JP2014222029A - 内燃機関の燃料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アイドル運転時や燃料カット状態からの復帰時における低圧側の燃圧の脈動を有効に抑制できる内燃機関の燃料供給装置を提供する。【解決手段】低圧燃料噴射機構29および高圧燃料噴射機構39を併有するエンジン1に燃料を給送するフィードポンプ22と、エンジン1により機械的に駆動され、フィードポンプ22から給送される燃料を加圧して高圧燃料噴射機構39に給送する高圧燃料ポンプ31とを備えた内燃機関の燃料供給装置であって、高圧燃料ポンプ31と低圧燃料噴射機構29との間の低圧燃料通路25cのうち高圧燃料ポンプ31側の通路部分25aに、少なくとも高圧燃料ポンプ31の作動に起因する燃圧の脈動を低減可能なパルセーションダンパ51を設けるとともに、低圧燃料通路25cのうちパルセーションダンパ51より低圧燃料噴射機構29側の通路部分25c1に、その通路断面積を部分的に縮小する絞り要素52を設けている。【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の燃料供給装置、特に、内燃機関の気筒内への直接燃料噴射と吸気ポート内への燃料噴射とを実行することができる内燃機関の燃料供給装置に関する。
吸気ポート内への燃料噴射(以下、ポート噴射という)と気筒内への直接燃料噴射(以下、筒内噴射という)を実行可能な車両走行駆動用の内燃機関においては、フィードポンプからの燃料を高圧燃料ポンプにより高圧に加圧する燃料供給装置が設けられており、その高圧燃料ポンプとしてプランジャを往復動させる機械式のものが多用されている。
このような内燃機関の燃料供給装置としては、例えば筒内噴射とポート噴射を併用するエンジンで、高圧燃料ポンプの吸入口付近と低圧デリバリパイプとにそれぞれ脈動減衰用のパルセーションダンパを付設したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、脈動共振周波数がエンジンの常用回転域から外れるよう、高圧燃料ポンプから低圧デリバリパイプまでの低圧燃料通路長さを設定したりその低圧燃料通路に脈動抑制手段として遮断弁や絞り要素を設けたりするものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2008−180169号公報 特開2007−16795号公報
上述のような従来の内燃機関の燃料供給装置にあっては、それぞれ低圧燃料噴射弁の作動に起因する燃料の圧力(以下、燃圧ともいう)の脈動を抑制するとともに、高圧燃料ポンプから低圧デリバリパイプ側に伝播される脈動を低減させることができるが、昨今のアイドル回転数の低回転速度化に伴い、さらなる脈動低減が求められるようになってきた。
また、V型エンジンのように複数のバンク(シリンダバンクの意)を有するエンジンの場合、各バンクの低圧デリバリパイプにおける脈動共振が発生し得るため、共振周波数を高圧燃料ポンプから低圧燃料噴射機構までの燃料配管長さの変更で対策することが困難であり、アイドル回転数の低回転速度化に伴うさらなる脈動低減要求に応えることができなかった。
さらに、高エンジン回転数での減速時等、例えば下り坂走行時にいわゆる燃料カット処理がされるような場合に、高圧ポンプ起因の低圧側の燃圧脈動の周波数が非常に高くなることによりその脈動をパルセーションダンパでは十分に吸収できなくなる可能性もある。その場合、燃料カット状態から燃料噴射を再開するとき(以下、復帰時ともいう)に必要な燃料噴射量を確保できずに車両のドライバビリティが低下するおそれがあった。
そこで、本発明は、アイドル運転時や燃料カット状態からの復帰時における低圧側の燃圧の脈動をより有効に抑制することのできる内燃機関の燃料供給装置を提供することを目的とする。
本発明に係る内燃機関の燃料供給装置は、上記目的達成のため、(1)低圧燃料噴射機構および高圧燃料噴射機構を併有する内燃機関に燃料を給送する低圧燃料ポンプと、前記内燃機関により機械的に駆動され、前記低圧燃料ポンプから給送される燃料を加圧して前記高圧燃料噴射機構に給送する高圧燃料ポンプと、を備えた内燃機関の燃料供給装置であって、前記高圧燃料ポンプと前記低圧燃料噴射機構との間の低圧燃料通路のうち前記高圧燃料ポンプ側の通路部分に、少なくとも前記高圧燃料ポンプの作動に起因する燃圧の脈動を低減可能な脈動減衰要素を設けるとともに、前記低圧燃料通路のうち前記脈動減衰要素より前記低圧燃料噴射機構側の通路部分に、該通路部分の通路断面積を部分的に縮小する絞り要素を設けることを特徴とする。
この構成により、低圧燃料通路のうち高圧燃料ポンプ側の通路部分で、少なくとも高圧燃料ポンプの作動に起因する燃圧の脈動が、その圧力変動の大きい初期段階で脈動減衰要素により効果的に減衰され、脈動減衰要素を通過する燃圧の脈動は、絞り要素によって低減される。したがって、高圧燃料ポンプから低圧燃料噴射機構に伝播される燃圧の脈動が、脈動減衰要素および絞り要素の協働によって広い脈動周波数範囲で効果的に低減され、アイドル運転時や燃料カット状態からの復帰時においても低圧側の燃圧の脈動を有効に抑制可能となる。また、低圧燃料通路の長さが制限されないで済むので、V型の内燃機関であっても低圧側の燃圧の脈動を有効に低減可能となる。
本発明の内燃機関の燃料供給装置においては、(2)前記脈動減衰要素と前記絞り要素との間に、前記高圧燃料ポンプ側の通路部分と前記低圧燃料ポンプから前記低圧燃料噴射機構までの通路部分とを分岐させる分岐点が設定されていてもよい。
この構成により、低圧燃料ポンプから高圧燃料ポンプ側への燃料供給量が確保できるとともに、高圧燃料ポンプ側からの脈動の伝播を有効に抑制できる。
本発明の内燃機関の燃料供給装置においては、(3)前記絞り要素は、前記低圧燃料通路上で前記燃圧の脈動が大きくなるときの圧力の節に相当する位置に配置されてもよい。
この構成により、低圧燃料通路上で燃圧脈動が大きくなるときの圧力の節、すなわち、低圧燃料通路上の流速の腹付近に絞り要素が配置されることになり、絞り要素による燃圧の脈動の低減効果が十分に発揮される。
本発明の内燃機関の燃料供給装置においては、(4)前記絞り要素は、前記低圧燃料通路の通路長さ方向の中央付近に配置されていてもよい。
この構成により、低圧燃料通路上で燃圧脈動が大きくなるときの高圧燃料ポンプ側の圧力の腹付近に脈動減衰要素を、圧力の節すなわち流速の腹付近に絞り要素が配置されることになり、燃圧の脈動の低減効果が十分に発揮される。
本発明の内燃機関の燃料供給装置においては、(5)前記脈動減衰要素は、前記高圧燃料ポンプの作動に起因する前記燃圧の脈動を、第1の脈動周波数範囲内で低減し、前記絞り要素は、前記脈動減衰要素を通過した燃圧の脈動を、少なくとも前記第1の脈動周波数範囲より中心周波数が高く、前記第1の脈動周波数範囲より周波数範囲が狭い第2の脈動周波数範囲内で低減するものであってもよい。
この構成により、例えば低アイドル回転数でのアイドル運転時に高圧燃料ポンプの作動に起因する燃圧の脈動が脈動減衰要素によって効果的に減衰され、高エンジン回転数での燃料カット状態からの復帰時に脈動減衰要素の脈動減衰効果が不十分であったとしても、高脈動周波数の燃圧脈動が絞り要素によって有効に抑制されることとなる。
本発明の内燃機関の燃料供給装置においては、(6)前記低圧燃料噴射機構は、並列する複数の低圧側燃料分配配管を有しており、前記低圧燃料通路のうち前記絞り要素より前記低圧燃料噴射機構側の通路部分が、前記複数の低圧側燃料分配配管に対応する複数の枝通路に分岐するとともに、前記複数の枝通路を含む前記複数の低圧側燃料分配配管の間の連絡通路上に、前記低圧燃料噴射機構の作動に起因する前記複数の低圧側燃料分配配管内の燃圧の脈動を低減する共通の脈動減衰要素が設けられていてもよい。
この構成により、低圧燃料噴射機構が並列する複数の低圧側燃料分配配管を有している場合でも、これら低圧側燃料分配配管内の燃圧の脈動が共通の脈動減衰要素によって効果的にかつ安価に減衰可能となる。また、この共通の脈動減衰要素を高圧燃料ポンプ起因の脈動の低減にも活用できる。
本発明の内燃機関の燃料供給装置においては、(7)前記共通の脈動減衰要素は、前記絞り要素より前記低圧燃料噴射機構側の通路部分が前記複数の枝通路に分岐する下流側分岐点に設置されていてもよい。
この構成により、複数の低圧側燃料分配配管内の燃圧の脈動が共通の脈動減衰要素によってさらに効果的に減衰可能となる。
本発明によれば、高圧燃料ポンプの作動に起因する低圧側の燃圧の脈動を高圧燃料ポンプの近傍の脈動減衰要素により減衰させるとともに、その脈動減衰要素を通過する燃圧の脈動を絞り要素によって低減させるようにしているので、高圧燃料ポンプから低圧燃料噴射機構に伝播される燃圧の脈動を脈動減衰要素および絞り要素によって広い脈動周波数範囲において効果的に低減させることができる。その結果、アイドル運転時や燃料カット状態からの復帰時における低圧側の燃圧の脈動をより有効に抑制することができる内燃機関の燃料供給装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る内燃機関の燃料供給装置の概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係る内燃機関の燃料供給装置の構成を有する実施例1,2の作用を比較例1,2と比較して示すグラフであり、縦軸は低圧側の燃圧脈動の片振幅、横軸は毎分のエンジン回転数である。 本発明の第2実施形態に係る内燃機関の燃料供給装置の概略構成図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明に係る内燃機関の燃料供給装置の第1実施形態を示している。
図1に示す本実施形態のエンジン1は、自動車(車両)に搭載されるV型6気筒エンジン(多気筒内燃機関)として構成されており、それぞれ3つの気筒1cを有する第1バンク1aおよび第2バンク1bを有している。なお、詳細を図示しないが、各気筒1cには図示しないピストンが収納され、燃焼室が画成されるとともに、吸気弁および排気弁が所定のタイミングで開閉するように設けられている。また、エンジン1には、例えば燃焼室内に露出する点火プラグおよびこれを点火させる点火コイルを有する点火装置が装備されるとともに、本実施形態の燃料供給装置10が装備されている。
エンジン1に装備される燃料供給装置10は、エンジン1で消費される燃料(例えばガソリン)をポート噴射可能な第1の圧力レベルで給送する第1燃料供給機構20と、第1の圧力レベルで給送される燃料を筒内噴射可能な第2の圧力レベルの高圧に加圧して給送する第2燃料供給機構30と、第1燃料供給機構20から給送される燃料の圧力をエンジン1の運転状態に応じて可変制御する燃圧可変機構40と、を備えている。
第1燃料供給機構20は、燃料タンク21、電動式のフィードポンプ22(低圧燃料ポンプ)、リリーフ弁23、ポンプ駆動回路24、第1の燃料配管25、低圧側デリバリパイプ26A,26B、第1インジェクタ27A,27B(複数の低圧燃料噴射弁、ポート噴射弁)、および、低圧燃圧センサ28(低圧側燃料圧力センサ)を含んで構成されている。
燃料タンク21は、エンジン1により消費される燃料を所定量貯留可能な貯留容量を有するとともに給油可能に構成されたタンクであり、前記自動車の車体に支持されている。
フィードポンプ22は、燃料タンク21から燃料を汲み上げて第1の圧力レベルの燃料を吐出する吐出能力(吐出圧および吐出量)可変タイプの低圧燃料ポンプとなっており、例えば円周流ポンプで構成されている。このフィードポンプ22は、詳細を図示しないが、ポンプ作動用の羽根車と、そのポンプ作動部分を駆動する内蔵モータとを有している。また、フィードポンプ22は、その吸入口側で異物の吸入を阻止するサクションフィルタ22fと、その吐出口側で吐出燃料中の異物を除去する図示しない燃料フィルタおよび吐出燃料の逆流を阻止する吐出チェック弁22vとを含んで構成されている。
リリーフ弁23は、フィードポンプ22から第1の燃料配管25内に吐出される燃料の圧力が予め設定されたリリーフ設定圧に達すると開弁し、第1の燃料配管25内への供給燃圧をその設定圧以下に調整するようになっている。
ポンプ駆動回路24は、フィードポンプ22を駆動する公知のもので、後述するECU(Electronic Control Unit;電子制御ユニット)45からの燃圧制御信号に応じてフィードポンプ22の吐出能力を変化させることができるようになっている。
第1の燃料配管25は、フィードポンプ22から吐出されリリーフ弁23の設定圧以下に調整された燃料を並列する複数の低圧側デリバリパイプ26A,26Bに供給することができるよう、下流側の端部が複数の枝管部25p,25rに枝分かれした低圧燃料配管である。
低圧側デリバリパイプ26A,26Bは、それぞれポート噴射用の燃圧に加圧された燃料を貯留し蓄圧するよう並列する複数の低圧側燃料分配配管となっており、低圧側デリバリパイプ26Aには第1バンク1a側の3つのポート噴射用の第1インジェクタ27Aが接続され、低圧側デリバリパイプ26Bには第2バンク1b側の3つのポート噴射用の第1インジェクタ27Bが接続されている。そして、これら低圧側デリバリパイプ26A,26Bおよび第1インジェクタ27A,27Bによって低圧燃料噴射機構29が構成されている。
これら低圧側デリバリパイプ26A,26Bは、それぞれ第1の燃料配管25の複数の枝管部25p,25rに接続されることで、互いに連通するよう接続されている。
また、低圧側のデリバリパイプ26A,26Bは、詳細を図示しないが、それぞれフィードポンプ22によって加圧された燃料を第1の燃料配管25を通し導入し貯留・蓄圧する金属製のもので、その燃料の圧力に応じて撓むことにより燃圧の脈動を吸収するいわゆる壁面ダンピング機能(例えば、特開2012−002171号公報参照)を発揮できるように構成されている。すなわち、低圧側デリバリパイプ26A,26Bは、第1の燃料配管25によりも容積変化率(mL/MPa)が十分に大きく、脈動を減衰するダンパ機能を発揮し得るようになっている。
ポート噴射用の第1インジェクタ27A,27Bは、それぞれECU45からの噴射指令信号により図示しないインジェクタドライバ回路を介して開弁駆動され、その開弁駆動時の通電によりエンジン1の吸気通路2a,2bの内部に露出する噴孔部から燃料を噴射するようになっている。そして、これら複数の第1インジェクタ27A,27Bのうちいずれかの第1インジェクタ27Aまたは27Bが開弁動作するとき、低圧側デリバリパイプ26A,26B内の加圧された燃料がその第1インジェクタ27Aまたは27Bの噴孔部から対応する吸気通路2aまたは2b内に噴射されるようになっている。
低圧燃圧センサ28は、低圧側デリバリパイプ26Bまたは26A内の燃料の圧力を検出することで、ポート噴射用の第1インジェクタ27A,27Bに対しフィードポンプ22から供給される燃料の圧力をその供給経路の最下流側で検出する公知のものである。
第2燃料供給機構30は、高圧燃料ポンプ31(燃料加圧ポンプ)、吸入制御弁32、吐出チェック弁33、第2の燃料配管34、第3の燃料配管35、高圧側デリバリパイプ36A,36B、および、第2インジェクタ37A,37B(高圧燃料噴射弁、筒内噴射弁)を含んで構成されている。
高圧燃料ポンプ31は、フィードポンプ22で加圧された燃料を吸入し高圧に加圧して吐出する公知のプランジャ型の燃料加圧ポンプであり、フィードポンプ22で加圧されリリーフ弁23により調圧された燃料を第1の燃料配管25の分岐通路部分25aを通して導入する加圧室31aを有している。
また、高圧燃料ポンプ31は、加圧室31a内の燃料を第1の燃料圧力レベルより高圧となる第2の燃料圧力レベルに加圧して吐出することで、筒内噴射用の第2インジェクタ37A,37B側の第2の燃料配管34内に高圧燃料を供給できるようになっている。この高圧燃料ポンプ31は、エンジン1の片側のバンク、例えば第2バンク1bに装着されており、エンジン1からの回転動力(後述するカムシャフト1sの回転動力)により駆動されるようになっている。
具体的には、高圧燃料ポンプ31は、第2バンク1bに一体的に装着されたポンプハウジング31hと、ポンプハウジング31h内に往復摺動可能に設けられたプランジャ31pと、プランジャ31pを軸方向一方側、例えばカムシャフト1sに接近する側に付勢するスプリング31kと、エンジン1の動弁機構の一部であるカムシャフト1sに固定された駆動カム31cとを有している。なお、カムシャフト1sは、図示しないクランク軸からの回転動力によりその1/2の回転速度で回転し、駆動カム31cを介してプランジャ31pを図1中の上下方向に昇降駆動するようになっている。
この高圧燃料ポンプ31は、プランジャ31pによりポンプハウジング31h内に画成される加圧室31aの容積をプランジャ31pの往復移動により変化させることで、フィードポンプ22からの燃料の吸入と加圧および吐出作業とを実行することができるようになっている。
吸入制御弁32は、高圧燃料ポンプ31の吸入口31i側で、加圧室31a内の高圧燃料の逆流を阻止する逆止弁機能を有するとともに、入力信号に応じ開弁するときには加圧室31a内の燃料をプランジャ31pの動きに応じて低圧側に流出させることができるようになっている。
この吸入制御弁32は、ポペット状の弁体32vと、ポンプハウジング31hに吸入口31iを形成するように設けられた弁座32sと、弁体32vを軸方向一方側、例えば開弁方向に常時付勢する弁ばね32kと、弁体32vを軸方向他方側、例えば閉弁方向に付勢可能な電磁駆動コイル32cとを有している。すなわち、吸入制御弁32は、例えば非通電(非励磁)時に常時開弁状態となる常開型のものである。また、吸入制御弁32は、ECU45により図示しないインジェクタドライバ回路を介して駆動制御されるようになっており、そのために吸入制御弁32の電磁駆動コイル32cがインジェクタドライバ回路に接続されている。
吐出チェック弁33は、高圧燃料ポンプ31と筒内噴射用の第2インジェクタ37A,37Bとの間の第2の燃料配管34の上流側部分に設けられたばね付の逆止弁である。この吐出チェック弁33は、前後差圧、すなわち、第2の燃料配管34のうち吐出チェック弁33より高圧燃料ポンプ31側の通路部分34a内の燃圧と吐出チェック弁33より下流側の通路部分34b内の燃圧との差圧が所定の差圧値(例えば、数10kPa程度)以上に大きくなると開弁し、筒内噴射用の第2インジェクタ37A,37Bへの燃料の供給を許容する。また、吐出チェック弁33は、高圧燃料ポンプ31側の通路部分34a内の燃圧が下流側の通路部分34b内の燃圧以下になると閉弁して、高圧の燃料が高圧燃料ポンプ31側に逆流するのを阻止するようになっている。
第2の燃料配管34は、高圧燃料ポンプ31から高圧側デリバリパイプ36A,36Bのうちいずれか一方までの高圧燃料配管であり、第3の燃料配管35は、高圧側デリバリパイプ36A,36Bを相互に連通可能に接続する接続配管である。
高圧側デリバリパイプ36A,36Bは、第2の圧力レベルに加圧された燃料を第2の燃料配管34を通して導入し蓄圧する高剛性の燃料分配配管である。
高圧側デリバリパイプ36Aには、第1バンク1aの3つの気筒1c(例えば、第1気筒、第3気筒、第5気筒)の内部にそれぞれ燃料を噴射する筒内噴射用の3つ(複数)の第2インジェクタ37A(高圧燃料噴射弁、筒内噴射弁)が接続されている。また、高圧側デリバリパイプ36Bには、第2バンク1bの3つの気筒1c(例えば、第2気筒、第4気筒、第6気筒)の内部にそれぞれ燃料を噴射する筒内噴射用の3つの第2インジェクタ37B(高圧燃料噴射弁、筒内噴射弁)が接続されている。そして、これら高圧側デリバリパイプ36A,36Bおよび第2インジェクタ37A,37Bによって高圧燃料噴射機構である高圧燃料噴射機構39が構成されている。
複数の第2インジェクタ37A,37Bは、詳細を図示しないが、それぞれECU45からの噴射指令信号により図示しないインジェクタドライバ回路を介して開弁駆動され、各気筒1cの燃焼室内に露出する噴孔部から気筒1c内に燃料を噴射するようになっている。また、これら第2インジェクタ37A,37Bは、複数の気筒1cに対応して略等ピッチで高圧側デリバリパイプ36A,36Bに接続および支持されており、複数のうちいずれかの第2インジェクタ37A,37Bが開弁動作するとき、高圧側デリバリパイプ36A,36B内の加圧された高圧燃料がその第2インジェクタ37A,37Bの噴孔部から対応する気筒1cの燃焼室内に噴射されるようになっている。
第1の燃料配管25は、下流側に複数の枝管部25p,25rを有することで、低圧燃料噴射機構29と第2燃料供給機構30との間の低圧燃料通路25cを上流側の通路部分25c1から複数の枝通路部分25c2,25c3に分岐させる分岐配管となっている。そして、複数の枝管部25p,25rは、複数の枝通路部分25c2,25c3を含む複数の低圧側デリバリパイプ26A,26Bの間の連絡通路25hを形成している。
一方、高圧燃料ポンプ31と低圧燃料噴射機構29との間の低圧燃料通路25c(第1の燃料配管25に対応する低圧側の燃料通路の一部)のうち、高圧燃料ポンプ31側の通路部分である分岐通路部分25aには、少なくとも高圧燃料ポンプ31の作動に起因する低圧燃料通路25c内の燃圧の脈動を低減可能なパルセーションダンパ51(脈動減衰要素)が設けられている。
パルセーションダンパ51は、詳細な構造を図示しないが、例えば内部に燃料を導入するケース51aと、そのケース51a内に脈動減衰室51cを形成するダイヤフラム51bと、このダイヤフラム51bを燃料圧力の受圧方向とは反対の方向に付勢するばね要素51dとを有しており、ダイヤフラム51bに作用する燃料圧力に応じて脈動減衰室51cの容積を変化させつつ燃圧の脈動を減衰させることができるようになっている。
このパルセーションダンパ51は、高圧燃料ポンプ31の吸入口31iの近傍であってその吸入口31iの上流側に配置されている。
また、パルセーションダンパ51は、吸入制御弁32の開弁時(吸入口31iの開放時)における高圧燃料ポンプ31のプランジャ31pの往復動に起因して高圧燃料ポンプ31側から伝播される低圧燃料通路25c内の燃圧の脈動(その反射による脈動成分を含む)を、予め設定された第1の脈動周波数範囲内で低減する脈動減衰器となっている。
ここにいう第1の脈動周波数範囲は、高圧燃料ポンプ31のプランジャ31pの往復動に起因する燃圧の脈動周波数がエンジン1の常用回転域(通常運転中のエンジン回転速度変化)に応じて変化し得る周波数範囲に相当し、予めの試験結果等に基づいて設定されている。
また、低圧燃料通路25cのうちパルセーションダンパ51より低圧燃料噴射機構29側の通路部分25d上には、その通路部分25dの通路断面積を部分的に縮小するオリフィス状の絞り要素52が設けられている。なお、絞り要素52は、円形のオリフィス穴を有するオリフィスプレートのみならず、通路部分25dの一部の通路断面を略D形、小判形、半円形等といった任意の断面形状に狭めるオリフィスプレートで構成されてもよい。また、絞り要素52は、オリフィス穴を形成するノズル部を有し、そのノズル部が、四分円ノズルやコンターノズル等のような湾曲面を有するもの、面取りを有するもの、角端形状のもののいずれかとなっているものでもよい。すなわち、絞り要素52は、要求される絞り特性が得られるものであれば、その形状が特に限定されるものではない。
この絞り要素52は、高圧燃料ポンプ31側から伝播されてパルセーションダンパ51を通過した燃圧の脈動を、例えば第1の脈動周波数範囲より中心周波数が高く、第1の脈動周波数範囲より周波数範囲が狭い第2の脈動周波数範囲内で低減する絞り特性を有するように形状設定されている。
ここにいう第2の脈動周波数範囲とは、通常運転時のエンジン回転数[rpm]の中心回転速度より高速回転側となる高回転速度域にあるとき、高圧燃料ポンプ31の作動に伴う燃圧の脈動周波数が変化し得る範囲内、例えばエンジン1の回転速度が燃料カット回転速度より高回転速度側にあるときに、高圧燃料ポンプ31の作動に伴う燃圧の脈動が有効に減衰されるかまたは実質的に遮断される特定の周波数範囲に相当する。
ここにいう燃料カット回転速度とは、エンジン1を搭載する車両の減速時等(アイドリングストップ時やハイブリッド車でエンジンが自動停止されるとき等でもよい)における燃費向上や排気浄化等を目的として燃料噴射を停止する、いわゆる燃料カット制御を実行することができるエンジン回転速度範囲を規定するものであり、例えば車両減速時にエンジン回転速度が燃料カット回転速度以上のときに燃料カットが実行される。また、加速要求操作がなされたときや燃料カット制御によりエンジン回転速度が予め設定された燃料カット復帰回転速度まで低下したときには、燃料噴射を再開して通常の燃料噴射制御に復帰させる。
なお、燃料カット回転速度や燃料カット復帰回転速度は、エンジン1の冷却水温等に基づいて算出・設定される。したがって、本実施形態でいう第2の脈動周波数範囲は、エンジン1の回転速度が暖機完了後の常用回転域における冷却水温等に基づいて設定される燃料カット回転速度より高回転速度側にあるときの、高圧燃料ポンプ31の作動に伴う燃圧の脈動が有効に減衰されるかまたは実質的に遮断される周波数範囲である。
パルセーションダンパ51と絞り要素52との間には、高圧燃料ポンプ31側の通路部分である分岐通路部分25aとフィードポンプ22から低圧燃料噴射機構29までの主通路部分25bとを分岐させる分岐点B1が設定されている。
絞り要素52は、また、第1の燃料配管25内の主通路部分25bの一部および分岐通路部分25aの一部によって構成される低圧燃料通路25c上において、燃圧の脈動が大きくなるとき、すなわち、脈動共振時かそれに近い脈動増大時の圧力の節に相当する位置に配置されている。ここにいう圧力の節は、低圧燃料通路25c内の燃圧の脈動が大きくなるときに、低圧燃料通路25cの通路長さ方向における各部の燃料の圧力変動成分が最も小さくなり、流速成分が最も大きくなる位置であり、速度の腹に相当する。
本実施形態においては、絞り要素52は、低圧燃料通路25cの通路長さ方向の中央付近に配置されており、その両側の低圧燃料通路長さL1,L2が略等しくなっている。この場合、低圧燃料通路25c内の燃圧の脈動が大きくなるときの圧力の腹が、低圧燃料通路25cの通路長さ方向の両端側に形成される。
低圧燃料通路25cの上流側の通路部分25c1から複数の枝通路部分25c2,25c3への分岐点B2は、絞り要素52より低圧燃料噴射機構29側に位置している。すなわち、上流側通路部分25c1は、絞り要素52より下流側で複数の低圧側デリバリパイプ26A,26Bに対応する複数の枝通路部分25c2,25c3に分岐している。
燃圧可変機構40は、ポンプ駆動回路24、低圧燃圧センサ28およびECU45を含んで構成されている。
この燃圧可変機構40は、ECU45によりポンプ駆動回路24を介してフィードポンプ22のON/OFF制御および吐出能力(吐出圧または/および吐出量)の可変制御を実行することで、フィードポンプ22から供給される燃料の圧力(フィード燃圧)を可変制御することができるようになっている。
ECU45は、詳細なハードウェア構成を図示しないが、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)および不揮発メモリからなるバックアップメモリを備え、さらに、A/D変換器等を含む入力インターフェース回路と、ドライバやリレースイッチを含む出力インターフェース回路等を含んで構成されている。
このECU45の入力インターフェース回路には、ポンプ駆動回路24の診断出力部や低圧燃圧センサ28の他、図示しない各種センサ類が接続されている。また、ECU45の出力インターフェース回路には、ポンプ駆動回路24や吸入制御弁32の電磁駆動コイル32cが接続される他、図示しない点火装置、電子制御スロットルモータおよび前記インジェクタドライバ回路等が接続されている。
ECU45は、ROM内に予め格納された制御プログラムに従って、各種センサ情報やバックアップメモリに格納されている設定値情報、ROM内に予め格納されたマップ等に基づいて、さらには他の車載ECUと通信を行いながら、例えばエンジン1の運転状態や加速要求等に応じた燃料噴射量を算出して、第1インジェクタ27A,27Bおよび第2インジェクタ37A,37Bへの噴射指令信号や吸入制御弁32を駆動するための吐出制御信号等を適時に出力するようになっている。
また、ECU45は、少なくとも吸入制御弁32による加圧室31aからの燃料の漏れ量を調節することで、高圧燃料ポンプ31から高圧側デリバリパイプ36A,36Bに供給される燃料の圧力をエンジン1の運転状態および筒内噴射用の第2インジェクタ37A,37Bの噴射特性に応じて最適な燃圧に制御できるようになっている。例えば、ECU45は、一定の信号周期内において吸入制御弁32の電磁駆動コイル32cを励磁状態にするON時間とその励磁状態を解くOFF時間とを可変設定することができ、その信号周期内におけるON時間の比(デューティ比)を変化させることにより、高圧燃料ポンプ31による燃料の加圧・吐出動作のタイミングおよび高圧燃料ポンプ31の吐出量を制御することができるようになっている。
また、ECU45は、エンジン始動時に、ポート噴射用の第1インジェクタ27A,27Bによる燃料噴射を最初に実施させ、高圧側デリバリパイプ36A,36B内の燃料圧力(以下、高圧デリバリ燃圧ともいう)が筒内噴射用の第2インジェクタ37A,37Bによる燃料噴射に必要な第2の圧力レベルに達する状態になったとき、筒内噴射用の第2インジェクタ37A,37Bへの噴射指令信号の出力を開始するようになっている。
さらに、ECU45は、例えば第2インジェクタ37A,37Bからの筒内噴射を基本としながら、エンジン1の始動暖機時や低回転高負荷時等のように筒内噴射では混合気形成が不十分となる特定の運転状態下でポート噴射を併用したり、ポート噴射が有効な高回転高負荷時等に第1インジェクタ27A,27Bからのポート噴射を実行させたりするようになっている。
ECU45は、さらに、以下に述べるような複数の機能部を構成するよう、そのROM内にそれらの機能部に対応する制御プログラムやマップ等を記憶・内蔵している。
すなわち、ECU45は、まず、低圧燃圧センサ28からの検出情報である低圧側デリバリパイプ26B内の燃料圧力に基づいて、例えばフィードポンプ22から供給される燃料のフィード燃圧の所定検出周期毎の差あるいは所定検出期間毎の検出圧力の最大値および最小値の差である燃圧脈動幅を検出する脈動幅検出部45aを構成している。また、ECU45は、脈動幅検出部45aで検出された燃圧脈動幅の脈動の直後(所定クランク角度分の回転後)に実行されるポート燃料噴射量の脈動起因の変化に対して、そのポート燃料噴射量を、前記燃圧脈動幅、脈動検出遅れ時間および脈動検出後の所定クランク角度時間(例えば、30°CA)に基づいて補正する噴射量補正部45bを構成している。
本実施形態では、少なくともにエンジン1の運転中に筒内噴射用の第2インジェクタ37A,37Bがそれぞれ閉弁した状態に移行したとき、あるいは、エンジン1の運転中に筒内噴射用の第2インジェクタ37A,37Bおよび第1インジェクタ27A,27Bがそれぞれ閉弁した状態に移行したときに、ECU45の脈動幅検出部45aがフィードポンプ22から高圧燃料ポンプ31までの低圧燃料通路25c中における燃圧の脈動幅を検出するようになっている。ここで、エンジン1の運転中に筒内噴射用の第2インジェクタ37A,37Bおよびポート噴射用の第1インジェクタ27A,27Bがそれぞれ閉弁した状態とは、エンジン1の所定の運転状態(例えば車両の減速時や降坂時でアクセル開度がゼロのとき)において筒内噴射用の第2インジェクタ37A,37Bおよびポート噴射用の第1インジェクタ27A,27Bからの燃料供給が共に停止される燃料カット状態である。
ECU45は、さらに、エンジン1の運転状態、例えば要求噴射量や、フィードポンプ22から第1の燃料配管25を通して低圧側デリバリパイプ26A,26Bや高圧燃料ポンプ31側に給送される燃料の温度等に基づいて、フィード燃圧を切替え制御する燃圧制御部45cを構成している。この燃圧制御部45cは、例えば高圧燃料ポンプ31の吐出流量が予め設定された通常流量レベルに達するまで、あるいは、筒内噴射用の第2インジェクタ37A,37Bの噴射量[mm/ms]が一定流量を超える状態に達するまで、フィード燃圧を可変制御範囲のうち高圧側に保持するようになっている。
次に、作用について説明する。
上述のように構成された本実施形態の内燃機関の燃料供給装置においては、高圧燃料ポンプ31と低圧燃料噴射機構29との間の低圧燃料通路25cのうち高圧燃料ポンプ31側の分岐通路部分25a上に、高圧燃料ポンプ31の吸入口31iの近傍に位置するようパルセーションダンパ51が設けられ、パルセーションダンパ51より低圧燃料噴射機構29側の通路部分25dにその通路断面積を部分的に縮小する絞り要素52が設けられている。したがって、低圧燃料通路25cのうち高圧燃料ポンプ31側の通路部分で、少なくとも高圧燃料ポンプ31の作動に起因する燃圧の脈動が圧力変動の大きい初期段階でパルセーションダンパ51により効果的に減衰されるとともに、パルセーションダンパ51を通過する燃圧の脈動が絞り要素によって低減される。その結果、高圧燃料ポンプ31から低圧燃料噴射機構29に伝播される燃圧の脈動が、パルセーションダンパ51および絞り要素52の協働によって広い脈動周波数範囲で効果的に低減され、アイドル運転時や燃料カット状態からの復帰時においても低圧側の燃圧の脈動を有効に抑制可能となり、ポート噴射量が不安定になって空燃比が変動するようなことが防止される。しかも、V型のエンジン1であっても、低圧側の燃圧の脈動を有効に低減可能となる。
また、本実施形態では、パルセーションダンパ51と絞り要素52との間に、高圧燃料ポンプ31側の通路部分である分岐通路部分25aとフィードポンプ22から低圧燃料噴射機構29までの主通路部分25bとを分岐させる分岐点B1が設定されているので、フィードポンプ22から高圧燃料ポンプ31側への所要の燃料供給量が確保できるとともに、高圧燃料ポンプ31側からの脈動の伝播を抑制できる。
さらに、本実施形態では、絞り要素52が低圧燃料通路25cの通路長さ方向の中央付近に位置する低圧燃料通路25c上で燃圧の脈動が大きくなるときの圧力の節、すなわち、低圧燃料通路25c上の流速の腹付近に絞り要素52が配置されることから、絞り要素52による燃圧脈動の低減効果が十分に発揮される。また、低圧燃料通路25c上で燃圧脈動が大きくなるときの高圧燃料ポンプ31側の圧力の腹付近にパルセーションダンパ51が配置され、圧力の節すなわち流速の腹付近に絞り要素52が配置されることから、燃圧の脈動の低減効果が十分に発揮される。
加えて、本実施形態では、パルセーションダンパ51が、高圧燃料ポンプ31の作動に起因する燃圧の脈動を、エンジン1の常用回転域を含む第1の脈動周波数範囲内で低減し、絞り要素52が、パルセーションダンパ51を通過した燃圧の脈動を、少なくとも第1の脈動周波数範囲より中心周波数が高く、第1の脈動周波数範囲より周波数範囲が狭い第2の脈動周波数範囲内で低減する。したがって、例えば低アイドル回転数でのアイドル運転時に高圧燃料ポンプ31の作動に起因する燃圧の脈動がパルセーションダンパ51によって効果的に減衰される。また、高エンジン回転数での燃料カット状態からの復帰時にパルセーションダンパ51の脈動減衰効果が低下したとしても、高脈動周波数の燃圧脈動が絞り要素52によって有効に抑制される。
また、本実施形態では、ECU45の噴射量補正部45bにより、脈動幅検出部45aで検出された燃圧脈動幅の脈動の直後に実行されるポート燃料噴射量の脈動起因の変化に応じて、そのポート燃料噴射量を補正するので、アイドル運転時や燃料カット状態からの復帰時における燃料噴射量を要求噴射量に近付けることができる内燃機関の燃料供給装置を提供することができる。
このように、本実施形態によれば、高圧燃料ポンプ31の作動に起因する燃圧の脈動をその近傍で高圧燃料ポンプ31側の近傍でパルセーションダンパ51により減衰させ、そのパルセーションダンパ51を通過する燃圧の脈動を絞り要素52によって低減させるようにしている。したがって、高圧燃料ポンプ31から低圧燃料噴射機構29に伝播される燃圧の脈動をパルセーションダンパ51および絞り要素52の協働によって広い脈動周波数範囲で効果的に低減させることができ、アイドル運転時や燃料カット状態からの復帰時における低圧側の燃圧の脈動をより有効に抑制することができる。
(実施例1,2および比較例1,2)
上述の第1実施形態の構成のうち絞り要素52を取り除き、高圧燃料ポンプ31の吸入口31iの近傍にパルセーションダンパ51を設けただけの構成を有する比較例1と、第1実施形態の構成のうち絞り要素52を取り除く代わりに、分岐点B1より低圧燃料噴射機構29にパルセーションダンパ要素を設けた構成を有する比較例2とを準備した。
また、上述の第1実施形態の構成で低圧燃圧センサ28および脈動幅検出部45aによって検出された燃圧脈動幅に基づいて噴射量補正部45bによる燃料噴射量補正を実行しない実施例1と、上述の第1実施形態の構成で低圧燃圧センサ28および脈動幅検出部45aによって検出された燃圧脈動幅に基づいて噴射量補正部45bによる燃料噴射量補正を実行する実施例2と、を準備した。
図2は、これら比較例1,2および実施例1,2について、低圧側の燃圧の脈動を計測し、その結果を片振幅で示したグラフである。
(比較例1の場合)
図2に示すように、比較例1,2および実施例1,2のいずれにおいても、アイドル回転数領域において低圧側の燃圧の脈動振幅が大きくなるが、図2に白抜き四角(□)付の点線で示すように、絞り要素52を設けることなく高圧燃料ポンプ31の吸入口31iの近傍にパルセーションダンパ51を設けただけの比較例1では、そのアイドル回転数領域における脈動の振幅が、比較例2や実施例1,2の場合より顕著に大きくなった。
(比較例2の場合)
絞り要素52を取り除く代わりに、分岐点B1より低圧燃料噴射機構29にパルセーションダンパ要素を設けた比較例2では、図2に白抜き丸印(○)付の点線で示すように、比較例1に対してアイドル回転数領域における脈動の振幅が大きく縮小されたが、エンジン回転数がアイドル回転数領域を超える常用運転域における低圧側の脈動の振幅を十分に小さくできていない点で、改善の余地がある。
(実施例1の場合)
上述の第1実施形態の構成で噴射量補正部45bによる燃料噴射量補正を実行しない実施例1では、図2に黒塗り菱形印(◆)付の点線で示すように、比較例1,2に対してアイドル回転数領域でもアイドル回転数領域を超える常用運転域でも低圧側の脈動の振幅を十分に小さくできている。また、アイドル回転数領域の低回転側でも、低圧側の脈動の振幅を十分に小さくできている。
(実施例2の場合)
上述の第1実施形態の構成で低圧燃圧センサ28および脈動幅検出部45aによって検出された燃圧脈動幅に基づいて噴射量補正部45bによる燃料噴射量補正を実行する実施例2では、図2に黒塗り三角印(▲)付の点線で示すように、比較例1,2に対してアイドル回転数領域でもアイドル回転数領域を超える常用運転域でも低圧側の脈動の振幅を十分に小さくできている。また、アイドル回転数領域の低回転側でも常用回転域でも、実施例1よりもさらに低圧側の燃圧の脈動幅が小さくなっている。
このような比較結果から明らかなように、本実施形態では、通常のアイドル回転数領域の低回転速度側であっても、十分な燃圧脈動低減が期待できることがわかり、エンジン回転数が常用回転域の項回転領域やそれより高回転側となる運転状態にあっても、低圧側の脈動を十分に抑制できることがわかる。
よって、本実施形態では、アイドル回転数が低回転速度化されても、十分な脈動低減効果が期待でき、アイドル運転中にポート噴射量が不安定となって空燃比変動が発生するといったことが防止される。また、高エンジン回転数での減速時等に燃料カットされるような場合に、高圧燃料ポンプ31に起因する燃圧脈動周波数が非常に高くなってパルセーションダンパ51がその脈動を十分に吸収できなくなり得たとしても、燃料カット状態から燃料噴射を再開する復帰時に必要な燃料噴射量を十分に確保でき、車両のドライバビリティの低下を防止することができる。
(第2実施形態)
図3は、本発明の第2実施形態に係る内燃機関の燃料供給装置を示す図である。
なお、第2実施形態に係る燃料供給装置は、第1実施形態の燃料供給装置10に対して低圧燃料噴射機構29の入口側に脈動減衰要素を追加したものであり、その他の構成は第1実施形態と同様に構成されている。したがって、第2実施形態に係る燃料供給装置において第1実施形態と同一の構成については、図3中に図1中の対応する構成要素と同一の符号で示し、以下、特に相違する点について説明する。
本実施形態の燃料供給装置60は、低圧燃料噴射機構29と第2燃料供給機構30との間の低圧燃料通路25cのうち、絞り要素52より低圧燃料噴射機構29側の通路部分25c1が、複数の低圧側デリバリパイプ26A,26Bに対応する複数の枝通路部分25c2,25c3に分岐している。
この点は、第1実施形態の燃料供給装置10と同様である。
しかし、本実施形態では、複数の枝通路部分25c2,25c3を含む複数の低圧側デリバリパイプ26A,26Bの間の連絡通路25h上に、低圧燃料噴射機構29の作動に起因する複数の低圧側デリバリパイプ26A,26B内の燃圧の脈動を低減することができる共通の低圧側パルセーションダンパ61(共通の脈動減衰要素)が設けられている。
パルセーションダンパ61は、詳細を図示しないが、例えば内部に燃料を導入するケースと、剛性の異なる2枚の金属ダイヤフラムを外周縁部で接合した中空のダンパ材を構成するとともにケース内に収納され、その周囲に脈動減衰室を形成するダイヤフラムとを有している。パルセーションダンパ61は、ダイヤフラムに作用する燃料圧力に応じてダイヤフラムが脈動減衰室の容積を増減・変化させつつ燃圧の脈動を減衰させる。ただし、2枚の金属ダイヤフラムの剛性(曲げ剛性)の相違から、一方の金属ダイヤフラムが共振しても他方のダイヤフラムが共振せず、所要の脈動減衰効果を発揮できる。したがって、パルセーションダンパ61は、ポート噴射に起因する複数の低圧側デリバリパイプ26A,26B内の燃圧の脈動と、高圧燃料ポンプ31の作動に起因して伝播される燃圧の脈動とを含む広範な脈動周波数範囲内で、脈動低減効果を発揮することができる。なお、このようなパルセーションダンパは、例えば特開2009−174352号公報に記載されている公知の圧力脈動低減機構と同様に構成されてもよい。
また、複数の低圧側デリバリパイプ26A,26Bに対して共通の脈動減衰要素となるパルセーションダンパ61は、絞り要素52より低圧燃料噴射機構29側の通路部分25c1が複数の枝通路部分25c2,25c3に分岐する下流側分岐点B2に設置されている。
本実施形態においても、アイドル回転数の低回転速度化に対しても、十分な脈動低減効果を発揮させることができる。また、高エンジン回転数での燃料カットから燃料噴射を再開する復帰時等にあっても、必要な燃料噴射量を十分に確保でき、車両のドライバビリティの低下を防止することができる。
しかも、低圧燃料噴射機構29が並列する複数の低圧側デリバリパイプ26A,26Bを有している場合でも、これら低圧側デリバリパイプ26A,26B内の燃圧の脈動が共通のパルセーションダンパ61によって効果的にかつ安価に減衰可能となる。また、共通のパルセーションダンパ61を高圧燃料ポンプ31の作動に起因する脈動の低減にも活用でき、低圧側の脈動低減効果をより高めることができる。
なお、上述の各実施形態においては、本発明をV型エンジン1の燃料供給装置10、20に適用するものとしたが、本発明はV型エンジン以外の複数のバンク(シリンダバンク)を有する内燃機関、あるいは、直列多気筒のデュアル噴射式の内燃機関にも適用可能である。
また、上述の各実施形態においては、吸入制御弁32の開弁状態で高圧燃料ポンプ31のプランジャ31pが往復動することによって、低圧側デリバリパイプ26A,26B内に、高圧燃料ポンプ31の作動に起因する脈動の圧力波が伝播されるものとしたが、その圧力波の反射波や配管経路中の他の圧力低減要素の影響を考慮すべき場合(例えば、部分的に容積変化率の大きい素材からなる燃料配管を用いて配管系の容積変化率を大きくするような場合)、その影響を考慮して絞り要素52の配設位置となる圧力の節の位置が低圧燃料通路25cの長さ方向の中央からずれることが考えられる。その場合、絞り要素52の配設位置を圧力の節の位置に設置するのがよい。
以上説明したように、本発明は、高圧燃料ポンプから低圧燃料噴射機構に伝播される燃圧の脈動を脈動減衰要素および絞り要素の協働によって広い脈動周波数範囲で効果的に低減させることができ、アイドル運転時や燃料カット状態からの復帰時における低圧側の燃圧の脈動を有効に抑制可能な内燃機関の燃料供給装置を提供することができる。このような本発明は、内燃機関の気筒内への直接燃料噴射と吸気ポート内への燃料噴射とを実行することができる内燃機関の燃料供給装置全般に有用である。
1…エンジン(多気筒の内燃機関、複数のバンクを有する内燃機関)、1a…第1バンク、1b…第2バンク、1c…気筒、1s…カムシャフト、2a,2b…吸気通路、10,60…燃料供給装置、20…第1燃料供給機構、21…燃料タンク、22…フィードポンプ(低圧燃料ポンプ)、23…リリーフ弁、24…ポンプ駆動回路、25…第1の燃料配管、25a…分岐通路部分、25b…主通路部分、25c…低圧燃料通路(高圧燃料ポンプと低圧燃料噴射機構との間の低圧燃料通路)、25c1…通路部分(上流側の通路部分)、25c2,25c3…枝通路部分、25d…通路部分(脈動減衰要素より低圧燃料噴射機構側の通路部分)、25h…連絡通路、26A,26B…低圧側デリバリパイプ(低圧側の燃料分配配管)、27A,27B…第1インジェクタ(低圧側燃料噴射弁、ポート噴射弁)、28…低圧燃圧センサ、29…低圧燃料噴射機構、30…第2燃料供給機構、31…高圧燃料ポンプ、31a…加圧室、31c…駆動カム、31i…吸入口、31p…プランジャ、32…吸入制御弁、32c…電磁駆動コイル、33…吐出チェック弁、34…第2の燃料配管、35…第3の燃料配管、35h…連絡通路、36A,36B…高圧側デリバリパイプ(高圧側の燃料分配配管)、37A,37B…第2インジェクタ(高圧側燃料噴射弁、筒内噴射弁)、39…高圧燃料噴射機構、40…燃圧可変機構、45…ECU、45a…脈動幅検出部、45b…噴射量補正部、45c…燃圧制御部、51…パルセーションダンパ、52…絞り要素、61…低圧側パルセーションダンパ(共通の脈動減衰要素)、L1,L2…両側の低圧燃料通路長さ、B1…分岐点、B2…下流側分岐点

Claims (7)

  1. 低圧燃料噴射機構および高圧燃料噴射機構を併有する内燃機関に燃料を給送する低圧燃料ポンプと、
    前記内燃機関により機械的に駆動され、前記低圧燃料ポンプから給送される燃料を加圧して前記高圧燃料噴射機構に給送する高圧燃料ポンプと、を備えた内燃機関の燃料供給装置であって、
    前記高圧燃料ポンプと前記低圧燃料噴射機構との間の低圧燃料通路のうち前記高圧燃料ポンプ側の通路部分に、少なくとも前記高圧燃料ポンプの作動に起因する燃圧の脈動を低減可能な脈動減衰要素を設けるとともに、
    前記低圧燃料通路のうち前記脈動減衰要素より前記低圧燃料噴射機構側の通路部分に、該通路部分の通路断面積を部分的に縮小する絞り要素を設けることを特徴とする内燃機関の燃料供給装置。
  2. 前記脈動減衰要素と前記絞り要素との間に、前記高圧燃料ポンプ側の通路部分と前記低圧燃料ポンプから前記低圧燃料噴射機構までの通路部分とを分岐させる分岐点が設定されていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の燃料供給装置。
  3. 前記絞り要素は、前記低圧燃料通路上で前記燃圧の脈動が大きくなるときの圧力の節に相当する位置に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内燃機関の燃料供給装置。
  4. 前記絞り要素は、前記低圧燃料通路の通路長さ方向の中央付近に配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちいずれか1の請求項に記載の内燃機関の燃料供給装置。
  5. 前記脈動減衰要素は、前記高圧燃料ポンプの作動に起因する前記燃圧の脈動を、第1の脈動周波数範囲内で低減し、
    前記絞り要素は、前記脈動減衰要素を通過した燃圧の脈動を、少なくとも前記第1の脈動周波数範囲より中心周波数が高く、前記第1の脈動周波数範囲より周波数範囲が狭い第2の脈動周波数範囲内で低減することを特徴とする請求項1ないし請求項4のうちいずれか1の請求項に記載の内燃機関の燃料供給装置。
  6. 前記低圧燃料噴射機構は、並列する複数の低圧側燃料分配配管を有しており、
    前記低圧燃料通路のうち前記絞り要素より前記低圧燃料噴射機構側の通路部分が、前記複数の低圧側燃料分配配管に対応する複数の枝通路に分岐するとともに、
    前記複数の枝通路を含む前記複数の低圧側燃料分配配管の間の連絡通路上に、前記低圧燃料噴射機構の作動に起因する前記複数の低圧側燃料分配配管内の燃圧の脈動を低減する共通の脈動減衰要素が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のうちいずれか1の請求項に記載の内燃機関の燃料供給装置。
  7. 前記共通の脈動減衰要素は、前記絞り要素より前記低圧燃料噴射機構側の通路部分が前記複数の枝通路に分岐する下流側分岐点に設置されていることを特徴とする請求項6に記載の内燃機関の燃料供給装置。
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