JP2014230694A - 電気湯沸器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係る電気湯沸器100は、底壁321Bおよび面状ヒータ322を備える。底壁は、湾曲壁部321cを有する。湾曲壁部は、断面視において上方に湾曲する。そして、この底壁は、液体を保持する空間の底を形成する。面状ヒータは、底壁の下面に形成される。なお、底壁は外縁部321dをさらに有することが好ましい。外縁部は、湾曲壁部の外周側であって湾曲壁部の外縁よりも高い位置に設けられる。また、かかる場合、面状ヒータは湾曲壁部の下面に形成されることが好ましい。
【選択図】図7
Description
本発明の実施の形態に係る電気ケトル100は、図1に示されるように、主に、ケトル本体200および電源台500から構成される。なお、ケトル本体200は、電源台500に着脱自在に載置されている。電気ケトル100の使用者は、お湯を沸かしたいときにケトル本体200を電源台500に載置し、お湯を使用するときにケトル本体200を電源台500から取り外すことができる。ケトル本体200は、図1〜4に示されるように、主に、本体ユニット300および蓋ユニット250から構成されている。なお、蓋ユニット250は、本体ユニット300に着脱自在に装着されている。電気ケトル100の使用者は、お湯を沸かすための水等を電気ケトル内の液体容器321(後述)に入れたいときにロックレバー機構255(後述)を解除状態にして本体ユニット300から蓋ユニット250を取り外し、お湯を沸かす前に蓋ユニット250を本体ユニット300に装着する。以下、本体ユニット300、蓋ユニット250および電源台500について詳述する。
本体ユニット300は、図1〜4に示されるように、主に、容器本体310および取っ手400から構成されている。以下、容器本体310および取っ手400について詳述する。
容器本体310は、図3および4に示されるように、主に、容器ユニット320、収容体330、電装ユニット340、温度過昇防止装置350(図8および9参照)から構成されている。以下、これらの構成要素について詳述する。
容器ユニット320は、図4〜6に示されるように、主に、液体容器321、プリントヒータ322、中央支持金具323および外周支持金具324A,324B,324Cから構成されている。
収容体330は、図3および4に示されるように、側壁部材331、底壁部材333および肩部材335から構成されている。
電装ユニット340は、図8および9に示されるように、主に、支持台341、電気回路形成用金属板(図示せず)、電源台接続用接続端子部(図示せず)、一対のバイメタル型サーモスタット部342および電源台接続ボスMEから構成されている。
温度過昇防止装置350は、図8および9に示されるように、主に、本体部材351、ワンショット型サーモスタット352およびコイルスプリング354から構成されている。
取っ手400は、使用者がケトル本体200を持ち運ぶ際に使用者によって把持されるものであって、図3に示されるように、本体ユニット300の後方に配設されている。そして、この取っ手400は、図3に示されるように、主に、外装体410、電源スイッチ機構420および中間蒸気通路PVMから構成されている。
蓋ユニット250は、本体ユニット300の上方を覆う着脱自在の略円柱形の蓋体であって、図3および4に示されるように、主に、外装体251、注液通路PL、注液通路開閉機構253、第1蒸気通路PV1、第2蒸気通路PV2およびロックレバー機構255から構成されている。
電源台500は、図3に示されるように、主に、台座510、ボス受け部520、接続端子部(図示せず)、下側カバー530、電源コード(図示せず)、電源プラグ(図示せず)から構成されている。
(A)
本発明の実施の形態に係る電気ケトル100では、平らな円環部分である高段円環部321dに外周支持金具324A,324Cが配設されており、ネジSCが外から収容体330の底壁部材333に形成されるネジ孔OPを通って容器ユニット320の外周支持金具324A,324Cのネジ止め孔SPに螺合されると、液体容器321が下方に引っ張られて、フランジ321Cと収容体330のフランジ受け部335Cとの間に気密構造が形成される。このため、この電気ケトル100では、平面視において、従来よりも液体容器の外側に引張力を均一に集中させることができる。したがって、電気ケトル100の使用時において液体容器321に熱が加えられ、液体容器321の底壁321Bが下方に変形する際であっても、フランジ321Cに引張力が十分に伝達され、液体容器321のフランジ321Cと収容体330のフランジ受け部335Cとの密着度が十分に維持される。したがって、この電気ケトル100では、水等の液体を加熱する際においても液体容器321のフランジ321Cと収容体330のフランジ受け部335Cとの間の気密構造を良好に保持することができる。
本発明の実施の形態に係る電気ケトル100では、加熱手段としてプリントヒータ322が採用されている。このため、この電気ケトル100は、シーズヒータを採用する従来の電気ケトルに比べて水の湯沸時間を十数秒程度短縮することができる。
本発明の実施の形態に係る電気ケトル100では、底壁321Bが低段部分球面壁部321cおよび高段円環部321dから構成されている。このため、この電気ケトル100では、液体容器中の水等の液体の量が少なくなってくると、液体は自然に低段部分球面壁部321cの端部に向かって流れ落ちる。このため、この電気ケトル100では、上述の状況下において、底壁が平板である場合に比べて温度分布の偏りが小さくなる。このため、この電気ケトル100では、底壁321Bの変形やプリントヒータ322の絶縁層破壊のおそれを低減することができる。
(A)
先の実施の形態に係る電気ケトル100では液体容器321の底壁321Bが低段部分球面壁部321cおよび高段円環部321dから構成されていたが、底壁は低段部分球面壁部321cのみから構成されていてもよい。すなわち、底壁が部分球面形状を呈していてもよい。
先の実施の形態に係る電気ケトル100では液体容器321の底壁321Bに部分球面壁部分(低段部分球面壁部321c)が形成されていたが、この部分球面壁部分は、部分楕円球面壁部分とされてもよいし、断面視において左右非対称な湾曲面壁部分とされてもよい。
先の実施の形態では特に言及しなかったが、液体容器321のフランジ321Cと収容体330のフランジ受け部335Cとの間にシールパッキンが配設されてもよい。
先の実施の形態では加熱手段としてプリントヒータ322が採用されたが、プリントヒータ322のように液体容器321の底壁321Bを直接加熱することができる面状ヒータであれば、その種別は特に限定されない。
321c 低段部分球面壁部(湾曲壁部)
321d 高段円環部(外縁部)
321B 底壁
322 プリントヒータ
Claims (5)
- 断面視において上方に湾曲する湾曲壁部を有し、液体を保持する空間の底を形成する底壁と、
前記底壁の下面に形成される面状ヒータと
を備える、電気湯沸器。 - 前記湾曲壁部は、部分球面形状を呈する
請求項1に記載の電気湯沸器。 - 前記面状ヒータは、少なくとも前記湾曲壁部の下面に形成される
請求項1または2に記載の電気湯沸器。 - 前記底壁は、前記湾曲壁部の外周側であって前記湾曲壁部の外縁よりも高い位置に設けられる外縁部をさらに有する
請求項3に記載の電気湯沸器。 - 前記外縁部は、平らな環状板である
請求項4に記載の電気湯沸器。
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