JP2014214474A - 開閉装置 - Google Patents
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Abstract
Description
そして、この引戸装置では、前記枠体(10)を構成する戸先側縦枠(側枠部11)と、全閉時の開閉体(20)の戸先とを凹凸状に嵌め合せて、万が一火災等が生じた場合でも、これらの間の隙間に火炎や煙等が通過するのを阻むようにしている。
この構成によれば、火災時の高熱により、前記枠体が、前記開口を広げたり狭めたりして変形するのを、補強材によって防ぐことができる。
この構成によれば、戸先側縦枠が熱変形により、戸先枠縦枠の前記凹部と開閉体の戸先との嵌り合いが浅くなって気密性が損なわれるようなことを、補強材によって効果的に防ぐことができる。
この構成によれば、開口両側の二箇所の止着箇所と、凹部裏面の止着箇所とにより、戸先側縦枠の凹部が開閉体の戸先から離れるようにして熱変形するのを効果的に防ぐことができる。
この構成によれば、断面L字状の補強材によって、戸先側縦枠の熱変形を、より効果的に防ぐことができる。
この構成によれば、前記戸先側縦枠の熱変形により、前記戸先側縦枠と前記躯体開口部の内縁との間に隙間が生じるのを防ぐことができる。
この構成によれば、前記枠体の熱変形をより効果的に防ぐことができる。
以下の開閉装置は、病院や、ビル、住宅、倉庫、工場、車両の荷台等の躯体における開口部分に配設され、開閉体をガイドレールに吊り下げて略水平方向へ略直線的に移動させる、上吊方式の引戸装置に適用した一例として説明する。
この枠体10は、図1に示す一例によれば、その枠内の左側部分に通路用開口部Aを配置し、同枠内の右側を部分に、引戸20を収納するための戸袋部Bを配置し、躯体開口部の内縁X1に嵌め合せられるとともに、戸袋部Bを、開閉装置1の設置対象である躯体における壁材xの内側に埋め込んでいる。
また、上側横枠11の戸袋側部位11bは、図3に示すように、縦断面略逆L字状の基部11b1と該基部に対し着脱不能に装着された防火板11b2とを具備してなる。防火板11b2は、その上端側にフック状の掛止部11b21(図3及び図12(b)参照)を有し、この掛止部11b21を戸袋部B内側へ凹ませて、基部11b1に引っ掛けて溶接固定している(図3参照)。図中、符号11pは溶接部である。
なお、掛止部11b21及び溶接部11p等の構造は、上記態様よりも耐火性能の低い通常の引戸装置に適用した場合にも、上述した作業性等の作用効果を奏する。
また、戸袋部B内の底部には、縦断面凹状の底部材11qが戸幅方向へ連続して設けられる。この底部材11qは、耐火性の金属板からなり、火災時に落下した溶融物等が建物等の床面に接触して引火等の原因になるのを防ぐ。
枠体側突片部11a11,11a21の各々は、上側横枠11の開口側部位11a(図1参照)の下端面において、引戸20を挿入する開口部の縁(図2参照)を、引戸20面に近接した位置で上方へ折り曲げることで形成され、引戸20の横幅方向へ連続している。
この戸先側縦枠12は、耐火性の金属板材をプレス加工等により曲げ加工することで、躯体開口部の内縁X1に嵌り合う部位に開口12xを有する横断面中空枠状に形成され、この断面形状を前記内縁X1の長手方向(図示例によれば上下方向)へ連続させている。
この突片部12dは、図4に示すように、開口12xを挟むようにして、壁厚方向の両側にそれぞれ配設される。これら突片部12d,12dは、躯体開口部の内縁X1に嵌り込んでいる。そして、各突片部12dは、躯体開口部の内縁X1を構成する壁材xの内面に重なり合っている。この構造によれば、火災時の高熱により戸先側縦枠12が熱変形し、戸先側縦枠12と躯体開口部の内縁X1との間に隙間が生じるのを防ぐことができる。
各補強材12bは、金属材料からなり、壁厚方向へ長尺な板状の部材であり、その長手方向の両側が、戸先側縦枠12の内部面に対し溶接される。
アンカー12eは、金属製の棒状部材であり、その一端側が補強材12bに溶接されるとともに、他端側が構造材X2に溶接される。図4中、符号12fは、溶接部である。なお、アンカー12eを止着する手段は、ボルト及びナットを用いた締結や、ねじや釘を用いた止着等とすることも可能である。
構造材X2は、図示例によれば、表裏の壁材x,x間に挟まれた金属製の柱状部材であり、上下方向へ連続するとともに不動に固定されている。この構造材X2は、当該開閉装置1の設置対象である建築物等の躯体を構成している。
そして、中央側縦枠13における前記開口部内側には、図4に示すように、引戸20を挟んで戸厚方向の両側に位置するように、枠体側突片部13a,13aが設けられる。
これら枠体側突片部13a,13aの各々は、中央側縦枠13の前記開口部の内縁から引戸20面側へ突出するとともに、引戸20面に沿って戸尻方向へ折れ曲った横断面略L字状に形成され(図4参照)、通路用開口部Aの上下方向の略全長にわたり連続して、後述する迂回路s2を構成する。
この戸尻側縦枠14は、図4に示すように、引戸開放方向(図示例によれば右方向)に開口14aを有する横断面中空枠状に形成され、その内部に、前記開口14aを跨るようにして補強材14bを設けている。この補強材14bは、壁厚方向へわたる長尺矩形状の金属製部材であり、その長手方向の一端側と他端側がそれぞれ戸尻側縦枠14内面に溶接されている。
また、この戸先側縦枠14における引戸閉鎖方向側(図4の左側)の面には、全開時の引戸20の戸尻側端部を受けて、その衝撃を緩和する緩衝材15(例えばゴム等の弾性体)が固定されている(図4参照)。
なお、図3及び図4中、符号11pは、防火板11b2,11b3,11b4を、基部11b1やその他のパネル材等に溶接する溶接部である。この溶接部11p及び該溶接部11pによる接合箇所は、外壁材x内面との干渉を避けるように、防火板11b2,11b3,11b4を部分的に戸袋部B内側へ凹ませた部分に設けられる。溶接部11pは、横幅方向に連続して設けてもよいし、横幅方向に間欠的に設けるようにしてもよい。
また、上端側防炎補助部材22の戸尻側端部22cは、引戸20の戸尻側端部から戸袋部B内へ突出して(図8参照)、火災時の溶融物が戸袋部B内で戸尻側に落下するのを防ぐ。
この上端側防炎補助部材22の材質は、耐熱性及び耐腐食性の良好な材料であればよく、例えば、亜鉛メッキ鋼板等とされる。
この引戸側突片部22aは、引戸20における横幅方向の略全長にわたって連続している。
この突片部22bは、上端側防炎補助部材22の戸厚方向の両端側に設けられ、例えば、火災時にガイドレール11c(アルミニウム合金)や吊車24(合成樹脂材材料)が溶融した場合に、これら溶融物を受けて下方へ落下するのを防ぐ。
戸先側突片部22fは、火災時の溶融物が戸先側へ落下するのを防ぐ。また、戸尻側突片部22gは、火災時の溶融物が戸尻側へ落下するのを防ぐ。
支持ブラケット23は、図示例によれば、断面L字状の金具であり、その底片部分を引戸本体21上端に固定するとともに、上方へ突出する垂直状片部分に、吊車24を回転自在に支持している。
吊車24は、例えば、合成樹脂材料等から薄肉円柱状に形成され、その外周面をガイドレール11c上で転動させるように係合している。
この迂回路s1は、引戸20内からガス抜き孔22dを介して上側横枠11(ガス収容部)内に収容されるガスが、上側横枠11と引戸20との隙間から外部に洩れるのを最小限に食い止めるように、上側横枠11(ガス収容部)内から前記隙間に侵入する流体の進行方向を一旦逆方向へ向けた後に元の方向へ戻す略蛇行状の経路を形成している(図13の二点鎖線参照)。
この迂回路s2は、引戸20内からガス抜き孔22dを介して上側横枠11(ガス収容部)内及び戸袋部B内に収容されるガスが、中央側縦枠13と引戸20との隙間から外部に洩れるのを最小限に食い止めるように、戸袋部B(ガス収容部)内から前記隙間に侵入する流体の進行方向を一旦逆方向へ向けた後に元の方向へ戻す略蛇行状の経路を形成している(図14の二点鎖線参照)。
同図13中、符号21dは、引戸幅方向へ連続する断面コ字状の骨材であり、その戸厚方向の両端面に表面板21b,21cを接着している。
同図13中、符号21eは、引戸幅方向へ連続する断面コ字状の補強材であり、引戸本体21の上端部に厚み方向へ跨って嵌り合うことで、火災時の高熱により表面板21b,21cが骨材21dから剥がれるのを防ぐ。
同図14中、符号21gは、引戸本体21の戸尻側の外面に沿って上下方向へ連続する断面コ字状の補強材であり、引戸本体21の戸尻側端部に厚み方向へ跨って嵌り合うことで、火災時の高熱により表面板21b,21cが骨材21fから剥がれるのを防ぐ。
同図15中、符号21b1,21c1は、表面板21b,21cの下端側を、それぞれ潰し曲げしてなる断面略U字状の曲げ部である。これら曲げ部21b1,21c1は、それぞれ、骨材21hの下端縁に凹状に嵌り合うことで、火災時の高温によって表面板21b,21cが骨材21hから剥がれるのを防ぐ。
特に、図10の引戸20の下面図に示すように、曲げ部21b1,21c1と補強材21mの隙間c、曲げ部21b1,21c1と補強材21gの隙間c、骨材21hと補強材21mの隙間c、骨材21hと補強材21gの隙間cは、何れも0mm又は0mmに近い寸法に設定される。よって、火災時等の高熱により引戸本体21内のガスが前記隙間cから外部へ流出するのを防ぐことができる。
同図6中、符号21i,21jは、小窓27の枠材27aを受ける骨材である。これら骨材21i,21jは、図8に示すように、引戸本体21の上下方向の略全長にわたって連続している。特に、戸尻側の骨材21jは、引戸本体21内の戸尻側に上下方向に連続する通路状の空間を確保し、この空間によって、火災時に発生したガスを横幅方向や下方へ逃がさずに上方のガス抜き孔22dへ導く(図8の二点鎖線参照)。
すなわち、仮に補強材21k2を有さない構造であった場合には、火災時の高温により、骨材21k1が戸厚方向の内側へ変形するおそれがあるが、このような熱変形を、断面略コ字状の補強材21k2によって阻むことができる。
骨材21k1、及び補強材21k2、21k3(特に、骨材21k1)は、引戸20の全閉状態において、戸先側縦枠12を介在して、補強材12bと対向する(図7及び図4参照)。
開閉装置1の全閉状態において(図4参照)、戸先側縦枠12及びその近傍に火炎を受けた場合、戸先側縦枠12は、火炎による高熱により変形しようとするが、この変形を、補強材12b、突片部12d及びアンカー12e等の構造によって防ぐことができる。
詳細に説明すれば、補強材12bは、戸先側縦枠12が開口12xを壁厚方向へ広げたり狭めたりするようにして変形するのを防ぐ。
また、突片部12dは、戸先側縦枠12が上下方向へわたって弓型状に変形するのを阻むとともに、戸先側縦枠12と躯体開口部の内縁X1との間等に、引戸横幅方向の隙間が生じるのを防ぐ。
また、アンカー12eは、戸先側縦枠12を構造材X2に固定して、該戸先側縦枠12が熱変形したり、熱変形に起因して、戸先側縦枠12と躯体開口部の内縁X1の間や、戸先側縦枠12と引戸20の間に、引戸横幅方向の隙間が生じるのを防ぐ。
また、骨材21k1、及び補強材21k2、21k3は、引戸20の全閉状態において、戸先側縦枠12が開口12xを壁厚方向へ狭まるようにして変形するのを妨げる一助になっている(図4及び図7参照)。
また、全閉状態の引戸20の上端側や戸尻側の隙間に炎や煙等が通過しようとした場合には、この通過を、迂回路s1,s2によって阻むことができる。
よって、開閉装置1によれば、災時等の高熱によって枠体10が変形するのを防ぐとともに、引戸20内外に炎や煙等が通過してしまうのを阻むことができる。
上述した開閉装置1(図1参照)が構築構造物の壁部の厚みt内に引戸20を配置しているのに対し、以下に示す開閉装置2(図16参照)は、構築構造物の壁部から厚み方向へ突出するように引戸20’を配置している(面付けタイプと呼称される)。
この枠体10’の前記上側横枠(図示せず)と引戸20’との間には、上記開閉装置1と略同様にして迂回路が形成され(図13参照)、また、全閉時の引戸20’の戸尻側部分と戸尻側縦枠14’との間にも、蛇行状の迂回路s3が形成される(図16参照)。
この戸先側縦枠12’は、耐火性の金属板材をプレス加工等により曲げ加工することで、躯体開口部の内縁X1に嵌り合う部位に開口12x’を有するとともに、壁材xの表面から厚み方向(図16によれば下方)へ突出する突出部分12y’を有し、前記内縁X1の長手方向(上下方向)へ連続する長尺状に形成される。
前記突出部分12y’には、引戸20’の戸先を嵌脱する凹部12a’を上下方向へわたって形成している。この凹部12a’内の底面には、全閉時の引戸20’の戸先を受けて、その衝撃を緩和するように、弾性体(例えば、ゴムや弾性合成樹脂材料等)からなる緩衝材12c’が設けられる。
この突片部12d’は、図16に示すように、開口12x’を挟むようにして、壁厚方向の両側にそれぞれ配設される。これら突片部12d’,12d’は、躯体開口部の内縁X1に嵌り込んでいる。そして、各突片部12d’は、躯体開口部の内縁X1’を構成する壁材xの内面に重なり合っている。この構造によれば、火災時の高熱により戸先側縦枠12’が熱変形し、戸先側縦枠12’と躯体開口部の内縁X1’との間に隙間が生じるのを防ぐことができる。
各補強材12b’は、金属材料からなり、前記開口12x’を跨る両側で戸先側縦枠12’の内部面に溶接された一片部12b1’と、凹部12a’の裏面に溶接された他片部12b2’とからなる断面L字状に形成されている
一片部12b1’は、突出部分12y’よりも躯体開口部側に位置し、他片部12b2’は、一片部12b1’よりも凹部12a’側に位置するとともに引戸20’戸尻側へ突出している。
この中央側縦枠13’における戸厚方向の一端側(図16によれば下端側)には、戸厚方向へ突出するとともに戸尻方向へ向くように枠体側突片部13a’が設けられる。この枠体側突片部13a’は、上下方向へ連続して設けられ、後述する迂回路s3を構成する。
この中央側縦枠13’は、図16に示すように、躯体開口部の内縁X1’に嵌り合う部位に開口13x’を有する横断面L字の中空枠状に形成され、前記内縁X1’に嵌り合う突片部13d’,13d’と、前記開口13x’を跨るようにして内部に止着された補強材13b’とを有する。
この補強材13b’は、火災時の高熱により中央側縦枠13’が開口13x’を広げたり狭めたりして変形するのを抑制する。
この戸尻側縦枠14’は、図16に示すように、壁材x側を開口した断面凹字状の中空枠状に形成され、前記開口側の内面に補強材14b’を溶接している。この補強材14b’は、複数のアンカー12eを介して壁材x,x内の構造材X5,X6に溶接されている。
戸尻側防炎補助部材25’は、引戸上下方向の略全長にわたって、引戸本体21の戸尻側の端面に固定された略矩形板状の部材である。この戸尻側防炎補助部材25’には、引戸本体21面よりも中央側縦枠13’側へ突出するとともに戸先方向へも突出した引戸側突片部25a’が形成される(図16参照)。この引戸側突片部25a’は後述する迂回路s3を構成する。
また、引戸20’の戸先部も、図7に示される引戸20の戸先部(例えば、骨材21k1、及び補強材21k2、補強板21k3等を有する構成)と同様の構成になっている。
詳細に説明すれば、補強材12b’は、戸先側縦枠12’の突出部分12y’が引戸20’の閉鎖方向側(図16によれば左方向側)へ撓むようにして変形するのを防ぐ。さらに、補強材12b’は、戸先側縦枠12’の開口12x’を壁厚方向へ広げたり狭めたりする変形も防ぐ。
また、突片部12d’は、戸先側縦枠12’が上下方向へわたって弓型状に変形するのを阻むとともに、戸先側縦枠12’と躯体開口部の内縁X1との間等に、引戸横幅方向の隙間が生じるのを防ぐ。
また、アンカー12eは、戸先側縦枠12’を構造材X2に固定して、該戸先側縦枠12’が熱変形したり、熱変形に起因して、戸先側縦枠12’と躯体開口部の内縁X1’の間や、戸先側縦枠12’と引戸20’の間に、引戸横幅方向の隙間が生じるのを防ぐ。
さらに、戸尻側縦枠14’及び戸尻側縦枠14’の近傍に火炎を受けた場合、戸尻側縦枠14’の熱変形を、補強材14b’及びアンカー12e等の構造によって防ぐことができる。
よって、開閉装置2によれば、災時等の高熱によって枠体10’が変形するのを防ぐとともに、引戸20’内外に炎や煙等が通過してしまうのを阻むことができる。
堤部22e’は、戸先側及び戸尻側の堤部22f,22gと同構成の部材であり、ガス抜き孔22dを間に置くようにして一対に設けられ、火災時等に引戸20上方から落下した溶融物がガス抜き孔22d内へ侵入するのを阻む。
また、溶融物等の落下防止のみを要する場合や、迂回路s1による作用効果のみを要する場合等、使用上の目的によっては、引戸側突片部22aと突片部22bのうち、その一方を省くことも可能である。
また、他例として、ガス抜き孔22dを戸尻側のみに設けた場合には、引戸本体21内の中空部で発生したガスの戸尻側への流れを妨げないように、前記骨材等を横幅方向(左右方向)へ組み込むのが好ましい。なお、前記何れの場合にも、前記骨材の端部は、ガス抜き孔22dを塞がないように避けた位置とするのが好ましい。
X1,X1’:躯体開口部の内縁
10,10’:枠体
11:上側横枠
12,12’:戸先側縦枠
12b,12b’:補強材
12b1’:一片部
12b2’:他片部
12e:アンカー
12x,12x’:開口
13,13’:中央側縦枠
14,14’:戸尻側縦枠
20,20’:開閉体
A:通路用開口部
B:戸袋部
x:壁材
X2,X4,X5,X6:構造材
Claims (4)
- 躯体開口部の内縁に嵌め込まれる枠体と、該枠体の内側の通路用開口部を開閉するように横幅方向へ移動可能な開閉体とを備えた開閉装置において、
前記枠体は、躯体開口部の内縁に嵌り合う部位に開口を有する断面中空枠状であって、この断面形状を前記内縁の長手方向へ連続させるように形成され、
前記枠体における前記開口の内側には、前記開口を壁厚方向へ跨るようにして補強材が止着されていることを特徴とする開閉装置。 - 前記枠体は、閉鎖状態の前記開閉体の戸先に対向するように配置された戸先側縦枠であって、前記開閉体の戸先に嵌り合う凹部を有することを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
- 前記戸先側縦枠は、躯体開口部から壁厚方向へ突出するとともに、その突出部分に前記凹部を配置し、
前記補強材は、前記開口を跨る両側で前記戸先側縦枠の内部面に止着されるとともに、前記凹部の裏面にも止着されていることを特徴とする請求項2記載の開閉装置。 - 前記補強材は、前記開口を跨る両側で前記戸先側縦枠の内部面に止着された一片部と、前記凹部の裏面に止着された他片部とからなる断面L字状に形成されていることを特徴とする請求項3記載の開閉装置。
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