JP2014215909A - リサイクルごみ回収装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示部の有効活用を図ることのできるリサイクルごみ回収装置を提供する。【解決手段】リサイクルごみ回収装置2は、利用者によって投入されるリサイクルごみを収容する収容コンテナ30と、収容コンテナ30に投入されたリサイクルごみの重量を計測する計量器26と、表示モニタ8及びタッチパネル9と、制御装置とを備え、当該制御装置は、表示モニタ8のゲーム画面においてゲームを実行し、前記重量に応じた加算ポイントに加えるボーナスポイントを付与可能なゲーム結果を表示し、前記ゲーム画面に隣接する広告画面において、前記ゲームの実行中及び終了後に広告を表示させる。【選択図】 図6

Description

本発明は、リサイクルごみ回収装置に関する。
リサイクルごみやペットボトル等、リサイクルごみの回収が小売店等の店舗でも行われている。従来のリサイクルごみの回収は収容箱に投入させるだけのものであったが、近年、収容箱にリサイクルごみが投入されるとその重量を測定し、測定された重量に応じて何らかの利益と交換可能なポイントを付与する回収装置が開発されている(例えば特許文献1参照)。このような回収装置によれば、リサイクルごみの回収を促進することができる。
特開2008−146428号公報
上述従来の回収装置では、使用方法を表示したり、リサイクルごみの重量計測結果を表示したり、ポイントの照会要求に応じて現在のポイントを表示したりする表示部を備えている。しかしながら、普段から回収装置を利用している利用者は慣れにより表示部の表示内容をわざわざ確認することがなくなる。
そうすると、せっかく設置されている表示部が有効活用されない。特に、店舗に回収装置が設置されている場合には、店舗へ買い物に来た利用者が買い物ついでにリサイクルごみを収容箱に投入するだけのものとなっている。買い物が主目的であることが多いため、ポイントカードにポイントが書き込まれたらそのまますぐに買い物に行ってしまう。したがって、店舗に回収装置を設置する場合には特に表示部を見る利用者は殆どいないのが実情である。
本発明は、上述事情に鑑みてなされたものであり、表示部の有効活用を図ることのできるリサイクルごみ回収装置を提供することを目的としている。
上述課題を解決するのに適した手段について、作用効果等を示しつつ説明する。
手段1は、リサイクルごみ回収装置であり、利用者によって投入されるリサイクルごみを収容する収容部と、前記収容部に投入されたリサイクルごみの重量を計測する計測部と、前記計測部に計測された重量に応じて利用者に付与するポイントを決定するポイント決定部と、所定情報を表示する表示部と、前記表示部の表示を制御する表示制御部と、を備え、前記表示制御部は、前記表示部の所定のゲーム表示領域においてゲームを実行し、前記重量に応じたポイントよりも高いポイントを付与可能なゲーム結果を表示させる第1制御部と、前記表示部の前記ゲーム表示領域に隣接する領域において、少なくとも前記ゲームの実行中及び前記ゲームの終了後に広告を表示させる第2制御部と、を備えていることを特徴とする。
手段1によれば、リサイクル回収ごみ装置において、利用者によって投入されるリサイクルごみの重量に応じて利用者にポイントを付与するときに、当該ポイントよりも高いポイントを付与可能なゲームをゲーム表示領域において実行することにより、利用者の注意を表示部に惹きつけておくことができる。また、ゲーム表示領域に隣接する領域においてゲームの実行中及び終了後に広告が表示されるため、広告にも関心を向けさせることができる。したがって、表示部を有効に活用できるとともに、特に、表示される広告が、リサイクル回収ごみ装置が設置されている店舗等の商品に関するものであれば、当該店舗等にとっても有利となる。
手段2は、手段1において、前記第2制御部は、当該リサイクルごみ回収装置の設置された店舗が発行するクーポン券に関する広告を表示させるものであり、利用者の要求によって前記クーポン券を発行する発行部を更に備えていることを特徴とする。
手段2によれば、表示部においてクーポン券に関する広告を表示させ、利用者の要求によりクーポン券を発行することにより、リサイクルごみ回収装置が設置された店舗における利用者の購買行動を促すことができ、販売促進の有効な手段となり得る。
手段3は、手段2において、利用者により操作され、前記発行部から前記クーポン券を発行させる指令を行う操作部を更に備え、前記操作部が操作された場合にのみ前記発行部から前記クーポン券が発行されることを特徴とする。
手段3によれば、利用者が能動的に操作を行った場合にのみクーポン券が発行されるため、利用されないクーポン券がむやみに発行されて資源を無駄にすることがないとともに、確実な購買行動を促すことができる。
手段4は、手段1〜3のいずれかにおいて、利用者所有の記録媒体に情報を書き込む書き込み部を更に備え、前記書き込み部は、前記重量及び前記ゲーム結果に応じた合計のポイントを利用者に目視不可能な状態で前記記録媒体に書き込むものであり、前記第1制御部によって実行される前記ゲーム結果はゲーム終了前に予め定めた結果とされ、かつ前記書き込み部による書き込み処理は前記ゲームの終了前に実行されることを特徴とする。
手段4によれば、重量に応じたポイントは重量計測後にしか書き込むことができない一方、ゲーム結果に応じたポイントはゲーム結果が予め定めた結果とされるものとすればゲーム終了前に書き込み可能である。このようにすれば、記録媒体の書き込み前に利用者が記録媒体を持っていってしまっても、ゲーム結果に応じたポイントを付与することができる。また、記録媒体がポイントを目視できない状態で書き込まれていれば、ゲーム結果を知らない利用者にポイントが不一致ではないかと疑念を抱かれることがないとともに、ゲーム結果を踏まえたポイントが付与されていることで急いでいる利用者に不利益を与えることもなくなる。
手段5は、手段1〜4のいずれかにおいて、前記ゲームは、ルーレットゲームであり、前記第1制御部は、ルーレットが停止可能な複数の位置にそれぞれ、加算されるポイント又は今回の計測された重量に応じたポイントに対する掛率の少なくとも一方を表示させることを特徴とする。
手段5によれば、ルーレットゲームにおいて、ルーレットがどの位置に停止したらどれだけのポイントが加算されるか又はどれだけの掛率が得られるかが利用者に表示されるため、ルーレットが停止するまで利用者の興味を惹きつけておくことができる。
手段6は、手段1〜5のいずれかにおいて、前記表示部及び前記表示制御部を含むコントロールボックスを備え、前記コントロールボックスは、装置本体の上部に設置され、前記装置本体の下部には前記コントロールボックスの下方を含んだ全域に前記収容部が設置され、前記装置本体は直方体状をなしており、4つの側面のうち2以上の側面が開放されて当該開放された各側面から前記収容部にリサイクルごみを投入可能であり、前記開放された各側面を前記コントロールボックスが内部に配置された状態で開閉するシャッタをそれぞれ備えていることを特徴とする。
手段6によれば、コントロールボックスが装置本体に設置されているため、コントロールボックスと装置本体とを別個に運搬する必要がなく、かつ、装置本体が直方体状をなしているため、装置の運搬を容易に行うことができる。また、装置本体の下部には前記コントロールボックスの下方を含んだ全域に収容部が設置されており、かつ、2以上の側面が開放されているため、装置本体の大きさの割に収容部には十分な収容力を与えることができ、しかもリサイクルごみの投入を行い易い。さらに、これら開放された各側面を前記コントロールボックスが内部に配置された状態で開閉するシャッタを備えているため、装置を利用しない時間帯に閉めておけば、異物等が投入されることやコントロールボックスに接触されること等のいたずら行為が有効に防止される。
本発明の一実施形態であるリサイクルごみ回収装置の正面図。 リサイクルごみ回収装置の左側面図。 リサイクルごみ回収装置の投入口シャッタを閉めた状態を示す斜視図。 図1のIV−IV線断面図。 図1のV−V線断面図。 リサイクルごみ回収装置の前扉を開いた状態を示す正面図。 リサイクルごみ回収装置の電気的構成を示すブロック図。 リサイクルごみ回収装置の処理を示すフローチャート。 表示モニタでの表示内容を示す図。
以下に本発明の一実施形態であるリサイクルごみ回収装置について図面を参照しつつ説明する。リサイクルごみ回収装置2は、小売店等の店舗内又は店舗のある敷地内に設置されていることを前提に説明する。以下においては、リサイクルごみ回収装置の機械的構成、電気的構成、処理の流れの順に説明する。
<リサイクルごみ回収装置の機械的構成>
まず、リサイクルごみ回収装置2について、図1〜図5を参照して説明する。図1はリサイクルごみ回収装置2の正面図であり、図2は左側面図であり、図3は投入口シャッタを閉めた状態を示す斜視図であり、図4は図1のIV−IV線断面図であり、図5は図1のV−V線断面図である。
リサイクルごみ回収装置2は、略直方体形状の金属製の筐体5によりその外郭が構成される。筐体5の前面右側にはコントロールボックス6が設けられている。このコントロールボックス6の前面側表面には、リサイクルごみ回収装置2の使い方案内等を表示する表示モニタ8、利用者用によりタッチ操作されるともに状況に応じて種々のメッセージ等を表示するタッチパネル9、後述するポイントカード50に対する情報の読み書きを行うカードリーダ・ライタ10、店舗が発行するクーポン券を発行する発行部12が設けられている。これら表示モニタ8、タッチパネル9、カードリーダ・ライタ10及び発行部12は、後述する制御部15によって制御される。本実施形態では、表示モニタ8及びタッチパネル9が表示部を構成し、タッチパネル9が操作部を構成し、カードリーダ・ライタ10が書き込み部を構成する。
筐体5の前面側及び左右両側には、リサイクルごみが投入される投入口20,21,22が設けられている。これら投入口20,21,22には、図3に示すように、開閉可能な投入口シャッタ23,24,25がそれぞれ設けられており、店舗の営業時間以外には閉じられる(なお、図3では、投入口21を閉めるシャッタ24は示されていない)。シャッタ23は、コントロールボックス6よりも前方に設置されているため、シャッタ23が閉じられると、コントロールボックス6はシャッタ23の後方に隠れることとなる。また、投入口20の下方の立壁は開閉扉13により構成されており、通常時は、部外者が開けることができないよう施錠されている。一方、筐体5の背面側には投入口は設けられておらず、背面全面が壁板により構成されている。
次に、筐体5内部の構成について、図4〜図6を参照して詳しく説明する。図6は筐体5の開閉扉13を開いた状態を示す正面図である。
筐体5内の底部には計量器26が載置されるとともに、当該計量器26の計量面(上面)には収容箱としての収容コンテナ30が載置されている。計量器26は、平面視において後側が開口したコ字状に形成され、前側及び左右両側の計量面で収容コンテナ30を支持することにより、リサイクルごみが収容コンテナ30内で局所的に偏って集まった場合においても精度よく重量を計測できる。また、計量器26は、筐体5底部に設けられたガイド28により前後にスライド可能となっており、メンテナンスや清掃等のために、前側面に設けられた左右一対の取っ手27により前方に引き出すことができる。
収容コンテナ30は、上面の開口した略直方体形状をなし、リサイクルごみ回収装置2下部の略全域に設置されている。収容コンテナ30の前面側の立壁中央部分は、リサイクルごみを排出する際に開扉可能となった開閉扉31となっている。開閉扉31は、ごみ収容時にはストッパ32により閉められている。また、収容コンテナ30の底面の四隅には、高さ調整可能な支持部33が設けられている。支持部33は、通常時は、計量器26の高さより低い高さA−Aに設定されており、その底面は筐体5の底部から離間している。一方、メンテナンスや清掃等のために計量器26を前方に引き出す際には、計量器26及びガイド28を合せた高さよりも支持部33を高く調整することで、収容コンテナ30の底面が計量器26から離間し、計量器26を容易に引き出すことが可能となる。
<リサイクルごみ装置の電気的構成>
次に、リサイクルごみ回収装置2の電気的構成について、図7を参照して説明する。図7は、リサイクルごみ回収装置2と小売店等の店舗内のネットワーク3とから構成されるリサイクルごみ回収システム1の構成を示すブロック図であり、その一部としてリサイクルごみ回収装置2の電気的構成が示されている。
リサイクルごみ回収装置2のコントロールボックス6の内部には、投入されたリサイクルごみの重量に応じたポイント換算や表示モニタ8等の制御を行う制御装置15や、当該制御装置15を操作するための管理者用のキーボード16、店舗内ネットワーク3との通信を行うための通信部17などが収納されている。本実施形態では、制御装置15がポイント決定部及び表示制御部を構成する。
制御装置15は、演算装置であるCPU、該CPUにより実行される各種制御プログラム等を記録したROM、各種データ等を一時的に記録するRAMなどを内蔵しており、制御プログラムに基づき図示しないリレー等を介して上述各種電装機器の制御を行うものである。
なお、本実施形態では、ポイントカード50として、情報の書換えが可能な記録領域を有する記録媒体としてのICカードを用いている。このICカードは、情報の記録や演算のためのICチップを組み込んだものであり、ICチップの一部が記録領域となる。ポイントカード50の記録領域には、カードの登録番号、加算ポイント、累積ポイント、最新使用日等が書き込まれており、例えばポイントに変更があった場合には、カードリーダ・ライタ10等によって前回記録されたポイントが消去された後、新たなポイントが記録される。なお、記録された情報は、ポイントカード50だけ(単体)では、利用者の目視が不可能となっている。
<店舗内ネットワークの構成>
次に、リサイクルごみ回収システム1を構成する店舗内ネットワーク3の構成について説明する。
店舗内ネットワーク3は、後述するポイントカード50に貯まったポイントをキャッシュバック等によって利用できるようにするためのネットワークである。図7に示すように店舗内ネットワーク3は、統括的な管理を行うホストコンピュータ60に多数のPOSレジスタ端末61がLANによってネットワーク接続されることにより構成されている。また、各POSレジスタ端末61にはカードリーダ・ライタ62が接続されている。このカードリーダ・ライタ62は、上述のリサイクルごみ回収装置2のカードリーダ・ライタ10と同様のもので、ポイントカード50に対する情報の読み書きが可能となっている。
また、ホストコンピュータ60には、リサイクルごみ回収装置2との通信を行うための通信部63が接続されている。通信部63は通信回線64を介してリサイクルごみ回収装置2の通信部17と接続されている。これにより、店舗内ネットワーク3のホストコンピュータ60と、リサイクルごみ回収装置2の制御装置15とが通信可能に接続される。
ホストコンピュータ60は、自身の記録装置内に顧客データベースを管理しており、後述するようにリサイクルごみ回収装置2の制御装置15から新規登録情報やポイントカード50の使用履歴など新たな情報が送られてきた場合には、当該情報を顧客データベースに記録させる。
<リサイクルごみ回収装置の処理の流れ>
次に、利用者がリサイクルごみ回収装置2を利用する際の処理の流れを、図8のフローチャートを参照して説明する。
リサイクルごみ回収装置2(制御装置15)は、通常、表示モニタ8において、「リサイクルごみ回収モード」か「ポイント照会モード」かを選択できることを案内する表示で待機している。また、タッチパネル9は、「リサイクルごみ回収モード」か「ポイント照会モード」かを入力操作できる画面となっている。
リサイクルごみを投入する利用者は、タッチパネル9で「リサイクルごみ回収モード」を選択すると(ステップS1)、自身の所有する記録媒体としてのポイントカード50をカードリーダ・ライタ10のカードホルダに載置する(ステップS2)。ポイントカード50が載置されると、制御装置15はカードリーダ・ライタ10を制御してポイントカード50に記録されているカードの登録番号やポイントなど各種情報を読取る。この際、読取られた情報はRAMに一時記録される。
このようなカード情報の読取りに続き、制御装置15は、挿入されたポイントカード50の正規性や挿入の正常性の判定を行う(ステップS3)。
ここで載置されたカードが正規カードでない場合やカードの挿入向きが間違っている場合には、制御装置15は、表示モニタ8にて「カードエラー:カードの向きを確認してください」や「カードが正常に読み取れません。お手数ですがサービスカウンターへ起しください」などのメッセージを表示させるとともに、利用者にカードを受け取らせ(ステップS4)、再度の操作を促す。
ステップS3においてポイントカード50の正常性が判定されると、制御装置15は、自身の有するデータベースを参酌して、当該ポイントカード50が登録済みか否かを判定する(ステップS5)。
登録済みでない場合、すなわち利用者がリサイクルごみ回収装置2を初めて利用する場合には、利用者の属性情報(例えば性別、職業、居住地域、年齢など)の登録をタッチパネル9を介して利用者に行わせる(ステップS6)。同時に、制御装置15は、これらの登録情報を前記データベースに記録させるとともに、前記通信部17を介して店舗内ネットワーク3へ送信する。
登録が完了した場合又は既に登録済みの場合には、制御装置15は、計量器26を制御して風袋引き処理を実行する(ステップS7)。この処理が行われることにより、計量器26は、計量面に載置された収容コンテナ30及びこれに収容されたリサイクルごみの総重量を風袋引きし、今回投入されるリサイクルごみの重量のみを計量可能な状態となる。
制御装置15は、タッチパネル9にて「投入口より新聞・雑誌等を投入してください」とのメッセージを表示して、利用者にリサイクルごみの投入を促すとともに(ステップS8)、「投入が終わりましたら「ポイントGET!」ボタンを押してください」とのメッセージを表示してポイントカード50への加算ポイントの書き込みを促す。
そして、制御装置15は、計量器26を駆動制御して計量動作を行わせるとともに、計量器26から入力された重量データを基にタッチパネル9にてその値を表示させ(ステップS11)、この値をRAMに一時記録する。
続いて、制御装置15は、計量器26により計量されたリサイクルごみの重量を予め設定された演算式に基づきポイントに換算し(ステップS10)、ポイントカード50から読み取った累積ポイントに、今回投入されたリサイクルごみの重量に応じたポイントを加算する(ステップS11)。そして、制御装置15は、タッチパネル9にて、今回のリサイクルごみの重量と加算ポイントと、累積重量と累積ポイントとを表示する(ステップS12)。それとともに、制御装置15は、後ほど表示モニタ8にて行われるルーレットによるゲーム結果を予め決定し、そのゲーム結果に基づいたボーナスポイントを、前記加算ポイントに付加した後、カードリーダ・ライタ10を駆動制御して、ポイントカード50に新たな情報を書き込む(ステップS13)。これにより、ポイントカード50の記録領域には、ボーナスポイントが付加された新たな加算ポイント、累積ポイント及び最新使用日が記録される。なおこの段階では、これら情報は、利用者には表示されない。
そして、ポイントカード50への書き込みが終了すると(ステップS14でYES)、タッチパネル9にて「カードをお受け取りください。上の画面でゲームが始まるよ」とのメッセージを表示して、カードリーダ・ライタ10のカードホルダからカードの受け取りが可能となる(ステップS15)。
タッチパネル9に表示された前記メッセージにより、表示モニタ8にて行われるゲームへの注意が喚起されたのに続いて、表示モニタ8では、図9に例示するように、ゲーム画面81と広告画面82とが、隣接する領域において並列表示される(ステップS16)。ゲーム画面81ではルーレットによるゲームが行われ、前記ステップS13において予め決定されたゲーム結果に対応した停止位置の表示がなされる(ステップS17)。なお、図9では、加算ポイントにさらに付加されるボーナスポイント(+1、+5、…)又は「商品券」が、ゲームにより付加される例が示されている。また、ゲーム画面81でゲームが行われている間、広告画面82では店舗で販売される商品等の広告動画が表示される。この広告動画は、ゲームが終了しゲーム結果が表示された後まで継続される。なお、広告動画は、店舗で販売されている商品等でクーポン券が発行されるものに関するものである。図9の例では、広告動画の下方に、タッチパネル9を操作してクーポン券の発行を促す表示が併せてなされている。
ゲーム画面81でのゲーム結果が「商品券」であり商品券の発行を利用者が希望する場合や、広告画面82で表示された広告動画の商品等のクーポン券の発行を利用者が希望する場合に、利用者がタッチパネル9にて券発行操作を行うと(ステップ18)、発行部12より商品券やクーポン券が発行される(ステップS19)。
なお、ステップ18でNOと判定された場合(発行部12による券発行がなされない場合)は所定時間経過後に、ステップS18でYESと判定された場合はステップ19の処理(発行部12による券発行処理)の直後に、制御装置15は、再び表示モニタ8とタッチパネル9の画面を初期画面に戻し、待機状態となる。
上述のようにリサイクルごみ回収装置2により加算されたポイントは、当該リサイクルごみ回収装置2を設置している店舗等における買い物時において、例えば10ポイントで100円を割引するなどといったキャッシュバック(商品代金への充当)によって利用することができる。
<店舗内のネットワークによるキャッシュバック処理の流れ>
次に、店舗内のネットワーク3を利用してポイントカード50に貯まったポイントをキャッシュバックにて使用する処理の流れについて説明する。
買い物の精算を行う際、ポイントカード50をカードリーダ・ライタ62のカードホルダに載置する。各POSレジスタ端末61は、カードリーダ・ライタ62からポイントカード50に記録されているカードの登録番号やポイントなど各種情報を読み取る。さらに、ポイントカード50から読み取った累積ポイントから、今回キャッシュバックにて使用する所定ポイント分を減算するとともに、キャッシュバックする分の金額を商品代金から減算し精算を行う。そして、POSレジスタ端末61は、カードリーダ・ライタ62を駆動制御してポイントカード50に新たな情報を書き込む。これにより、ポイントカード50の記録領域には、新たな累積ポイント及び最新使用日が記録される。
また、POSレジスタ端末61は、ポイントカード50の更新情報をホストコンピュータ60に対し送信する。これを受信したホストコンピュータ60は、当該情報を顧客データベースに記録させる。これにより、例えばいかなるタイプの顧客がいつ来店したかなどの統計データを得ることができ、当該統計データを、折込広告の部数調整や特売を行う時間帯の決定など販売促進の有効な手段として利用できる。
<効果>
以上詳述したように、本実施形態では、リサイクルごみ回収に協力した利用者に対し、リサイクルごみの回収量に応じたポイントを発行して、そのポイントに応じたキャッシュバック等の利益を還元することができる。このようなポイント還元方式を採用することで、利用者にとっては、リサイクルごみ回収に協力したことに対する対価をキャッシュバック等といった形態で得ることができるため、さらなるリサイクルごみ提供の動機付けとなり得るとともに、利便性が向上する。一方、リサイクルごみ回収装置2を設置する店舗にとっては、キャッシュバック等のポイントによる優遇を受けるために来店する顧客が増えるため、販売促進の有効な手段の1つとして利用でき、メリットが大きい。その結果、リサイクルごみ回収装置2を設置する設置店が増え、当該リサイクルごみ回収装置2及びこれを用いたシステム1の普及促進が図られるため、社会全体のリサイクルごみ回収率の向上に寄与できる。
また、リサイクルごみ回収装置2を設置する設置店は勿論のこと、リサイクルごみ回収装置2により集められたリサイクルごみを回収するリサイクルごみ回収業者等にとっても、効率の良い回収業務が可能となるため、設備投資や人件費を含む各種経費の節減を図ることができ、利便性や収益性が向上する。
また、ポイントカードにリサイクルごみの重量に応じたポイントを加算するときに、表示モニタ8のゲーム画面81においてルーレットゲームを実行することにより、利用者の注意を表示モニタ8に惹きつけられる。それとともに、ゲーム画面81と隣接する領域において、ゲームの実行中及び終了後に、広告画面82において広告動画が並列表示されることにより、広告にも関心を向けさせることができる。したがって、表示モニタ8を有効活用することが可能となり、かつ、リサイクル回収ごみ装置が設置されている店舗等にとっても有利となる。
さらに、前記広告動画は、店舗で販売されている商品等でクーポン券が発行されるものに関するものに関するものであり、利用者はタッチパネル9を操作してクーポン券の発行を行うことができるため、店舗における利用者の購買行動を促すことができ、リサイクルごみ回収装置が設置された店舗にとって有利となる。この場合、利用者が能動的に操作を行った場合にのみクーポン券が発行されるため、利用されないクーポン券がむやみに発行されて資源を無駄にすることがないとともに、確実な購買行動を促すことができる。
また、表示モニタ8にて行われるルーレットによるゲーム結果は、ゲームが実行される前に予め決定され、そのゲーム結果に基づいたボーナスポイントは、ゲームが実行される前に、ポイントカード50に書き込まれる。このため、書き込み前に利用者がポイントカード50を持っていってしまっても、ボーナスポイントを付与することができる。また、このとき、書き込まれる情報は利用者には表示されないため、利用者がゲーム結果を知らない場合も、ポイントが不一致ではないかと疑念を抱かれることがないとともに、ボーナスポイントが付与されていることで急いでいる利用者に不利益を与えることもなくなる。
さらに、表示モニタ8のゲーム画面81では、図9に例示するようなルーレットが表示され、ルーレットがどの位置に停止したらどれだけのポイントが加算されるかが利用者にわかりやすいため、ルーレットが停止するまで利用者の興味を惹きつけておくことができる。
また、コントロールボックス6が、リサイクルごみ回収装置2の装置本体に一体的に設置されているため、コントロールボックス6と装置本体とを別個に運搬する必要がなく、かつ、装置本体は直方体状をなしているため、リサイクルごみ回収装置2の運搬を容易に行うことができる。また、収容コンテナ30は、リサイクルごみ回収装置2下部の略全域に設置されており、かつ、投入口が3箇所(20,21,22)設けられているため、装置本体の大きさの割に収容コンテナ30には十分な収容力を与えることができ、しかも、リサイクルごみの投入を行い易い。さらに、これら投入口20,21,22を開閉する投入口シャッタ23,24,25を備えており、店舗の営業時間以外には閉じられるため、その時間帯に異物等が投入されることやコントロールボックスに接触されること等のいたずら行為が有効に防止される。
<他の実施形態>
以上説明した一実施形態の他、例えば次のような実施形態とすることも可能であるし、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(1)投入口シャッタ23,24,25は、タイマの設定により自動で開閉できるようにしてもよい。店舗の営業時間外には防犯の観点より閉じておいた方がよいが、手動では閉じることを忘れがちであるため、自動で開閉できるようにすれば、閉じ忘れが防止される。
(2)上記実施形態では、リサイクルごみ回収装置2の制御装置15と店舗内ネットワーク3のホストコンピュータ60とが通信回線(有線)64を介して通信可能に接続されている。これに限らず、両者が無線LANなど無線により通信可能に接続される構成としてもよい。また、通信可能に接続されることなく両者が独立した構成としてもよい。
(3)上記実施形態では、ポイント等を記録する記録媒体として、累積ポイント等の情報の書換えが可能な記録領域を有するICカード(ポイントカード50)を用いているが、これに限らず、リライタブルカードや携帯電話機等、情報を記録できる記録媒体であれば他の記録媒体を用いてもよい。
(4)ルーレットゲームによるボーナスポイントを、リサイクルごみ回収量に応じた加算ポイントに対する掛率としてもよい。
(5)上記実施形態では詳述しなかったが、「ポイント照会モード」では、利用者が、タッチパネル9で「ポイント照会モード」を入力操作し、ポイントカード50をカードリーダ・ライタ10のカードホルダに載置すると、制御装置15が、カードリーダ・ライタ10を制御してポイントカード50に記録されているカードの登録番号やポイントなど各種情報を読取って、タッチパネル9にて、累積重量と累積ポイントとを表示する。
(6)上記実施形態では特に言及しなかったが、収容コンテナ30が満杯になったことを検知できる構成を採用してもよい。例えば、収容コンテナ30が満杯になったことを検知する検知センサを設けたり、計量器26により定期的に収容コンテナ30及びこれに収容されたリサイクルごみの総重量を計量して監視する構成としてもよい。さらに、検知結果を外部に報知する警告ランプなどの報知手段を備えた構成とすることが好ましい。この場合、例えば状況に応じて段階的に色が変わるランプを備え、収容コンテナ30が投入可能な状態であればランプが青色に点灯し、収容コンテナ30の容量の半分までリサイクルごみが収容された場合にはランプが黄色に点灯し、収容コンテナ30が満杯となった場合には赤色に点灯するといった構成が一例に挙げられる。
(7)上記実施形態では特に言及しなかったが、計量器26が一度に大きな重量変化を検知した場合は、リサイクルごみ以外のものが投入されたと判断できるので、それを検知し、不正又は事故の可能性について報知するように構成してもよい。
(8)リサイクルごみ回収装置2に防犯カメラ等の防犯機能を持たせた構成としてもよい。このようにすることで、リサイクルごみ回収装置2にリサイクルごみより重いものを投入し、不正にポイントを詐取する行為等を抑止することができる。
1…リサイクルごみ回収システム、2…リサイクルごみ回収装置、3…店舗内ネットワーク、6…コントロールボックス、8…表示モニタ、9…タッチパネル、10…カードリーダ・ライタ、15…制御装置、26…計量器、30…収容コンテナ。

Claims (6)

  1. 利用者によって投入されるリサイクルごみを収容する収容部と、
    前記収容部に投入されたリサイクルごみの重量を計測する計測部と、
    前記計測部に計測された重量に応じて利用者に付与するポイントを決定するポイント決定部と、
    所定情報を表示する表示部と、
    前記表示部の表示を制御する表示制御部と、
    を備え、
    前記表示制御部は、
    前記表示部の所定のゲーム表示領域においてゲームを実行し、前記重量に応じたポイントよりも高いポイントを付与可能なゲーム結果を表示させる第1制御部と、
    前記表示部の前記ゲーム表示領域に隣接する領域において、少なくとも前記ゲームの実行中及び前記ゲームの終了後に広告を表示させる第2制御部と、
    を備えていることを特徴とするリサイクルごみ回収装置。
  2. 前記第2制御部は、前記リサイクルごみ回収装置の設置された店舗が発行するクーポン券に関する広告を表示させるものであり、
    利用者の要求によって前記クーポン券を発行する発行部を更に備えている、請求項1に記載のリサイクルごみ回収装置。
  3. 利用者により操作され、前記発行部から前記クーポン券を発行させる指令を行う操作部を更に備え、
    前記操作部が操作された場合にのみ前記発行部から前記クーポン券が発行される、請求項2に記載のリサイクルごみ回収装置。
  4. 利用者所有の記録媒体に情報を書き込む書き込み部を更に備え、
    前記書き込み部は、前記重量及び前記ゲーム結果に応じた合計のポイントを利用者に目視不可能な状態で前記記録媒体に書き込むものであり、
    前記第1制御部によって実行される前記ゲーム結果はゲーム終了前に予め定めた結果とされ、かつ前記書き込み部による書き込み処理は前記ゲームの終了前に実行される、請求項1〜3のいずれか1項に記載のリサイクルごみ回収装置。
  5. 前記ゲームは、ルーレットゲームであり、前記第1制御部は、ルーレットが停止可能な複数の位置にそれぞれ、加算されるポイント又は今回の計測された重量に応じたポイントに対する掛率の少なくとも一方を表示させる、請求項1〜4のいずれか1項に記載のリサイクルごみ回収装置。
  6. 前記表示部及び前記表示制御部を含むコントロールボックスを備え、
    前記コントロールボックスは、装置本体の上部に設置され、
    前記装置本体の下部には前記コントロールボックスの下方を含んだ全域に前記収容部が設置され、
    前記装置本体は直方体状をなしており、4つの側面のうち2以上の側面が開放されて当該開放された各側面から前記収容部にリサイクルごみを投入可能であり、
    前記開放された各側面を前記コントロールボックスが内部に配置された状態で開閉するシャッタをそれぞれ備えている、請求項1〜5のいずれか1項に記載のリサイクルごみ回収装置。
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