JPH10151334A - 混練装置における混練用ロータ - Google Patents
混練装置における混練用ロータInfo
- Publication number
- JPH10151334A JPH10151334A JP8327538A JP32753896A JPH10151334A JP H10151334 A JPH10151334 A JP H10151334A JP 8327538 A JP8327538 A JP 8327538A JP 32753896 A JP32753896 A JP 32753896A JP H10151334 A JPH10151334 A JP H10151334A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- kneading
- rotor
- main
- blades
- sub
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29B—PREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
- B29B7/00—Mixing; Kneading
- B29B7/02—Mixing; Kneading non-continuous, with mechanical mixing or kneading devices, i.e. batch type
- B29B7/06—Mixing; Kneading non-continuous, with mechanical mixing or kneading devices, i.e. batch type with movable mixing or kneading devices
- B29B7/10—Mixing; Kneading non-continuous, with mechanical mixing or kneading devices, i.e. batch type with movable mixing or kneading devices rotary
- B29B7/18—Mixing; Kneading non-continuous, with mechanical mixing or kneading devices, i.e. batch type with movable mixing or kneading devices rotary with more than one shaft
- B29B7/183—Mixing; Kneading non-continuous, with mechanical mixing or kneading devices, i.e. batch type with movable mixing or kneading devices rotary with more than one shaft having a casing closely surrounding the rotors, e.g. of Banbury type
- B29B7/186—Rotors therefor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29B—PREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
- B29B7/00—Mixing; Kneading
- B29B7/02—Mixing; Kneading non-continuous, with mechanical mixing or kneading devices, i.e. batch type
- B29B7/06—Mixing; Kneading non-continuous, with mechanical mixing or kneading devices, i.e. batch type with movable mixing or kneading devices
- B29B7/10—Mixing; Kneading non-continuous, with mechanical mixing or kneading devices, i.e. batch type with movable mixing or kneading devices rotary
- B29B7/18—Mixing; Kneading non-continuous, with mechanical mixing or kneading devices, i.e. batch type with movable mixing or kneading devices rotary with more than one shaft
- B29B7/183—Mixing; Kneading non-continuous, with mechanical mixing or kneading devices, i.e. batch type with movable mixing or kneading devices rotary with more than one shaft having a casing closely surrounding the rotors, e.g. of Banbury type
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 混練翼による混練作用は、各混練翼により中
央方向に押し出すことにより行うもので、混練室両側の
混練は中央部付近に比して不十分である。本発明は全体
が均一に混練作用を行うことを目的とする。 【解決手段】 密閉式混練室内に配置された互いに逆方
向に回転する１対の混練用ロータ１，２を備えた混練装
置において、各ロータ１，２は複数の長尺の主混練翼３
〜６とこれとは軸方向反対位置に設けられる短尺の副混
練翼７〜１０とを備え、主混練翼３〜６はロータ１，２
に螺旋状に取付けられ、副混練翼７〜１０は主混練翼３
〜６と位相をずらして取付けられ、両ロータ１，２の主
混練翼３〜６、副混練翼７〜１０は互いに軸方向反対に
位置して取付けられると共に、それぞれのロータ１，２
の主混練翼３〜６のうち少なくとも１個を除き他の主混
練翼３〜６外周に複数個の適宜深さの切り込みを形成す
る。
央方向に押し出すことにより行うもので、混練室両側の
混練は中央部付近に比して不十分である。本発明は全体
が均一に混練作用を行うことを目的とする。 【解決手段】 密閉式混練室内に配置された互いに逆方
向に回転する１対の混練用ロータ１，２を備えた混練装
置において、各ロータ１，２は複数の長尺の主混練翼３
〜６とこれとは軸方向反対位置に設けられる短尺の副混
練翼７〜１０とを備え、主混練翼３〜６はロータ１，２
に螺旋状に取付けられ、副混練翼７〜１０は主混練翼３
〜６と位相をずらして取付けられ、両ロータ１，２の主
混練翼３〜６、副混練翼７〜１０は互いに軸方向反対に
位置して取付けられると共に、それぞれのロータ１，２
の主混練翼３〜６のうち少なくとも１個を除き他の主混
練翼３〜６外周に複数個の適宜深さの切り込みを形成す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、密閉式混練室内に
対をなすロータを備えた混練装置における上記混練用ロ
ータに関する。
対をなすロータを備えた混練装置における上記混練用ロ
ータに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の熱可塑性のプラスチック、ゴム等
を混練する密閉式混練装置の一例を図３乃至図４に示
す。この混練装置５０はロータを収納する凹部を備えた
断面略々Ｗ字状とした筐体５１と、その両側に取付けら
れる側板５２、５３と上部押さえ蓋５４とにより密閉式
の混練室５５を形成し、この混練室内には対をなすロー
タ５６、５７を収納する。このロータ５６、５７はそれ
ぞれ互いに逆方向に回転し、各ロータ５６、５７はそれ
ぞれ比較的長尺の対をなす主混練翼６０、６１：６２、
６３とこれとは軸方向反対位置に設けられる比較的短尺
の副混練翼６４、６５：６６、６７とを備える。また各
ロータ５６、５７の主混練翼及び副混練翼は互いに軸方
向反対側に位置して螺旋状に取付けられ、副混練翼６
４、６５：６６、６７は主混練翼とは軸方向の反対側に
位置して主混練翼と９０度位相をずらして取付ける。
を混練する密閉式混練装置の一例を図３乃至図４に示
す。この混練装置５０はロータを収納する凹部を備えた
断面略々Ｗ字状とした筐体５１と、その両側に取付けら
れる側板５２、５３と上部押さえ蓋５４とにより密閉式
の混練室５５を形成し、この混練室内には対をなすロー
タ５６、５７を収納する。このロータ５６、５７はそれ
ぞれ互いに逆方向に回転し、各ロータ５６、５７はそれ
ぞれ比較的長尺の対をなす主混練翼６０、６１：６２、
６３とこれとは軸方向反対位置に設けられる比較的短尺
の副混練翼６４、６５：６６、６７とを備える。また各
ロータ５６、５７の主混練翼及び副混練翼は互いに軸方
向反対側に位置して螺旋状に取付けられ、副混練翼６
４、６５：６６、６７は主混練翼とは軸方向の反対側に
位置して主混練翼と９０度位相をずらして取付ける。
【０００３】この際、各混練翼は回転に際して被混練物
を混練室の中央方向に寄せる方向にねじれを形成し、混
練する。
を混練室の中央方向に寄せる方向にねじれを形成し、混
練する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記混練翼による混練
に際しては、混練作用は各混練翼により混練室の中央方
向に押し出すことにより行うもので、混練室の両側の被
混練材料の混練は中央部付近の材料に比してその混練作
業は不十分となる恐れがある。本発明はかゝる点に鑑
み、全体が均一に混練作用を受けることの出来るロータ
を提供することを目的とする。
に際しては、混練作用は各混練翼により混練室の中央方
向に押し出すことにより行うもので、混練室の両側の被
混練材料の混練は中央部付近の材料に比してその混練作
業は不十分となる恐れがある。本発明はかゝる点に鑑
み、全体が均一に混練作用を受けることの出来るロータ
を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第１の発明の混練装置における混練用ロータは、密閉
式混練槽内に配置された互いに逆方向に回転する１対の
混練用ロータを備え、各ロータは複数の長尺の主混練翼
とこれとは位相をずらして軸端側に設けられる短尺の副
混練翼とを備え、主混練翼はロータに螺旋状に取付けら
れ、副混練翼は主混練翼と逆傾斜に取付けられ、一方の
ロータの主混練翼に対し、他方のロータの副混練翼が対
向するように取付けられた混練装置において、それぞれ
のロータの主混練翼のうち少なくとも１個を除き他の主
混練翼外周に複数個の適宜深さの切り込みを形成したこ
とを特徴とする。
の第１の発明の混練装置における混練用ロータは、密閉
式混練槽内に配置された互いに逆方向に回転する１対の
混練用ロータを備え、各ロータは複数の長尺の主混練翼
とこれとは位相をずらして軸端側に設けられる短尺の副
混練翼とを備え、主混練翼はロータに螺旋状に取付けら
れ、副混練翼は主混練翼と逆傾斜に取付けられ、一方の
ロータの主混練翼に対し、他方のロータの副混練翼が対
向するように取付けられた混練装置において、それぞれ
のロータの主混練翼のうち少なくとも１個を除き他の主
混練翼外周に複数個の適宜深さの切り込みを形成したこ
とを特徴とする。
【０００６】上記の構成からなる本発明は、各ロータの
うち少なくとも１個を除き他の主混練翼の外周に複数個
の適宜深さの切り込みを形成したことにより、該切り込
み部では材料の軸方向の移行に洩れを生ずる。この洩れ
て土手を形成する材料は他の切り込みを施さない主混練
翼により送られる材料とよく混合し練り合わされ、該主
混練翼により中心方向に移送される。即ち中央方向に移
送される際に上記切り込み部により混練作用が向上され
る。
うち少なくとも１個を除き他の主混練翼の外周に複数個
の適宜深さの切り込みを形成したことにより、該切り込
み部では材料の軸方向の移行に洩れを生ずる。この洩れ
て土手を形成する材料は他の切り込みを施さない主混練
翼により送られる材料とよく混合し練り合わされ、該主
混練翼により中心方向に移送される。即ち中央方向に移
送される際に上記切り込み部により混練作用が向上され
る。
【０００７】また第２の発明によるときは、上記混練装
置において、各ロータのそれぞれの主混練翼の外周に複
数個の適宜深さの切り込みを形成し、それぞれの切り込
み部は互いにその位置をずらして形成したことを特徴と
する。
置において、各ロータのそれぞれの主混練翼の外周に複
数個の適宜深さの切り込みを形成し、それぞれの切り込
み部は互いにその位置をずらして形成したことを特徴と
する。
【０００８】上記の構成からなる本発明は、各ロータの
対をなす主混練翼の外周に複数個の切り込みを形成する
と共に、該切り込み部は互いにその位置をずらして形成
したことにより、切り込み部における上記混練作用は各
主混練翼においても行うことができる。
対をなす主混練翼の外周に複数個の切り込みを形成する
と共に、該切り込み部は互いにその位置をずらして形成
したことにより、切り込み部における上記混練作用は各
主混練翼においても行うことができる。
【０００９】又第３の発明は、上記第１または第２の発
明において、各ロータの副混練翼のうち、少なくとも１
個を除き他の副混練翼の外周に適宜深さの切り込みを形
成しことを特徴とする。
明において、各ロータの副混練翼のうち、少なくとも１
個を除き他の副混練翼の外周に適宜深さの切り込みを形
成しことを特徴とする。
【００１０】上記の構成によるときは、副混練翼側にお
いても切り込み部で同様の混練作用が行われる。
いても切り込み部で同様の混練作用が行われる。
【００１１】又第４の発明は、上記第１または第２の発
明において、各ロータのそれぞれの副混練翼の外周に適
宜深さの切り込みを形成すると共に、それぞれの該切り
込みは互いにその位置をずらして形成したことを特徴と
する。
明において、各ロータのそれぞれの副混練翼の外周に適
宜深さの切り込みを形成すると共に、それぞれの該切り
込みは互いにその位置をずらして形成したことを特徴と
する。
【００１２】上記構成によるときは、各副混練翼のそれ
ぞれに位置をずらして切り込みを形成したことにより、
該副混練翼のそれぞれにおいても切り込み部による洩れ
と該副混練翼による移送される材料との混練作用は更に
効果的に行われる。
ぞれに位置をずらして切り込みを形成したことにより、
該副混練翼のそれぞれにおいても切り込み部による洩れ
と該副混練翼による移送される材料との混練作用は更に
効果的に行われる。
【００１３】
【発明の実施の形態】図１は本発明の第１実施例を示
す。なお、以下に述べる各実施例は何れも混練装置にお
ける本発明の主体とするロータについてのみ図示し、混
練装置の筐体、側板、押さえ蓋は前記図３、図４に示す
構造と同様であり、図示を省略する。この実施例のロー
タ１、２はぞれぞれ軸方向に対をなす比較的長尺の主混
練翼３、４及び５、６とこれとは軸方向反対位置の軸端
側に設けられる比較的短尺の副混練翼７、８及び９、１
０とを備える。それぞれの主混練翼３、４及び５、６は
各ロータ１、２の中心線を中心として左右対象に螺旋状
に取付けられ、副混練翼７、８及び９、１０は主混練翼
とは軸方向の反対側に位置して主混練翼と９０度位相を
ずらして且つ主混練翼の傾斜と逆方向に取付けられる。
但し主混練翼の先端は副混練翼と重複する長さを有せし
める。なお、両ロータ１、２は、それぞれ主混練翼、副
混練翼を軸方向に反対側に取付ける。即ち、一方のロー
タ１の主混練翼３、４に対し、他方のロータ２の副混練
翼９、１０が対向するように配備する。また各混練翼は
回転に際して被混練材料を中央方向に寄せる方向に捩じ
れを形成することは従来例と同様である。
す。なお、以下に述べる各実施例は何れも混練装置にお
ける本発明の主体とするロータについてのみ図示し、混
練装置の筐体、側板、押さえ蓋は前記図３、図４に示す
構造と同様であり、図示を省略する。この実施例のロー
タ１、２はぞれぞれ軸方向に対をなす比較的長尺の主混
練翼３、４及び５、６とこれとは軸方向反対位置の軸端
側に設けられる比較的短尺の副混練翼７、８及び９、１
０とを備える。それぞれの主混練翼３、４及び５、６は
各ロータ１、２の中心線を中心として左右対象に螺旋状
に取付けられ、副混練翼７、８及び９、１０は主混練翼
とは軸方向の反対側に位置して主混練翼と９０度位相を
ずらして且つ主混練翼の傾斜と逆方向に取付けられる。
但し主混練翼の先端は副混練翼と重複する長さを有せし
める。なお、両ロータ１、２は、それぞれ主混練翼、副
混練翼を軸方向に反対側に取付ける。即ち、一方のロー
タ１の主混練翼３、４に対し、他方のロータ２の副混練
翼９、１０が対向するように配備する。また各混練翼は
回転に際して被混練材料を中央方向に寄せる方向に捩じ
れを形成することは従来例と同様である。
【００１４】また各ロータ１、２はそれぞれ一方の主混
練翼３及び５の外周に適宜深さの複数個の切り込み１
１、１２を形成し、他方の主混練翼４、６は従来のまゝ
とする。この切り込み１１、１２は必要によっては底部
まで切り込むようにしてもよい。この場合は該切り込み
により材料を中央部方向への送り込みがその部分で中断
するが、他方の主混練翼の中央部への送り込み作用によ
り撹拌作用が保持することができる。また切り込み１
１、１２の上流側軸端部には傾斜若しくはＲ付けを行い
（図示しない）上流側から下流側への材料の流れの抵抗
を軽減させることが好ましい。
練翼３及び５の外周に適宜深さの複数個の切り込み１
１、１２を形成し、他方の主混練翼４、６は従来のまゝ
とする。この切り込み１１、１２は必要によっては底部
まで切り込むようにしてもよい。この場合は該切り込み
により材料を中央部方向への送り込みがその部分で中断
するが、他方の主混練翼の中央部への送り込み作用によ
り撹拌作用が保持することができる。また切り込み１
１、１２の上流側軸端部には傾斜若しくはＲ付けを行い
（図示しない）上流側から下流側への材料の流れの抵抗
を軽減させることが好ましい。
【００１５】なお、図例は一方の副混練翼７及び９にも
同様の切り込み１３、１４を設けた例を示す。これによ
り副混練翼側においても同様の洩れと混練作用を行うこ
とができる。
同様の切り込み１３、１４を設けた例を示す。これによ
り副混練翼側においても同様の洩れと混練作用を行うこ
とができる。
【００１６】上記構成において、各ロータ１、２は矢符
の方向に回転することにより、互いに材料をロータ１、
２間にかつ、主混練翼、副混練翼により中央方向に掻き
寄せ、これにより混練作用を行う。この際、各ロータ
１、２の一方の主混練翼３、５に切り込み１１、１２を
設けたことにより混練材料の一部に洩れを生ずる。この
洩れ部分にて形成させる土手状の材料は、他方の主混練
翼４、６により移送される混練材料と混合し、練り合わ
され中央方向に移送される。これを繰り返すことにより
混練作業は効率よく行うことができる。
の方向に回転することにより、互いに材料をロータ１、
２間にかつ、主混練翼、副混練翼により中央方向に掻き
寄せ、これにより混練作用を行う。この際、各ロータ
１、２の一方の主混練翼３、５に切り込み１１、１２を
設けたことにより混練材料の一部に洩れを生ずる。この
洩れ部分にて形成させる土手状の材料は、他方の主混練
翼４、６により移送される混練材料と混合し、練り合わ
され中央方向に移送される。これを繰り返すことにより
混練作業は効率よく行うことができる。
【００１７】なお、図例は主混練翼、副混練翼はそれぞ
れ対をなす構造を示したが、これは例えばそれぞれ３個
の混練翼を備えたロータに対しては、少なくとも、その
中の１個を除き、他の２個に対し、上記切り込みを形成
するようにしてもよい。但しこの場合には後述する如
く、その切り込み位置をずらして設けることが好まし
い。また４個の混練翼を備えたロータに対しては、切り
込みを形成した混練翼と、切り込みを形成しない混練翼
とを交互に設けることが好ましい。
れ対をなす構造を示したが、これは例えばそれぞれ３個
の混練翼を備えたロータに対しては、少なくとも、その
中の１個を除き、他の２個に対し、上記切り込みを形成
するようにしてもよい。但しこの場合には後述する如
く、その切り込み位置をずらして設けることが好まし
い。また４個の混練翼を備えたロータに対しては、切り
込みを形成した混練翼と、切り込みを形成しない混練翼
とを交互に設けることが好ましい。
【００１８】次に図２は第２実施例を示す。本実施例の
ロータ２０、２１には前例と同様にそれぞれ対をなす主
混練翼２２、２３及び２４、２５と副混練翼２６、２７
並びに２８、２９とを備える。そしてロータ２０の一方
の主混練翼２２には切り込み３０、３１を、また他の混
練翼２３には切り込み３２を形成し、他方のロータ２１
の一方の主混練翼２４には切り込み３３、３４を、他の
主混練翼２５には切り込み３５を形成する。ただし各切
り込み３０〜３２及び３３〜３５のそれぞれの位置即ち
回転に伴う洩れ形成位置ａ、ｂ、ｃ及びｄ、ｅ、ｆは互
いに重複しない位置にずらして形成する。また副混練翼
２６、２７及び２８、２９にも切り込み３６、３７及び
３８、３９を同様にその位置をずらして形成する。
ロータ２０、２１には前例と同様にそれぞれ対をなす主
混練翼２２、２３及び２４、２５と副混練翼２６、２７
並びに２８、２９とを備える。そしてロータ２０の一方
の主混練翼２２には切り込み３０、３１を、また他の混
練翼２３には切り込み３２を形成し、他方のロータ２１
の一方の主混練翼２４には切り込み３３、３４を、他の
主混練翼２５には切り込み３５を形成する。ただし各切
り込み３０〜３２及び３３〜３５のそれぞれの位置即ち
回転に伴う洩れ形成位置ａ、ｂ、ｃ及びｄ、ｅ、ｆは互
いに重複しない位置にずらして形成する。また副混練翼
２６、２７及び２８、２９にも切り込み３６、３７及び
３８、３９を同様にその位置をずらして形成する。
【００１９】上記構成において、各ロータ２０、２１は
矢符の方向に回転することにより、互いに材料を各ロー
タ間に、かつ主混練翼、副混練翼により中央方向に掻き
寄せこれにより混練作用を行う。この際各混練翼に形成
した切り込み部には前述と同様に洩れを生じ、この洩れ
部の材料は、他方の混練翼により移送される材料と混合
混練される。
矢符の方向に回転することにより、互いに材料を各ロー
タ間に、かつ主混練翼、副混練翼により中央方向に掻き
寄せこれにより混練作用を行う。この際各混練翼に形成
した切り込み部には前述と同様に洩れを生じ、この洩れ
部の材料は、他方の混練翼により移送される材料と混合
混練される。
【００２０】なお図例は主混練翼、副混練翼をそれぞれ
対をなす構造を示したが、これは例えばそれぞれ３個ま
たは４個備えた構造に対しても、同様であり、説明を省
略する。
対をなす構造を示したが、これは例えばそれぞれ３個ま
たは４個備えた構造に対しても、同様であり、説明を省
略する。
【００２１】
【発明の効果】以上の如く第１の本発明によるときは、
両ロータのそれぞれは複数の主混練翼のうち、少なくと
も１個の主混練翼を除き他の主混練翼の外周に複数個の
適宜深さの切り込みを形成したことにより、該切り込み
部は移送材料の洩れを生じ、この洩れ材料は、他方の切
り込みを施さない主混練翼により移送される材料と混合
混練される。従って混練室の側方に投入された材料に対
しても、中央部への移送途中において混練作用を受け、
全体の混練作業を効率よく行うことが出来る。また第２
の発明によるときは、各ロータのそれぞれの複数の主混
練翼の外周に複数個の適宜深さの切り込みを形成すると
共に、その切り込みと互いにその位置をずらして形成し
たことにより、上記洩れ部の箇所は増加し、かつその位
置をずらしたことにより、相互に干渉することなく、相
手方の主混練翼により移送される移送材料と混練され
る。また第３の発明によるときは、上記第１または第２
の発明において、１個の副混練翼を除き他の副混練翼の
外周に適宜深さの切り込みを形成したことにより、副混
練翼に対しても同様の材料の洩れと、こに対し他方の副
混練翼により移送される材料との混練作用を行うことが
できる。更に第４の発明によるときは、上記第１または
第２の発明において、複数の副混練翼のそれぞれ外周に
適宜深さの切り込みを形成しすると共に、その位置をず
らして形成したことにより、上記切り込み部の材料の洩
れと他方の副混練翼による移送材料との混練作用が更に
効果的に行うことができる。
両ロータのそれぞれは複数の主混練翼のうち、少なくと
も１個の主混練翼を除き他の主混練翼の外周に複数個の
適宜深さの切り込みを形成したことにより、該切り込み
部は移送材料の洩れを生じ、この洩れ材料は、他方の切
り込みを施さない主混練翼により移送される材料と混合
混練される。従って混練室の側方に投入された材料に対
しても、中央部への移送途中において混練作用を受け、
全体の混練作業を効率よく行うことが出来る。また第２
の発明によるときは、各ロータのそれぞれの複数の主混
練翼の外周に複数個の適宜深さの切り込みを形成すると
共に、その切り込みと互いにその位置をずらして形成し
たことにより、上記洩れ部の箇所は増加し、かつその位
置をずらしたことにより、相互に干渉することなく、相
手方の主混練翼により移送される移送材料と混練され
る。また第３の発明によるときは、上記第１または第２
の発明において、１個の副混練翼を除き他の副混練翼の
外周に適宜深さの切り込みを形成したことにより、副混
練翼に対しても同様の材料の洩れと、こに対し他方の副
混練翼により移送される材料との混練作用を行うことが
できる。更に第４の発明によるときは、上記第１または
第２の発明において、複数の副混練翼のそれぞれ外周に
適宜深さの切り込みを形成しすると共に、その位置をず
らして形成したことにより、上記切り込み部の材料の洩
れと他方の副混練翼による移送材料との混練作用が更に
効果的に行うことができる。
【図１】本発明の混練装置における混練用ロータの第１
実施例の正面図である。
実施例の正面図である。
【図２】本発明の混練装置における混練用ロータの第２
実施例の正面図である。
実施例の正面図である。
【図３】従来例の混練装置の上蓋を除いた平面図であ
る。
る。
【図４】図３におけるＸーＸ線に沿う断面図である。
１、２ 混練用ロータ ３〜６ 主混練翼 ７〜１０ 副混練翼 １１〜１４ 切り込み部 ２０、２１ 混練用ロータ ２２〜２５ 主混練翼 ２６〜２９ 副混練翼 ３０〜３９ 切り込み部
Claims (4)
- 【請求項１】 密閉式混練槽内に配置された互いに逆方
向に回転する１対の混練用ロータを備え、各ロータは複
数の長尺の主混練翼とこれとは位相をずらして軸端側に
設けられる短尺の副混練翼とを備え、主混練翼はロータ
に螺旋状に取付けられ、副混練翼は主混練翼と逆傾斜に
取付けられ、一方のロータの主混練翼に対し、他方のロ
ータの副混練翼が対向するように取付けられた混練装置
において、それぞれのロータの主混練翼のうち少なくと
も１個を除き他の主混練翼外周に複数個の適宜深さの切
り込みを形成したことを特徴とする混練装置における混
練用ロータ。 - 【請求項２】 密閉式混練槽内に配置された互いに逆方
向に回転する１対の混練用ロータを備え、各ロータは複
数の長尺の主混練翼とこれとは位相をずらして軸端側に
設けられる短尺の副混練翼とを備え、主混練翼はロータ
に螺旋状に取付けられ、副混練翼は主混練翼と逆傾斜に
取付けられ、一方のロータの主混練翼に対し、他方のロ
ータの副混練翼が対向するように取付けられた混練装置
において、各ロータのそれぞれの主混練翼の外周に複数
個の適宜深さの切り込みを形成し、それぞれの切り込み
部は互いにその位置をずらして形成したことを特徴とす
る混練装置における混練用ロータ。 - 【請求項３】 各ロータの副混練翼のうち、少なくとも
１個を除き他の副混練翼の外周に適宜深さの切り込みを
形成しことを特徴とする請求項１または２記載の混練装
置における混練用ロータ。 - 【請求項４】 各ロータのそれぞれの副混練翼の外周に
適宜深さの切り込みを形成すると共に、それぞれの該切
り込みは互いにその位置をずらして形成したことを特徴
とする請求項１または２記載の混練装置における混練用
ロータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8327538A JPH10151334A (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | 混練装置における混練用ロータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8327538A JPH10151334A (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | 混練装置における混練用ロータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10151334A true JPH10151334A (ja) | 1998-06-09 |
Family
ID=18200218
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8327538A Pending JPH10151334A (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | 混練装置における混練用ロータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10151334A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100306618B1 (ko) * | 1999-08-24 | 2001-09-24 | 이용동 | 음식 폐기물 세단 처리장치 |
| JP2006007039A (ja) * | 2004-06-23 | 2006-01-12 | Dainippon Printing Co Ltd | 固液混合物の分配供給装置 |
| JP2007152191A (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-21 | Nikko Co Ltd | 二軸ミキサ |
| WO2010082580A1 (ja) * | 2009-01-19 | 2010-07-22 | 株式会社神戸製鋼所 | 混練ロータ、バッチ式混練機および材料混練方法 |
| KR101426986B1 (ko) * | 2011-03-31 | 2014-08-06 | 코오롱인더스트리 주식회사 | 로터 및 이를 포함하는 표면 결정화장치 |
| JP5620539B1 (ja) * | 2013-05-14 | 2014-11-05 | 登 井上 | 粉粒体混合方法及び粉粒体混合装置 |
| WO2015046318A1 (ja) * | 2013-09-26 | 2015-04-02 | 伏虎金属工業株式会社 | ブレンダおよびブレンダ付きポンプ |
-
1996
- 1996-11-22 JP JP8327538A patent/JPH10151334A/ja active Pending
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100306618B1 (ko) * | 1999-08-24 | 2001-09-24 | 이용동 | 음식 폐기물 세단 처리장치 |
| JP2006007039A (ja) * | 2004-06-23 | 2006-01-12 | Dainippon Printing Co Ltd | 固液混合物の分配供給装置 |
| JP4498837B2 (ja) * | 2004-06-23 | 2010-07-07 | 大日本印刷株式会社 | 固液混合物の分配供給装置 |
| JP2007152191A (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-21 | Nikko Co Ltd | 二軸ミキサ |
| JP4617248B2 (ja) * | 2005-12-02 | 2011-01-19 | 日工株式会社 | 二軸ミキサ |
| JP4568785B2 (ja) * | 2009-01-19 | 2010-10-27 | 株式会社神戸製鋼所 | 混練ロータ |
| JP2010162511A (ja) * | 2009-01-19 | 2010-07-29 | Kobe Steel Ltd | 混練ロータ |
| WO2010082580A1 (ja) * | 2009-01-19 | 2010-07-22 | 株式会社神戸製鋼所 | 混練ロータ、バッチ式混練機および材料混練方法 |
| US8926166B2 (en) | 2009-01-19 | 2015-01-06 | Kobe Steel, Ltd. | Kneading rotor, batch kneader and method of kneading materials |
| KR101426986B1 (ko) * | 2011-03-31 | 2014-08-06 | 코오롱인더스트리 주식회사 | 로터 및 이를 포함하는 표면 결정화장치 |
| JP5620539B1 (ja) * | 2013-05-14 | 2014-11-05 | 登 井上 | 粉粒体混合方法及び粉粒体混合装置 |
| WO2015046318A1 (ja) * | 2013-09-26 | 2015-04-02 | 伏虎金属工業株式会社 | ブレンダおよびブレンダ付きポンプ |
| JPWO2015046318A1 (ja) * | 2013-09-26 | 2017-03-09 | 伏虎金属工業株式会社 | ブレンダおよびブレンダ付きポンプ |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| RU2581087C2 (ru) | Динамический смеситель | |
| US3423074A (en) | Multipurpose continuous mixing and/or kneading apparatus | |
| US4084263A (en) | Kneading and mixing machine | |
| EP2206549B1 (en) | Kneading apparatus | |
| US3652062A (en) | Mixing apparatus | |
| JP2000153520A5 (ja) | ||
| JPH10151334A (ja) | 混練装置における混練用ロータ | |
| JPH09254135A (ja) | 混練物製造用ミキサ | |
| US4478515A (en) | Mortar mixer with triple eight mixing action | |
| US3900187A (en) | Continuous mixing and/or kneading machine with co-wiping single lead screws | |
| AU775556B2 (en) | A batch mixer and a mixing rotor for the same | |
| JP4256330B2 (ja) | 密閉式混練機およびそれに用いられている混練ロータ | |
| US6402360B1 (en) | Internal batch mixing machines and rotors | |
| JPH0729294B2 (ja) | ゴム状物の混練装置 | |
| JP2002025543A (ja) | 鉛蓄電池用活物質ペースト充填装置 | |
| EP0483727B1 (en) | Horizontal-type biaxial kneader | |
| JP6132136B2 (ja) | 二軸押出混練装置および二軸押出混練装置を用いた電極ペーストの製造方法 | |
| WO2005000455A1 (ja) | 二軸混合機 | |
| CN210064546U (zh) | 一种储料仓 | |
| JP4059453B2 (ja) | 二軸コンクリートミキサ | |
| JP2002536204A (ja) | 多軸押し出し機スクリューブッシュと押し出し機 | |
| EP1005969A1 (en) | Rotor for mixing elastomers having a variable flange or flight angle | |
| US5741066A (en) | Helical ribbon mixer | |
| JPS63286303A (ja) | ゴム状物の混練装置 | |
| JP6870018B2 (ja) | 混練撹拌装置用撹拌翼構造 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060714 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060725 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061121 |