JP2014228049A - 継手用ブーツ - Google Patents

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康晴 坊野
Yasuharu Bono
康晴 坊野
敏夫 寺田
Toshio Terada
敏夫 寺田
小林 秀樹
Hideki Kobayashi
秀樹 小林
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本田技研工業株式会社
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】外壁に陥没が形成された等速ジョイントのアウタ部材に対し、継手用ブーツを効率よく装着する。
【解決手段】トリポート型等速ジョイント12を構成するアウタ部材16の外壁には、軸線方向に沿って延在する陥没30a〜30cが形成される。一方、継手用ブーツ10の、アウタ部材16に外嵌される大径筒部50の内壁には、陥没30a〜30cに進入する厚肉部54a〜54cが設けられる。さらに、継手用ブーツ10において、小径筒部52に最近接する山部68の外壁には、厚肉部54a〜54cの位相と同一位相で突起70a〜70cが形成される。この突起70a〜70cを指標として該突起70a〜70cと陥没30a〜30cとの位相合わせがなされることにより、厚肉部54a〜54cと陥没30a〜30cとの位相合わせがなされる。
【選択図】図2

Description

本発明は、大径な一端部(大径筒部)に等速ジョイントのアウタ部材が挿入され、且つ小径な他端部(小径筒部)に軸部材が挿入される継手用ブーツに関する。
自動車において、内燃機関の動力発生源で発生した回転動力をタイヤに伝達するための駆動力伝達機構には、等速ジョイントが組み込まれる。すなわち、駆動力伝達機構はドライブシャフト等をはじめとする複数の伝達軸を有し、前記等速ジョイントは、伝達軸同士を回転可能に連結する。
等速ジョイントは、有底カップ部又は有底椀状部を有するアウタ部材と、前記伝達軸の先端に嵌合されたインナ部材とを有し、このインナ部材に保持された転動部材が前記アウタ部材の内周壁に形成された溝を摺動することで、前記伝達軸が等速ジョイントに回転可能に連結される。そして、アウタ部材から伝達軸にかけて、潤滑用のグリース組成物を封入するとともに、外部から水や汚泥等の異物が入り込むことを防止するためのゴム製又は樹脂製の継手用ブーツが装着される。このことから諒解されるように、継手用ブーツはシール機能を営む。
アウタ部材の外径は前記伝達軸の直径に比して大きく、このため、継手用ブーツは、アウタ部材の一端部が挿入される大径筒部と、伝達軸が挿入される小径筒部とを有し、これら大径筒部と小径筒部との間には、大径筒部から小径筒部に向かうに従って徐々に縮径する蛇腹部が介在する。
ところで、近年、自動車を軽量化するべく、該自動車を構成する各部材を軽量化することが希求されている。この観点から、等速ジョイントのアウタ部材に対し、例えば、外壁の一部を軸心に向かって切り欠いたような形状の陥没を形成することがある(例えば、特許文献1参照)。陥没は、通常、複数箇所に設けられる。
この場合、継手用ブーツにおける大径筒部の内壁には、他の部位に比して肉厚が大きな厚肉部が膨出形成される。継手用ブーツをアウタ部材に取り付ける際、厚肉部は陥没に進入する。
特許第4434004号公報
厚肉部を陥没に進入させるには、厚肉部の位置と陥没の位置を合致させる必要がある。しかしながら、厚肉部は継手用ブーツの内壁(内面)に設けられているので、作業者が厚肉部と陥没の位置を合致させるためには、継手用ブーツの内部側を覗き込む姿勢を取りつつ、継手用ブーツ又はアウタ部材のいずれかを回転させなければならず、煩雑である。
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので、厚肉部と陥没の位置を合致させることが容易であり、このため、アウタ部材への装着作業を効率よく行うことが可能な継手用ブーツを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、等速ジョイントを構成し、軸心に向かって凹み且つ軸線方向に沿って延在する陥没が外壁に形成されたアウタ部材に外嵌される大径筒部と、軸部材が挿入される小径筒部と、前記大径筒部と前記小径筒部との間に介在して前記大径筒部から前記小径筒部に向かうに従って縮径する蛇腹部とを具備する継手用ブーツであって、
前記大径筒部は、前記陥没の底壁以外の外壁を覆う薄肉部と、前記薄肉部から膨出するとともに前記薄肉部に比して肉厚に設定された厚肉部とを有し、
さらに、前記厚肉部の位置を示す厚肉部位置表示部が外壁に形成されていることを特徴とする。
すなわち、本発明に係る継手用ブーツの外壁には、厚肉部の位置に対応する位置、換言すれば、厚肉部と同一位相で、厚肉部の位置を示す厚肉部位置表示部が設けられる。従って、継手用ブーツの内部を覗き込むことなく、継手用ブーツ及びアウタ部材の各外壁を目視することのみで、アウタ部材の外壁の陥没と、継手用ブーツの厚肉部とが如何なる程度位置ズレを起こしているのかを容易に把握することができる。しかも、その位置ズレを補正する作業、すなわち、陥没と厚肉部との位相合わせ作業を行うことも容易である。
以上のような理由から、アウタ部材に対する継手用ブーツの装着作業を迅速に行うことができる。すなわち、装着作業を効率よく進行させることができる。
なお、装着作業は、手作業で行うようにしてもよいし、特開2010−249254号公報に記載された構成に準拠する組立装置を用いて行うようにしてもよい。この場合、例えば、陥没の位置と、厚肉部位置表示部の位置とを制御機構に認識させ、アウタ部材又は継手用ブーツのいずれかを回転させて位相合わせを行うようにすればよい。
厚肉部位置表示部は、蛇腹部又は小径筒部のいずれかの外壁に形成することが好ましい。この場合、厚肉部位置表示部が大径筒部から離間した位置に設けられることになる。このため、装着作業を組立装置で行う場合には、厚肉部位置表示部の位置を認識する認識手段(カメラ等)の配置レイアウトの自由度が増す。その結果、各機構が干渉することが回避されるので、装着作業の効率が一層向上する。
厚肉部が複数個存在するときには、厚肉部位置表示部を、厚肉部の個数に対応する個数で設けるようにすればよい。この場合、各厚肉部と各厚肉部位置表示部の位相同士を合致させる。すなわち、各厚肉部と各厚肉部位置表示部の位相を同一とすることで、厚肉部を複数個設ける場合であっても、各々の位置を容易に把握することができる。
厚肉部位置表示部は、例えば、突起によって形成することができる。この場合、厚肉部位置表示部を認識することが容易となる。
本発明によれば、継手用ブーツの外壁に、該継手用ブーツの内部に形成された厚肉部と同一位相で厚肉部位置表示部を設けるようにしている。従って、厚肉部位置表示部の位置(位相)を認識することにより、厚肉部の位置(位相)を容易に把握することができる。さらに、厚肉部と、等速ジョイントのアウタ部材の外壁に形成された陥没との位相合わせも容易である。
このため、継手用ブーツの内部を覗き込むことなく、アウタ部材に対して継手用ブーツを容易に装着することができる。その結果、装着作業の効率が向上する。
本発明の実施の形態に係る継手用ブーツが装着されるトリポート型等速ジョイントの分解斜視図である。 図1のトリポート型等速ジョイントの、別の角度からの分解斜視図である。 図1のトリポート型等速ジョイントの概略縦断面図である。 本発明の実施の形態に係る継手用ブーツの概略全体斜視図である。 図1のトリポート型等速ジョイントを組み立てるとともに、図4の継手用ブーツを装着する作業を開始した組立装置の要部構成説明図である。 図5に続き、伝達軸であるドライブシャフトをインナ部材に外嵌した状態での組立装置の要部構成説明図である。 ドライブシャフトとインナ部材が連結された状態を拡大して示す要部拡大説明図である。 トリポート型等速ジョイントの組み立て、及び継手用ブーツの装着作業が終了した状態での組立装置の要部構成説明図である。
以下、本発明に係る継手用ブーツにつき好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1及び図2は、本実施の形態に係る継手用ブーツ10が装着されるトリポート型等速ジョイント12の分解斜視図であり、図3は、継手用ブーツ10を装着したトリポート型等速ジョイント12の概略縦断面図である。ただし、図2においてはドライブシャフト14の図示を省略している。
はじめに、トリポート型等速ジョイント12について説明する。このトリポート型等速ジョイント12は、アウタ部材16と、該アウタ部材16に形成された有底穴18に挿入されたインナ部材20(図3参照)とを有する。
この中のアウタ部材16は、長尺な軸部22と、該軸部22の先端部に設けられたカップ状部24とを具備する。軸部22には、デファレンシャルギアから延在するハーフシャフト(いずれも図示せず)が連結され、デファレンシャルギアの回転駆動力を、カップ状部24及びインナ部材20を介してドライブシャフト14に伝達する。
一方、有底筒状体形状のカップ状部24の内壁には、図2に示すように、該アウタ部材16の軸線方向に沿って延在するとともに互いに120°で離間した3本のトラック溝26a〜26cが形成される。これらトラック溝26a〜26cは、有底穴18の一部である。
また、カップ状部24の先端部の外壁には、円弧状段部28a〜28cが形成されている。さらに、カップ状部24の軸線方向に沿って、該カップ状部24を軽量化するべく、いわゆる肉盗みとして、カップ状部24の外壁を軸心方向に沿って切り欠いた形状の陥没30a〜30cが互いに等間隔で離間して3箇所に設けられている。
陥没30a〜30cは、円弧状段部28a〜28cを横切るようにしてカップ状部24の軸線方向に延在している。従って、円弧状段部28a〜28cは、陥没30a〜30cが横切る位置で区分されている。
ドライブシャフト14の先端部に外嵌されたインナ部材20は、前記カップ状部24の有底穴18に挿入されている(図3参照)。
図3に示すように、このインナ部材20には、厚み方向に沿って圧入孔32が貫通形成される。圧入孔32には、その開口から内部に向かうにつれてテーパ状に縮径するテーパ状縮径部33が形成される。このテーパ状縮径部33は、後述するように、略C字形状のクリップ34を縮径させながら案内する案内孔である。
圧入孔32の内壁には、該圧入孔32の軸線方向に沿って延在するスプライン36が刻設されるとともに、該スプライン36に直交する第1環状溝38が形成される。
ドライブシャフト14の先端部にもスプライン40が形成される。このスプライン40は、ドライブシャフト14の先端部がインナ部材20の圧入孔32に通される際、該圧入孔32の内壁に形成されたスプライン36に噛合する。
また、ドライブシャフト14の先端部には、スプライン40に直交するように第2環状溝42が形成される。第1環状溝38及び第2環状溝42の双方に前記クリップ34が係合されることにより、インナ部材20のドライブシャフト14からの抜け止めがなされている。さらに、ドライブシャフト14の先端面には係合穴43が形成される。
また、インナ部材20には、トラック溝26a〜26cに指向して膨出するとともに、互いに120°離間した3本のトラニオン44a〜44cが一体的に形成されている。
トラニオン44a〜44cには、それぞれ、複数本のニードルベアリング46を介してローラ48が外嵌されている。このローラ48の湾曲した側壁部がトラック溝26a〜26cの側壁及び天井壁に対して摺接することにより、該ローラ48がトラック溝26a〜26cに沿ってカップ状部24内で図1〜図3における矢印X方向に摺動し、その結果、インナ部材20がカップ状部24に対して相対的に変位する。
本実施の形態に係る継手用ブーツ10は、以上のように構成されたトリポート型等速ジョイント12のアウタ部材16の一部からドライブシャフト14の端部にわたる部位を囲繞する。
この継手用ブーツ10は、図1〜図4に示すように、その一端部に開口径がアウタ部材16のカップ状部24の外径に対応する大径筒部50を有し、且つ他端部に開口径がドライブシャフト14の直径に対応する小径筒部52を有する。
図4に示すように、大径筒部50の内周壁には、直径方向内側に指向して膨出する厚肉部54a〜54cが3箇所に設けられている。厚肉部54a〜54cの各々は、陥没30a〜30cに挿入される。
厚肉部54a、54bの間、厚肉部54b、54cの間、及び厚肉部54c、54aの間の部位は、これら厚肉部54a〜54cに比して薄肉である。以下、これらの部位を薄肉部と称し、各々の参照符号を56a、56b、56cとする。
そして、大径筒部50の内周壁には、2本のシールリップ部58a、58bが円周方向に沿って周回するように設けられている。すなわち、シールリップ部58a、58bは、薄肉部56aを起点とし、厚肉部54b、薄肉部56b、厚肉部54c、薄肉部56c、厚肉部54aを跨いで薄肉部56aに戻るように一周している。
大径筒部50及び小径筒部52の外周壁には、所定幅で陥没した環状のバンド装着溝60、62がそれぞれ形成される。これらのバンド装着溝60、62に図示しない固定用バンドが装着されることにより、両固定用バンドを装着する前に継手用ブーツ10内に予め充填されたグリース組成物が封入される。
なお、大径筒部50のバンド装着溝60には、互いに対向するバンド案内壁64a、64bが直径方向外方に指向して立設されている。バンド案内壁64a、64bは、厚肉部54a〜54cの位置に対応する位置、すなわち、3箇所に設けられている。
また、継手用ブーツ10において、大径筒部50と小径筒部52との間には、大径筒部50から小径筒部52に向かうに従って縮径する蛇腹部66が介在する。
蛇腹部66においては、山部と谷部が交互に連なる。小径筒部52に最近接する山部68の外壁には、3個の突起70a〜70c(厚肉部位置表示部)が小径筒部52側に向かって突出形成される。突起70a〜70cは、厚肉部54a〜54cと同一位相で設けられており、このため、継手用ブーツ10を小径筒部52側から目視して突起70a〜70cを視認することのみで、厚肉部54a〜54cの位相を把握することが可能である(図2参照)。
本実施の形態に係る継手用ブーツ10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその作用効果につき説明する。
トリポート型等速ジョイント12の組み立て(ドライブシャフト14への組み付け)、及び継手用ブーツ10のアウタ部材16への外嵌は、以下のようにして行われる。
はじめに、ドライブシャフト14の先端部に、トリポート型等速ジョイント12を構成する継手用ブーツ10が装着されるとともに、ドライブシャフト14の第2環状溝42にクリップ34が装着される。この際、クリップ34の内壁と第2環状溝42の底壁との間には、若干の遊びが生じている。
次に、ドライブシャフト14の先端部にインナ部材20を外嵌する。この作業は、手作業で行うようにしてもよいが、特開2010−249254号公報に記載された構成に準拠する組立装置を用いて自動的に行うこともできる。以下、ドライブシャフト14の他端部にバーフィールド型等速ジョイント80(図5参照)を組み付けた後、組立装置にてトリポート型等速ジョイント12を組み付ける作業を行う場合を説明する。なお、組立装置の主要な構成は特開2010−249254号公報に詳述されており、このため、ここでは概略説明に留める。
図5に示すように、当該組立装置は、第1アウタ部材保持具82と、芯出し機構を構成する軸位置決め部材84と、継手用ブーツ10を把持する第1開閉爪86、第2開閉爪88と、ドライブシャフト14をクランプする第1クランプ爪90、第2クランプ爪92と、第2アウタ部材保持具94とを有する。
第1アウタ部材保持具82には、トリポート型等速ジョイント12のアウタ部材16の軸部22が通される。これにより、アウタ部材16が第1アウタ部材保持具82に保持される。一方、第2アウタ部材保持具94には、バーフィールド型等速ジョイント80のアウタ部材96の軸部98が通される。
第2アウタ部材保持具94は、図示しないボールネジ機構等の作用下に、第1アウタ部材保持具82に対して接近又は離間する方向に変位することが可能である。また、第2アウタ部材保持具94は、図示しない回転機構の作用下に回転することも可能である。
組立装置は、さらに、陥没30a〜30cの位置(位相)を判別するための第1カメラ100と、突起70a〜70cの位置(位相)を判別するための第2カメラ102とを有する。これら第1カメラ100及び第2カメラ102によって得られた位相に関する情報は、信号として制御部104に送られる。
トリポート型等速ジョイント12を組み立てるには、ローラ48の内壁に所定数のニードルベアリング46を添着させた後、これらローラ48を、インナ部材20のトラニオン44a〜44cに挿通する。
さらに、ローラ48が装着されたインナ部材20を、アウタ部材16のカップ状部24の内部に収容する。この際、ローラ48の各々を、トラック溝26a〜26cに挿入する。
この状態のアウタ部材16の軸部22を、第1アウタ部材保持具82に挿入する。この挿入に伴い、インナ部材20及びローラ48は、自重によってカップ状部24の底面側の終点まで移動する。
その一方で、第2アウタ部材保持具94に、バーフィールド型等速ジョイント80のアウタ部材96の軸部98を挿入する。さらに、第1クランプ爪90、第2クランプ爪92を閉じてドライブシャフト14を挟持するとともに、第2アウタ部材保持具94から軸部98が脱落することを防止する。
その後、第2アウタ部材保持具94を第1アウタ部材保持具82に対向する位置まで移動させ、これにより、アウタ部材16とドライブシャフト14を対向させる。
次に、芯出し機構の軸位置決め部材84を、ドライブシャフト14の先端面に形成された係合穴43に係合する位置まで変位させる。軸位置決め部材84には図示しないテーパ状係合部が突出形成されており、このテーパ状係合部がドライブシャフト14の係合穴43に係合することにより、ドライブシャフト14の軸心と、圧入孔32の中心との芯出しがなされる。
以上のようにして待機状態となったアウタ部材16に対し、第1カメラ100によって撮像がなされる。この撮像結果に基づき、陥没30a〜30cの位相に関する情報が制御部104に送られる。同時に、第2カメラ102によって継手用ブーツ10の小径筒部52に最近接する山部68に対する撮像がなされ、その撮像結果に基づき、突起70a〜70cの位相に関する情報が制御部104に送られる。
制御部104は、送られた情報に基づき、陥没30a〜30cと突起70a〜70c中、最も近接するもの同士の位相差を算出する。この位相差が、例えば、5°である場合、制御部104は、前記回転機構を付勢して第2アウタ部材保持具94を5°回転させ、これによりアウタ部材16ごとドライブシャフト14及び継手用ブーツ10を5°回転させることで、陥没30a〜30cと突起70a〜70cの位相を合致させる。なお、この際、ドライブシャフト14は、第1クランプ爪90と第2クランプ爪92との間を滑動する。すなわち、第1クランプ爪90と第2クランプ爪92がドライブシャフト14の回転を阻害することはない。
上記したように、突起70a〜70cは、厚肉部54a〜54cと同一位相となる位置に設けられている。従って、陥没30a〜30cと突起70a〜70cの位相が合致することに伴い、陥没30a〜30cと厚肉部54a〜54cの位相が合致する。換言すれば、陥没30a〜30cと厚肉部54a〜54cとの位相差が解消される。
このように、本実施の形態においては、継手用ブーツ10の外壁に、厚肉部54a〜54cと同一位相となる位置に突起70a〜70cを設けるようにしているので、この突起70a〜70cを指標として位相合わせを行うことができる。このため、厚肉部54a〜54cの位置を確認するべく継手用ブーツ10の内部を覗き込む必要がない。
位相合わせを手作業で行う場合においても、陥没30a〜30cがアウタ部材16の外壁に形成されるとともに突起70a〜70cが継手用ブーツ10の外壁に形成されているので、これら陥没30a〜30cと突起70a〜70cを同時に視認することが容易であり、このため、陥没30a〜30cと突起70a〜70c(厚肉部54a〜54c)の位相合わせも容易である。従って、継手用ブーツ10の内部を覗き込んで厚肉部54a〜54cの位置を確認しながら継手用ブーツ10又はアウタ部材16を回転させて位相合わせを行う必要がない。
以上のように、本実施の形態によれば、厚肉部54a〜54cと陥没30a〜30cの位相合わせを容易に、しかも、迅速に行うことができる。このため、アウタ部材16(カップ状部24)に対する継手用ブーツ10の装着作業の効率が向上する。
次に、第1開閉爪86及び第2開閉爪88を互いに接近させ、該第1開閉爪86及び第2開閉爪88で継手用ブーツ10を把持する。その後、軸位置決め部材84をドライブシャフト14から離間させる。
次に、前記ボールネジ機構を付勢し、図6に示すように、トリポート型等速ジョイント12のアウタ部材16を第1アウタ部材保持具82ごと上昇させる。その結果、ドライブシャフト14の端部がインナ部材20の圧入孔32に若干挿入される。
この状態で、アウタ部材16の上昇、及びインナ部材20の圧入孔32に対するドライブシャフト14の挿入が停止される。その後、第1開閉爪86及び第2開閉爪88が互いに離間して継手用ブーツ10が解放される。
次に、前記ボールネジ機構を再付勢し、トリポート型等速ジョイント12のアウタ部材16を第1アウタ部材保持具82ごと再上昇させる。この上昇によってドライブシャフト14が圧入孔32にさらに挿入され、その結果、ドライブシャフト14のスプライン40と、圧入孔32の内壁に形成されたスプライン36とが互いに噛合する。
同時に、クリップ34がテーパ状縮径部33の縮径に倣って、第2環状溝42の底面側に向かって圧縮されて縮径する。すなわち、テーパ状縮径部33は、クリップ34を縮径しながら圧入孔32の内部に案内する案内孔として機能する。
アウタ部材16がさらに上昇されることに伴ってドライブシャフト14が圧入孔32にさらに挿入されると、要部を拡大した図7に示すように、第1環状溝38と第2環状溝42の位置が合致する。この際、クリップ34は、自身の弾性作用によって元の形状に戻ろうとする。その結果、クリップ34が第1環状溝38と第2環状溝42の双方に同時に係合する。この係合によって、インナ部材20のドライブシャフト14からの抜け止めがなされる。
上記のようにしてクリップ34が第1環状溝38及び第2環状溝42に係合されたとき、継手用ブーツ10は圧縮された状態となる。換言すれば、継手用ブーツ10に対して圧力が作用した状態となっている。そこで、必要に応じ、継手用ブーツ10内のエア抜きを行うようにしてもよい。
この場合、前記ボールネジ機構の作用下に第1アウタ部材保持具82ごとアウタ部材16を下降させた後、第1開閉爪86及び第2開閉爪88で継手用ブーツ10を把持する。さらに、第1開閉爪86及び第2開閉爪88を上昇させることで継手用ブーツ10をアウタ部材16から一旦離脱させればよい。これにより、該継手用ブーツ10内のエア抜きがなされる。
次に、第1開閉爪86及び第2開閉爪88を下降させる。これに伴って、図8に示すように、継手用ブーツ10がアウタ部材16のカップ状部24に再度装着される。すなわち、厚肉部54a〜54cが陥没30a〜30cに進入するとともに、薄肉部56a〜56cが円弧状段部28a〜28c、すなわち、陥没30a〜30cの底壁以外の部位を覆う。以上により、ドライブシャフト14に対するトリポート型等速ジョイント12の組み付けが終了する。なお、以上の作業に先んじて継手用ブーツ10内にグリース組成物が導入されることは勿論である。
その後、バンド装着溝60、62に固定用バンドが装着される。大径筒部50では、固定用バンドは、バンド案内壁64a、64b同士に挟持されるようにして位置決めされる。
この際、シールリップ部58a、58bが若干圧潰されて円弧状段部28a〜28c及び陥没30a〜30cの底壁に着座する。この着座及び圧潰によって、いわゆるラビリンスシール構造が形成され、シールがなされる。図示していないが、小径筒部52においても略同様である。
本発明は、上記した実施の形態に特に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、突起70a〜70cに代替して凹部を形成し、この凹部を厚肉部位置表示部とするようにしてもよい。又は、厚肉部54a〜54cの位相と同一位相の外壁に着色を施し、この着色した部位を厚肉部位置表示部とするようにしてもよい。突起70a〜70c又は凹部と、着色とを併用してもよいことは勿論である。
いずれの場合においても、厚肉部位置表示部(突起70a〜70c、凹部又は着色)は、視認可能な位置に設ければよく、山部68以外の山部の外壁であってもよいし、小径筒部52又は大径筒部50に設けるようにしてもよい。
また、この実施の形態では、陥没、厚肉部及び厚肉部位置表示部の個数を3個としているが、これらの個数は3個に限定されるものではなく、任意の個数に設定することが可能である。その場合、厚肉部及び厚肉部位置表示部の個数を陥没の個数に対応させることは勿論である。
10…継手用ブーツ 12…トリポート型等速ジョイント
14…ドライブシャフト 16…アウタ部材
18…有底穴 20…インナ部材
24…カップ状部 26a〜26c…トラック溝
28a〜28c…円弧状段部 30a〜30c…陥没
44a〜44c…トラニオン 48…ローラ
50…大径筒部 52…小径筒部
54a〜54c…厚肉部 56a〜56c…薄肉部
58a、58b…シールリップ部 66…蛇腹部
70a〜70c…突起 82…第1アウタ部材保持具
94…第2アウタ部材保持具 96…アウタ部材
100…第1カメラ 102…第2カメラ
104…制御部

Claims (4)

  1. 等速ジョイントを構成し、軸心に向かって凹み且つ軸線方向に沿って延在する陥没が外壁に形成されたアウタ部材に外嵌される大径筒部と、軸部材が挿入される小径筒部と、前記大径筒部と前記小径筒部との間に介在して前記大径筒部から前記小径筒部に向かうに従って縮径する蛇腹部とを具備する継手用ブーツであって、
    前記大径筒部は、前記陥没の底壁以外の外壁を覆う薄肉部と、前記薄肉部から膨出するとともに前記薄肉部に比して肉厚に設定された厚肉部とを有し、
    さらに、前記厚肉部の位置を示す厚肉部位置表示部が外壁に形成されていることを特徴とする継手用ブーツ。
  2. 請求項1記載の継手用ブーツにおいて、前記厚肉部位置表示部が前記蛇腹部又は前記小径筒部のいずれかの外壁に形成されていることを特徴とする継手用ブーツ。
  3. 請求項1又は2記載の継手用ブーツにおいて、前記厚肉部が複数個存在し、且つ前記厚肉部位置表示部が、複数個の前記厚肉部の各位相と同一位相で複数個形成されていることを特徴とする継手用ブーツ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の継手用ブーツにおいて、前記厚肉部位置表示部が突起からなることを特徴とする継手用ブーツ。
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