JP2014232617A - 遮断器用電気接触子およびその製造方法 - Google Patents

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【課題】電気接触子の異種金属材料の接合において、フラックス等の活性剤や形状の制約がないとともに、被接合材に工具形状の転写のおそれや被接合体の形状や延性の有無に影響されない接合構造をもつ遮断器用電気接触子およびその製造方法を提供する。【解決手段】接点1Aと接点1Aに比べ硬度が低い台金2Aとの間に塑性流動可能な中間金属層3を介在して形成された接合部10A−aと、この接合部10A−aを支持するとともに包囲する支持包囲部2A−aの支持包囲部表面2A−bから接合部10A−aが所定の深さiだけ窪み込ませて設けられるとともに、支持包囲部2A−aの幅方向寸法Bが接合部10A−aの幅Wより大きい。【選択図】図2

Description

この発明は、遮断器用電気接触子(以後、電気接触子と称呼する)およびその製造方法に関するもので、特に電気接触子の接合構造とその製造方法に係るものである。
従来の遮断器に用いられる電気接触子は、接点と台金をろう付けや抵抗溶接、かしめ等によって接合する例が多い。ここで、ろう付けにおいては金属の界面活性のための活性剤が必要で、接合後の洗浄工程を必要とすることや、接合時に高温となるため金属が軟化する恐れがある。
これらの対策として、摩擦圧接、超音波接合、冷間圧接により接合する例が従来より示されている(例えば、特許文献1から特許文献4、非特許文献1)。
上記特許文献1では電力用遮断器の固定側と可動側アーク接触子において、接触子の接点部に銅−タングステン合金を、接点部以外に銅−クロム合金を使用し摩擦圧接により接合することが示されており、その接合の際に接合面端部で自由縁となす角度を、銅−クロム合金と銅−タングステン合金材共に90度未満、またはどちらか一方が90度の場合は、残りの材料の接合面端部で自由縁となす角度を90度未満にする構成が示されている。
特許文献2では開閉器や遮断器に用いられる電気接触子において、接点と台金を超音波接合によって製造することが示されており、接合の際に予め接点もしくは台金のいずれか一方に錫の皮膜を形成する構成が示されている。
特許文献3では接点材料の接合方法において、接点側に凹み部を設け、その凹み部に金属板を機械的にこすりながら圧入して密着し、さらにレーザや抵抗溶接等などにより溶融接合することが示されている。
特許文献4では接点と台金の接合方法として、予め銀層が接合された接点を使用するとともに、接合時に界面活性剤を接合部周辺に供給した後、電極間に通電して接合することが示されている。
非特許文献1では固相接合に必要な両金属の密着のためには、降伏応力の約3.6倍以上の加圧が必要であることが示されている。
特開平11−176268号公報 特公平4−35850号公報 特公第2791683号公報 特公平1−43415号公報
溶接・接合便覧(1990)、丸善184頁)
上記のような電気接触子の接合構造および製造方法では、被接合材の形状の制約や被接合材に接合工具形状が転写される場合がある。
例えば、摩擦圧接においては、どちらか一方が棒などの回転対象形状である必要があり、超音波接合では、接合用固定治具の凹凸が金属表面に転写されて、電気接触子としての機能が低下する場合がある。冷間圧接では形状の制約等はないか、高い接合応力を必要とし、被接合金属は硬度が高く延性がほとんどない材料の場合、接合時の加圧により破壊する恐れがあるという問題点がある。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、フラックス等の活性剤を用いることなく、被接合体の形状や延性の有無に影響されない接合構造をもつ遮断器用電気接触子およびその製造方法を提供することを目的としている。
第1の発明に係る遮断器用電気接触子は、
接点と、該接点に比べ硬度が低い台金とを備えるとともに、接点と台金との間に塑性流動可能な中間金属層を介在して形成された接合部と、該接合部を支持するとともに包囲するよう台金に形成された支持包囲部表面から所定の深さを有する窪み部に接合部が設けられるとともに、支持包囲部の幅が接合部の幅より大きいものである。
第2の発明に係る遮断器用電気接触子の製造方法は、
接点と、該接点に比べ硬度が低い台金とを備えるとともに、接点と台金との間に塑性流動可能な中間金属層を介在させ、台金の降伏応力の3.6倍以上の荷重を生じるように接点と台金に押圧し、中間金属層と台金の塑性変形によって接点を台金に窪み込ませて接合部を形成するとともに、該接合部を支持包囲するように台金に支持包囲部を形成して、接合部を固定するようにしたものである。
第1の発明によれば、前記のような構成を採用しているので、加圧接合のみによる接合を可能としたばかりでなく、合金と接点両者間の接触面積増大による接合の信頼性や電気伝導性の向上という優れた効果を奏する。
第2の発明によれば、前記のような製造方法を採用しているので上記第1の発明と同様の効果を奏する。
実施の形態1による一対の電気接触子の配置を示す概念図である。 実施の形態1による電気接触子の接合構造を示す正面図および側面図である。 実施の形態2の第1の実施例による電気接触子の接合構造を示す正面図および側面図である。 実施の形態2の第1の実施例による荷重の印加方向を説明する図である。 実施の形態2の第2の実施例による電気接触子の接合構造を示す正面図および側面図である。 実施の形態2の第3の実施例による電気接触子の接合構造を示す正面図および側面図である。 実施の形態2の第4の実施例による電気接触子の接合構造を示す正面図および側面図である。 実施の形態2の第5の実施例による電気接触子の接合構造を示す正面図および側面図である。 実施の形態3の第1の実施例による電気接触子の接合構造を示す正面図および側面図である。 実施の形態3の第2の実施例による電気接触子の接合構造を示す正面図および側面図である。 実施の形態4による電気接触子を製造用の専用工具を用いた製造時の状態を示す正面図である。
実施の形態1.
以下、この発明による電気接触子の接合構造について説明する。
図1は、一対の下電極10Aと上電極10Bとを備えた電気接触子20の配置を示す概念図であり、下電極10Aは固定側で上電極10Bは可動側である。上電極10B、下電極10Aの接点1B、1Aが押圧接触すると通電が行われる。上電極10Bは、矢印に示すように軸7を中心として回動されることにより、接点1A、1Bが離れて電流が遮断される。
図2は、実施の形態1による電気接触子20の内、下電極10Aをもって実施の形態1を説明する図である。
図2(a)は、正面断面図、図2(b)は側面図、図2(c)は上図面である。下電極10Aは、接点1A、台金2A、中間金属層3より構成されている。
下電極10Aは、接点1Aと台金2Aが接合されており、両者は異種金属である。すなわち、遮断器に使用される電気接触子20の場合、一般的に遮断電圧が高くなるほど接点1Aには硬度が高い金属が用いられるが、このような材料は塑性流動しにくく脆い場合が多く、大きな衝撃荷重をかけない接点構造および接合方法を採用する必要がある。
図2(a)に示す接点1Aは、Ag−WC焼結材を用い、厚さT1、幅W、長さlの平板状をなす。台金2Aは、Ag−WC焼結材よりも硬度が低く接点1Aの界面に沿って塑性流動可能な無酸素銅で板厚t、高さH、長さLの平板が用いられている。この接点1Aと台金2Aの接合界面にはAgからなる厚さT2の中間金属層3が存在している。
図2(a)は、接点1Aを台金2Aに押し付けた状態を示しており、中間金属層3を含む接点1Aと台金2Aの接合部10A−aを支持するとともに包囲する支持包囲部2A−aの幅方向寸法をB、すなわち台金2Aが押し付けられることで板厚tが膨らんだ幅をBとし、この支持包囲部2A−aの厚さをh1、支持包囲部2A−aの下部2A−cの高さh2、接点1Aが台金2Aの支持包囲部表面2A−bから所定の深さ入り込む窪み部10A−bの深さをiとすると、B>W、B>t、W>t、h2≧0、i>0となるような接合構造を設定する。尚、前記幅方向寸法Bの定義はi>0の場合には台金2Aの構造として許容される最大幅とする。
接点1Aと台金2Aとの接合時には、両者の界面に電気抵抗値が低く、台金2A接合し易い中間金属層3としてのAgを設け、接点1Aと台金2Aとを後述する図11に示す専用工具によって加圧する。この加圧によって、中間金属層3を含む接点1Aと台金2Aにより形成される接合部10A−aが支持包囲部表面2A−bより所定の深さiだけ窪んでいるので、台金2Aから接点1A方向に圧縮応力が作用する。接点1Aの材質Ag−WC焼結材の硬度が中間金属層3の材質Agより高いため、加圧接合時に中間金属層3のAgが優先的に塑性流動をおこし、接点1Aにかかる荷重を緩和して接点1Aの脆性破壊を抑制し、接点1Aに大きな垂直荷重がかかるのを緩和し、かつ、固相状態での金属接合性を上昇させることができる。
さらに、支持包囲部2A−aの高さであるh2をh2>0のような形状にすれば、接点1Aと台金2Aとの支持包囲部2A−aの高さ方向寸法を決定するとともに接合時に接合面の塑性流動を促進し、接合面積を増大させることができる。
また、支持包囲部2A−aの幅方向寸法Bを接合部10A−aの幅Wより大きく設定しているので摩擦力も増大し、その結果、接点1Aと台金2Aとの接合面積増大による接合信頼性および電気伝導性の向上が可能となり、双方の金属を引き剥がすような外力が付加されるような場合が生じたとしても、摩擦力が増大しているので接点1Aの固定性を向上させることができる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2について説明する。前述した実施の形態1の接点1Aの形状を平板形状としたが、この実施の形態2では接点1Aの形状を台金2Aの塑性流動をより促進させるような形状を採用し、台金2Aの新生面の創出を促進させ、さらに接合信頼性が向上させたものである。すなわち、台金2Aに対面する接点1Aの形状を選択することによって接合信頼性を向上させるものである。
以下、この実施の形態2の第1の実施例を図3に基づき説明する。
図3に示すように頂辺幅W1、底辺幅W2、傾斜角θを有する逆台形状接点1A−aとする。ここでW1>W2、かつ、45°≦θ<90°とする。このような傾斜角θを有する逆台形状接点1A−aが台金2Aに加圧されると図4に示すように接点1A−aの逆台形状に沿って台金2Aの塑性変形を促進され、従って垂直方向の荷重Fがかかった時に、その荷重Fの接点方向分力が大きくなり、金属接合性を上昇させる。
また、第2の実施例として図5に示すような逆正5角形状接点1A−bとしてもよい。突起部1A−hの高さがh3、頂辺幅W1であるので、幾何学的関係から接合面長さは、√(4(h3)+(W1))であり、この接合面長さが平板状の接点よりも大きく取れる。
次に、第3の実施例として図6に示すように台金2Aに対向する面に円弧部曲率Rを有する円弧状接点1A−cとしてもよい。ここで、幾何学的関係よりR≦Wとすると、接合面長さが平板の場合に比較して長くすることができ、接合信頼性が向上する。さらに、第4の実施例として図7に示すように、接点1A−dが台金2Aに対向する側であって幅W方向に2個以上の凸部12を設けた凸部付接点1A−dとすることや、第5の実施例として図8に示すように接点1A−dの長さl方向に2個以上の凸部12を設けると、さらに接合面長さが増加するとともに、この凸部12に沿って台金2Aの塑性流動が促進され接合信頼性がさらに向上する。尚、ここで凸部12は、図7、図8ではのこ歯状を示したが、これに限らず凹凸があればよい。
このように、この実施の形態2では、台金2Aから受ける圧縮応力の応力勾配が緩和され、長期信頼性が向上する。また、接合時に円弧状接点1A−cの曲率や、凸部付接点1A−dの突起部の形状に沿って台金2Aおよび中間金属層3が接合界面上に沿って塑性流動がし易くなることで、接合面積が増大し、接合信頼性や電気伝達性の向上が可能となるという効果がある。
実施の形態3.
次に、実施の形態3を図に基づいて説明する。
この実施の形態3の第1の実施例は、図9に示すように台金2Aの支持包囲部2A−aの幅方向寸法Bが、平坦部2A−fによって形成されている。すなわち、接点1Aと台金2Aとの接合時に幅Bを規定する専用工具を用いて接合することによって形成されている。また、第2の実施例を図10に示すように台金2Aには支持包囲部2A−dの幅方向寸法Bを底辺とする部分的逆台形状を形成された形状であってもよい。
このような形状を有するように接合成形されると、台金2Aと中間金属層3の塑性流動が促進されて、接合信頼性、電気伝達性が向上するとともに、接点1Aの固定性がさらに向上する。
実施の形態4.
次に、上記した実施の形態1から実施の形態3の電極10Aの製造方法を図11に基づいて説明する。
図11において接点1Aと台金2Aとを接合する専用工具100は、加圧装置8と、台金保持装置4、接点固定装置5、加圧可動部6から構成されている。そして、加圧する前に予め接点1Aもしくは台金2Aのどちらか一方もしくは双方に、中間金属層3であるAgを蒸着またはメッキによる皮膜を形成しておく。接点1Aは、接点固定装置5に固定され、台金2Aを保持する台金保持装置4、加圧可動部6は加圧装置8の起動により、加圧可動部6、台金保持装置4が接点1Aの方向に移動することにより加圧する。尚、台金保持装置4は、台金2Aの座屈を防止する機能も有する。
接合の原理は、接点1Aと台金2Aを押し付けることによって、台金2Aが塑性流動をおこし、両金属の酸化皮膜が破断し隙間から新生面が生じ、冶金的に接合が達成される。この新生面は塑性流動量が大きいほど多く現れるが、接点1AとしてAg−WC焼結材のように、硬度は高いがほとんど塑性流動が起きない材料を選定した場合、接点1A側の新生面創出はほとんど期待できない。そこで、予め接点1AにAgのように塑性流動しやすい金属の皮膜を施すと、Agが新生面を創出することにより接点側の新生面が創出できる。
一般的に金属の降伏応力の約3.6倍以上を負荷すれば両金属を密着させることができ、それが新生面同士であれば金属接合が可能となる。従ってそれ以上の圧力が台金保持装置4を通じて台金2Aの接合面にかかるようにする。台金2Aとして接点1Aの幅Wよりも薄い板厚tの平板を使用する。例えば、図2に示すように変形前の板厚をtとするものを使用し、B=2tまで変形させると、近傍部の面積拡大率は2倍となる。さらに、台金2Aの接合後の形状がh>0となるように図示省略した成形具を選定すると、接合面近傍部を積極的に変形させることができる。さらに密着性と接合性を高めるために、接点固定装置5を通じて、接点1Aを加熱や機械的に振動させても良い。また、このような状態で台金保持装置4を通じて通電し接合させてもよい。例えば、台金2Aとして純銅のような硬度の低く塑性流動しやすい金属の平板を使用し、同時に接点固定装置5を通じて接点1Aを加熱すると、実施の形態1のような形になるまで台金2Aを変形させやすく、新生面が創出されやすい。
このような方法をとることで、接合面積を増大させ、接合信頼性を向上させることができ、フラックス等の活性剤や形状の制約がないとともに、被接合材に専用工具形状の転写のおそれや被接合体の形状や延性の有無に影響されない接合構造を得ることができる。さらに、フラックス等余分な材料を使用することなく、省資源、省エネ化、作業性向上した電気接触子が得られる。
尚、実施の形態3の図9、図10に示したような台金2Aの形状にする為の幅方向寸法Bを規定する工具は、図11においては図示省略している。
尚、上記実施の形態1から実施の形態3では、接点1Aの材質としてAg−WC焼結材としたが、これに限定されずAg−WC−Cr焼結材、Ag−W焼結材も適用可能である。
さらに、台金2Aとして無酸素銅の例を示したが、電気銅など延性の高い銅合金であればよい。
尚、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1A,1B 接点、1A−a 逆台形状接点、1A−b 逆正5角形状接点、
1A−c 円弧状接点、1A−d 凸部付接点、1A−h 突起部、2A,2B 台金、2A−a 支持包囲部、2A−b 支持包囲部表面、2A−c 支持包囲部下部、
2A−d 部分的逆台形状、2A−f 平坦部、3 中間金属層、10A 下電極、
10A−a 接合部、10A−b 窪み部、10B 上電極、12 凸部、
20 電気接触子、B 支持包囲部の幅方向寸法、W 接点1Aの幅、
h1 支持包囲部の厚さ、W1 頂辺幅、W2 底辺幅、θ 傾斜角。

Claims (13)

  1. 遮断器用電気接触子において、
    接点と、前記接点に比べ硬度が低い台金とを備えるとともに、前記接点と前記台金との間に塑性流動可能な中間金属層を介在して形成された接合部と、前記接合部を支持するとともに包囲するよう前記台金に形成された支持包囲部表面から所定の深さを有する窪み部に前記接合部が設けられるとともに、前記支持包囲部の幅が前記接合部の幅より大きいことを特徴とする遮断器用電気接触子。
  2. 前記接点は逆台形状をなし、前記逆台形状の斜面を形成する傾斜角θが45°≦θ<90°とすることを特徴とする請求項1に記載の遮断器用電気接触子。
  3. 前記接点は逆正5角形状であることを特徴とする請求項1に記載の遮断器用電気接触子。
  4. 前記接点の前記台金に対向する側が円弧部を有する円弧状接点とすることを特徴とする請求項1に記載の遮断器用電気接触子。
  5. 前記接点の前記台金に対向する側の幅方向あるいは長手方向のいずれか一方に凸部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の遮断器用電気接触子。
  6. 前記支持包囲部の側部は平坦面であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の遮断器用電気接触子。
  7. 前記支持包囲部には前記支持包囲部の幅を底辺とする部分的逆台形状が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の遮断器用電気接触子。
  8. 前記接点はAg−WC焼結材あるいはAg−WC−Gr焼結材またはAg−W焼結材のいずれかであることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の遮断器用電気接触子。
  9. 前記中間金属層はAgであり、前記接点あるいは台金のいずれか一方に蒸着またはメッキによって形成されていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の遮断器用電気接触子。
  10. 前記台金は無酸素銅あるいは電気銅のいずれかとすることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の遮断器用電気接触子。
  11. 遮断器用電気接触子の製造方法であって、
    接点と、前記接点に比べ硬度が低い台金とを備えるとともに、前記接点と前記台金との間に塑性流動可能な中間金属層を介在させ、前記台金の降伏応力の3.6倍以上の荷重を生じるように前記接点と前記台金に押圧し、前記中間金属層と前記台金の塑性変形によって前記接点を前記台金に窪み込ませて接合部を形成するとともに、前記接合部を支持包囲するように前記台金に支持包囲部を形成して、前記接合部を固定するようにした遮断器用電気接触子の製造方法。
  12. 前記接点はAg−WC焼結材あるいはAg−WC−Gr焼結材まはたAg−W焼結材のいずれかが用いられていることを特徴とする請求項11に記載の遮断器用電気接触子の製造方法。
  13. 前記中間金属層はAgであり、予め前記接点側あるいは台金側のいずれか一方に蒸着またはメッキによって形成されたものであることを特徴とする請求項11または請求項12に記載の遮断器用電気接触子の製造方法。
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