JP2014223434A5 - - Google Patents

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本発明は、識別情報の可変表示を行い表示結果を導出表示する可変表示手段に特定表示結果が導出表示されたときに遊技者にとって有利な有利状態に制御するとともに、所定条件が成立したときに通常状態であるときに比べて遊技者にとって有利な別状態に制御するパチンコ遊技機やスロット機等の遊技機に関する。
遊技機として、遊技球などの遊技媒体を発射装置によって遊技領域に発射し、遊技領域に設けられている入賞口などの入賞領域に遊技媒体が入賞すると、所定個の賞球が遊技者に払い出されるものがある。さらに、識別情報を可変表示(「変動」ともいう。)可能な可変表示装置が設けられ、可変表示装置において識別情報の可変表示の表示結果が特定表示結果となった場合に遊技者にとって有利な有利状態に制御可能になるように構成されたものがある。
有利状態とは、所定の遊技価値が付与された遊技者にとって有利な状態を意味する。具体的には、有利状態は、例えば特別可変入賞装置の状態を打球が入賞しやすい遊技者にとって有利な状態(大当り遊技状態)、遊技者にとって有利な状態になるための権利が発生した状態、景品遊技媒体払出の条件が成立しやすくなる状態などの所定の遊技価値が付与された状態である。
発明は、識別情報の可変表示内容に対しても遊技者に関心を向けさせることができ、遊技に対する興趣を向上させることができる遊技機を提供することを目的とする。
本発明による遊技機は、識別情報(例えば、演出図柄)の可変表示を行い表示結果を導出表示する可変表示手段(例えば、演出表示装置9)に特定表示結果(例えば、大当り図柄)が導出表示されたときに遊技者にとって有利な有利状態(例えば、大当り遊技状態)に制御するとともに、所定条件が成立(例えば、15R確変大当り、7R確変大当りまたは突然確変大当りと決定)したときに通常状態であるときに比べて遊技者にとって有利な特別状態(例えば、確変状態)に制御する遊技機(例えば、パチンコ遊技機、スロット機)であって、有利状態に制御するか否かと所定条件を成立させるか否かとを表示結果の導出表示以前に決定する事前決定手段(例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS61を実行する部分)と、事前決定手段の決定結果にもとづいて、識別情報の可変表示を実行するとともに表示結果を導出表示する可変表示実行手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ100におけるステップS519〜S522,S840〜S858,S872を実行する部分)とを備え、事前決定手段は、有利状態に制御する期間を少なくとも第1期間(例えば、7ラウンド)と該第1期間より長い第2期間(例えば、15ラウンド)のうちから決定する期間決定手段(例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS72,S73を実行する部分。具体的には、大当り種別を、7ラウンド大当りの7R確変大当りと決定したり、15ラウンド大当りの15R確変大当りと決定する。)を含み、可変表示実行手段は、事前決定手段の決定結果にもとづいて、リーチ状態を構成する識別情報(例えば、左右の演出図柄)を複数種類の識別情報の中から決定するリーチ識別情報決定手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ100におけるステップS506Bを実行する部分)含み、リーチ識別情報決定手段は、事前決定手段が所定条件を成立させると決定したときと成立させないと決定したときとで、リーチ状態を構成する識別情報を異なる割合により決定(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ100は、ステップS506Bにおいて、大当り種別に応じて図39に示す図柄の振分が異なるいずれかのバトル時リーチ停止図柄決定テーブル168A〜168Dを用いてリーチ図柄を決定する。)期間決定手段によって有利状態に第2期間制御すると決定された場合には、有利状態に第1期間制御すると決定された場合と比較して、リーチ状態を構成する識別情報として特定識別情報を高い割合で決定し、リーチ状態を構成する識別情報は、特定識別情報以外の第1識別情報と第2識別情報とを含み、リーチ識別情報決定手段は、さらに、期間決定手段によって有利状態に第1期間制御すると決定された場合には、事前決定手段が所定条件を成立させると決定したときと成立させないと決定したときとで、リーチ状態を構成する識別情報として第1識別情報と第2識別情報とを異なる割合で決定することを特徴とする。
遊技機は、特別状態において事前決定手段により有利状態に制御する旨が決定されたときに、有利状態に制御する期間を少なくとも第1期間(例えば、2ラウンド)と該第1期間より長い第2期間(例えば、7ラウンドまたは15ラウンド)のうちから決定する期間決定手段(例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS72,S73を実行する部分。具体的には、大当り種別を、2ラウンド大当りの突然確変大当りまたは突然時短大当りと決定したり、7ラウンド大当りの7R確変大当りと決定したり、15ラウンド大当りの15R確変大当りと決定する。)をさらに備え、リーチ識別情報決定手段は、所定のリーチ状態を構成する識別情報として特定識別情報以外の識別情報を決定するときに、継続決定手段が特別状態を継続させないと決定している割合と、継続決定手段が特別状態を継続させると決定し、かつ期間決定手段が有利状態に第1期間制御すると決定している割合と、が識別情報の種類(例えば、「7」以外の奇数図柄または偶数図柄)に応じて異なるような確率で、所定のリーチ状態を構成する識別情報を選択して決定する(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ100は、ステップS506Bにおいて、図39に示すように、突然確変大当り用のバトル時リーチ停止図柄決定テーブル168Cと比較して、偶数図柄に対する割振が大きい突然時短大当り用のバトル時リーチ停止図柄決定テーブル168Dを用いて、高い割合でリーチ図柄として偶数図柄を決定する。)ように構成されていてもよい。
継続報知演出実行手段は、継続決定手段が特別状態を継続させると決定していても、特別状態を継続させないと決定された旨を報知する偽継続報知演出を実行する偽継続報知演出実行手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ100において、突然確変大当りであっても、低い割合で、バトルPA5−1またはバトルPA5−2の変動パターンに従ってステップS519〜S522,S840〜S858,S872を実行することによって、演出図柄の変動表示中に、味方のキャラクタがバトルに敗北する態様のバトル演出を実行する部分)を含み、偽継続報知演出が実行された後、継続された特別状態に制御してから所定期間後(例えば、演出図柄の変動表示を10回終了した後)に、該特別状態に継続して制御されていることを報知する報知演出(例えば、確変継続報知演出)を実行する報知演出実行手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ100において、ステップS981でセットした確変継続報知カウンタの値がステップS885で0になったことにもとづいてステップS516Bで確変継続報知演出設定処理を実行し、ステップS519〜S522,S840〜S858,S872を実行することによって、演出図柄の変動表示中に図55に示す確変継続報知演出を実行する部分)を備えるように構成されていてもよい。
遊技機は、第1の始動領域(例えば、第1始動入賞口13)に遊技媒体(例えば、遊技球)が進入したことにもとづいて、各々が識別可能な複数種類の第1の特別識別情報(例えば、第1特別図柄)を可変表示する第1の特別可変表示装置(例えば、第1特別図柄表示器8a)と、第2の始動領域(例えば、第2始動入賞口14)に遊技媒体が進入したことにもとづいて、各々が識別可能な複数種類の第2の特別識別情報(例えば、第2特別図柄)を可変表示する第2の特別可変表示装置(例えば、第2特別図柄表示器8b)と、第1の始動領域および第2の始動領域に遊技媒体が進入したことにもとづいて、第1の特別識別情報および第2の特別識別情報の可変表示を実行する特別可変表示実行手段(例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS107〜S109,S125〜S127,S131を実行する部分。)とを備え、第2の始動領域は、特別状態に制御されているときには、特別状態に制御されていないときと比較して遊技媒体が進入しやすく(例えば、確変状態移行されているときには高ベース状態に移行され、高ベース状態でない場合と比較して、可変入賞球装置15が開状態となる頻度が高められ、可変入賞球装置15が開状態となる時間が延長されることによって、第2始動入賞口14に始動入賞しやすくなる。)、特別可変表示実行手段は、第2の始動領域に遊技媒体が進入するとともに第1の始動領域に遊技媒体が進入するときには、第1の特別識別情報の可変表示に優先して、第2の特別識別情報の可変表示を実行し(例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、ステップS52で保留特定領域に「第2」を示すデータがあれば、特別図柄ポインタに「第2」を示すデータを優先してセットし、ステップS107〜S109,S125〜S127,S131を実行することによって、第2特別図柄の変動表示を優先して実行する。)、事前決定手段により有利状態に制御する旨が決定されたときに、有利状態に制御する期間を少なくとも第1期間と該第1期間より長い第2期間のうちから決定するとともに、第2の始動領域に遊技媒体が進入したときには、第1の始動領域に遊技媒体が進入したときと比較して少ない割合で、有利状態に第1期間制御する旨を決定する期間決定手段(例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ560において、図10(B),(C)に示すように、第1特別図柄用の大当り種別判定用テーブル131aと比較して、突然確変大当りに対する判定値の割合が少ない第2特別図柄用の大当り種別判定用テーブル131bを用いて、ステップS72,S73を実行する部分)をさらに備えるように構成されていてもよい。
遊技機は、事前決定手段によって有利状態に制御しない旨の決定がなされたことにもとづいて、識別情報の可変表示状態を所定のリーチ状態とするか否かを決定するリーチ決定手段(例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS96,S97を実行する部分)と、事前決定手段の決定結果またはリーチ決定手段による決定結果の少なくとも一方に基づいて、識別情報の可変表示パターンが属する可変表示パターン種別(例えば、変動パターン種別)を複数種類のうちのいずれかに決定する可変表示パターン種別決定手段(例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS101,S102を実行する部分)と、可変表示パターン種別決定手段により決定された可変表示パターン種別に含まれる可変表示パターン(例えば、変動パターン)のうちから識別情報の可変表示パターンを決定する可変表示パターン決定手段例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS104,S105を実行する部分)とを備え、可変表示実行手段は、可変表示パターン決定手段の決定結果に対応して、少なくとも識別情報の可変表示を含む演出を実行する(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ100は、ステップS519〜S522,S840〜S858,S872を実行して、演出図柄の変動表示や、演出図柄の変動表示中に擬似連や滑り変動、バトル演出を実行する。)ように構成されていてもよい。
請求項1に記載された遊技機では、可変表示実行手段が、事前決定手段の決定結果にもとづいて、リーチ状態を構成する識別情報を複数種類の識別情報の中から決定するリーチ識別情報決定手段含み、リーチ識別情報決定手段が、事前決定手段が所定条件を成立させると決定したときと成立させないと決定したときとで、リーチ状態を構成する識別情報を異なる割合により決定するように構成されているので、識別情報の可変表示内容に対しても遊技者に関心を向けさせることができ、遊技に対する興趣を向上させることができる。
また、リーチ識別情報決定手段が、所定のリーチ状態を構成する識別情報として特定識別情報を決定するときに、期間決定手段が有利状態に第2期間制御すると決定している割合が高くなるような確率で、所定のリーチ状態を構成する識別情報を選択して決定するように構成されているので、特定識別情報を用いたリーチ演出が実行され、特別状態を継続させる演出態様(例えば、所定のキャラクタがバトルに勝利する演出態様)で継続報知演出が実行された場合には、有利状態により長い期間制御されるとの期待感を遊技者に与えることができ、遊技に対する興趣を向上させることができる。
リーチ識別情報決定手段が、所定のリーチ状態を構成する識別情報として特定識別情報以外の識別情報を決定するときに、継続決定手段が特別状態を継続させないと決定している割合と、継続決定手段が特別状態を継続させると決定し、かつ期間決定手段が有利状態に第1期間制御すると決定している割合と、が識別情報の種類に応じて異なるような確率で、所定のリーチ状態を構成する識別情報を選択して決定するように構成されることによって、特定識別情報以外の識別情報を用いたリーチ演出が実行される場合であっても、その識別情報の種類に応じて特別状態が継続されるか否かの期待感を異ならせることができ、遊技に対する興趣を向上させることができる。
継続報知演出実行手段が、継続決定手段が特別状態を継続させると決定していても、特別状態を継続させないと決定された旨を報知する偽継続報知演出を実行する偽継続報知演出実行手段を含み、偽継続報知演出が実行された後、継続された特別状態に制御してから所定期間後に、該特別状態に継続して制御されていることを報知する報知演出を実行する報知演出実行手段を備えるように構成されることによって、特別状態を継続させない演出態様(例えば、所定のキャラクタがバトルに勝利しない演出態様)で継続報知演出が実行され、特別状態が終了したかのような演出が実行された場合であっても、実は特別状態が継続しているかもしれないとの期待感を遊技者に与えることができ、遊技に対する興趣を向上させることができる。
第2の始動領域が、特別状態に制御されているときには、特別状態に制御されていないときと比較して遊技媒体が進入しやすく、特別可変表示実行手段が、第2の始動領域に遊技媒体が進入するとともに第1の始動領域に遊技媒体が進入するときには、第1の特別識別情報の可変表示に優先して、第2の特別識別情報の可変表示を実行し、事前決定手段により有利状態に制御する旨が決定されたときに、有利状態に制御する期間を少なくとも第1期間と該第1期間より長い第2期間のうちから決定するとともに、第2の始動領域に遊技媒体が進入したときには、第1の始動領域に遊技媒体が進入したときと比較して少ない割合で、有利状態に第1期間制御する旨を決定する期間決定手段をさらに備えるように構成されることによって、特別状態に制御されているときに必要以上に有利状態に第1期間制御する割合が高くなることを防止することができ、遊技に対する興趣を向上させることができる。
事前決定手段によって有利状態に制御しない旨の決定がなされたことにもとづいて、識別情報の可変表示状態を所定のリーチ状態とするか否かを決定するリーチ決定手段と、事前決定手段の決定結果またはリーチ決定手段による決定結果の少なくとも一方に基づいて、識別情報の可変表示パターンが属する可変表示パターン種別を複数種類のうちのいずれかに決定する可変表示パターン種別決定手段と、可変表示パターン種別決定手段により決定された可変表示パターン種別に含まれる可変表示パターンのうちから識別情報の可変表示パターンを決定する可変表示パターン決定手段とを備え、可変表示実行手段が、可変表示パターン決定手段の決定結果に対応して、少なくとも識別情報の可変表示を含む演出を実行するように構成されることによって、可変表示パターン決定の設計変更を容易化することができ、プログラム容量の増加を招くことなく、リーチ状態とならない場合においても多様な演出を実行して遊技の興趣を向上させることができる。

Claims (1)

  1. 別情報の可変表示を行い表示結果を導出表示する可変表示手段に特定表示結果が導出表示されたときに遊技者にとって有利な有利状態に制御するとともに、所定条件が成立したときに通常状態であるときに比べて遊技者にとって有利な特別状態に制御する遊技機であって、
    前記有利状態に制御するか否かと前記所定条件を成立させるか否かとを表示結果の導出表示以前に決定する事前決定手段と、
    前記事前決定手段の決定結果にもとづいて、識別情報の可変表示を実行するとともに表示結果を導出表示する可変表示実行手段とを備え、
    前記事前決定手段は、前記有利状態に制御する期間を少なくとも第1期間と該第1期間より長い第2期間のうちから決定する期間決定手段を含み、
    前記可変表示実行手段は、前記事前決定手段の決定結果にもとづいて、リーチ状態を構成する識別情報を複数種類の識別情報の中から決定するリーチ識別情報決定手段含み、
    前記リーチ識別情報決定手段は、
    前記事前決定手段が前記所定条件を成立させると決定したときと成立させないと決定したときとで、前記リーチ状態を構成する識別情報を異なる割合により決定し、
    前記期間決定手段によって前記有利状態に前記第2期間制御すると決定された場合には、前記有利状態に前記第1期間制御すると決定された場合と比較して、前記リーチ状態を構成する識別情報として特定識別情報を高い割合で決定し、
    前記リーチ状態を構成する識別情報は、前記特定識別情報以外の第1識別情報と第2識別情報とを含み、
    前記リーチ識別情報決定手段は、さらに、前記期間決定手段によって前記有利状態に前記第1期間制御すると決定された場合には、前記事前決定手段が前記所定条件を成立させると決定したときと成立させないと決定したときとで、前記リーチ状態を構成する識別情報として前記第1識別情報と前記第2識別情報とを異なる割合で決定する
    ことを特徴とする遊技機。
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