JP2014227962A - 地熱発電用の蒸気発生装置、地熱発電用の蒸気発生方法及び地熱発電システム - Google Patents

地熱発電用の蒸気発生装置、地熱発電用の蒸気発生方法及び地熱発電システム Download PDF

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【課題】地熱帯から熱水を汲み上げることなく、蒸気タービンを回転させる蒸気を発生させる地熱発電システムにおいて、地熱発電システムのエネルギー効率を高め、ポンプ等のコスト増を抑制することにより、発電単価を低減する。【解決手段】蒸気タービン30を回転させる蒸気を発生する地熱発電用の蒸気発生装置20であって、水が地上から地熱帯1まで下降して地熱帯1で熱を吸収する下降流路と、該下降流路と下端で連通され、熱水が下端から上昇する上昇流路と、該上昇流路に設けられ、該上昇流路で上昇する熱水の圧力を飽和蒸気圧以下に減圧する減圧部26とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、地熱発電用の蒸気発生装置、地熱発電用の蒸気発生方法及び地熱発電システムに関する。
地熱発電システムとして、地上から地熱帯まで延びる二重管構造の地熱吸収装置を備えるものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。特許文献1に記載の地熱発電システムでは、高圧ポンプによって加圧された水が、地熱吸収装置の内管を通して地熱帯に供給されて熱水になり、この熱水が、地熱吸収器の内管と外管との間を通して地上に取り出される。そして、取り出された熱水は蒸気発生装置において蒸気にされ、この蒸気が蒸気タービンに供給される。また、特許文献2に記載の地熱発電システムでは、水が、地熱吸収装置の内管を通して地熱帯に供給されて熱水と蒸気との混合体になり、この混合体が、地熱吸収器の内管と外管との間を通して地上に取り出される。そして、取り出された混合体は気液分離装置で蒸気と熱水とに分離され、蒸気が蒸気タービンに供給される。
ここで、これらの地熱発電システムでは、地熱帯から熱を吸収するのみで熱水を汲み上げないため、システム内で流れる熱水や蒸気に地下のミネラル等が含まれず、蒸気タービンや配管等にミネラル等の不純物が付着することがない。また、地熱帯の地下水系に影響を与えることがなく、温泉水を枯渇させる虞もない。
特開2011−52621号公報 特開平9−112407号公報
特許文献1、2に記載の地熱発電システムでは、熱水又は熱水と蒸気との混合体を地上まで圧送するため、高圧ポンプが必要となる。特に、特許文献1に記載の地熱発電システムでは、地熱吸収装置内で水が蒸気化して熱吸収効率が低下しないように、地熱吸収装置に高圧の水を供給するため、ポンプの高圧化が必要となる。よって、ポンプの駆動電力が増大するため、発電するために消費する電力が増加し、地熱発電システム全体のエネルギー効率が低くなる。また、ポンプのコストが高くなる。さらに、地熱吸収装置やこれに繋がる配管等を耐圧性の高いものにする必要があるため、これらのコストも高くなる。従って、発電単価が高くなる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、地熱帯から熱水を汲み上げることなく、蒸気タービンを回転させる蒸気を発生させる地熱発電システムにおいて、地熱発電システムのエネルギー効率を高め、ポンプ等のコスト増を抑制することにより、発電単価を低減することを課題にするものである。
上記課題を解決するために、本発明に係る地熱発電用の蒸気発生装置は、蒸気タービンを回転させる蒸気を発生する地熱発電用の蒸気発生装置であって、液体が地上から地熱帯まで下降して前記地熱帯で熱を吸収する下降流路と、前記下降流路と下端で連通され、前記液体が下端から上昇する上昇流路と、前記上昇流路に設けられ、前記上昇流路で上昇する前記液体の圧力を飽和蒸気圧以下に減圧する減圧部とを備えることを特徴とする。
前記地熱発電用の蒸気発生装置において、前記減圧部は、前記地熱帯の深さに配されてもよい。
また、前記地熱発電用の蒸気発生装置において、前記下降流路は、下端において内外が連通した二重管の外管と内管との間および前記内管の内側の何れか一方に形成され、前記上昇流路は、前記二重管の前記外管と前記内管との間および前記内管の内側の何れか他方に形成されてもよい。
また、前記地熱発電用の蒸気発生装置において、前記減圧部はオリフィスであってもよい。
また、本発明に係る地熱発電用の蒸気発生方法は、蒸気タービンを回転させる蒸気を発生させる地熱発電用の蒸気発生方法であって、液体を地上から地熱帯まで下降させて該液体に前記地熱帯で熱を吸収させ、熱を吸収した前記液体を前記地熱帯から上昇させる途中で該液体の圧力を飽和蒸気圧以下に減圧させることを特徴とする。
また、本発明に係る地熱発電システムは、液体が地上から地熱帯まで下降して前記地熱帯で熱を吸収する下降流路と、前記下降流路と下端で連通され、前記液体が下端から上昇する上昇流路と、前記上昇流路に設けられ、前記上昇流路で上昇する前記液体の圧力を飽和蒸気圧以下に減圧する減圧部とを備える蒸気発生装置と、前記下降流路に前記液体を供給するポンプと、前記蒸気発生装置で発生した蒸気で回転する蒸気タービンとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、地熱帯から熱水を汲み上げることなく、蒸気タービンを回転させる蒸気を発生させる地熱発電システムにおいて、地熱発電システムのエネルギー効率を高め、ポンプ等のコスト増を抑制することにより、発電単価を低減することができる。
一実施形態に係る蒸気発生装置を備える地熱発電システムの概略構成を示す図である。 蒸気発生装置の上部を示す立断面図である。 他の実施形態に係る蒸気発生装置の概略構成を示す図である。 他の実施形態に係る蒸気発生装置の概略構成を示す図である。 他の実施形態に係る蒸気発生装置の概略構成を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る蒸気発生装置20を備える地熱発電システム10の概略構成を示す図である。この図に示すように、地熱発電システム10は、蒸気発生装置20と、蒸気タービン30と、発電機32と、復水器(復液器)34と、循環水タンク36と、ポンプ38とを備えている。
地熱発電システム10では、蒸気発生装置20において蒸気が発生され、この蒸気が、蒸気タービン30を回転させ、蒸気タービン30の回転により発電機32が作動されて発電が行われる。蒸気タービン30を通過した蒸気は、復水器34において冷却・減圧されて復水される。ここで、復水器34に供給された蒸気が冷却・減圧されることにより、蒸気タービン30の上流側と下流側との圧力差が大きくなり。蒸気タービン30の回転効率が高まる。そして、復水器34を通過した水は、循環水タンク36に貯留され、循環水タンク36に貯留された水が、ポンプ38により蒸気発生装置20へ供給される。
蒸気発生装置20は、地上から地熱帯1まで延びる二重管式の熱交換器であり、底が閉じた外管22と、底が開いた内管24と、内管24の下部に設けられた減圧部26とを備えている。内管24の開口した下端は、外管22の下端に配されており、内管24内の流路と、内管24と外管22との間の流路とは下端において連通している。外管22は、上端が開口しているのみでその他の部分は閉じており、地熱帯1から外管22内に地下水が流入しないようになっている。一方で、外管22の内部と地熱帯1との間は熱伝導が良好であり、地熱帯1から外管22内の水に熱が移動するようになっている。
図2は、蒸気発生装置20の上部を示す立断面図である。この図に示すように、内管24は、外管22の上端部から上方へ延びており、外管22の上端部と内管24とはナット25で締結されている。また、ナット25の近傍には、外管22と内管24との間に嵌め込まれたパッキン27が設けられている。外管22の上端部におけるパッキン27より下側には、配管28が接続されており、この配管28がポンプ38に接続されている。一方、内管24は蒸気タービン30に接続されている。
図1に示すように、減圧部26は、地熱帯1の深部に配されている。この減圧部26は、内管24を上下に仕切る多孔又は単孔のオリフィス板を備えている。
以上のような構成の蒸気発生装置20では、ポンプ38により外管22の上部に供給された水が、外管22と内管24との間を通って下降する際に、地熱帯1から受熱して熱水となり、この熱水が、内管24内に流入して減圧部26で減圧される。
ここで、内管24内の減圧部26より上側(下流側)において圧力が飽和蒸気圧以下まで低下するように、ポンプ38の圧力、熱水の流量、オリフィスの孔径や開口率等が設定されており、内管24内の減圧部26より上側において、熱水が蒸気化される。例えば、熱水の温度が200℃であれば、内管24内の圧力は、減圧部26より上側において200℃での飽和蒸気圧である1.5538MPa以下まで低下するように設定され、、熱水の温度が150℃であれば、内管24内の圧力は、減圧部26より上側において150℃での飽和蒸気圧である0.4758MPa以下まで低下するように設定される。これにより、蒸気発生装置20において蒸気が発生され、この蒸気が蒸気タービン30に送られて蒸気タービン30が回転される。なお、火山帯では地熱帯1の温度が300〜400℃にもなることから、地熱帯1の熱で外管22内の水を200〜300℃の熱水にすることは可能である。
なお、減圧部26を深部に設けることで、減圧部26より下側(上流側)の圧力として静水圧を加えることができる。例えば、深さ200mの位置に減圧部26を設ける場合、その静水圧は、1.0×10−3×(200×10)×0.098067=1.96134MPa(水の単位体積重量=1.0×10−3(kgf/cm),1(kgf/cm)=0.098067MPa)であり、飽和蒸気温度を200℃とすると飽和蒸気圧は1.5538MPaとなる。この場合、ポンプ38の圧力は、熱水が蒸気化して不足した水量を補うための圧送圧があれば十分である。従って、ポンプ38の負荷が小さくなるため、ポンプ38を高圧ポンプにする必要は無い。
以上説明したように、本実施形態に係る蒸気発生装置20では、水が、外管22と内管24との間の下降流路を通って地上から地熱帯1まで下降し地熱帯1で熱を吸収して熱水となり、この熱水が、内管24の内側の上昇流路を通って上昇する際に減圧部26で飽和蒸気圧以下に減圧される。これによって、内管24内で蒸気を発生させて蒸気タービン30に送ることができる。ここで、ポンプ38は、熱水が蒸気化して不足した水量を補うための圧送圧があり、内管24内の減圧部26より上側において圧力が飽和蒸気圧以下まで低下するような低圧のものを採用すればよい。従って、ポンプ38の駆動電力を低減してエネルギー効率を高めることができる。また、ポンプ38のコストを低減できる。また、蒸気発生装置20やこれに繋がる配管等を耐圧性の低いものにすることができるため、これらのコストも低減できる。さらに、熱水を蒸気化する気化器や蒸気と熱水とを分離する気水分離器を、地上に設置する必要が無いため、これらのコストも低減できる。従って、発電単価を低減できる。
特に、本実施形態に係る蒸気発生装置20では、減圧部26が地熱帯1の深部に配されており、内管24内で発生した蒸気が地熱帯1の熱で過熱蒸気になるため、乾燥した高温の蒸気を発生させることができる。従って、ドライスチーム式の蒸気発電が可能になり、湿分除去を不要又は簡単にすることができる。
また、本実施形態に係る蒸気発生装置20は、下端において内外が連通した二重管構造であり、水は、外管22と内管24との間を通って下降し、地熱帯1で熱を吸収して熱水となって内管34に流入して上昇する。これによって、地熱帯1から熱水を汲み上げることなく蒸気を生成することができる。
図3は、他の実施形態に係る蒸気発生装置120の概略構成を示す図である。この図に示すように、蒸気発生装置120は、上述の実施形態の内管24に替えて内管124を備え、減圧部26に替えて減圧部126を備える。減圧部126は、地熱帯1の深部に配されており、内管124は、減圧部126を境に下側(上流側)の小径部124Aと上側(下流側)の大径部124Bとに分かれている。
以上のような構成の蒸気発生装置120では、ポンプ38により外管22の上部に供給された水が、外管22と内管124との間を通って下降する際に、地熱帯から受熱して熱水となり、この熱水が、内管124内に流入して減圧部126で流路径が拡大することにより減圧される。
ここで、内管124内の大径部124Bにおいて圧力が飽和蒸気圧以下まで低下するように、ポンプ38の圧力、熱水の流量、小径部124A及び大径部124Bの直径等が設定されており、内管124内の減圧部126より上側において、熱水が蒸気化される。これにより、蒸気発生装置120において蒸気が発生され、この蒸気が蒸気タービン30に送られて蒸気タービン30を回転させる。
図4は、他の実施形態に係る蒸気発生装置220の概略構成を示す図である。この蒸気発生装置120は、減圧装置230を備える。減圧装置230は、エアーコンプレッサー232と、エアーコンプレッサー232に接続された空気管234とを備える。空気管234は、内管24に挿入されて地熱帯1の深部まで延びている。
本実施形態に係る蒸気発生装置220では、ポンプ38の始動時にエアーコンプレッサー232が短時間(例えば、1〜数秒間)作動されて空気管234から内管24に流入した熱水にエアーが噴射される。ここで、エアーが噴射された領域の圧力は、熱水の飽和蒸気圧より低くなり、この領域で熱水が連続して蒸気化するようになるため、空気管234の下端近傍には減圧部226が形成される。
ここで、内管24内の空気管234の下端より上側(下流側)において、圧力が飽和蒸気圧以下まで低下するように、ポンプ38の圧力、熱水の流量等が設定されており、内管24内の空気管234の下端より上側において、エアーの噴射後に熱水が蒸気化される。これにより、蒸気発生装置220において、減圧された空間が形成され、空気管234の下端近傍での熱水の圧力が飽和蒸気圧を下回ることで、蒸気が発生され、この蒸気が蒸気タービン30に送られて蒸気タービン30を回転させる。なお、空気管234を、内管24内で上下移動可能にしておけば、空気管234の下端位置を変更できるため、減圧部226の位置を制御することが可能になる。
図5は、他の実施形態に係る蒸気発生装置320の概略構成を示す図である。この図に示すように、蒸気発生装置320は、上述の実施形態の減圧部26に加えて減圧部326を備える。減圧部326は、地熱帯1の深部における減圧部26の上側に配されている。この減圧部326は、内管24を上下に仕切る多孔のオリフィス板であり、図中の拡大平面図に示すように、内管24の軸心に沿って形成された中心孔326Aと、中心孔326Aの周りに等間隔で形成された複数(例えば、図示するように8個)の外周孔326Bとが設けられている。
ここで、中心孔326Aは、下端から上端まで同径の孔であるが、外周孔326Bは、下端から上端にかけて次第に拡径する孔である。また、複数の外周孔326Bは、下端から上端にかけて内管24の周方向(同方向であり、図中時計周り方向)に傾斜している。これにより、内管24の減圧部326より下流側では、渦流が発生し、渦流のサイクロン効果により内周部の減圧効果が高められる。また、外周孔326Bが下端から上端にかけて次第に拡径して流路径を拡大する孔であることにより、熱水又は蒸気は外周孔326Bを通過する際に減圧される。
なお、上述の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。例えば、上述の実施形態では、蒸気発生装置20、120、220、320に供給する液体を水としたが、当該液体としては、水の他にアンモニア水(濃度25%で標準沸点が37.7℃)、ペンタン(標準沸点が36.07℃)等が挙げられる。ここで、これらの液体は、水に比して飽和蒸気圧が低いことから、減圧部26、126、226、326による減圧が容易である。
また、上述の実施形態では、減圧部26、126、226、326を地熱帯1に設けたが、これは必須ではなく、熱水が地上まで上昇する途中で蒸気化できるのであれば、地熱帯1より上側に設けてもよい。
また、上述の実施形態では、蒸気発生装置20、120、220、320において、水を、外管22と内管24との間を通して下降させ、内管24の内側で蒸気化させるが、水を、内管24の内側を通して下降させ、外管22と内管24との間で蒸気化させてもよい。さらに、蒸気発生装置20、120、220、320を、下端で内外が連通された二重管構造としたが、蒸気発生装置は、液体が地熱帯1まで下降して熱を吸収し、地上まで上昇する途中で蒸気化する構成であればよく、例えば、U字管構造や、下降部と上昇部とが下端を除いて仕切り板で仕切られた構造等でもよい。
さらに、上述の実施形態では、水を液化させたり蒸気化させたりしながら循環させたが、これは必須ではなく、蒸気を水に戻した後に排水し、別途、ポンプ38で水を蒸気発生装置20、120、220、320に供給してもよい。
1 地熱帯、10 地熱発電システム、20 蒸気発生装置、22 外管、24 内管、25 ナット、26 減圧部、27 パッキン、28 配管、30 蒸気タービン、32 発電機、34 復水器、36 循環水タンク、38 ポンプ、120 蒸気発生装置、124 内管、124A 小径部、124B 大径部、126 減圧部、220 蒸気発生装置、226 減圧部、230 減圧装置、232 エアーコンプレッサー、234 空気管、蒸気発生装置、326 減圧部、326A 中心孔、326B 外周孔

Claims (6)

  1. 蒸気タービンを回転させる蒸気を発生する地熱発電用の蒸気発生装置であって、
    液体が地上から地熱帯まで下降して前記地熱帯で熱を吸収する下降流路と、
    前記下降流路と下端で連通され、前記液体が下端から上昇する上昇流路と、
    前記上昇流路に設けられ、前記上昇流路で上昇する前記液体の圧力を飽和蒸気圧以下に減圧する減圧部と
    を備える地熱発電用の蒸気発生装置。
  2. 前記減圧部は、前記地熱帯の深さに配されている請求項1に記載の地熱発電用の蒸気発生装置。
  3. 前記下降流路は、下端において内外が連通した二重管の外管と内管との間および前記内管の内側の何れか一方に形成され、
    前記上昇流路は、前記二重管の前記外管と前記内管との間および前記内管の内側の何れか他方に形成されている請求項1又は請求項2に記載の地熱発電用の蒸気発生装置。
  4. 前記減圧部はオリフィスである請求項1から請求項3までの何れか1項に記載の地熱発電用の蒸気発生装置。
  5. 蒸気タービンを回転させる蒸気を発生させる地熱発電用の蒸気発生方法であって、
    液体を地上から地熱帯まで下降させて該液体に前記地熱帯で熱を吸収させ、
    熱を吸収した前記液体を前記地熱帯から上昇させる途中で該液体の圧力を飽和蒸気圧以下に減圧させる地熱発電用の蒸気発生方法。
  6. 液体が地上から地熱帯まで下降して前記地熱帯で熱を吸収する下降流路と、前記下降流路と下端で連通され、前記液体が下端から上昇する上昇流路と、前記上昇流路に設けられ、前記上昇流路で上昇する前記液体の圧力を飽和蒸気圧以下に減圧する減圧部とを備える蒸気発生装置と、
    前記下降流路に前記液体を供給するポンプと、
    前記蒸気発生装置で発生した蒸気で回転する蒸気タービンと
    を備える地熱発電システム。
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