、排紙トレイ
(T)に排出される用紙は、通常ジョブと割込ジョブで
は異なる方向に仕分けされる。
【0028】(第3発明の実施態様2の作用)前述の特
徴を備えた本出願の第3発明の実施態様2の画像形成装
置(F)では、前記仕分制御手段(84)は、前記割込
ジョブの開始時に用紙の排出位置を前記排紙ローラ(3
4a+46)の軸方向にずらせてから前記他方の仕分装
置の作動を開始させる。したがって、排紙トレイ(T)
に排出される用紙は、通常ジョブと割込ジョブでは異な
る方向に仕分けされる。
【0029】(第3発明の実施態様3の作用)前述の特
徴を備えた本出願の第3発明の実施態様3の画像形成装
置(F)では、前記仕分制御手段(84)は、前記割込
ジョブの開始時に用紙の排出位置を前記用紙排出方向に
ずらせてから前記他方の仕分装置を開始させる。したが
って、排紙トレイ(T)に排出される用紙は、通常ジョ
ブと割込ジョブでは異なる方向に仕分けされる。
【0030】(第3発明の実施態様4の作用)前述の特
徴を備えた本出願の第3発明の実施態様4の画像形成装
置(F)では、前記第1仕分装置(E1)は、前記用紙
載置部材(28)に載置される用紙の位置を部数別に前
記排紙ローラ(34a+46)の軸方向にずれた異なる
2位置に選択的に排出する。したがって、第1仕分装置
(E1)により、排出トレイに排出される用紙を部数別
に用紙搬送方向と直角方向に仕分けることができる。前
記第2仕分装置(E2)は、前記用紙載置部材(28)
に載置される用紙の位置を部数別に用紙排出方向にずれ
た異なる2位置に選択的に排出する。したがって、第2
仕分装置(E2)により、排出トレイに排出される用紙
を部数別に用紙搬送方向に仕分けることができる。前記
仕分制御手段(84)は、前記通常ジョブおよび割込ジ
ョブのいずれの時にも前記第1仕分装置(E1)または
第2仕分装置(E2)のうちの一方の仕分装置を作動さ
せるとともに前記割込ジョブは他方の仕分装置により前
記通常ジョブと異なる位置に用紙を排出する。したがっ
て、通常ジョブと割込ジョブとで仕分けされた用紙は、
異なる位置に排出されるので、通常ジョブの排出用紙と
割込ジョブの排出用紙の区別が容易に行える。
【0031】
【発明の実施の形態】次に図面を参照しながら、本発明
の実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定さ
れるものではない。
【0032】(実施例1)図1は本発明の実施例1のデ
ジタル複写機の斜視図である。図2は前記図1のデジタ
ル複写機の縦断面図である。図3は同実施例1のデジタ
ル複写機の排紙装置の平面状態の説明図で、前記図2の
III−III線断面図である。図4は同実施例1のデジタル
複写機の排紙装置の前端部分の斜視図である。図5は同
実施例1の排紙ローラ装置の説明図で、図5Aは平面
図、図5Bは前記図5Aの矢印VBで示した部分の縦断
面図、図5Cは前記図5Aの矢印VCで示した部分の縦
断面図、図5Dは前記図5AのVD−VD線断面図であ
る。図6は前記図5Aの矢印VIから見た図である。図
7は前記図5Aの矢印VIIから見た図である。図8は同
実施例1における移動ブロックの説明図で、図8Aは平
面図、図8Bは前記図8AのVIIIB−VIIIB線断面図
である。図9は同実施例1における排紙位置制御部材の
説明図である。図10は前記デジタル複写機および排紙
装置の制御部分の説明図である。
【0033】図1,2において、実施例1の排紙装置を
備えた画像形成装置(デジタル複写機F)は、フレーム
F1の下部に支持されたIOT(イメージアウトプット
ターミナル)、フレームF1の上部に支持されたIIT
(イメージインプットターミナル、すなわち画像読取手
段)、およびIIT上面のプラテンガラスA(図2参
照)上に支持された自動原稿搬送装置Bを備えている。
前記IOT上面には上方のIITとの間に排紙トレイT
が形成されている。
【0034】図2において、前記自動原稿搬送装置B
は、前記プラテンガラスA上の自動原稿読取位置A1に
配置されたプラテンロール1を有している。また、自動
原稿搬送装置Bは、原稿給紙トレイ2、原稿給紙トレイ
2内の原稿の有無を検出する原稿センサ2s、原稿排紙
トレイ3、前記原稿給紙トレイ2から取り出した原稿
を、一定の搬送速度で前記自動原稿読取位置A1を通過
させながら原稿排紙トレイ3に搬送する原稿搬送装置4
等を備えている。
【0035】前記IITは、露光走査光学系5、及びプ
ラテンガラスA上の原稿から出射して前記露光走査光学
系5を通った原稿反射光が収束する位置に配置された固
体撮像装置6を有している。固体撮像装置6は、その撮
像面上に収束された原稿反射光を電気信号に変換する機
能を有している。また、IITは、前記固体撮像装置6
で得られる電気信号を読出し、画像データとしてIOT
(イメージアウトプットターミナル)に入力する読取デ
ータ入力手段7を有している。前記符号5〜7で示され
る各要素から本発明の前記画像読取手段IITが構成さ
れている。
【0036】前記IOTは、前記IITの読取データ入
力手段7からの入力データを処理する画像記録制御部9
を要している。画像記録制御部9は、前記画像データを
画像記憶メモリ10aに記憶させる画像データ記憶手段
10および前記画像記憶メモリ10aの画像データを読
出して書込データ(レーザ駆動データ)として出力する
書込画像データ出力手段11を有している。前記書込画
像データ出力手段11の出力信号は画像書込装置12に
入力される。画像書込装置12は入力された書込画像デ
ータに応じた画像書込用レーザ光により像担持体13に
静電潜像を形成する機能を有する。
【0037】像担持体13は帯電器14により表面が一
様に帯電される。そして、潜像書込位置Q1において像
担持体13表面に前記静電潜像が形成される。前記像担
持体13表面に形成された静電潜像は、現像装置16に
よりトナー像に現像される。前記像担持体13上のトナ
ー像は、転写位置Q2に移動される。用紙搬入装置H1
は、異なるサイズの用紙が収容された給紙トレイ17
a,17b,17c,17d、またはデジタル複写機Fの左
側部(Y側部)に設けられた手差しトレイ18のいずれ
かから取り出された用紙を、前記像担持体13上のトナ
ー像が転写位置Q2に移動するのにタイミングを合わせ
て前記転写位置Q2に搬送する機能を有している。像担
持体13上のトナー像は前記転写位置Q2において転写
器19により前記用紙に転写される。その後、像担持体
13はクリーナ21により表面に付着した残留トナーが
回収される。そして、その後像担持体13は除電器22
により除電され、次に前記帯電器14により帯電され
る。以後、前述と同様の工程を繰り返して複数枚の連続
プリントを出力する。前記符号12〜16,19〜22
等で示された要素から本発明の画像記録手段Gが構成さ
れる。
【0038】用紙搬送装置H2は、前記転写位置Q2でト
ナー像が転写された用紙を前記トナー像が未定着の状態
で定着装置23に搬送し、前記定着装置23によりトナ
ー像が定着された用紙を、その後排紙ローラ装置R(後
に詳述)に搬送する機能を有している。前記用紙は排紙
ローラ装置Rにより排紙トレイTに排出される。排紙ト
レイTは、用紙載置部材28と、用紙載置部材28より
も上方に配置された排紙口29と、前記排紙口29から
前記用紙載置部材28に排出される用紙の後端をガイド
する用紙後端支持面31とを有している。
【0039】前記用紙後端支持面31にはスリット32
が形成されている。前記スリット32に対応して排紙ト
レイTの左方(Y方向)には用紙後端位置制御部材33
が配置されている。この用紙後端位置制御部材33につ
いては後に詳述する。前記排紙ローラ装置R、排紙トレ
イTおよび用紙後端位置制御部材33により実施例1の
排紙装置(R+T+33)が構成されている。
【0040】次に、主として図3〜6により、前記排紙
ローラ装置Rについて説明する。図4において、前記排
紙ローラ装置Rは、前記排紙口29に対応して配置され
た従動ローラ軸34および駆動ローラ軸36を有してい
る。前記各ローラ軸34,36はデジタル複写機Fの前
記IOTに回転自在に支持されている。従動ローラ軸3
4には複数の従動排紙ローラ34a(図4,6参照)が
固着されている。
【0041】図3,4に示すように、前記回転自在な駆
動ローラ軸36の前端部(X側端部)には被駆動歯車3
7が固着されている。被駆動歯車37と噛み合う駆動歯
車38は、モータ39によって回転駆動されるようにな
っている。図5において、駆動ローラ軸36にはローラ
支持用中空軸41が装着されている。ローラ支持用中空
軸41の前端部(X側端部)は樹脂製のベアリング42
(図5A,5B参照)により駆動ローラ軸36に支持さ
れており、後端部(−X側端部)は樹脂製のベアリング
43(図5A,5C参照)により駆動ローラ軸36に支
持されている。各ベアリング42,43は駆動ローラ軸
36上で回転およびスライド可能である。
【0042】ローラ支持用中空軸41にはその軸方向に
沿う長孔41a(図5A,5D参照)が形成されてい
る。長孔41aには前記駆動ローラ軸36に固定された
ガイドピン44がスライド可能に係合している。したが
って、駆動ローラ軸36およびローラ支持用中空軸41
は前記ガイドピン44により相対的回転は不能である
が、軸方向には前記長孔41aの長さの範囲でスライド
可能である。前記ローラ支持用中空軸41には複数の駆
動排紙ローラ46が固着されている。したがって、駆動
排紙ローラ46はローラ支持用中空軸41および駆動ロ
ーラ軸36と一体的に回転するようになっている。前記
従動排紙ローラ34a(図4,6参照)および駆動排紙
ローラ46(図3,4,5参照)により排紙ローラ(3
4a+46)が構成されている。
【0043】図4,6から分かるように、前記従動排紙
ローラ34aはその軸34方向に駆動排紙ローラ46よ
りも長く形成されている。したがって、駆動排紙ローラ
46が図4に示す位置からX軸方向に移動しても、駆動
排紙ローラ46と従動排紙ローラ34aとの接触は保持
されるようになっている。したがって、排出用紙の後端
部が前記排紙ローラ(34a+46)間を通過する際に
駆動排紙ローラ46をX軸方向に移動させると、排出用
紙の排出位置がX軸方向(用紙搬送方向と直角方向)に
変位することになる。
【0044】図5A,5Bにおいて、前記駆動ローラ軸
36上には、前記ベアリング42の前側面(X側の側
面)に接してベアリング47がスライド可能且つ回転可
能に装着されている。駆動ローラ軸36の後端部(−X
側端部)には移動ブロック48(図3,5A参照)が配
置されている。図8Aに示すように、移動ブロック48
は前後両端部(X軸方向両端部)に右方(−Y方向)に
突出する突出板48f,48rを有している。前側(X
側)の突出板48fは図5Cに示すようにベアリング4
3の後側部分(−X側部分)に嵌合している。また、図
5A,8Aにおいて、後側の突出板48rは駆動ローラ
軸36にスライド可能に嵌合している。
【0045】図5Aにおいて、駆動ローラ軸36に沿っ
て延びる連結部材49の後端部(−X側端部)は前記移
動ブロック48にねじ51で連結されている。連結部材
49の前端部(X側端部)には右方(−Y方向)に突出
する突出板49aが設けられている。図5Bに示すよう
に、突出板49aは前記ベアリング47に嵌合してい
る。前記移動ブロック48、連結部材49およびそれら
を連結するねじ51により移動部材52が構成されてい
る。図5A,5B,5Cから分かるように、移動部材5
2の前記突出板48fと49aとによって、ローラ支持用
中空軸41、ベアリング42,43,47が挟まれた状
態になっている。
【0046】図5A,7,8において、前記移動ブロッ
ク48にはガイド溝53が形成されている。ガイド溝5
3は、移動ブロック48の上下方向(Z軸方向)の中間
部に形成された幅の広いローラガイド溝53aと、この
ローラガイド溝53aから上面に開口するロッド貫通溝
53bとから構成されている。図5A,7において、オ
フセットモータユニット56は、モータおよび減速機構
等により構成され、揺動アーム57を所定の角度の範囲
内で揺動させる機能を有している。図7に示すように、
揺動アーム57の先端は下方に突出する短いロッド57
aを有し、そのロッド57aの下端には回転自在な自由ロ
ーラ58が支持されている。そして、ロッド57aは前
記ロッド貫通溝53bを上下に貫通している。また、ロ
ッド57a下端に支持された自由ローラ58は前記ロー
ラガイド溝53a内で内側面にガイドされながら移動可
能に収容されている。
【0047】したがって、揺動アーム57を所定の範囲
内で揺動させることにより、前記移動ブロック48、移
動ブロック48に連結されている移動部材52がX軸方
向に移動し、これにより前記ローラ支持用中空軸41お
よび駆動排紙ローラ46がX軸方向に移動するので排出
用紙をX軸方向に変位できるようになっている。すなわ
ち、駆動排紙ローラ46をX軸方向に移動させることに
より排出トレイTに排出される用紙を排出ローラ軸方向
に仕分けできるようになっている。前記符号36〜58
で示された要素から、本実施例1の排紙ローラ移動装置
Dが構成されている。また、前記排紙ローラ移動装置D
および従動ローラ軸34および従動ローラ34aから排
紙ローラ装置Rが構成されている。
【0048】次に、前記用紙後端位置制御部材33につ
いて説明する。図9において、前記用紙後端位置制御部
材33は回転アーム軸61に固着された回転アーム62
を有している。回転アーム62先端には略円筒型の移動
ガイド部材63が固着されている。前記回転アーム62
と移動ガイド部材63から本実施例1の用紙後端位置制
御部材33が構成されている。前記回転アーム軸61の
後端部(−X側端部)には図示しない被駆動歯車が固着
されている。この歯車は図10に示される回転アーム駆
動モータ66によって回転駆動される駆動歯車(図示せ
ず)と噛み合うようになっている。したがって、前記回
転アーム62に固着された移動ガイド部材63は回転ア
ーム駆動モータ66の回転に伴い前記用紙後端支持面3
1から突出しない収納位置(図9A参照)と前記用紙後
端支持面31から突出する突出位置(図9B参照)との
間で回転移動されるようになっている。
【0049】したがって、用紙後端位置制御部材33が
図9Aの前記収納位置に移動された場合には排出用紙は
その後端が前記用紙後端支持面31にガイドされて排出
トレイT上に排出され、用紙後端位置制御部材33が図
9Bの前記突出位置に移動された場合は排出用紙はその
後端が前記移動ガイド部材63にガイドされ前記用紙後
端支持面31よりも用紙排出方向前方に排出される。す
なわち、用紙後端位置制御部材33の位置を制御するこ
とにより、排出トレイTに排出される用紙を用紙排出方
向に仕分けることができるようになっている。
【0050】図10において、制御部Cは、図示しない
接続機器に対する入出力信号のレベルを調節するI/O
(入出力インターフェース)、画像形成装置の制御プロ
グラムが記憶されROM(リードオンリメモリ)、前記
ROMに記憶されたプログラムに従った処理を実行する
CPU(中央処理装置)、前記処理の実行時にデータを
一時的に記憶したりするのに使用するRAM(ランダム
アクセスメモリ)、その他、クロック発振器等を有する
マイクロコンピュータから構成されている。図10に符
号80〜84で示した手段(機能ブロック)は、制御部
Cが有する機能を示しており、各機能ブロック80〜8
4等が有する機能は前記制御部CのROMに記憶された
プログラムを実行することによって実現される。前記各
手段80〜84が有する機能については後に説明する。
【0051】前記制御部Cは操作部UIに接続されてい
る。操作部UIにはジョブスタートスイッチ68、割込
ジョブ要求スイッチ69、画像データの記録部数を入力
する記録部数入力部材70等が設けられている。前記制
御部Cには前記原稿センサ2s、画像形成装置内部に配
置されたジャムセンサ、定着装置温度センサ、その他の
センサ等の検出信号が入力されている。また、制御部C
は排紙ローラ装置駆動回路76に接続されている。排紙
ローラ装置駆動回路76は制御部Cからの制御信号によ
り前記排紙ローラ装置Rの前記排紙ローラ移動装置Dの
作動(具体的には前記オフセットモータユニット56の
作動)を制御して駆動排紙ローラ46をX軸方向(用紙
搬送方向と直角方向)に移動させる。前記排紙ローラ装
置駆動回路76および排紙ローラ移動装置Dにより、排
出用紙を排出ローラ軸に沿った方向に仕分ける第1仕分
装置E1が構成される。
【0052】また、制御部Cは回転アーム駆動回路77
に接続されている。回転アーム駆動回路77は制御部C
からの制御信号により前記回転アーム駆動モータ66を
回転駆動させる機能を有している。前記回転アーム駆動
モータ66は前記回転アーム62が固着されている回転
アーム軸61を回転させ前記用紙後端位置制御部材33
を前記収納位置と突出位置の間で回転移動させる機能を
有している。前記回転アーム駆動回路77、回転アーム
駆動モータ66、回動アーム61および用紙後端位置制
御部材33等により、排出用紙を排出方向に仕分けする
第2仕分装置E2が構成される。また、制御部Cは前記
露光走査光学系5、固体撮像装置6および読取データ入
力手段7を有する画像読取手段IITと、画像データ記
憶手段10、画像記憶メモリ10aおよび書込画像デー
タ出力手段11を有する画像記録制御部9と、前記画像
記録手段Gの画像書込装置12(図2参照)に接続され
ている。
【0053】次に、前記各手段80〜84について説明
する。初期排出位置設定手段80は、用紙の最初の排出
位置を設定する機能を有している。初期設定では排出ロ
ーラ軸方向で前側の位置、排出方向で左側の位置(排紙
ローラ(34a+46)に近い側の位置)が設定されて
いる。通常ジョブ用仕分設定手段81は、前記第1仕分
装置E1および第2仕分装置E2のうち、通常ジョブで使
用する仕分装置を設定する機能を有している。初期設定
では第1仕分装置が設定されている。なお、本実施例1
ではこの初期設定値の変更は不可能であるが、初期設定
値を変更可能に構成することも可能である。
【0054】ジョブ判別手段82は、前記ジョブスター
トスイッチ68の入力によりスタートするジョブが通常
ジョブであるのか割込ジョブであるのかを判断する機能
を有している。その判断は割込ジョブ要求スイッチがO
Nでセットされてジョブスタートスイッチ68がONで
リセットされるジョブ判定フラグにより判断する。記録
部数記憶メモリMは、前記画像データの記録部数を入力
する記録部数入力部材70から入力された記録部数を記
憶する機能を有している。部数記憶制御手段83は、前
記記録部数を前記通常ジョブおよび割込ジョブに応じて
記録部数記憶メモリMの異なるメモリ部分に記憶させる
機能を有している。仕分制御手段84は、前記排紙トレ
イTに排出される用紙の仕分方向を変更するために前記
第1仕分装置E1および第2仕分装置E2の作動を制御す
る機能を有している。
【0055】(実施例1の作用)次に図11〜14によ
り前述の構成を備えた画像形成装置の実施例1の作用を
通常ジョブにおいて原稿画像を3部記録した後に割込ジ
ョブにより他の原稿画像を3部記録する場合を例にして
説明する。図11は実施例1の仕分け処理フローの説明
図である。図12は同実施例1の前記第1仕分装置E1
の作用説明図である。図13は同実施例1の第2仕分装
置E2の作用説明図である。図14は同実施例1の排紙
装置(R+T+33)の作用説明図である。
【0056】前記排紙装置(R+T+33)の排紙ロー
ラ装置Rは、排紙口29に対応して配置された駆動排紙
ローラ46および従動排紙ローラ34aから構成される
排紙ローラ(34a+46)を有しており、排出用紙は
前記排紙ローラ(34a+46)を通って前記排紙口2
9から排紙トレイTに排出される。
【0057】前記デジタル複写機Fの作動と同時に図1
1に示される仕分フローが開始される。図11のステッ
プST1において、排紙トレイTに排出される用紙の排
出位置を初期化する。この処理は前記初期排出位置設定
手段80により行われる。本実施例1では前記駆動排紙
ローラ46を前側(X側)に、用紙後端位置制御部材3
3を前記収納位置に移動させた状態を初期状態としてい
る。ステップST2において、前記第1仕分装置E1およ
び第2仕分装置E2のうち、通常ジョブで使用する仕分
装置を設定する。この設定は前記通常ジョブ用仕分設定
手段81により行われる。本実施例1では前記通常ジョ
ブで使用する仕分手段に前記第1仕分装置E1を設定し
ている。ステップST3において、ジョブの種類を示す
ジョブ番号Jを1とする。
【0058】ステップST4において、ジョブスタート
の信号が入力されたか否かを判断する。この判断は前記
ジョブスタートスイッチ68がONされたか否かによっ
て行われる。ノー(N)の場合はステップST4を繰り
返し実行する。イエス(Y)の場合は次のステップST
5に移る。ステップST5において、前記ジョブ番号J
(J=1)を記憶する。ステップST6において、ジョ
ブ番号J(J=1)に変更があったか否かを判断する。
ノー(N)の場合はステップST7に移る。ステップS
T7において、原稿画像を読み取りその画像データを記
憶する。画像データは前記画像データ記憶手段10によ
り画像記憶メモリ10aに記憶される。ステップST8に
おいて、前記原稿給紙トレイ2に原稿が有るか否か判断
する。この判断は原稿給紙トレイ2の原稿センサ2sの
検出信号によって行われる。ノー(N)の場合はステッ
プST7に戻り、イエス(Y)の場合はステップST9に
移る。
【0059】ステップST9において、前記ステップS
T7で前記画像記憶メモリ10aに記憶された画像データ
をページ順に印字する。ステップST10において、前記
画像記憶メモリ10aに記憶された画像データの全てを
1部(部数1だけ)印字したか否かを判断する。ノー
(N)の場合はステップST9に戻り、イエス(Y)の
場合はステップST11に移る。ステップST11におい
て、割込ジョブが有るか否かを判断する。この判断は前
記割込ジョブ要求スイッチ69がONされたか否かによ
って行われる。ノー(N)の場合はステップST12に移
る。
【0060】ステップST12において、前記通常ジョブ
が終了したか(すなわち前記通常ジョブ用記録部数記憶
手段80に記憶された記録部数分の印字が終わったか)
否かを判断する。ノー(N)の場合はステップST13に
移る。ステップST13において、現在使用されている仕
分装置が前記第1仕分装置E1か否かを判断する。イエ
ス(Y)の場合はステップST14に移る。ステップST
14において、前記第1仕分装置E1により用紙排出位置
を反対側に設定する。前記ステップST13において、ノ
ー(N)(すなわち現在選択されている仕分装置が第2
仕分装置E2)の場合はステップST15に移る。ステッ
プST15において、第2仕分装置E2により用紙排出位
置を反対側にする。
【0061】ステップST14またはST15が終了する
と、ステップST9に戻る。前記ステップST9〜ST15
で示される処理を繰り返すことにより通常ジョブにおけ
る排出用紙の仕分けが行われる。(図12参照) そして、前記ステップST12において、イエス(Y)
(すなわち設定した部数の印字終了)の場合はステップ
ST12´に移る。ステップST12´において、前記ジョ
ブ番号Jを1とする。ステップST12´が終了したらス
テップST4に戻る。
【0062】前記ステップST11において、イエス
(Y)すなわち割込ジョブがある場合、ステップST11
´に移る。ステップST11´において、前記ジョブの種
類を示すジョブ番号Jを2にする。その後、ステップS
T4に戻る。ステップST4において、ジョブスタートの
信号が入力されたか否かを判断する。この判断は前記ジ
ョブスタートスイッチ68がONされたか否かによって
行われる。ノー(N)の場合はステップST4を繰り返
し実行する。イエス(Y)の場合は次のステップST5
に移る。ステップST5において、ジョブ番号J(J=
2)を記憶する。ステップST6において、ジョブ番号
J(J=2)に変更があったか否かを判断する。イエス
(Y)の場合はステップST16に移るに移る。
【0063】ステップST16において、前記仕分制御手
段84により第1仕分装置E1の用紙排出位置を反対側
にする。ステップST17において、前記仕分制御手段8
4により第3仕分装置E2の用紙排出位置を反対側にす
る。ステップST18において、通常ジョブで使用されて
いた仕分装置は前記第1仕分装置E1だったか否かを判
断する。イエス(Y)の場合はステップST19に移る。
ステップST19において、前記仕分制御手段84により
仕分装置を第2仕分装置E2に切替える。前記ステップ
ST18において、ノー(N)すなわち通常ジョブで使用
されていた仕分装置は第2仕分装置E2だった場合はス
テップST20に移る。ステップST20において、前記仕
分制御手段84により仕分装置を第1仕分装置E1に切
替える。ステップST19またはST20が終了すると、ス
テップST7に戻る。
【0064】前記ジョブ番号(J=2)の割込ジョブに
おいて、ステップST7から順に前述と同様の処理を行
う。この割込ジョブの処理では、第2仕分装置E2を用
いて仕分けが行われ、図13に示されるように排紙トレ
イTに排出される用紙はY軸方向(用紙搬送方向)に仕
分けされる。割込ジョブによる印字が終了した場合すな
わちステップST12において、イエス(Y)の場合はス
テップST12´に移る。ステップST12´において、前
記ジョブ番号Jを1とする。前述のように、図10のス
テップST2において、通常ジョブで使用する仕分装置
に前記第1仕分装置E1が設定された場合、割込ジョブ
では第2仕分装置E2が行われ、排出用紙は図14のよ
うに仕分けされる。
【0065】本実施例1においては、通常ジョブと割込
ジョブとで仕分けされた用紙は、異なる位置に排出され
るので、通常ジョブの排出用紙と割込ジョブの排出用紙
の区別が容易に行える。
【0066】(実施例2)次に、図15,16により画
像形成装置の実施例2について説明する。図15は実施
例2の仕分け処理フローの説明図で、前記実施例1の図
11に対応する図である。図16は同実施例2の仕分状
態を示す図で、前記実施例1の図14に対応する図であ
る。なお、この実施例2の説明において、前記実施例1
の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付し
て、その詳細な説明を省略する。この実施例2は、下記
の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記
実施例1と同様に構成されている。
【0067】実施例2においては、前記デジタル複写機
Fの作動と同時に図15に示される仕分け処理が開始さ
れる。図15において、この実施例2では通常ジョブお
よび割込ジョブの両ジョブとも第1仕分装置E1により
仕分けを行い、第2仕分装置E2は通常ジョブと割込ジ
ョブとで用紙の排出位置を変更するために使用される。
すなわち、この実施例2では、仕分け処理には常に前記
第1仕分装置E1が設定されており、仕分は常に第1仕
分装置E1により行うので、前記実施例1のステップS
T2の段階では仕分け装置の設定を行う必要がない。こ
のため、前記ステップST2が省略されている。また、
実施例2では前記実施例1のステップST13,ST15,
ST18〜ST20が省略されている。すなわち図15のス
テップST12において、ノー(N)の場合はステップS
T14に移る。また、図15のステップST17の処理が終
了するとステップST7に移る。
【0068】図15において、実施例2では前記ステッ
プST9〜ST14で示される処理により通常ジョブにお
ける排出用紙の仕分けが前記第1仕分装置E1により行
われる。前記ステップST11において、割込ジョブが有
るか否かを判断する。この判断は前記割込ジョブ要求ス
イッチ69がONされたか否かによって行われる。イエ
ス(Y)の場合はステップST11´に移る。ステップS
T11´において、前記ジョブの種類を示すジョブ番号J
を2とする。その後、ステップST4に戻る。ステップ
ST4において、ジョブスタートの信号が入力されたか
否かを判断する。この判断は前記ジョブスタートスイッ
チ68がONされたか否かによって行われる。ノー
(N)の場合はステップST4を繰り返し実行する。イ
エス(Y)の場合は次のステップST5に移る。ステッ
プST5において、ジョブ番号J(J=2)を記憶す
る。ステップST6において、ジョブ番号Jに変更があ
ったか否かを判断する。イエス(Y)の場合はステップ
ST16に移る。
【0069】ステップST16において、前記仕分制御手
段84により第1仕分装置E1の用紙排出位置を反対側
に設定する。ステップST17において、前記仕分制御手
段84により第2仕分装置E2用紙排出位置を反対側に
設定する。
【0070】ステップST7から前記実施例1と同様の
処理を行い、割込ジョブによる印字が終了した場合すな
わちステップST12において、イエス(Y)の場合はス
テップST12´に移る。ステップST12´において、前
記ジョブ番号Jを1とする。図15において、割込ジョ
ブ実行中の排出用紙は前記用紙後端位置制御部材33の
移動ガイド部材63が前記突出位置に移動された状態で
前記第1仕分装置E1による仕分け処理が行われ、排出
用紙は図16のように載置される。本実施例2において
も、通常ジョブと割込ジョブとで仕分けされた用紙は、
異なる位置に排出されるので、通常ジョブの排出用紙と
割込ジョブの排出用紙の区別が容易に行える。
【0071】(実施例3)次に、図17〜19により画
像形成装置の実施例3について説明する。図17は実施
例3の排紙ローラ装置Rの平面図である。図18は前記
図17の矢印XVIIIから見た図である。図19は前記
図17の矢印XIXから見た図である。なお、この実施
例3の説明において、前記実施例1の構成要素に対応す
る構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を
省略する。この実施例3は、本発明の特徴である画像形
成装置の仕分装置E1およびE2についてのみ説明する。
【0072】図17において、実施例3では駆動排紙ロ
ーラ46は前記駆動ローラ軸36に固着されている。駆
動ローラ軸36の後側部(−X側部分)には前記実施例
1の移動ブロック48と略同様の移動ブロック90が前
記駆動ローラ軸36に対して回転自在且つ軸方向の相対
移動不可能に連結されている。移動ブロック90は図示
しないガイドにより駆動ローラ軸36に沿う方向に移動
可能である。また、駆動ローラ軸36の前端(X側端
部)は軸受部材36aにより回転およびスライド可能に
支持されている。そして、駆動ローラ軸36の後端部
(−X側端部)に固着された歯車36bは軸方向に長い
駆動歯車36cと噛み合っている。また、前記実施例1
のオフセットモータユニット56の代わりにオフセット
モータ91が設けられている。オフセットモータ91の
駆動軸92には揺動アーム57が固着されている。そし
て、オフセットモータ91には揺動アーム57がオフセ
ットモータ91によって揺動された場合、所定の角度の
範囲揺動された位置で揺動アーム57に当接するリミッ
トスイッチ93が固定されている。リミットスイッチ9
3は揺動アーム57の当接により作動してオフセットモ
ータ91をOFFにする。したがって、揺動アーム57
はリミットスイッチ93の配置によって定まる所定の角
度の範囲内で揺動されるようになっている。
【0073】このため、前記揺動アーム57を所定の範
囲内で揺動させると、前記移動部材90と共に駆動ロー
ラ軸36および駆動ローラ46がX軸方向に移動され排
出用紙をX軸方向に変位できるようになっている。前記
符号36,46,57,90〜93で示された要素か
ら、本実施例3の排紙ローラ移動装置Dが構成されてい
る。また、前記排紙ローラ移動装置Dおよび従動ローラ
軸34から排紙ローラ装置Rが構成されている。また、
前記オフセットモータ91は前記実施例1の図10に示
す排紙ローラ装置駆動回路76と同様の駆動回路76が
接続されている。この排紙ローラ装置駆動回路76およ
び前記オフセットモータ91から実施例3の第1仕分装
置E1が構成されている。
【0074】図18において、前記従動ローラ軸34の
前側部(X側部分)および後側部(−X側部分)にはそ
れぞれ軸連結部材95が設けられている。軸連結部材9
5には連動軸97が回転自在に支持されている。連動軸
97には前記従動排紙ローラ34aに対応して連動ロー
ラ97aが固着されている。前記従動ローラ軸34およ
び連動軸97には連動ベルト98が掛けられている。し
たがって、連動軸97は従動ローラ軸34の回転に連動
して回転するようになっている。
【0075】図19において、前記排紙ローラ装置R左
方(Y方)にはオフセットモータ100が配置されてい
る。オフセットモータ100の駆動軸101には揺動ア
ーム102が固着されている。そして、オフセットモー
タ100には揺動アーム102が所定の角度の範囲揺動
された位置で揺動アーム102に当接するリミットスイ
ッチ103が固定されている。リミットスイッチ103
は揺動アーム102の当接により作動してオフセットモ
ータ100をOFFにする。したがって、揺動アーム1
02はリミットスイッチ103の配置によって定まる所
定の角度の範囲内で揺動されるようになっている。前記
揺動アーム102の先端にはワイヤー104が固定され
ている。ワイヤー104はワイヤー支持軸106に支持
され他端が前記軸連結部材95に回転可能に連結されて
いる。
【0076】前記オフセットモータ100を駆動させ揺
動アーム102を時計方向に回転させるとワイヤー10
4が弛み前記連動軸97が時計方向に回動され図19の
実線で示される位置に移動される。このとき前記排紙ロ
ーラ(34a+46)から排出された用紙は排紙トレイ
T上に落下して前記排紙ローラ(34a+46)に近い
近接位置に排出される。前記オフセットモータ100を
駆動させ揺動アーム102を反時計方向に回転させると
ワイヤー104が引っ張られ前記連動軸97が反時計方
向に回動され図19の2点鎖線で示される位置に移動さ
れる。このとき後端が連動ローラ97aにガイドされて
排出される用紙は排紙トレイT上に落下して前記排紙ロ
ーラ(34a+46)から遠い遠隔位置に排出される。
【0077】前記符号95〜98で示される要素から本
発明の用紙後端位置制御部材(95+96+98)が構
成されている。また、前記符号R,T,95〜98で示
された要素から実施例3の排紙装置(R+T+95〜9
8)が構成されている。また、前記オフセットモータ1
00には前記実施例1の回動アーム駆動回路77の代わ
りにオフセットモータ駆動回路が接続されている。前記
オフセットモータ100およびオフセットモータ駆動回
路から実施例3の第2仕分装置E2が構成されている。
本実施例3においても、通常ジョブと割込ジョブとで仕
分けされた用紙は、異なる位置に排出されるので、通常
ジョブの排出用紙と割込ジョブの排出用紙の区別が容易
に行える。
【0078】(実施例4)次に、図20,21により画
像形成装置の実施例4について説明する。図20は実施
例4の排紙装置の説明図で、前記実施例3の図19に対
応する図である。図21は図20を矢印XXIから見た
図で、前記図18に対応する図である。なお、この実施
例4の説明において、前記実施例3の構成要素に対応す
る構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を
省略する。この実施例4は、下記の点で前記実施例3と
相違しているが、他の点では前記実施例3と同様に構成
されている。
【0079】図20,21において、この実施例4で
は、前記回転自在な従動ローラ軸34および連動軸97
には連動ベルト98を掛け回すためのプーリ110が固
着されている。図20において、前記揺動アーム102
が実線で示す位置に有るときは、排出される用紙は、前
記排紙トレイT上の前記近接位置に落下する。また、前
記揺動アーム102が反時計方向に回転され連動ローラ
97aが2点鎖線で示される位置へ移動された場合、排
出される用紙は前記連動ローラ97aおよび連動ベルト
にガイドされ前記排紙トレイT上の前記遠隔位置に落下
する。
【0080】前記符号95〜98,110で示される要
素から本発明の用紙後端位置制御部材(95〜98+1
10)が構成されている。また、前記符号R,T,95
〜98,110で示された要素から実施例3の排紙装置
(R+T+95〜98+110)が構成されている。本
実施例4においても前記実施例3と同様に、通常ジョブ
と割込ジョブとで仕分けされた用紙は、異なる位置に排
出されるので、通常ジョブの排出用紙と割込ジョブの排
出用紙の区別が容易に行える。
【0081】(実施例5)次に、図22により画像形成
装置の実施例5について説明する。図22は実施例5の
排紙装置の説明図で、前記実施例4の図20に対応する
図である。なお、この実施例5の説明において、前記実
施例4の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を
付して、その詳細な説明を省略する。この実施例5は、
下記の点で前記実施例4と相違しているが、他の点では
前記実施例4と同様に構成されている。
【0082】図22において、この実施例5では、前記
リミットスイッチ103の間隔を短くしている。このた
め、前記揺動アーム102が揺動される角度の範囲が前
記実施例4と比べて狭くなっている。したがって、前記
連動ローラ97aの移動範囲も図22に示すように狭く
なっている。このため、排出される用紙をY軸方向に仕
分ける場合、仕分けられる用紙のY軸方向の変位が前記
実施例4に比べて小さくなる。この実施例5は用紙後端
が連動ベルト98にガイドされながら排紙トレイT上に
落下するので、用紙の後端位置の乱れが小さくなる。他
の点では前記実施例4と同様の作用を奏することができ
る。
【0083】(実施例6)次に、図23により画像形成
装置の実施例6について説明する。図23は実施例6の
デジタル複写機の縦断面図で、前記実施例1の図2に対
応する図である。なお、この実施例6の説明において、
前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の
符号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例
6は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の
点では前記実施例1と同様に構成されている。
【0084】図23において、前記排紙トレイTの用紙
載置部材28下方には複数の孔111aを有した排紙ト
レイ支持板111が配置されている。排紙トレイ支持板
111の孔111aの下方にはそれぞれバネ支持部材1
12が固着されている。ばね支持部材112には圧縮バ
ネ113が配置されており、前記用紙載置部材28は圧
縮バネ113により支持されている。したがって、用紙
載置部材28に複数の排出用紙が載置されると圧縮バネ
113の収縮により用紙の重さに応じて用紙載置部材2
8が下方(−Z方)に移動されるようになっている。し
たがって、排紙口29から排出されて落下する用紙の落
下距離がだいたい一定となり、用紙の揃いが良くなる。
また、この実施例6においても前記実施例1と同様の仕
分けを行うことができる。
【0085】(実施例7)次に、図24により画像形成
装置の実施例7について説明する。図24は実施例7の
デジタル複写機の縦断面図で、前記実施例1の図2に対
応する図である。なお、この実施例7の説明において、
前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の
符号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例
7は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の
点では前記実施例1と同様に構成されている。
【0086】図24において、前記排紙トレイT下方に
は両端が前記IOT内の図示しないフレームに回転可能
に支持された軸115がY軸方向に沿って且つX軸方向
に離れて2本配置されている。軸115には、それぞれ
偏心カム116、歯車117、プーリ118が固着され
ており、排紙トレイTは偏心カム116により支持され
ている。また、排紙トレイTは引張バネ119により下
方(−Z方)に引っ張られている。前記歯車117は図
示しないモータにより回転駆動されるようになってい
る。前記プーリ118にはタイミングベルトが配置され
ており、このタイミングベルトにより前記2本の軸11
5が連動して回転するようになっている。前記歯車11
7が回転駆動されると前記2本の軸115が連動して回
転し前記偏心カム116に支持された排紙トレイ支持板
115が上下に移動されるようになっている。そして、
前記歯車117を回転駆動する図示しないモータは排紙
トレイTの用紙載置部材28に載置された用紙の枚数に
応じて駆動されるようになっている。すなわち、排紙ト
レイTの用紙載置部材28は、排出される用紙が増すに
つれ前記図示しないモータにより偏心カム116が回転
され下方(−Z方)に移動されるようになっている。こ
の実施例7は、前記実施例6と同様の作用を奏すること
ができる。
【0087】(実施例8)次に、図25〜図27により
画像形成装置の実施例8について説明する。図25は実
施例8のデジタル複写機の斜視図で、前記実施例1の図
1に対応する図である。図26は前記図25のデジタル
複写機の縦断面図で、前記実施例1の図2に対応する図
である。図27は前記図26の要部拡大図で、図27A
はガイドピン123とその周囲の要素との関連を示す
図、図27Bはロングピン124とその周囲の要素との
関連を示す図である。なお、この実施例8の説明におい
て、前記実施例7の構成要素に対応する構成要素には同
一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。この実
施例8は、下記の点で前記実施例7と相違しているが、
他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
【0088】図25,26において、前記IOTの上面
に形成された排紙トレイTの用紙載置部材28は略平坦
に構成されており、前後両側の側縁に沿って、用紙の前
後方向への移動を規制する一対の用紙移動規制部材28
aが設けられている。前記用紙後端支持面31には用紙
後端支持面31を用紙載置部材28が貫通する貫通孔1
21が設けられている。図26、図27において、前記
用紙載置部材28は載置部材支持板122に支持されて
いる。載置部材支持板122にはY軸方向に沿う長孔1
22aが形成されている。長孔122aには前記用紙載置
部材28下面に固定されたガイドピン123がスライド
可能に嵌合している。したがって、用紙載置部材28は
ガイドピン123によりY軸方向に前記長孔122aの
長さの範囲内で用紙排出方向にスライド可能である。
【0089】また、前記排紙トレイT下面にはガイドピ
ン123よりも長いロングピン124が固定されてお
り、前記ロングピン124は前記長孔122aに係合し
ている。前記ロングピン124には載置部材移動用ソレ
ノイド125および引張バネ126が連結されおり、引
張ばね126はロングピン124を左方(Y方向)に引
っ張っている。また、載置部材移動用ソレノイド125
はそれが通電されたときに、前記ロングピン124を右
方(−Y方)に移動させ、前記用紙載置部材28を右方
(−Y方)に前記長孔122aの長さの範囲内で移動さ
せる機能を有している。なお、載置部材移動用ソレノイ
ド125への非通電時には、前期ロングピン124は、
引張ばね126により左方(Y方)に前記長孔122a
の長さの範囲内で移動されるようになっている。
【0090】したがって、前記排紙トレイTの用紙載置
部材28は、前記ロングピン124、載置部材移動用ソ
レノイド125、引張ばね126等の要素により、前記
長孔122aの長さの範囲内でY軸方向に移動可能に支
持されている。この実施例8では前記用紙載置部材28
上の用紙の後端位置は用紙排出方向に移動する用紙載置
部材28の位置によって定まるので、前記符号28,1
22〜126によって示される要素により用紙後端位置
制御部材(28+122〜126)が構成されている。
【0091】したがって、前記載置部材支持板122に
支持されている用紙載置部材28が右方に移動された場
合は前記排紙ローラ(34a+46)から排出される用
紙はその後端が前記用紙後端支持面31にガイドされて
用紙載置部材28に載置される。前記用紙載置部材28
が左方に移動された場合は、前記用紙載置部材28が右
方に移動していた時に載置された用紙は用紙載置部材2
8の移動に伴い左方に移動し前記用紙後端支持面31の
貫通孔121を貫通する。そして、前記排紙ローラ(3
4a+46)から排出される用紙はその後端が前記用紙
後端支持面31にガイドされて用紙載置部材28に載置
される。したがって、前記排紙トレイに排出される用紙
は用紙排出方向に仕分けされる。また、前記載置部材移
動用ソレノイド125には前記実施例1の回動アーム駆
動回路77の代わりに載置部材移動用ソレノイド125
を駆動させる機能を有する載置部材移動用ソレノイド駆
動回路(図示せず)が接続されている。前記符号121
〜126および載置部材移動用ソレノイド125を駆動
するソレノイド駆動回路(図示せず)等から実施例3の
第2仕分装置E2が構成されている。この実施例8にお
いても前記実施例1と同様に仕分けを行うことができ
る。また、前記図23に示す実施例6および図24に示
す実施例7と同様に用紙の排出量に応じて用紙載置部材
が下降するので、排紙口29から排出されて落下する用
紙の落下距離がだいたい一定となり、用紙の揃いが良く
なる。
【0092】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更
実施例を下記に例示する。
【0093】(H01)前記各実施例において、駆動排紙
ローラ46および従動排紙ローラ34aを一緒に軸方向
に移動させるように構成することが可能である。 (H02)用紙載置部材28を用紙搬送方向に移動させる
とともに排出ローラの軸方向(用紙排出方向と直角方
向)にも移動させるように構成することが可能である。 (H03)用紙載置部材28を排出ローラの軸方向(用紙
排出方向と直角方向)にのみ移動させて排出ローラの軸
方向の仕分を行うように構成し、用紙搬送方向の仕分け
は前記実施例1で示した用紙後端位置制御部材33の移
動ガイド部材63によって行うことが可能である。
【0094】
【発明の効果】前述の排紙装置は、下記の効果を奏する
ことができる。 (E01)通常ジョブの排出用紙と割込ジョブの排出用紙
の仕分を同一トレイ上で容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施例1のデジタル複写機の
斜視図である。
【図2】 図2は前記図1のデジタル複写機の縦断面図
である。
【図3】 図3は同実施例1のデジタル複写機の排紙装
置の平面状態の説明図で、前記図2のIII−III線断面図
である。
【図4】 図4は同実施例1のデジタル複写機の排紙装
置の前端部分の斜視図である。
【図5】 図5は同実施例1の排紙ローラ装置の説明図
で、図5Aは平面図、図5Bは前記図5Aの矢印VBで
示した部分の縦断面図、図5Cは前記図5Aの矢印VC
で示した部分の縦断面図、図5Dは前記図5AのVD−
VD線断面図である。
【図6】 図6は前記図5Aの矢印VIから見た図であ
る。
【図7】 図7は前記図5Aの矢印VIIから見た図であ
る。
【図8】 図8は同実施例1における移動ブロックの説
明図で、図8Aは平面図、図8Bは前記図8AのVIII
B−VIIIB線断面図である。
【図9】 図9は同実施例1における排紙位置制御部材
の説明図である。
【図10】 図10は前記デジタル複写機および排紙装
置の制御部分の説明図である。
【図11】 図11は実施例1の仕分け処理フローの説
明図である。
【図12】 図12は同実施例1の前記第1仕分装置E
1の作用説明図である。
【図13】 図13は同実施例1の第2仕分装置E2の
作用説明図である。
【図14】 図14は同実施例1の排紙装置(R+T+
33)の作用説明図である。
【図15】 図15は実施例2の仕分け処理フローの説
明図である。
【図16】 図16は同実施例2の排紙装置(R+T+
33)の作用説明図である。
【図17】 図17は実施例3の排紙ローラ装置Rの説
明図である。
【図18】 図18は前記図17の矢印XVIIIから見
た図である。
【図19】 図19は前記図17の矢印XIXから見た
図である。
【図20】 図20は実施例4の排紙装置の説明図で、
前記実施例3の図19に対応する図である。
【図21】 図21は図20を矢印XXIから見た図
で、前記図18に対応する図である。
【図22】 図22は実施例5の排紙装置の説明図で、
前記実施例4の図20に対応する図である。
【図23】 図23は実施例6のデジタル複写機の縦断
面図で、前記実施例1の図2に対応する図である。
【図24】 図24は実施例7のデジタル複写機の縦断
面図で、前記実施例1の図2に対応する図である。
【図25】 図25は実施例8のデジタル複写機の斜視
図で、前記実施例1の図1に対応する図である。
【図26】 図26は前記図25のデジタル複写機の縦
断面図で、前記実施例1の図2に対応する図である。
【図27】 図27は前記図26の要部拡大図で、図2
7Aはガイドピン123とその周囲の要素との関連を示
す図、図27Bはロングピン124とその周囲の要素と
の関連を示す図である。
【図28】 図28は従来技術の説明図である。
【符号の説明】
D…排紙ローラ移動装置、E1…第1仕分装置、E2…第
2仕分装置、F…画像形成装置、G…画像記録手段、H
2…用紙搬送装置、IIT…画像読取手段、T…排紙ト
レイ、9…画像記録制御部、10a…画像記憶メモリ、
29…排紙口、(28)…用紙載置部材、31…用紙後
端支持面、(33;28+122〜126)…用紙後端
位置制御部材、(34a+46)…排紙ローラ、34a…
従動排紙ローラ、46…駆動排紙ローラ、63…移動ガ
イド部材、68…ジョブスタートスイッチ、69…割込
ジョブ要求スイッチ、70…記録部数入力部材、80…
初期排出位置設定手段、81…通常ジョブ用仕分設定手
段、82…ジョブ判別手段、M…記録部数記憶メモリ、
83…部数記憶制御手段、84…仕分制御手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の要件を備えたことを特徴とする画
    像形成装置、(Y01)入力された画像データに基づいて
    用紙に画像を記録する画像記録手段、(Y02)画像が記
    録された用紙を排紙ローラに搬送する用紙搬送装置、
    (Y03)用紙載置部材と、用紙載置部材よりも上方に配
    置された排紙口とを有する排紙トレイ、(Y04)排紙口
    に対応して配置され、前記排紙口から用紙を排出する上
    下一対の駆動排紙ローラおよび従動排紙ローラを有する
    排紙ローラ、(Y05)前記排紙ローラから排出される用
    紙を排紙ローラの軸方向に移動させるように前記排紙ロ
    ーラをその軸方向に移動させる排紙ローラ移動装置、
    (Y06)前記排紙ローラから用紙載置部材上に排出され
    る用紙後端を排紙方向において排紙ローラに近い近接位
    置および遠い遠隔位置の2位置に選択的に排出させる用
    紙後端位置制御部材。
  2. 【請求項2】 下記の要件を備えたことを特徴とする画
    像形成装置、(Y01)入力された画像データに基づいて
    用紙に画像を記録する画像記録手段、(Y02)画像が記
    録された用紙を排紙ローラに搬送する用紙搬送装置、
    (Y03)用紙載置部材と、用紙載置部材よりも上方に配
    置された排紙口とを有する排紙トレイ、(Y04)前記排
    紙口に対応して配置され、前記排紙口から用紙を排出す
    る上下一対の駆動排紙ローラおよび従動排紙ローラを有
    する排紙ローラ、(Y09)用紙に記録するべき複数ペー
    ジ分の画像データを記憶する画像記憶メモリ、(Y01
    0)前記画像記憶メモリに記憶された画像データの記録
    部数を記憶する記録部数記憶メモリ、(Y011)前記画
    像記憶メモリに記憶された画像データをページ順に且つ
    前記記録部数だけ前記画像記録手段に入力する画像記録
    制御部、(Y012)前記用紙載置部材に載置される用紙
    の位置を部数別に前記排紙ローラの軸方向にずれた異な
    る複数位置に選択的に排出する第1仕分装置、(Y01
    3)前記用紙載置部材に載置される用紙の位置を部数別
    に用紙排出方向にずれた異なる複数位置に選択的に排出
    する第2仕分装置、(Y014)前記排紙トレイに排出さ
    れる用紙の仕分方向を変更するために前記第1仕分装置
    および第2仕分装置の作動を制御する仕分制御手段。
  3. 【請求項3】 下記の要件を備えたことを特徴とする画
    像形成装置、(Y01)入力された画像データに基づいて
    用紙に画像を記録する画像記録手段、(Y02)画像が記
    録された用紙を排紙ローラに搬送する用紙搬送装置、
    (Y03)用紙載置部材と、用紙載置部材よりも上方に配
    置された排紙口とを有する排紙トレイ、(Y04)前記排
    紙口に対応して配置され、前記排紙口から用紙を排出す
    る上下一対の駆動排紙ローラおよび従動排紙ローラを有
    する排紙ローラ、(Y012)前記用紙載置部材に載置さ
    れる用紙の位置を部数別に前記排紙ローラの軸方向にず
    れた異なる複数位置に選択的に排出する第1仕分装置、
    (Y013)前記用紙載置部材に載置される用紙の位置を
    部数別に用紙排出方向にずれた異なる複数位置に選択的
    に排出する第2仕分装置、(Y015)原稿画像を読取る
    画像読取手段、(Y016)前記画像読取手段により読取
    った画像データを記憶する前記画像記憶メモリ、(Y01
    7)画像データの記録部数を入力する記録部数入力部材
    から入力された記録部数を記憶する前記記録部数記憶メ
    モリ、(Y018)割込ジョブ要求スイッチ、(Y019)ジ
    ョブスタートスイッチ、(Y020)前記ジョブスタート
    スイッチの入力によりスタートするジョブが通常ジョブ
    であるのか割込ジョブであるのかを判断するジョブ判別
    手段、(Y021)前記記録部数入力部材から入力された
    記録部数を前記通常ジョブおよび割込ジョブに応じて前
    記記録部数記憶メモリの異なるメモリ部分に記憶させる
    部数記憶制御手段、(Y022)前記ジョブスタートスイ
    ッチがONされた場合に前記画像読取手段により画像デ
    ータを読取らせて、読取った画像データを前記通常ジョ
    ブおよび割込ジョブに応じて前記画像記憶メモリの異な
    るメモリ部分に記憶させ、記憶した画像データを前記記
    録部数記憶メモリに記憶された部数だけ順次前記画像記
    録手段に入力する前記画像記録制御部、(Y023)用紙
    の最初の排出位置を設定する初期排出位置設定手段、
    (Y024)前記第1仕分装置および第2仕分装置のう
    ち、通常のジョブで使用する仕分装置を設定する通常ジ
    ョブ用仕分設定手段、(Y025)割込ジョブの場合には
    前記排紙トレイに排出される用紙を前記通常ジョブの仕
    分と区別できる位置に仕分けるように前記第1仕分装置
    および第2仕分装置の作動を制御する前記仕分制御手
    段。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008030957A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Heidelberger Druckmas Ag 印刷枚葉紙を制動するための枚葉紙制動システム
JP2014234249A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 コニカミノルタ株式会社 用紙処理装置

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