JP4586667B2 - 燃料噴射制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、筒内に向けて高圧燃料を供給する筒内燃料噴射弁を備えた内燃機関の制御装置に関する。特に筒内燃料噴射弁と、吸気通路に燃料を供給する吸気通路燃料噴射弁を備えた車両用内燃機関の燃料噴射制御装置に関する。
従来、内燃機関の一つとして、気筒内に燃料を噴射する筒内噴射弁を備える内燃機関がある。筒内噴射弁は、気筒内へ燃料を噴射するため、燃料を適度に気化させる必要があり、高圧で噴射する。そのため、燃料タンクから低圧ポンプにより送り出された燃料を更に、高圧ポンプにて昇圧した燃料が圧送される。
しかし、高圧ポンプを作動させる際には、高圧ポンプ中の電磁スピル弁の閉弁作動による騒音が大きくなるため、アイドル制御時の車両用内燃機関の運転音が比較的静かな状況において筒内噴射を実行すると、高圧ポンプの作動による作動音が相対的に際立ち、ドライバに不快感を与える虞がある。
よって、アイドル時には高圧ポンプ中の電磁スピル弁の閉弁作動の回数を少なくする制御を実行し、燃料ポンプの吐出圧力を低下させて、電磁スピル弁の閉弁毎に生じる作動音を低減することのできる燃料ポンプの制御装置以下の特許文献に開示されている。
特開2001−41088
しかしながら、アイドル制御時から、直ちに発進する場合等、すなわち高負荷状態へ移行する際には、高圧ポンプは燃料の吐出圧力を低下させて作動しているため、燃料が高圧まで昇圧されるまでに、遅れが生じ、直ちに発進する場合には所望の燃料圧を確保できない状態となる。よって、ドライバがアクセルを踏み込んだとしても、所望の加速を得ることができないという問題が生じるため、改良の余地があった。
本発明は上記問題を解決するために、請求項記載の発明は、燃料噴射弁に高圧の燃料を供給可能な高圧ポンプと、前記燃料噴射弁に低圧の燃料を供給可能な低圧ポンプと、内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段と、内燃機関の動力の車軸への伝達状態を検出する動力伝達状態検出手段とを備え、前記高圧ポンプにより昇圧された燃料を前記燃料噴射弁に供給し、当該燃料噴射弁から内燃機関へ燃料を供給する車両用内燃機関の燃料噴射制御装置において、記運転状態検出手段により前記内燃機関がアイドル状態であることを検出した場合には前記動力伝達状態検出手段により、前記内燃機関の動力が車軸に伝達されている状態であることを検出したときには、前記高圧ポンプの駆動を行う一方で、前記動力伝達状態検出手段により、前記内燃機関の動力が車軸に伝達されない状態であることを検出したときには、前記高圧ポンプの駆動力を低減させるとともに、前記低圧ポンプにより前記燃料噴射弁に燃料を供給する高圧ポンプ駆動力低減制御を行うこと、を特徴とする車両用内燃機関の燃料噴射制御装置を提供する
請求項記載の発明によると、アイドル制御を行っており、シフト位置がNレンジ、Pレンジの様な、内燃機関の動力が車軸に伝達されない状態である場合には、ドライバが車両を直ちに発進させることがない場合が多いため、高圧ポンプの駆動力を低減させるので、高圧ポンプによる騒音を低減することができる。また、アイドル制御を行っており、シフト位置がD、2、Lレンジ等の内燃機関の動力が車軸に伝達される状態である場合には、ドライバが車両を直ちに発進する可能性があるため、高圧ポンプの駆動力を低減させず、燃料圧力を高圧に維持するので、アイドル状態から直ちに発進させるような走行状態へ移行する際にも、燃料の圧力の上昇に遅れが生じることがなく、適切な燃料噴射を行うことができ、所望の加速を得ることができる。尚、動力伝達状態検出手段とは、シフトレバーの位置を検出する手段であり、内燃機関の動力の伝達状態の変更を指令する指令手段とは、たとえば、車両のシフトレバーである。また、通常の車両において、シフト位置は例えばPレンジ、Nレンジ、Dレンジ、2レンジ、Lレンジが設置されており、このうち、本明細書中では、Pレンジ、Nレンジにおいては、内燃機関の動力を車軸へ伝達させない状態、Dレンジ、2レンジ、Lレンジにおいては、内燃機関の動力を車軸へ伝達させる状態とする。
請求項記載の発明は、前記燃料噴射弁は、前記内燃機関の筒内へ燃料を噴射する筒内燃料噴射弁であり、更に、前記低圧ポンプにより燃料供給可能で吸気通路内に燃料を噴射する吸気通路燃料噴射弁を備え、高圧ポンプ駆動力低減制御によって前記高圧ポンプの駆動力を低減した場合は、前記吸気通路燃料噴射弁から燃料を噴射すること、を特徴とする請求項1記載の車両用内燃機関の燃料噴射制御装置を提供する。
請求項記載の発明によると、筒内へ燃料を噴射する燃料噴射弁と、吸気通路内に燃料を噴射する燃料噴射弁とを備えているので、高圧ポンプの駆動力を低減している際にも、低圧ポンプを用いて吸気通路燃料噴射をすることができる。よって、吸気通路燃料噴射を行うことで、安定的なアイドル状態を維持することができ、また、車両を即座に走行状態にさせる場合であっても、ドライバ要求を満たした走行状態を達成することができる。
請求項記載の発明は、前記高圧ポンプから吐出される燃料の圧力を検出する燃料圧力検出手段と、内燃機関の動力の伝達状態の変更を指令する指令手段を更に備え、内燃機関の動力が車軸へ伝達されていない状態から、前記指令手段によって、内燃機関の動力を車軸へ伝達する状態へ切り替える指令が出され、且つ、前記燃料圧力検出手段により検出された燃料圧力が所定値以上である場合に、内燃機関の動力を車軸に伝達する状態へ切り替えること、を特徴とする請求項1または2記載の車両用内燃機関の燃料噴射量制御装置を提供する。
請求項記載の発明によると、高圧ポンプから吐出される燃料の圧力が低い場合には、内燃機関の動力を車軸へ伝達させない構成とすることで、ドライバが車両を走行状態へ移行させる操作をした場合は、燃料圧力が所定圧以上となってから走行可能とする。実際の操作において、ドライバは、例えばシフト位置を、NレンジからDレンジにシフトチェンジしたとしても、内燃機関の動力が車軸へ伝達した振動を確かめてからアクセルを踏む。このドライバの操作と、本請求項記載の制御とを対比するに、まず、ドライバがシフト位置をNレンジからDレンジにシフトチェンジしたことを検知した後、本制御は、高圧ポンプを作動させる。高圧ポンプが作動しても、燃料圧が所定値以上となっていない場合は、内燃機関の動力を車軸に伝達させない。この際、ドライバは、内燃機関の動力が車軸に伝達されるか否かを、その振動によって判断できるため、伝達されない状態のまま、アクセルを踏み込む可能性が低く、実際に車両が走行可能な状態になった場合に、アクセルを踏み込む場合が多い。よって、ドライバが車両を走行させる操作を行った場合には、所望の加速で車両を走行させることができる。
請求項記載の発明は、前記高圧ポンプから吐出される燃料の圧力を検出する燃料圧力検出手段と、内燃機関の動力の伝達状態の変更を指令する指令手段を更に備え、内燃機関の動力が車軸へ伝達されていない状態から、前記指令手段によって、内燃機関の動力を車軸へ伝達する状態へ切り替える指令が出された後、前記燃料圧力検出手段により検出された燃料圧力が所定値未満である間は、前記吸気通路燃料噴射弁からのみ内燃機関へ燃料の供給を行い、所定値以上となった場合に前記筒内燃料噴射弁からの燃料噴射を許可すること、を特徴とする請求項記載の車両用内燃機関の燃料噴射制御装置を提供する。
燃料の圧力は、高圧ポンプが作動しても、すぐに高圧状態まで昇圧されるのではなく、所定期間の応答遅れが生じる。請求項4記載の発明によると、高圧ポンプから吐出される燃料の圧力が所定値未満である場合、すなわち高圧ポンプの応答遅れ期間にも、低圧ポンプによって、吸気通路噴射を行う制御をする。吸気通路噴射では、低圧で燃料を噴射した場合であっても、噴射させた燃料を、適切に内燃機関へ供給することができる。よって、アイドル状態時に吸気通路噴射を実行することで、アイドル状態から迅速に走行状態へ移行することができることに加え、燃料が所定値になった場合は、筒内燃料噴射弁から高圧状態の燃料を噴射することができる。よって、高圧ポンプの応答遅れ期間は吸気通路噴射をすることで、安定的な車両走行を可能とすることができる。
請求項記載の発明は、内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段と、内燃機関の動力の伝達状態を検出する動力伝達状態検出手段と、カムの回転によるシリンダとプランジャとの相対移動に基づき、加圧室の容積を変化させて前記加圧室に燃料を吸入するとともに同燃料を内燃機関の燃料噴射弁に向けて圧送する燃料ポンプと、前記加圧室から燃料を流出させるスピル通路と前記加圧室との間を開閉するスピル弁とを備え、前記スピル弁を開弁状態に維持することにより前記燃料ポンプから前記燃料噴射弁への燃料圧送を停止する圧送停止制御手段と、前記スピル弁を閉弁することにより前記燃料ポンプから前記燃料噴射弁への燃料圧送を行う圧送制御手段と、を有する燃料噴射制御装置において、前記運転状態検出手段により前記内燃機関がアイドル状態であることを検出した場合には前記動力伝達状態検出手段により、前記内燃機関の動力が車軸に伝達されている状態であることを検出したときには、前記圧送制御手段の実行により前記燃料ポンプを駆動する一方で、前記動力伝達状態検出手段により、前記内燃機関の動力が車軸に伝達されない状態であることを検出したときには、前記圧送制御手段の実行中に一時的に前記圧送停止制御手段を実行すること、を特徴とする車両用内燃機関の燃料噴射制御装置を提供する。
請求項記載の発明によると、アイドル制御を行っており、シフト位置がNレンジ、Pレンジにあり、内燃機関の動力が車軸に伝達されない状態である場合には、高圧ポンプの圧送制御中に一時的に圧送停止制御を行うため、高圧ポンプ中のスピル弁の作動による衝突回数が減少する。そのため、高圧ポンプによって、常に圧送制御を行う場合と比較して、本制御を行う場合は、スピル弁の衝突回数の減少により、騒音を低減することができる。また、高圧ポンプを完全に停止させる場合と比較して、燃料の圧力を高圧に昇圧させるまでの期間を短くすることができるため、ドライバの所望の走行状態に移行するまでの時間を短縮することができる。また、D、2、Lレンジの内燃機関の動力が車軸に伝達されている状態の場合には、圧送停止制御手段を実行せず、常に圧送制御手段を実行する制御を行っているため、ドライバが急加速制御を行った場合であっても、ドライバ要求を満たした走行が可能となる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1に、本発明の実施の形態に係る内燃機関の制御装置であるエンジンECU(ELECTRONIC CONTROL UNIT)で制御されるエンジンシステムの概略構成図を示す。なお、図1には、エンジンとして直列4気筒ガソリンエンジンを示すが、本発明はこのようなエンジンに限定されるものではない。
図1に示すように、エンジン10は、4つの気筒112を備え、各気筒112はそれぞれ対応するインテークマニホールド20を介して共通のサージタンク30に接続されている
。サージタンク30は、吸気ダクト40を介してエアクリーナ50に接続され、吸気ダクト40内にはエアフローメータ42が配置されるとともに、電動モータ60によって駆動されるスロットルバルブ70が配置されている。このスロットルバルブ70は、アクセルペダル100とは独立してエンジンECU300の出力信号に基づいてその開度が制御される。一方、各気筒112は共通のエキゾーストマニホールド80に連結され、このエキゾーストマニホールド80は三元触媒コンバータ90に連結されている。
各気筒112に対しては、筒内に向けて燃料を噴射するための筒内燃料噴射弁110と、吸気ポートまたは/および吸気通路内に向けて燃料を噴射するための吸気通路燃料噴射弁120とがそれぞれ設けられている。これら筒内燃料噴射弁110、吸気通路燃料噴射弁120はエンジンECU300の出力信号に基づいてそれぞれ制御される。また、各気筒内燃料噴射弁110は共通の燃料分配管130に接続されており、この燃料分配管130は燃料分配管130に向けて流通可能な逆止弁を介して、機関駆動式の高圧ポンプ150に接続されている。なお、本実施の形態においては、2つのインジェクタが別個に設けられた内燃機関について説明するが、本発明はこのような内燃機関に限定されない。たとえば、筒内噴射機能と吸気通路噴射機能とを併せ持つような1個のインジェクタを有する内燃機関であってもよい。
図5に示すように、高圧ポンプ150の吐出側は電磁スピル弁550を介して高圧ポンプ150の吸入側に連結されており、この電磁スピル弁550の開度が小さいときほど、高圧ポンプ150から燃料分配管130内に供給される燃料量が増大され、電磁スピル弁550が全開にされると、高圧ポンプ150から燃料分配管130への燃料供給が停止されるように構成されている。なお、電磁スピル弁550はエンジンECU300の出力信号に基づいて制御される。
また、図5に示すように、高圧ポンプ150は、カム540の回転によりシリンダ520内で往復運動するプランジャ530と、シリンダ520とプランジャ530とにより区画される加圧室500とを備えている。この加圧室500には燃料タンクから燃料噴射弁へ燃料を送る低圧ポンプ180と連通する吸入通路470、加圧室500から燃料を流出させて燃料タンクに戻すスピル通路480、及び加圧室500内の燃料を燃料噴射弁に向けて圧送する圧送通路510が設けられている。また、高圧ポンプ150には、上記吸入通路470及びスピル通路480と、加圧室500との間を開閉する電磁スピル弁550が設けられている。
そして電磁スピル弁550が開いた状態にあって、加圧室500の容積が大きくなる方向にプランジャ530が移動するとき、すなわち高圧ポンプ150が吸入行程にあるとき、吸入通路470から加圧室500に燃料が吸入される。
また、加圧室500の容積が小さくなる方向にプランジャ530が移動するとき、すなわち高圧ポンプ150が圧送行程にあるときに電磁スピル弁550を閉じると、吸入通路470及び電磁スピル弁550と加圧室500との間が遮断され、加圧室500内の燃料が
、圧送通路510を介して燃料噴射弁に向けて圧送される。
こうした高圧ポンプ150にあっては、圧送行程中における電磁スピル弁550の閉弁期間中のみ燃料噴射弁に向けて燃料が圧送されるため、電磁スピル弁550の閉弁時間を制御することで燃料圧送量が調節される。
すなわち、高圧ポンプ150の作動を停止する制御とは、電磁スピル弁550を閉弁することなく、開弁状態に維持する制御であり、この制御中は、高圧ポンプ150内の加圧室に供給された燃料は加圧されないまま、筒内燃料噴射弁に供給されることになる。
ここで、高圧ポンプ150によって、昇圧された燃料は、燃料分配管130を介して筒内燃料噴射弁110へ圧送されるが、筒内燃料噴射弁110から一回に噴射される燃料に対して、高圧ポンプ150による昇圧行程は所定回数を必要とする。よって、高圧ポンプ150による燃料の昇圧を低減する制御を行う際には、一時的に電磁スピル弁550を開弁状態に保つ制御を行うことで達成できる。この制御が、高圧ポンプ駆動力低減制御である
高圧ポンプ150の圧送行程において、電磁スピル弁550が閉じる時には、加圧室500の容積が小さくなる過程にあって、燃料が圧送通路510側だけでなく、スピル通路480側も流れようとする。この状態で、電磁スピル弁550を閉じると、この閉弁動作が
、上記のように流れようとする燃料によって付勢され、電磁スピル弁550が閉弁するときの衝突音が大きくなる。
そして、電磁スピル弁550の作動音が、同電磁スピル弁550の閉弁毎に連続的に発生し、作動音として外部に漏れる。
通常、車両走行時には、内燃機関の機関作動音が大きい為、上記電磁スピル弁550の閉弁毎に生じる連続的な作動音が不快感を感じるほど大きなものとなることはない。
しかし、内燃機関のアイドル制御時などの内燃機関の機関作動音が小さくなる時には、電磁スピル弁550の連続的な作動音は、相対的に大きくなり、こうした作動音による不快感が無視できないものとなる。
また、上述のように、高圧ポンプ150の昇圧過程において、電磁スピル弁550を一次的に開弁状態を維持する圧送停止制御を実行することで、電磁スピル弁550が閉弁する際に発生する衝突音を低減させることが可能である。
一方、各吸気通路燃料噴射弁120は、共通する低圧側の燃料分配管160に接続されており、燃料分配管160および高圧ポンプ150は共通の燃料圧レギュレータ170を介して、電動モータ駆動式の低圧ポンプ180に接続されている。さらに、低圧ポンプ180は燃料フィルタ190を介して燃料タンク200に接続されている。燃料圧レギュレータ170は低圧ポンプ180から吐出された燃料の圧力が予め定められた設定燃料圧よりも高くなると、低圧燃料ポンプ180から吐出された燃料の一部を燃料タンク200に戻すように構成されており、したがって吸気通路燃料噴射弁120に供給されている燃料の圧力および高圧ポンプ150に供給されている燃料の圧力が上記設定燃料圧よりも高くなるのを阻止している。
尚、高圧ポンプ150は低圧ポンプ180から供給された燃料を昇圧し、燃料噴射弁に圧送するが、この場合、高圧ポンプ150の駆動を停止させることにより、低圧ポンプ180を通過した燃料を直接燃料噴射弁に送り出すことも可能である。
エンジンECU300は、デジタルコンピュータから構成され、双方向性バス310を介して相互に接続されたROM(READ ONLY MEMORY)320、RAM(RANDAM ACCESS MEMORY)330、CPU(CENTRAL PROCESSING UNIT)340、入力ポート350および出力ポート360を備えている。
エアフローメータ42は吸入空気量に比例した出力電圧を発生し、このエアフローメータ42の出力電圧はA/D変換器370を介して入力ポート350に入力される。エンジン10には機関冷却水温に比例した出力電圧を発生する水温センサ380が取付けられ、この水温センサ380の出力電圧は、A/D変換器390を介して入力ポート350に入力される。
燃料分配管130には燃料分配管130内の燃料圧に比例した出力電圧を発生する燃料圧センサ400が取付けられ、この燃料圧センサ400の出力電圧は、A/D変換器410を介して入力ポート350に入力される。三元触媒コンバータ90上流のエキゾーストマニホールド80には、排気ガス中の酸素濃度に比例した出力電圧を発生する空燃比センサ420が取付けられ、この空燃比センサ420の出力電圧は、A/D変換器430を介して入力ポート350に入力される。
本実施の形態に係るエンジンシステムにおける空燃比センサ420は、エンジン10で燃焼された混合気の空燃比に比例した出力電圧を発生する全域空燃比センサ(リニア空燃比センサ)である。なお、空燃比センサ420としては、エンジン10で燃焼された混合気の空燃比が理論空燃比に対してリッチであるかリーンであるかをオン−オフ的に検出するO2センサを用いてもよい。
アクセルペダル100は、アクセルペダル100の踏込み量に比例した出力電圧を発生するアクセル開度センサ440に接続され、アクセル開度センサ440の出力電圧は、A/D変換器450を介して入力ポート350に入力される。また、入力ポート350には、機関回転数を表わす出力パルスを発生する回転数センサ460が接続されている。エンジンECU300のROM320には、上述のアクセル開度センサ440および回転数センサ460により得られる機関負荷率および機関回転数に基づき、運転状態に対応させて設定されている燃料噴射量の値や機関冷却水温に基づく補正値などが予めマップ化されて記憶されている。
次に、図6を参照して、エンジン10の運転状態に対応させた情報である、筒内燃料噴射弁110と吸気通路燃料噴射弁120との噴き分け比率(以下、DI比率(r)とも記載する。)を表わすマップについて説明する。これらのマップは、エンジンECU300のROM320に記憶される。
図6に示すように、これらのマップは、エンジン10の回転数を横軸にして、負荷率を縦軸にして、筒内燃料噴射弁110の分担比率がDI比率rとして百分率で示されている
図6に示すように、エンジン10の回転数と負荷率とで定まる運転領域ごとに、DI比率rが設定されている。「DI比率r=100%」とは、筒内燃料噴射弁110からのみ燃料噴射が行なわれる領域であることを意味し、「DI比率r=0%」とは、吸気通路燃料噴射弁120からのみ燃料噴射が行なわれる領域であることを意味する。「0%<DI比率r<100%」とは、筒内燃料噴射弁110と吸気通路燃料噴射弁120とで燃料噴射が分担して行なわれる領域であることを意味する。なお、概略的には、筒内燃料噴射弁110は、気化潜熱による充填効率の向上に寄与し、吸気通路燃料噴射弁120は、混合気の均質性に寄与する。
さらに、これらの図6に示すように、筒内燃料噴射弁110と吸気通路燃料噴射弁120のDI分担率rを規定した。
図6に設定されるエンジン10の回転数と負荷率については、図6中、NE(1)は2500〜2700rpmに設定され、KL(1)は30〜50%、KL(2)は60〜90%に設定されている。その他、図6中のNE(2)も適宜設定されている。
尚、アイドル状態時における、筒内燃料噴射弁110と吸気通路燃料噴射弁120を吹き分け比率は、図6のマップによらず、筒内燃料噴射弁110と吸気通路燃料噴射弁120の最小燃料噴射量と筒内燃料噴射弁110のデポジットの堆積のし易さに基づいて決定されている。
次に、本発明の制御に関する第1の実施例について図2、及び図3に基づいて説明する。尚、以下に示す制御は、ECU300のROM320に収納され所定期間毎に、例えば30msec毎に繰り返される。ステップ(以下「S」と記す)101において、運転状態検出手段により、車両がアイドル状態にあるか否かを判断する。運転状態検出手段とは、水温センサ380、燃料圧センサ400、空燃比センサ400、アクセル開度センサ420の値と、ROM内に格納され、予め求められた運転状態を記したマップ値とを比較し、運転状態を検出する手段である。
そして、アクセル開度センサ440の値により、内燃機関がアイドル状態であると判断された場合には、S102にて内燃機関の暖機状態を検出する。この検出には、水温センサ380の値により判断される。暖機が終了する前であれば、内燃機関は暖機運転を行うので、高圧ポンプ150は駆動させており、車両が直ちに発進しても、車両運転状況に応じた燃料噴射を行うことができる。
暖機が終了していない場合は、内燃機関の温度が低い状態であるため、筒内に低圧にて燃料を供給した場合、燃料の気化が促進されにくい状態となっている。そのため、S102では、暖機が終了していないと判断した場合にあっては、アイドル制御中にシフト位置がNレンジ、Pレンジにある場合であっても、高圧ポンプ150を駆動して、筒内燃料噴射弁から、高圧の燃料を噴射する制御をしている。
次に、S102にて暖機運転が終了していると判断された場合には、S103において、シフトレバーのシフト位置を検出する。シフトレバーのシフト操作は、内燃機関の動力の伝達状態の変更を指令する指令手段である。この際、シフト位置が、内燃機関の動力が車軸に伝達しない位置、すなわちNレンジ、あるいはPレンジにある場合を検知すると、S104において高圧ポンプ150の作動を停止する。
シフト位置がD、2、Lレンジのように内燃機関の動力が車軸に伝達可能な状態であれば
、車両がアイドル状態であっても、急発進する可能性があるが、その際に、燃料が昇圧されていなければ、車両走行状態に見合った燃料を内燃機関へ供給することができず、ドライバの所望の加速を得ることができない。
よって、S106では、シフト位置がD、2、Lレンジのように内燃機関の動力が車軸に伝達可能な位置にある場合には、急加速等の走行状態へ移行する際にはドライバ要求を満たすために、高圧ポンプ150の作動停止制御を実行せず、高圧噴射を可能な状態に維持する。ここで、筒内高圧噴射とは、高圧ポンプ150によって昇圧された燃料を筒内燃料噴射弁から噴射する形態に相当する。
或いは、S103において、シフト位置がNレンジ、Pレンジにある場合には、S104において、高圧ポンプ150の作動を停止させ、吸気通路燃料噴射弁からは通常の吸気通路噴射を行うとともに、筒内燃料噴射弁からは、低圧ポンプ180によって送りこまれた燃料を、高圧ポンプ150によっては昇圧せずに、燃料噴射する。これが、S105における筒内低圧噴噴射に相当する。吸気通路燃料噴射弁、あるいは、筒内燃料噴射弁からの燃料の吹き分けは、両噴射弁の最小燃料噴射量と、筒内燃料噴射弁のデポジットの堆積のし易さに基づいて決定される。よって、アイドル制御中であっても、筒内燃料噴射弁から燃料を噴射するので、筒内燃料噴射弁にデポジットが堆積する虞はない。
このような燃料噴射制御を実施することで、車両が直ちに発進することが予想されない、Pレンジ、Nレンジの位置にある場合には、高圧ポンプ150の作動が停止されるので、アイドル制御中の高圧ポンプ150の作動音に起因する騒音を抑制できる。また、車両が直ちに発進する可能性のあるD、2、Lレンジの位置にある場合は、高圧ポンプ150の作動を維持することで、急発進等のドライバ要求を満たすことのできる燃料噴射が可能となる
また、S104において、高圧ポンプ150の作動を停止させる制御を行う場合にあっては、停止ではなく、高圧ポンプ150の圧送回数を低減する制御を行うことも可能である
圧送回数の低減を行う制御を行うことで、電磁スピル弁550が閉弁する回数が低減できるので、電磁スピル弁550が閉弁する際に発生する衝突音を低減することができる。また、上記の効果に加え、前記所定圧に燃料圧力を昇圧する際には、高圧ポンプを完全に停止する制御に比べ、昇圧されるまでの期間を短時間で行うことができるため、車両状態を早期にドライバ要求を満たす状態にすることができる。
次に、S201において、シフトレバーのシフト位置がNレンジ、或いはPレンジから、D、2、Lレンジの内燃機関の動力が車軸に伝達可能な位置にシフトチェンジされたか否か、を動力伝達状態検出手段によって検出する。S202において、上記シフトチェンジを検出した場合には、高圧ポンプ150を作動させる。
S202において作動させた高圧ポンプ150は、燃料分配管中の燃料を昇圧させるが、燃料が所定の圧力まで昇圧するには応答遅れが生じる。ここで、所定の圧力とは、筒内噴射を行う際に、筒内燃料噴射弁から内燃機関へ供給される燃料が適度に気化され、均質燃焼が可能な程度の圧力である。例えば、6MPaから13MPaであることが好ましい。
燃料噴射弁から噴射される燃料噴射量は、燃料噴射弁の開弁時間と、燃料の圧力によって定められるところ、開弁時間が同一であっても、燃料噴射弁中の燃料の圧力が異なれば、燃料噴射量は異なる。
よって、S202において、高圧ポンプ150を作動させた後、実際に燃料の圧力が上昇するまでの間は、燃料の圧力が低いため、本来噴射すべき燃料噴射量を確保できない状態にある。すなわち、燃料圧力が上昇していない場合に、アイドル状態から走行状態へ移行した場合であっても、ドライバ要求に見合った燃料噴射量を確保することができず、結果として、急加速等の高負荷走行を可能にする燃料量を確保することができず、車両の応答性を良好にすることができない虞がある。
そこで、S203において、燃料分配管に設けられた燃圧センサ400により、燃料圧力が、所定の圧力まで昇圧されているか、否かを判断する。この燃圧センサ400は、燃料圧力検出手段に該当する。尚、本実施例において燃料圧力センサ400は、燃料分配管に設けられた構成を開示しているが、高圧ポンプによって加圧された燃料の圧力を測定できる個所であれば良く、例えば、高圧ポンプから燃料分配管までの燃料配管中に配置しても良い。
S203において、検出された燃料圧力が、所定の圧力まで昇圧されていないと判断された場合には、S205においてシフト位置がD、2、Lレンジの位置にある場合でも、Dレンジの伝達状態への変更を不許可とする。すなわち、内燃機関の動力を車軸に伝達させない状態とする。
一方、S203において、検出された燃料圧力が所定の圧力まで昇圧されている場合には
、Dレンジ許可制御、すなわち内燃機関の動力を車軸に伝達させる状態とする制御を行う
このような制御を行うことで、燃料の圧力が上昇するまでの間、たとえシフトレバーのシフト位置がD、2、Lレンジにある場合であっても、内燃機関の動力を車軸に伝達可能な状態にしない。よって、ドライバが内燃機関の動力が車軸に伝達された振動を確認した後
、車両を走行させることが予想されるので、車両の走行時に、ドライバ要求を満たさない状況が生じることを防ぐことができる。尚、ドライバが内燃機関の動力が車軸に伝達されたことを、ブザー、あるいはインパネ内のランプを用いて知らせても良い。また、車両が発進可能な状態にある場合には、燃料の圧力が上昇しているため、直ちに発進する場合等にドライバ要求を満たした走行が可能となる。
また、シフトレバーをD、2、Lレンジに切り替えた場合であっても、ドライバは、内燃機関の動力が車軸に伝達可能な状態になったか否かを、車両の振動で確認することができる。よって、ドライバは、シフトレバーをD、2、Lレンジに切り替えた後、内燃機関の動力が車軸に伝達された作動音を確認した後に、アクセルを踏み込む可能性が高く、実際に内燃機関の動力が車軸に伝達されない状態で、アクセルを踏み込む可能性が低い。
次に本発明の制御に関する第2の実施例について、図4を用いて説明をする。第2の実施例において、第1の実施例中、S101、S102、S103、S201までの制御内容は同一であるので、ここでの説明は省略する。また、図4中のS301の制御内容は、S201と同様の制御であり、シフト位置がNレンジ、PレンジからD、2、Lレンジにシフトチェンジされたことを判断する。
S301において、シフトチェンジされていないと判断した場合、すなわち、シフト位置が、Nレンジ、Pレンジの状態を維持していると判断された場合は、S304において、吸気通路噴射と、筒内噴射を行う。高圧ポンプ150は作動していないため、高圧ポンプ150の作動音による騒音を抑制することができる。
次に、S301において、シフト位置が、Nレンジ、PレンジからD、2、Lレンジへシフトチェンジされたことが判断された場合は、S302において高圧ポンプ150を作動させ、S303において、燃圧センサ400により、燃料の圧力が所定圧力まで昇圧されたか否かを判断する。高圧ポンプ150が作動してから、実際に燃料の圧力が高圧になるまでには、遅れが生じるためである。
S303において、燃料圧センサ400によって測定された燃料分配管130中の燃料の圧力が、所定圧力まで昇圧されていないと判断された場合には、S305に移行し、吸気通路噴射を行う。吸気通路噴射は、高圧ポンプ150によって昇圧された燃料が圧送される燃料噴射弁ではなく、低圧ポンプ180によって送り出された燃料を噴射する燃料噴射弁であるので、燃料の圧力が昇圧されていない状態でも、適切な燃料状態で内燃機関に燃料を供給することができる。
よって、高圧ポンプ150が作動してから、実際に燃料の圧力が昇圧されるまでの間は、吸気通路燃料噴射を行い、D、2、Lレンジへシフトチェンジした場合に、燃料の圧力が所定圧力まで昇圧されるまでは、吸気通路噴射を行うことで、即座に走行状態可能な状態に移行できる。
一方、S303において、燃料分配管130中の燃料の圧力が所定圧力まで昇圧された、と判断された場合は筒内燃料噴射弁110にて高圧噴射を行う。
また、S301においてP、NレンジからD、2、Lレンジへシフトチェンジしなかったと判断した場合は、からS205における内燃機関の動力を車軸に伝達させない状態に移行させる。
このように、筒内燃料噴射弁110と、吸気通路燃料噴射弁120の二つの燃料噴射弁を備えることで、燃料の圧力の昇圧状態に応じた燃料噴射を行うことが可能となる。
すなわち、燃料の圧力の上昇に応じて噴射形態の変更を行うことで、燃料の圧力が上昇していない場合であっても、低圧ポンプ180により、吸気通路燃料噴射弁120から内燃機関に燃料を供給することができる。よって、D、2、Lレンジにシフトチェンジした場合には、迅速に走行可能な状態に移行することができ、ドライバ要求を満たすことができる。
第1の実施例では、高圧ポンプ150の作動から、燃料の圧力が昇圧された後に走行可能な状態に移行するが、第2の実施例では、D、2、Lレンジに移行した際には、迅速に走行可能な状態にすることができる。
また、本明細書中の制御に関する実施例中では、アクセル開度センサ440の値により、内燃機関がアイドル状態であると判断された場合には、S102にて内燃機関の暖機状態を検出するステップを有するが、本発明は、アイドル状態を検出するステップを有する発明に限定されるものではない。また、アイドル状態時の制御に限られるものでもない。
以上説明した本発明の実施の形態を行うことで、筒内燃料噴射弁と、吸気通路燃料噴射弁とを備えるエンジンは、アイドル制御時での高圧ポンプ150から発せられる騒音を抑制するとともに、ドライバが、アイドル状態から急発進する可能性のあるD、2、Lレンジのシフト位置にある場合には、高圧ポンプの作動を停止させないことで、車両の発進加速性を向上させ、ドライバ要求に見合った性能を提供することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係る制御装置で制御される内燃機関の概略構成図 本発明の実施の形態に係る制御装置が適用されるに好適な第1の制御フローチャート図 本発明の実施の形態に係る制御装置が適用されるに好適な第2の制御フローチャート図 本発明の実施の形態に係る制御装置が適用されるに好適な第3の制御フローチャート図 本発明の実施の形態に係る制御装置で制御される高圧ポンプ150の概略構成図 本発明の実施の形態に係る制御装置が適用されるに好適な、燃料噴射の実施の形態
符号の説明
10・・・エンジン、20・・・インテークマニホールド、30・・・サージタンク、40・・・吸気ダクト、42・・・エアフローメータ、50・・・エアクリーナ、60・・・電動モータ、70・・・スロットルバルブ、80・・・エキゾーストマニホールド、90・・・三元触媒コンバータ、100・・・アクセルペダル、110・・・筒内燃料噴射弁、112・・・気筒、120・・・吸気通路燃料噴射弁、130・・・燃料分配管、140・・・逆止弁、150・・・高圧ポンプ、160・・・燃料分配管(低圧側)、170・・・燃料圧レギュレータ、180・・・低圧ポンプ、190・・・燃料フィルタ、200・・・燃料タンク、300・・・エンジンECU、310・・・双方向性バス、320・・・ROM、330・・・RAM、340・・・CPU、350・・・入力ポート、360・・・出力ポート、370,390,410,430,450,470・・・A/D変換器、380・・・水温センサ、400・・・燃料圧センサ、420・・・空燃比センサ、440・・・アクセル開度センサ、460・・・回転数センサ、470・・・吸入通路、480・・・スピル通路、500・・・加圧室、510・・・圧送通路、520・・・シリンダ、530・・・プランジャ、540・・・カム、550・・・電磁スピル弁

Claims (5)

  1. 燃料噴射弁に高圧の燃料を供給可能な高圧ポンプと、前記燃料噴射弁に低圧の燃料を供給可能な低圧ポンプと、内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段と、内燃機関の動力の車軸への伝達状態を検出する動力伝達状態検出手段とを備え、前記高圧ポンプにより昇圧された燃料を前記燃料噴射弁に供給し、当該燃料噴射弁から内燃機関へ燃料を供給する車両用内燃機関の燃料噴射制御装置において、
    記運転状態検出手段により前記内燃機関がアイドル状態であることを検出した場合には前記動力伝達状態検出手段により、前記内燃機関の動力が車軸に伝達されている状態であることを検出したときには、前記高圧ポンプの駆動を行う一方で、前記動力伝達状態検出手段により、前記内燃機関の動力が車軸に伝達されない状態であることを検出したときには、前記高圧ポンプの駆動力を低減させるとともに、前記低圧ポンプにより前記燃料噴射弁に燃料を供給する高圧ポンプ駆動力低減制御を行うこと、を特徴とする車両用内燃機関の燃料噴射制御装置。
  2. 前記燃料噴射弁は、前記内燃機関の筒内へ燃料を噴射する筒内燃料噴射弁であり、更に、前記低圧ポンプにより燃料供給可能で吸気通路内に燃料を噴射する吸気通路燃料噴射弁を備え、
    前記高圧ポンプ駆動力低減制御によって前記高圧ポンプの駆動を低減した場合は、前記吸気通路燃料噴射弁から燃料を噴射すること、を特徴とする請求項1記載の車両用内燃機関の燃料噴射制御装置。
  3. 前記高圧ポンプから吐出される燃料の圧力を検出する燃料圧力検出手段と、
    内燃機関の動力の伝達状態の変更を指令する指令手段を更に備え、
    内燃機関の動力が車軸へ伝達されていない状態から、前記指令手段によって、内燃機関の動力を車軸へ伝達する状態へ切り替える指令が出され、且つ、前記燃料圧力検出手段により検出された燃料圧力が所定値以上である場合に、
    内燃機関の動力を車軸に伝達する状態へ切り替えること、を特徴とする請求項1または2記載の車両用内燃機関の燃料噴射制御装置。
  4. 前記高圧ポンプから吐出される燃料の圧力を検出する燃料圧力検出手段と、
    内燃機関の動力の伝達状態の変更を指令する指令手段を更に備え、
    内燃機関の動力が車軸へ伝達されていない状態から、前記指令手段によって、内燃機関の動力を車軸へ伝達する状態へ切り替える指令が出された後、前記燃料圧力検出手段により検出された燃料圧力が所定値未満である間は、前記吸気通路燃料噴射弁からのみ内燃機関へ燃料の供給を行い、所定値以上となった場合に前記筒内燃料噴射弁からの燃料噴射を許可すること、を特徴とする請求項記載の車両用内燃機関の燃料噴射制御装置。
  5. 内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段と、
    内燃機関の動力の伝達状態を検出する動力伝達状態検出手段と、
    カムの回転によるシリンダとプランジャとの相対移動に基づき、
    加圧室の容積を変化させて前記加圧室に燃料を吸入するとともに同燃料を内燃機関の燃料噴射弁に向けて圧送する燃料ポンプと、
    前記加圧室から燃料を流出させるスピル通路と前記加圧室との間を開閉するスピル弁とを備え、
    前記スピル弁を開弁状態に維持することにより前記燃料ポンプから前記燃料噴射弁への燃料圧送を停止する圧送停止制御手段と、
    前記スピル弁を閉弁することにより前記燃料ポンプから前記燃料噴射弁への燃料圧送を行う圧送制御手段と、を有する車両用内燃機関の燃料噴射制御装置において、
    前記運転状態検出手段により前記内燃機関がアイドル状態であることを検出した場合には前記動力伝達状態検出手段により、前記内燃機関の動力が車軸に伝達されている状態であることを検出したときには、前記圧送制御手段の実行により前記燃料ポンプを駆動する一方で、前記動力伝達状態検出手段により、前記内燃機関の動力が車軸に伝達されない状態であることを検出したときには、前記圧送制御手段の実行中に一時的に前記圧送停止制御手段を実行すること、を特徴とする車両用内燃機関の燃料噴射制御装置
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