JP4392298B2 - 多連式往復ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、多連式往復ポンプに関する。
従来、動力噴霧機や洗浄機等に使用される往復ポンプでは、例えば、図6に示すように、クランクケース1の前端部に装着されたオイルシール2と、クランクケース1に接合されたシリンダ元金具3に装着されたシールパッキン等のシール部材4とに、ピストンロッド等の往復動部材5が挿入されている。オイルシール2とシール部材4との間には、フェルトパッキン6が配設され、このフェルトパッキン6に往復動部材5が挿入されている。フェルトパッキン6の上部は、オイルシール2とシール部材4とにより挟持されているシールパッキン押え7内に収容され、下端部は、クランクケース1に取り付けられたオイルパン8内に挿入されている。
クランクケース1およびシールパッキン押え7の上部にはそれぞれ、注油口9および開口部10が形成されており、注油口9に注油された潤滑油が、開口部10を通してフェルトパッキン6に浸透して、フェルトパッキン6に保持され、また保持されなかった潤滑油はオイルパン8に貯留される。そして、フェルトパッキン6に保持されている潤滑油は、フェルトパッキン6の内周縁に摺接している往復動部材5の外周部に供給され、往復動部材5に摺接しているシール部材4の摩耗を抑制している(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
このような往復ポンプでは、往復動部材5が3個あるいは5個等の複数個を有している多連式の場合に、各往復動部材5にそれぞれフェルトパッキン6が設けられ、そして各フェルトパッキン6に対応してクランクケース1に複数個の注油口9が形成されている。例えば、3連式の場合には3個、5連式の場合は5個の注油口9が設けられている。
実用新案登録第2517669号公報 実開平2−137573号公報
ところで、この往復ポンプでは、シール部材4の寿命を延ばすために、フェルトパッキン6に定期的に注油するのが好ましい。
しかしながら、多連式往復ポンプでは、各フェルトパッキン6が独立しているので、各フェルトパッキン6に各注油口9からそれぞれ注油する必要があり、注油作業が大変であり、また注油箇所が多いと注油を忘れる箇所が生じたりすることがあり、そのためシール部材4が早く摩耗してしまう可能性がある。
本発明は、前記事情に鑑みて為されたもので、往復動部材の潤滑油供給部材への注油作業の手間を軽減することができるとともに、差し忘れを低減することができる多連式往復ポンプを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の多連式往復ポンプは、クランクケース(16)に接合された接合部材(26)に、複数個の往復動部材(20)がシール部材(28)を介在して挿入され、前記シール部材(28)の前記クランクケース(16)側に、前記往復動部材(20)が挿入される浸透性材料からなる潤滑油供給部材(70)が設けられている多連式往復ポンプにおいて、前記潤滑油供給部材(70)は、前記複数個の往復動部材(20)が挿入される1個の部材からなることを特徴とする。
請求項1に記載の発明においては、潤滑油供給部材が1個の部材からなり、この潤滑油供給部材に複数個の往復動部材が挿入されているので、往復動部材毎に注油する必要がなく、1個の潤滑油供給部材に注油すれば、各往復動部材に対応するシール部材を潤滑することができ、したがって注油作業の手間を軽減することができる。また、往復動部材毎に注油する必要がないので、往復動部材のうちの1つまたはいくつかに差し忘れるということない。さらに、1個の潤滑油供給部材を用いるので、潤滑油供給部材に潤滑油を注油すると均等に染み込むため、各往復動部材に対応するシール部材の潤滑をばらつきなく、均等に行うことができる。
請求項2に記載の多連式往復ポンプは、請求項1に記載の発明において、前記潤滑油供給部材(70)は、注油口(87)を有するケース(100)内に収容されており、このケース(100)および前記潤滑油供給部材(70)に、前記複数個の往復動部材(20)が挿入されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明においては、潤滑油供給部材がケース内に収容されているので、潤滑油供給部材を交換するときに、ケースごと交換すればよいため、メンテナンスが容易である。
請求項3に記載の多連式往復ポンプは、請求項2に記載の発明において、前記ケース(100)は、一体的に組み立て可能なケース本体(80)とケース蓋(90)とからなることを特徴とする。
請求項3に記載の発明においては、ケースがケース本体とケース蓋とからなるので、これらの部品の製造が容易であり、しかも潤滑油供給部材を交換するときに、一体的に組み立てられたケースごと交換すればよいため、メンテナンスが容易である。
請求項4に記載の多連式往復ポンプは、請求項3に記載の発明において、前記ケース本体(80)、前記ケース蓋(90)および前記潤滑油供給部材(70)には、位置決め用の嵌合部(83、92、72)が設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明においては、ケース本体、ケース蓋および潤滑油供給部材に位置決め用の嵌合部が設けられているので、ポンプの運転中に潤滑油供給部材がずれないため、安定して潤滑することができる。
請求項5に記載の多連式往復ポンプは、請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の発明において、前記ケース(100)は、前記クランクケース(16)と前記接合部材(26)とにより挟持されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明においては、潤滑油供給部材を組み込むときに、ケースをクランクケースと接合部材とにより挟持すればよいので、組み立てが容易である。
請求項6に記載の多連式往復ポンプは、請求項5に記載の発明において、前記ケース(100)は、前記シール部材(28)を押圧して前記接合部材(26)に固定する突起(88)を備えていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明においては、ケースを組み込むと、シール部材が接合部材に固定されるので、組み立てがさらに容易になる。
なお、上記における括弧内の符号は、図面において対応する要素を便宜的に表記したものであり、したがって本発明は図面上の記載に限定されるものではない。これは、「特許請求の範囲」の欄の記載についても同様である。
本発明の多連式往復ポンプによれば、1個の潤滑油供給部材に対して注油すればよいので、潤滑油供給部材への注油作業の手間を軽減することができるとともに、差し忘れを低減することができる。さらに、1個の潤滑油供給部材を用いるので、潤滑油供給部材に潤滑油を注油すると均等に染み込み、したがって各往復動部材に対応するシール部材の潤滑をばらつきなく、均等に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図5は、本発明の実施の形態に係る多連式往復ポンプを示す図であって、図1は斜視図であり、図2は縦断面図であり、図3は要部の縦断面図であり、図4はフェルトパッキンユニットの分解斜視図であり、図5はフェルトパッキンユニットの斜視図である。なお、図4はケース蓋側から見た図であり、図5はケース本体側から見た図である。
図1乃至図3に示すように、本実施の形態に係る多連式往復ポンプは、動力噴霧機等に好適に用いられる往復ポンプであって、上側3個で下側2個の上下2段の5個の強制弁式ピストンポンプ部12が並設されてなる主要部と、ピストンポンプ部12を駆動する駆動部14とから構成された5連式往復ポンプである。
駆動部14は、クランクケース16と、クランクケース16内に配置され且つ電動モータ等の駆動源の回転軸に接続されるクランク軸18と、各ピストンポンプ部12におけるピストンロッド(往復動部材)20とクランク軸18とを連結するコンロッド22とから主として構成されている。クランクケース1のピストンポンプ部12側の端部に形成された筒部23内には、オイルシール24が装着されており、このオイルシール24に、ピストンロッド20の基端部が挿入されている。筒部23の端面は、クランクケース16の端面から少し奥に位置している。
クランクケース16のピストンポンプ部12側の端面にはシリンダ元金具(接合部材)26が接合されている。このシリンダ元金具26には、農業用薬剤等の液体を吸い込む一つの吸込口27が形成されており、この吸込口27から分岐して各ピストンポンプ部12に液体が流入する。また、シリンダ元金具26には、クランクケース16側に液体が漏出しないように、シールパッキン等のシール部材28が装着されており、このシール部材28にピストンロッド20が挿入されている。
この多連式往復ポンプの主要部を構成する各ピストンポンプ部12は、シリンダ30と、このシリンダ30内に往復動可能に配置され且つシリンダ30内を第1室30aと第2室30bに区切るピストン32とを備えている。ピストン32はピストンロッド20の一端に取り付けられている。ピストンロッド20の他端は駆動部14の方向に延び、前述したようにコンロッド22を介してクランク軸18に連結されている。ピストン32は吸込弁としても機能するものであり、この点については後述する。
5個のシリンダ30は、上側に3個、下側に2個の上下2段で、かつ互いに平行に配置されている。これらのシリンダ30の一端はシリンダ元金具26に液密に嵌入され、他端はシリンダ先金具34に液密に嵌入されている。シリンダ先金具34が、クランクケース16にねじ込まれる複数本のボルト35によって、クランクケース16に向かって締め付けられることによって、クランクケース16、シリンダ元金具26、5個のシリンダ30およびシリンダ先金具34がこの順に互いに固定されている。
シリンダ先金具34内には、各シリンダ30の一端の開口部と連通する吐出流路36が形成されており、これらの吐出流路36は吐出口38に連通されている。各吐出流路36には吐出弁42が設けられている。吐出弁42は、シリンダ30内から吐出口38側への流れのみを許容する逆止弁である。
各ピストンポンプ部12におけるピストン32は、ストッパ44と、ストッパ44から駆動部14の側に所定の間隔を置いて配置された弁座46と、ストッパ44と弁座46との間に配置された弁体48とを備えている。
ストッパ44は、その外径がシリンダ30の内径よりも小さな円形プレートであり、複数の液体流通用の貫通孔50が形成されている。また、弁座46もシリンダ30の内径より小さな外径の円形プレートであるが、貫通孔等は形成されていない。弁座46およびストッパ44の中央には貫通孔が形成されており、これらの貫通孔に、ピストンロッド20の先端部に形成された縮径部56が通されるようになっている。弁体48は、内径がピストンロッド20の縮径部56の外径よりも大きく且つ弁座46側の端面が弁座46の内面(ストッパ44側の表面)に密着可能となっている環状体58と、この環状体58の外周に装着されシリンダ30の内壁面に摺動可能に接する環状のピストンパッキン60とから構成されている。
このようなピストン32は、弁座46、弁体48およびストッパ44の順番でピストンロッド20の縮径部56に嵌合し、縮径部56の先端に形成されたねじ部にナット62を螺合させることで、ピストンロッド20に取り付けられる。なお、符号64は弁座46とストッパ44との間の間隔を維持するために、ピストンロッド20の縮径部56に嵌合されたスペーサである。
そして、この多連式往復ポンプでは、シリンダ元金具26のシール部材28のクランクケース16側に、浸透性材料からなる潤滑油供給部材としてフェルトパッキン70が1個配設され、この1個のフェルトパッキン70に5個のピストンロッド20が挿入されている。
フェルトパッキン70は、図4および図5に示すように、台形板状に形成されている。このフェルトパッキン70は、ケース本体80およびケース蓋90からなるケース100内に収容されている。ケース本体80は、一方側が開口された底の浅い台形の箱状に形成されており、このケース本体80の開口側の端面に、台形板状のケース蓋90が当接されて、ケース100が形成され、このケース100内の空間にフェルトパッキン70がほぼ隙間無い状態で収容される。フェルトパッキン70、ケース本体80の底壁81およびケース蓋90にはそれぞれ、5個のピストンロッド20が挿入される5個の貫通孔71、82、91が形成されている。
また、ケース本体80の底壁81には、開口側に突出する2個の突起(嵌合部)83が形成されている。この突起83は、基端側の大径部84と先端側の小径部85とからなる2段状の突起であり、フェルトパッキン70、ケース本体80およびケース蓋90の位置決め用として用いられる。すなわち、突起83の径部84および先端側の小径部85はそれぞれ、フェルトパッキン70に形成された大径の貫通孔(嵌合部)72およびケース蓋に形成された小径の貫通孔(嵌合部)92に順次嵌入される。
また、ケース本体80の周壁86の上側の位置には、間隔をおいて2個の切り欠き(注油口)87が形成されている。
また、ケース本体80の底壁81には、貫通孔82を包囲するように、開口側と反対方向に突出する環状の突起88が形成されている。
これらのフェルトパッキン70、ケース本体80およびケース蓋90は、図5に示すように、1つのフェルトパッキンユニット110として一体に組み立てられ、この状態で、図3に示すように、多連式往復ポンプに組み込まれる。このフェルトパッキンユニット110は、クランクケース16の筒部23の端面と、シリンダ元金具26の端面との間に挟まれることにより、クランクケース16の先端部に取り付けられる。このとき、シリンダ元金具26にその段部に突き当たるまでにクランクケース16側から嵌入されているシール部材28を、ケース本体80の突起88の端面が押し付けており、これによりシール部材28が動かないように固定されている。
クランクケース16には、ケース本体80の2個の切り欠き87の上方の位置に、2個の注油口66が形成されている。
そして、クランクケース16のこれらの注油口66に潤滑油を注油すると、注油された潤滑油が、ケース本体80の開口部としての切り欠き87を通してフェルトパッキン70に浸透して、フェルトパッキン70に保持され、また保持されなかった潤滑油は、ケース本体80およびケース蓋90からなるケース100内に貯留される。フェルトパッキン70に保持されている潤滑油は、フェルトパッキン70の内周縁に摺接している5個のピストンロッド20の外周部に供給され、各ピストンロッド20に摺接している各シール部材28の摩耗を抑制する
次に、この多連式往復ポンプの作用について説明する。
駆動源(図示しない)を駆動させ、クランク軸18を所定の方向に回転させると、その回転力がコンロッド22およびピストンロッド20を経て伝えられ、各ピストン32がシリンダ30内を往復動する。
ピストン32が第2室30bの側から第1室30aの側に移動すると、ピストン32を構成する弁体48は、ピストンパッキン60とシリンダ30の内壁面との間の摩擦力、および液体からの圧力を受け、ストッパ44側に移動してこれに当接し、弁座46からは分離する。この状態においては、弁座46とシリンダ30との間、弁体48とピストンロッド20との間、および、ストッパ44の貫通孔50が開放され、第1室30aと第2室30bとは互いに連通した状態となる。これにより、第1室30a内に既に存在する液体はピストン32の移動に伴い第2室30bに移動する。
ピストン32が第1室30aの側から第2室30bの側に移動すると、上述とは逆に弁体48が弁座46側に移動し、弁体48の環状体58の端面と弁座46の内面とが密着する。弁座46は貫通孔が設けられておらず、弁体48のピストンパッキン60は環状体58およびシリンダ30の間を封止しているので、弁体48と弁座46が接した状態では、第1室30aと第2室30bとの間はピストン32により液密に仕切られる。この状態で、ピストン32を第2室30b側に移動させると、第2室30b内の液体はシリンダ先金具34内の吐出弁42を開き、外部に吐き出される。同時に、第1室30aは負圧となるので、シリンダ元金具26の吸込口28から液体が第1室30aに吸い込まれる。
この吐出工程と吸込工程を繰り返すことで、液体は吸込口28から吐出口38へと一方向に安定して流れる。
このように構成された多連式往復ポンプにあっては、フェルトパッキン70が1個の部材からなり、このフェルトパッキン70に5個のピストンロッド20が挿入されているので、ピストンロッド20毎に注油する必要がなく、1個のフェルトパッキン70に注油すれば、各ピストンロッド20に対応するシール部材28を潤滑することができ、注油作業の手間を軽減することができる。また、ピストンロッド20毎に注油する必要がないので、ピストンロッド20のうちの1つまたはいくつかに差し忘れるということない。さらに、1個のフェルトパッキン70を用いるので、フェルトパッキン70に潤滑油を注油すると均等に染み込むため、各ピストンロッド20に対応するシール部材28をばらつきなく、均等に潤滑することができる。
また、ケース100がケース本体80とケース蓋90とからなるので、これらの部品の製造が容易であり、しかも一体的に組み立てられたケース100にフェルトパッキン70が収容されてフェルトパッキンユニット110とされているので、フェルトパッキン70を交換するときに、フェルトパッキンユニット110ごと交換すればよいため、メンテナンスが容易である。
また、ケース本体80、フェルトパッキン70およびケース蓋90にそれぞれ、位置決め用の突起83、貫通孔71および貫通孔92が形成されているので、これらを一体的に組み立ててフェルトパッキンユニット110とするのが容易であるとともに、ポンプの運転中にフェルトパッキン70がずれず、安定して潤滑することができる。
また、フェルトパッキン70を組み込むときに、一体的に組み立てられたフェルトパッキンユニット110をクランクケース16の筒部23とシリンダ元金具26とにより挟持すればよいので、組み立てが容易である。
さらに、フェルトパッキンユニット110を組み込むと、シール部材28がシリンダ元金具26に押し込まれて固定されるので、組み立てがさらに容易になる。
なお、上述の実施の形態では、ケース100をケース本体80とケース蓋90とにより組み合せて構成したが、一体的なケースを用いてもよい。
また、上述の実施の形態では、ケース100にとしての切り欠き87を2箇所に分離して設けたが、これらを連続的に形成して(連結して)1箇所としてもよい。あるいは、2箇所でなく、3箇所以上設けるようにしてもよい。
また、上述の実施の形態では、ケース100に突起88が形成し、この突起88でシール部材28をシリンダ元金具(接合部材)26に押し付けて、シール部材28が動かないように固定したが、この突起88を設けずに、シール部材28が止め輪等の別の固定手段で固定するようにしてよい。
また、上述の実施の形態では、本発明を5連式の多連式往復ポンプに適用した場合について説明したが、本発明はこれに限らず、3連式あるいは2連式などの他の多連式往復ポンプに適用することができる。
また、上述の実施の形態では、本発明を強制弁式の多連式往復ポンプに適用した場合について説明したが、本発明はこれに限らず、ピストン式あるいはプランジャ式などの他の多連式往復ポンプに適用することができる。プランジャ式の場合には、往復動部材としてプランジャが用いられ、また接合部材としてマニホールドが用いられる。
本発明の実施の形態に係る多連式往復ポンプを示す図であって、斜視図である。 同、縦断面図である。 同、要部の縦断面図である。 フェルトパッキンユニットの分解斜視図である、 フェルトパッキンユニットの斜視図である。 従来の多連式往復ポンプの要部を示す縦断面図である。
符号の説明
16 クランクケース
20 ピストンロッド(往復動部材)
26 シリンダ元金具(接合部材)
28 シール部材
70 フェルトパッキン(潤滑油供給部材)
72 貫通孔(嵌合部)
80 ケース本体
83 突起(嵌合部)
87 切り欠き(注油口)
88 突起
90 ケース蓋
92 貫通孔(嵌合部)
100 ケース

Claims (6)

  1. クランクケース(16)に接合された接合部材(26)に、複数個の往復動部材(20)がシール部材(28)を介在して挿入され、前記シール部材(28)の前記クランクケース(16)側に、前記往復動部材(20)が挿入される浸透性材料からなる潤滑油供給部材(70)が設けられている多連式往復ポンプにおいて、
    前記潤滑油供給部材(70)は、前記複数個の往復動部材(20)が挿入される1個の部材からなることを特徴とする多連式往復ポンプ。
  2. 前記潤滑油供給部材(70)は、注油口(87)を有するケース(100)内に収容されており、このケース(100)および前記潤滑油供給部材(70)に、前記複数個の往復動部材(20)が挿入されていることを特徴とする請求項1に記載の多連式往復ポンプ。
  3. 前記ケース(100)は、一体的に組み立て可能なケース本体(80)とケース蓋(90)とからなることを特徴とする請求項2に記載の多連式往復ポンプ。
  4. 前記ケース本体(80)、前記ケース蓋(90)および前記潤滑油供給部材(70)には、位置決め用の嵌合部(83、92、72)が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の多連式往復ポンプ。
  5. 前記ケース(100)は、前記クランクケース(16)と前記接合部材(26)とにより挟持されていることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の多連式往復ポンプ。
  6. 前記ケース(100)は、前記シール部材(28)を押圧して前記接合部材(26)に固定する突起(88)を備えていることを特徴とする請求項5に記載の多連式往復ポンプ。
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