JP2008310729A - 生活状況推定方法及びシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】電力需要家内に配設された電気機器自体に付加的な機能や装置を設けることなく、且つ、電力需要家内に配設された特定の電気機器の情報を必要とすることなく、居住者の生活状況を推定できるようにする。
【解決手段】電力需要家内に配設された電気機器による消費電力を測定する(S1)と共に該消費電力を評価時間に亘って積分して電力量を算出し(S2)、電気機器の待機稼働によって消費される電力を評価時間に亘って積分して得られる基本電力量の最大値に変動係数を乗じて得られる活動電力量閾値よりも電力量が大きいか否かによって電力需要家における居住者による電気機器の意図的な操作の有無を推定し(S3)、電気機器の意図的な操作の有無の推定結果に基づいて電力需要家の居住者の生活状況を推定する(S4)ようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、生活状況推定方法及びシステムに関する。さらに詳述すると、本発明は、電力需要家の居住者の例えば在宅と不在との別や就寝中か活動中か等の生活状況を推定する方法及びシステムに関する。
従来の居住者の生活状況を推定するシステムとしては、例えば生活モニターシステムがある(特許文献1)。この生活モニターシステムは、家庭内に配設されて例えば電気ポット等の電気機器の操作又は動作を検出すると共に送信先等の情報を記憶した監視ユニットと、監視ユニットによって検出された情報を通信網を介して家庭外に送信する送信手段と、送信手段から電気機器の情報を受信して多数の監視対象者の情報を一元管理する情報蓄積手段と、情報蓄積手段の蓄積情報を表示可能に加工する加工手段と、加工手段によって加工したデータを外部から閲覧可能に表示する表示手段とを備えている。
特開2002−78034号
しかしながら、特許文献1の生活モニターシステムでは、監視対象となる電気機器自体にマイクロコンピュータ等の情報処理機能や無線通信装置等の通信機能を付加又は内蔵する必要がありコスト高となってしまう。また、電力需要家の屋内に配設された特定の電気機器が電力需要家外部の情報処理装置と通信を行うことは、電力需要家の居住者にとっては生活状況の細部が第三者から常に監視され生活態様が知られてしまうようで心地の良いものではなく、居住者に不快感を与えるという問題がある。
そこで、本発明は、電力需要家内に配設された電気機器自体に付加的な機能や装置を設けることなく、且つ、電力需要家内に配設された特定の電気機器の情報を必要とすることなく、居住者の生活状況を推定することができる方法並びにシステムを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、請求項1記載の生活状況推定方法は、電力需要家内に配設された電気機器による消費電力を測定すると共に該消費電力を評価時間に亘って積分して電力量を算出し、電気機器の待機稼働によって消費される電力を評価時間に亘って積分して得られる基本電力量の最大値に変動係数を乗じて得られる活動電力量閾値よりも電力量が大きいか否かによって電力需要家における居住者による電気機器の意図的な操作の有無を推定し、該電気機器の意図的な操作の有無の推定結果に基づいて電力需要家の居住者の生活状況を推定するようにしている。
また、請求項3記載の生活状況推定システムは、電力需要家内に配設された電気機器による消費電力を測定する測定手段と、消費電力を評価時間に亘って積分して電力量を算出する演算手段と、電気機器の待機稼働によって消費される電力を評価時間に亘って積分して得られる基本電力量の最大値に変動係数を乗じて得られる活動電力量閾値よりも電力量が大きいか否かによって電力需要家における居住者による電気機器の意図的な操作の有無を推定すると共に該電気機器の意図的な操作の有無の推定結果に基づいて電力需要家の居住者の生活状況を推定する推定手段とを有するようにしている。
なお、電気機器の待機稼働とは、例えば冷蔵庫などのように居住者の意図的な操作によらずオンとオフとの状態遷移を自動的に繰り返す電気機器の動作のことをいう。
また、評価時間とは、消費電力を積分して電力量を算出する際の積分時間のことをいう。
ここで、電力需要家内に配設された電気機器による消費電力の時刻変動には、電気機器に対する居住者の意図的な操作に起因する変動の他に、電気機器の待機稼働に起因する変動も含まれる。したがって、電力需要家の消費電力の時刻変動をそのまま観察したとしても、消費電力の変動が居住者による電気機器の意図的な操作に起因するものか電気機器の待機稼働に起因するものかの判別をすることができない。よって、単に消費電力そのものの変動を観察するだけでは居住者の屋内での活動に伴って電気機器の使用がされたか否か即ち生活状況を推定することはできない。
そこで、本発明では、電気機器の待機稼働によって消費される電力を評価時間に亘って積分して基本電力量を求めると共にこの基本電力量の最大値に変動係数を乗じて活動電力量閾値を求め、この活動電力量閾値を用いて居住者による電気機器の意図的な操作即ち屋内での活動に伴う電気機器の使用の有無を判断するようにしている。
活動電力量閾値は、電力量を算出する際の消費電力の積分時間である評価時間及び基本電力量の変動の見込みを表す係数である変動係数の値を適切に選択することにより、電気機器の待機稼働による消費電力の変動の影響を排除して、電力量の変動が居住者による電気機器の意図的な操作即ち屋内での活動に伴う電気機器の使用によるものか否かを適確に判断するための閾値となる。
そして、電力需要家の消費電力を測定すると共に電力量を算出し、電力量が活動電力量閾値よりも大きい場合には、居住者による電気機器の意図的な操作即ち屋内での活動に伴う電気機器の使用がされていると考えられ、居住者は在宅中であり且つ活動中であると推定できる。一方、電力量が活動電力量閾値以下の場合には、居住者による電気機器の意図的な操作即ち屋内での活動に伴う電気機器の使用はされていないと考えられ、居住者は不在若しくは就寝中であると推定できる。
さらに、電力需要家の消費電力に基づく電力量が活動電力量閾値を連続して上回っている時間即ち活動を継続している時間又は連続して下回っている時間即ち活動を停止している時間が通常の生活パターンから想定される時間とかけ離れて長時間に亘る場合には、居住者が寝たきりになっている或いは居住者が屋内で倒れている等の非常事態が発生している可能性も考えられる。
このように、この生活状況推定方法並びに生活状況推定システムによると、電力需要家の居住者の例えば在宅と不在との別や就寝中か活動中か等の生活状況、さらには、居住者が健常に生活しているか否かを含めた生活状況を推定することができる。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の生活状況推定方法において、評価時間を3分以上30分以下にしている。さらに、請求項4記載の発明は、請求項3記載の生活状況推定システムにおいて、評価時間を3分以上30分以下にしている。この場合には、電力量を算出する際の消費電力の積分時間である評価時間が適切な範囲に設定されるので、電力需要家における居住者による電気機器の意図的な操作が行われたか否かがより適確に判断される。
請求項1並びに3記載の生活状況推定方法並びに生活状況推定システムによれば、電力需要家内に配設された電気機器自体に付加的な機能や装置を設けることなく、且つ、電力需要家内に配設された特定の電気機器の情報を必要とすることなく、居住者による電気機器の意図的な操作即ち屋内での活動に伴う電気機器の使用の有無を判断することが可能であり、居住者の例えば在宅と不在との別や就寝中か活動中か等の生活状況、さらには、居住者が健常に生活しているか否かを含めた生活状況を推定することができる。したがって、システムの整備コストを低減することが可能であり、システムの普及を促進して例えば独居老人や老人のみ世帯等の生活安全性の向上を図ることができる。
さらに、本発明では、電力需要家内に配設された特定の電気機器の情報を使わずに居住者の生活状況を推定するようにしているので、生活状況の細部が第三者に常に監視され生活態様が知られてしまう等の不快感を居住者に与えることを防止することができる。したがって、システム普及の障害が軽減され、システムの普及を促進して例えば独居老人や老人のみ世帯等の生活安全性の向上を図ることができる。
さらに、請求項2並びに4記載の生活状況推定方法並びに生活状況推定システムによれば、電力需要家における居住者による電気機器の意図的な操作が行われたか否かをより適確に判断することが可能であり、生活状況の推定精度の向上を図ることができる。
以下、本発明の構成を図面に示す最良の形態に基づいて詳細に説明する。
図1から図9に、本発明の生活状況推定方法及びシステムの実施形態の一例を示す。なお、本実施形態では、図2に示す電力需要家2において本発明を適用した場合について説明する。
本実施形態の電力需要家2内の屋内配線回路17には、電気機器3として、テレビジョン受像機3a,冷蔵庫3b,インバータエアコンデショナー3c,蛍光灯3d,白熱灯からなる居間照明機器3e,白熱灯からなるトイレ照明機器3f,ヒータ機能付温水便座3gが接続されている。屋内配線回路17は引込線4及び電柱5に架設された電線を介して電気事業者等の電力系統に接続されている。なお、電力需要家2内の屋内配線回路17に接続される電気機器3は、本実施形態において例示したものには限定されない。
本発明の生活状況推定方法は、図1に示すように、電力需要家2内に配設された電気機器3による消費電力を測定する(S1)と共に該消費電力を評価時間に亘って積分して電力量を算出し(S2)、電気機器3の待機稼働によって消費される電力を評価時間に亘って積分して得られる基本電力量の最大値に変動係数を乗じて得られる活動電力量閾値よりも電力量が大きいか否かによって電力需要家2における居住者による電気機器3の意図的な操作の有無を推定し(S3)、電気機器3の意図的な操作の有無の推定結果に基づいて電力需要家2の居住者の生活状況を推定する(S4)ようにしている。
上記生活状況推定方法は、本発明の生活状況推定システムとして実現される。本実施形態では、生活状況推定システム1が上記生活状況推定方法を用いて電力需要家2の居住者の生活状況を推定する場合を例に挙げて説明する。
本実施形態の生活状況推定システム1は、図2及び図3に示すように、電力需要家2内に配設された電気機器3による消費電力を測定する測定手段10と、消費電力を評価時間に亘って積分して電力量を算出する演算手段11と、電気機器3の待機稼働によって消費される電力を評価時間に亘って積分して得られる基本電力量の最大値に変動係数を乗じて得られる活動電力量閾値よりも電力量が大きいか否かによって電力需要家2における居住者による電気機器3の意図的な操作の有無を推定すると共に電気機器3の意図的な操作の有無の推定結果に基づいて電力需要家2の居住者の生活状況を推定する推定手段12とを備えている。
さらに、本実施形態の生活状況推定システム1は、測定手段10によって測定される消費電力や演算手段11によって算出される電力量などを記録する例えばRAM(Random Access Memoryの略)やハードディスクなどの記憶装置13を備えている。
生活状況推定システム1による生活状況推定方法の実行にあたっては、まず、測定手段10が、電力需要家2内に配設された電気機器3による消費電力の測定を行う(S1)。
測定手段10は、電力需要家2内に配設された電気機器3による消費電力を測定するものである。本実施形態では、電子式電力計が用いられている。
測定手段10は電力需要家2の引込線4の引込口の付近に設置される。このような構成を採ることにより、本発明の生活状況推定方法及びシステムを、電力需要家2内の屋内配線回路17に接続している複数の電気機器3によって消費される電力の合計を使用するもの、すなわち、電力需要家2内に配設された特定の電気機器3の情報は使用しない方法及びシステムとすることができる。
測定手段10によって測定されて出力される電力需要家2の時刻tにおける消費電力P(t)は記憶装置13に記録される。
次に、演算手段11が、S1の処理によって得られる消費電力を評価時間に亘って積分して電力量の算出を行う(S2)。
演算手段11は、例えば数値演算機能等を備える一個又は複数個の中央演算処理装置である。
演算手段11は、記憶装置13に記録された消費電力P(t)を用いて評価時間Δt内、即ち任意の時刻をTとすると時刻t=Tから時刻t=T+Δtまでの間の消費電力P(t)を積分して電力量∫P(t')を連続して算出する。すなわち、電力量∫P(t')は評価時間Δt毎に連続して算出される。なお、本実施形態ではt'=t+Δt/2とする。そして、演算手段11は算出した電力量∫P(t')の値を記憶装置13に記憶させる。
電力量∫P(t')を算出する際の消費電力P(t)の積分時間である評価時間Δtは、本実施形態における冷蔵庫3bやヒータ機能付温水便座3gのように居住者の操作によらずオンとオフとの状態遷移を自動的に繰り返す電気機器3の待機稼働による消費電力P(t)の変動の影響を排除して、居住者による電気機器3の意図的な操作即ち屋内での活動に伴う電気機器3の使用による消費電力P(t)の変動を電力量∫P(t')の変動として顕著に現すための変数である。
したがって、評価時間Δtは、居住者による電気機器3の意図的な操作即ち屋内での活動に伴う電気機器3の使用がされている時の消費電力P(t)の変動とされていない時の消費電力P(t)の変動との間の差が電力量∫P(t')の変動においてより顕著に現れるように設定される。
本実施形態の電力需要家2について、居住者が終日不在の日と、午後1時40分から4時まで外出しその他の時間帯は在宅の日(以下、一時外出した日と呼ぶ)と、終日在宅の日との時刻tにおける消費電力P(t)のそれぞれについて評価時間Δtを1分とした場合即ち1分に亘って積分した場合の電力量∫P(t')の時刻変動を図4から図6に示す。なお、本実施形態では、1分毎に計測される消費電力の瞬時値が1分後の次の計測時まで変化しないものとして時刻tにおける消費電力P(t)のデータが整備されている。
図4中の符号rで示す約1Whから約3Whの範囲で定期的に増減を繰り返している電力量の変動は冷蔵庫3bの待機稼働に起因するものである。また、符号tで示す10Wh付近まで定期的且つ瞬間的に増加する電力量の変動はヒータ機能付温水便座3gの待機稼働に起因するものである。
すなわち、図4に示すように、居住者が終日不在であって居住者による電気機器3の意図的な操作がされない場合であっても、電力需要家2内の屋内配線回路17に接続している電気機器3のうち例えば冷蔵庫3bやヒータ機能付温水便座3gのように居住者が不在であっても稼働し続けて電力を消費する電気機器3の待機稼働があるために電力量は変動する。そして、評価時間Δtが1分の場合には電気機器3の待機稼働による消費電力P(t)の変動が電力量∫P(t')の変動においても顕著に現れる。
そして、図5及び図6に示すように、評価時間Δtが1分の場合には、居住者が在宅しており居住者による電気機器3の意図的な操作が実際にはされているにもかかわらず、電気機器3の待機稼働による消費電力P(t)の変動もあるため、電気機器3の意図的な操作であって屋内での活動に伴って電気機器3が使用されることによる消費電力P(t)の変動が電力量∫P(t')の変動としては顕著には現れない。
続いて、本実施形態の電力需要家2について、居住者が終日不在の日と一時外出した日と終日在宅の日との消費電力P(t)のそれぞれについて評価時間Δtを30分とした場合の電力量∫P(t')の時刻変動を図7から図9に示す。
図7に示すように、評価時間Δtが30分の場合には、居住者が終日不在の日において、電気機器3の待機稼働による消費電力P(t)の変動が電力量∫P(t')の変動としては平準化される。
そして、図8や図9に示すように、評価時間Δtが30分の場合には、居住者が一時外出した日若しくは終日在宅の日において、居住者による電気機器3の意図的な操作であって屋内での活動に伴って電気機器3が使用されることによる消費電力P(t)の変動が電力量∫P(t')の変動(図中符号Aで示す)として顕著に現れるようになる。
このように、消費電力P(t)を適切な評価時間Δtで積分して電力量∫P(t')とすることによって、電気機器3の待機稼働によるものであって居住者の電気機器3の意図的な操作によらない消費電力P(t)の変動を電力量∫P(t')においては平準化させることができると共に、これにより電気機器3の意図的な操作に起因する消費電力P(t)の変動を電気機器3の待機稼働に起因する消費電力P(t)の変動と区別して電力量∫P(t')の変動において顕著化させることができる。
このように、評価時間Δtは、本実施形態におけるΔt=1分の場合のように適切な設定に対して短すぎると電気機器3の待機稼働に起因する消費電力P(t)の変動を平準化させることができないので居住者による電気機器3の意図的な操作に起因する消費電力P(t)の変動を電力量∫P(t')の変動において顕著化させることができず、一方、適切な設定に対して長すぎると居住者の活動が実際には活発であって前後の時間帯と比べて消費電力P(t)が高い値になっている変動が電力量∫P(t')としては平準化されてしまい居住者が実際に活動している時間帯が曖昧になってしまうおそれがある。
評価時間Δtは、具体的には、3分から30分程度の範囲で設定することが好ましく、より好ましくは15分から30分程度の範囲で設定することであり、最も好ましくは30分程度に設定することである。しかしながら、評価時間Δtはこの範囲に限られるものではなく、3分より短くても良いし、30分より長くても良い。
本実施形態では、居住者による電気機器3の意図的な操作即ち屋内での活動に伴う電気機器3の使用がされている時の消費電力P(t)の変動とされていない時の消費電力P(t)の変動との間の差が電力量∫P(t')の変動においてより顕著になるように評価時間Δtを30分に設定している。
なお、評価時間Δtを設定するために時刻tにおける消費電力P(t)と生活状況とについてのデータ収集並びに分析を予め行い、対象とする電力需要家2の生活状況を適確に推定し得る評価時間Δtを電力需要家2毎に設定するようにしても良い。さらに、実際の生活状況と推定結果との比較検証を行い、生活状況を適確に推定し得る評価時間Δtを定期的に見直すようにしても良い。
次に、推定手段12が、S2の処理によって得られる電力量を用いて電力需要家における居住者による電気機器の意図的な操作の有無の推定を行う(S3)。
推定手段12としては、例えば比較演算機能や論理演算機能等を備える中央演算処理装置が用いられる。なお、上述した演算手段11と推定手段12とを一つの中央演算処理装置によって実現しても良い。
推定手段12は、S2の処理において算出されて記憶装置13に記録された電力量∫P(t')の値と活動電力量閾値Paの値とを比較する。
活動電力量閾値Paは、電力需要家2において居住者による電気機器3の意図的な操作が行われたか否かを判断するための閾値であり、予め算出されて記憶装置13に記録される。
活動電力量閾値Paは、居住者による電気機器3の意図的な操作即ち屋内での活動に伴う電気機器3の使用による消費電力を除いた電力量である基本電力量∫Pb(t')の最大値∫Pb_maxに変動係数Kfを乗じて算定される。
基本電力量の最大値∫Pb_maxとしては、電気機器3の待機稼働中の最大消費電力の合計を評価時間Δtに亘って積分して得られる値、または、電力需要家2の居住者全員が不在の時の時刻別消費電力を実際に測定すると共にこの消費電力を評価時間Δtに亘って積分して得られる電力量の最大値が用いられる。不在時の消費電力を積分して基本電力量の最大値を求める場合には、消費電力の測定を1日(即ち24時間)以上行って基本電力量の最大値を求めるようにすることが望ましい。なお、基本電力量の最大値∫Pb_maxは例えば季節毎に設定するようにしても良いし、さらに、定期的に見直すようにしても良い。
上記によって設定される基本電力量の最大値∫Pb_maxは例えば電気機器3の待機稼働のタイミング等によって多少変動することも考えられ、居住者による電気機器3の意図的な操作が行われたか否かを判断するための閾値として上記によって設定される基本電力量の最大値∫Pb_maxをそのまま用いると、実際には電気機器3の意図的な操作は行われていないにも拘わらず意図的な操作が行われたと誤って判断してしまうことも考えられる。そこで、このように誤って判断してしまうことを防止するための係数として変動係数Kfを用いる。
変動係数Kfは、上記のように、上述の方法によって設定される基本電力量の最大値∫Pb_maxをそのまま閾値として用いた場合の誤った判断を防止するための係数であり、例えば1より大きく2以下の範囲で設定される。しかしながら、変動係数Kfの値はこの範囲に限られるものではなく、基本電力量の最大値∫Pb_maxの変動はない若しくは殆どないと考えられる場合には1としても良いし、基本電力量の最大値∫Pb_maxの変動が非常に大きいと考えられる場合には2より大きい値としても良い。本実施形態では、変動係数Kfを2とする。なお、変動係数Kfは例えば季節毎に設定するようにしても良いし、さらに、定期的に見直すようにしても良い。
そして、推定手段12は、電力量∫P(t')の値が活動電力量閾値Pa以下から活動電力量閾値Paより大きい値に推移した場合には電力需要家2において居住者による電気機器3の意図的な操作が開始されたと判断する。
一方、推定手段12は、電力量∫P(t')の値が活動電力量閾値Paより大きい値から活動電力量閾値Pa以下に推移した場合には電力需要家2における居住者による電気機器3の意図的な操作が終了したと判断する。
本実施形態では、図7に示すように、居住者が終日不在の日における基本電力量の最大値∫Pb_maxが約100Whであって変動係数Kfが2であるので、活動電力量閾値Paは約200Whとなる。
そして、図8に示すように、居住者が一時外出した日については、夕方及び夜間において電力量∫P(t')が活動電力量閾値Paを上回り(符号A)、当該時間帯において居住者による電気機器3の意図的な操作が行われたと推定される。
また、図9に示すように、居住者が終日在宅の日については、昼間から夜間に亘って電力量∫P(t')が活動電力量閾値Paを上回り(符号A)、当該時間帯において居住者による電気機器3の意図的な操作が行われたと推定される。
さらに、推定手段12が、S3の処理によって得られる居住者による電気機器の意図的な操作の有無の推定結果に基づいて電力需要家の居住者の生活状況の推定を行う(S4)。
推定手段12は、S3の処理において、居住者による電気機器3の意図的な操作が開始されたと推定した場合には居住者は在宅中であり且つ活動中であると判断してこの推定結果を表す情報として活動開始情報を出力する。
一方、推定手段12は、S3の処理において居住者による電気機器3の意図的な操作が終了したと推定した場合には居住者は在宅しているが活動停止中若しくは不在若しくは就寝中であると判断してこの推定結果を表す情報として活動終了情報を出力する。
さらに、推定手段12は、例えば、昼間に活動終了情報を出力してから時間が経過した場合には居住者は不在であるとの推定結果を出力したり、夜間に活動終了情報を出力してから所定の時間が経過した場合には居住者は就寝中であるとの推定結果を出力したりする。
ここで、本実施形態の生活状況推定システム1は、推定手段12が出力する活動開始情報や活動終了情報を外部の情報処理装置に送信する通知手段14を更に備え、推定手段12が出力するこれらの情報を利用して電力需要家2内で生活する居住者の安否を確認するようにしている。
この場合、上述した生活状況推定方法及びシステムを居住者の安否確認方法及びシステムとして利用することができる。以下、この安否確認システムの対象となる電力需要家2の居住者のことを対象者と呼ぶ。
この安否確認システムによれば、対象者が健常に生活しているか否かを対象者の家族や担当医師等が遠隔から確認することができるようになるので、対象者の生活安全性の向上に寄与する。したがって、この安否確認システムは、例えば一人暮らしの老人や身体障害者の世帯又は老人のみの世帯に設置される場合に特に有用である。
外部の情報処理装置としては、例えば、対象者の安否確認を業として行う事業者(以下、安否確認事業者と呼ぶ)が運用するコンピュータ20(以下、安否情報管理手段20と呼ぶ)、または、対象者の家族や担当医師等が所有するパーソナルコンピュータ若しくは電話機や携帯電話機等の情報端末機21が用いられる。
また、通知手段14と安否情報管理手段20と情報端末機21との相互間の通信には有線又は無線の通信回線及び通信プロトコル等の通信技術が用いられる。そして、通知手段14と安否情報管理手段20と情報端末機21とには採用された通信回線及び通信技術による通信を可能にするハードウェア並びにソフトウェアが実装される。
安否情報管理手段20や情報端末機21は、これらが備える演算機能等により、活動終了情報を最後に受信した時刻から現時刻までの時間(以下、活動停止時間と呼ぶ)を算出すると共に算出された活動停止時間と予め定められた活動停止基準時間とを比較する。なお、本実施形態では、活動終了情報を最後に受信した時刻はt'+Δt/2となる。
活動停止基準時間は、対象者の生活パターン等を考慮して適宜設定される。具体的には例えば、一日8時間程度の睡眠中に電気機器の意図的な操作は行われないことは通常であることを考慮して活動停止基準時間が9時間から12時間程度の間に設定されることが考えられる。または、対象者の生活パターンとして日中は外出する時間が長い場合や対象者の生活態様として電気機器の意図的な操作を頻繁には行わないことが通常である場合にはこれらの事情を考慮して活動停止基準時間が12時間から24時間程度の間に設定されることも考えられる。
さらに、安否情報管理手段20や情報端末機21は、これらが備える演算機能等により、活動開始情報を最後に受信した時刻から現時刻までの時間(以下、活動継続時間と呼ぶ)を算出すると共に算出された活動継続時間と予め定められた活動継続基準時間とを比較する。なお、本実施形態では、活動開始情報を最後に受信した時刻はt'−Δt/2となる。
活動継続基準時間は、対象者の生活パターン等を考慮して適宜設定される。具体的には例えば、対象者の生活態様として一日16時間程度の屋内での活動中電気機器が継続的に使用されることが通常である場合にはこれを考慮して活動継続基準時間が16時間から20時間程度の間に設定されることが考えられる。
そして、安否情報管理手段20や情報端末機21は、活動停止時間が活動停止基準時間以上となる場合又は活動継続時間が活動継続基準時間以上となる場合に自身が備えるスピーカやディスプレイ等の出力装置に警告音や警告メッセージ等の警告情報を自動出力し、安否確認事業者又は対象者の家族や担当医師等に対して注意を促す。
そして、警告情報を受信した安否確認事業者又は対象者の家族や担当医師等は対象者が寝たきりになっていたり屋内で倒れていたりする等の非常事態が発生している可能性があると判断し、例えば、安否確認事業者又は対象者の家族や担当医師等が対象者に電話連絡等をして安否確認を行ったり、安否確認事業者が対象者の家族や担当医師等に電話連絡等をして対象者の安否確認の依頼を行ったりする等の措置が施される。これにより、独居老人や老人のみ世帯等において非常事態が発生した場合にそのことが誰にも知られることなく事態がより悪化してしまうことを防ぐことが可能となり、独居老人や老人のみ世帯等の生活安全性が確保される。
この安否確認方法及びシステムによれば、電力需要家2内に配設された電気機器3自体に付加的な機能や装置を設けることなく、且つ、電力需要家2内に配設された特定の電気機器3の情報を必要とすることなく、居住者による電気機器3の意図的な操作即ち屋内での活動に伴う電気機器3の使用の有無を判断することが可能であり、居住者が健常に生活しているか否かを推定することができる。したがって、安否確認システムの整備コストを低減することができ、システムの普及を促進して例えば独居老人や老人のみ世帯等の生活安全性の向上を図ることができる。さらに、本発明では、電力需要家2内に配設された特定の電気機器3の情報を使わずに居住者の健常性を推定するようにしているので、第三者から監視されている又は生活態様が知られてしまう等の意識を居住者が持つなどの不快感を与えることを防止することができる。したがって、システムの普及を促進して例えば独居老人や老人のみ世帯等の生活安全性の向上を図ることができる。
なお、上述の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、本実施形態では、推定手段12が出力する活動開始情報や活動終了情報を通知手段14によって外部の情報処理装置である安否情報管理手段20や情報端末機21に送信して安否情報管理手段20や情報端末機21が安否判断するようにしているが、これに限られず、推定手段12によって安否判断まで行いこの判断結果の情報を通知手段14によって安否情報管理手段20や情報端末機21に送信するようにしても良い。この場合、推定手段12は、活動停止時間を算出してこの活動停止時間と予め定められた活動停止基準時間とを比較すると共に、活動継続時間を算出してこの活動継続時間と予め定められた活動継続基準時間とを比較する。そして、推定手段12は、活動停止時間が活動停止基準時間以上となる場合又は活動継続時間が活動継続基準時間以上となる場合に警告メッセージ等の警告情報を通知手段14に対して出力する。さらに、通知手段14は、この警告情報を安否情報管理手段20や情報端末機21に送信して安否確認事業者又は対象者の家族や担当医師等に対して注意を促す。
また、本実施形態では推定手段12を有する構成にしているが、場合によっては、図10に示すように、推定手段12を有さない構成とすることも可能である。この場合には、演算手段11によって評価時間Δt毎に算出される電力量∫P(t')の値を通知手段14が安否情報管理手段20や情報端末機21に送信する。安否情報管理手段20や情報端末機21は、これらが備える記憶装置20a,21aに受信した電力量∫P(t')の値を記録すると共に、記憶装置20a,21aに記録された電力量∫P(t')の値の履歴に基づいて電力量∫P(t')の値の時刻変動を例えば図7から図9に示すようにグラフ化して自身が備えるディスプレイ等の表示装置20b,21bに出力する。そして、安否確認事業者又は対象者の家族や担当医師等は、表示された電力量∫P(t')の値の時刻変動を表すグラフから、電力需要家2の居住者による電気機器3の意図的な操作の有無の判断や電力需要家2の居住者が健常に生活しているか否かの判断を行うことができる。さらに、この場合、安否情報管理手段20をWWWサーバとして構成し、対象者の家族や担当医師等が自身の所有する情報端末機21のブラウザソフトウェアを用いて安否情報管理手段20にアクセスして上述の電力量∫P(t')の値の時刻変動を表すグラフ等に基づく安否判断を行う上で有用な情報を閲覧できるようにしても良い。
さらに、本実施形態では、記憶装置13及び演算手段11を独立した装置として有する構成にしているが、場合によっては、これらの機能を安否情報管理手段20及び情報端末機21の双方又は一方に持たせる構成とすることも可能である。この場合には、測定手段10によって測定される消費電力P(t)を通知手段14によって安否情報管理手段20や情報端末機21に送信し、安否情報管理手段20や情報端末機21において電力量∫P(t')の算出や居住者による電気機器3の意図的な操作の有無の推定等を行うようにする。
また、本実施形態においては、本発明の生活状況推定方法及びシステムが居住者の安否確認方法及びシステムとして利用される場合を前提とした例について主に説明したが、これに限られるものではなく、例えば、本発明により推定される居住者の生活パターンの情報を空調機器等の電気機器の学習に利用し、当該電気機器が当該学習に基いて居住者の生活パターンに適合した運転を行えるようにすることも可能である。
本発明の生活状況推定方法及びシステムを実際の電力需要家の生活状況の推定に適用した実施例を図1から図3並びに図11から図31を用いて説明する。
本実施例では、図2に示す電力需要家2において本発明を適用した場合について説明する。なお、本実施例の電力需要家2は高齢者の一人暮らし世帯である。
まず、測定手段10が、電力需要家2内に配設された電気機器3による消費電力の測定を行った(S1)。そして、演算手段11が、S1の処理によって得られた消費電力を評価時間に亘って積分して電力量の算出を行った(S2)。
電力需要家2の居住者が終日不在の日に実際に測定された時刻tにおける消費電力P(t)について評価時間Δtを1分から60分の範囲で変化させた場合の電力量∫P(t')の時刻変動を図11から図17に示す。なお、本実施例では、1分毎に計測される消費電力の瞬時値が1分後の次の計測時まで変化しないものとして時刻tにおける消費電力P(t)のデータが整備された。
図11中の符号rで示す約1Whから約3Whの範囲で定期的に増減を繰り返している電力量の変動は冷蔵庫3bの待機稼働に起因するものである。また、符号tで示す10Wh付近まで定期的且つ瞬間的に増加する電力量の変動はヒータ機能付温水便座3gの待機稼働に起因するものである。
図11及び図12に示すように、評価時間Δtを1分又は2分とした場合には冷蔵庫3b及びヒータ機能付温水便座3gの待機稼働による消費電力P(t)の変動が電力量∫P(t')の変動においても顕著に現れることが確認された。
そして、図13及び図14に示すように、評価時間Δtを3分又は6分とした場合にはヒータ機能付温水便座3gの待機稼働による消費電力P(t)の変動が、電力量∫P(t')の変動においては冷蔵庫3bの待機稼働による消費電力P(t)の変動と一体化する傾向が確認された。
そして、図15及び図16に示すように、評価時間Δtを15分又は30分とした場合にはヒータ機能付温水便座3gの待機稼働による消費電力P(t)の変動と冷蔵庫3bの待機稼働による消費電力P(t)の変動とが電力量∫P(t')の変動においては殆ど一体化すると共に電力量∫P(t')の変動としては平準化する傾向が確認された。
さらに、図17に示すように、評価時間Δtを60分とした場合には冷蔵庫3b及びヒータ機能付温水便座3gの待機稼働による消費電力P(t)の変動が電力量∫P(t')の変動としては一体化した上で平準化することが確認された。
また、電力需要家2の居住者が午後1時40分から4時まで一時外出した日に実際に測定された時刻tにおける消費電力P(t)について評価時間Δtを1分から60分の範囲で変化させた場合の電力量∫P(t')の時刻変動を図18から図24に示す。
さらに、電力需要家2の居住者が終日在宅の日に実際に測定された時刻tにおける消費電力P(t)について評価時間Δtを1分から60分の範囲で変化させた場合の電力量∫P(t')の時刻変動を図25から図31に示す。
次に、推定手段12が、S2の処理によって得られた電力量を用いて電力需要家2における居住者による電気機器3の意図的な操作の有無の推定を行った(S3)。
本実施例では、変動係数Kfを2とした。したがって、例えば評価時間Δtが1分の場合については、図11に示すように基本電力量の最大値∫Pb_maxは約20Whであったので、活動電力量閾値Paは約40Whとなった。また、例えば評価時間Δtが15分の場合については、図15に示すように基本電力量の最大値∫Pb_maxは約50Whであったので、活動電力量閾値Paは約100Whとなった。
図18及び図25に示すように、評価時間Δtを1分とした場合には、居住者が在宅しており居住者による電気機器3の意図的な操作が実際にはされているにもかかわらず、電気機器3の待機稼働による消費電力P(t)の変動もあるため、電気機器3の意図的な操作であって屋内での活動に伴って電気機器3が使用されることによる消費電力P(t)の変動が電力量∫P(t')の変動としては顕著には現れないことが確認された。
そして、図18及び図25に示すように、評価時間Δtを1分とした場合には、居住者が在宅しており居住者による電気機器3の意図的な操作即ち屋内での活動に伴って電気機器3が実際には使用されていたにもかかわらず、電力量∫P(t')の値が活動電力量閾値Paを上回ることがないことが確認された。
一方、図19から図24、及び、図26から図31に示すように、評価時間Δtを2分以上とした場合には、電力量∫P(t')の値が活動電力量閾値Paを上回るようになり、居住者による電気機器3の意図的な操作即ち屋内での活動に伴って電気機器3が使用されたことが推定できるようになることが確認された。
評価時間Δtを1分から60分の範囲で変化させた場合の、電力量∫P(t')の値が活動電力量閾値Paを上回り、居住者による電気機器3の意図的な操作であって屋内での活動に伴って電気機器3が使用されたと推定された時間帯(以下、使用時間帯と呼ぶ)を抽出すると共に活動電力量閾値Paを上回った場合の評価時間Δtを全て足し合わせた総時間(以下、使用総時間と呼ぶ)を算出して表1に示す結果が得られた。なお、使用時間帯の種類について、朝は午前6時から午前11時まで、昼は午前11時から午後3時まで、夕方は午後3時から午後9時まで、夜は午後9時から午前6時までをいう。
Figure 2008310729
表1に示す結果から、一時外出した日については、1分から30分の範囲では評価時間Δtを長くするに従って使用時間帯の種類が増えると共に使用総時間が長くなることが確認された。そして、評価時間Δtを15分とした場合に使用時間帯の種類が夕方と夜との二つが抽出されると共に使用総時間が105分となった。さらに、評価時間Δtを30分とした場合も使用時間帯の種類は夕方と夜との二つが抽出されると共に使用総時間が120分となった。一方、評価時間Δtを60分とした場合には使用時間帯が夕方のみとなった。
また、終日在宅の日については、1分から30分の範囲では評価時間Δtを長くするに従って使用時間帯の種類が増えると共に使用総時間が長くなる傾向があることが確認された。そして、評価時間Δtを15分及び30分とした場合には、使用時間帯の種類が朝,昼,夕方,夜の四つが抽出されると共に使用総時間が約300分となった。一方、評価時間Δtを60分とした場合には使用時間帯が夕方と夜のみとなった。
さらに、推定手段12が、S3の処理によって得られた居住者による電気機器3の意図的な操作の有無の推定結果に基づいて電力需要家2の居住者の生活状況の推定を行った(S4)。
本実施例では、居住者が一時外出した日については、昼間においては長時間に亘って居住者による電気機器3の意図的な操作はなかったと推定されたので居住者は不在であると推定され、また、夕方及び夜間においては電気機器3の意図的な操作があったと推定されたので居住者は在宅中であり且つ活動中であると推定された。
また、居住者が終日在宅の日については、昼間から夜間に亘って電気機器3の意図的な操作があったと推定されたので居住者は在宅中であり且つ活動中であると推定された。
そして、電力需要家2の居住者の実際の生活状況と比較検証することにより、評価時間Δtを15分及び30分とした場合が居住者による電気機器3の意図的な操作の有無を最も適確に推定できることが確認された。
本発明の生活状況推定方法及びシステムを実際の電力需要家の生活状況の推定に適用した他の実施例を図1及び図3並びに図32から図36を用いて説明する。
本実施例では、親子三人世帯の電力需要家において本発明を適用した場合について説明する。なお、本実施例の電力需要家は、実施例1の電力需要家と異なり、屋内配線回路にヒータ機能付温水便座は接続されていない。
まず、測定手段10が、電力需要家内に配設された電気機器による消費電力の測定を行った(S1)。そして、演算手段11が、S1の処理によって得られた消費電力を評価時間に亘って積分して電力量の算出を行った(S2)。
本実施例においても、電力需要家の居住者が終日不在の日に実際に測定された時刻tにおける消費電力P(t)について評価時間Δtを1分から60分の範囲で変化させた場合の電力量∫P(t')の時刻変動を求めた。電力量∫P(t')の時刻変動の例として、評価時間Δtを1分,15分,30分とした場合について図32,図33,図34にそれぞれ示す。なお、本実施例でも、1分毎に計測される消費電力の瞬時値が1分後の次の計測時まで変化しないものとして時刻tにおける消費電力P(t)のデータが整備された。
図32中の符号rで示す約4Whから約7Whの範囲で定期的に増減を繰り返している電力量の変動は冷蔵庫の待機稼働に起因するものである。
図32に示すように、評価時間Δtを1分とした場合には冷蔵庫の待機稼働による消費電力P(t)の変動が電力量∫P(t')の変動においても顕著に現れることが確認された。
そして、図33及び図34に示すように、評価時間Δtを15分又は30分とした場合には冷蔵庫の待機稼働による消費電力P(t)の変動が電力量∫P(t')の変動としては概ね平準化することが確認された。
また、電力需要家の居住者が午前9時15分から午後3時45分まで一時外出した日に実際に測定された時刻tにおける消費電力P(t)について評価時間Δtを1分から60分の範囲で変化させた場合の電力量∫P(t')の時刻変動を求めた。
さらに、電力需要家の居住者が終日在宅の日に実際に測定された時刻tにおける消費電力P(t)について評価時間Δtを1分から60分の範囲で変化させた場合の電力量∫P(t')の時刻変動を求めた。電力量∫P(t')の時刻変動の例として、評価時間Δtを15分,30分とした場合について図35,図36にそれぞれ示す。
次に、推定手段12が、S2の処理によって得られた電力量を用いて電力需要家における居住者による電気機器の意図的な操作の有無の推定を行った(S3)。
本実施例においても、変動係数Kfを2とした。したがって、例えば評価時間Δtが15分の場合については、図33に示すように基本電力量の最大値∫Pb_maxは約100Whであったので、活動電力量閾値Paは約200Whとなった。また、例えば評価時間Δtが30分の場合については、図34に示すように基本電力量の最大値∫Pb_maxは約200Whであったので、活動電力量閾値Paは約400Whとなった。
図35及び図36に示すように、評価時間Δtを15分及び30分とした場合には、電力量∫P(t')の値が活動電力量閾値Paを上回り、居住者による電気機器の意図的な操作即ち屋内での活動に伴って電気機器が使用されたことが適確に推定できることが確認された。
評価時間Δtを1分から60分の範囲で変化させた場合の使用時間帯を抽出すると共に使用総時間を算出して表2に示す結果が得られた。なお、使用時間帯の種類については実施例1の場合と同じである。
Figure 2008310729
さらに、推定手段12が、S3の処理によって得られた居住者による電気機器3の意図的な操作の有無の推定結果に基づいて電力需要家2の居住者の生活状況の推定を行った(S4)。
本実施例では、居住者が一時外出した日については、昼間においては長時間に亘って居住者による電気機器3の意図的な操作はなかったと推定されたので居住者は不在であると推定され、また、夕方及び夜間においては電気機器3の意図的な操作があったと推定されたので居住者は在宅中であり且つ活動中であると推定された。
また、居住者が終日在宅の日については、昼間から夜間に亘って電気機器3の意図的な操作があったと推定されたので居住者は在宅中であり且つ活動中であると推定された。
そして、表2に示す結果と電力需要家の居住者の実際の生活状況とを比較検証することにより、評価時間Δtを3分から30分の範囲に設定した場合に居住者による電気機器の意図的な操作の有無を適確に推定できることが確認された。
以上の実施例1及び実施例2から、本発明の生活状況推定方法及びシステムによれば、高齢者一人暮らし世帯の場合も親子三人暮らし世帯の場合も、すなわち特定の世帯構成に限られることなくどのような世帯構成の場合も生活状況を良好に推定できることが確認された。
また、実施例1及び実施例2から、評価時間Δtが3分以上30分以下の場合に生活状況を良好に推定でき、さらに、評価時間Δtが15分以上30分以下の場合に最も適確に生活状況を推定できることが確認された。
本発明の生活状況推定方法の実施形態の一例を説明するフローチャートである。 本発明の生活状況推定システムの実施形態の一例を示す構成図である。 本実施形態の生活状況推定システムの構成例を示すブロック図である。 本実施形態の電力需要家の電力量の時刻変動を示す図であり、終日不在の日の消費電力を1分に亘って積分した場合の変動を示す図である。 本実施形態の電力需要家の電力量の時刻変動を示す図であり、一時外出した日の消費電力を1分に亘って積分した場合の変動を示す図である。 本実施形態の電力需要家の電力量の時刻変動を示す図であり、終日在宅の日の消費電力を1分に亘って積分した場合の変動を示す図である。 本実施形態の電力需要家の電力量の時刻変動を示す図であり、終日不在の日の消費電力を30分に亘って積分した場合の変動を示す図である。 本実施形態の電力需要家の電力量の時刻変動を示す図であり、一時外出した日の消費電力を30分に亘って積分した場合の変動を示す図である。 本実施形態の電力需要家の電力量の時刻変動を示す図であり、終日在宅の日の消費電力を30分に亘って積分した場合の変動を示す図である。 本発明の生活状況推定システムの他の実施形態を示す構成図である。 実施例1の電力需要家の電力量の時刻変動を示す図であり、終日不在の日の消費電力を1分に亘って積分した場合の変動を示す図である。 実施例1の電力需要家の電力量の時刻変動を示す図であり、終日不在の日の消費電力を2分に亘って積分した場合の変動を示す図である。 実施例1の電力需要家の電力量の時刻変動を示す図であり、終日不在の日の消費電力を3分に亘って積分した場合の変動を示す図である。 実施例1の電力需要家の電力量の時刻変動を示す図であり、終日不在の日の消費電力を6分に亘って積分した場合の変動を示す図である。 実施例1の電力需要家の電力量の時刻変動を示す図であり、終日不在の日の消費電力を15分に亘って積分した場合の変動を示す図である。 実施例1の電力需要家の電力量の時刻変動を示す図であり、終日不在の日の消費電力を30分に亘って積分した場合の変動を示す図である。 実施例1の電力需要家の電力量の時刻変動を示す図であり、終日不在の日の消費電力を60分に亘って積分した場合の変動を示す図である。 実施例1の電力需要家の電力量の時刻変動を示す図であり、一時外出した日の消費電力を1分に亘って積分した場合の変動を示す図である。 実施例1の電力需要家の電力量の時刻変動を示す図であり、一時外出した日の消費電力を2分に亘って積分した場合の変動を示す図である。 実施例1の電力需要家の電力量の時刻変動を示す図であり、一時外出した日の消費電力を3分に亘って積分した場合の変動を示す図である。 実施例1の電力需要家の電力量の時刻変動を示す図であり、一時外出した日の消費電力を6分に亘って積分した場合の変動を示す図である。 実施例1の電力需要家の電力量の時刻変動を示す図であり、一時外出した日の消費電力を15分に亘って積分した場合の変動を示す図である。 実施例1の電力需要家の電力量の時刻変動を示す図であり、一時外出した日の消費電力を30分に亘って積分した場合の変動を示す図である。 実施例1の電力需要家の電力量の時刻変動を示す図であり、一時外出した日の消費電力を60分に亘って積分した場合の変動を示す図である。 実施例1の電力需要家の電力量の時刻変動を示す図であり、終日在宅の日の消費電力を1分に亘って積分した場合の変動を示す図である。 実施例1の電力需要家の電力量の時刻変動を示す図であり、終日在宅の日の消費電力を2分に亘って積分した場合の変動を示す図である。 実施例1の電力需要家の電力量の時刻変動を示す図であり、終日在宅の日の消費電力を3分に亘って積分した場合の変動を示す図である。 実施例1の電力需要家の電力量の時刻変動を示す図であり、終日在宅の日の消費電力を6分に亘って積分した場合の変動を示す図である。 実施例1の電力需要家の電力量の時刻変動を示す図であり、終日在宅の日の消費電力を15分に亘って積分した場合の変動を示す図である。 実施例1の電力需要家の電力量の時刻変動を示す図であり、終日在宅の日の消費電力を30分に亘って積分した場合の変動を示す図である。 実施例1の電力需要家の電力量の時刻変動を示す図であり、終日在宅の日の消費電力を60分に亘って積分した場合の変動を示す図である。 実施例2の電力需要家の電力量の時刻変動を示す図であり、終日不在の日の消費電力を1分に亘って積分した場合の変動を示す図である。 実施例2の電力需要家の電力量の時刻変動の一例を示す図であり、終日不在の日の消費電力を15分に亘って積分した場合の変動を示す図である。 実施例2の電力需要家の電力量の時刻変動の一例を示す図であり、終日不在の日の消費電力を30分に亘って積分した場合の変動を示す図である。 実施例2の電力需要家の電力量の時刻変動の一例を示す図であり、終日在宅の日の消費電力を15分に亘って積分した場合の変動を示す図である。 実施例2の電力需要家の電力量の時刻変動の一例を示す図であり、終日在宅の日の消費電力を30分に亘って積分した場合の変動を示す図である。
符号の説明
1 生活状況推定システム
2 電力需要家
3 電気機器
10 測定手段
11 演算手段
12 推定手段

Claims (4)

  1. 電力需要家内に配設された電気機器による消費電力を測定すると共に該消費電力を評価時間に亘って積分して電力量を算出し、前記電気機器の待機稼働によって消費される電力を前記評価時間に亘って積分して得られる基本電力量の最大値に変動係数を乗じて得られる活動電力量閾値よりも前記電力量が大きいか否かによって前記電力需要家における居住者による前記電気機器の意図的な操作の有無を推定し、該電気機器の意図的な操作の有無の推定結果に基づいて前記電力需要家の居住者の生活状況を推定することを特徴とする生活状況推定方法。
  2. 前記評価時間が3分以上30分以下であることを特徴とする請求項1記載の生活状況推定方法。
  3. 電力需要家内に配設された電気機器による消費電力を測定する測定手段と、前記消費電力を評価時間に亘って積分して電力量を算出する演算手段と、前記電気機器の待機稼働によって消費される電力を前記評価時間に亘って積分して得られる基本電力量の最大値に変動係数を乗じて得られる活動電力量閾値よりも前記電力量が大きいか否かによって前記電力需要家における居住者による前記電気機器の意図的な操作の有無を推定すると共に該電気機器の意図的な操作の有無の推定結果に基づいて前記電力需要家の居住者の生活状況を推定する推定手段とを有することを特徴とする生活状況推定システム。
  4. 前記評価時間が3分以上30分以下であることを特徴とする請求項3記載の生活状況推定システム。
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