JP2016177494A - 情報端末装置の制御方法、プログラム、および表示システム - Google Patents

情報端末装置の制御方法、プログラム、および表示システム Download PDF

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Abstract

【課題】需要家施設での電力の使用状況に関する電力情報の表示を、より有効に活用できる情報端末装置の制御方法、プログラム及び表示システムを提供する。
【解決手段】需要家施設5における複数の分岐回路の各々について、消費電力と消費電力量との少なくとも一方を計測値として計測する計測システム20から計測値を取得可能に構成された情報端末装置1の制御方法である。需要家施設5の使用者の状態に関して判定システム(サーバ装置30)で判定された判定結果を表す判定情報を表示部11の通知画面に表示させる。さらに、通知画面に、複数の分岐回路のうちの少なくとも1つの分岐回路からなる特定回路について、計測値の時系列データからなる電力情報を判定情報と併せて表示させるように情報端末装置1を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般に情報端末装置の制御方法、プログラム、および表示システムに関し、より詳細には計測システムから計測値を取得可能に構成された情報端末装置の制御方法、プログラム、および表示システムに関する。
従来、需要家施設の消費電力量を示す使用量データを、表示装置に表示する表示システムが知られている(たとえば特許文献1参照)。
特許文献1に記載の(電力計量器検針・)表示システムは、電力計量器から送信される消費電力量(電力使用量)に関するデータを、需要家施設(需要家宅)内のパソコン、タブレット、テレビ等の表示装置(屋内表示装置)に表示する。また、特許文献1には、消費電力量を、たとえばエアコン、電気温水器、電子レンジ等の家電製品毎に測定し表示装置に表示すること、さらに、消費電力量の推移を表示装置に表示することが記載されている。このように、表示装置は、需要家施設内において、電力の使用状況をリアルタイムに、かつ詳細に把握できるように表示し、需要家の節電意識を喚起する。
特開2014−130015号公報
しかし、上述したような表示システムでは、表示装置は、需要家施設での電力の使用状況に関する電力情報を節電意識の向上のみを目的として表示しており、電力情報の表示を、より有効に活用することが望まれる。
本発明は上記事由に鑑みてなされており、需要家施設での電力の使用状況に関する電力情報の表示を、より有効に活用できる情報端末装置の制御方法、プログラム、および表示システムを提供することを目的とする。
本発明の情報端末装置の制御方法は、需要家施設における複数の分岐回路の各々について、消費電力と消費電力量との少なくとも一方を計測値として計測する計測システムから前記計測値を取得可能に構成された情報端末装置の制御方法であって、前記需要家施設の使用者の状態に関して判定システムで判定された判定結果を表す判定情報を表示部の通知画面に表示させ、前記通知画面に、前記複数の分岐回路のうちの少なくとも1つの分岐回路からなる特定回路について、前記計測値の時系列データからなる電力情報を前記判定情報と併せて表示させるように前記情報端末装置を制御することを特徴とする。
本発明のプログラムは、需要家施設における複数の分岐回路の各々について、消費電力と消費電力量との少なくとも一方を計測値として計測する計測システムから前記計測値を取得可能に構成された情報端末装置を、前記需要家施設の使用者の状態に関して判定システムで判定された判定結果を表す判定情報を表示部の通知画面に表示させ、前記通知画面に、前記複数の分岐回路のうちの少なくとも1つの分岐回路からなる特定回路について、前記計測値の時系列データからなる電力情報を前記判定情報と併せて表示させる表示制御部として機能させるためのプログラムである。
本発明の表示システムは、需要家施設における複数の分岐回路の各々について、消費電力と消費電力量との少なくとも一方を計測値として計測する計測システムから前記計測値を取得可能に構成された表示制御部と、前記表示制御部にて制御される表示部とを備え、前記表示制御部は、前記需要家施設の使用者の状態に関して判定システムで判定された判定結果を表す判定情報を前記表示部の通知画面に表示させ、前記通知画面に、前記複数の分岐回路のうちの少なくとも1つの分岐回路からなる特定回路について、前記計測値の時系列データからなる電力情報を前記判定情報と併せて表示させることを特徴とする。
本発明の情報端末装置の制御方法によれば、需要家施設での電力の使用状況に関する電力情報の表示を、より有効に活用できる、という利点がある。
本発明のプログラムによれば、需要家施設での電力の使用状況に関する電力情報の表示を、より有効に活用できる、という利点がある。
本発明の表示システムによれば、需要家施設での電力の使用状況に関する電力情報の表示を、より有効に活用できる、という利点がある。
実施形態に係る表示システムを含む全体構成を示すシステム構成図である。 実施形態に係る情報端末装置の概略構成を示すブロック図である。 実施形態に係る通知画面の一例となる「おやすみチェック」の通知画面の説明図である。 実施形態に係る通知画面の一例となる「見守りチェック」の通知画面の説明図である。 実施形態に係る通知画面の一例となる「帰宅チェック」の通知画面の説明図である。 実施形態に係る通知画面の一例となる「帰宅チェック」の通知画面の説明図である。 図7Aおよび図7Bは、実施形態に係る電力監視画面の一例を示す説明図である。 図8Aおよび図8Bは、実施形態に係る回路設定画面の一例を示す説明図である。
(1)全体概要
本実施形態では、需要家施設(facility)における消費電力と消費電力量との少なくとも一方に関する電力情報を表示する機能を、基本的な機能として有する表示システムについて説明する。本実施形態においては、表示システム10は、図1に示すように表示部11を備えた情報端末装置1にて構成されている。
情報端末装置1は、図1に示すように、計測システム20にネットワーク4を介して接続される。計測システム20は、需要家施設5における複数の分岐回路の各々について、消費電力と消費電力量との少なくとも一方を計測値として計測するシステムである。また、ここでいう「需要家施設」は、電力の需要家の施設を意味しており、電力会社等の電気事業者から電力の供給を受ける施設だけでなく、太陽光発電設備等の自家発電設備から電力の供給を受ける施設も含む。本実施形態では、戸建住宅を需要家施設5の一例として説明する。
また、情報端末装置1は、図1に示すように、判定システム30にネットワーク4を介して接続される。判定システム30は、需要家施設5の使用者の状態を判定するシステムである。ここでいう「需要家施設5の使用者」は、需要家施設5を使用する人を意味しており、需要家施設5が住宅である本実施形態においては、需要家施設5の住人である。また、ここでいう「使用者の状態」は、たとえば使用者の異常の有無や、使用者が対象期間において需要家施設5内に存在するか否か(在・不在)、使用者が睡眠中か否か等、需要家施設5の使用者の需要家施設5内での現在あるいは過去の状態である。なお、需要家施設5の住人が複数人である場合には、「需要家施設5の使用者」は、複数の住人のうちの一人を指すこともあり、二人以上(全員も含む)を指すこともある。以下では「需要家施設5の使用者」を単に「住人」ともいう。
情報端末装置1は、計測システム20で計測された計測値を表示部11に表示させる。これにより、本実施形態の表示システム10は、情報端末装置1の所有者である顧客に対して、需要家施設5における消費電力と消費電力量との少なくとも一方に関する情報(電力情報)を提示することが可能である。つまり、顧客は、表示部11に表示される画面を見ることで、視覚的に、需要家施設5での電力の使用状況を確認することができる。
さらに、情報端末装置1は、判定システム30の判定結果を表す判定情報を、電力情報と共に表示部11に表示させる。ここでいう「判定情報」は、住人の状態に関して判定システム30で判定された判定結果を表す情報である。これにより、本実施形態の表示システム10は、情報端末装置1の所有者である顧客に対して、住人の状態の判定結果を表す情報(判定情報)を提示することが可能である。つまり、顧客は、表示部11に表示される画面を見ることで、視覚的に、住人の状態を確認することができる。
なお、表示システム10によるサービスの提供を受ける顧客(情報端末装置1の所有者)は、住人(需要家施設5の使用者)と同一人であってもよく、あるいは、たとえば住人と離れて暮らす親族等、住人とは別人であってもよい。
(2)システム構成
次に、本実施形態に係る表示システム10、計測システム20、および判定システム30の構成について説明する。
(2.1)表示システム
まず、本実施形態の表示システム10の構成について、図1および図2を参照して説明する。本実施形態では、表示システム10は、上述したように情報端末装置1にて構成されている。
情報端末装置1は、一例として表示部11を備えるスマートフォンである。情報端末装置1は、CPU(Central Processing Unit)およびメモリを有するコンピュータを主構成としており、CPUがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、コンピュータを表示制御部12として機能させる。プログラムは、ここではインターネットなどの電気通信回線を通じて、あるいはメモリカードなどの記録媒体に記録されて提供されるが、コンピュータのメモリに予め記録されていてもよい。ここでいう表示制御部12は、表示部11に表示させる画面を作成し、表示部11を制御することにより、作成した画面を表示部11に表示させる機能を持つ。つまり、スマートフォンからなる情報端末装置1は、専用のアプリケーションソフトをインストールし、このアプリケーションソフトを起動することにより、表示部11を制御するための表示制御部12としての機能を実現する。
情報端末装置1は、表示部11および表示制御部12の他、通信部13、入力部14、および記憶部15をさらに備えている。
通信部13は、ネットワーク4に接続されることで、情報端末装置1と計測システム20および判定システム30との間の通信を可能にする。ここでは、情報端末装置1はスマートフォンであるから、通信部13は、通信事業者が提供する携帯電話網(キャリア網)を介して、たとえばインターネットからなるネットワーク4に接続される。携帯電話網には、たとえば3G(第3世代)回線、LTE(Long Term Evolution)回線等がある。なお、通信部13は、公衆無線LAN(Local Area Network)を介してネットワーク4に接続されてもよい。
入力部14は、顧客(情報端末装置1の所有者)の操作を受け付ける機能を有している。本実施形態では、情報端末装置1はタッチパネルディスプレイを搭載したスマートフォンであり、タッチパネルディスプレイが表示部11および入力部14として機能する。そのため、以下の説明では、表示部11に表示される画面上のアイコンに対する種々のタッチ操作を、「タップ」、「スワイプ」などと表現する。ただし、入力部14は、タッチパネルディスプレイに限らず、たとえばキーボードやポインティングデバイス、メカニカルなスイッチなどであってもよい。
記憶部15は、たとえばフラッシュメモリなどの電気的に書換可能な不揮発性の半導体メモリで構成される。
(2.2)計測システム
次に、本実施形態の計測システム20の構成について説明する。
計測システム20は、図1に示すように、計測ユニット21と、通信アダプタ22と、コントローラ23と、電流センサ24,25とを備えている。このうち、計測ユニット21、通信アダプタ22、および電流センサ24,25は、分電盤6のキャビネット内に配置されている。分電盤6は、系統電源9に電気的に接続される主幹ブレーカ61と、主幹ブレーカ61の二次側に電気的に接続された複数の分岐ブレーカ62とをキャビネット内に備えている。
計測ユニット21は、電流センサ24,25に電気的に接続されている。電流センサ24は、主幹ブレーカ61の一次側に設けられ、幹線を流れる電流の値を計測する。電流センサ25は、複数の分岐ブレーカ62に対応して設けられ、複数の分岐回路に流れる電流の値をそれぞれ計測する。ここでいう「分岐回路」は、複数の分岐ブレーカ62にて幹線から分岐された各回路を意味する。「分岐回路」には、分岐ブレーカ62に接続される配線、照明器具や調理家電、コンセント(アウトレット)、壁スイッチなどを含んでいる。このような分岐回路は、本実施形態のように住宅からなる需要家施設5においては、たとえばリビング、寝室、玄関、トイレ、子供部屋、キッチン等の部屋ごと、かつ照明器具、調理家電、エアコン(エアーコンディショナ)等の負荷の種類ごとに設けられる。
計測ユニット21は、電流センサ24,25の出力を用いて、幹線および複数の分岐回路の各々について、消費電力と消費電力量との少なくとも一方を計測する。通信アダプタ22は、計測ユニット21で計測された計測値を、計測システム20の計測値としてコントローラ23へ送信する。コントローラ23は、ルータ7を介してネットワーク4に接続されている。
要するに、計測システム20の計測値は、需要家施設5における複数の分岐回路の各々について、計測ユニット21で計測される消費電力と消費電力量との少なくとも一方を含んでいる。つまり、計測値は、瞬時電力を表す消費電力であってもよいし、あるいは一定時間における電力の消費量(使用量)を表す消費電力量であってもよい。また、計測値は、消費電力と消費電力量との両方であってもよい。本実施形態では一例として、計測値は、消費電力を一定時間(たとえば1分間)積算した消費電力量であることとする。
(2.3)判定システム
次に、本実施形態の判定システム30の構成について説明する。
判定システム30は、図1に示すように、本実施形態ではサーバ装置3にて構成されている。サーバ装置3は、情報端末装置1にネットワーク4を介して接続される。
サーバ装置3は、所定のアルゴリズムに従って住人(需要家施設5の使用者)の状態を判定する。サーバ装置3で判定可能な住人の状態としては様々な項目があるが、本実施形態では、サーバ装置3が判定する判定項目として、「見守りチェック」、「おやすみチェック」、「帰宅チェック」の3項目を例示する。「見守りチェック」は、住人の異常の有無の判定であり、たとえば一人暮らしの高齢者(住人)の状態を遠方の家族(顧客)に通知するために用いられる。「おやすみチェック」は、住人が睡眠中か否かの判定であり、たとえば子供(住人)の就寝を外出先の父親(顧客)に通知するために用いられる。「帰宅チェック」は、住人が対象期間において需要家施設5内に存在するか否かの判定であり、たとえば子供(住人)が帰宅予定期間(対象期間)に帰宅したことを外出先の母親(顧客)に通知するために用いられる。
ところで、本実施形態においては、需要家施設5における複数の分岐回路のうちの少なくとも1つの分岐回路を判定用回路とし、サーバ装置3は、判定用回路についての計測システム20の計測値の時間変化(時間経過に伴う変化)に基づいて判定を行っている。ここでは、サーバ装置3は、計測システム20で計測された計測値を一定期間分(たとえば1年分)蓄積する機能を有しており、蓄積した計測値に基づいて住人の状態を判定する。
たとえば「見守りチェック」であれば、サーバ装置3は、「リビング」、「寝室1」、「トイレ」、「キッチン・調理家電」を含む複数の分岐回路からなる判定用回路について、消費電力量の変化が一定期間検出されない場合に異常と判定する。また、「おやすみチェック」であれば、サーバ装置3は、たとえば「子供部屋」の分岐回路からなる判定用回路について、消費電力量が規定値以上低下した場合に、子供が就寝したと判定する。同様に、「帰宅チェック」であれば、サーバ装置3は、たとえば「リビング」、「玄関」を含む複数の分岐回路からなる判定用回路について、消費電力量の変化が生じた場合に、住人が帰宅したと判定する。
また、本実施形態では、サーバ装置3は、ネットワーク4に接続された入力受付装置8に対する住人の操作に基づいて、住人の状態を判定する機能も有している。ここでは、入力受付装置8は、情報端末装置1と同様にタッチパネルディスプレイからなる表示部81を備えたスマートフォンであって、ルータ7との間でたとえばWi−Fi(登録商標)に準拠した近距離無線通信の機能を有している。これにより、入力受付装置8は、ルータ7を介してネットワーク4に接続可能となる。たとえば「おやすみチェック」であれば、入力受付装置8の表示部81に表示される就寝ボタンのアイコンを住人がタップすると、この操作(タップ操作)を受けて、サーバ装置3は、住人が就寝したと判定する。
(2.4)システム間の関連性
以上説明したような構成により、表示システム10の情報端末装置1は、ネットワーク4を介して、計測システム20からは計測値を取得し、判定システム30からは判定結果を取得することが可能である。ただし、本実施形態ではサーバ装置3が計測システム20の計測値を一定期間分蓄積する機能を有しているので、情報端末装置1は、計測システム20の計測値を、計測システム20から直接取得するのではなく、サーバ装置3から取得する。言い換えれば、情報端末装置1は、計測システム20で計測された計測値を、サーバ装置3を介して取得することになる。その結果、情報端末装置1が計測システム20および判定システム30の各々から、別々にデータ(計測値、判定結果)を取得する場合に比べて、情報端末装置1での処理量が低減される。
計測システム20の計測値については、情報端末装置1は、少なくとも分岐回路ごとに時系列データとして取得する。そして、情報端末装置1は、取得した計測システム20の計測値および判定システム30の判定結果を用いて、表示制御部12にて表示部11を制御して所望の画面を表示部11に表示させる。本実施形態では一例として、情報端末装置1は、住人の状態の判定結果については判定システム30からのプッシュ通知を受けて取得し、判定結果を受けた状態で、所定の操作がされることにより計測システム20の計測値を取得する。ただし、情報端末装置1がこれらのデータ(計測値、判定結果)を取得するトリガは、たとえば判定システム30からのプッシュ通知であってもよいし、情報端末装置1の入力部14に対する所定の操作であってもよい。
(3)詳細説明
以下、本実施形態に係る情報端末装置1の制御方法について詳しく説明する。ただし、以下に説明する構成は、本発明の一例に過ぎず、本発明は、下記実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(3.1)情報端末装置の制御方法
本実施形態に係る情報端末装置1の制御方法は、需要家施設5における複数の分岐回路の各々について、消費電力と消費電力量との少なくとも一方を計測値として計測する計測システム20から計測値を取得可能に構成された情報端末装置1の制御方法である。この制御方法は、需要家施設5の使用者の状態に関して判定システム30で判定された判定結果を表す判定情報101(図3参照)を表示部11の通知画面100(図3参照)に表示させる。さらに、この制御方法は、通知画面100に、複数の分岐回路のうちの少なくとも1つの分岐回路からなる特定回路について、計測値の時系列データからなる電力情報102(図3参照)を判定情報101と併せて表示させるように情報端末装置1を制御する。
要するに、本実施形態の情報端末装置1の制御方法は、表示部11に任意の画面が表示されるように情報端末装置1を制御する方法である。つまり、この制御方法により制御される情報端末装置1は、表示部11に、たとえば図3に示すような通知画面100を表示させる。本実施形態では、表示部11は情報端末装置1に備わっているので、上記の制御方法によれば、情報端末装置1の表示部11には通知画面100が表示されることになる。このような制御方法は、本実施形態のようにコンピュータを主構成とする情報端末装置(スマートフォン)1においては、アプリケーションソフトをインストールして、CPUがプログラムを実行することによって実現される。
この制御方法によれば、表示部11の通知画面100には、たとえば図3に示すように、判定情報101と電力情報102とが併せて表示される。すなわち、通知画面100には、単に電力情報102が表示されるのではなく、住人の状態に関して判定システム30で判定された判定結果を表す判定情報101が、電力情報102と一緒に表示される。これにより、顧客(情報端末装置1の所有者)は、表示部11に表示される通知画面100を見ることで、需要家施設5に関連する2つの情報(判定情報101および電力情報102)を視覚的に確認することができる。そして、顧客は、判定情報101からは、住人の状態を把握することが可能である。また、顧客は、電力情報102からは、電力の需要家施設5での電力の使用状況を把握することが可能であり、たとえば節電意識の向上につながる。
さらに、判定情報101と電力情報102とが一緒に表示されることで、顧客は、たとえば判定情報101の裏付けとして電力情報102を利用することができる。したがって、本実施形態の情報端末装置1の制御方法によれば、需要家施設5での電力の使用状況に関する電力情報の表示を、より有効に活用できる、という利点がある。
(3.2)通知画面の構成
以下、通知画面100の構成についてさらに詳しく説明する。
(3.2.1)判定情報
判定情報101は、住人の状態に関して、判定システム30で判定された判定結果を表す情報である。すなわち、判定情報101は、たとえば住人の異常の有無や、住人が対象期間において需要家施設5内に存在するか否か、住人が睡眠中か否か等、住人の、需要家施設5内での現在あるいは過去の状態に関する判定結果を表す。
本実施形態では、複数の判定項目について判定システム30にて判定がなされており、判定情報101は、判定項目ごとに表示される。本実施形態では、判定項目として、上述した「見守りチェック」、「おやすみチェック」、「帰宅チェック」の3項目を例示する。
判定情報101は、たとえば図3に示すような形態で通知画面100に表示される。図3の例では、判定情報101は、判定項目を表すタイトル106と共にテキスト形式で表示される。図3では、「おやすみチェック」というタイトル106と、「20:42 XXが寝ました。」という判定情報101とが表示されている。つまり、この通知画面100は、「おやすみチェック」という判定項目について、「20:42 XXが寝ました。」という判定結果であったことを表している。
本実施形態では、通知画面100は、表示部11の表示エリアの長手方向を縦とするように、縦向きに表示されている。つまり、通知画面100は、縦長の画面である。判定情報101は、通知画面100における電力情報102の上方に表示される。さらに、タイトル106は、通知画面100における判定情報101の上方に表示される。
(3.2.2)電力情報
電力情報102は、需要家施設5の複数の分岐回路のうちの少なくとも1つの分岐回路からなる特定回路についての、計測システム20の計測値の時系列データである。
電力情報102は、たとえば図3に示すような形態で通知画面100に表示される。図3の例では、電力情報102は、「リビング」、「寝室1」、「子供部屋」、「キッチン・調理家電」の4つの分岐回路を特定回路とし、これら特定回路の計測値の時系列データを表している。電力情報102は、第1の軸(横軸)を時刻とし、第2の軸(縦軸)を計測値としたグラフ形式で表示される。要するに、電力情報102は、複数の特定回路の各々について、計測システム20で計測された計測値の時系列データを、グラフG1〜G4にして表した情報である。
電力情報102は、通知画面100の略下半分の範囲に表示される。さらに、「リビング」、「寝室1」、「子供部屋」、「キッチン・調理家電」の4つの特定回路にそれぞれ対応するグラフG1〜G4は、通知画面100の縦方向(長手方向)に並べて表示される。図3の例では、上から「リビング」に対応するグラフG1、「寝室1」に対応するグラフG2、「子供部屋」に対応するグラフG3、「キッチン・調理家電」に対応するグラフG4の順に並んでいる。
また、電力情報102は、第2の軸については目盛が付されていない。これにより、第2の軸に表示される計測値については、時間経過に伴う相対的な変化のみが示されることとなり、その絶対値までは示されない。一方、第1の軸、つまり時間軸については時刻を表す目盛が付されている。ここでは一例として、第1の軸には10分刻みで目盛が付されている。そのため、電力情報102からは、たとえば「20:00」の時点、「21:20」の時点というように、所定の時刻における計測値が把握可能である。通知画面100の横方向における第1の軸の目盛の位置は、全てのグラフG1〜G4で揃っている。電力情報102における時刻は、情報端末装置1が計測値を取得した時刻ではなく、計測システム20で計測値が計測された時刻である。なお、図3の例においては、電力情報102は日付(10月10日の場合は「10/10」)の表記も含んでいる。
ところで、実際には、計測値はある程度の時間間隔をおいて計測される値である。とくに本実施形態では、計測値は、上述のように消費電力を一定時間積算した消費電力量であるから、少なくとも該一定時間の間隔をおいて計測されることになる。したがって、計測値をそのままグラフ化した場合には、グラフG1〜G4においては細かな揺らぎや、急な立ち上がり、立ち下りが生じやすくなる。そこで、本実施形態の情報端末装置1では、計測値に平均化(あるいは平滑化)処理を施した上でグラフ化し、通知画面100に電力情報102として表示している。これにより、図3に示すように、比較的滑らかに変化するグラフG1〜G4が実現される。なお、平均化処理としては、たとえば移動平均など、時系列データを平均化する種々の方法が適用される。
このように、平均化処理が施された計測値を表示することにより、計測値の生データを表示する場合に比べて、グラフG1〜G4において細かな揺らぎや、急な立ち上がり、立ち下りが生じにくい。その結果、顧客にとっては、通知画面100に表示されている電力情報102から、計測値の時間経過に伴う変化の傾向が把握しやすい、という利点がある。
また、電力情報102は、第1の軸(時間軸)方向、つまり横方向へスクロール可能である。すなわち、通知画面100が表示された状態で、通知画面100のうちの電力情報102の表示エリアに対して横方向のスワイプ操作がなされると、このスワイプ操作に従って、電力情報102に表示されているグラフG1〜G4が横方向へスクロールする。その結果、電力情報102として表示される時間帯がシフトする。ただし、当然ながら現在時刻よりも将来の計測値を表示することはできないので、スクロール可能な範囲の上限(右端)は現在時刻となる。なお、通知画面100が表示された際に電力情報102として最初に表示される時間帯は、現在時刻を含む最新の一定期間となる。あるいは、通知画面100が表示された際に電力情報102として最初に表示される時間帯は、判定情報101の判定結果が得られた判定時点を含む一定期間であってもよい。
(3.2.3)その他の表示
通知画面100の上部(判定情報101の上方)には、判定情報101として表示する判定項目を選択するための複数のタブ103〜105が表示されている。タブ103は「見守りチェック」に対応し、タブ104は「おやすみチェック」に対応し、タブ105は「帰宅チェック」に対応する。これら複数のタブ103〜105は、通知画面100の横方向に並べて表示されている。複数のタブ103〜105のうち、判定情報101として通知画面100に表示中の判定項目に対応するタブのみがアクティブになる。
図3の例では、「おやすみチェック」の判定情報101が表示されており、「おやすみチェック」に対応するタブ104がアクティブになっている。図中、外周が着色(網掛け)されたタブ(図3ではタブ104)はアクティブのタブを表している。なお、複数のタブ103〜105がそれぞれタップされることで、タップされたタブに対応する判定項目の通知画面100に切り替わる。
また、通知画面100における判定情報101の下方(電力情報102の上方)には、解除ボタン107が表示されている。解除ボタン107は、「おやすみチェック」に特有の表示であるため、詳しくは下記「(3.3.1)おやすみチェック」の欄で説明する。
(3.3)通知画面の具体例
次に、「おやすみチェック」、「見守りチェック」、「帰宅チェック」のそれぞれの判定結果を表示している場合を例に、通知画面100の具体例を説明する。
(3.3.1)おやすみチェック
図3は、「おやすみチェック」の判定情報101が表示された状態の通知画面100を表している。この通知画面100では、タイトル106としては「おやすみチェック」が表示される。
図3の例において、判定情報101は、上述したように「20:42 XXが寝ました。」という判定結果をテキスト形式で表している。つまり、この判定情報101は、住人である「XX」が、20:42に就寝したことを表している。言い換えれば、この判定情報101は、住人が、20:42以前は覚醒中であって(睡眠中でなく)、20:42以降は睡眠中である、との判定結果を表している。このような通知画面100によれば、たとえば子供(住人)の就寝を、外出先の父親(顧客)が把握する、ということが可能になる。
また、「おやすみチェック」の判定情報101が表示されている通知画面100に特有の表示として、解除ボタン107がある。解除ボタン107は、住人が睡眠中である、という判定結果を解除するためのアイコンである。そのため、住人が睡眠中である状態で、顧客が通知画面100上の解除ボタン107をタップすることで、判定結果は、住人が覚醒中である(睡眠中でない)という判定結果に切り替わる。
さらに、「おやすみチェック」の判定情報101が表示されている通知画面100に特有の表示として、電力情報102中の就寝ライン108がある。就寝ライン108は、判定情報101において住人が睡眠中と判定されている睡眠期間と、睡眠中でないと判定されている覚醒期間との境界を示している。図3の例では、「XX」が20:42に就寝したと判定されているので、就寝ライン108は、20:42の位置に表示されている。そして、図3の例では、就寝ライン108以降の期間、つまり判定情報101において住人が睡眠中と判定されている睡眠期間については、網掛表示(図3ではハッチングで示す)とする。
要するに、電力情報102については、判定情報101において住人が睡眠中と判定されている睡眠期間と、睡眠中でないと判定されている覚醒期間とで、異なる態様となるように通知画面100が表示されている。これにより、顧客は、住人が寝ている睡眠期間、住人が起きている覚醒期間を、電力情報102上で容易に区別して把握できる。
(3.3.2)見守りチェック
図4は、「見守りチェック」の判定情報101が表示された状態の通知画面100を表している。この通知画面では、タイトル106としては「見守りチェック」が表示される。
図4の例において、判定情報101は、「活動が確認できません。」という判定結果を、テキスト形式で表している。つまり、この判定情報101は、住人の活動が確認できないことを表している。言い換えれば、この判定情報101は、住人が正常に活動していない、つまり使用者の異常が生じている、との判定結果を表している。このような通知画面100によれば、たとえば一人暮らしの高齢者(住人)の状態を、遠方の家族(顧客)が把握する、ということが可能になる。
また、「見守りチェック」の判定情報101が表示されている通知画面100に特有の表示として、第1連絡先ボタン109および第2連絡先ボタン110がある。第1連絡先ボタン109および第2連絡先ボタン110は、判定情報101が住人の異常の発生を表している場合に表示され、特定の連絡先へ発呼するためのアイコンである。ここでは、第1連絡先ボタン109はサービス会社へ発呼するためのアイコン、第2連絡先ボタン110は登録されている任意の連絡先へ発呼するためのアイコンを兼ねている。そのため、住人に異常が生じている状態で、顧客が通知画面100上の第1連絡先ボタン109をタップすることで、情報端末装置1はサービス会社へ発呼する。同様に、顧客が通知画面100上の第2連絡先ボタン110をタップすれば、情報端末装置1は任意の連絡先へ発呼する。すなわち、第1連絡先ボタン109および第2連絡先ボタン110は、特定の連絡先に対する連絡を促すためのガイド情報である。なお、ここでいうサービス会社は、たとえば需要家施設5への訪問サービスや、ホームセキュリティサービス(警備サービス)等を提供している会社である。
(3.3.3)帰宅チェック
図5および図6は、「帰宅チェック」の判定情報101が表示された状態の通知画面100を表している。この通知画面では、タイトル106としては「帰宅チェック」が表示される。
図5の例においては、判定情報101は、「まだ帰宅していないようです。」という判定結果を、テキスト形式で表している。つまり、この判定情報101は、住人が外出先から帰宅していないことを表している。一方、図6の例においては、判定情報101は、「17:25 帰宅しました。」という判定結果を、テキスト形式で表している。つまり、この判定情報101は、住人が17:25に外出先から帰宅したことを表している。ここで、判定情報101は、現在の需要家施設5の住人の在・不在ではなく、予め定められている帰宅予定期間(対象期間)における住人の帰宅の有無の判定結果である。言い換えれば、判定情報101は、住人が対象期間において需要家施設5内に存在するか否かの判定結果を表している。このような通知画面100によれば、たとえば子供(住人)が帰宅したことを、外出先の母親(顧客)が把握する、ということが可能になる。
また、「帰宅チェック」の判定情報101が表示されている通知画面100に特有の表示として、設定されている帰宅予定時刻を表す予定時刻表示111がある。図5および図6の例では、予定時刻表示111は「帰宅予定時刻 15:00〜18:00」という内容を、テキスト形式で表している。つまり、この予定時刻表示111は、帰宅予定時刻が15:00から18:00の間に設定されていることを表している。ただし、帰宅予定時刻は、開始時刻(第1の所定時刻)と終了時刻(第2の所定時刻)との2つの時刻で規定される期間に限らず、1つの時刻で規定されていてもよい。この場合、たとえば15:00が帰宅予定時刻として設定されていれば、予定時刻表示111は「帰宅予定時刻 15:00」という内容の表示になる。
(3.4)判定情報と電力情報との関係
ところで、判定情報101は、複数の分岐回路のうちの少なくとも1つの分岐回路からなる判定用回路についての計測値の時間経過に伴う変化に基づいて、判定システム30で判定された判定結果を表している。そして、特定回路は、判定用回路と少なくとも一部が重複している。すなわち、本実施形態では、上述したように判定システム30が、少なくとも1つの分岐回路からなる判定用回路についての計測値の時間変化(時間経過に伴う変化)から、住人の状態を判定している。そこで、判定情報101の判定の基礎となった判定用回路の少なくとも一部を、特定回路として電力情報102に含めて表示することで、通知画面100を見た顧客が、判定情報101の確からしさを確認できるようにする。
たとえば、「おやすみチェック」においては、複数の分岐回路のうち「子供部屋」が判定用回路に含まれている。そのため、「おやすみチェック」の判定情報101を含む通知画面100においては、図3に示すように、電力情報102に「子供部屋」の計測値の時系列データであるグラフG3が表示されている。これにより、「おやすみチェック」の判定情報101を見た顧客は、この判定の基礎となった「子供部屋」の計測値の時間経過に伴う変化を、同じ通知画面100上で確認することができる。
一方、「見守りチェック」においては、複数の分岐回路のうち「リビング」、「寝室1」、「トイレ」、「キッチン・調理家電」などが判定用回路に含まれている。そのため、「見守りチェック」の判定情報101を含む通知画面100においては、図4に示すように、電力情報102に「リビング」、「寝室1」、「トイレ」、「キッチン・調理家電」の計測値のグラフG1,G2,G5,G4が表示されている。これにより、「見守りチェック」の判定情報101を見た顧客は、この判定の基礎となった「リビング」、「寝室1」、「トイレ」、「キッチン・調理家電」の計測値の時間経過に伴う変化を、同じ通知画面100上で確認することができる。
また、「帰宅チェック」においては、複数の分岐回路のうち「リビング」、「玄関」、「子供部屋」、「キッチン・調理家電」などが判定用回路に含まれている。そのため、「見守りチェック」の判定情報101を含む通知画面100においては、図5および図6に示すように、電力情報102に「リビング」、「玄関」、「子供部屋」、「キッチン・調理家電」の計測値のグラフG1,G6,G3,G4が表示されている。これにより、「見守りチェック」の判定情報101を見た顧客は、この判定の基礎となった「リビング」、「玄関」、「子供部屋」、「キッチン・調理家電」の計測値の時間経過に伴う変化を、同じ通知画面100上で確認することができる。
このように、通知画面100においては、判定情報101の判定の基礎となった判定用回路の少なくとも一部が、特定回路として電力情報102に含めて表示されることになる。したがって、通知画面100を見た顧客は、判定システム30で判定された判定結果が正しいことを、計測システム20の計測値の時系列データを基に確かめることができる。本実施形態のように、判定項目(「おやすみチェック」、「見守りチェック」、「帰宅チェック」)ごとに判定用回路が設定される場合には、判定情報101の判定項目によって、一緒に表示される電力情報102に含まれる特定回路が異なることになる。
また、複数の分岐回路のうちのいずれの分岐回路を判定用回路とするかを顧客が設定している場合には、判定用回路の設定が適当か否かを、顧客が判断できるという利点もある。すなわち、たとえば判定用回路の設定が適当でないことに起因して、判定システム30で誤った判定がなされることがある。このような場合に、通知画面100において、判定の基礎となった判定用回路の計測値の変化が併せて表示されることにより、顧客は、判定用回路の設定が適当でないことを把握でき、適当な判定用回路に設定し直すことができる。
なお、特定回路は、判定用回路と少なくとも一部が重複していればよく、判定用回路の全てが特定回路として電力情報102に含まれることは必須ではない。
ところで、本実施形態においては、電力情報102は、上述したように第1の軸(時間軸)方向、つまり横方向へスクロール可能であるが、スクロール可能な範囲は、判定情報101の判定項目によって異なることが好ましい。すなわち、判定項目(「おやすみチェック」、「見守りチェック」、「帰宅チェック」)によっては、判定の基礎となる計測値の監視期間が異なるため、判定の基礎となった監視期間の計測値のみを表示すれば足りることがある。このような場合、判定の基礎となった監視期間内でのみ電力情報102がスクロール可能であればよく、これにより、情報端末装置1が取得する計測値のデータ量を抑えることができる。
たとえば、「見守りチェック」においては、電力情報102のスクロール可能な範囲は、現在時刻(通知画面100を表示した時刻)から24時間前までの範囲となる。一方、「帰宅チェック」においては、電力情報102のスクロール可能な範囲は、現在時刻(通知画面100を表示した時刻)から6時間前までの範囲となる。また、「おやすみチェック」の場合、たとえば18時〜24時の期間においては、電力情報102のスクロール可能な範囲は、18時〜現在時刻(通知画面100を表示した時刻)の範囲となる。この場合、24時以降は、電力情報102のスクロール可能な範囲は、18時〜24時の範囲に固定され、6時になるとリセット(固定解除)される。
(3.5)通知画面以外の表示
次に、通知画面100以外の表示部11の表示について説明する。
(3.5.1)電力監視画面
図7Aおよび図7Bは、表示部11に表示される電力監視画面200を表している。
電力監視画面200は、需要家施設5の複数の分岐回路のうちの少なくとも1つの分岐回路についての、計測システム20の計測値を表す画面である。電力監視画面200は、たとえば図7Aに示すように、「リビング」、「寝室1」、「寝室2」、「キッチン・調理家電」等の各分岐回路に対応する図形群DA1〜DA4が表示されている。ここでいう図形群DA1〜DA4は、それぞれ同一形状の複数の図形(ここでは円)の集合であって、図7Aに示す状態(以下「収束状態」という)では、各々の構成要素となる複数の図形が重ねて表示されている。
各図形群DA1〜DA4には、対応する分岐回路の名称(「リビング」、「寝室1」など)、および対応する分岐回路の最新の(たとえば1分間の)消費電力量がテキスト形式で重ねて表示されている。ここで、各図形群DA1〜DA4における図形の大きさ(面積)は、対応する分岐回路の最新の消費電力量に応じて変化する。さらに、分岐回路での消費電力量が0〔Wh〕である場合、つまり分岐回路への電力供給が停止している場合には、この分岐回路に対応する図形群DA1〜DA4の色が変化する。
一方、図7Aに示すように収束状態にある図形群DA1〜DA4のいずれかがタップされると、タップされた図形群DA1〜DA4は展開状態になる。つまり、たとえば図7Aにおいて図形群DA1がタップされた場合、図形群DA1が収束状態から展開状態に切り替わる。展開状態の図形群DA1は、図7Bに示すように、構成要素である複数の図形D1〜D6が電力監視画面200上に拡散されて表示される。展開状態において、図形群DA1の構成要素となる複数の図形D1〜D6は、それぞれ図形群DA1に対応する分岐回路に含まれる電気機器(負荷)を表している。ここで、展開状態にあっても、同一の図形群DA1に属する複数の図形D1〜D6は、電力監視画面200上で少なくとも一部が重なるように表示される。つまり、電力監視画面200において重ねて表示される複数の図形D1〜D6は、同一の分岐回路に含まれる電気機器を表すことになる。したがって、電力監視画面200においては、複数の図形D1〜D6で表示される複数の電気機器のいずれが、同一の分岐回路に属するかが把握しやすいという利点がある。
このように、電力監視画面200においては、図形群DA1〜DA4の収束状態、展開状態を切り替えながら、各分岐回路の消費電力量を確認することができるので、顧客は、需要家施設5での電力の使用状況を把握しやすいという利点がある。
ここで、図7Bに示すような展開状態の図形群DA1において、構成要素である複数の図形D1〜D6のうちの1つ(ここでは図形D6)は、新規登録用のアイコンである。新規登録用のアイコン(図形D6)がタップされると、電力監視画面200から電気機器の新規登録画面へと切り替わる。新規登録画面では、登録対象となる電気機器の種別(照明器具、テレビ、冷蔵庫、洗濯機等)などが選択され、登録対象の電気機器が図形群DA1に対応する分岐回路の配下に登録される。
新規登録画面では、分岐回路の配下に電気機器が1台しか登録されていない場合に、他に登録する電気機器の有無を確認するメッセージを表示する。また、新規登録画面では、たとえば洗濯機のように、通常は1つの需要家施設5につき1台となる電気機器が、1つの需要家施設5に対して2台以上登録された場合に、既に登録済みでないかを確認するメッセージを表示する。
なお、電力監視画面200は、縦方向へスクロール可能である。すなわち、電力監視画面200が表示された状態で、電力監視画面200の任意のエリアに対して、縦方向のスワイプ操作がなされると、このスワイプ操作に従って、電力監視画面200に表示されている図形群DA1〜DA4が縦方向へスクロールする。
(3.5.2)回路設定画面
図8Aおよび図8Bは、表示部11に表示される回路設定画面300を表している。
回路設定画面300は、判定システム30での判定に使用される判定用回路と、通知画面100に電力情報102として表示させる特定回路との少なくとも一方の回路を設定するための画面である。回路設定画面300は、判定用回路と特定回路とで異なる回路を設定できるように、判定用回路の設定用の回路設定画面300と、特定回路の設定用の回路設定画面300とが個別に表示されてもよい。ここでは一例として、判定用回路を設定するための回路設定画面300について説明する。
回路設定画面300には、たとえば図8Aに示すように、「リビング」、「キッチン・調理家電」、「寝室1」、「子供部屋」等の各分岐回路について、判定用回路とするか否かを選択するための回路名301および選択ボタン302が表示される。回路名301と選択ボタン302とは一対一に対応しており、選択ボタン302がタップされると、この選択ボタン302に対応する回路名301で示された分岐回路が判定用回路として選択される。この分岐回路は、選択ボタン302が再度タップされると、判定用回路から外れる。なお、回路設定画面300の上部には、設定を保存しないで回路設定画面300を終了するためのキャンセルボタン303、および設定を保存して回路設定画面300を終了するための保存ボタン304が表示されている。
ところで、図8Aに示すように、回路設定画面300には、各分岐回路について、計測システム20の計測値の時系列データを表示させるためのグラフ表示ボタン305が表示されている。グラフ表示ボタン305は、回路名301と一対一に対応しており、グラフ表示ボタン305がタップされると、このグラフ表示ボタン305に対応する回路名301で示された分岐回路の計測システム20の計測値の時系列データが表示される。
たとえば図8Aにおいて、「リビング」に対応するグラフ表示ボタン305がタップされると、回路設定画面300においては、図8Bに示すように、「リビング」の分岐回路について、計測システム20の計測値の時系列データがグラフ形式で表示される。図8Bの例では、「リビング」に対応するグラフG1がグラフ表示領域306に表示されている。グラフ表示領域306の表示は、通知画面100における電力情報102と同様である。ただし、図8Bの例では、第1の軸(時間軸)には30分刻みで目盛が付されている。なお、図8Bに示す回路設定画面300の上部には、図8Aに示す回路設定画面300に戻るための戻るボタン307が表示されている。
このように、判定用回路を設定するための回路設定画面300において、各分岐回路についての計測値の時系列データが表示可能であるので、複数の分岐回路のうちのいずれの分岐回路を判定用回路とするかを顧客が判断しやすくなる。たとえば「見守りチェック」の判定の基礎となる判定用回路を設定する場合、計測値に変化が毎日生じている分岐回路を判定用回路とすることで、判定用回路の計測値に変化が生じなくなった場合に異常と判定することが可能である。
(4)効果
以上説明したように、本実施形態の情報端末装置1の制御方法によれば、表示部11の通知画面100には、判定情報101と電力情報102とが併せて表示される。これにより、顧客(情報端末装置1の所有者)は、表示部11に表示される通知画面100を見ることで、需要家施設5に関連する2つの情報(判定情報101および電力情報102)を視覚的に確認することができる。そして、顧客は、判定情報101からは、住人の状態を把握することが可能である。また、顧客は、電力情報102からは、電力の需要家施設5での電力の使用状況を把握することが可能であり、たとえば節電意識の向上につながる。
さらに、判定情報101と電力情報102と一緒に表示されることで、顧客は、たとえば判定情報101の裏付けとして電力情報102を利用することができる。したがって、本実施形態の情報端末装置1の制御方法によれば、需要家施設5での電力の使用状況に関する電力情報の表示を、より有効に活用できる、という利点がある。
また、本実施形態のように、情報端末装置1は、通知画面100を表示する表示部11を備えていることが好ましい。これによれば、通知画面100は、情報端末装置1自身の表示部11に表示されるので、情報端末装置1の所有者(顧客)は、気軽に通知画面100を見ることができる。
また、本実施形態のように、判定情報101は、複数の分岐回路のうちの少なくとも1つの分岐回路からなる判定用回路についての計測値の時間経過に伴う変化に基づいて判定システム30で判定された判定結果を表していることが好ましい。この場合、特定回路は、判定用回路と少なくとも一部が重複していることが好ましい。これにより、判定情報101の判定の基礎とされた判定用回路の少なくとも一部については、特定回路として、判定情報101と一緒に表示される電力情報102において計測値の時系列データが示されることになる。したがって、通知画面100を見た顧客は、判定システム30で判定された判定結果が正しいことを、計測システム20の計測値の時系列データを基に確かめることができる。また、複数の分岐回路のうちのいずれの分岐回路を判定用回路とするかを顧客が設定している場合には、判定用回路の設定が適当か否かを、顧客が判断できるという利点もある。
この場合に、判定情報101は、需要家施設5の使用者の異常の有無の判定結果を表す情報であることが好ましい。これにより、本実施形態の「見守りチェック」のように、需要家施設5の使用者の異常の有無を判定する場合においても、判定の基礎とされた判定用回路の計測値の時系列データが電力情報102に含めて表示されることで、判定結果の確からしさが向上する。
また、この場合に、判定情報101が異常の発生を表している場合には、特定の連絡先に対する連絡を促すガイド情報を判定情報101と併せて通知画面100に表示させることが好ましい。これにより、需要家施設5の使用者に異常が発生した場合、顧客は、サービス会社などの特定の連絡先に、迅速に連絡をとることができる。なお、本実施形態においては、ガイド情報は第1連絡先ボタン109および第2連絡先ボタン110からなる。
また、判定情報101は、需要家施設5の使用者が対象期間において需要家施設5内に存在するか否かの判定結果を表す情報であることが好ましい。これにより、本実施形態の「帰宅チェック」のように、需要家施設5の使用者の帰宅の有無を判定する場合においても、判定の基礎とされた判定用回路の計測値の時系列データが電力情報102に含めて表示されることで、判定結果の確からしさが向上する。
また、判定情報101は、需要家施設5の使用者が睡眠中か否かの判定結果を表す情報であることが好ましい。これにより、本実施形態の「おやすみチェック」のように、需要家施設5の使用者の就寝を判定する場合においても、判定の基礎とされた判定用回路の計測値の時系列データが電力情報102に含めて表示されることで、判定結果の確からしさが向上する。
この場合に、電力情報102については、判定情報101において需要家施設5の使用者が睡眠中と判定されている睡眠期間と、睡眠中でないと判定されている覚醒期間とで、異なる態様となるように通知画面100に表示させることが好ましい。これにより、電力情報において、顧客は、需要家施設5の使用者が寝ている睡眠期間、需要家施設5の使用者が起きている覚醒期間を、電力情報102上で容易に区別して把握できる。
あるいは、判定情報101は、入力受付装置8に対する需要家施設5の使用者の操作に基づいて判定システム30で判定され、需要家施設5の使用者が睡眠中か否かの判定結果を表す情報であってもよい。たとえば「おやすみチェック」の判定情報101において在宅中の全ての住人が睡眠中であることが示されている一方で、電力情報102において電気ヒータが使用されていることが示されている場合、顧客に電力ヒータの消し忘れを通知することができる。このように、判定システム30が計測システム20の計測値に基づいて判定を行っていない場合でも、電力情報102は、判定情報101と一緒に通知画面100に表示されることによって、単なる電力の使用状況の把握以外に、有効に活用可能である。
また、本実施形態のように、電力情報102については、第1の軸を時刻とし、第2の軸を計測値としたグラフ形式で通知画面100に表示させることが好ましい。この構成によれば、計測システム20の計測値の変化の傾向が把握しやすいという利点がある。
ところで、本実施形態の情報端末装置1の制御方法は、コンピュータを主構成とする情報端末装置(スマートフォン)1において、CPUがプログラムを実行することによって実現される。
すなわち、プログラムは、需要家施設5における複数の分岐回路の各々について、消費電力と消費電力量との少なくとも一方を計測値として計測する計測システム20から計測値を取得可能に構成された情報端末装置1を表示制御部12として機能させる。ここで、表示制御部12は、需要家施設5の使用者の状態に関して判定システム30で判定された判定結果を表す判定情報101を表示部11の通知画面100に表示させる。さらに、表示制御部12は、通知画面100に、複数の分岐回路のうちの少なくとも1つの分岐回路からなる特定回路について、計測値の時系列データからなる電力情報102を判定情報101と併せて表示させる。
したがって、このプログラムによれば、需要家施設5での電力の使用状況に関する電力情報の表示を、より有効に活用できる、という利点がある。
また、上述したような情報端末装置1の制御方法は、本実施形態のように、表示制御部12と、表示制御部12にて制御される表示部11とを備える表示システム10にて実現可能である。表示制御部12は、需要家施設5における複数の分岐回路の各々について、消費電力と消費電力量との少なくとも一方を計測値として計測する計測システム20から計測値を取得可能に構成される。ここで、表示制御部12は、需要家施設5の使用者の状態に関して判定システム30で判定された判定結果を表す判定情報101を表示部11の通知画面100に表示させる。さらに、表示制御部12は、通知画面100に、複数の分岐回路のうちの少なくとも1つの分岐回路からなる特定回路について、計測値の時系列データからなる電力情報102を判定情報101と併せて表示させる。
このように構成される表示システム10によれば、需要家施設5での電力の使用状況に関する電力情報の表示を、より有効に活用できる、という利点がある。
(5)変形例
本実施形態では、戸建住宅を需要家施設の一例として説明しているが、この例に限らず、需要家施設は、集合住宅の各住戸などの戸建住宅以外の住宅、あるいは事務所、店舗等の被住宅であってもよい。
また、情報端末装置1は、スマートフォンに限らず、タブレット端末等のスマートフォン以外の携帯情報端末、あるいはパーソナルコンピュータ、スマートテレビ等のネットワークに接続可能な情報端末装置であってもよい。
また、表示システム10は、本実施形態では情報端末装置1によって構成されているが、この構成に限らず、表示部11と表示制御部12とを備え、本実施形態の表示システム10と同等の機能を実現できる構成であればよい。たとえば表示システム10は、1つの装置に限らず複数の装置によって構成されてもよい。つまり、表示システム10は一例として、情報端末装置1とサーバ装置3とで構成されていてもよいし、情報端末装置1とサーバ装置3とコントローラ23とで構成されていてもよい。このように、表示システム10が複数の装置で構成される場合、通知画面100の生成は、たとえばサーバ装置3など、情報端末装置1以外の装置で行ってもよい。この場合、情報端末装置1は、サーバ装置3から提供される画面を表示するブラウザとして機能する。
さらに、情報端末装置1とは別に、たとえばスマートテレビ等の外部表示装置が設けられている場合には、情報端末装置1は、表示制御部12によって外部表示装置の表示部を制御して、外部表示装置に通知画面100を表示させるように構成されていてもよい。具体的には、情報端末装置1は、たとえばケーブルによって外部表示装置と接続され、あるいはLAN等のネットワーク経由で外部表示装置と接続され、映像信号を外部表示装置へ伝送することで外部表示装置の表示部に通知画面100を表示させる。すなわち、情報端末装置1は、自身の表示部11に通知画面100を表示する構成に限らず、外部表示装置の表示部に通知画面100を表示させる構成であってもよい。このように外部表示装置の表示部に通知画面100を表示させる場合には、情報端末装置1は表示部11を備えていていなくてもよい。この場合、外部表示装置も表示システム10の構成要素に含まれることになる。
同様に、計測システム20および判定システム30の構成についても、本実施形態で説明した構成に限らない。たとえば、判定システム30は、サーバ装置3とコントローラ23とを構成要素としてもよい。表示システム10、計測システム20、および判定システム30は、それぞれクラウド(クラウドコンピューティング)によって実現されてもよい。
また、情報端末装置1は、本実施形態のように計測システム20で計測された計測値を、サーバ装置3を介して取得する構成に限らず、計測システム20から計測値を取得可能に構成されていればよい。たとえば、情報端末装置1は、計測値については計測システム20から直接取得し、判定結果については判定システム30から直接取得するように構成されていてもよい。あるいは、1つのシステムが計測システム20と判定システム30とで共用されている場合、情報端末装置1は、判定システム(計測システム20)30から計測値を取得するように構成されていてもよい。
また、本実施形態では、情報端末装置(表示システム10)1−計測システム20間の通信経路と、情報端末装置(表示システム10)1−判定システム30間の通信経路とは、共通のネットワーク4を含んでいるが、この構成に限らない。つまり、情報端末装置1−計測システム20間の通信経路と、情報端末装置1−判定システム30間の通信経路とは、別々のネットワークによって構成されていてもよい。
また、情報端末装置1は、携帯電話網を介してネットワーク4に接続される構成に限らない。たとえば需要家施設5内で使用される場合には、情報端末装置1は、ルータ7との間でWi−Fi(登録商標)に準拠した近距離無線通信を行うことにより、ルータ7を介してネットワーク4に接続されてもよい。
また、判定情報101は、テキスト形式に限らず、たとえばアイコンの状態(色、形状、模様等)で判定結果を表してもよい。電力情報102は、グラフ形式に限らず、たとえば表形式で、計測システム20の計測値を数値で表してもよい。
また、「見守りチェック」の通知画面100において、判定情報101が住人の異常の発生を表している場合、特定の連絡先に対する連絡を促すためのガイド情報が通知画面100に表示されればよい。すなわち、ガイド情報は、第1連絡先ボタン109および第2連絡先ボタン110のように特定の連絡先へ発呼するためのアイコンに限らず、たとえば単に特定の連絡先の電話番号を表す表示であってもよい。
また、本実施形態では、電力情報102は、複数の分岐回路についての計測値の時系列データであるが、この例に限らず、少なくとも1つの分岐回路についての計測値の時系列データを含んでいればよい。たとえば、電力情報102は、1つの分岐回路のみについての計測値の時系列データであってもよいし、分岐回路および幹線についての計測値の時系列データであってもよい。
また、計測システム20は、本実施形態のように分電盤6のキャビネット内に計測ユニット21が設けられた構成に限らず、たとえば分電盤6のキャビネット外に計測ユニット21が設けられた構成であってもよい。さらには、分岐回路に含まれるコンセント(アウトレット)に計測装置が内蔵された構成、あるいはコンセントと電気機器との間に計測装置が接続される構成の計測システム20であってもよい。
1 情報端末装置
4 ネットワーク
5 需要家施設
10 表示システム
11 表示部
12 表示制御部
20 計測システム
30 判定システム
100 通知画面
101 判定情報
102 電力情報
109 第1連絡先ボタン(ガイド情報)
110 第2連絡先ボタン(ガイド情報)

Claims (12)

  1. 需要家施設における複数の分岐回路の各々について、消費電力と消費電力量との少なくとも一方を計測値として計測する計測システムから前記計測値を取得可能に構成された情報端末装置の制御方法であって、
    前記需要家施設の使用者の状態に関して判定システムで判定された判定結果を表す判定情報を表示部の通知画面に表示させ、
    前記通知画面に、前記複数の分岐回路のうちの少なくとも1つの分岐回路からなる特定回路について、前記計測値の時系列データからなる電力情報を前記判定情報と併せて表示させるように
    前記情報端末装置を制御する
    ことを特徴とする情報端末装置の制御方法。
  2. 前記情報端末装置は、前記通知画面を表示する前記表示部を備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報端末装置の制御方法。
  3. 前記判定情報は、前記複数の分岐回路のうちの少なくとも1つの分岐回路からなる判定用回路についての前記計測値の時間経過に伴う変化に基づいて前記判定システムで判定された判定結果を表しており、
    前記特定回路は、前記判定用回路と少なくとも一部が重複している
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報端末装置の制御方法。
  4. 前記判定情報は、前記需要家施設の使用者の異常の有無の判定結果を表す情報である
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報端末装置の制御方法。
  5. 前記判定情報が前記異常の発生を表している場合には、特定の連絡先に対する連絡を促すガイド情報を前記判定情報と併せて前記通知画面に表示させる
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報端末装置の制御方法。
  6. 前記判定情報は、前記需要家施設の使用者が対象期間において前記需要家施設内に存在するか否かの判定結果を表す情報である
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報端末装置の制御方法。
  7. 前記判定情報は、入力受付装置に対する前記需要家施設の使用者の操作に基づいて前記判定システムで判定され、前記需要家施設の使用者が睡眠中か否かの判定結果を表す情報である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報端末装置の制御方法。
  8. 前記判定情報は、前記需要家施設の使用者が睡眠中か否かの判定結果を表す情報である
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報端末装置の制御方法。
  9. 前記電力情報については、前記判定情報において前記需要家施設の使用者が睡眠中と判定されている睡眠期間と、睡眠中でないと判定されている覚醒期間とで、異なる態様となるように前記通知画面に表示させる
    ことを特徴とする請求項7または8に記載の情報端末装置の制御方法。
  10. 前記電力情報については、第1の軸を時刻とし、第2の軸を前記計測値としたグラフ形式で前記通知画面に表示させる
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の情報端末装置の制御方法。
  11. 需要家施設における複数の分岐回路の各々について、消費電力と消費電力量との少なくとも一方を計測値として計測する計測システムから前記計測値を取得可能に構成された情報端末装置を、
    前記需要家施設の使用者の状態に関して判定システムで判定された判定結果を表す判定情報を表示部の通知画面に表示させ、
    前記通知画面に、前記複数の分岐回路のうちの少なくとも1つの分岐回路からなる特定回路について、前記計測値の時系列データからなる電力情報を前記判定情報と併せて表示させる表示制御部
    として機能させるためのプログラム。
  12. 需要家施設における複数の分岐回路の各々について、消費電力と消費電力量との少なくとも一方を計測値として計測する計測システムから前記計測値を取得可能に構成された表示制御部と、
    前記表示制御部にて制御される表示部とを備え、
    前記表示制御部は、
    前記需要家施設の使用者の状態に関して判定システムで判定された判定結果を表す判定情報を前記表示部の通知画面に表示させ、
    前記通知画面に、前記複数の分岐回路のうちの少なくとも1つの分岐回路からなる特定回路について、前記計測値の時系列データからなる電力情報を前記判定情報と併せて表示させる
    ことを特徴とする表示システム。
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