JP2014227935A - 往復動ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】組立性を向上できる往復動ポンプを提供すること。【解決手段】往復動ポンプにおいて、クランク軸6とコンロッド7との間に、筒状の樹脂製の軸受10を配置する。軸受10を軸線方向視において二つ以上の分割体に分割し、分割体の一つを、その中心角が180?よりも大きな大分割体10aとする。これにより、クランク軸6、軸受10及びコンロッド7を組み立てる際に、大分割体10aをクランク軸6から外れないように外挿できるようにして、軸受10を押さえることなくコンロッド7を取り付けることを可能にする。【選択図】図3

Description

本発明は、往復動ポンプに関する。
従来、液体を圧送する往復動ポンプが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の往復動ポンプでは、クランク軸の回転運動をコンロッドにより直線往復運動に変換し、コンロッドの先端部に取り付けられた往復動部材をシリンダ内で往復動させることにより、シリンダの先端部に形成されたポンプ室に作動流体(液体)を吸引し、当該作動流体を加圧して圧送する。
特開2011−17376号公報
上記のような往復動ポンプにおいては、クランク軸とコンロッドとの間に、円筒状の樹脂製の軸受を配置する場合がある。このような場合、クランク軸、軸受及びコンロッドの組立は、例えば、以下のように行われる。円筒状の軸受は軸線方向視において断面半円形の各部分に二分割されており、先ず、これら分割体をクランク軸の外周面にそれぞれ当接させる。続いて、軸線方向視において二分割されたコンロッドの断面半円形のクランク軸への各取付部を、クランク軸に当接している軸受の外周面にそれぞれ取り付ける。この際、二分割された軸受がそれぞれ外れないように、軸受の各部分を押さえながら二分割されたコンロッドの各取付部を軸受の外側から取り付ける必要があり、組立が難しい。
本発明は、このような課題を解決するために成されたものであり、組立性を向上できる往復動ポンプを提供することを目的とする。
本発明の往復動ポンプ(100)は、クランク軸(6)と、クランク軸(6)に取り付けられたコンロッド(7)と、コンロッド(7)に取り付けられた往復動部材(1)と、を備える往復動ポンプ(100)であって、クランク軸(6)とコンロッド(7)との間に配置された筒状の樹脂製の軸受(10)を備え、軸受(10)は、軸線方向視において二つ以上の分割体に分割されており、これら分割体の中に中心角が180°よりも大きい大分割体(10a)を有している。
本発明の往復動ポンプ(100)では、クランク軸(6)とコンロッド(7)との間に配置された軸受(10)が二つ以上の分割体に分割されており、分割体の一つである大分割体(10a)の中心角が180°よりも大きくなっているため、クランク軸(6)、軸受(10)及びコンロッド(7)を組み立てる際に、大分割体(10a)をクランク軸(6)から外れないように外挿できる。従って、軸受(10)を押さえることなくコンロッド(7)を取り付けることができる。また、軸受(10)は樹脂製であるため、弾性を有している。従って、大分割体(10a)を、軸線方向視におけるその開口部を容易に広げてクランク軸(6)に外挿することができる。よって、本発明の往復動ポンプ(100)では、組立性を向上できる。
ここで、大分割体(10a)は、クランク軸(6)の外周面のうち、往復動部材(1)側の部分(S1)を覆うように配置されていてもよい。この場合、軸受(10)の分割箇所(D1,D2)は、クランク軸(6)の外周面において、往復動部材(1)側とは反対側の部分(S2)に位置することになる。軸受(10)においては、作動流体を加圧する際に、往復動部材(1)側の部分(S1)に大きな荷重が作用する。この際、軸受(10)の分割箇所(D1,D2)が、往復動部材(1)側とは反対側(すなわち、荷重が小さい側)の部分(S2)に位置するため、軸受(10)の分割箇所(D1,D2)に大きな荷重が作用することを抑制できる。従って、耐久性を向上できる。
また、コンロッド(7)又は軸受(10)の一方は、径方向に突出する突起部(10c)を含んでおり、コンロッド(7)又は軸受(10)の他方は、突起部(10c)が係合する凹部(73)を含んでいてもよい。この場合、コンロッド(7)と軸受(10)との位置決めを容易に行えるため、組立性をさらに向上できる。
本発明によれば、組立性を向上できる往復動ポンプ(100)を提供することが可能となる。
実施形態に係る往復動ポンプの断面図である。 図1中のII−II矢視図である。 図1中のクランク軸、軸受及びコンロッドの分解側面図である。 図3中の大分割体の斜視図である。
以下、実施形態に係る往復動ポンプついて図面を参照しながら説明する。図1は、実施形態に係る往復動ポンプの断面図、図2は、図1中のII-II矢視図である。
図1及び図2に示されるように、本実施形態の往復動ポンプ100は、往復動部材1がシリンダ部2内を往復動(図示左右動)することにより、当該往復動部材1の往復動方向の前側(図示左側)に形成されたポンプ室3に作動流体(液体)を吸引し、当該作動流体を加圧して圧送するポンプ作用を行う。往復動ポンプ100は、クランクケース4とマニホルド5とを連結することで、その外形が構成されている。往復動ポンプ100は、ここでは、ポンプ作用を行う往復動部材1及びシリンダ部2を有する組が3組並設された3連式のポンプとされている(図2参照)。
往復動部材1は、前側に配置された円柱状のプランジャ1aと、プランジャ1aの後端部にボルト結合された円柱状のピストン元1bと、を有しており、プランジャ1aとピストン元1bとが一体となって往復動する。
前側のプランジャ1aは、マニホルド5内に装着されたシリンダ部材16内に配置され、シリンダ部材16の内側(筒孔)を往復動する。シリンダ部材16の内側は、プランジャ1aが往復動する上記シリンダ部2を構成し、シリンダ部材16の前部には、上記ポンプ室3が形成されている。往復動部材1の後側のピストン元1bは、ピストンピン8を介して駆動部Mに連結されている(詳しくは後述)。後側のピストン元1bは、前側のプランジャ1aよりも大径に構成され、その後部には、前側に向かって凹む凹部1cが形成されている。
クランクケース4は中空に構成されており、中空部分に往復動部材1を往復動させる駆動部Mが収容されている。この中空部分は、作動流体が流れる流路Rとされ、作動流体が収容される。このように、往復動ポンプ100は、流路R中の作動流体に駆動部Mが浸漬し、駆動部Mが作動流体に浴する構成とされている。クランクケース4の後端面には、開口部41が形成されており、この開口部41は、ボルト締結された蓋42により閉じられている。
作動流体は、ポンプ室3内に流入し、ポンプ室3でポンプ作用に供される液体である。作動流体としては、種々の液体を用いることができ、ここでは清水が用いられている。このような作動流体に浴する駆動部Mは、クランク軸6、コンロッド7、ピストンピン8及び軸受9,10,11等を有している。
クランク軸6は、往復動部材1の往復動方向に直交する方向(図1の紙面垂直方向、図2の上下方向)に延びるように配置されている。図2に示されるように、クランク軸6の両端側は、それぞれ、クランクケース4にボルト締結されたベアリングケース13,14により支持されており、ベアリングケース13,14を挿通して外部に突出している。
クランク軸6とベアリングケース13,14との間には、それぞれ円筒状の軸受9が配置され、軸受9によりクランク軸6が回転自在に支持されている。軸受9及び後述する軸受10,11を形成する材料としては、種々の樹脂を用いることができるが、ここでは、高強度耐水性樹脂であるPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)樹脂が用いられている。クランク軸6とベアリングケース13,14との間であって、クランク軸6の軸線方向において軸受9,9よりも外側の両部分には、それぞれメカニカルシール15が配置されている。
コンロッド7は、各往復動部材1に対応して設けられている。図1及び図2に示されるように、コンロッド7において、後側(クランク軸6側)の大径部7aは、円筒状の軸受10を介して、クランク軸6に回転自在に連結されている(詳しくは後述)。大径部7aは、軸線方向視において二分割されており、それぞれ中心角が180°の略半円形の本体部71及びキャップ部72を含んでいる。本体部71とキャップ部72とは、ボルトB,Bにより締結されている。コンロッド7において、前側(往復動部材1側)の小径部7bは、円筒状の軸受11を介して上記ピストンピン8に回転自在に連結されている。大径部7aの本体部71と小径部7bとは、棒状のロッド部7cにより連結されている。
クランクケース4の内部において、前側の部分には、クランク軸6に接近するように後側に向かって突出する突出部分4aが設けられている。突出部分4aの内部には、円筒状のガイド部材12が収容固定されている。ガイド部材12は、例えば軸受9〜11と同様な樹脂により形成されており、その筒孔に往復動部材1のピストン元1bが挿入され、ピストン元1bの往復動をガイドする。ガイド部材12内に位置するピストン元1bの凹部1c内には、コンロッド7の前側の小径部7bが進入しており、ピストンピン8の両端がピストン元1bに圧入状態で固定されている。
クランクケース4においてガイド部材12よりも前側には、ガイド部材12に当接して筒状のシールケース17が配置されている。シールケース17の軸線方向中程には、内側に突出する環状の鍔部17aが設けられており、鍔部17aの内側を往復動部材1のプランジャ1aが挿通している。シールケース17の内側であって鍔部17aの前側には、円筒状の高圧シール18が配置されている。高圧シール18を含むシリンダ部材16の内面が、シリンダ部2とされる。
ガイド部材12、シールケース17、高圧シール18及びシリンダ部材16は、クランクケース4に対しマニホルド5を例えばボルト等により取り付けることによって、クランクケース4内とマニホルド5内との間に挟まれた状態で固定されている。
図1に示されるように、クランクケース4の上部は、マニホルド5よりも上側(図1において上側)に膨出しており、膨出部における前側(マニホルド5側)の端面には、クランクケース4内の流路Rに連通し、流路Rに作動流体を流入させる吸水口19が開口されている。また、クランクケース4におけるマニホルド5側の端面であって、各シールケース17よりも下側の位置には、クランクケース4内の流路Rに連通し流路Rからマニホルド5側へ作動流体を流出させるための流出口20が開口されている。
マニホルド5には、クランクケース4の流出口20に連通する流入口21が開口されている。流入口21とポンプ室3との間には、クランクケース4内の流路Rからの作動流体が流れる吸水側流路R1が形成されている。吸水側流路R1には、当該吸水側流路R1を開閉する吸水弁22が設けられている。
マニホルド5には、ポンプ室3からの作動流体を外部に吐出するための吐出口23が設けられ、各ポンプ室3の先端部には、当該ポンプ室3を構成するように吐出弁24がそれぞれ設けられている。各吐出弁24は、その開閉により各ポンプ室3を開閉し、各吐出弁24の吐出側と吐出口23との間には、ポンプ室3からの作動流体が流れる吐出側流路R2が形成されている。
次に、クランク軸6とコンロッド7との間に配置された軸受10について、詳細に説明する。図3は、図1中のクランク軸、軸受及びコンロッドの分解側面図、図4は、図3中の大分割体の斜視図である。なお、図3においては、見易くするため、軸受10,11にハッチングが施されている。
図3に示されるように、円筒状の軸受10は、その軸線方向視において、二つ以上(ここでは、二つ)の分割体に分割されており、大分割体10aと、小分割体10bとを有している。大分割体10aの中心角αは、180°よりも大きい。小分割体10bの中心角βは、180°よりも小さい。
大分割体10aは、クランク軸6の外周面のうち、往復動部材1側(前側)の部分(本体部71により覆われた半円部分)S1を覆うように配置されている。これにより、軸受10の分割箇所D1,D2は、クランク軸6の外周面において、往復動部材1側とは反対側(後側)の部分(キャップ部72により覆われた半円部分)S2に位置している。詳細には、大分割体10aは、ロッド部7cの軸線を対称軸にして線対称に配置されており、コンロッド7におけるクランク軸6への取付部である大径部7aにおいて、ロッド部7cが連結されている側の本体部71の内周面に覆われている。小分割体10bは、クランク軸6の外周面のうち、往復動部材1側とは反対側の部分S2を覆うように配置されている。
大分割体10aは、その外周面において円周方向における略中央部に、径方向外側に突出する突起部10cを有している。突出部10cは、ここでは裁頭円錐台状を呈しているが、多角形状や円柱状等であってもよい。コンロッド7の大径部7aの本体部71には、その内周面において突起部10cに対応する位置に、径方向外側に凹み突起部10cが進入する凹部73が設けられている。凹部73は、突出部10cに対応する形状となっている。
クランク軸6、軸受10及びコンロッド7は、例えば以下のようにして組み立てることができる。先ず、コンロッド7の本体部71と往復動部材1とを組み付け、組み付けた本体部71及び往復動部材1を開口部41からクランクケース4内に挿入し、往復動部材1をガイド部材12に挿入する。続いて、クランク軸6をクランクケース4に組み付ける。続いて、大分割体10aを開口部41からクランクケース4内に挿入し、クランク軸6に外挿する。軸受10は、上記のように高強度耐水性樹脂により形成されており、若干の弾性を有している。このため、大分割体10aは、軸線方向視におけるその開口部を容易に広げてクランク軸6に外挿することが可能となっている。上記のように大分割体10aの中心角αは180°よりも大きいため、大分割体10aは、クランク軸6に外挿した後、クランク軸6から径方向に外れない。
続いて、小分割体10bを開口部41からクランクケース4内に挿入し、クランク軸6の外周面に当接させ、大分割体10aと小分割体10bとを組み合わせる。続いて、キャップ部72を開口部41からクランクケース4内に挿入し、軸受10の突起部10cがコンロッド7の凹部73に係合するように、コンロッド7の本体部71とキャップ部72とを軸受10の外周面に当接させて組合せ、コンロッド7の本体部71とキャップ部72とをボルトB,Bにより締結する。以上のような組み立ては、クランクケース4の開口部41が鉛直方向上側を向く状態で行うことにより、好適に行うことができる。この際、大分割体10aは鉛直方向下側に配置され、小分割体10bは鉛直方向上側に配置されるため、小分割体10bを押さえずとも、小分割体10bはクランク軸6から径方向に外れない。
次に、往復動ポンプ100の動作について説明する。往復動ポンプ100では、クランクケース4内の流路Rに吸水口19から作動流体が導入され、駆動部Mが作動流体に浴した状態で駆動部Mが駆動される。
クランク軸6が回転すると、回転運動がコンロッド7及びピストンピン8により往復運動に変換されて往復動部材1が往復動し、プランジャ1aがシリンダ部2内を後側に向かって移動することによってポンプ室3が減圧され、作動流体がクランクケース4内の流路Rからマニホルド5の吸水側流路R1及び吸水弁22を通してポンプ室3へ吸引される。続いて、プランジャ1aがシリンダ部2内を前側に向かって移動することによってポンプ室3が加圧され、ポンプ室3の作動流体が吐出弁24、吐出側流路R2を通して吐出口23から外部へ吐出される。このように、作動流体を吸引し吐出するポンプ作用が繰り返し行われる。
この際、クランクケース4内では、吸水口19から流入した作動流体は、クランク軸6の周囲を流れ、流出口20に向かうように流れを形成する。そして、クランク軸6の周囲を流れる作動流体が軸受9,10に供され、軸受9,10の冷却及び潤滑が行われる。
なお、吸水口19から流入した作動流体の一部は、突出部分4aに設けられた連絡路28及び環状流路27、並びに、シールケース17に設けられた開口17bを通して、高圧シール18の裏側(後端面)に面すると共にピストン元1bより前側に設けられた環状の領域R3に導入される。また、吸水口19から流入した作動流体の一部は、ピストン元1bの凹部1c及びピストン元1bに設けられた連通孔26を通して、上記領域R3に導入される。これらの作動流体によって、軸受11及びガイド部材12の冷却及び潤滑、並びに、ピストン元1bの潤滑が行われる。
以上、本実施形態に係る往復動ポンプ100では、クランク軸6とコンロッド7との間に配置された軸受10が二つ以上の分割体に分割されており、分割体の一つである大分割体10aの中心角αが180°よりも大きくなっているため、クランク軸6、軸受10及びコンロッド7を組み立てる際に、大分割体10aをクランク軸6から外れないように外挿できる。従って、軸受10を押さえることなくコンロッド7を取り付けることができる。また、軸受10は樹脂製であるため、弾性を有している。従って、大分割体10aを、軸線方向視におけるその開口部を容易に広げてクランク軸6に外挿することができる。よって、往復動ポンプ100では、組立性を向上できる。
また、大分割体10aは、クランク軸6の外周面のうち、往復動部材1側の部分S1を覆うように配置されている。このため、軸受10の分割箇所D1,D2は、クランク軸6の外周面において、往復動部材1側とは反対側の部分S2に位置している。軸受10においては、作動流体を加圧する際に、往復動部材1側の部分S1に大きな荷重が作用する。この際、本実施形態に係る往復動ポンプ100では、軸受10の分割箇所D1,D2が、往復動部材1側とは反対側(すなわち、荷重が小さい側)の部分S2に位置しているため、軸受10の分割箇所D1,D2に大きな荷重が作用することを抑制できる。従って、耐久性を向上できる。
また、軸受10は、径方向に突出する突起部10cを含んでおり、コンロッド7は、突起部10cが係合する凹部73を含んでいるため、コンロッド7と軸受10との位置決めを容易に行え、組立性をさらに向上できる。
また、軸受10の突起部10cとコンロッド7の凹部73とが係合することにより、軸受10がコンロッド7に対して位置ずれすることが防止される。このため、軸受10の分割箇所D1,D2は常に往復動部材1側とは反対側(すなわち、荷重が小さい側)の部分S2に位置し、耐久性をさらに向上できる。
以上、実施形態に係る往復動ポンプについて説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、上記実施形態では、軸受10において突起部10cは大分割体10aに設けられており、コンロッド7において凹部73は本体部71に設けられているが、軸受10において突起部10cは小分割体10bに設けられ、コンロッド7において凹部73はキャップ部72に設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、突起部10cは軸受に設けられており、凹部73はコンロッド7に設けられているが、径方向内側に突出する突起部がコンロッド7に設けられ、径方向内側に凹む凹部が軸受10に設けられていてもよい。なお、コンロッド7の大径部7aの内周面の加工を考慮すると、上記実施形態のように、突起部10cを軸受に設け、凹部73をコンロッド7に設けることが好ましい。
また、上記実施形態では、軸受10に突起部10cが設けられ、コンロッド7に凹部73が設けられているが、突起部10c及び凹部73は設けられていなくてもよい。
1…往復動部材、6…クランク軸、7…コンロッド、10…軸受、10c…突起部、73…凹部、100…往復動ポンプ、S1…クランク軸の外周面のうち往復動部材側の部分。

Claims (3)

  1. クランク軸(6)と、前記クランク軸(6)に取り付けられたコンロッド(7)と、前記コンロッド(7)に取り付けられた往復動部材(1)と、を備える往復動ポンプ(100)であって、
    前記クランク軸(6)と前記コンロッド(7)との間に配置された筒状の樹脂製の軸受(10)を備え、
    前記軸受(10)は、軸線方向視において二つ以上の分割体に分割されており、これら分割体の中に中心角が180°よりも大きい大分割体(10a)を有している、往復動ポンプ(100)。
  2. 前記大分割体(10a)は、前記クランク軸(6)の外周面のうち、前記往復動部材(1)側の部分(S1)を覆うように配置されている、請求項1記載の往復動ポンプ(100)。
  3. 前記コンロッド(7)又は前記軸受(10)の一方は、径方向に突出する突起部(10c)を含んでおり、
    前記コンロッド(7)又は前記軸受(10)の他方は、前記突起部(10c)が係合する凹部(73)を含んでいる、請求項1又は2記載の往復動ポンプ(100)。
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