JP2014213021A5 - - Google Patents

Description

本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機に関する。

特許文献１に記載されている遊技機は、実行中の可変表示に対応する対応表示によって遊技者に可変表示中の演出に関連する情報（例えば、仮停止の回数）を提供するが、実行中の可変表示に対応する対応表示は、識別情報の特定表示結果に対する期待度（例えば、大当り図柄が停止表示される可能性の高低）を変化可能に表している訳ではない。

そこで、本発明は、可変表示に対応する対応表示を利用して有利状態の制御に対する期待度を遊技者に報知して、遊技の興趣をより向上させることができる遊技機を提供することを目的とする。

（１）本発明による遊技機は、可変表示を実行可能であり、遊技者にとって有利な有利状態（例えば、大当り遊技状態）に制御可能な遊技機であって、未だ実行されていない可変表示について、保留記憶として記憶する保留記憶手段（例えば、第１保留記憶バッファ、第２保留記憶バッファ）と、前記保留記憶手段に記憶された保留記憶に対応する保留表示を、可変表示の実行順序に対応して表示する保留表示手段（例えば、第１保留記憶表示部１８ｃと第２保留記憶表示部１８ｄ）と、前記有利状態に制御するか否かを決定する決定手段（例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ５６０において、ステップＳ６１の処理を実行する部分）と、前記決定手段による決定の前に、前記保留記憶手段に記憶されている保留記憶にもとづいて、該保留記憶に対応する可変表示が前記有利状態の制御の契機となる可変表示であるか否かを判定する保留判定手段（例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ５６０において、ステップＳ２２１，Ｓ２２３の処理を実行する部分）と、前記保留判定手段の判定結果にもとづいて、前記保留判定手段による判定の対象となった保留記憶に対応する保留表示を、第１態様（例えば、「青」）または該第１態様とは異なる第２態様（例えば、「赤」）により前記保留表示手段に表示させる保留表示変化手段（例えば、演出制御用マイクロコンピュータ１００において、ステップＳ６００６，Ｓ６０１６の処理を実行する部分）と、可変表示に対応する対応表示を所定領域（例えば、保留ボックス９Ｆ）に表示する対応表示手段（例えば、演出制御用マイクロコンピュータ１００において、ステップＳ８１８の処理を実行する部分）と、第１態様で保留表示が表示された場合に、当該保留表示に対応する可変表示の後に前記有利状態に制御されるか否かに応じて、前記所定領域に表示されている対応表示の態様を第２態様に変化させる対応表示変化手段（例えば、演出制御用マイクロコンピュータ１００において、ステップＳ８４４，Ｓ８４５，Ｓ８５６，Ｓ８４７の処理を実行する部分）と、可変表示が実行されるときに、当該可変表示に対応する保留表示を対応表示として前記所定領域へ移動表示する第１移動制御（例えば、保留ボックス９Ｆへの保留表示の移動）と、前記保留記憶手段に記憶されている保留記憶に対応する保留表示を可変表示の実行順序に対応した領域へ移動表示する第２移動制御（例えば、空いた領域への保留表示の移動）とを実行する移動制御手段とを備え、前記第２移動制御に要する時間よりも前記第１移動制御に要する時間の方が長く（例えば、保留表示の空いた領域への移動の時間よりも保留ボックス９Ｆへの移動の時間を長くすること）、前記対応表示変化手段が対応表示の態様を第２態様に変化させるときと、前記保留表示変化手段が保留表示の態様を第２態様に変化させるときとで、可変表示の後に前記有利状態に制御される割合が異なる（図３１参照：例えば、大当りの場合に使用される保留予告演出決定テーブルでは、スーパーリーチはずれの場合に使用される保留予告演出決定テーブルに対して、始動入賞時に「赤」の態様に変化するパターン（パターン５）に、可変表示開始中（具体的には、「リーチ前」および「リーチ演出中」）に「赤」の態様に変化するパターン（パターン６，７，８，９）に比べて、少ない判定値が割り当てられている（割り当てられている判定値の割合が低い）ことを特徴とする。
そのような構成によれば、保留表示に対する遊技者の期待感と実行中の可変表示に対する遊技者の期待感との双方を高めることができ、遊技の興趣をより向上させることができる。

Claims (1)

1. 可変表示を実行可能であり、遊技者にとって有利な有利状態に制御可能な遊技機であって、
   未だ実行されていない可変表示について、保留記憶として記憶する保留記憶手段と、
   前記保留記憶手段に記憶された保留記憶に対応する保留表示を、可変表示の実行順序に対応して表示する保留表示手段と、
   前記有利状態に制御するか否かを決定する決定手段と、
   前記決定手段による決定の前に、前記保留記憶手段に記憶されている保留記憶にもとづいて、該保留記憶に対応する可変表示が前記有利状態の制御の契機となる可変表示であるか否かを判定する保留判定手段と、
   前記保留判定手段の判定結果にもとづいて、前記保留判定手段による判定の対象となった保留記憶に対応する保留表示を、第１態様または該第１態様とは異なる第２態様により前記保留表示手段に表示させる保留表示変化手段と、
   可変表示に対応する対応表示を所定領域に表示する対応表示手段と、
   第１態様で保留表示が表示された場合に、当該保留表示に対応する可変表示の後に前記有利状態に制御されるか否かに応じて、前記所定領域に表示されている対応表示の態様を第２態様に変化させる対応表示変化手段と、
   可変表示が実行されるときに、当該可変表示に対応する保留表示を対応表示として前記所定領域へ移動表示する第１移動制御と、前記保留記憶手段に記憶されている保留記憶に対応する保留表示を可変表示の実行順序に対応した領域へ移動表示する第２移動制御とを実行する移動制御手段とを備え、
   前記第２移動制御に要する時間よりも前記第１移動制御に要する時間の方が長く、
   前記対応表示変化手段が対応表示の態様を第２態様に変化させるときと、前記保留表示変化手段が保留表示の態様を第２態様に変化させるときとで、可変表示の後に前記有利状態に制御される割合が異なる
   ことを特徴とする遊技機。