JP2014225602A - 電子部品の実装装置及び実装方法 - Google Patents

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義浩 泉
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Abstract

【課題】この発明は簡単な構成で確実に液晶パネルに電子部品を本圧着できる実装装置を提供することにある。【解決手段】搬送手段2によって搬送位置決めされた液晶パネルの電子部品12が貼着された側辺部の下面を支持するバックアップツール14と、バックアップツールによって下面が支持された液晶パネルの側辺部の上面に貼着された液晶パネルを加圧加熱して実装する圧着ツール15と、圧着ツールによって液晶パネルを実装するときに液晶パネルの側辺部の上面と圧着ツールとの間にシート33を供給する供給リール32と、供給リールによって液晶パネルの側辺部の上面と圧着ツールとの間に供給されたシートを巻き取る巻き取りリール27と、圧着ツールによってシートを介して電子部品を加圧加熱して液晶パネルの側辺部に実装する際、巻き取りリール或いは供給リールのどちらか一方を他方に接近する方向に駆動してシートを弛ませるリニア駆動源23を具備する。【選択図】図1

Description

この発明は複数の電子部品を加圧加熱して圧着する電子部品の実装装置及び実装方法に関する。
たとえば、基板としての液晶セルには接着材料としての異方性導電部材を介して駆動・制御用のTCP(Tape Carrier Package)やICなどの電子部品が圧着される。
これは、上記液晶セルの側辺部の上面にはテープ状で、両面に粘着性を有する上記異方性導電部材を貼着し、この異方性導電部材上に複数の電子部品を所定間隔で仮圧着した後、本圧着するようにしている。
上記液晶セルに電子部品を仮圧着したり本圧着する場合に用いられる実装装置は、周知のように装置本体を有し、この装置本体にはバックアップツール及びこのバックアップツールの上方に上下方向に駆動される圧着ツールが設けられている。
側辺部に上記電子部品が貼着された液晶セルはX、Y及びZ方向に駆動される載置テーブルに供給載置され、その側辺部の下面がバックアップツールの上端面に支持されるよう位置決めされる。ついで、上記圧着ツールを下降方向に駆動することで、上記電子部品を上記液晶セルに仮圧着或いは本圧着するようにしている。
上記液晶セルに電子部品を本圧着する場合、加熱された上記バックアップツールと上記圧着ツールによって異方性導電部材が加熱硬化させる。そのため、電子部品が圧着ツールによって加圧加熱されると、溶融した異方性導電部材の一部が硬化する前に電子部品からはみ出して上記圧着ツールに付着することがある。
上記圧着ツールに異方性導電部材が付着すると、圧着ツールによって電子部品を均一に加圧することができなくなる加圧不良を招いたり、圧着ツールに付着した異方性導電部材が電子部品に転移して汚れの原因になるなどのことがあり、好ましくない。
そこで、電子部品を本圧着する場合、電子部品と圧着ツールとの間にシリコーン樹脂やフッ素樹脂などの耐熱性を有する材料によって形成されたシートを介在させる。それによって、電子部品を加圧加熱する際、溶融した異方性導電部材が圧着ツールに付着するのを防止するようにしている。
上記液晶セルに電子部品を本圧着する際、電子部品と圧着ツールとの間に介在するシートは、上記圧着ツールによって電子部品が仮圧着された液晶セルの側辺部に、上記電子部品とともに加圧されることになる。
そのため、電子部品を本圧着するときには上記シートを弛ませ、その弛ませた部分を上記電子部品に接触させるようにしている。上記圧着ツールが上記シートを介して電子部品を加圧加熱するとき、上記シートに張力が加わり、その張力が上記液晶セルに位置決めされて仮圧着された電子部品に作用するのが、上記シートを弛ませていることで防止されるから、上記電子部品が液晶セル上でずれ動くことなく、精密に位置決めされた状態で圧着することができる。
従来、上述のようなシートを利用する場合、上記シートが巻装された供給リールとこの供給リールに巻装されたシートを巻き取る巻き取りリールが上記圧着ツールを挟んで設けられ、圧着ツールを潜るように供給リールから巻き取りリールにシートがセットされる。
このようなシートの供給は、カセットを用いて行なわれることも有った。それは、上記カセットにはシートが巻装された供給リールと、この供給リールに巻装されたシートを巻き取る巻き取りリールが設けられていて、予め供給リールから巻き取りリールにシートがセットされているカセットを交換することで、使用済みシートの回収と新しいシートの供給を行うものである。
上記カセットは上記装置本体に設けられたレール上に供給されて位置決めされる。それによって、上記シートの上記供給リールと上記巻き取りリールの間に位置する部分が上記載置テーブルによって位置決めされた上記液晶セルの側辺部の上方に位置する。この側辺部の下面はバックアップツールよって支持される。
このようにして、上記カセットに対して上記液晶セルが位置決めされたならば、上記巻き取りリールを巻き取り方向と逆方向に回転駆動し、上記シートが上記液晶セルの側辺部に貼着された電子部品に接触するよう弛ませる。
ついで、位置決めされた上記液晶セルの側辺部の上方に位置する圧着ツールを下降させ、上記液晶セルの側辺部に貼着された電子部品を、上記シートを介して加圧加熱して上記液晶セルに実装するようにしている。
実装が終了したならば、上記圧着ツールを上昇させるとともに、上記巻き取りリールによってシートを巻き取り、電子部品が本圧着された液晶セルを新たな液晶セルに交換し、上述した実装が繰り返して行なわれることになる。
特開2009−111253号公報
ところで、上述のような実装を繰り返す場合、基板の交換に際し邪魔にならないように上記シートは圧着される電子部品近傍から退避させる必要がある。これは、バックアップツールを含めて基板側を下げるようにする、あるいは上記シートの供給巻き取り機構一式を上に上げる様にする等が考えられるが、装置が複雑となってしまう。
また、弛みが無くなるまで巻き上げることも考えられる。この場合、退避のために巻き上げた分をまた弛ませるために巻き戻すようになる。リールに巻装したシートの場合、その使用状況によりリール内のシートの直径は変化する。つまり、新しい場合は直径が大きく、使用するに連れて直径は小さくなる。同時に巻き取り側のリールでは直径が小さく始まり、使用するに連れて大きくなることになる。
したがって、弛みの量に対する巻取りの量は常に変動するので、弛みが無くなるまで巻き上げる及び巻き戻す場合に、シートの使用量あるいはリールの回転量を計測するようにしてリール内のシートの直径に合わせて回転量を制御する必要がある。
さらに、巻き取りリールから繰り出されるシートの長さ、つまりシートの弛み量をセンサによって検出し、その検出に基づいて上記巻き取りリールの回転を制御して上記シートの弛み量が適正になるよう設定するということや、弛ませたシートを上記巻き取りリールによって巻き取る際にも、センサによってシートの弛みがなくなることを検出し、その検出後に上記シートの未使用の部分を繰り出すということも考えられる。
しかしながら、実装に応じて圧着で使用した部分を圧着分のみ送る場合には、やはりリール内のシートの直径に合わせて制御する必要がある。
したがって、従来の実装装置では、リール内のシートの直径を検出する手段及び回転量制御機構を必要とするから、構成の複雑化を招くということがあった。しかも、上記巻き取りリールの回転を制御しながら、シートを電子部品に接触する所定の状態に弛ませたり、シートの新たな部分を繰り出すために弛ませたシートを巻き取るときにも、上記巻き取りリールの回転を制御しながら行なわなければならなかった。そのため、それらの動作に時間が掛かり、生産性を十分に向上させることができないということがあった。
この発明は、簡単な構成で、しかも迅速にシートを基板に仮圧着された電子部品に接触するよう弛ませたり、弛ませたシートを弛みのない状態に戻すことができるようにした電子部品の実装装置及び実装方法を提供することにある。
この発明は、基板の側辺部の上面に異方性導電部材によって電子部品を実装する電子部品の実装装置であって、
基板を搬送位置決めする搬送手段と、
この搬送手段によって搬送位置決めされた上記基板の上記電子部品を実装する側辺部の下面を支持するバックアップツールと、
このバックアップツールによって下面が支持された上記基板の側辺部の上面に上記電子部品を加圧加熱して実装する圧着ツールと、
上記圧着ツールによって上記電子部品を実装するときに上記基板の側辺部の上面と上記圧着ツールとの間にシートを供給する供給リールと、
この供給リールによって上記基板の側辺部の上面と上記圧着ツールとの間に供給された上記シートを巻き取る巻き取りリールと、
上記圧着ツールによって上記シートを介して上記電子部品を加圧加熱して上記基板の側辺部に実装する際、上記巻き取りリール或いは上記供給リールのどちらか一方を他方に接近する方向に駆動して上記シートを弛ませるリニア駆動手段と
を具備したことを特徴とする電子部品の実装装置にある。
この発明は、基板の側辺部の上面に異方性導電部材によって電子部品を実装する電子部品の実装方法であって、
基板を搬送位置決めする工程と、
搬送位置決めされた上記基板の上記電子部品を実装する側辺部の下面をバックアップツールによって支持する工程と、
上記バックアップツールによって下面が支持された上記基板の側辺部の上面に上記電子部品を圧着ツールによって加圧加熱して実装する工程と、
上記圧着ツールによって上記電子部品を実装するときに上記基板の側辺部の上面と上記圧着ツールとの間にシートを供給する工程と、
上記供給リールによって上記基板の側辺部の上面と上記圧着ツールとの間に供給された上記シートを巻き取りリールによって巻き取る工程と、
上記圧着ツールによって上記シートを介して上記電子部品を加圧加熱して上記基板の側辺部に実装する際、上記巻き取りリール或いは上記供給リールのどちらか一方を他方に接近する方向に駆動して上記シートを弛ませる工程と
を具備したことを特徴とする電子部品の実装方法にある。
この発明によれば、巻き取りリール或いは供給リールのどちらかを他方に接近する方向に駆動することによってシートを弛ませることができる。そのため、上記巻き取りリール或いは供給リールどちらか予め設定された距離だけ直線駆動すればよいから、簡単な構成で確実に上記シートを弛ませることが可能となる。
この発明の第1の形態を示す実装装置の正面図。 図1に示す実装装置に設けられる巻き取りリールと供給リールを示す平面図。 基板としての液晶セルを示す平面図。 上記巻き取りリールと供給リールとの間に設けられたシートが張設された状態を示す説明図。 上記巻き取りリールと供給リールとの間に設けられたシートを弛ませた状態を示す説明図。 この発明の第2の実施の形態を示し、第1の係合軸と第2の係合軸との軸間距離をL1に設定した状態の説明図。 図6の状態から第1の係合軸と第2の係合軸との軸間距離をLに戻した状態の説明図。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1乃至図5はこの発明の第1の実施の形態を示し、図1に示す実装装置は装置本体1を備えている。この装置本体1は水平部1a及びこの水平部1aに立設された垂直部1bを有し、上記水平部1aには搬送手段2が設けられている。
上記搬送手段2は矢印で示すX方向に移動可能であって、上記装置本体1に設けられたX駆動源3によってX方向に駆動されるXテーブル4を有する。このXテーブル4には、X方向と直交するY方向に移動可能に設けられ、Y駆動源5によって駆動されるYテーブル6が設けられている。このYテーブル6にはZ可動体9が上下方向であるZ方向に移動可能に設けられている。このZ可動体9は上記Yテーブル6に設けられたZ駆動源7によって駆動されるようになっている。
上記Z可動体9には回転方向であるθ方向に駆動可能に設けられ、θ駆動源10によって回転方向に駆動される載置テーブル8が設けられている。それによって、上記載置テーブル8はX、Y、Z及びθ方向に駆動されるようになっている。
上記載置テーブル8にはたとえば液晶セルなどの基板Wが側辺部を載置テーブル8の上面から外方へ突出させた状態で供給載置され、真空吸着などの保持手段によって保持されるようになっている。
図3に示すように、上記基板Wの一側部には粘着性を有する異方性導電部材11を介して電子部品としての複数の電子部品12が所定間隔で仮圧着されている。この実施の形態では上記異方性導電部材11は基板Wの側辺部の全長にわたって貼着されている。
図1に示すように、上記装置本体1の水平部1aには、上記載置テーブル8に保持された基板Wの一側部の下面を上端面によって支持するバックアップツール14が設けられている。上記基板Wの側辺部に仮圧着された電子部品12は、基板Wの側辺部の下面が上記バックアップツール14の上端面に支持された状態で、その側辺部に仮圧着された電子部品12が圧着ツール15によって本圧着されるようになっている。
上記圧着ツール15は加圧ヘッド16の下面に設けられている。この加圧ヘッド16は、上記垂直部1bに上下方向に沿って設けられたZリニアガイド17に沿って矢印で示すZ方向に移動可能となっていて、サーボモータやリニアモータなどの加圧用駆動源18によってZ方向に駆動されるようになっている。
図1と図2に示すように、上記装置本体1の垂直部1bの上記Zリニアガイド17の下端よりも下方であって、上記バックアップツール14よりも上方の箇所には、上下方向に離間した2本で対をなす2組のXリニアガイド21が図1に矢印Xで示す方向と水平面内で交差するY方向に所定間隔で、しかも水平に架設されている。
2組の各Xリニアガイド21にはそれぞれ可動体22が移動可能に支持されている。各可動体22のX方向の一端は板状の連結部材24によって連結されている。この連結部材24のY方向の中途部には、リニア駆動手段としてのリニアモータやシリンダなどのリニア駆動源23の駆動軸23aが連結されている。このリニア駆動源23は、上記垂直部1bに取付けられていて、上記駆動軸23aが駆動されることで上記可動体22をX方向に沿って所定の距離で往復駆動するようになっている。
図2に示すように、一方の上記可動体22には駆動軸26が設けられ、この駆動軸26は回転駆動源25によって回転駆動されるようになっている。上記駆動軸26には巻き取りリール27の支軸27aの軸方向の一端が一体に回転するよう着脱可能に連結されるようになっている。上記支軸27aの他端は他方の上記可動体22に設けられた連結軸28に回転可能に支持されるようになっている。
なお、上記巻き取りリール27の長さ寸法は、上記基板Wの電子部品12が仮圧着された側辺の長さ寸法よりもわずかに長く設定されている。
図1と図2に示すように、上記装置本体1の水平部1aの上記搬送手段2を挟んで上記バックアップツール14と対向する位置には正面形状がL字状をなした一対の支持体29が、上記2組のXリニアガイド21と対応する間隔でY方向に離間して立設されている。
L字状の上記支持体29の水平部29aは上記巻き取りリール27の方向に向かって延出されていて、一対の水平部29aの先端部は連結部材30によって連結されている。
上記連結部材30の長手方向両端部には支持ブロック30aが設けられている。
一対の支持ブロック30aにはそれぞれ連結軸31が回転可能に設けられている。一対の連結軸31には供給リール32の支軸32aの軸方向の一端と他端がそれぞれ一体的に回転するよう可能に着脱可能に連結されている。
この実施の形態では、上記リニア駆動源23、上記巻き取りリール27及び上記供給リール32によってシート供給手段20を構成している。
上記供給リール32の上記支軸32aの両端部に設けられた一対の端板32b間には、上記基板Wの電子部品12が仮圧着された側辺部と同等の幅寸法を有するシリコーン樹脂やフッ素樹脂などの耐熱性を有する樹脂からなるシート33が巻装されている。このシート33は、幅方向の両端部を上記一対の支持ブロック30a間に架設された第1の係合軸34に係合させて上記供給リール32から繰り出されるようになっている。
上記供給リール32から繰り出された上記シート33は、一対の上記可動体22間に架設された第2の係合軸35に係合させて上記巻き取りリール27に巻き取られるようになっている。上記第2の係合軸35は上記第1の係合軸34と同じ高さに設定されている。
したがって、上記供給リール32から繰り出されて上記巻き取りリール27の上記支軸27aの両端に設けられた一対の端板27b間に巻き取られる上記シート33は上記第1の係合軸34と上記第2の係合軸35との間で水平に保持されるようになっている。
なお、上記供給リール32は上記連結軸31に対して所定の摩擦抵抗を有して回転可能に支持されている。したがって、上記連結軸31に支持された上記供給リール32は、上記シート33が上記巻き取りリール27によって巻き取られるときにだけ、その巻き取り長さに応じて回転するようになっている。
上記巻き取りリール27による上記シート33の巻き取り長さは以下のようにして制御できるようになっている。すなわち、上記巻き取りリール27による巻き取り長さである、上記巻き取りリール27の回転角度を、この巻き取りリール27の巻き取り時の直径が最も小さなときであっても、最低限必要な送り長さとなるよう設定して制御する。それによって、常に必要な長さ或いはそれ以上のシート33を繰り出すことが可能となる。
図4に示すように、上記可動体22が上記リニア駆動源23によって後退限まで駆動されているとき、上記シート33は上記第1の係合軸34と上記第2の係合軸35との間の長さLに設定されている。
図5に示すように、上記可動体22が上記リニア駆動源23によって後退限から前進限まで駆動されると、上記シート33は上記バックアップツール14によって下面が支持され、上記載置テーブル8に保持された上記基板Wの上面に仮圧着された上記電子部品12に接触するまで弛むようになっている。
このとき、上記第1の係合軸34と上記第2の係合軸35との間の長さはLから図5に示すようにL’に小さくなるが、上記シート33の長さは図4に示すLと同じに維持される。
なお、上記リニア駆動源23による上記可動体22の後退限から前進限までのX方向に沿う駆動距離は、上記可動体22が後退方向と前進方向に駆動されたときに、それぞれ上記可動体22を検知するたとえば光学スイッチなどの一対の検知スイッチ(図示せず)を、X方向に対して位置決め調整可能に設け、上記検知スイッチの検知に基づいて上記リニア駆動源23のストロークを設定するようにすれば、上記ストロークを任意に設定することができる。
また、上記可動体22の後退限と前進限との間での駆動は、上記可動体22を後退限と前進限とでそれぞれストッパに当てて機械的に位置決めするようにしてもよい。
つまり、基板Wや電子部品12の品種に応じてこれらの厚さが変化した場合などであっても、上記シート33が上記基板Wの上面に仮圧着された上記電子部品12の上面に確実に接触するよう、上記シート33の弛み量を設定できるようになっている。
上記構成の実装装置によれば、図1に示すように載置テーブル8が駆動されて電子部品12が仮圧着された基板Wの側辺部がバックアップツール14の上端面の上方に位置決めされると、上記載置テーブル8がZ方向下方に駆動されて上記基板Wの側辺部の下面が上記バックアップツール14の上端面によって支持される。
上記基板Wの側辺部の下面が上記バックアップツール14によって支持されると、図4に示すように後退限にある可動体22がリニア駆動源23によって図5に示すように前進限まで駆動される。
上記可動体22が前進限まで駆動されれば、この可動体22に支持された巻き取りリール27が供給リール32に接近する方向に移動するから、上記巻き取りリール27と上記供給リール32との間に設けられたシート33が上記巻き取りリール27の移動量に応じて弛むことになる。
それによって、上記シート33は、下面が上記バックアップツール14によって支持された上記基板Wの上面に仮圧着された電子部品12に接触することになる。
上記シート33が上記電子部品12に接触すると、加圧用駆動源18が作動して図5に鎖線で示すように圧着ツール15が下降方向に駆動される。それによって、上記圧着ツール15は上記シート33を介して上記基板Wの側辺部の上面に仮圧着された電子部品12を加圧加熱するから、電子部品12を基板Wに仮圧着した異方性導電部材11が溶融して硬化する。したがって、上記電子部品12は基板Wの側辺部に本圧着されることになる。
上記電子部品12が基板Wの側辺部に本圧着されると、上記圧着ツール15が上昇する。それと同時に、上記可動体22が上記リニア駆動源23によって図5に示す前進限の位置から図4に示す後退限の位置まで駆動される。
ついで、上記回転駆動源25によって、上記巻き取りリール27が上記シート33を巻き取る方向に回転駆動される。それによって、上記シート33の使用された部分が巻き取られ、未使用の部分が位置決めされた基板Wに仮圧着された電子部品12に対向するよう位置決めされる。なお、この実施の形態では、上記シート33の巻き取りは1回の本圧着毎に行なわれるが、複数回の本圧着毎に行なう場合もある。
その後、上記載置テーブル8上に新たな基板Wが供給されると、上述した電子部品12の実装が繰り返して行なわれることになる。
このような実装装置によれば、上記リニア駆動源23によって上記可動体22を後退限から前進限まで駆動すれば、巻き取りリール27と供給リール32との間に架設されたシート33を、位置決めされた基板Wの側辺部に仮圧着された電子部品12に接触するよう弛ませることができる。
つまり、上記可動体22を予め設定された距離だけ直線駆動することで、上記シート33を基板Wに仮圧着された電子部品12に接触する状態に弛ませることができる。そのため、シート33の弛み量をセンサによって検出しながら巻き取りリール27の回転を制御して上記シート33の繰り出し長さを設定する従来の方式に比べ、構成が簡単であるばかりか、シート33の弛み量の設定を迅速かつ確実に行なうことが可能である。
また、使用するに連れて供給リール32内のシート直径が小さくなり、巻き取りリール27内のシート直径が大きくなっても、これらシート直径の変化に関わりなく、上記可動体22を予め設定された距離だけ直線駆動することで、上記シート33の弛み量を設定できるから、その設定を迅速かつ確実に行なうことが可能となる。
上記供給リール32から繰り出されるシート33は上記支持ブロック30aに設けられた第1の係合軸34に係合し、上記巻き取りリール27に巻き取られるシート33は上記可動体22に設けられた第2の係合軸35に係合している。
つまり、図1に矢印で示すX方向における上記供給リール32から繰り出されるシート33の繰り出し位置と、上記巻き取りリール27に巻き取られるシート33の同じくX方向における巻き取り位置は、上記第1、第2の係合軸34,35によって常に一定に維持される。
そのため、電子部品12の実装を繰り返して行なうことで、上記供給リール32の支軸32aに巻装されたシート33の外径寸法が図4と図5に実線で示す状態から鎖線で示すように小さくなり、上記巻き取りリール27の支軸27aに巻き取られるシート33の外径寸法が図4と図5に実線で示す状態から鎖線で示すように大きくなっても、図4の後退限と図5の前進限において、上記第1の係合軸34と上記第2の係合軸35間における上記シート33の長さLにおける中心位置C、つまりX方向におけるシート33の長さLにおける中心位置Cは一定に維持される。
それによって、上記可動体22が上記リニア駆動源23により後退限から前進限に駆動されて上記シート33が弛まされたとき、そのシート33の弛んだ部分の最下端を、位置決めされた基板Wの側辺部に仮圧着された電子部品12の上面に確実に接触させることができる。
したがって、上記シート33を介して上記電子部品12を上記圧着ツール15によって加圧加熱する本圧着時、上記圧着ツール15は上記シート33の上記電子部品12に接触した部分を介して電子部品12を加圧することになる。それによって、本圧着時に上記圧着ツール15によって上記シート33に不要な張力を発生させさせることがないから、不要な張力の発生によって基板Wに本圧着される電子部品12が位置ずれするのを防止することができる。
上記一実施の形態では、供給リール32に巻装されたシート33の幅寸法を基板Wの側辺部の幅寸法と同等とし、そのシート33を巻き取りリール27によって巻き取るようにする例を挙げて説明した。
それに代わって、図示はしないが、供給リールと巻き取りリールを基板の側辺部に実装される電子部品の数と同等或いはそれ以上の複数に分割する。そして、分割された各供給リールに、上記電子部品の幅寸法と同等の幅寸法を有するシートを巻装し、各供給リールに巻装されたシートを、分割された複数の巻き取りリールによって巻き取るようにしてもよい。つまり、リニア駆動源、巻き取りリール及び供給リールからなるシート供給手段を電子部品と同じ或いはそれ以上の数だけ設けるようにしてもよい。
このようにすれば、上記シートは電子部品と対応する部分にだけ供給されることになるから、基板の幅寸法に対応する幅寸法のシートを用いる場合に比べ、シートの使用量を大幅に低減することができる。
この場合、シートを介して電子部品を加圧加熱する圧着ツールも、各リールと同様、複数に分割するようにしてもよく、さらに各供給リールと巻き取りリールをそれぞれ別々に交換可能に設けるようにすることが好ましい。
また、供給リールと巻き取りリールを基板の側辺部に実装される電子部品の数よりも多く設けるようにすれば、品種変更によって基板の側辺部に実装される電子部品の数が増加した場合にも対応することができる。
また、可動体を往復駆動するリニア駆動手段としてリニアモータやシリンダ等のリニア駆動源を用いるようにしたが、それに代わって加圧ヘッドを介して圧着ツールを加圧用駆動源によって上下駆動する際、上記加圧ヘッドの上下動にカムやリンクを用いてリニア運動に変換し、そのリニア運動によって上記可動体を連動させるようにしてもよい。
また、上記一実施の形態では巻き取りリールをリニア駆動して供給リールに対して後退限と前進限との間で駆動するようにしたが、巻き取りリールに代わって供給リールを後退限と前進限との間で駆動する構成としてもよい。
また、上記供給リールと巻き取りリールをカセット内に収容し、カセット内の巻き取りリールをリニア駆動手段によって往復駆動する構成であってもよい。上記供給リールと巻き取りリールを複数に分割した場合、上記カセットを複数に分割し、分割された各カセットに、それぞれ一対の上記供給リールと巻き取りリールを収容する構成としてもよい。
また、第2の実施の形態として、上記巻き取りリール27による上記シート33の巻き取り長さの調整は図6と図7に示すように行なうこともできる。すなわち、この実施の形態では図6に示すように、第1の係合軸34と第2の係合軸35との軸間距離を、図4に示す状態よりも大きな距離L1に設定できる構成となっている。
すなわち、L1は、L1=(L+α)に設定される。ここで、αは上記シート33の送り長さ、つまり電子部品12を基板Wに実装後、上記シート33の使用済みの部分を上記巻き取りリール27に巻き取る長さに設定されている。
そして、電子部品12を基板Wに実装後、上記シート33を上記長さαだけ送る場合、可動体22はリニア駆動源23によって図5に示す状態から、図6に示すように上記軸間距離がL1となる位置まで後退方向に駆動される。つまり、上記軸間距離をL1まで後退させることで、供給リール32から上記シート33が上記送り長さα分だけ繰り出されることになる。
その後、図7に示すように軸間距離をL1からLに戻す。それによって、上記シート33が送り長さα分だけ弛むので、上記巻き取りリール27によって上記シート33が水平となるまでを巻き取る。
このとき、光電センサなどの水平センサ(図示せず)によって上記シート33の弛み状態を検出しながら、上記巻き取りリール27を駆動する。そして、上記シート33が水平になるのを検出したとき、上記巻き取りリール27による巻取りを停止すれば、上記シート33を図4に示すように水平な状態にできるから、その後、上記可動体22を前進限まで駆動すれば、つぎの実装を行なうことが可能となる。
これにより、簡単な構成で確実に上記シートを弛ませるとともに、直線移動だけで使用済みシート部分を所定量繰り出す出すことが可能となる。
1…装置本体、2…搬送手段、8…載置テーブル、12…電子部品、14…バックアップツール、15…圧着ツール、23…リニア駆動源、22…可動体、25…回転駆動源、27…巻き取りリール、32…供給リール、33…シート、34…第1の係合軸、35…第2の係合軸。

Claims (6)

  1. 基板の側辺部の上面に異方性導電部材によって電子部品を実装する電子部品の実装装置であって、
    基板を搬送位置決めする搬送手段と、
    この搬送手段によって搬送位置決めされた上記基板の上記電子部品を実装する側辺部の下面を支持するバックアップツールと、
    このバックアップツールによって下面が支持された上記基板の側辺部の上面に上記電子部品を加圧加熱して実装する圧着ツールと、
    上記圧着ツールによって上記電子部品を実装するときに上記基板の側辺部の上面と上記圧着ツールとの間にシートを供給する供給リールと、
    この供給リールによって上記基板の側辺部の上面と上記圧着ツールとの間に供給された上記シートを巻き取る巻き取りリールと、
    上記圧着ツールによって上記シートを介して上記電子部品を加圧加熱して上記基板の側辺部に実装する際、上記巻き取りリール或いは上記供給リールのどちらか一方を他方に接近する方向に駆動して上記シートを弛ませるリニア駆動手段と
    を具備したことを特徴とする電子部品の実装装置。
  2. 上記供給リールから繰り出される上記シートに係合してこのシートの繰り出し位置を一定に位置決めする第1の係合軸と、上記巻き取りリールに巻き取られる上記シートに係合してこのシートの巻き取り位置を一定に位置決めする第2の係合軸とをさらに具備したことを特徴とする請求項1記載の電子部品の実装装置。
  3. 上記巻き取りリールは、この巻き取りリールを回転駆動する回転駆動源が設けられた可動体に設けられ、
    上記リニア駆動手段は上記巻き取りリールが上記供給リールに対して接離する方向に上記可動体を駆動することを特徴とする請求項1記載の電子部品の実装装置。
  4. 上記供給リールに巻装された上記シートは、上記基板の側辺部に貼着された上記電子部品の数に応じて複数に分割されていることを特徴とする請求項1記載の電子部品の実装装置。
  5. 上記基板の側辺部に実装される電子部品の数と同じ或いはそれ以上の複数のシート供給手段が設けられることを特徴とする請求項1記載の電子部品の実装装置。
  6. 基板の側辺部の上面に異方性導電部材によって電子部品を実装する電子部品の実装方法であって、
    基板を搬送位置決めする工程と、
    搬送位置決めされた上記基板の上記電子部品を実装する側辺部の下面をバックアップツールによって支持する工程と、
    上記バックアップツールによって下面が支持された上記基板の側辺部の上面に上記電子部品を圧着ツールによって加圧加熱して実装する工程と、
    上記圧着ツールによって上記電子部品を実装するときに上記基板の側辺部の上面と上記圧着ツールとの間にシートを供給する工程と、
    上記供給リールによって上記基板の側辺部の上面と上記圧着ツールとの間に供給された上記シートを巻き取りリールによって巻き取る工程と、
    上記圧着ツールによって上記シートを介して上記電子部品を加圧加熱して上記基板の側辺部に実装する際、上記巻き取りリール或いは上記供給リールのどちらか一方を他方に接近する方向に駆動して上記シートを弛ませる工程と
    を具備したことを特徴とする電子部品の実装方法。
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