JP2014225490A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】微細なSOI構造のCMOS型SRAMの提供
【解決手段】
二重半導体層部の下層半導体層の一部6a及び上層半導体層の一部6bの周囲をゲート絶縁膜17を介して一体化して包囲したゲート電極19を有し、半導体層5にp型ソースドレイン領域(9、10)を形成したPチャネルMISFETと、半導体層15にn型及びn型ソースドレイン領域(24〜27)を形成したNチャネルMISFETとの組み合わせ2組により情報保持用のフリップフロップを構成し、単層半導体層の一部16の周囲をゲート絶縁膜18を介して包囲したゲート電極20を有し、半導体層14にn型及びn型ソースドレイン領域(24〜27)を形成したNチャネルMISFET2個により読み出しあるいは書き込み用のワードトランジスタを構成し、半導体基板1上に絶縁膜2を介して形成したCMOS型SRAMのメモリーセル。
【選択図】図2

Description

本発明はSOI(Silicon On Insulator)構造の半導体集積回路に係り、特に半導体基板(バルクウエハー)に容易な製造プロセスにより、単結晶シリコンからなる低コストの多層のSOI基板を形成し、これらのSOI基板に、高集積、高速、低電力、高性能且つ高信頼なショートチャネルのNチャネル及びPチャネルMIS電界効果トランジスタを含むCMOS型半導体集積回路を形成することに関する。
図57はCMOS型SRAM(Static Random Access Memory)のメモリーセルの回路図、図58は従来の半導体装置の模式平面図(CMOS型SRAM)、図59は従来の半導体装置の模式側断面図(CMOS型SRAMのp−p矢視断面図)である。
図57においては、2個のPチャネルMIS電界効果トランジスタと2個のNチャネルのMIS電界効果トランジスタとにより情報保持用のフリップフロップが構成され、2個のNチャネルのMIS電界効果トランジスタにより読み出しあるいは書き込み用のワードトランジスタを構成した慣例的なCMOS型SRAMのメモリーセルの回路図を示している。
図58においては、図57のCMOS型SRAMのメモリーセルを、慣例的な2個のPチャネルMIS電界効果トランジスタと慣例的な4個のNチャネルのMIS電界効果トランジスタによりパターン化した平面図(一点鎖線が1メモリーセル)を、図59においては、図58のCMOS型SRAMのp−p矢視断面図を示しており、71はn型のシリコン基板、72はp型不純物ウエル領域、73はp型不純物ウエルコンタクト領域、74はn型基板コンタクト領域、75はシャロートレンチ素子分離領域、76はn型ソース領域、77はn型ソース領域、78はn型ドレイン領域、79はn型ドレイン領域、80はp型ソース領域、81はp型ドレイン領域、82はゲート酸化膜、83はゲート電極、84はサイドウォール、85はPSG膜、86は絶縁膜、87はバリアメタル、88は導電プラグ、89は層間絶縁膜、90はバリアメタル、91は1層目の配線、92はバリア絶縁膜、93は層間絶縁膜、94は絶縁膜、95は層間絶縁膜、96はバリアメタル、97は2層目の配線、98はバリア絶縁膜、WLはワード線、BLはビット線、VDDは電源線、VSSは接地線を示している。
図59においては、n型のシリコン基板71に選択的に形成されたp型不純物ウエル領域72上にゲート酸化膜82を介してゲート電極83が設けられ、ゲート電極83に自己整合してサイドウォール84が設けられており、p型不純物ウエル領域72にはゲート電極83に自己整合してn型ソース領域77及びn型ドレイン領域78が、サイドウォール84に自己整合してn型ドレイン領域79及び共通のn型ソース領域76が、それぞれ設けられている、フリップフロップの一部を形成する慣例的な2個の横型NチャネルMIS電界効果トランジスタが形成されており、読み出しあるいは書き込み用のワードトランジスタ(これも慣例的な2個の横型NチャネルMIS電界効果トランジスタ)は、ビット線に接続されたn型ソース領域76のみが図示され、(図示されていないが、フリップフロップの一部を形成する2個のPチャネルMIS電界効果トランジスタも、n型のシリコン基板71に選択的に形成された、慣例的な横型のMIS電界効果トランジスタからなっている。)2層の配線により適宜接続されて6素子からなるCMOS型SRAMのメモリーセルを構成している。
それぞれの領域を微細化すること、フリップフロップを形成する2個のNチャネルMIS電界効果トランジスタあるいは2個のPチャネルMIS電界効果トランジスタに共通なn型ソース領域あるいはp型ソース領域を設けること及び2層配線を利用して適宜配線すること等により、高集積化が計られてはいるが、MIS電界効果トランジスタのソースドレイン領域及びゲート電極を、それぞれ個別の表面上の占有面積を有して設けなければならなかったので高集積化に難があった。
また半導体基板あるいは不純物ウエル領域に直接ソースドレイン領域を設けているため、大きな接合容量がついてしまい高速化に難があった。
また半導体基板あるいは不純物ウエル領域の表面のみにしかチャネル領域を形成できないため、チャネル長を微細化している割には高速化が達成されないという欠点もあった。
また半導体基板あるいは半導体基板に形成した不純物ウエル領域にすべてのMIS電界効果トランジスタのソースドレイン領域を設けているため、静電気等により半導体基板に発生する高電圧ノイズによるメモリーの誤作動あるいはCMOS特有のラッチアップ特性に弱いという欠点もあった。
電子情報通信学会技術研究報告、CPM、電子部品材料、97(61)47〜52、1997−05−23
本発明が解決しょうとする課題は、従来例に示されるように、
(1)使用するMIS電界効果トランジスタのソースドレイン領域及びゲート電極を、それぞれ個別の表面上の占有面積を有して設けなければならなかったのでメモリーセルの微細化が難しく、高集積化に難があったこと。
(2)半導体基板あるいは不純物ウエル領域に直接ソースドレイン領域を設けているため、大きな接合容量がついてしまい高速化に難があったこと。
(3)半導体基板あるいは不純物ウエル領域の表面のみにしかチャネル領域を形成できないため、チャネル長を微細化している割には高速化が達成されなかったこと。
(4)半導体基板あるいは半導体基板に形成した不純物ウエル領域にすべてのMIS電界効果トランジスタのソースドレイン領域を設けているため、静電気等により半導体基板に発生する高電圧ノイズによるメモリーの誤作動あるいはCMOS特有のラッチアップ特性を防止できなかったこと。
等の問題が顕著になりつつあり、現状技術により微細なMIS電界効果トランジスタを形成しているだけでは、さらなる高速化、高性能化、高信頼性及び高集積化が困難になってきたことである。
上記課題は、層間絶縁膜を介して積層された下層及び上層半導体層(二重半導体層)の一部の周囲をゲート絶縁膜を介して一体化して包囲した第1のゲート電極(一体化包囲型ゲート電極)を有し、前記第1のゲート電極に自己整合して前記下層及び前記上層半導体層にそれぞれ設けられたソースドレイン領域を備えた一導電型の第1のMIS電界効果トランジスタ及び反対導電型の第2のMIS電界効果トランジスタと、単層半導体層の一部の周囲をゲート絶縁膜を介して包囲した第2のゲート電極(包囲型ゲート電極)を有し、前記第2のゲート電極に自己整合して前記単層半導体層に設けられたソースドレイン領域を備えた一導電型あるいは反対導電型の第3のMIS電界効果トランジスタとが、絶縁膜を介して半導体基板上に設けられている本発明の半導体装置によって解決される。
本願発明においては、通常の安価な半導体基板を使用して、エピタキシャル成長技術を利用し、それぞれ絶縁膜上に積層した単結晶シリコンからなる二重半導体層(下層半導体層及び上層半導体層からなるSOI基板)を設け、それぞれのSOI基板において、SOI基板の一部の周囲にゲート酸化膜を介して一体化包囲型ゲート電極を設け、チャネル領域を形成し、概略残りのSOI基板にソースドレイン領域を設けたSOI構造の横型のNチャネル及びPチャネルMIS電界効果トランジスタを形成できるため、あるいは単層半導体層(SOI基板)を設け、SOI基板の一部の周囲にゲート酸化膜を介して包囲型ゲート電極を設け、チャネル領域を形成し、概略残りのSOI基板にソースドレイン領域を設けたSOI構造の横型のNチャネルMIS電界効果トランジスタを形成できるため、ソースドレイン領域の接合容量の低減(実質ゼロ)、空乏層容量の低減、ソースドレイン領域の耐圧改善及びサブスレッショルド特性を改善できることによる閾値電圧の低減、低電力化等が可能である。
また下地の絶縁膜の影響のない結晶性が極めて良好な半導体層の個所にのみチャネル領域を形成できるため、安定した特性を持つMIS電界効果トランジスタを形成することが可能である。
またゲート酸化膜を介して設けられた包囲型ゲート電極によりチャネル領域を完全に包囲して形成できるため、チャネル以外の電流経路を遮断でき、完全なチャネル制御が可能であり、バックチャネルリークを改善する(CMOSのSOI化を実現するために絶対に克服しなくてはならない課題)ばかりでなく、4面(上下面及びチャネル幅方向の2側面)にチャネルを形成できるため、表面(上面)の占有面積を増やすことなくチャネル幅を増加できるため、駆動電流を増加させることも可能である。
また容易な製造プロセスにより、積層した上下層の単結晶半導体層を形成でき、下層半導体層に形成したPチャネルMIS電界効果トランジスタの直上に上層半導体層に形成したNチャネルMIS電界効果トランジスタを積層して形成できることにより、表面(上面)の占有面積の微細化によるメモリーセルサイズの微細化を、PチャネルMIS電界効果トランジスタのゲート電極とNチャネルMIS電界効果トランジスタのゲート電極を自己整合して一体化した包囲型ゲート電極として形成できることにより、ゲート電極配線の高集積化によるメモリーセルサイズの微細化を達成することが可能で、従来のCMOS型SRAMのメモリーセルサイズに比較し、約70%の微細化が可能である。
またSOI構造のCMOS型半導体装置(CMOS型SRAM等)を形成できるため、静電気等により半導体基板に発生する高電圧ノイズによるメモリーの誤作動あるいはCMOS特有のラッチアップ特性を完全に防止することも可能である。
また成長するシリコン窒化膜(Si)の膜厚により、半導体層(SOI基板)の膜厚を決定できるため、大口径ウエハーによる製造にも対応できる、完全空乏型のSOI構造の半導体層を容易に形成することが可能である。
またそれぞれの半導体層(SOI基板)を形成するために必要な、縦(垂直)方向エピタキシャル半導体層を自己整合して素子分離領域の一部を形成する埋め込み絶縁膜あるいはそれぞれの領域を同電圧に接続する導電膜に変換できることによる高信頼性及び高集積化を可能にすることができる。
また微細な、結晶性が極めて良好な半導体層の一部(チャネル領域形成個所)に自己整合して、MIS電界効果トランジスタの構成要素(低濃度及び高濃度のソースドレイン領域、ゲート酸化膜及び包囲型ゲート電極)を微細に形成することも可能である。
また二重半導体層部の上層及び下層半導体層間に空孔を設けることにより、p型ソース領域(電源線に接続)とn型ソース領域(接地線に接続)間の容量を低減できることによる高速化を、空孔を包囲する薄い絶縁膜を設けることにより、一体化包囲型ゲート電極と上層及び下層半導体層に形成されたソースドレイン領域間の電流リークを防止できることによる高信頼性を、実現することが可能である。
また格子定数の小さなSi層を、左右から格子定数の大きなSiGe層により挟んだ構造の単結晶半導体層を形成することも可能で、左右のSiGe層から歪みSi層の格子定数を広げることができるので、キャリアの移動度を増加させることができることにより、さらなる高速化が可能である。
また第1層目の半導体層に形成する横型のMIS電界効果トランジスタによりワードトランジスタを構成することも可能である。
また第1層目あるいは第2層目の半導体層上に形成する縦型のMIS電界効果トランジスタによりワードトランジスタを構成することも可能で、従来のCMOS型SRAMのメモリーセルサイズに比較し、約65%の微細化が可能である。
またCMOS型SRAMばかりでなく、二重半導体層部に形成した一組のNチャネル及びPチャネルMIS電界効果トランジスタにより、単独なインバータ回路を構成することも可能である。
即ち、高速大容量通信、携帯情報端末、各種電子機械機器、宇宙関連機器等に対応可能な大規模半導体集積回路の製造を可能とする、高速、高信頼、高性能及び高集積を併せ持つ極めて低電力なCMOS型半導体装置(CMOS型SRAM等)を得ることができる。
本発明者は当該技術を、絶縁膜上の包囲型ゲート電極付き二重半導体層及び単層半導体層共存(ouble emiconductor and ingle emiconductor with urrounding ate on Insulator)構造と命名し、DSG(ディトリプルエスジー)と略称する。
本発明の半導体装置における第1の実施例の模式平面図 本発明の半導体装置における第1の実施例の模式側断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の模式側断面図(q−q矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の模式側断面図(r−r矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の模式側断面図(s−s矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(q−q矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(r−r矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(q−q矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(r−r矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(q−q矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(r−r矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(q−q矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(r−r矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(s−s矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(s−s矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(s−s矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(s−s矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(s−s矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第1の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第2の実施例の模式側断面図(ワード線に平行方向) 本発明の半導体装置における第3の実施例の模式側断面図(ワード線に平行方向) 本発明の半導体装置における第4の実施例の模式平面図 本発明の半導体装置における第4の実施例の模式側断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第4の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第4の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第4の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第4の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第4の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第4の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第4の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第4の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第4の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第4の実施例の製造方法の工程断面図(p−p矢視断面図) 本発明の半導体装置における第5の実施例の模式側断面図(ワード線に平行方向) CMOS型SRAMのメモリーセル回路図 従来の半導体装置の模式平面図 従来の半導体装置の模式側断面図(p−p矢視断面図)
本願発明は、
(1)Si基板上に複数層からなる第1の層間絶縁膜を形成し、選択的に開孔し、第1の縦(垂直)方向エピタキシャルSi層を成長させる。
(2)第1の縦(垂直)方向エピタキシャルSi層の側面の一部から絶縁膜上に横(水平)方向エピタキシャルSi層を成長させる。(二重半導体層部の下層半導体層の形成)
(3)第1の縦(垂直)方向エピタキシャルSi層を除去し、形成された開孔部に埋め込み絶縁膜を平坦に形成する。(第1の縦(垂直)方向エピタキシャルSi層を埋め込み絶縁膜に置換する。)
(4)下層半導体層の一部を選択的に除去し、形成された開孔部に導電膜を平坦に埋め込む。
(5)下層半導体層上を含む全面に第2の層間絶縁膜を形成し、選択的に開孔し、下層半導体層の一部上に第2の縦(垂直)方向エピタキシャルSi層を成長させる。
(6)第2の縦(垂直)方向エピタキシャルSi層の側面の一部から絶縁膜上に横(水平)方向エピタキシャルSi層を成長させる。(二重半導体層部の上層半導体層及び単層半導体層部の形成)
(7)第2の縦(垂直)方向エピタキシャルSi層を除去し、形成された開孔部に導電膜を平坦に埋め込む。(第2の縦(垂直)方向エピタキシャルSi層を側面接続用の導電膜に置換する。)
(8)マスク層となる絶縁膜を全面に成長する。
(9)二重半導体層部の下層及び上層半導体層の一部(チャネル部に相当する個所)及びその周囲の絶縁膜を除去する開孔部を、単層半導体層部の一部(チャネル部に相当する個所)及びその周囲の絶縁膜を除去する開孔部を、それぞれ形成する。
(10)露出した二重半導体層部の下層及び上層半導体層の側面間に、露出した単層半導体層部の側面間に、それぞれエピタキシャルSi層を成長する。(二重半導体層部の下層及び上層のMIS電界効果トランジスタのチャネル領域形成用半導体層及び単層半導体層部のMIS電界効果トランジスタのチャネル領域形成用半導体層を形成)
(11)露出している二重半導体層部の下層及び上層半導体層(チャネル領域形成部)と、単層半導体層(チャネル領域形成部)の周囲にそれぞれゲート酸化膜を成長する。
(12)二重半導体層部の下層及び上層半導体層(チャネル領域形成部)と、単層半導体層(チャネル領域形成部)に順次閾値電圧制御用の不純物をイオン注入する。
(13)二重半導体層部の下層及び上層半導体層(チャネル領域形成部)の周囲にゲート絶縁膜を介して一体化包囲型ゲート電極を、単層半導体層(チャネル領域形成部)の周囲にゲート絶縁膜を介して包囲型ゲート電極を、それぞれ平坦に埋め込む。
(14)二重半導体層部の一体化包囲型ゲート電極に自己整合して、上層半導体層(ソースドレイン領域形成個所)及び直下の第2の層間絶縁膜を除去する開孔部を形成し、開孔部下の下層半導体層にソースドレイン領域を形成する。
(15)露出した上層半導体層の側面に横(水平)方向エピタキシャルSi層(上層半導体層のソースドレイン領域形成個所となる)を成長させる。(二重半導体層部の上層半導体層直下は空孔となる。)
(16)マスク層となる絶縁膜を除去し、二重半導体層部の一体化包囲型ゲート電極に自己整合して上層半導体層に、単層半導体層部の包囲型ゲート電極に自己整合して単層半導体層に、それぞれ低濃度ソースドレイン領域を形成する。
(17)二重半導体層部の上層半導体層の側面の絶縁膜の一部及び空孔の側面の絶縁膜の一部を除去する開孔部を形成する。(上層半導体層の側面に空孔に達する狭い間隙を形成する。)
(18)二重半導体層部の上層半導体層の側面の間隙を塞ぎ、空孔を包囲し、一体化包囲型ゲート電極の側壁にサイドウォールを形成する絶縁膜を成長する。(単層半導体層部の包囲型ゲート電極の側壁にもサイドウォールが形成される。)
(19)サイドウォールに自己整合して、二重半導体層部の上層半導体層及び単層半導体層に、それぞれ高濃度ソースドレイン領域を形成する。
(20)配線を形成し、二重半導体層部の下層及び上層半導体層に形成したMIS電界効果トランジスタ及び単層半導体層に形成したMIS電界効果トランジスタを適宜接続する。
等の技術を使用し、
1)包囲型ゲート電極の形成によるバックチャネルリークの改善
2)ソースドレイン領域形成用の不純物のイオン注入後のエピタキシャル成長半導体層の低温化
等を考慮して、
半導体基板上に絶縁膜を介して形成した、二重半導体層部の一体化包囲型ゲート電極を有するPチャネルMIS電界効果トランジスタ及びNチャネルMIS電界効果トランジスタ2組により、情報保持用のフリップフロップを形成し、単層半導体層部の包囲型ゲート電極を有するNチャネルMIS電界効果トランジスタ2個により、読み出しあるいは書き込み用のワードトランジスタを形成し、配線体を適宜接続して、SOI構造のCMOS型SRAMのメモリーセルを構成したものである。
以下本発明を図示実施例により具体的に説明する。
全図を通じ同一対象物は同一符号で示す。ただし、側断面図における斜線は主要な絶縁膜のみに記載し、配線は若干の前後のずれを含んで描かれており、また発明の要部を示すため、水平方向及び垂直方向のサイズは正確な寸法を示していない。
図1〜図41は本発明の半導体装置における第1の実施例で、CMOS型SRAMのメモリーセルを含む半導体集積回路の一部を示しており、図1は模式平面図、図2は模式側断面図(p−p矢視断面図、ワード線に平行方向)、図3は模式側断面図(q−q矢視断面図、ビット線に平行方向)、図4は模式側断面図(r−r矢視断面図、ビット線に平行方向)、図5は模式側断面図(s−s矢視断面図、ビット線に平行方向)、図6〜図41は製造方法の工程断面図である。(CMOS型SRAMのメモリーセル回路図は図57に同じである。)
図1〜図5はシリコン(Si)基板を使用し、DSG構造に形成したCMOS型SRAMのメモリーセルを含む半導体集積回路の一部を示しており、1は1015cm−3程度のp型のシリコン(Si)基板、2は100nm程度のシリコン窒化膜(Si)、3は100nm程度のシリコン酸化膜(SiO)、4は50nm程度の素子分離領域のシリコン窒化膜(Si)、5は1017cm−3程度のn型の横(水平)方向エピタキシャルSi層(二重半導体層部の下層半導体層でソースドレイン領域形成部)、6aは1017cm−3程度のn型の横(水平)方向エピタキシャルSi層(二重半導体層部の下層半導体層でチャネル領域形成部)、6bは1017cm−3程度のp型の横(水平)方向エピタキシャルSi層(二重半導体層部の上層半導体層でチャネル領域形成部)、7は埋め込みシリコン窒化膜(Si)、8は導電膜(W)、9は1020cm−3程度のp型ソース領域、10は1020cm−3程度のp型ドレイン領域、11は5nm程度のシリコン窒化膜(Si)、12は100nm程度のシリコン酸化膜(SiO)、13は50nm程度の素子分離領域のシリコン窒化膜(Si)、14は1017cm−3程度のp型の横(水平)方向エピタキシャルSi層(単層半導体層でソースドレイン領域形成部)、15は1017cm−3程度のp型の横(水平)方向エピタキシャルSi層(二重半導体層部の上層半導体層でソースドレイン領域形成部)、16は1017cm−3程度のp型の横(水平)方向エピタキシャルSi層(単層半導体層でチャネル領域形成部)、17は5nm程度の二重半導体層部のゲート酸化膜(SiO)、18は5nm程度の単層半導体層部のゲート酸化膜(SiO)、19はゲート長35nm程度、膜厚100nm程度の一体化包囲型ゲート電極(WSi、二重半導体層部)、20はゲート長35nm程度、膜厚100nm程度の包囲型ゲート電極(WSi、単層半導体層部)、21は導電膜(W、側面接続用)、22は20nm程度のシリコン酸化膜(SiO)、23は空孔、24は1020cm−3程度のn型ソース領域、25は1017cm−3程度のn型ソース領域、26は1017cm−3程度のn型ドレイン領域、27は1020cm−3程度のn型ドレイン領域、28はサイドウォール(SiO)、29は400nm程度の燐珪酸ガラス(PSG)膜、30は20nm程度のシリコン窒化膜(Si)、31は10nm程度のバリアメタル(TiN)、32は導電プラグ(W)、33は300nm程度の絶縁膜(SiOC)、34は10nm程度のバリアメタル(TaN)、35は300nm程度のCu配線(Cuシード層含む)、36は20nm程度のバリア絶縁膜(Si)、37は400nm程度の絶縁膜(SiOC)、38は20nm程度のシリコン窒化膜(Si)、39は500nm程度の絶縁膜(SiOC)、40は10nm程度のバリアメタル(TaN)、41は500nm程度のCu配線(Cuシード層含む)、42は20nm程度のバリア絶縁膜(Si)、WLはワード線、BLはビット線、VDDは電源線、VSSは接地線を示している。
図1(模式平面図)は、両端に、ビット線が縦方向に形成され、ワード線が横方向に形成された、読み出しあるいは書き込み用のワードトランジスタとなる単層半導体層部のNチャネルMIS電界効果トランジスタ2個が配置され、左右の内側に、接地線及び電源線(左右共通)が縦方向に形成された、情報保持用のフリップフロップとなる二重半導体層部のPチャネルMIS電界効果トランジスタ及びNチャネルMIS電界効果トランジスタ2組が配置されたCMOS型SRAMのメモリーセル1個分(一点鎖線)を示している。
図2(p−p矢視断面図、ワード線に平行方向)においては、p型のシリコン基板1上にシリコン窒化膜(Si)2が設けられ、シリコン窒化膜(Si)2上には、選択的にシリコン酸化膜(SiO)3が設けられ、シリコン酸化膜(SiO)3上にn型の一対のSi層5が設けられ、一対のSi層5の対向する側面間にn型のSi層6aが挟まれて設けられている構造からなる下層半導体層(5、6a)が設けられ、下層半導体層(5、6a)上にシリコン窒化膜(Si)11が設けられ、シリコン窒化膜(Si)11上には、シリコン酸化膜(SiO)22で包囲された空孔23を介してp型の一対のSi層15が設けられ、一対のSi層15の対向する側面間にp型のSi層6bが挟まれている構造からなる上層半導体層(15、6b)が設けられ、下層半導体層(5、6a)はシリコン酸化膜(SiO)3上に選択的に設けられたシリコン窒化膜(Si)4により素子分離され、上層半導体層(15、6b)はシリコン窒化膜(Si)4上にシリコン窒化膜(Si)11及びシリコン酸化膜(SiO)12を介して選択的に設けられたシリコン窒化膜(Si)13により素子分離されている。また垂直方向に一致するSi層6a及びSi層6bの周囲には、それぞれゲート酸化膜(SiO)17を介して一体化包囲型ゲート電極(WSi)19がシリコン窒化膜(Si)2上に設けられ、一体化包囲型ゲート電極19の上面部の側壁にはサイドウォール28が設けられ、Si層5には、概略p型ソースドレイン領域(9、10)が設けられ、Si層6aには、概略チャネル領域が設けられている(実際にはp型ソースドレイン領域(9、10)が若干横方向拡散されている)PチャネルMIS電界効果トランジスタが下層半導体層(5、6a)に形成されており、一方Si層15には、概略n型ソースドレイン領域(25、26)及びn型ソースドレイン領域(24、27)が設けられ、Si層6bには、概略チャネル領域が設けられている(実際にはn型ソースドレイン領域(25、26)が若干横方向拡散されている)LDD構造からなるNチャネルMIS電界効果トランジスタが上層半導体層(15、6b)に形成されている。(これが二重半導体層部を構成している。)またシリコン窒化膜(Si)4上には、選択的にシリコン窒化膜(Si)11が設けられ、シリコン窒化膜(Si)11上には、選択的にシリコン酸化膜(SiO)12が設けられ、シリコン酸化膜(SiO)12上にp型の一対のSi層14が設けられ、一対のSi層14の対向する側面間にp型のSi層16が挟まれて設けられている構造からなる単層半導体層(14、16)が設けられ、単層半導体層(14、16)はシリコン酸化膜(SiO)12上に選択的に設けられたシリコン窒化膜(Si)13により素子分離されており、Si層16の周囲には、ゲート酸化膜(SiO)18を介して包囲型ゲート電極(WSi)20がシリコン窒化膜(Si)11上に設けられ、包囲型ゲート電極20の上面部の側壁にはサイドウォール28が設けられ、Si層14には、概略n型ソースドレイン領域(25、26)及びn型ソースドレイン領域(24、27)が設けられ、Si層16には、概略チャネル領域が設けられている(実際にはn型ソースドレイン領域(25、26)が若干横方向拡散されている)LDD構造からなるNチャネルMIS電界効果トランジスタが単層半導体層(14、16)に形成されている。(これが単層半導体層部を構成している。)また二重半導体層部のPチャネルMIS電界効果トランジスタのドレイン領域及びNチャネルMIS電界効果トランジスタのドレイン領域、単層半導体層部のNチャネルMIS電界効果トランジスタのドレイン領域は導電膜21により側面接続されている。この3個のMIS電界効果トランジスタをミラー反転し、6個のMIS電界効果トランジスタが形成され、適宜2層のCu配線(35、41)により接続されて、二重半導体層部のPチャネルMIS電界効果トランジスタ及びNチャネルMIS電界効果トランジスタ2組で情報保持用のフリップフロップを、単層半導体層部のNチャネルMIS電界効果トランジスタ2個で読み出しあるいは書き込み用のワードトランジスタを、構成したCMOS型SRAMのメモリーセルを示している。
図3(q−q矢視断面図、ビット線に平行方向)においては、p型のシリコン基板1上にシリコン窒化膜(Si)2が設けられ、シリコン窒化膜(Si)2上には、選択的にシリコン酸化膜(SiO)3が設けられ、シリコン酸化膜(SiO)3上には、下から順にシリコン窒化膜(Si)4、シリコン窒化膜(Si)11、シリコン酸化膜(SiO)12及びシリコン窒化膜(Si)13が設けられ、シリコン窒化膜(Si)4間にはSi層6aが、シリコン窒化膜(Si)13間にはSi層6bが設けられ、Si層6a及びSi層6bの周囲には、それぞれゲート酸化膜(SiO)17を介して一体化包囲型ゲート電極(WSi)19がシリコン窒化膜(Si)2上に設けられ、一体化包囲型ゲート電極19の上面部の側壁にはサイドウォール28が設けられている二重半導体層部のPチャネルMIS電界効果トランジスタ及びNチャネルMIS電界効果トランジスタのチャネル領域の側断面図を示している。
図4(r−r矢視断面図、ビット線に平行方向)においては、p型のシリコン基板1上にシリコン窒化膜(Si)2が設けられ、シリコン窒化膜(Si)2上には、シリコン酸化膜(SiO)3が設けられ、シリコン酸化膜(SiO)3上には、シリコン窒化膜(Si)4及びシリコン窒化膜(Si)11が設けられ、シリコン窒化膜(Si)11上には、選択的にシリコン酸化膜(SiO)12及びシリコン窒化膜(Si)13が設けられ、シリコン窒化膜(Si)13間にはSi層16が設けられ、Si層16の周囲には、ゲート酸化膜(SiO)18を介して包囲型ゲート電極(WSi)20がシリコン窒化膜(Si)11上に設けられ、包囲型ゲート電極20の上面部の側壁にはサイドウォール28が設けられ、包囲型ゲート電極20はワード線に接続されている単層半導体層部のNチャネルMIS電界効果トランジスタのチャネル領域の側断面図を示している。
図5(s−s矢視断面図、接地線に沿う方向)においては、p型のシリコン基板1上にシリコン窒化膜(Si)2が設けられ、シリコン窒化膜(Si)2上には、シリコン酸化膜(SiO)3が設けられ、シリコン酸化膜(SiO)3上には、選択的にSi層5を素子分離するシリコン窒化膜(Si)4が設けられ、Si層5及びシリコン窒化膜(Si)4上には、シリコン窒化膜(Si)11が設けられ、シリコン窒化膜(Si)11上には、選択的にシリコン酸化膜(SiO)12及びシリコン窒化膜(Si)13が設けられ、シリコン酸化膜(SiO)12及びシリコン窒化膜(Si)13間には、上部にシリコン窒化膜(Si)11が設けられたSi層5の直上部に、シリコン酸化膜(SiO)22で包囲された空孔23を介して下面及び側面にシリコン酸化膜(SiO)22を有し、n型ソース領域24が形成されたSi層15が設けられ、n型ソース領域24に接地線が接続されているNチャネルMIS電界効果トランジスタのソース領域を示している。
したがって、通常の安価な半導体基板を使用して、エピタキシャル成長技術を利用して(製造方法については別途詳述)それぞれ絶縁膜上に積層した単結晶シリコンからなる二重半導体層(下層半導体層及び上層半導体層からなるSOI基板)を設け、それぞれのSOI基板において、SOI基板の一部の周囲にゲート酸化膜を介して一体化包囲型ゲート電極を設け、チャネル領域を形成し、概略残りのSOI基板にソースドレイン領域を設けたSOI構造のNチャネル及びPチャネルMIS電界効果トランジスタを形成できるため、あるいは単層半導体層(SOI基板)を設け、SOI基板の一部の周囲にゲート酸化膜を介して包囲型ゲート電極を設け、チャネル領域を形成し、概略残りのSOI基板にソースドレイン領域を設けたSOI構造のNチャネルMIS電界効果トランジスタを形成できるため、ソースドレイン領域の接合容量の低減(実質ゼロ)、空乏層容量の低減、ソースドレイン領域の耐圧改善及びサブスレッショルド特性を改善できることによる閾値電圧の低減、低電力化等が可能である。
また下地の絶縁膜の影響のない結晶性が極めて良好な半導体層の個所にのみチャネル領域を形成できるため、安定した特性を持つMIS電界効果トランジスタを形成することが可能である。
またゲート酸化膜を介して設けられた包囲型ゲート電極によりチャネル領域を完全に包囲して形成できるため、チャネル以外の電流経路を遮断でき、完全なチャネル制御が可能であり、バックチャネルリークを改善する(CMOSのSOI化を実現するために絶対に克服しなくてはならない課題)ばかりでなく、4面(上下面及びチャネル幅方向の2側面)にチャネルを形成できるため、表面(上面)の占有面積を増やすことなくチャネル幅を増加できるため、駆動電流を増加させることも可能である。
また容易な製造プロセスにより、積層した上下層の単結晶半導体層を形成でき、下層半導体層に形成したPチャネルMIS電界効果トランジスタの直上に上層半導体層に形成したNチャネルMIS電界効果トランジスタを積層して形成できることにより、表面(上面)の占有面積の微細化によるメモリーセルサイズの微細化を、PチャネルMIS電界効果トランジスタのゲート電極とNチャネルMIS電界効果トランジスタのゲート電極を自己整合して一体化した包囲型ゲート電極として形成できることにより、ゲート電極配線の高集積化によるメモリーセルサイズの微細化を達成することが可能で、従来のCMOS型SRAMのメモリーセルサイズに比較し、約70%の微細化が可能である。
またSOI構造のCMOS型半導体装置(CMOS型SRAM)を形成できるため、静電気等により半導体基板に発生する高電圧ノイズによるメモリーの誤作動あるいはCMOS特有のラッチアップ特性を完全に防止することも可能である。
また成長するシリコン窒化膜(Si)の膜厚により、半導体層(SOI基板)の膜厚を決定できるため、大口径ウエハーによる製造にも対応できる、完全空乏型のSOI構造の半導体層を容易に形成することが可能である。
またそれぞれの半導体層(SOI基板)を形成するために必要な、縦(垂直)方向エピタキシャル半導体層を自己整合して素子分離領域の一部を形成する埋め込み絶縁膜あるいはそれぞれの領域を同電圧に接続する導電膜に変換できることによる高信頼性及び高集積化を可能にすることができる。
また微細な、結晶性が極めて良好な半導体層の一部(チャネル領域形成個所)に自己整合して、MIS電界効果トランジスタの構成要素(低濃度及び高濃度のソースドレイン領域、ゲート酸化膜及び包囲型ゲート電極)を微細に形成することも可能である。
また二重半導体層部の上層及び下層半導体層間に空孔を設けることにより、p型ソース領域(電源線に接続)とn型ソース領域(接地線に接続)間の容量を低減できることによる高速化を、空孔を包囲する薄い絶縁膜を設けることにより、一体化包囲型ゲート電極と上層及び下層半導体層に形成されたソースドレイン領域間の電流リークを防止できることによる高信頼性を、実現することが可能である。
即ち、高速大容量通信、携帯情報端末、各種電子機械機器、宇宙関連機器等に対応可能な大規模半導体集積回路の製造を可能とする、高速、高信頼、高性能及び高集積を併せ持つ極めて低電力なCMOS型半導体装置(CMOS型SRAM)を得ることができる。
次いで本発明に係る半導体装置における第1の実施例の第1の製造方法について図2〜図41を参照し、ワード線に平行方向を示す模式側断面図(p−p矢視断面図)を用いて説明するが、主要な工程においては、ビット線に平行方向を示す模式側断面図(q−q矢視断面図、r−r矢視断面図、s−s矢視断面図)も適宜追加して説明する。(ただし、ここでは本発明の半導体装置の形成に関する製造方法のみを記述し、一般の半導体集積回路に搭載される各種の素子(他のトランジスタ、抵抗、容量等)の形成に関する製造方法の記述は省略する。
図6
化学気相成長により、p型のシリコン基板1上にシリコン窒化膜(Si)2を100nm程度成長する。次いで化学気相成長により、100nm程度のシリコン酸化膜(SiO)3を成長する。次いで化学気相成長により、シリコン窒化膜(Si)4を50nm程度成長する。次いで露光描画装置による通常のリソグラフィー技術を利用し、レジスト(図示せず)をマスク層として、シリコン窒化膜(Si)4、シリコン酸化膜(SiO)3及びシリコン窒化膜(Si)2を順次異方性ドライエッチングし、開孔部を形成する。(開孔部幅は100nm程度)次いでレジスト(図示せず)を除去する。
図7
次いで露出したp型のシリコン基板1上にn型の縦(垂直)方向エピタキシャルSi層43を成長する。次いで化学的機械研磨(Chemical Mechanical Polishing 以後CMPと略称)し、シリコン窒化膜(Si)4の平坦面より突出した縦(垂直)方向エピタキシャルSi層43を平坦化する。次いで選択化学気相成長法により50nm程度のタングステン膜44を成長する。
図8
次いで露光描画装置による通常のリソグラフィー技術を利用し、レジスト(図示せず)をマスク層として、シリコン窒化膜(Si)4を異方性ドライエッチングし、開孔部を形成する。次いでレジスト(図示せず)を除去する。
図9
次いで露出した縦(垂直)方向エピタキシャルSi層43の側面にn型の横(水平)方向エピタキシャルSi層5を成長し、シリコン窒化膜(Si)4の開孔部を埋め込む。ここで残されたシリコン窒化膜(Si)4は素子分離領域となる。次いでエピタキシャルSi層5の表面を900℃程度で酸化し、5nm程度のシリコン酸化膜(SiO)(図示せず)を成長する。
図10
次いで熱酸化したシリコン酸化膜(SiO)(図示せず)及びシリコン窒化膜(Si)4をマスク層として、タングステン膜44及び縦(垂直)方向エピタキシャルSi層43を順次異方性ドライエッチングし、開孔部を形成する。次いで化学気相成長により、60nm程度のシリコン窒化膜(Si)7を成長する。(開孔部の径は100nm程度なので十分埋め込み可能である。)次いでシリコン窒化膜(Si)4及びエピタキシャルSi層5の平坦面上のシリコン窒化膜(Si)8及び熱酸化したシリコン酸化膜(SiO)(図示せず)を化学的機械研磨(CMP)し、シリコン窒化膜(Si)7を開孔部に平坦に埋め込む。(この領域が縦(垂直)方向エピタキシャルSi層43を置換させた埋め込み絶縁膜7となり、素子分離領域の一部となる。)
図11
次いで露光描画装置による通常のリソグラフィー技術を利用し、レジスト(図示せず)をマスク層として、エピタキシャルSi層5の一部及びシリコン窒化膜(Si)7の一部を異方性ドライエッチングし、開孔部を形成する。次いでレジスト(図示せず)を除去する。次いでスパッタにより、50nm程度のタングステン膜(W)8を成長する。次いでシリコン窒化膜(Si)4及びSi層5の平坦面上のタングステン膜8を化学的機械研磨(CMP)し、タングステン膜8を開孔部に平坦に埋め込む。
図12
次いで化学気相成長により、シリコン窒化膜(Si)11を5nm程度成長する。次いで化学気相成長により、100nm程度のシリコン酸化膜(SiO)12を成長する。次いで化学気相成長により、シリコン窒化膜(Si)13を50nm程度成長する。次いで露光描画装置による通常のリソグラフィー技術を利用し、レジスト(図示せず)をマスク層として、シリコン窒化膜(Si)13、シリコン酸化膜(SiO)12及びシリコン窒化膜(Si)11を順次異方性ドライエッチングし、開孔部を形成する。(開孔部幅は100nm程度)次いでレジスト(図示せず)を除去する。
図13
次いで露出したエピタキシャルSi層5上にp型の縦(垂直)方向エピタキシャルSi層45を成長する。(若干横(水平)方向にも成長する。)次いで化学的機械研磨(CMP)し、シリコン窒化膜(Si)13の平坦面より突出した縦(垂直)方向エピタキシャルSi層45を平坦化する。次いで選択化学気相成長法により50nm程度のタングステン膜46を成長する。
図14
次いで露光描画装置による通常のリソグラフィー技術を利用し、レジスト(図示せず)をマスク層として、シリコン窒化膜(Si)13を異方性ドライエッチングし、開孔部を形成する。次いでレジスト(図示せず)を除去する。
図15
次いで露出した縦(垂直)方向エピタキシャルSi層45の側面にp型の横(水平)方向エピタキシャルSi層14を成長し、シリコン窒化膜(Si)13の開孔部を埋め込む。ここで残されたシリコン窒化膜(Si)13は素子分離領域となる。次いでSi層14の表面を900℃程度で酸化し、5nm程度のシリコン酸化膜(SiO)(図示せず)を成長する。
図16
次いで熱酸化したシリコン酸化膜(SiO)(図示せず)及びシリコン窒化膜(Si)13をマスク層として、タングステン膜46、エピタキシャルSi層45及びエピタキシャルSi層5を順次異方性ドライエッチングし、開孔部を形成する。次いでスパッタにより、60nm程度のタングステン膜(W)21を成長する。(開孔部幅は100nm程度なので十分埋め込み可能である。)次いでシリコン窒化膜(Si)13及びエピタキシャルSi層14の平坦面上のタングステン膜21及び熱酸化したシリコン酸化膜(SiO)(図示せず)を化学的機械研磨(CMP)し、タングステン膜21を開孔部に平坦に埋め込む。
図17(p−p矢視断面図)、図18(q−q矢視断面図)及び図19(r−r矢視断面図)
次いで化学気相成長により、100nm程度のシリコン酸化膜(SiO)47を成長する。
図20(p−p矢視断面図)、図21(q−q矢視断面図)及び図22(r−r矢視断面図)
次いで露光描画装置による通常のリソグラフィー技術を利用し、レジスト(図示せず)をマスク層として、シリコン酸化膜(SiO)47、Si層14、シリコン窒化膜(Si)13(Si層14の幅方向の両側に存在)及びシリコン酸化膜(SiO)12を選択的に順次異方性ドライエッチングする。レジストはそのままにして、連続して露光描画装置による通常のリソグラフィー技術を利用し、二重半導体層部のみを開孔する第2のレジスト(図示せず)を追加し、2層のレジストをマスク層として、シリコン窒化膜(Si)11、シリコン窒化膜(Si)4(Si層5の幅方向の両側に存在)Si層5、及びシリコン酸化膜(SiO)3を選択的に順次異方性ドライエッチングし、単層半導体層部及び二重半導体層部の一部に深さの異なる開孔部を形成する。次いで2層のレジスト(図示せず)を除去する。(図21及び図22における波線は側断面より若干奥のSi層5及びSi層14を図示している。)
図23(p−p矢視断面図)、図24(q−q矢視断面図)及び図25(r−r矢視断面図)
次いで露出したSi層5及びSi層14の側面間にn型の横(水平)方向エピタキシャルSi層6a、Si層6b及びSi層16を同時成長し、一部の下部に空孔を有する二重半導体層部の下層半導体層(5、6a)、上層半導体層(14、6b)及び単層半導体層(14、16)を形成する。(この際、空孔直上は下地の影響が全くない単結晶シリコン層となる。)
図26(p−p矢視断面図)、図27(q−q矢視断面図)及び図28(r−r矢視断面図)
次いで露出しているSi層6a、Si層6b及びSi層16の全周囲を酸化し、5nm程度の二重半導体層部のゲート酸化膜(SiO)17及び単層半導体層部のゲート酸化膜(SiO)18を成長する。次いでSi層6bを貫通する、25kev程度の加速電圧でSi層6aに閾値電圧制御用の硼素のイオン注入をおこなう。(二重半導体層部のみを開孔するマスクプロセスを使用してもよい。)次いで10kev程度の加速電圧でSi層6b及びSi層16に閾値電圧制御用の硼素のイオン注入をおこなう。(n型半導体層をp型半導体層に変換する。)次いで化学気相成長により、二重半導体層部のゲート酸化膜(SiO)17及び単層半導体層部のゲート酸化膜(SiO)18の全周囲を含む全面に開孔部を完全に埋め込むように100nm程度のタングステンシリサイド膜(WSi)を成長する。次いで化学的機械研磨(CMP)し、シリコン酸化膜(SiO)47上に成長したタングステンシリサイド膜(WSi)を除去し、平坦化する。こうして開孔部に平坦に埋め込まれた二重半導体層部の一体化包囲型ゲート電極(WSi)19及び単層半導体層部の包囲型ゲート電極(WSi)20が形成される。次いで1000℃程度で熱処理し、それぞれのチャネル領域を活性化する。
図29(p−p矢視断面図)及び図30(s−s矢視断面図)
次いで露光描画装置による通常のリソグラフィー技術を利用し、レジスト(図示せず)及び一体化包囲型ゲート電極19をマスク層として、シリコン酸化膜(SiO)47、Si層14及びシリコン酸化膜(SiO)12を選択的に順次異方性ドライエッチングし、Si層5上のシリコン窒化膜(Si)11の表面を露出する開孔部を形成する。
図31(p−p矢視断面図)及び図32(s−s矢視断面図)
次いでレジスト(図示せず)及び一体化包囲型ゲート電極19をマスク層として、Si層5にp型ソースドレイン領域(9、10)形成用の硼素のイオン注入をおこなう。次いでレジスト(図示せず)を除去する。(ここではp型ソースドレイン領域の活性化及び深さ制御用の熱処理工程は行わないが、p型ソースドレイン領域は図示しておく。)
図33(p−p矢視断面図)及び図34(s−s矢視断面図)
次いで低温成長(500℃以下)が可能なECRプラズマCVD装置(electron coupling resonance plasma enhanced chemical vapor deposition system)により露出したSi層6bの側面にp型の横(水平)方向エピタキシャルSi層15を成長し、下部に空孔23を有する二重半導体層部の上層半導体層(6b、15)を形成する。(この際、空孔直上は下地の影響が全くない単結晶シリコン層となる。)
図35(p−p矢視断面図)及び図36(s−s矢視断面図)
次いで残されたシリコン酸化膜(SiO)47をエッチング除去する。次いで化学気相成長により、5nm程度のイオン注入用のシリコン酸化膜(SiO、図示せず)を成長する。次いで包囲型ゲート電極(WSi)(19、20)及びシリコン窒化膜(Si)13をマスク層として、Si層15にn型ソースドレイン領域(25、26)形成用の燐のイオン注入をおこなう。次いでイオン注入用のシリコン酸化膜(SiO、図示せず)をエッチング除去する。次いで露光描画装置による通常のリソグラフィー技術を利用し、レジスト(図示せず)、Si層15及び一体化包囲型ゲート電極19をマスク層として、シリコン窒化膜(Si)13(Si層15の幅方向の両側に存在)及びシリコン酸化膜(SiO)12を選択的に順次異方性ドライエッチングし、Si層5上のシリコン窒化膜(Si)11の表面を露出する開孔部を形成する。次いでレジスト(図示せず)を除去する。
図37(p−p矢視断面図)及び図38(s−s矢視断面図)
次いで化学気相成長により、25nm程度のシリコン酸化膜(SiO)を成長する。次いで全面異方性ドライエッチングすることにより、Si層15とシリコン窒化膜(Si)13の間隙(40nm程度)を埋め込み、Si層15の下面、一体化包囲型ゲート電極(WSi)19の中間部の側面、シリコン酸化膜(SiO)12の側面及びSi層5上のシリコン窒化膜(Si)11の上面に20nm程度のシリコン酸化膜(SiO)22を形成し、シリコン酸化膜(SiO)22に包囲された空孔23を設け、包囲型ゲート電極(WSi)(19、20)の上面部の側壁にサイドウォール(SiO)28を形成する。次いで化学気相成長により、5nm程度のイオン注入用のシリコン酸化膜(SiO、図示せず)を成長する。次いでサイドウォール(SiO)28及び包囲型ゲート電極(WSi)(19、20)をマスク層として、n型ソースドレイン領域(24、27)形成用の砒素のイオン注入をおこなう。次いでイオン注入用のシリコン酸化膜(SiO、図示せず)をエッチング除去する。次いでRTP(Rapid Thermal Processing)法により活性化及び深さ制御用のアニールをおこない、二重半導体層部の下層半導体層(5、6a)にp型ソースドレイン領域(9、10)を、二重半導体層部の上層半導体層(6b、15)及び単層半導体層(14、16)にn型ソースドレイン領域(25、26)及びn型ソースドレイン領域(24、27)を形成する。
図39(p−p矢視断面図)
次いで化学気相成長により、400nm程度のPSG膜29を成長する。次いで化学的機械研磨(CMP)し、平坦化する。次いで化学気相成長により、20nm程度のシリコン窒化膜(Si)30を成長する。次いで露光描画装置による通常のリソグラフィー技術を利用し、レジスト(図示せず)をマスク層として、シリコン窒化膜(Si)30、PSG膜29、シリコン窒化膜(Si)13、シリコン酸化膜(SiO)12及びシリコン窒化膜(Si)11を順次異方性ドライエッチングし、ビアを形成する。次いでレジスト(図示せず)を除去する。次いでスパッタにより、バリアメタルとなるTiN31を成長する。次いで化学気相成長により、タングステン(W)32を成長する。次いで化学的機械研磨(CMP)により、ビアに平坦に埋め込み、バリアメタル(TiN)31を有する導電プラグ(W)32を形成する。
図40(p−p矢視断面図)
次いで化学気相成長により、300nm程度の絶縁膜(SiOC)33を成長する。次いで露光描画装置による通常のリソグラフィー技術を利用し、レジスト(図示せず)をマスク層として、SiOC膜33を異方性ドライエッチングし、開孔部を形成する。(この際、シリコン窒化膜(Si)30がエッチングストッパー膜となる。)次いでレジスト(図示せず)を除去する。次いで化学気相成長により、10nm程度のバリアメタル(TaN)34を成長する。次いでスパッタにより、Cuシード層を成長する。次いで電解メッキ法により300nm程度のCuを成長する。次いで化学的機械研磨(CMP)し、開孔部にCuを平坦に埋め込み、バリアメタル(TaN)34を有する第1層目のCu配線35を形成する。次いで化学気相成長により、Cuのバリア絶縁膜となるシリコン窒化膜(Si)36を成長する。
図41(p−p矢視断面図)
次いで化学気相成長により、400nm程度の絶縁膜(SiOC)37を成長する。次いで化学気相成長により、20nm程度のシリコン窒化膜(Si)38を成長する。次いで化学気相成長により、500nm程度の絶縁膜(SiOC)39を成長する。次いで露光描画装置による通常のリソグラフィー技術を利用し、レジスト(図示せず)をマスク層として、SiOC膜39を異方性ドライエッチングし、開孔部を形成する。(この際、シリコン窒化膜(Si)38がエッチングストッパー膜となる。)レジスト(図示せず)はそのままで、連続して露光描画装置による通常のリソグラフィー技術を利用し、第2のレジスト(図示せず)をマスク層として、シリコン窒化膜(Si)38及びSiOC膜37及びシリコン窒化膜(Si)36を異方性ドライエッチングし、2段目の開孔部を形成する。次いですべてのレジスト(図示せず)を除去する。
図2(p−p矢視断面図)、図3(q−q矢視断面図)、図4(r−r矢視断面図)及び図5(s−s矢視断面図)
次いで化学気相成長により、10nm程度のバリアメタル(TaN)40を成長する。次いでスパッタにより、Cuシード層を成長する。次いで電解メッキ法により900nm程度のCuを成長する。(配線部は500nm程度)次いで化学的機械研磨(CMP)し、開孔部にCuを平坦に埋め込み、バリアメタル(TaN)40を有するCu配線41を形成する。(いわゆるデュアルダマシン法によりCu配線を形成する。)次いで化学気相成長により、Cuのバリア絶縁膜となるシリコン窒化膜(Si)42を成長し、本願発明のDSG構造の半導体装置(CMOS型SRAM)を完成する。
図42は本発明の半導体装置における第2の実施例の模式側断面図で、シリコン(Si)基板を使用し、DSG構造に形成したCMOS型SRAMのメモリーセルを含む半導体集積回路の一部(ワード線に平行方向)を示しており、1〜42は図2と同じ物を,48はサイドウォール(SiO)を示している。
同図においては、ワードトランジスタが第1層目の半導体層に形成されていること以外は図2とほぼ同じ構造の半導体装置(CMOS型SRAM)が形成されている。
本実施例においては、製造方法がやや複雑になるが、第1の実施例と同様の効果を得ることができる。
図43は本発明の半導体装置における第3の実施例の模式側断面図で、シリコン(Si)基板を使用し、DSG構造に形成したCMOS型SRAMのメモリーセルを含む半導体集積回路の一部(ワード線に平行方向)を示しており、1〜4、7〜13、17〜42は図2と同じ物を、49はn型の横(水平)方向エピタキシャルSiGe層(二重半導体層部の下層半導体層でソースドレイン領域形成部)、50aはn型の横(水平)方向エピタキシャル歪みSi層(二重半導体層部の下層半導体層でチャネル領域形成部)、50bはp型の横(水平)方向エピタキシャル歪みSi層(二重半導体層部の上層半導体層でチャネル領域形成部)、51はp型の横(水平)方向エピタキシャルSiGe層(単層半導体層でソースドレイン領域形成部)、52はp型の横(水平)方向エピタキシャルSiGe層(二重半導体層部の上層半導体層でソースドレイン領域形成部)、53はp型の横(水平)方向エピタキシャル歪みSi層(単層半導体層でチャネル領域形成部)を示している。
同図においては、二重半導体層及単層半導体層共に一対のSiGe層間に歪みSi層が挟まれた構造からなる半導体層が形成されていること以外は図2とほぼ同じ構造の半導体装置(CMOS型SRAM)が形成されている。
本実施例においても第1の実施例と同様の効果を得ることができ、製造方法はやや複雑になるが、格子定数の小さなSi層を、左右から格子定数の大きなSiGe層により挟んだ構造の単結晶半導体層を形成できるため、左右のSiGe層から歪みSi層の格子定数を広げることが可能で、キャリアの移動度を増加させることができることにより、さらなる高速化が可能である。
図44〜図55は本発明の半導体装置における第4の実施例で、CMOS型SRAMのメモリーセルを含む半導体集積回路の一部を示しており、図44は模式平面図、図45は模式側断面図(p−p矢視断面図、ワード線に平行方向)図46〜図55は製造方法の工程断面図である。
図45は本発明の半導体装置における第4の実施例で、シリコン(Si)基板を使用し、DSG構造に形成したCMOS型SRAMのメモリーセルを含む半導体集積回路の一部を示しており、1〜15、17、19、21〜42は図2と同じ物を、54はシリコン酸化膜(SiO)、55はp型の縦(垂直)方向エピタキシャルSi層、56はn型ソース領域、57はn型ソース領域、58はn型ドレイン領域、59はn型ドレイン領域、60は縦型のMIS電界効果トランジスタのゲート酸化膜(SiO)、61は縦型のMIS電界効果トランジスタの包囲型ゲート電極(WSi)、62はシリコン窒化膜(Si)を示している。
同図においては、ワードトランジスタが第2層目の半導体層上に形成された縦型のMIS電界効果トランジスタからなっていること以外は図2とほぼ同じ構造の半導体装置(CMOS型SRAM)が形成されている。
本実施例においても第1の実施例と同様の効果を得ることができ、製造方法はやや複雑になるが、ビット線の配線を柱状構造の半導体層の直上部で取ることができるため、従来例に比較し、CMOS型SRAMのメモリーセルサイズを約65%に縮小することが可能で、さらなる高集積化を実現することができる。
次いで本発明に係る半導体装置における第4の実施例の製造方法について図46〜図55及び図45(p−p矢視断面図)を参照して説明する。ただし、ここでは本発明の半導体装置の形成に関する製造方法のみを記述し、一般の半導体集積回路に搭載される各種の素子(他のトランジスタ、抵抗、容量等)の形成に関する製造方法の記述は省略する。
図6〜図19の工程をおこなった後、図46〜図55の工程をおこなう。
図46(p−p矢視断面図)
次いで露光描画装置による通常のリソグラフィー技術を利用し、レジスト(図示せず)をマスク層として、シリコン酸化膜(SiO)47、Si層14、シリコン窒化膜(Si)13(Si層14の幅方向の両側に存在)、シリコン酸化膜(SiO)12、シリコン窒化膜(Si)11、シリコン窒化膜(Si)4(Si層5の幅方向の両側に存在)、Si層5及びシリコン酸化膜(SiO)3を選択的に順次異方性ドライエッチングし、二重半導体層の一部に開孔部を形成する。次いでレジスト(図示せず)を除去する。
図47(p−p矢視断面図)
次いで露出したSi層5及びSi層14の側面間にn型の横(水平)方向エピタキシャルSi層6a及びSi層6bを同時成長し、一部の下部に空孔を有する下層半導体層(5、6a)及び上層半導体層(14、6b)を形成する。(この際、空孔直上は下地の影響が全くない単結晶シリコン層となる。)次いで露出しているSi層6a及びSi層6bの全周囲を酸化し、5nm程度のゲート酸化膜(SiO)17を成長する。次いでSi層6bを貫通する、25kev程度の加速電圧でSi層6aに閾値電圧制御用の硼素のイオン注入をおこなう。次いで10kev程度の加速電圧でSi層6bに閾値電圧制御用の硼素のイオン注入をおこなう。(n型半導体層をp型半導体層に変換する。)次いで化学気相成長により、下層半導体層及び上層半導体層のゲート酸化膜(SiO)17の全周囲を含む全面に開孔部を完全に埋め込むように100nm程度のタングステンシリサイド膜(WSi)を成長する。次いで化学的機械研磨(CMP)し、シリコン酸化膜(SiO)47上に成長したタングステンシリサイド膜(WSi)を除去し、平坦化する。こうして開孔部に平坦に埋め込まれた二重半導体層部の一体化包囲型ゲート電極(WSi)19が形成される。次いで1000℃程度で熱処理し、チャネル領域を活性化する。
図48(p−p矢視断面図)
次いで露光描画装置による通常のリソグラフィー技術を利用し、レジスト(図示せず)、一体化包囲型ゲート電極19、導電膜(WSi)21及びシリコン窒化膜(Si)13をマスク層として、シリコン酸化膜(SiO)47、Si層14及びシリコン酸化膜(SiO)12を選択的に順次異方性ドライエッチングし、Si層5上のシリコン窒化膜(Si)11の表面を露出する開孔部を形成する。次いでレジスト(図示せず)を除去する。次いで一体化包囲型ゲート電極19をマスク層として、Si層5にp型ソースドレイン領域(9、10)形成用の硼素のイオン注入をおこなう。(ここではp型ソースドレイン領域の活性化及び深さ制御用の熱処理工程は行わないが、p型ソースドレイン領域は図示しておく。)
図49(p−p矢視断面図)
次いで低温成長(500℃以下)が可能なECRプラズマCVD装置により露出したSi層6bの側面にp型の横(水平)方向エピタキシャルSi層15を成長し、下部に空孔23を有する上層半導体層(15、6b)を形成する。(この際、空孔直上は下地の影響が全くない単結晶シリコン層となる。)次いで化学気相成長により、5nm程度のイオン注入用のシリコン酸化膜(SiO、図示せず)を成長する。次いで一体化包囲型ゲート電極(WSi)19及びシリコン酸化膜(SiO)47をマスク層として、Si層15にn型ソースドレイン領域(25、26)形成用の燐のイオン注入をおこなう。次いで残されたシリコン酸化膜(SiO)47をエッチング除去する。この際イオン注入用のシリコン酸化膜(SiO、図示せず)もエッチング除去される。(ここではn型ソースドレイン領域の活性化及び深さ制御用の熱処理工程は行わないが、n型ソースドレイン領域は図示しておく。)
図50(p−p矢視断面図)
次いで露光描画装置による通常のリソグラフィー技術を利用し、レジスト(図示せず)、Si層15及び一体化包囲型ゲート電極19をマスク層として、シリコン窒化膜(Si)13(Si層15の幅方向の両側に存在)及びシリコン酸化膜(SiO)12を選択的に順次異方性ドライエッチングし、Si層5上のシリコン窒化膜(Si)11の表面を露出する開孔部を形成する。次いでレジスト(図示せず)を除去する。次いで化学気相成長により、25nm程度のシリコン酸化膜(SiO)を成長する。次いで全面異方性ドライエッチングすることにより、Si層15とシリコン窒化膜(Si)13の間隙(40nm程度)を埋め込み、Si層15の下面、一体化包囲型ゲート電極(WSi)19の中間部の側面、シリコン酸化膜(SiO)12の側面、導電膜21の側面及びSi層5上のシリコン窒化膜(Si)11の上面に20nm程度のシリコン酸化膜(SiO)22を形成し、シリコン酸化膜(SiO)22に包囲された空孔23を設け、一体化包囲型ゲート電極(WSi)19の上面部の側壁にサイドウォール(SiO)28を形成する。次いで化学気相成長により、5nm程度のイオン注入用のシリコン酸化膜(SiO、図示せず)を成長する。次いで露光描画装置による通常のリソグラフィー技術を利用し、レジスト(図示せず)、サイドウォール(SiO)28及び一体化包囲型ゲート電極(WSi)19をマスク層として、n型ソースドレイン領域(24、27)形成用の砒素のイオン注入をおこなう。次いでレジスト(図示せず)を除去する。次いでイオン注入用のシリコン酸化膜(SiO、図示せず)をエッチング除去する。(ここではn型ソースドレイン領域の活性化及び深さ制御用の熱処理工程は行わないが、n型ソースドレイン領域は図示しておく。)
図51(p−p矢視断面図)
次いで化学気相成長により、150nm程度のシリコン酸化膜(SiO)54を成長する。次いで化学的機械研磨(CMP)し、一体化包囲型ゲート電極(WSi)19上に成長したシリコン酸化膜(SiO)54を除去し、平坦化する。次いで露光描画装置による通常のリソグラフィー技術を利用し、レジスト(図示せず)をマスク層として、シリコン酸化膜(SiO)54を選択的に異方性ドライエッチングし、Si層14の表面を露出する開孔部を形成する。次いでレジスト(図示せず)を除去する。
図52(p−p矢視断面図)
次いで低温成長(500℃以下)が可能なECRプラズマCVD装置により露出したSi層14上にp型の縦(垂直)方向エピタキシャルSi層55を成長する。次いで化学的機械研磨(CMP)し、シリコン酸化膜(SiO)54の平坦面より突出した縦(垂直)方向エピタキシャルSi層55を除去し、平坦化する。
図53(p−p矢視断面図)
次いで露光描画装置による通常のリソグラフィー技術を利用し、レジスト(図示せず)及びSi層55をマスク層として、シリコン酸化膜(SiO)54を選択的に異方性ドライエッチングし、Si層55の側面及びSi層14の上面を露出する開孔部を形成する。次いでレジスト(図示せず)を除去する。次いで化学気相成長により、5nm程度のイオン注入用のシリコン酸化膜(SiO、図示せず)を成長する。次いでシリコン酸化膜(SiO)54及び一体化包囲型ゲート電極(WSi)19をマスク層として、Si層14及びSi層55の上面にn型ソースドレイン領域(57、58)形成用の燐のイオン注入をおこなう。連続してn型ソースドレイン領域(56、59)形成用の砒素のイオン注入をおこなう。次いでイオン注入用のシリコン酸化膜(SiO、図示せず)を等方性ドライエッチングする。(ここではn型及びn型ソースドレイン領域の活性化及び深さ制御用の熱処理工程は行わないが、n型及びn型ソースドレイン領域は図示しておく。)
図54(p−p矢視断面図)
次いで熱酸化し、露出したSi層55の側面及びSi層14の上面に5nm程度のゲート酸化膜(SiO)60を成長する。次いで開孔部を完全に埋め込むように100nm程度のタングステンシリサイド膜(WSi)を成長する。次いで化学的機械研磨(CMP)し、シリコン酸化膜(SiO)54上に成長したタングステンシリサイド膜(WSi)を除去し、平坦化する。こうして開孔部に平坦に埋め込まれた縦型のMIS電界効果トランジスタの包囲型ゲート電極(WSi)61が形成される。
図55(p−p矢視断面図)
次いで露光描画装置による通常のリソグラフィー技術を利用し、レジスト(図示せず)及びSi層55をマスク層として、包囲型ゲート電極(WSi)61の上部を50nm程度異方性ドライエッチングする。連続してゲート酸化膜(SiO)60の上部を50nm程度異方性ドライエッチングし、開孔部を形成する。次いでレジスト(図示せず)を除去する。次いで化学気相成長により、50nm程度のシリコン窒化膜(Si)を成長する。次いで化学的機械研磨(CMP)し、シリコン酸化膜(SiO)54上に成長したシリコン窒化膜(Si)を除去し、開孔部にシリコン窒化膜(Si)62を平坦に埋め込む。次いでRTP法により活性化及び深さ制御用のアニールをおこない、二重半導体層部の下層半導体層(5、6a)にp型ソースドレイン領域(9、10)を、二重半導体層部の上層半導体層(15、6b)にn型ソースドレイン領域(25、26)及びn型ソースドレイン領域(24、27)を、単層半導体層14及び柱状構造の半導体層55にn型及びn型ソースドレイン領域(56、57、58、59)を形成する。
次いで図39〜図41の工程をおこなった後、図45の工程をおこなう。
図45(p−p矢視断面図)
次いで化学気相成長により、10nm程度のバリアメタル(TaN)40を成長する。次いでスパッタにより、Cuシード層を成長する。次いで電解メッキ法により900nm程度のCuを成長する。(配線部は500nm程度)次いで化学的機械研磨(CMP)し、開孔部にCuを平坦に埋め込み、バリアメタル(TaN)40を有するCu配線41を形成する。(いわゆるデュアルダマシン法によりCu配線を形成する。)次いで化学気相成長により、Cuのバリア絶縁膜となるシリコン窒化膜(Si)42を成長し、本願発明のDSG構造の半導体装置(CMOS型SRAM)を完成する。
図56は本発明の半導体装置における第5の実施例で、シリコン(Si)基板を使用し、DSG構造に形成したCMOS型SRAMのメモリーセルを含む半導体集積回路の一部を示しており、1〜15、17、19、21〜42は図2と同じ物を、55〜62は図45と同じ物を示している。
同図においては、ワードトランジスタが第1層目の半導体層上に形成された縦型のMIS電界効果トランジスタからなっていること以外は図2とほぼ同じ構造の半導体装置(CMOS型SRAM)が形成されている。(図45との相違はワードトランジスタを構成する縦型のMIS電界効果トランジスタが第1層目の半導体層上に形成されるか、第2層目の半導体層上に形成されるかである。)
本実施例においても第1の実施例と同様の効果を得ることができ、製造方法はやや複雑になるが、第4の実施例同様、ビット線の配線を柱状構造の半導体層の直上部で取ることができるため、従来例に比較し、CMOS型SRAMのメモリーセルサイズを約65%に縮小することが可能で、さらなる高集積化を実現することができる。
上記実施例においては、半導体層を成長させる場合に化学気相成長を使用しているが、これに限定されず、分子線成長法(MBE)によっても、有機金属気相成長法(MOCVD)によっても、原子層結晶成長法(ALE)によっても、また他のいかなる結晶成長法を利用してもよい。
また上記実施例においては、シリコン型半導体層によるSOI構造のCMOS型SRAMを形成する場合を説明しているが、これに限定されず、他の単体半導体層あるいは化合物半導体層によるSOI構造に適用することも可能である。
また上記実施例においては、下層半導体層にPチャネルMIS電界効果トランジスタを形成し、上層半導体層にNチャネルMIS電界効果トランジスタを形成したCMOS型半導体集積回路(CMOS型SRAM)を形成しているが、これを逆にして形成してもよい。
また包囲型ゲート電極、ゲート酸化膜、バリアメタル、導電プラグ、配線、絶縁膜等は上記実施例に限定されず、同様の特性を有する材料であればどのような材料を使用してもよい。
また上記実施例においては、異なる導電型のMIS電界効果トランジスタを上下2つの半導体層にそれぞれ形成したCMOS型半導体集積回路を形成しているが、同じ導電型のMIS電界効果トランジスタを形成する場合に利用することも可能である。
また本願発明はCMOS型SRAMに限定されず、CMOSを主体とするさまざまな論理回路に適用することも可能である。
本願発明は、特に極めて高集積、高速且つ高信頼な半導体装置(特にCMOS型SRAM)を目指したものではあるが、高速に限らず、MIS電界効果トランジスタを搭載するすべての半導体集積回路に利用することは可能である。
またMIS電界効果トランジスタばかりでなく、他の電界効果トランジスタからなる半導体集積回路に利用できる可能性がある。
1 p型のシリコン(Si)基板
2 シリコン窒化膜(Si
3 シリコン酸化膜(SiO
4 素子分離領域のシリコン窒化膜(Si
5 n型の横(水平)方向エピタキシャルSi層(二重半導体層部の下層半導体層でソースドレイン領域形成部)
6a n型の横(水平)方向エピタキシャルSi層(二重半導体層部の下層半導体層でチャネル領域形成部)
6b p型の横(水平)方向エピタキシャルSi層(二重半導体層部の上層半導体層でチャネル領域形成部)
7 埋め込みシリコン窒化膜(Si
8 導電膜(W)
9 p型ソース領域
10 p型ドレイン領域
11 シリコン窒化膜(Si
12 シリコン酸化膜(SiO
13 素子分離領域のシリコン窒化膜(Si
14 p型の横(水平)方向エピタキシャルSi層(単層半導体層でソースドレイン領域形成部)
15 p型の横(水平)方向エピタキシャルSi層(二重半導体層部の上層半導体層でソースドレイン領域形成部)
16 p型の横(水平)方向エピタキシャルSi層(単層半導体層でチャネル領域形成部)
17 二重半導体層部のゲート酸化膜(SiO
18 単層半導体層部のゲート酸化膜(SiO
19 一体化包囲型ゲート電極(WSi、二重半導体層部)
20 包囲型ゲート電極(WSi、単層半導体層部)
21 導電膜(W、側面接続用)
22 シリコン酸化膜(SiO
23 空孔
24 n型ソース領域
25 n型ソース領域
26 n型ドレイン領域
27 n型ドレイン領域
28 サイドウォール(SiO
29 燐珪酸ガラス(PSG)膜
30 シリコン窒化膜(Si
31 バリアメタル(TiN)
32 導電プラグ(W)
33 SiOC膜
34 バリアメタル(TaN)
35 Cu配線(Cuシード層含む)
36 バリア絶縁膜(Si
37 SiOC膜
38 シリコン窒化膜(Si
39 SiOC膜
40 バリアメタル(TaN)
41 Cu配線(Cuシード層含む)
42 バリア絶縁膜(Si
43 n型の縦(垂直)方向エピタキシャルSi層
44 選択化学気相成長導電膜(W)
45 p型の縦(垂直)方向エピタキシャルSi層
46 選択化学気相成長導電膜(W)
47 シリコン酸化膜(SiO
48 サイドウォール(SiO
49 n型の横(水平)方向エピタキシャルSiGe層(二重半導体層部の下層半導体層でソースドレイン領域形成部)
50a n型の横(水平)方向エピタキシャル歪みSi層(二重半導体層部の下層半導体層でチャネル領域形成部)
50b p型の横(水平)方向エピタキシャル歪みSi層(二重半導体層部の上層半導体層でチャネル領域形成部)
51 p型の横(水平)方向エピタキシャルSiGe層(単層半導体層でソースドレイン領域形成部)
52 p型の横(水平)方向エピタキシャルSiGe層(二重半導体層部の上層半導体層でソースドレイン領域形成部)
53 p型の横(水平)方向エピタキシャル歪みSi層(単層半導体層でチャネル領域形成部)
54 シリコン酸化膜(SiO
55 p型の縦(垂直)方向エピタキシャルSi層
56 n型ソース領域
57 n型ソース領域
58 n型ドレイン領域
59 n型ドレイン領域
60 縦型のMIS電界効果トランジスタのゲート酸化膜(SiO
61 縦型のMIS電界効果トランジスタの包囲型ゲート電極(WSi)
62 シリコン窒化膜(Si

Claims (3)

  1. 層間絶縁膜を介して積層された下層及び上層半導体層(二重半導体層)の一部の周囲を、ゲート絶縁膜を介して一体化して包囲した第1のゲート電極(一体化包囲型ゲート電極)を有し、前記第1のゲート電極に自己整合して前記下層及び前記上層半導体層にそれぞれ設けられたソースドレイン領域を備えた一導電型の第1のMIS電界効果トランジスタ及び反対導電型の第2のMIS電界効果トランジスタと、単層半導体層の一部の周囲を、ゲート絶縁膜を介して包囲した第2のゲート電極(包囲型ゲート電極)を有し、前記第2のゲート電極に自己整合して前記単層半導体層に設けられたソースドレイン領域を備えた一導電型あるいは反対導電型の第3のMIS電界効果トランジスタとが、絶縁膜を介して半導体基板上に設けられていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第3のMIS電界効果トランジスタの替りに、前記単層半導体層上に設けられた柱状構造の半導体層の側面を、ゲート絶縁膜を介して包囲した第3のゲート電極を有し、前記柱状構造の半導体層の上部及び下部に互いに離間して設けられたソースドレイン領域を備えた一導電型あるいは反対導電型の縦型のMIS電界効果トランジスタからなる第4のMIS電界効果トランジスタが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1及び第2のMIS電界効果トランジスタ2組により情報保持用のフリップフロップを構成し、前記第3あるいは第4のMIS電界効果トランジスタ2個により読み出しあるいは書き込み用のワードトランジスタを構成し、適宜接続して半導体記憶装置を形成していることを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の半導体装置。
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