JPH11229715A - 窓装置 - Google Patents

窓装置

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JPH11229715A
JPH11229715A JP5448098A JP5448098A JPH11229715A JP H11229715 A JPH11229715 A JP H11229715A JP 5448098 A JP5448098 A JP 5448098A JP 5448098 A JP5448098 A JP 5448098A JP H11229715 A JPH11229715 A JP H11229715A
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秀嗣 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サッシ枠を構成する各種部材の接合部を熱的
に遮断可能にした窓装置を提供する。 【解決手段】 四方枠より成るサッシ枠1に障子を備
え、このサッシ枠1の少なくとも上枠3を室外側枠部材
131と室内側枠部材132と両枠部材間を接続する断
熱ブリッジ材21とで構成し、この室内側枠部材132
の少なくとも一部を躯体外面51より室外側に配置し、
この室内側枠部材132を覆うようにカバー部材133
を配置し、このカバー部材133と室内側上枠部材13
2との接合部に低熱伝導性を有する断熱部材57を配置
したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サッシ枠の上枠を
室外側枠部材と室内側枠部材とで構成し、両枠部材間を
断熱ブリッジ材で接続した窓装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建物の外壁部に設けられる窓サ
ッシ等の窓装置ではサッシ枠の上枠を室外側枠部材と室
内側枠部材と両枠部材間を接続する断熱ブリッジ材とで
構成し、この室内側枠部材の少なくとも一部を躯体外面
より室外側に配置した外付けタイプと呼称されるものが
提案されている。
【0003】この種の外付けタイプの窓装置では室外側
枠部材と室内側枠部材との間が断熱ブリッジ材で熱的に
遮断されるものゝ室内側枠部材の少なくとも一部が躯体
外面より室外側に配置されるため、例えば外気が低い場
合にはこの外気によって室内側枠部材が直接冷やされ、
室内側枠部材に結露が生じる。
【0004】これに対し、室外側枠部材を室内側枠部材
の上部に延長して室内側枠部材を覆い、この室外側枠部
材と室内側枠部材との間に発泡材を充填して成る窓装置
が提案されている(例えば、実公昭61−34473号
公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の構成では、室外側枠部材と室内側枠部材との間のほ
ぼ全域に発泡材を充填しているので、窓装置の強度が不
足し易く、しかも発泡材が低熱伝導性を有する発泡材で
あったとしても発泡材が多量であるのでかなりの熱伝導
が発生し、例えば外気が低い場合にはこの外気によって
室内側枠部材が冷やされ、室内側枠部材に結露が生じる
という問題がある。
【0006】また、前述したようにサッシ枠の上枠が断
熱構造を有するものであってもサッシ枠の縦枠が断熱構
造を有しない場合、縦枠と室内側枠部材との接合部を通
じて室外側と室内側との間で熱移動が行われるという問
題がある。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記課題を解消
し、上枠の室内側枠部材が外気によって冷やされること
が少なく、またサッシ枠を構成する上枠と縦枠との間を
熱的に遮断可能にした窓装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、四方枠より成るサッシ枠の少なくとも上枠を室外側
枠部材と室内側枠部材と両枠部材間を接続する断熱ブリ
ッジ材とで構成し、前記室内側枠部材の少なくとも一部
を躯体外面より室外側に配置し、前記室内側枠部材を覆
うように別体のカバー部材を配置し、このカバー部材と
前記室内側枠部材との接合部に低熱伝導性を有する断熱
部材を配置したことを特徴とする。
【0009】この発明では、固定式障子を備えるもので
あっても、引違い式内外障子を備えるものであっても適
用される。室内側枠部材を覆うように別体のカバー部材
を配置し、このカバー部材と室内側枠部材との間に低熱
伝導性を有する断熱部材を配置したから、別体のカバー
部材と室内側枠部材との接合部を通じての室外側と室内
側との間の熱移動が抑制される。
【0010】請求項2に記載の発明は、四方枠より成る
サッシ枠の少なくとも上枠を室外側枠部材と室内側枠部
材と両枠部材間を接続する断熱ブリッジ材とで構成し、
前記室内側枠部材の少なくとも一部を躯体外面より室外
側に配置し、前記室内側枠部材を覆うように別体のカバ
ー部材を配置し、このカバー部材を低熱伝導性の材料で
形成したことを特徴とする。
【0011】この発明では、固定式障子を備えるもので
あっても、引違い式内外障子を備えるものであっても適
用される。別体のカバー部材を低熱伝導性を有するもの
にしたから、室内側枠部材が外気に接触せず、室外側と
室内側との間の熱移動を抑制することができる。
【0012】請求項3に記載の発明は、四方枠より成る
サッシ枠の少なくとも上枠を室外側枠部材と室内側枠部
材と両枠部材間を接続する断熱ブリッジ材とで構成し、
前記室内側枠部材の少なくとも一部を躯体外面より室外
側に配置し、前記室外側枠部材を室内側枠部材の上部に
延長して室内側枠部材を覆い、この延長部分と室内側枠
部材との間に低熱伝導性を有する断熱部材を前記断熱ブ
リッジ材と離間して配置したことを特徴とする。
【0013】この発明では、固定式障子を備えるもので
あっても、引違い式内外障子を備えるものであっても適
用される。断熱ブリッジと断熱部材とは低熱伝導性を有
する部材であり、断熱ブリッジと離間して断熱部材が配
置されるので、熱橋となる断面積が小さくなり、断熱性
が向上し、結露発生が抑制される。
【0014】請求項4に記載の発明は、四方枠より成る
サッシ枠の少なくとも上枠を室外側枠部材と室内側枠部
材とで構成し、前記室外側枠部材を室内側枠部材の上部
に延長して室内側枠部材を覆い、この室外側枠部材と室
内側枠部材との間を中空部を備えた低熱伝導性を有する
連結部材で連結したことを特徴とする。
【0015】この発明では、固定式障子を備えるもので
あっても、引違い式内外障子を備えるものであっても適
用される。室外側枠部材と室内側枠部材とを連結する低
熱伝導性を有する連結部材が中空部を備えるので、中実
材に比べて熱伝導量が少なくなり、断熱性が向上し、結
露発生が抑制される。
【0016】請求項5に記載の発明は、四方枠より成る
サッシ枠に引違いの外障子と内障子を備え、このサッシ
枠の少なくとも上枠を室外側枠部材と室内側枠部材と両
枠部材間を接続する断熱ブリッジ材とで構成し、前記室
外側枠部材は外障子上桟に呑み込まれる外障子用上部レ
ールを備え、前記室内側枠部材は内障子上桟に呑み込ま
れる内障子用上部レールを備え、前記室内側枠部材の少
なくとも一部を躯体外面より室外側に配置し、前記室内
側枠部材を覆うように別体のカバー部材を配置し、この
カバー部材と前記室内側枠部材との接合部に低熱伝導性
を有する断熱部材を配置したことを特徴とする。
【0017】この発明では、引違い式内外障子を備える
ものに適用される。室内側枠部材は内障子上桟に呑み込
まれる内障子用上部レールを備える馬乗り式障子であっ
て、且つ室内側枠部材を覆うように別体のカバー部材を
配置し、このカバー部材と室内側枠部材間に低熱伝導性
の断熱部材を配置したから、内障子用上部レールを備え
た室内側枠部材が室外側に露出せず、室内側枠部材の冷
却が抑制されるので、結露の発生が抑制され、外内障子
の全閉時に外障子がある領域において室内側に露出する
内障子用上部レールからの結露水滴下を減少することが
できる。
【0018】請求項6に記載の発明は、四方枠より成る
サッシ枠に引違いの外障子と内障子を備え、このサッシ
枠の少なくとも上枠を室外側枠部材と室内側枠部材と両
枠部材間を接続する断熱ブリッジ材とで構成し、前記室
外側枠部材は外障子上桟に呑み込まれる外障子用上部レ
ールを備え、前記室内側枠部材は内障子上桟に呑み込ま
れる内障子用上部レールを備え、前記室内側枠部材の少
なくとも一部を躯体外面より室外側に配置し、前記室内
側枠部材を覆うように別体のカバー部材を配置し、この
カバー部材を低熱伝導性の材料で形成したことを特徴と
する。
【0019】この発明では、引違い式内外障子を備える
ものに適用される。室内側枠部材は内障子上桟に呑み込
まれる内障子用上部レールを備える馬乗り式障子であっ
て、且つ別体のカバー部材を低熱伝導性を有するものに
したから、内障子用上部レールを備えた室内側枠部材が
室外側に露出せず、室内側枠部材の冷却が抑制されるの
で、結露の発生が抑制され、従って外内障子の全閉時に
外障子がある領域において室内側に露出する内障子用上
部レールからの結露水滴下を減少することができる。
【0020】請求項7に記載の発明は、四方枠より成る
サッシ枠に引違いの外障子と内障子を備え、このサッシ
枠の少なくとも上枠を室外側枠部材と室内側枠部材と両
枠部材間を接続する断熱ブリッジ材とで構成し、前記室
外側枠部材は外障子上桟に呑み込まれる外障子用上部レ
ールを備え、前記室内側枠部材は内障子上桟に呑み込ま
れる内障子用上部レールを備え、前記室内側枠部材の少
なくとも一部を躯体外面より室外側に配置し、前記室外
側枠部材を室内側枠部材の上部に延長して室内側枠部材
を覆い、この延長部分と室内側枠部材との間に低熱伝導
性を有する断熱部材を配置したことを特徴とする。
【0021】この発明では、引違い式内外障子を備える
ものに適用される。室内側枠部材は内障子上桟に呑み込
まれる内障子用上部レールを備える馬乗り式障子であっ
て、且つ室外側枠部材からの延長部分が室内側枠部材を
覆い、この延長部分と室内側枠部材との間に低熱伝導性
を有する断熱部材を配置したから、内障子用上部レール
を備えた室内側枠部材が室外側に露出せず、室内側枠部
材の冷却が抑制されるので、結露の発生が抑制され、従
って外内障子の全閉時に外障子がある領域において室内
側に露出する内障子用上部レールからの結露水滴下を減
少することができる。
【0022】請求項8に記載の発明は、四方枠より成る
サッシ枠に引違いの外障子と内障子を備え、このサッシ
枠の少なくとも上枠を室外側枠部材と室内側枠部材と両
枠部材間を接続する断熱ブリッジ材とで構成し、前記室
外側枠部材は外障子上桟に呑み込まれる外障子用上部レ
ールを備え、前記室内側枠部材は内障子上桟に呑み込ま
れる内障子用上部レールを備え、前記室内側枠部材の少
なくとも一部を躯体外面より室外側に配置し、前記室外
側枠部材を室内側枠部材の上部に延長して室内側枠部材
を覆い、この延長部分と室内側枠部材との間に低熱伝導
性を有する断熱部材を前記断熱ブリッジ材と離間して配
置したことを特徴とする。
【0023】この発明では、引違い式内外障子を備える
ものに適用される。室内側枠部材は内障子上桟に呑み込
まれる内障子用上部レールを備える馬乗り式障子であっ
て、且つ断熱ブリッジと断熱部材とは低熱伝導性を有す
る部材であり、断熱ブリッジと離間して断熱部材が配置
されるので、熱橋となる断面積が小さくなり、断熱性が
向上し、結露発生が抑制される。
【0024】請求項9に記載の発明は、四方枠より成る
サッシ枠に引違いの外障子と内障子を備え、このサッシ
枠の少なくとも上枠を室外側枠部材と室内側枠部材と両
枠部材間を接続する断熱ブリッジ材とで構成し、前記室
外側枠部材は外障子上桟に呑み込まれる外障子用上部レ
ールを備え、前記室内側枠部材は内障子上桟に呑み込ま
れる内障子用上部レールを備え、前記室内側枠部材の少
なくとも一部を躯体外面より室外側に配置し、前記室外
側枠部材を室内側枠部材の上部に延長して室内側枠部材
を覆い、この室外側枠部材と室内側枠部材との間を中空
部を備えた低熱伝導性を有する連結部材で連結したこと
を特徴とする。
【0025】この発明では、引違い式内外障子を備える
ものに適用される。室内側枠部材は内障子上桟に呑み込
まれる内障子用上部レールを備える馬乗り式障子であっ
て、且つ室外側枠部材と室内側枠部材とを連結する低熱
伝導性を有する連結部材が中空部を備えるので、中実材
に比べて熱伝導量が少なくなり、断熱性が向上し、結露
発生が抑制される。
【0026】請求項10に記載の発明は、四方枠より成
るサッシ枠の少なくとも上枠を室外側枠部材と室内側枠
部材と両枠部材間を接続する断熱ブリッジ材とで構成
し、前記室内側枠部材とサッシ枠の縦枠との間にコーキ
ングシーラーとは別の軟質の低熱伝導性を有する気密・
断熱部材を介在させ上枠と縦枠を接合したことを特徴と
する。
【0027】この発明では、室内側枠部材とサッシ枠の
縦枠との間にコーキングシーラーとは別の軟質の低熱伝
導性を有する気密・断熱部材を配置したから、縦枠と室
内側枠部材との間の熱移動を抑制することができる。
【0028】請求項11に記載の発明は、四方枠より成
るサッシ枠に引違いの外障子と内障子を備え、このサッ
シ枠の上枠の外障子用上部レールと内障子用上部レール
との間に当該上枠の室外側枠部材と室内側枠部材との間
を接続する断熱ブリッジ材を備え、前記上枠の外障子用
上部レールと内障子用上部レールとの間の少なくとも全
閉時に内障子が位置するサッシ枠の幅方向に前記内障子
用上部レールの室外側にある部分を覆う気密・断熱部材
を設けたことを特徴とする。
【0029】この発明では、内障子用上部レールの外側
にあたる冷気を気密・断熱部材によってふせげるので、
上枠の内障子用上部レールを備えた室内側枠部材の結露
の発生を抑制することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の一実施形態を詳細に説明する。
【0031】図1は窓サッシの縦断面図、図2は窓サッ
シの横断面図である。この窓サッシは、図1及び図2に
示すように、アルミニウム製のサッシ枠1を備える。
【0032】このアルミニウム製のサッシ枠1は、図1
に示すように、上枠3と下枠5とを備え、これら上枠3
と下枠5とを、図2に示す二つの縦枠7,9で略矩形状
に結合して構成される。このサッシ枠1には、図1に示
すように、室外側から網戸10、外障子11、内障子1
3の順に設置されている。外障子11、内障子13の構
成は略同じである。以下、内障子13について説明する
と、この内障子13は、図1に示すように、上桟23と
下桟25とを備え、これら上桟23と下桟25とを、図
2に示す二つの縦框27,29で略矩形状に結合した後
に、障子の内側にガラス30を嵌合して構成されてい
る。内障子13を構成する各桟23,25及び各框2
7,29の夫々は、建物の室外側に配置されるアルミニ
ウム製の外側部材23a,25a,27a,29aと、
建物の室内側に配置されるアルミニウム製の内側部材2
3b,25b,27b,29bとで構成され、これらの
外側部材と内側部材とは断熱性を有するブリッジ材31
で結合され、このブリッジ材31は、各部材にかしめつ
けられている。ブリッジ材31はかしめつけ方式によら
ず、流し込み方式のものであってもよい。
【0033】内障子13の下桟25の下部には、図1に
示すように、戸車33が取り付けられ、この戸車33は
サッシ枠1の下枠5に取り付けられた下部レール35上
を走行可能に構成される。また、内障子13の上桟23
には振れ止め35が設けられ、この振れ止め35はサッ
シ枠1の上枠3の上部レール132aを呑み込み、内障
子13の開閉時の振れを防止している。
【0034】外障子11及び内障子13は、サッシ枠1
の各レールに案内され、図2に示すように、矢印A方向
にスライド式に開閉される。内障子13が図中右端に移
動し、この内障子13が完全に閉じられると、内障子1
3の縦框29に取り付けられた気密部材41が、サッシ
枠1の縦枠9側から突出するアルミニウム製の突出部4
3の側面に密着して気密性が高められる。
【0035】サッシ枠1の上枠3は、図3に示すよう
に、建物の室外側に配置されるアルミニウム製の室外側
枠部材131と、建物の室内側に配置される同じくアル
ミニウム製の室内側枠部材132とで構成され、これら
の枠部材131,132間は断熱ブリッジ材21で結合
され、この断熱ブリッジ材21は、各枠部材131,1
32にかしめつけられている。この断熱ブリッジ材21
はかしめつけ方式によらず、流し込み方式のものであっ
てもよい。
【0036】このように上枠3はいわゆる断熱構造を有
する枠となっているが、この上枠3を除いたサッシ枠1
の他の各枠5,7,9は、一体構造となっており、いわ
ゆる非断熱構造を有している。
【0037】この実施形態では、室内側枠部材132の
少なくとも一部が躯体外面51よりも室外側に配置さ
れ、外付けタイプになっており、この室内側枠部材13
2を覆うように両枠部材131,132の上方には別体
のカバー部材133が配置される。このカバー部材13
3は室外側でビス53を介して室外側枠部材131に接
続され、室内側では、複数箇所に亘ってビス55と、断
熱ブリッジ21とは離間して配置された低熱伝導性を有
する断面略円形状の断熱部材(断熱ピース)57とを介
して室内側枠部材132に接続されている。
【0038】58は断熱カバーである。この断熱カバー
58は障子11,13の全閉時に内障子13のある領域
では上枠3の室内側枠部材132の室外側への露出を抑
制して断熱性能を向上させると共に、上枠3の室内側枠
部材132への結露を抑制し、外障子11のある領域で
は外気によって冷やされた上枠3の室外側枠部材131
の室内側への露出を防止して断熱性能を向上させると共
に、上枠3の室内側枠部材132への結露を抑制するも
のである。
【0039】これによれば、室外側枠部材131と室内
側枠部材132との間は断熱ブリッジ材21で熱遮断さ
れ、カバー部材133と室内側枠部材132との間の接
合部は断熱部材57で熱遮断される。
【0040】この実施形態では、内障子用上部レール1
32aを備えた室内側枠部材132がカバー部材133
で覆われているので、室内側枠部材132が躯体外壁材
に接触することがなく、且つ上枠3の室内側枠部材13
2が室外側に露出せず、室内側枠部材132の冷却が抑
制されるので、結露の発生が抑制され、従って外内障子
11,13の全閉時に、外障子11がある領域において
室内側に露出する内障子用上部レール132aからの結
露水滴下を減少することができる。
【0041】また、断熱部材(断熱ピース)57は上枠
3の全域に設ける必要はなく、例えばビス55の本数に
対応させて複数箇所の接合部にのみ設ければよいので、
熱橋となる断面積が小さくなり、断熱性を向上させるこ
とができると共に、上枠3の製造コストを削減すること
ができる。
【0042】カバー部材133と室内側枠部材132と
を接続するビス53の頭部55aは結露防止用キャップ
59で覆われている。
【0043】これはビス55の先端55bがカバー部材
133に接続されるため、このビス55を通じて熱移動
が行われ、ビス55の頭部55aに結露が発生するのを
抑制するためである。このキャップ59は、図4に示す
ように、例えばゴム製のキャップとし、ビス55の挿入
口59aを蓋59bで塞ぐ構成としてもよいし、図5に
示すようなゴム製キャップ59としてもよい。なお、こ
の結露防止用キャップ59は省略することが可能であ
る。
【0044】図6乃至図9は夫々別の実施形態を示して
いる。
【0045】図6では、カバー部材133の室外側の端
部が止水ライナ61を介して室外側枠部材131の上端
に接続されている。そのほかの構成は図3のものと殆ど
同じであり、このカバー部材133は室外側でビス53
を介して室外側枠部材131に接続され、室内側でビス
55と低熱伝導性を有する断熱部材57とを介して室内
側枠部材132に接続されている。
【0046】図7では、カバー部材133の室外側の端
部が止水ライナ61を介して室外側枠部材131に接続
されている。そのほかの構成は殆ど同じであり、カバー
部材133は室内側でビス55と低熱伝導性を有する断
熱部材(断熱ピース)57とを介して室内側枠部材13
2に接続されている。この断熱部材57は室内側枠部材
132の突出部63を跨ぐように装着されている。
【0047】図8では、カバー部材133の室外側の端
部が止水ライナ61を介して室外側枠部材131の上端
に接続されている。
【0048】そのほかの構成は殆ど同じであり、カバー
部材133は室内側でビス55と低熱伝導性を有する断
熱部材57とを介して室内側枠部材132に接続されて
いる。このビス55の室内側枠部材132との連結部は
ホローになっており室内側には露出しないので、結露防
止用キャップ59は不要である。
【0049】この断熱部材57は止水機能を有する。こ
の場合、断熱部材57はビス55の本数に対応する個別
のピースであってもよいしカバー部材133の全長に亘
って延びる帯び状部材であってもよい。
【0050】図9では、室外側枠部材131から一体的
に延びる延長部分131aが室内側枠部材132の上部
に延長して室内側枠部材132を覆い、この室外側枠部
材131と室内側枠部材132との間は、中空部を備え
た低熱伝導性を有する一体形の連結部材121で連結さ
れている。この連結部材121は中空部を備えるので、
連結部材121が中実(むく材)の場合に比べて熱伝導
量が少なくなり、断熱性が向上するので、結露の発生が
抑制される。
【0051】尚、連結部材121は前記実施形態による
断熱ブリッジ材21と断熱部材57とに相当する。これ
によっても、室内側枠部材132とカバー部材133と
が熱的に遮断されるので、接合部を通じての、室外側と
室内側との間の熱移動を抑制することができる。
【0052】図10は更に別の実施形態を示している。
これによれば、室内側枠部材132を覆うように両枠部
材131,132の上方に別体のカバー部材133が配
置され、このカバー部材133自体が低熱伝導性を有す
る材料で形成される。
【0053】これによっても、サッシ枠1を構成する各
種部材の接合部を通じての、室外側と室内側との間の熱
移動を抑制することができる。
【0054】図11は、上枠3と縦枠9との連結構造を
示している。
【0055】前記したように、上枠3は断熱構造を有す
る枠となっているが、縦枠9は、一体構造となってお
り、いわゆる非断熱構造を有する。この場合において、
上枠3を構成する室外側枠部材131と室内側枠部材1
32との間の接合部は断熱ブリッジ材21で熱遮断され
ているが、室内側枠部材132と縦枠9との接合部は熱
遮断されていない。これを解消するために、この実施形
態では、図11に示すように、室内側枠部材132の両
端と、各縦枠7,9との接合部(縦枠9側のみを図示)
に、気密性を保持するためのコーキングシーラー72の
ほかに、軟質の低熱伝導性を有する気密・断熱部材71
が介装されている。
【0056】この気密・断熱部材71は、想像線で示す
ように、上枠3と縦枠9間で、室外側枠部材131と室
内側枠部材132と断熱ブリッジ材21との間に跨るよ
うに介装される。この気密・断熱部材71は軟質で圧縮
性を有し、接合時には、図12に示すように、室内側枠
部材132と縦枠9との間で圧縮され、接合部を熱遮断
すると同時に当該接合部の気密性を高めるように機能す
る。
【0057】この実施形態では、サッシ枠1を構成する
上枠3と縦枠7,9との接合部を通じての、室外側と室
内側との間の熱移動を抑制することができる。上枠3と
縦枠7,9とは、室外側枠部材131のタッピングホー
ルに縦枠7,9の孔を通じてタッピングビスを通すこと
によって接合される。
【0058】すなわち、縦枠7,9と室内側枠部材13
2とは直接固定されないので、このタッピングビスを通
じての熱伝導は抑制される。
【0059】この実施形態では、気密・断熱部材71が
コーキングシーラー72と別体であるが、気密・断熱部
材71とコーキングシーラー72とを予め接着し、これ
らを上枠3と縦枠7,9との間に介装してもよい。
【0060】更に、図11に示すように、断熱カバー5
8の下面に溝部58aが設けられ、この溝部58aにブ
ラシ状の気密・断熱部材(例えば、モヘア等)73が取
り付けられる。この気密・断熱部材73は、上枠3の外
障子用上部レール131bと内障子用上部レール132
aとの間の少なくとも全閉時に内障子13が位置するサ
ッシ枠1の幅方向(図1に示す略全長Lに相当する区
間)に亘って設けられ、図1に示すように、内障子用上
部レール132aの室外側に面する部分を覆い、これに
よれば当該上桟23近傍の気密性が高められると共に、
内障子用上部レール132aの外側にあたる冷気をふせ
いで上枠3の内障子用上部レール132aを備えた室内
側枠部材132の結露の発生を抑制することができる。
【0061】前記全ての実施形態において、断熱カバー
58が上枠の内外レール間の全長に取り付けられている
ので、断熱ブリッジ材21又は連結部材121の形状、
位置にかかわらず障子全閉時に室外側枠部材131の金
属部分が室内側に露出せず、室内側枠部材132の金属
部分が室外側に露出しない。
【0062】また、前記ブリッジ材を挟んで内外形材を
塑性変形させて連結するいわゆるかしめつけ方式では、
かしめローラ(図示せず)の軌跡空間を確保する必要が
あるが、図3、図6、図7、図10に示す実施形態にあ
っては、かしめ部の上下に十分な空間があるので、かし
め作業に支障が生じない。尚、カバー部材(延長部分)
3cにあってはこのかしめ作業後に固定される。
【0063】以上、一実施形態に基づいて本発明を説明
したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものでな
いことは明らかである。
【0064】例えば、前述した実施形態では室内側枠部
材132の少なくとも一部が躯体外面より室外側に突出
する外付けタイプの窓装置について説明したが、これに
限定されるものではなく、室内側枠部材132が躯体外
面よりも室内側に位置する半外付けタイプの窓装置にも
適用が可能である。この半外付けタイプでも上枠から結
露が垂れないように上枠だけを断熱構造とすることは有
効である。
【0065】また、サッシ枠1の上枠3のみを断熱構造
とした窓サッシについて説明したが、その他の各枠5,
7,9を断熱構造とした窓サッシについても適用が可能
であることはいうまでもない。
【0066】
【発明の効果】請求項1の発明では、室内側枠部材を覆
うように別体のカバー部材を配置し、このカバー部材と
室内側枠部材との間に低熱伝導性を有する断熱部材を配
置したから、別体のカバー部材と室内側枠部材との接合
部を通じての室外側と室内側との間の熱移動を抑制する
ことができる。
【0067】請求項2の発明では、別体のカバー部材を
低熱伝導性を有するものにしたから、室内側枠部材が外
気に接触せず、室外側と室内側との間の熱移動を抑制す
ることができる。
【0068】請求項3の発明では、断熱ブリッジと断熱
部材とは低熱伝導性を有する部材であり、断熱ブリッジ
と離間して断熱部材が配置されるので、熱橋となる断面
積が小さくなり、断熱性が向上し、結露発生が抑制され
る。
【0069】請求項4の発明では、室外側枠部材と室内
側枠部材とを連結する低熱伝導性を有する連結部材が中
空部を備えるので、中実材に比べて熱伝導量が少なくな
り、断熱性が向上し、結露発生が抑制される。
【0070】請求項5の発明では、室内側枠部材は内障
子上桟に呑み込まれる内障子用上部レールを備える馬乗
り式障子であって、且つ室内側枠部材を覆うように別体
のカバー部材を配置し、このカバー部材と室内側枠部材
間に低熱伝導性の断熱部材を配置したから、内障子用上
部レールを備えた室内側枠部材が室外側に露出せず、室
内側枠部材の冷却が抑制されるので、結露の発生が抑制
され、従って外内障子の全閉時に外障子がある領域にお
いて室内側に露出する内障子用上部レールからの結露水
滴下を減少することができる。
【0071】請求項6の発明では、室内側枠部材は内障
子上桟に呑み込まれる内障子用上部レールを備える馬乗
り式障子であって、且つ別体のカバー部材を低熱伝導性
を有するものにしたから、内障子用上部レールを備えた
室内側枠部材が室外側に露出せず、室内側枠部材の冷却
が抑制されるので、結露の発生が抑制され、従って外内
障子の全閉時に外障子がある領域において室内側に露出
する内障子用上部レールからの結露水滴下を減少するこ
とができる。
【0072】請求項7の発明では、室内側枠部材は内障
子上桟に呑み込まれる内障子用上部レールを備える馬乗
り式障子であって、且つ室外側枠部材からの延長部分が
室内側枠部材を覆い、この延長部分と室内側枠部材との
間に低熱伝導性を有する断熱部材を配置したから、内障
子用上部レールを備えた室内側枠部材が室外側に露出せ
ず、室内側枠部材の冷却が抑制されるので、結露の発生
が抑制され、従って外内障子の全閉時に外障子がある領
域において室内側に露出する内障子用上部レールからの
結露水滴下を減少することができる。
【0073】請求項8の発明では、室内側枠部材は内障
子上桟に呑み込まれる内障子用上部レールを備える馬乗
り式障子であって、且つ断熱ブリッジと断熱部材とは低
熱伝導性を有する部材であり、断熱ブリッジと離間して
断熱部材が配置されるので、熱橋となる断面積が小さく
なり、断熱性が向上し、結露発生が抑制される。
【0074】請求項9の発明では、室内側枠部材は内障
子上桟に呑み込まれる内障子用上部レールを備える馬乗
り式障子であって、且つ室外側枠部材と室内側枠部材と
を連結する低熱伝導性を有する連結部材が中空部を備え
るので、中実材に比べて熱伝導量が少なくなり、断熱性
が向上し、結露発生が抑制される。
【0075】請求項10の発明では、室内側枠部材とサ
ッシ枠の縦枠との間にコーキングシーラーとは別の軟質
の低熱伝導性を有する気密・断熱部材を配置したから、
縦枠と室内側枠部材との間の熱移動を抑制することがで
きる。
【0076】請求項11の発明では、内障子用上部レー
ルの外側にあたる冷気を気密・断熱部材によってふせげ
るので、上枠の内障子用上部レールを備えた室内側枠部
材の結露の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による窓装置の一実施形態を示す縦断面
図である。
【図2】本発明による窓装置の一実施形態を示す横断面
図である。
【図3】サッシ枠の上枠を示す断面図である。
【図4】キャップを示す斜視図である。
【図5】別のキャップを示す断面図である。
【図6】別の実施形態による図3相当図である。
【図7】別の実施形態による図3相当図である。
【図8】別の実施形態による図3相当図である。
【図9】別の実施形態による図3相当図である。
【図10】別の実施形態による図3相当図である。
【図11】上枠と縦枠との接合部を示す斜視図である。
【図12】上枠と縦枠との接合部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 サッシ枠 3 上枠 5 下枠 7,9 縦枠 10 網戸 11 外障子 13 内障子 21 断熱ブリッジ材 51 躯体外面 59 キャップ 57 断熱部材 61 止水ライナ 71 気密・断熱部材 72 コーキングシーラー 73 気密部材 131 室外側枠部材 131a 延長部分 131b 外障子用上部レール 132 室内側枠部材 132a 内障子用上部レール 133 カバー部材

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四方枠より成るサッシ枠の少なくとも上
    枠を室外側枠部材と室内側枠部材と両枠部材間を接続す
    る断熱ブリッジ材とで構成し、 前記室内側枠部材の少なくとも一部を躯体外面より室外
    側に配置し、 前記室内側枠部材を覆うように別体のカバー部材を配置
    し、 このカバー部材と前記室内側枠部材との接合部に低熱伝
    導性を有する断熱部材を配置したことを特徴とする窓装
    置。
  2. 【請求項2】 四方枠より成るサッシ枠の少なくとも上
    枠を室外側枠部材と室内側枠部材と両枠部材間を接続す
    る断熱ブリッジ材とで構成し、 前記室内側枠部材の少なくとも一部を躯体外面より室外
    側に配置し、 前記室内側枠部材を覆うように別体のカバー部材を配置
    し、 このカバー部材を低熱伝導性の材料で形成したことを特
    徴とする窓装置。
  3. 【請求項3】 四方枠より成るサッシ枠の少なくとも上
    枠を室外側枠部材と室内側枠部材と両枠部材間を接続す
    る断熱ブリッジ材とで構成し、 前記室内側枠部材の少なくとも一部を躯体外面より室外
    側に配置し、 前記室外側枠部材を室内側枠部材の上部に延長して室内
    側枠部材を覆い、この延長部分と室内側枠部材との間に
    低熱伝導性を有する断熱部材を前記断熱ブリッジ材と離
    間して配置したことを特徴とする窓装置。
  4. 【請求項4】 四方枠より成るサッシ枠の少なくとも上
    枠を室外側枠部材と室内側枠部材とで構成し、 前記室外側枠部材を室内側枠部材の上部に延長して室内
    側枠部材を覆い、この室外側枠部材と室内側枠部材との
    間を中空部を備えた低熱伝導性を有する連結部材で連結
    したことを特徴とする窓装置。
  5. 【請求項5】 四方枠より成るサッシ枠に引違いの外障
    子と内障子を備え、 このサッシ枠の少なくとも上枠を室外側枠部材と室内側
    枠部材と両枠部材間を接続する断熱ブリッジ材とで構成
    し、 前記室外側枠部材は外障子上桟に呑み込まれる外障子用
    上部レールを備え、 前記室内側枠部材は内障子上桟に呑み込まれる内障子用
    上部レールを備え、 前記室内側枠部材の少なくとも一部を躯体外面より室外
    側に配置し、 前記室内側枠部材を覆うように別体のカバー部材を配置
    し、 このカバー部材と前記室内側枠部材との接合部に低熱伝
    導性を有する断熱部材を配置したことを特徴とする窓装
    置。
  6. 【請求項6】 四方枠より成るサッシ枠に引違いの外障
    子と内障子を備え、 このサッシ枠の少なくとも上枠を室外側枠部材と室内側
    枠部材と両枠部材間を接続する断熱ブリッジ材とで構成
    し、 前記室外側枠部材は外障子上桟に呑み込まれる外障子用
    上部レールを備え、 前記室内側枠部材は内障子上桟に呑み込まれる内障子用
    上部レールを備え、 前記室内側枠部材の少なくとも一部を躯体外面より室外
    側に配置し、 前記室内側枠部材を覆うように別体のカバー部材を配置
    し、 このカバー部材を低熱伝導性の材料で形成したことを特
    徴とする窓装置。
  7. 【請求項7】 四方枠より成るサッシ枠に引違いの外障
    子と内障子を備え、 このサッシ枠の少なくとも上枠を室外側枠部材と室内側
    枠部材と両枠部材間を接続する断熱ブリッジ材とで構成
    し、 前記室外側枠部材は外障子上桟に呑み込まれる外障子用
    上部レールを備え、 前記室内側枠部材は内障子上桟に呑み込まれる内障子用
    上部レールを備え、 前記室内側枠部材の少なくとも一部を躯体外面より室外
    側に配置し、 前記室外側枠部材を室内側枠部材の上部に延長して室内
    側枠部材を覆い、この延長部分と室内側枠部材との間に
    低熱伝導性を有する断熱部材を配置したことを特徴とす
    る窓装置。
  8. 【請求項8】 四方枠より成るサッシ枠に引違いの外障
    子と内障子を備え、 このサッシ枠の少なくとも上枠を室外側枠部材と室内側
    枠部材と両枠部材間を接続する断熱ブリッジ材とで構成
    し、 前記室外側枠部材は外障子上桟に呑み込まれる外障子用
    上部レールを備え、 前記室内側枠部材は内障子上桟に呑み込まれる内障子用
    上部レールを備え、 前記室内側枠部材の少なくとも一部を躯体外面より室外
    側に配置し、 前記室外側枠部材を室内側枠部材の上部に延長して室内
    側枠部材を覆い、この延長部分と室内側枠部材との間に
    低熱伝導性を有する断熱部材を前記断熱ブリッジ材と離
    間して配置したことを特徴とする窓装置。
  9. 【請求項9】 四方枠より成るサッシ枠に引違いの外障
    子と内障子を備え、 このサッシ枠の少なくとも上枠を室外側枠部材と室内側
    枠部材と両枠部材間を接続する断熱ブリッジ材とで構成
    し、 前記室外側枠部材は外障子上桟に呑み込まれる外障子用
    上部レールを備え、 前記室内側枠部材は内障子上桟に呑み込まれる内障子用
    上部レールを備え、 前記室内側枠部材の少なくとも一部を躯体外面より室外
    側に配置し、 前記室外側枠部材を室内側枠部材の上部に延長して室内
    側枠部材を覆い、この室外側枠部材と室内側枠部材との
    間を中空部を備えた低熱伝導性を有する連結部材で連結
    したことを特徴とする窓装置。
  10. 【請求項10】 四方枠より成るサッシ枠の少なくとも
    上枠を室外側枠部材と室内側枠部材と両枠部材間を接続
    する断熱ブリッジ材とで構成し、 前記室内側枠部材とサッシ枠の縦枠との間にコーキング
    シーラーとは別の軟質の低熱伝導性を有する気密・断熱
    部材を介在させ上枠と縦枠を接合したことを特徴とする
    窓装置。
  11. 【請求項11】 四方枠より成るサッシ枠に引違いの外
    障子と内障子を備え、このサッシ枠の上枠の外障子用上
    部レールと内障子用上部レールとの間に当該上枠の室外
    側枠部材と室内側枠部材との間を接続する断熱ブリッジ
    材を備え、 前記上枠の外障子用上部レールと内障子用上部レールと
    の間の少なくとも全閉時に内障子が位置するサッシ枠の
    幅方向に前記内障子用上部レールの室外側にある部分を
    覆う気密・断熱部材を設けたことを特徴とする窓装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001065245A (ja) * 1999-08-30 2001-03-13 Tostem Corp 開口部装置
JP2008106471A (ja) * 2006-10-24 2008-05-08 Cosmo Kinki Kk 鋼製ドア
JP2014214546A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 三和シヤッター工業株式会社 断熱建具

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