JP2004275272A - 生体情報端末、情報管理装置、生体情報収集システム、及び生体情報異常評価方法 - Google Patents

生体情報端末、情報管理装置、生体情報収集システム、及び生体情報異常評価方法 Download PDF

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香 高野
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隆治 飯嶋
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Abstract

【課題】利用者の生体情報を頻繁に測定する、携帯型生体情報端末を使用した健康情報収集システム、生体情報端末、情報管理装置と、収集した生体情報に異変が生じた場合に行う生体情報異常評価方法を提供する。
【解決手段】生体情報端末から情報管理装置へ送信される情報等に異常生じた場合、生体情報端末の電源電圧、利用者の生体情報端末装着状態、生体情報端末の測定手段状態、他の測定手段が存在する場合、その出力値状態、から、何が起因する異常であるのかを判断し、判断結果にあった通報先へ判断結果を送信する。それにより異常状態に応じた適切な対処を講じる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、健康状態をモニタリングするための生体情報収集システム、生体情報端末、情報管理装置と、収集データに何らかの異常が生じた時に講ずる生体情報異常評価方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、健康増進、慢性疾患等の継続的健康管理、緊急通知等を目的に、在宅で生体情報や行動情報を測定しモニタリングするシステムが一般家庭にも普及しつつある。そしてそれらの大半のシステムは、測定情報といった利用者に関する情報を、そのまま、若しくは、何らかの処理をして遠隔にあるサーバや管理センタへ送信するものである。
【0003】
これらのシステムにおいて取り扱われる情報は、利用者の生体情報、動作情報という究極のプライベート情報である。また、特に緊急通知性の高いシステムの場合、それは利用者の命にかかわる情報となる。そのため、誤報は許されるものではない。
【0004】
これらの対策として、例えば、送信データ中に使用装置の運転状況や故障、異常情報を含有させるものがある。(例えば、特許文献1参照)
【0005】
【特許文献1】
特開H07−95962号公報(第4頁、第2図参照)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術に関する問題点には、以下のようなものがある。
【0007】
送信データの中に使用装置の運転状況や故障情報を含有させるためには、測定装置側に運転状況確認機能や故障診断機能が必要となる。しかし、据え置き型測定装置のように、装置の大きさ、電源に厳しい制限がいらない場合と異なり、小型、軽量化、省電力化が求められる携帯可能な携帯型の生体情報端末において、運転状況確認機能や異常検出機能を端末内に含有させることは困難である。そのため、生体情報端末からの情報に何らかの異常が生じている場合、利用者に緊急事態が生じているのか、生体情報端末の電源電圧が低くなっているのか、生体情報端末に故障が生じているのか、といった異常の判定が的確に出来ないでおり、誤報も生じていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、まず、利用者の生体、及び/若しくは、動作に関する利用者データを測定する測定手段と、利用者データ等の情報等の送受信を行うための第1の送受信手段と、を備えた、利用者が所有する生体情報端末と、前記第1の送受信手段との間で情報等の送受信を行う第2の送受信手段と、外部装置との間で情報等の送受信を行う第3の送受信手段と、生体情報端末、及び/若しくは、外部装置から受信した情報等、及び内部で発生した情報等を保管する第1の保管手段と、を備えた情報管理装置と、前記第3の送受信手段との間で情報等の送受信を行う第4の送受信手段と、情報管理装置から受信した情報等、及び情報管理装置内部で発生した情報等を保管する第2の保管手段と、を備えた中央情報管理装置とからなる生体情報収集システムにおいて、生体情報端末から送信される情報等が異常であるか否かを判断する情報判断手段と、情報判断手段の結果から情報等が異常であると判断された場合、その結果に応じた通報内容と通報先を決定し通報する通報手段と、を有する生体情報収集システムとした。
【0009】
ここで、情報判断手段は、生体情報端末から送信される情報等に何らかの異常性が生じているかを判断する異常性判断手段、生体情報端末の電源電圧が生体情報端末を駆動できる電圧であるかを判断する電源電圧判断手段、及び/若しくは、利用者が生体情報端末を正常に装着しているかを判断する装着判断手段、を用いて情報等を評価するものとした。
【0010】
更に情報判断手段は、測定手段を複数持つ生体情報収集システムの場合、生体情報端末から送信される情報等で、異常性判断手段で異常性があると判断された情報等とは別の情報等について異常性が生じているかを判断する第2の異常性判断手段も有することとした。
【0011】
また、異常性判断手段は、生体情報端末から送信される情報等の1つである利用者データに関し、ある正常範囲からはずれる場合に異常性があると判断することとした。
【0012】
また、電源電圧判断手段は、生体情報端末に電源電圧を問い合わせる、若しくは、予め生体情報端末の電源を入れた際の電源電圧、及び電源を入れた時刻を入手し、生体情報端末の使用時間から電源電圧を推定し、生体情報端末の電源電圧が生体情報端末を駆動できる電圧であるかを判断することとした。
【0013】
また、装着判断手段は、利用者が生体情報端末を装着しているかを確認する装着確認手段、及び、測定できる状態にあるかを確認する測定確認手段、を用いて利用者が生体情報端末を正常に装着しているかを判断することとした。
【0014】
また、第2の異常性判断手段は、生体情報端末から送信される情報等で、異常性判断手段で異常性があると判断された情報等とは別の情報等について、その情報等に含まれる別の利用者データに関して、ある正常範囲からはずれる場合に異常性があると判断するものとした。
【0015】
次に本発明の生体情報端末は、利用者の生体、及び/若しくは、動作に関する利用者データを測定する測定手段と、利用者データ等の情報等の送受信を行うための第1の送受信手段と、生体情報端末から送信される情報等が異常であるか否かを判断する情報判断手段と、情報判断手段の結果から情報等が異常であると判断された場合、その結果に応じた通報内容と通報先を決定し通報する通報手段、を備えるものとした。
【0016】
また、本発明の情報管理装置は、生体情報端末との間で情報等の送受信を行う第2の送受信手段、外部装置との間で情報等の送受信を行う第3の送受信手段、生体情報端末、及び/若しくは、外部装置から受信した情報等、及び内部で発生した情報等を保管する第1の保管手段、生体情報端末から送信される情報等が異常であるか否かを判断する情報判断手段、情報判断手段の結果から情報等が異常であると判断された場合、その結果に応じた通報内容と通報先を決定し通報する通報手段、を備えるものとした。
【0017】
次に本発明の、生体情報収集システムにおける生体情報異常評価方法は、
生体情報端末から送信される情報等が異常であるか否かを判断するステップ、生体情報端末から情報等が異常であるか判断するステップの結果から情報等が異常であると判断された場合、その結果に応じた通報内容、通報先を決定し、通報するステップ、からなり、特に生体情報端末から送信される情報等が異常であるか否かを判断するステップは、情報等に何らかの異常性が生じているかを判断するステップ、生体情報端末の電源電圧が生体情報端末を駆動できる電圧であるかを判断するステップ、及び/若しくは、利用者が体情報端末を正常に装着しているかを判断するステップ、からなることとした。
【0018】
更に、測定手段を複数持つ生体情報収集システムの場合、生体情報端末から送信される情報等が異常であるか否かを判断するステップは、情報等に何らかの異常性が生じているかを判断するステップ、生体情報端末から送信される情報等で、前記ステップで異常性があると判断された情報等とは別の情報等に異常性が生じているかを判断するステップ、生体情報端末の電源電圧が生体情報端末を駆動できる電圧であるかを判断するステップ、及び/若しくは、利用者が体情報端末を正常に装着しているかを判断するステップ、からなることとした。
【0019】
ここで、生体情報端末の電源電圧が生体情報端末を駆動できる電圧であるかを判断するステップにおいて電源電圧を確認し、生体情報端末を駆動できる電圧より低い場合、通報ステップにおいて生体情報端末に通報することとした。またその後、充電行為がなされなかった場合、通報ステップにおいて中央情報管理装置に通報することとした。
また、利用者が生体情報端末を正常に装着しているかを判断するステップにおいて利用者に生体情報端末の再装着を依頼し、再装着が確認できなかった場合、通報ステップにおいて中央情報管理装置通報することとした。
また、利用者が生体情報端末を正常に装着しているかを判断するステップにおいて利用者に生体情報端末の再装着を依頼する通報を行い、正常な再装着を確認できた後も、前記生体情報端末から送信される情報等が異常である場合、通報ステップにおいて中央情報管理装置に通報することとした。
【0020】
更に、測定手段を複数持つ生体情報収集システムでは、情報等に何らかの異常性が生じているかを判断するステップにおいて異常であると判断した場合、その情報等とは別の情報等に異常性が生じているかを判断するステップにおいてその別の情報等の異常性を判断し、異常であると判断した場合、通報ステップにおいて中央情報管理装置に通報することとした。
【0021】
【発明の形態】
本発明の第1の実施の形態について、説明する。
【0022】
図1は、本発明における生体情報収集システムの概略図である。
【0023】
1は生体情報端末、3は情報管理装置、5は中央情報管理装置、2は生体情報端末1と情報管理装置3との間の通信手段、4は情報管理装置3と中央情報管理装置5の間の通信手段であり、ここでは公衆回線網を用いる。
【0024】
ここで生体情報端末1は、利用者の生体、及び/若しくは、動作に関する利用者データを測定し、利用者データ等の情報等を情報管理装置3と送受信するものである。これは、利用者が携帯可能な小型端末の他、利用者が日常的に使用する機器類に利用者の生体、及び/若しくは、動作に関する利用者データを測定する測定機能、及び通信機能を付加したもの、例えばベッド、トイレ、体重計、テレビ、蛍光灯、オーディオ類、風呂、キッチンにある電化製品、等に利用者データ測定機能、及び通信機能を付加したものでもよい。また生体情報端末1は、図1の1a、1b・・・1nように、複数存在してもよいし、1つの生体情報端末内に複数種類の利用者データ測定機能を設けてもよい。本発明の第1の実施例において、生体情報端末1は、脈拍を測定する機能を持つ腕装着型情報端末とする。
【0025】
情報報管理装置3は、生体情報端末1と情報等の送受信を行い、利用者データ等の情報を入手、保管、評価することの他、外部にある中央情報管理装置5との間で情報等の送受信を行うものである。本発明の第1の実施例において、情報管理装置3は、利用者の生活圏内である利用者宅内に設置するものとする。
【0026】
中央情報管理装置5は、利用者データ等の情報を収集、保管、管理、評価し、利用者に健康に関するアドバイスを行う装置であり、医療機関、保険機関、若しくは、情報管理を専門に行う機関にある。ここでは、評価の結果、異常があった場合、若しくは、情報管理装置3から異常に関する通報を受信した場合、利用者に対し適切な緊急手配も行う。
【0027】
図2は、生体情報端末1、情報管理装置2のブロック図である。
【0028】
まず生体情報端末1について説明する。11は通信2を用い、情報管理装置3と、利用者データ等の情報、及び命令コマンド等の送受信を行う第1の送受信部、12は利用者の生体、若しくは、動作に関する利用者データを測定する測定部、13は利用者が生体情報端末1を正常に装着しているかを判断する装着状態判断部、14は利用者が生体情報端末1を操作するためのボタン等からなる操作部、15は情報管理装置3からの通報情報、及び生体情報端末1で発生した利用者に通報すべき情報を、利用者に通知するためのアラーム、バイブレーション、表示部等からなる通知部、16は利用者の個人情報、測定部12で測定した利用者データ、測定日時、等を保管する保管部、17は生体情報端末1に電力を供給する電源、18は11から17を制御する制御部である。
【0029】
ここで測定部12は、脈拍情報を出力するものとする。しかし、利用者の生体、若しくは、動作に関する利用者データを測定するものであれば、これに限らない。例えば、呼吸、心拍、体温、発汗、血糖値、体動、位置、移動速度、等に関する情報を測定するものでもよい。
【0030】
装着状態判断部13は、利用者が生体情報端末1を装着しているかを判断する装着判断と、測定部12にある測定用センサが利用者の脈拍を測るのに適した部位に接しているかを判断する測定判断を行う。
【0031】
装着判断は、生体情報端末1を腕に装着するための装着用バンドの装着位置に、装着することでオンオフが切り替わるスイッチを設け、それにより判断するという方法でもよいし、生体情報端末1の裏に利用者の装着を検出するための圧力センサを設け、装着時と未装着時の圧力値の違いによって装着を判断してもよい。尚、装着判断は利用者が生体情報端末1を装着しているのかを判断できるのであれば、これらの方法に限らない。
【0032】
測定判断は、測定部12から出力される脈拍数を予め決められた一定時間採取し、その平均値が予め決められた正常範囲に収まっていれば、正しい部位に測定用センサが接していて、測定が可能であると判断するものとする。ここで予め決められた正常範囲に関しては、後述の情報管理装置3における情報判断部32の説明中で述べる。尚、測定判断も測定が可能であるかを判断できるのであれば、この方法に限らない。
【0033】
尚、装着判断と測定判断については、利用者が生体情報端末1を装着し、利用者データを正常に測定できているかを確認した後、操作部14を操作して本測定を開始する、といった生体情報端末1の仕様にすることで、装着判断と測定判断を纏めて行うことも可能である。
【0034】
電源17は、生体情報端末1が腕装着型情報端末であるので、充電式が好ましいが、電池式でもよい。また、制御部18により電源17の使用状況の確認、例えば電源電圧の確認が可能であるものとする。
【0035】
次に情報管理装置3について説明する。31は通信2を用い、生体情報端末1と利用者データ等の情報、及び命令コマンド等の送受信を行う第2の送受信部、32は受信した利用者データ等の情報が異常であるかを判断する情報判断部、33は情報判断部32の判断結果を受けて通報内容と通報先を決定する通報部、34は通信4を用い、情報管理装置3内で発生した情報等、通報内容等、そして生体情報端末1から得られた利用者データ等の情報を、遠隔にある中央情報管理装置5へ送信し、中央情報管理装置5からの情報等を受信する第3の送受信部、35は生体情報端末1、中央情報管理装置5から受信した情報等、及び情報管理装置3内で発生した情報等、通報内容等を記憶する記憶部、36は情報管理装置3に電力を供給する電源、37は31から36を制御する制御部である。
【0036】
ここで情報判断部32は、受信した利用者データに異常が生じているかの判断、生体情報端末1の電源17の電源電圧が生体情報端末を駆動できる電圧であるかの判断、利用者が正常に生体情報端末を装着しているかの判断、を行い、それらの結果から総合的にどのような異常が生じているのかを判断するものである。
【0037】
受信した利用者データに異常が生じているかの判断は、予め記憶部35に保管しておいた正常範囲と受信した利用者データを比較し、利用者データが正常範囲からはずれた場合、異常であると判断する。この正常範囲は、例えば、1分間に50拍から100拍といった一般的に正常であると言われる範囲を使用してもよいし、予め測定を行い決定した利用者固有の正常範囲を使用してもよい。例えば、これまでに測定し、蓄積した利用者データを用いて平均値Mと標準偏差σを算出し、M±σ、若しくは、M±2σを正常範囲と設定してもよい。尚、利用者データに異常が生じているかの判断ができるのであれば、この方法に限らない。
【0038】
また、生体情報端末1の電源17の電源電圧が生体情報端末を駆動できる電圧であるかの判断は、電源17の使用状況の確認結果を返送させるコマンドを生体情報端末1へ送信し、その応答内容から判断する。例えば、使用状況の確認を電源電圧で行う場合、返送されてきた電源電圧が生体情報端末1の駆動に必要な電圧+予め決められた電圧αより大きければ、生体情報端末1の電源17において駆動可能である(充電の必要はない、電池交換の必要はない)と判断する。この他、生体情報端末1の利用開始時刻とその時刻における電源電圧を予め入手しておき、充電、若しくは、電池交換がが必要となる時刻を概算することにより、充電、若しくは、電池交換の必要性を判断することも可能である。尚、電源17の電池残量が十分であるかの判断ができるのであれば、これらの方法に限らない。
【0039】
また、利用者が正常に生体情報端末1を装着しているかの判断は、生体情報端末1へ装着判断と測定判断を行うよう命令するコマンドを送信し、その応答内容から総合的に判断する。例えば、装着判断と測定判断が共に正常であると判断された結果が返送されてきた場合、利用者が正常に生体情報端末1を装着していると判断する。尚、利用者が正常に生体情報端末1を装着しているかの判断ができるのであれば、この方法に限らない。
【0040】
上記各判断結果を総合し、どのような異常が生じているのかを判断する方法、及び、その判断結果を基に通報部33においてどのような通報が行われるかについては、後述する生体情報収集システムの動きの中で説明する。
【0041】
本発明の第1の実施例において、通信2は、生体情報端末1が腕装着型であり、情報管理装置3が利用者宅内に設置するものであるため、近距離無線通信とする。また通信4は、公衆回線網とする。尚、通信2、4に関しては、これらに限らない。
【0042】
図3は、中央情報管理装置5のブロック図である。51は通信4を用い、情報管理装置3内で発生した情報等、通報内容等、そして生体情報端末1から得られた利用者データ等の情報を受信し、情報管理装置3へ情報等を送信する第4の送受信部、52は受信した利用者データを評価する利用者データ評価部、53は情報管理装置3からの通報情報、及び利用者データ評価部での評価結果を、中央情報管理装置5を操作することのできる人間に通知する通知部、54は受信した利用者データ等の情報、情報管理装置3内で発生した情報等、通報内容等、及び利用者データ評価部52での評価結果をデータベースとして記憶する記憶部、55は中央情報管理装置を操作する操作部、56は51から56を制御する制御部である。
【0043】
ここで利用者データ評価部52は、受信した情報管理装置3からの通報情報を元に、利用者データの異常性の再評価を行う他、記憶部53にある利用者データベースと受信した利用者データを照らし合わす、予め保有する専門的医療情報と比較する、等を行うことで、情報管理装置3において正常と判断した利用者データであっても留意すべき点があるか否かを評価する。
【0044】
通知部54は、中央情報管理装置5にアラーム機能、表示機能、等を設け、中央情報管理装置5を操作することのできる人間に、通報情報を通知するという方法の他、緊急事態に対応する専門の人間が所有する情報端末へ、通報情報を転送するという方法を取ることも可能である。
【0045】
次に、本発明の第1の実施例における生体情報収集システムで、利用者データ等の情報に異常が生じた場合の異常評価の流れを説明する。
【0046】
図5は利用者データ等の情報に異常が生じた場合の異常評価、判断の方法を示すフローチャートである。
【0047】
まず、情報管理装置3において、利用者データ等の情報を受信する(S1)。情報管理装置3では、受信した情報に含まれる利用者データに異常が生じているかの判断を行う(S2)。これは前述の通り、予め設定しておいた利用者データの正常範囲との比較、等を行って判断する。ここで、利用者データが異常であると判断されなければ、情報管理装置3内に保管、データ処理、中央情報管理装置へ送信、等を必要に応じて行い(S3)、再び利用者データ等の情報、中央情報管理装置5からの情報を受信するための待機状態を取るため、このフローを終了する(S15)。
【0048】
受信した情報に含まれる利用者データに異常が生じているかの判断(S2)において、異常であると判断された場合、生体情報端末1の電源17の電源電圧が生体情報端末を駆動できる電圧であるかの判断を行う(S4)。ここで、電源電圧を確認するため、生体情報端末1へ電源電圧の確認結果を返送させるコマンドを送り、返送されてくる電源電圧と生体情報端末1を駆動するのに必要な電圧+予め決められた電圧αとの比較を行う。この値より生体情報端末1の電源電圧が小さい場合、生体情報端末1には充電の必要性が迫っているということとなるため、通報部33において、通報内容「生体情報端末1に充電が必要である(異常フローS5による)」を、通報先「利用者(の携帯する生体情報端末1)」へ通報する(S5)。通報後は、一定時間、利用者データと共に電源電圧のモニタリングを行い、充電行為が行われるか否かを監視する(S6)。充電行為のモニタリングの方法としては、電源電圧の継続的モニタリング、生体情報端末1に充電開始時と共に充電開始信号を送信させる、等がある。充電行為が行われていることが確認できた場合、再び利用者データ等の情報、中央情報管理装置5からの情報を受信するための待機状態を取るため、このフローを終了する(S15)。充電行為が行われていることが確認できない場合、利用者に緊急事態が生じている、生体情報端末1の通知部15における通知を利用者が確認できない状況にある、若しくは、生体情報端末1の通知部15を含め生体情報端末1内に故障箇所がある、等の可能性があるため、通報部33において、通報内容「利用者に緊急事態、若しくは、生体情報端末1に故障の可能性あり(異常フローS7による)」を、通報先「中央情報管理装置5(サーバ)」へ通報し、それと同時に電源電圧と異常を示した利用者データ等の情報を中央情報管理装置5へ送信する(S7)。通報後は、再び利用者データ等の情報、中央情報管理装置5からの情報を受信するための待機状態を取るため、このフローを終了する(S15)。
【0049】
生体情報端末1の電源17の電源電圧が生体情報端末を駆動できる電圧であるかの判断(S4)において、生体情報端末1を駆動するのに必要な電圧+予め決められた電圧αよりも生体情報端末1の電源電圧が大きい場合、充電の必要はないと判断し、次に利用者が正常に生体情報端末1を装着しているかの判断を行う。まず、通報部33において、通報内容「生体情報端末の再装着依頼(異常フローS8による)」を、通報先「利用者(の携帯する生体情報端末1)」へ通報し、加えて装着判断と測定判断を行うよう命令するコマンドを送信する(S8)。通報後は、一定時間、生体情報端末1からの応答内容をモニタリングし、装着判断、測定判断結果を監視する。
【0050】
装着判断(S9)において結果が「再装着が行われていない(再装着せず)」という場合、利用者に緊急事態が生じている、生体情報端末1の通知部15における通知を利用者が確認できない状況にある、若しくは、生体情報端末1の通知部15を含め生体情報端末1内に故障箇所がある、等の可能性があるため、通報部33において、通報内容「利用者に緊急事態、若しくは、生体情報端末1に故障の可能性あり(異常フローS10による)」を、通報先「中央情報管理装置5(サーバ)」へ通報し、それと同時に異常を示した利用者データ等の情報を中央情報管理装置5へ送信する(S10)。通報後は、再び利用者データ等の情報、中央情報管理装置5からの情報を受信するための待機状態を取るため、このフローを終了する(S15)。
【0051】
装着判断(S9)において結果が「再装着が行われた」という場合で、測定判断(S11)において結果が「正しい部位に測定用センサが接していない(正しくない)」という場合、生体情報端末1の測定用センサ部分に故障がある、若しくは、生体情報端末1が、利用者による生体情報端末1の正しい装着が困難な状態になっている、という可能性があるため、通報部33において、通報内容「生体情報端末1に故障の可能性、若しくは、装着困難状態になっている可能性あり(異常フローS12による)」を、通報先「中央情報管理装置5(サーバ)」へ通報し、それと同時に異常を示した利用者データ等の情報を中央情報管理装置5へ送信する(S12)。通報後は、再び利用者データ等の情報、中央情報管理装置5からの情報を受信するための待機状態を取るため、このフローを終了する(S15)。
【0052】
装着判断(S9)において結果が「再装着が行われた」という場合で、測定判断(S11)において結果が「正しい部位に測定用センサが接している(正しい)」という場合、利用者による再装着は正常に行われた、と判断でき、生体情報端末1は測定を再スタートする。その後、一定時間、生体情報端末1からの利用者データ等の情報をモニタリングし、利用者データの異常性について監視する(S13)。利用者データが異常であると判断された場合、生体情報端末1の測定用センサ部分に故障の可能性があるとして、通報部33において、通報内容「生体情報端末1に故障の可能性あり(異常フローS14による)」を、通報先「中央情報管理装置5(サーバ)」へ通報する(S10)。通報後は、再び利用者データ等の情報、中央情報管理装置5からの情報を受信するための待機状態を取るため、このフローを終了する(S15)。利用者データの異常性の監視(S13)において、利用者データが正常であった場合、前回の利用者データ等の情報に異常が生じた原因は、利用者の端末装着ミスによる、と判断ができ、再び利用者データ等の情報、中央情報管理装置5からの情報を受信するための待機状態を取るため、このフローを終了する(S15)。
【0053】
生体情報端末1は、通報内容「生体情報端末1に充電が必要である(異常フローS5による)」、「生体情報端末の再装着依頼(異常フローS8による)」を受信すると、通知部15において利用者に通報内容を認知させるため、バイブレーション、アラーム、表示部等を用いて、通知を行う。
【0054】
中央情報管理装置5は、通報内容「利用者に緊急事態、若しくは、生体情報端末1に故障の可能性あり(異常フローS7による)」、「利用者に緊急事態、若しくは、生体情報端末1に故障の可能性あり(異常フローS10による)」、「生体情報端末1に故障の可能性、若しくは、装着困難状態になっている可能性あり(異常フローS12による)」、「生体情報端末1に故障の可能性あり(異常フローS14による)」を受信すると、利用者データ評価部52において再度異常性の評価を行い、その結果、前記通報内容に付加する情報が発生した場合にはそれを付加して通知部54へ転送する。通知部54では、中央情報管理装置5を操作する人間に転送情報を認知させるため、アラーム、表示部、等を用いて通知を行う。また、通知内容によっては、緊急事態に対応する専門の人間が所有する情報端末へ、通報情報の転送を行う。
【0055】
上記のような生体情報収集システム、生体情報端末、情報管理装置で、利用者データ等の情報に異常が生じた場合の異常評価の方法を用いることで、利用者データに異常が生じた場合、それがどのような状況における異常であるのかを判断することができ、迅速に適切な対処を行うことができる。
【0056】
次に、本発明の第2の実施の形態について、説明する。
【0057】
本発明の第2の実施の形態における生体情報収集システムの概略図、生体情報端末1、情報管理装置2のブロック図、及び中央情報管理装置5のブロック図は、それぞれ、本発明の第1の実施の形態における図1、図2、図3と同様であるため、説明は割愛する。
【0058】
しかし、特に生体情報端末1は、脈拍を測定する機能の他に、利用者の動きを検出する機能を持つ腕装着型情報端末とする。
【0059】
図6は利用者データ等の情報に異常が生じた場合の異常評価、判断の方法を示すフローチャートである。
【0060】
まず、情報管理装置3において、利用者データ等の情報を受信する(S21)。情報管理装置3では、受信した情報に含まれる利用者データに異常が生じているかの判断を行う(S22)。ここで、利用者データが異常であると判断されなければ、情報管理装置3内に保管、データ処理、中央情報管理装置へ送信、等を必要に応じて行い(S23)、再び利用者データ等の情報、中央情報管理装置5からの情報を受信するための待機状態を取るため、このフローを終了する(S37)。
【0061】
受信した情報に含まれる利用者データに異常が生じているかの判断(S22)において、異常であると判断された場合、その利用者データとは別の利用者データについて、S22と同様の方法で利用者データに異常が生じているのかの判断を行う(S24)。例えば、利用者の脈拍に関するデータについて異常であると判断された場合、別の利用者データである動きに関するデータにも異常が生じているのか、判断を行う。動きに関するデータも異常であると判断された場合、利用者に緊急事態が生じていると判断でき、通報部33において、通報内容「利用者に緊急事態が生じている可能性がある(異常フローS25による)」を、通報先「中央情報管理装置5(サーバ)」へ通報し、それと同時に異常を示した利用者データ等の情報を中央情報管理装置5へ送信する(S25)。通報後は、再び利用者データ等の情報、中央情報管理装置5からの情報を受信するための待機状態を取るため、このフローを終了する(S37)。
【0062】
異常であると判断された利用者データとは別の利用者データについて、S22と同様の方法で利用者データに異常が生じているのかの判断を行い、異常であると判断されなかった場合、生体情報端末1の電源17の電源電圧が生体情報端末を駆動できる電圧であるかの判断を行う(S26)。判断方法は、本発明の実施の形態1におけるS4と同様の方法をとることとする。生体情報端末1に充電の必要性が迫っている場合、通報部33において、通報内容「生体情報端末1に充電が必要である(異常フローS27による)」を、通報先「利用者(の携帯する生体情報端末1)」へ通報する(S27)。通報後は、一定時間、利用者データと共に電源電圧のモニタリングを行い、充電行為が行われるか否かを監視する(S28)。監視方法はは、本発明の実施の形態1におけるS6と同様の方法をとることとする。充電行為が行われていることが確認できた場合、再び利用者データ等の情報、中央情報管理装置5からの情報を受信するための待機状態を取るため、このフローを終了する(S37)。充電行為が行われていることが確認できない場合、利用者に緊急事態が生じている、生体情報端末1の通知部15における通知を利用者が確認できない状況にある、若しくは、生体情報端末1の通知部15を含め生体情報端末1内に故障箇所がある、等の可能性があるため、通報部33において、通報内容「利用者に緊急事態、若しくは、生体情報端末1に故障の可能性あり(異常フローS29による)」を、通報先「中央情報管理装置5(サーバ)」へ通報し、それと同時に電源電圧と異常を示した利用者データ等の情報を中央情報管理装置5へ送信する(S29)。通報後は、再び利用者データ等の情報、中央情報管理装置5からの情報を受信するための待機状態を取るため、このフローを終了する(S37)。
【0063】
生体情報端末1の電源17の電源電圧が生体情報端末を駆動できる電圧であるかの判断(S26)において、充電の必要はないと判断した場合、次に利用者が正常に生体情報端末1を装着しているかの判断にを行う。まず、通報部33において、通報内容「生体情報端末の再装着依頼(異常フローS30による)」を、通報先「利用者(の携帯する生体情報端末1)」へ通報し、加えて装着判断と測定判断を行うよう命令するコマンドを送信する(S30)。通報後は、一定時間、生体情報端末1からの応答内容をモニタリングし、装着判断、測定判断結果を監視する。
【0064】
装着判断(S31)において結果が「再装着が行われていない(再装着せず)」という場合、利用者に緊急事態が生じている、生体情報端末1の通知部15における通知を利用者が確認できない状況にある、若しくは、生体情報端末1の通知部15を含め生体情報端末1内に故障箇所がある、等の可能性があるため、通報部33において、通報内容「利用者に緊急事態、若しくは、生体情報端末1に故障の可能性あり(異常フローS32による)」を、通報先「中央情報管理装置5(サーバ)」へ通報し、それと同時に異常を示した利用者データ等の情報を中央情報管理装置5へ送信する(S32)。通報後は、再び利用者データ等の情報、中央情報管理装置5からの情報を受信するための待機状態を取るため、このフローを終了する(S37)。
【0065】
装着判断(S31)において結果が「再装着が行われた」という場合で、測定判断(S33)において結果が「正しい部位に測定用センサが接していない(正しくない)」という場合、生体情報端末1の測定用センサ部分に故障がある、若しくは、生体情報端末1が、利用者による生体情報端末1の正しい装着が困難な状態になっている、という可能性があるため、通報部33において、通報内容「生体情報端末1に故障の可能性、若しくは、装着困難状態になっている可能性あり(異常フローS34による)」を、通報先「中央情報管理装置5(サーバ)」へ通報し、それと同時に異常を示した利用者データ等の情報を中央情報管理装置5へ送信する(S34)。通報後は、再び利用者データ等の情報、中央情報管理装置5からの情報を受信するための待機状態を取るため、このフローを終了する(S37)。
【0066】
装着判断(S31)において結果が「再装着が行われた」という場合で、測定判断(S33)において結果が「正しい部位に測定用センサが接している(正しい)」という場合、利用者による再装着は正常に行われた、と判断でき、生体情報端末1は測定を再スタートする。その後、一定時間、生体情報端末1からの利用者データ等の情報をモニタリングし、利用者データの異常性について監視する(S35)。利用者データが異常であると判断された場合、生体情報端末1の測定用センサ部分に故障の可能性があるとして、通報部33において、通報内容「生体情報端末1に故障の可能性あり(異常フローS36による)」を、通報先「中央情報管理装置5(サーバ)」へ通報する(S36)。通報後は、再び利用者データ等の情報、中央情報管理装置5からの情報を受信するための待機状態を取るため、このフローを終了する(S37)。利用者データの異常性の監視(S35)において、利用者データが正常であった場合、前回の利用者データ等の情報に異常が生じた原因は、利用者の端末装着ミスによる、と判断ができ、再び利用者データ等の情報、中央情報管理装置5からの情報を受信するための待機状態を取るため、このフローを終了する(S37)。
【0067】
生体情報端末1は、通報内容「生体情報端末1に充電が必要である(異常フローS27による)」、「生体情報端末の再装着依頼(異常フローS30による)」を受信すると、通知部15において利用者に通報内容を認知させるため、バイブレーション、アラーム、表示部等を用いて、通知を行う。
【0068】
中央情報管理装置5は、通報内容通報内容「利用者に緊急事態が生じている可能性がある(異常フローS25による)」、「利用者に緊急事態、若しくは、生体情報端末1に故障の可能性あり(異常フローS29による)」、「利用者に緊急事態、若しくは、生体情報端末1に故障の可能性あり(異常フローS32による)」、「生体情報端末1に故障の可能性、若しくは、装着困難状態になっている可能性あり(異常フローS34による)」、「生体情報端末1に故障の可能性あり(異常フローS36による)」を受信すると、利用者データ評価部52において再度異常性の評価を行い、その結果、前記通報内容に付加する情報が発生した場合にはそれを付加して通知部54へ転送する。通知部54では中央情報管理装置5を操作する人間に、転送情報を認知させるため、アラーム、表示部、等を用いて通知を行う。また、通知内容によっては、緊急事態に対応する専門の人間が所有する情報端末へ、通報情報の転送を行う。
【0069】
上記のような生体情報収集システム、生体情報端末、情報管理装置で、利用者データ等の情報に異常が生じた場合の異常評価の方法を用いることで、利用者データに異常が生じた場合、それがどのような状況における異常であるのかを判断することができ、迅速に適切な対処を行うことができる。また、利用者データを複数使用して異常評価を行うため、緊急事態の判断に対して信憑性が増し、誤報を防ぐことができる。
【0070】
次に、本発明の第3の実施の形態について、説明する。
【0071】
本発明の第3の実施の形態における生体情報収集システムの概略図、及び中央情報管理装置5のブロック図は、それぞれ、本発明の第1の実施の形態における図1、図3と同様であるため、説明は割愛する。
【0072】
図4は、本発明の第3の実施の形態における生体情報端末1、情報管理装置2のブロック図であり、図2の本発明の第1の実施の形態における生体情報端末1、情報管理装置2と図中の符号が同じものは、同様であるものとして、説明を割愛する。生体情報端末1における情報判断部19は、情報管理装置3にある情報判断部32の機能の一部を生体情報端末1中に置いたものである。また、通報部110も、情報管理装置3にある通報部33の機能の一部を生体情報端末1中に置いたものである。
【0073】
本発明における第3の実施の形態において、情報判断部32は、情報等に何らかの異常性が生じているかを判断する機能、異常である判断された情報とは別の情報に異常性が生じているかを判断する第2の異常性判断機能を持ち、情報判断部19は、生体情報端末の電源電圧が生体情報端末を駆動できる電圧であるかを判断する機能、及び利用者が体情報端末を正常に装着しているかを判断する機能を持つこととした。
【0074】
上記のような生体情報収集システム、生体情報端末、情報管理装置とすることで、生体情報端末1内でも異常判断の一部を行うことができ、生体情報端末1と中央情報管理装置3の間の通信状態が突発的に不安定になっても異常判断を行うことが可能である。
【0075】
【発明の効果】
本発明のような生体情報端末、情報管理装置、生体情報収集システム、及び生体情報異常評価方法としたため、利用者の生体情報を頻繁に測定する、携帯可能な生体情報端末において、その生体情報端末からの情報に何らかの異常が生じた場合でも、それが、利用者に緊急事態が生じているのか、生体情報端末の電源電圧が生体情報端末の駆動電圧を下回っているのか、生体情報端末に故障が生じているのか、を的確に判断でき、それぞれの異常ケースに応じた対処が可能である。そして利用者に真の緊急事態が生じても、誤報を防ぐことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における生体情報収集システムの概略図
【図2】本発明の第1の実施例における生体情報端末、情報管理装置のブロック図
【図3】中央情報管理装置のブロック図
【図4】本発明の第3の実施例における生体情報端末、情報管理装置のブロック図
【図5】本発明の第1の実施例における生体情報異常評価方法を示すフローチャート
【図6】発明の第2の実施例における生体情報異常評価方法を示すフローチャート
【符号の説明】
1、1a、1b、1n 生体情報端末
2 2a、2b、2n 生体情報端末と情報管理装置との間の通信
3 情報管理装置
4 公衆回線網
5 中央情報管理装置

Claims (17)

  1. 利用者の生体、及び/若しくは、動作に関する利用者データを測定する測定手段と、前記利用者データ等の情報等の送受信を行うための第1の送受信手段と、を備えた、利用者が携帯する生体情報端末と、
    前記第1の送受信手段との間で情報等の送受信を行う第2の送受信手段と、外部装置との間で情報等の送受信を行う第3の送受信手段と、前記生体情報端末、及び/若しくは、前記外部装置から受信した情報等、及び内部で発生した情報等を保管する第1の保管手段と、を備えた情報管理装置と、
    前記第3の送受信手段との間で情報等の送受信を行う第4の送受信手段と、前記情報管理装置から受信した情報等、及び前記情報管理装置内部で発生した情報等を保管する第2の保管手段と、を備えた中央情報管理装置とからなる生体情報収集システムにおいて、
    前記生体情報端末から送信される情報等が異常であるか否かを判断する情報判断手段と、前記情報判断手段の結果から前記情報等が異常であると判断された場合、その結果に応じた通報内容と通報先を決定し通報する通報手段と、を有する、生体情報収集システム。
  2. 前記情報判断手段は、前記生体情報端末から送信される情報等に何らかの異常性が生じているかを判断する異常性判断手段、前記生体情報端末の電源電圧が前記生体情報端末を駆動できる電圧であるかを判断する電源電圧判断手段、及び/若しくは、利用者が前記生体情報端末を正常に装着しているかを判断する装着判断手段、を用いて情報等を評価する、請求項1に記載の生体情報収集システム。
  3. 前記情報判断手段は、前記生体情報端末から送信される情報等に何らかの異常性が生じているかを判断する異常性判断手段、前記生体情報端末から送信される情報等で、前記異常性判断手段で異常性があると判断された情報等とは別の情報等が存在する場合、その別の情報等に異常性が生じているかを判断する第2の異常性判断手段、前記生体情報端末の電源電圧が前記生体情報端末を駆動できる電圧であるかを判断する電源電圧判断手段、及び/若しくは、利用者が前記生体情報端末を正常に装着しているかを判断する装着判断手段、を用いて情報等を評価する、請求項1に記載の生体情報収集システム。
  4. 前記異常性判断手段は、前記生体情報端末から送信される情報等の1つである利用者データに関し、予め決められた正常範囲からはずれる場合に異常性があると判断する、請求項2、3に記載の生体情報収集システム。
  5. 前記電源電圧判断手段は、前記生体情報端末に電源電圧を問い合わせる、若しくは、予め前記生体情報端末の電源を入れた際の電源電圧、及び電源を入れた時刻を入手し、前記生体情報端末の使用時間から電源電圧を推定し、前記生体情報端末の電源電圧が前記生体情報端末を駆動できる電圧であるかを判断する、請求項2、3に記載の生体情報収集システム。
  6. 前記装着判断手段は、利用者が前記生体情報端末を装着しているかを確認する装着確認手段、及び、測定できる状態にあるかを確認する測定確認手段、を用いて利用者が前記生体情報端末を正常に装着しているかを判断する、請求項2、3に記載の生体情報収集システム。
  7. 前記第2の異常性判断手段は、前記生体情報端末から送信される情報等で、前記異常性判断手段で異常性があると判断された情報等とは別の情報等が存在する場合、その情報等に含まれる別の利用者データに関して、予め決められた正常範囲からはずれる場合に異常性があると判断する、請求項3に記載の生体情報収集システム。
  8. 利用者の生体、及び/若しくは、動作に関する利用者データを測定する測定手段と、前記利用者データ等の情報等の送受信を行うための第1の送受信手段と、前記第1の送受信手段から送信される情報等が異常であるか否かを判断する情報判断手段と、前記情報判断手段の結果から前記情報等が異常であると判断された場合、その結果に応じた通報内容と通報先を決定し通報する通報手段、を備えた生体情報端末。
  9. 生体情報端末との間で情報等の送受信を行う第2の送受信手段と、外部装置との間で情報等の送受信を行う第3の送受信手段と、前記生体情報端末、及び/若しくは、前記外部装置から受信した情報等、及び内部で発生した情報等を保管する第1の保管手段と、前記生体情報端末から送信される情報等が異常であるか否かを判断する情報判断手段と、前記情報判断手段の結果から前記情報等が異常であると判断された場合、その結果に応じた通報内容と通報先を決定し通報する通報手段と、を備えた情報管理装置。
  10. 利用者の生体、及び/若しくは、動作に関する利用者データを測定する測定手段と、前記利用者データ等の情報等の送受信を行うための第1の送受信手段と、を備えた、利用者が携帯する生体情報端末と、
    前記第1の送受信手段との間で情報等の送受信を行う第2の送受信手段と、外部装置との間で情報等の送受信を行う第3の送受信手段と、前記生体情報端末、及び/若しくは、前記外部装置から受信した情報等、及び内部で発生した情報等を保管する第1の保管手段と、を備えた情報管理装置と、
    前記第3の送受信手段との間で情報等の送受信を行う第4の送受信手段と、前記情報管理装置から受信した情報等、及び情報管理装置内部で発生した情報等を保管する第2の保管手段と、を備えた中央情報管理装置とからなる生体情報収集システムのおける生体情報異常評価方法であって、
    前記生体情報端末から送信される情報等が異常であるか否かを判断するステップ、前記生体情報端末から情報等が異常であるか否かを判断するステップの結果から前記情報等が異常であると判断された場合、その結果に応じた通報内容、通報先を決定し、通報するステップ、からなる生体情報異常評価方法。
  11. 前記生体情報端末から送信される情報等が異常であるか否かを判断するステップは、前記情報等に何らかの異常性が生じているかを判断するステップ、前記生体情報端末の電源電圧が前記生体情報端末を駆動できる電圧であるかを判断するステップ、及び/若しくは、利用者が前記体情報端末を正常に装着しているかを判断するステップ、からなる、請求項10に記載の生体情報異常評価方法。
  12. 前記生体情報端末から送信される情報等が異常であるか否かを判断するステップは、前記情報等に何らかの異常性が生じているかを判断するステップ、前記生体情報端末から送信される情報等で、前記ステップで異常性があると判断された情報等とは別の情報等が存在する場合、その別の情報等に異常性が生じているかを判断するステップ、前記生体情報端末の電源電圧が前記生体情報端末を駆動できる電圧であるかを判断するステップ、及び/若しくは、利用者が前記生体情報端末を正常に装着しているかを判断するステップ、からなる、請求項10に生体情報異常評価方法。
  13. 前記生体情報端末の電源電圧が前記生体情報端末を駆動できる電圧であるかを判断するステップにおいて電源電圧を確認し、生体情報端末を駆動できる電圧より低い場合、通報ステップにおいて前記生体情報端末に通報する、請求項11、12に記載の生体情報異常評価方法。
  14. 前記生体情報端末の電源電圧が生体情報端末を駆動できる電圧でないことを前記生体情報端末へ通報した後、充電行為がなされなかった場合、通報ステップにおいて前記中央情報管理装置に通報する、請求項13記載の生体情報異常評価方法。
  15. 前記利用者が前記生体情報端末を正常に装着しているかを判断するステップにおいて利用者に前記生体情報端末の再装着を依頼する通報を行い、再装着が確認できなかった場合、通報ステップにおいて前記中央情報管理装置に通報する、請求項11、12に記載の生体情報異常評価方法。
  16. 前記利用者が生体情報端末を正常に装着しているかを判断するステップにおいて利用者に前記生体情報端末の再装着を依頼する通報を行い、正常な再装着を確認できた後も、前記生体情報端末から送信される情報等が異常である場合、通報ステップにおいて前記中央情報管理装置に通報する、請求項11、12に記載の生体情報異常評価方法。
  17. 前記情報等に何らかの異常性が生じているかを判断するステップにおいて、異常であると判断した場合でその情報等とは別の情報等が存在する場合、その別の情報等に異常性が生じているかを判断するステップにおいてその別の情報等の異常性を判断し、異常であると判断した場合、通報ステップにおいて前記中央情報管理装置に通報する、請求項12に記載の生体情報異常評価方法。
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