JP2014233227A - トウモロコシ収穫機 - Google Patents

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【課題】収穫対象となる植立茎稈についての収穫作業を良好に行うことが可能となるトウモロコシ収穫機を提供する。【解決手段】走行車体の前部にトウモロコシ房状体を収穫する収穫処理装置が備えられ、収穫処理装置が、植立茎稈からトウモロコシ房状体を分離させる分離用回転体30と、分離したトウモロコシ房状体を車体後方に向けて搬送する搬送装置31と、収穫対象となる植立茎稈が通過可能な通過領域を開放し且つ分離用回転体30及び搬送装置31の上方を覆う上部カバー32と、上部カバー32の前部から車体後方上方に向けて延びる茎稈案内体81とを備えている。【選択図】図5

Description

本発明は、車体の走行に伴って圃場に植立している植立茎稈からトウモロコシ房状体を収穫するトウモロコシ収穫機に関する。
従来のトウモロコシ収穫機では、走行車体の前部にトウモロコシ房状体を収穫する収穫処理装置が備えられ、この収穫処理装置が、植立茎稈からトウモロコシ房状体を分離させる分離用回転体と、分離したトウモロコシ房状体を車体後方に向けて搬送する搬送装置とを、夫々一対ずつ複数組、複数の茎稈導入経路に対応して横方向に並ぶ状態で備える構成となっており、これらの分離用回転体及び搬送装置の上方を覆う上部カバーが備えられている。そして、この上部カバーは、分離用回転体及び搬送装置に近接した状態で上方を覆うようになっており、低い位置にて前後方向に延設される構成となっていた(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、トウモロコシは、植立する茎稈に対し収穫時期に多数の種子(実)を内包する房状体を作る。この房状体は、包葉の内部に多数の種子が含まれ、この種子は棒状の芯の外面に整列する形態で形成される。上記トウモロコシ収穫機は、包葉の内部に多数の種子を備えたトウモロコシ房状体を収穫するものである。
特開昭58−201914号公報
上記従来構成では、分離用回転体及び搬送装置の上方が上部カバーによって覆われるので、分離用回転体及び搬送装置に対して塵埃が降りかかって早期に搬送詰まりが発生する等の不利は回避できる。しかしながら、上部カバーが低い位置に備えられるので、背高のトウモロコシの植立茎稈群に対して収穫作業しているときに、収穫対象ではない異なる植付条での植立茎稈が導入経路に倒れ込み分離用回転体により掻き込まれたり、収穫対象となる植立茎稈と隣接する条の植立茎稈同士が互いに絡みついた状態で収穫作業が行われてしまい、収穫対象となる植立茎稈についての収穫作業が良好に行えないおそれがある。
本発明の目的は、収穫対象となる植立茎稈についての収穫作業を良好に行うことが可能となるトウモロコシ収穫機を提供する点にある。
本発明に係るトウモロコシ収穫機の特徴構成は、走行車体の前部にトウモロコシ房状体を収穫する収穫処理装置が備えられ、
前記収穫処理装置が、植立茎稈からトウモロコシ房状体を分離させる分離用回転体と、分離したトウモロコシ房状体を車体後方に向けて搬送する搬送装置と、収穫対象となる植立茎稈が通過可能な通過領域を開放し且つ前記分離用回転体及び前記搬送装置の上方を覆う上部カバーと、前記上部カバーの前部から車体後方上方に向けて延びる茎稈案内体とを備えている点にある。
本発明によれば、上部カバーの前部から車体後方上方に向けて延びる茎稈案内体が備えられているから、トウモロコシの植立茎稈群に対して収穫作業しているときに、収穫対象ではない異なる植付条での植立茎稈が導入経路に倒れ込もうとしても、茎稈案内体がそのような植立茎稈に対して振り分け案内することになり、導入経路に倒れ込むことを防止できる。又、収穫対象となる植立茎稈と隣接する条の植立茎稈同士が互いに絡みついているときには、茎稈案内体が絡み合う茎稈群に対して振り分け案内することになり、それらの茎稈群を適正に分離することができる。
従って、収穫対象となる植立茎稈についての収穫作業を良好に行うことが可能となるトウモロコシ収穫機を提供できるに至った。
本発明においては、前記上部カバーが、車体前部側に位置して植立茎稈を振り分け案内する先細状の分草作用部と、その分草作用部の後部に連なり車体後方に延びるカバー本体部とを備えて構成され、
前記茎稈案内体が、前記分草作用部から車体後方上方に向けて延びる状態で設けられていると好適である。
本構成によれば、トウモロコシの植立茎稈群に対して収穫作業するときは、上部カバーの車体前部側に位置する先細状の分草作用部により、植立茎稈の株元部分が振り分け案内される。そして、このように先細状の分草作用部にて株元部分が振り分け案内されたのち、それに連なる状態で、分草作用部から車体後方上方に向けて延びる茎稈案内体による振り分け案内作用が継続して行われることになる。従って、収穫対象となる植立茎稈と収穫対象ではない隣接条の植立茎稈とを良好に振り分け案内することができる。
本発明においては、前記分草作用部が、車体後部側に位置する後部側分草作用部と、車体前部側に位置する前部側分草作用部とを別体で備えて構成され、
前記茎稈案内体が、前記後部側分草作用部から車体後方上方に向けて延びる状態で設けられていると好適である。
本構成によれば、収穫作業に伴って圃場面や植立茎稈に接触することで、損傷するおそれが大である分草作用部の車体前部側が、車体後部側とは別体で構成されるので、損傷した場合に、分草作用部全体を交換するのではなく、前部側分草作用部だけを交換することで対応できる。そして、茎稈案内体は、後部側分草作用部から後方上方に延びる状態で設けられるので、分草作用部における前部側分草作用部と後部側分草作用部との分草案内機能を利用して良好に振り分け案内機能を発揮させることができる。
本発明においては、前記茎稈案内体の後部が、前記収穫処理装置を支持する収穫処理フレームに連結されていると好適である。
本構成によれば、茎稈案内体の後部が収穫処理フレームに連結されて強固に支持されることにより、絡み合う植立茎稈によって押圧力を受けても案内機能が阻害されることなく、安定した案内機能を継続して発揮させることができる。
本発明においては、前記収穫処理フレームから延設された左右一対のアームにわたって横向き支持体が連結され、
前記茎稈案内体の後部が前記横向き支持体に支持されていると好適である。
本構成によれば、収穫処理フレームから延設した左右一対のアームに連結する状態で配備した横向き支持体に茎稈案内体の後部を支持するようにした。このように構成することで、収穫処理装置の後部側の高い位置において、両持ち支持状態で安定的に支持した横向き支持体により茎稈案内体を強固に支持することができる。
本発明においては、一対の前記分離用回転体を一組の分離装置として備えて、その分離装置により植立茎稈からトウモロコシ房状体を分離させるように構成され、且つ、複数組の分離装置が間隔をあけて並べて備えられ、
前記各分離装置の並び方向の中間位置に前記茎稈案内体が備えられていると好適である。
本構成によれば、分離装置としての一対の分離用回転体が複数組備えられて、複数条の植立茎稈に対するトウモロコシ房状体の分離処理を各組毎に夫々1条ずつ行うことになる。そして、各組の分離装置の中間位置に茎稈案内体が備えられるので、互いに隣接して絡み合っている植立茎稈同士を良好に振り分け案内することができる。
本発明においては、前記茎稈案内体を往復運動させる駆動機構が備えられていると好適である。
本構成によれば、茎稈案内体が駆動機構により往復運動するので、往復運動により絡み合っている植立茎稈に対してほぐし機能を発揮させることができ、隣接条の植立茎稈をより一層良好に振り分け案内することができる。
本発明においては、前記茎稈案内体を回転運動させる駆動機構が備えられていると好適である。
本構成によれば、茎稈案内体が駆動機構により回転運動するので、回転運動により絡み合っている植立茎稈に対してほぐし機能を発揮させることができ、隣接条の植立茎稈をより一層良好に振り分け案内することができる。
本発明においては、前記茎稈案内体の後部に前記駆動機構が連動連結されていると好適である。
本構成によれば、駆動機構の運動が直接に茎稈案内体に伝わるので、植立茎稈の振り分け案内を良好に行えるものとなる。
本発明においては、前記茎稈案内体の前部が前記上部カバーの前部にスライド自在に差し込み挿入されていると好適である。
本構成によれば、茎稈案内体の前部は上部カバーの前部に差し込み挿入するという簡単な支持構造により支持される。従って、簡単な支持構造により、往復運動や回転運転が可能なように茎稈案内体を支持することができる。
トウモロコシ収穫機の左側面図である。 トウモロコシ収穫機の平面図である。 トウモロコシ収穫機の右側面図である。 収穫処理装置の平面図である。 収穫処理装置の一部断面図である。 収穫処理フレームの斜視図である。 収穫部の縦断正面図である。 収穫部の上部カバーを外した状態の平面図である。 張力付与装置の一部断面図である。 中央側上部カバーの支持構造を示す縦断側面図である。 端部側上部カバーの支持構造を示す縦断側面図である。 トルクリミッターの断面図である。 トルクリミッターの斜視図である。 伝動系統図である。 収穫部の伝動機構を示す側面図である。 オーガ用従動スプロケットの一部側面図である。 トウモロコシ収穫機の一部切欠き背面図である。 フィーダ用テンション機構を示す側面図である。 フィーダ用テンション機構を示す平面図である。 別実施形態の収穫処理装置の平面図である。 別実施形態の収穫処理装置の一部断面図である。 別実施形態の駆動機構の側面図である。
以下、本発明に係るトウモロコシ収穫機の実施形態について図面に基づいて説明する。
〔全体構成〕
図1〜図3に示すように、本発明に係るトウモロコシ収穫機は、向き固定の左右一対の前輪1と操向操作可能な左右一対の後輪2とを備えた走行車体3と、この走行車体3の前部に位置して作物を取り込む収穫処理装置4と、収穫処理装置4の後部から走行車体3の上方にわたって後方上がりの状態で前後方向に延びるフィーダ5と、走行車体3の後部に位置する回収部としての回収タンク6と、走行車体3の下部であって前輪1と後輪2との間の前後中間部に位置する残稈処理装置7とを備えて構成されている。
トウモロコシは、植立する茎稈に対し収穫時期に多数の種子(実)を内包する房状部を作る。この房状部は、包葉の内部に多数の種子が含まれ、この種子は棒状の芯の外面に整列する形態で形成される。本発明に係るトウモロコシ収穫機は、包葉の内部に多数の種子を備えたトウモロコシ房状体を収穫物として収穫して回収するものである。
走行車体3は、車体前部に上方がキャビン8により覆われる状態で運転部9が備えられ、その運転部9の後方に原動部10が備えられている。原動部10には、エンジン11、エンジン冷却用のラジエータ12、燃焼用空気を吸気するエアクリーナ14及びプレクリーナ15等が備えられている。
走行車体3は、原動部10に設けたエンジン11の動力が、無段階に変速操作自在な無段変速装置(図示せず)にて変速されたのち、左右一対の前輪1に伝達されて前輪1を駆動することにより走行する。また、後輪2は、油圧操作式の操向シリンダ(図示せず)によって操向操作自在に設けられている。
このトウモロコシ収穫機では、収穫作業時には、前輪1の駆動により走行車体3を走行させ、収穫処理装置4で収穫した収穫物(トウモロコシ房状体)がフィーダ5によって回収タンク6に向けて搬送され、回収タンク6に貯留される。回収タンク6は、平面視で略矩形状に形成されるとともに、上部が開放された形状となっており、その開放された領域から収穫物を受け入れるようになっている。
収穫時に圃場に残された茎稈は残稈処理装置7により細断処理される。この残稈処理装置7は、横軸芯周りで駆動回転されるハンマーナイフ式の細断装置であり、収穫時に圃場に残された茎稈を細かく砕いて細断処理する構成となっている。
〔収穫処理装置〕
図1及び図3に示すように、収穫処理装置4は、横軸芯P1まわりで揺動自在に車体に支持され、左右一対の油圧シリンダC2により駆動昇降自在に設けられている。つまり、走行車体は、車体フレームFから立設された縦フレーム16の上下途中部にて支点ブラケット17を介して、収穫処理装置4が横軸芯P1周りで揺動自在に支持されている。尚、車体フレームFは、図示はしないが、車体前後方向に延びる左右一対の前後向きフレーム、及び、左右一対の前後向きフレーム同士を連結する複数の横向きフレームを備えて構成されている。
収穫処理装置4は、車体走行に伴って収穫対象物を収穫する収穫部18と、収穫部18にて収穫された収穫対象物を車体横幅方向に沿って搬送する横送りオーガ19とを備えて構成され、車体フレームFの前部から横軸芯P1まわりに上下揺動自在に延出された収穫処理フレーム20によって支持されている。
図4〜図6に示すように、収穫処理フレーム20は、縦フレーム16に後端部が回転自在に支持される左右一対の連結フレーム21と、左右一対の連結フレーム21の前端部に連結された収穫部フレーム22とを備えて構成されている。
左右一対の連結フレーム21にて囲まれる箇所は、収穫部18によって収穫されたトウモロコシ房状体をフィーダ5に送り出す送出部を構成する。収穫部フレーム22の横幅は左右一対の連結フレーム21の間隔より大に設定されている。
収穫部フレーム22は、左右一対の連結フレーム21の前端部に後面側が連結している後部側縦壁板23、左右一対の横側縦壁板24、横送りオーガ19の下方に位置する横送りデッキ25、後部側縦壁板23の上部両側に夫々左右一対の横側縦壁板24同士を連結固定する状態で備えられた丸パイプ状の横向きフレーム26,27、及び、前端部において左右一対の横側縦壁板24同士を連結固定する車体横向きの角筒状の支持フレーム28等を備えて構成されている。
左右一対の横側縦壁板24によって横送りオーガ19を回転自在に支持している。又、後部側縦壁板23の左右中間部における左右一対の連結フレーム21の間に対応する箇所に供給口29が形成されている。
図5(a)に示すように、収穫処理装置4が下降作業姿勢の状態において、左右一対の連結フレーム21の間にフィーダ5の投入口5aが入り込むように配備されている。つまり、収穫部18の供給口29から供給された収穫物をフィーダ5の投入口5aに送出するように構成されている。
図4及び図5(a)に示すように、収穫部18は、横方向に並列する3列の茎稈導入経路Qが形成され、各々の茎稈導入経路Qの左右両側に位置する状態で植立茎稈から収穫対象物としてのトウモロコシ房状体を分離させる分離用回転体としての左右一対の収穫ロール30が備えられている。
図7及び図8に示すように、分離した収穫物を横送りオーガ19に向けて搬送すべく、収穫ロール30の上方に位置する状態で且つ各々の茎稈導入経路Qの左右両側に位置する状態で左右一対の係止搬送装置31が備えられている。つまり、収穫ロール30は、一対ずつ3組合計6つ備えられ、係止搬送装置31も同様に、一対ずつ3組合計6つ備えられている。
又、図4に示すように、収穫部18には、導入される茎稈が通過することができるように、茎稈導入経路Qに対応する上方空間を開放する状態で、係止搬送装置31の上方を覆う4つの上部カバー32が備えられている。そして、4つの上部カバー32のうちの車体横幅方向中央側に位置する2つの中央側上部カバー32Aは、2つの係止搬送装置31の上方を覆うように横幅が大に形成され、外側の2つの端部側上部カバー32Bは、1つの係止搬送装置31の上方を覆うように横幅が小に形成されている。上部カバー32の構成については後述する。
図5(a)及び図8に示すように、6つの係止搬送装置31は、夫々、駆動スプロケット35、従動スプロケット36、及び、案内用スプロケット37の夫々にわたり無端回動チェーン38が巻回されて構成されている。駆動スプロケット35、従動スプロケット36、及び、案内用スプロケット37は、横方向に延びる角パイプ状の支持フレーム28に連結され且つ片持ち状に前方に延設された車体前後向きの搬送装置フレーム34によって支持されている。又、無端回動チェーン38には、所定ピッチ毎に搬送用突起39が備えられている。
そして、図8に示すように、6つの係止搬送装置31の夫々において、車体前部側に、従動スプロケット36を前部側に移動付勢して無端回動チェーン38に張力を付与する張力付与装置40,41が備えられている。
左右両側端部の係止搬送装置31を除く左右中間側に位置する4つの係止搬送装置31に対する中間側の張力付与装置40は、左右2組の係止搬送装置31の無端回動チェーン38に対して一体に張力を付与するように構成されている。又、左右両側端部の係止搬送装置31に対する端部側の張力付与装置41は、1つの係止搬送装置31の無端回動チェーン38に対して張力を付与するように構成されている。
中間側の張力付与装置40について説明する。
図8及び図9に示すように、中間側の張力付与装置40は、一対の係止搬送装置31における搬送装置フレーム34にわたって架設する状態で連結固定される固定側支持部材42、この固定側支持部材42に対してガイド機構43により前後方向に移動自在に案内支持される可動側支持部材44、一対の係止搬送装置31における一対の従動スプロケット36を支持するとともに、それら一対の従動スプロケット36の中間部にて可動側支持部材44に対して縦軸芯Y周りで揺動自在に枢支される揺動操作体45、及び、固定側支持部材42と可動側支持部材44とにわたって設けた張力付与部46等を備えて構成されている。
図9(a)に示すように、固定側支持部材42は、水平板状部42Aの前後両側部に縦面部42B,42Cが一体的に設けられる形状となっている。可動側支持部材44は、水平板状部44Aの前後両側部に縦面部44B,44Cが一体的に形成され、左右両側部において無端回動チェーン38に沿って延びる傾斜面部分44Dが形成されている。又、水平板状部44Aの下側に平面視略U字形の内部補強部44Eが形成されている。
張力付与部46は、前後向きの調節ネジ51と、調節ネジ51に外装されるコイルバネ52と、位置決め用のナット53と、コイルバネ52よりも大径の押圧用ボス部材54と、締め付け用の座金55等を備えて構成されている。
説明を加えると、調節ネジ51は、可動側支持部材44の後部に形成された縦面部44Bと内部補強部44Eとにわたりナット50で締め付け固定され且つ固定側支持部材42の前後両側に形成された縦面部42B,42Cにわたり挿通する状態で備えられている。
調節ネジ51における固定側支持部材42の前後の縦面部42B,42Cの間にコイルバネ52が介装され、調節ネジ51には、ナット53によって前端側への移動が規制される状態で、押圧用ボス部材54と締め付け用の座金55とが外装されている。
そして、固定側支持部材42の後側の縦面部42Cを挿通する状態で位置決め用ボス部材56が連結固定されており、固定側支持部材42の前側の縦面部42Bには、押圧用ボス部材54がスライド自在に挿通する挿通孔57が形成されている。位置決め用ボス部材56は、調節ネジ51が挿通する挿通孔58が形成されており、位置決め用ボス部材56の外周部にコイルバネ52が外挿されて位置保持される構成となっている。
張力付与部46を固定側支持部材42に装着するときは、まず、調節ネジ51に押圧用ボス部材54、座金55及びナット53を予め組付けておき、さらに、調節ネジ51にコイルバネ52を装着してユニット化する。そして、このユニットを、固定側支持部材42の前側の縦面部42Bの挿通孔57を挿通させながら、調節ネジ51の後端部を位置決め用ボス部材56に挿入させ、最終的に、押圧用ボス部材54を挿通孔57に挿通させて組み付ける。そして、調節ネジ51の後端部には、抜け止め具59が取り外し可能に装着されており、無端回動チェーン38の交換等の際に、調節ネジ51が位置決め用ボス部材56から抜け外れることがないように構成されている。
張力付与部46は、コイルバネ52の付勢力により調節ネジ51を介して可動側支持部材44すなわち従動スプロケット36を前方側に移動付勢して、無端回動チェーン38に張力を付与するように構成されている。
図8及び図9(a)(b)に示すように、揺動操作体45の左右中間部に設けられた縦向きの支軸60が、可動側支持部材44に設けられた一体的に連設されたボス部61に回動自在に支持されており、揺動操作体45にて支持される左右一対の従動スプロケット36が可動側支持部材44に対して縦軸芯Y周りで前後揺動自在に支持される構成となっている。可動側支持部材44には、ボス部61を補強するための複数の補強リブ44Fが形成されている。
この張力付与部46の構成によれば、1個の調節ネジ51により左右2組の係止搬送装置31の夫々の従動スプロケット36の前後位置を調節することができるものでありながら、左右2組の係止搬送装置31における無端回動チェーン38の張り具合に違いがあっても、可動側支持部材44が拗れることなく円滑にスライド移動させて張力を変更調節することができる。
ガイド機構43は左右一対備えられており、左右夫々のガイド機構43は、可動側支持部材44に取り付けられた円筒状の筒体62と、固定側支持部材42に固定状態で取り付けられた円柱状の軸体63とで構成され、筒体62と軸体63とが相対的にスライド自在に嵌り合う構成となっており、可動側支持部材44が車体前後方向にのみスライド移動するように案内される。このガイド機構43における筒体62及び軸体63は、円形に限らず他の形状でもよく、例えば、四角形状や三角形状における筒状体や棒状体等を用いてもよい。
図8に示すように、端部側の張力付与装置41は、1個の調節ネジ51により1つの係止搬送装置31の従動スプロケット36の前後位置を調節するものであり、対応する搬送装置フレーム34から固定延設した延長フレーム34Aに固定取り付けされたブラケット64に、中間側の張力付与装置40に備えられた張力付与部46と同様な構成の張力付与部46を備えて構成されている。
図8及び図9(a)に示すように、無端回動チェーン38の張設経路中における戻り経路の途中に、無端回動チェーン38が、金属材からなる固定側支持部材42に接触して騒音が発生したり摩耗したりすることを回避させるために、無端回動チェーン38を摺接案内する合成樹脂材からなる摺接案内体65が備えられている。
摺接案内体65は、一対の係止搬送装置31における搬送装置フレーム34にわたって架設する状態で連結固定される支持板66に対して、1個の取り付けネジ67により締結する状態で取り付けられている。この摺接案内体65は、平面視で円形状に形成され、上部側箇所には周方向に沿って斜め姿勢の傾斜案内面68が形成されている。又、摺接案内体65は、円形状の中心部に位置する取り付けネジ67を緩めて、縦軸芯周りで略90度向き変更させて付け替えることができるように構成されている。
つまり、図9(a)に示すように、摺接案内体65の下面部に間隔をあけて2本の突起69が下向きに突出する状態で形成され、支持板66には2本の突起69が嵌り合う嵌合孔70が形成されている。そして、嵌合孔70は、図8に示すように、摺接案内体65を縦軸周りで約90度回動させた2通りの姿勢で装着できるようにネジ孔67aの周囲に位置する状態で4個形成されている。
このように構成することで、無端回動チェーン38との摺接により摺接案内体65が摩耗した場合であっても、摺接案内体65を90度向きを変えて取付けることで、摩耗していない箇所で案内作用を継続することができ、摺接案内体65を長期にわたって使用することができる。
収穫ロール30について説明する。
図5(a)、図7、図14に示すように、係止搬送装置31の下方に位置する収穫ロール30は、軸芯の向きが車体前後方向に沿う状態で左右に並べて備えられている。収穫ロール30は、前部に螺旋形状の掻込み羽根30aが形成され、後部側(搬送方向下手側)に径方向外方に突出する複数の帯板状の収穫羽根30bが形成されている。
そして、一対の収穫ロール30は、互いに近接する側が下方に向けて回動するように逆向きに回転駆動され、茎稈導入経路Qに入り込んだトウモロコシ植物体を掻込み羽根30aによって掻き込み導入し、導入したトウモロコシ植物体の茎稈を収穫羽根30bによって搬送装置フレーム34に対して掻き下げ操作する。このとき、トウモロコシ房状体は、搬送装置フレーム34に形成された受け板部34c(図7参照)によって下から受け止め支持されることにより、トウモロコシ房状体をトウモロコシ植物体の茎稈から千切り取って収穫することができる。
茎稈から千切り取って収穫された収穫物(トウモロコシ房状体)は、受け板部34cの上部に沿って、無端回動チェーン38に備えられた搬送用突起39により押し移動されて、車体後方に向けて搬送される。左右両側端部の係止搬送装置31の下方には、図7に示すように、圃場に残された植立茎稈(残稈)を車体横幅方向中央側へ寄せ集める茎稈案内体200が設けられ、残稈処理装置7による細断処理を良好に行えるように構成されている。
収穫部18の後方には、収穫物を車体横方向の中央位置に移送する横送りオーガ19が備えられている。この横送りオーガ19が、3列の茎稈導入経路Qにて夫々、植立茎稈から分離されて後方に搬送された収穫物を横方向の中央位置に移送させる。そして、この横送りオーガ19は、収穫物をその送出口からフィーダ5に供給する。
図4に示すように、横送りオーガ19は、円筒形の回転ドラム71の外周部に回転に伴って収穫物を横幅方向中央部に移送させるための螺旋羽根72が形成されている。そして、図4及び図5(a)に示すように、横送りオーガ19におけるフィーダ5の投入口5aに対応する箇所には、回転ドラム71の外周部に径方向外方に向けて突出する状態で支持部材73が連結固定されている。この支持部材73は、回転ドラム71の周方向に半周分の位相差をあけて一対備えられ、支持部材73に対して回転方向(図5(a)における矢印方向)下手側に位置する状態で且つ径方向外方に突出する状態で弾性変形可能な掻き込み体74が取り付けられている。
掻き込み体74は、収穫物を傷めないように弾性変形可能な材質、例えばベルトコンベア用のゴム材等を用いて構成されている。そして、図5(b)に示すように、支持部材73における径方向外方側端部に回転方向上手側に向けて傾斜した傾斜部75が形成されている。
このように構成することで、掻き込み体74が収穫物に対して掻き込み作用するときに、収穫物からの反力によって回転方向と反対の方向に折れ曲がることがあるが、掻き込み体74を受止め支持する支持部材73に傾斜部75が形成されることにより、掻き込み体74が径方向の特定の箇所だけで大きく折れ曲がることがなく、収穫作業を行うのに伴って早期に亀裂が発生したり破損する等の不利を回避し易いものとなる。
上部カバー32について説明する。
図4に示すように、4つの上部カバー32のうちの車体横幅方向中央側に位置する2個の中央側上部カバー32Aは、後端部が横送りオーガ19の前部側箇所に位置するように前後方向に短い形状となっており、茎稈導入経路Qに対応する箇所の上方を開放する状態で、且つ、左右一対の係止搬送装置31の上方を覆う状態で幅広に設けられている。一方、左右両側の端部側上部カバー32Bは、後端部が横送りオーガ19の後部側箇所に位置するように前後方向に長い形状となっている。
4個の上部カバー32は夫々、車体前部側に位置して植立茎稈を振り分け案内する先細状の分草作用部76と、その分草作用部76の後部に連なり、分草作用部76の後端側箇所の横幅と略同一の横幅で車体後方に延びるカバー本体部77とを別体で備えて構成されている。
図10及び図11に示すように、分草作用部76が、車体後部側に位置する後部側分草作用部78と、車体前部側に位置する前部側分草作用部79とを別体で備えて構成されている。そして、カバー本体部77と後部側分草作用部78とが合成樹脂材にて形成されるとともに突き合わせ連結され、係止搬送装置31の上方を覆う状態で、横幅方向中央部が上膨らみ状に形成されて下方が開放された板状の覆い部材となっている。
前部側分草作用部79は、金属材である板金材を正面視での縦断面形状が略三角形状となる状態で先細状に形成して構成されている。そして、後側分草作用部78の先細状の前端部と、前部側分草作用部79の開口状態の後端部とが嵌り合う状態で差し込み接続される構成となっている。
図4及び図11に示すように、左右両側の端部側上部カバー32Bのカバー本体部77には、横幅方向外側箇所において、一体的に横送りオーガ19の後方側箇所に至るまで車体後方上方に向けて延設される背高の茎稈倒れ防止部80が一体的に連設する状態で備えられている。この茎稈倒れ防止部80は、収穫処理装置4の左右両外側方に位置する非収穫対象茎稈群と、収穫対象となる収穫対象茎稈群とを振り分け分草するとともに、非収穫対象茎稈群が車体内方側に倒れ込むことを防止するように構成されている。
図1〜図3に示すように、2つの中央側上部カバー32Aの上方に対応する箇所では、中央側上部カバー32Aの前部から車体後方上方に向けて延びる茎稈案内体81が備えられている。この茎稈案内体81は、軽量で且つ滑らかに茎稈を案内することができるように丸パイプ材にて構成され、車体側面視で端部側上部カバー32Bの茎稈倒れ防止部80の上縁部と略同じような経路を有する状態で、緩やかな上膨らみ状に湾曲する形状に構成されている。
この茎稈案内体81は、3つの茎稈導入経路Qに沿って導入された3列の収穫対象茎稈群のうちのいずれかが横倒れ姿勢になり隣接する茎稈導入経路Qに誤って引き込まれることがないようにトウモロコシ植物体を案内するものである。
茎稈案内体81の支持構造について説明する。
図4及び図5(a)に示すように、収穫処理フレーム20における左右の横側縦壁板24から延設された左右一対の支持アーム82の先端部同士にわたって横向き支持体83が連結され、茎稈案内体81の後部が横向き支持体83に固定状態で支持されている。つまり、茎稈案内体81の後部が横向き支持体83及び支持アーム82を介して収穫処理フレーム20に連結支持される構成となっている。茎稈案内体81の前部は、中央側上部カバー32Aにおける後部側分草作用部78に形成された挿通孔84を挿通するように上方から差し込んだ状態で保持されている。
上部カバー32の支持構造について説明する。
図4、図10及び図11に示すように、4つの上部カバー32夫々の内部に車体前後方向に沿って延びる4つのカバー支持フレーム85が備えられ、各上部カバー32はカバー支持フレーム85により支持される構成となっている。カバー支持フレーム85は、細長い棒状部材である丸パイプ材にて構成され、分草作用部76とカバー本体部77とにわたって延設されている。具体的には、分草作用部76の前部側箇所とカバー本体部77の後部側箇所とにわたって延設されている。
中央側上部カバー32Aにおけるカバー支持構造について説明する。
中央側上部カバー32Aは、4つのカバー支持フレーム85のうちの中央部側のカバー支持フレーム85Aによって支持されている。中央部側のカバー支持フレーム85Aは、中央側上部カバー32Aにおける車体横幅方向中央側の位置に沿って、分草作用部76の前部側箇所とカバー本体部77の後部側箇所とにわたって前後方向に延設されている。
すなわち、図4及び図10に示すように、中央部側のカバー支持フレーム85Aの前端部に側面視L字形の前部ブラケット86が連結され、その前部ブラケット86が板金材にて構成される前部側分草作用部79の底面に連結されている。
又、後部側分草作用部78の後端部とカバー本体部77の前端部との突き合わせ箇所に、側面視L字形で且つ中央側上部カバー32Aの車体横幅方向の全幅にわたって延びる中間ブラケット87が設けられている。中間ブラケット87は、中央部側のカバー支持フレーム85Aにおける前後中間部に連結固定された支持板88に対して、合成樹脂材にて形成される後部側分草作用部78の後端部、及び、カバー本体部77の前端部と共に、ボルトによって共締め締結されている。又、中間ブラケット87の左右両側は、カバー本体部77の左右両側部をボルト締結により連結して強度補強を図るようにしている。
図4及び図10に示すように、中間ブラケット87には、適宜間隔をあけて左右一対の支持ピン89が下向きに突出する状態で設けられている。一対の支持ピン89の小径先端部89aが支持板66に設けられた筒部90を挿通して、抜け止め具91により支持ピン89の抜け外れを防止する構成としている。そして、中央側上部カバー32Aの前後中間位置が支持ピン89の大径部分と小径先端部89aとの段差部分にて受止め支持されている。
図10に示すように、中央部側のカバー支持フレーム85Aの後端部にカバー側係合体92が連結固定されている。このカバー側係合体92は、幅広板状の水平面部92aと、その水平面部92aの左右両側から一体延設される左右の縦面部92bとを備えており、図4に示すように、中央部側のカバー支持フレーム85Aにおけるその他の部分よりも車体横幅方向に沿って幅広に形成されている。
このように車体横幅方向に沿って幅広に形成されたカバー側係合体92の車体横幅方向両側部の夫々において、収穫処理フレーム20に着脱自在に支持される構成となっている。すなわち、図10に示すように、カバー側係合体92には、左右両側の縦面部92bにフック状の凹入部93が形成されており、収穫処理フレーム20側には、搬送装置フレーム34から左右一対の縦板部材94が立設され、それらにわたって支持される状態で横向きの係止ロッド95が備えられている。
そして、カバー側係合体92に形成された左右両側の凹入部93を係止ロッド95に引っ掛けて位置保持可能に支持される構成となっている。又、カバー側係合体92の凹入部93は係止ロッド95との係合を容易に解除することが可能なように幅広に形成されている。
端部側上部カバー32Bにおけるカバー支持構造について説明する。
端部側上部カバー32Bは、4つのカバー支持フレーム85のうちの端部側のカバー支持フレーム85Bによって支持されている。端部側のカバー支持フレーム85Bは、端部側上部カバー32Bにおける車体横幅方向外方側の位置に沿って、分草作用部76の前部側箇所とカバー本体部77の後部側箇所とにわたって前後方向に延設されている。
図4及び図11(a)に示すように、端部側のカバー支持フレーム85Bの前端部の下面に、平板状で且つ平面視略三角形状の連結部材96Aが一体的に連結されている。そして、この連結部材96Aに対して、板金材にて構成される前部側分草作用部79の底面が下側から当て付けた状態でボルト締結により連結されている。又、前部側分草作用部79に一体的に連結された帯板状の連結体96Bが、搬送装置フレーム34から固定延設された延長フレーム34Aにボルト締結により連結されている。
端部側のカバー支持フレーム85Bは、後上方に向けて斜め姿勢で延設され、その後端部が、収穫処理フレーム20における横向きフレーム27に着脱自在に支持されている。すなわち、端部側のカバー支持フレーム85Bの後端部にカバー側係合体97が連結固定されている。
図11(b)に示すように、カバー側係合体97は、幅広板状の水平面部97aと、その水平面部97aの左右両側から一体延設される左右の縦面部97bとを備えて、端部側のカバー支持フレーム85Bにおけるその他の部分よりも車体横幅方向に沿って幅広に形成されている。そして、水平面部97aに端部側のカバー支持フレーム85Bが連結固定され、左右両側の縦面部97bに丸パイプ状の横向きフレーム27に引っ掛かり係合並びに離脱自在なフック部98が形成されている。
図11(a)に示すように、左右両側の縦面部97b夫々のフック部98を横向きフレーム27に引っ掛けた状態で、端部側のカバー支持フレーム85Bの前端部を延長フレーム34Aに連結することで、収穫処理フレーム20に支持することができる。
後部側分草作用部78の後端部とカバー本体部77の前端部との突き合わせ箇所に、側面視L字形で且つ端部側上部カバー32Bの車体横幅方向の全幅にわたって延びる中間ブラケット99が設けられている。そして、中間ブラケット99は、端部側のカバー支持フレーム85Bにおける前後中間部に連結固定された支持板100に対して、合成樹脂材にて形成される後部側分草作用部78の後端部、及び、カバー本体部77の前端部と共に、ボルトによって共締め連結されている。
前記中間ブラケット99には、中央側上部カバー32Aに対応して備えられた中間ブラケット87と同様に、下向きに突出する状態で設けられた左右一対の支持ピン89により、支持板66に受止め支持され、抜け止め具により抜け外れを防止する構成としている。
又、端部側のカバー支持フレーム85Bは、カバー本体部77に対応する箇所において、前後方向に適宜間隔をあけて連結部材101を介してカバー本体部77の横外側箇所に連結されている。このようにして、端部側上部カバー32Bの強度補強を図るようにしている。
〔フィーダ〕
フィーダ5は、車体横幅方向中央に位置する状態で備えられ、図5(a)に示すように、後方側ほど上方に向かう斜め姿勢の角筒状のフィーダケース102内に、左右一対の無端回動チェーン103に亘って設定間隔をあけて複数の搬送プレート104が架設支持される状態で備えられている。このフィーダ5は、搬送コンベアとして機能するものであり、収穫物を搬送プレート104で押し移動しながら搬送して、フィーダケース102の後端部から搬送してきた収穫物を案内シュート105(図1及び図3参照)を介して回収タンク6の上方に車体後方向きに排出する。
図14に示すように、左右一対の無端回動チェーン103は、後部上方側に位置する駆動軸106に備えられた駆動スプロケット107と、前部下方側に位置する従動軸108に備えられた従動スプロケット109とにわたって巻回張設され、駆動軸106に伝達される動力により回動駆動される。
無端回動チェーン103は、テンション機構110により張力が付与されるように構成され、その張力を手動操作により変更調節することができるようになっている。
すなわち、図18及び図19に示すように、従動軸108の両側端部をベアリング111を介して回動自在に支持する軸支部112が側面視矩形状の左右一対の支持板113に連結支持されている。支持板113の前後両側夫々の上下2箇所合計4箇所において、チェーン張設方向に沿って所定長さの長孔114が形成され、フィーダケース102に固定されたピン115がこの長孔114を挿通する状態で備えられている。従って、左右両側の支持板113及びそれらによって支持される従動軸108は、長孔114の範囲内でチェーン張設方向に沿って位置変更させることが可能である。
支持板113の後端部に平面視でL字状に折り曲げて前後向き縦面部113aが形成され、この前後向き縦面部113aに調節用ボルト116が一体的に連結固定されている。そして、この調節用ボルト116が、フィーダケース102の側面に取付固定されたブラケット117の前後向き縦面部分117aを挿通する状態で設けられ、調節用ボルト116における前後向き縦面部分117aと装着されたナット118との間に外装される状態でコイルバネ119が備えられている。
コイルバネ119が圧縮されることで、そのコイルバネ119の圧縮付勢力が、ナット118及び調節用ボルト116を介して支持板113に作用して、支持板113すなわち従動軸108を前方下方に向けて移動付勢する。このことにより、無端回動チェーン103に張力が付与されることになる。
手動操作によりナット118の位置を調節用ボルト116の軸芯方向に変更することで、コイルバネ119の付勢力、すなわち、無端回動チェーン103に付与される張力を変更調節することができる。そして、このような手動操作による張力の調節操作において、必要以上に強い付勢力が掛かることを回避できるように構成されている。
又、ブラケット117には、前後向き縦面部分117aの端部から平面視でL字状に折り曲げて調節用ボルト116の横外側を覆うように側部延長部分117bが形成されている。この側部延長部分117bが形成されることにより、スパナ等の工具を用いてコイルバネ119を圧縮する方向にナット118を回動操作する際、側部延長部分117bの先端部に当たることで、それ以上の回動操作(締め付け操作)が行えないようになっている。そのことにより、必要以上に強い付勢力が掛かることを回避できる。
図3及び図17に示すように、フィーダ5の後部側箇所は、車体フレームFを構成する横向きフレーム120から立設された左右一対の縦フレーム121により支持される構成となっている。そして、この左右一対の縦フレーム121を強度補強するために、前後方向視で略X字状に一対の補強部材122が備えられている。この一対の補強部材122は夫々、一端部が一方の縦フレーム121の上部側の途中箇所に連結され、他端側が、他方の縦フレーム121の下部側の途中箇所に連結されるとともに、さらに下方に向けて延設されて、端部が横向きフレーム120にブラケット123を介して連結されている。このようにして縦フレーム121の支持強度を高めるようにしている。
〔伝動構造〕
上記各部への動力伝達の構成について説明する。
図14に示すように、エンジン11の動力が、ベルト伝動機構124を介してトランスミッション125に伝達され、又、車体左右方向に沿って延設されたカウンタ軸126に動力が伝達される。カウンタ軸126に伝達される動力は、カウンタ軸126の右側端部からベルト伝動機構127を介して残稈処理装置7に入力され、カウンタ軸126の左側端部からベルト伝動機構128及び中継用チェーン伝動機構129を介して収穫処理装置4の横向き入力軸130に入力される。
図4に示すように、ベルト伝動機構128及び中継用チェーン伝動機構129は、左側の連結フレーム21の左外側に配備されている。そして、それらの伝動機構128,129から動力が伝達される横向き入力軸130は、左右一対の連結フレーム21を挿通するとともに、右側の横側縦壁板24よりも横側外方にまで延びる状態で横方向に長く形成されて回動自在に支持されている。
又、図14に示すように、横向き入力軸130に伝達された動力は、右側の横側縦壁板24の右外側に配備された収穫用チェーン伝動機構131を介して、横送りオーガ19の回転軸19Aと収穫部18の回転軸18Aとに動力が伝達されるように構成されている。
このような伝動構造において、横向き入力軸130と中継用チェーン伝動機構129の従動スプロケット132との間には、この箇所よりも伝動下手側、すなわち、収穫処理装置4において搬送詰まり等に起因して駆動負荷が過大になったときに、空転して伝動系に無理な力が掛かることを回避するためのトルクリミッター133が備えられている。
このトルクリミッター133は、図12に示すように、従動スプロケット132と一体回動する状態で連結され、且つ、横向き入力軸130に対して相対回転自在並びに軸芯方向に移動自在に外嵌された従動側回転体134と、横向き入力軸130にキー連結によって外嵌装着され、横向き入力軸130に対して軸芯方向に位置固定されるとともに、横向き入力軸130と一体回転する駆動側回転体135と、従動側回転体134を駆動側回転体135に向けて付勢する圧縮式のコイルバネ136と、コイルバネ136の他端側を受止めるバネ受け部材137と、横向き入力軸130と一体回転する状態で備えられ且つバネ受け部材137を相対回転自在に支持するボス部材138と、バネ受け部材137を保持するためのナット139とを備えて構成されている。
従動側回転体134と駆動側回転体135とは、径方向外方側の側面において対向する箇所に、回転動力を伝達可能に噛合う状態と噛合いを解除する状態とに切り換え自在な噛合い伝動部140が形成されている。ボス部材138には、グリス注入用のニップル141Aが取り付けられ、且つ、ボス部材138とバネ受け部材137との摺動箇所へのグリス油路141Bが形成されて、グリス供給部141が構成されている。ニップル141Aから注入したグリスが、ボス部材138とバネ受け部材137との摺動箇所に作用する。
このように構成することで、収穫処理装置4側の負荷トルクが設定値以下の適正な負荷状態であれば、回転動力が従動スプロケット132を介してそのまま収穫処理装置4に伝達される。負荷トルクが設定値を超えると、従動側回転体134が噛合い伝動部140において空回りして、従動側回転体134が回転しない状態で横向き入力軸130が回転することになる。そのとき、グリスによって円滑に相対摺動させ易いボス部材138とバネ受け部材137との間の摺動箇所において相対回転する状態となり、摩耗を抑制することができる。
このトルクリミッター133は、空転を開始するときの駆動負荷に対応する設定トルクが、どの程度のトルクであるかを検査するための検査用治具を装着し易いようになっている。すなわち、図13に示すように、駆動側回転体135のボス部135aの直径方向の両側の対向する箇所を平坦面に形成して、回転を停止させるための工具(スパナ等)をセットし易いように構成されている。又、従動スプロケット132には、径方向の中間位置に周方向に適宜間隔をあけて複数の挿通孔142が形成され、検査用治具Gを装着させ易いように構成されている。
収穫用チェーン伝動機構131について説明する。
図15に示すように、収穫用チェーン伝動機構131は、横向き入力軸130に備えられた駆動スプロケット143と、横送りオーガ19の回転軸19Aに備えられたオーガ用従動スプロケット144と、収穫部18の回転軸18Aに備えられた収穫部用従動スプロケット145と、それらにわたって巻回された無端回動チェーン146とを備えて構成されている。
駆動スプロケット143の回転軸芯が、オーガ用従動スプロケット144の回転軸芯よりも後上方に位置する状態で、且つ、駆動スプロケット143の下端位置がオーガ用従動スプロケット144の上端位置よりも下方に位置する状態で、駆動スプロケット143とオーガ用従動スプロケット144とが配備されている。
又、収穫部用従動スプロケット145の回転軸芯が、オーガ用従動スプロケット144の回転軸芯よりも前下方に位置する状態で、且つ、収穫部用従動スプロケット145の下端位置がオーガ用従動スプロケット144の下端位置よりも下方に位置する状態で、収穫部用従動スプロケット145とオーガ用従動スプロケット144とが配備されている。
オーガ用従動スプロケット144における噛合爪147の歯高が駆動スプロケット143における噛合爪148の歯高よりも低く設定されている。又、収穫部用従動スプロケット145における噛合爪149の歯高は駆動スプロケット143の噛合爪148の歯高と略同じであり、オーガ用従動スプロケット144における噛合爪147の歯高が収穫部用従動スプロケット145における噛合爪149の歯高よりも低く設定されている。
つまり、図15に示すように、駆動スプロケット143や収穫部用従動スプロケット145が、無端回動チェーン146に対して適切な高さの噛合爪を形成しているのに対して、図16に示すように、オーガ用従動スプロケット144は、無端回動チェーン146に対して適切な高さの噛合爪の先端側を一部切削して噛合爪の歯高を低く設定している。
そして、オーガ用従動スプロケット144は駆動スプロケット143よりも大径であり、収穫部用従動スプロケット145の外形は駆動スプロケット143の外形と略同じであり、オーガ用従動スプロケット144が収穫部用従動スプロケット145よりも大径である。
無端回動チェーン146に対して張力を付与するテンション機構150が、オーガ用従動スプロケット144の上方に備えられている。テンション機構150は、無端回動チェーン146の内周側に作用する内側テンション輪体151と、無端回動チェーン146の外周側に作用する外側テンション輪体152とを備えている。内側テンション輪体151は外側テンション輪体152よりも前部側に備えられている。
又、テンション機構150は、内側テンション輪体151を揺動自在に支持する第1テンションアーム153と、外側テンション輪体152を揺動自在に支持する第2テンションアーム154とを、同一軸芯P2周りで一体的に揺動自在に枠体としての右側の横側縦壁板24に支持される状態で備えて構成され、さらに、無端回動チェーン146に張力を付与する付勢機構としてのコイルバネ155を、オーガ用従動スプロケット144の後方側箇所に位置する状態で、且つ、第2テンションアーム154の途中箇所と右側の横側縦壁板24に固定のバネ受け具156とにわたって張設される状態で備えて構成されている。
テンション機構150がオーガ用従動スプロケット144の上方に備えられ、無端回動チェーン146の下方側の張設経路においては、駆動スプロケット143からオーガ用従動スプロケット144における噛合い箇所を経由して収穫部用従動スプロケット145に向けて巻回張設されている。つまり、オーガ用従動スプロケットの下方側にはテンション機構が備えられていない。
上述したように無端回動チェーン146の下方側の張設経路においては、テンション機構が備えられておらず、テンション輪体による張力付与が行われない。しかも、各スプロケット143,144,145を上記したような配置構成とすることで、オーガ用従動スプロケット144に対する無端回動チェーン146の噛合い箇所は、無端回動チェーン146の巻掛け角度が小さい値に設定されることになる。さらに、上述したように、オーガ用従動スプロケット144の歯高が駆動スプロケット143や収穫部用従動スプロケットの歯高よりも低く設定されていることから、オーガ用従動スプロケット144と無端回動チェーン146との噛合い箇所は、駆動スプロケット143や収穫部用従動スプロケット145に比べて、無端回動チェーン146が回動しているときに、横送りオーガ19の駆動負荷が過大になると、歯飛びし易い状態に設定されている。
このように構成することで、横送りオーガ19において、収穫物の搬送詰まりが発生して負荷トルクが設定値を超えると、無端回動チェーン146が歯飛びして空転状態になる。つまり、オーガ用従動スプロケット144の歯高が低く設定されることにより、簡易的なトルクリミッターとして機能するように構成されている。
〔別実施形態〕
(1)茎稈案内体81の前部を上部カバー32の前部に差し込む構成に代えて、茎稈案内体81の前部を上部カバー32の前部又はカバー支持フレーム85に連結固定する構成としてもよい。
(2)茎稈案内体81が上部カバー32の前部から上部カバー32の後端部にわたって設けられる構成に代えて、茎稈案内体81が上部カバー32の前部から上部カバー32の前後中間部にわたって設けられる構成としてもよい。
(3)茎稈案内体81の前端部が上部カバー32の前部に支持され、且つ、上部カバー32の前後中間部において茎稈案内体81の前後途中部を支持する構成とし、茎稈案内体81の後部側が片持ち状に上部カバー32の後端部にまで延設されるものでもよい。
(4)茎稈案内体81が、収穫処理フレーム20に固定された横向き支持体83に固定状態で支持される構成に代えて、次の(4−1)、(4−2)に記載のように構成するものでもよい。
(4−1)茎稈案内体81を往復運動させる駆動機構160が備えられ、茎稈案内体81の後端部に駆動機構160が連動連結される構成。
駆動機構160は、図20に示すように構成される。すなわち、収穫処理フレーム20における横向きフレーム27から上方に向けて4つの支持アーム161が横方向に適宜間隔をあけて固定延設され、これら4つの支持アーム161の上端部にわたってベアリング162を介して回動自在に支持される状態で回転駆動軸163が設けられる。そして、この回転駆動軸163には、茎稈案内体81に対応する箇所にクランク部164が形成されており、このクランク部164に茎稈案内体81の後端部が相対回動自在に連動連結されている。
又、図22に示すように、横向きオーガ19の回転軸19Aに一体回動自在に取り付けられた駆動スプロケット165と、回転軸163に一体回動自在に取り付けられた従動スプロケット166とにわたり、無端回動チェーン167が巻回され、横送りオーガ19及び収穫部18が駆動されるのに伴って回転駆動軸163が連動して回転するように構成されている。
図21に示すように、茎稈案内体81は、その前端部が、上部カバー32における後部側分草作用部78の後端部に位置する縦向きの背面部分78aに差し込み挿入され、クランク部164の回転に伴う茎稈案内体81の前後方向での往復移動を許容する状態でスライド自在に支持されている。
このように構成することで、収穫作業中においては回転駆動軸163が回転するので、茎稈案内体81が前後方向に往復運動することになり、絡まり合った植立穀稈をほぐし易いものとなる。
(4−2)茎稈案内体81を回転運動させる駆動機構が備えられる構成。
図示はしないが、上記したように茎稈案内体81を往復移動させる構成に代えて、茎稈案内体81を長手方向に沿う軸芯周りで回転させる駆動機構を備える構成である。茎稈案内体81としては、上記実施形態のように中膨らみ状に湾曲する棒体で構成するものに限らず、直線状の棒状体にて構成し、且つ、断面形状が、楕円形、三角形、四角形等、円形でなく回転に伴って中心から外表面までの距離が変化する形状のもので構成してもよく、長手方向に沿う軸芯周りで回転させることで、絡まり合った植立穀稈に対するほぐし作用を発揮できるようにしている。
(5)上部カバー32が、分草作用部76とカバー本体部77と分割形成されるものに代えて、前後方向の全域にわたって一体形成されるものであってもよい。
本発明は、車体の走行に伴って圃場に植立している植立茎稈からトウモロコシ房状体を収穫するトウモロコシ収穫機に適用できる。
3 走行車体
4 収穫処理装置
20 収穫処理フレーム
30 分離用回転体
31 搬送装置
32 上部カバー
76 分草作用部
77 カバー本体部
78 後部側分草作用部
79 前部側分草作用部
81 茎稈案内体
82 支持アーム
83 横向き支持体
160 駆動機構

Claims (10)

  1. 走行車体の前部にトウモロコシ房状体を収穫する収穫処理装置が備えられ、
    前記収穫処理装置が、植立茎稈からトウモロコシ房状体を分離させる分離用回転体と、分離したトウモロコシ房状体を車体後方に向けて搬送する搬送装置と、収穫対象となる植立茎稈が通過可能な通過領域を開放し且つ前記分離用回転体及び前記搬送装置の上方を覆う上部カバーと、前記上部カバーの前部から車体後方上方に向けて延びる茎稈案内体とを備えているトウモロコシ収穫機。
  2. 前記上部カバーが、車体前部側に位置して植立茎稈を振り分け案内する先細状の分草作用部と、その分草作用部の後部に連なり車体後方に延びるカバー本体部とを備えて構成され、
    前記茎稈案内体が、前記分草作用部から車体後方上方に向けて延びる状態で設けられている請求項1記載のトウモロコシ収穫機。
  3. 前記分草作用部が、車体後部側に位置する後部側分草作用部と、車体前部側に位置する前部側分草作用部とを別体で備えて構成され、
    前記茎稈案内体が、前記後部側分草作用部から車体後方上方に向けて延びる状態で設けられている請求項2記載のトウモロコシ収穫機。
  4. 前記茎稈案内体の後部が、前記収穫処理装置を支持する収穫処理フレームに連結されている請求項1〜3のいずれか1項に記載のトウモロコシ収穫機。
  5. 前記収穫処理フレームから延設された左右一対のアームにわたって横向き支持体が連結され、
    前記茎稈案内体の後部が前記横向き支持体に支持されている請求項4記載のトウモロコシ収穫機。
  6. 一対の前記分離用回転体を一組の分離装置として備えて、その分離装置により植立茎稈からトウモロコシ房状体を分離させるように構成され、且つ、複数組の分離装置が間隔をあけて並べて備えられ、
    前記各分離装置の並び方向の中間位置に前記茎稈案内体が備えられている請求項1〜5のいずれか1項に記載のトウモロコシ収穫機。
  7. 前記茎稈案内体を往復運動させる駆動機構が備えられている請求項1〜6のいずれか1項に記載のトウモロコシ収穫機。
  8. 前記茎稈案内体を回転運動させる駆動機構が備えられている請求項1〜6のいずれか1項に記載のトウモロコシ収穫機。
  9. 前記茎稈案内体の後部に前記駆動機構が連動連結されている請求項7又は8記載のトウモロコシ収穫機。
  10. 前記茎稈案内体の前部が前記上部カバーの前部にスライド自在に差し込み挿入されている請求項1〜9のいずれか1項に記載のトウモロコシ収穫機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108283053A (zh) * 2018-02-12 2018-07-17 中国农业大学 玉米收获机用果穗整列切柄装置
CN116391507A (zh) * 2023-03-22 2023-07-07 云南农业大学 一种履带自走式青贮玉米收获机

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