JP2014221458A - 粉粒体混合方法及び粉粒体混合装置 - Google Patents

粉粒体混合方法及び粉粒体混合装置 Download PDF

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Abstract

【課題】粉粒体の混合を、小さなスペースの混合室の中で、特定の区域において、集中的に効率良く行うことが出来る、粉粒体の混合方法及び粉粒体の混合装置を提供する。【解決手段】スクリュー20Aは、回転軸O1に対して螺旋状にねじれるように形成された複数の羽根部材20が、回転軸O1に対して角度がずれながら重なって連結してなり、粉粒体は、重なり部20dにおいて、集中的に混合されるとを特徴とした、粉粒体混合方法及び粉粒体混合装置である。【選択図】図4

Description

本発明は、複数種類の粉粒体等を連続して混合する、粉粒体混合方法及び混合装置に関する。
例えば特許4868656号公報に記載されているように、粉粒体の混合と排出を連続的に行う連続式粉粒体混合装置では、混合と排出の処理を各々個別に行っている。
また、例えば特開平9−239255号公報に記載されているように、複数種類の粉粒体を連続して混合する粉体混合機では、円筒状のケーシング内部に設けられたスクリューは、回転中心軸の周囲に複数設けらるとともに、掬い板れている。
特許4868656号公報 特開平9−239255号公報
特許文献1に記載の連続式粉粒体混合装置では、混合と排出の処理を各々個別に行っており、また、混合と排出の各々の処理能力を状況に応じて調整する必要があるため、処理効率が悪く、装置が複雑化したり、措置が大型化する、といった欠点があった。また、混合室の容積が大型化すると、粉粒体の一部は、混合室の特定の区画に在留するため、混合比率を安定化させることが困難となる、といった欠点があった。また、混合室の容積が大型化すると、混合に要する時間が長くなり、混合室の内部に粉粒体が長時間残留することになるため、混合させると化学変化を引き起こし易い複数種類の粉粒体を処理する場合、混合処理の最中に、粉粒体の化学変化が進行し、混合中の粉粒体が固着や凝着を引き起こしたり、排出される粉粒体の化学特性が変化する、といった欠点があった。また、混合室の中心部には、スクリューを回転駆動するための回転軸が存在するため、回転軸が存在する容積を混合室として利用することができないため、混合室の小型化が困難となる、といった欠点があった。
特許文献2に記載の粉体混合機では、円筒状のケーシング内部に設けられたスクリューは、ケーシングの中心に位置するシャフト部に、螺旋状に複数接合されているため、接合に要する精度が必要となり、製造コストが増加する、といった欠点があった。また、前記接合に要する強度も必要となり、シャフト部の直径を大きくする必要を生じ、装置が大型化する、といった欠点があった。また、掬い板や掻きあげ板も必要とするため、スクリューが回転駆動される際の回転抵抗が大きくなり、スクリューを回転駆動させるために必要な駆動力も増大する、といった欠点があった。
本発明は、上記課題を解決するため、(1)〜(7)に記載する粉粒体の排出装置を提供する。
(1)複数種類の粉粒体を隔離して集積する、複数の集積室を有するホッパーと、前記複数の集積室とそれぞれ連通し、前記複数種類の粉粒体を移送する複数種類のポケットを有する、複数のロータリーバルブと、前記複数のロータリーバルブと連通し、一端に放出口を有する、円筒状の混合室と、前記混合室の内部に、前記混合室の中心軸と同軸に回転可能に設けられ、前記ロータリーバルブから移送された前記複数種類の粉粒体を、混合しつつ前記排出口に移送するスクリューと、を備えた粉粒体混合装置を用いて粉粒体を混合する粉粒体混合方法において、前記スクリューは、回転軸に対して螺旋状にねじれるように形成された複数の羽根部材が連結してなり、前記羽根部材の連結部は、隣接する前記羽根部材の端部同士が、前記回転軸に対して角度がずれながら重なって連結し、前記混合室に移送された前記複数種類の粉粒体の混合は、前記隣接する羽根部材が重なって連結している部位において、集中的に行われる、粉粒体混合方法。
(2)複数種類の粉粒体を隔離して集積する、複数の集積室を有するホッパーと、前記複数の集積室とそれぞれ連通し、前記複数種類の粉粒体を移送する複数種類のポケットを有する、複数のロータリーバルブと、前記複数のロータリーバルブと連通し、一端に放出口を有する、円筒状の混合室と、前記混合室の内部に、前記混合室の中心軸と同軸に回転可能に設けられ、前記ロータリーバルブから移送された前記複数種類の粉粒体を、混合しつつ前記排出口に移送するスクリューと、を備えた粉粒体混合装置を用いて粉粒体を混合する粉粒体混合方法において、前記スクリューは、回転軸に対して螺旋状にねじれるように形成された複数の羽根部材が連結してなり、前記羽根部材の連結部は、隣接する前記羽根部材の端部同士が、前記回転軸に対して角度がずれながら重なって連結し、前記混合室の移送された前記複数種類の粉粒体の混合は、前記隣接する羽根部材が重なって連結している部位において、前記混合室で行われる前記複数種類の粉粒体の混合の内、半分以上の混合が行われる、粉粒体混合方法。
(3)前記複数の羽根部材は、平板がねじられて成形される、(1)又は(2)に記載の粉粒体混合方法。
(4)前記複数種類の粉粒体は、それぞれ科学的に酸性とアルカリ性であり、前記複数種類のポケットの、それぞれの容積は、前記複数種類の粉粒体が前記混合室で混合される場合に、混合された粉粒体が科学的に中性になる比率で形成された、(1)乃至(3)の何れか1つに記載の粉粒体混合方法。
(5)前記複数種類の粉粒体は、それぞれクエン酸と重曹である、(4)に記載の粉粒体混合方法。
(6)複数種類の粉粒体を隔離して集積する、複数の集積室を有するホッパーと、前記複数の集積室とそれぞれ連通し、前記複数種類の粉粒体を移送する複数種類のポケットを有する、複数のロータリーバルブと、前記複数のロータリーバルブと連通し、一端に放出口を有する、円筒状の混合室と、前記混合室の内部に、前記混合室の中心軸と同軸に回転可能に設けられ、前記ロータリーバルブから移送された前記複数種類の粉粒体を、混合しつつ前記排出口に移送するスクリューと、を備えた粉粒体混合方法において、前記スクリューは、回転軸に対して螺旋状にねじれるように形成された複数の羽根部材が連結してなり、前記羽根部材の連結部は、隣接する前記羽根部材の端部同士が、前記回転軸に対して角度がずれながら重なって連結している、粉粒体混合装置。
(7)前記複数の羽根部材は、平板がねじられて成形される、(6)に記載の粉粒体混合装置。
本発明によれば、粉粒体の混合は小さなスペースで行われるため、粉粒体の混合比率の精度を高めることが出来る。また、粉粒体の混合は、混合室で行われるが、混合室の中でも、特定の小さな範囲で瞬間的に行われるため、特に、混合させると化学変化を引き起こし易い複数種類の粉粒体を混合する場合、混合中の粉粒体の科学変化が抑制され、粉粒体の化学特性の変化を低減することが出来るとともに、粉粒体の固着や凝着を低減することが出来る。
また、特に前記(4)及び(5)に記載の混合方法によれば、混合された粉粒体は科学的に中和されるため、混合された粉粒体は、所定の目的で使用された後も、廃棄処理を容易に行うことが出来るとともに、リサイクルも容易に行うことが出来る。
また、特に前記(6)及び(7)に記載の混合装置によれば、混合室が小型化されるため、装置の小型化を図ることが出来る。また、混合室に残留する粉粒体の量が低減されるため、混合室での混合比率が精度よく行うことができる。また、スクリューは、粉粒体が混合室内部の特定の領域で行われる形状であるため、粉粒体の混合を短時間で行うことが出来る。また、粉粒体を混合するスクリューを簡便に製造することが可能なため、製造コストを低減することが出来る。また、スクリューは、混合室の形状が曲がった中心軸を持つ円筒形状であっても対応できるため、装置の応用範囲を広げることが出来る。
本発明に係る粉粒体混合装置を示す斜視図。 本発明に係る粉粒体混合装置の上面図。 本発明に係る粉粒体混合装置の側面図。 図3のA−A断面図。 図4のB−B断面図。 ブロックとケーシングを示す斜視図。 スクリューを示す斜視図。 回転駆動される部材を示す斜視図。 増速歯車、及び減速歯車を示す図8のC矢視図。
本発明に係る粉粒体混合装置の最良の形態について、図1乃至図9を参照して装置全体の概略を説明する。なお、以下の説明において、「上」及び「下」とは、水平面に対して垂直な鉛直方向における上及び下をいうものとする。
ホッパー40は、逆台形に囲うように形成された外板41と、外板41の内部空間を左右に分割するように、外板41の内部に上下方向に配置される中板42とで構成されており、外板41と中板42とによって、第1及び第2の集積室43、44とが形成され、第1及び第2の集積室43、44には、それぞれ異なる種類の粉粒体が集積されている。ここで、粉粒体とは、粉状または粒状の固体である。
ホッパー40の下側には、第1及び第2のロータリーバルブ5,6が配置している。第1及び第2のロータリーバルブ5、6は、第1及び第2の投入口8、9と、第1及び第2の排出口10、11を有し、第1及び第2の投入口8、9、及び、第1及び第2の排出口10、11と連通するローター支持孔12を有するケーシング7と、ローター支持孔12に、その外周が回転可能に支持され、第1及び第2の切り欠き15、16が形成された円筒状のローター13とで構成されている。また、第1及び第2の投入口8,9は、第1及び第2の集積室43、44と、それぞれ連通して配置されている。
第1及び第2の切り欠き15、16は、ローター13の回転軸に対して回転対称の位置に、それぞれ複数形成されている。ローター支持孔12と第1の切り欠き15とで協業して作られる第1のポケット15aは、第1の投入口8と連通可能に配置され、ローター支持孔12と第2の切り欠き16とで協業して作られる第2のポケット16aは、第2の投入口9と連通可能に配置されている。また、第1の排出口10は、第1のポケッ15aと、第2の排出口11は、第2のポケット16aと、それぞれ連通可能に配置されている。
すなわち、ケーシング7とローター13は、ローター13が回転駆動されることで、第1及び第2の集積室43、44に集積されている第1種及び第2種の粉粒体を、第1及び第2の投入口8、9にそれぞれ投入し、次に、回転運動している第1及び第2のポケット15a、16aにそれぞれ投入し、その後、第1及び第2の排出口10、11に、それぞれ定量的に移送する、複数のロータリーバルブとして機能する構成となっている。
ケーシング7の下側には、第1及び第2の排出口10、11と連通する横長円筒状の混合室19を内臓し、一端に放出口18を有するハウジング17が配置されている。混合室19は、ローター13と干渉しない位置に配置され、ハウジング17には、ケーシング7の下面形状と密着する形状のフランジ部17aがハウジング17から延出して形成され、ケーシング7とハウジング17とのの隙間を埋めている。
混合室19には、混合室19の中心軸と同軸に回転軸Oを中心にして回転駆動されるスクリュー20Aが内臓されている。スクリュー20Aは、回転軸Oに対して螺旋状にねじれるように形成された複数の羽根部材20が連結して構成されている。尚、本図で示す実施例では、スクリュー20Aは、4個の羽根部材20が連結することで構成されている。複数の羽根部材20の連結部では、隣接する羽根部材20のそれぞれの端部が、回転軸Oに対して角度がずれながら、重なり部20dを持って連結している。
図7に示すように、羽根部材20の、一方の端部には先端切り欠き22が、他方の端部には後端切り欠き23が、それぞれ回転軸O上に設けられている。また、羽根部材20の、先端切り欠き22よりも僅かに後端切り欠き23寄りの位置に、留め孔21が形成されており、羽根部材20の、後端切り欠き23に隣接して、留め孔21とは反対側の位置に、留め板24が形成されている。
留め板24は、その一端が羽根部材20と連結しており、留め板24を折り曲げると(図7の右側の図に示す)、後端切り欠き23には、隣接する羽根部材20の先端切り欠き22が嵌め合い可能となり、後端切り欠き23に隣接する羽部材20の先端切り欠き22が嵌め合った後に、留め板24の折り曲げを真っ直ぐに戻すと(図7の左側の図に示す)、留め板24は、隣接する羽根部材20の留め孔21に挿入され、隣接する羽根部材20の抜け止めの役割をなし、隣接する羽根部材20が連結される。尚、隣接する羽根部材20同士を連結可能にするために、先端切欠き22と後端切り欠き23の、それぞれの切欠き幅の寸法は、羽根部材20の板厚よりも大きく設定する必要がある。
図8に示すように、隣接する羽根部材20のそれぞれの端部は、回転軸Oに対して角度がずれながら重なって連結している。この角度のずれは、先端切欠き22と後端切り欠き23の、それぞれの切欠き幅の寸法で調整可能であり、例えば、先端切欠き22と後端切り欠き23の、それぞれの切欠き幅の寸法を、羽根部材20の板厚に近づける程、この角度のずれは大きくなり、最大で90度となる。尚、理想的にはこの角度のずれは90度であり、図8は、この角度のずれが90度となる場合の実施例を示している。
ここで、隣接する複数の羽根部材20の重なり部20dにおける、粉粒体の混合の様子を以下に説明する。
図4と図5に示すように、混合室19は、複数の羽根部材20の表面20bと混合室19の円筒内周面19aとで協業して形成される空間19bと、複数の羽根部材20の裏面20cと混合室19の円筒内周面19aとで協業して形成される空間19cとに区画されている。第1及び第2の排出口10、11から混合室19に投入される複数種類の粉粒体は、混合室19の中で、空間19bと空間19cとに分けられて投入され、スクリュー20Aが回転駆動されることで、混合室19の内部で放出口18に向かって移送され、放出口18から放出される。尚、本図で示す実施例では、羽根部材20は、回転軸Oに対して右回りにねじられており、スクリュー20Aは、図5において反時計回りに回転駆動されている。
ここで、例えば、スクリュー20Aが回転軸方向に長い形状で一体部品で形成される場合や、スクリュー20Aは、複数の羽根部材20が連なって構成されるとしても、重なり部20dにおける角度が無い場合を考えると、空間19bと空間19cとは、常に分離されているため、空間19bに投入された粉粒体と、空間19cに投入された粉粒体とは、混合される機会が少ない。
一方、スクリュー20Aは、隣接する羽根部材20の重なり部20dが、回転軸Oに対して角度がずれながら連結している場合を考えると、重なり部20dにおいて、空間19bと空間19cとは、連通しているため、空間19bに投入された粉粒体と、空間19cに投入された粉粒体とは、この重なり部に移送された時に、混合される機会が多くなる。
また、混合室19に移送された複数種類の粉粒体は、混合室19の中でも、重なり部20d以外の範囲では、混合は少なく、重なり部20dの範囲において集中的かつ瞬間的に混合される。
また、例えば、スクリュー20Aが回転軸方向に長い形状で一体部品で形成される場合の回転抵抗と、スクリュー20Aは、隣接する羽根部材20の重なり部20dが、回転軸Oに対して角度がずれながら連結している場合の回転抵抗を比較した場合、前者に対して後者の抵抗が大きくなる要素は、ほとんど無い。
また、スクリュー20Aは、隣接する羽根部材20の重なり部20dが、回転軸Oに対して角度がずれながら連結している場合、スクリュー20Aは、連結部20dの位置で回転軸Oに対して曲がることが可能なため、混合室19の形状は、直線的な中心軸を持つ円筒状でなく、曲がった中心軸をもつような円筒状で形成されても、効率を落とす事なく、粉粒体の混合と移送を行うことが出来る。
また、羽根部材20は、平らな形状の板をねじる事によって、成形されることも可能である。
次に、ローター13とスクリュー20Aが回転駆動される機構を説明する。
図4、図8、図9に示すように、減速歯車31Aは、小歯車31と大歯車32で構成されている。ローター13は、駆動源(図示せず)から、減速歯車31Aによって、駆動源の回転が減速されて回転駆動される。増速歯車33Aは、大歯車33、中間小歯車34、中間大歯車35、小歯車36によって構成されている。スクリュー20Aは、駆動源から、増速歯車33Aによって、駆動源の回転が増速されて、回転駆動される。
容器1は、両側の側部が開口した箱状の容器で、上側の面が、ホッパー40の底部と固着しているとともに、ケーシング7と固着し、第1及び第2の集積室43、44と、第1及び第2の投入口5,6との隙間を無くしている。また、容器1はケーシング7及びローター13と、ハウジング17の一部等を内臓し、容器蓋2によって一端の側部が塞がれている。容器蓋2には、複数の孔が形成されており、容器1から一端が延出したローターシャフト14の一端部を、軸受け37を介して、回転可能に支持し、容器1から一端部が延出したハウジング17との接合部と固着している。
ギヤボックス3は、片側の側部が開口した箱状の容器で、減速歯車31Aと増速歯車33Aを内臓し、ギヤボックス蓋4によって開口した側部が塞がれている。ギヤボックス蓋4には、複数の孔が形成されており、ギヤボックス1から延出したローターシャフト14の一端部を、軸受け37を介して、回転可能に支持し、ギヤボックス1から延出した、中間シャフト39(詳細は後述する)の一端部を、軸受け37を介して、回転可能に支持している。また、孔4bからは、駆動源の駆動軸が挿入されている。
ギヤボックス3の側面は、容器1の、容器蓋2が配置されている側とは反対側の側部と固着されるとおもに、複数の孔が形成されており、前記複数の孔には、ローターシャフト14、メインシャフト26、中間シャフト39(詳細は後述する)が、貫通可能に形成されている。
前記駆動源の駆動軸には、小歯車31、及び、大歯車33とが、回転軸を同軸にして、キー部材(図示せず)等でそれぞれ回転不能に接合されている。中間シャフト39には、中間小歯車34、及び、中間大歯車35とが、回転軸を同軸にして、キー部材(図示せず)等でそれぞれ回転不能に接合されている。
ローター13は、その回転中心と同軸にローターシャフト14が、ロータ13の軸方向の前後に延出してローター13と一体に形成されている。ローターシャフト14の一端部には、大歯車32が、回転軸を同軸にして、キー部材32cによって回転不能に接合されている。
スクリュー20Aは、複数の羽根部材20が連結して構成されているが、複数の羽根部材20の中で、最も放出口18から離れて位置している羽根部材20には、放出口18が配置している方向とは反対方向に、回転軸Oと同軸に中心軸をもつ羽根シャフト25が固着されている。羽根シャフト25は、メインシャフト25と、お互いの回転軸を同軸にして、ボルト27によって、相対回転不能に接合されている。ベース部材30は、容器1の内部に位置し、ギヤボックス3の側面に固着されている。ベース部材30は、ハウジング17と固着され、軸受け29を介して、メインシャフト36をハウジング17と同軸に回転可能に支持している。また、ハウジング17の、ベース部材30に固着される側の端面(図4において右側の端面)と、メインシャフト26の外周面とは、シール28によって、適便にシールされている。
メインシャフト26には、小歯車36が、回転軸を同軸にして、キー部材36cによって回転不能に接合されている。
以上説明した本実施例の形態によれば、以下の効果が得られる。
スクリュー20Aは、複数の羽根部材20が連なって構成されているため、スクリューを回転駆動するための軸部が不要となるため、混合室19での粉粒体の混合は、径小なスペースで行われる。このため、粉粒体が混合室の特定区画に残留する量も少なくなり、粉粒体の混合比率の精度を高めることが出来るとともに、装置の小型化を図ることも出来る。また、粉粒体を混合しつつ放出口18に向けて移送するために必要な、スクリュー20Aを回転駆動する駆動力も小さくすることが出来る。
また、複数種類の粉粒体は、混合室19の中で、空間19bと空間19cとに分けられて投入された後、スクリュー20Aが回転駆動されることで、混合室19の内部で放出口18に向かって移送される。その際に、スクリュー20Aは、隣接する羽根部材20の重なり部20dが、回転軸Oに対して角度がずれながら連結しているため、重なり部20dにおいて、空間19bと空間19cとは、空間19bに投入された粉粒体と、空間19cに投入された粉粒体とは、重なり部20dにおいて、効率良く混合される。
また、スクリュー20Aは、複数の羽根部材20の連結部20dの位置で回転軸Oに対して曲がることが可能なため、混合室19の円筒内周面19aの形状が、曲がった中心軸をもつような円筒状で形成されたとしても、効率を落とすことなく、粉粒体の混合と移送を行うことが出来る。
また、スクリュー20Aを構成する羽根部材20は、例えば、平らな板をねじって成形させることも可能であり、製造方法を簡便に行えるため、製造コストを低減することが出来る。
また、粉粒体の混合に要する時間が短縮するため、特に、混合させると化学変化を引き起こし易い複数種類の粉粒体を混合する場合、混合中の粉粒体の科学変化が抑制され、粉粒体の化学特性の変化を低減することが出来るとともに、粉粒体の固着や凝着を低減することが出来る。
本発明の範囲は、上述の実施例に限定されるものではない。例えば、複数種類の粉粒体は、2種類だけでなく3種類以上とし、集積室やロータリーバルブ等の機構も、3種類以上としても良い。また、第1及び第2のロータリーバルブ5,6は、回転駆動されるだけでなく、往復回転駆動されても良い。また、複数の羽根部材20は、重なり部20dを持たないように連結されても良い。
1・・・容器、2・・・容器蓋、3・・・ギヤボックス、4・・・ギヤボックス蓋、5・・・第1のロータリーバルブ、6・・第2のロータリーバルブ、7・・・ケーシング、8・・・第1の投入口、9・・・第2の投入口、10・・・第1の排出口、11・・・第2の排出口、12・・・ローター支持孔、13・・・ローター、14・・・ローターシャフト、15・・・第1の切り欠き、15a・・・第1のポケット、16・・・第2の切り欠き、16a・・・第2のポケット、17・・・ハウジング、18・・・放出口、19・・・混合室、20・・・羽根部材、20A・・・スクリュー、25・・・羽根シャフト、26・・・メインシャフト、28・・・シール、29・・・軸受け、30・・・ベース部材、31A・・・減速歯車、33A・・・増速歯車、40・・・集積容器、41・・・外周部材、42・・・中板、43・・・第1の集積室、44・・・第2の集積室
本発明は、上記課題を解決するため、(1)〜()に記載する粉粒体の排出装置を提供する。
(1)複数種類の粉粒体を隔離して集積する、複数の集積室を有するホッパーと、前記複数の集積室とそれぞれ連通し、前記複数種類の粉粒体を移送する複数種類のポケットを有する、複数のロータリーバルブと、前記複数のロータリーバルブと連通し、一端に放出口を有する、円筒状の混合室と、前記混合室の内部に、前記混合室の中心軸と同軸に回転可能に設けられ、前記ロータリーバルブから移送された前記複数種類の粉粒体を、混合しつつ前記排出口に移送するスクリューと、を備えた粉粒体混合装置を用いて粉粒体を混合する粉粒体混合方法において、前記スクリューは、回転軸に対して螺旋状にねじれるように形成された複数の羽根部材同士が連結してなり、前記羽根部材の連結部は、隣接する前記羽根部材の端部同士が、前記回転軸に対して角度をずらして重なって連結している、粉粒体混合方法。
)前記複数の羽根部材は、平板がねじられて成形される、(1)に記載の粉粒体混合方法。
)前記複数種類の粉粒体は、それぞれ学的に酸性とアルカリ性であり、前記複数種類のポケットのそれぞれの容積は、前記複数種類の粉粒体が前記混合室で混合される場合に、混合された粉粒体が学的に中性になる比率で形成された、(1)又は(2)に記載の粉粒体混合方法。
)前記複数種類の粉粒体は、それぞれクエン酸と重曹である、()に記載の粉粒体混合方法。
)複数種類の粉粒体を隔離して集積する、複数の集積室を有するホッパーと、前記複数の集積室とそれぞれ連通し、前記複数種類の粉粒体を移送する複数種類のポケットを有する、複数のロータリーバルブと、前記複数のロータリーバルブと連通し、一端に放出口を有する、円筒状の混合室と、前記混合室の内部に、前記混合室の中心軸と同軸に回転可能に設けられ、前記ロータリーバルブから移送された前記複数種類の粉粒体を、混合しつつ前記排出口に移送するスクリューと、を備えた粉粒体混合装置において、前記スクリューは、回転軸に対して螺旋状にねじれるように形成された複数の羽根部材同士が連結してなり、前記羽根部材の連結部は、隣接する前記羽根部材の端部同士が、前記回転軸に対して角度をずらして重なって連結している、粉粒体混合装置。
)前記複数の羽根部材は、平板がねじられて成形される、()に記載の粉粒体混合装置
本発明によれば、粉粒体の混合は小さなスペースで行われるため、粉粒体の混合比率の精度を高めることが出来る。また、粉粒体の混合は、混合室で行われるが、混合室の中でも、特定の小さな範囲で瞬間的に行われるため、特に、混合させると化学変化を引き起こし易い複数種類の粉粒体を混合する場合、混合中の粉粒体の学変化が抑制され、粉粒体の化学特性の変化を低減することが出来るとともに、粉粒体の固着や凝着を低減することが出来る。
また、特に前記()及び()に記載の混合方法によれば、混合された粉粒体は学的に中和されるため、混合された粉粒体は、所定の目的で使用された後も、廃棄処理を容易に行うことが出来るとともに、リサイクルも容易に行うことが出来る。
また、特に前記()及び()に記載の混合装置によれば、混合室が小型化されるため、装置の小型化を図ることが出来る。また、混合室に残留する粉粒体の量が低減されるため、混合室での混合比率が精度よく行うことができる。また、スクリューは、粉粒体が混合室内部の特定の領域で行われる形状であるため、粉粒体の混合を短時間で行うことが出来る。また、粉粒体を混合するスクリューを簡便に製造することが可能なため、製造コストを低減することが出来る。また、スクリューは、混合室の形状が曲がった中心軸を持つ円筒形状であっても対応できるため、装置の応用範囲を広げることが出来る。

Claims (7)

  1. 複数種類の粉粒体を隔離して集積する、複数の集積室を有するホッパーと、
    前記複数の集積室とそれぞれ連通し、前記複数種類の粉粒体を移送する複数種類のポケットを有する、複数のロータリーバルブと、
    前記複数のロータリーバルブと連通し、一端に放出口を有する、円筒状の混合室と、
    前記混合室の内部に、前記混合室の中心軸と同軸に回転可能に設けられ、前記ロータリーバルブから移送された前記複数種類の粉粒体を、混合しつつ前記排出口に移送するスクリューと、を備えた粉粒体混合装置を用いて粉粒体を混合する粉粒体混合方法において、
    前記スクリューは、回転軸に対して螺旋状にねじれるように形成された複数の羽根部材が連結してなり、
    前記羽根部材の連結部は、隣接する前記羽根部材の端部同士が、前記回転軸に対して角度がずれながら重なって連結し、
    前記混合室に移送された前記複数種類の粉粒体の混合は、前記複数の羽根部材が重なって連結している部位において、集中的に行われる、粉粒体混合方法。
  2. 複数種類の粉粒体を隔離して集積する、複数の集積室を有するホッパーと、
    前記複数の集積室とそれぞれ連通し、前記複数種類の粉粒体を移送する複数種類のポケットを有する、複数のロータリーバルブと、
    前記複数のロータリーバルブと連通し、一端に放出口を有する、円筒状の混合室と、
    前記混合室の内部に、前記混合室の中心軸と同軸に回転可能に設けられ、前記ロータリーバルブから移送された前記複数種類の粉粒体を、混合しつつ前記排出口に移送するスクリューと、を備えた粉粒体混合装置を用いて粉粒体を混合する粉粒体混合方法において、
    前記スクリューは、回転軸に対して螺旋状にねじれるように形成された複数の羽根部材が連結してなり、
    前記羽根部材の連結部は、隣接する前記羽根部材の端部同士が、前記回転軸に対して角度がずれながら重なって連結し、
    前記混合室の移送された前記複数種類の粉粒体の混合は、前記隣接する羽根部材が重なって連結している部位において、前記混合室で行われる前記複数種類の粉粒体の混合の内、半分以上の混合が行われる、粉粒体混合方法。
  3. 前記複数の羽根部材は、平板がねじられて成形される、請求項1又は2に記載の粉粒体混合方法。
  4. 前記複数種類の粉粒体は、それぞれ科学的に酸性とアルカリ性であり、前記複数種類のポケットのそれぞれの容積は、前記複数種類の粉粒体が前記混合室で混合される場合に、混合された粉粒体が科学的に中性になる比率で形成された、請求項1乃至3の何れか1項に記載の粉粒体混合方法。
  5. 前記複数種類の粉粒体は、それぞれクエン酸と重曹である、請求項3に記載の粉粒体混合方法。
  6. 複数種類の粉粒体を隔離して集積する、複数の集積室を有するホッパーと、
    前記複数の集積室とそれぞれ連通し、前記複数種類の粉粒体を移送する複数種類のポケットを有する、複数のロータリーバルブと、
    前記複数のロータリーバルブと連通し、一端に放出口を有する、円筒状の混合室と、
    前記混合室の内部に、前記混合室の中心軸と同軸に回転可能に設けられ、前記ロータリーバルブから移送された前記複数種類の粉粒体を、混合しつつ前記排出口に移送するスクリューと、を備えた粉粒体混合装置において、
    前記スクリューは、回転軸に対して螺旋状にねじれるように形成された複数の羽根部材が連結してなり、
    前記羽根部材の連結部は、隣接する前記羽根部材の端部同士が、前記回転軸に対して角度がずれながら重なって連結している、粉粒体混合装置。
  7. 前記複数の羽根部材は、平板がねじられて成形される、請求項6に記載の粉粒体混合装置。
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