JP2024063515A - シール構造および往復動ポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】キャビテーションの発生を抑制できるシール構造を提供する。【解決手段】シール構造は、円柱状の内部空間を形成するシリンダ部21と内部空間内を軸方向に往復動する円柱状のプランジャ43との間に配置される。シール構造は、内部空間に配置された円環状のシール部材(グランドパッキン120)と、シール部材に隣接して配置され、シール部材を軸方向に押圧する円環状の押圧部130aと、押圧部130aに隣接して配置された圧縮コイルバネ140と、を備える。圧縮コイルバネ140とプランジャ43とを隔てるように、円筒状のカラー部130bが圧縮コイルバネ140の内方に配置されている。【選択図】図2
Description
本開示は、シール構造および往復動ポンプに関する。
特許文献1は、プランジャポンプを開示している。このプランジャポンプでは、ポンプ室を画成するシールケースの内周部にシール部材及び圧縮コイルバネが配置されている。圧縮コイルバネの付勢力によってシール部材が軸方向に沿って押圧されることで、シール部材の位置決めがなされてる。
従来のシール構造では、ポンプ室を構成する空間と圧縮コイルバネが配置される空間とが連続しているため、例えば、キャビテーションが発生し易くなる虞がある。
本開示は、キャビテーションの発生を抑制できるシール構造を提供することを目的の一つとする。
一例のシール構造は、円柱状の内部空間を形成する空間形成部材(21)と内部空間内を軸方向に往復動する円柱状の往復動部材(40)との間に配置される。シール構造は、内部空間に配置された円環状のシール部材(120)と、シール部材(120)に隣接して配置され、シール部材(120)を軸方向に押圧する円環状の押圧部(130a)と、押圧部(130a)に隣接して配置された圧縮コイルバネ(140)と、を備える。圧縮コイルバネ(140)と往復動部材(40)とを隔てるように、円筒状のカラー部(130b)が圧縮コイルバネ(140)の内方に配置されている。
一例の往復動ポンプは、円柱状の内部空間を画成する内周面(21a)を有するシリンダ部(21)と、シリンダ部(21)の内部空間内を軸方向に往復動する円柱状のプランジャ(43)と、を備える。往復動ポンプは、内部空間に配置された円環状のシール部材(120)と、シール部材(120)に隣接して配置され、シール部材(120)を軸方向に押圧する円環状の押圧部(130a)と、押圧部(130a)に隣接して配置された圧縮コイルバネ(140)と、を備える。圧縮コイルバネ(140)とプランジャ(43)とを隔てるように、円筒状のカラー部(130b)が圧縮コイルバネ(140)の内方に配置されている。
上記シール構造及び往復動ポンプでは、内部空間形成部材(21)によって形成される円柱状の内部空間のうち、シール部材(120)よりも軸方向の前側の領域にいわゆるポンプ室を構成する空間が形成される。圧縮コイルバネ(140)の内方に円筒状のカラー部130bが配置されているため、圧縮コイルバネ(140)が配置されている空間とポンプ室を構成する空間とが隔離される。これにより、キャビテーションの発生を抑制できる。
一例において、押圧部(130a)とカラー部(130b)とは、互いに一体になっている。この構成では、部品点数の削減により、製造工程の効率化を図ることができる。なお、一例においては、押圧部(130a)とカラー部(130b)とは、互いに別体として構成されてもよい。
一例において、内部空間には、圧縮コイルバネ(140)の位置を規制するための規制部材(25)が配置され、規制部材(25)が圧縮コイルバネ(140)を規制している状態で、軸方向における圧縮コイルバネ(140)の長さは、軸方向におけるカラー部(130b)の長さに等しい。この構成では、圧縮コイルバネ(140)だけでなく、カラー部130bが押圧部130aを軸方向に押圧するため、圧縮コイルバネ(140)の線径を小さくすることが可能となる。
一例において、シール部材(120)は、押圧部(130a)との接触面として断面V字状の円環状の凹部を有し、押圧部(130a)は、シール部材(120)との接触面として、凹部に対応する断面V字状の円環状の凸部を有する。この構成では、シール部材(120)及び押圧部(130a)の軸心がずれることが抑制される。
本開示のシール構造によれば、キャビテーションの発生を抑制できる。
以下、一例のシール構造を有する往復動ポンプについて、添付図面を参照しながら説明する。本明細書では、一例の往復動ポンプとして、往復動部材を構成するプランジャが水平方向に3列並設された、いわゆる横型3連プランジャポンプについて説明する。なお、以下の説明において、「上」、「下」は、往復動ポンプが水平面に載置された状態を基準として定義され、「前」、「後」は、往復動部材の軸方向を基準として、ポンプ室側が前、クランクケース側が後として定義されている。「左」、「右」は、水平面に載置された往復動ポンプの前後方向を基準としている。
図1は、往復動ポンプを構成する3つのプランジャポンプのうちの1つを示す断面図である。一例の往復動ポンプ1では、図1に示すポンプ構成が左右方向(図の紙面に垂直な方向)に3つ並設されている。図2は、図1の部分拡大図である。図1に示すように、往復動ポンプ1は、往復動部材40がシリンダ部内を往復動することによって、シリンダ部の先端に設けられたポンプ室32でポンプ作用を行う。
往復動ポンプ1は、クランクケース10と、第1マニホールド20と、第2マニホールド30とを有している。クランクケース10、第1マニホールド20及び第2マニホールド30は、クランクケース10に対して第1マニホールド20を介して第2マニホールド30が複数の締結手段(例えばボルト等)により固定されることによって、一体に連結されている。なお、図1及び図2において、一点鎖線で示される往復動部材40の軸線よりも上側部分には、往復動部材40が前進して上死点に位置した状態が示され、軸線よりも下側部分には、往復動部材40が後退して下死点に位置した状態が示されている。
クランクケース10は中空に構成されている。クランクケース10内には、クランク軸12、クランク軸12に回転可能に連結されたコンロッド13、コンロッド13にプランジャロッド41を回転可能に連結するピストンピン15等が配置され、これらにより、往復動部材40を軸線に沿って往復駆動させる駆動部が構成されている。なお、プランジャロッド41は、往復動部材40の後半分を構成している。
クランクケース10は、シリンダ部11を含む。シリンダ部11は、円筒状をなしており、クランク軸12の軸方向に直交する軸方向を有する。シリンダ部11の内側には、ピストンピン15と、コンロッド13の先端とが配置され得る。
クランクケース10内には、駆動部の潤滑・冷却用のオイルが充填されている。シリンダ部11の第1マニホールド20側の端部には、クランクケース10内のオイルの漏出を防止するためのオイルシール16が配置されている。オイルシール16は、往復動部材40を構成するプランジャロッド41の外周面に液密に摺接する。そして、クランク軸12が回転することによってコンロッド13及びピストンピン15を介して、往復動部材40が前後方向に往復動する。
第1マニホールド20は、クランクケース10の前端に配置されている。また、第2マニホールド30は、第1マニホールド20の前端に配置されている。第1マニホールド20は、シリンダ部11と中心軸を共通にするシリンダ部21を有している(図2参照)。シリンダ部21は、第1マニホールド20を前後方向に貫通している。シリンダ部21内には、往復動部材40の前半側を構成するプランジャ43が配置されている。プランジャ43は、クランク軸12の回転に伴い、シリンダ部21内を前後方向に往復動する。
図2に示すように、シリンダ部21の内周面21aには、軸心に向かって突出する円環状の段部22が形成されている。図示例の段部22は、断面視において、軸方向に垂直な前面22aと、後方に向かって拡径する後面22bとを有する。シリンダ部21において、段部22の後方には、Uパッキン等の円環状の低圧シール23が配置されている。低圧シール23は、シリンダ部21の内周面21aとプランジャ43の外周面43aとの間をシールしている。
シリンダ部21の前端には、第2マニホールド30に接続される連通管25(規制部材)が設けられている。連通管25は、例えば金属等よって円筒状に形成されている。連通管25は、所定の長さだけシリンダ部21から前方に突出するようにシリンダ部21に嵌合されている。図示例では、シリンダ部21の前端において、径方向の外側に凹む段部21bが形成されている。また、連通管25の前後方向の中央には、径方向の外側に突出する円環状の段部25aが形成されている。シリンダ部21の前側から連通管25がシリンダ部21内に嵌入されると、連通管25の段部25aとシリンダ部21の段部21bとが互いに当接することで、連通管25の位置決めがなされる。これにより、連通管25の後端からシリンダ部21の段部22までの距離が定まる。また、第1マニホールド20から前方に突出する連通管25の距離が定まる。連通管25の後端には、Oリング25bが設けられている。連通管25の外周とシリンダ部21の内周との間は、このOリング25bによってシールされている。
連通管25と段部22との間には、シール構造体(シール構造)100が配置されている。シール構造体100は、段部22の前側において、シリンダ部21の内周面21aとプランジャ43の外周面43aとの間をシールしている。シール構造体100は、低圧シール23よりも高い耐圧性を有する。
また、第1マニホールド20は、例えば水等の使用液体を導入するための吸入口28を有する(図1参照)。吸入口28は、第2マニホールド30に形成された流路31に連通する。図示例の吸入口28は、シリンダ部21よりも下側に位置している。
第1マニホールド20及び第2マニホールド30は、ポンプ室32を有する。図示例において、ポンプ室32には、連通管25が嵌入されている。すなわち、連通管25が第2マニホールド30内と第1マニホールド20内とに跨って収容されていることで、第2マニホールド30と第1マニホールド20とは、連通管25を介して接続されている。連通管25の前端には、Oリング25cが設けられている。連通管25の外周とポンプ室32の内周との間は、このOリング25cによってシールされている。
第2マニホールド30の流路31は、第1マニホールド20の吸入口28に連通するとともに、第2マニホールド30に形成された吐出口38にも連通する。すなわち、流路31は、吸入口28と吐出口38とを接続している。また、流路31は、吸入口28から吐出口38までの間の位置でポンプ室32にも連通している。図示例の流路31は、第2マニホールド30の下部において後方に開口しており、当該開口31aによって吸入口28に連通している。また、流路31は、上下方向に延在しており、上下方向の中央に形成された開口31bにおいてポンプ室32に連通し、上部に形成された開口31cおいて吐出口38に連通している。
流路31内には、吸水用の弁組立体50と吐出用の弁組立体70とが収容されている。一例の弁組立体50は、筒状の弁座51と、弁座51をシールする弁52と、弁52を弁座51に向けて付勢する付勢部材(圧縮コイルばね)53と、付勢部材53及び弁52を収容する収容体55と、を含む。弁組立体50は、弁52がポンプ室32に連通する開口31bと吸入口に連通する開口31aとの間に位置するように流路内に配置される。
また、一例の弁組立体70は、筒状の弁座71と、弁座71をシールする弁72と、弁72を弁座71に向けて付勢する付勢部材(圧縮コイルばね)73と、付勢部材73及び弁72を収容する収容体75と、を含む。弁組立体70は、弁72がポンプ室32に連通する開口31bと吐出口38に連通する開口31cとの間に位置するように流路内に配置される。
シール構造体100について、さらに説明する。シール構造体100は、円柱状の内部空間を形成するシリンダ部(空間形成部材)21と内部空間内を往復動する円柱状のプランジャ43(往復動部材)との間に配置されることにより、シール構造を構成する。なお、図示例においては、シリンダ部21の内周面21aと、シリンダ部21に形成された段部22の前面22aと、連通管25の後面25dとによって円柱状の内部空間が画成されている。
図2に示すように、シール構造体100は、バックアップリング110と、第1グランドパッキン120Aと、第2グランドパッキン120Bと、アダプタ130と、圧縮コイルバネ140と、を備えている。バックアップリング110は、円環状を呈する部材であり、例えば、ポリアセタール(POM)、フッ素樹脂等の樹脂材料によって形成されている。バックアップリング110の径方向に沿った断面は、矩形状を呈している。バックアップリング110の後端面は、シリンダ部21の内部空間に形成された段部22の前面22aに接触している。バックアップリングの外周面は、シリンダ部21の内周面21aに接触している。バックアップリング110の内周面とプランジャ43の外周面43aとの間には僅かなクリアランスが形成されていてよい。
第1グランドパッキン120Aと第2グランドパッキン120Bとは、互いに同形状を呈している。互いに区別しない場合、第1グランドパッキン120Aと第2グランドパッキン120Bとをグランドパッキン120と称する。グランドパッキン120は、円環状を呈する部材であり、例えば、ニトリルゴム(NBR)、フッ素ゴム(FPM)等の材料(ゴム材料、樹脂材料等)によって形成されている。グランドパッキン120は、バックアップリング110よりも高い可撓性(弾性)を有していてよい。グランドパッキン120の径方向に沿った断面は矩形状を呈している。グランドパッキン120の外周面はシリンダ部21の内周面21aに接触している。グランドパッキン120の内周面は、プランジャ43の外周面43aに接触していてよい。第1グランドパッキン120Aはバックアップリング110に隣接して配置されており、第1グランドパッキン120Aと第2グランドパッキン120Bとは軸方向に沿って並設されている。すなわち、第1グランドパッキン120Aの後端面は、バックアップリング110の前面に接触しており、第2グランドパッキン120Bの後端面は第1グランドパッキン120Aの前端面に接触している。
アダプタ130は、第2グランドパッキン120Bに隣接して配置されている。アダプタ130は、バックアップリング110と同じ樹脂材料によって形成されていてよい。アダプタ130は、押圧部130aとカラー部130bとを含む。押圧部130aの径方向に沿った断面は矩形状を呈している。押圧部130aの後端面は、第2グランドパッキン120Bの前面に接触している。押圧部130aの外周面は、シリンダ部21の内周面21aに接触している。押圧部130aの内周面とプランジャ43の外周面43aとの間には僅かなクリアランスが形成されていてよい。
カラー部130bは、円筒状を呈している。カラー部130bは、押圧部130aの前面に連続して形成されている。すなわち、カラー部130bと押圧部130aとは互いに一体に構成されている。カラー部130bの内周面は、押圧部130aの内周面に対して面一であってよい。また、カラー部130bの外周面は、シリンダ部21の内周面21aから離間している。すなわち、カラー部130bの外径は、押圧部130aの外径(シリンダ部21の内径)よりも小さい。カラー部130bの前端は、連通管25の後面25dに当接しており、カラー部130bは、後面25dによって後側に向けて押圧されている。このように、連通管25は、カラー部130bの位置決めを行う規制部材として機能している。
圧縮コイルバネ140は、軸方向において押圧部130aと連通管25との間に配置されている。図示例の圧縮コイルバネ140は、カラー部130bの外方において、押圧部130aに隣接して配置されている。すなわち、カラー部130bは、圧縮コイルバネ140とプランジャ43とを隔てるように、圧縮コイルバネ140の内方に配置されている。換言すると、圧縮コイルバネ140が配置されている空間とプランジャ43が往復動するポンプ室32とは、カラー部130bによって隔離されている。
自然状態(すなわち、無負荷の状態)において、圧縮コイルバネ140の軸方向の長さは、カラー部130bの軸方向の長さよりも長くなるように形成されている。連通管25と段部22との間にシール構造体100が配置され、圧縮コイルバネ140の前端の位置が連通管25によって規制された状態では、圧縮コイルバネ140が圧縮されることにより、軸方向における圧縮コイルバネ140の長さは、軸方向におけるカラー部130bの長さに等しくなっている。この状態において、圧縮コイルバネ140は、押圧部130a(アダプタ130)を後側に向けて付勢(押圧)する。
以上説明のとおり、一例の往復動ポンプは、円柱状の内部空間を画成する内周面21aを有するシリンダ部21と、シリンダ部21の内部空間内を軸方向に往復動する円柱状のプランジャ43と、を備える。往復動ポンプは、内部空間に配置された円環状のグランドパッキン120(シール部材)と、グランドパッキン120に隣接して配置され、グランドパッキン120を軸方向に押圧する円環状の押圧部130aと、押圧部130aに隣接して配置された圧縮コイルバネ140と、を備える。圧縮コイルバネ140とプランジャ43とを隔てるように、円筒状のカラー部130bが圧縮コイルバネ140の内方に配置されている。
上記往復動ポンプでは、シリンダ部21(内部空間形成部材)によって形成される円柱状の内部空間のうち、グランドパッキン120よりも軸方向の前側の領域に、ポンプ室32を構成する空間が形成される。圧縮コイルバネ140の内方に円筒状のカラー部130bが配置されているため、圧縮コイルバネ140が配置されている空間とポンプ室32を構成する空間とが隔離される。これにより、キャビテーションの発生が抑制される。
また、上記のシール構造においては、実質的にポンプ室32の容積が大きくなることが抑制される。これにより、ポンプの圧縮比が高くなり、吸水効率を向上させることができる。さらに、径方向(軸方向に交差する方向)における圧縮コイルバネ140のずれの発生が抑制される。この場合、グランドパッキン120に対する圧縮コイルバネ140による荷重位置が偏芯することを抑制できる。また、圧縮コイルバネ140がプランジャ43に接触することが防止される。
一例において、シリンダ部21の内部空間には、圧縮コイルバネ140の位置を規制するための連通管25(規制部材)が配置されている。連通管25が圧縮コイルバネ140の位置を規制している状態で、軸方向における圧縮コイルバネ140の長さは、軸方向におけるカラー部130bの長さに等しい。この構成では、圧縮コイルバネ140だけでなく、カラー部130bも押圧部130aを軸方向に押圧するため、圧縮コイルバネ140の線径を小さくすることが可能となる。
図3は、他の例のシール構造を説明するための断面図である。図3に示す往復動ポンプは、シール構造体100に代えてシール構造体200を有する。シール構造体200は、メスアダプタ(バックアップリング)210と、第1のVパッキン220Aと、第2のVパッキン220Bと、オスアダプタ230と、圧縮コイルバネ140と、を有する。
メスアダプタ210は、円環状を呈する部材であり、バックアップリング110と同様の樹脂材料によって形成されている。メスアダプタ210の後端面は、シリンダ部21の内部空間に形成された段部22に接触しており、平坦状に形成されている。メスアダプタ210の外周面はシリンダ部21の内周面21aに接触している。メスアダプタ210の内周面とプランジャ43の外周面43aとの間には僅かなクリアランスが形成されていてよい。メスアダプタ210の前面には、後方に向かって凹状に形成された断面V字状の溝(凹部)211が形成されている。
第1のVパッキン220Aと第2のVパッキン220Bとは、互いに同形状を呈している。互いに区別しない場合、第1のVパッキン220Aと第2のVパッキン220BとをVパッキン220と称する。Vパッキン220は、円環状を呈する部材であり、グランドパッキン120と同様の樹脂材料によって形成されている。Vパッキン220の外周面はシリンダ部21の内周面21aに接触している。Vパッキン220の内周面は、プランジャ43の外周面43aに接触していてよい。第1のVパッキン220Aはメスアダプタ210に隣接して配置されており、第1のVパッキン220Aと第2のVパッキン220Bとは軸方向に沿って並設されている。すなわち、第1のVパッキン220Aの後端面は、メスアダプタ210の前面に接触しており、第2のVパッキン220Bの後端面は第1のVパッキン220Aの前端面に接触している。Vパッキン220の径方向に沿った断面は略V字状を呈している。すなわち、Vパッキン220の後面は、後方に向かって凸状に形成された断面V字状の凸部222を有し、Vパッキン220の前面は、後方に向かって凹状に形成された断面V字状の溝(凹部)221を有する。Vパッキン220の凸部222の形状は、メスアダプタ210の溝211の形状に対応している。したがって、Vパッキン220がメスアダプタ210に向けて押圧された場合、凸部222は溝211に密接する。また、Vパッキン220の凸部222の形状は、Vパッキン220の溝221の形状にも対応している。したがって、第2のVパッキン220Bが第1のVパッキン220Aに向けて押圧された場合、第2のVパッキン220Bの凸部222は、第1のVパッキン220Aの溝221に密接する。
オスアダプタ230は、第2のVパッキン220Bに隣接して配置されている。オスアダプタ230は、メスアダプタ210と同じ樹脂材料によって形成されていてよい。オスアダプタ230は、押圧部230aとカラー部230bとを含む。押圧部230aの後端面は、第2のVパッキン220Bの前面に接触している。押圧部230aの外周面は、シリンダ部21の内周面21aに接触している。押圧部230aの内周面とプランジャ43の外周面43aとの間には僅かなクリアランスが形成されていてよい。押圧部230aの後面には、後方に向かって凸状に形成された断面V字状の凸部231が形成されている。押圧部230aの凸部231の形状は、第2のVパッキン220Bの溝221の形状に対応している。したがって、押圧部230aが第2のVパッキン220Bに向けて押圧された場合、凸部231は溝221に密接する。
カラー部230bは、円筒状を呈している。カラー部230bは、押圧部230aの前面に連続して形成されている。すなわち、カラー部230bと押圧部230aとは互いに一体に構成されている。カラー部230bの内周面は、押圧部230aの内周面に対して面一になっている。また、カラー部230bの外周面は、シリンダ部21の内周面21aから離間している。すなわち、カラー部230bの外径は、押圧部230aの外径よりも小さい。カラー部230bの前端は、連通管25の後面25dによって後側に向けて押圧されている。
図示例の圧縮コイルバネ140は、カラー部230bの外方において、押圧部230aに隣接して配置されている。すなわち、カラー部230bは、圧縮コイルバネ140とプランジャ43とを隔てるように、圧縮コイルバネ140の内方に配置されている。換言すると、圧縮コイルバネ140が配置されている空間とプランジャ43が往復動するポンプ室32とは、カラー部230bによって隔離されている。
自然状態において、圧縮コイルバネ140の軸方向の長さは、カラー部230bの軸方向の長さよりも長くなるように形成されている。連通管25と段部22との間にシール構造体200が配置され、圧縮コイルバネ140の前端の位置が連通管25によって規制された状態では、圧縮コイルバネ140が圧縮されることにより、軸方向における圧縮コイルバネ140の長さは、軸方向におけるカラー部230bの長さに等しくなっている。この状態において、圧縮コイルバネ140は、押圧部230a(オスアダプタ230)を後側に向けて付勢する。
以上のとおり、図3に示す形態において、Vパッキン220は、押圧部230aとの接触面として断面V字状の円環状の溝221を有し、押圧部230aは、Vパッキン220との接触面として、溝221に対応する断面V字状の円環状の凸部231を有する。この構成では、Vパッキン220と押圧部230aとの互いの軸心がずれることが抑制される。また、Vパッキン220の溝221に圧縮コイルバネ140の荷重が確実に作用するため、Vパッキン220の偏摩耗が抑制され、Vパッキン220の耐久性が向上する。
図4は、さらに他の例のシール構造を説明するための断面図である。図4に示す往復動ポンプは、シール構造体100に代えてシール構造体300を有する。シール構造体300は、バックアップリング110と、第1グランドパッキン120Aと、第2グランドパッキン120Bと、押圧部材330aと、カラー部材330bと、圧縮コイルバネ140と、を有する。なお、図4の往復動ポンプは、連通管25に代えて連通管325を有する。
連通管325は、段部325fを有する点のみにおいて、連通管25と相違している。段部325fは、連通管325の後面325dの内縁に沿って形成されている。段部325fは、断面矩形状を呈しており、後面325dから前側に向かって凹んでいる。
押圧部材330aは、円環状を呈している。押圧部材330aの径方向に沿った断面は略矩形状を呈している。押圧部材330aの後端面は、第2グランドパッキン120Bの前面に接触している。押圧部材330aの外周面は、シリンダ部21の内周面21aに接触している。押圧部材330aの内周面とプランジャ43の外周面43aとの間には僅かなクリアランスが形成されていてよい。押圧部材330aの前面332には、段部331が形成されている。段部331は、前面332の内周に沿って形成されている。段部331は、断面矩形状を呈しており、前面332から後側に向かって凹んでいる。
カラー部材330bは、カラー部130bと同様に円筒状を呈しており、圧縮コイルバネ140の内方に配置されている。また、カラー部材330bは、押圧部130aの段部331と連通管325の段部325fとの間に配置されている。カラー部材330bの内周面は、押圧部材330aの内周面と面一になっている。また、カラー部材330bの外周面は、シリンダ部21の内周面21aから離間している。すなわち、カラー部材330bの外径は、押圧部材330aの外径よりも小さい。
図2の例では、カラー部130bと押圧部130aとが一体的に形成されることにより、アダプタ130が構成されているが、図4に示すように、カラー部130b(カラー部材330b)と押圧部130a(押圧部材330a)とは互いに別体として構成されてもよい。なお、図2の例のように、押圧部130aとカラー部130bとが互いに一体になっている構成では、部品点数の削減により、製造工程の効率化を図ることができる。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示の具体的形態は上記の例に限定されない。例えば、本開示のシール構造が適用される対象は、ポンプ室に隣接したシリンダ内だけでなく、他の部分に配置されたシリンダ内であってもよい。
図4においては、図2におけるアダプタ130のカラー部130bと押圧部130aとが別体に構成された一例を示したが、例えば、図3におけるオスアダプタ230を構成しているカラー部230bと押圧部230aとが互いに別体に構成されてもよい。また、カラー部は、連通管の一部として形成されてもよい。すなわち、連通管は、圧縮コイルバネの内方に配置される円筒状のカラー部を含んでもよい。
また、シール構造体が連通管の後端とシリンダ部の段部との間に挟持されている例を示したが、シール構造体は対向する2つの面同士の間に挟持されていればよく、どのような面同士の間に配置されるかは、シール構造体が適用される対象によって適宜変更されてよい。
本開示に例示される実施形態は以下のように記載され得る。
[形態1]
円柱状の内部空間を形成する空間形成部材(21)と前記内部空間内を軸方向に往復動する円柱状の往復動部材(40)との間に配置されるシール構造であって、
前記内部空間に配置された円環状のシール部材(120)と、
前記シール部材(120)に隣接して配置され、前記シール部材(120)を軸方向に押圧する円環状の押圧部(130a)と、
前記押圧部(130a)に隣接して配置された圧縮コイルバネ(140)と、を備え、
前記圧縮コイルバネ(140)と前記往復動部材(40)とを隔てるように、円筒状のカラー部(130b)が前記圧縮コイルバネ(140)の内方に配置されている、シール構造。
[形態2]
前記押圧部(130a)と前記カラー部(130b)とは、互いに一体になっている、形態1に記載のシール構造。
[形態3]
前記押圧部(130a)と前記カラー部(130b)とは、互いに別体として構成されている、形態1に記載のシール構造。
[形態4]
前記内部空間には、前記圧縮コイルバネ(140)の位置を規制するための規制部材(25)が配置され、
前記規制部材(25)が前記圧縮コイルバネ(140)を規制している状態で、前記軸方向における前記圧縮コイルバネ(140)の長さは、前記軸方向における前記カラー部(130b)の長さに等しい、形態1~3のいずれかに記載のシール構造。
[形態5]
前記シール部材(120)は、前記押圧部(130a)との接触面として断面V字状の円環状の凹部を有し、
前記押圧部(130a)は、前記シール部材(120)との接触面として、前記凹部に対応する断面V字状の円環状の凸部を有する、形態1~4のいずれかに記載のシール構造。
[形態6]
円柱状の内部空間を画成する内周面(21a)を有するシリンダ部(21)と、
前記シリンダ部(21)の前記内部空間内を軸方向に往復動する円柱状のプランジャ(43)と、を備える、往復動ポンプであって、
前記内部空間に配置された円環状のシール部材(120)と、
前記シール部材(120)に隣接して配置され、前記シール部材(120)を前記軸方向に押圧する円環状の押圧部(130a)と、
前記押圧部(130a)に隣接して配置された圧縮コイルバネ(140)と、を備え、
前記圧縮コイルバネ(140)と前記プランジャ(43)とを隔てるように、円筒状のカラー部(130b)が前記圧縮コイルバネ(140)の内方に配置されている、往復動ポンプ。
[形態1]
円柱状の内部空間を形成する空間形成部材(21)と前記内部空間内を軸方向に往復動する円柱状の往復動部材(40)との間に配置されるシール構造であって、
前記内部空間に配置された円環状のシール部材(120)と、
前記シール部材(120)に隣接して配置され、前記シール部材(120)を軸方向に押圧する円環状の押圧部(130a)と、
前記押圧部(130a)に隣接して配置された圧縮コイルバネ(140)と、を備え、
前記圧縮コイルバネ(140)と前記往復動部材(40)とを隔てるように、円筒状のカラー部(130b)が前記圧縮コイルバネ(140)の内方に配置されている、シール構造。
[形態2]
前記押圧部(130a)と前記カラー部(130b)とは、互いに一体になっている、形態1に記載のシール構造。
[形態3]
前記押圧部(130a)と前記カラー部(130b)とは、互いに別体として構成されている、形態1に記載のシール構造。
[形態4]
前記内部空間には、前記圧縮コイルバネ(140)の位置を規制するための規制部材(25)が配置され、
前記規制部材(25)が前記圧縮コイルバネ(140)を規制している状態で、前記軸方向における前記圧縮コイルバネ(140)の長さは、前記軸方向における前記カラー部(130b)の長さに等しい、形態1~3のいずれかに記載のシール構造。
[形態5]
前記シール部材(120)は、前記押圧部(130a)との接触面として断面V字状の円環状の凹部を有し、
前記押圧部(130a)は、前記シール部材(120)との接触面として、前記凹部に対応する断面V字状の円環状の凸部を有する、形態1~4のいずれかに記載のシール構造。
[形態6]
円柱状の内部空間を画成する内周面(21a)を有するシリンダ部(21)と、
前記シリンダ部(21)の前記内部空間内を軸方向に往復動する円柱状のプランジャ(43)と、を備える、往復動ポンプであって、
前記内部空間に配置された円環状のシール部材(120)と、
前記シール部材(120)に隣接して配置され、前記シール部材(120)を前記軸方向に押圧する円環状の押圧部(130a)と、
前記押圧部(130a)に隣接して配置された圧縮コイルバネ(140)と、を備え、
前記圧縮コイルバネ(140)と前記プランジャ(43)とを隔てるように、円筒状のカラー部(130b)が前記圧縮コイルバネ(140)の内方に配置されている、往復動ポンプ。
1…往復動ポンプ、21…シリンダ部(空間形成部材)、40…往復動部材、100…シール構造体(シール構造)、120…グランドパッキン(シール部材)、130a…押圧部、130b…カラー部、140…圧縮コイルバネ。
Claims (6)
- 円柱状の内部空間を形成する空間形成部材(21)と前記内部空間内を軸方向に往復動する円柱状の往復動部材(40)との間に配置されるシール構造であって、
前記内部空間に配置された円環状のシール部材(120)と、
前記シール部材(120)に隣接して配置され、前記シール部材(120)を軸方向に押圧する円環状の押圧部(130a)と、
前記押圧部(130a)に隣接して配置された圧縮コイルバネ(140)と、を備え、
前記圧縮コイルバネ(140)と前記往復動部材(40)とを隔てるように、円筒状のカラー部(130b)が前記圧縮コイルバネ(140)の内方に配置されている、シール構造。 - 前記押圧部(130a)と前記カラー部(130b)とは、互いに一体になっている、請求項1に記載のシール構造。
- 前記押圧部(130a)と前記カラー部(130b)とは、互いに別体として構成されている、請求項1に記載のシール構造。
- 前記内部空間には、前記圧縮コイルバネ(140)の位置を規制するための規制部材(25)が配置され、
前記規制部材(25)が前記圧縮コイルバネ(140)を規制している状態で、前記軸方向における前記圧縮コイルバネ(140)の長さは、前記軸方向における前記カラー部(130b)の長さに等しい、請求項1に記載のシール構造。 - 前記シール部材(120)は、前記押圧部(130a)との接触面として断面V字状の円環状の凹部を有し、
前記押圧部(130a)は、前記シール部材(120)との接触面として、前記凹部に対応する断面V字状の円環状の凸部を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載のシール構造。 - 円柱状の内部空間を画成する内周面(21a)を有するシリンダ部(21)と、
前記シリンダ部(21)の前記内部空間内を軸方向に往復動する円柱状のプランジャ(43)と、を備える、往復動ポンプであって、
前記内部空間に配置された円環状のシール部材(120)と、
前記シール部材(120)に隣接して配置され、前記シール部材(120)を前記軸方向に押圧する円環状の押圧部(130a)と、
前記押圧部(130a)に隣接して配置された圧縮コイルバネ(140)と、を備え、
前記圧縮コイルバネ(140)と前記プランジャ(43)とを隔てるように、円筒状のカラー部(130b)が前記圧縮コイルバネ(140)の内方に配置されている、往復動ポンプ。
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