JP2014215960A - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】添付ファイル付の電子メールに関するファイルのうち、ユーザが選択したファイルを取り込んで印刷対象ファイルとすることができる仕組みを提供する。【解決手段】情報処理装置100が、メールアプリケーションにより生成されたメールファイルを入力し、メールファイルに添付ファイルが含まれるか否かを判定し、メールファイルに添付ファイルが含まれると判定された場合、取り込まれるファイルの選択を受け付け、選択されたファイルに基づいて電子バインダを作成する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびコンピュータプログラムに関する。
インターネットなどのネットワークに接続されたパーソナルコンピュータ(PC)などの間で電子メールを送受信することが行なわれている。この電子メールは、ユーザ毎に所有する電子メールアドレスを用いて送受信される。また、この電子メールは、インターネット内のメールサーバに一旦蓄積される。ユーザは、予めPC内に設定されているユーザIDやパスワードを用いて、該当する電子メールアドレスを持つ電子メールをメールサーバから受信し、受信したメールをPCの画面上で確認する。また、ユーザは、画像などの情報を添付ファイルとして電子メールに添付することが可能である。このとき、ユーザは、内容の確認や配布のために添付ファイルを印刷する場合がある。特許文献1は、電子メールに添付ファイルが添付されている場合、電子メール本文に加えて電子メールに添付されている添付ファイルを自動で印刷する画像処理装置を開示している。
特開2010−67140号公報
しかしながら、特許文献1が開示する画像処理装置では、電子メールの本文および添付ファイルの全てが印刷対象となる。そのため、ユーザにとって不要な内容が印刷されるおそれがあった。
本発明の一実施形態の情報処理装置は、メールアプリケーションにより生成されたメールファイルを入力する入力手段と、前記メールファイルに添付ファイルが含まれるか否かを判定する判定手段と、前記メールファイルに添付ファイルが含まれると判定された場合、取り込まれるファイルの選択を受け付ける選択手段と、前記選択により取り込まれたファイルに基づいて電子バインダを作成する作成手段とを備える。
本発明の情報処理装置によれば、添付ファイル付の電子メールに関するファイルのうち、ユーザが選択したファイルに基づいて印刷対象の電子バインダを作成することができるので、無駄な印刷を防ぐことが可能となる。
本発明の一実施形態のデータ処理システムの構成例を示す図である。 情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。 画像処理装置のハードウェア構成例を示す図である。 電子バインダアプリケーションのソフトウェア構成例を示す図である。 文書データの構造と属性情報の内容の一例を示す模式図である。 複数の電子文書を電子バインダに変換するときの一例を示す図である。 アイコンにドラッグアンドドロップされた電子文書の表示例を示す。 変換設定ダイアログにおける文書変換設定の画面例を示す。 ドラッグアンドドロップによる電子バインダ作成のフロー図である。 変換設定ダイアログが画面上に表示されるまでのフローを示す。 電子バインダの章を作成するときの処理フロー図である。 電子バインダを作成するときの詳細な処理フロー図である。 変換設定ダイアログを表示せずに印刷を行う際の処理フロー図である。 変換設定ダイアログにおける文書変換設定の別の画面例を示す。
(実施例1)
[システム構成]
図1は、本発明の一実施形態におけるデータ処理システムの構成を示す図である。データ処理システムは、情報処理装置100と画像処理装置101,102を備える。情報処理装置100と画像処理装置101,102はネットワーク103を介して通信可能である。ネットワーク103は、本実施形態ではLAN(Local Area Network)であり、有線・無線を問わない。情報処理装置100は、ユーザが画像処理装置101及び102に対して印刷やファクス送信を指示するために使用する汎用的なコンピュータである。画像処理装置101,102は、プリンタ機能、ファクス機能、コピー機能、スキャナ機能、ファイル送信機能等を備える複合機であるが、プリンタ機能のみを備えた装置であってもよい。なお、情報処理装置100には、所定のオペレーティングシステム(OS)がインストールされ、かつ、特定の機能処理を実行する各種のアプリケーションもインストールされている。ここで、特定の機能処理とは、文書処理、表計算処理、プレゼンテーション処理、画像処理、図形処理等が含まれる。また、メールサーバなどを介してメールを送受信するメールアプリケーションもインストールされている。各アプリケーションはそれぞれ独自のデータ構造(ファイル構造)を備える。さらに、OSは、各ファイルの識別子を参照して対応するアプリケーションに印刷指示を行える構成となっている。
また、情報処理装置100には、電子バインダアプリケーションがインストールされている。電子バインダアプリケーションは、拡張子が異なるなど、複数の異なる電子文書から統一的な電子文書形式に変換する機能を備える。また、電子バインダアプリケーションは、メールアプリケーションにより生成されたメールファイルの電子メールデータの本文と添付ファイルを電子文書形式に変換する機能も備えている。なお、以降では、電子メールデータを単にメールデータと記載することもある。本実施形態において、メールファイルとは、メールアプリケーションにより生成されたメールデータ全体を指し、本文と添付ファイルを含むものとする。また、添付ファイルとは、メールファイルに添付された電子文書を指し、本文以外のメールデータが添付される場合もある。また、電子バインダとは、ユーザにより選択されたファイルが取り込まれ、一つの統一された文書に変換処理が施されたファイルを指す。そのため電子バインダは、電子バインダファイルと呼んでも良い。
[ハードウェア構成(情報処理装置)]
図2は、図1に示した情報処理装置100のハードウェア構成を示す図である。図2に示すように、情報処理装置100は、CPU201、表示部202、RAM203、ROM204、入力デバイス205、外部メモリ206、IO207を備える。各ユニットは、バスを介して接続されている。CPUは、Central Processing Unitの略称である。RAMは、Random Access Memoryの略称である。ROMは、Read Only Memoryの略称である。
CPU201は、ROM204や外部メモリ206に記憶された各種プログラムやアプリケーションをRAM203に読み出し、解析し、各種処理を実行する。例えば、ROM204には、情報処理装置100の動作を制御するための制御プログラムが記憶されており、CPU201は該制御プログラムを実行して情報処理装置100全体の動作を制御する。外部メモリ206は、HDD(ハードディスクドライブ)やFDD(フレキシブルディスクドライブ)であるが、これらに限定されるものではない。また、各種プログラムや実行情報は、RAM203、ROM204、外部メモリ206のいずれかの記憶部に記憶されていればよい。
表示部202は、ユーザに視覚的な出力情報のフィードバックを与える。入力デバイス205は、キーボードやポインティングデバイスなどのユーザ操作入力を受信する。IO(Input/Output)207は、外部機器との通信を行うインターフェースデバイスである。なお、周辺機器との接続形態は有線/無線を問わない。情報処理装置100は、IO207を介して画像処理装置101,102と接続する。なお、本実施形態の制御方法は、図2に示す情報処理装置の制御方法である。また、本実施形態のコンピュータプログラムは、この制御方法をコンピュータに実行させる。
[ハードウェア構成(画像処理装置)]
図3は、図1に示した画像処理装置101及び102内のハードウェア構成を説明するブロック図である。なお、本実施例では、スキャナ機能と、プリンタ機能と、そしてファクス機能を有する複合機(MFP(Multi−Function Peripheral))の例を示す。以下では、画像処理装置101を例にハードウェア構成を説明する。画像処理装置101は、IO301、I/F制御部302、RAM303、RAM制御部304、画像データ調歩回路305、プリンタエンジン306、EngineI/F307、メインコントローラ308を備える。また、画像処理装置101は、スキャナコントローラ309、プリンタコントローラ310、ファクスコントローラ311、ユーザインタフェース312、スキャナエンジン313を備える。
I/O301は、ネットワーク(LAN)103などの通信媒介を介して情報処理装置100と接続している。I/O301は、複数の接続形態に対応するために複数個搭載されていてもよい。画像処理装置101は、I/Oを介してデバイスIDやスキャンイメージを情報処理装置100に渡す。画像処理装置101は、I/Oを介して情報処理装置100から各種の制御コマンドを受けて処理を行う。
I/F制御部302は、画像処理装置101に搭載されているスキャナやプリンタやまたはファクスなどの処理系に関してデバイスIDを発行する制御を行う。RAM303は、一次記憶装置で、I/O301で取得した制御コマンドなどの外部データや、スキャナエンジン313で読み取られたイメージを格納する。さらに、RAM303は、プリンタコントローラ310で展開されたイメージがプリンタエンジン306に渡される前に格納する。RAM制御部304は、RAM303の割り当てを管理する。画像データ調歩回路305は、プリンタコントローラ310やスキャナエンジン313によって取り込まれ、RAM制御部304に展開されたイメージをプリンタエンジン306の回転にあわせて出力する装置である。プリンタエンジン306は紙などの出力メディアにイメージを現像する装置である。
メインコントローラ308は、画像処理装置101全体の動作を制御する。例えば、メインコントローラ308は、エンジンI/F307を介してプリンタエンジン306の各種制御を行う。また、メインコントローラ308は、I/O301経由で情報処理装置100より受け取る制御言語を、スキャナコントローラ309、プリンタコントローラ310、またはファクスコントローラ311に適切に振り分ける。さらに、メインコントローラ308は、それぞれのコントローラやユーザインタフェース312から指示を受け、プリンタエンジン306やスキャナエンジン313の制御を行う。
メインコントローラ308と各種コントローラの間の制御インタフェースを統一することにより、一つの周辺機器に複数種類の制御コマンドを処理可能な拡張ボードが搭載可能になる。また現在搭載されている拡張コントローラのデバイスIDを各コントローラより取得し管理するのもメインコントローラ308の役割である。
スキャナコントローラ309は、情報処理装置100から受け付けたスキャン制御コマンドを、メインコントローラ308が解釈可能な内部実行命令に分解する。またスキャナエンジン313で読み取ったイメージをスキャン制御コマンドに変更する。
プリンタコントローラ310は、情報処理装置100から受け付けたページ記述言語を、メインコントローラ308が解釈可能なページ記述言語の展開イメージなどを含む内部実行命令に分解する。展開イメージはプリンタエンジンまで運ばれ、用紙などの出力メディアに印刷される。
ファクスコントローラ311は、情報処理装置100から受け付けたファクス制御言語をイメージに展開し、不図示の公衆回線、又はインターネットを介して他のファクス装置やIP−FAXへ転送する。
ユーザインタフェース312は、メインコントローラ308の各種設定や、スキャナ機能、プリンタ機能、またはFAX機能を直接画像処理装置101で実行する際に、ユーザが指示を行うための入力手段として使用される。スキャナエンジン313は、メインコントローラ308の指示により、光学装置を用いて走査したイメージを読み取り、電気信号に変換してメインコントローラ308に受け渡す。
〔ソフトウェア構成図〕
図4は、情報処理装置100が有する電子バインダアプリケーション400の機能構成の一例を示す図である。電子バインダアプリケーション400は、出力制御部401、文書処理制御部402、入力管理部403、画面表示管理部404を備える。図4に示すように、電子バインダアプリケーション400は、入力デバイス205、表示部202、外部メモリ206などと相互に通信可能である。入力管理部403は、画面表示管理部404により表示された電子バインダアプリケーション400のGUI(グラフィカルユーザインタフェース)を介して、ユーザによる入力デバイス205の操作を検知し、ユーザの操作情報を取得する。画面表示管理部404は、電子バインダアプリケーション400のGUIとして、図7に一例として示すように電子バインダアプリケーション400のアイコンを表示する等、画面表示制御を行う。
出力制御部401は、画像処理装置101(102)へ出力の指示を行う。より具体的には、出力制御部401は、ユーザからの出力指示を入力管理部403経由で受け付けると、その出力指示をもとに対応するプリンタオブジェクトに割り当てられるプリンタドライバへ出力指示を行う。印刷指示の場合は印刷用のプリンタドライバへ、ファクス送信の場合はファクス送信用のプリンタドライバへ出力指示を行う。
指示を受け付けたプリンタドライバは、出力指示として指定された電子バインダを画像処理装置101(102)で解釈可能な出力指示情報に変換する。ここで出力指示情報とは、印刷出力の場合は印刷用のデータ形式(例えば、PDL(Page Description Language)等)に変換することを指す。そして、プリンタドライバは変換した出力指示情報を印刷ジョブとして、ネットワーク103を介して画像処理装置101(102)へ送信する。
文書処理制御部402は、メールアプリケーションにより生成されたメールファイルを、入力管理部403を介して入力し、メールファイルのうち、ユーザにより選択されたファイルを取り込んで電子バインダを作成する。具体的には、拡張子が異なるなど、様々な電子文書や電子メールデータなどのファイルから統一的な電子文書形式に変換する処理等、文書に関する処理を制御する。本明細書において、統一的な電子文書とは、図5を用いて後述するように、拡張子の異なるファイルデータ等が、電子バインダのデータ構造に適合するように変換された一つのファイルを指す。文書処理制御部402は、ユーザからの文書変換指示を入力管理部403経由で受け付けると、その変換指示をもとに変換処理を行う。また、文書処理制御部402は、外部メモリ206から変換前の電子文書および電子メールデータの読み込みや、変換後の電子文書の外部メモリ206への書き込みなどの制御を行う。なお、以降は統一的な電子文書形式の文書のことを電子バインダと記載する。
[電子バインダのデータ構造ならびに属性情報]
図5は、電子バインダのデータ構造ならびに属性情報の内容の一例を模式的に示した図である。図5(A)は、文章、章、ページから成る3層のツリー構造を有する電子バインダのデータ構造を示す。1つの電子バインダは、文書全体属性と章リストとオリジナル文書リストを有す。章リストには、複数の章情報へのリンクが保持される。オリジナル文書リストには、複数のオリジナル文書情報へのリンクが保持される。ここで、オリジナル文書とは、電子バインダに変換する前の文書を示す。オリジナル文書を保持することにより、例えば電子バインダに変換後のデータを誤って削除してしまった場合に、再度オリジナル文書からメールファイル全体を復元することができる等の効果がある。
各章情報は、それぞれ、章ID、章属性、ページリストを有し、ページリストには、複数のページ情報へのリンクが保持される。ページ情報は、それぞれ、ページID、ページデータリンクを有し、ページデータリンクには、ページデータの実体データへのリンクが保持される。各オリジナル文書情報は、それぞれオリジナル文書ID、オリジナル文書データリンクを有し、オリジナル文書データリンクには、変換前の電子文書および電子メールデータの実体データへのリンクが保持される。
図5(B)および図5(C)は、文書全体属性および章属性の例を示すリストである。
文書全体属性に設定されたパラメータは電子バインダ全体を通して有効となる。一方、章属性に設定されたパラメータは当該章のみに有効となり、文書全体属性と重複する場合においても、章属性が優先される。
章属性に章固有の属性が有る場合は、章固有設定フラグがONにセットされ、各設定項目に章固有となるパラメータが設定される。章属性に章固有の属性が無い場合は、章固有設定フラグがOFFにセットされ、各設定項目にはNULLが設定される。
[電子文書から電子バインダへの変換例]
図6は、複数の異なる電子文書および電子メールデータが電子バインダに変換される例を示した図である。図6(A)は、ユーザが拡張子の異なる複数の電子文書「予算.xls」と「カタログ.pdf」を選択した状態で変換操作を実行した場合に行われる変換例を示す。「予算.xls」の各ページは、(拡張子部分を除いた)文書名「予算」を章名とした章に追加される。「カタログ.pdf」の各ページは、(拡張子部分を除いた)文書名「カタログ」を章名とした章に追加される。つまり、図6(A)では、第1章(章名称:予算)として「予算.xls」の各ページを含み、かつ、第2章(章名称:カタログ)として「カタログ.pdf」の各ページを含む電子バインダが生成される。
図6(B)は、電子メールデータを選択した状態で変換操作を実行した場合に行われる変換の例である。電子メールデータには、添付文書として、「実績.xls」、「チラシ.pdf」が添付されている。この場合、電子メールデータの本文のページ、添付文書「実績.xls」、「チラシ.pdf」のページが、電子メールデータの件名「4/1定例の資料」を章名とした章に追加される。電子メールデータに複数の添付文書が添付されている場合でも、電子メールデータを電子バインダに変換することにより、本文と添付文書をまとめて1つのジョブとして印刷することが可能となる。つまり、図6(B)では、第1章(章名称:4/1定例の資料)として本文のページと添付ファイル(実績.xlsとチラシ.pdf)のページを含む電子バインダが生成される。なお、当然ながら、予算.xlsとカタログ.pdfとメールデータの全てを含む電子バインダを生成することも可能である。この処理により生成される電子バインダは、第1章(章名称:予算)として「予算.xls」の各ページを含み、第2章(章名称:カタログ)として「カタログ.pdf」の各ページを含む。また、電子バインダは、第3章として章名称:4/1定例の資料)として本文のページと添付ファイル(実績.xlsとチラシ.pdf)のページを含む。
[変換設定のUI例]
図7は、ユーザが電子バインダアプリケーション400を示すアイコン701上に電子メールデータをドラッグアンドドロップした時のUIを模式的に示した図である。電子メールデータとしては、例えばマイクロソフトのOutlook(登録商標)のメールデータを表すmsgファイルがある。ユーザが電子バインダアプリケーション400を示すアイコン701上に、電子メールデータをドラッグアンドドロップすると、変換の設定を行うダイアログ702が表示される。以降は本ダイアログ702のことを変換設定ダイアログと記載する。変換設定ダイアログ702にはドロップされたデータの情報が表示される(703〜705)。
符号703は電子メールデータの件名を示し、符号704は電子メールデータの本文を示している。符号705は、電子メールデータに添付されている添付文書「添付ファイル.pdf」を示している。符号706は、電子メールデータに添付されている添付文書「添付」であるが、本実施例では拡張子がない文書は電子バインダに変換不可能であり、文書のアイコンの左隣に変換不可能であることを示す×マークが表示されている。なお、変換できない旨の表示方法は×マークを表示する方法に限定するものではなく、例えば、ファイル名の表示部分の色を変える方法や、ファイル名を取り消し線で表示する方法でもよい。
符号707は、変換設定を変更可能なコントロール群であり、ユーザはこれらのコントロールを介した操作により、文書を印刷する際の印刷順序の指定を行ったり、文書を変換対象から削除することが可能である。また、変換設定ダイアログ702上に文書や電子メールデータをドラッグアンドドロップすることで、章に文書や電子メールデータを追加することが可能である。ユーザがOKボタンを押下すると、設定された内容で電子バインダが生成される。ユーザは、ダイアログ702を使って不要な文書(例えば、本文.msgや添付ファイル.pdf)を削除したり、文書の印刷順序を変更することができる。
[変換設定の例]
図8は、ユーザがPCの画面上に表示された変換設定ダイアログで変換設定を行う際に、電子バインダに格納される電子文書とオリジナル文書を示す図である。ダイアログ801は、ユーザが「メールA.msg」と「メールB.msg」を電子バインダアプリケーションのアイコン上にドロップした時に表示される変換設定ダイアログを示している。なお、ダイアログ801は、図7の703−706が表示されていた領域に相当する。「メールA.msg」には、添付文書として、「添付A−1.pdf」「添付A−2.pdf」が添付され、「メールB.msg」には、添付文書として、「添付B−1.pdf」「添付B−2.pdf」が添付されている。
なお、msgファイルには、メールデータにさらにメールデータを添付することが可能である。その場合、添付されたメールも展開して変換設定ダイアログ上に表示される。例えば、「メールC.msg」に「メールD.msg」が添付されており、「メールD.msg」に「添付D−1.pdf」が添付されている場合、変換設定ダイアログの「メールCの件名」章には、「本文C」「本文D」「添付D−1.pdf」が表示される。
ダイアログ802は、ユーザがダイアログ801に対して操作を行った後のダイアログを示す。ユーザの操作によって「本文A」「添付A−2.pdf」「本文B」「添付B−1.pdf」「添付B−2.pdf」が削除されている。図8の802の状態でユーザが図7のOKボタンを操作すると、第1章(章名称:メールAの件名)として「添付A−1.pdf」の各ページを含む電子バインダが生成される。
ダイアログ803は、ダイアログ802の状態から電子バインダを生成した場合の、電子バインダに格納されるオリジナル文書の一覧を示す図である。電子バインダには、変換対象である「添付A−1.pdf」だけでなく、削除前の「本文A」、「添付A−2.pdf」を保持する「メールA.msg」がオリジナル文書として格納される。以上のように、電子バインダアプリケーション400は、変換対象の文書を含むメールデータのみをオリジナル文書として電子バインダに格納する。つまり、図8の例では変換対象の文書は「添付A−1.pdf」だけなので、「添付A−1.pdf」を含むメールAだけがオリジナル文書として格納され、メールBは格納されない。上述したように、電子バインダには、変換前の電子文書および電子メールデータの実体データへのリンクが保持される。従って、メールの一部を誤って削除してしまった場合でも、ユーザはオリジナル文書から再度電子バインダまたはメールファイル全体を復元することができる。また、電子バインダアプリケーション400は、オリジナル文書のファイル名をUIに表示することができるものとする。ユーザはこのUIから変換対象のメールデータを確認することができる。
[電子文書を電子バインダに変換するときの処理フロー]
図9は、電子バインダアプリケーション400が複数の異なる電子文書および電子メールデータから電子バインダに変換するときの処理フローを示す図である。尚、本願のフローチャートの各ステップは、CPU201がROM204、外部メモリ206に記憶された電子バインダアプリケーション400をRAM203にロードして実行することで実現される。
まず、文書処理制御部402は、変換設定ダイアログ702を表示部202に表示する(S901)。変換設定ダイアログ702を表示するときの処理フローを図10にて後述する。次に、文書処理制御部402は、変換設定ダイアログ702に対するユーザの変換指示などの入力を受け付け、入力内容に応じた処理を実行する(S902)。変換設定ダイアログ702は、ユーザがOKボタンまたはCancelボタンを押下されると終了する。文書処理制御部402はOKまたはCancelのどちらのボタンを押下されたかを識別し(S903)、識別結果がOKの場合、電子バインダを作成し(S904)、処理フローを終了する。この作成処理フローを図11に示す。処理フローの詳細に関しては後述する。識別結果がCancelの場合、処理フローを終了する。
[変換設定ダイアログを表示するときの処理フロー]
図10は、電子バインダアプリケーション400が変換設定ダイアログを表示するときの処理フローを示す図である。本処理フローにおいて、電子バインダアプリケーション400は、アイテムのリストから章のリストを生成する。なお、アイテムとは、ドロップされたデータを指す。例えば、図6に示す予算.xls、カタログ.pdf、メールデータのそれぞれがアイテムである。
はじめに、図10の処理フローの説明をする。本処理フローは変換設定ダイアログを表示するときの全体の処理の流れを示すフローであり、各ステップの詳細なフローを図11(A)および(B)に示す。
まず、文書処理制御部402は、アイテムのリストから未処理のアイテムを1つ選択し、処理対象とする(S1001)。次に、文書処理制御部402は、処理対象のアイテムがメールデータか否かを判定する(S1002)。判定方法としては、例えばアイテムの拡張子に基づいて判定する方法がある。本実施例の場合、拡張子がmsgのアイテムをメールデータと判定し、それ以外の拡張子をメールデータではないと判定する。アイテムがメールデータの場合(YES)、文書処理制御部402はメールデータから章を作成する(S1003)。S1003の詳細な処理フローを図11(A)に示す。詳細は後述する。
次に、文書処理制御部402は、作成した章を章のリストに追加し(S1005)、アイテムのリストに未処理のアイテムが存在するか確認する(S1006)。未処理のアイテムが存在する場合(YES)、文書処理制御部402はS1001以降の処理を繰り返す。未処理のアイテムが存在しない場合(NO)、文書処理制御部402は章のリストを変換設定ダイアログに表示し(S1007)、処理フローを終了する。S1002の分岐において、アイテムがメールデータではなく文書データの場合(NO)、文書処理制御部402は文書データの章を作成する(S1004)。S1004の詳細な処理フローを図11(B)に示す。詳細は後述する。その後、S1005以降の処理を実行する。
次に図11(A)の処理フローの説明をする。本図は、文書処理制御部402がメールデータから章を作成するときの処理フローを示す。まず、文書処理制御部402は、メールデータの件名を章名として章を新規作成する(S1011)。次に、文書処理制御部402は、本文を一つのファイル単位である文書として章に追加する(S1012)。次に、文書処理制御部402は、メールデータに添付文書が添付されているか判定する(S1013)。添付文書は、本実施形態ではメールデータまたは電子文書のいずれかであるものとする。添付文書が存在する場合(YES)、文書処理制御部402は添付文書のリストから、未処理の添付文書を1つ選択し、処理対象とする(S1014)。
次に、文書処理制御部402は、添付文書が電子バインダに変換可能かを確認する(S1015)。前述した通り、本実施例では、拡張子が存在しない文書は電子バインダに変換不可能である。添付文書が電子バインダに変換可能な場合(YES)、文書処理制御部402は、メールデータの情報を添付文書に付加して章に追加する(S1016)。ここで、メールデータの情報とは、メールデータを一意に特定できる情報であり、例えばメールデータのファイルパスが挙げられる。
次に、文書処理制御部402は、添付文書のリストに未処理の添付文書が存在するか確認する(S1018)。未処理の添付文書が存在する場合(YES)、文書処理制御部402はS1014以降の処理を繰り返す。未処理の添付文書が存在しない場合(NO)、文書処理制御部402は処理フローを終了する。S1013の分岐において、添付文書が存在しない場合、文書処理制御部402は処理フローを終了する。S1015の分岐において、添付文書が電子バインダに変換不可能な場合、文書処理制御部402は、変換不可を示すフラグが付加された添付文書を章に追加し(S1017)、S1018以降の処理を実行する。
次に図11(B)の処理フローの説明をする。図11(B)は、文書処理制御部402が文書(メールデータ以外のデータ)から章を作成するときの処理フローを示す。まず、文書処理制御部402は、文書名を章名として章を新規作成する(S1021)。次に、文書処理制御部402は、文書が電子バインダに変換可能かを確認する(S1022)。文書が電子バインダに変換可能な場合(YES)、文書処理制御部402は、文書を章に追加する(S1023)。文書が電子バインダに変換不可能な場合、文書処理制御部402は、変換不可を示すフラグが付加された文書を章に追加し(S1024)、処理フローを終了する。
[電子バインダデータを作成するときの処理フロー]
図12は、電子バインダアプリケーション400が電子バインダデータを作成するときの処理フローを示す図である。
まず、文書処理制御部402は、章のリストを取得する(S1101)。次に、文書処理制御部402は、章のリストから、変換不可フラグがついている文書を削除する(S1102)。次に、文書処理制御部402は、章のリストから未処理の文書を1つ選択し、処理対象とする(S1103)。例えば、図8の例では、「添付A−1.pdf」が処理対象として取得される。次に、文書処理制御部402は、S1103にて取得された文書がメールデータに含まれている文書か確認する(S1104)。ここで、確認方法は、文書にメールデータの情報(すなわちS1016で付加された情報)が付加されているかを判定する例が挙げられる。メールデータの情報が付加されていれば、処理対象の文書はメールデータに含まれていると判断され、そうでなければメールデータに含まれていないと判断される。文書がメールデータに含まれている文書でない場合(NO)、文書処理制御部402は文書をオリジナル文書リストに追加する(S1105)。
次に、文書処理制御部402は、章のリストに未処理の文書が存在するか確認する(S1109)。未処理の文書が存在する場合(YES)、文書処理制御部402はS1103以降の処理を繰り返す。未処理の文書が存在しない場合(NO)、文書処理制御部402は章のリストから、電子バインダの印刷対象データ部を作成する(S1110)。印刷対象データ部の作成とは、ページデータの実体データの作成と、電子バインダの章リストの作成を意味する。メールの本文から実体データを作成する場合、文書処理制御部402は、メールの件名と本文のテキストに基づいてPDFファイルを生成し、そのPDFファイルを実データとして扱う。次に、文書処理制御部402はオリジナル文書のリストから、電子バインダのオリジナル文書データ部を作成し(S1111)、処理フローを終了する。オリジナル文書データ部の作成とは、電子バインダのオリジナル文書リストの作成を意味する。
S1104の分岐において、文書がメールデータに含まれている文書である場合(YES)、文書処理制御部402は、文書が格納されているメールデータを取得する(S1106)。ここで、メールデータは、文書に付加されているメールデータの情報を使ってメールデータを取得する。図8の例では、「添付A−1.pdf」が格納されているメールデータは、「メールA.msg」であるため、S1016で付加されたパスを使って「メールA.msg」ファイルがS1106で取得される。次に、文書処理制御部402は、メールデータがオリジナル文書リストに存在するか確認する(S1107)。存在する場合、文書処理制御部402は、S1109以降の処理を実行する。存在しない場合、文書処理制御部402はメールデータをオリジナル文書リストに追加し(S1108)、S1109以降の処理を実行する。図8の例では、「メールA.msg」がオリジナル文書リストに存在するか判定され、存在しない場合、「メールA.msg」が取得され、オリジナル文書リストに追加される。以上の処理により、メールデータの本文または添付文書のいずれかが変換対象に含まれる場合はメールデータがオリジナル文書に格納される。一方、メールデータの本文と添付文書が1つも変換対象に含まれない場合は、メールデータがオリジナル文書に格納されない。
なお、以上の処理により電子バインダが生成された後、ユーザが電子バインダアプリケーションを使って印刷指示を入力した場合、電子バインダアプリケーションは、選択された電子バインダを指定された画像処理装置のプリンタドライバに送信する。そして、プリンタドライバが電子バインダに基づく印刷ジョブ(PDL)を生成して、画像処理装置に送信する。よって、例えば電子バインダにメールデータの本文、複数の添付ファイルが含まれている場合、これらの本文および添付ファイルが1つの印刷ジョブとして処理される。
以上のように、添付ファイルが添付されている電子メールの印刷において、電子メールデータを電子バインダに変換して印刷することにより、本文と添付文書をまとめて1つのジョブとして印刷することが可能となる。さらに、印刷対象の添付ファイルを指定して電子バインダに変換することで、印刷対象の添付ファイルを指定して印刷することが可能になり、無駄な印刷を防ぐことができる。
(実施例2)
実施例1では、ユーザが電子バインダアプリケーションを示すアイコン上に電子メールデータをドラッグアンドドロップし、変換設定ダイアログを表示して電子バインダを作成する例を示した。ユーザは、変換設定ダイアログ上で変換対象の文書を選択可能であり、無駄な印刷を防ぐことができる。しかし、変換対象の文書を選択せず、メールデータに含まれる全ての文書を迅速に印刷したい場合がある。本実施例では、変換設定ダイアログを表示せず、メールデータに含まれる全ての文書を迅速に印刷する例を示す。
以下で、本実施形態における、電子バインダアプリケーション400の処理における実施例1との差異を、図13のフローチャートを用いて説明する。また、特に断りが無ければ、本実施例の電子バインダアプリケーション400は実施例1の構成と同様である。
図13は、変換設定ダイアログを表示せず、メールデータに含まれる全ての文書を迅速に印刷する処理フローを示す。実施例1では、ユーザが電子バインダアプリケーションを示すアイコン上に電子メールデータをドラッグアンドドロップすることをトリガーとして電子バインダが作成された。本実施例では、本処理フローのトリガーは、簡単印刷アプリケーションを示すアイコンに電子メールデータをドラッグアンドドロップすることとする。ここで、簡単印刷アプリケーションは、電子バインダアプリケーション400として機能するが、変換設定ダイアログを表示せず簡単に印刷することができるアプリケーションとする。なお、トリガーは上記に限定されるものではなく、例えば特定のキー(Shiftキー等)を押しながら電子バインダアプリケーションを示すアイコン上にメールデータがドロップされる等、他のトリガーでもよい。
まず、文書処理制御部402は、印刷する文書のリストを作成する(S1201)。リストの作成は、図10のS1001〜S1006の処理と同様である。次に、文書処理制御部402は、文書のリストから電子バインダを作成する(S1202)。本処理は、図12のS1101〜S1111と同様である。最後に、文書処理制御部402は、S1202で作成した電子バインダを、出力制御部401を通して印刷する(S1203)。
以上のように、変換設定ダイアログを表示せず、メールデータに含まれる全ての文書を迅速に印刷することが可能となる。
(実施例3)
実施例1では、オリジナル文書の一覧をUIに表示する際、オリジナル文書がメールデータの場合はメールデータのファイル名をUIに表示する例を示した。しかし、メールデータのファイル名のみの表示では変換対象の文書がわからず、ユーザの利便性を損なうという問題がある。本実施例では、オリジナル文書の一覧をUIに表示する際、オリジナル文書がメールデータの場合は変換対象の文書が識別可能な形式で表示し、ユーザの利便性を向上させる例を示す。
以下で、本実施形態における、電子バインダアプリケーション400の処理における実施例1との差異を、図14を用いて説明する。また、特に断りが無ければ、本実施例の電子バインダアプリケーション400は実施例1の構成と同様である。
図14は、ユーザが変換設定ダイアログ上で変換の設定を行って電子バインダを生成した時に、電子バインダに格納されるオリジナル文書がどのように表示されるかを示した図である。ダイアログ1301、1302は、それぞれ図8に示すダイアログ801、802と同様である。ダイアログ1303は、ダイアログ1302の状態から電子バインダを生成した場合の、電子バインダに格納されるオリジナル文書の一覧を示す図である。ダイアログ803とは異なり、メールデータのファイル名だけではなく、メールデータに含まれる文書も表示している。さらに、メールデータに含まれる文書のうち、変換対象ではない文書に取り消し線が表示されることで、変換対象の文書を識別可能な表示としている。なお、変換対象の文書が識別可能な形式で表示する方法は上記に限定されるものではなく、例えば変換対象である文書を強調表示する、文書名を色別表示する方法などでもよい。また、メールデータに含まれる文書のうち変換対象の文書か否かの判定は、文書がS1001〜S1007で作成される章のリストに含まれるか否かで行うことができる。
以上のように、オリジナル文書の一覧がUIに表示される場合、オリジナル文書がメールデータの場合は変換対象の文書が識別可能な形式で表示することで、ユーザの利便性を向上させることができる。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
100 情報処理装置
101,102 画像処理装置

Claims (17)

  1. メールアプリケーションにより生成されたメールファイルを入力する入力手段と、
    前記メールファイルに添付ファイルが含まれるか否かを判定する判定手段と、
    前記メールファイルに添付ファイルが含まれると判定された場合、取り込まれるファイルの選択を受け付ける選択手段と、
    前記選択により取り込まれたファイルに基づいて電子バインダを作成する作成手段と、を備える
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記添付ファイルは、メールデータまたは電子文書であり、
    前記選択手段は、前記メールファイルおよび前記添付ファイルのうち選択されたファイルを前記作成手段に入力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記電子バインダの印刷を画像処理装置に指示する指示手段をさらに備え、
    前記選択手段が、前記メールファイルおよび前記添付ファイルのうち複数のファイルの選択を受け付けた場合、前記作成手段は、前記選択されたファイルを統一された一つの電子バインダに変換し、前記指示手段は前記変換された一つの電子バインダを一つのジョブとして印刷指示する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記選択手段は、前記取り込まれたファイルに基づいて作成される電子バインダの印刷順序の指定をさらに受け付ける
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記選択されたファイルをオリジナル文書として格納する格納手段をさらに備え、
    前記格納手段は、前記選択されたファイルが前記メールファイルに含まれるファイルである場合、当該メールファイルのメールデータを前記オリジナル文書として格納し、前記選択されたファイルが前記メールファイルに含まれない場合、当該選択されたファイルの各々を前記オリジナル文書として格納し、
    前記作成手段は、ユーザ操作を受け付けた場合、前記オリジナル文書を用いて前記メールファイルの全体を復元する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記取り込まれるファイルを選択するための画面を表示する表示手段をさらに備え、
    前記表示手段は、前記メールファイルに含まれるメールデータおよび添付ファイルの各々を一つのファイル単位として画面上に表示し、
    前記選択されたファイルが拡張子を有していない場合、変換不可を示す情報を画面上に表示する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記オリジナル文書を表示する表示手段をさらに備え、
    前記表示手段は、前記選択されたファイルが前記メールファイルに含まれるファイルである場合、前記メールファイルに含まれるメールデータおよび添付ファイルの各々を一つのファイル単位として全て画面上に表示し、前記電子バインダに変換されなかったファイルは取り消し線を用いて表示する
    ことを特徴とする請求項5に記載に記載の情報処理装置。
  8. メールアプリケーションにより生成されたメールファイルを電子バインダアプリケーションに入力する入力手段と、
    前記メールファイルに添付ファイルが含まれるか否かを判定する判定手段と、
    前記メールファイルに添付ファイルが含まれると判定された場合、全てのファイルを統一された一つの電子バインダに変換する変換手段と、
    前記統一された一つの電子バインダを一つのジョブとして印刷指示する指示手段と、を備える
    ことを特徴とする情報処理装置。
  9. メールアプリケーションにより生成されたメールファイルを入力する入力工程と、
    前記メールファイルに添付ファイルが含まれるか否かを判定する判定工程と、
    前記メールファイルに添付ファイルが含まれると判定された場合、取り込まれるファイルの選択を受け付ける選択工程と、
    前記選択により取り込まれたファイルに基づいて電子バインダを作成する作成工程と、を含む
    ことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  10. 情報処理装置の制御方法をコンピュータにより実行させるコンピュータプログラムであって、前記制御方法は、
    メールアプリケーションにより生成されたメールファイルを入力する入力工程と、
    前記メールファイルに添付ファイルが含まれるか否かを判定する判定工程と、
    前記メールファイルに添付ファイルが含まれると判定された場合、取り込まれるファイルの選択を受け付ける選択工程と、
    前記選択により取り込まれたファイルに基づいて電子バインダを作成する作成工程と、を含む
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
  11. 前記添付ファイルは、メールデータまたは電子文書であり、
    前記作成工程では、前記メールファイルおよび前記添付ファイルのうち前記選択工程で受け付けたファイルが入力される
    ことを特徴とする請求項10に記載のコンピュータプログラム。
  12. 前記制御方法は、前記電子バインダの印刷を画像処理装置に指示する指示工程をさらに含み、
    前記選択工程で、前記メールファイルおよび前記添付ファイルのうち複数のファイルの選択を受け付けた場合、前記作成工程では、前記選択されたファイルが統一された一つの電子バインダに変換され、前記指示工程では、前記変換された一つの電子バインダが一つのジョブとして印刷指示される
    ことを特徴とする請求項11に記載のコンピュータプログラム。
  13. 前記選択工程では、前記取り込まれたファイルに基づいて作成される電子バインダの印刷順序の指定をさらに受け付ける
    ことを特徴とする請求項10乃至12のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
  14. 前記制御方法は、前記選択されたファイルをオリジナル文書として格納する格納工程をさらに含み、
    前記格納工程では、前記選択されたファイルが前記メールファイルに含まれるファイルである場合、当該メールファイルのメールデータが前記オリジナル文書として格納され、前記選択されたファイルが前記メールファイルに含まれない場合、当該選択されたファイルの各々が前記オリジナル文書として格納され、
    前記作成工程では、ユーザ操作を受け付けた場合、前記オリジナル文書を用いて前記メールファイルの全体が復元される
    ことを特徴とする請求項10乃至13のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
  15. 前記制御方法は、前記取り込まれるファイルを選択するための画面を表示する表示工程をさらに含み、
    前記表示工程では、前記メールファイルに含まれるメールデータおよび添付ファイルの各々が一つのファイル単位として画面上に表示され、
    前記選択されたファイルが拡張子を有していない場合、変換不可を示す情報が画面上に表示される
    ことを特徴とする請求項10乃至14のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
  16. 前記制御方法は、前記オリジナル文書を表示する表示工程をさらに含み、
    前記表示工程では、前記選択されたファイルが前記メールファイルに含まれるファイルである場合、前記メールファイルに含まれるメールデータおよび添付ファイルの各々が一つのファイル単位として全て画面上に表示され、前記電子バインダに変換されなかったファイルが取り消し線を用いて表示される
    ことを特徴とする請求項14に記載に記載の情報処理装置。
  17. 情報処理装置の制御方法をコンピュータにより実行させるコンピュータプログラムであって、前記制御方法は、
    メールアプリケーションにより生成されたメールファイルを電子バインダアプリケーションに入力する入力工程と、
    前記メールファイルに添付ファイルが含まれるか否かを判定する判定工程と、
    前記メールファイルに添付ファイルが含まれると判定された場合、全てのファイルを統一された一つの電子バインダに変換する変換工程と、
    前記統一された一つの電子バインダを一つのジョブとして印刷指示する指示工程と、を含む
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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