JP2014087492A5 - - Google Patents

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本発明は、開始条件が成立したことにもとづいて識別情報の可変表示を行い、識別情報の表示結果が特定表示結果になったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御するパチンコ遊技機等の遊技機に関する。
また、遊技媒体が始動領域を通過して識別情報の可変表示の実行条件が成立したときに、識別情報の可変表示を開始できない場合には、実行条件の成立が保留記憶として記憶される。保留記憶の数は、遊技者か視認可能に所定の表示態様(保留表示)で表示される。保留表示は、一般に、保留記憶にもとづく識別情報の可変表示が開始されると消去される。しかし、識別情報の可変表示が開始された場合に、当該識別情報の可変表示に対応する特定表示を表示する遊技機がある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載されている遊技機は、所定領域に表示されている実行中の識別情報の可変表示に対応する特定表示の表示態様を利用して、遊技者に、識別情報の可変表示中の演出に関連する情報を提供する。
特許文献1に記載されている遊技機は、実行中の識別情報の可変表示に対応する特定表示によって遊技者に識別情報の可変表示中の演出に関連する情報(例えば、仮停止の回数)を提供するが、実行中の識別情報の可変表示に対応する特定表示は、特定表示結果に対する期待度(例えば、大当り図柄が停止表示される可能性の高低)を変化可能に表している訳ではない。
そこで、本発明は、識別情報の可変表示中に表示される実行中の識別情報の可変表示に対応する特定表示を利用して特定表示結果に対する期待度を遊技者に報知して、遊技の興趣をより向上させることができる遊技機を提供することを目的とする。
(1)本発明による遊技機は、開始条件(例えば、第1特別図柄および第2特別図柄のいずれの可変表示も実行されていない状態で、かつ、大当り遊技状態でもないこと)が成立したことにもとづいて識別情報の可変表示を行い、可変表示の表示結果が特定表示結果(例えば、大当り図柄)になったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態(例えば、大当り遊技状態)に制御する遊技機であって、開始条件が成立していない識別情報の可変表示を保留記憶として記憶する保留記憶手段(例えば、第1保留記憶バッファ、第2保留記憶バッファ)と、保留記憶の数に応じた保留表示を表示する表示部(例えば、第1保留記憶表示部18cと第2保留記憶表示部18d)と、識別情報の可変表示を開始するときに、保留記憶手段に記憶されている保留記憶にもとづいて、可変表示の表示結果を特定表示結果にするか否かを決定する事前決定手段(例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ560において、ステップS61の処理を実行する部分)と、事前決定手段による決定の前に、保留記憶手段に記憶されている保留記憶にもとづいて、可変表示の表示結果が特定表示結果になるか否かを判定する保留判定手段(例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ560において、ステップS221,S223の処理を実行する部分)と、保留判定手段の判定結果にもとづいて、保留判定手段による判定の対象となった保留記憶に対応する保留表示を、通常態様(例えば、「青」)とは異なる特定態様(例えば、「赤」)により表示することによって保留予告(図31参照)を実行する保留予告手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ100において、ステップS6006,S6016の処理を実行する部分)と、識別情報の可変表示を開始するときに、当該識別情報の可変表示に対応する保留表示を特定表示として所定領域(例えば、保留ボックス9F)に表示する特定表示手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ100において、ステップS818の処理を実行する部分)と、通常態様により表示された保留表示に対応する識別情報の可変表示の実行中に、可変表示の表示結果が特定表示結果になるか否かに応じて、所定領域に表示されている特定表示の態様を特定態様に変化させる特定表示変化手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ100において、ステップS844,S845,S856,S847の処理を実行する部分)とを備え、特定表示変化手段が特定表示の態様を特定態様に変化させるときと、保留予告手段が保留表示の態様を特定態様に変化させるときとで、可変表示の表示結果が特定表示結果になる割合が異なる(図31参照:例えば、大当りの場合に使用される保留予告演出決定テーブルでは、スーパーリーチはずれの場合に使用される保留予告演出決定テーブルに対して、始動入賞時に「赤」の態様に変化するパターン(パターン5)に、可変表示開始中(具体的には、「リーチ前」および「リーチ演出中」)に「赤」の態様に変化するパターン(パターン6,7,8,9)に比べて、少ない判定値が割り当てられている(割り当てられている判定値の割合が低い)ことを特徴とする。
そのような構成によれば、保留表示に対する遊技者の期待感と実行中の識別情報の可変表示に対する遊技者の期待感との双方を高めることができ、遊技の興趣をより向上させることができる。
保留予告の実行を制限する制限手段を備えるように構成されていてもよい。
(2)上記の(1)の遊技機において、特定表示変化手段は、識別情報の可変表示が開始される前の保留表示の態様に応じて、実行中の識別情報の可変表示に対応する特定表示の態様を変化させる割合を異ならせる(図31参照:例えば、「リーチ前」および「リーチ演出中」)に着目すると、可変表示開始前の保留表示の態様が「黄」である場合に比べて、「青」である場合の方が、高い割合で、可変表示開始後に、保留表示の態様が変化する)ように構成されていてもよい。
そのような構成によれば、可変表示が開始される前において保留表示に遊技者を注目させることができる。
(3)上記の(1)または(2)の遊技機において、特定表示変化手段は、表示部に所定画像を表示し、所定領域に表示されている実行中の識別情報の可変表示に対応する特定表示に当該所定画像が作用することによって当該実行中の識別情報の可変表示に対応する特定表示の態様が変化するような表示演出を行い(図27[左側](C)、図27[右側](E)参照)、特定表示の態様を変化させるタイミングに関わらず、共通のタイミングで所定画像の表示を開始する(図27参照)ように構成されていてもよい。
そのような構成によれば、所定画像が表示されることによって遊技者の期待感を高めることができるとともに、実行中の識別情報の可変表示に対応する特定表示の態様を変化させるタイミングが所定画像によって容易に把握されることが防止される。
(4)上記の(1)〜(3)の遊技機において、所定演出(例えば、通常予告演出やスーパーリーチ演出)を実行する所定演出実行手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ100において、ステップS824〜S826,S841〜S843の処理を実行する部分)と、所定演出実行手段が所定演出を演出実行しているときに、保留予告手段による保留予告の実行を制限する(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ100において、ステップS851〜S854,S6005,S6007,S6015,S6017の処理を実行する部分)を備えていてもよい。
そのような構成によれば、所定演出が把握されづらくなることが防止され、所定演出の効果を阻害しないようにすることができる。

Claims (2)

  1. 始条件が成立したことにもとづいて識別情報の可変表示を行い、可変表示の表示結果が特定表示結果になったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御する遊技機であって
    前記開始条件が成立していない識別情報の可変表示を保留記憶として記憶する保留記憶手段と、
    留記憶の数に応じた保留表示を表示する表示部と、
    識別情報の可変表示を開始するときに、前記保留記憶手段に記憶されている保留記憶にもとづいて、可変表示の表示結果を前記特定表示結果にするか否かを決定する事前決定手段と、
    前記事前決定手段による決定の前に、前記保留記憶手段に記憶されている保留記憶にもとづいて、可変表示の表示結果が前記特定表示結果になるか否かを判定する保留判定手段と、
    前記保留判定手段の判定結果にもとづいて、前記保留判定手段による判定の対象となった保留記憶に対応する保留表示を、通常態様とは異なる特定態様により表示することによって保留予告を実行する保留予告手段と、
    識別情報の可変表示を開始するときに、当該識別情報の可変表示に対応する保留表示を特定表示として所定領域に表示する特定表示手段と、
    記通常態様により表示された保留表示に対応する識別情報の可変表示の実行中に、可変表示の表示結果が前記特定表示結果になるか否かに応じて、前記所定領域に表示されている特定表示の態様を前記特定態様に変化させる特定表示変化手段とを備え、
    前記特定表示変化手段が特定表示の態様を前記特定態様に変化させるときと、前記保留予告手段が保留表示の態様を前記特定態様に変化させるときとで、可変表示の表示結果が前記特定表示結果になる割合が異なる
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 保留予告の実行を制限する制限手段を備えた
    請求項1記載の遊技機。
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