JP6018109B2 - 往復ポンプ - Google Patents
往復ポンプ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6018109B2 JP6018109B2 JP2014071614A JP2014071614A JP6018109B2 JP 6018109 B2 JP6018109 B2 JP 6018109B2 JP 2014071614 A JP2014071614 A JP 2014071614A JP 2014071614 A JP2014071614 A JP 2014071614A JP 6018109 B2 JP6018109 B2 JP 6018109B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal
- case
- manifold
- reciprocating
- crankcase
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Description
往復動部材は、クランクケースのポンプ室に延びており、この往復動部材の外周には、クランクケースに装着されたオイルシールおよびシールケースに装着されたシール部材が設けられている。
したがって、シール押えの製造および組み込みとシールケースの製造および組み込みとを行う必要があり、製造コストおよび組み立てコストが高くなるという問題がある。
また、クランクケース内のオイルの熱は、クランクケースの表面から外気へと放熱されるとともに、マニホルド内を流れる液体へと吸熱されることによって、熱平衡状態に達する。しかし、従来の往復ポンプでは、クランクケース側からマニホルド側にクランクケースの熱が伝わり難く、クランクケース内の油の温度が高くなるという問題がある。
前記シールケース(23)は金属製であり、このシールケース(23)の一方側が前記マニホルド(21)の嵌入部(21b)に嵌入されているとともに他方側が前記駆動ケース(1)の嵌入部(1c)に嵌入され、かつ、他方側の端面が前記往復動部材(7、10)の移動方向への前記オイルシール(9)の移動を規制している
ことを特徴とする。
したがって、シールケースが従来使用されていたシール押えを兼ねているので、部品点数を削減でき、製造コストおよび組立コストを削減できる。
さらに、従来使用されていた樹脂製のシール押えの長さ分、金属製のシールケースと金属製の駆動ケースとの接触面接が増えるので、駆動ケースのオイルの油温の低下を図ることができる。すなわち、駆動ケース内のオイルの熱は、駆動ケースの表面から外気へと放熱されるとともに、マニホルド内を流れる液体へと吸熱されることによって、熱平衡状態に達する。さらに、詳しく説明すると、駆動ケースのオイルの熱は、金属製の駆動ケースの嵌入部の内周面と金属製のシールケースの他方側の外周面との間で熱伝導してシールケースに移動し、さらにシールケースの一方側の外周面とマニホルドの嵌入部の内周面との間で熱伝導してマニホルドに移動してマニホルド内を流れる液体によって冷却されるとともに、シールケースに直接接触する液体により冷却される。このとき、本発明では、金属製の駆動ケースの嵌入部の内周面と金属製のシールケースの他方側の外周面との接触面接が増大するので、駆動ケース側の熱を効率良くシールケースに移動させることができ、往復ポンプの液体によって冷却することができる。
前記第2のシール部材(32)と前記シール部材(33)との間の空間に、前記吸水口(26)から液体が供給され、この液体が前記シールケース(23)に接触していることが好ましい。
図1から図3に示すように、このプランジャポンプ(往復ポンプ)は、金属製のクランクケース(駆動ケース)1を備えており、このクランクケース1内にはオイル(潤滑油)が収容されている。また、クランクケース1内には、クランク軸(駆動部)2が回転自在に支持されており、このクランク軸2には、所定間隔をおいて複数(本例では3個)のクランクピン3が形成されている。各クランクピン3には、コンロッド(駆動部)(連接棒)4の大端部5が回転自在に嵌合されている。また、各コンロッド(連接棒)4の小端部6には、クロスヘッド(往復動部材)7の後端部がクロスピン8により連結されている。
なお、クランクケース1の一方の側端部には、モータやエンジン等の原動機や変速機等に取り付けるためのフランジ40が設けられている。
駆動部としてのクランク軸2とコンロッド4により、クロスヘッド7を往復動(前進・後退)させると、プランジャ10がポンプ室25内を進退移動し、これにより液体が吸水口26からポンプ室25を経て吐出口27へ移動し、ポンプとして機能する。
一方、クロスヘッド7が前進(マニホルド21側へ移動)すると、プランジャ10がポンプ室25内を前進し、これによりポンプ室25の液体がポンプ室25から押し出され、吐出弁組立体29を経て吐出口27から吐き出される。
また、上述の実施の形態では、吸水口26、吐出口27をマニホルド21に一体に形成したが、これら吸水口26、吐出口27をマニホルド21とは別の部材に設けるようにしてもよい。
また、上述の実施の形態では、本発明をプランジャポンプに適用した場合について説明したが、これに限らずにピストンポンプ等の他の種類の往復ポンプにも本発明を適用することができる。
1c 嵌入部
2 クランク軸(駆動部)
4 コンロッド(駆動部)
7 クロスヘッド(往復動部材)
9 オイルシール
10 プランジャ(往復動部材)
21 マニホルド
21b 嵌入部
23 シールケース
23a 溝
23d 大径部
25 ポンプ室
26 吸水口
27 吐出口
32 高圧シール(第2のシール部材)
33 低圧シール(シール部材)
Claims (4)
- 往復動部材(7、10)を往復動させる駆動部(2、4)を備えるとともにオイルを収容する金属製の駆動ケース(1)と、吸水口(26)および吐出口(27)に連通するポンプ室(25)を備えた金属製のマニホルド(21)とが、シールケース(23)を介在して接合され、前記往復動部材(7、10)が、前記駆動ケース(1)の前記ポンプ室(25)に延びており、この往復動部材(7、10)の外周には、前記駆動ケース(1)に装着されたオイルシール(9)および前記シールケース(23)に装着されたシール部材(33)が設けられている往復ポンプであって、
前記シールケース(23)は金属製であり、このシールケース(23)の一方側が前記マニホルド(21)の嵌入部(21b)に嵌入されているとともに他方側が前記駆動ケース(1)の嵌入部(1c)に嵌入され、かつ、他方側の端面が前記往復動部材(7、10)の移動方向への前記オイルシール(9)の移動を規制している
ことを特徴とする往復ポンプ。 - 前記往復動部材(7、10)の外周に、前記マニホルド(21)に装着された第2のシール部材(32)が設けられ、
前記第2のシール部材(32)と前記シール部材(33)との間の空間に、前記吸水口(26)から液体が供給され、この液体が前記シールケース(23)に接触していることを特徴とする請求項1に記載の往復ポンプ。 - 前記シールケース(23)の前記マニホルド(21)側の端面が前記往復動部材(7、10)の移動方向への当該第2のシール部材(32)の移動を規制していることを特徴とする請求項2に記載の往復ポンプ。
- 前記シールケース(23)の前記シール部材(33)は、弾性部材のみから構成され、前記シールケース(23)の内周面に形成された溝(23a)に装着されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の往復ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014071614A JP6018109B2 (ja) | 2014-03-31 | 2014-03-31 | 往復ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014071614A JP6018109B2 (ja) | 2014-03-31 | 2014-03-31 | 往復ポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015194095A JP2015194095A (ja) | 2015-11-05 |
JP6018109B2 true JP6018109B2 (ja) | 2016-11-02 |
Family
ID=54433340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014071614A Active JP6018109B2 (ja) | 2014-03-31 | 2014-03-31 | 往復ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6018109B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0723657Y2 (ja) * | 1989-09-11 | 1995-05-31 | 光洋精工株式会社 | 密封装置 |
JP4092547B2 (ja) * | 2002-05-22 | 2008-05-28 | Nok株式会社 | 密封装置 |
JP3983185B2 (ja) * | 2003-02-25 | 2007-09-26 | 株式会社丸山製作所 | 往復ポンプの弁装置 |
JP4649345B2 (ja) * | 2006-02-22 | 2011-03-09 | 岡野バルブ製造株式会社 | 軸封装置用スペーサリング |
JP5147581B2 (ja) * | 2008-07-14 | 2013-02-20 | 株式会社丸山製作所 | 往復動ポンプ |
JP5210261B2 (ja) * | 2008-07-30 | 2013-06-12 | 株式会社丸山製作所 | 往復動ポンプ |
JP2011017376A (ja) * | 2009-07-08 | 2011-01-27 | Maruyama Mfg Co Ltd | 流体機械のシール構造 |
-
2014
- 2014-03-31 JP JP2014071614A patent/JP6018109B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015194095A (ja) | 2015-11-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2015505011A (ja) | 燃料ポンプ用のポンプヘッド | |
US20130098338A1 (en) | Fuel pump and fuel supply system of internal combustion engine | |
US11015495B2 (en) | Drain plug for oil pan | |
JP6096255B2 (ja) | 液体加圧ポンプの出力軸潤滑構造 | |
JP2017529485A (ja) | 内燃機関の、特に燃料噴射装置のための高圧燃料ポンプ | |
JP6018109B2 (ja) | 往復ポンプ | |
CN107917028B (zh) | 柱塞式高压泵及其高压组件、柱塞套 | |
JP5706850B2 (ja) | 往復動ポンプ | |
KR101747691B1 (ko) | 윤활용수와 윤활 너트를 이용한 고압 분무기 | |
CN101634295B (zh) | 高性能三缸柱塞泵密封机构 | |
JP5363435B2 (ja) | 往復動ポンプ | |
JP6425683B2 (ja) | ダイアフラムポンプ | |
JP5223719B2 (ja) | ピストンポンプ | |
JP2016217149A (ja) | 往復ポンプ | |
US10808693B2 (en) | Reciprocating pump | |
JP6731389B2 (ja) | 往復動ピストンポンプ及びピストンパッキンの製造方法 | |
JP6368278B2 (ja) | プランジャポンプ | |
US4424739A (en) | Cylinder piston unit | |
JP4392298B2 (ja) | 多連式往復ポンプ | |
JP4364142B2 (ja) | 往復ポンプ | |
JP5147581B2 (ja) | 往復動ポンプ | |
JP5993345B2 (ja) | 往復動ポンプ | |
JP2018053859A (ja) | 往復動ポンプ | |
JP2013044290A (ja) | 電磁ポンプ | |
US3482766A (en) | Vacuum operated motor and pump combination |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160105 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160906 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160920 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160929 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6018109 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |