JP2014214546A - 断熱建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】断熱ドアの如き断熱建具において、火災の炎が断熱建具の反対側に廻り込む可能性を低減することにより、断熱建具の防火性能を向上させること。
【解決手段】建物の開口部2に設けられた枠体10であって、外側縦枠11a等の外枠と内側縦枠11b等の内枠との相互間に断熱形材11cを配置して構成された枠体10に、扉体20を収容して構成された防火断熱玄関ドア1であって、温度上昇によって膨張することにより、断熱形材11cと扉体20との相互間の隙間を減少させる耐火性の膨張材80を、枠体10の側面に取り付けた。
【選択図】図6

Description

本発明は、建物に取り付けられる断熱建具に関する。
従来、玄関ドアとして、屋外側と屋内側の相互間の熱伝導を低減させることにより断熱性を向上させた断熱ドアが普及している。例えば、特許文献1には、ドア枠と障子枠を備えた断熱ドアが開示されている。この断熱ドアのドア枠は、室内側枠と室外側枠との間に断熱部材を設けて構成されている(例えば、特許文献1の段落0006及び図3参照)。
特開平11−36750号公報
従来、このように構成された断熱ドアの一つとして、防火性能が高められた防火断熱ドアも普及していた。しかしながら、近年は、建具に一層高い防火性能が求められるようになってきており、防火断熱ドアに関しても防火性能の観点から一層の改善が求められていた。例えば、防火断熱ドアの室外側や室内側において火災が発生した場合には、火災の炎がドア枠と障子枠の相互間に入り込むことにより、室内側枠と室外側枠の相互間に設けられている断熱部材が熱せられて変形し易くなる可能性があった。そして、断熱部材が変形した場合には、室内側枠と室外側枠の相互間に隙間が生じ、この隙間を介して炎が防火断熱ドアの反対側に廻り込む可能性が生じることで、防火断熱ドアの防火性能が低下する可能性があった。
本発明は、上記従来技術における課題を解決するためのものであって、防火断熱ドアの如き断熱建具において、火災の炎が断熱建具の反対側に廻り込む可能性を低減することにより、断熱建具の防火性能を向上させることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の断熱建具は、建物の開口部に設けられた枠体であって、外枠と内枠との相互間に断熱形材を配置して構成された枠体に、被収容体を収容して構成された断熱建具であって、温度上昇によって膨張することにより、前記断熱形材と前記被収容体との相互間の隙間を減少させる耐火性の膨張手段を、前記枠体の側面に取り付けた。
請求項2に記載の断熱建具は、請求項1に記載の断熱建具において、前記断熱建具は、前記枠体に、前記被収容体としてのドアパネルを収容して構成された断熱ドアである。
請求項3に記載の断熱建具は、請求項1又は2に記載の断熱建具において、前記外枠における前記被収容体側の側面又は前記内枠における前記被収容体側の側面の少なくとも一方と、前記断熱形材における前記被収容体側の側面とを、相互に面一状となるように並設し、前記並設した各側面に連接するように、前記膨張手段を取り付けた。
請求項4に記載の断熱建具は、請求項3に記載の断熱建具において、前記断熱形材の周辺位置の中で、少なくとも、前記並設した各側面に対して前記断熱形材を挟んで反対側の位置と、前記並設した各側面の並設方向に沿った位置とに、前記膨張手段が膨張可能となる膨張空間部を設けた。
請求項5に記載の断熱建具は、請求項1から4のいずれか一項に記載の断熱建具において、前記枠体の前記外枠又は前記内枠に、当該枠体に収容された前記被収容体に当接する気密手段を設け、前記気密手段と前記断熱形材との相互間に、前記膨張手段を配置した。
請求項1に記載の断熱建具によれば、火災の熱によって膨張手段が膨張して断熱形材と被収容体との相互間の隙間を減少させるため、この隙間から火災の炎が入り込んで断熱建具の反対側に廻り込む可能性を低減することができ、断熱建具の防火性能を高めることが可能になる。特に、枠体の側面に膨張手段を取り付けたので、断熱形材が温度上昇により変形した場合であっても、膨張手段の固定構造を維持することができ、膨張手段の位置の安定化を図ることができる。
また、請求項2に記載の断熱建具によれば、火災の熱によって膨張手段が膨張して断熱形材と被収容体との相互間の隙間を減少させるため、この隙間から火災の炎が入り込んで断熱ドアの反対側に廻り込む可能性を低減することができ、断熱ドアの防火性能を高めることが可能になる。
また、請求項3に記載の断熱建具によれば、外枠又は内枠の少なくとも一方から断熱形材に至る範囲に膨張手段を直線的に配置することができ、膨張手段を枠体に取り付けた場合であっても、膨張手段を断熱形材の側方に隙間なく延出させることができて、断熱形材と被収容体との相互間の隙間に火災の炎が廻り込む可能性を確実に低減することができる。
また、請求項4に記載の断熱建具によれば、膨張手段を中心として断熱形材に向かう方向とは異なる2つの方向に膨張空間部を設けているので、断熱形材や枠体によって膨張手段の膨張が妨げられる可能性を低減することができると共に、膨張手段が断熱形材に向かう方向に膨張することによって当該断熱形材を変形させる可能性を低減することができる。
また、請求項5に記載の断熱建具によれば、火災の熱によって気密手段が変形した場合であっても、この変形によって生じた隙間を介して火が廻り込むこと可能性を低減することができ、断熱建具の防火性能を一層高めることが可能になる。
本発明の本実施の形態に係る防火断熱玄関ドアの正面図である。 図1の防火断熱玄関ドアの背面図である。 図1の防火断熱玄関ドアのA−A矢視断面図である。 図1の防火断熱玄関ドアのB−B矢視断面図である。 図3のC部分の拡大図である。 図4のD部分の拡大図である。 図4のE部分の拡大図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る一実施の形態について詳細に説明する。最初に、本実施の形態の基本的概念について説明し、次に、本実施の形態の具体的内容について順次説明し、最後に、本実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔本実施の形態の基本的概念〕
最初に、本実施の形態の基本的概念について説明する。本実施の形態は、断熱建具に関するものである。ここで、「建具」とは、建物の開口部に設けられる仕切りであり、扉体や窓パネルの如き可動体を備えている「開閉ドア」や「開閉窓」等と、扉体や窓パネルの如き可動体を備えていない「嵌め殺し窓」等を含む。「建具」の取り付け位置や用途は任意であり、例えば、建具が「ドア」である場合には、玄関に設置される「玄関ドア」、勝手口や通用口に設置される「勝手口ドア」、あるいは建物内部に設置されるための「室内ドア」を含み、建具が「窓」である場合には、外壁に設置される「外窓」、あるいは室内に設置される「室内窓」を含む。
特に、本実施の形態の「建具」は「断熱建具」として構成されている。ここで、「断熱建具」とは、当該断熱建具を介して区画される2つの空間部の相互間における熱伝導を低減するための建具であり、例えば、建具が「ドア」である場合には、「断熱玄関ドア」や「断熱扉」が該当し、建具が「窓」である場合には、「断熱窓」が該当する。
この断熱建具には被固定部が収容されている。ここで、「被固定部」とは、建物の開口部を閉鎖したり、断熱建具の意匠性や採光性を向上させる等の任意の目的で収容されるものであり、建具が「ドア」である場合には、「扉体」や「扉障子」が該当し、建具が「窓」である場合には、「窓パネル」や「窓障子」が該当する。
以下、本実施の形態では、「断熱建具」が「防火断熱玄関ドア」であり、「被固定部」が「扉体」である場合について例示する。
〔本実施の形態の具体的内容〕
次に、本実施の形態の具体的内容について説明する。図1は、本実施の形態に係る防火断熱玄関ドアの正面図、図2は、図1の防火断熱玄関ドアの背面図、図3は、図1の防火断熱玄関ドアのA−A矢視断面図、図4は、図1の防火断熱玄関ドアのB−B矢視断面図である。以下では、図1〜4に示す各方向のうち、X方向を右方向、X’方向を左方向、Y方向を前方向(又は屋外側方向若しくは開放方向)、Y’方向を後方向(又は、屋内側方向若しくは閉鎖方向)、Z方向を上方向、Z’方向を下方向、と称する。また、図3のようにY−Z平面に平行な断面を「縦断面」、図4のようにX−Y平面に平行な断面を「横断面」と称する。
これら図1、2に示すように、防火断熱玄関ドア1は、枠体10、扉体20、及び外装パネル30を備えて構成されている。ただし、防火断熱玄関ドア1は、以下に特記する事項を除いて、公知の防火断熱玄関ドアと同様に構成することができるものとする。
(枠体)
枠体10は、建物の開口部2に設けられるものであり、左右一対の縦枠11、12、上枠13、及び下枠14を備えている。これら左右一対の縦枠11、12、上枠13、及び下枠14は、それぞれ開口部2の周縁における建物の躯体3に公知の方法で直接的に固定され、相互に組み合わせられて、全体として正面角環状の枠を構成する。以下では、必要に応じて、一対の縦枠11、12のうち、扉体20の戸先側(扉体20の左右のうち、後述する蝶番25から遠い側であり、本実施の形態においては左側)の縦枠11を「戸先側縦枠」11と称し、扉体20の戸尻側(扉体20の左右のうち、蝶番25に近い側であり、本実施の形態においては右側)の縦枠12を「戸尻側縦枠」12と称する。このうち、戸先側縦枠11には、扉体20を全閉位置(本実施の形態においては図1〜4に示す位置)に位置させた状態において、デッドボルト受けとラッチ受け(いずれも図示省略)が設けられている。
このような枠体10を構成する各部材は、任意の方法や材質で製造することができ、例えば、アルミニウム合金を押出成形することにより製造することができる。
(扉体)
扉体20は、建物の開口部2を開閉するための平板状の開閉体である。この扉体20は、任意の方法や材質で製造することができるが、本実施の形態においては、複数のスチール製の枠材から正面方形環状に枠組みされた扉枠21を、その屋外側及び屋内側に配置した一対の化粧鋼板22、23で外側から覆い、これら一対の化粧鋼板22、23の相互間に断熱材24を収容して構成されている。このように構成された扉体20は、当該扉体20の戸尻側の側面において、上下方向における3箇所に配置された蝶番25を介して、戸尻側縦枠12に回動自在に軸支されている。また、扉体20の戸先側の近傍位置には、把手26、ラッチ(図示省略)、及びシリンダ錠27が設けられている。把手26は、扉体20の前面と後面における相互に対応する位置に設けられており、この把手26を介してユーザが扉体20の開閉操作を行うことが可能となっている。ラッチは、扉体20の内部に設けられた連動機構(図示省略)を介して把手26と連結されており、ユーザによる把手26の操作に連動して、ラッチを扉体20の戸先側の側面から出し入れすることができ、扉体20を全閉位置に位置させた状態において、このラッチを戸先側縦枠11のラッチ受けに係脱自在に係止させることで、施錠の有無に関わらず、扉体20を全閉位置に維持することが可能になっている。また、シリンダ錠27は、扉体20の把手26の近傍位置に設けられており、ユーザが扉体20の前方から鍵操作を行うことにより、あるいはユーザが扉体20の後方からサムターン27aの操作を行うことにより、デッドボルト(図示省略)を扉体20の戸先側の側面から出し入れすることができ、扉体20を全閉位置に位置させた状態において、このデッドボルトを戸先側縦枠11のデッドボルト受けに係止させることで、扉体20を施錠することができる。
この扉体20には、防火断熱玄関ドア1の意匠性や採光性を高める等の目的から、扉窓40が設けられている。この扉窓40は、概略的には、扉体20に形成した開口部28に複層ガラス29を固定することによって構成されている。具体的には、扉体20の左右及び上下の中央位置に、正面形状が縦長長方形状の開口部28が形成されており、この開口部28の四周には扉窓枠43が配置されている。また、この開口部28の周縁において、屋外側には固定枠60、屋内側には押縁70がそれぞれ設けられており、これら固定枠60と押縁70の相互間に複層ガラス29が固定されている。これら固定枠60及び押縁70の材質は任意であるが、軽量で加工性及び意匠性に優れた材質であることが好ましく、例えば、アルミニウム合金が採用される。
(外装パネル)
外装パネル30は、防火断熱玄関ドア1の意匠性や耐火性を高める等の目的から設けられたもので、図1、3に示すように、扉体20の屋外側に複数並設されている。これら複数の外装パネル30の各々は、中空角筒状に形成された化粧鋼板31の内部に断熱材32を収容して構成されており、その左右方向の各端部において、固定枠60から屋外側に立ち上げられた外装パネル枠61に対して固定ネジ(図示省略)等にて固定されている。これら複数の外装パネル30は、相互に一定間隔を隔てて配置されており、これら複数の外装パネル30の相互間の隙間を介して、扉体20が屋外側に露出する。
(枠体−断熱構造)
次に、防火断熱玄関ドア1に断熱性を持たせるための枠体10における断熱構造について説明する。図5は、図3のC部分の拡大図、図6は、図4のD部分の拡大図、図7は、図4のE部分の拡大図である。図3、5に示すように、上枠13は、外側上枠13aと内側上枠13bとに分割構成されており、これらの相互間に断熱形材13cが配置されている。また、図4、6に示すように、戸先側縦枠11は、外側縦枠11aと内側縦枠11bとに分割構成されており、これらの相互間に断熱形材11cが配置されている。また、図4、7に示すように、戸尻側縦枠12は、外側縦枠12aと内側縦枠12bとに分割構成されており、これらの相互間に断熱形材12cが配置されている。このように、屋外側の枠部材と屋内側の枠部材との相互間に断熱部材を介在させることで、屋外側の枠部材と屋内側の枠部材との相互間の熱伝導を低減させて、防火断熱玄関ドア1の断熱性を向上させている。なお、戸尻側縦枠12に関する断熱構造と後述する防火構造は、戸先側縦枠11に関する断熱構造と後述する防火構造と、扉体20を挟んで左右対称であるため、その詳細な説明は省略する。また、上枠13に関する断熱構造と後述する防火構造は、戸先側縦枠11に関する断熱構造と後述する防火構造の以下の説明において、「戸先側縦枠11」を「上枠13」、「外側縦枠11a」を「外側上枠13a」、「内側縦枠11b」を「内側上枠13b」、「断熱形材11c」を「断熱形材13c」と、それぞれ読み替えることにより説明することができるため、その詳細な説明は省略する。すなわち、以下では、図6に示す戸先側縦枠11を対象として、断熱構造に関する説明を行う。
図6に示すように、戸先側縦枠11の外側縦枠11aは、外枠部11a、内枠部11a、及び断熱形材固定部11aを一体に備えて構成されている。外枠部11aは、建屋の屋外側面に沿って配置され、建屋の躯体3に対して固定ネジ(図示省略)を用いた公知の方法により固定されている。内枠部11aは、建屋の開口部2の内周面に沿って配置されるものであり、扉体20の見込面(扉体20を屋外側又は屋内側から見た時に見えない面であり、X−Y平面又はY−Z平面に平行な面)に沿って、この見込面対向する範囲に配置されている。断熱形材固定部11aは、内枠部11aの屋内側の端部から、扉体20の屋内側の見付面の延長線状の位置において、扉体20の見付面(扉体20を屋外側又は屋内側から見た時に見える面であり、X−Z平面に平行な面)に沿って、扉体20から遠ざかる方向に向って延びるように形成されており、内側縦枠11bの後述する断熱形材固定部11bと協同して断熱形材11cを固定する。
一方、内側縦枠11bは、第1内枠部11b、気密材固定部11b、第2内枠部11b、及び断熱形材固定部11bを一体に備えて構成されている。第1内枠部11bは、建屋の開口部2の内周面に沿って配置されるものであり、扉体20の見込面の延長線上よりも、扉体20の左右中央よりの位置に配置されて、建屋の躯体3に対して固定ネジを用いた公知の方法により固定されている。気密材固定部11bは、第1内枠部11bの屋外側の端部から、扉体20の見付面に沿って、扉体20から遠ざかる方向に向かって延びるように形成されている。この気密材固定部11bは、2枚の平板部材11b21、11b22を並設して構成されており、これら2枚の平板部材11b21、11b22のうち、屋外側の平板部材11b21には切欠き11b23が形成されている。この切欠き11b23には、気密材11bが係脱自在に係止されている。第2内枠部11bは、建屋の開口部2の内周面に沿って配置されるものであり、気密材固定部11bの端部から、扉体20の見込面に沿う方向に延びるように形成されている。断熱形材固定部11bは、第2内枠部11bの屋外側の端部から、扉体20の見付面に沿う方向に延びるように形成されており、外側縦枠11aの断熱形材固定部11aと協同して断熱形材11cを固定する。
気密材11bは、弾性樹脂(例えばシリコンゴム)によって、戸先側縦枠11の全長に対応する長さの長尺部材として形成されている。この気密材11bは、閉鎖状態の扉体20の屋内側の見付面に当接し、このことにより、扉体20が戸先側縦枠11に当接する際の衝撃を緩和する戸当たりとして機能すると共に、扉体20と戸先側縦枠11との相互間の気密性を確保することができる。
断熱形材11cは、外側縦枠11aの断熱形材固定部11aと内側縦枠11bの断熱形材固定部11bとの相互間に配置されている。すなわち、これら断熱形材固定部11aと断熱形材固定部11bとは、相互に断熱空間部11dを隔てて構成されており、この断熱空間部11dに断熱形材11cが収容されている。この断熱形材11cは、硬質樹脂によって、戸先側縦枠11の全長に対応する長さの長尺部材として形成されており、その長手方向の複数箇所において、断熱形材固定部11aから断熱形材固定部11b4に至る固定ネジ11eによって、これら断熱形材固定部11a及び断熱形材固定部11bに固定されている。
(防火構造−膨張材)
このような断熱構造を有する防火断熱玄関ドア1には、防火構造を形成するための膨張材80が設けられている。この膨張材80は、温度上昇によって膨張することにより、断熱形材11cと扉体20との相互間の隙間を減少させる耐火性の膨張手段である。すなわち、防火断熱玄関ドア1の室外側や室内側において火災が発生した場合には、火災の炎が戸先側縦枠11と扉体20の相互間に入り込むことにより、外側縦枠11aと内側縦枠11bの相互間に設けられている断熱形材11cが熱せられて変形し易くなる可能性がある。このように断熱形材11cが変形した場合には、外側縦枠11aと内側縦枠11bの相互間の断熱空間部11dに隙間が生じ、この断熱空間部11dを介して炎が防火断熱玄関ドア1の反対側に廻り込む可能性が生じることで、防火断熱玄関ドア1の防火性能が低下する可能性があるために好ましくない。そこで、本実施の形態においては、この隙間に予め膨張材80を配置しておき、火災の熱で膨張材80の温度が上昇した場合には、膨張材80を自動的に膨張させることで、断熱空間部11dを介して火災の炎が廻り込む可能性を低減している。この膨張材80としては、公知の耐火性の膨張材80を使用することができ、例えば、フィブロック(登録商標)(積水化学工業株式会社製)のように、約200℃の温度になった場合に厚み方向に10倍程度膨張する、プラスチック系の耐火材を使用することができる。
この膨張材80の具体的な配置位置は任意であるが、本実施の形態においては、膨張材80を、枠体10の側面に取り付けている。すなわち、断熱形材11cへの火災の炎や熱を遮断する目的からすれば、膨張材80は、断熱形材11cの近傍位置に配置することが望ましいため、例えば、膨張材80を、断熱形材11cの側面に対して直接的に取り付けてもよい。しかしながら、例えば、火災の熱が膨張材80が設けられていない領域から断熱形材11cに伝導して、膨張材80が膨張温度に達する前に断熱形材11cが変形することも考えられ、この場合には、膨張材80が取り付けられている断熱形材11cが変形することで、膨張材80の固定構造を維持することができなくなり、膨張手段の位置の安定化を図ることができなくなる可能性がある。
このような問題を回避するため、本実施の形態においては、上述したように、膨張材80を、枠体10の側面に取り付けている。このように膨張材80の取り付け対象となる枠体10の側面としては、膨張後の膨張材80によって外側縦枠11aと内側縦枠11bの相互間に隙間を塞ぐことができる限りにおいて、いずれの側面であってもよい。例えば、膨張材80を、外側縦枠11aの内枠部11aにおける扉体20側の側面や、内側縦枠11bの気密材固定部11bや第2内枠部11bにおける扉体20側の側面に取り付けてもよい。しかしながら、断熱空間部11dを介して火災の炎が廻り込む可能性を確実に低減するためには、膨張材80が膨張する前の状態においても、この膨張材80によって断熱空間部11dが塞がれるように、膨張材80を配置することがより好ましい。
このため、本実施の形態においては、膨張材80を、断熱形材11cの側面(すなわち、断熱空間部11dの側面)と枠体10の側面との両方に跨る位置に取り付けている。具体的には、外側縦枠11aの内枠部11aにおける扉体20側の側面と、内側縦枠11bの第2内枠部11bにおける扉体20側の側面と、断熱形材11cの扉体20側の側面とを、相互に面一状となるように並設し、当該並設した各側面(すなわち、外側縦枠11aの内枠部11aにおける扉体20側の側面と、内側縦枠11bの第2内枠部11bにおける扉体20側の側面と、断熱形材11cの扉体20側の側面)に連接するように、膨張材80を取り付けている。このような取り付け構造によれば膨張を枠体10に取り付けた場合であっても、膨張材80を断熱形材11cの側方に隙間なく延出させることができて、断熱形材11cと扉体20との相互間の隙間に火災の炎が廻り込む可能性を確実に低減することができる。
また、このように膨張材80の取り付け位置を決定する際には、膨張材80の膨張方向を考慮することが好ましい。すなわち、膨張材80の膨張方向における近傍位置に枠体10や扉体20が存在する場合には、これら枠体10や扉体20が障害となって、膨張材80の十分な膨張が妨げられ、断熱形材11cと扉体20との相互間の隙間を十分に塞げなくなる可能性がある。また、膨張材80の膨張方向に断熱形材11cが存在する場合には、膨張材80が膨張する際の膨張力によって断熱形材11cを変形させる可能性がある。このため、本実施の形態では、膨張材80が十分に膨張することができるように、かつ、膨張材80の膨張力によって断熱形材11cを変形させる可能性が少なくなるように、膨張材80を中心として、断熱形材11cへ向かう方向とは異なる方向に、膨張材80が膨張可能となる膨張空間部81〜83を設けている。具体的には、断熱形材11cの周辺位置の中で、上記並設した各側面に対して断熱形材11cを挟んで反対側の位置に膨張空間部81を設け、上記並設した各側面の並設方向に沿った位置(膨張材80を中心としてY−Y’方向に沿って屋外側の位置と、膨張材80を中心としてY−Y’方向に沿って屋外側の位置)に膨張空間部82、83を設けている。これら膨張空間部81〜83の具体的な体積としては、少なくとも、全ての膨張空間部81〜83の合計の体積が膨張材80の膨張後の体積以上となるように決定され、さらには、各膨張空間部81〜83の体積が膨張材80の膨張後の体積以上となるように形成されることが好ましい。
また、このように膨張材80の取り付け位置を決定する際には、膨張材80と気密材11bとの相対的な位置を考慮することが好ましい。すなわち、火災の炎が戸先側縦枠11と扉体20の相互間に入り込んだ場合には、断熱形材11cのみならず気密材11bが変形することも考えられる。そして、このように気密材11bが変形した場合には、戸先側縦枠11と扉体20の相互間に隙間が生じ、この隙間を介して炎が防火断熱玄関ドア1の反対側に廻り込む可能性が生じることで、防火断熱玄関ドア1の防火性能が低下する可能性があるために好ましくない。そこで、本実施の形態においては、火災の熱によって気密材11bが変形した場合であっても、この変形によって生じた隙間を介して火が廻り込むこと可能性を低減することができるように、膨張材80の取り付け位置を決定している。具体的には、膨張材80を、気密材11bと断熱形材11cとの相互間に配置している。つまり、図6に示すように、気密材11bと断熱形材11cとを、扉体20の見付方向に沿った仮想直線上に配置した上で、断熱形材11cにおける気密材11b側の側面に膨張材80を配置している。
このように決定される取り付け位置に対する膨張材80の具体的な固定構造は任意であり、例えば、耐熱性両面テープや固定ネジを介して固定することができる。特に、本実施の形態においては、上述したように、膨張材80を、断熱形材11cの側面と枠体10の側面との両方に跨る位置に取り付けているため、この固定構造においても有利である。すなわち、耐熱性両面テープにより固定する場合を想定すると、断熱形材11cは外側縦枠11aと内側縦枠11bとによる挟持力等に応じて撓むことがあり、このように撓んだ断熱形材11cに対して膨張材80を耐熱性両面テープで固定した場合には、固定力が低下する可能性がある。しかしながら、本実施の形態においては、耐熱性両面テープを上記各並設した側面に対して貼付することができ、特に、外側縦枠11aの内枠部11aにおける扉体20側の側面と、内側縦枠11bの第2内枠部11bにおける扉体20側の側面は、断熱形材11cのように撓むことがないため、固定力が低下する可能性を低減することができる。また、固定ネジにより固定する場合を想定すると、断熱形材11cに対して固定ネジをネジ込んだ場合には、断熱形材11cが撓んで、断熱形材11cが変形するために好ましくなく、あるいは、断熱形材11cに既にネジ込まれている固定ネジ11eと干渉する可能性があるために好ましくない。しかしながら、本実施の形態においては、外側縦枠11aの内枠部11aや内側縦枠11bの第2内枠部11bに対して固定ネジをネジ込むことが可能であるため、断熱形材11cが撓む可能性や、固定ネジ11eとの干渉の問題が生じる可能性を低減することができる。
なお、上記膨張材80に加えて、さらに他の膨張材80を設けてもよい。例えば、本実施の形態においては、図6に示すように、扉体20の屋外側の固定枠60から屋外側に立ち上げられた外装パネル枠61において、その戸先側縦枠11側の面に、膨張材84を設けている。従って、火災の熱で膨張材84の温度が上昇した場合には、膨張材84を自動的に膨張させることで、これら扉体20と戸先側縦枠11の相互間の隙間を一層確実に塞ぐことができる。また、図5に示す上枠13に関する防火構造においては、扉体20の上面における、上枠13に対向する位置に、膨張材85を設けている。従って、火災の熱で膨張材85の温度が上昇した場合には、膨張材85を自動的に膨張させることで、これら扉体20と上枠13の相互間の隙間を一層確実に塞ぐことができる。
(本実施の形態の効果)
これまで説明したように本実施の形態によれば、火災の熱によって膨張材80が膨張して断熱形材11cと扉体20との相互間の隙間を減少させるため、この隙間から火災の炎が入り込んで防火断熱玄関ドア1の反対側に廻り込む可能性を低減することができ、防火断熱玄関ドア1の防火性能を高めることが可能になる。特に、枠体10の側面に膨張材80を取り付けたので、断熱形材11cが温度上昇により変形した場合であっても、膨張材80の固定構造を維持することができ、膨張材80の位置の安定化を図ることができる。
また、火災の熱によって膨張材80が膨張して断熱形材11cと扉体20との相互間の隙間を減少させるため、この隙間から火災の炎が入り込んで断熱ドアの反対側に廻り込む可能性を低減することができ、防火断熱玄関ドア1の防火性能を高めることが可能になる。
また、外枠又は内枠の少なくとも一方から断熱形材11cに至る範囲に膨張材80を直線的に配置することができ、膨張材80を枠体10に取り付けた場合であっても、膨張材80を断熱形材11cの側方に隙間なく延出させることができる。
また、膨張材80を中心として断熱形材11cに向かう方向とは異なる2つの方向に膨張空間部81〜83を設けているので、断熱形材11cや枠体10によって膨張材80の膨張が妨げられる可能性を低減することができると共に、膨張材80が断熱形材11cに向かう方向に膨張することによって当該断熱形材11cを変形させる可能性を低減することができる。
また、火災の熱によって気密材11bが変形した場合であっても、この変形によって生じた隙間を介して火が廻り込むこと可能性を低減することができ、防火断熱玄関ドア1の防火性能を一層高めることが可能になる。
〔実施の形態に対する変形例〕
以上、実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。例えば、防火断熱玄関ドア1の防火性能が従来と同等である場合にも、従来と同等の防火性能を従来と異なる手段によって得ることができている場合には、本願の課題は解決されている。
(膨張材について)
膨張材80の取り付け位置としては、例えば、外側縦枠11aの内枠部11aにおける扉体20側の側面のみに取り付けたり、内側縦枠11bの第2内枠部11bにおける扉体20側の側面のみに取り付けたりしてもよい。
膨張空間部81〜83は、並設した各側面に対して断熱形材11cを挟んで反対側の位置と、並設した各側面の並設方向に沿った位置の、いずれか一方のみに設けてもよい。
〔付記〕
上述した課題を解決し、目的を達成するために、付記1に記載の断熱建具は、建物の開口部に設けられた枠体であって、外枠と内枠との相互間に断熱形材を配置して構成された枠体に、被収容体を収容して構成された断熱建具であって、温度上昇によって膨張することにより、前記断熱形材と前記被収容体との相互間の隙間を減少させる耐火性の膨張手段を、前記枠体の側面に取り付けた。
付記2に記載の断熱建具は、付記1に記載の断熱建具において、前記断熱建具は、前記枠体に、前記被収容体としてのドアパネルを収容して構成された断熱ドアである。
付記3に記載の断熱建具は、付記1又は2に記載の断熱建具において、前記外枠における前記被収容体側の側面又は前記内枠における前記被収容体側の側面の少なくとも一方と、前記断熱形材における前記被収容体側の側面とを、相互に面一状となるように並設し、前記並設した各側面に連接するように、前記膨張手段を取り付けた。
付記4に記載の断熱建具は、付記3に記載の断熱建具において、前記断熱形材の周辺位置の中で、少なくとも、前記並設した各側面に対して前記断熱形材を挟んで反対側の位置と、前記並設した各側面の並設方向に沿った位置とに、前記膨張手段が膨張可能となる膨張空間部を設けた。
付記5に記載の断熱建具は、付記1から4のいずれか一項に記載の断熱建具において、前記枠体の前記外枠又は前記内枠に、当該枠体に収容された前記被収容体に当接する気密手段を設け、前記気密手段と前記断熱形材との相互間に、前記膨張手段を配置した。
付記1に記載の断熱建具によれば、火災の熱によって膨張手段が膨張して断熱形材と被収容体との相互間の隙間を減少させるため、この隙間から火災の炎が入り込んで断熱建具の反対側に廻り込む可能性を低減することができ、断熱建具の防火性能を高めることが可能になる。特に、枠体の側面に膨張手段を取り付けたので、断熱形材が温度上昇により変形した場合であっても、膨張手段の固定構造を維持することができ、膨張手段の位置の安定化を図ることができる。
また、付記2に記載の断熱建具によれば、火災の熱によって膨張手段が膨張して断熱形材と被収容体との相互間の隙間を減少させるため、この隙間から火災の炎が入り込んで断熱ドアの反対側に廻り込む可能性を低減することができ、断熱ドアの防火性能を高めることが可能になる。
また、付記3に記載の断熱建具によれば、外枠又は内枠の少なくとも一方から断熱形材に至る範囲に膨張手段を直線的に配置することができ、膨張手段を枠体に取り付けた場合であっても、膨張手段を断熱形材の側方に隙間なく延出させることができて、断熱形材と被収容体との相互間の隙間に火災の炎が廻り込む可能性を確実に低減することができる。
また、付記4に記載の断熱建具によれば、膨張手段を中心として断熱形材に向かう方向とは異なる2つの方向に膨張空間部を設けているので、断熱形材や枠体によって膨張手段の膨張が妨げられる可能性を低減することができると共に、膨張手段が断熱形材に向かう方向に膨張することによって当該断熱形材を変形させる可能性を低減することができる。
また、付記5に記載の断熱建具によれば、火災の熱によって気密手段が変形した場合であっても、この変形によって生じた隙間を介して火が廻り込むこと可能性を低減することができ、断熱建具の防火性能を一層高めることが可能になる。
1 防火断熱玄関ドア
2、28 開口部
3 躯体
10 枠体
11 縦枠(戸先側縦枠)
11a、12a 外側縦枠
11a 外枠部
11a 内枠部
11a3、11b 断熱形材固定部
11b、12b 内側縦枠
11b 第1内枠部
11b 気密材固定部
11b21、11b22 平板部材
11b23 切欠き
11b 第2内枠部
11b 気密材
11c、12c、13c 断熱形材
11d 断熱空間部
11e 固定ネジ
12 縦枠(戸尻側縦枠)
13 上枠
13a 外側上枠
13b 内側上枠
14 下枠
20 扉体
21 扉枠
22、23、31 化粧鋼板
24、32 断熱材
25 蝶番
26 把手
27 シリンダ錠
27a サムターン
29 複層ガラス
30 外装パネル
40 扉窓
43 扉窓枠
60 固定枠
61 外装パネル枠
70 押縁
80、84、85 膨張材
81〜83 膨張空間部

Claims (5)

  1. 建物の開口部に設けられた枠体であって、外枠と内枠との相互間に断熱形材を配置して構成された枠体に、被収容体を収容して構成された断熱建具であって、
    温度上昇によって膨張することにより、前記断熱形材と前記被収容体との相互間の隙間を減少させる耐火性の膨張手段を、前記枠体の側面に取り付けた、
    断熱建具。
  2. 前記断熱建具は、前記枠体に、前記被収容体としてのドアパネルを収容して構成された断熱ドアである、
    請求項1に記載の断熱建具。
  3. 前記外枠における前記被収容体側の側面又は前記内枠における前記被収容体側の側面の少なくとも一方と、前記断熱形材における前記被収容体側の側面とを、相互に面一状となるように並設し、
    前記並設した各側面に連接するように、前記膨張手段を取り付けた、
    請求項1又は2に記載の断熱建具。
  4. 前記断熱形材の周辺位置の中で、少なくとも、前記並設した各側面に対して前記断熱形材を挟んで反対側の位置と、前記並設した各側面の並設方向に沿った位置とに、前記膨張手段が膨張可能となる膨張空間部を設けた、
    請求項3に記載の断熱建具。
  5. 前記枠体の前記外枠又は前記内枠に、当該枠体に収容された前記被収容体に当接する気密手段を設け、
    前記気密手段と前記断熱形材との相互間に、前記膨張手段を配置した、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の断熱建具。
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