JP2020130461A - 容器付き加熱機器 - Google Patents

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Hisateru Fujikawa
尚輝 藤川
光亮 松井
Mitsuaki Matsui
光亮 松井
篤史 ▲辻▼本
篤史 ▲辻▼本
Atsushi Tsujimoto
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Abstract

【課題】本発明の課題は、加熱対象物を加熱して或る状態にするまでに必要な時間を認識することができる容器付き加熱機器を提供することにある。【解決手段】本発明に係る容器付き加熱機器100は、「容量を示すための容量表示Dvを少なくとも1つ有する容器321」と、「前記容器内の内容物を加熱するための加熱源322」とを備え、前記容器は、前記加熱源により前記容量表示に対応する容量の特定の前記内容物を第1状態にするまでにかかる時間を示すための時間表示Dtをさらに有する。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、水等の液体等を加熱して湯等の加熱液体を生成する容器付き加熱機器(例えば、電気ケトルや電気ポット)に関する。
電気ケトルや電気ポット等の湯沸し器では、通常、容器の内側面や水量窓等に水量目盛や制限水量目盛が表示されている(例えば、特開2011−212376号公報、特開2012−101004号公報等参照)。
特開2011−212376号公報 特開2012−101004号公報
ところで、通常、電気ケトルや電気ポット等の湯沸し器では、容器に水を注いでスイッチを入れる際にその湯沸し時間がわからない。このため、電気ケトル等の使用者は、自身の時間感覚で湯沸し時間を推定するより他なく、場合によってはその者の貴重な時間を浪費することがある。
本発明の課題は、加熱対象物を加熱して或る状態にするまでに必要な時間を認識することができる容器付き加熱機器を提供することにある。
本発明に係る容器付き加熱機器は、
容量を示すための容量表示を少なくとも1つ有する容器と、
前記容器内の内容物を加熱するための加熱源と、を備え、
前記容器は、前記加熱源により前記容量表示に対応する容量の特定の前記内容物を第1状態にするまでにかかる時間を示すための時間表示をさらに有する。
上記構成によれば、容器に液体を注ぐ際に容量表示を見ると共に時間表示を見ることができる。このため、この容器付き加熱機器の使用者は、加熱対象物を加熱して或る状態にするまでに必要な時間を認識することができる。
本発明では、
前記容器には、前記容量に対応する位置に目盛表示が設けられ、
前記容量表示および前記時間表示は、前記目盛表示の近傍に配置されており、
前記時間表示の表示態様は、前記容量表示の表示態様と異なると好適である。
上記構成によれば、時間表示と容量表示との誤認を防ぎやすくすることができる。
本発明では、
前記容量表示は、前記目盛表示の第1側端側に配設されており、
前記時間表示は、前記目盛表示の第1側端側と反対側の第2側端側に配設されていると好適である。
上記構成によれば、時間表示と容量表示との誤認を防ぎやすくすることができる。
本発明の実施の形態に係る電気ケトルのケトル本体の外観斜視図である。 本発明の実施の形態に係る電気ケトルのケトル本体の縦断面図である。
<本発明の実施の形態に係る電気ケトルの構成>
本発明の実施の形態に係る電気ケトル100は、主に、ケトル本体200(図1参照)および電源台(図示せず)から構成される。なお、ケトル本体200は、電源台に着脱自在に載置される。電気ケトル100の使用者は、お湯を沸かしたいときにケトル本体200を電源台に載置し、お湯を使用するときにケトル本体200を電源台から取り外すことができる。ケトル本体200は、図1および図2に示されるように、主に、本体ユニット300および蓋ユニット250から構成されている。なお、蓋ユニット250は、本体ユニット300に着脱自在に装着されている。電気ケトル100の使用者は、お湯を沸かすための水等を電気ケトル内の液体容器321(図2参照)に入れたいときにロックレバー機構255(後述)を解除状態にして本体ユニット300から蓋ユニット250を取り外し、お湯を沸かす前に蓋ユニット250を本体ユニット300に装着する。以下、本体ユニット300、蓋ユニット250および電源台について詳述する。
1.本体ユニット
本体ユニット300は、図1および図2に示されるように、主に、容器本体310および取っ手400から構成されている。以下、容器本体310および取っ手400について詳述する。
(1)容器本体
容器本体310は、図2に示されるように、主に、容器ユニット320、外装体330、電装ユニット340、温度過昇防止装置350から構成されている。以下、これらの構成要素について詳述する。
(1−1)容器ユニット
容器ユニット320は、図2に示されるように、主に、液体容器321、プリントヒータ322、支持金具(図示せず)から構成されている。
液体容器321は、図2に示されるように、側壁部321A、底壁部321Bおよびフランジ部321Cから形成されている。側壁部321Aは、ステンレス鋼製の円筒状部位である。そして、図2に示されるように、この側壁部321Aの内周面には目盛表示Dl、容量表示Dvおよび時間表示Dtが設けられている。なお、ここでは、これらの表示Dl,Dv,Dtはプリントされている。目盛表示Dlは、液体容器321に注がれた液体の体積を示す表示であって、図2に示されるように線と点の組合せで構成されている。そして、図2に示されるように、これらの目盛表示Dlのうち線表示の右側端付近に容量表示Dvが配されており、線表示の左側端付近に時間表示Dtが配されている。容量表示Dvは、各目盛表示Diの線表示に対応する液体の容量を示す表示であって、ここでは単位をmL(ミリリットル)としたときの数値のみが表示されている(すなわち、ここでは単位が省略されている。)。時間表示Dtは、各容量表示Dvに対応する容量の特定の液体(例えば水等)をプリントヒータ322によって沸騰状態(特許請求の範囲の「第1状態」の一例)にするまでにかかる目安の時間を示す表示であって、ここでは単位を分(min)としたときの値と共にその単位が表示されている。また、図2に示される通り、時間表示Dtは、容量表示Dvよりも小さい文字で表示されている。底壁321Bは、ステンレス鋼の円盤部位である。フランジ321Cは、円環体であって、図2に示されるように側壁部321Aの上端から外側に向かって延びている。また、この液体容器321の内周面には、フッ素樹脂等の耐蝕性樹脂(図示せず)が塗装されている。
プリントヒータ322は、主に、加熱線(図示せず)および絶縁被覆層(図示せず)から構成されており、図2に示されるように液体容器321の底壁部321Bの下側面に接すようにその底壁部321Bに固定されている。加熱線は、液体容器321の底壁部321Bの下面側に設けられる絶縁体層上に、支持金具を避けるようにして印刷されている。そして、この加熱線は端子接続部分(図示せず)を除いて絶縁被覆層で覆われており、端子接続部分には電装ユニット340の接続端子(図示せず)が接触している。
支持金具は、液体容器321の底壁部321Bに電装ユニット340や温度過昇防止装置350を取り付けると共に、外装体330の底壁部材333(後述)に対して液体容器321を固定するためのものであって、液体容器321の底壁部321Bの複数箇所から下方に向かって延びている。
(1−2)外装体
外装体330は、図2に示されるように、側壁部材331、底壁部材333および肩部材335から構成されている。
側壁部材331は、円筒形状の金属部材であって、本体ユニット300の外装体としての役目を担う。
底壁部材333は、略円椀形状の樹脂部材であって、図2に示されるように、容器本体310の底側を覆っている。
肩部材335は、略円筒形状の樹脂部材であって、図2に示されるように、主に、本体部335Aおよび注液口部335Bから形成されている。この本体部335Aは、図2に示されるように、後述するロックレバー機構255(図1参照)のロックレバー255Aの爪部(図示せず)を収容することができる空間を形成している。そして、蓋ユニット250が本体ユニット300に装着されている状態において、この空間には、その爪部が収容されている。注液口部335Bは、肩部材335の正面側に配設されている。
(1−3)電装ユニット
電装ユニット340は、図2に示されるように、主に、支持台(図示せず)、電気回路形成用金属板(図示せず)、電源台接続用接続端子部(図示せず)、一対のバイメタル型サーモスタット部(図示せず)および電源台接続ボスMEから構成されている。
電装ユニット340は、支持金具を介して支持台に固定されている。支持台には、電気回路形成用金属板により電気回路が形成されている。なお、この電気回路には、電源台接続用端子部やバイメタル型サーモスタット部が組み込まれている。すなわち、ケトル本体200が電源台から取り外されたり、バイメタル型サーモスタット部が開状態となったりすると、この電気回路は開状態となる。
バイメタル型サーモスタット部は、空焚きを防止するためのものであって、主に、接点(図示せず)、接点開放機構(図示せず)およびバイメタル(図示せず)から構成されている。なお、バイメタル型サーモスタット部は、2つ共に略中央部分の外周寄りに配置されている。バイメタルは、2つ共に略中央部分の外周寄りの加熱線上に絶縁被覆層を介して配置されている。また、このバイメタルは、常温においてプリントヒータ322に接するように配設されている。接点開放機構は、レバー機構である。この接点開放機構では、通常、レバー(図示せず)の先端部分が接点保持部材(図示せず)の直下に位置しており、バイメタルが規定温度以上の温度まで加熱されると、バイメタルの変形によってレバーの先端部分が下方に押し下げられ、その結果、レバーの先端部分により接点保持部材が下方に押し下げられて接点が開放される。
電源台接続ボスMEは、電源台のボス受け部に着脱自在に嵌め込まれる。なお、電源台接続ボスMEが電源台のボス受け部に嵌め込まれると、電源台接続ボスMEに配設される2つの電源台接続用接続端子部と、電源台のボス受け部に配設される2つの接続端子部とがそれぞれ接続され、その結果、電源供給回路が形成される。すなわち、かかる場合において電源台が外部電源に接続されていれば、ケトル本体200内部の電気回路に通電が可能な状態、すなわちプリントヒータ322が加熱され得る状態となる。
(1−4)温度過昇防止装置
温度過昇防止装置350は、主に、本体部材(図示せず)、ワンショット型サーモスタット(図示せず)およびコイルスプリング(図示せず)から構成されている。
本体部材は、樹脂成形品であって、ワンショット型サーモスタットがコイルスプリングにより上方に付勢された状態となるようにワンショット型サーモスタットおよびコイルスプリングを収容している。また、このワンショット型サーモスタットの上面の長手方向中央部分には、感熱部(図示せず)が上方に向かって突出するように固定されている。すなわち、この感熱部は、コイルスプリングの付勢力によってプリントヒータの加熱線に絶縁被覆層を介して押し付けられている。このため、プリントヒータの加熱により液体容器321の底壁321Bが変形したとしても感熱部は常にプリントヒータ322の加熱線上の絶縁被覆層に接触することができる。
(2)取っ手
取っ手400は、使用者がケトル本体200を持ち運ぶ際に使用者によって把持されるものであって、図1および図2に示されるように、本体ユニット300の後方に配設されている。そして、この取っ手400は、図2に示されるように、主に、外装体410、電源スイッチ機構420および中間蒸気通路PVMから構成されている。
外装体410は、側面視において略鉤型の筒体であって(図2参照)、下端部分が自由端になっており、上端部分が容器本体310の側壁部材331の背面側上端部に結合されている。なお、外装体410の上端部分は、図2に示されるように、容器本体310の上側に張り出しており、蓋ユニット250が本体ユニット300に装着されている状態において蓋ユニット250と対向している。そして、この外装体410の内部には、中間蒸気通路PVMが形成されていると共に電源スイッチ機構420が配設されている。また、この外装体410の後方の上端部分には、電源ボタン421を露出させるための開口が形成されている。
電源スイッチ機構420は、図2に示されるように、主に、電源ボタン421、レバー型リフト機構422、板バネ部(図示せず)、可動接点(図示せず)、固定接点(図示せず)、押し棒(図示せず)、バイメタル(図示せず)、収容部材425、区画パッキン(図示せず)およびネオンランプ426から構成されている。なお、この電源スイッチ機構420は、電気線を介して本体ユニット300の電装ユニット340に接続されており、一つの電気回路を構成している。電源ボタン421は、透明の円柱体であって、前後方向に搖動に可能に収容部材425の上端部に軸支されていると共に外装体410の上端部分に露出している。そして、この電源ボタン421は、レバー型リフト機構422のアーム部(図示せず)に係合されている。レバー型リフト機構422において、アーム部が前方に移動させられるとレバー体の先端部が支点(図示せず)を軸として下方に回動し、アーム部が後方に移動させられるとレバー体の先端部が支点を軸として上方に回動する。板バネ部は、レバー体の先端部に連結されている。可動接点は、板バネ部を介してレバー体に連結されている。固定接点は、可動接点に対向する位置に固定配置されている。押し棒は、レバー型リフト機構422の底板に形成される貫通孔に挿通されている。なお、この貫通孔は、レバー体の直下に形成されている。また、この貫通孔の長さは、押し棒よりも短い。バイメタルは、レバー型リフト機構422の底板(図示せず)のレバー体配置側の反対側において押し棒と対向するように配置されている。そして、このバイメタルは、規定の温度に達すると、上方に反るように変形する。なお、本発明の実施の形態において、このバイメタルの規定温度は、およそ100℃である。収容部材425には、レバー型リフト機構422、固定接点、可動接点、板バネ部、押し棒、バイメタルおよび区画パッキンが収容されている。そして、この収容部材425は、区画パッキンによって露出空間と機構収容空間に区画されている。露出空間は中間蒸気通路PVMと連通しており、機構収容空間は中間蒸気通路PVMから隔離されている。なお、本実施の形態において、露出空間にはバイメタルが配置され、接点形成空間にはレバー型リフト機構422、固定接点、可動接点および板バネ部が配置されている。すなわち、水蒸気が中間蒸気通路PVMを通過する際、バイメタル424は水蒸気に曝されるが、レバー型リフト機構422、固定接点、可動接点および板バネ部が水蒸気に曝されることはない。
すなわち、使用者によって電源ボタン421が後方に押されると、それに連動してレバー型リフト機構422のアーム部が前方に押し出され、その結果、レバー体の先端部が下方に回動する。その結果、レバー体に連結される可動接点が下方に移動して固定接点に接触し、接点が閉じると共にレバー体によって押し棒がバイメタル側に押し出される。一方、押し棒がバイメタル側に押し出された状態でバイメタルが水蒸気に曝されて規定の温度に達すると、バイメタルが押し棒をレバー体側に押し出す。その結果、レバー体が上方に回動して固定接点から可動接点が離間すると共にアーム部が後方に移動させられ、さらに電源ボタン421が前方に押し戻される。
ネオンランプ426は、図2に示されるように、電源ボタン421の近傍に配置されている。そして、このネオンランプ426は、電源スイッチ機構420およびバイメタル型サーモスタット部の接点が閉じられた状態で点灯し、電源スイッチ機構420やバイメタル型サーモスタット部の接点が開放されたり、温度過昇防止装置350が動作したりすると消灯する。なお、上述の通り、電源ボタン421が透明体であるため、ネオンランプ426の点灯・消灯は使用者によって視認される。
中間蒸気通路PVMは、図2に示されるように、取っ手400の上端部分注ぎ口側に形成されている。この中間蒸気通路PVMは、本体ユニット300に蓋ユニット250が装着されている状態で、蓋ユニット250の第1蒸気通路PV1(後述)および第2蒸気通路PV2(後述)(図2参照)に連通する。すなわち、本体ユニット300に蓋ユニット250が装着されている状態でプリントヒータ322によって液体容器321内の液体が加熱されると、その液体は、沸騰して蒸気になり、第1蒸気通路PV1、中間蒸気通路PVMおよび第2蒸気通路PV2を通って外部空間に排出される。また、この中間蒸気通路PVMには、上述の通り、バイメタルが露出されている。すなわち、蒸気が中間蒸気通路PVMに至ると、その蒸気の熱によってバイメタルが加熱され、バイメタルの温度が規定温度に達すると、上述の通り、固定接点から可動接点が離間し、プリントヒータ322への通電が遮断される。なお、バイメタルは、一定温度まで冷却されると、自己復帰する。
2.蓋ユニット
蓋ユニット250は、本体ユニット300の上方を覆う着脱自在の略円柱形の蓋体であって、図1および図2に示されるように、主に、外装体251、注液通路PL、注液通路開閉機構253、第1蒸気通路PV1、第2蒸気通路PV2およびロックレバー機構255から構成されている。
外装体251は、図2に示されるように、主に、上側パネル251Aおよび下側パネル251Bから構成されている。上側パネル251Aには、図1および図2に示されるように、ロックレバー255Aおよび開閉ボタン253Aを外部に露出させるための開口が形成されている。そして、下側パネル251Bには注液通路PLおよび第1蒸気通路PV1が形成されている。また、上側パネル251Aと下側パネル251Bとの間の空間には、第2蒸気通路PV2が形成されている。なお、注液通路PLは、注液通路開閉機構253によって開閉される。
注液通路開閉機構253は、注液通路PLを開閉するための機構であって、図2に示されるように、主に、開閉ボタン253A、コイルスプリング253B、開閉弁253Cおよび係止機構(図示せず)から構成されている。なお、注液通路PLは下側パネル251Bの注ぎ口側に形成されており、注液通路開閉機構253は、主に、上側パネル251Aと下側パネル251Bとの間の空間の注ぎ口側に配設されている。開閉ボタン253Aは、電気ケトル100の使用者によって操作される略円柱状の部材であって、上述の通り、外装体251の上側パネル251Aに露出している。また、この開閉ボタン253Aは、図2に示されるように、開閉弁253Cに連結されている。また、この開閉ボタン253Aは、コイルスプリング253Bによって上方に向かって付勢されている。そして、電気ケトル100の使用者によってコイルスプリング253Bの付勢力に抗して開閉ボタン253Aが下方に向かって押圧されると、その押圧動作に連動して開閉弁253Cが下に押し下げられ、注液通路PLが開放される。なお、このとき、係止機構によって開閉弁253Cの開状態が維持される。そして、使用者は、このように注液通路PLが開放された状態でケトル本体200を注ぎ口側に傾けることにより、液体容器321内部の液体を湯飲みや茶碗等の他の容器等にその液体を注ぐことができる。その後、その使用者によって開閉ボタン253Aがもう一度押圧されると、係止機構による開閉弁253Cの係止が解除され、コイルスプリング253Bの付勢力によって開閉弁253Cおよび開閉ボタン253Aが上方に押し戻され、開閉弁253Cにより注液通路PLが閉状態とされる。このとき、使用者がケトル本体200を注ぎ口側に傾けても、液体容器321内部の液体は、開閉弁253Cによって堰き止められる。
第1蒸気通路PV1は、液体容器321の内部空間と、取っ手400に設けられる中間蒸気通路PVMとを連通させる通路であって、下側パネル251Bの取っ手側に配設されている。なお、この第1蒸気通路PV1は、注液通路PLとは独立した通路である。一方、第2蒸気通路PV2は、上記中間蒸気通路PVMと外部空間とを連通される通路であって、上側パネル251Aと下側パネル251Bとの間の空間において取っ手側から注ぎ口側に向かって形成されている。なお、この第2蒸気通路PV2も、第1蒸気通路PV1と同様、注液通路PLとは独立した通路である。すなわち、液体容器321の内部の液体が加熱されることによって生じる蒸気は、第1蒸気通路PV1、中間蒸気通路PVMおよび第2蒸気通路PV2を順に通って注液口部335Bから外部空間に排出されることになる。
ロックレバー機構255は、蓋ユニット250を本体ユニット300に係止するための機構であって、図1および図2に示されるように、主に、一対のロックレバー255Aおよびコイルスプリング(図示せず)から構成されている。ロックレバー255Aは、図1に示されるように、左右方向に出没可能に上側パネル251Aに収容されている。そして、このロックレバー255Aは、上側パネル251Aにおいて、コイルスプリングを挟んで互いに対向するように配設されている。すなわち、一対のロックレバー255Aは、コイルスプリングにより左右外方に向かって付勢されている。このため、蓋ユニット250が本体ユニット300に装着されている状態では、肩部材335の本体部335Aに形成されている空間にロックレバー255Aの係止爪(図示せず)が収容され、その結果、蓋ユニット250が本体ユニット300に係止されている。そして、使用者が本体ユニット300から蓋ユニット250を取り外したい場合、使用者はコイルスプリングの付勢力に抗して両側のロックレバー255Aを中央に寄せるように挟み込んで、肩部材335の本体部335Aに形成されている空間から係止爪を引き抜き、そのままの状態で蓋ユニット250を上方に引き上げる。この結果、本体ユニット300から蓋ユニット250が取り外される。
3.電源台
電源台は、主に、台座(図示せず)、ボス受け部(図示せず)、接続端子部(図示せず)、下側カバー(図示せず)、電源コード(図示せず)および電源プラグ(図示せず)から構成されている。
台座は、略円盤状の部材であって、電源台の上側に配置されている。
ボス受け部は、円筒体であって、台座の中央部から上方に向かって突出している。なお、このボス受け部には、上述の通り、本体ユニット300に配設されている電源台接続ボスMEを着脱自在に受け入れることができる。
接続端子部は、ボス受け部に配設されており、上述の通り、ケトル本体200が電源台に載置された状態において、電源台接続ボスMEに配設される2つの電源台接続用接続端子部と接続される。また、この接続端子部には、電源コードが接続されている。また、その電源コードの先端には、外部電源接続用の電源プラグが取り付けられている。
下側カバーは、略円盤状の部材であって、電源台の下側を覆っている。
<本発明の実施の形態に係る電気ケトルの特徴>
(1)
本発明の実施の形態に係る電気ケトル100では、液体容器321の側壁部321Aに「各表示容量に対応する容量の液体をプリントヒータ322により沸騰状態にするまでにかかる目安の時間Dt」がプリントされている。このため、この電気ケトル100の使用者は、液体を沸騰状態にするまでに必要な時間を認識することができる。
(2)
本発明の実施の形態に係る電気ケトル100では、液体容器321の側壁部321Aの内周面にプリントされている時間表示Dtの文字が、容量表示Dvよりも小さい文字とされている。このため、この電気ケトル100では、時間表示Dtと容量表示Dvとの誤認を防ぎやすくすることができる。
<変形例>
(A)
先の実施の形態に係る電気ケトル100では二重壁容器の内容器である液体容器321の側壁部321Aの内周面に目盛表示Dl、容量表示Dvおよび時間表示Dtが設けられたが、これらの表示Dl,Dv,Dtは単壁容器に適用されてもよい。また、容器が窓付き容器である場合は、その窓や窓近辺に目盛表示Dl、容量表示Dvおよび時間表示Dtを配してもよい。
(B)
先の実施の形態に係る電気ケトル100における液体容器321の側壁部321Aの内周面には目盛表示Dl、容量表示Dvおよび時間表示Dtがプリントされていたが、これらの表示Dl,Dv,Dtは刻印されていてもよい。また、これらの表示Dl,Dv,Dtの一部が刻印され、他がプリントされていてもよい。
(C)
先の実施の形態に係る電気ケトル100の液体容器321の時間表示Dtには液体が蒸気となるまでにかかる目安の時間(およその時間)が示されていたが、液体が蒸気となるまでにかかる正確の時間が示されていてもよい。
(D)
先の実施の形態では、第1状態として沸騰状態を例示したが、これに限られず、第1状態は、液体が沸騰する前の特定温度となる状態であってもよい。つまり、先の実施の形態に係る電気ケトル100の液体容器321の時間表示Dtには液体が沸騰状態となるまでにかかる時間が示されていたが、液体が特定温度になるまでにかかる時間が示されていてもよい。
(E)
先の実施の形態に係る電気ケトル100の液体容器321には複数の液面に対して各種表示Dl,Dv,Dtが示されていたが、最大液面に関する表示Dl,Dv,Dtのみが示されていてもよい。
(F)
先の実施の形態に係る電気ケトル100の液体容器321には目盛表示Dlが示されていたが、目盛表示Dlは省略されてもよい。すなわち、液体容器321の側壁部321Aの内周面に容量表示Dvおよび時間表示Dtのみが示されていてもよい。かかる場合、容量表示Dvおよび時間表示Dtの少なくとも一方が線のように細く示されていてもよい。
(G)
先の実施の形態では本願発明が「液体容器321を内蔵する電気ケトル100」に適用されたが、本願発明は電気ポットや、「液体容器が外付けされる加熱装置」等に適用されてもよい。
(H)
先の実施の形態に係る電気ケトル100の液体容器321では時間表示Dtの文字が容量表示Dvよりも小さい文字とされていたが、時間表示Dtの文字が容量表示Dvよりも小さい文字とされてもよい。
(I)
先の実施の形態に係る電気ケトル100の液体容器321では時間表示Dtの単位が分(min)であったが時間表示Dtの単位は、例えば、秒(sec)や時間(hour)等であってもよい。
(J)
先の実施の形態に係る電気ケトル100の液体容器321では容量表示Dvの単位がmLであったが、容量表示Dvの単位は、例えば、dL(デシリットル)や、L(リットル)、mm、cm、m等であってもよい。
(K)
先の実施の形態に係る電気ケトル100の液体容器321では時間表示Dtと容量表示Dvとで文字の大きさを変えることにより時間表示Dtと容量表示Dvを識別しやすくしていたが、文字の幅や、全体的な高さ、色、字体、太さ、種別(例えば、漢数字・算用数字・ギリシア数字等)を変えることにより時間表示Dtと容量表示Dvを識別しやすくしてもよい。
(L)
先の実施の形態に係る電気ケトル100では加熱源としてプリントヒータ322が採用されたが、プリントヒータ322に代えてシーズヒータや高周波加熱装置等の他の加熱源が採用されてもよい。
(M)
先の実施の形態に係る電気ケトル100では容量表示Dvに単位が付されていなかったが、容量表示Dvに単位が付されていてもよい。
(備考)
なお、上記変形例(A)〜(M)は各例単独で適用されてもよいし、2例が組み合わされて適用されてもよいし、3例が組み合わされて適用されてもよいし、4例が組み合わされて適用されてもよいし、5例が組み合わされて適用されてもよいし、6例が組み合わされて適用されてもよいし、7例が組み合わされて適用されてもよいし、8例が組み合わされて適用されてもよいし、9例が組み合わされて適用されてもよいし、10例が組み合わされて適用されてもよいし、11例が組み合わされて適用されてもよいし、12例が組み合わされて適用されてもよいし、13例全てが組み合わされて適用されてもよい。
100 :電気ケトル(容器付き加熱機器)
321 :液体容器(容器)
322 :プリントヒータ(加熱源)
Dv :容量表示
Dt :時間表示
Dl :目盛表示

Claims (3)

  1. 容量を示すための容量表示を少なくとも1つ有する容器と、
    前記容器内の内容物を加熱するための加熱源と、を備え、
    前記容器は、前記加熱源により前記容量表示に対応する容量の特定の前記内容物を第1状態にするまでにかかる時間を示すための時間表示をさらに有する、容器付き加熱機器。
  2. 前記容器には、前記容量に対応する位置に目盛表示が設けられ、
    前記容量表示および前記時間表示は、前記目盛表示の近傍に配置されており、
    前記時間表示の表示態様は、前記容量表示の表示態様と異なる、請求項1に記載の容器付き加熱機器。
  3. 前記容量表示は、前記目盛表示の第1側端側に配設されており、
    前記時間表示は、前記目盛表示の前記第1側端側と反対側の第2側端側に配設されている、請求項2に記載の容器付き加熱機器。
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