JP2014219460A - 電子写真感光体、電子写真画像形成方法及び電子写真画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
当該バインダー樹脂が、架橋性の重合性化合物を重合して得られた樹脂を含有し、
当該有機粒子が、スチレン−アクリル樹脂粒子、ポリスチレン樹脂粒子又はシリコーン樹脂粒子のいずれかであることを特徴とする電子写真感光体。
本発明の電子写真感光体は、導電性支持体上に感光層と表面保護層とを順次積層した電子写真感光体であって、当該表面保護層が、金属酸化物粒子とバインダー樹脂と有機粒子とを含有し、当該バインダー樹脂が、架橋性の重合性化合物を重合して得られた樹脂を含有し、当該有機粒子が、スチレン−アクリル樹脂粒子、ポリスチレン樹脂粒子又はシリコーン樹脂粒子のいずれかであることを特徴とする。
(1)導電性支持体上に、電荷発生層と電荷輸送層、及び表面保護層を順次積層した層構成
(2)導電性支持体上に、電荷輸送物質と電荷発生物質とを含有する単層の感光層、及び表面保護層を順次積層した層構成
(3)導電性支持体上に、中間層、電荷発生層、電荷輸送層、及び表面保護層を順次積層した層構成
(4)導電性支持体上に、中間層、電荷輸送物質と電荷発生物質とを含有する単層の感光層、及び表面保護層を順次積層した層構成
本発明の感光体は、上記(1)〜(4)のいずれの層構成のものでもよく、これらの中でも、導電性支持体上に、中間層、電荷発生層、電荷輸送層、表面保護層を順次設けて作製された層構成のものが特に好ましい。
本発明の感光体は、導電性支持体上に少なくとも感光層と表面保護層を順次積層した構成のものである。この表面保護層には、金属酸化物粒子とバインダー樹脂と有機粒子とを含有し、当該バインダー樹脂が、架橋性の重合性化合物を重合して得られた樹脂を含有し、当該有機粒子が、スチレン−アクリル樹脂粒子、ポリスチレン樹脂粒子又はシリコーン樹脂粒子のいずれかを含有する。
本発明に係る表面保護層に使用可能な有機粒子は、スチレン−アクリル樹脂粒子、ポリスチレン樹脂粒子又はシリコーン樹脂微粒子のいずれかである。
本発明に係る磁性粉分散型キャリア(バインダー型キャリアともいう。)とは、ポリエステル樹脂にフェライト粒子が分散された体積平均粒径が60μmのキャリアであって、以下のようにして作製することができる。
花王(株)製のポリエステル樹脂(ガラス転移点(Tg)が67℃、軟化点(Tm)が123℃)100質量部とフェライト粒子「MFP−2」(TDK(株)製)500質量部とカーブンブラック「ケッチェンブラックEC」(ライオン(株)製)2質量部及びシリカ「アエロジル#200」(日本アエロジル(株)製)1.5質量部とをヘンシェルミキサーで十分混合し、二軸押出混練機にて溶融混練し、この混合物を冷却し、粗粉砕した後、粉砕・分級して、磁性粒子を得る。この磁性粒子を300℃で1分間加熱処理を行い、体積平均粒径60μmのキャリア粒子を得る。
有機粒子の帯電量の測定は、ブローオフ帯電量測定装置「TB−200」(東芝ケミカル社製)を用いて測定することができる。
(1)室温・50%RHの環境下で、試料10g(磁性粉分散型キャリアキャリア98質量部と有機粒子2質量部とを混合したものを20cm3のガラス瓶に入れ、ガラス瓶をタップデンサー「タッピングデンサーKYT−2000」(セイシン企業社製)に入れ、ガラス瓶を10000回振とうする。
(2)上記ガラス瓶より、試料1.0gを測定セルに入れ、セルを電子天秤に載せ、0点に合わせる。
(3)セルをブローオフ帯電量測定装置「TB−200」にセットし、測定ボタンを押し、ブロー圧力9.8×104Pa(1kgf/cm2)で窒素ガスを60秒間ブローし、表示される電荷量Q(μC)を記録する。
(4)セルを装置から外し、前述の電子天秤にセルを載せ、セルの質量を測定し、飛翔した有機粒子分の質量m(g)を記録する。
(5)上記のようにして得られた電荷量Q(μC)とブローオフした有機粒子の質量m(g)から、帯電量Q/m(μC/g)を計算により求める。
有機粒子の個数平均一次粒径の測定は、以下のようにして求めることができる。
本発明に係る表面保護層に含有されるバインダー樹脂は、架橋性の重合性化合物を重合して得られた樹脂を含有する。架橋性の重合性化合物としては、ラジカル重合性反応基を二つ以上有するラジカル重合性の化合物が好ましく、ラジカル重合性化合物としては、ラジカル重合性反応基として、アクリロイル基又はメタクリロイル基の少なくともいずれかを有するラジカル重合性単量体が好ましい。
本発明に係る表面保護層は金属酸化物粒子を含有すると耐摩耗性が向上するので好ましい。金属酸化物粒子としては、例えば、シリカ粒子、酸化マグネシウム粒子、酸化亜鉛粒子、アルミナ(酸化アルミニウム)粒子、酸化ジルコニウム粒子、酸化スズ粒子、酸化チタン粒子、酸化ニオブ粒子、酸化モリブデン粒子及び酸化バナジウム粒子等が例示されるが、中でも、酸化スズ粒子、酸化チタン粒子、アルミナ(酸化アルミニウム)粒子及び酸化亜鉛粒子が好ましい。また、金属酸化物粒子の個数平均一次粒径は1〜300nmの範囲内であることが好ましい。特に好ましくは3〜100nmの範囲内である。金属酸化物粒子の個数平均一次粒径が、上記範囲内であると表面保護層の透過性が得られるので好ましい。
本発明に係る表面保護層に含有される金属酸化物粒子は、表面処理剤で処理されたものであることが好ましく、更に反応性有機基を有する表面処理剤で表面処理されたものがより好ましい。
本発明に係る表面処理剤としては、金属酸化物粒子の表面に存在するヒドロキシ基等と反応する表面処理剤が好ましく、これらの表面処理剤としては、シランカップリング剤、チタンカップリング剤等が挙げられる。また、本発明においては、表面保護層の硬度を更に高くする目的で、反応性有機基を有する表面処理剤が好ましく、反応性有機基を有する表面処理剤としては、ラジカル重合性反応基を有する表面処理剤が好ましい。これらのラジカル重合性反応基は、本発明に係る架橋性の重合性化合物とも反応して強固な保護膜を形成することができる。ラジカル重合性反応基を有する表面処理剤としては、ビニル基、アクリロイル基又はメタクリロイル基などのラジカル重合性反応基を有するシランカップリング剤が好ましく、このようなラジカル重合性反応基を有する表面処理剤の例としては、下記のような公知の化合物を挙げることができる。
S−2:CH2=CHSi(OCH3)3
S−3:CH2=CHSiCl3
S−4:CH2=CHCOO(CH2)2Si(CH3)(OCH3)2
S−5:CH2=CHCOO(CH2)2Si(OCH3)3
S−6:CH2=CHCOO(CH2)2Si(OC2H5)(OCH3)2
S−7:CH2=CHCOO(CH2)3Si(OCH3)3
S−8:CH2=CHCOO(CH2)2Si(CH3)Cl2
S−9:CH2=CHCOO(CH2)2SiCl3
S−10:CH2=CHCOO(CH2)3Si(CH3)Cl2
S−11:CH2=CHCOO(CH2)3SiCl3
S−12:CH2=C(CH3)COO(CH2)2Si(CH3)(OCH3)2
S−13:CH2=C(CH3)COO(CH2)2Si(OCH3)3
S−14:CH2=C(CH3)COO(CH2)3Si(CH3)(OCH3)2
S−15:CH2=C(CH3)COO(CH2)3Si(OCH3)3
S−16:CH2=C(CH3)COO(CH2)2Si(CH3)Cl2
S−17:CH2=C(CH3)COO(CH2)2SiCl3
S−18:CH2=C(CH3)COO(CH2)3Si(CH3)Cl2
S−19:CH2=C(CH3)COO(CH2)3SiCl3
S−20:CH2=CHSi(C2H5)(OCH3)2
S−21:CH2=C(CH3)Si(OCH3)3
S−22:CH2=C(CH3)Si(OC2H5)3
S−23:CH2=CHSi(OCH3)3
S−24:CH2=C(CH3)Si(CH3)(OCH3)2
S−25:CH2=CHSi(CH3)Cl2
S−26:CH2=CHCOOSi(OCH3)3
S−27:CH2=CHCOOSi(OC2H5)3
S−28:CH2=C(CH3)COOSi(OCH3)3
S−29:CH2=C(CH3)COOSi(OC2H5)3
S−30:CH2=C(CH3)COO(CH2)3Si(OC2H5)3
S−31:CH2=CHCOO(CH2)2Si(CH3)2(OCH3)
S−32:CH2=CHCOO(CH2)2Si(CH3)(OCOCH3)2
S−33:CH2=CHCOO(CH2)2Si(CH3)(ONHCH3)2
S−34:CH2=CHCOO(CH2)2Si(CH3)(OC6H5)2
S−35:CH2=CHCOO(CH2)2Si(C10H21)(OCH3)2
S−36:CH2=CHCOO(CH2)2Si(CH2C6H5)(OCH3)2
表面処理するに際して、金属酸化物粒子100質量部に対し、表面処理剤0.1〜100質量部、溶媒50〜5000質量部を用いて湿式メディア分散型装置を使用して処理することが好ましい。また、乾式でも処理することができる。
本発明に係る表面保護層に含有される滑剤粒子としては、例えば、フッ素原子含有樹脂粒子を加えることができる。フッ素原子含有樹脂粒子としては、四フッ化エチレン樹脂、三フッ化塩化エチレン樹脂、六フッ化塩化エチレンプロピレン樹脂、フッ化ビニル樹脂、フッ化ビニリデン樹脂、二フッ化二塩化エチレン樹脂及びこれらの共重合体が挙げられ、これらの中から1種あるいは2種以上を適宜選択するのが好ましいが、特に四フッ化エチレン樹脂及びフッ化ビニリデン樹脂が好ましい。
表面保護層は、有機粒子、架橋性の重合性化合物、金属酸化物粒子、必要に応じて、その他のバインダー樹脂、重合開始剤、滑剤粒子等を添加して調製した塗布液を、公知の方法により感光層表面に塗布し、自然乾燥又は熱乾燥を行い、硬化処理して作製することができる。表面保護層の膜厚は、0.2〜10μmの範囲が好ましく、0.5〜6μmの範囲がより好ましい。
表面保護層の形成に使用される溶媒としては、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、2−メチル−2−プロパノール、ベンジルアルコール、メチルイソプロピルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサン、トルエン、キシレン、メチレンクロライド、酢酸エチル、酢酸ブチル、2−メトキシエタノール、2−エトキシエタノール、テトラヒドロフラン、1−ジオキサン、1,3−ジオキソラン、ピリジン及びジエチルアミン等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
本発明に係る表面保護層に使用可能な架橋性の重合性化合物を重合反応させる方法としては、電子線開裂反応を利用する方法やラジカル重合開始剤の存在下で光や熱を利用する方法等により重合反応を行うことができる。ラジカル重合開始剤を用いて重合反応を行う場合、重合開始剤として光重合開始剤、熱重合開始剤のいずれも使用することができる。また、光、熱の両方の開始剤を併用することもできる。
本発明では、表面保護層の重合反応は、塗布膜に活性線を照射してラジカルを発生して重合し、かつ分子間及び分子内で架橋反応による架橋結合を形成して硬化し、硬化樹脂を生成することが好ましい。活性線としては、紫外線、可視光などの光や電子線が好ましく、使いやすさ等の見地から紫外線が特に好ましい。
本発明の感光体に用いられる支持体は、導電性を有するものであればいずれのものでもよく、例えば、アルミニウム、銅、クロム、ニッケル、亜鉛及びステンレスなどの金属をドラム又はシート状に成形したもの、アルミニウムや銅などの金属箔をプラスチックフィルムにラミネートしたもの、アルミニウム、酸化インジウム及び酸化スズなどをプラスチックフィルムに蒸着したもの、導電性物質を単独又はバインダー樹脂とともに塗布して導電層を設けた金属、プラスチックフィルム及び紙などが挙げられる。
本発明の感光体は、導電性支持体と感光層の中間にバリアー機能と接着機能を有する中間層を設けることができる。中間層は、カゼイン、ポリビニルアルコール、ニトロセルロース、エチレン−アクリル酸共重合体、ポリアミド、ポリウレタン及びゼラチン等のバインダー樹脂を公知の溶媒に溶解させて浸漬塗布等により形成させることができる。前記バインダー樹脂の中でもアルコール可溶性のポリアミド樹脂が好ましい。
前述したように、本発明の感光体を構成する感光層は、電荷発生機能と電荷輸送機能を一つの層に付与した単層構成の他に、電荷発生層(CGL)と電荷輸送層(CTL)に感光層の機能を分離させた層構成のものがより好ましい。このように、機能分離型の層構成とすることにより、繰り返し使用に伴う残留電位の上昇を小さく制御できる他、各種の電子写真特性を目的に合わせて制御しやすいメリットがある。負帯電性感光体は中間層の上に電荷発生層(CGL)、その上に電荷輸送層(CTL)を設ける構成をとり、正帯電性感光体は中間層の上に電荷輸送層(CTL)、その上に電荷発生層(CGL)を設ける構成をとる。好ましい感光層の層構成は前記機能分離構造を有する負帯電感光体である。
電荷発生層は、電荷発生物質(CGM)とバインダー樹脂を含有するもので、電荷発生物質をバインダー樹脂溶液中に分散させてなる塗布液を塗布して形成されたものが好ましい。
電荷輸送層は、少なくとも層内に電荷輸送物質(CTM)とバインダー樹脂を含有するものであり、電荷輸送物質をバインダー樹脂溶液中に溶解、塗布して形成される。
本発明の感光体を構成する中間層、電荷発生層、電荷輸送層、表面保護層等の各層は公知の塗布方法により形成することができる。具体的には、浸漬コーティング法、スプレーコーティング法、スピンナーコーティング法、ビードコーティング法、ブレードコーティング法、ビームコーティング法及び円形量規制型塗布法(円形スライドホッパー塗布方法)等が挙げられる。なお、円形量規制型塗布方法については、例えば、特開昭58−189061号公報及び特開2005−275373号公報に記載されている。
本発明の感光体は、電子写真方式の公知の種々の画像形成方法において用いることができる。例えば、モノクロの画像形成方法やフルカラーの画像形成方法に用いることができる。フルカラーの画像形成方法では、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各々に係る4種類のカラー現像装置と、一つの感光体とにより構成される4サイクル方式の画像形成方法や、各色に係るカラー現像装置及び感光体を有する画像形成ユニットを、それぞれ色別に搭載するタンデム方式の画像形成方法など、いずれの画像形成方法も用いることができる。
本発明の電子写真画像形成装置について説明する。
(表面処理金属酸化物粒子1の作製)
金属酸化物粒子として個数平均一次粒径20nmの「酸化スズ」100質量部、重合性表面処理剤として「例示化合物S−13」30質量部、メチルエチルケトン1000質量部を湿式サンドミル(径0.5mmのアルミナビーズ)に入れ、30℃にて6時間混合、その後、メチルエチルケトンとアルミナビーズを濾別し、60℃にて乾燥し「表面処理金属酸化物粒子1」を作製した。
表面処理金属酸化物粒子1の作製において、金属酸化物粒子と表面処理剤を表1のように変更した他は同様にして、表面処理金属酸化物粒子2〜6を作製した。
<感光体1の作製>
下記のようにして感光体1を作製した。
下記組成の分散液を同じ溶媒にて二倍に希釈し、一夜静置後に濾過(フィルター;日本ポール社製リジメッシュ5μmフィルター使用)し、中間層塗布液を調製した。
酸化チタン:「SMT500SAS」(テイカ社製) 3質量部
メタノール 10質量部
分散機としてサンドミルを用いて、バッチ式で10時間の分散を行った。
電荷発生物質:Y−TiPh(チタニルフタロシアニン顔料(Cu−Kα特性X線回折スペクトル測定で、少なくとも27.3°の位置に最大回折ピークを有するチタニルフタロシアニン顔料)) 20質量部
ポリビニルブチラール樹脂:「#6000−C」(電気化学工業社製)10質量部
酢酸t−ブチル 700質量部
4−メトキシ−4−メチル−2−ペンタノン 300質量部
を混合し、サンドミルを用いて10時間分散し、電荷発生層塗布液を調製した。この塗布液を前記中間層の上に浸漬塗布法で塗布し、乾燥膜厚0.3μmの電荷発生層を形成した。
電荷輸送物質:4,4′−ジメチル−4″−(β−フェニルスチリル)トリフェニルアミン 225質量部
バインダー:ポリカーボネートZ「Z300」(三菱ガス化学社製)300質量部
酸化防止剤:「Irganox1010」(BASFジャパン社製) 6質量部
テトラヒドロフラン 1600質量部
トルエン 400質量部
シリコーンオイル:「KF−54」(信越化学社製) 1質量部
を混合し、溶解して電荷輸送層塗布液を調製した。この塗布液を前記電荷発生層の上に浸漬塗布法で塗布し、乾燥膜厚20μmの電荷輸送層を形成した。
有機粒子:シリコーン樹脂粒子(個数平均一次粒径0.8μm)「X−52−854」(信越化学(株)製) 30質量部
表面処理金属酸化物粒子1 150質量部
重合性化合物(例示化合物M1) 100質量部
重合開始剤:「イルガキュアー819」(BASFジャパン社製)12.5質量部
2−ブタノール 510質量部
上記成分を混合撹拌し、十分に溶解・分散し、表面保護層塗布液を調製した。この塗布液を先に電荷輸送層まで作製した感光体上に円形スライドホッパー塗布機を用いて、表面保護層を塗布した。塗布後、キセノンランプを用いて紫外線を1分間照射して、乾燥膜厚2.0μmの表面保護層を得た。このようにして「感光体1」を作製した。
表面保護層の構成を表2のようにした他は感光体1と同様にして感光体2〜18を作製した。
評価に用いた現像剤は、以下のようにして作製した。
(1)コア部用樹脂微粒子〔1〕の作製
下記に示す第1段重合、第2段重合及び第3段重合を経て多層構造を有するコア部用樹脂微粒子〔1〕を作製した。
撹拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入装置を取り付けた反応容器に、ポリオキシエチレン−2−ドデシルエーテル硫酸ナトリウム4質量部をイオン交換水3040質量部に溶解させた界面活性剤溶液を仕込み、窒素気流下230rpmの撹拌速度で撹拌しながら、内温を80℃に昇温させた。この界面活性剤溶液に、重合開始剤(過硫酸カリウム:KPS)10質量部をイオン交換水400質量部に溶解させた重合開始剤溶液を添加し、温度を75℃とした後、スチレン532質量部、n−ブチルアクリレート200質量部、メタクリル酸68質量部、n−オクチルメルカプタン16.4質量部からなる単量体混合液を1時間かけて滴下し、この反応系を75℃にて2時間加熱、撹拌することによって重合(第1段重合)を行い、樹脂微粒子〔A1〕の分散液を調製した。なお、第1段重合で作製した樹脂微粒子〔A1〕の質量平均分子量(Mw)は16500であった。
撹拌装置を取り付けたフラスコ内において、スチレン101.1質量部、n−ブチルアクリレート62.2質量部、メタクリル酸12.3質量部、n−オクチルメルカプタン1.75質量部からなる単量体混合液に、離型剤として、パラフィンワックス「HNP−57」(日本精蝋社製)93.8質量部を添加し、90℃に加温して溶解させた。
上記樹脂微粒子〔A2〕の分散液に、過硫酸カリウム5.45質量部をイオン交換水220質量部に溶解させた重合開始剤溶液を添加し、80℃の温度条件下で、スチレン293.8質量部、n−ブチルアクリレート154.1質量部、n−オクチルメルカプタン7.08質量部からなる単量体混合液を1時間かけて滴下した。滴下終了後、2時間加熱撹拌することにより重合(第3段重合)を行った後、28℃まで冷却しコア部用樹脂微粒子〔1〕の分散液を調製した。なお、コア部用樹脂微粒子〔1〕のMwは26800であった。また、コア部用樹脂微粒子〔1〕の体積平均粒径は125nmであった。さらに、このコア部用樹脂微粒子〔1〕のガラス転移点(Tg)は28.1℃であった。
上記コア部用樹脂微粒子〔1〕の第1段重合において、スチレンを548質量部、2−エチヘキシルアクリレートを156質量部、メタクリル酸を96質量部、n−オクチルメルカプタンを16.5質量部に変更した単量体混合液を用いた以外は同様にして、重合反応及び反応後の処理を行い、シェル層用樹脂微粒子〔1〕の分散液を調製した。なお、シェル層用樹脂微粒子〔1〕のTgは53.0℃であった。
ドデシル硫酸ナトリウム90質量部をイオン交換水1600質量部に添加し、この溶液を撹拌しながら、カーボンブラック「リーガル330R」(キャボット社製)420質量部を徐々に添加し、次いで、撹拌装置「クレアミックス」(エム・テクニック社製)を用いて分散処理することにより、着色剤微粒子が分散されてなる着色剤微粒子分散液〔1〕を調製した。
(a)コア部〔1〕の形成
コア部用樹脂微粒子〔1〕の分散液420質量部(固形分換算)と、イオン交換水900質量部と、着色剤微粒子分散液〔1〕100質量部とを、温度センサー、冷却管、窒素導入装置、撹拌装置を取り付けた反応容器に入れて撹拌した。反応容器内の温度を30℃に調整した後、この溶液に5モル/リットルの水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを8〜11に調整した。
次いで、65℃においてシェル層用樹脂微粒子〔1〕の分散液46.8質量部(固形分換算)を添加し、さらに塩化マグネシウム・6水和物2質量部をイオン交換水60質量部に溶解した水溶液を、10分間かけて添加した後、80℃(シェル化温度)まで昇温し、1時間撹拌を継続し、コア部〔1〕の表面に、シェル層用樹脂微粒子〔1〕の微粒子を融着させた後、80℃(シェル熟成温度)で所定の円形度まで熟成処理を行い、シェル層を形成させた。ここで、塩化ナトリウム40.2質量部をイオン交換水1000質量部に溶解した水溶液を加え、8℃/分の条件で30℃まで冷却し、生成した融着粒子を濾過し、45℃のイオン交換水で繰り返し洗浄し、その後、40℃の温風で乾燥することにより、コア部表面にシェル層を有する、体積基準におけるメディアン径(D50)が5.9μm、Tgが31℃のトナー母体粒子〔1〕を得た。
乾燥されたトナー母体粒子〔1〕100質量部に、シリカ「RX−200」(HMDS処理、数平均一次粒径12nm;日本アエロジル社製)を0.75質量部、疎水性二酸化チタン(個数平均一次粒径20nm)を0.5質量部添加し、ヘンシェルミキサー「FM10B」(三井三池化工機社製)を用いて撹拌羽根周速を40m/秒、処理温度30℃で15分間混合し、その後、目開き90μmの篩を用いて粗大粒子を除去することにより、トナー1を作製した。
フェライトコア100質量部とシクロヘキシルメタクリレート/メチルメタクリレート(共重合比5/5)の共重合体樹脂粒子5質量部とを、撹拌羽根付き高速混合機に投入し、120℃で30分間撹拌混合して機械的衝撃力の作用でフェライトコアの表面に樹脂コート層を形成させることにより、体積基準のメディアン径が50μmであるキャリアを得た。
トナー1に対して、上記のキャリアをトナー濃度が6%となるように添加し、ミクロ型V型混合機(筒井理化学器械(株)製)によって回転速度45rpmで30分間混合することにより、現像剤1を製造した。
前述のようにして作製した感光体1〜18について、以下のようにして評価を行った。
得られた感光体をコニカミノルタ社製デジタル印刷システム「bizhub PRESS1250」に搭載し評価を行った。評価は、印字面積率5%のA4原稿を用いて、装置のラインスピードを600mm/secにして、30万コピー実写することにより行った。なお、環境は室温・50%RH環境下で行った。
かぶりの評価について、室温・50%RHで、初期及び上記の耐久試験後、白ベタ画像を20枚プリントし、20枚目の画像をスキャナーでスキャンした。このスキャン画像を画像編集ソフト「フォトショップCS6」(アドビシステムズ(株)製)で取り込み、モノクロ画像に変換した。その後、同ソフトにてスキャン画像の黒率を算出した。この黒率を黒化率として評価した。10点平均した値を採用した。ここでは、白地部にトナーがかぶった部分が黒として、認識される。黒化率とは、画像の黒点部分の面積率を表し、ベタ黒画像は黒化率100%、白紙は0%となる。
◎:0.05%未満
○:0.05%以上0.15%未満
△:0.15%以上0.3%未満
×:0.3%以上
<結果>
以上のようにして評価した結果を表3に示した。
2 感光層
3 中間層
4 電荷発生層
5 電荷輸送層
6 表面保護層
7a 有機粒子
7b 金属酸化物粒子
1Y、1M、1C、1Bk 感光体ドラム
2Y、2M、2C、2Bk 帯電手段
3Y、3M、3C、3Bk 露光手段
4Y、4M、4C、4Bk 現像手段
6Y、6M、6C、6Bk クリーニング手段
10Y、10M、10C、10Bk 画像形成ユニット
Claims (10)
- 導電性支持体上に、少なくとも感光層と表面保護層とを順次積層した電子写真感光体であって、当該表面保護層が、金属酸化物粒子とバインダー樹脂と有機粒子とを含有し、
当該バインダー樹脂が、架橋性の重合性化合物を重合して得られた樹脂を含有し、
当該有機粒子が、スチレン−アクリル樹脂粒子、ポリスチレン樹脂粒子又はシリコーン樹脂粒子のいずれかであることを特徴とする電子写真感光体。 - 前記有機粒子の個数平均一次粒径が、0.01〜5.00μmの範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の電子写真感光体。
- 前記有機粒子を磁性粉分散型キャリアと混合し、ブローオフ法で測定したとき、当該有機粒子の帯電量が、−400〜−20μC/gの範囲内であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子写真感光体。
- 前記有機粒子が、架橋された樹脂を含有することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の電子写真感光体。
- 前記架橋性の重合性化合物が、重合性官能基を2個以上有し、当該重合性官能基がアクリロイル基及びメタクリロイル基から選択される少なくともいずれかを有する重合性化合物であることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の電子写真感光体。
- 前記金属酸化物粒子が、酸化スズ粒子、酸化チタン粒子、アルミナ粒子又は酸化亜鉛粒子のいずれかであることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の電子写真感光体。
- 前記金属酸化物粒子が、反応性有機基を有する表面処理剤で表面処理されたものであることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の電子写真感光体。
- 前記表面保護層が、前記架橋性の重合性化合物100質量部に対して、前記有機粒子を5〜100質量部の範囲内で含有することを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の電子写真感光体。
- 請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載の電子写真感光体を用いた電子写真画像形成方法であって、少なくとも、帯電工程、露光工程、現像工程及び転写工程を有し、当該現像工程で用いられる静電潜像現像用トナーが、スチレン−アクリル樹脂を含有することを特徴とする電子写真画像形成方法。
- 請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載の電子写真感光体を用いた電子写真画像形成装置であって、少なくとも、帯電手段、露光手段、現像手段及び転写手段を有し、当該現像手段で用いられる静電潜像現像用トナーが、スチレン−アクリル樹脂を含有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
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