以下に図面を参照して、本発明にかかる監視システム、監視装置、監視方法および監視プログラムの実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる監視方法の一実施例を示す説明図である。図1において、監視装置101は、被監視者Mへの対応の緊急度合いに応じたアラーム情報ALを出力するコンピュータである。ここで、被監視者Mは、監視対象となる者であり、例えば、要介護状態にある高齢者や特定疾患が原因で要介護状態にある者である。
生体情報測定装置102は、被監視者Mの生体情報vdを測定するコンピュータである。生体情報測定装置102は、例えば、被監視者Mの手首、足首、胸などに装着される。生体情報vdは、被監視者Mの健康状態を判断するために用いられる情報である。生体情報vdは、例えば、被監視者Mの体温、心拍、血圧などである。
また、生体情報測定装置102は、測定した被監視者Mの生体情報vdを定期的に送信する機能を有する。具体的には、例えば、生体情報測定装置102は、移動体通信網(例えば、携帯電話網)やインターネットなどを介して、被監視者Mの生体情報vdを監視装置101に定期的に送信することにしてもよい。
また、生体情報測定装置102は、例えば、通信範囲が数十メートル程度の無線通信により、被監視者Mの生体情報vdを定期的に送信することにしてもよい。この場合、例えば、被監視者Mの住居に設置される中継装置(例えば、後述の図2に示す中継装置201)により、生体情報測定装置102から送信される被監視者Mの生体情報vdが監視装置101に転送される。なお、生体情報vdの測定タイミングおよび送信タイミングは、それぞれ任意に設定可能であり、例えば、10分間隔、1時間間隔などに設定される。
電力測定装置103は、被監視者Mの住居に設置された電子機器Eの使用電力情報wdを測定するコンピュータである。被監視者Mの住居とは、被監視者Mが住む(または、滞在する)場所や家である。また、電力測定装置103は、測定した電子機器Eの使用電力情報wdを監視装置101に定期的に送信する。ここで、電子機器Eの使用電力情報wdは、例えば、単位時間当たりの電子機器Eの使用電力量を示す情報である。図1の例では、電子機器Eの一例として、TV(テレビジョン)が示されている。なお、使用電力情報wdの測定タイミングおよび送信タイミングは、それぞれ任意に設定可能であり、例えば、30分間隔、1時間間隔などに設定される。
ここで、被監視者Mの異変を報知するために、例えば、生体情報測定装置102から定期的に送信される被監視者Mの生体情報vdが欠測した場合に、監視者Kに対してアラームを通知することが考えられる。監視者Kは、被監視者Mを監視する者であり、例えば、被監視者Mの家族、訪問看護師、ホームヘルパー、ケアマネージャー(デイサービス)などである。
ただし、被監視者Mの生体情報vdが欠測する原因は様々である。例えば、被監視者Mが心肺停止状態に陥ると、被監視者Mの生体情報vdが欠測する場合がある。また、生体情報測定装置102の電波が届きにくい場所に被監視者Mがいると、被監視者Mの生体情報vdが欠測する場合がある。
また、生体情報測定装置102の充電が切れて、被監視者Mの生体情報vdが欠測する場合がある。また、生体情報測定装置102が故障して、被監視者Mの生体情報vdが欠測する場合がある。また、被監視者Mが生体情報測定装置102を装着していないために、被監視者Mの生体情報vdが欠測する場合がある。
これらのうち、例えば、被監視者Mが心肺停止状態に陥って被監視者Mの生体情報vdが欠測した場合には、被監視者Mへの対応を迅速に行う必要があり緊急度が高い。一方で、例えば、生体情報測定装置102の充電が切れて被監視者Mの生体情報vdが欠測した場合は、しばらくすると生体情報vdの取得が再開される可能性が高く緊急度は低い。
しかし、被監視者Mの生体情報vdを欠測したということからだけでは、被監視者Mへの対応の緊急度合いを判断することは困難である。また、最悪の事態を想定して、被監視者Mの生体情報vdを欠測した場合に、その都度、緊急度の高いアラームを監視者Kに通知すると、被監視者Mの安否確認等の監視者Kの負荷が増大してしまう。
そこで、実施の形態1では、監視装置101は、被監視者Mの生体情報vdを欠測した場合に、被監視者Mの住居に設置された電子機器Eの欠測前後における使用電力量Wの変化の有無に応じて異なるアラーム情報ALを出力する。これにより、監視者Kが被監視者Mへの対応の緊急度合いを判断できるようにする。以下、監視装置101の監視処理例について説明する。
(1)監視装置101は、生体情報測定装置102から定期的に送信される被監視者Mの生体情報vdを取得する。具体的には、例えば、監視装置101は、被監視者Mの住居に設置される中継装置(例えば、後述の図2に示す中継装置201)を介して、生体情報測定装置102から定期的に送信される被監視者Mの生体情報vdを受信する。
(2)監視装置101は、被監視者Mの生体情報vdを欠測した場合、電力測定装置103により測定された電子機器Eの使用電力情報wdに基づいて、電子機器Eの使用電力量Wが変化したか否かを判断する。具体的には、例えば、監視装置101は、被監視者Mの生体情報vdを欠測した際の電子機器Eの使用電力量W1が、被監視者Mの生体情報vdを欠測する前の電子機器Eの使用電力量W2から変化しているか否かを判断する。
ここで、電子機器Eの使用電力量W1は、例えば、被監視者Mの生体情報vdを欠測した時点の電子機器Eの使用電力量Wであってもよい。この場合、電子機器Eの使用電力量W2は、例えば、被監視者Mの生体情報vdを欠測する前のある時点の使用電力量Wであってもよい。
図1において、グラフ110は、被監視者Mの住居に設置された電子機器E(図1の例では、TV)の4月1日の使用電力量Wの時系列変化を表す(単位:ワット)。また、グラフ120は、被監視者Mの生体情報vdから特定される4月1日の被監視者Mの体温の時系列変化をあらわす(単位:℃)。
グラフ130は、被監視者Mの住居に設置された電子機器E(TV)の4月2日の使用電力量Wの時系列変化を表す。また、グラフ140は、被監視者Mの生体情報vdから特定される4月2日の被監視者Mの体温の時系列変化をあらわす。図1の例では、4月2日の9時30分の時点で被監視者Mの生体情報vdが欠測している。
ここで、4月2日の10時00分の時点で被監視者Mの生体情報vdの欠測が検出された場合を想定する。この場合、監視装置101は、例えば、被監視者Mの生体情報vdを欠測した4月2日の10時00分の時点のTVの使用電力量W1が、4月1日の10時00分の時点のTVの使用電力量W2から変化しているか否かを判断する。
図1の例では、4月2日の10時00分の時点のTVの使用電力量W1は「W1=50W」である。一方、4月1日の10時00分の時点のTVの使用電力量W2は「W2=50W」である。このため、監視装置101は、TVの使用電力量W1が、TVの使用電力量W2から変化していないと判断する。
また、4月2日の11時00分の時点で被監視者Mの生体情報vdの欠測が検出された場合を想定する。この場合、監視装置101は、例えば、被監視者Mの生体情報vdを欠測した4月2日の11時00分の時点のTVの使用電力量W1が、4月1日の11時00分の時点のTVの使用電力量W2から変化しているか否かを判断する。
図1の例では、4月2日の11時00分の時点のTVの使用電力量W1は「W1=50W」である。一方、4月1日の11時00分の時点のTVの使用電力量W2は「W2=0W」である。このため、監視装置101は、TVの使用電力量W1が、TVの使用電力量W2から変化していると判断する。
(3)監視装置101は、判断した判断結果に応じて異なるアラーム情報ALを出力する。ここで、被監視者Mがいつも同じような生活リズムで生活しているとする。また、例えば、一日のうちのある時間帯はTVを視聴していることが多く、別の時間帯は外出していることが多いなどの傾向があるとする。
この場合、例えば、被監視者Mが外出していることが多い時間帯にTVの電源がONになっていると、被監視者Mに何らかの異変が起きている可能性があると判断することができる。同様に、被監視者MがTVを視聴していることが多い時間帯にTVの電源がOFFになっていると、被監視者Mに何らかの異変が起きている可能性があると判断することができる。
また、被監視者Mの生体情報vdが欠測したときは、被監視者Mに何らかの異変が起きている可能性があると判断することができる。このため、被監視者Mの生体情報vdを欠測し、かつ、電子機器Eの使用電力量Wが変化している場合は、被監視者Mに何らかの異変が起きている可能性が高いと判断することができる。
監視装置101は、例えば、電子機器Eの使用電力量Wが変化している場合には、電子機器の使用電力量Wが変化していない場合に比べて緊急度の高いアラーム情報ALをクライアント端末104に送信する。クライアント端末104は、監視者Kが使用するコンピュータである。一方、監視装置101は、例えば、電子機器Eの使用電力量Wが変化していない場合には、電子機器Eの使用電力量Wが変化している場合に比べて緊急度の低いアラーム情報ALを出力する。
このように、監視装置101によれば、被監視者Mの生体情報vdを欠測した場合に、生体情報vdを欠測した際の電子機器Eの使用電力量W1が、生体情報vdを欠測する前の電子機器Eの使用電力量W2から変化しているか否かを判断することができる。また、監視装置101によれば、判断した判断結果に応じて異なるアラーム情報ALを出力することができる。
これにより、被監視者Mへの対応の緊急度合いに応じたアラーム情報ALを監視者Kに通知することができる。また、監視者Kは、被監視者Mへの対応の緊急度合いを判断することができるようになり、被監視者Mの安否確認等にかかる負荷の増大を抑制することができる。
(監視システム200のシステム構成例)
実施の形態1にかかる監視システム200のシステム構成例について説明する。
図2は、監視システム200のシステム構成例を示す説明図である。図2において、監視システム200は、監視装置101と、生体情報測定装置102と、電力測定装置103と、クライアント端末104と、中継装置201と、を含む。監視システム200において、監視装置101、電力測定装置103、クライアント端末104および中継装置201は、有線または無線のネットワーク210を介して接続される。ネットワーク210は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、移動体通信網、インターネットなどである。
ここで、監視装置101は、各種DB(データベース)等220,230,240,250を有し、被監視者Mへの対応の緊急度合いに応じたアラーム情報ALを出力する。監視装置101は、例えば、監視システム200の管理者が使用するサーバ、PC(Personal Computer)などである。なお、各種データベース等220,230,240,250の記憶内容については、図6〜図9を用いて後述する。
生体情報測定装置102は、被監視者Mの生体情報vdを測定して定期的に送信する。以下の説明では、被監視者Mの生体情報vdとして、被監視者Mの体温を測定する場合を例に挙げて説明する。具体的には、例えば、生体情報測定装置102は、被監視者Mの生体情報vdを1時間間隔(00時〜23時の各時間帯の00分)で測定して定期的に送信する。
電力測定装置103は、被監視者Mの住居に設置された電子機器Eの使用電力情報wdを測定して、ネットワーク210を介して監視装置101に定期的に送信する。電子機器Eは、例えば、TV、エアコン、扇風機、こたつ、IH(induction heating)機器、アイロン、照明機器などである。
クライアント端末104は、例えば、監視者Kが使用するスマートフォン、携帯電話機、タブレット型PC、PHS(Personal Handy−phone System)、PC、ノートPCなどである。ここでは、監視者Kとして、訪問看護師、ホームヘルパー、ケアマネージャー(デイサービス)、家族を例に挙げて説明する。
中継装置201は、被監視者Mの住居に設置され、生体情報測定装置102から送信される被監視者Mの生体情報vdを中継する。中継装置201は、例えば、家の軒先などに設置される。具体的には、例えば、中継装置201は、生体情報測定装置102から送信される被監視者Mの生体情報vdを受信して、ネットワーク210を介して監視装置101に送信する。
(監視装置101のハードウェア構成例)
図3は、監視装置101のハードウェア構成例を示すブロック図である。図3において、監視装置101は、CPU(Central Processing Unit)301と、メモリ302と、I/F(Interface)303と、磁気ディスクドライブ304と、磁気ディスク305と、を有する。また、各構成部は、バス300によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU301は、監視装置101の全体の制御を司る。メモリ302は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU301のワークエリアとして使用される。メモリ302に記憶されるプログラムは、CPU301にロードされることで、コーディングされている処理をCPU301に実行させる。
I/F303は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他のコンピュータ(例えば、図2に示した電力測定装置103、クライアント端末104、中継装置201)に接続される。そして、I/F303は、ネットワーク210と内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。I/F303には、例えば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
磁気ディスクドライブ304は、CPU301の制御にしたがって磁気ディスク305に対するデータのリード/ライトを制御する。磁気ディスク305は、磁気ディスクドライブ304の制御で書き込まれたデータを記憶する。
なお、監視装置101は、上述した構成部のほか、例えば、SSD(Solid State Drive)、キーボード、マウス、ディスプレイなどを有することにしてもよい。また、図2に示したクライアント端末104、中継装置201についても、上述した監視装置101と同様のハードウェア構成例により実現することができる。また、中継装置201は、生体情報測定装置102と無線通信するためのアンテナ、無線通信回路を有する。
(生体情報測定装置102のハードウェア構成例)
図4は、生体情報測定装置102のハードウェア構成例を示すブロック図である。図4において、生体情報測定装置102は、プロセッサ401と、メモリ402と、センサ403と、アンテナ404と、無線通信回路405と、ハーベスタ406と、バッテリ407と、PMU(Power Management Unit)408と、を有する。また、生体情報測定装置102は、プロセッサ401、メモリ402、センサ403、無線通信回路405およびPMU408を接続するバス400を有する。
プロセッサ401は、生体情報測定装置102の全体の制御を司る。メモリ402は、例えば、ROM、RAMおよび不揮発メモリなどを有する。具体的には、例えば、ROMが各種プログラムを記憶し、RAMがプロセッサ401のワークエリアとして使用される。不揮発メモリは、書き込み可能な記憶装置であって、電力供給が途絶えたときにおいても書き込まれたデータを保持する。
センサ403は、設置箇所における温度、圧力などを検出する。例えば、プロセッサ401は、センサ403により検出されたデータに基づいて、生体情報測定装置102を装着した被監視者の体温、心拍、血圧などを測定する。アンテナ404は、中継装置201と無線通信する電波を送受信する。無線通信回路405は、アンテナ404を介して受信した無線電波を受信信号として出力し、送信信号を無線電波としてアンテナ404を介して送信する。
ハーベスタ406は、エナジーハーベスト素子を含み、設置箇所における外部環境、例えば、光、振動、温度、無線電波(受信電波)などのエネルギー変化に基づき発電を行う。バッテリ407は、ハーベスタ406により発電された電力を蓄える。PMU408は、バッテリ407によって蓄えられた電力を、生体情報測定装置102の各構成部に駆動電源として供給する制御を行う。
なお、生体情報測定装置102は、上述した構成部のほかに、例えば、二次電池を有することにしてもよい。また、図4中、点線矢印は、電力の流れを示している。
(電力測定装置103のハードウェア構成例)
図5は、電力測定装置103のハードウェア構成例を示すブロック図である。図5において、電力測定装置103は、CPU501と、メモリ502と、磁気ディスクドライブ503と、磁気ディスク504と、I/F505と、電流センサ506と、コンセント507と、を有する。また、電力測定装置103は、CPU501、メモリ502、磁気ディスクドライブ503、I/F505および電流センサ506を接続するバス500を有する。
ここで、CPU501は、電力測定装置103の全体の制御を司る。メモリ502は、例えば、ROM、RAMおよびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU501のワークエリアとして使用される。
磁気ディスクドライブ503は、CPU501の制御にしたがって磁気ディスク504に対するデータのリード/ライトを制御する。磁気ディスク504は、磁気ディスクドライブ503の制御で書き込まれたデータを記憶する。
I/F505は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他のコンピュータ(例えば、図2に示した監視装置101)に接続される。そして、I/F505は、ネットワーク210と内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。
電流センサ506は、コンセント507に接続された電子機器Eに供給される電流を検出する。例えば、CPU501は、電流センサ506により検出されたデータに基づいて、コンセント507に接続された電子機器Eの使用電力を測定する。コンセント507は、電子機器Eに接続される電源ケーブルのプラグを挿入するプラグ挿入口と、プラグのアース端子を受け入れるアース端子口とを有する。
(被監視者情報DB220の記憶内容)
つぎに、図2に示した各種DB等220,230,240,250の記憶内容について説明する。まず、被監視者情報DB220の記憶内容について説明する。被監視者情報DB220は、例えば、図3に示したメモリ302、磁気ディスク305等の記憶装置により実現される。
図6は、被監視者情報DB220の記憶内容の一例を示す説明図である。図6において、被監視者情報DB220は、氏名、住所、監視者、アドレスおよび通知状況のフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することにより、被監視者Mの被監視者情報を記憶する。
ここで、氏名は、被監視者Mの氏名である。住所は、被監視者Mの住所である。監視者は、被監視者Mを監視する監視者Kの名称である。アドレスは、監視者Kが使用するクライアント端末104のアドレス(例えば、メールアドレス、電話番号など)である。通知状況は、監視者Kに対するアラーム情報ALの通知状況を示す。通知状況フィールドには「−(NULL)」または「通知」が設定される。なお、通知状況は、初期状態では「−」である。
(生体情報DB230の記憶内容)
つぎに、生体情報DB230の記憶内容について説明する。生体情報DB230は、例えば、メモリ302、磁気ディスク305等の記憶装置により実現される。
図7は、生体情報DB230の記憶内容の一例を示す説明図である。図7において、生体情報DB230は、日付、時刻および体温のフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することにより、被監視者Mの生体情報vdをレコードとして記憶する。
ここで、日付は、生体情報測定装置102により被監視者Mの生体情報vdが測定された日付である。時刻は、生体情報測定装置102により被監視者Mの生体情報vdが測定された時刻である。体温は、生体情報測定装置102により測定された被監視者Mの体温である。体温の単位は[℃]である。体温フィールドには「体温」または「欠測」が設定される。
例えば、4月1日の00時00分に測定された被監視者Mの体温は、「36.4[℃]」である。また、例えば、4月2日の13時00分の体温フィールドには「欠測」が設定されており、被監視者Mの生体情報vdが欠測したことを示している。なお、日付、時刻は、監視装置101により被監視者Mの生体情報vdが取得された日付、時刻であってもよい。
(使用電力情報DB240の記憶内容)
つぎに、使用電力情報DB240の記憶内容について説明する。使用電力情報DB240は、例えば、メモリ302、磁気ディスク305等の記憶装置により実現される。
図8は、使用電力情報DB240の記憶内容の一例を示す説明図である。図8において、使用電力情報DB240は、日付、時刻および使用電力のフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することにより、被監視者Mの住居に設置された電子機器Eの使用電力情報wdをレコードとして記憶する。
ここで、日付は、電力測定装置103により電子機器Eの使用電力情報wdが測定された日付である。時刻は、電力測定装置103により電子機器Eの使用電力情報wdが測定された時刻である。使用電力は、電力測定装置103により測定された電子機器Eの使用電力である。使用電力の単位は[W(ワット)]である。
ここでは、監視者Kの住居に設置された電子機器Eとして、TV、扇風機、IH機器、アイロンが示されている。例えば、4月1日の00時00分に測定されたTVの使用電力は、「0[W]」である。また、例えば、4月1日の9時00分に測定されたTVの使用電力は、「50[W]」である。なお、日付、時刻は、監視装置101により電子機器Eの使用電力情報wdが取得された日付、時刻であってもよい。
(アラーム通知レベル情報テーブル250の記憶内容)
つぎに、アラーム通知レベル情報テーブル250の記憶内容について説明する。アラーム通知レベル情報テーブル250は、例えば、メモリ302、磁気ディスク305等の記憶装置により実現される。
図9は、アラーム通知レベル情報テーブル250の記憶内容の一例を示す説明図(その1)である。図9において、アラーム通知レベル情報テーブル250は、レベル、欠測状態、使用電力量比較および通知先のフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することにより、アラーム通知レベル情報900−1〜900−3をレコードとして記憶する。
ここで、レベルは、被監視者Mへの対応の緊急度合いを示すアラーム通知レベルである。ここでは、「レベルA」が緊急度高のアラーム通知レベルを示し、「レベルB」が緊急度低のアラーム通知レベルを示す。欠測状態は、被監視者Mの生体情報vdを欠測しているか否かを示す。「欠測」は、被監視者Mの生体情報vdを欠測していることを示す。「受信」は、被監視者Mの生体情報vdを欠測していないことを示す。
使用電力量比較は、電子機器Eの使用電力量W1が電子機器Eの使用電力量W2から変化しているか否かを示す。「変化あり」は、電子機器Eの使用電力量W1が電子機器Eの使用電力量W2から変化していることを示す。「変化なし」は、電子機器Eの使用電力量W1が電子機器Eの使用電力量W2から変化していないことを示す。
通知先は、アラーム情報ALの通知先である。ここでは、アラーム情報ALの通知先として、訪問看護師、ホームヘルパー、ケアマネージャー、家族が示されている。「○」は、アラーム情報ALの通知を行うことを示す。「×」は、アラーム情報ALの通知を行わないことを示す。
例えば、アラーム通知レベル情報900−1は、欠測状態「欠測」かつ使用電力量比較「変化あり」の場合に、アラーム通知レベルAのアラーム情報ALを、「訪問看護師」、「ホームヘルパー」、「ケアマネージャー」および「家族」に通知することを示す。
(監視装置101の機能的構成例)
図10は、実施の形態1にかかる監視装置101の機能的構成例を示すブロック図である。図10において、監視装置101は、取得部1001と、検出部1002と、判断部1003と、出力部1004と、を含む構成である。各機能部は、具体的には、例えば、図3に示したメモリ302、磁気ディスク305などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、または、I/F303により、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、メモリ302、磁気ディスク305などの記憶装置に記憶される。
取得部1001は、生体情報測定装置102から定期的に送信される被監視者Mの生体情報vdを取得する機能を有する。被監視者Mの生体情報vdには、例えば、生体情報測定装置102により測定された被監視者Mの体温、被監視者Mの体温が測定された日付、時刻を示す情報が含まれている。
具体的には、例えば、取得部1001は、ネットワーク210を介して、生体情報測定装置102から定期的に送信される被監視者Mの生体情報vdを中継装置201から受信することにより、被監視者Mの生体情報vdを取得する。また、例えば、取得部1001は、ネットワーク210を介して、生体情報測定装置102から被監視者Mの生体情報vdを受信することにより、被監視者Mの生体情報vdを取得することにしてもよい。なお、取得された被監視者Mの生体情報vdは、例えば、図7に示した生体情報DB230に記憶される。
また、取得部1001は、電力測定装置103から定期的に送信される電子機器Eの使用電力情報wdを取得する機能を有する。電子機器Eの使用電力情報wdには、例えば、電力測定装置103により測定された電子機器Eの使用電力量W(消費電力)、電子機器Eの名称、電子機器Eの使用電力量Wが測定された日付、時刻を示す情報が含まれている。
具体的には、例えば、取得部1001は、ネットワーク210を介して、電力測定装置103から定期的に送信される電子機器Eの使用電力情報wdを受信することにより、電子機器Eの使用電力情報wdを取得する。また、例えば、取得部1001は、不図示の管理サーバから電子機器Eの使用電力情報wdを受信することにより、電子機器Eの使用電力情報wdを取得することにしてもよい。
管理サーバ(不図示)は、電力測定装置103により測定された電子機器Eの使用電力情報wdを管理するコンピュータである。なお、取得された電子機器Eの使用電力情報wdは、例えば、図8に示した使用電力情報DB240に記憶される。
検出部1002は、生体情報測定装置102から定期的に送信される被監視者Mの生体情報vdの欠測を検出する機能を有する。具体的には、例えば、検出部1002は、生体情報測定装置102から1時間間隔で定期的に送信される被監視者Mの生体情報vdが取得されなかった場合に、被監視者Mの生体情報vdの欠測を検出する。
より具体的には、例えば、検出部1002は、生体情報DB230を参照して、被監視者Mの生体情報vdの欠測を検出することにしてもよい。図7に示した例では、検出部1002は、例えば、4月2日の13時00分に取得されるべき被監視者Mの生体情報vdの欠測を検出する。
判断部1003は、被監視者Mの生体情報vdの欠測が検出された場合、電力測定装置103により測定された電子機器Eの使用電力情報wdに基づいて、電子機器Eの使用電力量Wが変化したか否かを判断する機能を有する。具体的には、例えば、判断部1003は、使用電力情報DB240を参照して、被監視者Mの生体情報vdを欠測した際の電子機器Eの使用電力量W1が、被監視者Mの生体情報vdを欠測する前の電子機器Eの使用電力量W2から変化しているか否かを判断する。
ここで、電子機器Eの使用電力量W1は、例えば、被監視者Mの生体情報vdを欠測した時刻(または、時間帯)の電子機器Eの使用電力量Wである。以下の説明では、被監視者Mの生体情報vdを欠測した時刻を「欠測時刻」と表記する場合がある。また、被監視者Mの一日の生活リズムが毎日ほぼ似ていると仮定すると、電子機器Eの使用電力量W2は、例えば、被監視者Mの生体情報vdを欠測した日以前の日(例えば、前日)の、欠測時刻と同一時刻(または、同一時間帯)の使用電力量Wとしてもよい。以下の説明では、被監視者Mの生体情報vdを欠測した日を「欠測日」と表記する場合がある。
これにより、被監視者Mの生体情報vdの欠測前後において、同一時刻(または、同一時間帯)の電子機器Eの使用電力量Wを比較することができる。なお、電子機器Eの使用電力量W2は、例えば、欠測日以前の日(例えば、前日)の、欠測時刻と同一時刻を含む複数の時間帯の使用電力量Wの平均値としてもよい。
また、被監視者Mの一日の生活リズムが曜日単位で似ていると仮定すると、電子機器Eの使用電力量W2は、例えば、欠測日以前の日(例えば、先週)であって、欠測日と同一曜日の、欠測時刻と同一時刻(または、同一時間帯)の使用電力量Wとしてもよい。これにより、被監視者Mの生体情報vdの欠測前後において、同一曜日の同一時刻(または、同一時間帯)の電子機器Eの使用電力量Wを比較することができる。
また、電子機器Eの使用電力量W2は、被監視者Mの生体情報vdが欠測していないときの使用電力量Wであってもよい。これにより、被監視者Mの生体情報vdを欠測した際の電子機器Eの使用電力量W1を、被監視者Mの生体情報vdが取得されたときの電子機器Eの使用電力量W2と比較することができる。
また、電子機器Eの使用電力量W1は、例えば、欠測日の電子機器Eの使用電力量Wであってもよい。この場合、電子機器Eの使用電力量W2は、例えば、欠測日以前の日(例えば、前日)の使用電力量W(例えば、00時00分から欠測時刻と同一時刻までの使用電力量W)であってもよい。
より具体的には、例えば、判断部1003は、電子機器Eの使用電力量W1と電子機器Eの使用電力量W2との差分ΔWが所定値α未満であれば、電子機器Eの使用電力量W1が、電子機器Eの使用電力量W2から変化していないと判断する。所定値αは、例えば、電子機器Eが稼働している場合の使用電力量Wの平均値の数%程度の値に設定される。
一例として、欠測日を「4月2日」とし、欠測時刻を「13時00分」とする。また、電子機器Eの使用電力量W2を、欠測日前日の欠測時刻と同一時刻の使用電力量Wとする。この場合、図8の例では、電子機器Eの使用電力量W1は「50[W]」となり、電子機器Eの使用電力量W2は「50[W]」となる。そして、判断部1003は、電子機器Eの使用電力量W1が、電子機器Eの使用電力量W2から変化していないと判断する。
また、欠測日を「4月2日」とし、欠測時刻を「14時00分」とする。また、電子機器Eの使用電力量W2を、欠測日前日の欠測時刻と同一時刻の使用電力量Wとする。この場合、図8の例では、電子機器Eの使用電力量W1は「50[W]」となり、電子機器Eの使用電力量W2は「0[W]」となる。そして、判断部1003は、電子機器Eの使用電力量W1が、電子機器Eの使用電力量W2から変化していると判断する。
なお、複数の時間帯あるいは日単位の電子機器Eの使用電力量Wは、例えば、判断部1003が、使用電力情報DB240を参照して、各時刻の電子機器Eの使用電力量Wを累積することにより求めることができる。
出力部1004は、判断部1003によって判断された判断結果に応じて異なるアラーム情報ALを出力する機能を有する。具体的には、例えば、出力部1004は、電子機器Eの使用電力量Wが変化したと判断された場合には、電子機器Eの使用電力量Wが変化していないと判断された場合に比べて緊急度の高いアラーム情報ALを出力する。
出力部1004の出力形式としては、例えば、I/F303による他のコンピュータへの送信、ディスプレイ(不図示)への表示、プリンタ(不図示)への印刷出力、メモリ302、磁気ディスク305などの記憶装置への記憶がある。なお、出力部1004は、電子機器Eの使用電力量Wが変化していないと判断された場合は、アラーム情報ALを出力しないことにしてもよい。
より具体的には、例えば、出力部1004は、図9に示したアラーム通知レベル情報テーブル250を参照して、アラーム情報ALの緊急度合いに応じた監視者Kのクライアント端末104にアラーム情報ALを送信する。詳細に説明すると、まず、出力部1004は、アラーム通知レベル情報テーブル250を参照して、アラーム情報ALのアラーム通知レベルを設定する。
図9の例では、出力部1004は、欠測状態が「欠測」かつ使用電力量比較が「変化あり」の場合に、アラーム通知レベルを「レベルA」に設定する。また、出力部1004は、欠測状態が「欠測」かつ使用電力量比較が「変化なし」の場合に、アラーム通知レベルを「レベルB」に設定する。
なお、欠測状態が「受信」の場合、すなわち、被監視者Mの生体情報vdを欠測していない場合は、アラーム通知レベルは非設定となる。すなわち、欠測状態が「受信」の場合は、出力部1004は、アラーム情報ALを出力しない。
つぎに、出力部1004は、アラーム通知レベル情報テーブル250を参照して、設定したアラーム通知レベルに対応する通知先を特定する。図9の例では、「レベルA」の場合は、アラーム情報ALの通知先として、「訪問看護師」、「ホームヘルパー」、「ケアマネージャー」および「家族」が特定される。また、「レベルB」の場合は、アラーム情報ALの通知先として、「家族」が特定される。
そして、出力部1004は、特定した通知先のクライアント端末104に、設定したアラーム通知レベルのアラーム情報ALを送信する。これにより、アラーム通知レベルに応じた通知先にアラーム情報ALを通知することができる。なお、通知先のアドレスは、例えば、図6に示した被監視者情報DB220のアドレスフィールドを参照することにより特定することができる。
また、監視装置101は、アラーム情報ALが送信された場合、アラーム情報ALの通知先である監視者Kに対応する被監視者情報DB220内の通知状況フィールドに「通知」を設定する。これにより、被監視者Mについてのアラーム情報ALを誰に通知したのかを管理することができる。アラーム情報ALの具体例については、図12および図13を用いて後述する。
また、出力部1004は、被監視者Mの生体情報vdの欠測後に、被監視者Mの生体情報vdが取得された場合、復帰情報RNを出力することにしてもよい。復帰情報RNは、被監視者Mの生体情報vdの取得が再開されたことを示す情報である。復帰情報RNには、例えば、被監視者Mの生体情報vdの取得が再開された時刻が含まれていてもよい。
具体的には、例えば、被監視者Mの生体情報vdが取得された場合、出力部1004は、被監視者情報DB220を参照して、通知状況フィールドに「通知」が設定されている監視者Kを特定する。そして、出力部1004は、特定した監視者Kのクライアント端末104に復帰情報RNを送信する。
これにより、アラーム情報ALを通知した監視者Kに対して、被監視者Mの生体情報vdの取得が再開したことを報知することができる。なお、監視装置101は、復帰情報RNが送信された場合、復帰情報RNの送信先である監視者Kに対応する被監視者情報DB220内の通知状況フィールドに「−」を設定する。
(監視画面の画面例)
つぎに、監視装置101のディスプレイ(不図示)に表示される監視画面の画面例について説明する。
図11は、監視画面の画面例を示す説明図である。図11において、監視画面1100は、監視システム200において監視対象となる被監視者Mの監視状況を表す監視情報(例えば、監視情報1100−1〜1100−3)を表示する画面である。なお、「高齢者見守りシステム」は、監視システム200のシステム名である。
具体的には、監視情報は、被監視者、住所、監視者、レベルおよびメッセージを表す。被監視者は、被監視者Mの氏名である。住所は、被監視者Mの住所である。監視者は、被監視者Mを監視する監視者Kの名称(例えば、被監視者Mの家族の氏名、訪問看護師の病院名や氏名)である。
レベルは、監視者Mに対して通知されたアラーム情報ALのアラーム通知レベルである。監視者Mに対してアラーム情報ALが通知されていない場合、レベルは「−」となる。メッセージは、監視者Mに対して通知されたアラーム情報ALの内容を表す。監視者Mに対してアラーム情報ALが通知されていない場合、メッセージは空欄となる。
例えば、監視情報1100−1によれば、監視システム200の管理者は、被監視者M(氏名:佐藤A男、住所:神奈川県横浜市・・・・)の監視者Kに対して、アラーム通知レベルAのアラーム情報ALが通知されていることを把握することができる。また、管理者は、監視情報1100−1のメッセージから、被監視者Mの健康状態を○時間確認できていないことを把握することができる。
なお、○時間は、生体情報測定装置102から定期的に送信される被監視者Mの生体情報vdを連続して欠測している時間(後述する「欠測時間t」)であり、生体情報DB230の記憶内容から算出される値である。
(アラーム情報ALの具体例)
つぎに、アラーム情報ALの具体例について説明する。ここでは、監視者Kが使用するクライアント端末104に表示されるアラーム情報ALの具体例について説明する。
図12は、緊急度低のアラーム情報ALの具体例を示す説明図である。図12において、クライアント端末104のディスプレイ1200にアラーム情報AL1が表示されている。アラーム情報AL1は、被監視者Mの「家族」に通知されるアラーム通知レベルB(緊急度低)のアラーム情報ALである。
アラーム情報AL1によれば、被監視者Mの「家族」は、被監視者Mの健康状態が○時間確認できていないことを把握することができ、必要に応じて被監視者Mの状況確認を行うことができる。
図13は、緊急度高のアラーム情報ALの具体例を示す説明図である。図13において、クライアント端末104のディスプレイ1200にアラーム情報AL2が表示されている。アラーム情報AL2は、被監視者Mの「訪問看護師」、「ホームヘルパー」、「ケアマネージャー」および「家族」に通知されるアラーム通知レベルA(緊急度高)のアラーム情報ALである。
アラーム情報AL2によれば、被監視者Mの「訪問看護師」、「ホームヘルパー」、「ケアマネージャー」および「家族」は、被監視者Mに異常が発生していることを把握することができ、被監視者Mの状況確認を行う必要があることを認識することができる。
(監視装置101の監視処理手順)
つぎに、実施の形態1にかかる監視装置101の監視処理手順について説明する。この監視処理は、例えば、所定の時間間隔(例えば、1時間間隔)で定期的に実行される。
図14は、実施の形態1にかかる監視装置101の監視処理手順の一例を示すフローチャートである。図14のフローチャートにおいて、まず、監視装置101は、生体情報DB230を参照して、生体情報測定装置102から定期的に送信される被監視者Mの生体情報vdの欠測を検出したか否かを判断する(ステップS1401)。
ここで、監視装置101は、被監視者Mの生体情報vdの欠測を検出した場合(ステップS1401:Yes)、使用電力情報DB240を参照して、電子機器Eの使用電力量Wが変化したか否かを判断する(ステップS1402)。ここで、電子機器Eの使用電力量Wが変化した場合(ステップS1402:Yes)、監視装置101は、アラーム通知レベル情報テーブル250を参照して、アラーム通知レベルを「レベルA」に設定する(ステップS1403)。
つぎに、監視装置101は、アラーム通知レベル情報テーブル250を参照して、設定した「レベルA」に対応する通知先を特定する(ステップS1404)。そして、監視装置101は、特定した通知先に「レベルA」のアラーム情報ALを送信して(ステップS1405)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
また、ステップS1402において、電子機器Eの使用電力量Wが変化しなかった場合(ステップS1402:No)、監視装置101は、アラーム通知レベル情報テーブル250を参照して、アラーム通知レベルを「レベルB」に設定する(ステップS1406)。
つぎに、監視装置101は、アラーム通知レベル情報テーブル250を参照して、設定した「レベルB」に対応する通知先を特定する(ステップS1407)。そして、監視装置101は、特定した通知先に「レベルB」のアラーム情報ALを送信して(ステップS1408)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
また、ステップS1401において、監視装置101は、被監視者Mの生体情報vdの欠測を検出しなかった場合(ステップS1401:No)、被監視者情報DB220を参照して、通知状況フィールドに「通知」が設定されているか否かを判断する(ステップS1409)。
ここで、通知状況フィールドに「通知」が設定されている場合(ステップS1409:Yes)、監視装置101は、通知状況フィールドに「通知」が設定されている監視者Kを特定する(ステップS1410)。そして、監視装置101は、特定した監視者Kのクライアント端末104に復帰情報RNを送信して(ステップS1411)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
また、ステップS1409において、通知状況フィールドに「通知」が設定されていない場合(ステップS1409:No)、監視装置101は、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
これにより、被監視者Mの生体情報vdを欠測し、かつ、電子機器Eの使用電力量Wが変化している場合に、緊急度高のアラーム情報ALを監視者Kに通知することができる。また、被監視者Mの生体情報vdを欠測し、かつ、電子機器Eの使用電力量Wが変化していない場合には、緊急度低のアラーム情報ALを監視者Kに通知することができる。
以上説明したように、実施の形態1にかかる監視装置101によれば、被監視者Mに装着される生体情報測定装置102により測定されて定期的に送信される被監視者Mの生体情報vdの欠測を検出することができる。また、監視装置101によれば、被監視者Mの生体情報vdを欠測した場合に、電力測定装置103により測定される被監視者Mの住居に設置された電子機器Eの使用電力情報wdに基づいて、電子機器Eの使用電力量Wが変化しているか否かを判断することができる。また、監視装置101によれば、判断した判断結果に応じて異なるアラーム情報ALを出力することができる。
これにより、被監視者Mへの対応の緊急度合いに応じたアラーム情報ALを監視者Kに通知することができる。また、監視者Kは、被監視者Mへの対応の緊急度合いを判断することができるようになり、被監視者Mの安否確認等にかかる負荷の増大を抑制することができる。
また、監視装置101によれば、電子機器Eの使用電力量Wが変化した場合は、電子機器Eの使用電力量Wが変化していない場合に比べて緊急度の高いアラーム情報ALを出力することができる。これにより、被監視者Mに何らかの異変が起きている可能性が高いと判断することができる場合に、緊急度の高いアラーム情報ALを監視者Kに通知することができる。
また、監視装置101によれば、被監視者Mの生体情報vdを欠測した際の電子機器Eの使用電力量W1が、被監視者Mの生体情報vdを欠測した時点と同一時間帯の前日の電子機器Eの使用電力量W2から変化しているか否かを判断することができる。これにより、一日の生活リズムが毎日ほぼ似ている被監視者Mに何らかの異変が起きている可能性を精度よく判断することができる。
また、監視装置101によれば、被監視者Mの生体情報vdの欠測後に、被監視者Mの生体情報vdが取得された場合、被監視者Mの生体情報vdの取得が再開されたことを示す復帰情報RNを出力することができる。これにより、アラーム情報ALを通知した監視者Kに、被監視者Mの生体情報vdの取得が再開したことを報知することができる。
また、監視装置101によれば、アラーム情報ALの緊急度に応じた監視者Kのクライアント端末104にアラーム情報ALを送信することができる。これにより、被監視者Mへの対応の緊急度合いが高くない場合に、例えば、家族以外の監視者K(訪問看護師、ホームヘルパー、ケアマネージャーなど)に対してアラーム情報ALが通知されるのを防いで、家族以外の監視者Kの負荷の増大を抑制することができる。
これらのことから、実施の形態1にかかる監視システム200によれば、被監視者Mに何らかの異変が起きた際に、監視者Kが被監視者Mへの対応の緊急度合いを判断できるようになる。この結果、監視者Kが緊急度合いに応じた被監視者Mへの適切な対応を行うことができるようになり、被監視者Mの安否確認等にかかる監視者Kの負荷の増大を抑制することができる。
(実施の形態2)
つぎに、実施の形態2にかかる監視装置101について説明する。なお、実施の形態1で説明した箇所と同一箇所については、図示および説明を省略する。
実施の形態2では、監視装置101は、被監視者Mの生体情報vdの欠測時間t(または欠測回数c)が所定時間(または所定回数)を超える場合に、電子機器Eの使用電力量Wが変化したか否かを判断する。これにより、被監視者Mの生体情報vdを欠測した後に、被監視者Mの生体情報vdの取得がすぐに再開される場合のアラーム通知を抑制して、監視者Kの負荷の増大を防ぐ。
(アラーム通知レベル情報テーブル250の記憶内容)
まず、実施の形態2にかかるアラーム通知レベル情報テーブル250の記憶内容について説明する。
図15は、アラーム通知レベル情報テーブル250の記憶内容の一例を示す説明図(その2)である。図15において、アラーム通知レベル情報テーブル250は、レベル、欠測状態、使用電力量比較および通知先のフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することにより、アラーム通知レベル情報1500−1〜1500−4をレコードとして記憶する。
ここで、レベルは、被監視者Mへの対応の緊急度合いを示すアラーム通知レベルである。欠測状態は、生体情報測定装置102から定期的に送信される被監視者Mの生体情報vdを欠測している状態を示す。「欠測>1h」は、被監視者Mの生体情報vdが1時間を超えて連続して欠測していることを示す。
使用電力量比較は、電子機器Eの使用電力量W1が電子機器Eの使用電力量W2から変化しているか否かを示す。通知先は、アラーム情報ALの通知先である。例えば、アラーム通知レベル情報1500−1は、欠測状態「欠測>1h」かつ使用電力量比較「変化あり」の場合に、「レベルA」のアラーム情報ALを、「訪問看護師」、「ホームヘルパー」、「ケアマネージャー」および「家族」に通知することを示す。
(監視装置101の機能的構成例)
つぎに、実施の形態2にかかる監視装置101の機能的構成例について説明する。ここでは、実施の形態1にかかる監視装置101と異なる機能について説明する。
図16は、実施の形態2にかかる監視装置101の機能的構成例を示すブロック図である。図16において、監視装置101は、取得部1001と、検出部1002と、判断部1003と、出力部1004と、欠測判定部1601と、を含む構成である。各機能部は、具体的には、例えば、図3に示したメモリ302、磁気ディスク305などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、または、I/F303により、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、メモリ302、磁気ディスク305などの記憶装置に記憶される。
欠測判定部1601は、被監視者Mの生体情報vdの欠測時間tまたは欠測回数cが、欠測監視時間Tまたは欠測監視回数Cを超えるか否かを判定する機能を有する。ここで、欠測時間tとは、生体情報測定装置102から定期的に送信される被監視者Mの生体情報vdを連続して欠測している時間である。また、欠測監視時間Tとは、被監視者Mの生体情報vdの欠測時間tと比較する所定時間である。欠測監視時間Tは、任意に設定可能であり、例えば、1時間や2時間程度に設定される。
また、欠測回数cとは、生体情報測定装置102から定期的に送信される被監視者Mの生体情報vdを連続して欠測している回数である。欠測監視回数Cとは、被監視者Mの生体情報vdの欠測回数cと比較する所定回数である。欠測監視回数Cは、任意に設定可能であり、例えば、被監視者Mの生体情報vdの送信間隔が1時間の場合、1回や2回程度に設定される。
一例として、欠測監視時間Tを「1h」とし、欠測監視回数Cを「1回」とする。まず、欠測判定部1601は、例えば、生体情報DB230を参照して、被監視者Mの生体情報vdの欠測時間tまたは欠測回数cを算出する。図7の例では、例えば、「4月2日14時00分」の時点では、欠測時間tは「2h」となり、欠測回数cは「2回」となる。この場合、欠測判定部1601は、被監視者Mの生体情報vdの欠測時間tまたは欠測回数cが、欠測監視時間Tまたは欠測監視回数Cを超えると判定する。
判断部1003は、欠測判定部1601によって欠測時間tまたは欠測回数cが欠測監視時間Tまたは欠測監視回数Cを超えると判定された場合に、電子機器Eの使用電力量W1が、電子機器Eの使用電力量W2から変化しているか否かを判断する。なお、以下の説明では、欠測判定部1601の処理内容として、被監視者Mの生体情報vdの欠測時間tが欠測監視時間Tを超えるか否かを判定する場合を例に挙げて説明する。
一例として、欠測日を「4月2日」とし、欠測時刻を「14時00分」とする。また、電子機器Eの使用電力量W2を、欠測日前日の欠測時刻と同一時刻の使用電力量Wとする。また、欠測監視時間Tを「1h」とする。この場合、上述したように、「4月2日14時00分」の時点では、欠測時間tが「2h」となり、欠測時間tが欠測監視時間Tを超えるため、判断部1003は、電子機器Eの使用電力量Wが変化しているか否かを判断する。
図8の例では、欠測日「4月2日」の欠測時刻「14時00分」の電子機器Eの使用電力量W1は「50[W]」である。また、欠測日前日「4月1日」の欠測時刻と同一時刻「14時00分」の電子機器Eの使用電力量W2は「0[W]」である。この場合、判断部1003は、電子機器Eの使用電力量W1が、電子機器Eの使用電力量W2から変化していると判断する。
また、出力部1004は、例えば、図15に示したアラーム通知レベル情報テーブル250を参照して、アラーム情報ALの緊急度合いに応じた監視者Kのクライアント端末104にアラーム情報ALを送信する。具体的には、例えば、まず、出力部1004は、アラーム通知レベル情報テーブル250を参照して、アラーム情報ALのアラーム通知レベルを設定する。
図15の例では、出力部1004は、欠測状態が「欠測>1h」かつ使用電力量比較が「変化あり」の場合に、アラーム通知レベルを「レベルA(緊急度高)」に設定する。また、出力部1004は、欠測状態が「欠測>1h」かつ使用電力量比較が「変化なし」の場合に、アラーム通知レベルを「レベルB1(緊急度中)」に設定する。また、出力部1004は、欠測状態が「欠測≦1h」の場合に、アラーム通知レベルを「レベルB2(緊急度低)」に設定する。
つぎに、出力部1004は、アラーム通知レベル情報テーブル250(図15参照)を参照して、設定したアラーム通知レベルに対応する通知先を特定する。図15の例では、「レベルA」の場合は、アラーム情報ALの通知先として、「訪問看護師」、「ホームヘルパー」、「ケアマネージャー」および「家族」が特定される。また、「レベルB1,B2」の場合は、アラーム情報ALの通知先として、「家族」が特定される。
そして、出力部1004は、特定した通知先のクライアント端末104に、設定したアラーム通知レベルのアラーム情報ALを送信する。これにより、アラーム通知レベルに応じた通知先にアラーム情報ALを通知することができる。
(アラーム情報ALの具体例)
つぎに、アラーム通知レベルB1のアラーム情報ALの具体例について説明する。なお、アラーム通知レベルAのアラーム情報ALの具体例については、図13に示したアラーム情報AL2と同様のため説明を省略する。また、アラーム通知レベルB2のアラーム情報ALの具体例については、図12に示したアラーム情報AL1と同様のため説明を省略する。
図17は、緊急度中のアラーム情報ALの具体例を示す説明図である。図17において、クライアント端末104のディスプレイ1200にアラーム情報AL3が表示されている。アラーム情報AL3は、被監視者Mの「家族」に通知されるアラーム通知レベルB1(緊急度中)のアラーム情報ALである。
アラーム情報AL3によれば、被監視者Mの「家族」は、被監視者Mの健康状態が○時間確認できていないこととともに、電子機器Eの使用電力量に異常が発生していることを把握することができ、必要に応じて被監視者Mの状況確認を行うことができる。
(監視装置101の監視処理手順)
つぎに、実施の形態2にかかる監視装置101の監視処理手順について説明する。この監視処理は、例えば、所定の時間間隔(例えば、1時間間隔)で定期的に実行される。
図18は、実施の形態2にかかる監視装置101の監視処理手順の一例を示すフローチャートである。図18のフローチャートにおいて、まず、監視装置101は、生体情報DB230を参照して、生体情報測定装置102から定期的に送信される被監視者Mの生体情報vdの欠測を検出したか否かを判断する(ステップS1801)。
ここで、監視装置101は、被監視者Mの生体情報vdの欠測を検出した場合(ステップS1801:Yes)、生体情報DB230を参照して、被監視者Mの生体情報vdの欠測時間tを算出する(ステップS1802)。つぎに、監視装置101は、算出した欠測時間tが欠測監視時間Tを超えるか否かを判定する(ステップS1803)。
ここで、欠測時間tが欠測監視時間Tを超える場合(ステップS1803:Yes)、監視装置101は、使用電力情報DB240を参照して、電子機器Eの使用電力量Wが変化したか否かを判断する(ステップS1804)。ここで、電子機器Eの使用電力量Wが変化した場合(ステップS1804:Yes)、監視装置101は、アラーム通知レベル情報テーブル250(図15)を参照して、アラーム通知レベルを「レベルA」に設定する(ステップS1805)。
つぎに、監視装置101は、アラーム通知レベル情報テーブル250(図15)を参照して、設定した「レベルA」に対応する通知先を特定する(ステップS1806)。そして、監視装置101は、特定した通知先に「レベルA」のアラーム情報ALを送信して(ステップS1807)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
また、ステップS1804において、電子機器Eの使用電力量Wが変化しなかった場合(ステップS1804:No)、監視装置101は、アラーム通知レベル情報テーブル250(図15)を参照して、アラーム通知レベルを「レベルB1」に設定する(ステップS1808)。
つぎに、監視装置101は、アラーム通知レベル情報テーブル250(図15)を参照して、設定した「レベルB1」に対応する通知先を特定する(ステップS1809)。そして、監視装置101は、特定した通知先に「レベルB1」のアラーム情報ALを送信して(ステップS1810)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
また、ステップS1803において、欠測時間tが欠測監視時間T以下の場合(ステップS1803:No)、監視装置101は、アラーム通知レベル情報テーブル250(図15)を参照して、アラーム通知レベルを「レベルB2」に設定する(ステップS1811)。
つぎに、監視装置101は、アラーム通知レベル情報テーブル250(図15)を参照して、設定した「レベルB2」に対応する通知先を特定する(ステップS1812)。そして、監視装置101は、特定した通知先に「レベルB2」のアラーム情報ALを送信して(ステップS1813)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
また、ステップS1801において、監視装置101は、被監視者Mの生体情報vdの欠測を検出しなかった場合(ステップS1801:No)、被監視者情報DB220を参照して、通知状況フィールドに「通知」が設定されているか否かを判断する(ステップS1814)。
ここで、通知状況フィールドに「通知」が設定されている場合(ステップS1814:Yes)、監視装置101は、通知状況フィールドに「通知」が設定されている監視者Kを特定する(ステップS1815)。そして、監視装置101は、特定した監視者Kのクライアント端末104に復帰情報RNを送信して(ステップS1816)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
また、ステップS1814において、通知状況フィールドに「通知」が設定されていない場合(ステップS1814:No)、監視装置101は、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
これにより、被監視者Mの生体情報vdの欠測時間tが欠測監視時間Tを超え、かつ、電子機器Eの使用電力量Wが変化している場合に、緊急度高のアラーム情報ALを監視者Kに通知することができる。また、被監視者Mの生体情報vdの欠測時間tが欠測監視時間Tを超え、かつ、電子機器Eの使用電力量Wが変化していない場合には、緊急度中のアラーム情報ALを監視者Kに通知することができる。また、被監視者Mの生体情報vdの欠測時間tが欠測監視時間T以下の場合には、緊急度低のアラーム情報ALを監視者Kに通知することができる。
なお、上述した説明では、監視装置101は、被監視者Mの生体情報vdの欠測を検出するたびに、電子機器Eの使用電力量Wの変化を判断することにしたが、これに限らない。例えば、監視装置101は、例えば、被監視者Mの生体情報vdの欠測3回に対して、電子機器Eの使用電力量Wの変化を1回判断することにしてもよい。
以上説明したように、実施の形態2にかかる監視装置101によれば、被監視者Mの生体情報vdの欠測時間tが欠測監視時間Tを超えた場合に、電子機器Eの使用電力量Wが変化しているか否かを判断することができる。これにより、被監視者Mの生体情報vdの欠測時間tが欠測監視時間Tを超えるまでの間は、何らかの要因により欠測となっている生体情報vdの取得が再開されるのを待つことができる。この結果、監視者Kに対する過剰なアラームを抑制して、被監視者Mの安否確認等にかかる監視者Kの負荷を軽減させることができる。
具体的には、例えば、欠測時間tが欠測監視時間Tを超える前に、生体情報測定装置102の電力が充電されて電力不足が解消されると、生体情報vdの取得が再開されて、監視者Kに対する過剰なアラームを抑制することができる。また、例えば、欠測時間tが欠測監視時間Tを超える前に、被監視者Mが、生体情報測定装置102の電波が中継装置201に届きにくい場所から移動すると、生体情報vdの取得が再開されて、監視者Kに対する過剰なアラームを抑制することができる。また、例えば、欠測時間tが欠測監視時間Tを超える前に、被監視者Mが生体情報測定装置102の装着忘れに気付いて装着した場合には、生体情報vdの取得が再開されて、監視者Kに対する過剰なアラームを抑制することができる。
(実施の形態3)
つぎに、実施の形態3にかかる監視装置101について説明する。なお、実施の形態1,2で説明した箇所と同一箇所については、図示および説明を省略する。
ここで、被監視者Mの生活状況によっては、被監視者Mに何らかの異変が起きていなくても、被監視者Mの生体情報vdの欠測前後における電子機器Eの使用電力量Wが変化する場合がある。一方、被監視者Mに異変が起きていない場合に、緊急度の高いアラーム情報ALを監視者Kに通知すると、被監視者Mの安否確認等の監視者Kの無駄な負荷が増大してしまう。
そこで、実施の形態3では、監視装置101は、被監視者Mの生体情報vdを欠測中に、電子機器Eの使用電力量Wが変化した回数を計数し、計数した回数が閾値以上となった場合に、アラーム通知レベルAのアラーム情報ALを出力する、これにより、監視者Kに対する緊急度高のアラーム通知の精度を向上させる。
(アラーム通知レベル情報テーブル250の記憶内容)
まず、実施の形態3にかかるアラーム通知レベル情報テーブル250の記憶内容について説明する。
図19は、アラーム通知レベル情報テーブル250の記憶内容の一例を示す説明図(その3)である。図19において、アラーム通知レベル情報テーブル250は、レベル、欠測状態、使用電力量比較異常回数および通知先のフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することにより、アラーム通知レベル情報1900−1〜1900−5をレコードとして記憶する。
ここで、レベルは、被監視者Mへの対応の緊急度合いを示すアラーム通知レベルである。欠測状態は、生体情報測定装置102から定期的に送信される被監視者Mの生体情報vdを欠測している状態を示す。「欠測>1h」は、被監視者Mの生体情報vdが1時間(欠測監視時間T)を超えて連続して欠測していることを示す。
使用電力量比較異常回数は、被監視者Mの生体情報vdを欠測中に、電子機器Eの使用電力量W1が電子機器Eの使用電力量W2から変化した回数を示す。通知先は、アラーム情報ALの通知先である。例えば、アラーム通知レベル情報1900−1は、欠測状態「欠測>1h」かつ使用電力量比較異常回数が「2回以上」の場合に、「レベルA」のアラーム情報ALを、「訪問看護師」、「ホームヘルパー」、「ケアマネージャー」および「家族」に通知することを示す。
(監視装置101の機能的構成例)
つぎに、実施の形態3にかかる監視装置101の機能的構成例について説明する。ここでは、実施の形態1,2にかかる監視装置101と異なる機能について説明する。
図20は、実施の形態3にかかる監視装置101の機能的構成例を示すブロック図である。図20において、監視装置101は、取得部1001と、検出部1002と、判断部1003と、出力部1004と、欠測判定部1601と、異常判定部2001と、を含む構成である。各機能部は、具体的には、例えば、図3に示したメモリ302、磁気ディスク305などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、または、I/F303により、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、メモリ302、磁気ディスク305などの記憶装置に記憶される。
判断部1003は、被監視者Mの生体情報vdの欠測が検出された場合、電子機器Eの使用電力量Wが変化したか否かを判断する。具体的には、例えば、判断部1003は、欠測判定部1601によって欠測時間tが欠測監視時間Tを超えると判定された場合に、電子機器Eの使用電力量W1が、電子機器Eの使用電力量W2から変化しているか否かを判断する。
異常判定部2001は、被監視者Mの生体情報vdを欠測中に、判断部1003によって電子機器Eの使用電力量Wが変化したと判断された回数が閾値Nth以上となったか否かを判定する機能を有する。以下の説明では、被監視者Mの生体情報vdを欠測中に電子機器Eの使用電力量Wが変化したと判断された回数を「使用電力量比較異常回数N」と表記する場合がある。
具体的には、例えば、まず、異常判定部2001は、被監視者Mの生体情報vdを欠測中に、電子機器Eの使用電力量Wが変化したと判断された場合に、使用電力量比較異常回数Nをインクリメントする。そして、異常判定部2001は、使用電力量比較異常回数Nが閾値Nth以上となったか否かを判定する。なお、閾値Nthは、任意に設定可能であり、例えば、2〜4回程度の値に設定される。また、使用電力量比較異常回数Nの初期値は「0」である。
また、出力部1004は、異常判定部2001によって判定された判定結果に応じて異なるアラーム情報ALを出力する機能を有する。具体的には、例えば、出力部1004は、図19に示したアラーム通知レベル情報テーブル250を参照して、アラーム情報ALの緊急度に応じた監視者Kのクライアント端末104にアラーム情報ALを送信する。
より具体的には、例えば、まず、出力部1004は、アラーム通知レベル情報テーブル250を参照して、アラーム情報ALのアラーム通知レベルを設定する。図19の例では、出力部1004は、欠測状態が「欠測>1h」かつ使用電力量比較異常回数Nが「2回以上」の場合に、アラーム通知レベルを「レベルA(緊急度高)」に設定する。また、出力部1004は、欠測状態が「欠測>1h」かつ使用電力量比較異常回数Nが「1回」の場合に、アラーム通知レベルを「レベルB1(緊急度中)」に設定する。
また、出力部1004は、欠測状態が「欠測>1h」かつ使用電力量比較異常回数Nが「0回」の場合に、アラーム通知レベルを「レベルB2(緊急度低)」に設定する。また、出力部1004は、欠測状態が「欠測≦1h」の場合に、アラーム通知レベルを「レベルB2(緊急度低)」に設定する。
つぎに、出力部1004は、アラーム通知レベル情報テーブル250(図19参照)を参照して、設定したアラーム通知レベルに対応する通知先を特定する。図19の例では、「レベルA」の場合は、アラーム情報ALの通知先として、「訪問看護師」、「ホームヘルパー」、「ケアマネージャー」および「家族」が特定される。また、「レベルB1,B2」の場合は、アラーム情報ALの通知先として、「家族」が特定される。
そして、出力部1004は、特定した通知先のクライアント端末104に、設定したアラーム通知レベルのアラーム情報ALを送信する。これにより、アラーム通知レベルに応じた通知先にアラーム情報ALを通知することができる。
また、異常判定部2001は、被監視者Mの住居に設置された複数の電子機器Eのうち、使用電力量比較異常回数Nが閾値Nth以上となった電子機器Eの台数Mが閾値Mth以上となったか否かを判定することにしてもよい。なお、閾値Mthは、任意に設定可能であり、例えば、2〜4台程度の値に設定される。
また、出力部1004は、使用電力量比較異常回数Nが閾値Nth以上となった電子機器Eの台数Mが閾値Mth以上となったと判定された場合に、アラーム通知レベルA(緊急度高)のアラーム情報ALを出力することにしてもよい。これにより、被監視者Mに何らかの異変が起きていなくても、ある電子機器Eの使用電力量比較異常回数Nがたまたま閾値Nth以上となって、緊急度高のアラーム情報ALが監視者Kに通知されるのを防ぐことができる。
(監視装置101の監視処理手順)
つぎに、実施の形態3にかかる監視装置101の監視処理手順について説明する。この監視処理は、例えば、所定の時間間隔(例えば、1時間間隔)で定期的に実行される。
図21および図22は、実施の形態3にかかる監視装置101の監視処理手順の一例を示すフローチャートである。図21のフローチャートにおいて、まず、監視装置101は、生体情報DB230を参照して、生体情報測定装置102から定期的に送信される被監視者Mの生体情報vdの欠測を検出したか否かを判断する(ステップS2101)。
ここで、監視装置101は、被監視者Mの生体情報vdの欠測を検出した場合(ステップS2101:Yes)、生体情報DB230を参照して、被監視者Mの生体情報vdの欠測時間tを算出する(ステップS2102)。つぎに、監視装置101は、算出した欠測時間tが欠測監視時間Tを超えるか否かを判定する(ステップS2103)。
ここで、欠測時間tが欠測監視時間Tを超える場合(ステップS2103:Yes)、監視装置101は、使用電力情報DB240を参照して、電子機器Eの使用電力量Wが変化したか否かを判断する(ステップS2104)。ここで、電子機器Eの使用電力量Wが変化した場合(ステップS2104:Yes)、監視装置101は、電子機器Eの使用電力量比較異常回数Nをインクリメントする(ステップS2105)。
そして、監視装置101は、電子機器Eの使用電力量比較異常回数Nが閾値Nth以上となったか否かを判定する(ステップS2106)。ここで、使用電力量比較異常回数Nが閾値Nth以上の場合(ステップS2106:Yes)、監視装置101は、アラーム通知レベル情報テーブル250(図19)を参照して、アラーム通知レベルを「レベルA」に設定する(ステップS2107)。
つぎに、監視装置101は、アラーム通知レベル情報テーブル250(図19)を参照して、設定した「レベルA」に対応する通知先を特定する(ステップS2108)。そして、監視装置101は、特定した通知先に「レベルA」のアラーム情報ALを送信して(ステップS2109)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
また、ステップS2106において、使用電力量比較異常回数Nが閾値Nth未満の場合(ステップS2106:No)、監視装置101は、アラーム通知レベル情報テーブル250(図19)を参照して、アラーム通知レベルを「レベルB1」に設定する(ステップS2110)。
つぎに、監視装置101は、アラーム通知レベル情報テーブル250(図19)を参照して、設定した「レベルB1」に対応する通知先を特定する(ステップS2111)。そして、監視装置101は、特定した通知先に「レベルB1」のアラーム情報ALを送信して(ステップS2112)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
また、ステップS2104において、電子機器Eの使用電力量Wが変化しなかった場合(ステップS2104:No)、監視装置101は、アラーム通知レベル情報テーブル250(図19)を参照して、アラーム通知レベルを「レベルB2」に設定する(ステップS2113)。
つぎに、監視装置101は、アラーム通知レベル情報テーブル250(図19)を参照して、設定した「レベルB2」に対応する通知先を特定する(ステップS2114)。そして、監視装置101は、特定した通知先に「レベルB2」のアラーム情報ALを送信して(ステップS2115)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
また、ステップS2103において、欠測時間tが欠測監視時間T以下の場合(ステップS2103:No)、監視装置101は、アラーム通知レベル情報テーブル250(図19)を参照して、アラーム通知レベルを「レベルB2」に設定する(ステップS2116)。
つぎに、監視装置101は、アラーム通知レベル情報テーブル250(図19)を参照して、設定した「レベルB2」に対応する通知先を特定する(ステップS2117)。そして、監視装置101は、特定した通知先に「レベルB2」のアラーム情報ALを送信して(ステップS2118)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
また、ステップS2101において、監視装置101は、被監視者Mの生体情報vdの欠測を検出しなかった場合(ステップS2101:No)、図22に示すステップS2201に移行する。
図22のフローチャートにおいて、まず、監視装置101は、被監視者情報DB220を参照して、通知状況フィールドに「通知」が設定されているか否かを判断する(ステップS2201)。
ここで、通知状況フィールドに「通知」が設定されている場合(ステップS2201:Yes)、監視装置101は、通知状況フィールドに「通知」が設定されている監視者Kを特定する(ステップS2202)。そして、監視装置101は、特定した監視者Kのクライアント端末104に復帰情報RNを送信する(ステップS2203)。
つぎに、監視装置101は、使用電力量比較異常回数Nを「N=0」で初期化して(ステップS2204)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。また、ステップS2201において、通知状況フィールドに「通知」が設定されていない場合(ステップS2201:No)、監視装置101は、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
なお、ステップS2113において、アラーム通知レベルが「レベルB2」に設定済みの場合は、監視装置101は、アラーム通知レベルを「レベルB2」に設定する処理を省略することにしてもよい。また、ステップS2113において、アラーム通知レベルが「レベルB2」よりも緊急度合いの高いアラーム通知レベル(レベルAまたはレベルB1)が設定されている場合は、監視装置101は、アラーム通知レベルの変更は行わない。
これにより、被監視者Mの生体情報vdの欠測時間tが欠測監視時間Tを超え、かつ、使用電力量比較異常回数Nが閾値Nth以上の場合に、緊急度高のアラーム情報ALを監視者Kに通知することができる。また、被監視者Mの生体情報vdの欠測時間tが欠測監視時間Tを超え、かつ、使用電力量比較異常回数Nが1回以上閾値Nth未満の場合には、緊急度中のアラーム情報ALを監視者Kに通知することができる。
また、被監視者Mの生体情報vdの欠測時間tが欠測監視時間Tを超え、かつ、使用電力量比較異常回数Nが0回の場合には、緊急度低のアラーム情報ALを監視者Kに通知することができる。また、被監視者Mの生体情報vdの欠測時間tが欠測監視時間T以下の場合には、緊急度低のアラーム情報ALを監視者Kに通知することができる。
以上説明したように、実施の形態3にかかる監視装置101によれば、被監視者Mの生体情報vdを欠測中に電子機器Eの使用電力量Wが変化した使用電力量比較異常回数Nが閾値Nth以上となったか否かを判定することができる。また、監視装置101によれば、判定した判定結果に応じて異なるアラーム情報ALを出力することができる。
これにより、監視者Kに対する緊急度高のアラーム通知の精度を向上させて、被監視者Mの安否確認等にかかる監視者Kの無駄な負荷の増大を抑制することができる。具体的には、例えば、被監視者Mに異変が起きていないときに、たまたま電子機器Eの使用電力量Wが変化しても、緊急度の高いアラーム情報ALが監視者Kに通知されるのを防ぐことができる。
また、監視装置101によれば、被監視者Mの住居に設置された複数の電子機器Eのうち、使用電力量比較異常回数Nが閾値Nth以上となった電子機器Eの台数Mが閾値Mth以上となったか否かを判定することができる。また、監視装置101によれば、使用電力量比較異常回数Nが閾値Nth以上となった電子機器Eの台数Mが閾値Mth以上となった場合に、アラーム通知レベルA(緊急度高)のアラーム情報ALを出力することができる。これにより、被監視者Mに異変が起きていないときに、ある電子機器Eの使用電力量比較異常回数Nがたまたま閾値Nth以上となっても、緊急度高のアラーム情報ALが監視者Kに通知されるのを防ぐことができる。
なお、本実施の形態で説明した監視方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本監視プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、本監視プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)被監視者の生体情報を測定して定期的に送信する生体情報測定装置と、
前記被監視者の住居に設置された電子機器の使用電力情報を測定する電力測定装置と、
前記被監視者の生体情報を欠測した場合、前記電力測定装置により測定された前記電子機器の使用電力情報に基づいて、前記被監視者の生体情報を欠測した際の前記電子機器の使用電力量が、前記被監視者の生体情報を欠測する前の前記電子機器の使用電力量から変化しているか否かを判断する判断部と、前記判断部によって判断された判断結果に応じて異なるアラーム情報を出力する出力部と、を有する監視装置と、
を含むことを特徴とする監視システム。
(付記2)前記監視装置は、
前記被監視者の生体情報の欠測時間または欠測回数が所定時間または所定回数を超えるか否かを判定する第1の判定部を有し、
前記判断部は、
前記第1の判定部によって前記欠測時間または前記欠測回数が前記所定時間または前記所定回数を超えると判定された場合に、前記被監視者の生体情報を欠測した際の前記電子機器の使用電力量が、前記被監視者の生体情報を欠測する前の前記電子機器の使用電力量から変化しているか否かを判断することを特徴とする付記1に記載の監視システム。
(付記3)前記出力部は、
前記電子機器の使用電力量が変化したと判断された場合、前記電子機器の使用電力量が変化していないと判断された場合に比べて緊急度の高いアラーム情報を出力することを特徴とする付記1または2に記載の監視システム。
(付記4)前記判断部は、
前記被監視者の生体情報を欠測した際の前記電子機器の使用電力量が、前記被監視者の生体情報を欠測した時点と同一時間帯の前日の前記電子機器の使用電力量から変化しているか否かを判断することを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の監視システム。
(付記5)前記監視装置は、
前記被監視者の生体情報を欠測中に、前記判断部によって前記電子機器の使用電力量が変化したと判断された回数が閾値以上となったか否かを判定する第2の判定部を有し、
前記出力部は、
前記第2の判定部によって判定された判定結果に応じて異なるアラーム情報を出力することを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の監視システム。
(付記6)前記出力部は、
前記被監視者の生体情報の欠測後に、前記被監視者の生体情報が取得された場合、前記被監視者の生体情報の取得が再開されたことを示す復帰情報を出力することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の監視システム。
(付記7)前記出力部は、
前記アラーム情報の緊急度に応じた監視者の端末装置に前記アラーム情報を送信することを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の監視システム。
(付記8)前記生体情報は、前記被監視者の体温、心拍、血圧のうちの少なくともいずれかの情報であることを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載の監視システム。
(付記9)前記第2の判定部は、
前記被監視者の住居に設置された複数の電子機器のうち、前記回数が閾値以上となった電子機器の数が所定数以上となったか否かを判定することを特徴とする付記5に記載の監視システム。
(付記10)前記生体情報測定装置は、前記生体情報測定装置が置かれた環境に応じて得られるエネルギーを用いて発電される電力により動作することを特徴とする付記1〜9のいずれか一つに記載の監視システム。
(付記11)被監視者の生体情報を測定する生体情報測定装置から定期的に送信される前記被監視者の生体情報を欠測した場合、前記被監視者の住居に設置された電子機器の使用電力情報を測定する電力測定装置により測定された前記電子機器の使用電力情報に基づいて、前記被監視者の生体情報を欠測した際の前記電子機器の使用電力量が、前記被監視者の生体情報を欠測する前の前記電子機器の使用電力量から変化しているか否かを判断する判断部と、
前記判断部によって判断された判断結果に応じて異なるアラーム情報を出力する出力部と、
を有することを特徴とする監視装置。
(付記12)コンピュータが、
被監視者の生体情報を測定する生体情報測定装置から定期的に送信される前記被監視者の生体情報を欠測した場合、前記被監視者の住居に設置された電子機器の使用電力情報を測定する電力測定装置により測定された前記電子機器の使用電力情報に基づいて、前記被監視者の生体情報を欠測した際の前記電子機器の使用電力量が、前記被監視者の生体情報を欠測する前の前記電子機器の使用電力量から変化しているか否かを判断し、
判断した判断結果に応じて異なるアラーム情報を出力する、
処理を実行することを特徴とする監視方法。
(付記13)コンピュータに、
被監視者の生体情報を測定する生体情報測定装置から定期的に送信される前記被監視者の生体情報を欠測した場合、前記被監視者の住居に設置された電子機器の使用電力情報を測定する電力測定装置により測定された前記電子機器の使用電力情報に基づいて、前記被監視者の生体情報を欠測した際の前記電子機器の使用電力量が、前記被監視者の生体情報を欠測する前の前記電子機器の使用電力量から変化しているか否かを判断し、
判断した判断結果に応じて異なるアラーム情報を出力する、
処理を実行させることを特徴とする監視プログラム。
(付記14)コンピュータに、
被監視者の生体情報を測定する生体情報測定装置から定期的に送信される前記被監視者の生体情報を欠測した場合、前記被監視者の住居に設置された電子機器の使用電力情報を測定する電力測定装置により測定された前記電子機器の使用電力情報に基づいて、前記被監視者の生体情報を欠測した際の前記電子機器の使用電力量が、前記被監視者の生体情報を欠測する前の前記電子機器の使用電力量から変化しているか否かを判断し、
判断した判断結果に応じて異なるアラーム情報を出力する、
処理を実行させる監視プログラムを記録したことを特徴とする前記コンピュータに読み取り可能な記録媒体。