JP6096255B2 - 液体加圧ポンプの出力軸潤滑構造 - Google Patents

液体加圧ポンプの出力軸潤滑構造 Download PDF

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Description

本発明は、回転輪を出力軸上で回転させることができ、出力軸と回転輪と間の良好な潤滑が長期間維持されることにより、出力軸と回転輪との磨損を減少し、使用寿命を延長することができる液体加圧ポンプの出力軸潤滑構造に関する。
空調用途又は園芸用途に使用される噴霧器装置は、液体に対して加圧を行うことにより、液体を噴霧ヘッドから噴出させる際、理想的な噴霧効果を実現することができる。この液体に対して加圧を行う作業は、液体加圧ポンプによって行われる。従来の遠心式の羽根式の液体ポンプは、輸液(揚程)が主に考慮され、液圧が高くないため、噴霧器装置が良好な噴霧効果を実現することができない。また、従来の渦巻き式の液体加圧ポンプは、良好な液体増圧効果を有するが、部材動作に極めて高い精密性が要求される。
しかし、一般に、噴霧器装置は、低い製造コストが求められるため、経済的な問題がある。また、従来のクランク軸式のプランジャー式の液体加圧ポンプは、良好な液体増圧効果を有する。しかし、モータによって駆動されるクランク軸がプランジャーを押し引きすることによって液体を加圧するため、クランク軸上の各クランクの作動が相互干渉しないことを考慮する必要があり、クランク軸の長さが長くなるため、必要とされる空間が大きくなり、液体加圧部と動力機械部とを別に制作する必要がある。このため、必要な部材が多く、全体の体積が大きく、装着配置に都合が悪い。特許文献1の液体加圧ポンプは、偏心軸に連動するプランジャーによってチャンバ中の液体が加圧される。
特許文献1の液体加圧ポンプは、小型であるが、偏心軸の偏心部がプランジャーを駆動する際、偏心部上に押圧回転輪が嵌設されており、回転可能な押圧回転輪がプランジャー端面を押圧駆動する際、偏心部とプランジャー端面との間の摩擦抵抗力又は磨損を低減することができる。
しかし、偏心部表面と押圧回転輪との間の潤滑不良のため、偏心軸及び/又は押圧回転輪との間で磨損が非常に早いという問題が存在する。特に、長期間1000Psi以上の作業圧力を受けると、この現象がさらに顕著になる。その原因は、偏心軸は、一般に4極モータ(減速機構なし)によって1720〜1740RPMの回転速度で直接駆動されて回転し、偏心部及び押圧回転輪は、潤滑油中に浸漬された状態で作動するが、両者の回転速度が偏心軸の回転速度と等しく、偏心部及び押圧回転輪が高速回転する際に発生する遠心力で潤滑油が飛ばされ、偏心部表面の潤滑油が流失する上、高速回転する偏心部及び押圧回転輪が偏心部表面に染み込む潤滑油を弾き飛ばし、流出した潤滑油が回転が停止する前に補充されないため、潤滑不良の問題が存在する。
仮に偏心部が高速回転する際に弾き飛ばして流失した潤滑油を随時補充することができれば、上述の欠点を解決することができ、偏心軸及び/又は押圧回転輪の使用寿命を延長することができ、作動圧力が2600Psi(高圧)に到達した場合でも、偏心軸及び押圧回転輪は、耐久性を維持することができる。
台湾特許登録第I394893号(欧州登録第2405137号、米国登録第8333572号、日本実用新案登録第3170418号、中国実用新案第201020263943.0号)
本発明の目的は、長期間良好な潤滑を維持し、偏心軸及び/又は押圧回転輪の使用寿命を有効に延長することができる液体加圧ポンプの出力軸潤滑構造を提供することである。
上述の課題を解決するために、第1の態様の発明は、ポンプ本体、複数のプランジャーキャップ、複数のプランジャー及び出力軸を備える液体加圧ポンプの出力軸潤滑構造であって、ポンプ本体は、機械室とされて潤滑油が充填される中心孔を有し、中心孔の径方向には、複数の固定孔が放射状に配置され、各固定孔の径方向には、液入出口が設けられ、各液入出口は、逆止弁に連通し、各逆止弁の入液逆止端と出液逆止端とは、入液接続孔と出液接続孔とに連通し、液入出口は、逆止弁によって進入液が逆流するのが防止され、入液接続孔から外部液体が進入し、各プランジャーキャップは、キャップ体がポンプ本体の固定孔上に装着され、キャップ体内部は、液体加圧室を有し、液体加圧室の一方の端部の径方向には、液入出口に連通する少なくとも1つの貫通孔が開設され、各プランジャーは、プランジャーキャップの液体加圧室内に装着され、一方の端部が延伸してポンプ本体の中心孔中に進入し、出力軸は、底蓋及び内蓋によってポンプ本体の中心孔の両端に固定されて中心孔内に密封装着され、出力軸は、出力端及び主軸体を有し、出力端は、底蓋外部まで延伸してモータに接続され、モータによって主軸体が駆動されて中心孔内で回転し、主軸体上の各プランジャーに対向する一方の端部には、第1偏心部が形成され、第1偏心部上には、プランジャーの一方の端部に当接される回転輪が装着され、回転輪は、第1偏心部によって中心孔内で回転動作し、回転輪の偏心作用力により、各プランジャーが順番に押圧されて液体加圧室内に変位することにより、液体加圧室内に進入した液体がプランジャーによって加圧され、液入出口から排出され、逆止弁によって排出液が逆流するのが防止され、出液接続孔から加圧液が流出して使用され、ポンプ本体の中心孔の径方向の固定孔とずれた位置には、装着孔が開設され、主軸体の装着孔に対向する位置には、第2偏心部が形成され、主軸体の内部には、軸方向に供油深孔が開設され、内蓋の供油深孔に対向する位置には、通油貫通孔が開設され、通油貫通孔外部は、外蓋によって封止されて供油室が形成され、供油室の一方の端部は、プラグによって油管に接続され、供油室の他方の端部は、通油貫通孔によって供油深孔に連通し、供油深孔の径方向の第1偏心部に対向する位置には、第1偏心部表面まで貫通する少なくとも1つ以上の出油孔が開設され、ポンプ本体の装着孔上には、送油器が設けられ、送油器は、装着孔の開口端に位置し、出油逆止弁が封止固定され、出油逆止弁の外端は、管プラグによって油管に接続され、送油器内部には、油液加圧室が形成され、油液加圧室内には、圧縮バネによって押圧される伸縮ピストンが設けられ、伸縮ピストンは、油液加圧室内において上下にスライドする入油逆止弁部を有し、入油逆止弁部の一方の端部には、中心孔内の方向に延伸し、出力軸の第2偏心部上に当接される押圧管が設けられ、押圧管の一方の端部は、中心孔内に延伸し、押圧管には、油液加圧室を中心孔に連通させる吸油孔が1つ以上設けられる。
この構成により、全体構造は、出力軸の第1偏心部が液体加圧作業時の負荷最大受力部分となり、出力軸自身の動力によって第2偏心部が送油器の伸縮ピストンを押圧して作動させ、中心孔中の潤滑油を吸い取り、加圧して出力軸内部の供油深孔中に送り出し、強制的に出油孔から第1偏心部表面上に放出して循環性補充を行うことにより、プランジャーに接触する回転輪が第1偏心部上で回転する際、長期間良好な潤滑を維持し、出力軸及び/又は回転輪の使用寿命を有効に延長することができる液体加圧ポンプの出力軸潤滑構造を提供する。
第2の態様の発明は、第1の態様において、出力軸内部の供油深孔の径方向の第1偏心部に対向する位置には、1つ以上の出油孔が開設され、第1偏心部表面には、出油孔の出口に接続される凹環状溝が設けられる。
この構成により、凹環状溝が設けられることで、第1偏心部上に装着される回転輪が全面的に潤滑される液体加圧ポンプの出力軸潤滑構造を提供する。
第3の態様の発明は、第1の態様において、外蓋が内蓋の通油貫通孔外部を封止することによって供油室が形成され、供油室と通油貫通孔との間には、フィルタが装着される。
この構成により、フィルタが装着されることで、フィルタによって不純物が除去されるため、潤滑油が浄化される液体加圧ポンプの出力軸潤滑構造を提供する。
第4の態様の発明は、第1の態様において、送油器の出油逆止弁は、弁台を有し、弁台は、ナットの形態を呈して装着孔の開口位置の雌ネジ部上に螺合され、内部に弁室が形成され、弁室の一方の端部には、管プラグが接続される雌ネジ孔が設けられ、弁室の他方の端部は、油液加圧室に連通する弁口を有し、弁室中には、ボールを押圧して弁口を常時封止する張力バネが設けられる。
この構成により、張力バネが設けられることで、管プラグ端の油液が油液加圧室に逆流するのが防止される液体加圧ポンプの出力軸潤滑構造を提供する。
第5の態様の発明は、第1の態様において、送油器の伸縮ピストンは、入油逆止弁部を有し、入油逆止弁部内には、弁室が形成され、弁室の一方の端部には、押圧管の管孔が接続され、吸油孔を介して中心孔に連通し、弁室の他方の端部には、張力バネを支持してボールを押圧して管孔の開口を封止するサポート部材が固定され、サポート部材上に貫通孔が開設されることにより、弁室と油液加圧室とが連通する。
この構成により、弁室と油液加圧室とが連通することで、油液加圧室内の油液が中心孔に逆流するのが防止される液体加圧ポンプの出力軸潤滑構造を提供する。
第6の態様の発明は、第1の態様において、送油器の出油逆止弁は、装着孔の開口端に封止固定され、出油逆止弁の内端には、収納管が設けられ、収納管内部には、油液加圧室が形成されて圧縮バネ及び伸縮ピストンが収納され、伸縮ピストンの押圧管は、収納管の一方の端部から中心孔に延伸して出力軸の第2偏心部に当接されて組み合わされる。
この構成により、装着孔上に送油器の装着又は取り外しを便利に行うことができる液体加圧ポンプの出力軸潤滑構造を提供する。
第7の態様の発明は、第1の態様において、送油器の出油逆止弁は、装着孔の開口端に封止固定され、出油逆止弁内端に形成される油液加圧室には、伸縮ピストンに対向し、入油逆止弁部をスライドさせるトライボロジー特性に優れた材料からなる第1スライドカバーと、押圧管をスライドさせるトライボロジー特性に優れた材料からなる第2スライドカバーと、が設けられる。
この構成により、伸縮ピストンが油液加圧室内を伸縮スライドする際の摩擦抵抗力又は磨損を減少させることができる液体加圧ポンプの出力軸潤滑構造を提供する。
第8の態様の発明は、第1の態様において、外蓋内部の供油室の一方の端部には、プラグが設けられ、送油器の出油逆止弁外端には、油管が接続される管プラグが設けられ、油管の他方の端部には、放熱器の一方の端部が接続され、放熱器の他方の端部は、油管によってプラグに接続される。
この構成により、出力軸が中心孔内で運転する際に発生する作業温度が中心孔内の潤滑油が循環する過程において簡単に放熱される液体加圧ポンプの出力軸潤滑構造を提供する。
本発明によれば、長期間良好な潤滑を維持し、偏心軸及び/又は押圧回転輪の使用寿命を有効に延長することができる液体加圧ポンプの出力軸潤滑構造を実現することができる。
本発明の一実施形態の液体加圧ポンプの出力軸潤滑構造を示す分解斜視図である。 図1のA部分を拡大した図である。 本発明のポンプ本体を示す横断面図である。 本発明のポンプ本体を示す縦断面図である。 本発明の送油器の構造を示す分解斜視図である。 本発明の送油器の吸油状態を示す断面図である。 本発明の送油器の送油状態を示す断面図である。 本発明の送油器の他の実施例を示す断面図である。 本発明の送油器に放熱器を接続した状態を示す断面図である。
本発明の一実施形態の液体加圧ポンプの出力軸潤滑構造は、図1〜図5に示すように、ポンプ本体10、複数のプランジャーキャップ20、複数のプランジャー30及び出力軸40を含む。
ポンプ本体10は、機械室とされて潤滑油が充填される中心孔11を有する。中心孔11の径方向には、複数の固定孔12が放射状に配置される。各固定孔12の径方向には、液入出口13が設けられる。各液入出口13は、逆止弁14に連通する。各逆止弁14の入液逆止端と出液逆止端とは、入液接続孔15と出液接続孔16とに連通する。液入出口13は、逆止弁14によって進入液が逆流するのが防止され、入液接続孔15から外部液体が進入する。
各プランジャーキャップ20は、キャップ体21がポンプ本体10の固定孔12上に装着される。キャップ体21内部は、複数のプランジャーパッキンリング22を有し、液体加圧室23が形成される。液体加圧室23の一方の端部の径方向には、少なくとも1つの貫通孔24が開設され、液入出口13に連通する。
各プランジャー30は、プランジャーキャップ20の液体加圧室23内に装着され、一方の端部が延伸してポンプ本体10の中心孔11中に進入する。
出力軸40は、底蓋50及び内蓋60によってポンプ本体10の中心孔11の両端に固定され、軸受51及びオイルリング52が組み合わされて中心孔11内に密封装着される。出力軸40は、出力端41及び主軸体42を有する。出力端41は、底蓋50外部まで延伸してモータ(図示せず)に接続される。モータによって主軸体42が駆動されて中心孔11内で回転する。
主軸体42上の各プランジャー30に対向する一方の端部には、第1偏心部43が形成される。第1偏心部43上には、プランジャー30の一方の端部に当接される回転輪44が装着される。回転輪44は、第1偏心部43によって中心孔11内で回転動作する。回転輪44の偏心作用力により、各プランジャー30が順番に押圧されて液体加圧室23内に変位することにより、液体加圧室23内に進入した液体がプランジャー30によって加圧され、液入出口13から排出され、逆止弁14によって排出液が逆流するのが防止され、出液接続孔16から加圧液が流出して使用される。
本発明の特徴として、ポンプ本体10の中心孔11の径方向の固定孔12とずれた位置には、装着孔17が開設される。出力軸40は、底蓋50及び内蓋60によって中心孔11内に装着され、主軸体42の装着孔17に対向する位置には、第2偏心部45が形成される。出力軸40は、内蓋60端上に装着される。主軸体42の内部には、軸方向に供油深孔46が開設される。内蓋60の供油深孔46に対向する位置には、通油貫通孔62が開設される。通油貫通孔62外部は、外蓋70によって封止されて供油室71が形成される。
供油室71の一方の端部は、プラグ72によって油管80に接続され、供油室71の他方の端部は、通油貫通孔62によって供油深孔46に連通する。供油深孔46の径方向の第1偏心部43に対向する位置には、第1偏心部43表面まで貫通する少なくとも1つ以上の出油孔47が開設される。
また、ポンプ本体10の装着孔17上には、送油器90が設けられる。送油器90は、装着孔17の開口端に位置し、出油逆止弁91が封止固定される。出油逆止弁91の外端は、管プラグ92によって油管80に接続され、送油器90内部には、油液加圧室93が形成される。
油液加圧室93内には、圧縮バネ94によって押圧される伸縮ピストン95が設けられる。伸縮ピストン95は、油液加圧室93内において上下にスライドするピストン形状の入油逆止弁部96を有する。入油逆止弁部96の一方の端部には、中心孔11内の方向に延伸し、出力軸40の第2偏心部45上に当接される押圧管97が設けられる。
押圧管97の一方の端部は、中心孔11内に延伸する。また、押圧管97には、油液加圧室93を中心孔11に連通させる吸油孔98が1つ以上設けられる。出力軸40がモータによって駆動されると、第1偏心部43上の回転輪44が各プランジャー30を駆動してプランジャーキャップ20の液体加圧室23内で往復運動し、液体加圧室23内の液体を加圧する。
また、出液接続孔16端から加圧液を流出させて使用する際、図6及び図7に示すように、送油器90の伸縮ピストン95が圧縮バネ94の支持を受け、出力軸40の第2偏心部45上に常時当接されている押圧管97端部が断続的に押圧され、第2偏心部45が回転すると共に伸縮ピストン95が油液加圧室93中で上下に往復運動する。
図6に示すように、伸縮ピストン95が油液加圧室93外に移動すると、油液加圧室93に負圧が形成されて入油逆止弁部96の弁が開き、中心孔11内の潤滑油が吸油孔98から油液加圧室93中に吸入されて補充される。
また、図7に示すように、伸縮ピストン95が油液加圧室93内に移動すると、油液加圧室93に正圧が形成され、油液が伸縮ピストン95によって加圧され、出油逆止弁91の弁が開き、油管80に沿って外蓋70内部の供油室71中に注入され、出力軸40内部の供油深孔46が供油室71端から加圧された油液を取得することができ、出油孔47から第1偏心部43の表面に強制的に潤滑油が放出され、潤滑油が中心孔11に戻る。
全体構造は、図3、図6及び図7に示すように、出力軸40の第1偏心部43が液体加圧作業時の負荷最大受力部分となる。また、出力軸40自身の動力によって第2偏心部45が送油器90の伸縮ピストン95を押圧して作動させ、中心孔11中の潤滑油を吸い取り、加圧して出力軸40内部の供油深孔46中に送り出し、強制的に出油孔47から第1偏心部43表面上に放出して循環性補充を行うことにより、プランジャー30に接触する回転輪44が第1偏心部43上で回転する際、長期間良好な潤滑を維持し、出力軸40及び/又は回転輪44の使用寿命を有効に延長することができる。
上述の実施形態に基づき、図1、図2及び図4に示すように、出力軸40内部の供油深孔46の径方向の第1偏心部43に対向する位置には、1つ以上の出油孔47が開設される。第1偏心部43表面の径方向には、出油孔47の出口に接続される凹環状溝48が凹設される。これにより、出油孔47から潤滑油を強制的に放出させ、凹環状溝48に沿って流動させ、第1偏心部43表面から流失する油液を補充する速度を高めることができ、第1偏心部43上に装着される回転輪44が回転する際、全面的に潤滑される。
上述の実施形態に基づき、図1及び図4に示すように、外蓋70が内蓋60の通油貫通孔62外部を封止することによって供油室71が形成される。供油室71と通油貫通孔62との間には、フィルタ73が装着される。これにより、中心孔11内の潤滑油に含まれる鉄屑や不純物は、送油器90が中心孔11内の潤滑油を吸い取り、加圧循環して出油孔47から中心孔11内に戻す過程において、フィルタ73によって除去されるため、潤滑油が浄化される。
上述の実施形態に基づき、図1、図4及び図5に示すように、送油器90の出油逆止弁91は、弁台910を有する。弁台910は、ナットの形態を呈して装着孔17の開口位置の雌ネジ部上に螺合され、内部に弁室911が形成される。弁室911の一方の端部には、管プラグ92が接続される雌ネジ孔912が設けられる。弁室911の他方の端部は、油液加圧室93に連通する弁口913を有する。弁室911中には、ボール915を押圧して弁口913を常時封止する張力バネ914が設けられる。
図7に示すように、伸縮ピストン95が出力軸40の第2偏心部45に押圧されて油液加圧室93内に収縮変位すると、油液加圧室93内の油液が伸縮ピストン95に押圧されることによって正圧が発生し、ボール915が油液圧力(押圧力)を受けて弁口913から離れて弁が開き、加圧油液が管プラグ92端に送り込まれる。反対に、図6に示すように、伸縮ピストン95が圧縮バネ94によって油液加圧室93外に戻されて延伸変位すると、ボール915が弁口913を封止し、管プラグ92端の油液が油液加圧室93に逆流するのが防止される。
上述の実施形態に基づき、図1、図4及び図5に示すように、送油器90の伸縮ピストン95は、入油逆止弁部96を有する。入油逆止弁部96内には、弁室960が形成される。弁室960の一方の端部には、押圧管97の管孔970が接続され、吸油孔98を介して中心孔11に連通する。弁室960の他方の端部には、張力バネ962を支持してボール963を押圧して管孔970の開口を封止するサポート部材961が固定される。また、サポート部材961上に貫通孔964が開設されることにより、弁室960と油液加圧室93とが連通する。
図6に示すように、圧縮バネ94の弾力が伸縮ピストン95を油液加圧室93外の方向に延伸変位すると、入油逆止弁部96上をスライドすることによって油液加圧室93に負圧が形成され、ボール963が負圧によって管孔970の管口から吸引されて引き離されることによって弁が開き、中心孔11内の潤滑油が吸油孔98から油液加圧室93中に吸入されて補充される。反対に、図7に示すように、出力軸40の第2偏心部45が伸縮ピストン95を油液加圧室93内に押圧して収縮変位させると、ボール963が管孔970の管口を封止し、油液加圧室93内の油液が中心孔11に逆流するのが防止される。
上述の実施形態に基づき、図1、図4及び図5に示すように、送油器90の出油逆止弁91は、装着孔17の開口端に封止固定される。出油逆止弁91の内端には、トライボロジー特性に優れた材料からなる収納管99が設けられる。収納管99内部には、油液加圧室93が形成されて圧縮バネ94及び伸縮ピストン95が収納される。これにより、伸縮ピストン95の押圧管97は、収納管99の一方の端部から中心孔11に延伸して出力軸40の第2偏心部45に当接されて組み合わされる。収納管99により、圧縮バネ94及び伸縮ピストン95が出油逆止弁91上に組み合わされて固定されることにより、装着孔17上に送油器90の装着又は取り外しを便利に行うことができる。
上述の実施形態に基づき、小型の液体加圧ポンプは、図8に示すように、送油器90の出油逆止弁91が装着孔17の開口端に封止固定され、出油逆止弁91内端に形成される油液加圧室93には、伸縮ピストン95に対向し、入油逆止弁部96をスライドさせるトライボロジー特性に優れた材料からなる第1スライドカバー990と、押圧管97をスライドさせるトライボロジー特性に優れた材料からなる第2スライドカバー991と、が設けられる。第1スライドカバー990及び第2スライドカバー991が優れたトライボロジー特性を有することにより、伸縮ピストン95が油液加圧室93内を伸縮スライドする際の摩擦抵抗力又は磨損を減少させることができる。
上述の実施形態に基づき、図9に示すように、外蓋70内部の供油室71の一方の端部には、プラグ72が設けられる。送油器90の出油逆止弁91外端には、油管80Aが接続される管プラグ92が設けられる。油管80Aの他方の端部には、放熱器81の一方の端部が接続される。放熱器81の他方の端部には、油管80Bによってプラグ72が接続される。送油器90が中心孔11内の潤滑油を加圧して供油室71端に輸送する際、放熱器81によって通過する潤滑油の放熱が行われ、出力軸40が中心孔11内で運転する際に発生する作業温度が中心孔11内の潤滑油が循環する過程において簡単に放熱される。
以上の説明は、本発明を説明するためのものであり、本発明を限定するものではなく、本明細書の主旨を逸脱しない範囲において行われる修正、変更などは、何も本発明の保護範囲に含まれる。
10 ポンプ本体
11 中心孔
12 固定孔
13 液入出口
14 逆止弁
15 入液接続孔
16 出液接続孔
17 装着孔
20 プランジャーキャップ
21 キャップ体
22 プランジャーパッキンリング
23 液体加圧室
24 貫通孔
30 プランジャー
40 出力軸
41 出力端
42 主軸体
43 第1偏心部
44 回転輪
45 第2偏心部
46 供油深孔
47 出油孔
48 凹環状溝
50 底蓋
51 軸受
52 オイルリング
60 内蓋
61 軸受
62 通油貫通孔
70 外蓋
71 供油室
72 プラグ
73 フィルタ
80 油管
80A 油管
80B 油管
81 放熱器
90 送油器
91 出油逆止弁
910 弁台
911 弁室
912 雌ネジ孔
913 弁口
914 張力バネ
915 ボール
92 管プラグ
93 油液加圧室
94 圧縮バネ
95 伸縮ピストン
96 入油逆止弁部
960 弁室
961 サポート部材
962 張力バネ
963 ボール
964 貫通孔
97 押圧管
970 管孔
98 吸油孔
99 収納管
990 第1スライドカバー
991 第2スライドカバー

Claims (8)

  1. ポンプ本体、複数のプランジャーキャップ、複数のプランジャー及び出力軸を備える液体加圧ポンプの出力軸潤滑構造であって、
    前記ポンプ本体は、機械室とされて潤滑油が充填される中心孔を有し、前記中心孔の径方向には、複数の固定孔が放射状に配置され、前記各固定孔の径方向には、液入出口が設けられ、前記各液入出口は、逆止弁に連通し、前記各逆止弁の入液逆止端と出液逆止端とは、入液接続孔と出液接続孔とに連通し、前記液入出口は、前記逆止弁によって進入液が逆流するのが防止され、前記入液接続孔から外部液体が進入し、
    前記各プランジャーキャップは、キャップ体が前記ポンプ本体の固定孔上に装着され、前記キャップ体内部は、液体加圧室を有し、前記液体加圧室の一方の端部の径方向には、前記液入出口に連通する少なくとも1つの貫通孔が開設され、
    前記各プランジャーは、前記プランジャーキャップの液体加圧室内に装着され、一方の端部が延伸して前記ポンプ本体の中心孔中に進入し、
    前記出力軸は、底蓋及び内蓋によって前記ポンプ本体の中心孔の両端に固定されて前記中心孔内に密封装着され、前記出力軸は、出力端及び主軸体を有し、前記出力端は、前記底蓋外部まで延伸してモータに接続され、前記モータによって前記主軸体が駆動されて前記中心孔内で回転し、前記主軸体上の前記各プランジャーに対向する一方の端部には、第1偏心部が形成され、前記第1偏心部上には、前記プランジャーの一方の端部に当接される回転輪が装着され、前記回転輪は、前記第1偏心部によって前記中心孔内で回転動作し、前記回転輪の偏心作用力により、前記各プランジャーが順番に押圧されて前記液体加圧室内に変位することにより、前記液体加圧室内に進入した液体が前記プランジャーによって加圧され、前記液入出口から排出され、前記逆止弁によって排出液が逆流するのが防止され、前記出液接続孔から加圧液が流出して使用され、
    前記ポンプ本体の中心孔の径方向の前記固定孔とずれた位置には、装着孔が開設され、前記主軸体の前記装着孔に対向する位置には、第2偏心部が形成され、前記主軸体の内部には、軸方向に供油深孔が開設され、前記内蓋の前記供油深孔に対向する位置には、通油貫通孔が開設され、前記通油貫通孔外部は、外蓋によって封止されて供油室が形成され、前記供油室の一方の端部は、プラグによって油管に接続され、前記供油室の他方の端部は、前記通油貫通孔によって前記供油深孔に連通し、前記供油深孔の径方向の前記第1偏心部に対向する位置には、前記第1偏心部表面まで貫通する少なくとも1つ以上の出油孔が開設され、前記ポンプ本体の装着孔上には、送油器が設けられ、前記送油器は、前記装着孔の開口端に位置し、出油逆止弁が封止固定され、前記出油逆止弁の外端は、管プラグによって前記油管に接続され、前記送油器内部には、油液加圧室が形成され、前記油液加圧室内には、圧縮バネによって押圧される伸縮ピストンが設けられ、前記伸縮ピストンは、前記油液加圧室内において上下にスライドする入油逆止弁部を有し、前記入油逆止弁部の一方の端部には、前記中心孔内の方向に延伸し、前記出力軸の第2偏心部上に当接される押圧管が設けられ、前記押圧管の一方の端部は、前記中心孔内に延伸し、前記押圧管には、前記油液加圧室を前記中心孔に連通させる吸油孔が1つ以上設けられることを特徴とする液体加圧ポンプの出力軸潤滑構造。
  2. 前記出力軸内部の供油深孔の径方向の前記第1偏心部に対向する位置には、1つ以上の出油孔が開設され、前記第1偏心部表面には、前記出油孔の出口に接続される凹環状溝が設けられることを特徴とする請求項1に記載の液体加圧ポンプの出力軸潤滑構造。
  3. 前記外蓋が前記内蓋の通油貫通孔外部を封止することによって供油室が形成され、前記供油室と前記通油貫通孔との間には、フィルタが装着されることを特徴とする請求項1に記載の液体加圧ポンプの出力軸潤滑構造。
  4. 前記送油器の出油逆止弁は、弁台を有し、前記弁台は、ナットの形態を呈して前記装着孔の開口位置の雌ネジ部上に螺合され、内部に弁室が形成され、前記弁室の一方の端部には、前記管プラグが接続される雌ネジ孔が設けられ、前記弁室の他方の端部は、前記油液加圧室に連通する弁口を有し、前記弁室中には、ボールを押圧して前記弁口を常時封止する張力バネが設けられることを特徴とする請求項1に記載の液体加圧ポンプの出力軸潤滑構造。
  5. 前記送油器の伸縮ピストンは、入油逆止弁部を有し、前記入油逆止弁部内には、弁室が形成され、前記弁室の一方の端部には、前記押圧管の管孔が接続され、前記吸油孔を介して前記中心孔に連通し、前記弁室の他方の端部には、張力バネを支持してボールを押圧して前記管孔の開口を封止するサポート部材が固定され、前記サポート部材上に貫通孔が開設されることにより、前記弁室と前記油液加圧室とが連通することを特徴とする請求項1に記載の液体加圧ポンプの出力軸潤滑構造。
  6. 前記送油器の出油逆止弁は、前記装着孔の開口端に封止固定され、前記出油逆止弁の内端には、収納管が設けられ、前記収納管内部には、前記油液加圧室が形成されて前記圧縮バネ及び前記伸縮ピストンが収納され、前記伸縮ピストンの押圧管は、前記収納管の一方の端部から前記中心孔に延伸して前記出力軸の第2偏心部に当接されて組み合わされることを特徴とする請求項1に記載の液体加圧ポンプの出力軸潤滑構造。
  7. 前記送油器の出油逆止弁は、前記装着孔の開口端に封止固定され、前記出油逆止弁内端に形成される油液加圧室には、前記伸縮ピストンに対向し、前記入油逆止弁部をスライドさせるトライボロジー特性に優れた材料からなる第1スライドカバーと、前記押圧管をスライドさせるトライボロジー特性に優れた材料からなる第2スライドカバーと、が設けられることを特徴とする請求項1に記載の液体加圧ポンプの出力軸潤滑構造。
  8. 前記外蓋内部の供油室の一方の端部には、プラグが設けられ、前記送油器の出油逆止弁外端には、油管が接続される管プラグが設けられ、前記油管の他方の端部には、放熱器の一方の端部が接続され、前記放熱器の他方の端部は、油管によって前記プラグに接続されることを特徴とする請求項1に記載の液体加圧ポンプの出力軸潤滑構造。
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