JP2006268701A - 文書管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 移換え、置換えを有する文書管理システムにおいて、一定期間経過後に文書を長期保存するために、自動的に長期保存用の保管場所へ移動する「置換え」の時に、文書を汎用的なアプリケーションに非依存なフォーマットに自動的に変換を行う。
【解決手段】 文書管理システム内の置換え実行時に、文書を自動的に変換する仕組みを持ち、変換方式は、プリンタドライバによってアプリケーションから印刷を実行させることで行い、管理者が各々の文書種別に対して、変換後の文書形式を設定できる仕組みを有し、この設定に従って、置換え時に変換が必要な文書が自動的にフォーマット変換されて長期保存され、また、保存形態としてバインダ文書とすれば、元文書と変換後の文書を同一文書として保持できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電子的な文書管理システムに関するものである。
企業や公官庁のオフィスにおいては、オフィス環境のネットワーク化、デジタル化が進展しつつあり、様々な文書をワードプロセッサソフトウェアや、スプレッドシートソフトウェア、プレゼンテーションソフトウェア等のソフトウェアを利用して、電子文書として保管している。
しかしながら、企業や公官庁においては、例えば、コンピュータディスプレイ上では、文書が読み辛い等の理由からこのような電子文書が印刷されて紙文書として利用されており、依然として紙文書が多く存在している。紙文書の共有や保管、破棄のための管理は、以前より行われており、紙文書の管理方法としては、例えば非特許文献1に示されるようなファイリングシステムが広く用いられている。このファイリングシステムの中で、文書が発生してから、短期保管、長期保存を経て破棄されるまでの一連の文書の流れが重要となる。以下、従来の紙文書に対するファイリングシステムについて、非特許文献1に記載に基づいて説明を行う。
より具体的な例を、図1に示す。
101においては、文書の発生を表す。文書とは、例えば、紙などの媒体に記載された手書きの文書や、ワードプロセッサなどのソフトウェアで作成された電子的な文書を印刷した紙などの媒体、あるいは、電子文書の電子データをCD−ROMなどの記録媒体に記録された媒体であってもよい。105に示すように、発生した文書は、キャビネット102に保管される。このときに、発生してすぐの文書は利用頻度が高いため、キャビネット102でも取り出しの容易な上段(102A)に収納される。なお、105で文書をキャビネットに移動する際に、キャビネット102の容量を有効活用し、文書の探索性の向上を行うために、不要な文書を破棄することを行う(109)。
更に、一定期間経過すると、文書の利用頻度が下がるため、多少利用し辛くなっても構わないため、同一キャビネットの中でも、利用が不便な位置に移動される。例えば、図1では、キャビネット102内の利用しやすい上段102Aにあった文書が、下段102Bに移動される(106)。このことを「移換え」と言い、文書の短期的な保管の際に用いられる。ここで、「移換え」の際に、先に説明した109と同様に、不要な文書の破棄を行う(110)。ここで、「移換え」が行われるまでの「一定期間」とは、例えば、年度単位の定型業務を行うような職場の場合には、年度ごとに行ったり、年度で定められないような業務に対しては、例えばプロジェクトの終了単位で行ったり、あるいは、社員の異動の際に行ったりするなど、職場や業務種別の状況に応じて変えてもよい。
「移換え」を行う理由は、文書作成を行う際に、前年度の文書を参考にして、当年度の文書を作成する場合が多いため、このような手法を用いる。このような文書の一例として、例えば、予算申請を行う場合に、前年度のフォーマットや申請理由を参考にして、当年度の記載を行うことがある。
文書の「移換え」が実施された後、更に一定期間経過すると、文書の利用頻度が更に低下するため、紙文書を文書保存箱に格納して、キャビネットから書庫に文書の移動を行う。図1では、キャビネットの下段102Bから書庫103へ文書が移動する(107)。この文書の移動107のことを「置換え」と呼び、文書を長期的に保存する。ここで、「移換え」の際に、先に説明した109、110と同様に、不要な文書の破棄を行う(111)。「置換え」の時期についても、先の「移換え」の説明と同様に、随時に行う方式と、定期的に行う方式があり、職場や業務種別の状況に応じて変えてもよい。
図1では、「置換え」が実施された文書について、年限を明記していないが、保存年限が決まっている公的な文書などについては、「置換え」時に各年度毎の文書保存箱を用意して、保存してもよい。例えば、書庫103において、104Aは、3年保存、104Bは、5年保存のようにして、年限が来たら、文書保存箱を破棄する(あるいは、保存年限を見直す)ことを行う。
以上、説明してきた内容が紙文書(と電子文書の記録媒体)に対して行われているファイリングシステムの仕組みの一部である。従来は、このような方法を紙文書で行っており、特許文献1では、このような紙文書のファイリングに対して、各紙文書の保存場所や、破棄年限の管理をデータベースを用いて、コンピュータで集中的に管理する方法を提供しているものである。
一方、企業や公官庁では先に説明したように、文書の作成については、ワードプロセッサなどのソフトウェアを用いており、電子文書がオフィス内で用いられる文書の大半を占めるようになってきている。また、紙文書についても、近年はパーソナルスキャナが普及し、また、複写機、プリンタなどにもスキャナ機能が搭載されるようになってきており、オフィス内においても容易に紙文書からスキャンをして、電子的な画像データに変換できるようになってきている。
このような状況の下、企業や公官庁では、文書管理システムを導入し、文書の再利用を推進しようとしている。文書管理システムにおいては、様々な文書をデータベース内に保存し、複数の利用者から共有される形態を取る。文書管理システムでは、文書の実体を表すデータを保持するとともに、前記文書に付随する様々な文書情報も保持している。文書管理システム内で、文書の登録、削除や更新処理を行うことができる。
特開2002−169709号公報 社団法人日本経営協会著、「改訂版 ファイリングデザイナー 〜基礎から学ぶトータルファイリングシステム〜」
文書管理システムにおいて、従来の紙文書の利用から、電子文書への移行した際に、紙文書で利用されていたファイリングの手法である「移換え」「置換え」を利用して文書管理(ファイリング)を行いたいと利用者は考えたとしても、電子文書に対して、このような機能を備えた文書管理システムが存在していない。
特に、「置換え」が実施されると、文書は長期保存されることになる。しかしながら、文書フォーマットは、通常アプリケーションに依存しており、長期間の間に当該アプリケーションが動作するオペレーティングシステムが無くなってしまったり、当該文書のフォーマットをサポートしなくなってしまったりすることがあるため、このような場合には文書が長期保存されても文書内容を確認することができないことがあり得る。
本発明は、以上の点に着目して成されたもので、自動的に長期保存用の保管場所へ移動する「置換え」の時に、文書を汎用的なアプリケーションに非依存なフォーマットに自動的に変換を行う文書管理システムを提供することを目的とする。
本発明は、
データ保管するためのデータベースを具備し、前記データベースに文書を登録する手段を具備し、時間を管理するタイマを具備し、前記タイマが一定期間経過すると文書移動を行う移換え・置換え処理手段を具備し、文書フォーマットを変換する文書変換手段を具備する文書管理システムにおいて、前記タイマにより実施される文書の置換え処理において、前記文書変換手段によって前記データベース内の文書を自動的に汎用フォーマットに変換することを特徴とする文書管理システム
であるので、
「置換え」が実施されると、文書は長期保存されることになるが、文書フォーマットは、通常アプリケーションに依存しており、長期間の間に当該アプリケーションが動作するオペレーティングシステムが無くなってしまったり、当該文書のフォーマットをサポートしなくなってしまったりすることがあるため、このような場合には文書が長期保存されても文書内容を確認することができない
ことが解消される。
本発明は、
データ保管するためのデータベースを具備し、前記データベースに文書を登録する手段を具備し、時間を管理するタイマを具備し、前記タイマが一定期間経過すると文書移動を行う移換え・置換え処理手段を具備し、文書フォーマットを変換する文書変換手段を具備する文書管理システムにおいて、前記タイマにより実施される文書の置換え処理において、前記文書変換手段によって前記データベース内の文書を自動的に汎用フォーマットに変換することを特徴とする文書管理システム
であるので、
「置換え」が実施されると、文書は長期保存されることになるが、文書フォーマットは、通常アプリケーションに依存しており、長期間の間に当該アプリケーションが動作するオペレーティングシステムが無くなってしまったり、当該文書のフォーマットをサポートしなくなってしまったりすることがあるため、このような場合には文書が長期保存されても文書内容を確認することができない
ことが解消される。
以下、図面を参照して本発明を説明する。
本発明は、文書管理システムに関する発明である。
図2は、本発明における文書管理システムの構成を表す図である。
201は、文書管理サーバであり、データベース202を持っている。文書管理サーバ201は、文書管理システム内での保管場所や、実文書データの保存場所、作成日、更新日、所有者などの文書属性、ユーザの操作やアクセスを記録しているログをデータベース202に保持している。203は、文書ボリュームサーバであり、文書の実データが保管される。ここに保管されたデータは、圧縮処理が施され効率的に保管される。
ネットワーク204によって、クライアントPC205や206とサーバ201、203が接続される。クライアントPC205、206から、ここには図示していない文書管理クライアントソフトウェアを通じて、サーバに文書データを保管したり、サーバから文書データを取得したりする。
例えば、クライアントPC205から文書管理システムに文書データを登録する場合について説明する。クライアントPC205上で、文書管理クライアントソフトウェアを起動して、文書管理サーバ201と接続する。文書管理システム内のフォルダを指定して、文書データ登録を文書管理クライアントソフトウェアに対して指示を行うと、文書管理サーバ201は、フォルダに対するアクセス権があるか、当該文書を格納するだけの容量があるかなど文書登録を許可できるかを判定し、登録できる場合には、当該文書の作成日、更新日、所有者などの属性情報を文書管理サーバ201内のデータベース202に格納し、当該文書の実データを文書ボリュームサーバ203に格納する。
このとき、実文書データの文書ボリュームサーバ203の保存場所が、文書管理サーバ201に通知され、この情報も保存される。更には、文書登録を行ったと言う記録もログとして保持される。
ここには示していないが、全文検索を行うために登録時にテキストを当該文書から抽出したり、文書の縮小画像を表示するためのサムネイルを登録時に生成するような仕組みがあってもよい。
図3は、文書管理クライアントソフトウェアの一例である。ここで、本実施例で説明する文書管理システムでは、文書の管理体系を複数のキャビネット、キャビネット内に複数のフォルダ、フォルダの中に複数の文書を保持しているものとする。また、フォルダは、内部に更にフォルダを持ってもよい。
301は、前述した文書管理体系に基づいたツリー構造でのアクセスを行うためのビューを提供する。302や303は、キャビネットであり、内部に更にフォルダを含む。302は、キャビネットが閉じている状態であり、303はキャビネットが開いている状態を表す。閉じている場合は、キャビネットの横に「+」が表示され、開いている場合は、キャビネットの横に「−」が表示される。この仕組みは、フォルダについても同様である。開いているキャビネットは、内部のフォルダが表示され、304のように表示される。
305は、キャビネットを選択した場合は、フォルダ一覧が表示され、フォルダを選択した場合は、そのフォルダに含まれる文書やフォルダが表示される。このときの表示方法は、305のように文書に対してサムネイルを表示し、フォルダはアイコン表示する形式であっても構わないし、あるいは、図示していないが、文書名やサイズ、ページ数、更新日など文書に付随する情報と共にリスト表示してもよい。また、その複合であってもよい。
本発明では、先に説明したように紙文書におけるファイリング(「移換え」「置換え」)機能を電子文書に対して適用されるものである。図3は、一般的な文書管理クライアントソフトウェアでの構造の説明であったが、本発明では更に、図4のような文書の管理構造になる。
401は、当年度の文書を管理するためのキャビネットであり、402は、前年度の文書を管理するためのキャビネットである。また、長期保存を行うために文書を保存しておくキャビネットを403とする。当年度キャビネット401のフォルダ構造は、業務毎に異なった構造をしている。本実施例では、一例として図5の501のようなフォルダ構成をしているものとする。
501は、当年度キャビネットの構造を表しており、キャビネット内に「出張申請」、「定期代申請」、「購買依頼」、「休暇申請」の4つのフォルダを持つ。502は、前年度キャビネットであるが、定型業務であれば、通常は業務内容が変わらないため、フォルダ構成も当年度キャビネットの構成501と同様のものとなる。503は、長期保存キャビネットであり、利用頻度が下がった文書を一定期間保管しておくためのキャビネットである。ここでは、例えば行政機関で定められた年月だけ保管すべき文書などがある。なお、502、503は、以下で説明する。
また、前年度キャビネット402は、定型業務であれば毎年度同じフォルダ構成をしていた方が利用者にとって使いやすいため、サブフォルダまで含めて当年度キャビネット401と同じフォルダ構成をしている(502)。長期保存キャビネット403は、本実施例では、保存年限毎のフォルダに分かれているものとする。例えば、503に示すような5031から5036のフォルダ構造をしている。ここで、5031は、保存期限が3年の文書が入っているフォルダであり、5032は、保存期限が5年の文書が入っているフォルダである。
同様に、5033は、保存期限が7年、5034は、保存期限が10年のフォルダとなる。また、5035は、保存期限がその他の文書のためのフォルダ、5036は、保存期限が設定されていない文書のためのフォルダとなる。なお、本実施例では、長期保存は、移動が行われた年度は問わない。
なお、図4の文書管理構造は、一例であって、例えば「当年度」「前年度」だけでなく、更に複数年度に渡って「移換え」が実行できても構わない。また、長期保存も保存年限毎のフォルダに分かれているのでなく、単純な一フォルダにまとめてもよいし、保存年限毎にフォルダを振り分けるなどを行ってもよい。また、置換えが実施された年度毎に分類されていても構わない。キャビネットによって「当年度」「前年度」「長期保存」を管理しているが、同一キャビネット内のフォルダによって管理を行ってもよい。
置換えについて、図4を用いて説明する。年度の変わり目など決められた時期に、前年度キャビネット402の中の文書が保管期限に応じて、長期保存キャビネット403に移動される。図7で具体的に説明すると、前年度キャビネットに存在している文書701が、5年の保管期限とすると、置換えによって、長期保存キャビネットの5年保管期限を表すフォルダ703に移動される。
また、前年度キャビネットに存在している文書702には、保管期限が設定されていないとすると、置換えによって、長期保存キャビネットの保管期限設定なしフォルダ704に移動される。保管期限は、フォルダ単位に付与されていても構わないし、文書単位に付与されていてもよい。階層的なフォルダに複数保管期限が設定されたフォルダが存在している場合、保管期限が付与されているフォルダのうち、より文書に近い(階層が深い)フォルダの設定が有効になる。フォルダと文書の両方に保管期限が設定されている場合は、文書の設定が有効となる。但し、どの保管期限を優先するかについては、管理者が規則を決める仕組みとしてもよい。
移換えについて、図4を用いて説明する。
年度の変わり目など決められた時期に、当年度キャビネット401の中の文書を前年度キャビネット402の対応するフォルダ位置に移動する。
図8で具体的に説明すると、当年度キャビネットのフォルダ802にある文書801が、移換えによって前年度キャビネットに移動する。このとき前年度キャビネットの対応する(同一名称を持つ)フォルダA803へ文書801が移動される。また、サブフォルダを持つ場合についても同様に移動される。
例えば、当年度キャビネットのフォルダB810のサブフォルダB1 811にある文書809は、前年度キャビネットの対応するフォルダB812のサブフォルダB1 813に移動される。フォルダC805のサブフォルダC1 806にある文書804については、前年度キャビネットには、対応するフォルダは、フォルダC807しか存在していない。そのため、対応するフォルダが無いので移動できない。このときは、移換えの際に自動的にフォルダC1 808を作成して、移動を行う。なお、自動的にフォルダを作成するのではなく、利用者に確認させてからフォルダ作成を行ったり、あるいは、移動先が無いものをまとめて特定のフォルダやキャビネットに移動してもよい。
図6に、本発明の文書管理システムの構成図を示す。
キーボードやマウスなどのユーザ入力装置601から文書管理システムに操作の指令を与えると、ユーザ指示部602で指令を受けて、文書アクセス部605に制御を移す。また、ユーザ指示部602での指令が移換え、置換えの条件設定に関することであれば、移換え・置換え条件設定部610へ制御が移る。
文書管理システムへの文書登録を行うときには、前記ユーザ指示部から文書登録部606で入力待機を行う。オペレーティングシステムのファイルシステムやスキャナなどの入力デバイス603から文書登録部606に文書の入力があると、文書登録部606は、文書アクセス部605に文書入力があったことを伝達し、文書管理情報データベース608に文書管理情報を登録し、実文書データベース609に実文書データを登録する。登録された文書の文書管理情報の変更のするためにも、同様に文書アクセス部605から文書管理情報データベース608へアクセスして、データベースを更新する。ここで、文書管理情報とは、例えば、文書の保管期限の設定など文書に付随する情報を表す。
また、文書管理システムから出力される場合には、文書アクセス部605が実文書データベース609から実文書データを取り出し、文書出力処理部607にその文書とともに出力指示を与える。文書出力処理部607は、出力処理に応じたデバイスを選択し、出力デバイス604に文書データを渡して、出力を行う。なお、文書管理システムからの出力とは、文書の表示、エクスポートや印刷、電子メールへの添付など文書管理システムからの出力を意味するため、604は、出力デバイスだけでなく、電子メールソフトウェアなどの出力するためのソフトウェアも含む。
文書アクセス部605に対して指示され、実施された動作については、全てアクセスログ管理部611に通知され、記録されている。なお、記録すべきアクセスログについては、処理、操作を全てでなく、文書管理システムの管理者が適宜必要なものだけを選択出来るようになっていてもよい。
移換え、置換えは、例えば、年度始めの直前等の一定期間で実施されるため、タイマ制御部614が移換え、置換え実施日時が来たときに、移換え・置換え処理部613を起動する。移換え・置換え処理部613は、移換え、置換えを実施するだけでなく、移換え、置換え時に不要な文書を破棄するなど移換え、置換え全般に渡る処理を行っている。また、移換え、置換えの規則についても保持している。つまり、移換え・置換え条件設定部610で、条件を設定すると、移換え・置換え処理部613に伝えられ、条件が保持される。また、移換え・置換えの実施スケジュールについても、同様に移換え・置換え条件設定部610で、条件を設定すると、移換え・置換え処理部613に伝えられ、条件がタイマ制御部614に伝えられる。
移換え・置換え処理部613が、タイマ制御部614から起動されると、移換え・置換え処理部613は、文書の移換え、置換え処理の指示を文書アクセス部605へ行う。ことのき、前記条件に基づいてアクセスログ解析部612が実行される。アクセスログ解析部612は、アクセスログ管理部611に記録されたアクセスログを解析し、前記条件に基づいて移換え・置換え処理部613に結果を通達する。移換え・置換え処理部613は、不要な文書データあれば、文書アクセス部605へ削除依頼を行う。なお、自動的に文書アクセス部605へ通知するだけでなく、利用者に判断を求めるようにする場合もあり、その場合は、ユーザ入力装置601からの入力をユーザ指示部602で判断して処理を行う。
なお、移換え、置換え処理が終了後には、翌年度あるいは次回の移換え、置換えに備えて、移換え置換え処理部613からアクセスログ解析部612を経由して、アクセスログ管理部611に実施対象期間のアクセスログの削除を行う。ただし、この削除を実行しない場合は、アクセスログに記録された日付から、アクセスログ解析部612が該当期間か判断することを行う。
また、このときに、置換えに対して文書変換を行う場合には、移換え・置換え処理部613が、タイマ制御部614から起動された際に、移換え・置換え処理部613は、文書変換部615に当該文書の文書変換の指示を行う。文書変換部615は、文書アクセス部605に文書取得を指示し、設定に基づいて文書変換を行い、結果を文書アクセス部605を経由して実文書データベース609に変換された文書を格納する。同時に、文書管理情報データベース608にも変換された情報が格納されていることを記録する。
ここで、文書変換によって変換された文書は、例えば、画像やAdobe社のPDFやWWWコンソーシアムのSVGと言った汎用的(一般的な)閲覧フォーマットをしているものとする。
図9は、文書管理システムの管理者のための変換条件設定のためのユーザインターフェイスの一例である。
1101には、置換え時に自動的に文書変換を実施するオペレーティングシステムの扱う拡張子の一覧を入力する。1102は、置換え時に文書変換を行うか否かを問い合わせる拡張子の一覧を入力する。なお、1101は、拡張子では無く、拡張子一覧や文書管理システム内で保持している文書フォーマット一覧をリスト表示して、選択させる手段であってもよい。また、置換え時に文書変換を実施するものでなく、実施しないものを指定する仕組みであってもよい。
1103、1104は、置換え後の文書の保存形態の設定を行う。1103、1104は排他的な選択であり、1103は、置換え後に変換後の文書のみが保存される設定であり、1104は、置換え後に変換後の文書と元文書が保存される設定となる。即ち、1103が選択されていた場合は、置換え時に文書変換される文書は、変換後の文書のみが実文書データベース609に格納される。一方、1104が選択されていた場合は、元文書と置換え時に文書変換される文書の両方が実文書データベース609に格納される。このときに、文書情報管理データベース608には両文書が関連付いた文書であることを登録する。
長期保存フォルダにある文書を開くときに、当該文書が存在せずに変換後の文書のみしか存在しない場合は、変換後の文書が開かれる。元文書と変換後の文書が両方存在する場合は、利用者にどちらで開くのかを選択させて開かせる。
具体的な例として、図10の条件設定を説明する。
置換え時に自動的に文書変換を実施する文書の拡張子として、「.abc」、「.txt」が指定されている。これらの拡張子を持つ文書が置換え時に長期保存フォルダに移動する際に、文書変換処理が実施され、実文書データベースに登録される。
このとき、元文書を残さない設定になっているため、元文書は置換え時に実文書データベースから削除され、変換後の文書のみが保存される。置換え時に自動的に文書変換を実施する問い合わせを行う文書の拡張子として、「.xyz」が指定されているので、拡張子「.xyz」を持つ文書は、置換え時に管理者に対して、当該文書を変換すべきか否かを問い合わせる。また、文書毎の場合は、毎回全ての文書に対して回答を行うのは、手間が掛かるため、例えば、図12で示すように設定を一括して行うようにしてもよい。
1401は、文書名を表すフィールドである。1402は、拡張子を表すフィールドである。1403は文書管理システムにおける文書種別を表すフィールドである。1404は、処理方法を選択するフィールドである。「文書を変換して、元文書も残す」「文書を変換して、元文書を残さない」「文書を変換しない」の3つの中から選択する。
ここでは、変換するか変換しないかを管理者に問い合わせるものであったが、元文書を残さないことを選択すれば、変換後の文書のみが保存され、元文書も残すことを選択すれば、変換後の文書とともに元文書も保存されるようにしてもよい。更には、この問い合わせは、文書毎に行ってもよいし、拡張子毎に行ってもよい。
本実施例では、アプリケーション文書を汎用的なフォーマットに変換する方法としては、公知の技術であるプリンタドライバによる変換によって行う。これは、アプリケーションを起動して、特定のプリンタドライバを用いて、アプリケーションから印刷を実行することで、オペレーティングシステムが出力した印字データを前記特定のプリンタドライバが解析を行い、例えば画像のような所望の汎用的なフォーマットに変換する。
プリンタドライバによって変換するものとしては、例えば、特開2002−7385号公報がある。この発明は、アプリケーションデータと表示印刷用のデータの双方を保管する発明であって、文書管理システムの入力時にデータ変換が行われており、本発明のように置換え時と言った長期保存に入るタイミングで、長期における見読性を高めるために自動的にフォーマット変換を行うものではない。
フローチャートを用いて、置換え時における文書の自動変換について説明する。
図11は、移換え、置換え時に元となるフローチャートであり、S1301で、データベースへのアクセスを禁止する。これは、移換え、置換え処理時に他の利用者がデータベースにアクセスしてしまうと、処理中に利用度が変わってしまったり、あるいは、編集などを行ってしまい、移動処理が行えないと言うことが起こらないように他の文書管理ソフトウェア利用者に対してアクセスを禁止する。S1302では、置換え処理を行う。ついで、S1303では、移換え処理を行う。ここで、置換え処理を先に行っているのは、移換えで移動先となる前年度キャビネットを先に処理(空に)しておく必要があるためである。
図13は、置換え処理を説明するフローチャートである。
S1501からS1507はループ処理であり、前年度キャビネット内にある全ての文書に対するループとなる。S1502では、前年度キャビネット内からひとつ文書を選択する。S1503では、破棄条件判断処理が呼ばれる。本実施例では、破棄判断処理については明記しないが、文書を破棄すべきか、長期保存すべきかの判断を行う処理である。S1504では、S1503の結果に基づいて、当該文書が破棄対象文書であるかを判断する。もし、破棄対象文書でなければ、S1505へ進み、当該文書の移動処理を行う。この文書変換処理については、図14のフローチャートで説明する。
その後、S1507へ進む。S1504で、破棄対象文書であれば、S1506へ進み、当該文書を破棄し、S1507へ進む。S1507では、前年度キャビネット内の全ての文書を処理してあれば、S1508へ進む。未処理の文書が存在していれば、S1501へ戻る。S1508では、前年度キャビネット内に存在する文書やフォルダを全て削除する。これは、本実施例における移換え処理で、当年度キャビネットから文書を移動するために行っている。また、削除でなく、特定のキャビネットやフォルダに移動してもよいし、管理者に一覧を提示して、削除するか保存するかを判断するようにしてもよい。削除が終了後に、この処理は終了する。
図14は、個々の文書に対する置換え時における文書移動処理を説明するフローチャートである。
S1601は、当該文書の文書種別(拡張子)が、管理者が予め定めた文書変換を自動的に行うフォーマットか否かが判断される。文書変換を自動的に行うフォーマットであれば、S1605へ進み文書変換処理が実行される。文書変換を自動的に行うフォーマットでなければ、S1602へ進む。S1602では、管理者が予め定めた文書変換を置換え時に判断を求めるフォーマットか否かが判断される。文書変換を置換え時に判断を求める文書種別(拡張子)であれば、S1603へ進み、文書変換を置換え時に判断を求める文書種別(拡張子)でなければ、当該文書は文書変換する必要がないため、S1609へ進み、S1609で当該文書を長期保存フォルダへ移動して終了する。
S1603では、管理者に当該文書を汎用的なフォーマットに変換するか否かを管理者に判断させる。S1604では、S1603管理者が文書変換を要求しなかった場合は、文書変換を行う必要がないので、S1609へ進み、先に説明した処理が行われる。S1604では、S1603で管理者が文書変換を要求した場合は、文書変換を行わねばならないので、S1605へ進む。S1605では、文書変換処理が行われる。文書変換処理は、図15のフローチャートで説明する。
S1605で文書変換処理が終了した後、S1606において、元文書についての判断を行う。なお、本実施例では、図9のような変換後の元文書の設定ができるものとする。元文書を残しておく場合は、S1607へ進み、長期保存フォルダに当該文書を移動し、変換後の汎用的なフォーマットを持つ文書も長期保存フォルダに格納する。S1606で、元文書を消す場合は、S1608へ進み、変換後の汎用的なフォーマットを持つ文書のみが長期保存フォルダに格納される。なお、この処理は一文書ずつ行わなくても、図12を用いて先に説明したようにまとめて行ってもよい。
図15は、文書変換処理を説明するフローチャートである。
S1701は、当該文書の文書種別(拡張子)に対応するアプリケーションが存在するか否かの判定を行う。アプリケーションが存在していなければ、S1711のエラー処理に進む。アプリケーションが存在していれば、S1702へ進む。S1702では、当該文書に対応するアプリケーションを起動する。S1703では、アプリケーションの起動が成功したか否かを判断する。成功していれば、S1704へ進む。アプリケーションの起動が成功しなかった場合は、S1710へ進む。
S1704では、文書変換を行うための特定のプリンタドライバを選択する処理を行う。S1705でS1704で選択したプリンタドライバに対して印刷指示を行う。S1706では、印刷が成功したか否かを判断する。成功した場合は、S1707へ進み、成功しなかった場合は、S1709へ進む。S1709では、プリンタドライバを本フローチャートが始まる前のものに戻す処理が行われ、S1710へ進む。
S1710では、S1702で起動したアプリケーションを終了して、S1711へ進む。S1707では、プリンタドライバを本フローチャートが始まる前のものに戻す処理が行われ、S1708へ進み、S1702で起動したアプリケーションを終了する。S1711のエラー処理は、例えば、管理者に自動文書変換を失敗したことを知らせて、管理者自ら当該文書に対応するアプリケーションを起動して、特定のプリンタドライバを選択し、印刷を行い、出来上がったファイルを指定することで当該文書の汎用フォーマットを持つ文書を変換後のデータを文書管理システムに登録することができる。
本実施例では、置換えの際に長期保存されるものは、「元文書だけ」、「変換後の文書だけ」、「元文書と変換後の文書の両方」のどれかに限定していたが、「元文書と変換後の文書の両方」を長期保存の期間より短い一定期間保持し、前記一定期間後に元文書を破棄して、「変換後の文書だけ」を長期保存フォルダに残すようにしてもよい。この場合は、前記一定期間後にタイマ制御部614が、移換え置換え処理部613を起動し、文書アクセス部605に一定期間経過し、「元文書と変換後の文書の両方」を持つ長期保存フォルダの文書を探索して、元文書を削除する。
また、本実施例では、文書管理システムとして予め定められた変換文書フォーマットに固定されていたが、文書管理システムとして、変換後のフォーマットを文書管理システムの管理者が設定できるような仕組みであってもよい。更には、拡張子毎に変換されるフォーマットを指定できる仕組みであってもよい。
例えば、図20に示すように、自動変換する文書種別、問い合わせを行う文書種別それぞれについて、2201で示すように拡張子と2202で示す変換後のフォーマットを設定できるような仕組みとしてもよい。つまり、図20では、自動的に変換されるフォーマットのうち、「.abc」は、ビットマップイメージに、「.txt」は、SVGに自動的に変換され、置換え時に問い合わせを行う文書種別の拡張子「.xyz」は、変換される場合は、TIFFイメージに変換されるものとする。更には、問い合わせ処理については、置換えの問い合わせ時に、どのフォーマットにすべきかを管理者に入力させて、それに従って自動的に変換していく仕組みでもよい。
第二の実施例においては、置換え時に変換されるフォーマットとして、バインダ文書を用いる例を説明する。
まず、文書管理システムにおけるバインダ文書について説明する。
バインダ文書とは、異なる文書を統一的なフォーマットに変換する。たとえば、TIFFやビットマップファイルのような画像フォーマット、あるいは、Adobe社のPDF、また、World Wide Web Consortiumで策定されたSVG(Scalable Vector Format)などでページデータを表す。そして、変換されたページデータを基にページや文書の順番の入れ替えや回転、削除などの編集操作を行う。
この統一的なフォーマットへの変換には、アプリケーションから印刷を実行することで、ページデータを生成させる方法がある。このとき、所望のページデータフォーマットに変換するために、実施例1でも説明した公知の技術であるプリンタドライバを用いて、ページデータを統一的なフォーマットに変換する。
これは、図16に示すように、バインダ文書生成プログラム1801がバインダ文書に取り込みたいアプリケーションファイル1802に関連付いたアプリケーション1803を起動させ、特定の統一フォーマットへ変換するプリンタドライバ1804を用いて印刷させるように実行する。プリンタドライバによって生成されたデータをページデータとしてバインダ文書内部に取り込む。ここで、変換された文書は、プリンタドライバを経由して作成されるため、ページ毎のデータとなっているので、ページデータとしている。
ここで、アプリケーションを起動して特定のプリンタドライバで印刷することによって、ページデータ生成してバインダ文書に取り込む方式について説明したが、特定のアプリケーションに関連付かないファイルフォーマット、たとえば画像フォーマットなどは、アプリケーションを起動しないで、直接、統一的なフォーマットに変換してもよい。
バインダ文書の中には、変換されたページデータとともにオリジナル文書データを持ってもよい。オリジナル文書データとは、変換に利用された元となるデータのことである。バインダ文書では、オリジナル文書データを持つ場合に、バインダ文書のページとして利用されている変換されたページがオリジナル文書データの何ページに相当するのか覚えている。すなわち、バインダ文書内のページ番号から、オリジナル文書とその何ページ目に相当するか判明し、逆にオリジナル文書内の特定のページがバインダ文書の何ページ目に相当するか分かる。
図17に一つの事例のソフトウェアのGUIを用いて、説明を行う。
1901は、文書管理ソフトウェアの例である。1902は、コンピュータのOS上で管理されたファイル管理の例である。1903は、本発明の事項を処理するバインダソフトウェアの例である。なお、このバインダソフトウェア1903は、本実施例では、文書管理システム内に含まれるものとするが、文書管理システムとは別ソフトウェアであってもよい。1904は、オリジナル文書を管理するDocument Listである。1905は、オリジナルの各ページを表示するPage Viewである。1906は、バインダ文書を管理するWorkspaceである。1907は、バインダ文書を表示するための表示ソフトウェアである。
図17では、たとえば、文書管理ソフトウェア1901やOSのファイル管理1902からマウスによるドラッグ&ドロップによってバインダソフトウェアにオリジナル文書を持ってくると、先に説明したプリンタドライバなどによる統一フォーマットへの変換を行う。このとき、このシステムでは、オリジナル文書をバインダ内に取り込み、Document Listにオリジナル文書の一覧が表示され、Page Viewに選択されたオリジナル文書の各ページが表示されている。Workspace、DocumentList、PageViewには、各ページを縮小表示したサムネイルを用いて表示される。
このバインダソフトウェアの例では、DocumentListやPageViewからWorkspaceにページや文書を移動することで、バインダ文書としてのデータを構築していく。また、Workspace内でページの並べ替えなどが行える。
また、バインダ文書のページ構成としてより簡潔に行うために、PageViewが存在せずに文書単位でバインダ文書を構成することが可能である。このようなバインダソフトウェアの例として、図18を用いて説明する。
2001は図17と同じようにWorkspaceであり、バインダデータを表す。Workspace2001が1906と異なるのは、ここで扱われるのが、文書単位のデータになることである。たとえば、図18では、Workspaceに3文書あり、それぞれ2003、2004、2005である。それぞれ文書の先頭ページのサムネイルが表示され、また、サムネイルの隅にどのようなアプリケーションのファイルであるかを示すアイコンが付加されている。
DocumentList2002には、バインダ文書内のオリジナル文書の一覧が表示される。このとき、2006のように、文書名とこの文書に関連付いたアプリケーションのアイコンが表示される。もし、2007のようにアイコンが表示されていない場合は、バインダ文書内にオリジナル文書は入っておらず、変換後のページデータだけが入っている。
図17では、GUIを用いた例を挙げたが、バインダ文書作成の際には、図16で説明した処理についてGUIを立ち上げずに、行ってもよい。
置換え時にバインダ文書に変換する場合は、単一のオリジナル文書から成り、図18で説明した前記オリジナル文書の全てのページがバインダ文書のページとなるバインダ文書を生成する。つまり、オリジナル文書と一対一に対応するバインダ文書が生成される。
第一の実施例では、オリジナル文書と変換後の汎用的なフォーマットの文書の両方を保存する場合に、データベース内での関連付けが必要であり、操作が複雑になる場合がある。本実施例では、バインダ文書に変換して保存することで、元文書と変換後の文書を一つのフォーマットとして扱うことができるため、データの管理が容易となる。また、元文書もバインダ文書の中に含まれているため、データベースにアクセスしなくとも、バインダ文書を取り出してくれば、元文書で開くか、変換後の文書で開くかをユーザの意思によって決定できる。
図19は、バインダ文書として長期保存を行う場合のフローチャートについて記載している。
S2101は、当該文書の文書種別(拡張子)が、管理者が予め定めた文書変換を自動的に行う文書種別(拡張子)か否かが判断される。文書変換を自動的に行う文書種別(拡張子)であれば、S2105へ進みバインダ文書への変換処理が実行される。文書変換を自動的に行う文書種別(拡張子)でなければ、S2102へ進む。S2102では、管理者が予め定めた文書変換を置換え時に判断する文書種別(拡張子)か否かが判断される。文書変換を置換え時に判断する文書種別(拡張子)であれば、S2103へ進み、文書変換を置換え時に判断する文書種別(拡張子)でなければ、当該文書は文書変換する必要がないため、S2107へ進み、S2107で当該文書を長期保存フォルダへ移動して終了する。
S2103では、管理者に当該文書をバインダ文書に変換するか否かを管理者に判断させる。S2104では、S2103管理者が文書変換を要求しなかった場合は、文書変換を行う必要がないので、S2107へ進み、先に説明した処理が行われる。S2104では、S2103で管理者が文書変換を要求した場合は、文書変換を行わねばならないので、S2105へ進む。S2105では、バインダ文書への変換処理が行われる。バインダ文書への変換処理は、本実施例の始めに説明したように行われる。S2105で文書変換処理が終了した後、S2106へ進み、バインダ文書が長期保存フォルダに格納される。なお、この処理は一文書ずつ行わなくても、実施例1での図12を用いて先に説明したようにまとめて行ってもよい。
本実施例では、バインダ文書に変換する単位が一文書であったが、前記バインダ文書の構成より、バインダ文書には、複数のオリジナル文書を保持することができる。バインダ文書のオリジナル文書を置換え時の元文書と対応付けることにより、置換え時に複数の文書をまとめて一つのバインダ文書として長期保存することが可能となる。例えば、フォルダ単位にバインダ文書とすることで、関連付いた文書を一まとめとして長期保存させることもできる。更には、バインダ文書の内部でも、特定の文書だけオリジナル文書(元文書)を持たないことが可能であるため、バインダ文書でも元文書を持つか持たないかを設定できる。
また、保存年限毎にバインダ文書としてまとめることも可能である。保存年限毎にまとめることによって、保存年限が切れて破棄を実施する際に、複数の文書を破棄するのではなく、一つのバインダ文書を破棄することで処理を済ませることができる利点がある。更には、フォルダ単位と保存年限を組み合わせて、バインダ文書を作成してもよい。
ファイリングの方式の一例を示す図 文書管理システムの構成を示す図 文書管理クライアントの画面構成例を示す図 移換え・置換え機能を有する文書管理クライアントの画面構成例を示す図 移換え・置換えのフォルダの一例を示す図 本発明の文書管理システムのブロック図 置換えのときの文書移動の例を示す図 移換えのときの文書移動の例を示す図 自動文書変換条件設定のユーザインターフェイスの一例を示す図 自動文書変換条件の設定例を示す図 移換え・置換えのメインフローチャート 変換対象文書一括設定の一例を示す図 置換え処理を説明するフローチャート 置換え時の文書移動を説明するフローチャート 文書変換処理を説明するフローチャート バインダ文書生成のブロック図 バインダ文書を扱うソフトウェアの一例を示す図 文書単位にデータを扱うバインダ文書ソフトウェアの一例を示す図 バインダ文書を用いて長期保存を行うときのフローチャート 文書種別毎に変換されるフォーマットを選択する一例を示す図
符号の説明
201 文書管理サーバ
202 データベース
203 文書ボリュームサーバ
204 ネットワーク
205 クライアントPC
206 クライアントPC

Claims (10)

  1. データ保管するためのデータベースを具備し、前記データベースに文書を登録する手段を具備し、時間を管理するタイマを具備し、前記タイマが一定期間経過すると文書移動を行う移換え・置換え処理手段を具備し、文書フォーマットを変換する文書変換手段を具備する文書管理システムにおいて、前記タイマにより実施される文書の置換え処理において、前記文書変換手段によって前記データベース内の文書を自動的に汎用フォーマットに変換することを特徴とする文書管理システム。
  2. 請求項1に記載の文書管理システムにおいて、フォーマット選択手段を具備し、前記フォーマット選択手段によって選択されたフォーマットに変換することを特徴とする文書管理システム。
  3. 請求項1または2に記載の文書管理システムにおいて、前記文書変換手段によって変換された文書と変換前の文書を同時に前記データベースに格納することを特徴とする文書管理システム。
  4. 請求項3に記載の文書管理システムにおいて、前記タイマが設定された期間後に前記変換前の文書を削除することを特徴とする文書管理システム。
  5. 請求項2に記載の文書管理システムにおいて、文書種別毎に変換されるフォーマットを個別に指定するための文書種別フォーマット設定手段を具備し、前記文書種別フォーマット設定手段によって、文書種別毎に異なるフォーマットに変換することを削除することを特徴とする文書管理システム。
  6. 請求項2に記載の文書管理システムにおいて、オリジナル文書データと汎用フォーマットである文書データをひとつのフォーマットとして扱うバインダ機能を具備し、変換されたフォーマットとしてバインダ文書を選択することを特徴とする文書管理システム。
  7. 請求項6に記載の文書管理システムにおいて、バインダ文書に複数の文書を格納することを特徴とする文書管理システム。
  8. 請求項7に記載の文書管理システムにおいて、文書管理システム内のフォルダ単位にバインダ文書に複数の文書を格納することを特徴とする文書管理システム。
  9. 請求項7に記載の文書管理システムにおいて、保存年限毎にバインダ文書に複数の文書を格納することを特徴とする文書管理システム。
  10. 請求項7に記載の文書管理システムにおいて、元文書を保管すべきかを指定する元文書保管設定手段を具備し、前記元文書保管設定手段によって指定された文書だけ元文書を保持し、他の文書は元文書を保持しないバインダ文書を前記データベースに格納することを特徴とする文書管理システム。
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